1 00:00:07,841 --> 00:00:12,179 (代理店の男)先生…? 露伴先生? 2 00:00:12,179 --> 00:00:14,114 (代理店の若い男)先生? 3 00:00:14,114 --> 00:00:19,853 (代理店の男) 先生 戻ってきてくださァ~い! 4 00:00:19,853 --> 00:00:24,524 (風の音) 5 00:00:24,524 --> 00:00:26,827 あっ…。 6 00:00:30,197 --> 00:00:33,533 はぁ… どうでしたか 先生。 7 00:00:33,533 --> 00:00:36,436 すばらしい臨場感でしょう? 8 00:00:36,436 --> 00:00:42,209 その「リアリティ」たるや もう完全に その場にいるとしか思えませんよねえ? 9 00:00:42,209 --> 00:00:47,080 メーカーも その「リアル」さを押したいと 大変な自信で➡ 10 00:00:47,080 --> 00:00:50,550 各種メディアはもちろん 我々 代理店としては➡ 11 00:00:50,550 --> 00:00:54,221 大々的な広告ジャックも 考えております。➡ 12 00:00:54,221 --> 00:00:59,092 …でですね 各世代に 幅広く 絶大な人気をお持ちの➡ 13 00:00:59,092 --> 00:01:03,030 岸辺露伴先生からのコメントを 頂戴できれば➡ 14 00:01:03,030 --> 00:01:06,800 もう 勝ち確! ってなわけでして…。 15 00:01:06,800 --> 00:01:10,704 あ いや もちろん お忙しい先生ですから➡ 16 00:01:10,704 --> 00:01:15,509 一応 我々のほうで いくつか考えております。 例えば…➡ 17 00:01:15,509 --> 00:01:21,181 「あの岸辺露伴先生も激押し!」。 「露伴プッシュ!」。 18 00:01:21,181 --> 00:01:26,520 「『ピンクダークの少年』 全キャラが泣いたッ!」。「オール クライ!」。 19 00:01:26,520 --> 00:01:30,457 (代理店の男)今回 先生が この新製品に興味をお持ちで➡ 20 00:01:30,457 --> 00:01:34,861 体験までしていただけたのは 本当に ラッキーでした。 21 00:01:34,861 --> 00:01:39,199 あ… ぜひ 生のお声をお聞きしたいんですが➡ 22 00:01:39,199 --> 00:01:44,071 どうでしょう? 率直なご感想は…。 23 00:01:44,071 --> 00:01:47,074 (風の音) 24 00:01:47,074 --> 00:01:51,211 面白いよ。 画質も 昔より格段にいいし➡ 25 00:01:51,211 --> 00:01:55,882 エンターテイメントの可能性としては 非常に興味深い。 が…。 26 00:01:55,882 --> 00:01:57,918 さすが先生 着眼点が鋭い! 鋭い! 27 00:01:57,918 --> 00:02:01,488 さすが…。 …が➡ 28 00:02:01,488 --> 00:02:06,994 苦しくなかったし 死ななかったな。 29 00:02:06,994 --> 00:02:12,499 あ いや… あ いや さすがに 死ぬと大変ですから。 ハハハハハ…。 30 00:02:12,499 --> 00:02:16,370 海の中にいるのに 苦しくもなく 死にもしなくて 「リアル」と言えるのか? 31 00:02:16,370 --> 00:02:20,374 いやいやいや 先生 そんな物騒なものではなくてですね➡ 32 00:02:20,374 --> 00:02:25,846 もっと 軽いノリで 世界を体験できるっていう… なあ。 はい。 33 00:02:25,846 --> 00:02:31,184 漫画の取材なんて これ1つあれば楽勝ですよ。 フフフフ…。 34 00:02:31,184 --> 00:02:34,688 この岸辺露伴が➡ 35 00:02:34,688 --> 00:02:40,193 そんな ハンパな取材で 漫画を描くと思っているのかッ。 36 00:02:40,193 --> 00:02:42,129 はい? 37 00:02:42,129 --> 00:02:46,066 どんなに奇抜な物語だろうと いや 奇抜だからこそ➡ 38 00:02:46,066 --> 00:02:49,536 その根底には 「リアリティ」が必要なんだ! 39 00:02:49,536 --> 00:02:52,205 それでなければ 読者は すぐに読むのをやめてしまう。 40 00:02:52,205 --> 00:02:56,543 だから僕は 常に「本物」を目指して 本気で取材をしているッ! 41 00:02:56,543 --> 00:02:59,346 だが…➡ 42 00:02:59,346 --> 00:03:04,484 「死」や 「死に至る苦痛」➡ 43 00:03:04,484 --> 00:03:08,155 その「リアル」だけは 確かめることができない。 44 00:03:08,155 --> 00:03:10,090 体験することはかまわないが➡ 45 00:03:10,090 --> 00:03:12,826 死んでしまったら それを漫画に描けないからな。 46 00:03:12,826 --> 00:03:15,162 はあ…。 はあ~…。 47 00:03:15,162 --> 00:03:17,831 これなら 僕は 「本」で読むよ。 48 00:03:17,831 --> 00:03:23,703 それを描いた人間の「リアル」を 感じることができる。 49 00:03:23,703 --> 00:03:28,842 なるほどォ~! お言葉 ありがとうございましたッ! 50 00:03:28,842 --> 00:03:32,512 では 失礼いたしますッ! え… えっ…。 51 00:03:32,512 --> 00:03:34,448 (小声で) コメントは 適当に こっちで書いて➡ 52 00:03:34,448 --> 00:03:38,185 後で 「手違いでした」って 謝っとけばいい。 ほらッ。そんな…。 53 00:03:38,185 --> 00:03:40,487 おいッ! 54 00:03:44,057 --> 00:03:47,294 僕の読者をだますつもりか? 55 00:03:47,294 --> 00:03:53,700 あ いや 決して そのようなことは…。 では。 ハハッ。 56 00:03:53,700 --> 00:03:55,969 ヘブンズ・ドアー。 おうっ…。 57 00:03:55,969 --> 00:03:59,005 今 心の扉は開かれる。 58 00:03:59,005 --> 00:04:02,743 あっ… なんだ…? あ…。 59 00:04:02,743 --> 00:04:04,678 なんだ… これ…。 60 00:04:04,678 --> 00:04:07,481 あ…。 (ページがめくれる音) 61 00:04:15,288 --> 00:04:18,825 これは 僕に備わった「能力」だ。 62 00:04:18,825 --> 00:04:24,531 人の心や記憶を 「本」にして読むことができる。 63 00:04:28,535 --> 00:04:30,837 ♬~ 64 00:04:30,837 --> 00:04:35,509 <人間の体には 今まで生きてきた 全てが記憶されている。➡ 65 00:04:35,509 --> 00:04:40,113 たとえ 本人が忘れていても 消せない記憶が…。➡ 66 00:04:40,113 --> 00:04:42,849 それは インタビューなどでは 決して得られない➡ 67 00:04:42,849 --> 00:04:45,519 100%の「リアル」。➡ 68 00:04:45,519 --> 00:04:50,390 その「リアリティ」こそが 作品に命を吹き込むエネルギー➡ 69 00:04:50,390 --> 00:04:54,194 極上のエンターテイメントとなる> 70 00:04:54,194 --> 00:04:59,533 ♬~ 71 00:04:59,533 --> 00:05:02,803 (書き込む音) 72 00:05:02,803 --> 00:05:07,641 「露伴の感想を そのまま使う」。 73 00:05:07,641 --> 00:05:14,815 書き込まれた命令には 絶対に逆らうことはできない。 74 00:05:14,815 --> 00:05:20,687 <天からの「ギフト」と言うしかないが 重要なのは「能力」じゃあない。➡ 75 00:05:20,687 --> 00:05:24,157 それを漫画に生かす➡ 76 00:05:24,157 --> 00:05:27,460 この岸辺露伴の「才能」だ> 77 00:05:29,029 --> 00:05:32,499 (書き込む音) 78 00:05:32,499 --> 00:05:37,170 ♬~ 79 00:05:37,170 --> 00:05:39,472 (書き込む音) 80 00:05:43,043 --> 00:05:45,045 プッ。 81 00:05:45,045 --> 00:05:51,151 ♬~ 82 00:05:51,151 --> 00:05:54,854 (セミの鳴き声) 83 00:05:54,854 --> 00:06:00,694 はァ~… ああ… もう ずっと こもりきりだ。 84 00:06:00,694 --> 00:06:03,463 (ため息) 85 00:06:03,463 --> 00:06:08,768 まさか 本当に 「リアル」な取材ができなくなるとはね。 86 00:06:12,806 --> 00:06:17,477 は? するわけないだろう。 87 00:06:17,477 --> 00:06:20,380 オンラインでのインタビューじゃあ 相手の空気感が…。 88 00:06:20,380 --> 00:06:22,349 ああっ。 89 00:06:22,349 --> 00:06:24,818 ああっ… 飲むんじゃない バキン。 90 00:06:24,818 --> 00:06:27,487 今 替えてやる。 91 00:06:27,487 --> 00:06:30,824 よし。 92 00:06:30,824 --> 00:06:33,159 (バキンが水を飲む音) あ? 93 00:06:33,159 --> 00:06:35,829 違う 「ドキン」じゃない 「バキン」だッ。 94 00:06:35,829 --> 00:06:38,732 (泉 京香) アッハハ… そうそう バキンちゃん。 95 00:06:38,732 --> 00:06:44,004 まさか先生が ワンちゃん飼うなんて 思いませんでしたよォ。 96 00:06:44,004 --> 00:06:45,939 おやつ送ったの 届きました? 97 00:06:45,939 --> 00:06:50,677 ああ バキンの口には 合わなかったがな。🖩「ええ~」。 98 00:06:50,677 --> 00:06:53,513 小さいのに グルメですねェ~。 99 00:06:53,513 --> 00:06:58,018 あっ 先生 ちょっと ビデオ通話に切り替えられます?「ああ」。 100 00:06:59,686 --> 00:07:01,621 (切り替え音) 101 00:07:01,621 --> 00:07:06,126 「…で この間 お話しした これなんですけど」。 102 00:07:06,126 --> 00:07:11,464 今度 「ピンクダークの少年」に出す 新キャラの「ホットサマー・マーサ」。 103 00:07:11,464 --> 00:07:14,501 これ もう一度 考えたんですけどォ…。 104 00:07:14,501 --> 00:07:19,039 僕のデザインが 盗用だというんだろ? 「違います!➡ 105 00:07:19,039 --> 00:07:23,810 この 『丸が3つ』集まってるデザインが 問題ありなんですってッ!➡ 106 00:07:23,810 --> 00:07:27,480 著作権的に いろいろ面倒くさい事になりますし➡ 107 00:07:27,480 --> 00:07:32,152 まあ クレームが来るという 都市伝説かもしれませんけど➡ 108 00:07:32,152 --> 00:07:34,087 可能性はありますし➡ 109 00:07:34,087 --> 00:07:37,824 万が一 そんなことになったら 酷い誹謗中傷は確実ですよ」。 110 00:07:37,824 --> 00:07:40,160 誹謗中傷…。 「ですので➡ 111 00:07:40,160 --> 00:07:44,030 このデザインは 止めたほうが良いと 申し上げてるんです」。 112 00:07:44,030 --> 00:07:49,502 泉クン 君 ちょっと つまらなくなったな。 113 00:07:49,502 --> 00:07:53,840 はい? 「いかにも無難な編集仕事だよ」。 114 00:07:53,840 --> 00:07:57,711 いいか もし 僕のデザインに 盗用だなんて言うヤツが➡ 115 00:07:57,711 --> 00:08:00,246 地球上の どこかに居るなら こう言ってやれッ! 116 00:08:00,246 --> 00:08:03,149 「丸が3つ」なんて 古代ケルト人なら 目をつぶっても➡ 117 00:08:03,149 --> 00:08:09,356 トイレの壁に描くデザインだろうねッ! このヌケサク野郎が! …と。 118 00:08:09,356 --> 00:08:13,126 ちょっと先生ェ~ マンガのキャラクターの話ですよ…。 119 00:08:13,126 --> 00:08:17,097 2つの丸が 「耳」になってるのは駄目なんですって! 120 00:08:17,097 --> 00:08:21,000 「キャラの色も黒で 超似てるしィ」。 121 00:08:23,136 --> 00:08:31,845 泉クン 君が「耳」だと思ってる その丸…➡ 122 00:08:31,845 --> 00:08:35,715 「目」なんだがね。 123 00:08:35,715 --> 00:08:38,018 「えっ」。 124 00:08:40,153 --> 00:08:44,591 ⚟(イブ) 露伴先生ェ~ッ。 125 00:08:44,591 --> 00:08:49,829 露伴先生ェ~ッ。 ああ~ッ! 先生 超大好きッ。 126 00:08:49,829 --> 00:08:52,732 ああ ありがとう。 君 そこは うちの庭…。 127 00:08:52,732 --> 00:08:54,701 アハハッ! 128 00:08:54,701 --> 00:08:58,004 うちの庭だよ。 勝手に入らないでくれ。 129 00:08:58,004 --> 00:09:00,774 先生 大ファンですッ! ああ ありがとう。 130 00:09:00,774 --> 00:09:04,644 この子たちも 先生 大好きって。 ああ ありがとう。 131 00:09:04,644 --> 00:09:07,113 前に 彼らにも サインあげただろう。アハハ…。 132 00:09:07,113 --> 00:09:10,450 とにかくね… 人の敷地に入らないでくれ。 133 00:09:10,450 --> 00:09:16,456 ああ… 叱られちゃったっ。 ハーイ。 ウフフ。 134 00:09:18,324 --> 00:09:21,327 ハハハハ…。 135 00:09:23,997 --> 00:09:28,468 「先生 ファンの子に うち 知られちゃったんですか?」。 136 00:09:28,468 --> 00:09:33,139 動物病院で ちょっとな。 「え~ 危ないですよォ それェ~。➡ 137 00:09:33,139 --> 00:09:36,643 私 これから行きます。 私のほうから ちゃんと注意しますから」。 138 00:09:36,643 --> 00:09:38,578 そこまでするほどじゃない。 139 00:09:38,578 --> 00:09:41,147 いや 最近 怖いんですってェ~。 140 00:09:41,147 --> 00:09:46,019 あっ 鍵も替えましょう。 あと 防犯カメラも。 すぐに手配しますね。 141 00:09:46,019 --> 00:09:49,022 いいッ! あっ…。(インクがこぼれる音) 142 00:09:52,158 --> 00:09:56,830 クソッ! 「先生?」。 143 00:09:56,830 --> 00:09:59,732 マスクのせいだッ! 144 00:09:59,732 --> 00:10:03,002 いつまでするんだ こんなもの! 145 00:10:03,002 --> 00:10:05,839 酸素が脳に行かないんだよ!! 146 00:10:05,839 --> 00:10:10,710 「先生 大丈夫ですか?」。 今回のことで 自分は つくづく➡ 147 00:10:10,710 --> 00:10:13,313 取材に出掛けて漫画を描くタイプだと わかったよ。 148 00:10:13,313 --> 00:10:17,183 その土地へ出掛けて行き 「土を触って! 風の動きを感じ!➡ 149 00:10:17,183 --> 00:10:20,520 沢山の人の中に入り 時には腐ったものも 舐めてみる」。 150 00:10:20,520 --> 00:10:23,423 それが僕の漫画だ。 151 00:10:23,423 --> 00:10:28,361 先生 わかりましたっ。 緊急事態宣言が明けたら…。 152 00:10:28,361 --> 00:10:31,764 「海外でも どこへでも 取材に行きましょう」。 153 00:10:33,867 --> 00:10:36,536 「えっ 先生 どこに行くんですかァ?」。 154 00:10:36,536 --> 00:10:39,205 バキンの散歩に行ってくるッ! 155 00:10:39,205 --> 00:10:41,207 (舌打ち) 156 00:10:47,547 --> 00:10:52,418 う~ん… 最近 なんか おかしいなあ 先生。 157 00:10:52,418 --> 00:10:55,722 ストレス たまってるんだろうけど。 158 00:10:57,891 --> 00:11:00,493 でも これは何とかしないと…。 159 00:11:00,493 --> 00:11:04,163 「ピンクダークの少年」が描けなくなったら 大変だし。 160 00:11:04,163 --> 00:11:07,967 あっ あと 鍵も注文しておこうっと。 161 00:11:07,967 --> 00:11:15,708 (セミの鳴き声) 162 00:11:15,708 --> 00:11:19,178  心の声 何もかも停滞している…。 163 00:11:19,178 --> 00:11:22,849 ってかさ ここの近くに アイス屋さん できたらしいよ。マジで? 164 00:11:22,849 --> 00:11:27,187 歯車が噛み合わなくて うまく回らない。 165 00:11:27,187 --> 00:11:31,858 まるで 暗闇のトンネルだ。 166 00:11:31,858 --> 00:11:35,328 僕は病んでいるのか…。 167 00:11:35,328 --> 00:11:39,198 鬱ってヤツなのかもしれない。 168 00:11:39,198 --> 00:11:46,506 息苦しくて どうにも… どこにも動けない。 169 00:11:48,875 --> 00:11:55,048 「動かない」んじゃあない。 全然 「動けない」んだ。 170 00:11:55,048 --> 00:11:58,918 (バキンが鼻を鳴らす音) 171 00:11:58,918 --> 00:12:02,155 (バキンが鼻を鳴らす音) どうした? 172 00:12:02,155 --> 00:12:05,491 お前 いつも ここに来ると落ちつかないな。 173 00:12:05,491 --> 00:12:09,829 何か気になるのか? (バキンが鼻を鳴らす音) 174 00:12:09,829 --> 00:12:14,400 大丈夫だ。 あっちには行かないよ。 散歩のルートは こっちだ。 175 00:12:14,400 --> 00:12:19,839 (バキンが鼻を鳴らす音) 176 00:12:19,839 --> 00:12:23,710 (セミの鳴き声) 177 00:12:23,710 --> 00:12:26,512 (バキンが鼻を鳴らす音) 178 00:12:26,512 --> 00:12:33,386 (セミの鳴き声) 179 00:12:33,386 --> 00:12:37,190 何かあるのか? 180 00:12:37,190 --> 00:12:41,527 (セミの鳴き声) 181 00:12:41,527 --> 00:13:09,222 ♬~ 182 00:13:11,824 --> 00:13:15,128 (バキンが鼻を鳴らす音) 183 00:13:21,301 --> 00:13:25,104 いつのまに…。 184 00:13:34,180 --> 00:13:40,887 こんな神社… うちの近所にあったのか。 185 00:13:40,887 --> 00:13:57,503 (セミの鳴き声) 186 00:13:59,205 --> 00:14:03,810 (鳥の鳴き声) すごいな。 187 00:14:03,810 --> 00:14:07,480 境内にも 「御神木」があったが➡ 188 00:14:07,480 --> 00:14:11,150 こっちのほうも風格がある。 189 00:14:11,150 --> 00:14:14,454 これも 「御神木」なのか…。 190 00:14:16,022 --> 00:14:19,025 (鳥の鳴き声) 191 00:14:19,025 --> 00:14:22,495 妙だな…。 192 00:14:22,495 --> 00:14:30,203 手をかけてある… というより 封じている。 193 00:14:32,505 --> 00:14:34,507 (鳥の羽音) 194 00:14:47,520 --> 00:14:49,522 「鏡」か…。 195 00:14:57,530 --> 00:15:01,534 でも どうして こんなところに…。 196 00:15:05,271 --> 00:15:12,779 (バキンが鼻を鳴らす音) ああ 分かるか バキン。 197 00:15:15,481 --> 00:15:19,485 久しぶりに 「動きだした」気がするよ。 198 00:15:21,287 --> 00:15:24,791 僕の中の歯車。 199 00:15:39,272 --> 00:15:48,781 (風の音) 200 00:15:55,521 --> 00:16:00,159 (バキンが鼻を鳴らす音) 201 00:16:00,159 --> 00:16:02,962 なんだ 今のは…? 202 00:16:02,962 --> 00:16:07,266 (バキンが鼻を鳴らす音) 大丈夫か バキン。 203 00:16:11,971 --> 00:16:16,776 本格的な取材は 明日からにしよう。 204 00:16:21,147 --> 00:16:26,486 やっぱり ネタは 外にあるねッ! 205 00:16:26,486 --> 00:16:29,489 間違いない。 206 00:16:35,661 --> 00:16:40,166 (風で落ち葉が舞い込む音) 207 00:16:54,847 --> 00:16:57,550 (バキンが鼻を鳴らす音) 208 00:17:00,653 --> 00:17:09,962 (メッセージ着信音) 209 00:17:13,966 --> 00:17:18,170 「ホットサマーマーサ登場の最新号 ものすごい反響です!」。 210 00:17:20,473 --> 00:17:24,810 「15時頃 原稿のご返却にあがります」。 211 00:17:24,810 --> 00:17:27,813 原稿? 212 00:17:40,826 --> 00:17:44,697 おいおいおい…。 213 00:17:44,697 --> 00:17:48,701 ひどいな バキン。 (バキンが鼻を鳴らす音) 214 00:17:50,503 --> 00:17:54,373 おまえ…➡ 215 00:17:54,373 --> 00:17:59,512 まさか もう 牙が生えて…➡ 216 00:17:59,512 --> 00:18:02,515 …るワケないか。 217 00:18:08,321 --> 00:18:11,023 あまり いたずらするなよ。 (バキンが鼻を鳴らす音) 218 00:18:34,347 --> 00:19:00,106 ♬~ 219 00:19:00,106 --> 00:19:02,942 (呼び出し音) 220 00:19:02,942 --> 00:19:09,115 あっ 先生ッ! 「ピンクダーク」の最新刊 凄い売れ行きですよぉーッ。 221 00:19:09,115 --> 00:19:12,451 「ホットサマー・マーサ編」 大成功ですねッ! 222 00:19:12,451 --> 00:19:15,354 🖩「泉くん 君 あれから 原稿に何をした?」。 223 00:19:15,354 --> 00:19:20,326 えっ? え~と スキャンしました。 🖩「そうじゃあないッ」。 224 00:19:20,326 --> 00:19:25,031 どうして 君が持って… いや そもそも どうして原稿が完成してるんだッ! 225 00:19:25,031 --> 00:19:27,800 君… あの後 僕の家に来て 原稿 持っていったのかッ! 226 00:19:27,800 --> 00:19:31,137 あと これ…➡ 227 00:19:31,137 --> 00:19:35,808 あっ…? あ…? 228 00:19:35,808 --> 00:19:39,145 デザイナーに やらせたという訳かッ! 229 00:19:39,145 --> 00:19:44,583 あ… はい…。 デザイナーは入れましたけど…。 230 00:19:44,583 --> 00:19:46,519 🖩「何か問題ありました?」。 231 00:19:46,519 --> 00:19:49,822 大問題に決まってるだろォォーッ!! 232 00:19:49,822 --> 00:19:54,160 このッ! ホットサマー・マーサのデザインッ! 233 00:19:54,160 --> 00:19:57,063 「丸を4つ」に変更したろッ! 234 00:19:57,063 --> 00:19:59,031 🖩「クレームが来るからってッ!➡ 235 00:19:59,031 --> 00:20:01,600 君が こんな事 勝手にしていいと 思ってるのかッ!」。 236 00:20:01,600 --> 00:20:05,071 何なんだッ! 「丸4つ」ってーッ!! 237 00:20:05,071 --> 00:20:07,840 先生 ちょっと待ってください。 238 00:20:07,840 --> 00:20:11,143 デザインの変更のこと お話ししましたよ? 239 00:20:11,143 --> 00:20:17,016 🖩「それに 原稿は コミックス作業が 終わったので お返ししましたけど」。 240 00:20:17,016 --> 00:20:23,522 それって… 2週間も前の話ですよね? 241 00:20:23,522 --> 00:20:26,826 何? 242 00:20:32,198 --> 00:20:35,101 ⚟(女の笑い声) 243 00:20:35,101 --> 00:20:39,305 🖩「先生? 大丈夫ですか? 先生?」 ⚟もう!➡ 244 00:20:39,305 --> 00:20:43,542 あっ! 噛んじゃダメだってば。➡ 245 00:20:43,542 --> 00:20:47,880 フフフ… アハハ。➡ 246 00:20:47,880 --> 00:20:52,118 も~ ムッちゃん や~だ。 247 00:20:52,118 --> 00:20:55,087 アハハハ…。 うぉおおぉおっ。 248 00:20:55,087 --> 00:20:58,257 何だッ!! おいッ!! おまえ⁉ 誰だッ⁉ 249 00:20:58,257 --> 00:21:03,095 露伴先生。 家の中で何をしてるんだァーッ⁉ 250 00:21:03,095 --> 00:21:08,834 え~? 今度は それ使うのォ~? イヤァーン もぉ~ どっちがピッチャー? 251 00:21:08,834 --> 00:21:14,173 露伴先生は もぉ~ ヤンチャなんだからァァ~。 252 00:21:14,173 --> 00:21:20,312 ハッ… 君は さっき 家の庭にいた…。 ここで何をしてる? 253 00:21:20,312 --> 00:21:24,183 オシッコ。 おい! 254 00:21:24,183 --> 00:21:27,086 (扉が閉まる音) 255 00:21:27,086 --> 00:21:31,857 なんなんだ? これは…。 夢か…? 256 00:21:31,857 --> 00:21:33,793 うっ。 257 00:21:33,793 --> 00:21:44,870 ♬~ 258 00:21:44,870 --> 00:21:47,206 10月? 259 00:21:47,206 --> 00:22:09,461 ♬~ 260 00:22:09,461 --> 00:22:14,366 この原稿 さっき インクをこぼしたはずだ…。 261 00:22:14,366 --> 00:22:19,004 それが 最後まで完成している。 262 00:22:19,004 --> 00:22:22,841 「ホットサマー・マーサ」のデザイン以外➡ 263 00:22:22,841 --> 00:22:28,514 ストーリーも セリフも 演出も 完全に僕のもの➡ 264 00:22:28,514 --> 00:22:31,417 ほ 本物だ…。 265 00:22:31,417 --> 00:22:37,122 だが 僕は絶対に描いていないッ! 266 00:22:38,858 --> 00:22:43,195 でも じゃあ… 誰が…。 267 00:22:43,195 --> 00:22:46,098 先生ェのシャツ 借りちゃったッ。 ヘブンズ・ドアー…。 268 00:22:46,098 --> 00:22:48,100 (ページがめくれる音) 269 00:23:07,152 --> 00:23:10,155 なんだ これは…。 270 00:23:10,155 --> 00:23:13,659 ヘブンズ・ドアーには 嘘はつけない。 271 00:23:13,659 --> 00:23:20,466 つまり この子が僕と過ごしたことは 事実…! 272 00:23:24,370 --> 00:23:27,006 嘘だろ…。 273 00:23:27,006 --> 00:23:30,009 それに…。 274 00:23:34,513 --> 00:23:36,882 この「日付け」…。 275 00:23:36,882 --> 00:23:47,326 ♬~ 276 00:23:47,326 --> 00:23:49,395 もう マスク 外したいんだけど。 277 00:23:49,395 --> 00:23:52,531 ねえ 肌荒れするしさァ…。 278 00:23:52,531 --> 00:23:54,533 ハァ… ハァ… ハァ…。 279 00:23:57,403 --> 00:24:02,141 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 280 00:24:02,141 --> 00:24:04,143 (風の音) 281 00:24:04,143 --> 00:24:11,350 ♬~ 282 00:24:13,485 --> 00:24:15,821 (神主・息子) お参り ありがとうございますゥ~。 283 00:24:15,821 --> 00:24:18,490 でも 本日は もうおしまいですよォー。 284 00:24:18,490 --> 00:24:22,294 (神主・父親) 明日は 朝の6時からですゥーっ。 285 00:24:22,294 --> 00:24:24,830 ちょっと 裏へ通り抜けるだけなんだが…。 286 00:24:24,830 --> 00:24:29,535 裏も神社ですよォー。 表から ずゥーっと神社ですなァー。 287 00:24:32,171 --> 00:24:35,874 どうしても急ぐので 失礼。 288 00:24:35,874 --> 00:24:38,777 (風の音) 289 00:24:38,777 --> 00:24:42,781 どうかなされましたかぁー? どうかなされましたか? 290 00:24:44,717 --> 00:24:49,021 何か お困りの事でも…? 何か お困りの事でも…? 291 00:24:50,856 --> 00:24:56,729 おーっ あなたは 漫画家の岸辺露伴さんですねェー。 292 00:24:56,729 --> 00:25:01,033 おーっ ご近所の露伴さんですねーっ。 293 00:25:02,801 --> 00:25:07,673 どうかなされましたか? どうかなされましたか? 294 00:25:07,673 --> 00:25:12,478 (鳥の鳴き声) 295 00:25:12,478 --> 00:25:16,815 神社の裏にある 「大きな木」について知りたい。 296 00:25:16,815 --> 00:25:19,151 あの… 「御神木」のような…。 297 00:25:19,151 --> 00:25:22,488 御神木。 御神木。いや 正確には違う。 298 00:25:22,488 --> 00:25:25,524 だが 根元に祠があって 手を入れて 祀ってあるような…。 299 00:25:25,524 --> 00:25:29,828 えっ。 まさか のぞいたんですか…⁉ まさか 中に入ったんですか? 300 00:25:29,828 --> 00:25:32,164 あなたが? 中に? 301 00:25:32,164 --> 00:25:37,503 (鳥の鳴き声) 302 00:25:37,503 --> 00:25:43,976 (2人)あ~… あなたのでしたか。 303 00:25:43,976 --> 00:25:49,181 あれは 8… いや 7月でしたかねェー。 304 00:25:49,181 --> 00:25:52,518 そう 3か月前でしたなァー。 305 00:25:52,518 --> 00:25:58,023 裏のほうから こう 境内を通って す~っと…。 306 00:25:58,023 --> 00:26:00,793 出ていく姿が こう…。 307 00:26:00,793 --> 00:26:03,128 (セミの鳴き声) 308 00:26:03,128 --> 00:26:07,633 (息子)今 思えば あれは 「藪箱法師」なんでしょうねェー。 309 00:26:07,633 --> 00:26:11,437 (父親)「藪箱法師」でしょうなァー。 310 00:26:13,138 --> 00:26:17,643 ちょっと待ってくれ。 話が全く見えないんだが。 311 00:26:17,643 --> 00:26:21,814 露伴さん… 困っているのですか。 312 00:26:21,814 --> 00:26:27,152 もしかして 露伴さん すごく困っているのですか? 313 00:26:27,152 --> 00:26:29,088 ええ! 困っていますよッ! 314 00:26:29,088 --> 00:26:32,825 いきなり3か月も時間が飛んで 僕には その間の記憶がまったくないッ! 315 00:26:32,825 --> 00:26:37,496 いやいや 「時が飛んだ」というのは違いますねェー。 316 00:26:37,496 --> 00:26:42,835 全ては 樹の中に住む 「藪箱法師」のしわざなのです。 317 00:26:42,835 --> 00:26:45,504 だから さっきから何を…。 318 00:26:45,504 --> 00:26:49,308 行ってみますか。 行きますか。 319 00:26:58,851 --> 00:27:01,753 (息子)この樹は 樹齢800年…。➡ 320 00:27:01,753 --> 00:27:05,657 祠が出来たのは 500年ほど前になりますねェー。 321 00:27:05,657 --> 00:27:13,131 (父親)そうです。 私どものご先祖様が お祀りして 500年ほどになりますなァー。 322 00:27:13,131 --> 00:27:16,468 (鳥の鳴き声) 323 00:27:16,468 --> 00:27:19,371 (息子)中に 「鏡」がございましたでしょう。 324 00:27:19,371 --> 00:27:22,808 (父親)台座にのった 古い「鏡」ですなあ。 325 00:27:22,808 --> 00:27:29,148 ああ…。 (息子)そこに映ったものが 「藪箱法師」です。➡ 326 00:27:29,148 --> 00:27:35,020 あなたの姿が「鏡」に映った瞬間 「藪箱法師」が出てきたんです。 327 00:27:35,020 --> 00:27:39,491 (父親)あなたと入れ代わったんですな。 328 00:27:39,491 --> 00:27:41,793 入れ代わるって…。 329 00:27:43,362 --> 00:27:45,364 まさか…。 330 00:27:45,364 --> 00:27:50,135 (息子)「藪箱法師」が あなたと 入れ代わって 暮らしていたわけです。 331 00:27:50,135 --> 00:27:52,070 言い伝えによれば➡ 332 00:27:52,070 --> 00:27:55,841 月の満ち欠け3回分くらいで 戻ってくるようですねェー。 333 00:27:55,841 --> 00:28:01,113 月が3周 3か月ですなァー。 334 00:28:01,113 --> 00:28:04,950 僕には 一瞬だった。 335 00:28:04,950 --> 00:28:07,853 (息子)時間とは 不確定なものです。➡ 336 00:28:07,853 --> 00:28:12,457 一瞬の時間も 3か月の時の流れも同じ。➡ 337 00:28:12,457 --> 00:28:15,360 「浦島太郎」のお話のようにね。 338 00:28:15,360 --> 00:28:18,797 (父親)彼は その後 老人になってしまいましたが。 339 00:28:18,797 --> 00:28:21,700 (神主たちの笑い声) 340 00:28:21,700 --> 00:28:25,137 しかし…。 341 00:28:25,137 --> 00:28:29,007 いや おかしいだろう。 342 00:28:29,007 --> 00:28:32,277 どんなに そっくりでも 僕じゃあない。 343 00:28:32,277 --> 00:28:34,980 あなたですよ 露伴さん。 344 00:28:34,980 --> 00:28:39,818 「藪箱法師」が映すのは 「陰」と「陽」でいうなら 「陰」。 345 00:28:39,818 --> 00:28:43,488 露伴さんの「暗黒面」とも言えるものです。 346 00:28:43,488 --> 00:28:47,826 (父親)「陰」と「陽」 しかし どちらも あなたなんですなァー。➡ 347 00:28:47,826 --> 00:28:53,699 あなた自身が 3か月 自由にやらかした。 そーゆーことになる訳です。 348 00:28:53,699 --> 00:28:59,838 (息子)しかし 実際問題 あなたのように 困る人が大半ですからねェー。 349 00:28:59,838 --> 00:29:05,143 (父親)それで ご先祖様が 入り口を塞いで 封印したんです。 350 00:29:07,646 --> 00:29:11,783 なるほど…。 351 00:29:11,783 --> 00:29:22,127 僕は 立ち入ってはならない神聖な場所を 開いてしまったというわけか…。 352 00:29:22,127 --> 00:29:25,831 (鳥の鳴き声) 353 00:29:27,799 --> 00:29:36,108 その事については 本当に 心から謝罪したい。 354 00:29:38,443 --> 00:29:44,249 …で 「元」に戻す方法を知りたいんだが? 355 00:29:44,249 --> 00:29:47,819 元に戻す? 元に戻す? 356 00:29:47,819 --> 00:29:52,491 元っていうのは つまり… 10月から7月へ戻りたい…。 357 00:29:52,491 --> 00:29:55,827 (父親) つまり 現在から過去に戻りたい… と⁉ 358 00:29:55,827 --> 00:29:59,164 そうです! そうに決まってる! 359 00:29:59,164 --> 00:30:02,167 「藪箱法師」が やらかしたことは 最悪だッ! 360 00:30:02,167 --> 00:30:05,837 露伴さん… 「善」とか「悪」…➡ 361 00:30:05,837 --> 00:30:08,173 その区別は あいまいです。➡ 362 00:30:08,173 --> 00:30:13,512 何が「良い事」で 何が「悪い事」なのか? 363 00:30:13,512 --> 00:30:17,182 (父親) ご自身の とらえ方次第なのです…。➡ 364 00:30:17,182 --> 00:30:20,852 「藪箱法師」は あなたの「暗黒面」➡ 365 00:30:20,852 --> 00:30:25,323 言ってみれば ストレスを 解放してくれたのかもしれないのです。 366 00:30:25,323 --> 00:30:28,860 夢を見たと思って 受け入れてみては いかがです? 367 00:30:28,860 --> 00:30:32,197 「陰」も「陽」も。 「善」も「悪」も。 368 00:30:32,197 --> 00:30:36,201 (鳥の鳴き声) 369 00:30:38,070 --> 00:30:46,545 いいか… 僕が問題にしてるのは そこじゃあない。 370 00:30:46,545 --> 00:30:50,849 丸が「4つ」のデザイン…。 371 00:30:53,418 --> 00:30:58,156 僕が描いていない「絵」が 僕の「絵」として この世に出回っているッ! 372 00:30:58,156 --> 00:31:00,492 そーゆーのは許せないんだよッ! 373 00:31:00,492 --> 00:31:03,395 僕が許せないのは その一点だけだ。 374 00:31:03,395 --> 00:31:07,366 社会的な「善」だの「悪」だのは 最初から問題にしていないッ! 375 00:31:07,366 --> 00:31:13,405 元に戻す方法が有るのか無いのか さっさと教えてもらおうッ! 376 00:31:13,405 --> 00:31:18,009 時が7月に戻る事は 決してありません。 377 00:31:18,009 --> 00:31:22,514 7月に戻る事は 決してないんです。 378 00:31:26,718 --> 00:31:31,523 う~ん だから言ったんだよ この樹は切り倒してしまおうって。 379 00:31:31,523 --> 00:31:35,827 父さん 神主が樹を切り倒すとか 言わないでくださいよ。 380 00:31:38,296 --> 00:31:43,301 (2人)一体 どうして こんなところへ いらっしゃったんです? 381 00:31:47,873 --> 00:31:55,747 いつもは通る辻を… その時は曲がって…。 382 00:31:55,747 --> 00:31:58,517 (2人)ああ~。 383 00:31:58,517 --> 00:32:02,154 気をつけないといけませんよォーっ。 384 00:32:02,154 --> 00:32:07,492 昔から 道が こう交差する場所は危ないんです。 385 00:32:07,492 --> 00:32:12,998 ひょっとしたことでこの世ならざるものと つながりますからねェー。 386 00:32:12,998 --> 00:32:15,500 (父親)「辻神」とかね。➡ 387 00:32:15,500 --> 00:32:20,305 あれは 「神」と言いつつ 辻に現れる 「災い」ですからな。➡ 388 00:32:20,305 --> 00:32:23,141 昔から よくないんですよ。 389 00:32:23,141 --> 00:32:26,845 四つ辻は。 390 00:32:30,849 --> 00:32:34,719 (息子)しかし 来てしまったものは しかたありません。➡ 391 00:32:34,719 --> 00:32:40,525 お話によると 戻したいのは 時間というより あなたの作品ですよね。 392 00:32:40,525 --> 00:32:44,396 (父親)おーっ そうそう。 それならば 「ひとつ」方法が。 393 00:32:44,396 --> 00:32:47,199 祠に祀られた「鏡」➡ 394 00:32:47,199 --> 00:32:50,869 これに姿が映らないように 「鏡」を回転させるのです。 395 00:32:50,869 --> 00:32:55,207 「鏡」は 台にのっていますから 台ごと回すのが良いでしょう。 396 00:32:55,207 --> 00:33:00,812 こう 「左」へ 360度! 397 00:33:00,812 --> 00:33:04,683 「三回」です。 398 00:33:04,683 --> 00:33:09,988 それで あなたの藪箱法師の やらかしたことは 元に戻ります。 399 00:33:11,823 --> 00:33:15,360 「元」に戻る…。 ということは? 400 00:33:15,360 --> 00:33:20,832 時間が戻るのではありませんよ。 藪箱法師の行ったことだけが➡ 401 00:33:20,832 --> 00:33:24,503 この世とのつながりを断ち切られて 封印されるのです。 402 00:33:24,503 --> 00:33:26,438 封印されます。 403 00:33:26,438 --> 00:33:31,443 藪箱法師の やらかしだけが 「鏡」を「左へ三回転」で。 404 00:33:33,178 --> 00:33:37,849 どうして 「三回転」させる? 405 00:33:37,849 --> 00:33:42,721 知りません。 でも そう伝わっています。 406 00:33:42,721 --> 00:33:46,858 「三」という数字は 世界的にも縁起のいい➡ 407 00:33:46,858 --> 00:33:50,528 調和のとれた数字と されてますからねェー。 408 00:33:50,528 --> 00:33:54,199 安定して バランスのいい数字なんですな。 409 00:33:54,199 --> 00:33:59,070 「三」は いいんです。 410 00:33:59,070 --> 00:34:01,373 そう…。 411 00:34:04,809 --> 00:34:07,512 「3」だ。 412 00:34:09,681 --> 00:34:12,984 「4」じゃあないッ。 413 00:34:14,819 --> 00:34:20,492 (息子)いいですか… 決して「鏡」に映ってはいけませんよ。➡ 414 00:34:20,492 --> 00:34:24,829 裏側から入るのです。 415 00:34:24,829 --> 00:34:33,838 (父親)決して 藪箱法師に 見られない様に… 「左へ三回転」です。➡ 416 00:34:33,838 --> 00:34:41,846 それで あなたの藪箱法師の やらかしたことは 元に戻ります。 417 00:34:47,185 --> 00:34:54,526 (呼び出し音) 418 00:34:54,526 --> 00:34:58,029 🖩(自動音声)「ただいま 電話に出ることができません」。 ん~…。 419 00:34:58,029 --> 00:35:03,268 最近 全然 露伴先生 電話に出てくれないな…。🖩(発信音) 420 00:35:03,268 --> 00:35:08,773 ホットサマー・マーサのフィギュア サンプル出来たので これからお持ちします。 421 00:35:26,491 --> 00:35:29,828 ハァ ハァ…。 422 00:35:29,828 --> 00:35:34,833 これで ほんとに…。 423 00:35:39,504 --> 00:35:43,808 (ノック) こんばんは~ 泉で~す。 424 00:35:45,377 --> 00:35:49,080 あれっ? ああ そっか。 425 00:35:54,853 --> 00:35:56,855 うう…。 426 00:35:58,523 --> 00:36:01,426 うわっ…。 427 00:36:01,426 --> 00:36:07,632 せんせ~! 玄関 なんか すごいことになっちゃってますけど…。 428 00:36:07,632 --> 00:36:10,135 あれっ? 429 00:36:10,135 --> 00:36:14,806 先生 お出かけですか…? 430 00:36:14,806 --> 00:36:16,808 うわっ。 431 00:36:21,146 --> 00:36:23,448 よいしょ…。 432 00:36:40,165 --> 00:36:43,468 いい出来! 433 00:36:48,039 --> 00:36:50,809 う~ん でも…➡ 434 00:36:50,809 --> 00:36:55,113 なんか 変…。 435 00:36:58,016 --> 00:37:02,987 (風の音) 436 00:37:02,987 --> 00:37:07,792 泉くんか…。 いつの間に。 437 00:37:13,798 --> 00:37:19,671 (風の音) 438 00:37:19,671 --> 00:37:22,674 これは…。 439 00:37:40,825 --> 00:37:42,827 (踏む音) 440 00:37:57,842 --> 00:38:00,145 (犬のほえる声) 441 00:38:02,680 --> 00:38:05,116 (犬のうなり声) 442 00:38:05,116 --> 00:38:11,456 (犬のほえる声) 443 00:38:11,456 --> 00:38:13,391 (犬のうなり声) 444 00:38:13,391 --> 00:38:19,798 (犬のほえる声) まさか… バキンか…? 445 00:38:19,798 --> 00:38:22,700 (ほえる声) 待て… 落ちつけ…。 446 00:38:22,700 --> 00:38:26,337 落ちつけッ バキンッ! (鳴き声) 447 00:38:26,337 --> 00:38:31,809 (鳴き声) 448 00:38:31,809 --> 00:38:34,479 (ほえる声) 449 00:38:34,479 --> 00:38:37,382 バキン…。 450 00:38:37,382 --> 00:38:41,186 (ほえる声) 451 00:38:42,987 --> 00:38:45,790 ハァ…。 452 00:38:50,161 --> 00:38:56,834 あの「鏡」… 確かに僕は回転させたッ! 453 00:38:56,834 --> 00:39:01,105 絶対に映っていない! はず…。 454 00:39:01,105 --> 00:39:03,441 だが…。 455 00:39:03,441 --> 00:39:17,989 ♬~ 456 00:39:17,989 --> 00:39:21,459 同期してる…。 457 00:39:21,459 --> 00:39:27,131 ♬~ 458 00:39:27,131 --> 00:39:33,638 また… 3か月…! 459 00:39:33,638 --> 00:39:36,140 失敗したのかッ! 460 00:39:37,809 --> 00:39:42,146  心の声 僕の姿が何かに反射して…➡ 461 00:39:42,146 --> 00:39:45,350 「鏡」に映った…。 462 00:39:45,350 --> 00:39:50,655 ♬~ 463 00:39:54,826 --> 00:40:00,164 おいおいおいおいおい…。 464 00:40:00,164 --> 00:40:04,836 フィギュアになってしまってるぞッ! 465 00:40:04,836 --> 00:40:08,840 「丸4つ」…。 くっ! 466 00:40:13,511 --> 00:40:15,813 (風の音) 467 00:40:27,058 --> 00:40:31,062 「先生。 えいっ!」。 468 00:40:32,864 --> 00:40:39,170 これが… 僕と入れ代わった「藪箱法師」か…ッ。 469 00:40:42,206 --> 00:40:45,877 ⚟うっ… ううっ… くっ… う…。 470 00:40:45,877 --> 00:40:52,650 うっ… あ… うう… うう。 471 00:40:52,650 --> 00:40:57,889 (苦しげな息遣い) 472 00:40:57,889 --> 00:41:01,893 泉くん…。 どうした? 473 00:41:03,695 --> 00:41:08,166 しっかりしろッ! おいッ! あ… あ…。 474 00:41:08,166 --> 00:41:11,069 う… はぁ… はぁ…。 475 00:41:11,069 --> 00:41:14,772 マズイ…。 476 00:41:18,176 --> 00:41:22,680 これは… 何か打った…? 477 00:41:22,680 --> 00:41:25,516 打たれたのか? 478 00:41:25,516 --> 00:41:29,187 誰に…? はぁ…。 479 00:41:29,187 --> 00:41:33,858 まさか 僕が…? 480 00:41:33,858 --> 00:41:36,761 (針が刺さる音) がっ…。 481 00:41:36,761 --> 00:41:45,470 先生ェ ねえ なんでなのオ 先生ェ。 482 00:41:45,470 --> 00:41:53,211 その女ね… なぜか 家の合鍵を持ってるんだよ。 483 00:41:53,211 --> 00:41:56,547 なんでだろ? 484 00:41:56,547 --> 00:42:00,818 ねえ なんでなのォ? 485 00:42:00,818 --> 00:42:04,489 よせ…。(針が抜かれる音) ぐっ! ああっ…。 486 00:42:04,489 --> 00:42:12,830 その女ねえ… スッゴクね… ズウズウしくて 慣れ慣れしいんだよォ。 487 00:42:12,830 --> 00:42:18,169 先生のお仕事の椅子に 勝手に座ってるんだよォ。 488 00:42:18,169 --> 00:42:22,840 その女~ 「ホットサマー・マーサ」の 超傑作デザインのフィギュアとか➡ 489 00:42:22,840 --> 00:42:29,180 消毒も マスクもしないで ベタベタ触ってた。 490 00:42:29,180 --> 00:42:31,516 なんでェ? 491 00:42:31,516 --> 00:42:37,855 ねえ なんで 他の女が この部屋で そんな勝手なマネが出来るの? 492 00:42:37,855 --> 00:42:46,197 う… い… 泉くんは… 無関係だ…。 493 00:42:46,197 --> 00:42:52,403 ハァ ハァ… い… 今すぐ きゅ… 救急車を…。 494 00:42:52,403 --> 00:42:54,405 ぐっ… 彼女は もう…。 495 00:42:54,405 --> 00:42:59,710 先生ェ… あたしィ シングルマザーは 絶対に ヤダからねッ。 496 00:43:02,814 --> 00:43:08,486 ハァ… ぐっ…。 497 00:43:08,486 --> 00:43:13,157 なに…? まさか…。 498 00:43:13,157 --> 00:43:15,093 ねっ。 499 00:43:15,093 --> 00:43:18,029 う ウソだろォ…。 500 00:43:18,029 --> 00:43:21,499 あたし 10年後も20年後も50年後も➡ 501 00:43:21,499 --> 00:43:26,170 ズッとズッと ズーッと 先生と一緒に暮らすのッ。 502 00:43:26,170 --> 00:43:33,044 ♬~ 503 00:43:33,044 --> 00:43:36,347 駄目ェ。 うっ。 504 00:43:38,749 --> 00:43:44,856 あと3分 それとも 5分ぐらい かかるかなぁ。 505 00:43:44,856 --> 00:43:47,758 この女が死ぬの。 506 00:43:47,758 --> 00:43:52,196 それまで 暇だねッ。 507 00:43:52,196 --> 00:44:00,204 そうだ! 先生の 変わった「力」 使ってみる? 508 00:44:02,807 --> 00:44:07,478 あたしねェ… なんとな~く 知ってるんだあ~っ。 509 00:44:07,478 --> 00:44:12,149 先生は 人の心が読めるって。 510 00:44:12,149 --> 00:44:18,489 その手でさ こんなふうに…。 511 00:44:18,489 --> 00:44:22,293  回想 (配達員)ええ ありますよ 車で事故って 死にかけたこと。 512 00:44:22,293 --> 00:44:26,831 (ページがめくれる音) (倒れる音) 513 00:44:26,831 --> 00:44:32,169 催眠術? 読心術? 514 00:44:32,169 --> 00:44:35,840 ねえ! あたしのも読んでみるゥ? 515 00:44:35,840 --> 00:44:41,712 あたしのォ 先生への愛が たっぷり書いてあると思うんだッ! 516 00:44:41,712 --> 00:44:45,182 ♬「愛してる」 517 00:44:45,182 --> 00:44:53,891 ♬~ 518 00:44:53,891 --> 00:44:56,794 ウフフ やっぱ ヤダ! 519 00:44:56,794 --> 00:45:02,466 先生ばっか読むのは ズルいもン! 520 00:45:02,466 --> 00:45:06,804 ハァ… 頼む…。 う… う…。 521 00:45:06,804 --> 00:45:15,479 彼女は ほんとに… くっ… 仕事で来ているだけだ…。 ハァ…。 522 00:45:15,479 --> 00:45:19,984 助けて… やってくれ…。 523 00:45:21,819 --> 00:45:25,289 なんで? 524 00:45:25,289 --> 00:45:30,127 先生はァ あたしがいればいいはずでしょ? 525 00:45:30,127 --> 00:45:34,432 だから愛してくれたんだもん。 そうでしょ? 526 00:45:38,502 --> 00:45:45,176 駄目ッ! このまま そいつが くたばるまで待つのよ。 527 00:45:45,176 --> 00:45:50,047 あたしと先生 共犯になるのッ! 528 00:45:50,047 --> 00:45:54,518 そして ずっとずっと ずぅぅーっと! 529 00:45:54,518 --> 00:46:00,524 先生とあたしは 同じ秘密を共有して 人生を一緒に過ごすのッ! 530 00:46:03,794 --> 00:46:10,501 この子と 先生と あたし。 531 00:46:12,136 --> 00:46:16,140 家族だけで幸せに生きて行くのよ。 532 00:46:18,476 --> 00:46:21,178 OK? 533 00:46:24,915 --> 00:46:27,151 ハァ…。 534 00:46:27,151 --> 00:46:32,023 がっ… うっ…。 535 00:46:32,023 --> 00:46:43,701 う… くっ… くうっ… ぐっ。 536 00:46:43,701 --> 00:46:50,708 がっ… ぐうう~っ… ううっ…。 537 00:46:57,148 --> 00:47:01,786 見えるか…。 あっ… ぐ…。 538 00:47:01,786 --> 00:47:08,125 これが… 僕の「能力」…。 539 00:47:08,125 --> 00:47:13,831 ハァー… 「ヘブン…ズ…・ドアー」と呼んで… る…。 540 00:47:15,866 --> 00:47:21,472 この中に 書かれている事は…➡ 541 00:47:21,472 --> 00:47:28,179 全て 「本当」の事… だけだ…。 542 00:47:30,147 --> 00:47:35,820 見たく… ないか? 543 00:47:35,820 --> 00:47:42,493 君を 愛しているとか…➡ 544 00:47:42,493 --> 00:47:48,165 ハァー… 愛してないだとか➡ 545 00:47:48,165 --> 00:47:54,472 裏切りだとか… うっ 信頼…。 546 00:47:56,040 --> 00:48:07,752 その 「真実」が… 書かれている… かも… しれ… ない。 547 00:48:10,488 --> 00:48:16,694 くっ… ううっ。 くぅ…。 548 00:48:19,797 --> 00:48:21,799 ハァ…。 549 00:48:23,467 --> 00:48:30,975 ハァ… ハァ…。 550 00:48:37,014 --> 00:48:43,154 ハァ… ハァー ハァー…。 551 00:48:43,154 --> 00:48:46,824 ハァー…。 552 00:48:46,824 --> 00:48:53,998 但し 見たら…➡ 553 00:48:53,998 --> 00:48:57,701 「命令」させてもらう。 (ページがめくれる音) 554 00:49:00,104 --> 00:49:15,152 ♬~ 555 00:49:15,152 --> 00:49:19,657 うっ… う…。 (書き込む音) 556 00:49:19,657 --> 00:49:25,963 <「藪箱法師の鏡を 左に三回 回す」> 557 00:49:27,498 --> 00:49:33,137 <それで 僕の「藪箱法師」の やらかしたことは➡ 558 00:49:33,137 --> 00:49:36,040 リセットされる> 559 00:49:36,040 --> 00:49:44,648 ♬~ 560 00:49:44,648 --> 00:49:52,823 <彼女から 何が解放されたのかは 分からない… が➡ 561 00:49:52,823 --> 00:50:01,532 彼女が やらかさないように 対処する責任が 僕にはある> 562 00:50:11,175 --> 00:50:17,047 入れ代わった… とはいえ➡ 563 00:50:17,047 --> 00:50:26,190 あの「藪箱法師」は 僕の暗黒面。 564 00:50:26,190 --> 00:50:32,863 (時計の音) 565 00:50:32,863 --> 00:50:36,534 あれっ…? 566 00:50:36,534 --> 00:50:40,204 あたし 何で こんなところで寝てるんだろう…。 567 00:50:40,204 --> 00:50:45,876 はっ…! 先生 すいません。 なんか ウトウトしちゃってたみたいで。 568 00:50:45,876 --> 00:50:51,548 あ… まずい 今日 入稿作業あるのに! 569 00:50:51,548 --> 00:50:55,419 あ 先生 サンプル置いときましたんで チェックお願いしますね。 570 00:50:55,419 --> 00:50:59,423 それではっ! 571 00:50:59,423 --> 00:51:02,159 (バキンのほえる声) 572 00:51:02,159 --> 00:51:04,828 バキンちゃ~ん! (鼻を鳴らす音) 573 00:51:04,828 --> 00:51:07,498 今度 うちのマロンと ドッグラン行こうかァ~。 574 00:51:07,498 --> 00:51:09,433 ねェ~! ヘヘヘ。 575 00:51:09,433 --> 00:51:11,368 ⚟じゃあね。 フフッ。 (扉が閉まる大きな音) 576 00:51:11,368 --> 00:51:13,370 はっ。 577 00:51:13,370 --> 00:51:37,861 ♬~ 578 00:51:37,861 --> 00:51:42,199 「丸が4つ」…。 579 00:51:42,199 --> 00:51:45,903 戻ってないッ。 580 00:51:49,073 --> 00:51:53,344 「ホットサマー・マーサ」の デザインはッ! 581 00:51:53,344 --> 00:51:58,882 「藪箱法師」と 関係なかった…。 582 00:51:58,882 --> 00:52:05,155 つまり… うっ…➡ 583 00:52:05,155 --> 00:52:11,829 くうっ… 泉… 京香…。 584 00:52:11,829 --> 00:52:16,133 くっ… あいつぅ~…。 585 00:52:18,168 --> 00:52:20,504 早く早く! 見せて! 早く! 586 00:52:20,504 --> 00:52:22,840 早く 早く! ねえねえ 見せて。 587 00:52:22,840 --> 00:52:25,509 スッゲー ヤバいよな 今度の敵。 588 00:52:25,509 --> 00:52:29,380 「ホットサマー・マーサ」だろ? これ ぜってェー 倒せねえしィ! 589 00:52:29,380 --> 00:52:33,384 これッ! カッケェーッ!ヤバっ! 590 00:52:33,384 --> 00:52:36,520 スッゴ! カッコいいッ!スゴくない? 591 00:52:36,520 --> 00:52:39,423 続きも見せて! 続き! 続き! 592 00:52:39,423 --> 00:52:43,394 早く早く! 続き続き! 593 00:52:43,394 --> 00:52:45,396 早く早く! (こぶしを握りしめる音) 594 00:52:47,164 --> 00:53:39,183 ♬~ 595 00:53:39,183 --> 00:53:41,185 (風の音)