1 00:00:37,759 --> 00:00:43,231 (明智十兵衛光秀) 尾張へ… お行きなされませ! 2 00:00:43,231 --> 00:00:49,104 (帰蝶)十兵衛が申すのじゃ… 是非もなかろう。 3 00:00:49,104 --> 00:00:51,573 尾張との和議の証しとして➡ 4 00:00:51,573 --> 00:00:56,445 帰蝶は 織田信秀の嫡男 信長のもとへ嫁いだ。 5 00:00:56,445 --> 00:01:00,248 人質同然の身となったのである。 6 00:01:00,248 --> 00:01:06,922 尾張 美濃の同盟は 大国 駿河の今川義元を刺激した。 7 00:01:06,922 --> 00:01:10,258 三河も巻き込み 嵐の予感である。 8 00:01:10,258 --> 00:01:14,930 (太原雪斎)織田信秀の動きには 焦りがあると見て取れまする。➡ 9 00:01:14,930 --> 00:01:19,601 もはや 我らと戦う余力は ないのではないか。➡ 10 00:01:19,601 --> 00:01:23,472 攻め時は今かと。 11 00:01:23,472 --> 00:01:28,276 (今川義元)広忠。 そなたの三河は➡ 12 00:01:28,276 --> 00:01:31,880 長年 織田の卑劣な 切り崩しにあい➡ 13 00:01:31,880 --> 00:01:37,552 嫡子の竹千代まで 人質として 尾張に留め置かれ➡ 14 00:01:37,552 --> 00:01:40,889 口惜しきこと この上もあるまい。 15 00:01:40,889 --> 00:01:43,792 (松平広忠)仰せのとおりにござります。 16 00:01:43,792 --> 00:01:47,229 (義元)わしが手を貸す。 17 00:01:47,229 --> 00:01:51,900 松平家の汚辱をはらすのは今ぞ! 18 00:01:51,900 --> 00:01:56,238 すぐに岡崎へ戻り 戦の支度をいたせ。 19 00:01:56,238 --> 00:01:59,574 織田と戦じゃ! 20 00:01:59,574 --> 00:02:02,244 ははっ! 21 00:02:02,244 --> 00:04:42,944 ♬~ 22 00:04:51,213 --> 00:04:54,883 (近習)殿 程なく日が落ちまする。➡ 23 00:04:54,883 --> 00:04:58,220 やはり 麓に戻って朝を待ちましょう。 (広忠)ならぬ。➡ 24 00:04:58,220 --> 00:05:01,122 明日の日暮れまでに 国境を越えるのじゃ。 25 00:05:01,122 --> 00:05:04,559 (近習)この峠には 鬼が出ると…。 26 00:05:04,559 --> 00:05:09,431 されば そち一人で戻ればよい。 構わぬぞ。 27 00:05:09,431 --> 00:05:12,131 (物音) 28 00:05:23,912 --> 00:05:25,912 うっ! 29 00:05:30,785 --> 00:05:33,485 あっちだ! 30 00:05:36,491 --> 00:05:38,860 (護衛)殿! 31 00:05:38,860 --> 00:05:52,874 ♬~ 32 00:05:52,874 --> 00:05:54,874 うわ~っ! 33 00:05:58,546 --> 00:06:00,482 うっ…! 34 00:06:00,482 --> 00:06:20,568 ♬~ 35 00:06:20,568 --> 00:06:22,504 うっ! 36 00:06:22,504 --> 00:06:26,504 ぐうっ…。 37 00:06:59,874 --> 00:07:02,777 (菊丸)広忠様…。 38 00:07:02,777 --> 00:07:18,477 ♬~ 39 00:07:39,547 --> 00:07:45,847 これは まごうことなく 広忠様の脇差しにござります。 40 00:07:47,422 --> 00:07:51,722 (水野信元)広忠殿を殺めたのは何者じゃ? 41 00:07:53,561 --> 00:07:57,899 恐れながら。 織田の手の者ではないかと 存じ上げまする。 42 00:07:57,899 --> 00:08:00,802 (信元)織田方が? 織田の息のかかった者が➡ 43 00:08:00,802 --> 00:08:04,239 広忠様のそばに入り込んでいたことは 突き止めてござります。 44 00:08:04,239 --> 00:08:08,910 (信元)しかし こうなると 今川は黙ってはおらんぞ。 45 00:08:08,910 --> 00:08:14,582 戦になるやもしれん。 今 戦うて 勝ち目はあるのか? 46 00:08:14,582 --> 00:08:19,454 分かりませぬ。 ただ 広忠様がお亡くなりになれば➡ 47 00:08:19,454 --> 00:08:22,257 その跡をお継ぎになるのは 竹千代様。 48 00:08:22,257 --> 00:08:26,928 いずれ 三河一の大名となるべきお方を 織田方が押さえたことになりまする。 49 00:08:26,928 --> 00:08:33,628 戦が始まれば 竹千代の命が危うくなる。 50 00:08:35,203 --> 00:08:40,075 我らは 竹千代様の影となり 命に代えてもお守りいたします。 51 00:08:40,075 --> 00:08:42,077 (信元)うむ! 52 00:08:42,077 --> 00:08:46,815 (於大)そなたが頼りなのじゃ。 竹千代を頼んだぞ。 53 00:08:46,815 --> 00:08:48,815 はっ! 54 00:08:51,219 --> 00:08:55,219 織田の意図が分からぬ。 55 00:09:06,234 --> 00:09:53,234 (波の音) 56 00:10:03,892 --> 00:10:08,563 (織田信長) 嫁いでくるのは 蝮の娘と聞いていた。 57 00:10:08,563 --> 00:10:16,263 いかな蛇女かと思うたが… フフッ いらぬ心配だったようじゃ。 58 00:10:17,906 --> 00:10:22,206 わしは 織田三郎信長。 この城の主じゃ。 59 00:10:38,927 --> 00:10:45,266 信長様がお帰りになるのを 今か今かとお待ち申し上げておりました。 60 00:10:45,266 --> 00:10:48,169 この帰蝶との祝言を放り出すとは➡ 61 00:10:48,169 --> 00:10:50,939 よほどの大事が あったのでございましょうな。 62 00:10:50,939 --> 00:10:54,609 昨晩は あまが池の化け物を 捜しておったのじゃ。 63 00:10:54,609 --> 00:10:57,946 安食村の又左衛門という男が➡ 64 00:10:57,946 --> 00:11:00,848 身の毛もよだつ 黒い化け物を見たと言うて➡ 65 00:11:00,848 --> 00:11:06,955 城下で大騒ぎになっておったのじゃ。 (帰蝶)化け物? 66 00:11:06,955 --> 00:11:10,291 そうじゃ。 67 00:11:10,291 --> 00:11:16,965 一抱えもある大きな体に 鹿のような頭。 68 00:11:16,965 --> 00:11:22,837 目は星のように光り その目に にらまれた刹那➡ 69 00:11:22,837 --> 00:11:29,544 口から真っ赤な舌が伸びてきて 池に引きずり込まれそうになった。 70 00:11:29,544 --> 00:11:34,244 フフッ…。 又左衛門は そう申すのじゃ。 71 00:11:36,918 --> 00:11:43,591 よいか。 わしは そういう たわけた話を はなから信じていたわけではない。 72 00:11:43,591 --> 00:11:48,263 されど 村の者たちは 心の底から恐れておるのじゃ。 73 00:11:48,263 --> 00:11:53,134 化け物が出るから外を歩けぬ 田を起こせぬと言うて 嘆いておる。 74 00:11:53,134 --> 00:11:57,939 わしは それを うそというて 捨て置いてはいかんと思うた。 75 00:11:57,939 --> 00:12:03,811 池へ行き おけで 水をかい出させた。 いくら かい出しても➡ 76 00:12:03,811 --> 00:12:08,950 水は 干え上がらぬというから わしが池に入った。 77 00:12:08,950 --> 00:12:12,820 村の者と同じ心を持つことじゃ。 78 00:12:12,820 --> 00:12:17,520 村の者と同じになってやらねば 化け物は見えぬ。 79 00:12:19,294 --> 00:12:24,165 信長様は 化け物を見たのですか? 80 00:12:24,165 --> 00:12:26,968 あ いや わしは化け物を見られなんだ。 81 00:12:26,968 --> 00:12:33,574 されど わしが池に入ってみせれば 皆が安心するであろう。 82 00:12:33,574 --> 00:12:37,912 村の者たちは また 商売へ出かけられる。 田を作ることができる。 83 00:12:37,912 --> 00:12:40,912 それが大事じゃ。 そう思わぬか? 84 00:12:47,922 --> 00:12:51,922 されど そちには悪いことをした。 85 00:12:57,265 --> 00:13:00,265 すまぬことをした。 86 00:13:05,139 --> 00:13:10,611 何か欲しいものはないか? 何でも申せ。 望むものは 何でもくれてやるぞ。 87 00:13:10,611 --> 00:13:13,611 遠慮はいらぬ。 88 00:13:16,951 --> 00:13:19,287 おなかが すきました。 89 00:13:19,287 --> 00:13:24,625 フフッ… ほう わしもじゃ。 90 00:13:24,625 --> 00:13:29,497 さりとて ここで 腹を満たすのは もったいなきことやもしれぬな。 91 00:13:29,497 --> 00:13:33,901 末盛城の父上が 馳走を用意して そなたを待っておられるゆえ➡ 92 00:13:33,901 --> 00:13:38,201 今は これで しのぐがよい。 93 00:13:41,576 --> 00:13:48,249 何ですか? 何じゃ 干しダコを知らんのか? 94 00:13:48,249 --> 00:13:53,249 かめば すき腹が紛れる。 ほれ。 95 00:14:00,828 --> 00:14:03,128 うまいぞ。 96 00:14:10,505 --> 00:14:12,505 どうじゃ? 97 00:14:15,476 --> 00:14:22,150 かとうて… 塩辛うものにございますね。 98 00:14:22,150 --> 00:14:28,150 うむ。 それが海の味じゃ。 尾張の海の味じゃ。 99 00:14:33,227 --> 00:14:37,565 されば ゆっくり味わいとうございます。 100 00:14:37,565 --> 00:14:39,565 うむ。 101 00:14:44,238 --> 00:14:47,909 よし お前たち もうよいぞ 中へ参れ。 102 00:14:47,909 --> 00:14:51,245 ≪(足音) 103 00:14:51,245 --> 00:14:54,148 これが わしの嫁じゃ。 104 00:14:54,148 --> 00:14:57,585 (太助)色の白き女子じゃ…。 (末吉)大した器量じゃ。 105 00:14:57,585 --> 00:15:00,254 (平太)尾張にはおらんな。 106 00:15:00,254 --> 00:15:03,157 のっぽの末吉は 石つぶての名人じゃ。 107 00:15:03,157 --> 00:15:06,594 ちびの平太に竹槍を持たせたら かなう者はおらん。 へい! 108 00:15:06,594 --> 00:15:10,264 痩せの太助は 村一番の大飯食らいじゃ。 109 00:15:10,264 --> 00:15:12,200 どうぞ。 110 00:15:12,200 --> 00:15:16,604 よし わしは 今日 忙しいのじゃ。 ほれ お前たち 帰れ。 111 00:15:16,604 --> 00:15:18,940 へい! ありがとうごぜえやす。 112 00:15:18,940 --> 00:15:21,640 白いのう! 白いのう~。 113 00:15:24,612 --> 00:15:26,612 ハッハッハ…。 114 00:15:57,512 --> 00:16:02,512 (織田信秀)よう来られた。 お待ちしておりましたぞ。 115 00:16:06,921 --> 00:16:09,824 岳父 利政様より 父上にと➡ 116 00:16:09,824 --> 00:16:13,261 織田斎藤両家の繁栄を願って 贈られました。 117 00:16:13,261 --> 00:16:17,932 (信秀)ほう… なんと見事な松じゃ。 118 00:16:17,932 --> 00:16:22,603 (帰蝶)父が手塩にかけて 育ててきたものにございます。 119 00:16:22,603 --> 00:16:27,475 私も幼き頃より親しみ 背比べしたものです。 120 00:16:27,475 --> 00:16:32,213 美濃守護代が家から 姫を迎えるだけでも めでたきことなれど➡ 121 00:16:32,213 --> 00:16:37,885 かようなものまで賜るとは めでたさも一層増す心地がするのう。 122 00:16:37,885 --> 00:16:45,560 この松葉の緑のように 変わらぬ心で 織田家に尽くす所存でございます。 123 00:16:45,560 --> 00:16:50,431 ハッハッハ… 聞いたか! まことに頼もしき申されようじゃ。 124 00:16:50,431 --> 00:16:55,236 ほんに。 美濃とは いろいろあった。 125 00:16:55,236 --> 00:16:59,574 されど これを機に 万 水に流し➡ 126 00:16:59,574 --> 00:17:03,244 これからは 仲よう 手を携えていこうではないか。 127 00:17:03,244 --> 00:17:06,581 のう 信長。 めでたいのう! 128 00:17:06,581 --> 00:17:10,918 父上 この三郎からも めでたき引き出物がござります。 129 00:17:10,918 --> 00:17:14,618 ん? 持ってまいれ。 (若侍)はっ。 130 00:17:22,263 --> 00:17:26,563 この尾張の繁栄には 欠かせぬものにございます。 131 00:17:46,454 --> 00:17:49,454 (ため息) 132 00:18:01,102 --> 00:18:06,774 そなたらには 座を外してもらいたい。 133 00:18:06,774 --> 00:18:33,868 ♬~ 134 00:18:33,868 --> 00:18:37,168 何のつもりや…。 135 00:18:39,206 --> 00:18:45,546 (信秀)これを見せれば わしが喜ぶとでも思うたか? 136 00:18:45,546 --> 00:18:49,216 松平広忠の首など…! 137 00:18:49,216 --> 00:18:51,916 このうつけが! 138 00:18:53,554 --> 00:18:55,489 うっ…。 139 00:18:55,489 --> 00:18:59,894 うっ うう…。 140 00:18:59,894 --> 00:19:03,594 げせませぬ。 141 00:19:05,232 --> 00:19:10,104 広忠は 今川に擦り寄り この尾張に攻め込まんとしておった。 142 00:19:10,104 --> 00:19:13,908 その広忠を亡き者とし 我らは 先手を取ったのです。 143 00:19:13,908 --> 00:19:17,244 今 竹千代を擁する我らは 三河の主を押さえたも同然。 144 00:19:17,244 --> 00:19:19,914 何故 お叱りになる! 145 00:19:19,914 --> 00:19:23,784 物事には 時機というものがある。 146 00:19:23,784 --> 00:19:27,788 これで今川は 明日にでも 竹千代を獲りに来るぞ。 147 00:19:27,788 --> 00:19:31,525 今 戦うて 勝てると思うか! 148 00:19:31,525 --> 00:19:35,196 我らは今川に備え 手はずを整えておるではありませぬか。 149 00:19:35,196 --> 00:19:37,865 美濃と手を結び 姫をめとった。 150 00:19:37,865 --> 00:19:42,536 今川が来れば 美濃は黙っておりませぬ。 我らは必ず勝てまする! 151 00:19:42,536 --> 00:19:46,407 (信秀)美濃が加勢に来るかどうか まだ分からぬぞ。➡ 152 00:19:46,407 --> 00:19:49,210 斎藤利政は蝮や! 153 00:19:49,210 --> 00:19:53,547 こちらが弱みを見せれば たちまち この喉元に牙をむく男ぞ。 154 00:19:53,547 --> 00:19:59,220 手を結んでから まだ日が浅い。 まだまだ当てにはできぬ。 155 00:19:59,220 --> 00:20:01,520 (ため息) 156 00:20:03,090 --> 00:20:07,790 わしが こんな体でなければ…! 157 00:20:10,231 --> 00:20:18,231 今は… 今 戦えば…。 158 00:20:19,907 --> 00:20:23,207 我らは… 勝てぬ。 159 00:20:32,253 --> 00:20:39,253 この首 持っていけ! 160 00:20:40,928 --> 00:20:43,928 父上…。 161 00:20:46,600 --> 00:20:53,600 わしは… 父上に褒めてもらえると思うて…。 162 00:20:55,276 --> 00:20:58,576 愚か者…。 163 00:21:25,973 --> 00:21:28,673 (ため息) 164 00:21:43,457 --> 00:21:50,598 帰蝶殿は あの箱の中を ご覧になられたか? 165 00:21:50,598 --> 00:21:52,898 いいえ。 166 00:21:54,468 --> 00:21:57,271 (御前)そう。 167 00:21:57,271 --> 00:22:03,971 この世には 見てはならぬものがあるのです。 168 00:22:12,286 --> 00:22:16,286 (御前)開けてはならぬ箱があるのです。 169 00:22:28,636 --> 00:22:33,474 (御前)大きな子が 私のもう一人の息子。➡ 170 00:22:33,474 --> 00:22:35,910 次男の信勝です。 171 00:22:35,910 --> 00:22:39,910 私に よく似てるでしょう。 172 00:22:47,922 --> 00:22:54,622 (御前)小さな子は竹千代。 三河松平家のご嫡男です。 173 00:22:56,263 --> 00:23:00,935 (松平竹千代) 参りました。 もう 手がござりませぬ。 174 00:23:00,935 --> 00:23:06,273 (織田信勝)何じゃ もう参ったのか。 (竹千代)はい。 175 00:23:06,273 --> 00:23:08,943 手応えのないやつよのう。 176 00:23:08,943 --> 00:23:13,814 (御前)フフフ…。 そなたの腕が立ち過ぎるのじゃ。➡ 177 00:23:13,814 --> 00:23:18,953 次からは 駒を落としてさしあげなされ。 フフフ…。 178 00:23:18,953 --> 00:23:22,289 (竹千代)情けは無用でござります。 179 00:23:22,289 --> 00:23:24,289 まあ。 180 00:23:36,236 --> 00:23:40,908 人質の身で愛想のない子じゃ。 181 00:23:40,908 --> 00:24:07,601 ♬~ 182 00:24:07,601 --> 00:24:10,601 そなたは誰じゃ? 183 00:24:13,273 --> 00:24:20,147 帰蝶と申します。 昨日 美濃より 信長様のもとへ嫁いでまいりました。 184 00:24:20,147 --> 00:24:22,616 ふ~ん。 185 00:24:22,616 --> 00:24:29,289 美しい魚でございますね。 何という魚ですか? 186 00:24:29,289 --> 00:24:37,589 金魚じゃ。 唐より渡ってきたというが こんな所では 金魚もかわいそうじゃ。 187 00:24:40,234 --> 00:24:44,571 国を遠く離れ 狭い所に閉じ込められ…➡ 188 00:24:44,571 --> 00:24:49,243 わしと同じじゃのう。 同じ? 189 00:24:49,243 --> 00:24:54,915 母にも会えず 時々 この城へ連れてこられ…➡ 190 00:24:54,915 --> 00:24:58,915 つまらぬ将棋のお相手をし…。 191 00:25:07,494 --> 00:25:10,464 つまらぬ将棋? 192 00:25:10,464 --> 00:25:15,936 (竹千代)わざと負けておるのじゃ。 せめて 信長様がおられればのう。 193 00:25:15,936 --> 00:25:18,272 信長様が? 194 00:25:18,272 --> 00:25:21,608 信長様は将棋が強い。 195 00:25:21,608 --> 00:25:26,480 信長様と指す将棋は面白い。 196 00:25:26,480 --> 00:25:29,780 そう。 あっ! 197 00:25:31,618 --> 00:25:34,918 信長様! どけ! 198 00:25:36,457 --> 00:25:39,157 帰蝶! 199 00:25:41,228 --> 00:25:43,928 帰るぞ。 200 00:26:22,836 --> 00:26:24,836 (銃声) 201 00:26:29,610 --> 00:26:32,310 お見事でございます。 202 00:26:34,882 --> 00:26:41,582 鉄砲は 音がよい。 この音を聞くと 気持ちがスッとなる。 203 00:26:43,891 --> 00:26:46,560 そなたも試してみるか? 204 00:26:46,560 --> 00:26:50,898 よいのですか? おっ よいぞ。 205 00:26:50,898 --> 00:26:55,898 やりまする! ここへ来よ。 はい。 206 00:27:07,915 --> 00:27:09,915 重いぞ。 207 00:27:13,587 --> 00:27:15,887 構えてみよ。 208 00:27:19,259 --> 00:27:24,259 よいか 鉄砲は構えが肝心なのじゃ。 209 00:27:31,605 --> 00:27:34,905 しかと的を見よ。 210 00:27:37,878 --> 00:27:40,547 放て! 211 00:27:40,547 --> 00:27:44,418 (銃声) ハハハッ! 212 00:27:44,418 --> 00:27:48,889 かすった! そなた 筋がよいではないか。 213 00:27:48,889 --> 00:27:53,560 まるで 雷に打たれたような…。 214 00:27:53,560 --> 00:27:57,431 かようなものとは。 懲りたか? 215 00:27:57,431 --> 00:28:01,902 楽しうございます。 かようなものと知っておれば➡ 216 00:28:01,902 --> 00:28:05,239 美濃にいる時 もっと早くやらせてもろうたものを。 217 00:28:05,239 --> 00:28:10,577 親父殿も 鉄砲をたしなんでおられたか? 父上ではござりませぬ。 218 00:28:10,577 --> 00:28:14,915 いとこの明智十兵衛という者が…。 219 00:28:14,915 --> 00:28:19,253 急に鉄砲に興味を持ったと思うたら 手に入れたいゆえ➡ 220 00:28:19,253 --> 00:28:25,592 堺へ参る 近江へ参ると騒いで… 父上が困り果てるほどでございました。 221 00:28:25,592 --> 00:28:32,866 ほう。 そなたの親父殿を困らせるとは 面白き男よのう。 222 00:28:32,866 --> 00:28:36,536 まことに 面白き男なのです。➡ 223 00:28:36,536 --> 00:28:42,409 何かに夢中になると 怖いものが この世から 皆 消えてしまうから➡ 224 00:28:42,409 --> 00:28:46,409 困るのだそうです。 ふ~ん。 225 00:28:51,084 --> 00:28:57,224 今日 お義父上と何か悪しきことでも…? 226 00:28:57,224 --> 00:29:02,224 毎度のことじゃ… 気にするほどのことではない。 227 00:29:04,898 --> 00:29:09,236 信長様は お義父上が お嫌いですか? 228 00:29:09,236 --> 00:29:11,536 いいや。 229 00:29:14,574 --> 00:29:19,246 帰蝶は 親父殿が好きか? 230 00:29:19,246 --> 00:29:24,918 はい。 時々 大っ嫌いになる時以外は…。 231 00:29:24,918 --> 00:29:29,256 フッ… わしも同じじゃ。 232 00:29:29,256 --> 00:29:34,556 (帰蝶)同じ? 時々 大っ嫌いになる。 233 00:29:36,863 --> 00:29:40,563 (帰蝶)同じでございますね。 234 00:29:59,553 --> 00:30:01,488 ああ…。 235 00:30:01,488 --> 00:30:05,225 (藤田伝吾)暑いですなあ。 ああ。 236 00:30:05,225 --> 00:30:10,564 毎日 かんかん照りじゃ。 一向に雨が降らんな。 237 00:30:10,564 --> 00:30:17,237 (伝吾)隣の里では 田に引く水を争うて 大きなもめ事になったと聞きましたよ。 238 00:30:17,237 --> 00:30:21,908 そうか。 それは ひと事とは思えんな。 239 00:30:21,908 --> 00:30:26,246 我らも こうして 米を融通しに来ておるのだ。 240 00:30:26,246 --> 00:30:31,118 (伝吾)しかし 妙だと思いませぬか? ん? 241 00:30:31,118 --> 00:30:36,590 妻木ほどの城が 蔵の米さえ食らい尽くすなどと➡ 242 00:30:36,590 --> 00:30:40,927 そんなことがありますか? さあな。 243 00:30:40,927 --> 00:30:44,798 叔父上が 米を持っていけと仰せられたのだ。 244 00:30:44,798 --> 00:30:49,498 従うほかあるまい。 はあ…。 245 00:30:54,474 --> 00:30:58,478 (家臣)ああ お待ちしておりました。 遠いところを かたじけのうございます。 246 00:30:58,478 --> 00:31:04,178 この暑い折に申し訳ござりませぬ。 さあ こちらへ。 247 00:31:06,953 --> 00:31:10,624 蔵は館の裏手にございます。 248 00:31:10,624 --> 00:31:13,293 伝吾。 はっ。 米は そちに任せる。 249 00:31:13,293 --> 00:31:18,165 わしは 妻木殿の所へ 挨拶へ行ってまいる。 では 案内の者を。 250 00:31:18,165 --> 00:31:22,969 いや それには及びませぬ。 ここは 幼き頃➡ 251 00:31:22,969 --> 00:31:27,841 父によく連れられて参った所です。 ああ さようでございましたか。 252 00:31:27,841 --> 00:31:32,541 では 私は米蔵へご案内つかまつります。 253 00:31:34,247 --> 00:31:36,247 うむ。 254 00:32:00,273 --> 00:32:07,273 (子どもたちの笑い声) 255 00:32:11,284 --> 00:32:56,263 ♬~ 256 00:32:56,263 --> 00:33:01,134 (女)もし 戸を閉めて下さいませ。 257 00:33:01,134 --> 00:33:03,603 ん? 258 00:33:03,603 --> 00:33:08,942 (女)鬼に見つかってしまいます。 鬼? 259 00:33:08,942 --> 00:33:14,942 (熙子)かわいい小鬼が3匹 私を捜しているのです。 260 00:33:17,284 --> 00:33:19,619 かくれんぼにございます。 261 00:33:19,619 --> 00:33:21,555 ああ! 262 00:33:21,555 --> 00:33:24,855 (熙子)お静かに。 263 00:33:34,568 --> 00:33:38,905 しかし 表には 花びらが落ちておりましたよ。 264 00:33:38,905 --> 00:33:44,578 あれでは 小鬼たちも気付いてしまう。 ああ…。 265 00:33:44,578 --> 00:33:47,578 その花びらをどうなさるのです? 266 00:33:49,449 --> 00:33:55,449 私を見つけたら 花吹雪を浴びせてやるのです。 267 00:33:57,924 --> 00:34:00,624 覚えがあります。 268 00:34:02,796 --> 00:34:09,496 わしも ここで 鬼となり かくれんぼを…。 269 00:34:12,272 --> 00:34:18,972 隠れていた女子を見つけて 花吹雪を浴び…。 270 00:34:22,282 --> 00:34:27,621 そうか… あれは そなたか。 271 00:34:27,621 --> 00:34:30,957 熙子殿じゃ。 はい。 272 00:34:30,957 --> 00:34:34,957 またお会いできて うれしく思います。 273 00:34:36,763 --> 00:34:41,901 (熙子)里も屋敷も 何もかも昔のままでございます。 274 00:34:41,901 --> 00:34:46,773 うむ…。 この庭も懐かしい。 275 00:34:46,773 --> 00:34:50,910 (熙子)城下の祭りは 覚えていらっしゃいますか? 276 00:34:50,910 --> 00:34:56,249 祭り? (熙子)お父上と 最初においでになったのは➡ 277 00:34:56,249 --> 00:35:01,588 祭りの日でした。 ああ…。 278 00:35:01,588 --> 00:35:05,458 あの日 空に虹がかかりました。 279 00:35:05,458 --> 00:35:13,158 風に乗った笛の音が かすかに屋敷に聞こえました。 280 00:35:15,135 --> 00:35:20,940 こうして この廊下を歩きながら➡ 281 00:35:20,940 --> 00:35:25,640 光秀様は 私におっしゃいました。 282 00:35:28,615 --> 00:35:35,221 (熙子)大きくなったら 十兵衛のお嫁におなりって。 283 00:35:35,221 --> 00:35:42,095 そんな… ことを? 284 00:35:42,095 --> 00:35:45,395 子どもの頃の話でございます。 285 00:35:47,567 --> 00:35:50,470 (子どもたち)見つけたぞ! 見つけたぞ~! 286 00:35:50,470 --> 00:35:53,440 (熙子)なんと 小鬼に見つかってしもうた。 287 00:35:53,440 --> 00:35:58,211 もう逃がしませぬ。 逃げてみせようぞ。 288 00:35:58,211 --> 00:36:00,146 それ~! (子どもたち)うわ~! 289 00:36:00,146 --> 00:36:04,584 (熙子)それ~! (子どもたち)うわ~! こっちじゃ こっちじゃ。➡ 290 00:36:04,584 --> 00:36:07,487 そ~れ! (子どもたち)うわ~! 291 00:36:07,487 --> 00:36:31,745 ♬~ 292 00:36:31,745 --> 00:36:36,883 (明智光安)う~む…。 (牧)随分と遅うございますね。 293 00:36:36,883 --> 00:36:41,221 (光安)しばししばし待たれよ。 もう少しで よい手を思いつきそうなのじゃ。 294 00:36:41,221 --> 00:36:45,558 十兵衛でございますよ。 ああ…。 295 00:36:45,558 --> 00:36:49,429 妻木殿には もろもろ伝えてあるのですね? 296 00:36:49,429 --> 00:36:55,235 ご案じなされるな。 妻木殿には こちらの思惑をきちんと伝えてあります。 297 00:36:55,235 --> 00:37:00,907 どのように伝えてあるのですか? つまり… 十兵衛も そろそろ独り身では➡ 298 00:37:00,907 --> 00:37:05,245 差し支えが出る頃である。 聞けば 妻木殿の娘御 熙子殿も➡ 299 00:37:05,245 --> 00:37:09,582 そういう年頃である由。 よろしくお取り計らい頂ければ➡ 300 00:37:09,582 --> 00:37:12,485 幸いなりと。 それだけですか? 301 00:37:12,485 --> 00:37:18,591 それだけです。 はあ… それでは 雲をつかむような話ではありませんか。 302 00:37:18,591 --> 00:37:21,494 さようなことはございません。 303 00:37:21,494 --> 00:37:26,266 妻木に米を運べと言われて行ってみたら 麗しい熙子殿がいる。 304 00:37:26,266 --> 00:37:30,603 あとは 妻木殿が よろしく取り計らってくれます。 305 00:37:30,603 --> 00:37:34,474 どう取り計らって下さるのですか? 306 00:37:34,474 --> 00:37:38,174 それは分かりませぬが。 307 00:37:39,879 --> 00:37:43,750 十兵衛が その気になってくれれば めでたいのじゃが…➡ 308 00:37:43,750 --> 00:37:48,050 わしも 早う 十兵衛に 身を固めてもらいたい。 309 00:37:49,889 --> 00:37:54,227 兄上が亡くなる時 約束したのじゃ。 310 00:37:54,227 --> 00:38:01,568 十兵衛が身を固め 一家の主となった時 この明智城をお返しすると。 311 00:38:01,568 --> 00:38:05,238 わしは それまで なんとしても この城を守ってみせる。 312 00:38:05,238 --> 00:38:10,910 そして 兄上がそうであったように 十兵衛にも 立派な城主となってもらう。 313 00:38:10,910 --> 00:38:17,584 それまで もう一息じゃ。 ようやく 今日まで…。 314 00:38:17,584 --> 00:38:21,454 約束したのじゃ 兄上と…。 315 00:38:21,454 --> 00:38:26,259 明智家が今日まで永らえたのも ひとえに光安殿のおかげです。 316 00:38:26,259 --> 00:38:28,928 いやいやいや そのようなことは…。 317 00:38:28,928 --> 00:38:33,533 牧殿に そのようなことを言われると…。 318 00:38:33,533 --> 00:38:35,468 ただいま戻りました。 319 00:38:35,468 --> 00:38:39,873 (光安)おお… 戻ったか。 まあ… さぞや疲れたであろう。 320 00:38:39,873 --> 00:38:41,808 いや 疲れはしませんが➡ 321 00:38:41,808 --> 00:38:45,745 妻木の殿に酒を勧められ 少々 頂いてしまい…➡ 322 00:38:45,745 --> 00:38:50,216 いや~ お話好きなお方で 帰る糸口が なかなか つかめませんでした。 323 00:38:50,216 --> 00:38:54,888 妻木様は どのようなお話でしたか? ああ…➡ 324 00:38:54,888 --> 00:39:00,760 庭の話や 山の話を…。 確か 妻木殿には 娘御がおられたと思うが➡ 325 00:39:00,760 --> 00:39:05,531 立派な姫君になられたであろうな。 はあ…。 326 00:39:05,531 --> 00:39:07,901 お話 なされましたか? 327 00:39:07,901 --> 00:39:12,772 しましたが 何しろ お父上が 庭や山の話で…。 328 00:39:12,772 --> 00:39:18,244 ハハッ… あっ あとは 酒を飲め 酒を飲めと…。 329 00:39:18,244 --> 00:39:24,244 いや 今日は館へ戻り 休みます。 では。 330 00:39:45,872 --> 00:39:49,208 (鐘の音) 331 00:39:49,208 --> 00:39:51,544 (望月東庵)あ~! 332 00:39:51,544 --> 00:39:56,416 (茶の振売)一服一銭 よい茶でござる。 茶はいかがかな。 333 00:39:56,416 --> 00:40:01,220 一服一銭 よい茶でござる。 茶はいかがかな。 334 00:40:01,220 --> 00:40:04,220 (東庵)あ~! 335 00:40:06,092 --> 00:40:11,230 (東庵)あ~! 先生 何をしているのですか? 336 00:40:11,230 --> 00:40:20,573 (東庵)うん。 近頃 ねずみが増えてな 壁の穴を塞いでやろうと思うのじゃ。 337 00:40:20,573 --> 00:40:25,244 (振売)うちもだ。 夜になると ねずみの足音がうるさいのなんので…。 338 00:40:25,244 --> 00:40:30,583 ああ。 うちはな 飾った花まで食われる。 339 00:40:30,583 --> 00:40:33,486 花なんか食って 腹の足しになるんですかね? 340 00:40:33,486 --> 00:40:36,255 うん…。 341 00:40:36,255 --> 00:40:44,597 ああ…。 戦の度に家が焼け 空き家が増える。 342 00:40:44,597 --> 00:40:50,937 空き家には食うものがないから ねずみが引っ越してくる。 343 00:40:50,937 --> 00:40:56,809 わしらも ねずみも 恨めしいのは戦じゃ。 344 00:40:56,809 --> 00:41:01,948 人が減って わしらの商いも上がったりですよ。➡ 345 00:41:01,948 --> 00:41:04,283 わ~! (ねずみの鳴き声) 346 00:41:04,283 --> 00:41:08,621 そうか。 じゃあ 一服もらおう。 347 00:41:08,621 --> 00:41:10,556 へい! 348 00:41:10,556 --> 00:41:32,812 ♬~ 349 00:41:32,812 --> 00:41:36,783 (患者)痛っ! 痛たたた…。 350 00:41:36,783 --> 00:41:40,253 (駒)ごめんなさい。 何やってんだよ~。 351 00:41:40,253 --> 00:41:42,588 ごめんなさい。 今 背中 もみます。 352 00:41:42,588 --> 00:41:48,261 おい 駒ちゃん。 やっぱ 駄目だよ。 先生 呼んでくれよ。 先生。 353 00:41:48,261 --> 00:41:51,164 ごめんなさい…。 354 00:41:51,164 --> 00:41:57,164 (東庵)トメ吉のとこの茶はうまい。 (振売)ありがとうございます。 355 00:41:59,272 --> 00:42:02,175 おっ。 先生…。 356 00:42:02,175 --> 00:42:07,613 どうした? まだ 鍼療治の途中であろう。 357 00:42:07,613 --> 00:42:11,613 私 駄目です。 うん? 358 00:42:13,286 --> 00:42:16,286 駄目みたいです。 359 00:42:17,957 --> 00:42:21,957 ああ… そうか。 360 00:42:23,629 --> 00:42:26,532 駒… ああ…。 361 00:42:26,532 --> 00:42:30,232 うん。 駒。 362 00:42:31,904 --> 00:42:33,840 駒。 363 00:42:33,840 --> 00:42:37,243 駒ちゃん どうしたんだい? ああ…。 364 00:42:37,243 --> 00:42:40,580 このところ こうなのじゃ。 365 00:42:40,580 --> 00:42:44,880 困ったもんじゃ…。 366 00:42:47,453 --> 00:42:52,592 ≪参られよ 参られよ~! 参られよ 参られよ~!➡ 367 00:42:52,592 --> 00:42:58,464 伊呂波太夫が ひと踊り~! 伊呂波太夫が ひと踊り~!➡ 368 00:42:58,464 --> 00:43:01,934 参られよ 参られよ~! 369 00:43:01,934 --> 00:43:05,805 鬼め! 竹千代を今川に渡すようなら➡ 370 00:43:05,805 --> 00:43:10,276 盟約を考え直さねばならぬ。 人質の取り交わしなど同意できませぬ! 371 00:43:10,276 --> 00:43:14,147 いずれ この国の主におなりになる。 我が子を見殺しにいたしましょうか? 372 00:43:14,147 --> 00:43:17,150 竹千代様だけでも ご無事でいて頂かねば…。 373 00:43:17,150 --> 00:43:19,285 いずれ 討つべきと思うております。 374 00:43:19,285 --> 00:43:23,623 手の届かぬお方だったのね…。 明智家の…! 375 00:43:23,623 --> 00:43:26,923 明智十兵衛と申します。 明智? 376 00:43:33,799 --> 00:43:36,202 岐阜県土岐市。 377 00:43:36,202 --> 00:43:38,871 光秀の妻となる熙子は➡ 378 00:43:38,871 --> 00:43:45,871 この地にあった妻木郷の豪族 妻木氏の娘といわれています。 379 00:43:51,217 --> 00:43:56,556 城山山頂に築かれた山城 妻木城。 380 00:43:56,556 --> 00:44:03,856 土岐一族の流れをくむ妻木氏が 城主となり この地を治めていました。 381 00:44:05,898 --> 00:44:09,769 当時 築城されたといわれるこの城は➡ 382 00:44:09,769 --> 00:44:15,469 時代とともに 堅ろうな城に 整備されていったといいます。 383 00:44:20,446 --> 00:44:25,918 山に囲まれたこの地域は 良質な土が取れたことから➡ 384 00:44:25,918 --> 00:44:31,218 古くから 焼き物の産地として 知られてきました。 385 00:44:35,528 --> 00:44:40,199 妻木氏は 領内での陶器の生産を奨励。 386 00:44:40,199 --> 00:44:44,899 現在の美濃焼の基礎を作りました。 387 00:44:47,073 --> 00:44:52,211 光秀は 焼き物の里で生まれた熙子と共に➡ 388 00:44:52,211 --> 00:44:57,211 波乱万丈の人生を歩むこととなるのです。 389 00:45:33,819 --> 00:45:36,756 夕雲流免許皆伝 法月弦之丞が➡ 390 00:45:36,756 --> 00:45:41,227 虚無僧に身をやつし 10年ぶりに戻った江戸で➡ 391 00:45:41,227 --> 00:45:47,900 将来を誓った甲賀の娘 千絵の父 世阿弥が行きがた知れずとなり➡ 392 00:45:47,900 --> 00:45:52,772 甲賀家断絶の危機を 迎えている事を知る。➡ 393 00:45:52,772 --> 00:45:58,244 世阿弥は 幕府転覆の血判状 鳴門秘帖を求めて➡