1 00:02:11,062 --> 00:02:31,082 ♬~ 2 00:02:31,082 --> 00:02:51,102 ♬~ 3 00:02:51,102 --> 00:03:11,056 ♬~ 4 00:03:11,056 --> 00:03:31,076 ♬~ 5 00:03:31,076 --> 00:03:41,076 ♬~ 6 00:04:01,039 --> 00:04:07,039 (鳥の鳴き声) 7 00:04:26,064 --> 00:04:29,067 (女の子)早く捕まえてよ (女の子)早く 8 00:04:29,067 --> 00:04:34,072 (男の子)少し黙ってろ (女の子)いいから 早く捕まえてよ 9 00:04:34,072 --> 00:04:36,074 (男の子)どれどれ➡ 10 00:04:36,074 --> 00:04:40,074 あっ おっきいなあ (男の子)早く早く 11 00:04:43,081 --> 00:05:03,034 ♬~ 12 00:05:03,034 --> 00:05:11,034 ♬~ 13 00:05:19,050 --> 00:05:39,070 ♬~ 14 00:05:39,070 --> 00:05:56,087 ♬~ 15 00:05:56,087 --> 00:05:58,022 (風を切る音) 16 00:05:58,022 --> 00:06:13,022 ♬~ 17 00:06:44,068 --> 00:06:47,068 (玄蕃)待たれい! 拝殿 18 00:06:54,078 --> 00:06:58,078 ろう牙棒を両断するとは 19 00:07:03,021 --> 00:07:06,024 大枚払って あがなおうとしてる 刺客の腕を➡ 20 00:07:06,024 --> 00:07:10,028 試してみたいと思った 我らの気持ち➡ 21 00:07:10,028 --> 00:07:13,031 察していただきたい 22 00:07:13,031 --> 00:07:16,031 非礼は 重々おわびを致す 23 00:07:25,043 --> 00:07:29,047 (一刀) 命申し受ける その人の名は? 24 00:07:29,047 --> 00:07:35,053 若年寄り 久世山城守 25 00:07:35,053 --> 00:07:41,059 および それに従う者 全て 26 00:07:41,059 --> 00:07:43,061 更に 黒くわ者 27 00:07:43,061 --> 00:07:45,063 「黒くわ者」? 28 00:07:45,063 --> 00:07:51,069 いかにも 御公儀隠密の黒くわ者 29 00:07:51,069 --> 00:07:56,069 我らが磐城平藩 3万石の 浮沈に関わる大事でござる 30 00:07:58,009 --> 00:08:02,013 陸奥 須賀川に 御公儀の砂金採取場があり➡ 31 00:08:02,013 --> 00:08:09,020 その砂金は常々 奥州街道を通って 江戸金座に運ばれる 32 00:08:09,020 --> 00:08:15,026 されば 奥州街道を外れた所にある 我が藩は 関わり合いもなかった 33 00:08:15,026 --> 00:08:19,030 しかるに本年は 道筋を変えて➡ 34 00:08:19,030 --> 00:08:25,036 我が磐城平藩 領内を 通るとのお達し➡ 35 00:08:25,036 --> 00:08:31,042 その訳は 病が中の 我らが藩主を見舞うと➡ 36 00:08:31,042 --> 00:08:35,046 しかしながら 藩主の病は 見舞うほどのものにてはなく➡ 37 00:08:35,046 --> 00:08:38,049 須賀川の砂金を運搬するに➡ 38 00:08:38,049 --> 00:08:42,053 若年寄りが付くなどということも 異例➡ 39 00:08:42,053 --> 00:08:45,056 何もかも 異例➡ 40 00:08:45,056 --> 00:08:49,060 とすれば 公儀の魂胆は ただ一つ➡ 41 00:08:49,060 --> 00:08:55,066 我が領内にて 事を起こし 若年寄りを襲ったる者あり➡ 42 00:08:55,066 --> 00:09:01,005 警護を怠ったる磐城平藩の 不行き届き 43 00:09:01,005 --> 00:09:07,005 磐城平 3万石は お取り潰し 44 00:09:11,015 --> 00:09:13,017 若年寄りの一行が➡ 45 00:09:13,017 --> 00:09:19,023 我が磐城平藩に入る前に 斬っていただきたい 46 00:09:19,023 --> 00:09:21,023 一人残らず 47 00:09:36,040 --> 00:09:39,043 黒くわ者と申されたな? 48 00:09:39,043 --> 00:09:41,045 さよう 49 00:09:41,045 --> 00:09:46,050 我が領内にて 若年寄りの行列を襲い➡ 50 00:09:46,050 --> 00:09:52,050 騒ぎを起こす役目は 御公儀隠密の黒くわ者 51 00:09:54,058 --> 00:09:58,997 幕閣の この陰謀に加担する者 全てを倒し➡ 52 00:09:58,997 --> 00:10:01,997 証拠を隠滅していただきたい 53 00:10:04,002 --> 00:10:08,006 しかしながら➡ 54 00:10:08,006 --> 00:10:11,009 公儀が この度の企てに失敗しても➡ 55 00:10:11,009 --> 00:10:14,012 そのまま 手をつかねるはずはござるまい 56 00:10:14,012 --> 00:10:18,016 第2 第3と仕掛けてくるは必定 57 00:10:18,016 --> 00:10:24,022 いずれは かわしきれず 磐城平藩 お取り潰し 58 00:10:24,022 --> 00:10:28,026 無駄なあがきとも思える 59 00:10:28,026 --> 00:10:30,026 一刀殿 60 00:10:32,030 --> 00:10:37,035 「干城」という言葉を御存じか? 61 00:10:37,035 --> 00:10:39,037 「干」は盾 62 00:10:39,037 --> 00:10:46,044 いかにも 「干」は盾 城を守る盾 63 00:10:46,044 --> 00:10:53,051 行く先は 落城と分かっていても 武士たる者 盾を見捨てて➡ 64 00:10:53,051 --> 00:10:58,990 城の落ちるのを むざむざと 見ているわけにはまいらぬ 65 00:10:58,990 --> 00:11:04,996 城を枕に 討ち死にするが 道と申すものでありましょう 66 00:11:04,996 --> 00:11:10,001 落ちると知って 死を選ばれるか 67 00:11:10,001 --> 00:11:13,004 いかにも 68 00:11:13,004 --> 00:11:26,017 ♬~ 69 00:11:26,017 --> 00:11:28,017 お引き受け申す 70 00:11:35,026 --> 00:11:39,030 「干城」か… 71 00:11:39,030 --> 00:11:59,050 ♬~ 72 00:11:59,050 --> 00:12:19,070 ♬~ 73 00:12:19,070 --> 00:12:39,090 ♬~ 74 00:12:39,090 --> 00:12:42,090 ♬~ 75 00:13:29,073 --> 00:13:31,073 (役人)待て 76 00:13:35,079 --> 00:13:37,081 (役人)いずれへ参る 77 00:13:37,081 --> 00:13:40,084 いや 炭焼き小屋で (役人)炭焼き?➡ 78 00:13:40,084 --> 00:13:44,088 きこり 狩人 奇妙な組み合わせだな 79 00:13:44,088 --> 00:13:46,090 行きずりでございます 80 00:13:46,090 --> 00:13:48,092 (役人)磐城平の者ではないな 81 00:13:48,092 --> 00:13:51,095 (半六)めっそうもない 磐城平の者でのうて➡ 82 00:13:51,095 --> 00:13:54,098 どうして 御領内を歩きましょう 83 00:13:54,098 --> 00:13:58,035 (役人)この辺りの者か? (3人)へい 84 00:13:58,035 --> 00:14:00,035 (役人)荷を降ろせ 85 00:14:17,054 --> 00:14:20,057 (役人)うっ ああーっ! 86 00:14:20,057 --> 00:14:23,060 (役人)ああーっ! 87 00:14:23,060 --> 00:14:37,074 ♬~ 88 00:14:37,074 --> 00:14:40,077 (半六) 若年寄り 久世山城守様御一行が➡ 89 00:14:40,077 --> 00:14:44,081 この磐城平領内に入るのは 今夕 七つ➡ 90 00:14:44,081 --> 00:14:49,086 我ら 黒くわの者が襲うのは 既に御存じだ 91 00:14:49,086 --> 00:14:52,089 <黒くわ者というのは 将軍のそばにあって➡ 92 00:14:52,089 --> 00:14:58,029 平時は 将軍外出の草履取りや 荷物の運送をつかさどる> 93 00:14:58,029 --> 00:15:00,031 <が… 裏へ回れば➡ 94 00:15:00,031 --> 00:15:05,036 計り知れない魔性を持つ 公儀の陰の部分である> 95 00:15:05,036 --> 00:15:10,041 <彼らは 目的を果たすためには 手段を選ばない> 96 00:15:10,041 --> 00:15:15,046 <非法 残忍などというのは 武士の言葉である> 97 00:15:15,046 --> 00:15:18,049 <黒くわ者は 武士ではない> 98 00:15:18,049 --> 00:15:24,055 (半六)襲うが あやめてはならぬ 荷駄を狙うと見せかけるんだ 99 00:15:24,055 --> 00:15:27,058 荷駄の者 2~3人を 斬って捨てるのはかまわぬ 100 00:15:27,058 --> 00:15:32,063 荷駄を襲って果たさず 久世山城守様に蹴散らされるんだ 101 00:15:32,063 --> 00:15:36,063 いいか 我らは野盗だ 102 00:15:41,072 --> 00:15:44,075 (玄審)《久世山城守の一行は➡ 103 00:15:44,075 --> 00:15:51,082 我が磐城平へ入る前に 必ず この明神河原を通る》➡ 104 00:15:51,082 --> 00:15:55,082 《一人残らず 斬っていただきたい》 105 00:16:02,026 --> 00:16:05,029 「一人残らず」 106 00:16:05,029 --> 00:16:11,029 たとえ 20人を斬っても たった一人を逃がせば 失敗だ 107 00:16:22,046 --> 00:16:25,049 (山城守)おい 七つ時まで 磐城平領内へ入れるか? 108 00:16:25,049 --> 00:16:28,052 (家来)はっ 急がせます➡ 109 00:16:28,052 --> 00:16:30,052 急げ! 110 00:16:57,014 --> 00:16:59,016 一刀は どこへ行った 111 00:16:59,016 --> 00:17:04,021 ここまで来てしまえば 間もなく磐城平領内だ 112 00:17:04,021 --> 00:17:07,021 あいつ 一体どういうつもりだ 113 00:17:23,040 --> 00:17:28,045 (山城守)黒くわめ 下手な仕掛け方をするのう 114 00:17:28,045 --> 00:17:30,047 (山城守)ここは 磐城平領内か? 115 00:17:30,047 --> 00:17:34,047 違います 磐城平領内ではございません 116 00:17:37,054 --> 00:17:39,054 何やつじゃ 117 00:17:44,061 --> 00:17:46,063 (家来)何やつだ! 118 00:17:46,063 --> 00:17:49,066 (山城守)ええい 無礼者! 我らは 公儀御用ぞ 119 00:17:49,066 --> 00:17:51,066 引け! 120 00:17:55,072 --> 00:17:59,009 (家来)荷駄を守るんだ 荷駄から離れるな! 121 00:17:59,009 --> 00:18:14,024 ♬~ 122 00:18:14,024 --> 00:18:19,024 逃がすでない 逃げる者は斬る 荷駄を守れ! 123 00:18:24,034 --> 00:18:27,034 ええい 無礼者! 斬れ! 124 00:18:39,049 --> 00:18:41,051 (家来)うわっ (家来)おのれ! 125 00:18:41,051 --> 00:18:43,053 (家来)ちくしょう 126 00:18:43,053 --> 00:18:46,056 (玄蕃)干城殺陣 (侍)えっ? 127 00:18:46,056 --> 00:18:48,058 (山城守) ええい おのれ 無礼者めが 128 00:18:48,058 --> 00:18:53,058 公儀御用を何と心得る 若年寄り 久世山城守なるぞ! 129 00:19:00,004 --> 00:19:04,008 刺客 子連れ狼 見参 130 00:19:04,008 --> 00:19:06,008 (山城守)何? 131 00:19:09,013 --> 00:19:11,013 ああーっ! 132 00:19:27,031 --> 00:19:30,034 干城殺陣 133 00:19:30,034 --> 00:19:34,038 <干城殺陣は 孔明軍学にある> 134 00:19:34,038 --> 00:19:38,042 <「干」は すなわち 城を守る盾である兵を誘い出し➡ 135 00:19:38,042 --> 00:19:41,045 火を放って 城を焼く> 136 00:19:41,045 --> 00:19:43,047 <仕掛ける者は 我が身を死地に置いて➡ 137 00:19:43,047 --> 00:19:47,047 敵をせん滅する 必死の作戦である> 138 00:19:53,057 --> 00:20:10,007 ♬~ 139 00:20:10,007 --> 00:20:12,009 (大五郎)ちゃん! 140 00:20:12,009 --> 00:20:30,027 ♬~ 141 00:20:30,027 --> 00:20:32,027 行け 142 00:20:39,036 --> 00:20:41,038 拝殿 143 00:20:41,038 --> 00:20:46,043 山城守の紋所のある陣がさを 磐城平へ走らせるなど もっての外 144 00:20:46,043 --> 00:20:50,047 出るな! 干城殺陣は まだ終わってはおらぬ 145 00:20:50,047 --> 00:20:53,050 しかし 今度は黒くわ者 146 00:20:53,050 --> 00:20:56,053 されば 我らも 147 00:20:56,053 --> 00:20:58,989 黒くわ者をも皆殺しにせよと 命じたのではなかったか 148 00:20:58,989 --> 00:21:03,989 お手前方は 城を守る盾であろう 立ち去られい 149 00:21:05,996 --> 00:21:26,016 ♬~ 150 00:21:26,016 --> 00:21:45,035 ♬~ 151 00:21:45,035 --> 00:21:47,037 ♬~ 152 00:21:47,037 --> 00:21:49,037 拝一刀 153 00:21:53,043 --> 00:21:55,045 (半六)貴様の仕業か➡ 154 00:21:55,045 --> 00:21:59,049 貴様と 柳生との争いは 我ら 黒くわ者にとって➡ 155 00:21:59,049 --> 00:22:02,052 関わりのないことと 今まで 傍観してきた➡ 156 00:22:02,052 --> 00:22:06,056 しかし 公儀御用を妨げたとあっては➡ 157 00:22:06,056 --> 00:22:09,056 我らもまた 貴様の敵となる! 158 00:22:43,093 --> 00:22:45,093 ああ… 159 00:22:53,103 --> 00:22:55,103 (半六)ああっ! 160 00:23:11,054 --> 00:23:13,054 (半六)貴様! 161 00:23:27,070 --> 00:23:45,088 ♬~ 162 00:23:45,088 --> 00:23:47,088 (半六)うう… 163 00:23:56,099 --> 00:23:58,099 拝一刀… 164 00:24:24,061 --> 00:24:26,061 ちゃん 165 00:24:41,078 --> 00:24:47,084 (常平)黒くわ者の仲間を 殺したのは 拝一刀だ 166 00:24:47,084 --> 00:24:49,086 (常平)殺された半六が➡ 167 00:24:49,086 --> 00:24:52,086 いまわの際に 我らに遺言を残したのだ 168 00:24:55,092 --> 00:24:59,029 (常平)拝一刀は 黒くわ者を殺した 169 00:24:59,029 --> 00:25:02,032 御公儀御用を妨げた 170 00:25:02,032 --> 00:25:08,038 拝一刀 この名を忘れるなよ➡ 171 00:25:08,038 --> 00:25:12,042 俺たちは 必ず仕返しをする 172 00:25:12,042 --> 00:25:16,046 地獄の底まで追ってでも 殺す 173 00:25:16,046 --> 00:25:19,046 切り刻んでも 恨みの晴れぬ男だ 174 00:25:56,086 --> 00:25:58,086 大五郎 175 00:26:00,023 --> 00:26:02,023 大五郎! 176 00:26:51,074 --> 00:26:53,074 (ふさ)坊! 177 00:26:58,015 --> 00:27:03,020 死んだ私の坊が 生き返ったのかと思った 178 00:27:03,020 --> 00:27:06,020 そんなことがあるはずないのに 179 00:27:10,027 --> 00:27:12,027 どうしたの 180 00:27:14,031 --> 00:27:17,034 どこから来たの 181 00:27:17,034 --> 00:27:19,034 お母さんは? 182 00:27:21,038 --> 00:27:25,042 はぐれたの? 1人? 183 00:27:25,042 --> 00:27:45,062 ♬~ 184 00:27:45,062 --> 00:27:47,062 どうしたの 一体 185 00:27:55,072 --> 00:28:00,010 それ? おなかがすいてたの? 186 00:28:00,010 --> 00:28:02,012 いいのよ こんな物 187 00:28:02,012 --> 00:28:09,012 坊 おなかがすいてるんならね おいで おばさんの所へ ねっ? 188 00:28:16,026 --> 00:28:19,026 ちゃんに えっ? 189 00:28:21,031 --> 00:28:24,031 あっ 坊 お待ち! 190 00:28:26,036 --> 00:28:28,036 ちゃん 191 00:28:35,045 --> 00:28:37,045 ちゃん 192 00:28:43,053 --> 00:28:49,059 このお子は… このお子は あなた様のために 193 00:28:49,059 --> 00:29:09,012 ♬~ 194 00:29:09,012 --> 00:29:14,017 ♬~ 195 00:29:14,017 --> 00:29:16,019 ちゃん 196 00:29:16,019 --> 00:29:36,039 ♬~ 197 00:29:36,039 --> 00:29:51,054 ♬~ 198 00:29:51,054 --> 00:29:56,993 (子供たち)♬ 押しくらまんじゅう 押されて泣くな➡ 199 00:29:56,993 --> 00:29:58,995 ♬ 押しくらまんじゅう 200 00:29:58,995 --> 00:30:01,998 (男の子)坊 入れてあげるよ 一緒に遊ぼうよ 201 00:30:01,998 --> 00:30:04,000 (子供たち)遊ぼうよ 202 00:30:04,000 --> 00:30:24,020 ♬~ 203 00:30:24,020 --> 00:30:44,040 ♬~ 204 00:30:44,040 --> 00:31:01,992 ♬~ 205 00:31:01,992 --> 00:31:06,997 何! 一刀が? 206 00:31:06,997 --> 00:31:10,000 (弥吉)襲うなら 今です 207 00:31:10,000 --> 00:31:16,006 いや あの男は なまなかのことでは 殺せん 208 00:31:16,006 --> 00:31:21,011 いつぞや 毒を盛られながら 柳生を何人も斬ったと聞いている 209 00:31:21,011 --> 00:31:23,013 急いで 事を仕損じるな 210 00:31:23,013 --> 00:31:25,015 (弥吉)しかし 傷が癒えては 211 00:31:25,015 --> 00:31:28,018 正々堂々と 渡り合おうというのではない 212 00:31:28,018 --> 00:31:31,018 我ら 黒くわは 柳生とは違う 213 00:31:33,023 --> 00:31:39,029 武士のように痩せ我慢をして 見えを張る必要もあるまい➡ 214 00:31:39,029 --> 00:31:45,035 拝一刀にはな たった一つ 弱みがある 215 00:31:45,035 --> 00:31:49,039 その弱みを狙うのだ 216 00:31:49,039 --> 00:31:54,044 たった一つの弱み 分かるか? 217 00:31:54,044 --> 00:31:58,048 (子供たち) ♬ 山越えて 川越えて➡ 218 00:31:58,048 --> 00:32:04,054 ♬ コンコンさま いたかい➡ 219 00:32:04,054 --> 00:32:07,057 ♬ いたぞい➡ 220 00:32:07,057 --> 00:32:12,062 ♬ どこさいだい 何してだい 221 00:32:12,062 --> 00:32:15,065 (女の子)今 流しで骨かじってた 222 00:32:15,065 --> 00:32:19,069 (子供たち) わーい 卑し子 卑し子➡ 223 00:32:19,069 --> 00:32:23,069 ♬ 山越えて 川越えて… 御迷惑をかけました 224 00:32:25,075 --> 00:32:28,078 あのお子 ここへ来たときには➡ 225 00:32:28,078 --> 00:32:32,082 何を聞いても じっと こっちを にらみ返していましたが➡ 226 00:32:32,082 --> 00:32:37,087 ほら あの楽しそうな 出立いたします 227 00:32:37,087 --> 00:32:43,093 (ふさ)そ… そんな急に ああ… 228 00:32:43,093 --> 00:32:46,093 (男の子)おかめ誰だ 229 00:32:48,098 --> 00:32:52,102 あのお子は まだ今日たつとは… 230 00:32:52,102 --> 00:32:55,105 あの 今日は これから 村祭りに行くと➡ 231 00:32:55,105 --> 00:32:59,042 楽しみにしておりました➡ 232 00:32:59,042 --> 00:33:02,045 間もなく もう1人 子供が来ます➡ 233 00:33:02,045 --> 00:33:04,045 その子を待って 村祭りに行くと 234 00:33:14,057 --> 00:33:16,059 大五郎 235 00:33:16,059 --> 00:33:19,062 (ふさ)お侍様 お世話になりました 236 00:33:19,062 --> 00:33:25,062 御親切 金で代え難いことは よく存じておりますが 237 00:33:28,071 --> 00:33:33,076 お侍様 せめて もう 2~3日でも 238 00:33:33,076 --> 00:33:38,081 大五郎さんは 私の亡くした子が まるで 生き返ったような 239 00:33:38,081 --> 00:33:42,085 大五郎は 私と旅をせねばならぬ 240 00:33:42,085 --> 00:33:45,088 (ふさ)でも… 241 00:33:45,088 --> 00:33:48,091 ≪(男の子)お祭りに行こう (子供たち)うん 行こう 行こう 242 00:33:48,091 --> 00:33:52,095 お侍様 せめて お祭りだけでも 243 00:33:52,095 --> 00:33:54,095 坊 お祭りに行こう 244 00:33:57,033 --> 00:34:17,053 ♬~ 245 00:34:17,053 --> 00:34:19,055 ♬~ 246 00:34:19,055 --> 00:34:21,057 行ってこい 247 00:34:21,057 --> 00:34:41,077 ♬~ 248 00:34:41,077 --> 00:34:45,081 ♬~ 249 00:34:45,081 --> 00:34:47,081 (風を切る音) 250 00:34:59,028 --> 00:35:03,032 (常平)「御子息 預り申候 後刻 貴公のなしたる如く➡ 251 00:35:03,032 --> 00:35:06,035 御子息に 火あぶりの刑 申しつけ候」➡ 252 00:35:06,035 --> 00:35:10,039 「その時刻は 貴公が 先日 われら黒鍬の同輩を➡ 253 00:35:10,039 --> 00:35:14,043 河原にて殺したると 同じ刻限 場所は 御陣崖」➡ 254 00:35:14,043 --> 00:35:17,046 「処刑の刻限いたらば 梵鐘 打ちいだし➡ 255 00:35:17,046 --> 00:35:20,049 五つ目の鐘にて火を放ち候」➡ 256 00:35:20,049 --> 00:35:26,049 「処刑立合 願上度 かくの如く お知らせ申候 くろくわ」 257 00:35:32,061 --> 00:35:34,063 大五郎さんは ここへ戻ってきません➡ 258 00:35:34,063 --> 00:35:38,063 あの 私が ほんのいっとき… 世話になった 259 00:35:40,069 --> 00:35:42,069 お侍様! 260 00:35:53,082 --> 00:35:56,085 (玄蕃)卑劣な! 黒くわども 261 00:35:56,085 --> 00:36:02,025 事もあろうに 罪なき子供を 人質に連れ去るとは 262 00:36:02,025 --> 00:36:06,029 本はといえば 我らが お願い申したことが➡ 263 00:36:06,029 --> 00:36:09,032 この災いのもと 264 00:36:09,032 --> 00:36:13,036 御恩返しと申すのも おこがましいが➡ 265 00:36:13,036 --> 00:36:15,038 何なりと申されよ 266 00:36:15,038 --> 00:36:19,042 いや 土地不案内で 刻限も迫っておりますれば➡ 267 00:36:19,042 --> 00:36:23,046 ただ 御陣崖に至る道を お教え願いたい 268 00:36:23,046 --> 00:36:30,046 いや 御陣崖と申す所は 地理不案内の御仁には 近寄れまい 269 00:36:33,056 --> 00:36:36,059 拝殿 我らにお任せくだされ 270 00:36:36,059 --> 00:36:41,064 磐城平一藩を挙げて 御援助つかまつる 271 00:36:41,064 --> 00:36:44,067 我が藩のために 命を懸けてくだされた➡ 272 00:36:44,067 --> 00:36:49,072 貴殿に報いる それが せめてもの心でござる 273 00:36:49,072 --> 00:36:51,074 お断り申す 274 00:36:51,074 --> 00:36:58,074 これも 冥府魔道に入りたる 我ら親子の私事にござりまする 275 00:37:08,024 --> 00:37:11,027 (玄蕃)あれが 御陣崖です 276 00:37:11,027 --> 00:37:16,032 あれへ参るには 道は ただ一本しかござらぬ 277 00:37:16,032 --> 00:37:36,052 ♬~ 278 00:37:36,052 --> 00:37:56,072 ♬~ 279 00:37:56,072 --> 00:38:16,025 ♬~ 280 00:38:16,025 --> 00:38:36,045 ♬~ 281 00:38:36,045 --> 00:38:44,045 ♬~ 282 00:39:07,009 --> 00:39:09,011 (玄蕃)ここは 立てこもるに良く➡ 283 00:39:09,011 --> 00:39:14,016 背水の陣を敷けば 1人で100人に当たることができる 284 00:39:14,016 --> 00:39:18,020 それ故 御陣崖の名がある 285 00:39:18,020 --> 00:39:22,024 我が藩に お任せくだされ ここは 鉄砲隊を繰り出し➡ 286 00:39:22,024 --> 00:39:26,024 敵に近づかず 一気に攻めるしかござらぬ 287 00:39:36,038 --> 00:39:40,042 あの たいまつを 1つ投げ込まれたら➡ 288 00:39:40,042 --> 00:39:43,045 大五郎の命は終わる 289 00:39:43,045 --> 00:39:46,048 拝殿 290 00:39:46,048 --> 00:39:50,052 いちかばちか 291 00:39:50,052 --> 00:40:10,006 ♬~ 292 00:40:10,006 --> 00:40:21,017 ♬~ 293 00:40:21,017 --> 00:40:26,022 (弥吉) あやつ 泣きも わめきもしない➡ 294 00:40:26,022 --> 00:40:30,022 ああ落ち着かれると こっちが いらだってくる 295 00:40:58,988 --> 00:41:03,988 (鐘の音) 296 00:41:19,008 --> 00:41:22,011 あの鐘の 5つ目に火を付ける 297 00:41:22,011 --> 00:41:28,017 数が 数えられるか? 5つだ 5つ目だぞ 298 00:41:28,017 --> 00:41:33,017 (弥吉)こいつ… 泣け 泣いてみろ! 299 00:41:35,024 --> 00:41:38,027 (弥吉)この火が 間もなく お前を焼くんだ 300 00:41:38,027 --> 00:41:42,027 怖くないのか? 死ぬんだぞ! 301 00:41:44,033 --> 00:41:47,036 (鐘の音) 302 00:41:47,036 --> 00:41:49,036 2つ目だ 303 00:41:54,043 --> 00:41:56,045 (紋平)来るか? 304 00:41:56,045 --> 00:41:59,048 拝は 本当に来るのか? (常平)来る 305 00:41:59,048 --> 00:42:02,048 おじけづいたのではないのか? 306 00:42:07,056 --> 00:42:10,059 (常平)来る 拝一刀は➡ 307 00:42:10,059 --> 00:42:13,062 あの子のために 刺客道を選んだのだ 308 00:42:13,062 --> 00:42:19,068 1殺 500両 その金をためて 幕閣に送り➡ 309 00:42:19,068 --> 00:42:21,070 柳生との黒白をつけて➡ 310 00:42:21,070 --> 00:42:25,074 一子 大五郎を立てて 拝家再興を願い出る 311 00:42:25,074 --> 00:42:30,079 その拝一刀が あの大五郎を 見殺しにするはずはない 312 00:42:30,079 --> 00:42:33,082 (鐘の音) 313 00:42:33,082 --> 00:42:35,082 3つ目 314 00:42:39,088 --> 00:42:41,090 あの子は おびえていない➡ 315 00:42:41,090 --> 00:42:45,094 泣きもせず わめきもせず じっとしているだけだ 316 00:42:45,094 --> 00:42:48,094 目をそらすな 一刀を見張れ 317 00:42:50,099 --> 00:42:54,103 あの子が 泣きもせず おびえてもいないのは➡ 318 00:42:54,103 --> 00:42:58,103 父親が 必ず迎えに来ることを 信じているからだ 319 00:43:00,042 --> 00:43:02,042 (常平)一刀は 必ず来る! 320 00:43:04,046 --> 00:43:07,049 (鐘の音) 321 00:43:07,049 --> 00:43:09,051 4つ目 322 00:43:09,051 --> 00:43:29,071 ♬~ 323 00:43:29,071 --> 00:43:38,080 ♬~ 324 00:43:38,080 --> 00:43:40,082 ちゃん! 325 00:43:40,082 --> 00:43:44,082 (鐘の音) 326 00:43:46,088 --> 00:43:51,093 (常平)動くな 一刀! 一歩でも動くと 火を放つぞ 327 00:43:51,093 --> 00:43:53,095 その木には たっぷり 油を染ませてある 328 00:43:53,095 --> 00:43:55,095 子供の命はないぞ! 329 00:44:01,037 --> 00:44:05,037 (常平)一刀 刀を捨てろ! 330 00:44:15,051 --> 00:44:20,056 (常平)一刀 子供のそばへ行け うぬも焼き殺す 331 00:44:20,056 --> 00:44:23,059 大五郎ともども あの世へ行け 332 00:44:23,059 --> 00:44:26,059 拝家の再興も これまでだ 333 00:44:30,066 --> 00:44:33,069 子供のそばへ行け!➡ 334 00:44:33,069 --> 00:44:38,069 待て! その箱車から手を離せ 335 00:44:42,078 --> 00:44:47,078 (常平)一刀 その箱車を こっちへ押せ 336 00:44:59,028 --> 00:45:02,028 俺が たいまつを投げるのを 合図に撃て 337 00:45:18,047 --> 00:45:38,067 ♬~ 338 00:45:38,067 --> 00:45:49,078 ♬~ 339 00:45:49,078 --> 00:45:52,078 飛べ 大五郎 飛べ! 340 00:45:54,083 --> 00:45:56,083 来い! 341 00:45:58,020 --> 00:46:00,020 大五郎! 342 00:46:26,048 --> 00:46:28,048 (常平)一刀… 343 00:46:30,052 --> 00:46:34,056 我ら 黒くわ者は➡ 344 00:46:34,056 --> 00:46:38,056 必ず 貴様を地獄へ送る 345 00:46:40,062 --> 00:46:46,068 たとえ 俺が死んでも 黒くわ者が… 346 00:46:46,068 --> 00:47:06,021 ♬~ 347 00:47:06,021 --> 00:47:10,025 ♬~ 348 00:47:10,025 --> 00:47:13,028 <拝一刀を 地獄へ送るという➡ 349 00:47:13,028 --> 00:47:17,032 黒くわ者の言葉は 不気味に こだました> 350 00:47:17,032 --> 00:47:19,034 <柳生との確執に加えて➡ 351 00:47:19,034 --> 00:47:24,039 手段を選ばぬ 黒くわ者をも 敵に回した この親子にとって➡ 352 00:47:24,039 --> 00:47:29,039 更に厳しい 冥府魔道の旅は 続くのであった> 353 00:47:43,058 --> 00:47:47,062 <公儀介しゃく人の地位を巡って 裏柳生の暗躍が始まる> 354 00:47:47,062 --> 00:47:49,064 <黒くわ者の力を借り➡ 355 00:47:49,064 --> 00:47:53,068 拝一刀の所在を突き止めようと 躍起になる烈堂> 356 00:47:53,068 --> 00:47:56,071 <一子 軍兵衛は 御前試合に臨む> 357 00:47:56,071 --> 00:47:59,008 <強烈な闘志の真剣勝負> 358 00:47:59,008 --> 00:48:02,011 <その勝敗をよそに 柳生烈堂もまた➡ 359 00:48:02,011 --> 00:48:05,011 一門の総帥として 御前試合を申しつけた 次回…> 360 00:56:20,175 --> 00:56:21,042 361 00:56:21,042 --> 00:56:25,046 「時代劇専門チャンネル」の 全てが分かる番組情報誌 362 00:56:25,046 --> 00:56:27,046 『時代劇専門チャンネルガイド』 363 00:56:28,049 --> 00:56:31,052 毎月のおすすめ作品を 解説した特集記事や➡ 364 00:56:31,052 --> 00:56:36,052 番組表・コラム・時代劇クロスワードなど 見どころ満載! 365 00:56:43,064 --> 00:56:45,064 まずは 見本誌を 無料で お届け!