1 00:00:16,316 --> 00:00:19,452 (泉)「増田こうきは 僕です」 2 00:00:25,458 --> 00:00:27,627 やっぱり 3 00:00:29,796 --> 00:00:30,000 えっ? 4 00:00:30,000 --> 00:00:31,798 えっ? 5 00:00:45,979 --> 00:00:48,615 「小学2年生の時」 6 00:00:48,615 --> 00:00:52,986 「引っ込み思案だった僕は 母に連れられ」 7 00:00:52,986 --> 00:00:56,623 「児童劇団の見学に行きました」 8 00:00:57,624 --> 00:01:00,000 《そして この国は 私の国になるの》 9 00:01:00,000 --> 00:01:00,293 《そして この国は 私の国になるの》 10 00:01:00,293 --> 00:01:03,296 《あやめ 私達 よね?》 11 00:01:03,296 --> 00:01:05,298 《そ… そうそう そうそう》 12 00:01:05,298 --> 00:01:07,634 《私達の国になるの》 13 00:01:07,634 --> 00:01:10,470 《お前達の好きにはさせない》 14 00:01:10,470 --> 00:01:15,141 「そこで 僕は初めて 演劇に興味を持ったのです」 15 00:01:15,141 --> 00:01:18,144 《そうだ そうだ》 16 00:01:19,779 --> 00:01:21,781 《(春樹) そんなもの やらなくてもいい》 17 00:01:21,781 --> 00:01:27,287 「父は最初 僕が劇団に入ることを 反対していました」 18 00:01:27,287 --> 00:01:30,000 「そんな父を 粘り強く 説得してくれたのは 母でした」 19 00:01:30,000 --> 00:01:32,125 「そんな父を 粘り強く 説得してくれたのは 母でした」 20 00:01:33,126 --> 00:01:35,462 「父から出された条件は」 21 00:01:35,462 --> 00:01:40,467 「たとえ 子役で忙しくなっても 勉強は トップを保つこと」 22 00:01:40,467 --> 00:01:44,637 「そして 仕事と プライベートを分けるために」 23 00:01:44,637 --> 00:01:47,474 「芸名をつけることでした」 24 00:01:48,641 --> 00:01:51,644 「本名の広樹から 「こうき」に変えたのは」 25 00:01:51,644 --> 00:01:53,613 「その頃です」 26 00:01:53,613 --> 00:01:56,149 「ドラマや 舞台のオーディションを受けて」 27 00:01:56,149 --> 00:01:59,119 「徐々に 役をもらうようになりました」 28 00:02:00,120 --> 00:02:04,124 「僕は 泉さんと同じで 演劇が好きでした」 29 00:02:04,124 --> 00:02:07,460 「普段は引っ込み思案で 何も言えない自分が」 30 00:02:07,460 --> 00:02:10,296 「舞台上では 他の誰かになりきって」 31 00:02:10,296 --> 00:02:14,634 「堂々と生きている感じが 楽しかったのです」 32 00:02:25,311 --> 00:02:27,480 分かる 33 00:02:27,480 --> 00:02:29,983 (祥子)泉 いるの? 34 00:02:29,983 --> 00:02:30,000 いるよー (祥子)何よ 35 00:02:30,000 --> 00:02:33,119 いるよー (祥子)何よ 36 00:02:33,119 --> 00:02:37,957 ただいまって言ってんのに 何にも返事ないから 37 00:02:37,957 --> 00:02:39,959 ごめん 気づかなかった 38 00:02:39,959 --> 00:02:42,629 あっ それ 誰からだったの? 39 00:02:42,629 --> 00:02:44,631 あっ これ どうしたの? 40 00:02:44,631 --> 00:02:47,967 《(チャイム)》 《はいはい はいはい》 41 00:02:50,637 --> 00:02:52,972 《あれ?》 42 00:02:52,972 --> 00:02:55,975 (祥子)何だろうと思って 外に出てみたら→ 43 00:02:55,975 --> 00:02:58,311 やっぱり誰もいなくて 44 00:03:01,781 --> 00:03:04,784 (祥子)この手紙が ポストに入ってたのよ 45 00:03:04,784 --> 00:03:07,453 ふ~ん そうなんだ 46 00:03:08,454 --> 00:03:12,292 わざわざ届けに来るってことは 47 00:03:12,292 --> 00:03:15,128 さては ラブレターでしょ! 48 00:03:15,128 --> 00:03:18,631 えっ 彼氏? いや そんなんじゃないから 49 00:03:18,631 --> 00:03:22,802 何 泉いじわる~ もう お母さん さみしい~ 50 00:03:22,802 --> 00:03:26,139 あ~ もう はいはい はいはい 51 00:03:26,139 --> 00:03:28,141 酔っ払いは あっち行って 52 00:03:28,141 --> 00:03:30,000 お土産 あるわよ いい いい 53 00:03:30,000 --> 00:03:30,310 お土産 あるわよ いい いい 54 00:03:30,310 --> 00:03:33,613 食べるの? 食べないの? あとで食べる! 55 00:03:38,451 --> 00:03:40,954 え~っと 56 00:03:45,291 --> 00:03:47,961 「小学校の頃が 今思えば」 57 00:03:47,961 --> 00:03:51,798 (泉・祖父江) 「一番幸せな時間でした」 58 00:03:51,798 --> 00:03:54,801 「僕が 学校に行かなくなったのは」 59 00:03:54,801 --> 00:03:59,639 (祖父江)「中学の時に起こった 出来事がきっかけでした」 60 00:04:15,622 --> 00:04:18,625 「子役の仕事を続けるには」 61 00:04:18,625 --> 00:04:21,628 「勉強を頑張ることが 条件だったので」 62 00:04:21,628 --> 00:04:26,633 「僕は 中高一貫の進学校に 通うことになりました」 63 00:04:26,633 --> 00:04:30,000 「その頃から 仕事は徐々に減っていき」 64 00:04:30,000 --> 00:04:30,136 「その頃から 仕事は徐々に減っていき」 65 00:04:30,136 --> 00:04:33,806 「学校では いつも誰かに 噂されているような気がして」 66 00:04:33,806 --> 00:04:36,643 「クラスに なじめませんでした」 67 00:04:38,645 --> 00:04:44,150 「そんな中 学校帰りに 児童劇団の友達に会うことだけが」 68 00:04:44,150 --> 00:04:47,453 「僕にとって 唯一の楽しみだったのです」 69 00:04:49,622 --> 00:04:51,791 「2年生になった頃」 70 00:04:51,791 --> 00:04:56,462 「身長が伸びて 声変わりも始まり 肌も荒れて」 71 00:04:56,462 --> 00:04:59,966 「学校では いじめられるようになりました」 72 00:04:59,966 --> 00:05:00,000 いじめられ… 73 00:05:00,000 --> 00:05:02,969 いじめられ… 74 00:05:02,969 --> 00:05:04,971 ええ… 75 00:05:14,314 --> 00:05:18,985 「そして 久しぶりに テレビなどに出演すると」 76 00:05:18,985 --> 00:05:21,454 「学校以外のネットでも」 77 00:05:21,454 --> 00:05:24,791 「たくさんの 誹謗中傷を受けました」 78 00:05:25,792 --> 00:05:28,795 《はあ はあ…》 79 00:05:28,795 --> 00:05:30,000 《はあ はあ…》 80 00:05:30,000 --> 00:05:32,465 《はあ はあ…》 81 00:05:32,465 --> 00:05:36,803 《はあ はあ…》 82 00:05:40,807 --> 00:05:44,143 「その日から 外に出るのが怖くなり」 83 00:05:44,143 --> 00:05:46,646 「学校にも行けなくなって」 84 00:05:46,646 --> 00:05:48,981 「閉じこもるようになりました」 85 00:05:48,981 --> 00:05:50,983 《(麻里)行きたくないって 言ってるんだから》 86 00:05:50,983 --> 00:05:52,985 《無理に行かせなくても いいでしょ》 87 00:05:52,985 --> 00:05:54,954 《お前が そうやって甘やかすから 学校でいじめられるんだろ》 88 00:05:54,954 --> 00:05:57,957 《甘やかしてなんてないわよ 私は…》 89 00:05:57,957 --> 00:06:00,000 「その頃から両親は ケンカが絶えなくなって」 90 00:06:00,000 --> 00:06:01,627 「その頃から両親は ケンカが絶えなくなって」 91 00:06:01,627 --> 00:06:04,797 「しばらくして 離婚しました」 92 00:06:04,797 --> 00:06:09,802 「それを機に 母方の名字である 祖父江広樹になり」 93 00:06:09,802 --> 00:06:12,305 「母の実家に引っ越しました」 94 00:06:14,140 --> 00:06:16,809 「そして 同時に」 95 00:06:16,809 --> 00:06:19,312 「児童劇団もやめました」 96 00:06:20,480 --> 00:06:25,451 「環境が変わっても 母はいつでも僕の味方でした」 97 00:06:26,619 --> 00:06:30,000 「僕が望むなら ホームスクーリングで 勉強すればいいと言って」 98 00:06:30,000 --> 00:06:31,124 「僕が望むなら ホームスクーリングで 勉強すればいいと言って」 99 00:06:31,124 --> 00:06:36,129 「学校に行かないこと以外は 普通に過ごすことができました」 100 00:06:37,797 --> 00:06:40,299 「それから2年」 101 00:06:40,299 --> 00:06:43,469 「僕は この先の夢を考えて」 102 00:06:43,469 --> 00:06:47,473 「学校へ行こうと 思えるようになりました」 103 00:06:47,473 --> 00:06:50,309 「また 児童劇団の時のような」 104 00:06:50,309 --> 00:06:53,479 「友達がほしいとも思ったのです」 105 00:06:55,314 --> 00:06:58,451 「新たな冒険の始まりです」 106 00:06:58,451 --> 00:07:00,000 冒険の始まり 107 00:07:00,000 --> 00:07:01,454 冒険の始まり 108 00:07:02,955 --> 00:07:05,291 そうだったんだ 109 00:07:06,959 --> 00:07:09,962 「ところが 登校初日」 110 00:07:09,962 --> 00:07:13,800 「僕の話題で盛り上がる チャットの存在に気づき」 111 00:07:13,800 --> 00:07:17,637 「突然 不安に襲われました」 112 00:07:18,638 --> 00:07:22,141 「また いじめに遭うのではないか」 113 00:07:22,141 --> 00:07:26,312 「SNSで 誹謗中傷を受けるのではないか」 114 00:07:26,312 --> 00:07:28,614 「そう思った瞬間」 115 00:07:28,614 --> 00:07:30,000 「怖くなって 足が前に 進まなくなってしまったのです」 116 00:07:30,000 --> 00:07:32,985 「怖くなって 足が前に 進まなくなってしまったのです」 117 00:07:32,985 --> 00:07:34,954 《うわっ!》 118 00:07:36,456 --> 00:07:38,958 《イッタ…》 119 00:07:38,958 --> 00:07:41,794 「僕は あなたにぶつかって動揺し」 120 00:07:41,794 --> 00:07:44,297 「お守りを拾わないまま」 121 00:07:44,297 --> 00:07:47,300 「逃げるように 去ってしまいました」 122 00:07:48,468 --> 00:07:53,973 「あの時 何も言わずに その場を離れてごめんなさい」 123 00:07:55,141 --> 00:07:59,312 「あなたに 一言謝らなかったこと」 124 00:07:59,312 --> 00:08:00,000 「ずっと後悔していました」 125 00:08:00,000 --> 00:08:01,981 「ずっと後悔していました」 126 00:08:03,316 --> 00:08:05,618 祖父江君 127 00:08:20,967 --> 00:08:23,469 「それから しばらくして」 128 00:08:23,469 --> 00:08:27,139 「泉さん達が 遊園地に行った時の写真を見て」 129 00:08:27,139 --> 00:08:29,809 「本当に驚きました」 130 00:08:30,810 --> 00:08:33,779 「いつも僕に プリントを届けてくれて」 131 00:08:33,779 --> 00:08:37,283 「LINEのやりとりをしている 泉さんが」 132 00:08:37,283 --> 00:08:39,619 「まさに あの日の朝」 133 00:08:39,619 --> 00:08:42,288 「ぶつかった人だったからです」 134 00:09:04,644 --> 00:09:07,613 そういうことだったんだ 135 00:09:08,614 --> 00:09:10,616 「さらに 驚いたのは」 136 00:09:10,616 --> 00:09:14,787 「ミュージカルのチラシが 送られてきたことです」 137 00:09:14,787 --> 00:09:17,623 「僕が かつて出ていた作品を見て」 138 00:09:17,623 --> 00:09:20,459 「好きだと言ってくれている」 139 00:09:20,459 --> 00:09:25,631 「僕は その時 泉さんとの間に何か」 140 00:09:25,631 --> 00:09:28,634 「特別なものを感じたのです」 141 00:09:29,635 --> 00:09:30,000 特別な… 142 00:09:30,000 --> 00:09:32,305 特別な… 143 00:09:32,305 --> 00:09:34,473 もの 144 00:09:43,449 --> 00:09:47,286 「自分の過去を知られるのは 怖かったけど」 145 00:09:47,286 --> 00:09:50,456 「泉さんになら 話せる気がしたのです」 146 00:09:51,958 --> 00:09:56,796 「泉さんに伝えた 冒険という言葉は」 147 00:09:57,797 --> 00:10:00,000 「実は 僕自身への言葉でもあったのです」 148 00:10:00,000 --> 00:10:01,133 「実は 僕自身への言葉でもあったのです」 149 00:10:02,802 --> 00:10:06,639 「ウニの話 覚えていますか?」 150 00:10:08,641 --> 00:10:10,810 《ウニ?》 151 00:10:15,147 --> 00:10:17,617 《確かに》 152 00:10:21,454 --> 00:10:27,293 「医者の道に進むことをやめ 新たな一歩を踏み出した泉さんに」 153 00:10:27,293 --> 00:10:30,000 「僕自身も 勇気をもらいました」 154 00:10:30,000 --> 00:10:30,296 「僕自身も 勇気をもらいました」 155 00:10:31,297 --> 00:10:33,299 「僕は」 156 00:10:33,299 --> 00:10:37,303 「泉さんと もっと 仲良くなりたいと思っています」