1 00:00:06,310 --> 00:00:09,010 元亀2年9月。 2 00:00:14,450 --> 00:00:20,790 織田信長は 比叡山延暦寺を攻め 僧侶や そこで暮らす人々を➡ 3 00:00:20,790 --> 00:00:25,130 男女の区別なく ことごとく殺りくした。 4 00:00:25,130 --> 00:00:30,430 比叡山は 大きな打撃を受けたのである。 5 00:00:35,470 --> 00:00:39,340 (明智十兵衛光秀)伝吾 覚恕が逃げたというのは まことか! 6 00:00:39,340 --> 00:00:42,150 (藤田伝吾)この者 覚恕の侍者だと申しております。➡ 7 00:00:42,150 --> 00:00:44,820 偽りを申すと斬るぞ! (高僧)ひっ…。 8 00:00:44,820 --> 00:00:48,690 座主様は お供衆と東国に向かわれました。 9 00:00:48,690 --> 00:00:51,690 左馬助 追っ手を出せ! (明智左馬助)はっ! 10 00:00:51,690 --> 00:00:55,990 この者 斬り捨てまするか? 11 00:00:58,360 --> 00:01:01,300 放してやれ。 はっ。 12 00:01:01,300 --> 00:01:20,650 ♬~ 13 00:01:20,650 --> 00:01:26,430 (柴田勝家)殿 坊主どもは ことごとく討ち果たしましたぞ!➡ 14 00:01:26,430 --> 00:01:31,130 もはや 叡山は死に絶えたも同然! 15 00:01:31,130 --> 00:01:39,830 (織田信長)よし… 皆の者 大儀であった! 16 00:01:42,740 --> 00:01:56,650 エイエイ。 (一同)オ~! 17 00:02:24,320 --> 00:02:27,120 十兵衛。 18 00:02:27,120 --> 00:02:33,990 そなたの申すとおりであった。 高僧どもは 皆 この近くで見つかったぞ。 19 00:02:33,990 --> 00:02:38,730 覚恕の腹心であった坊主どもの首じゃ。 20 00:02:38,730 --> 00:02:42,470 見るか。 21 00:02:42,470 --> 00:02:45,370 先ほど 検分いたしました。 22 00:02:45,370 --> 00:02:52,480 そうか。 いや こたびの勝ちは そなたに負うところ 大じゃ。 23 00:02:52,480 --> 00:02:55,380 明智の一党も ようやってくれた。 24 00:02:55,380 --> 00:03:01,380 覚恕は取り逃がしたが 山中のほぼ全ての者を討ち取った。 25 00:03:07,430 --> 00:03:11,300 お下知は 全ての者を討てとのことで ございましたが➡ 26 00:03:11,300 --> 00:03:18,770 私の一存で 女 子どもは見逃しました。 27 00:03:18,770 --> 00:03:23,070 お許し下さいませ。 28 00:03:38,790 --> 00:03:42,660 それは聞かぬことにしておこう。 29 00:03:42,660 --> 00:03:49,960 ほかの者なら その首 はねてくれるところじゃ。 30 00:03:55,340 --> 00:04:04,750 山中に巣くう女 子どもは ここに刃を忍ばせておる。 31 00:04:04,750 --> 00:04:10,450 いずれ 我らに牙をむく。 32 00:04:14,760 --> 00:04:19,460 以後は 皆 殺せ。 33 00:04:24,770 --> 00:04:28,640 こたびの一番手柄が そなたであることに変わりはない。 34 00:04:28,640 --> 00:04:33,450 この一帯 志賀郡を そなたの領地として与えよう。 35 00:04:33,450 --> 00:04:38,320 ざっと2万石の領地ぞ。 それが わしからの褒美じゃ。 36 00:04:38,320 --> 00:04:41,020 ハッハッハッハッハ! 37 00:04:49,460 --> 00:07:29,760 ♬~ 38 00:07:31,420 --> 00:07:38,100 (足利義昭)摂津 三淵 そなたたちは いくら信長でも➡ 39 00:07:38,100 --> 00:07:41,430 延暦寺に対して ここまではやらぬと 断言したであろう。➡ 40 00:07:41,430 --> 00:07:46,770 それが どうじゃ。 僧侶は 皆 首を取られたというぞ! 41 00:07:46,770 --> 00:07:50,110 女 子どもも ことごとく斬られたという!➡ 42 00:07:50,110 --> 00:07:53,780 城内に運び込まれた者たちの ありさまを見よ!➡ 43 00:07:53,780 --> 00:07:57,650 何故 この戦を止めようとしなかった! 44 00:07:57,650 --> 00:08:02,590 (摂津晴門)先日 ひそかに 叡山の覚恕様に拝謁いたし➡ 45 00:08:02,590 --> 00:08:09,060 いかに田舎者の信長といえ 霊験あらたかな叡山には➡ 46 00:08:09,060 --> 00:08:12,930 指一本触れることは かなうまいと 仰せられ➡ 47 00:08:12,930 --> 00:08:16,730 げにもと 胸 なで下ろしたやさきのことにて➡ 48 00:08:16,730 --> 00:08:21,610 手を打つ いとまもござりませんでした。 49 00:08:21,610 --> 00:08:25,740 田舎者だからこそ それがやれると思わなかったのか! 50 00:08:25,740 --> 00:08:30,420 信長は何をしでかすか分からぬ男ぞ。 51 00:08:30,420 --> 00:08:36,750 これを見て 京の者が何と言うか分かるか? 52 00:08:36,750 --> 00:08:43,430 幕府は信長の言いなりで 叡山滅亡の片棒を担いだ。➡ 53 00:08:43,430 --> 00:08:50,770 仏法の明かりが消え 世に闇が訪れるのは 幕府が無能ゆえじゃと! 54 00:08:50,770 --> 00:08:56,110 恐れながら かかるありさまを招いた一因は➡ 55 00:08:56,110 --> 00:09:04,720 我らが皆 織田に はっきりと 物申せぬところにあろうかと存じます。 56 00:09:04,720 --> 00:09:07,390 何故 申せぬ! (摂津)公方様が➡ 57 00:09:07,390 --> 00:09:12,060 上洛を成就させてくれた大恩人と 仰せらるるお方ゆえ➡ 58 00:09:12,060 --> 00:09:17,760 我らにも遠慮というものがござります。 ハハハハ…。 59 00:09:19,400 --> 00:09:23,740 そなたにも遠慮というものがあるのか。 60 00:09:23,740 --> 00:09:29,610 そこまで仰せなら 我らも腹の決めようがござります。 61 00:09:29,610 --> 00:09:36,310 この際 はっきりと 織田との関わりを断つべきかと存じます。 62 00:09:36,310 --> 00:09:41,010 (三淵藤英)それができると申すか。 できる! 63 00:09:43,760 --> 00:09:46,460 どのようにして! 64 00:09:49,090 --> 00:09:58,100 今 大和の国では 筒井順慶殿が 松永久秀とにらみ合うておられます。 65 00:09:58,100 --> 00:10:02,440 筒井殿は 公方様の分身のようなお方。 66 00:10:02,440 --> 00:10:06,310 松永の後ろ盾は織田信長。 67 00:10:06,310 --> 00:10:14,050 この両者の戦が始まる時 幕府は 筒井殿に援軍を送ればよろしいのです。➡ 68 00:10:14,050 --> 00:10:19,790 松永は必ず 織田に助けを求めましょう。➡ 69 00:10:19,790 --> 00:10:26,130 となれば 戦の内実は 幕府と織田のぶつかり合いとなり➡ 70 00:10:26,130 --> 00:10:28,800 互いの立場が はっきりいたします。 71 00:10:28,800 --> 00:10:31,470 (三淵)その戦に 幕府が勝てる目算はおありか? 72 00:10:31,470 --> 00:10:35,340 勝てるよう手を打つ所存。 73 00:10:35,340 --> 00:10:45,020 織田が幕府の敵と分かれば 近隣の大名たちが はせ参じましょう。 74 00:10:45,020 --> 00:10:50,490 皆 田舎大名には頭を下げたくありませぬ。 75 00:10:50,490 --> 00:10:57,360 戦は しょせん 数を集めた者が勝つ。 76 00:10:57,360 --> 00:11:02,770 大軍を集めればよろしかろう!➡ 77 00:11:02,770 --> 00:11:06,100 それより何より➡ 78 00:11:06,100 --> 00:11:21,800 公方様に そのお覚悟が おありかどうかでござります! 79 00:11:28,130 --> 00:11:31,800 お~い 誰か! 80 00:11:31,800 --> 00:11:34,130 (駒)ごめんなさい。 81 00:11:34,130 --> 00:11:38,800 お願いします。 傷は浅い。 血止めを。 分かった 分かった。 82 00:11:38,800 --> 00:11:42,470 向こうの小屋にむしろがあったはず。 全て出して ここへ敷きなさい。 83 00:11:42,470 --> 00:11:44,410 療治を終えた者から移します。 はい! 84 00:11:44,410 --> 00:11:47,810 薬も要る。 皮つきの柳の枝も 皆で集めて。 はい! 85 00:11:47,810 --> 00:11:49,750 (筒井順慶)駒殿。 86 00:11:49,750 --> 00:11:52,480 (駒)あ… 筒井様。 87 00:11:52,480 --> 00:11:56,350 ≪こちらでございます! ≪しっかりしろ! おい しっかりしろ! 88 00:11:56,350 --> 00:12:01,290 (駒)いつ こちらへ? (筒井)先ほど参りました。➡ 89 00:12:01,290 --> 00:12:04,100 これは? 90 00:12:04,100 --> 00:12:09,430 (駒)比叡山の戦で 難を逃れて 山を下ってきた人たちがここまで。➡ 91 00:12:09,430 --> 00:12:12,340 城の外にも 動けない者があまたいるというので➡ 92 00:12:12,340 --> 00:12:15,310 公方様が城内に入れて 手当てしてやれと仰せられました。 93 00:12:15,310 --> 00:12:18,780 (筒井)さすが公方様じゃ。 94 00:12:18,780 --> 00:12:24,450 それにしても 叡山は焼き滅ぼされたとか。 95 00:12:24,450 --> 00:12:30,320 私の育った大和も 松永久秀が荒らし回り➡ 96 00:12:30,320 --> 00:12:37,460 東大寺 興福寺 南都は ことごとく焼き尽くされました。 97 00:12:37,460 --> 00:12:47,470 私は公方様のお力を借り 松永を討ち 大和を穏やかな国に戻したい。 98 00:12:47,470 --> 00:12:50,380 今日は そのお願いに参りました。 99 00:12:50,380 --> 00:12:55,150 では 松永様と… 再び戦を。 100 00:12:55,150 --> 00:12:58,150 やむをえませぬ。 101 00:13:14,430 --> 00:13:18,770 (がれきが崩れる音) 102 00:13:18,770 --> 00:13:43,800 ♬~ 103 00:13:43,800 --> 00:13:45,730 (岸)父上…。 104 00:13:45,730 --> 00:13:49,130 (たま)父上…。 105 00:13:49,130 --> 00:13:53,000 (岸)父上…。 (たま)父上…。 106 00:13:53,000 --> 00:13:55,810 父上…。 岸…。 107 00:13:55,810 --> 00:13:59,140 父上…。 たま! 108 00:13:59,140 --> 00:14:01,410 たま! 109 00:14:01,410 --> 00:14:20,430 ≪(赤ん坊の泣き声) 110 00:14:20,430 --> 00:14:27,130 (赤ん坊の泣き声) 111 00:14:41,120 --> 00:14:43,820 (左馬助)そうです。 112 00:14:47,790 --> 00:14:52,090 (左馬助) お岸殿は 随分 手が上がられました。 113 00:14:55,470 --> 00:14:57,800 ああ…。 114 00:14:57,800 --> 00:15:00,800 うむ。 115 00:15:06,410 --> 00:15:10,750 たまの姿が見えぬが 熙子についていったか? 116 00:15:10,750 --> 00:15:13,080 (左馬助) いえ たま殿は市場へ行かれました。 117 00:15:13,080 --> 00:15:17,760 市場へ? (左馬助)はい。 珍しい鳥が➡ 118 00:15:17,760 --> 00:15:26,060 売られているというので 伝吾の供で…。 ああ そうか。 119 00:15:35,770 --> 00:15:38,470 (伝吾)おお たま様 お待ち下さい。 120 00:15:41,110 --> 00:15:44,980 うわ~ きれい。 珍しい鳥じゃな。 121 00:15:44,980 --> 00:15:48,450 どんな声で鳴くのだ。 (店主)これはですな➡ 122 00:15:48,450 --> 00:15:51,120 ホッホッホッホッホ…。 (伝吾)ハッハッハッハ…! 123 00:15:51,120 --> 00:15:54,460 あっ! うう…。 124 00:15:54,460 --> 00:15:59,460 あああ…! (侍女)たま様! たま様! 125 00:16:01,270 --> 00:16:05,740 明智光秀! 鬼! 比叡のお山で何人殺した! 126 00:16:05,740 --> 00:16:08,410 鬼め! 娘を打ち殺してくれる! 127 00:16:08,410 --> 00:16:11,710 捕らえよ! はっ! 128 00:16:15,750 --> 00:16:18,650 おやじ この近くに医者はおらぬか! 129 00:16:18,650 --> 00:16:22,350 (店主)医者… 望月東庵という医者の家が…。 130 00:16:27,360 --> 00:16:32,300 (望月東庵)十兵衛様 到着されたぞ。 131 00:16:32,300 --> 00:16:36,000 ≪(伝吾)警固を怠るな。 ≪はっ! 132 00:16:37,770 --> 00:16:39,770 たま。 133 00:16:54,120 --> 00:16:57,790 まさか こちらでお世話になるとは…。 134 00:16:57,790 --> 00:17:02,790 伝吾様から 十兵衛様のお子とお聞きし 仰天いたしました。 135 00:17:06,400 --> 00:17:10,700 市場で鳥を見たのか? はい。 136 00:17:13,070 --> 00:17:15,410 どんな鳥だ? 137 00:17:15,410 --> 00:17:23,110 南の島から来た鳥で 大層 きれいでございました。 138 00:17:25,080 --> 00:17:28,080 それは よかった。 139 00:17:34,760 --> 00:17:38,100 伝吾を叱らないで下さい。➡ 140 00:17:38,100 --> 00:17:41,770 私が市場へ連れていってと せがんだので…。➡ 141 00:17:41,770 --> 00:17:45,070 伝吾が悪いのではありませぬ。 142 00:17:46,640 --> 00:17:49,640 分かっておる。 143 00:17:53,110 --> 00:17:57,450 悪いのは 父だ。 144 00:17:57,450 --> 00:18:02,750 父が 叡山で戦をしたからだ。 145 00:18:10,390 --> 00:18:16,270 この都には 身内を失った者も あまたいよう。 146 00:18:16,270 --> 00:18:20,740 皆 気が立っておる。 147 00:18:20,740 --> 00:18:24,080 そうさせたのは父だ。 148 00:18:24,080 --> 00:18:30,410 そなたを そのような目に遭わせたのも父だ。 149 00:18:30,410 --> 00:18:34,410 謝る。 150 00:18:36,290 --> 00:18:40,760 (東庵)いや~ いやいやいや。 ハハッ。➡ 151 00:18:40,760 --> 00:18:44,630 大きな傷でのうて よかった。 152 00:18:44,630 --> 00:18:49,430 3日後に またおいでなさればよい。 153 00:18:49,430 --> 00:18:52,770 いや まことに 安堵いたしました。 154 00:18:52,770 --> 00:18:57,440 駒殿も かたじけのうございました。 155 00:18:57,440 --> 00:19:08,050 ♬~ 156 00:19:08,050 --> 00:19:11,390 お手玉 やったことある? 157 00:19:11,390 --> 00:19:27,740 ♬~ 158 00:19:27,740 --> 00:19:32,080 近所の子たちが これで遊んでほしいと申すのです。 159 00:19:32,080 --> 00:19:37,410 昔 明智荘に来られた折 伝吾の子たちに教えていたのう。 160 00:19:37,410 --> 00:19:39,710 はい。 161 00:19:42,290 --> 00:19:46,590 どうやってやってるの~? (笑い声) 162 00:19:50,430 --> 00:19:54,130 よっ よっ よっ よっ。 163 00:19:54,130 --> 00:19:56,470 はい。 164 00:19:56,470 --> 00:20:11,820 ♬~ 165 00:20:11,820 --> 00:20:14,720 母上がおっしゃいました。 166 00:20:14,720 --> 00:20:21,490 父上は やむをえず戦をされている。 悪いのは戦だと。 167 00:20:21,490 --> 00:20:26,190 父上は 悪くない。 168 00:20:34,840 --> 00:20:37,510 (駒)十兵衛様。➡ 169 00:20:37,510 --> 00:20:40,810 お話があります。 170 00:20:48,520 --> 00:20:54,190 (駒)比叡山で 戦に巻き込まれて 死んだ子どもがいます。➡ 171 00:20:54,190 --> 00:21:00,530 家が貧しく この芳仁丸を 延暦寺で売らせてくれと言って➡ 172 00:21:00,530 --> 00:21:04,400 ここから 500粒 持っていって…。 173 00:21:04,400 --> 00:21:12,480 昨日 その母親が来て 息子が死んだと知らせてくれました。➡ 174 00:21:12,480 --> 00:21:19,350 14歳だったそうです。 その子は 前の日に売り上げを母親に渡し➡ 175 00:21:19,350 --> 00:21:22,820 薬のお代として 少しここへ 届けておいてくれと言って➡ 176 00:21:22,820 --> 00:21:26,120 また比叡山へ登っていったそうです。 177 00:21:28,690 --> 00:21:34,830 (駒)私がその子から受け取ったのは 8文です。➡ 178 00:21:34,830 --> 00:21:39,130 たった8文を私に届けて…。 179 00:21:42,510 --> 00:21:46,840 十兵衛様を責めるつもりで 言っているのではありません。 180 00:21:46,840 --> 00:21:54,840 戦に よい戦も悪い戦もない。 181 00:21:56,520 --> 00:22:04,520 14歳の子が 8文を残して死ぬのが戦なのです。 182 00:22:06,800 --> 00:22:13,470 (駒)公方様のおそばにいると 何故 戦が起きるのか よく分かります。 183 00:22:13,470 --> 00:22:22,150 今 私が怖いのは 公方様が 信長様から 離れようとしていることです。➡ 184 00:22:22,150 --> 00:22:27,480 また以前のように 前の公方様が 三好様や松永様と戦をされたように…。 185 00:22:27,480 --> 00:22:31,160 それはならぬ。 それは防がねばならぬ。 186 00:22:31,160 --> 00:22:34,490 そのために わしは幕府にいるのだ。 187 00:22:34,490 --> 00:22:42,490 ですが 幕府は 筒井順慶様の後ろ盾として 松永様と戦を始めると。 188 00:22:44,170 --> 00:22:46,100 誰がそのようなことを!? 189 00:22:46,100 --> 00:22:51,840 公方様が そのようになるかもしれぬと 仰せになりました。 190 00:22:51,840 --> 00:22:53,780 まことか? 191 00:22:53,780 --> 00:22:58,720 信長様は 松永様の側に立たれるであろうから➡ 192 00:22:58,720 --> 00:23:06,790 やがては 公方様と信長様が 敵として向き合うことに…。 193 00:23:06,790 --> 00:23:10,660 幕府の方々からも そのようなお話を…。 194 00:23:10,660 --> 00:23:16,130 それがまことなら それは止めねば…。 195 00:23:16,130 --> 00:23:19,040 私も そう思い…。 196 00:23:19,040 --> 00:23:24,480 確か 筒井様は 昨日 二条城へ参られたはず。 197 00:23:24,480 --> 00:23:28,150 (駒)お会いしました。 まだ 京におられるか? 198 00:23:28,150 --> 00:23:32,480 (駒)多分 まだ下京の寺に…。 199 00:23:32,480 --> 00:23:51,840 ♬~ 200 00:23:51,840 --> 00:23:57,710 (筒井)困りましたね。 私が幕府の方々から聞かされた話では➡ 201 00:23:57,710 --> 00:24:03,780 私が松永と戦えば 公方様は申すまでもなく➡ 202 00:24:03,780 --> 00:24:07,650 信長様も加勢して下さるであろうと。 203 00:24:07,650 --> 00:24:13,120 信長様は 松永様を 上洛以来の味方であるとお思いです。 204 00:24:13,120 --> 00:24:15,790 味方の敵に加勢はなされますまい。 205 00:24:15,790 --> 00:24:19,130 味方の敵は敵と見なされまする。 206 00:24:19,130 --> 00:24:24,800 私は 信長様を敵にするつもりはありません。 207 00:24:24,800 --> 00:24:29,670 よく存じておりまする。 いずれ 信長様が上洛の折➡ 208 00:24:29,670 --> 00:24:32,970 お引き合わせいたす所存。 209 00:24:35,150 --> 00:24:41,490 されど 我が父祖以来の地に踏み込む 松永を➡ 210 00:24:41,490 --> 00:24:45,790 放ってはおけませぬ。 211 00:24:49,830 --> 00:24:55,500 明日 大和へお戻りになると 伺いましたが。 212 00:24:55,500 --> 00:24:58,840 戦の備えをいたすゆえ。 213 00:24:58,840 --> 00:25:03,670 途中 回り道をなされませぬか? 回り道? 214 00:25:03,670 --> 00:25:06,970 堺へ。 215 00:25:08,650 --> 00:25:17,950 私もお供いたし また今井宗久殿の茶を 頂くのはいかがかと存じまして。 216 00:25:19,790 --> 00:25:22,790 駒殿は? 217 00:25:25,130 --> 00:25:32,130 私も丸薬の商いで ちょうど堺へ参るつもりでございました。 218 00:25:34,140 --> 00:25:37,840 駒殿もご一緒でしたら。 219 00:25:53,490 --> 00:25:59,830 (今井宗久)駒殿は先ほどお着きになり 既に茶室へ案内しておりますが➡ 220 00:25:59,830 --> 00:26:06,440 明智様がお話をされたいというお方も 昨日から こちらへ とう留され➡ 221 00:26:06,440 --> 00:26:11,140 この上においででございます。 222 00:26:13,780 --> 00:26:16,450 いかがいたしましょう。 223 00:26:16,450 --> 00:26:20,320 茶を頂く前にお会いしておきたい。 224 00:26:20,320 --> 00:26:24,020 (宗久)筒井様もご一緒に? 225 00:26:27,460 --> 00:26:35,460 2階に松永様がおられます。 しばし お話しなされませぬか。 226 00:26:40,040 --> 00:26:42,740 よろしいように…。 227 00:26:44,470 --> 00:26:49,350 では ご家来衆は別室へ。 228 00:26:49,350 --> 00:26:53,150 案ずるな。 控えておれ。 229 00:26:53,150 --> 00:26:56,850 (家臣たち)はっ。 (手代)こちらへ。 230 00:27:00,820 --> 00:27:03,520 (宗久)では。 231 00:27:07,100 --> 00:27:12,770 ただいま松永様は易を立てておられます。 232 00:27:12,770 --> 00:27:16,440 易? 占いですか。 233 00:27:16,440 --> 00:27:20,140 ハッハッハッハ…。 234 00:27:26,120 --> 00:27:31,120 明智様をご案内いたしました。 (松永久秀)うむ。 235 00:27:34,790 --> 00:27:39,660 (宗久) では後ほど 茶室にてお待ちいたします。 236 00:27:39,660 --> 00:27:42,960 うむ。 237 00:27:50,340 --> 00:27:54,810 松永様が易をたしなまれるとは 意外でございました。 238 00:27:54,810 --> 00:28:00,680 (松永)2年前 母上が亡くなられた時 こう申された。➡ 239 00:28:00,680 --> 00:28:07,390 さしたる家柄でもなく 勝手気ままに生きているそなたに➡ 240 00:28:07,390 --> 00:28:12,300 道を教え 叱ってくれる者がどこにいる。➡ 241 00:28:12,300 --> 00:28:16,600 母のほかに誰がいると…。 242 00:28:19,970 --> 00:28:24,440 あの孔子様も 齢50を過ぎてからは➡ 243 00:28:24,440 --> 00:28:30,110 易占いで道を決められたそうじゃ。 お主も そうしろ。 244 00:28:30,110 --> 00:28:36,790 道を教える者を持たぬ者は 闇を生きることになるぞ…。➡ 245 00:28:36,790 --> 00:28:47,430 よって わしも 50を過ぎてからは 戦の前には 易を立てることにしておる。 246 00:28:47,430 --> 00:28:51,130 当たりますか? 占いは。 247 00:28:51,130 --> 00:28:57,010 なるほど そうかと思うこともあれば これは違うと思うこともある。 248 00:28:57,010 --> 00:29:03,410 今日は いかがです? 戦は勝ちますか? (松永)フッフッフ…。 249 00:29:03,410 --> 00:29:09,090 敵を目の前にして 教えるわけにはいかん。 250 00:29:09,090 --> 00:29:15,390 のう 順慶。 251 00:29:16,960 --> 00:29:23,260 しかし 知りとうございます。 252 00:29:47,460 --> 00:29:55,460 (松永)この唐物の肩衝茶入れを 千貫で買うというのなら教えてやろう。 253 00:30:00,800 --> 00:30:07,680 4年前 京の大文字屋が見せてくれた 茶入れを思い浮かべますが➡ 254 00:30:07,680 --> 00:30:16,350 釉薬の流れにさしたる趣も見いだせず 肩衝の形も あれには及ばぬかと。 255 00:30:16,350 --> 00:30:19,490 10貫ならば…。 256 00:30:19,490 --> 00:30:22,830 見たのか? あの初花を。 257 00:30:22,830 --> 00:30:30,530 今は信長様がお持ちと聞いておりますが あれこそ 千貫の値打ちがあろうかと。 258 00:30:32,840 --> 00:30:35,840 いかにも。 259 00:31:00,860 --> 00:31:03,560 来い。 260 00:31:08,470 --> 00:31:11,470 しばし…。 261 00:31:23,490 --> 00:31:27,790 わしに どうしろというのだ。 262 00:31:29,360 --> 00:31:32,830 筒井様との戦をやめて頂きたいのです。 263 00:31:32,830 --> 00:31:37,700 お分かりでしょう。 公方様と信長様の立場が…。 つまりは…。 264 00:31:37,700 --> 00:31:42,840 大和の国は 切り取り次第で わしに与えると申されたのは信長殿ぞ。 265 00:31:42,840 --> 00:31:46,710 それを 今更 手を引けというのか。 あの時は 公方様が➡ 266 00:31:46,710 --> 00:31:50,710 筒井様と これほど関わりを持たれるとは 誰も思うてはおりませんでした。 267 00:31:50,710 --> 00:31:53,480 全てが変わったのです。 何も変わってはおらん。 268 00:31:53,480 --> 00:31:56,780 公方様が 勝手にそうしておるだけじゃ。 269 00:31:59,390 --> 00:32:06,060 わしは大和が好きだ。 大和は美しい。 270 00:32:06,060 --> 00:32:08,470 それを我が物にしたい。 そう思うてやってきた。 271 00:32:08,470 --> 00:32:11,800 何も変わってはおらぬ! 大和でなくてはいけませぬか。 272 00:32:11,800 --> 00:32:14,700 何? 近江はいかがか。 273 00:32:14,700 --> 00:32:18,140 私が信長様から拝領した志賀は よい所です。 274 00:32:18,140 --> 00:32:22,810 お譲りいたします。 石高は2万石。 それでいかがでございましょう。 275 00:32:22,810 --> 00:32:27,680 あ… え… 志賀を… わしに!? はい。 276 00:32:27,680 --> 00:32:31,820 本気か? そのつもりで参りました。 277 00:32:31,820 --> 00:32:37,120 え… 信長殿が承知されると思うか? 承知させてご覧に入れまする! 278 00:32:48,370 --> 00:32:51,840 (松永)ちょっと 座れ。 座れ。➡ 279 00:32:51,840 --> 00:32:54,740 座れ。 座っております。 280 00:32:54,740 --> 00:32:57,740 さようか。 281 00:32:59,520 --> 00:33:08,330 よいか。 わしはな 信長殿が公方様と上洛されて以来➡ 282 00:33:08,330 --> 00:33:12,800 あのお二人は 長くは もつまいと思うておる。 283 00:33:12,800 --> 00:33:19,670 お主が いくら案じようとも 2人は いずれ必ず袂を分かつ。 284 00:33:19,670 --> 00:33:25,140 それでは困るのです。 しかたないではないか。 285 00:33:25,140 --> 00:33:31,480 信長殿は何でも壊してしまうお方だ。 286 00:33:31,480 --> 00:33:34,150 だが 公方様は守ろうとする。 287 00:33:34,150 --> 00:33:38,820 古きもの 仏 家柄…。 288 00:33:38,820 --> 00:33:44,490 あの2人は まるで水と油ほどにも違う。 289 00:33:44,490 --> 00:33:52,370 わしは 信長殿が好きだが 比叡山をああまでしろと命じられれば➡ 290 00:33:52,370 --> 00:33:55,140 二の足を踏むだろう。 291 00:33:55,140 --> 00:34:03,780 神仏を あそこまで焼き滅ぼすほどの ずぶとさは わしにはない。 292 00:34:03,780 --> 00:34:08,450 あれば天下を取っていた。 293 00:34:08,450 --> 00:34:15,150 それは 私も…。 294 00:34:20,800 --> 00:34:24,500 松永様と同じでございます。 295 00:34:27,670 --> 00:34:36,150 あの戦のやり方は… 私には…。 296 00:34:36,150 --> 00:34:42,020 だが 信長殿を尾張から引っ張り出し➡ 297 00:34:42,020 --> 00:34:46,790 ここまで動かしてきたのは そなたではないか。 298 00:34:46,790 --> 00:34:53,700 比叡山のことは心が痛むが あれをやらねば世は変わらぬ。 299 00:34:53,700 --> 00:35:00,170 お主は そう思うておる。 違うか?➡ 300 00:35:00,170 --> 00:35:06,780 しょせん 信長殿とお主は根が一つ。➡ 301 00:35:06,780 --> 00:35:12,120 公方様とは相いれぬ者たちだ。 302 00:35:12,120 --> 00:35:20,420 いつか必ず 公方様と争う時が来る。 303 00:35:22,460 --> 00:35:26,160 わしは そう思うておる。 304 00:35:29,330 --> 00:35:32,800 松永様! だが➡ 305 00:35:32,800 --> 00:35:38,140 志賀の領地をわしによこすという そなたの心意気は諒としよう。 306 00:35:38,140 --> 00:35:45,820 筒井との戦 一旦 手を止めてもよい。 307 00:35:45,820 --> 00:35:52,120 まあ 茶でも飲もう。 順慶を呼べ。 話し合おう。 308 00:35:54,820 --> 00:35:57,730 松永様。 309 00:35:57,730 --> 00:36:02,100 かたじけのうございました。 310 00:36:02,100 --> 00:36:09,400 宗久 話はついたぞ。 茶を所望じゃ! 311 00:36:14,440 --> 00:36:20,120 そうか。 松永は和議に応じたか。 それは上出来。 312 00:36:20,120 --> 00:36:24,790 ただ 私が差し上げると申し上げた 志賀の領地には➡ 313 00:36:24,790 --> 00:36:29,460 一向にご興味を示されず 私の面目を立ててやると➡ 314 00:36:29,460 --> 00:36:35,800 それだけ申され… いささか 拍子抜けがいたしました。 315 00:36:35,800 --> 00:36:43,140 公方様から 筒井を助け 松永を討つゆえ 兵をよこせと催促があった。 316 00:36:43,140 --> 00:36:48,810 弱ったと思うていたのだが これで松永と戦をせずに済む。 317 00:36:48,810 --> 00:36:51,150 フフフ… 上首尾 上首尾。 318 00:36:51,150 --> 00:36:54,820 松永様と戦をされるおつもりでしたか? 319 00:36:54,820 --> 00:36:57,490 しかたがあるまい。 320 00:36:57,490 --> 00:37:03,760 松永側に立って 公方様と角突き合わせることになれば➡ 321 00:37:03,760 --> 00:37:07,430 都に荒波が立つ。 322 00:37:07,430 --> 00:37:15,100 それでは 御所におわす帝の御心を 悩まし奉ることになる。 323 00:37:15,100 --> 00:37:18,010 それは まずい。 324 00:37:18,010 --> 00:37:25,310 公方様のご意向に 沿うためではないのですか? 325 00:37:27,450 --> 00:37:36,460 違う。 公方様の言われることは いちいち的外れじゃ。 326 00:37:36,460 --> 00:37:39,130 相手にしておれぬ。 327 00:37:39,130 --> 00:37:54,480 それを思えば 帝の仰せになることは 万事重く 胸に届くお言葉じゃ。 328 00:37:54,480 --> 00:38:00,350 また 御所へ参られたと聞きました。 うむ。 329 00:38:00,350 --> 00:38:04,090 比叡山の戦の奏上のためにな。 330 00:38:04,090 --> 00:38:06,760 帝はあの戦を何と? 331 00:38:06,760 --> 00:38:14,630 叡山の座主 覚恕は我が弟であり まことに痛ましき戦であったが➡ 332 00:38:14,630 --> 00:38:18,370 やむをえまいと仰せられた。 333 00:38:18,370 --> 00:38:25,440 それで都に末永く安寧が もたらされるなら よしとしよう。 334 00:38:25,440 --> 00:38:31,110 この後も 天下静謐のため励むようにと。 335 00:38:31,110 --> 00:38:35,450 お褒めを賜ったのでございますか。 そうだ。 336 00:38:35,450 --> 00:38:39,320 最後に こう仰せられた。 337 00:38:39,320 --> 00:38:46,100 大儀であった。 頼みにしておると。 338 00:38:46,100 --> 00:38:48,800 ハッハッハッハ…。 339 00:38:53,000 --> 00:39:03,610 (正親町天皇)昨日 関白が参り 世に流れている噂を聞かせてくれた。 340 00:39:03,610 --> 00:39:05,750 (東庵)ほう。 341 00:39:05,750 --> 00:39:14,760 ちんが 織田信長を使うて 叡山から 覚恕を追い払うたのではないかと➡ 342 00:39:14,760 --> 00:39:19,430 ざれ言に言いなす者があるという。 343 00:39:19,430 --> 00:39:27,300 ふらち千万な ざれ言でございますな。 344 00:39:27,300 --> 00:39:33,980 あるいは そうかもしれぬと 関白に言うてやった。 345 00:39:33,980 --> 00:39:36,980 え? 関白はあきれて➡ 346 00:39:36,980 --> 00:39:44,450 信長は荒々しき者ゆえ あまり お近づけにならぬ方が➡ 347 00:39:44,450 --> 00:39:50,150 よいのではないかと 苦言を呈して帰っていった。 348 00:39:52,130 --> 00:40:03,140 なれど 信長のほかに 誰があの覚恕を 叡山から追い払うことが➡ 349 00:40:03,140 --> 00:40:09,010 できたであろう。 覚恕は 僧侶でありながら➡ 350 00:40:09,010 --> 00:40:21,160 有り余る富と武具で 大名を従え この都を我が物にせんとしたではないか。 351 00:40:21,160 --> 00:40:30,500 信長殿は 戦のあと 参内したと聞きましたが…。 352 00:40:30,500 --> 00:40:35,170 褒めてほしそうであった。 353 00:40:35,170 --> 00:40:38,510 (東庵)ハッハッハッハ…。 354 00:40:38,510 --> 00:40:42,210 褒めてやった。 355 00:40:47,850 --> 00:40:56,150 まことを申さば… 無残な戦じゃ。 356 00:40:58,860 --> 00:41:04,130 京のはるか東に 甲斐の国がある。 357 00:41:04,130 --> 00:41:06,800 (覚恕)織田信長じゃ!➡ 358 00:41:06,800 --> 00:41:12,500 信長めに全てを焼き尽くされた! 359 00:41:14,140 --> 00:41:19,840 わしは 口惜しいぞ! 360 00:41:26,160 --> 00:41:37,460 (武田信玄)比叡山の痛ましきありさま つぶさに聞き及んでおります。 361 00:41:39,700 --> 00:41:48,700 (信玄)信長は仏法の火を消した鬼じゃ! 362 00:41:51,380 --> 00:41:58,090 覚恕様。 憎き信長を➡ 363 00:41:58,090 --> 00:42:07,760 この信玄が討ち滅ぼして ご覧に入れまする! 364 00:42:07,760 --> 00:42:31,490 ♬~ 365 00:42:31,490 --> 00:42:35,830 信長が 勝手気ままに京を治めるのを 黙って見ておれというのか! 366 00:42:35,830 --> 00:42:39,500 我ら武士は将軍をお守りせねばと! 367 00:42:39,500 --> 00:42:42,830 歯応えのある武士に会うたかな…。 368 00:42:42,830 --> 00:42:45,500 気に入ったのであろう 明智を…。 369 00:42:45,500 --> 00:42:48,400 貴殿を斬るつもりらしい。 明智を討つ。 370 00:42:48,400 --> 00:42:53,840 幕府は そろそろ見切り時では? ハッハッハッハ…。 371 00:42:53,840 --> 00:42:56,540 信長とは… わしは性が合わぬ。 372 00:43:03,390 --> 00:43:10,790 松永久秀が平定したあとも 争いが絶えなかった大和の国。 373 00:43:10,790 --> 00:43:18,130 筒井順慶は 久秀と対立した武将の一人です。 374 00:43:18,130 --> 00:43:25,470 もとは 興福寺一乗院に属する僧兵を まとめていた筒井氏。 375 00:43:25,470 --> 00:43:32,820 順慶の父の代で飛躍を見せ 大和最大の武士団に成長しました。 376 00:43:32,820 --> 00:43:40,820 筒井氏は 大和郡山市に築いた平城 筒井城を拠点としました。 377 00:43:43,160 --> 00:43:46,830 現在は住宅が立ち並ぶこの地には➡ 378 00:43:46,830 --> 00:43:52,830 井戸の跡や 順慶が築いた堤が残されています。 379 00:43:55,840 --> 00:44:00,710 城の中枢部に位置する菅田比賣神社。 380 00:44:00,710 --> 00:44:04,110 境内に祭られている八幡神社は➡ 381 00:44:04,110 --> 00:44:09,790 当時から位置を変えずに 鎮座していると考えられています。 382 00:44:09,790 --> 00:44:16,460 筒井城は 度々 久秀との戦いの舞台となりました。 383 00:44:16,460 --> 00:44:23,130 数年にわたる攻防の末 順慶は久秀から筒井城を奪還し➡ 384 00:44:23,130 --> 00:44:27,130 大和統一を目指したのです。 385 00:45:07,110 --> 00:45:10,010 (保本)およね へらを頼む。 (およね)はい。 386 00:45:10,010 --> 00:45:14,780 <その日 私は 身寄りのない子どもたちを 診るために➡ 387 00:45:14,780 --> 00:45:16,720 ある寺を訪れた> 388 00:45:16,720 --> 00:45:21,460 よし。 どこも悪くないぞ。 389 00:45:21,460 --> 00:45:24,790 よし みんな診てもらったね。 ほれ 行っていいよ。 390 00:45:24,790 --> 00:45:27,600 はい! は~い!