1 00:00:09,050 --> 00:00:12,750 いかがですか。 2 00:00:25,200 --> 00:00:28,870 (五十次)お駒さん 今日は どこでお灸を据えてきたのかね。 3 00:00:28,870 --> 00:00:31,540 (駒)これ きれいだこと。 4 00:00:31,540 --> 00:00:35,410 もう こういうものは手に入らない。 この一反だけ残ったんだ。 5 00:00:35,410 --> 00:00:39,890 お駒さんなら半値でいいよ。 どうして手に入らないのです? 6 00:00:39,890 --> 00:00:44,220 戦だ。 近々 大きな戦が始まるというから➡ 7 00:00:44,220 --> 00:00:49,900 今川様のご家来衆が 戦装束のために まとめ買いされておるそうじゃ。 8 00:00:49,900 --> 00:00:52,560 戦…。 (五十次)どこも同じだ。➡ 9 00:00:52,560 --> 00:00:57,240 刃物も革も米もみそも 売るものがない。➡ 10 00:00:57,240 --> 00:01:01,840 皆 尾張の方に送り込まれておるそうな。 尾張…。 11 00:01:01,840 --> 00:01:06,540 何万という軍勢で尾張へ攻め込むらしい。 12 00:01:08,180 --> 00:01:11,880 さっさと歩け ほら! 13 00:01:15,050 --> 00:01:19,790 また 戦ですか…。 14 00:01:19,790 --> 00:01:32,870 「子曰わく 人にして遠き慮 無ければ必ず近き憂いあり」。 15 00:01:32,870 --> 00:01:39,750 (明智十兵衛光秀)人は はるか先のこと はるか遠くにいる人々のことに➡ 16 00:01:39,750 --> 00:01:46,890 絶えず気を配るべきである。 身近なことを上手に治める者は➡ 17 00:01:46,890 --> 00:01:54,890 それができる者である。 そういう孔子様のお言葉だ。 18 00:02:02,370 --> 00:02:06,070 今日はここまでにする。 19 00:02:17,850 --> 00:02:22,520 (熙子)お帰りなさいませ。 左馬助が 先ほどお戻りになりました。 20 00:02:22,520 --> 00:02:25,860 おう 戻ったか。 (熙子)尾張からの長旅で➡ 21 00:02:25,860 --> 00:02:30,860 だいぶ お疲れのご様子ですが。 うむ そうだろうな。 22 00:02:32,530 --> 00:02:36,400 (常)小袖をお作りいたしましょう。 (牧)ああ うれしい。 23 00:02:36,400 --> 00:02:40,870 母上 ただいま帰参いたしました。 (牧)お帰りなさい。 24 00:02:40,870 --> 00:02:45,210 ご覧なされ。 駒さんが私にと送ってくれたのです。 25 00:02:45,210 --> 00:02:49,080 この子にも薬草をたくさん。 26 00:02:49,080 --> 00:02:52,080 ほう 駒殿が? 27 00:02:54,550 --> 00:02:58,420 (熙子)赤子の肌が荒れた折 夜泣きがやまぬ折➡ 28 00:02:58,420 --> 00:03:03,160 赤子のために思いつく限りの薬を送ると 書いてこられました。 29 00:03:03,160 --> 00:03:06,830 うれしうございます。 うむ…。 30 00:03:06,830 --> 00:03:12,500 駒殿の薬なら よく効くぞ。 元気に育ってくれよ。 31 00:03:12,500 --> 00:03:14,840 (牧)元気なややこじゃ。 32 00:03:14,840 --> 00:03:18,540 左馬助は離れか? (熙子)はい。 33 00:03:20,710 --> 00:03:23,410 常。 (常)はい。 34 00:03:26,850 --> 00:03:30,520 十兵衛様。 ああ。 35 00:03:30,520 --> 00:03:37,400 左馬助に湯漬けなどを お出ししようと思ったのですが➡ 36 00:03:37,400 --> 00:03:42,130 もう米がありませぬ。➡ 37 00:03:42,130 --> 00:03:46,870 常が寺へ借りに行ったのですが 色よい返事は頂けず…。 38 00:03:46,870 --> 00:03:51,740 かような話 申し上げるべきではないと 存じますが…➡ 39 00:03:51,740 --> 00:03:55,550 申し訳ございませぬ。 40 00:03:55,550 --> 00:03:58,250 うむ…。 41 00:04:00,220 --> 00:04:03,220 それで…。 42 00:04:05,490 --> 00:04:12,190 駒さんから頂いた薬草を半分 質入れしてみてはどうかと…。 43 00:04:15,170 --> 00:04:18,840 うむ… そうか。 44 00:04:18,840 --> 00:04:22,710 このままではいかぬと思うていたが…。 45 00:04:22,710 --> 00:04:32,180 ≪(赤子の声) 46 00:04:32,180 --> 00:04:34,850 分かった。 47 00:04:34,850 --> 00:04:47,430 ♬~ 48 00:04:47,430 --> 00:04:49,870 (明智左馬助)十兵衛様! いや そのままでよい。 49 00:04:49,870 --> 00:04:52,200 (左馬助)あ… いえ。 疲れたか。 50 00:04:52,200 --> 00:04:56,070 (左馬助)お恥ずかしゅうございます。 51 00:04:56,070 --> 00:04:59,080 帰蝶様には会うたか? はい。 52 00:04:59,080 --> 00:05:03,150 十兵衛様はご息災と申し上げると お喜びのご様子でした。 53 00:05:03,150 --> 00:05:09,150 うむ。 で 向こうの様子は? はっ。 54 00:05:10,820 --> 00:05:16,160 十兵衛様が案じておられたとおり 今川義元の勢いが強まり➡ 55 00:05:16,160 --> 00:05:19,500 国境のおもだった城が 今川方に取り込まれ➡ 56 00:05:19,500 --> 00:05:22,170 尾張を狙う出城と化しております。➡ 57 00:05:22,170 --> 00:05:26,870 この大高城や鳴海城などが。 58 00:05:32,510 --> 00:05:35,850 この大高城が曲者だな。 59 00:05:35,850 --> 00:05:39,850 三河の兵で守りを固めております。 60 00:05:43,190 --> 00:05:51,190 今川は 尾張と戦をする時 必ず三河の兵を先陣につける。 61 00:05:52,860 --> 00:05:58,740 …となると 戦は近いぞ。 62 00:05:58,740 --> 00:06:05,040 今戦えば 尾張は危ない。 63 00:06:09,150 --> 00:06:15,490 駿河の今川義元は 隣国 遠江 三河の国を支配下に置き➡ 64 00:06:15,490 --> 00:06:19,820 更に尾張への進出をもくろんでいた。 65 00:06:19,820 --> 00:09:01,120 ♬~ 66 00:09:13,470 --> 00:09:15,400 左馬助。 67 00:09:15,400 --> 00:09:17,340 はっ。 68 00:09:17,340 --> 00:09:24,810 今 三河のおもだつ武士の中で 今川義元に近いのは誰か存じておるか? 69 00:09:24,810 --> 00:09:31,150 しかとは存じませぬが 以前 尾張の人質だった➡ 70 00:09:31,150 --> 00:09:34,820 松平竹千代殿が 今川義元に大事にされていると➡ 71 00:09:34,820 --> 00:09:36,750 帰蝶様が申されていました。 そうか! 72 00:09:36,750 --> 00:09:39,690 (左馬助)は? 竹千代…。 73 00:09:39,690 --> 00:09:44,160 (松平竹千代)我を三河の刈屋まで 連れていってくれぬか? 74 00:09:44,160 --> 00:09:49,860 母上がおられるのじゃ。 母上のもとへ行きたい。 75 00:09:52,040 --> 00:09:54,810 左馬助。 (左馬助)はい。 76 00:09:54,810 --> 00:09:59,510 すまぬが もう一度 尾張へ足を運んでくれぬか。 77 00:09:59,510 --> 00:10:04,180 (左馬助)は? 今川と五分に戦う手だてだが…。 78 00:10:04,180 --> 00:10:09,850 帰蝶様に文を書くゆえ 渡してほしいのだ。 79 00:10:09,850 --> 00:10:12,850 はい! 80 00:10:16,530 --> 00:10:21,200 (今川義元)よいか。 もはや議は尽くした。 81 00:10:21,200 --> 00:10:23,540 打つべき手も打った。➡ 82 00:10:23,540 --> 00:10:28,410 大高城 鳴海城➡ 83 00:10:28,410 --> 00:10:34,180 これらの城を足掛かりに 一気に尾張へ攻め込むべきと思うが➡ 84 00:10:34,180 --> 00:10:36,110 どうじゃ! 85 00:10:36,110 --> 00:10:38,810 (一同)はっ! 86 00:10:42,220 --> 00:10:48,090 (朝比奈親徳) 尾張を落とせば 三河 遠江合わせ➡ 87 00:10:48,090 --> 00:10:53,090 今川家は 日の本屈指の大大名となられましょう。 88 00:10:55,230 --> 00:11:02,040 こたびの戦は わしも出陣する所存。 89 00:11:02,040 --> 00:11:08,510 …で 我らに先んじて この大高城に入り➡ 90 00:11:08,510 --> 00:11:12,850 織田勢に斬り込む先鋒は誰がよい? 91 00:11:12,850 --> 00:11:20,730 恐れながら 先鋒は その地に詳しい 三河の者こそ ふさわしいかと…。 92 00:11:20,730 --> 00:11:24,030 三河の誰じゃ。 93 00:11:42,550 --> 00:11:45,250 (松平元康)さあ。 94 00:11:47,220 --> 00:11:52,090 (望月東庵)恐れ入りました。 95 00:11:52,090 --> 00:11:56,890 ハッ… 勝ったぞ! 96 00:11:56,890 --> 00:12:01,730 ようやく勝てた! ハハハッ! 97 00:12:01,730 --> 00:12:08,170 (東庵)これで私の5敗目ということに なりましたな。 98 00:12:08,170 --> 00:12:12,040 う~ん 東庵殿は強い。 99 00:12:12,040 --> 00:12:19,780 私は98勝 差し引き93。 100 00:12:19,780 --> 00:12:23,720 ほぼ2貫の貸しでございますよ。 101 00:12:23,720 --> 00:12:30,420 分かっておる。 三河に戻った折には 倍にしてお返しする。 102 00:12:35,870 --> 00:12:40,200 (源応尼)元康殿は 今日は晴れ晴れとしたお顔じゃな。 103 00:12:40,200 --> 00:12:44,880 おばば様 ご覧下さい。 大敵 東庵殿を打ち負かしたのです。 104 00:12:44,880 --> 00:12:49,750 大事の前にさい先のよい勝ちじゃ。 それは何より。 105 00:12:49,750 --> 00:12:53,890 私も ようやく首の痛みが取れました。 106 00:12:53,890 --> 00:12:56,790 東庵殿の鍼のおかげじゃ。 107 00:12:56,790 --> 00:13:04,160 ああ… いやいや 効いたとすれば 駒のお灸でございましょう。 108 00:13:04,160 --> 00:13:09,830 近頃 あちこちで評判がようございます。 はい。 109 00:13:09,830 --> 00:13:14,170 だとよいのですが まだ うまくツボが捉えられません。 110 00:13:14,170 --> 00:13:19,510 案ずることはない。 もう東庵先生に頼らずとも➡ 111 00:13:19,510 --> 00:13:22,410 一人で立派にやってゆけますよ。 112 00:13:22,410 --> 00:13:26,850 源応尼様がそう仰せられると その気になってしまいます。 113 00:13:26,850 --> 00:13:31,720 こら 図に乗るな。 114 00:13:31,720 --> 00:13:34,720 (笑い声) 115 00:13:37,860 --> 00:13:44,540 大事の前と仰せられましたが 何か…? 116 00:13:44,540 --> 00:13:47,210 戦へ参ります。 117 00:13:47,210 --> 00:13:52,080 戦? どちらに? 118 00:13:52,080 --> 00:13:55,780 尾張へと。 119 00:14:01,150 --> 00:14:04,820 では私は 次の家へ。 120 00:14:04,820 --> 00:14:08,520 ああ。 後で行く。 121 00:14:10,160 --> 00:14:14,160 では。 (源応尼)では。 122 00:14:23,510 --> 00:14:27,180 では おばば様 私もこれにて…。 123 00:14:27,180 --> 00:14:31,050 明日 また東庵殿が お越しになる頃に参ります。 では。 124 00:14:31,050 --> 00:14:33,520 もうお行きか。 125 00:14:33,520 --> 00:14:38,390 そなたは私に会いとうて来るのか 東庵殿と将棋をしたくて来るのか➡ 126 00:14:38,390 --> 00:14:41,860 とんと分からぬ子じゃな。 127 00:14:41,860 --> 00:14:47,160 両方です。 では…。 128 00:14:59,210 --> 00:15:04,510 戦でございますか。 129 00:15:06,480 --> 00:15:15,180 先鋒を任され 織田信長勢の真っただ中に 送り込まれるそうです。 130 00:15:17,830 --> 00:15:24,500 三河の者は 長らく今川様の支配を受けてきて➡ 131 00:15:24,500 --> 00:15:31,840 尾張との戦いともなると 必ず矢面に立たされます。 132 00:15:31,840 --> 00:15:40,840 自分の孫ゆえ 面倒を見ろと 今川様に命じられておるが…。 133 00:15:44,190 --> 00:15:47,530 やるせない限りじゃ。 134 00:15:47,530 --> 00:15:55,530 こよい 今川様の館に呼ばれております。 135 00:15:57,870 --> 00:16:06,870 いささか気が重うなりました。 136 00:16:08,480 --> 00:16:12,150 今日は どこまで参るのじゃ? 137 00:16:12,150 --> 00:16:15,820 元康様は 今日も寄り道でございますか。 館に帰っても➡ 138 00:16:15,820 --> 00:16:19,490 家臣たちが戦の話ばかりでつまらぬ。 139 00:16:19,490 --> 00:16:23,160 戦ですから 致し方ありませんね。 140 00:16:23,160 --> 00:16:28,030 うん。 致し方ない。 141 00:16:28,030 --> 00:16:34,770 三河を今川様に返して頂くまでは 致し方ない。 142 00:16:34,770 --> 00:16:40,510 父上は亡くなり 母上は織田方の実家に返され➡ 143 00:16:40,510 --> 00:16:46,180 私とおばば様は ここで人質として置かれ…➡ 144 00:16:46,180 --> 00:16:51,060 何もかも致し方ないのだ。 145 00:16:51,060 --> 00:16:54,060 されどな…。 146 00:16:56,530 --> 00:17:00,530 時々 投げ出しとうなる。 147 00:17:02,130 --> 00:17:09,830 このまま寄り道を続けて… あれも これも…。 148 00:17:13,140 --> 00:17:17,820 (元康)そなたは 仕事じゃな。 はい。 149 00:17:17,820 --> 00:17:22,690 毎日お灸を望まれている 不思議なお方がこの先においでなのです。 150 00:17:22,690 --> 00:17:27,490 不思議な? 頭痛 腹痛 打ち身。 151 00:17:27,490 --> 00:17:30,830 何にでも効く丸薬をお作りになり➡ 152 00:17:30,830 --> 00:17:34,170 お知り合いの方たちに売って 暮らしておられるご老人なのです。 153 00:17:34,170 --> 00:17:39,500 ふ~ん… ん? 何にでも効く薬を作っているのなら➡ 154 00:17:39,500 --> 00:17:43,370 お灸は不要であろうに。 それを信じる人もいて➡ 155 00:17:43,370 --> 00:17:49,180 噂を聞いて 戦の前にお守り代わりに 買うていく人が多いのだそうです。 156 00:17:49,180 --> 00:17:53,520 戦にか? 近所の方たちが申しますのに➡ 157 00:17:53,520 --> 00:17:59,190 それを買うた人で 戦で死んだ人がおらぬのだそうです。 158 00:17:59,190 --> 00:18:05,000 皆 帰ってきて あの薬が効いたと そう申すそうです。 159 00:18:05,000 --> 00:18:10,130 それで 戦の折にはよく売れると…。 160 00:18:10,130 --> 00:18:15,810 何にでも効く薬など この世にあるとは思いませぬが➡ 161 00:18:15,810 --> 00:18:21,680 効くと信じる人には お守り代わりにはなるのかもしれませぬ。 162 00:18:21,680 --> 00:18:27,420 そのような薬があるのなら 誰でも心を動かされよう。 163 00:18:27,420 --> 00:18:31,360 (駒)元康様もでございますか? 164 00:18:31,360 --> 00:18:38,830 私も… 生きて帰れるのなら 信じてみようかと。 165 00:18:38,830 --> 00:18:42,700 今 ありますよ。 そのご老人がやるとおっしゃるので➡ 166 00:18:42,700 --> 00:18:46,700 一袋頂いたものが。 ほう。 167 00:19:03,990 --> 00:19:06,990 これか…。 168 00:19:06,990 --> 00:19:10,760 お持ちになりますか? 169 00:19:10,760 --> 00:19:14,670 よいのか? どうぞ。 170 00:19:14,670 --> 00:19:22,370 それで元康様がご無事に帰るのなら 私も信じてみます。 171 00:19:25,810 --> 00:19:29,150 かたじけない。 172 00:19:29,150 --> 00:19:34,150 これは 駒殿からもろうたお守りじゃ。 173 00:19:37,020 --> 00:19:40,490 必ず生きて戻ってまいる。 174 00:19:40,490 --> 00:20:07,720 ♬~ 175 00:20:07,720 --> 00:20:10,020 ごめんなさい。 176 00:20:17,190 --> 00:20:21,490 芳仁さん お灸を据えに来ましたよ。 177 00:20:32,540 --> 00:20:35,880 (芳仁)ああ… すまん。 178 00:20:35,880 --> 00:20:41,550 (義元)先年亡くなった わしの師である雪斎和上が➡ 179 00:20:41,550 --> 00:20:45,250 よう そなたの話をしておった。 180 00:20:46,890 --> 00:20:49,790 (義元)一度 鍼をうってもらうと➡ 181 00:20:49,790 --> 00:20:54,770 癖になるほど 体の凝りが取れると言うていたが。 182 00:20:54,770 --> 00:21:03,370 皆様 そう仰せになりますが 不思議なことに➡ 183 00:21:03,370 --> 00:21:10,110 己の凝りには 一向に効き目がござりませぬ。 184 00:21:10,110 --> 00:21:16,050 医者というものは 世のため 人のためのみに➡ 185 00:21:16,050 --> 00:21:21,190 生きておるという証しではないか? 186 00:21:21,190 --> 00:21:25,060 (東庵)恐れ多いお言葉。➡ 187 00:21:25,060 --> 00:21:34,210 いつもの肩凝りが そのお言葉で 倍ほど ひどうなりました。 188 00:21:34,210 --> 00:21:37,110 ハッハッハッハ…。 189 00:21:37,110 --> 00:21:41,550 今日 呼び立てたのはほかでもない。 190 00:21:41,550 --> 00:21:48,420 わしもな肩凝りがひどうてな 雪斎和上が褒めたたえていた➡ 191 00:21:48,420 --> 00:21:53,890 そなたの療治を受けてみようかと 思い立ったからじゃ。 192 00:21:53,890 --> 00:21:59,890 はは… 恐れ入りましてござります。 193 00:22:01,500 --> 00:22:11,510 そなた 松平元康とはここ数年 将棋を指し合う仲だそうだな。➡ 194 00:22:11,510 --> 00:22:18,810 元康の祖母 源応尼とも 親しうしておるとか…。 195 00:22:29,530 --> 00:22:35,200 存じておろうが あの者たちは三河の者じゃ。 196 00:22:35,200 --> 00:22:42,870 されど わしは元康を大事に思うて 元服にも手を貸し➡ 197 00:22:42,870 --> 00:22:50,210 三河岡崎城主の子であったことを配慮し 今日まで育ててきた。 198 00:22:50,210 --> 00:22:57,890 先の初陣も わしの命を受け見事に戦うてみせた。 199 00:22:57,890 --> 00:23:07,700 元康こそ 三河の武士の棟梁に ふさわしき器じゃと わしは見ておる。 200 00:23:07,700 --> 00:23:14,170 はっ まことに よき若武者かと。 201 00:23:14,170 --> 00:23:27,170 ただ… 万が一 元康が尾張へ寝返れば 我が身が危うい。 202 00:23:30,190 --> 00:23:38,530 元康は 信ずるに足る若者と思うが➡ 203 00:23:38,530 --> 00:23:43,230 どうじゃ? 204 00:23:49,170 --> 00:23:59,820 医は仁術と申します。 人をみるのが仕事でございます。 205 00:23:59,820 --> 00:24:11,830 元康様は 裏表のないお方➡ 206 00:24:11,830 --> 00:24:19,830 殿がご案じになるようなお方ではないと 存じます。 207 00:24:25,380 --> 00:24:29,380 よう申した。 208 00:24:29,380 --> 00:24:37,050 さすが 我が師 雪斎和上が 見込んだ者だけのことはある。 209 00:24:37,050 --> 00:24:42,190 フフフ… 安心したわい。 210 00:24:42,190 --> 00:24:52,540 ♬~ 211 00:24:52,540 --> 00:24:54,840 (いななき) 212 00:24:57,410 --> 00:25:01,810 永禄3年5月 今川義元は➡ 213 00:25:01,810 --> 00:25:07,510 2万5, 000の軍勢を率いて尾張を目指した。 214 00:25:13,420 --> 00:25:17,830 (中条家忠)この目障りな大高城を 丸根砦の佐久間も➡ 215 00:25:17,830 --> 00:25:22,170 鷲津砦の飯尾も いまだに攻めあぐねて らちが明かん。 216 00:25:22,170 --> 00:25:26,500 いっそ大将を入れ替えてはどうじゃ。 (毛利長秀)もはや間に合いませぬ。 217 00:25:26,500 --> 00:25:29,410 今川勢は既に駿河を出た。 どう迎え撃つか…。 218 00:25:29,410 --> 00:25:34,180 今川の本軍が来る前に 大高城と この鳴海城を潰しておかねば…。 219 00:25:34,180 --> 00:25:36,110 そうは申されましても。 何を言っておるのじゃ。 220 00:25:36,110 --> 00:25:40,810 和議を急ぐのじゃ! そのとおり 時を争うことでございます! 221 00:25:42,850 --> 00:25:45,760 殿! 殿! 222 00:25:45,760 --> 00:25:49,460 (一同)殿! 殿! 殿! 223 00:25:51,200 --> 00:25:54,100 (織田信長)帰蝶。 224 00:25:54,100 --> 00:25:57,870 どこへ参る? (帰蝶)熱田宮まで。 225 00:25:57,870 --> 00:26:03,140 熱田宮? この戦支度のさなかにか。 226 00:26:03,140 --> 00:26:08,480 (帰蝶)それゆえ行くのです。 殿もお行きになられた方がよろしいかと。 227 00:26:08,480 --> 00:26:11,380 わしも!? 228 00:26:11,380 --> 00:26:16,150 今川勢は2万5, 000。 こちらは せいぜい3, 000余り。 229 00:26:16,150 --> 00:26:22,030 美濃の父が 兄 義龍に敗れた折と同じでございます。 230 00:26:22,030 --> 00:26:25,160 だからどうした。 231 00:26:25,160 --> 00:26:30,030 勝てぬまでも 負けぬ手だてを講じませぬと。 232 00:26:30,030 --> 00:26:33,500 熱田宮で おはらいでもしてくるのか。 233 00:26:33,500 --> 00:26:40,840 熱田に 松平竹千代殿の母君 於大殿と 伯父の水野殿がおいでになるのです。 234 00:26:40,840 --> 00:26:44,540 松平竹千代…!? 235 00:26:47,180 --> 00:26:50,180 そうか…。 236 00:26:51,860 --> 00:26:56,190 そなたが呼んだのか? 殿のお名をお借りして文を…。 237 00:26:56,190 --> 00:26:58,530 誰に知恵をつけられた? 238 00:26:58,530 --> 00:27:01,130 その知恵のよしあしは まだ分かりませぬ。 239 00:27:01,130 --> 00:27:05,000 されど 重臣たちのように やいのやいの騒ぐだけでは➡ 240 00:27:05,000 --> 00:27:09,300 何も見えてまいりませぬ。 うむ。 241 00:27:11,780 --> 00:27:16,680 元康の母親と伯父を動かして 元康をこちらへ…➡ 242 00:27:16,680 --> 00:27:21,680 そういうことか。 やれる手だては全て打っておくべきかと。 243 00:27:23,390 --> 00:27:29,090 重ねて聞く。 その知恵をつけたのは誰だ? 244 00:27:32,100 --> 00:27:35,800 察しはつくがな。 245 00:27:37,500 --> 00:27:39,840 (銃声) 246 00:27:39,840 --> 00:27:47,140 (宇野市兵)いや~ 噂には聞いておったが 大した腕前じゃな。 247 00:27:49,180 --> 00:27:52,520 なぜ今まで仕官されなかったのだ? 248 00:27:52,520 --> 00:27:57,850 この腕前なら ご家老たちも 組頭ぐらいになら加えてしかるべきと➡ 249 00:27:57,850 --> 00:28:00,190 お思いになられたはず。 250 00:28:00,190 --> 00:28:05,030 美濃を追われた者ゆえ 差し障りもあろうかと思いまして…。 251 00:28:05,030 --> 00:28:08,470 その旨 ご家老に申し上げておく。 252 00:28:08,470 --> 00:28:13,340 何とぞ よしなにお伝え下さいませ。 (宇野)うむ。 253 00:28:13,340 --> 00:28:15,340 (朝倉義景)アリ! ヤア! (女房たち)ほう~。 254 00:28:15,340 --> 00:28:17,810 オウ! アリ! アリ! ヤア! 255 00:28:17,810 --> 00:28:20,510 オウ! アリ! ヤア! アリ! 256 00:28:24,480 --> 00:28:31,360 ご家老にお伝えしたところ まず殿のお耳に入れてからと仰せになり➡ 257 00:28:31,360 --> 00:28:38,030 本日 殿は 京から参られたお公家衆との お遊びがあるゆえ➡ 258 00:28:38,030 --> 00:28:44,170 明日 また来るようにとのことじゃ。 お遊び? 259 00:28:44,170 --> 00:28:46,500 アリ! オウ! 260 00:28:46,500 --> 00:28:48,440 蹴鞠じゃ。 261 00:28:48,440 --> 00:28:52,140 アリ! アリ! 262 00:28:54,180 --> 00:28:58,180 (宇野)ハッハッハッハッハ…! 蹴鞠…。 263 00:29:00,850 --> 00:29:11,130 ≪(蹴鞠に興じる声) 264 00:29:11,130 --> 00:29:14,460 何が蹴鞠じゃ。 265 00:29:14,460 --> 00:29:39,160 ♬~ 266 00:29:39,160 --> 00:29:42,490 お帰りなさいませ。 左馬助。 267 00:29:42,490 --> 00:29:47,360 わしは かような国に身を委ねようとは思わぬ。 268 00:29:47,360 --> 00:29:49,830 は? 269 00:29:49,830 --> 00:29:54,500 今 尾張の織田信長は 大一番の戦に向かっているのだ。 270 00:29:54,500 --> 00:29:58,500 にもかかわらず わしはこの国で何をしておる! 271 00:30:01,180 --> 00:30:04,080 左馬助! はい。 272 00:30:04,080 --> 00:30:09,050 そなた 尾張への抜け道を 見つけたと申しておったな。 273 00:30:09,050 --> 00:30:11,820 わしを案内せよ! はっ! 274 00:30:11,820 --> 00:30:13,820 急げ! はっ! 275 00:30:23,430 --> 00:30:30,540 (水野信元)この火急の折 私と妹に 御用の向きがあるとの知らせを頂き➡ 276 00:30:30,540 --> 00:30:37,240 紛れもなく元康のことであろうと 察しましてございます。 277 00:30:38,880 --> 00:30:44,220 今川に放った間者によれば 元康殿は先鋒を任され➡ 278 00:30:44,220 --> 00:30:48,090 既に三河に入ったと聞く。 279 00:30:48,090 --> 00:30:56,230 このままでは 水野殿はわしと共に 甥御と戦うことになる。 280 00:30:56,230 --> 00:31:01,230 そこをどう考えておられるのか 尋ねたい。 281 00:31:04,840 --> 00:31:13,520 私は元康の母親でございますが 水野家が織田様の味方になったゆえ➡ 282 00:31:13,520 --> 00:31:18,860 今川方の松平家を離縁され 水野へ戻ってそのまま➡ 283 00:31:18,860 --> 00:31:23,160 元康とは 16年会うておりませぬ。 284 00:31:24,730 --> 00:31:35,210 顔も忘れ 声も忘れ もはや母と言えるか… 子と言えるか…。 285 00:31:35,210 --> 00:31:43,550 わしが元康殿なら 16年会わずとも 20年会わずとも➡ 286 00:31:43,550 --> 00:31:53,220 名を聞けば胸を刺される。 母は母じゃ。 287 00:31:53,220 --> 00:31:57,090 そうしたものでございましょうか。 288 00:31:57,090 --> 00:32:00,090 わしなら そう思う。 289 00:32:04,170 --> 00:32:09,040 実は… こういうお話もあろうかと思い➡ 290 00:32:09,040 --> 00:32:14,040 元康に つたない文をしたためてまいりました。 291 00:32:22,520 --> 00:32:31,860 もはや 道で擦れ違うても 我が子と分からぬ愚かな母であるが➡ 292 00:32:31,860 --> 00:32:37,530 この戦で 我が子が命を落としたと聞けば➡ 293 00:32:37,530 --> 00:32:42,230 身も世もなく泣くであろうと書きました。 294 00:32:44,410 --> 00:32:48,550 (水野)されば この文を元康に渡し➡ 295 00:32:48,550 --> 00:32:53,420 既に 元康の身辺に送り込んである者たちに➡ 296 00:32:53,420 --> 00:33:00,160 何としても今川から離反するよう 説得させまする。 297 00:33:00,160 --> 00:33:03,830 うむ。 (水野)ただし➡ 298 00:33:03,830 --> 00:33:09,700 一つお願いの儀がござります。 ん? 299 00:33:09,700 --> 00:33:16,170 以後 尾張は 三河の国に野心は持たぬと…。 300 00:33:16,170 --> 00:33:24,850 必ず 三河の者は三河に戻すと お約束頂きとうござる。 301 00:33:24,850 --> 00:33:30,150 元康も それなら納得いたしましょう。 302 00:33:36,190 --> 00:33:42,870 分かった。 約束しよう。 303 00:33:42,870 --> 00:33:48,200 かたじけのうござります。 では! 304 00:33:48,200 --> 00:33:50,870 もうよいぞ。 305 00:33:50,870 --> 00:34:14,500 ♬~ 306 00:34:14,500 --> 00:34:19,840 5月16日 今川義元は 本隊の兵と共に➡ 307 00:34:19,840 --> 00:34:24,140 三河 岡崎城に入った。 308 00:34:26,710 --> 00:34:34,410 先鋒の松平元康は 翌17日 境川を越え 尾張に侵入した。 309 00:34:41,120 --> 00:34:46,530 (中条)先ほど この丸根砦の 佐久間盛重より 急ぎの知らせがあり➡ 310 00:34:46,530 --> 00:34:51,200 今川勢の先鋒が 砦の近くに続々と集まりたる由! 311 00:34:51,200 --> 00:34:55,870 大量の兵糧米を持ち来たり 今夜にも 大高城へ運び込む腹ではないかと➡ 312 00:34:55,870 --> 00:34:57,810 申しております。 (中条)今川義元は➡ 313 00:34:57,810 --> 00:35:01,480 大高城を根城として 戦うつもりでございましょう。 314 00:35:01,480 --> 00:35:06,780 直ちに この軍勢を討つよう 丸根砦に命じるべきかと! 315 00:35:10,150 --> 00:35:12,850 (2人)殿! 316 00:35:15,030 --> 00:35:19,830 (鵜殿長照)松平殿! ハッハッハ! よう参られた。 317 00:35:19,830 --> 00:35:23,170 鵜殿様 城の守り ご苦労に存じます。 お出迎え痛み入ります。 318 00:35:23,170 --> 00:35:28,510 なんの。 三河勢が参れば この大高城も盤石というもの。 319 00:35:28,510 --> 00:35:34,380 沓掛城の本軍より 明日 織田方の砦を 一挙に攻め落とせとのお達しがあった。➡ 320 00:35:34,380 --> 00:35:39,850 先鋒のそなたを 義元様も 頼りにしておいでじゃ。 ハッハッハ!➡ 321 00:35:39,850 --> 00:35:42,150 ささ! 322 00:35:45,720 --> 00:35:49,860 ここに参る途中 奇妙なことがございました。 ん? 323 00:35:49,860 --> 00:35:52,760 織田方の砦の近くを通った折➡ 324 00:35:52,760 --> 00:35:55,730 砦の見張り数人に気付かれたように 思いましたが➡ 325 00:35:55,730 --> 00:35:57,730 矢の一本も飛んでまいりません。 326 00:35:57,730 --> 00:36:01,470 拍子抜けするほど やすやすと通り抜けてこられました。 327 00:36:01,470 --> 00:36:06,140 まるで 敵に見て見ぬふりをされたような…。 328 00:36:06,140 --> 00:36:10,810 ハッハッハッハ! そなたたちの動きが素早かったゆえ➡ 329 00:36:10,810 --> 00:36:17,510 手出しできなかったのじゃ。 上首尾 上首尾! ハッハッハッハ! 330 00:36:21,460 --> 00:36:27,360 そうか 元康は大高城へ入ったか。 331 00:36:27,360 --> 00:36:33,840 (簗田政綱)はっ 砦には 殿の 仰せのとおりに伝えておきましたゆえ。 332 00:36:33,840 --> 00:36:40,710 丸根砦に元康が攻め寄せてきた時は まともに戦わず➡ 333 00:36:40,710 --> 00:36:49,390 砦に火を放って逃げよと命じておけ。 勝負は そのあとじゃ。 334 00:36:49,390 --> 00:36:51,390 (簗田)はっ。 335 00:36:58,860 --> 00:37:07,470 義元は 沓掛城から大高城まで どの道を行く? 336 00:37:07,470 --> 00:37:10,770 恐らく…。 337 00:37:12,810 --> 00:37:15,150 (簗田)この道を…。 338 00:37:15,150 --> 00:37:37,170 ♬~ 339 00:37:37,170 --> 00:37:42,840 わしは しばし休む。 そなたたちも休め。 後で軍議を。 340 00:37:42,840 --> 00:37:44,840 (側近たち)はっ。 341 00:38:02,330 --> 00:38:04,330 誰ぞ。 342 00:38:09,800 --> 00:38:12,800 春次か。 343 00:38:18,140 --> 00:38:20,840 入れ。 344 00:38:32,690 --> 00:38:35,160 これは? 345 00:38:35,160 --> 00:38:38,860 (菊丸)お母上 於大様の文でございます。 346 00:38:40,500 --> 00:38:45,500 じきじきにお渡しするよう命じられ お預かりしてまいりました。 347 00:39:02,120 --> 00:39:04,790 今 読めと? 348 00:39:04,790 --> 00:39:08,460 お母上様は そのように仰せでございました。 349 00:39:08,460 --> 00:39:12,460 時を移さず お読み頂きたいと。 350 00:39:43,160 --> 00:40:01,180 ♬~ 351 00:40:01,180 --> 00:40:08,050 (於大)この戦は 勝っても負けても よきことは何もない。 352 00:40:08,050 --> 00:40:18,350 互いが傷つくばかりで… それゆえ 戦から身を引きなされ。 353 00:40:20,860 --> 00:40:25,540 (於大)母は ひたすら元康殿に会いたい。 354 00:40:25,540 --> 00:40:39,240 穏やかに… 何事もなく… ほかに何も望まぬと…。 355 00:40:48,220 --> 00:40:51,520 これが…。 356 00:41:04,710 --> 00:41:07,710 これが母上の…。 357 00:41:16,390 --> 00:41:23,530 (菊丸)殿! これは三河の者全ての願いでございます。 358 00:41:23,530 --> 00:41:28,870 今川を利する戦にお味方なされますな。 359 00:41:28,870 --> 00:41:35,870 今川ある限り 三河は百代の後も陽が当たりませぬ。 360 00:41:37,870 --> 00:41:44,210 (菊丸)私は この日のために 殿にお仕えしてまいりました。➡ 361 00:41:44,210 --> 00:41:48,550 何とぞ 今川をお討ち下さい! 362 00:41:48,550 --> 00:41:52,890 織田につき 今川勢を退け➡ 363 00:41:52,890 --> 00:42:00,190 三河を再び三河の者に 戻して頂きとうございます。 364 00:42:02,170 --> 00:42:04,500 どうか! 365 00:42:04,500 --> 00:42:29,190 ♬~ 366 00:42:29,190 --> 00:42:31,130 (いななき) 367 00:42:31,130 --> 00:42:34,860 狙うは今川義元ただ一人。 368 00:42:34,860 --> 00:42:37,560 出陣! (一同)オ~! 369 00:42:40,540 --> 00:42:45,410 十兵衛。 殿は既に出陣なされた。 370 00:42:45,410 --> 00:42:48,410 もはや打つ手はない。 371 00:42:48,410 --> 00:42:52,550 今川義元 討ち取ったり! 372 00:42:52,550 --> 00:42:56,250 今川を倒し 次は何をなされます。 373 00:43:03,530 --> 00:43:06,200 愛知県名古屋市。 374 00:43:06,200 --> 00:43:09,870 今川義元による尾張侵攻に備え➡ 375 00:43:09,870 --> 00:43:14,740 織田信長は この地に砦を築きました。 376 00:43:14,740 --> 00:43:18,880 その一つ 鷲津砦。 377 00:43:18,880 --> 00:43:23,550 今川方の城と城の間に築かれたこの砦は➡ 378 00:43:23,550 --> 00:43:27,880 補給路を断つ役割を果たしました。 379 00:43:27,880 --> 00:43:34,180 鷲津砦と同時期に築かれた丸根砦。 380 00:43:36,230 --> 00:43:42,570 ここには 500人余りの織田軍がいたといいます。 381 00:43:42,570 --> 00:43:50,910 松平元康は 孤立した今川軍に 兵糧を運ぶことを命じられました。 382 00:43:50,910 --> 00:43:57,580 この時 元康が進軍した道が 今も残されています。 383 00:43:57,580 --> 00:44:00,480 織田軍の監視をかいくぐり➡ 384 00:44:00,480 --> 00:44:06,190 元康は 見事 この大高城に入ったのです。 385 00:44:06,190 --> 00:44:10,530 本丸の跡には 当時より この地に鎮座する➡ 386 00:44:10,530 --> 00:44:14,830 城山八幡社が 今も祭られています。 387 00:44:16,400 --> 00:44:21,540 尾張攻略の最前線となった大高城。 388 00:44:21,540 --> 00:44:27,240 今川軍と織田軍の決戦の時が 迫っています。 389 00:45:03,110 --> 00:45:09,050 ♬~(テーマ音楽) 390 00:45:09,050 --> 00:45:11,050 (雙星彦馬)織江。 391 00:45:14,460 --> 00:45:17,360 (織江)お前は 川村様の事で 私を憎んでる。 392 00:45:17,360 --> 00:45:21,330 (お弓)その事を 口にするな! 393 00:45:21,330 --> 00:45:25,100 川村家に仕える者同士の争いは 許されぬ! 394 00:45:25,100 --> 00:45:28,540 <任務を同じくする下人 お弓の➡