1 00:02:11,077 --> 00:02:31,097 ♬~ 2 00:02:31,097 --> 00:02:51,117 ♬~ 3 00:02:51,117 --> 00:03:11,070 ♬~ 4 00:03:11,070 --> 00:03:31,090 ♬~ 5 00:03:31,090 --> 00:03:41,090 ♬~ 6 00:03:48,107 --> 00:03:52,111 (大五郎)ひい ふう 7 00:03:52,111 --> 00:03:55,114 みい よ… 8 00:03:55,114 --> 00:03:59,114 いつ むう 9 00:04:02,055 --> 00:04:04,055 (一刀)それから? 10 00:04:07,060 --> 00:04:11,064 なな や… 11 00:04:11,064 --> 00:04:15,068 この と… 12 00:04:15,068 --> 00:04:17,068 ちゃん 13 00:04:28,081 --> 00:04:30,083 (水音) 14 00:04:30,083 --> 00:04:50,103 ♬~ 15 00:04:50,103 --> 00:05:01,047 ♬~ 16 00:05:01,047 --> 00:05:04,050 えい! やーっ! 17 00:05:04,050 --> 00:05:18,064 ♬~ 18 00:05:18,064 --> 00:05:23,064 この絵はな わしを呼んでいる 道しるべだ 19 00:05:26,072 --> 00:05:28,072 湯本宿 20 00:05:36,082 --> 00:05:38,084 (男性) 「子貸し 腕貸し つかまつる」➡ 21 00:05:38,084 --> 00:05:41,087 何だ ありゃ (女性)まあ かわいい坊や 22 00:05:41,087 --> 00:05:43,089 (男性) 子連れで 腕貸そうってのかい 23 00:05:43,089 --> 00:05:45,091 (男性)「水鴎流」➡ 24 00:05:45,091 --> 00:05:47,093 「拝一刀」 うむ 25 00:05:47,093 --> 00:05:51,097 (男性)拝一刀? 元 公儀介しゃく人 (男性)うん 26 00:05:51,097 --> 00:05:53,099 (男性)幕府の首斬り役だ➡ 27 00:05:53,099 --> 00:05:56,102 といっても 大名の首だけを斬る 大物だ 28 00:05:56,102 --> 00:05:58,102 (男性)ふーん 29 00:06:04,043 --> 00:06:06,043 (与助)さあ 寄ってらっしゃい 30 00:06:08,047 --> 00:06:11,050 (与助)さあ いらっしゃいませ 湯本名物 巴屋は➡ 31 00:06:11,050 --> 00:06:13,052 こちらでございます お湯は どんどん沸いておりますよ 32 00:06:13,052 --> 00:06:15,054 (与助)相方を御覧くださいませ 33 00:06:15,054 --> 00:06:17,056 ええ 磨きに磨いた 上玉ばっかりでございます 34 00:06:17,056 --> 00:06:19,058 いかがなもんでございます ちょっと お兄さん ほら➡ 35 00:06:19,058 --> 00:06:21,060 見てないで どんどん上がんなさいよ➡ 36 00:06:21,060 --> 00:06:24,063 旦那! 何でも 上がって上がって ほら➡ 37 00:06:24,063 --> 00:06:26,065 お上がりになってください どうぞ 38 00:06:26,065 --> 00:06:28,067 おい これは 誰が付けたんだ (与助)はっ?➡ 39 00:06:28,067 --> 00:06:31,070 えっ? いつの間に こんな物 覚えがないのか? 40 00:06:31,070 --> 00:06:33,072 (与助)ええ 覚えございませんね いっくら あっしが➡ 41 00:06:33,072 --> 00:06:37,076 牛太郎だからったってね こんな 牛の頭の化け物なんざね➡ 42 00:06:37,076 --> 00:06:39,076 あ… あの 43 00:06:43,082 --> 00:06:46,085 上がるぞ (与助)あの お子様連れでですか? 44 00:06:46,085 --> 00:06:48,085 (与助)お上がりになるよ! 45 00:06:54,093 --> 00:06:56,095 (与助)ねえ もし あなた あの 相手方はですね この…➡ 46 00:06:56,095 --> 00:06:58,030 ほっそりとした この… 美人がいいか それとも➡ 47 00:06:58,030 --> 00:07:01,033 ぽちゃっとした柔肌のね もち肌の どっちかっていうと…➡ 48 00:07:01,033 --> 00:07:03,035 その間 あの… お子さん どうするわけですか?➡ 49 00:07:03,035 --> 00:07:05,037 ねえ ちょっと! ちょっと➡ 50 00:07:05,037 --> 00:07:07,039 やりづらい客だな しかし… 51 00:07:07,039 --> 00:07:12,044 <道中陣 孫子の兵法の流れをくむ 道かん兵書では➡ 52 00:07:12,044 --> 00:07:16,048 戦場における 陣所の印を 二重丸と定めている> 53 00:07:16,048 --> 00:07:18,050 <この記号こそ➡ 54 00:07:18,050 --> 00:07:24,056 子連れ狼 拝一刀を呼ぶ 依頼主が 彼を待つ場所の目印であった> 55 00:07:24,056 --> 00:07:26,058 (与助)ちょっと だ… 旦那 そっち駄目だって➡ 56 00:07:26,058 --> 00:07:28,060 行っちゃいけませんて! そっちは (子分)おっと➡ 57 00:07:28,060 --> 00:07:32,064 この部屋は 借りっ切りだぜ 親分が お楽しみ中でな➡ 58 00:07:32,064 --> 00:07:35,064 おい! 聞こえてんのか この野郎! 59 00:07:39,071 --> 00:07:42,074 ≪(親分)ヘヘヘ… 60 00:07:42,074 --> 00:07:44,076 おっとっと… 61 00:07:44,076 --> 00:07:48,080 おう お前 近頃 めっぽう 色っぽくなりやがったぜ おい 62 00:07:48,080 --> 00:07:51,083 えっ? 色よい返事を聞かせて… 63 00:07:51,083 --> 00:07:53,085 何だ てめえは!➡ 64 00:07:53,085 --> 00:07:55,085 この野郎! 65 00:08:11,037 --> 00:08:14,040 (お浜)与助さん (与助)へい 66 00:08:14,040 --> 00:08:18,044 この方は 私の部屋に (与助)そんな 薄衣さん 67 00:08:18,044 --> 00:08:20,044 いいから 御案内おし 68 00:08:29,055 --> 00:08:31,055 (お浜)はい 69 00:08:45,071 --> 00:08:47,071 話を聞こう 70 00:08:54,080 --> 00:08:57,016 500両ございます 71 00:08:57,016 --> 00:09:01,016 これだけ ためるには 2年かかりました 72 00:09:03,022 --> 00:09:06,025 小太刀を握った手 73 00:09:06,025 --> 00:09:09,028 武家の出だな? 74 00:09:09,028 --> 00:09:11,030 恐れ入りました 75 00:09:11,030 --> 00:09:17,036 さすがは 元 御公儀介しゃく人 拝一刀様 76 00:09:17,036 --> 00:09:20,039 六道護符と 道中陣の目印で➡ 77 00:09:20,039 --> 00:09:24,043 願いをかなえてくださると 聞き及び➡ 78 00:09:24,043 --> 00:09:28,047 これこそ 天の助けと その願いとは? 79 00:09:28,047 --> 00:09:31,050 斬っていただきたいのでございます 80 00:09:31,050 --> 00:09:37,056 壬生3万石の城代家老 杉戸監物と その腹心の2人 81 00:09:37,056 --> 00:09:40,056 そなた 壬生藩の者か? 82 00:09:42,061 --> 00:09:47,066 父は 馬廻り 150石 そして 夫は…➡ 83 00:09:47,066 --> 00:09:52,071 いえ 夫になるはずだった人は➡ 84 00:09:52,071 --> 00:09:55,074 中小姓 200石でございました 85 00:09:55,074 --> 00:09:58,010 「夫になるはずだった」とは? 86 00:09:58,010 --> 00:10:00,010 2年前… 87 00:10:03,015 --> 00:10:05,017 祝言のその日 88 00:10:05,017 --> 00:10:12,024 (男性)《♬ 高砂や》➡ 89 00:10:12,024 --> 00:10:16,028 《♬ この浦舟に》 90 00:10:16,028 --> 00:10:20,028 ≪(監物)《待て! この祝言まかりならぬ》 91 00:10:22,034 --> 00:10:27,039 (お浜)杉戸監物は 当時 藩の目付け役➡ 92 00:10:27,039 --> 00:10:32,044 壬生八人衆と称する 腕利きどもを率いて➡ 93 00:10:32,044 --> 00:10:36,048 藩政の実権を握ろうと たくらんでいたのでございます 94 00:10:36,048 --> 00:10:39,051 (監物) 《この縁組みの意図は明白》 95 00:10:39,051 --> 00:10:43,055 《かねて 藩政改革を唱える両家が➡ 96 00:10:43,055 --> 00:10:48,060 更に結束を固めて わしに 刃向かう所存であろう》 97 00:10:48,060 --> 00:10:51,063 (弥七)《理不尽な! いかに お目付けとて➡ 98 00:10:51,063 --> 00:10:53,065 祝言を差し止める権限は ござるまい!》 99 00:10:53,065 --> 00:10:57,003 (監物)《反乱は つぼみのうちに 刈り取らねばならぬ》 100 00:10:57,003 --> 00:10:59,003 《斬れ!》 101 00:11:07,013 --> 00:11:12,018 (監物)《片桐兵馬を狙え! あいつは 改革派の指導者だ》 102 00:11:12,018 --> 00:11:17,023 (兵馬)《新郎新婦! ならびに 両家の御両親方!》 103 00:11:17,023 --> 00:11:21,027 《この場は 我らが引き受け申す 何はともあれ 切り抜けられい》 104 00:11:21,027 --> 00:11:24,030 (お浜)必死に切り抜けた 私たちの前に➡ 105 00:11:24,030 --> 00:11:28,034 杉戸監物の腹心 馬上筒十内と➡ 106 00:11:28,034 --> 00:11:31,037 振杖外記が 待ち受けておりました 107 00:11:31,037 --> 00:11:50,056 ♬~ 108 00:11:50,056 --> 00:11:52,058 (監物)《進藤弥七!》➡ 109 00:11:52,058 --> 00:11:58,058 《花嫁 お浜の新床のさまざま とくと見届けて あの世へ行け》 110 00:12:00,066 --> 00:12:05,071 夫の両親と 自分の両親が 一度に殺され➡ 111 00:12:05,071 --> 00:12:09,071 その上 死んでいく夫の目の前で 犯される 112 00:12:11,077 --> 00:12:15,081 このような目に遭った花嫁が 他にいるでしょうか 113 00:12:15,081 --> 00:12:21,087 杉戸監物は そなたに恨みでもあったのか? 114 00:12:21,087 --> 00:12:26,092 以前 妻にと望まれ 断ったことが… 115 00:12:26,092 --> 00:12:30,096 恋の恨みと 政敵の粛正➡ 116 00:12:30,096 --> 00:12:34,100 同時に遂げたというわけか 117 00:12:34,100 --> 00:12:37,103 監物は 蛇のように執念深い男 118 00:12:37,103 --> 00:12:41,107 その執念で 次々と反対派を倒し➡ 119 00:12:41,107 --> 00:12:45,111 今や 壬生3万石の城代家老に 納まっているのでございます 120 00:12:45,111 --> 00:12:49,115 共に斬るべき 2人の腹心とは? 121 00:12:49,115 --> 00:12:53,115 馬上筒十内と 振杖外記 122 00:13:01,060 --> 00:13:04,060 お引き受けいただけるのですね? 123 00:13:22,081 --> 00:13:25,081 お子様は 私が お預かりを 124 00:13:31,090 --> 00:13:33,090 お連れになるのですか! 125 00:13:41,100 --> 00:13:46,105 <壬生藩では 城代家老 杉戸監物の 悪政に対する領民の反抗が➡ 126 00:13:46,105 --> 00:13:49,108 日増しに高まっていた> 127 00:13:49,108 --> 00:13:52,111 <特に 天領との国境では➡ 128 00:13:52,111 --> 00:13:55,114 藩士領民の脱出と 刺客の潜入に対して➡ 129 00:13:55,114 --> 00:13:59,051 厳しい通行改めが行われていた> 130 00:13:59,051 --> 00:14:14,051 ♬~ 131 00:14:18,070 --> 00:14:22,074 (十内)傷は付いていない よく調べてみろ 132 00:14:22,074 --> 00:14:24,074 どう 133 00:14:27,079 --> 00:14:30,079 (けん騒) 134 00:14:32,084 --> 00:14:36,084 (十内)強行突破か こしゃくな 135 00:15:05,050 --> 00:15:08,053 (十内)待て! 木戸の向こうは 天領 136 00:15:08,053 --> 00:15:10,055 壬生藩のお主たちが 追っては まずい 137 00:15:10,055 --> 00:15:13,058 浪人の俺に任せておけ 138 00:15:13,058 --> 00:15:15,058 はーっ! 139 00:15:18,063 --> 00:15:21,063 どけ! どけどけ! 140 00:15:38,083 --> 00:15:42,087 貴様… 子供を使って 141 00:15:42,087 --> 00:15:48,087 馬の動きを封じれば 馬上筒の威力は死ぬ 142 00:15:51,096 --> 00:15:57,036 俺が 子供を蹴殺したら? 143 00:15:57,036 --> 00:15:59,036 蹴殺せる男ではあるまい 144 00:16:02,041 --> 00:16:07,046 さっきのまりは…➡ 145 00:16:07,046 --> 00:16:09,046 それを確かめたのか 146 00:16:16,055 --> 00:16:19,055 俺の負けだ… 147 00:16:26,065 --> 00:16:28,065 (役人)やれ! 148 00:17:00,032 --> 00:17:02,034 (男性)御注進!➡ 149 00:17:02,034 --> 00:17:05,037 馬上筒松木十内殿が 殺害され申した➡ 150 00:17:05,037 --> 00:17:08,037 御城代 杉戸監物様に お取り次ぎを! 151 00:17:14,046 --> 00:17:17,049 誠か? 馬上筒が殺害されたというのは 152 00:17:17,049 --> 00:17:21,053 (外記)それがしも この目で 死体を確かめるまでは➡ 153 00:17:21,053 --> 00:17:24,056 到底 信じられませなんだ 154 00:17:24,056 --> 00:17:29,061 (外記)馬上で 短筒を取れば まさに 天下無敵の男でござったが 155 00:17:29,061 --> 00:17:32,064 (監物)何者だ その十内を倒したのは 156 00:17:32,064 --> 00:17:36,068 (外記) 幼子を連れた 浪人だったとのこと 157 00:17:36,068 --> 00:17:40,072 恐らくは 刺客 子連れ狼 158 00:17:40,072 --> 00:17:43,075 「子連れ狼」? (外記)元 公儀介しゃく人 159 00:17:43,075 --> 00:17:45,077 拝一刀の成れの果てでござる 160 00:17:45,077 --> 00:17:47,079 (監物)たわけたことを 161 00:17:47,079 --> 00:17:53,085 拝一刀といえば 葵の紋服を着て 大名の首をはねていた名門の士 162 00:17:53,085 --> 00:17:55,087 刺客に落ちるはずはない 163 00:17:55,087 --> 00:17:57,022 (外記)うわさによれば➡ 164 00:17:57,022 --> 00:18:01,026 柳生一族との確執によって 地位を失い➡ 165 00:18:01,026 --> 00:18:04,029 あえて 公儀の権威に挑んでいるとか 166 00:18:04,029 --> 00:18:06,031 (源左)それが 事実とすれば➡ 167 00:18:06,031 --> 00:18:09,034 恐ろしき相手に 狙われたものでござる 168 00:18:09,034 --> 00:18:14,039 刺客の狙いは 単に 十内のみか➡ 169 00:18:14,039 --> 00:18:16,041 それとも このわしか 170 00:18:16,041 --> 00:18:21,046 真の狙いは まず 御城代 171 00:18:21,046 --> 00:18:25,050 それから この振杖外記も おまけでござろうな 172 00:18:25,050 --> 00:18:28,053 (源左)当分 場外へは お出ましになりますな 173 00:18:28,053 --> 00:18:32,057 我ら 壬生八人衆 必ず お守りいたします 174 00:18:32,057 --> 00:18:34,059 (外記)さあ それは どうかな 175 00:18:34,059 --> 00:18:37,062 守り切れぬと言われるのか 176 00:18:37,062 --> 00:18:42,062 相手が 拝一刀となれば 城の中でも 安全とはいえまいな 177 00:18:44,069 --> 00:18:47,072 こっちから出向いて倒すが上策 178 00:18:47,072 --> 00:18:51,076 (監物)「出向いて倒す」? 誰が行くのだ 179 00:18:51,076 --> 00:18:53,078 (外記)それがしが➡ 180 00:18:53,078 --> 00:19:00,078 あの馬上筒十内を斬った手だれ 相手にとって 不足はござらぬ 181 00:19:04,022 --> 00:19:09,027 (お千)子連れ狼とやらが お命を狙っているとか 182 00:19:09,027 --> 00:19:12,030 (監物)うむ 183 00:19:12,030 --> 00:19:16,034 これまでの刺客とは 比べ物にならぬ 強敵 184 00:19:16,034 --> 00:19:20,038 雇い主は そも何者か 185 00:19:20,038 --> 00:19:23,041 お見通しは? (監物)分からん 186 00:19:23,041 --> 00:19:26,044 わしの命を狙う者は 掃いて捨てるほどいるからな 187 00:19:26,044 --> 00:19:29,047 でも その刺客を雇うには➡ 188 00:19:29,047 --> 00:19:32,050 大層な お金が 要るのでございましょう 189 00:19:32,050 --> 00:19:38,056 安くは引き受けまいのう 元 公儀介しゃく人ともなれば 190 00:19:38,056 --> 00:19:43,061 (お千)改革派の残党に それだけの資金があるでしょうか 191 00:19:43,061 --> 00:19:46,061 あるとは思えんが… 192 00:19:48,066 --> 00:19:51,069 お千 何か心当たりでもあるのか 193 00:19:51,069 --> 00:19:54,072 (お千)ございます➡ 194 00:19:54,072 --> 00:19:58,010 体で 資金をつくり出すことが できる者が 195 00:19:58,010 --> 00:20:00,012 体で? 196 00:20:00,012 --> 00:20:03,012 女が身を売れば (監物)女? 197 00:20:05,017 --> 00:20:07,019 お浜のことを言っているのか? 198 00:20:07,019 --> 00:20:11,023 (お千)はい 私の勘に狂いはありません 199 00:20:11,023 --> 00:20:14,026 まさか あれは 身を売れるような女ではない 200 00:20:14,026 --> 00:20:16,028 (お千)いいえ 201 00:20:16,028 --> 00:20:20,032 2年前の あのときのこと➡ 202 00:20:20,032 --> 00:20:23,035 私は はっきり覚えております 203 00:20:23,035 --> 00:20:41,035 ♬~ 204 00:21:23,028 --> 00:21:26,031 (お千)《それでは 舌をかむこともなるまい》➡ 205 00:21:26,031 --> 00:21:30,031 《女のよしみに 外してあげました》 206 00:21:34,039 --> 00:21:37,042 (お千)《どうした! なぜ 舌をかまぬ》 207 00:21:37,042 --> 00:21:39,044 《死にませぬ》 208 00:21:39,044 --> 00:21:42,047 《両親と 夫と 同士たちの敵》 209 00:21:42,047 --> 00:21:45,050 《杉戸監物の 息の根を止めるまでは》 210 00:21:45,050 --> 00:21:49,054 《強情な!》➡ 211 00:21:49,054 --> 00:21:54,059 《監物様のお心を奪った 憎い女》➡ 212 00:21:54,059 --> 00:21:58,059 《自害が嫌なら 私が この手で》 213 00:22:05,070 --> 00:22:25,090 ♬~ 214 00:22:25,090 --> 00:22:39,104 ♬~ 215 00:22:39,104 --> 00:22:41,106 (お千)あの女を 生かしておおきになったのが➡ 216 00:22:41,106 --> 00:22:43,108 そもそもの間違い 217 00:22:43,108 --> 00:22:46,111 なぜ 一族と共に 斬っておしまいに ならなかったのです 218 00:22:46,111 --> 00:22:50,115 (監物)わしは 狙いをつけたものは 必ず手に入れる 219 00:22:50,115 --> 00:22:54,119 地位も 権力も そして 人の心もな 220 00:22:54,119 --> 00:22:57,055 お浜の心を得られたと お思いですか? 221 00:22:57,055 --> 00:23:02,060 あなた様のお命を絶つまでは 死んでも死なぬと言い切った女 222 00:23:02,060 --> 00:23:06,064 子連れ狼を雇ったのは あの女に違いありません 223 00:23:06,064 --> 00:23:11,069 刺客を雇ったのが お浜なら この近くに潜んでいるはずだ 224 00:23:11,069 --> 00:23:16,069 今度こそ ひっ捕らえて 心をつかんでみせるわ 225 00:23:19,077 --> 00:23:21,079 ≪(源左)御城代!➡ 226 00:23:21,079 --> 00:23:24,082 脱藩者 片桐兵馬が 細作の網に掛かりました 227 00:23:24,082 --> 00:23:27,085 (監物)場所は? (源左)日光山 湯本近くの山中とか 228 00:23:27,085 --> 00:23:33,091 (監物)日光湯本? 春をひさぐ女のいる宿場だな 229 00:23:33,091 --> 00:23:36,094 そこに お浜が… 230 00:23:36,094 --> 00:23:41,099 お浜がいれば 子連れ狼も いるやもしれぬ 231 00:23:41,099 --> 00:23:44,102 振杖外記をやれ! (源左)はっ 232 00:23:44,102 --> 00:23:47,105 (監物)天領ゆえ 藩の名が出ては まずい➡ 233 00:23:47,105 --> 00:23:50,108 全て 外記と 細作に 始末させるのだ 234 00:23:50,108 --> 00:23:53,111 (源左)かしこまりました 早速 手配を 235 00:23:53,111 --> 00:23:57,048 (監物)お浜がいた場合は 殺さずに連れ戻させろ 236 00:23:57,048 --> 00:23:59,048 よいな (源左)はっ 237 00:24:20,071 --> 00:24:24,075 (兵馬)あっ お浜殿 馬上筒十内が斬られた➡ 238 00:24:24,075 --> 00:24:28,079 子連れ狼を雇ったのは そなただな 239 00:24:28,079 --> 00:24:30,081 それを おっしゃりに わざわざ? 240 00:24:30,081 --> 00:24:33,084 (兵馬) 我らが 杉戸監物を倒しても➡ 241 00:24:33,084 --> 00:24:35,086 お家騒動で 公儀のとがめを受けては➡ 242 00:24:35,086 --> 00:24:37,088 元も子もない 243 00:24:37,088 --> 00:24:43,094 私は もう とうに 元も子もなくしております➡ 244 00:24:43,094 --> 00:24:48,099 それで 元 公儀介しゃく人 拝一刀様の助言を? 245 00:24:48,099 --> 00:24:50,099 お引き合わせ願いたい 246 00:24:54,105 --> 00:24:58,043 幕閣の御意向などを お尋ねになったとて➡ 247 00:24:58,043 --> 00:25:01,046 拝様は お答えにはなりますまい 248 00:25:01,046 --> 00:25:03,048 あの方 御自身➡ 249 00:25:03,048 --> 00:25:08,053 御政道に背を向けて 生きておられるお人ゆえ…➡ 250 00:25:08,053 --> 00:25:14,059 私が 刺客を雇ったのも ただひとえに私情 251 00:25:14,059 --> 00:25:17,062 拝様も それ故に➡ 252 00:25:17,062 --> 00:25:20,065 引き受けてくだすったに 違いありません 253 00:25:20,065 --> 00:25:24,069 では 引き合わせてはくれぬというのか 254 00:25:24,069 --> 00:25:27,072 失礼します 255 00:25:27,072 --> 00:25:30,075 部屋で お客が待っておりますから 256 00:25:30,075 --> 00:25:32,077 (兵馬)お浜殿!➡ 257 00:25:32,077 --> 00:25:34,077 お浜殿! 258 00:25:45,090 --> 00:25:48,090 (兵馬)貴様! 259 00:25:51,096 --> 00:25:53,096 (兵馬)うっ (女性たち)キャーッ! 260 00:25:56,101 --> 00:25:58,036 (与助)死… 死んでる 261 00:25:58,036 --> 00:26:00,038 (細作)あのな その お侍さんは こちらさんに➡ 262 00:26:00,038 --> 00:26:02,040 いきなり斬りかかったんで (外記)拙者は➡ 263 00:26:02,040 --> 00:26:05,043 馬返しのはたごに とう留している 中山陣内➡ 264 00:26:05,043 --> 00:26:09,047 調べの筋があれば いつでも応じる 265 00:26:09,047 --> 00:26:11,047 (お浜)うっ 266 00:26:45,083 --> 00:26:47,085 ≪ ばーん! 267 00:26:47,085 --> 00:26:50,088 ばん ばーん! 268 00:26:50,088 --> 00:26:52,090 ばん ばん ばーん! 269 00:26:52,090 --> 00:26:56,094 あれは 十内の馬上短筒じゃ… 270 00:26:56,094 --> 00:26:58,029 ばんばんばん ばーん! 271 00:26:58,029 --> 00:27:03,029 ばんばんばん ばーん! (細作)待て! わっぱ 待て! 272 00:27:05,036 --> 00:27:07,038 父親は どこにいる 言え! 273 00:27:07,038 --> 00:27:09,040 言わぬと 痛い目に遭わせるぞ 274 00:27:09,040 --> 00:27:11,040 うわっ! 275 00:27:14,045 --> 00:27:16,047 (外記)貴様! 276 00:27:16,047 --> 00:27:19,050 拝一刀 277 00:27:19,050 --> 00:27:39,070 ♬~ 278 00:27:39,070 --> 00:27:55,070 ♬~ 279 00:28:06,031 --> 00:28:12,037 そうか 俺を引き離すために 子供を使ったのだな 280 00:28:12,037 --> 00:28:19,044 親子血縁の間を 生命懸けた目的に使う 281 00:28:19,044 --> 00:28:24,044 いいのか? 俺が この子を殺しても 282 00:28:27,052 --> 00:28:31,056 その一瞬前に お主を斬る 283 00:28:31,056 --> 00:28:49,074 ♬~ 284 00:28:49,074 --> 00:28:54,079 宝山流 振りづえは 子供を犠牲にせずとも➡ 285 00:28:54,079 --> 00:28:58,079 拝一刀の脳天を ぶち割れるぞ 286 00:29:00,018 --> 00:29:02,020 (外記)行くぞ! 287 00:29:02,020 --> 00:29:22,040 ♬~ 288 00:29:22,040 --> 00:29:24,042 ♬~ 289 00:29:24,042 --> 00:29:26,042 死ね! 290 00:29:47,065 --> 00:29:50,068 でやー! 291 00:29:50,068 --> 00:29:52,068 ううっ 292 00:30:26,037 --> 00:30:28,039 (お浜) このような かわいいお子様を➡ 293 00:30:28,039 --> 00:30:31,042 あんな恐ろしい目に… 294 00:30:31,042 --> 00:30:34,045 親御のなさることとは 思えません 295 00:30:34,045 --> 00:30:37,048 親子なればこそ それができるのだ 296 00:30:37,048 --> 00:30:43,054 杉戸監物を討つときも あの手をお使いになるのですか? 297 00:30:43,054 --> 00:30:46,057 必要とあらばな 298 00:30:46,057 --> 00:30:48,059 城代家老を討つ危なさは➡ 299 00:30:48,059 --> 00:30:52,063 腹心2人のときよりも 格段に大きいはず 300 00:30:52,063 --> 00:30:55,066 それでも 連れておいきに? 301 00:30:55,066 --> 00:30:58,002 わしの異名は 子連れ狼 302 00:30:58,002 --> 00:31:00,004 死地に伴うこともある 303 00:31:00,004 --> 00:31:02,006 なりませぬ! 304 00:31:02,006 --> 00:31:06,010 このような小さな お子を 死地へ伴うなど 305 00:31:06,010 --> 00:31:08,012 忘れては困るな 306 00:31:08,012 --> 00:31:11,015 わしは そなたの依頼で 動いているのだ 307 00:31:11,015 --> 00:31:16,020 お願いです どうか お子様を私に預けて 308 00:31:16,020 --> 00:31:22,026 今まで わしは この子を どこへでも連れていった 309 00:31:22,026 --> 00:31:24,028 これからも 連れてゆく 310 00:31:24,028 --> 00:31:27,031 行かせませぬ 311 00:31:27,031 --> 00:31:30,034 是非とも 私が お預かりいたします 312 00:31:30,034 --> 00:31:47,051 ♬~ 313 00:31:47,051 --> 00:31:50,054 ああ 気をつけてね 314 00:31:50,054 --> 00:31:52,054 ほら… 315 00:31:54,058 --> 00:31:57,061 これ? 316 00:31:57,061 --> 00:31:59,061 うっ… 317 00:32:20,084 --> 00:32:22,086 ちゃん! 318 00:32:22,086 --> 00:32:24,086 ちゃん おばちゃんが… 319 00:32:39,103 --> 00:32:45,109 一刀様 お願いが… 320 00:32:45,109 --> 00:32:52,116 お子様を 死地へ お連れになるなら➡ 321 00:32:52,116 --> 00:32:57,116 あの依頼 なかったことに… 322 00:33:06,064 --> 00:33:11,064 おばさんが 守ってあげます 323 00:33:13,071 --> 00:33:18,076 無事に大きくなって… 324 00:33:18,076 --> 00:33:30,088 ♬~ 325 00:33:30,088 --> 00:33:33,091 (お千)雇い主を殺せば 子連れ狼も引き揚げていく 326 00:33:33,091 --> 00:33:36,094 そう考えて 私 お浜を… 327 00:33:36,094 --> 00:33:40,098 (監物)女の浅知恵だ➡ 328 00:33:40,098 --> 00:33:44,102 公儀に含むところあって あえて 刺客道を歩む 拝一刀➡ 329 00:33:44,102 --> 00:33:47,105 一度 引き受けた仕事を 中途で 投げ出すはずはない 330 00:33:47,105 --> 00:33:49,107 それでは あくまで 御城代様を… 331 00:33:49,107 --> 00:33:52,110 (監物)狙ってこよう➡ 332 00:33:52,110 --> 00:33:55,110 お前は いらざることをした 333 00:33:57,048 --> 00:34:00,051 子連れ狼との勝負は 十分な策を巡らしてある 334 00:34:00,051 --> 00:34:06,057 その上に お浜という余禄 わしは 楽しみにしていたのだ 335 00:34:06,057 --> 00:34:11,062 あの女のことは 何とぞ もう… (監物)いや 忘れることはできぬ➡ 336 00:34:11,062 --> 00:34:15,066 楽しみを奪った お前は 今日かぎり 暇を取らせる 337 00:34:15,066 --> 00:34:21,072 そんな… お願いでございます 何とぞ 私を 338 00:34:21,072 --> 00:34:23,072 源左! 339 00:34:27,078 --> 00:34:30,078 (お千のすすり泣き) 340 00:34:35,086 --> 00:34:38,089 (お千)御城代様 お許しください お情けを➡ 341 00:34:38,089 --> 00:34:43,094 お願いです 御城代様 どうか お許しを➡ 342 00:34:43,094 --> 00:34:45,096 お願いです お助けください 343 00:34:45,096 --> 00:34:48,099 女の嫉妬は 恐ろしきもの 344 00:34:48,099 --> 00:34:51,102 お千様も 命を失うことになりましたな 345 00:34:51,102 --> 00:34:54,102 わしは これより 城に籠もるぞ 346 00:34:58,042 --> 00:35:01,045 この杉戸監物の命を奪うは➡ 347 00:35:01,045 --> 00:35:05,049 壬生3万石の城を落とすも 同じこと 348 00:35:05,049 --> 00:35:09,053 そうであろう? 源左 (源左)御意 349 00:35:09,053 --> 00:35:12,056 子連れ狼が 領内に一歩でも踏み込めば➡ 350 00:35:12,056 --> 00:35:15,059 たちどころに 知らせが届きましょう 351 00:35:15,059 --> 00:35:17,059 (羽音) (源左)うん? 352 00:35:35,079 --> 00:35:38,082 「お手配の刺客 子連れ狼」 353 00:35:38,082 --> 00:35:43,087 「長坂村 天神橋ぎわの農家に ひそみ居り候」 354 00:35:43,087 --> 00:35:47,091 「取り急ぎ 討手 おつかわし下され度く」 355 00:35:47,091 --> 00:35:50,091 「右 御注進 申し上げ候」 356 00:35:52,096 --> 00:35:55,096 長坂村といえば 城下より僅か 1里 357 00:35:57,034 --> 00:36:00,034 (監物)早急に討っ手を差し向けい (源左)はっ 358 00:36:11,048 --> 00:36:16,053 (女性)あら お侍さん こんな所で 飯食って 359 00:36:16,053 --> 00:36:18,055 今 茶沸かしてやっから 中へ入んなさいよ 360 00:36:18,055 --> 00:36:21,058 無断で軒下を借りて すまぬ 361 00:36:21,058 --> 00:36:23,060 (男性)ああ そんなことは かまわねえ 362 00:36:23,060 --> 00:36:25,062 どうせ こんな ぶっ壊れうち➡ 363 00:36:25,062 --> 00:36:31,068 でもな 旅の人は 時々 はたご代わりに泊まりに来るだよ 364 00:36:31,068 --> 00:36:35,072 (男性)中へ入んなせ さあ 入んなせ 入んなせ➡ 365 00:36:35,072 --> 00:36:38,075 さあ 入んなせ 入んなせ➡ 366 00:36:38,075 --> 00:36:41,075 さあ 掛けなせ 掛けなせ 367 00:36:45,082 --> 00:36:47,082 (物音) 368 00:36:49,086 --> 00:37:09,040 ♬~ 369 00:37:09,040 --> 00:37:29,060 ♬~ 370 00:37:29,060 --> 00:37:49,080 ♬~ 371 00:37:49,080 --> 00:38:09,033 ♬~ 372 00:38:09,033 --> 00:38:29,053 ♬~ 373 00:38:29,053 --> 00:38:32,056 ♬~ 374 00:38:32,056 --> 00:38:34,058 大五郎! 375 00:38:34,058 --> 00:38:37,058 これより 死間 死地に入るぞ! 376 00:39:04,021 --> 00:39:06,021 (たかの鳴き声) 377 00:39:13,030 --> 00:39:15,030 (たかの鳴き声) 378 00:39:33,050 --> 00:39:36,050 うう… 379 00:39:41,058 --> 00:39:44,061 (源左)これまでだな 子連れ狼➡ 380 00:39:44,061 --> 00:39:47,064 御免! 観念せい 381 00:39:47,064 --> 00:39:50,064 待て! 斬るな 382 00:39:56,073 --> 00:40:00,010 命乞いをするのか? 元 公儀介しゃく人ともあろう男が 383 00:40:00,010 --> 00:40:02,012 フフフ… 384 00:40:02,012 --> 00:40:06,016 この子のために わしは まだ死ねん 385 00:40:06,016 --> 00:40:13,023 助けてくれたら 壬生藩の 浮沈に関わる大事を教えよう 386 00:40:13,023 --> 00:40:15,025 (源左)「浮沈に関わる大事」? 387 00:40:15,025 --> 00:40:19,029 幕閣の当藩に対する政策だ 388 00:40:19,029 --> 00:40:24,034 内紛を理由に 取り潰そうとの動きもある 389 00:40:24,034 --> 00:40:27,037 (源左)何! 取り潰し? 390 00:40:27,037 --> 00:40:29,039 城代家老に伝えてくれ 391 00:40:29,039 --> 00:40:32,039 わしは このとおりの にわかめくら 392 00:40:36,046 --> 00:40:38,046 胴太貫を捨てる 393 00:40:40,050 --> 00:40:43,053 胴太貫か 394 00:40:43,053 --> 00:40:48,058 話に聞くとおり 重ねも厚く 身幅も広く➡ 395 00:40:48,058 --> 00:40:51,058 専ら 実戦用の戦場刀 396 00:40:54,064 --> 00:40:56,066 (監物)骨を斬っても 刃こぼれせぬというのも➡ 397 00:40:56,066 --> 00:40:59,003 うなずける (源左)はっ➡ 398 00:40:59,003 --> 00:41:03,007 御城代 藩の存亡に関わる大事とあらば➡ 399 00:41:03,007 --> 00:41:05,009 御引見あって しかるべきかと 400 00:41:05,009 --> 00:41:07,011 (監物) めくら同然になったというのは➡ 401 00:41:07,011 --> 00:41:09,013 本当か? (源左)はっ➡ 402 00:41:09,013 --> 00:41:12,016 ここ一両日は まぶたを開くことも かないますまい 403 00:41:12,016 --> 00:41:15,019 (監物)よし 会おう 404 00:41:15,019 --> 00:41:18,022 はっ (監物)話を聞いてから斬っても➡ 405 00:41:18,022 --> 00:41:20,024 遅くはあるまい 406 00:41:20,024 --> 00:41:23,024 フフフ… 407 00:41:25,029 --> 00:41:27,031 (監物)待て➡ 408 00:41:27,031 --> 00:41:30,034 この子は引見の場所に 伴う必要はあるまい 409 00:41:30,034 --> 00:41:32,036 いや ある 410 00:41:32,036 --> 00:41:38,042 わしは 子供を助けるために 刺客人の節をまげたのだ 411 00:41:38,042 --> 00:41:42,046 引き裂かれて 我が子の安全を 見極めることができぬなら➡ 412 00:41:42,046 --> 00:41:46,046 話すべきことも 言うわけにはまいらぬ 413 00:42:03,067 --> 00:42:08,067 拝一刀 わしが 杉戸監物じゃ 414 00:42:10,074 --> 00:42:12,076 (監物)まず聞こう 415 00:42:12,076 --> 00:42:16,080 幕閣は 当藩の内紛を いかに見ていると 416 00:42:16,080 --> 00:42:18,082 何らかの介入があることは 必定 417 00:42:18,082 --> 00:42:23,087 恐らく 城代家老が 竜の口に呼び出されよう 418 00:42:23,087 --> 00:42:26,090 (監物)何! 評定所へ? 419 00:42:26,090 --> 00:42:29,093 ちゃん うん? 420 00:42:29,093 --> 00:42:33,097 (泣き声) 421 00:42:33,097 --> 00:42:36,100 おう 小便か 422 00:42:36,100 --> 00:42:38,102 何! 423 00:42:38,102 --> 00:42:40,104 お庭先を汚しては申し訳ない 424 00:42:40,104 --> 00:42:44,108 どなたか かわやへ お連れくださらぬか 425 00:42:44,108 --> 00:42:47,111 (監物)小便どころではない! 話を続けろ! 426 00:42:47,111 --> 00:42:51,115 いや 垂れ流しの癖がついては困る 427 00:42:51,115 --> 00:42:54,118 (監物)ええい! 泣きやめさせい (役人)はっ 428 00:42:54,118 --> 00:42:58,055 (役人)ええい こら 泣きやまぬか (泣き声) 429 00:42:58,055 --> 00:43:02,059 わしが させてやる癖がついている 430 00:43:02,059 --> 00:43:06,063 済まさぬかぎり 話もできぬな 431 00:43:06,063 --> 00:43:09,066 縄を解いてやれ (源左)御城代 432 00:43:09,066 --> 00:43:12,069 (監物) 身に寸鉄も帯びぬ にわかめくら 433 00:43:12,069 --> 00:43:16,073 手だれぞろいの この人数の中で 何ができる 434 00:43:16,073 --> 00:43:19,073 怪しい動きがあれば 即座に斬り捨てい 435 00:43:44,101 --> 00:43:47,104 (監物)どうした! 早くさせぬか 436 00:43:47,104 --> 00:43:50,104 フフフ… 437 00:43:52,109 --> 00:43:56,113 フフフ… 438 00:43:56,113 --> 00:44:01,051 何がおかしい 「お手配中の刺客 子連れ狼」 439 00:44:01,051 --> 00:44:07,057 「長坂村 天神橋ぎわの農家に ひそみ居り候」 440 00:44:07,057 --> 00:44:10,060 (源左)そ… それは たかの もたらした文 441 00:44:10,060 --> 00:44:14,064 「取り急ぎ 討手 おつかわし下され度く」 442 00:44:14,064 --> 00:44:19,069 「右 御注進 申し上げ候」 443 00:44:19,069 --> 00:44:22,072 な… なぜ その文面を 444 00:44:22,072 --> 00:44:25,075 ヘヘヘ… 445 00:44:25,075 --> 00:44:31,081 知っているはずだ 自分で書いたのだからな 446 00:44:31,081 --> 00:44:34,084 なんと! 447 00:44:34,084 --> 00:44:38,088 己の所在を敵に知らせ わざと 捕えさせて腹中に入る 448 00:44:38,088 --> 00:44:43,093 これぞ 孫子の兵法にいう➡ 449 00:44:43,093 --> 00:44:46,093 死間の秘策! 450 00:44:51,101 --> 00:44:53,101 うう… 451 00:44:56,106 --> 00:45:00,044 (源左)貴様! めくらではなかったのか 452 00:45:00,044 --> 00:45:03,044 念流秘術 たかの羽潰し 453 00:45:06,050 --> 00:45:12,056 それに備える心得なくて 刺客の道は歩かれぬ 454 00:45:12,056 --> 00:45:14,056 やれ! 455 00:46:08,045 --> 00:46:10,047 引け! 456 00:46:10,047 --> 00:46:17,054 藩内には 杉戸監物の独裁を 憎んでいた者も多かろう 457 00:46:17,054 --> 00:46:20,054 この辺で立て直しを図らねば 真実➡ 458 00:46:22,059 --> 00:46:25,059 公儀の手が動くぞ 459 00:46:33,070 --> 00:46:36,073 <城代家老 杉戸監物の 急死によって➡ 460 00:46:36,073 --> 00:46:39,076 壬生藩の独裁政治は 終止符を打たれ➡ 461 00:46:39,076 --> 00:46:45,082 領民の生活にも 明るい日ざしが差し始めた> 462 00:46:45,082 --> 00:46:50,087 <しかし 子連れ狼を この地に招いた依頼主 お浜は➡ 463 00:46:50,087 --> 00:46:55,087 ついに その日ざしを 仰ぐことができなかったのである> 464 00:47:04,034 --> 00:47:07,037 (与助)これが 薄衣さんの墓でさあ 465 00:47:07,037 --> 00:47:09,039 何しろ 女郎の投げ込み寺ですからね➡ 466 00:47:09,039 --> 00:47:12,042 戒名なんて ありゃしませんよ 467 00:47:12,042 --> 00:47:14,042 手厚く葬り直してくれ 468 00:47:16,046 --> 00:47:18,048 武家の才女らしくな へい 469 00:47:18,048 --> 00:47:20,050 それじゃあ あの 早速 坊主に言いまして➡ 470 00:47:20,050 --> 00:47:23,050 ありがたい お経なぞ へい 471 00:47:31,061 --> 00:47:33,061 大五郎 472 00:47:35,065 --> 00:47:37,067 行くぞ 473 00:47:37,067 --> 00:47:57,020 ♬~ 474 00:47:57,020 --> 00:48:16,020 ♬~ 475 00:56:05,041 --> 00:56:10,046 <『鬼平犯科帳』 シーズン1 ついに 始動!> 476 00:56:10,046 --> 00:56:14,050 <先日 都内で行われた 完成披露試写会には➡ 477 00:56:14,050 --> 00:56:16,052 松本 幸四郎をはじめ➡ 478 00:56:16,052 --> 00:56:20,056 市川 染五郎 松平 健が 登壇> 479 00:56:20,056 --> 00:56:23,056 <本作への思いを語った> 480 00:58:32,055 --> 00:58:35,055 (観客たちの拍手) 481 00:58:56,079 --> 00:59:01,079 (観客たちの拍手) 482 00:59:16,032 --> 00:59:18,034 (観客たちの拍手) 483 00:59:18,034 --> 00:59:21,034 (司会) 本日は ありがとうございました。 484 00:59:50,066 --> 00:59:54,070 <『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』> 485 00:59:54,070 --> 00:59:59,075 <1月8日 月曜 昼1時 夜7時 同日 2回放送> 486 00:59:59,075 --> 01:00:01,075 <ぜひ ご覧ください>