1 00:00:03,003 --> 00:00:07,007 2 00:00:07,007 --> 00:00:12,012 (店員)お待たせしました。 (雨)ありがとうございます。 3 00:00:42,042 --> 00:00:57,057 ♬~ 4 00:00:57,057 --> 00:00:59,059 (千秋)大丈夫? 5 00:01:01,995 --> 00:01:04,998 おばあさんも亡くなって➡ 6 00:01:04,998 --> 00:01:09,002 それに…。 (日下)あと34時間。 7 00:01:09,002 --> 00:01:14,007 触覚を失うまで 残り1日半です。 8 00:01:24,017 --> 00:01:27,020 《どうして 私は生きてゆくんだろう》 9 00:01:29,022 --> 00:01:35,028 《もうすぐ 全てを失うのに》 10 00:01:35,028 --> 00:01:41,034 《つらいあしたを どうして生きてゆくんだろう》 11 00:01:43,036 --> 00:01:46,039 (日下)この先のことを思って 不安になる気持ちは➡ 12 00:01:46,039 --> 00:01:52,045 痛いほど よく分かります。 しかし あるはずです。 13 00:01:52,045 --> 00:01:57,050 触覚が あなたに教えてくれることが。 14 00:01:57,050 --> 00:02:02,990 触覚が 教えてくれること…。 15 00:02:18,005 --> 00:02:20,007 (純)何で こんなカワイイ子が ピーカンと? 16 00:02:20,007 --> 00:02:22,009 カワイイだなんて とんでもないです。 17 00:02:22,009 --> 00:02:24,011 (竜一)何かよからぬ事情で 仕方なく付き合ってんのか? 18 00:02:24,011 --> 00:02:28,015 竜さん 失礼ですよ。 ねえ ピーカンさん。 19 00:02:28,015 --> 00:02:31,018 えっ? ああ… ハハッ。 20 00:02:31,018 --> 00:02:33,020 (陽平)じゃ 今日は 雨ちゃんの初披露ということで➡ 21 00:02:33,020 --> 00:02:36,023 みんなでパーッとやろう ねっ。 <よっ! 22 00:02:36,023 --> 00:02:39,026 よしっ あんた 乾杯の音頭取れ。 23 00:02:39,026 --> 00:02:43,030 私ですか? よっ! 雨ちゃん! 24 00:02:43,030 --> 00:02:45,032 あっ じゃあ…。 25 00:02:45,032 --> 00:02:50,037 あっ 逢原 雨と申します。 今日はありがとうございます。 26 00:02:50,037 --> 00:02:54,041 みんなで楽しみましょう~ かんぱーい! 27 00:02:54,041 --> 00:02:57,044 (一同)かんぱーい! 28 00:02:57,044 --> 00:03:00,047 あっ お父さん どうぞ。 あっ 「お父さん」…。 29 00:03:00,047 --> 00:03:01,982 じゃ いただきます。 (一同の笑い声) 30 00:03:01,982 --> 00:03:04,985 すいません ありがとうございます いただきます。 31 00:03:06,987 --> 00:03:09,990 いや 何か あの いつもより ホップが効いてる気がします。 32 00:03:09,990 --> 00:03:12,993 ホップだあ? 味の違いなんか分からねえくせに。 33 00:03:12,993 --> 00:03:15,996 ていうか親方 何か今日 おめかししてません? 34 00:03:15,996 --> 00:03:18,999 借りてきた猫状態じゃないっすか。 (陽平)うるさいんだ 君たち。 35 00:03:18,999 --> 00:03:21,001 だいたい いつも こういう感じですからね。 36 00:03:21,001 --> 00:03:24,004 このジジ猫 朝から ずっとこんな調子なの。 37 00:03:24,004 --> 00:03:26,006 雨ちゃんに気に入られようとして ホントキモい。 38 00:03:26,006 --> 00:03:28,008 口悪い。 39 00:03:28,008 --> 00:03:31,011 太陽君。 あっ ありがとうございます。 40 00:03:31,011 --> 00:03:33,013 僕までお招きいただいて すいません。 41 00:03:33,013 --> 00:03:36,016 いえいえ… そんな。 42 00:03:40,020 --> 00:03:43,023 (春陽)今日の陰の主役は 市役所マンだからね。 43 00:03:43,023 --> 00:03:48,028 イケメンなのに おにいごときに ぼろ負けするなんて恥よ 恥。 44 00:03:48,028 --> 00:03:50,030 えっ? (春陽)あっ サッカーやってるんでしょ? 45 00:03:50,030 --> 00:03:53,033 なら ミサンガでも 作ってあげようか?➡ 46 00:03:53,033 --> 00:03:56,036 カワイイ彼女が できますようにって。 47 00:03:56,036 --> 00:04:00,040 ハハッ じゃあ お言葉に甘えようかな。 48 00:04:00,040 --> 00:04:02,976 お願いしていい? 春陽ちゃん。 49 00:04:04,978 --> 00:04:06,647 いいけど? 50 00:04:06,647 --> 00:04:08,982 (落ちる音) (陽平)何やってんだ お前。 51 00:04:08,982 --> 00:04:10,984 あっあっ ごめんなさい…。 (春陽)じゃあ チームの分も➡ 52 00:04:10,984 --> 00:04:12,986 作ってあげようか。 ねえ 雨ちゃん➡ 53 00:04:12,986 --> 00:04:15,989 一緒に作ろう ミサンガ。 えっ? 54 00:04:15,989 --> 00:04:19,993 ああ いいよ 作ろ。 (達夫)何だい? ミサンガってのは。 55 00:04:19,993 --> 00:04:22,996 (春陽)知らないの? (達夫)にさんが 6か? 56 00:04:22,996 --> 00:04:25,999 サザンがオールスターズ。 (竜一)絶好調 絶好調。 57 00:04:25,999 --> 00:04:28,001 (春陽) おもろいよ おっちゃん 今日。 58 00:04:28,001 --> 00:04:31,004 (司)元気ないけど大丈夫?➡ 59 00:04:31,004 --> 00:04:36,009 雨ちゃんのこと? まあ…。 60 00:04:39,012 --> 00:04:43,016 病気じゃなかったら 何なんだろう?って。 61 00:04:43,016 --> 00:04:45,018 友達の話では➡ 62 00:04:45,018 --> 00:04:51,024 五感を失う病気だと 思い込んでるのかもしれないって。 63 00:04:51,024 --> 00:04:53,026 ですよね。 64 00:04:53,026 --> 00:04:56,029 正直 焦ってたんです。 ホントにそんな病気だったら➡ 65 00:04:56,029 --> 00:05:00,033 そのうち 目も見えなくなっちゃうって。 66 00:05:00,033 --> 00:05:02,970 大丈夫。 だから見せてあげてください。 67 00:05:02,970 --> 00:05:05,973 太陽君の花火。 68 00:05:05,973 --> 00:05:10,978 はい。 でも そのためには➡ 69 00:05:10,978 --> 00:05:14,982 乗り越えなきゃいけないことが あって。 70 00:05:17,985 --> 00:05:20,988 太陽君 何かあった? 71 00:05:20,988 --> 00:05:23,991 (陽平) おそらく 桜まつりのことだな。 72 00:05:27,995 --> 00:05:29,997 これ。 73 00:05:29,997 --> 00:05:31,999 (純) 桜まつりがどうかしたんですか? 74 00:05:31,999 --> 00:05:34,001 (陽平)いや あいつよ➡ 75 00:05:34,001 --> 00:05:38,005 自分の花火 上げたいって 言ってきてな。 76 00:05:38,005 --> 00:05:41,008 (陽平)《うん。 ずいぶん良くなったじゃないか》 77 00:05:41,008 --> 00:05:43,010 《ホントですか?》 《うん》 78 00:05:43,010 --> 00:05:46,013 《じゃ 今年の桜まつりで…》 《いや それはちょっと厳しいよ》 79 00:05:46,013 --> 00:05:49,016 《どうしてですか?》 《桜まつりで音頭取るのは➡ 80 00:05:49,016 --> 00:05:51,018 長崎花火協会だ》 81 00:05:51,018 --> 00:05:53,020 《お前の花火じゃ まだ審査通らないよ》 82 00:05:53,020 --> 00:05:57,024 《でも カリウムとストロンチウムの 比率は完璧です》 83 00:05:57,024 --> 00:05:59,026 《赤い色は ちゃんと出てるはずです》 84 00:05:59,026 --> 00:06:00,961 《数値的にはな》 85 00:06:00,961 --> 00:06:04,965 《だけど それだけじゃ 奇麗な色は作れない》 86 00:06:04,965 --> 00:06:07,968 《ドンマイ》 87 00:06:07,968 --> 00:06:09,970 (陽平)花火師にとって 赤が見えないってのは➡ 88 00:06:09,970 --> 00:06:13,974 確かに厳しい。 でもね とことん向き合って➡ 89 00:06:13,974 --> 00:06:16,977 乗り越えてくしかないんだよ。➡ 90 00:06:16,977 --> 00:06:20,981 ただ焦ることないんだよ。 あいつは まだ若い。➡ 91 00:06:20,981 --> 00:06:23,984 時間だって まだまだたっぷりある。 92 00:06:23,984 --> 00:06:26,987 今年が駄目でも また次があるさ。 93 00:06:28,989 --> 00:06:30,991 (日下)《これから3カ月かけて➡ 94 00:06:30,991 --> 00:06:34,995 あなたの五感を 奪わせてもらいます》 95 00:06:38,999 --> 00:06:42,002 お父さん。 96 00:06:42,002 --> 00:06:47,007 太陽君に チャンスをあげてくれませんか? 97 00:06:47,007 --> 00:06:51,011 どうしても見たいんです 彼の花火。 98 00:06:51,011 --> 00:06:53,013 だから…。 (陽平)いやあ…➡ 99 00:06:53,013 --> 00:06:58,018 今のあいつは まだ厳しいよ。 でも太陽君 あんなに頑張って…。 100 00:07:04,958 --> 00:07:08,962 すいません 余計なこと言って。 (陽平)いやいや。 101 00:07:08,962 --> 00:07:21,975 ♬~ 102 00:07:21,975 --> 00:07:25,979 どうかした? ううん。 103 00:07:27,981 --> 00:07:34,988 みんなが見てる赤って どんな色なんだろうなって思って。 104 00:08:04,952 --> 00:08:07,955 (春陽)そういえば おにい 花火のこと まだ落ち込んでた? 105 00:08:07,955 --> 00:08:10,958 まったく しっかりしてほしいもんよね。 106 00:08:10,958 --> 00:08:13,961 お母さんとの約束だってあるのに。 107 00:08:13,961 --> 00:08:17,965 あーあ 私にも約束があればなあ。 108 00:08:23,971 --> 00:08:26,974 ねえ 春陽ちゃん。 何? 109 00:08:26,974 --> 00:08:31,979 春陽ちゃんは 本当は 花火師になりたいんじゃないの? 110 00:08:34,982 --> 00:08:38,986 学生時代は そう思ってたよ。 111 00:08:38,986 --> 00:08:40,988 でも おとうに 「お前じゃ務まらない」って➡ 112 00:08:40,988 --> 00:08:43,991 一刀両断されて諦めた。 113 00:08:43,991 --> 00:08:48,996 結局 その程度の気持ちだったんだよ。 114 00:08:48,996 --> 00:08:50,998 ごめん 変なこと言って。 115 00:08:50,998 --> 00:08:55,002 あっ 結婚しないの? 結婚? 116 00:08:55,002 --> 00:08:58,005 ぶっちゃけ 2人には結婚してほしいもん。 117 00:08:58,005 --> 00:09:01,008 もし雨ちゃんが 私のお姉ちゃんになったら➡ 118 00:09:01,008 --> 00:09:04,011 ハイパーうれしいもん。 119 00:09:04,011 --> 00:09:07,014 あっ 結婚をせかしてるみたいだった? 120 00:09:07,014 --> 00:09:09,016 ごめん ごめん。 ううん。 121 00:09:09,016 --> 00:09:12,019 私も春陽ちゃんが 妹になってくれたら➡ 122 00:09:12,019 --> 00:09:14,021 すごくうれしい。 123 00:09:14,021 --> 00:09:18,025 だからありがとう。 そんなふうに思ってくれて。 124 00:09:18,025 --> 00:09:22,029 じゃあ 相思相愛だね 私たち。 だね。 125 00:09:22,029 --> 00:09:25,032 (2人)フフフ…。 126 00:09:29,036 --> 00:09:32,039 ホントですか? 桜まつりの件➡ 127 00:09:32,039 --> 00:09:35,976 会長に頼んでみてもいいぞ。 太陽の花火 見てほしいって。 128 00:09:35,976 --> 00:09:42,983 どうして急に? いや… 実はな 昨日 雨ちゃんに➡ 129 00:09:42,983 --> 00:09:44,985 「チャンスをあげてほしい」って 言われてな。 130 00:09:44,985 --> 00:09:48,989 お前の花火 どうしても見たいそうだ。 131 00:09:48,989 --> 00:09:50,991 雨が…。 だけど いいか。 132 00:09:50,991 --> 00:09:54,995 判断するのは会長だ。 見限られたら➡ 133 00:09:54,995 --> 00:10:00,000 来年以降の出品のハードルは 高くなると思うよ。 134 00:10:00,000 --> 00:10:03,003 どうする? 太陽。 135 00:10:07,007 --> 00:10:12,012 チャレンジしてみたらどうかな? 花火師。 136 00:10:12,012 --> 00:10:15,015 えっ? 人生って当たり前に続くって➡ 137 00:10:15,015 --> 00:10:17,017 ついつい思っちゃうけど➡ 138 00:10:17,017 --> 00:10:20,020 あした 事故に遭うかもしれないし➡ 139 00:10:20,020 --> 00:10:23,023 考えもしなかったようなことも 起こるから。 140 00:10:23,023 --> 00:10:26,026 そうなったとき きっと思うよ。 141 00:10:26,026 --> 00:10:31,031 あー あのとき もっと頑張ればよかったって。 142 00:10:37,971 --> 00:10:42,976 そんなこと言ってくれたの 雨ちゃんが初めて。 143 00:10:42,976 --> 00:10:44,978 ありがとう。 144 00:10:50,984 --> 00:10:54,988 お姉ちゃん。 (2人)フフフ…。 145 00:10:56,990 --> 00:10:58,992 じゃあね。 気を付けてね。 146 00:10:58,992 --> 00:11:00,994 うん。 147 00:11:04,998 --> 00:11:08,001 (ドアの閉まる音) 148 00:11:08,001 --> 00:11:10,003 「お姉ちゃん」か…。 149 00:11:45,973 --> 00:11:49,977 <(ドアの開く音) <ただいま~。 150 00:11:49,977 --> 00:11:53,981 おかえりなさい。 ご飯できてるよ。 151 00:12:01,989 --> 00:12:05,993 桜まつりのこと 父さんに頼んでくれたんだよね。 152 00:12:05,993 --> 00:12:08,996 今日 審査受けてみるかって 言われたよ。 153 00:12:08,996 --> 00:12:10,998 それで? 154 00:12:10,998 --> 00:12:17,004 断った。 断った? どうして? 155 00:12:17,004 --> 00:12:22,009 桜まつりまで あと35日しかないから。 156 00:12:22,009 --> 00:12:25,012 今の俺には無理だよ。 157 00:12:25,012 --> 00:12:30,017 赤い色も克服できてないし。 158 00:12:30,017 --> 00:12:35,956 でも大丈夫。 次の春には 必ず合格してみせる。 159 00:12:35,956 --> 00:12:39,960 次の春…。 どうかした? 160 00:12:44,965 --> 00:12:47,968 あのね 太陽君…。 161 00:12:54,975 --> 00:13:00,981 あっ… ううん。 頑張ってね。 162 00:13:00,981 --> 00:13:02,983 うん。 163 00:13:02,983 --> 00:13:13,994 ♬~ 164 00:13:19,933 --> 00:13:22,936 さっき 思わず言いそうになりました。 165 00:13:22,936 --> 00:13:27,941 次の春までなんて待てないって。 166 00:13:27,941 --> 00:13:33,947 でも そしたら 太陽君は自分を責めちゃう。 167 00:13:36,950 --> 00:13:40,954 だけど 本当は全部 話して➡ 168 00:13:40,954 --> 00:13:44,958 言ってほしかったんです。 169 00:13:44,958 --> 00:13:51,965 「目が見えなくなる前に 雨に花火を見せるよ」って。 170 00:13:51,965 --> 00:13:56,970 だったら せめて タイムリミットだけでも…。 171 00:13:56,970 --> 00:13:58,972 どうして? 172 00:13:58,972 --> 00:14:02,976 (日下) そんな病気は存在しないから。 173 00:14:02,976 --> 00:14:09,917 しかし いつか気が付くはずです。 五感を失う病気などないと。 174 00:14:09,917 --> 00:14:11,919 そして思い悩む。➡ 175 00:14:11,919 --> 00:14:15,923 彼女の身には いったい何が起きたのだろう。➡ 176 00:14:15,923 --> 00:14:19,927 つらい秘密を 抱えていたのではないだろうかと。 177 00:14:19,927 --> 00:14:26,934 彼は 答えの出ない問いを 一生 死ぬまで考え続けるのです。 178 00:14:28,936 --> 00:14:34,942 あなたが選ぼうとしている道は そういう道です。 179 00:14:40,948 --> 00:14:43,951 <(ノック) <雨? 入るよ。 180 00:14:43,951 --> 00:14:46,954 (ドアの開閉音) 181 00:14:48,956 --> 00:14:54,962 どうしたの? いや 声が聞こえたから。 182 00:14:54,962 --> 00:14:58,966 ああ 春陽ちゃんと電話してたの。 183 00:14:58,966 --> 00:15:03,971 今日 ミサンガ作って 材料の糸 忘れてってるよって。 184 00:15:03,971 --> 00:15:05,906 そっか。 185 00:15:18,919 --> 00:15:20,921 太陽君。 186 00:15:28,929 --> 00:15:31,932 お願いがあるの。 んっ? 187 00:15:35,936 --> 00:15:39,940 ぎゅってしててほしいの。 188 00:15:39,940 --> 00:15:44,945 朝まで ずっと。 お願い。 189 00:15:50,951 --> 00:15:55,956 寒い? ううん あったかい。 190 00:15:57,958 --> 00:15:59,960 すごくあったかい。 191 00:16:04,898 --> 00:16:08,902 あのね 太陽君。 うん。 192 00:16:10,904 --> 00:16:16,910 大げさなこと言ってもいい? 大げさなこと? 193 00:16:16,910 --> 00:16:23,917 私たち 付き合って もうすぐ3週間だね。 194 00:16:23,917 --> 00:16:26,920 うん。 195 00:16:26,920 --> 00:16:33,927 まだ たったの3週間だけど それでも 私…。 196 00:16:35,929 --> 00:16:40,934 太陽君のこと 愛してる。 197 00:16:44,938 --> 00:16:50,944 この先 目が見えなくなっても➡ 198 00:16:50,944 --> 00:16:56,950 耳が聞こえなくなっても➡ 199 00:16:56,950 --> 00:17:02,956 あったかさを 感じられなくなっても➡ 200 00:17:02,956 --> 00:17:06,960 思ってることを 伝えられなくなっても…。 201 00:17:09,963 --> 00:17:15,969 ずっとずっと 愛してるからね。 202 00:17:15,969 --> 00:17:27,981 ♬~ 203 00:17:27,981 --> 00:17:30,984 それだけは変わらない。 204 00:17:34,988 --> 00:17:37,991 ずっと変わらない。 205 00:17:41,995 --> 00:17:45,999 俺も愛してる。 206 00:17:45,999 --> 00:17:51,004 フフ… うれしい。 207 00:17:53,006 --> 00:17:56,009 すごくうれしい。 208 00:18:00,013 --> 00:18:03,016 ありがとう 太陽君。 209 00:18:03,016 --> 00:18:22,970 ♬~ 210 00:18:22,970 --> 00:18:24,972 ♬~ 211 00:18:30,978 --> 00:18:50,998 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 212 00:18:50,998 --> 00:18:54,001 ハァ ハァ…。 213 00:18:56,003 --> 00:18:59,006 <(衝撃音) 214 00:18:59,006 --> 00:19:01,008 雨!? 215 00:19:04,011 --> 00:19:06,947 落ちたの!? 大丈夫!? 216 00:19:06,947 --> 00:19:11,952 全然平気だよ バランス崩しちゃって。 217 00:19:11,952 --> 00:19:15,956 待って。 血 出てる。 えっ? 218 00:19:15,956 --> 00:19:17,958 痛くないの? 219 00:19:17,958 --> 00:19:20,961 救急車 呼ぶから! 大丈夫だから。 220 00:19:20,961 --> 00:19:24,965 いや でも…。 違うの。 221 00:19:24,965 --> 00:19:26,967 感じないの。 222 00:19:28,969 --> 00:19:33,974 何も… 感じないの。 223 00:19:41,982 --> 00:19:44,985 (戸の開く音) 224 00:19:44,985 --> 00:19:46,987 先生 雨は…。 225 00:19:46,987 --> 00:19:50,991 頭部の傷は浅く 脳にも異常は見られませんでした。 226 00:19:50,991 --> 00:19:55,996 しかし 一つ気になることが。 227 00:20:01,935 --> 00:20:32,966 228 00:20:32,966 --> 00:20:34,968 雨…。 229 00:20:42,910 --> 00:20:47,915 ないんだね。 触覚…。 230 00:20:50,918 --> 00:20:56,924 大げさだなあ 入院なんてしなくてよかったのに。 231 00:20:56,924 --> 00:20:59,927 先生が検査入院した方がいいって。 232 00:21:04,932 --> 00:21:10,938 ねえ 雨。 本当は病気じゃないんでしょ? 233 00:21:13,941 --> 00:21:16,944 何があったの? 234 00:21:16,944 --> 00:21:20,948 病気じゃないなら どうして? 235 00:21:23,951 --> 00:21:26,954 太陽君は気にしないで。 大丈夫だから。 236 00:21:26,954 --> 00:21:29,957 大丈夫じゃないって! 237 00:21:29,957 --> 00:21:34,962 触覚が急になくなるなんて そんなのどう考えてもおかしいよ。 238 00:21:34,962 --> 00:21:40,901 教えてほしいんだ。 どんなことでも 受け止めるから。 239 00:21:47,908 --> 00:21:53,914 (日下)《彼は 答えの出ない問いを 一生 死ぬまで考え続けるのです》 240 00:21:58,919 --> 00:22:00,921 こっち来て。 241 00:22:12,933 --> 00:22:14,935 変な感じ。 242 00:22:17,938 --> 00:22:23,944 さっきまで あんなに あったかかったのに…。 243 00:22:23,944 --> 00:22:26,947 心地よかったのに…。 244 00:22:26,947 --> 00:22:33,954 フッ… なくなっちゃったんだな。 245 00:22:33,954 --> 00:22:35,956 私の触覚。 246 00:22:38,892 --> 00:22:43,897 ねえ。 何が…。 247 00:22:46,900 --> 00:22:50,904 奇跡なの。 えっ? 248 00:22:52,906 --> 00:22:57,911 私 奇跡を背負ったの。 249 00:23:00,914 --> 00:23:02,916 奇跡? 250 00:23:02,916 --> 00:23:06,920 今から言うことも 起こることも➡ 251 00:23:06,920 --> 00:23:10,924 何があっても驚かないでね。 252 00:23:12,926 --> 00:23:15,929 千秋さん 日下さん。 253 00:23:24,938 --> 00:23:28,942 えっ? 私は案内人の日下です。 254 00:23:28,942 --> 00:23:32,946 こちらが…。 (千秋)千秋です。 255 00:23:32,946 --> 00:23:37,885 われわれは あなた方の奇跡を 見届けるため ここにいます。 256 00:23:39,887 --> 00:23:45,893 あの… 奇跡って何なんですか? 257 00:23:45,893 --> 00:23:48,896 説明してください。 258 00:23:48,896 --> 00:23:54,902 太陽君 前に事故に遭ったよね? 259 00:23:54,902 --> 00:23:58,906 うん それが? 意識をなくしてるとき➡ 260 00:23:58,906 --> 00:24:02,910 日下さんが現れて言ったの。 261 00:24:02,910 --> 00:24:05,913 このままじゃ太陽君は死んじゃう。 262 00:24:05,913 --> 00:24:12,920 でも 助ける方法が一つだけある。 263 00:24:12,920 --> 00:24:19,927 私が五感を差し出せば あなたを救うことができるって。 264 00:24:25,933 --> 00:24:27,935 だよね。 265 00:24:27,935 --> 00:24:30,938 急に そんなこと言われても 信じられないよね。 266 00:24:30,938 --> 00:24:34,942 私も最初は夢かと思ったもん。 267 00:24:34,942 --> 00:24:36,877 でも…。 268 00:24:39,880 --> 00:24:44,885 私 その奇跡を受け入れた。 269 00:24:50,891 --> 00:24:56,897 だけど安心して。 全っ然平気だから。 270 00:25:00,901 --> 00:25:04,905 フ… フフ…。 271 00:25:12,913 --> 00:25:15,916 あり得ないよ…。 272 00:25:17,918 --> 00:25:23,924 そんな… 奇跡なんてあるはずないって。 273 00:25:23,924 --> 00:25:28,929 雨は この人たちにだまされてるんだよ。 274 00:25:28,929 --> 00:25:31,932 本当のことよ。 275 00:25:31,932 --> 00:25:35,936 黙っててくださいよ。 276 00:25:35,936 --> 00:25:42,943 あなたたち… 雨に何をしたんですか? 277 00:25:42,943 --> 00:25:45,946 言ってくださいよ! 278 00:25:45,946 --> 00:25:48,949 本当のこと言ってください! 279 00:25:50,951 --> 00:25:53,954 (日下)われわれに 触れることはできません。➡ 280 00:25:53,954 --> 00:25:56,957 この姿も あなたと逢原 雨さん以外には➡ 281 00:25:56,957 --> 00:26:01,962 一切見えない。 そんな…。 282 00:26:03,964 --> 00:26:06,967 奇跡なんて…。 283 00:26:10,971 --> 00:26:12,973 朝野 太陽君。 284 00:26:17,978 --> 00:26:19,980 (日下) 《この奇跡を受け入れるのなら➡ 285 00:26:19,980 --> 00:26:22,983 朝野 太陽君を助けましょう。 しかし断れば 彼は死にます》➡ 286 00:26:22,983 --> 00:26:27,988 《さあ 決断を。 彼に心を 捧げますか?》 287 00:26:47,941 --> 00:27:02,956 ♬~ 288 00:27:02,956 --> 00:27:05,959 どうして…。 289 00:27:09,963 --> 00:27:11,965 何で…。 290 00:27:13,967 --> 00:27:16,970 (千秋) 雨ちゃんは ずっと悩んでいたわ。 291 00:27:16,970 --> 00:27:19,973 本当のことを話したら あなたは自分を責めてしまう。 292 00:27:19,973 --> 00:27:26,980 だから 何も言わずに たった一人で闘っていたの。➡ 293 00:27:26,980 --> 00:27:28,982 分かってあげて。 294 00:27:30,984 --> 00:27:32,986 ホントなの? 295 00:27:39,927 --> 00:27:41,929 ホントに奇跡を? 296 00:27:50,938 --> 00:27:57,945 じゃあ 雨が夢を諦めたのも…。 297 00:28:01,949 --> 00:28:04,952 昨日の言葉も…。 298 00:28:07,955 --> 00:28:10,958 全部 俺のために? 299 00:28:13,961 --> 00:28:19,967 俺が奪ったんだ…。 違うよ。 300 00:28:19,967 --> 00:28:21,969 雨の夢も…。 違う。 301 00:28:21,969 --> 00:28:24,972 幸せも…。 違うから! 302 00:28:24,972 --> 00:28:27,975 全部 俺が…。 303 00:28:27,975 --> 00:28:35,983 (泣き声) 304 00:28:35,983 --> 00:28:39,920 あの…。 305 00:28:39,920 --> 00:28:42,923 お願いします…。 306 00:28:42,923 --> 00:28:48,929 俺の五感を 雨に渡してください。 307 00:28:48,929 --> 00:28:50,931 俺はどうなったって構いません。 308 00:28:50,931 --> 00:28:56,937 だから それで この奇跡を終わらせてください。 309 00:29:00,941 --> 00:29:03,944 できません。 310 00:29:03,944 --> 00:29:07,948 どうして? 一度 奇跡を受け入れたら➡ 311 00:29:07,948 --> 00:29:13,954 全ての五感を失うまで終われない。 312 00:29:13,954 --> 00:29:19,960 じゃあ… 俺は…➡ 313 00:29:19,960 --> 00:29:23,964 雨が ただ苦しむのを➡ 314 00:29:23,964 --> 00:29:28,969 見てるしかないってことですか? 315 00:29:28,969 --> 00:29:35,976 五感が奪われるのを 何もできずに…。 316 00:29:38,912 --> 00:29:42,916 うっ…。 そのとおりです。 317 00:29:42,916 --> 00:29:46,920 うっ… ううう…。 318 00:29:46,920 --> 00:29:51,925 あなたに 彼女を救うことはできません。 319 00:29:51,925 --> 00:29:55,929 ううっ… うっ…。 320 00:29:59,933 --> 00:30:05,939 (はなをすする音) 321 00:30:05,939 --> 00:30:16,950 (泣き声) 322 00:30:16,950 --> 00:30:19,953 何で…。 323 00:30:32,966 --> 00:30:35,969 (日下)そんなことをしても 五感は返せない。 324 00:30:40,908 --> 00:30:43,911 奇跡が続いている間に あなたが死ねば➡ 325 00:30:43,911 --> 00:30:48,916 逢原 雨さんも 命を失うことになる。 326 00:30:48,916 --> 00:30:53,921 (はなをすする音) 327 00:30:53,921 --> 00:31:00,928 (すすり泣き) 328 00:31:00,928 --> 00:31:05,933 <(つえを突く音) 329 00:31:19,947 --> 00:31:39,900 (泣き声) 330 00:31:39,900 --> 00:31:59,920 (泣き声) 331 00:31:59,920 --> 00:32:03,924 (泣き声) 332 00:32:03,924 --> 00:32:09,930 私なら大丈夫。 後悔なんてしてないよ。 333 00:32:11,932 --> 00:32:15,936 だからお願い 泣かないで。 334 00:32:18,939 --> 00:32:21,942 大丈夫なわけないよ。 335 00:32:24,945 --> 00:32:26,947 だってパティシエは➡ 336 00:32:26,947 --> 00:32:32,953 雨の 子供の頃からの夢だったのに…。 337 00:32:32,953 --> 00:32:37,891 においも 歩くことも…。 338 00:32:37,891 --> 00:32:41,895 なのに どうして…。 339 00:32:41,895 --> 00:32:44,898 俺なんて死んでよかったのに! 340 00:32:47,901 --> 00:32:52,906 助けることなかったのに…。 341 00:32:52,906 --> 00:32:57,911 救う価値なんて ちっともないのに…。 342 00:33:05,919 --> 00:33:09,923 あるよ。 343 00:33:09,923 --> 00:33:12,926 あるに決まってるじゃん。 344 00:33:15,929 --> 00:33:21,935 太陽君には価値がある。 絶対にある。 345 00:33:21,935 --> 00:33:27,941 君がないって言っても 私は何回だって言うよ。 346 00:33:29,943 --> 00:33:35,949 何百回でも 何千回でも言うから。 347 00:33:40,888 --> 00:33:42,890 君には…。 348 00:33:42,890 --> 00:33:45,893 《君には…》 349 00:33:45,893 --> 00:33:48,896 誰にも負けない すてきな価値があるよって。 350 00:33:48,896 --> 00:33:52,900 《誰にも負けない すてきな価値があるよって》 351 00:33:55,903 --> 00:33:59,907 だって あなたは…。 352 00:34:04,912 --> 00:34:08,916 私の人生を変えてくれたから。 353 00:34:12,920 --> 00:34:17,925 太陽は➡ 354 00:34:17,925 --> 00:34:20,928 この世界に必要だよ。 355 00:34:20,928 --> 00:34:40,881 ♬~ 356 00:34:40,881 --> 00:35:00,901 ♬~ 357 00:35:00,901 --> 00:35:11,912 ♬~ 358 00:35:11,912 --> 00:35:13,914 《変な感じ》 359 00:35:13,914 --> 00:35:17,918 《さっきまで あんなに あったかかったのに…》 360 00:35:25,926 --> 00:35:27,928 日下さん。 361 00:35:31,932 --> 00:35:35,936 いまさらだけど分かったんです。 362 00:35:37,938 --> 00:35:40,941 触覚が教えてくれること。 363 00:35:42,943 --> 00:35:45,946 触覚って きっと…。 364 00:35:45,946 --> 00:35:48,949 《負けるな 雨!》➡ 365 00:35:48,949 --> 00:35:51,952 《自分に負けるな!》 366 00:35:51,952 --> 00:35:53,954 きっと…。 367 00:36:00,961 --> 00:36:04,965 幸せを確かめるために あるんですね。 368 00:36:08,969 --> 00:36:11,972 たくさん教えてもらったな。 369 00:36:14,975 --> 00:36:20,981 この手に 肌に➡ 370 00:36:20,981 --> 00:36:23,984 たくさんの幸せを。 371 00:36:26,987 --> 00:36:31,992 でも こんなことなら…。 372 00:36:34,995 --> 00:36:37,931 もっと確かめておけばよかった。 373 00:36:43,937 --> 00:36:48,942 次の感覚が表示されるとき➡ 374 00:36:48,942 --> 00:36:53,947 彼と2人だけでいさせてください。 375 00:36:53,947 --> 00:36:55,949 分かりました。 376 00:36:57,951 --> 00:37:03,957 間違えてなかったですよね? 私が選んだ道。 377 00:37:07,961 --> 00:37:10,964 あなたの選択は間違っていない。 378 00:37:12,966 --> 00:37:17,971 だから残り1カ月➡ 379 00:37:17,971 --> 00:37:20,974 自分の幸せだけを願えばいい。 380 00:37:20,974 --> 00:37:34,988 ♬~ 381 00:37:40,928 --> 00:37:43,931 382 00:37:43,931 --> 00:37:45,933 <太陽君。 383 00:37:56,944 --> 00:37:58,946 今 何時? 384 00:37:58,946 --> 00:38:03,951 もうすぐ0時だよ。 そっか…。 385 00:38:03,951 --> 00:38:08,889 0時ちょうどになるとね➡ 386 00:38:08,889 --> 00:38:15,896 この時計に 次に奪われる感覚と タイムリミットが表示されるの。 387 00:38:15,896 --> 00:38:20,901 次は 目か耳。 388 00:38:20,901 --> 00:38:25,906 どっちにしても また迷惑掛けちゃうね。 389 00:38:28,909 --> 00:38:33,914 ごめんね 太陽君。 390 00:38:33,914 --> 00:38:37,918 今まで黙ってて。 391 00:38:37,918 --> 00:38:43,924 たくさん心配掛けて ごめんね。 392 00:38:55,936 --> 00:39:09,883 ♬~ 393 00:39:13,887 --> 00:39:16,890 視覚だ…。 394 00:39:22,896 --> 00:39:24,898 ついに来ちゃったか。 395 00:39:27,901 --> 00:39:33,907 タイムリミットは 34日後。 396 00:39:43,917 --> 00:39:47,921 3月24日…。 397 00:39:58,932 --> 00:40:02,936 《どうして 私は生きてゆくんだろう》 398 00:40:02,936 --> 00:40:06,940 《もうすぐ 全てを失うのに》 399 00:40:08,876 --> 00:40:14,882 《つらいあしたを どうして生きてゆくんだろう》 400 00:40:22,890 --> 00:40:25,893 ごめんね 雨。 401 00:40:30,898 --> 00:40:37,905 雨の大事なもの たくさん奪って…。 402 00:40:41,909 --> 00:40:44,912 ホントにごめんね。 403 00:40:46,914 --> 00:40:49,917 《そんなの一つだ》 404 00:40:49,917 --> 00:40:52,920 《たった一つだ》 405 00:40:59,927 --> 00:41:02,930 左手 貸して。 406 00:41:02,930 --> 00:41:14,875 ♬~ 407 00:41:14,875 --> 00:41:17,878 さっき 2階で作ったの。 408 00:41:17,878 --> 00:41:20,881 力加減が分からないから 苦戦したけど➡ 409 00:41:20,881 --> 00:41:23,884 なかなか上出来でしょ。 410 00:41:23,884 --> 00:41:38,899 ♬~ 411 00:41:38,899 --> 00:41:40,901 あ…。 412 00:41:46,907 --> 00:41:51,912 「たくさん奪った」か…。 413 00:41:51,912 --> 00:41:54,915 そんなことないけどな。 414 00:41:54,915 --> 00:41:58,919 でも そう思うなら➡ 415 00:41:58,919 --> 00:42:02,923 1つだけ もらっていい? 416 00:42:05,926 --> 00:42:09,863 《私が あしたを生きる理由》 417 00:42:12,866 --> 00:42:14,868 《それは…》 418 00:42:21,875 --> 00:42:27,881 あなたの花火を 私に見せて。 419 00:42:34,888 --> 00:42:39,893 次の春までなんて待てない。 420 00:42:39,893 --> 00:42:42,896 あと1カ月しかない。 421 00:42:42,896 --> 00:42:49,903 でも もし太陽君の花火を 見ることができたら…。 422 00:42:51,905 --> 00:42:54,908 もう それ以上 何もいらない。 423 00:43:01,915 --> 00:43:03,917 だからお願い。 424 00:43:06,920 --> 00:43:09,857 赤い色になんか負けないでよ。 425 00:43:15,863 --> 00:43:17,865 雨…。 426 00:43:17,865 --> 00:43:32,880 ♬~ 427 00:43:32,880 --> 00:43:36,884 負けるな 太陽。 428 00:43:39,887 --> 00:43:41,889 自分に負けるな。 429 00:43:41,889 --> 00:43:55,903 ♬~ 430 00:43:55,903 --> 00:43:59,907 大丈夫。 431 00:43:59,907 --> 00:44:03,911 太陽君ならできる。 432 00:44:03,911 --> 00:44:06,914 きっとできるよ。 433 00:44:08,916 --> 00:44:10,918 (はなをすする音) 434 00:44:14,922 --> 00:44:18,926 かなえるよ。 435 00:44:18,926 --> 00:44:21,929 今度こそ かなえる。 436 00:44:23,931 --> 00:44:25,933 絶対かなえる。 437 00:44:25,933 --> 00:44:37,945 ♬~ 438 00:44:37,945 --> 00:44:40,948 目が見えなくなる前に…。 439 00:44:43,951 --> 00:44:46,954 雨に花火 見せるから。 440 00:44:50,958 --> 00:44:54,962 やったあ。 441 00:44:54,962 --> 00:44:56,964 じゃあ…。 442 00:45:01,969 --> 00:45:04,972 約束ね。 443 00:45:12,913 --> 00:45:14,915 約束。 444 00:45:17,918 --> 00:45:19,920 (2人)フフ…。 445 00:45:19,920 --> 00:45:37,938 ♬~ 446 00:45:47,948 --> 00:46:05,966