1 00:00:01,002 --> 00:00:04,939 (七瀬美雪) ⟨世界的演出家 黒沢和馬がつくったオペラ座館⟩ 2 00:00:05,005 --> 00:00:07,441 ⟨そこで上演される “オペラ座の怪人”の→ 3 00:00:07,508 --> 00:00:11,946 出演者たちが 1人 また1人 惨殺されて行く⟩ 4 00:00:12,012 --> 00:00:14,949 ⟨そして 剣持さんも行方不明に⟩ 5 00:00:15,015 --> 00:00:18,452 (レオナ) ファントム… 窓の外にファントムがいたの! 6 00:00:18,519 --> 00:00:20,454 (城) 霧生鋭治じゃなかったか? 7 00:00:20,521 --> 00:00:23,457 (美雪) ⟨愛に狂った殺人鬼 怪人ファントムの正体は→ 8 00:00:23,524 --> 00:00:26,460 失踪した天才俳優 霧生鋭治なのか⟩ 9 00:00:26,527 --> 00:00:27,962 ⟨それとも…⟩ 10 00:00:28,029 --> 00:00:30,965 (金田一 一) やっぱり あった ここがオペラ座館の地下迷宮だ。 11 00:00:31,031 --> 00:00:32,967 (うめき声) 12 00:00:33,033 --> 00:00:34,468 (一) 逃げろ~!! 13 00:00:34,535 --> 00:00:36,036 あっ! 14 00:00:37,037 --> 00:00:39,540 じっちゃん 助けて~!! 15 00:00:39,540 --> 00:01:30,024 ♪~ 16 00:01:32,193 --> 00:01:34,128 (美雪) はじめちゃん!? (佐木竜太) 先輩! 17 00:01:34,195 --> 00:01:36,630 >> う~…。 (一) ん~! ん~! 18 00:01:36,697 --> 00:01:39,133 >> ん…? ん!? (一) ん~! ん~! 19 00:01:39,200 --> 00:01:41,635 (美雪) 剣持さん!? 20 00:01:41,702 --> 00:01:44,138 (剣持) 七瀬君! えっ!? 21 00:01:44,205 --> 00:01:46,140 はじめ! (一) えっ おっさん!? 22 00:01:46,207 --> 00:01:48,142 えっ えっ… うわ~! >> うわ~! 23 00:01:48,209 --> 00:01:50,077 (一) おっさん! >> はじめ~! 24 00:01:50,144 --> 00:01:53,581 (一) おっさん! よかった! おっさん! ホントよかった…。 25 00:01:53,647 --> 00:01:55,583 (いびき) (一) えっ? えっ おっさん? 26 00:01:55,649 --> 00:01:57,084 ヘヘヘ…。 27 00:01:57,151 --> 00:02:00,087 (いびき) (一) えっ 寝ちゃったの!? 28 00:02:00,154 --> 00:02:03,157 おっさん! おっさん! 29 00:02:04,658 --> 00:02:07,094 (剣持:いびき) 30 00:02:07,161 --> 00:02:10,598 (佐木) 頭の傷は 大したことないみたいですね。 31 00:02:10,664 --> 00:02:13,100 (一) 生きててくれてよかった~。 32 00:02:13,167 --> 00:02:17,605 (佐木) でも 何で襲われたんですかね? やっぱり刑事だから? 33 00:02:17,671 --> 00:02:21,609 (一) いや 考えられるとしたら→ 34 00:02:21,675 --> 00:02:24,612 劇場の鍵。 (美雪) 劇場の鍵? 35 00:02:24,678 --> 00:02:26,614 (一) 絵門さんが死んだ後→ 36 00:02:26,680 --> 00:02:30,117 劇場の鍵は おっさんが預かっただろ。 37 00:02:30,184 --> 00:02:32,686 犯人は鍵が欲しかったんだよ。 38 00:02:34,688 --> 00:02:38,125 でも 分からないのは 犯人が鍵を奪った後…。 39 00:02:38,192 --> 00:02:40,628 (レオナ)〔鍵って これ?〕 40 00:02:40,694 --> 00:02:42,630 (一)〔その鍵は おっさんが持ってたはずだ〕 41 00:02:42,696 --> 00:02:46,200 何で犯人は鍵を戻した? 42 00:02:47,701 --> 00:02:50,137 (城) ふざけるな! 俺が犯人だと!? 43 00:02:51,639 --> 00:02:53,574 (氷森) 城さんの部屋から→ 44 00:02:53,641 --> 00:02:56,577 こんな物が出て来たんですよ。 45 00:02:56,644 --> 00:03:00,080 それ… 私を襲った犯人と同じ仮面! 46 00:03:00,147 --> 00:03:02,082 知らない! 俺は何も…。 47 00:03:02,149 --> 00:03:04,084 (氷森) あのシャンデリアが落ちた時→ 48 00:03:04,151 --> 00:03:06,086 城さん 舞台上にいましたよね。 49 00:03:06,153 --> 00:03:09,089 俺じゃ ない! ワイヤが切られたのは舞台裏だ。 50 00:03:09,156 --> 00:03:13,093 それでも 客席にいた僕たちより ずっと近い! 51 00:03:13,160 --> 00:03:15,095 氷森 てめぇ…。 52 00:03:15,162 --> 00:03:17,097 (白神) 城さん。 53 00:03:17,164 --> 00:03:19,600 こうなっちゃあ 自分の身の潔白を→ 54 00:03:19,667 --> 00:03:22,169 証明するしか ないんじゃないですか? 55 00:03:23,671 --> 00:03:28,609 例えば 鍵の掛かった部屋に 閉じこもるとか。 56 00:03:28,676 --> 00:03:30,678 (影島) じゃあ 劇場だな。 57 00:03:32,179 --> 00:03:34,615 影島先生まで…。 58 00:03:34,682 --> 00:03:36,617 みんな 俺を疑ってんのか!? 59 00:03:36,684 --> 00:03:40,120 違う 城さんは犯人じゃ ない。 60 00:03:40,187 --> 00:03:44,124 でも 殺された2人のことを思うと→ 61 00:03:44,191 --> 00:03:47,628 次に狙われるのは 城さんかもしれない。 62 00:03:47,695 --> 00:03:51,632 だから お願い 少しでも安全な場所にいて。 63 00:03:53,133 --> 00:03:54,568 よし。 64 00:03:54,635 --> 00:03:57,071 やってやる。 65 00:03:57,137 --> 00:04:00,074 劇場に こもればいいんだろ! 66 00:04:00,140 --> 00:04:02,576 (静歌) 劇場の鍵は? 67 00:04:02,643 --> 00:04:05,079 (一) これ。 68 00:04:05,145 --> 00:04:08,148 (城) 何でお前が持ってんだよ。 69 00:04:10,150 --> 00:04:14,655 鍵は鍵置き場に置いて 私たちが交代で見張りましょう。 70 00:04:16,156 --> 00:04:18,592 じゃあ 最低2人で 鍵は見ててくれよ。 71 00:04:18,659 --> 00:04:23,163 誰かが変なマネをしないように お互いを見張るんだ。 72 00:04:23,163 --> 00:04:41,682 ♪~ 73 00:04:41,682 --> 00:04:47,187 鍵は交代で見張ります 皆さん ご協力お願いします。 74 00:04:58,132 --> 00:05:01,568 (一) レオナさん 聞いてもいいかな? 75 00:05:01,635 --> 00:05:03,070 何? 76 00:05:03,137 --> 00:05:07,641 (一) ファントムといわれた 霧生鋭治って人のこと。 77 00:05:10,644 --> 00:05:13,580 黒沢先生が生きてた頃→ 78 00:05:13,647 --> 00:05:17,584 ここには よく 劇団員たちが集まってたの。 79 00:05:17,651 --> 00:05:21,588 (レオナの声) よく みんなで 演劇論を交わし合ってた。 80 00:05:21,655 --> 00:05:24,591 楽しかったなぁ。 81 00:05:24,658 --> 00:05:29,596 (一) どんな感じの人だったの? 霧生さんって。 82 00:05:29,663 --> 00:05:33,100 あの頃は優しい先輩だった。 83 00:05:33,167 --> 00:05:35,669 誰よりもお芝居を愛してて。 84 00:05:38,672 --> 00:05:40,607 交代しよう。 85 00:05:40,674 --> 00:05:43,110 ついでにこれ 静歌さんから。 86 00:05:43,177 --> 00:05:46,613 (一) おっ 待ってました~ 腹へった~。 87 00:05:46,680 --> 00:05:48,549 城さんにも届けてあげようよ。 88 00:05:48,615 --> 00:05:51,051 怖いから一緒に来て。 >> うん。 89 00:05:51,118 --> 00:05:54,555 (佐木) あ~ えっと 僕たちがついて行きます。 90 00:05:54,621 --> 00:05:56,056 (一) 何? 91 00:05:56,123 --> 00:05:58,625 (小声で) 氷森さんが行ったんじゃ また もめますって。 92 00:05:59,626 --> 00:06:01,061 (氷森) 何で? 93 00:06:01,128 --> 00:06:03,063 (一) いただきま~す。 (佐木) あ~ ちょ ちょ ちょ…。 94 00:06:03,130 --> 00:06:05,132 >> キャっ!! (一) えっ? 95 00:06:07,134 --> 00:06:09,570 えっ! 毒グモ!? (氷森) 何でこんな所に!? 96 00:06:09,636 --> 00:06:12,139 いいから! 早く焼き殺して! 97 00:06:17,144 --> 00:06:19,580 レオナ 大丈夫? 刺されなかった? >> うん。 98 00:06:19,646 --> 00:06:21,582 (佐木) 多分 今のはタランチュラです。 99 00:06:21,648 --> 00:06:24,585 毒はあるけど 人間を殺すほど 強力じゃありません。 100 00:06:24,651 --> 00:06:27,588 そんなことより 鍵 どうしよう…。 101 00:06:27,654 --> 00:06:29,156 (一) あっ! 102 00:06:31,158 --> 00:06:32,593 熱っちぃ! 103 00:06:32,659 --> 00:06:35,596 ダメだ 火の勢いが強過ぎる。 104 00:06:35,662 --> 00:06:38,098 2~3時間も待てば 火は消えるさ。 105 00:06:38,165 --> 00:06:40,667 それから取れば いいんじゃない? 106 00:06:45,172 --> 00:06:48,108 (佐木) だいぶ 火が弱まって来ましたね。 107 00:06:48,175 --> 00:06:50,043 そろそろ火は消えそう? 108 00:06:50,110 --> 00:06:52,546 城さん お腹すかせてるわ。 109 00:06:52,613 --> 00:06:55,616 (一) えっ あぁ…。 110 00:07:01,622 --> 00:07:03,123 (一) よいしょ。 111 00:07:04,124 --> 00:07:06,126 (ジュ~という音) 112 00:07:16,136 --> 00:07:19,640 (レオナ) 城さん 食事 持って来た。 113 00:07:26,146 --> 00:07:28,582 (一) 城さん? 114 00:07:28,649 --> 00:07:30,651 (レオナ) 城さん? 115 00:07:39,660 --> 00:07:42,162 (レオナ) キャ~!! 116 00:07:47,434 --> 00:07:49,870 (影島) とうとう 城まで犠牲に…。 117 00:07:49,937 --> 00:07:53,874 (佐木) でも どうして? 鍵はみんなで見張ってたし→ 118 00:07:53,941 --> 00:07:58,378 誰かが持ち出すなんてことは あの状況じゃ不可能ですよ。 119 00:07:58,445 --> 00:08:00,380 (一) 佐木の言う通りさ。 120 00:08:00,447 --> 00:08:03,884 これは密室殺人だ。 121 00:08:03,951 --> 00:08:06,887 (白神) なるほどね。 122 00:08:06,954 --> 00:08:11,391 つまり 城さんがファントムだった とは考えられないか? 123 00:08:11,458 --> 00:08:13,460 (一) どういう意味ですか? 124 00:08:14,962 --> 00:08:17,898 実は 真犯人は彼で→ 125 00:08:17,965 --> 00:08:21,401 最後は 自分で自分を手にかけた。 126 00:08:21,468 --> 00:08:23,403 (一) それは ないよ。 127 00:08:23,470 --> 00:08:25,405 現場には凶器は落ちてなかった。 128 00:08:25,472 --> 00:08:27,407 自分で自分の腹を刺し→ 129 00:08:27,474 --> 00:08:29,409 どうやって 凶器を処分するんだよ? 130 00:08:29,476 --> 00:08:33,981 じゃあ 君に説明できるのか? 131 00:08:34,982 --> 00:08:36,984 (一) それは…。 132 00:08:37,985 --> 00:08:39,920 警察から連絡があったわ。 133 00:08:39,987 --> 00:08:43,924 ロープウエー 明日の夕方には復旧するそうよ。 134 00:08:43,991 --> 00:08:48,428 フッ ついに 犯人は分からずじまいか。 135 00:08:48,495 --> 00:08:52,933 でも 来てよかった 面白い記事が書けそうだし。 136 00:08:58,438 --> 00:09:00,374 (一) ハァ…。 137 00:09:00,440 --> 00:09:03,944 (美雪) はじめちゃん! 剣持さんが目を覚ましたわ。 138 00:09:05,445 --> 00:09:08,382 うん… う~ん! うん! 139 00:09:08,448 --> 00:09:12,886 (美雪) まぁ これだけ食欲があれば…。 (佐木) もう大丈夫ですね。 140 00:09:12,953 --> 00:09:14,388 食った~! 141 00:09:14,454 --> 00:09:17,891 ごちそうさま うん! 142 00:09:17,958 --> 00:09:20,894 フフフ…。 143 00:09:20,961 --> 00:09:23,397 はじめ! 144 00:09:23,463 --> 00:09:26,900 随分 私のこと 心配してくれたそうだな えぇ? 145 00:09:26,967 --> 00:09:29,903 (一) してないもん。 >> ハハハ…。 146 00:09:29,970 --> 00:09:32,906 照れんな 照れんな。 (一) 何だよ もう! 147 00:09:32,973 --> 00:09:35,909 おっさんこそ 刑事のくせに 襲われて監禁されて→ 148 00:09:35,976 --> 00:09:38,412 ハズいにも 程があるだろう。 149 00:09:38,478 --> 00:09:40,480 確かに。 150 00:09:41,481 --> 00:09:45,919 剣持 勇 一生の不覚だった。 151 00:09:45,986 --> 00:09:48,922 (佐木) 剣持さんがいない間に いろいろ あったんですよ。 152 00:09:48,989 --> 00:09:52,359 >> ん? (一) 三鬼谷さんと城さんが殺された。 153 00:09:52,426 --> 00:09:55,362 >> なんと…。 (一) 頼みがある。 154 00:09:55,429 --> 00:09:58,432 おっさんが 襲われた状況を教えてほしい。 155 00:10:04,438 --> 00:10:06,373 >> あぁ はじめ はじめ! (一) えっ? 156 00:10:06,440 --> 00:10:09,376 ちょうど この辺りだ 襲われたの。 157 00:10:09,443 --> 00:10:12,879 懐中電灯の電池が切れて 真っ暗になってしまってな。 158 00:10:12,946 --> 00:10:14,381 (剣持の声) そしたら 何だか→ 159 00:10:14,448 --> 00:10:16,883 青白くボ~っと光る物を 見つけてな。 160 00:10:16,950 --> 00:10:20,387 それを拾おうとした瞬間 後ろから…。 161 00:10:20,454 --> 00:10:22,389 (一) 光る物って? 162 00:10:22,456 --> 00:10:25,892 チラっと触った感じだと ゴムみたいな物だったな。 163 00:10:25,959 --> 00:10:29,896 (一) 青白く光る…。 164 00:10:29,963 --> 00:10:31,898 夜光塗料とか? 165 00:10:31,965 --> 00:10:33,900 あぁ 何か そんな感じのやつだった。 166 00:10:33,967 --> 00:10:36,903 でも 何でだ? (一) う~ん…。 167 00:10:36,970 --> 00:10:42,909 暗闇の中で犯人が 何かを探しやすくするためとか? 168 00:10:42,976 --> 00:10:44,978 (美雪) どういうこと? 169 00:10:47,981 --> 00:10:51,852 (佐木) そっか この離れの塔の窓は 本館から よく見える。 170 00:10:51,918 --> 00:10:55,355 懐中電灯とか使ったら 一発で怪しまれるからですね。 171 00:10:55,422 --> 00:10:56,857 (一) そういうこと。 172 00:10:56,923 --> 00:10:59,359 だから 懐中電灯なしでも 探し出せるよう→ 173 00:10:59,426 --> 00:11:01,361 夜光塗料を ゴムみたいな物に塗って…。 174 00:11:01,428 --> 00:11:03,363 (何かが刺さる音) (一) 痛ぇ! 175 00:11:03,430 --> 00:11:05,365 どうした? ん? 176 00:11:05,432 --> 00:11:07,868 (一) てぇ~… ん? 177 00:11:07,934 --> 00:11:09,436 よいしょ。 178 00:11:10,937 --> 00:11:12,873 真新しい画鋲…。 179 00:11:12,939 --> 00:11:14,941 何で こんなもんが? 180 00:11:17,444 --> 00:11:20,380 (一) 密閉された窓に→ 181 00:11:20,447 --> 00:11:22,883 狭い らせん階段。 182 00:11:22,949 --> 00:11:25,452 光るゴムのような物…。 183 00:11:25,452 --> 00:11:31,458 ♪~ 184 00:11:31,458 --> 00:11:33,393 (一) そして画鋲! 185 00:11:33,460 --> 00:11:35,896 ロウソクを消しながら 階段を下りたのはファントム…。 186 00:11:35,962 --> 00:11:37,898 いや 人間ですらなかったんだ! 187 00:11:37,964 --> 00:11:40,400 >> 人間じゃ ない? (一) ああ。 188 00:11:40,467 --> 00:11:42,402 真犯人は こうやって 存在しないファントムを→ 189 00:11:42,469 --> 00:11:44,404 いると思い込ませたんだ! 190 00:11:44,471 --> 00:11:46,907 (美雪) どういう意味よ? はじめちゃん。 191 00:11:46,973 --> 00:11:49,843 (一) この事件の真犯人 ファントムは→ 192 00:11:49,910 --> 00:11:52,846 頭のイカれたストーカーなんか じゃないよ。 193 00:11:52,913 --> 00:11:55,348 巧妙なトリックを使って アリバイを手にし→ 194 00:11:55,415 --> 00:12:00,353 密室の壁をくぐり抜け ターゲットの3人を殺し→ 195 00:12:00,420 --> 00:12:04,858 のうのうと生きている 悪魔の知恵を持つ怪物だ。 196 00:12:04,925 --> 00:12:06,860 悪魔の知恵? 197 00:12:06,927 --> 00:12:11,364 (一) 俺はもう惑わされない! その知恵に勝つ。 198 00:12:11,431 --> 00:12:13,867 そして 3人を殺した真犯人→ 199 00:12:13,934 --> 00:12:17,370 ファントムの正体を 必ず暴いてみせる! 200 00:12:17,437 --> 00:12:19,439 じっちゃんの名にかけて! 201 00:12:23,210 --> 00:12:25,145 (佐木) 一番の難題は→ 202 00:12:25,212 --> 00:12:28,148 城さん殺しの 劇場の密室トリックですよ。 203 00:12:28,215 --> 00:12:32,152 劇場の鍵は ここで 僕たちがずっと見張ってた。 204 00:12:32,219 --> 00:12:34,654 外に持ち出すなんて 絶対 不可能です。 205 00:12:34,721 --> 00:12:38,658 (一) でも 犯人は何らかの方法で 鍵を開け→ 206 00:12:38,725 --> 00:12:41,595 城さんを殺害した。 207 00:12:41,661 --> 00:12:43,597 う~ん…。 208 00:12:43,663 --> 00:12:45,599 (美雪) あぁ!! (剣持:一) わぁ~! 209 00:12:45,665 --> 00:12:48,101 (美雪) ゴキブリが! はじめちゃん…! (一) わぁ~! 210 00:12:48,168 --> 00:12:50,103 >> 危ないぞ 危ないぞ 毒 出るやつ! (一) 無理 無理 無理…! 211 00:12:50,170 --> 00:12:53,106 無理 無理 無理…! 何やってんだ! 212 00:12:53,173 --> 00:12:55,609 (佐木) もう みんな いい年して 何やってんですか? 213 00:12:55,675 --> 00:12:59,112 これは ただのゴキブリです 毒なんてありませんよ。 214 00:12:59,179 --> 00:13:02,616 (一) ハァ~ ヤバかった~。 215 00:13:02,682 --> 00:13:04,618 (美雪) もう しっかりしてよね。 216 00:13:04,684 --> 00:13:06,620 金田一耕助の孫でしょ! 217 00:13:06,686 --> 00:13:09,122 (一) じっちゃんは関係ないだろ。 >> ちょっ… ちょっと待った! 218 00:13:09,189 --> 00:13:12,626 えっ… あの すみません 今 あの 何? 219 00:13:12,692 --> 00:13:15,128 金田一耕助の…? (美雪) 孫。 220 00:13:15,195 --> 00:13:16,630 孫!? 221 00:13:16,696 --> 00:13:18,632 (一) えっ 言ってなかったっけ? 222 00:13:18,698 --> 00:13:21,134 ウソだろ お前… 初耳だよ! 223 00:13:21,201 --> 00:13:23,136 (佐木) じゃあ 先輩が「じっちゃんの名に かけて」って言ってる時→ 224 00:13:23,203 --> 00:13:25,138 どう思ってたんですか? 225 00:13:25,205 --> 00:13:29,142 「今どき珍しいな おじいちゃん子なんだな~」って。 226 00:13:29,209 --> 00:13:31,645 (一) じっちゃんの そう。 227 00:13:31,711 --> 00:13:34,147 じっちゃんの名にかけて!って。 >> はぁ~…。 228 00:13:34,214 --> 00:13:36,216 (佐木) ごめん。 229 00:13:37,217 --> 00:13:39,219 (ゴキブリを燃やす音) 230 00:13:42,656 --> 00:13:44,591 (一) そういえば あの時→ 231 00:13:44,658 --> 00:13:50,163 俺は鍵の入った袋を 確かに暖炉に投げ入れたけど…。 232 00:13:51,164 --> 00:13:54,100 あの袋の鍵が 偽物だったとしたら…。 233 00:13:54,167 --> 00:13:56,603 いや そんなはずは ない! 暖炉から取り出し→ 234 00:13:56,670 --> 00:13:59,172 冷やした鍵は 確かに劇場の鍵だった。 235 00:14:01,174 --> 00:14:04,177 どこかで すり替えるとしたら…。 236 00:14:04,177 --> 00:14:23,196 ♪~ 237 00:14:23,196 --> 00:14:24,698 (一) あれか! 238 00:14:25,699 --> 00:14:27,634 お~! >> キャ~! 239 00:14:27,701 --> 00:14:29,703 (一) すいません。 240 00:14:31,204 --> 00:14:34,641 あっ… 壊しちゃったかも。 241 00:14:34,708 --> 00:14:37,644 あぁ 古いものだから 気にしないで。 242 00:14:37,711 --> 00:14:39,646 (一) すいません。 243 00:14:40,647 --> 00:14:44,584 静歌さん この砂時計 何で2つあるんですか? 244 00:14:44,651 --> 00:14:48,088 あぁ 1分計と2分計よ。 245 00:14:48,154 --> 00:14:52,158 お茶を入れる時 種類によって使い分けてるの。 246 00:14:55,662 --> 00:14:57,664 (砂が落ちる音) 247 00:14:57,664 --> 00:15:14,681 ♪~ 248 00:15:14,681 --> 00:15:16,616 (一) そうか! 249 00:15:16,683 --> 00:15:19,119 犯人は この手を使って 塔から館まで→ 250 00:15:19,185 --> 00:15:21,688 往復の時間を半分に短縮したんだ。 251 00:15:23,189 --> 00:15:26,126 これで あのアリバイも崩れる。 252 00:15:26,192 --> 00:15:28,128 残るは1つ。 253 00:15:28,194 --> 00:15:31,197 最初の殺人 いずみさん殺しだ。 254 00:15:37,704 --> 00:15:42,208 ♪~ 255 00:15:50,216 --> 00:15:54,220 (一) あの滑車から シャンデリアをつって…。 256 00:15:57,223 --> 00:16:01,161 (一) あのリールまで必要な長さは…。 257 00:16:01,227 --> 00:16:04,164 まぁ この高さが大体10mだろ? 258 00:16:04,230 --> 00:16:06,166 で 向こうの滑車を経由して→ 259 00:16:06,232 --> 00:16:08,668 リールまで…。 260 00:16:08,735 --> 00:16:11,671 合計30mってとこか。 261 00:16:11,738 --> 00:16:14,741 (一) もし ワイヤを切るとしたら…。 262 00:16:16,242 --> 00:16:18,745 舞台裏のリールの近く。 263 00:16:22,749 --> 00:16:24,250 (一) よいしょ。 264 00:16:28,755 --> 00:16:32,192 (一) あっ おっさん 手伝って。 >> あぁ…。 265 00:16:32,258 --> 00:16:34,260 はい はい。 (一) はい。 266 00:16:40,700 --> 00:16:43,136 (一) これがリールまでの距離か。 267 00:16:43,203 --> 00:16:45,705 美雪。 (美雪) うん。 268 00:16:49,709 --> 00:16:52,645 (一) 高さ10m…。 269 00:16:52,712 --> 00:16:54,714 これぐらいか。 270 00:16:58,218 --> 00:17:00,153 (一) 長過ぎる。 271 00:17:00,220 --> 00:17:02,222 何でだ? 272 00:17:15,235 --> 00:17:17,670 (美雪) ん? はじめちゃん 何 見てるの? 273 00:17:17,737 --> 00:17:21,174 (一) この節穴から 上の舞台が見えるんだよ。 274 00:17:21,241 --> 00:17:25,245 (美雪) ホントだ ファントムになった気分ね。 275 00:17:27,747 --> 00:17:30,683 (一) この辺りは客席か。 276 00:17:30,750 --> 00:17:32,685 おっさん。 (剣持) ん? 277 00:17:32,752 --> 00:17:36,189 (一) 肩車してくんない? >> ああ。 278 00:17:36,256 --> 00:17:38,191 せ~の… よいしょ。 279 00:17:38,258 --> 00:17:40,627 あ~ どうだ? (一) 大丈夫。 280 00:17:40,693 --> 00:17:43,129 >> どっちに行けばいい? (一) 右 右 そうそう…。 281 00:17:43,196 --> 00:17:45,632 そうそう… そのまま そのまま…。 >> どうだ? 282 00:17:45,698 --> 00:17:47,700 (一) あ~ ストップ ストップ そこ。 >> ここ? 283 00:17:49,202 --> 00:17:51,137 どうだ? (一) う~ん…。 284 00:17:51,204 --> 00:17:53,640 暗くて いまいち よく見えないな。 285 00:17:53,706 --> 00:17:57,210 (美雪) はじめちゃん 入り口に これが置いてあったよ。 286 00:17:58,711 --> 00:18:00,647 (一) ロウソク? (美雪) 付けてみる? 287 00:18:00,713 --> 00:18:03,149 かなり古そうだけど。 288 00:18:03,216 --> 00:18:05,151 (一) あ~! ちょっと待って! 付けないで… あっ! 289 00:18:05,218 --> 00:18:06,653 >> うわっ! (美雪) あっ! 290 00:18:06,719 --> 00:18:09,155 >> あぁ~…。 (美雪) ちょっと! 大丈夫? 291 00:18:09,222 --> 00:18:12,225 剣持さんも! >> あぁ 大丈夫 大丈夫。 292 00:18:21,234 --> 00:18:23,736 (一) そうだったんだ。 293 00:18:26,739 --> 00:18:29,175 (一) 見つけたぜ。 294 00:18:29,242 --> 00:18:32,178 犯人が残した決定的な証拠を。 295 00:18:32,245 --> 00:18:35,181 >> ホントか? はじめ。 (一) ああ。 296 00:18:35,248 --> 00:18:37,684 そして この事件の全てを計画した→ 297 00:18:37,750 --> 00:18:40,620 殺人鬼 ファントムの正体もね。 298 00:18:40,687 --> 00:18:42,689 (美雪) それじゃあ…。 299 00:18:44,190 --> 00:18:46,626 (一) 謎は→ 300 00:18:46,693 --> 00:18:48,695 全て解けた。 301 00:18:52,332 --> 00:18:55,268 金田一君 真犯人が分かったって本当か? 302 00:18:55,335 --> 00:18:59,772 (一) ああ 犯人は城さんでも 霧生鋭治でもなかったよ。 303 00:18:59,839 --> 00:19:02,775 そもそも 離れの塔の ロウソクを消したのは→ 304 00:19:02,842 --> 00:19:04,777 人ですら なかったけどね。 305 00:19:04,844 --> 00:19:07,347 >> はぁ? (一) まぁ 見ててよ。 306 00:19:10,850 --> 00:19:13,286 (一) さて 今からファントムに→ 307 00:19:13,353 --> 00:19:16,856 ロウソクを吹き消しながら 階段を下りてもらいます。 308 00:19:27,867 --> 00:19:30,803 (氷森) 火が消えて行く。 309 00:19:30,870 --> 00:19:35,308 これ 窓から見た景色と同じ。 310 00:19:35,375 --> 00:19:37,310 金田一君 その中身は? 311 00:19:37,377 --> 00:19:41,247 (一) 舞台で使うスモークマシン用の ドライアイスです。 312 00:19:41,314 --> 00:19:45,752 (一の声) ドライアイスは 二酸化炭素を凍らせたものだ。 313 00:19:45,818 --> 00:19:48,321 熱で気化して煙になる。 314 00:19:51,324 --> 00:19:53,760 (一の声) 空気より重い二酸化炭素は…。 315 00:19:53,826 --> 00:19:55,261 〔風船が割れる音〕 316 00:19:55,328 --> 00:19:57,764 (一の声) ちょうど 階段をはうように ゆっくり下って行き→ 317 00:19:57,830 --> 00:20:00,266 ロウソクを消して行く。 318 00:20:00,333 --> 00:20:04,837 あたかも怪人ファントムが 吹き消しているかのようにね。 319 00:20:06,339 --> 00:20:09,275 犯人は こんな仕掛けを 塔に仕込んでおいたんだ。 320 00:20:09,342 --> 00:20:11,778 つまり おっさんが見た 光る物の正体は→ 321 00:20:11,844 --> 00:20:13,279 画鋲で割れた→ 322 00:20:13,346 --> 00:20:16,282 ドライアイス入りゴム風船の 残骸だったんだよ。 323 00:20:16,349 --> 00:20:18,284 犯人は こんなトリックで→ 324 00:20:18,351 --> 00:20:20,787 俺たちに いもしないファントムの存在を→ 325 00:20:20,853 --> 00:20:23,356 におわせながら 殺人を繰り返して行った。 326 00:20:24,357 --> 00:20:26,292 そして→ 327 00:20:26,359 --> 00:20:29,295 それを実行した真犯人は→ 328 00:20:29,362 --> 00:20:31,364 この中にいる! 329 00:20:37,370 --> 00:20:39,305 そこまで言うからには→ 330 00:20:39,372 --> 00:20:42,742 全てのトリックは 解けてるんだろうな? 331 00:20:42,809 --> 00:20:44,744 (一) もちろん。 332 00:20:44,811 --> 00:20:48,748 じゃあ シャンデリアを 落としたヤツは誰なんだ? 333 00:20:48,815 --> 00:20:52,752 あの状況で 誰が どうやって 舞台裏のワイヤを切った? 334 00:20:52,819 --> 00:20:56,322 (一) 犯人がワイヤを切ったのは 舞台裏じゃないよ。 335 00:21:00,326 --> 00:21:04,764 (一) この地下空間は 舞台と客席の下にある。 336 00:21:04,831 --> 00:21:07,834 つまり この上は劇場だ。 337 00:21:11,337 --> 00:21:14,841 (一) これから シャンデリアを 落下させたトリックを再現します。 338 00:21:16,342 --> 00:21:19,345 \美雪 佐木 位置についたか?/ 339 00:21:20,847 --> 00:21:22,849 (美雪) はじめちゃん OKだよ。 340 00:21:27,854 --> 00:21:29,856 📱(佐木) 僕もOKです。 341 00:21:30,857 --> 00:21:33,292 (一) 舞台上には シャンデリアの代わりに→ 342 00:21:33,359 --> 00:21:35,361 仮面がヒモでつってある。 343 00:21:36,362 --> 00:21:40,299 で そのヒモは 天井の滑車を通り…。 344 00:21:43,303 --> 00:21:47,240 (一) 舞台裏の リールのそばの隙間から→ 345 00:21:47,306 --> 00:21:49,742 ここに来てるんだけど。 346 00:21:49,809 --> 00:21:52,311 これをのばして行って…。 347 00:21:53,813 --> 00:21:56,249 こっちの穴から上に出して…。 348 00:21:56,315 --> 00:21:58,251 \佐木 頼む/ (佐木) はい。 349 00:21:58,317 --> 00:22:02,822 (一)\劇場のイスを固定している ボルトに引っ掛ける/ 350 00:22:05,324 --> 00:22:08,761 そして また同じルートで→ 351 00:22:08,828 --> 00:22:11,330 最初の隙間に戻して。 352 00:22:15,334 --> 00:22:19,338 (一) そのヒモを 舞台裏のリールに結び付ける。 353 00:22:22,842 --> 00:22:24,844 (一) これで準備完了。 354 00:22:26,345 --> 00:22:28,281 じゃあ 佐木。 355 00:22:28,347 --> 00:22:30,783 仮面を 舞台にいる美雪の上に落として。 356 00:22:30,850 --> 00:22:32,351 (佐木) はい。 357 00:22:46,299 --> 00:22:49,736 (一) 犯人は ワイヤをこんなふうに使って→ 358 00:22:49,802 --> 00:22:51,738 シャンデリアを落としたんだ。 359 00:22:51,804 --> 00:22:54,807 自分からは一歩も動かずにね。 360 00:22:56,809 --> 00:22:58,745 (一の声) こうすれば 犯人は→ 361 00:22:58,811 --> 00:23:01,748 いずみさんがシャンデリアの下に 立ったタイミングで→ 362 00:23:01,814 --> 00:23:04,317 自分の席の ワイヤを切るだけでいい。 363 00:23:12,325 --> 00:23:15,762 (一) そして とある客席の下にあった穴にも→ 364 00:23:15,828 --> 00:23:19,766 ワイヤがこすれたような 不自然な跡が残されていた。 365 00:23:19,832 --> 00:23:21,768 この穴だ。 366 00:23:21,834 --> 00:23:24,771 ここが ヒモがボルトに 引っ掛けてあった穴。 367 00:23:24,837 --> 00:23:27,774 つまり 真犯人が座っていた席の真下だ。 368 00:23:27,840 --> 00:23:30,276 客席には あの時 みんながいた場所に→ 369 00:23:30,343 --> 00:23:33,279 それぞれ 名前の紙が はってある。 370 00:23:33,346 --> 00:23:36,282 佐木 座席の紙を落として。 371 00:23:36,349 --> 00:23:37,850 (佐木) はい。 372 00:23:37,850 --> 00:23:48,861 ♪~ 373 00:23:48,861 --> 00:23:51,864 (一) その客席に座っていたのは…。 374 00:23:51,864 --> 00:24:03,376 ♪~ 375 00:24:03,376 --> 00:24:05,378 (一) 湖月レオナ。 376 00:24:07,380 --> 00:24:12,385 あんたが この事件の真犯人 殺人鬼 ファントムだ。 377 00:24:14,887 --> 00:24:16,823 バカなこと言わないで! 378 00:24:16,889 --> 00:24:20,827 そうだよ レオナに そんなことできるはずがない。 379 00:24:20,893 --> 00:24:23,830 そもそも 彼女は ファントムに襲われたんだぞ! 380 00:24:23,896 --> 00:24:27,900 (一) 氷森さん よっぽど レオナさんが好きなんだね。 381 00:24:30,903 --> 00:24:34,340 (一) じゃあ 聞くけど もし レオナさんに→ 382 00:24:34,407 --> 00:24:38,344 「2人で話したいことがあるから 他の人たちを うまくまいて→ 383 00:24:38,411 --> 00:24:41,781 こっそり1人で来てほしい」って 頼まれたら どうする? 384 00:24:41,848 --> 00:24:44,283 (氷森) それは…。 385 00:24:44,350 --> 00:24:47,286 もちろん行くさ! それが どうした? 386 00:24:47,353 --> 00:24:49,789 (一) 三鬼谷さんも 実は そうだったんだよ。 387 00:24:49,856 --> 00:24:51,290 えっ? 388 00:24:51,357 --> 00:24:54,293 (一の声) あの時 三鬼谷さんが 階段から転げ落ち→ 389 00:24:54,360 --> 00:24:56,295 足をくじいたように見えたのは→ 390 00:24:56,362 --> 00:24:58,798 彼のお芝居だったんだ。 391 00:24:58,865 --> 00:25:01,801 レオナさんは まず 自分の言う通りに行動するよう→ 392 00:25:01,868 --> 00:25:03,803 三鬼谷さんに持ち掛けた。 393 00:25:03,870 --> 00:25:05,805 〔2人だけの秘密よ〕 394 00:25:05,872 --> 00:25:07,807 (三鬼谷)〔ああ…〕 395 00:25:07,874 --> 00:25:10,810 (一)「後で行くから こっそり会おう」 とか 何とか言ったんだろう。 396 00:25:10,877 --> 00:25:12,311 そして…。 397 00:25:12,378 --> 00:25:15,314 〔窓の外に誰かいるみたいなの 助けて!〕 398 00:25:15,381 --> 00:25:16,816 ☏〔白い仮面が…!〕 399 00:25:16,883 --> 00:25:18,818 (一の声) あたかも ファントムに 襲われてるかのように→ 400 00:25:18,885 --> 00:25:22,321 俺に 窓をたたき割る音と 悲鳴を聞かせ→ 401 00:25:22,388 --> 00:25:25,391 電話のライブ中継を でっち上げたんだ。 402 00:25:26,392 --> 00:25:28,828 待てよ。 403 00:25:28,895 --> 00:25:31,330 塔での殺人は どうなるんだ? 404 00:25:31,397 --> 00:25:33,332 ここから離れの塔は 走って→ 405 00:25:33,399 --> 00:25:35,334 往復10分かかる 距離だぞ。 406 00:25:35,401 --> 00:25:39,338 湖月レオナは 俺たちに楽屋で見られている。 407 00:25:39,405 --> 00:25:41,774 離れの塔に行って 三鬼谷さんを殺し→ 408 00:25:41,841 --> 00:25:45,778 こっちに戻って来るなんて 時間的に できっこない。 409 00:25:45,845 --> 00:25:47,780 (一) 確かに 1人じゃ不可能だ。 410 00:25:47,847 --> 00:25:50,783 でも→ 411 00:25:50,850 --> 00:25:53,286 2人でなら どうかな? 412 00:25:53,352 --> 00:25:55,354 2人? 413 00:25:58,858 --> 00:26:02,295 (一) この砂時計は 1分計と2分計だ。 414 00:26:02,361 --> 00:26:06,799 こいつで 2分の時間を計る方法は ふた通りある。 415 00:26:06,866 --> 00:26:11,304 1つは 2分計を1回 回して計る方法。 416 00:26:11,370 --> 00:26:15,875 もう1つは 1分計を2回 回して計る方法。 417 00:26:17,877 --> 00:26:19,812 レオナさん。 418 00:26:19,879 --> 00:26:22,315 あんたは この1分計のように→ 419 00:26:22,381 --> 00:26:25,818 片道5分の道のりを 半分にしたのさ。 420 00:26:25,885 --> 00:26:27,820 >> 〔あぁ~!〕 (一)〔大丈夫ですか!?〕 421 00:26:27,887 --> 00:26:30,823 〔俺に構わず 早くレオナを!〕 422 00:26:30,890 --> 00:26:33,826 (一の声) 三鬼谷さんは レオナさんに言われた通り→ 423 00:26:33,893 --> 00:26:35,828 第2の道を通って→ 424 00:26:35,895 --> 00:26:37,830 オペラ座館に向かい→ 425 00:26:37,897 --> 00:26:39,832 道の半ば 真ん中くらいで→ 426 00:26:39,899 --> 00:26:41,767 あんたに出会う。 427 00:26:41,834 --> 00:26:43,769 〔レオナ その格好…〕 428 00:26:43,836 --> 00:26:46,772 (一の声) こうすれば 塔からも ここからも かかる時間は→ 429 00:26:46,839 --> 00:26:49,342 お互い 2分半で済む。 430 00:26:50,843 --> 00:26:52,778 〔注射器を刺す音〕 431 00:26:52,845 --> 00:26:55,348 〔う… あっ…〕 432 00:27:00,353 --> 00:27:01,854 〔斧で手首を切る音〕 433 00:27:04,857 --> 00:27:07,293 (一の声) この後 館に引き返すのも2分半。 434 00:27:07,360 --> 00:27:10,363 合計 往復5分。 435 00:27:10,363 --> 00:27:17,870 ♪~ 436 00:27:17,870 --> 00:27:20,306 (一の声) あとは 俺たちが扉を突き破って→ 437 00:27:20,373 --> 00:27:22,375 入って来るのを待てばいい。 438 00:27:24,877 --> 00:27:26,812 (一の声) そして 上着の下に→ 439 00:27:26,879 --> 00:27:30,316 三鬼谷さんの手首を隠し持って 塔へ行き→ 440 00:27:30,383 --> 00:27:33,819 捜すふりをしながら 手首を捨てたんだ。 441 00:27:33,886 --> 00:27:36,322 この悪魔みたいな方法で→ 442 00:27:36,389 --> 00:27:39,825 あんたは 三鬼谷さん殺しを やってのけたのさ。 443 00:27:39,892 --> 00:27:42,261 そんなの あなたの勝手な想像だわ。 444 00:27:42,328 --> 00:27:44,764 だったら 城さんは どうなの? 445 00:27:44,830 --> 00:27:48,768 誰も 外から出入りできない 劇場の中にいた城さんを→ 446 00:27:48,834 --> 00:27:51,270 私が どうやって殺したっていうの? 447 00:27:51,337 --> 00:27:56,776 (一) その密室殺人のトリックも とっくに解明済みなんだ。 448 00:27:56,842 --> 00:28:00,279 でも 城さんが劇場にこもった後→ 449 00:28:00,346 --> 00:28:02,782 鍵袋は ずっとみんなで見張っていた。 450 00:28:02,848 --> 00:28:05,284 レオナが持ち出すのは不可能だ。 451 00:28:05,351 --> 00:28:09,288 (一) いや 鍵は こっそりレオナさんが 手に入れていたんだ。 452 00:28:09,355 --> 00:28:11,791 あんたは その鍵で劇場の扉を開け…。 453 00:28:11,857 --> 00:28:13,793 〔ナイフを刺す音〕 454 00:28:13,859 --> 00:28:15,861 (一の声) 城さんを殺した。 455 00:28:17,363 --> 00:28:20,800 (一の声) 俺たちが暖炉の鍵を 見張っている最中にね。 456 00:28:20,866 --> 00:28:25,304 レオナさんは 3本のうち 劇場の鍵を燃える素材…。 457 00:28:25,371 --> 00:28:30,309 例えば 木とか厚紙とかで作った 偽の鍵に すり替えたんだ。 458 00:28:30,376 --> 00:28:32,311 〔城さんにも届けてあげようよ〕 459 00:28:32,378 --> 00:28:35,314 (一の声) レオナさんは 城さんに食事を届けると言って→ 460 00:28:35,381 --> 00:28:37,316 鍵袋を取り出した。 461 00:28:37,383 --> 00:28:39,819 その時 劇場の鍵をすり替えて→ 462 00:28:39,885 --> 00:28:42,755 さらに 隠し持ったクモを 袋の中に入れ…。 463 00:28:42,822 --> 00:28:44,256 〔キャっ!!〕 464 00:28:44,323 --> 00:28:46,258 (一の声) 俺たちの前に放り投げたんだ。 465 00:28:46,325 --> 00:28:48,260 〔いいから! 早く焼き殺して!〕 466 00:28:48,327 --> 00:28:50,262 (一の声) その言葉を聞いて 俺は とっさに→ 467 00:28:50,329 --> 00:28:53,265 クモを鍵袋ごと 暖炉に放った。 468 00:28:53,332 --> 00:28:56,268 俺は あんたの思惑通りに 動いてしまったんだ。 469 00:28:56,335 --> 00:29:00,773 鍵は暖炉の中で取り出せない そう みんなに思わせた。 470 00:29:00,840 --> 00:29:02,775 そして 偽の鍵は→ 471 00:29:02,842 --> 00:29:05,344 その時点で 燃えて消えた。 472 00:29:07,847 --> 00:29:11,784 でも 暖炉の中から劇場の 3本の鍵を取り出したのは→ 473 00:29:11,851 --> 00:29:15,287 金田一君 あなただったじゃない。 474 00:29:15,354 --> 00:29:18,791 燃えたのなら 暖炉の中から取り出した鍵は? 475 00:29:18,858 --> 00:29:21,293 あれは 何なの? 476 00:29:21,360 --> 00:29:23,295 (氷森) そうだ。 477 00:29:23,362 --> 00:29:25,798 君の言っていることが本当なら→ 478 00:29:25,865 --> 00:29:29,301 みんなが見張っていた中で 鍵を暖炉へ どうやって入れた? 479 00:29:29,368 --> 00:29:34,807 (一) いや 暖炉に近づかなくても 鍵を投げ入れる方法はある。 480 00:29:34,874 --> 00:29:37,877 ん? どうやって? 481 00:29:39,378 --> 00:29:43,249 (一) サンタクロースは どこから入るでしょう? 482 00:29:43,315 --> 00:29:47,253 サンタクロース… 煙突か! 483 00:29:47,319 --> 00:29:53,325 (一) そう 暖炉とつながっている煙突から。 484 00:29:53,325 --> 00:30:07,840 ♪~ 485 00:30:07,840 --> 00:30:10,276 〔そろそろ火は消えそう?〕 486 00:30:10,342 --> 00:30:12,845 〔城さん お腹すかせてるわ〕 487 00:30:14,346 --> 00:30:16,282 (一) ところが 最初の晩→ 488 00:30:16,348 --> 00:30:18,784 思いがけないアクシデントが 発生してしまったんだ。 489 00:30:18,851 --> 00:30:20,286 アクシデント? 490 00:30:20,352 --> 00:30:24,857 (一) おっさんが 劇場の鍵を 預かってしまったんだよ。 491 00:30:26,358 --> 00:30:29,795 だから あんたは仕方なく 危険を承知で おっさんを襲い…。 492 00:30:29,862 --> 00:30:31,864 〔鉄パイプで殴る音〕 〔うっ!!〕 493 00:30:32,865 --> 00:30:36,802 (一の声) 鍵を奪って 鍵置き場に戻したんだ。 494 00:30:36,869 --> 00:30:40,239 それが 私を襲った理由だった ってのか? 495 00:30:40,306 --> 00:30:43,242 フフ…。 496 00:30:43,309 --> 00:30:46,245 すごい作り話だわ。 497 00:30:46,312 --> 00:30:48,747 確かに 話の筋は通ってる。 498 00:30:48,814 --> 00:30:53,819 でも 私が犯人だって言うなら 物的証拠を見せてよ。 499 00:30:55,821 --> 00:30:58,757 フッ ほら 黙っちゃった。 500 00:30:58,824 --> 00:31:01,327 (一) 証拠なら あるよ。 501 00:31:09,335 --> 00:31:12,271 (一) これは ここで拾った電池だ。 502 00:31:12,338 --> 00:31:16,275 近くに懐中電灯のふたが 落ちていたことからみて→ 503 00:31:16,342 --> 00:31:19,278 誰かが うっかり 懐中電灯を落としたけど→ 504 00:31:19,345 --> 00:31:24,850 真っ暗で電池を拾えなかったん じゃないかって 俺は考えた。 505 00:31:26,352 --> 00:31:28,787 恐らく ここに おっさんを運んで来た時→ 506 00:31:28,854 --> 00:31:30,789 犯人が落としたんだ。 507 00:31:30,856 --> 00:31:34,293 だからって 何で 私が犯人だ っていう証拠になるの? 508 00:31:34,360 --> 00:31:37,296 (一) これを見つけた時 思ったんだ。 509 00:31:37,363 --> 00:31:41,233 何で 犯人は こんな大事な物を残したまま→ 510 00:31:41,300 --> 00:31:43,235 立ち去ったんだろうって。 511 00:31:43,302 --> 00:31:47,806 「大事な物」って… ただの乾電池じゃん。 512 00:31:49,308 --> 00:31:51,243 (一) 美雪。 (美雪) ん? 513 00:31:51,310 --> 00:31:54,313 (一) ここから乾電池を出して。 (美雪) うん。 514 00:32:01,320 --> 00:32:03,255 (一) ストップ! 515 00:32:03,322 --> 00:32:07,326 みんな 美雪の指先をよく見て。 516 00:32:09,328 --> 00:32:11,263 指紋だよ。 517 00:32:11,330 --> 00:32:13,766 懐中電灯に乾電池を入れる時は→ 518 00:32:13,832 --> 00:32:17,269 どうやっても 指紋が付いてしまうんだ。 519 00:32:17,336 --> 00:32:20,339 これが見つかったら 普通 マズいよね。 520 00:32:21,840 --> 00:32:26,779 なのに犯人は 落としてしまった 乾電池を回収しなかった。 521 00:32:26,845 --> 00:32:28,781 それは懐中電灯を落として→ 522 00:32:28,847 --> 00:32:32,351 辺りが真っ暗になって 拾えなかったせいだ。 523 00:32:40,292 --> 00:32:41,794 〔あっ…〕 524 00:32:43,796 --> 00:32:48,233 (美雪) でも 地下迷宮の入り口には ロウソクとマッチがあったわ。 525 00:32:48,300 --> 00:32:50,235 付ければ 使えたはずよ。 526 00:32:50,302 --> 00:32:52,805 (一) 犯人は 火を付けられなかったんだよ。 527 00:32:54,306 --> 00:33:00,312 なぜなら 犯人は 極度の火恐怖症だったからさ。 528 00:33:03,315 --> 00:33:05,250 違う。 529 00:33:05,317 --> 00:33:08,253 私 そんな懐中電灯 知らない! 530 00:33:08,320 --> 00:33:11,757 (一) おっさん この乾電池の指紋を調べてくれ。 531 00:33:11,824 --> 00:33:13,826 あぁ うん。 532 00:33:16,328 --> 00:33:18,263 (剣持) あぁ 出たぞ。 533 00:33:18,330 --> 00:33:21,333 ほい。 (一) サンキュー おっさん。 534 00:33:26,338 --> 00:33:28,774 (一) こっちは あんたの指紋。 535 00:33:28,841 --> 00:33:32,778 そして こっちが 拾った時の俺の指紋だ。 536 00:33:32,845 --> 00:33:36,281 当たり前でしょ あの時 私も触ったんだから。 537 00:33:36,348 --> 00:33:38,350 〔見せて〕 538 00:33:40,352 --> 00:33:43,789 (一) あれは この乾電池に 自分の指紋が付いているから→ 539 00:33:43,856 --> 00:33:45,791 触って 指紋を付けることで→ 540 00:33:45,858 --> 00:33:47,793 それを ごまかそうとしたんだろう。 541 00:33:47,860 --> 00:33:51,797 違う! あれは とっさに手が出ただけよ。 542 00:33:51,864 --> 00:33:53,866 (一) でも…。 543 00:33:56,368 --> 00:33:59,304 ここに もう1つ。 544 00:33:59,371 --> 00:34:01,874 あんたの指紋があるんだ。 545 00:34:03,375 --> 00:34:07,379 よく見ると こっちは 俺の指紋の下にある。 546 00:34:10,382 --> 00:34:12,818 (一) あの懐中電灯を知らない あんたが→ 547 00:34:12,885 --> 00:34:17,890 俺より前に 乾電池を触ってた なんて おかしいよな。 548 00:34:20,392 --> 00:34:23,896 この指紋は あんたが乾電池を 入れた時に付いたものさ。 549 00:34:26,398 --> 00:34:28,901 これで もう 言い逃れはできないよ。 550 00:34:32,905 --> 00:34:35,841 どうして…。 551 00:34:35,908 --> 00:34:37,910 レオナ。 552 00:34:40,846 --> 00:34:43,348 ハァ~…。 553 00:34:44,850 --> 00:34:46,852 氷森君。 554 00:34:48,353 --> 00:34:51,790 クリスティーヌは→ 555 00:34:51,857 --> 00:34:54,860 可憐で繊細な ヒロインなんかじゃ ない。 556 00:34:57,362 --> 00:34:59,865 私の中のクリスティーヌは…。 557 00:35:02,868 --> 00:35:06,305 もっと複雑で→ 558 00:35:06,371 --> 00:35:09,308 危うい存在だったわ。 559 00:35:09,374 --> 00:35:12,811 だって 私は自分から→ 560 00:35:12,878 --> 00:35:16,815 ファントムの花嫁であることを 選んだんだもの。 561 00:35:16,882 --> 00:35:20,819 (レオナの声) 3年前 私は鋭治さんの 指名に驚きながらも→ 562 00:35:20,886 --> 00:35:22,821 舞台に立った。 563 00:35:22,888 --> 00:35:27,826 私が演じたクリスティーヌは 光と闇のはざまで揺れ動き→ 564 00:35:27,893 --> 00:35:34,333 私は… 私の中のクリスティーヌは どんどん 闇に引かれて行った。 565 00:35:34,399 --> 00:35:37,402 そう 霧生鋭治にね。 566 00:35:38,904 --> 00:35:43,775 舞台が終わると 鋭治さんは 何も言わずに劇団を去って行った。 567 00:35:43,842 --> 00:35:45,777 私は公演があるごとに→ 568 00:35:45,844 --> 00:35:49,348 鋭治さんのアパートに チケットを届けに行った。 569 00:35:53,852 --> 00:35:56,288 〔鋭治さん 待って!〕 570 00:35:56,355 --> 00:35:58,290 〔何で逃げるの!?〕 571 00:35:58,357 --> 00:36:02,794 (霧生)〔僕は 醜いファントムだ〕 572 00:36:02,861 --> 00:36:06,365 〔未来のスターの 君のそばにいたら迷惑が掛かる〕 573 00:36:06,365 --> 00:36:39,398 ♪~ 574 00:36:39,398 --> 00:36:41,767 〔愛してる〕 575 00:36:41,833 --> 00:36:43,835 〔レオナ…〕 576 00:36:45,337 --> 00:36:48,340 (城)〔おい! いたぞ!〕 (いずみ)〔レオナ!〕 577 00:36:54,846 --> 00:36:59,284 (白神) 拉致じゃなくて 駆け落ち…? 578 00:36:59,351 --> 00:37:02,287 愛する鋭治さんと2人っきり。 579 00:37:02,354 --> 00:37:06,792 私にとって 何よりも幸福な時間だった。 580 00:37:06,858 --> 00:37:11,296 鋭治さんに ここの地下空間に 連れて来てもらったりした。 581 00:37:11,363 --> 00:37:13,865 (レオナ)〔うわぁ キレイ!〕 582 00:37:16,868 --> 00:37:20,305 〔私のクリスティーヌ!〕 583 00:37:20,372 --> 00:37:24,810 〔もし 君が この舞台に立つ時があったら→ 584 00:37:24,876 --> 00:37:27,312 私は この地下から→ 585 00:37:27,379 --> 00:37:30,882 見えない観客となって 君のそばにいるよ〕 586 00:37:32,884 --> 00:37:34,820 〔レオナ…〕 587 00:37:34,886 --> 00:37:37,823 〔今だからこそ 僕には分かるんだ〕 588 00:37:37,889 --> 00:37:42,260 〔オペラ座の ファントムの気持ちが〕 589 00:37:42,327 --> 00:37:44,763 〔誰にも知られず→ 590 00:37:44,830 --> 00:37:48,834 たった1人でいようとした 彼の孤独な気持ちがね〕 591 00:37:51,336 --> 00:37:53,839 〔1人だなんて言わないで〕 592 00:37:58,343 --> 00:38:02,347 〔私は ファントムを置き去りにする クリスティーヌじゃ ない〕 593 00:38:03,849 --> 00:38:05,851 〔一緒にいて〕 594 00:38:09,855 --> 00:38:14,793 (レオナ) でも その後すぐに 何の前触れもなく→ 595 00:38:14,860 --> 00:38:17,796 鋭治さんは 私の元を去った。 596 00:38:17,863 --> 00:38:22,801 随分 捜したけれど 彼の行方は分からなかった。 597 00:38:22,868 --> 00:38:26,805 (三鬼谷)〔霧生のヤツ やけにあっさり説得に応じたな〕 598 00:38:26,872 --> 00:38:28,807 (いずみ) 〔身の程 知ったんじゃない?〕 599 00:38:28,874 --> 00:38:31,810 (いずみ)〔こんな顔した自分じゃ レオナには不釣り合いだって〕 600 00:38:31,877 --> 00:38:34,312 〔まぁ あとは レオナをうまく丸め込めば→ 601 00:38:34,379 --> 00:38:37,315 俺たちも安泰だ あいつに くっついていれば→ 602 00:38:37,382 --> 00:38:39,818 食いっぱぐれることも ないだろうしな〕 603 00:38:39,885 --> 00:38:43,255 〔俺たちにとっちゃ あの火事は天の恵みだよ〕 604 00:38:43,321 --> 00:38:47,259 〔でも 霧生にとどめを刺さなくて よかったのかよ?〕 605 00:38:47,325 --> 00:38:50,762 〔あんな樹海の森の奥深くまで 迷い込んで→ 606 00:38:50,829 --> 00:38:53,265 生還できるヤツが いると思うか?〕 607 00:38:53,331 --> 00:38:56,768 〔私たちに騙されてるとも 知らずに 一緒にお酒飲んで→ 608 00:38:56,835 --> 00:38:59,271 目が覚めたら びっくりしたでしょうね〕 609 00:38:59,337 --> 00:39:01,339 〔アハっ!〕 〔フフフ…〕 610 00:39:01,339 --> 00:39:10,348 ♪~ 611 00:39:10,348 --> 00:39:12,784 〔あっ…〕 612 00:39:12,851 --> 00:39:18,290 〔ハァ ハァ ハァ…〕 613 00:39:18,356 --> 00:39:20,859 〔うわぁ~!!〕 614 00:39:28,366 --> 00:39:30,302 〔あっ おはよう〕 615 00:39:30,368 --> 00:39:33,371 〔あっ レオナ おはよう〕 (三鬼谷)〔おはよう〕 616 00:39:35,874 --> 00:39:39,811 (レオナの声) 許さない… 絶対許さない。 617 00:39:39,878 --> 00:39:43,749 鋭治さんと同じ地獄を 味わわせてやる。 618 00:39:43,815 --> 00:39:45,317 〔おはよう〕 619 00:39:46,818 --> 00:39:48,820 (レオナ) 金田一君。 620 00:39:53,325 --> 00:39:57,763 私 別に自分だけが生き延びよう だなんて思ってないのよ。 621 00:39:57,829 --> 00:40:02,834 全て終わったら 鋭治さんが消えた 樹海へ行くつもりだった。 622 00:40:05,337 --> 00:40:07,339 でも もう終わりね。 623 00:40:11,843 --> 00:40:13,845 (レオナ) んっ! 624 00:40:16,348 --> 00:40:19,284 (剣持) うっ…! ん!? (においを嗅ぐ音) 625 00:40:19,351 --> 00:40:21,286 何だ このにおい! 626 00:40:21,353 --> 00:40:23,355 ハァ ハァ…! 627 00:40:24,856 --> 00:40:27,859 (一) 火だ! 彼女 死ぬつもりだ! >> 何!? 628 00:40:29,361 --> 00:40:30,796 うわっ! (一) うわっ! 629 00:40:30,862 --> 00:40:34,866 (白神) マズい… 逃げるぞ! おい どけ! 630 00:40:36,868 --> 00:40:44,810 (レオナ) ハァ ハァ ハァ…。 631 00:40:52,818 --> 00:40:54,820 鋭治さん…。 632 00:40:56,321 --> 00:40:58,757 迎えに来てくれたの? 633 00:40:58,824 --> 00:41:01,760 〔レオナ… ごめん〕 634 00:41:01,827 --> 00:41:04,763 〔君を連れて行くわけには いかない〕 635 00:41:04,830 --> 00:41:07,332 〔ここで さよならだ〕 636 00:41:08,834 --> 00:41:10,335 待って…。 637 00:41:11,837 --> 00:41:14,272 待って 鋭治さん! 638 00:41:14,339 --> 00:41:17,342 私を1人にしないで!! 639 00:41:17,342 --> 00:41:27,853 ♪~ 640 00:41:27,853 --> 00:41:30,355 (剣持) はじめ! (佐木) 先輩! 641 00:41:33,358 --> 00:41:50,809 ♪~ 642 00:41:50,809 --> 00:41:53,245 (一) ハァ ったく…。 643 00:41:53,311 --> 00:41:56,248 マッチも付けれないぐらい 火が怖いのに→ 644 00:41:56,314 --> 00:41:58,316 何 考えてんだよ。 645 00:42:04,322 --> 00:42:06,324 私…。 646 00:42:09,327 --> 00:42:12,330 また鋭治さんに 置いて行かれちゃった。 647 00:42:15,333 --> 00:42:17,836 あの時みたいに。 648 00:42:21,840 --> 00:42:24,342 また独りぼっちになっちゃった。 649 00:42:25,844 --> 00:42:27,846 (一) あのさ。 650 00:42:29,347 --> 00:42:33,785 あんたは 独りぼっちじゃ なかったんじゃないかな? 651 00:42:33,852 --> 00:42:35,854 ずっと。 652 00:42:38,356 --> 00:42:42,727 “オペラ座の怪人”の話は よく知らないけど→ 653 00:42:42,794 --> 00:42:45,730 霧生さんは あんたのことを→ 654 00:42:45,797 --> 00:42:48,800 客席から見つめてたんだろ? 655 00:42:53,305 --> 00:42:56,241 (一) 霧生さんにとって→ 656 00:42:56,308 --> 00:43:00,245 愛することって→ 657 00:43:00,312 --> 00:43:03,315 そっと見守ることだったんだよ。 658 00:43:06,818 --> 00:43:11,323 (一) その気持ち 受け取ってあげなよ。 659 00:43:11,323 --> 00:43:42,354 ♪~ 660 00:43:46,858 --> 00:43:48,293 (一) よし。 661 00:43:48,360 --> 00:43:51,863 あ~ 分かんねえ! 662 00:43:55,867 --> 00:43:59,804 (一) サインじゃ無理だったかぁ。 663 00:43:59,871 --> 00:44:01,873 あぁ~! 664 00:44:05,877 --> 00:44:08,813 (一) 美雪 あんにゃろ…。 665 00:44:08,880 --> 00:44:11,316 (佐木) 何してるんですか? 666 00:44:11,383 --> 00:44:13,885 (美雪) 逃げないように見張ってるの。 667 00:44:15,887 --> 00:44:18,323 (佐木) いやぁ… 愛ですね。 668 00:44:18,390 --> 00:44:19,824 (美雪) えっ? 669 00:44:19,891 --> 00:44:23,328 (佐木) ほら 金田一先輩も 言ってたじゃないですか。 670 00:44:23,395 --> 00:44:26,398 見守ることが愛だって。 671 00:44:28,900 --> 00:44:30,902 (美雪) 別に そういうわけじゃ…。 672 00:44:33,405 --> 00:44:35,340 (あくび) 673 00:44:35,407 --> 00:44:38,843 (美雪) でも 見守ってるの私だけかな。 674 00:44:38,910 --> 00:44:40,278 (一) うん? 675 00:44:40,345 --> 00:44:42,781 (美雪) はじめちゃん いつも事件が起こると→ 676 00:44:42,847 --> 00:44:46,284 私のこと見えなくなるみたいだし。 677 00:44:46,351 --> 00:44:48,286 (一) 何だよ 美雪。 678 00:44:48,353 --> 00:44:50,355 (美雪) 別に。 679 00:44:52,357 --> 00:44:54,359 (一) 見えなくなるわけないだろ。 680 00:45:00,365 --> 00:45:03,368 (一) 見てる ずっと…。 681 00:45:04,869 --> 00:45:06,871 (美雪) はじめちゃん。 682 00:45:08,873 --> 00:45:10,375 えっ? 683 00:45:11,876 --> 00:45:14,879 (一) なぁ あいつ ずっと こっち見てるぞ。 684 00:45:19,384 --> 00:45:21,820 (美雪) ハァ…。 685 00:45:21,886 --> 00:45:24,322 (五十嵐) 金田一! 何だ この答案は! 686 00:45:24,389 --> 00:45:26,324 正解が1個もないぞ!? 687 00:45:26,391 --> 00:45:28,827 (一) ヤッベ! 逃げるぞ 美雪。 688 00:45:28,893 --> 00:45:31,830 (美雪) あっ… ちょっと! はじめちゃん! 689 00:45:31,896 --> 00:45:33,331 (一) 佐木!? 690 00:45:33,398 --> 00:45:35,333 (美雪) 佐木君!? (佐木) 先輩 ナイス~。 691 00:45:35,400 --> 00:45:36,901 (一) 何がだよ。