1 00:02:11,124 --> 00:02:31,144 ♬~ 2 00:02:31,144 --> 00:02:51,164 ♬~ 3 00:02:51,164 --> 00:03:11,117 ♬~ 4 00:03:11,117 --> 00:03:31,137 ♬~ 5 00:03:31,137 --> 00:03:41,137 ♬~ 6 00:03:49,155 --> 00:03:51,157 (高山)烈堂様➡ 7 00:03:51,157 --> 00:03:56,162 既に 拝一刀の名は あまたの者に 知れ渡っております 8 00:03:56,162 --> 00:04:00,100 (荒木)その一刀が 我ら 裏柳生を倒さんため➡ 9 00:04:00,100 --> 00:04:04,104 刺客 子連れ狼を名乗り 諸国を流浪し➡ 10 00:04:04,104 --> 00:04:09,109 事あるごとに 我らが行く手を阻もうとする➡ 11 00:04:09,109 --> 00:04:12,112 このまま その一刀を放置することは➡ 12 00:04:12,112 --> 00:04:17,117 公儀刺客人 裏柳生の面目を 失墜させるはおろか➡ 13 00:04:17,117 --> 00:04:22,122 必ず 我らが行く手に 禍根を残すことになりますぞ! 14 00:04:22,122 --> 00:04:25,125 (別所)そのとおりだ!➡ 15 00:04:25,125 --> 00:04:31,125 既に 表柳生備前守様も あの一刀の水鴎流に倒れ… 16 00:04:33,133 --> 00:04:38,133 (別所)次いで 烈堂様 御子息 蔵人様も… 17 00:04:42,142 --> 00:04:47,142 (別所)更に 高弟 石原 尾崎らも討たれました 18 00:04:50,150 --> 00:04:55,155 (別所)我らが無念はもとより 烈堂様とて➡ 19 00:04:55,155 --> 00:04:59,155 このまま お見過ごしなさる 御所存ではございますまい 20 00:05:01,094 --> 00:05:05,098 (別所) 何とぞ 我らに 一刀の刺殺令を! 21 00:05:05,098 --> 00:05:09,102 (高山) 烈堂様 お願いでございます! 22 00:05:09,102 --> 00:05:14,107 (高山)裏柳生の首領として 何とぞ 我ら門弟に お命じください 23 00:05:14,107 --> 00:05:17,110 残る我らが 総掛かりにてかかれば➡ 24 00:05:17,110 --> 00:05:20,113 いかに一刀といえども ものの数では 25 00:05:20,113 --> 00:05:22,115 (烈堂)ならぬ (荒木)烈堂様 26 00:05:22,115 --> 00:05:24,115 ならぬ! 27 00:05:28,121 --> 00:05:34,127 拝一刀の水鴎流と戦える者は 今の柳生にはおらぬ 28 00:05:34,127 --> 00:05:36,129 (別所)しかし (烈堂)黙れ!➡ 29 00:05:36,129 --> 00:05:39,132 いかに その方らが 束になってかかろうと➡ 30 00:05:39,132 --> 00:05:42,132 しかと 一刀が斬れるか! 31 00:05:44,137 --> 00:05:48,141 (烈堂) 一刀を斬れる者は 他にはおらぬ➡ 32 00:05:48,141 --> 00:05:53,146 このわしと 今は旅に出ている 軍兵衛以外にはな 33 00:05:53,146 --> 00:05:56,149 (別所)しかし その軍兵衛様は 34 00:05:56,149 --> 00:05:58,149 帰ってくる 35 00:06:00,086 --> 00:06:03,086 その軍兵衛が帰ってくる 36 00:06:05,091 --> 00:06:12,098 (烈堂)あの軍兵衛は 残る ただ一人の わしの子だ➡ 37 00:06:12,098 --> 00:06:16,098 軍兵衛ならば 必ず倒す 38 00:06:18,104 --> 00:06:24,110 黒くわ者を呼べ 岩根小角を呼び出すのだ➡ 39 00:06:24,110 --> 00:06:30,110 そして 一刀の所在を突き止め 突き止めたうえで 軍兵衛が斬る 40 00:06:34,120 --> 00:06:37,120 軍兵衛は わしの子 41 00:06:39,125 --> 00:06:43,125 わしに残った ただ一人の子だからな 42 00:06:49,135 --> 00:06:52,138 (小角)これが街道 43 00:06:52,138 --> 00:06:56,142 (小角)五街道のごとき 表街道を表します 44 00:06:56,142 --> 00:07:03,082 (小角)これが間道 これが里 ならびに人家➡ 45 00:07:03,082 --> 00:07:10,089 池… 川…➡ 46 00:07:10,089 --> 00:07:14,093 海… 林…➡ 47 00:07:14,093 --> 00:07:17,096 城… 48 00:07:17,096 --> 00:07:23,102 そして これが依頼者と会う 会見の場所にございます 49 00:07:23,102 --> 00:07:25,102 (烈堂)そうか 50 00:07:27,106 --> 00:07:31,110 一刀は 道灌兵書の道中陣をのう 51 00:07:31,110 --> 00:07:34,113 (小角)はい これらは皆➡ 52 00:07:34,113 --> 00:07:38,117 己の所在を示すための 道中陣にございます 53 00:07:38,117 --> 00:07:45,117 一方 一刀に刺客を頼んだ者は その道中陣の故事に倣い… 54 00:07:48,127 --> 00:07:55,134 このように 冥府の羅刹 牛頭馬頭を描いた六道護符を➡ 55 00:07:55,134 --> 00:07:59,072 街道沿いの寺や社に 貼り出します➡ 56 00:07:59,072 --> 00:08:03,076 そして この絵を見た一刀は➡ 57 00:08:03,076 --> 00:08:08,081 例えば 間道に沿った池の傍らで 待つとすれば➡ 58 00:08:08,081 --> 00:08:14,087 道端の石を拾い この絵と この絵を組み合わせ➡ 59 00:08:14,087 --> 00:08:18,091 己の所在を示します 60 00:08:18,091 --> 00:08:21,091 そして 最後の会見の場所か 61 00:08:27,100 --> 00:08:29,102 (烈堂) なるほど 道中陣を使うとは➡ 62 00:08:29,102 --> 00:08:36,109 我ら柳生を呪うて 刺客道に入った 一刀の思いつきそうなことよ 63 00:08:36,109 --> 00:08:40,113 しかし さすがは 黒くわ支配の岩根小角 64 00:08:40,113 --> 00:08:43,116 よくそこまで 一刀の動きを調べたな 65 00:08:43,116 --> 00:08:45,118 しかしながら 烈堂様 66 00:08:45,118 --> 00:08:48,121 あらかじめ お断りしておきますが➡ 67 00:08:48,121 --> 00:08:53,126 我ら 黒くわ者も 多くは あの一刀に斬られ➡ 68 00:08:53,126 --> 00:08:58,064 今や あいつに手向かえるほどの 手だれは 誰一人ございませぬ 69 00:08:58,064 --> 00:09:03,069 いや 私ならばと思うのですが➡ 70 00:09:03,069 --> 00:09:07,073 公儀御用以外の仕事で 死にたくはなく➡ 71 00:09:07,073 --> 00:09:11,077 また 配下も 失いたくはございませんので 72 00:09:11,077 --> 00:09:13,079 ハハッ 小角 73 00:09:13,079 --> 00:09:19,085 よほど 黒くわ衆も あの一刀が 恐ろしいとみえるのう 74 00:09:19,085 --> 00:09:24,090 分かっておる 一刀の所在を 突き止めるだけでよいのだ 75 00:09:24,090 --> 00:09:27,093 その 牛頭馬頭の絵を 各所に貼り出し➡ 76 00:09:27,093 --> 00:09:32,098 それに釣られて 所在を示す一刀を 我らが斬る 77 00:09:32,098 --> 00:09:34,100 その一刀を斬るのは… 78 00:09:34,100 --> 00:09:38,104 ≪(軍兵衛) 私の仕事でございますな 79 00:09:38,104 --> 00:09:41,104 (小角)おお! 軍兵衛様 80 00:09:44,110 --> 00:09:48,114 (軍兵衛)父上 ただいま戻りました 81 00:09:48,114 --> 00:09:51,117 (烈堂)御苦労であった 82 00:09:51,117 --> 00:09:57,117 北陸路における刺客の大任 見事 果たしたと聞き及んでおるぞ 83 00:09:59,058 --> 00:10:01,060 (軍兵衛)ありがとうございます➡ 84 00:10:01,060 --> 00:10:06,065 富山藩家老 森三左衛門 丸岡藩主 有馬教盛➡ 85 00:10:06,065 --> 00:10:10,069 いずれも ひそかに その命を… 86 00:10:10,069 --> 00:10:12,071 これで 北陸路において➡ 87 00:10:12,071 --> 00:10:17,071 我が徳川幕府の非を鳴らす者は ことごとく 88 00:10:19,078 --> 00:10:25,084 そうだな その暗殺の大任を果たした お主だ 89 00:10:25,084 --> 00:10:27,086 しばらく休めと言いたいが 90 00:10:27,086 --> 00:10:31,090 いえ 相手は拝一刀ならば➡ 91 00:10:31,090 --> 00:10:35,094 この軍兵衛にも遺恨があります 92 00:10:35,094 --> 00:10:40,099 いや あのとき 私は勝っていた 93 00:10:40,099 --> 00:10:47,099 あの立ち合いは 誰が何と言おうと 私が一刀に勝っていたのだ! 94 00:10:57,049 --> 00:11:05,049 (小六)柳生新陰流 柳生軍兵衛殿 95 00:11:17,069 --> 00:11:25,069 (小六)水鴎流 拝一刀殿 96 00:11:48,100 --> 00:11:50,102 (阿部)始め! 97 00:11:50,102 --> 00:12:10,122 ♬~ 98 00:12:10,122 --> 00:12:30,142 ♬~ 99 00:12:30,142 --> 00:12:50,162 ♬~ 100 00:12:50,162 --> 00:13:10,116 ♬~ 101 00:13:10,116 --> 00:13:30,136 ♬~ 102 00:13:30,136 --> 00:13:50,156 ♬~ 103 00:13:50,156 --> 00:14:09,156 ♬~ 104 00:15:13,105 --> 00:15:33,125 ♬~ 105 00:15:33,125 --> 00:15:36,125 ♬~ 106 00:15:41,133 --> 00:15:46,138 (小六) 軍兵衛様の圧勝にございます➡ 107 00:15:46,138 --> 00:15:49,141 これにて 公儀介しゃく人のお役目は➡ 108 00:15:49,141 --> 00:15:51,143 必ず 軍兵衛様に 109 00:15:51,143 --> 00:15:54,146 (烈堂)待て➡ 110 00:15:54,146 --> 00:15:57,083 その方は 一刀の体勢が➡ 111 00:15:57,083 --> 00:16:01,087 上様に背を向ける形となったと 申したな 112 00:16:01,087 --> 00:16:05,091 (小六)はっ! 軍兵衛様は そのまま突き進み➡ 113 00:16:05,091 --> 00:16:10,096 見事に ぴたりと拝一刀の喉元に 切っ先を突きつけ➡ 114 00:16:10,096 --> 00:16:14,100 いや 私は一瞬 突き通すと思いましたが➡ 115 00:16:14,100 --> 00:16:20,106 見事に ぴたりと止め太刀を使い (烈堂)ばか者が➡ 116 00:16:20,106 --> 00:16:23,109 軍兵衛の愚か者めが! (小六)はっ? 117 00:16:23,109 --> 00:16:27,113 なぜ そのとき 一刀を突き殺さん! 118 00:16:27,113 --> 00:16:29,115 さかしらに 止め太刀などを使い➡ 119 00:16:29,115 --> 00:16:34,120 おのれの優位と貫禄を 殊更に示そうとした 120 00:16:34,120 --> 00:16:36,122 あの未熟者めが! 121 00:16:36,122 --> 00:16:39,125 (高山)しかし 烈堂様 122 00:16:39,125 --> 00:16:42,128 おのれらには 分からんのか? 123 00:16:42,128 --> 00:16:47,128 そのまま 一刀を突き殺さば まだ 柳生の面目は立ったものを 124 00:16:50,136 --> 00:16:55,141 やんぬるかな 公儀介しゃく人の要職は➡ 125 00:16:55,141 --> 00:16:59,078 これで 拝一族の手に落ちたわ 126 00:16:59,078 --> 00:17:01,080 しかも 柳生は 幕閣に対して➡ 127 00:17:01,080 --> 00:17:05,084 拭い難き不審を 植え付ける結果となってしまった 128 00:17:05,084 --> 00:17:08,087 (小六)な… なぜでございます 129 00:17:08,087 --> 00:17:12,091 (烈堂)軍兵衛を呼べ 一刻を争う 軍兵衛を 130 00:17:12,091 --> 00:17:16,095 程なく これへ みえられると存じますが 131 00:17:16,095 --> 00:17:18,097 早く 出迎えの馬を出せい!➡ 132 00:17:18,097 --> 00:17:24,097 柳生一門の浮沈にかかわる大事じゃ 早く 出迎えの馬を出せい! 133 00:17:44,123 --> 00:17:47,123 (軍兵衛)勝ちましたぞ 父上! 134 00:17:50,129 --> 00:17:54,133 父上 これにて 公儀介しゃく人のお役目は➡ 135 00:17:54,133 --> 00:17:57,133 必ず 我ら柳生の手に 136 00:18:00,072 --> 00:18:03,075 (高山)とにかく お迎えにするのに精いっぱいで➡ 137 00:18:03,075 --> 00:18:05,077 まだ 私からは何も 138 00:18:05,077 --> 00:18:08,080 して 火急のお召しとは? 139 00:18:08,080 --> 00:18:12,080 さぞかし お喜びくだされての ことでございましょうな 140 00:18:17,089 --> 00:18:21,093 父上! (烈堂)旅に出よ 軍兵衛 141 00:18:21,093 --> 00:18:25,097 (軍兵衛)えっ!? なんと! 142 00:18:25,097 --> 00:18:29,101 北陸路に 刺客を放たねばならぬことがある 143 00:18:29,101 --> 00:18:31,103 刺客御用じゃ 144 00:18:31,103 --> 00:18:36,108 それを果たすとともに しばらくの間 消息を絶て 145 00:18:36,108 --> 00:18:39,111 父上 何故でございます 146 00:18:39,111 --> 00:18:42,114 それがしは 一刀を破り 公儀介しゃく人の地位に➡ 147 00:18:42,114 --> 00:18:46,118 任じられようとしているので ございますぞ➡ 148 00:18:46,118 --> 00:18:53,125 その私が 何故 刺客御用とはいえ この機に 遠く江戸を離れて 149 00:18:53,125 --> 00:18:57,062 おのれは まだ そのようなことを 150 00:18:57,062 --> 00:19:02,067 公儀介しゃく人の要職にはな 拝一刀が任ぜられるわ 151 00:19:02,067 --> 00:19:06,071 えっ! 何故でございますか! 152 00:19:06,071 --> 00:19:11,071 軍兵衛 よく試合の様子を思い出してみよ 153 00:19:13,078 --> 00:19:16,081 おのれは 一刀とつばぜり合い➡ 154 00:19:16,081 --> 00:19:21,086 やむをえぬこととは いいながら 体勢を上様正面に向けた 155 00:19:21,086 --> 00:19:25,090 しかるに おのれは そのまま剣を構えて突き進み➡ 156 00:19:25,090 --> 00:19:31,096 愚か者めが おのれは 目の前の敵にのみに気を取られ➡ 157 00:19:31,096 --> 00:19:36,101 切っ先が 畏れ多くも上様へ 向いていたことに気付かなかった 158 00:19:36,101 --> 00:19:40,105 (烈堂)しかし 一刀は 早くも それに気付き➡ 159 00:19:40,105 --> 00:19:44,105 我が身を捨てて おのれの切っ先を遮ったのだ 160 00:19:47,112 --> 00:19:53,118 (烈堂)しかも 我ら柳生の剣は 刺客御用を務める暗殺剣➡ 161 00:19:53,118 --> 00:19:56,121 それが たとえ 形の上だけであったにせよ➡ 162 00:19:56,121 --> 00:20:01,060 上様に向けられていたとあっては ゆゆしき大事 163 00:20:01,060 --> 00:20:04,063 我ら柳生を目の敵にする 松平諏訪たちが➡ 164 00:20:04,063 --> 00:20:08,067 何と上様に進言するか➡ 165 00:20:08,067 --> 00:20:12,071 それが おのれの目には見えぬのか?➡ 166 00:20:12,071 --> 00:20:17,076 我らは 既に 隠密御用の 黒くわ衆をも配下につけ➡ 167 00:20:17,076 --> 00:20:20,079 従来の刺客御用に加え➡ 168 00:20:20,079 --> 00:20:23,082 公儀介しゃく人の要職をも 手に入れれば➡ 169 00:20:23,082 --> 00:20:28,087 幕府の裏側を支える3つの力は 一手に握れる➡ 170 00:20:28,087 --> 00:20:33,092 その柳生の悲願に気付き 阻止せんとする松平諏訪たちに➡ 171 00:20:33,092 --> 00:20:35,094 おのれは まんまと またとない口実を➡ 172 00:20:35,094 --> 00:20:38,097 与えてしまったのだ (軍兵衛)し… しかし 173 00:20:38,097 --> 00:20:40,097 (烈堂)おのれ まだ言うか! 174 00:20:42,101 --> 00:20:46,105 一刀に 上様をかばうほどの 余裕を持たれ➡ 175 00:20:46,105 --> 00:20:50,105 おのれは それに気付かぬほどの 未熟者だったのか 176 00:20:58,050 --> 00:21:01,053 即刻 北陸路にたち➡ 177 00:21:01,053 --> 00:21:05,057 一人でも多くの 刺客御用を果たし➡ 178 00:21:05,057 --> 00:21:08,057 誠 夜叉のごとき 暗殺剣を身に付けてこい 179 00:21:11,063 --> 00:21:15,067 五郎左を呼べ 戸田五郎左をこれへ 180 00:21:15,067 --> 00:21:28,080 ♬~ 181 00:21:28,080 --> 00:21:34,080 (烈堂)五郎左 お主に役立って もらわねばならぬときがきた 182 00:21:37,089 --> 00:21:43,095 (烈堂)何事も柳生一門のため 何も言わずに死んでくれ 183 00:21:43,095 --> 00:21:46,098 (五郎左)はっ 184 00:21:46,098 --> 00:21:51,098 後のことは この烈堂が 裏柳生の頭領として責任を持つ 185 00:21:53,105 --> 00:21:56,108 死んでくれるか 五郎左 186 00:21:56,108 --> 00:21:58,110 (五郎左)喜んで 187 00:21:58,110 --> 00:22:04,116 今日まで 無為に 生き長らえておりましたのも➡ 188 00:22:04,116 --> 00:22:07,116 このときのためなれば 189 00:22:10,122 --> 00:22:12,124 (五郎左)では 190 00:22:12,124 --> 00:22:32,144 ♬~ 191 00:22:32,144 --> 00:22:37,149 ♬~ 192 00:22:37,149 --> 00:22:39,151 御免 193 00:22:39,151 --> 00:22:57,102 ♬~ 194 00:22:57,102 --> 00:23:00,105 頭領 介しゃくを 195 00:23:00,105 --> 00:23:20,125 ♬~ 196 00:23:20,125 --> 00:23:24,125 (烈堂)柳生は 確かに 拝一刀に後れを取った 197 00:23:27,132 --> 00:23:30,135 ために 拝一族は 公儀介しゃく人として➡ 198 00:23:30,135 --> 00:23:32,137 葵御紋の紋服をまとい➡ 199 00:23:32,137 --> 00:23:38,143 六十余州の諸大名を 震え上がらせる存在となろう 200 00:23:38,143 --> 00:23:43,143 しかし 我が柳生には 果たさなければならぬ 悲願がある 201 00:23:51,156 --> 00:23:54,159 (阿部)拝一刀 その方➡ 202 00:23:54,159 --> 00:23:58,096 こたびの御公儀介しゃく人の 選定にあたり➡ 203 00:23:58,096 --> 00:24:03,101 その心技体 誠 その要職に 相ふさわしき者として➡ 204 00:24:03,101 --> 00:24:08,106 ここに 御公儀介しゃく人を 申しつけられる➡ 205 00:24:08,106 --> 00:24:11,109 心して 相勤めよ 206 00:24:11,109 --> 00:24:17,115 (一刀)身に余る大役 謹んで お受けつかまつりまする 207 00:24:17,115 --> 00:24:22,120 今更 申すまでもないことながら 御公儀介しゃく人は➡ 208 00:24:22,120 --> 00:24:27,125 廃絶 切腹を仰せつけられた 諸大名の介しゃくを致す要職 209 00:24:27,125 --> 00:24:33,131 その介しゃく人に 三葉葵の御紋服を許されるは➡ 210 00:24:33,131 --> 00:24:35,133 あくまで その介しゃくは➡ 211 00:24:35,133 --> 00:24:40,138 御公儀の命であるとの姿勢を 示すためのもの 212 00:24:40,138 --> 00:24:47,138 すなわち その方が御公儀に代わり 諸大名の介しゃくを致すのだ 213 00:24:49,147 --> 00:24:55,153 (阿部)旗本諸代をはじめ 徳川の家臣 幾十万といえども➡ 214 00:24:55,153 --> 00:25:01,093 御親戚 御縁戚ならば いざ知らず 家臣として その御紋を頂くは➡ 215 00:25:01,093 --> 00:25:06,098 御公儀介しゃく人たる その方 ただ一人 216 00:25:06,098 --> 00:25:11,098 必ず その御紋の誉れを汚すでないぞ 217 00:25:15,107 --> 00:25:17,109 (侍)申し上げます (諏訪守)何事じゃ 218 00:25:17,109 --> 00:25:19,111 ただいま 柳生烈堂様➡ 219 00:25:19,111 --> 00:25:22,114 火急の趣にて 御老中様方に御意を得たく➡ 220 00:25:22,114 --> 00:25:25,117 参上つかまつりましたとの ことにございます 221 00:25:25,117 --> 00:25:28,120 (阿部)烈堂殿が? 222 00:25:28,120 --> 00:25:30,122 して いずれに 223 00:25:30,122 --> 00:25:33,125 (侍)西廊下 お庭先に お控えなされておられます 224 00:25:33,125 --> 00:25:35,125 お庭先に? 225 00:25:45,137 --> 00:25:49,141 (阿部)柳生殿 火急の用向きとは いかなることかな? 226 00:25:49,141 --> 00:25:55,147 (烈堂)はい 柳生烈堂 即刻 おわびを申し上げ➡ 227 00:25:55,147 --> 00:25:58,083 また 御覧いただきたき物 1品あり➡ 228 00:25:58,083 --> 00:26:03,083 取るものもとりあえず ここに急ぎ 参上つかまつりました 229 00:26:06,091 --> 00:26:10,095 (烈堂) 不肖 烈堂が一子 軍兵衛儀➡ 230 00:26:10,095 --> 00:26:14,099 この度の 公儀介しゃく人の選定にあたり➡ 231 00:26:14,099 --> 00:26:20,105 その立ち合い中において 畏れ多くも 上様に対し奉り➡ 232 00:26:20,105 --> 00:26:24,105 その切っ先を向けたるを きょうくいたし… 233 00:26:27,112 --> 00:26:33,112 (烈堂)このとおり 一子 軍兵衛 と腹いたしてございます 234 00:26:38,123 --> 00:26:43,128 (烈堂)この旨 何とぞ 上様に御奏上くだされたく➡ 235 00:26:43,128 --> 00:26:46,131 伏してお願い申し上げます 236 00:26:46,131 --> 00:26:50,135 相分かった 烈堂殿 さすがは柳生➡ 237 00:26:50,135 --> 00:26:55,140 しかと この阿部が軍兵衛のこと 上様に おとりなし申し上げる 238 00:26:55,140 --> 00:26:59,077 (烈堂)ありがたき幸せ (阿部)しかしながら 烈堂殿➡ 239 00:26:59,077 --> 00:27:02,080 今更 言うても 詮ないことかもしれぬが➡ 240 00:27:02,080 --> 00:27:06,084 何も と腹せずとも 即刻 上様におわび申し上げれば 241 00:27:06,084 --> 00:27:09,087 (烈堂)いいえ 242 00:27:09,087 --> 00:27:12,090 たとえ おわびを お聞き入れくだされ➡ 243 00:27:12,090 --> 00:27:14,092 何の おとがめすら なかったとしても➡ 244 00:27:14,092 --> 00:27:17,095 柳生一門は 武道の士にございますれば➡ 245 00:27:17,095 --> 00:27:22,100 軍兵衛の不始末 必ず このように➡ 246 00:27:22,100 --> 00:27:25,103 しかし 一門の頭領たる この烈堂➡ 247 00:27:25,103 --> 00:27:29,107 軍兵衛の不始末を 重ねて おわび申し上げますとともに➡ 248 00:27:29,107 --> 00:27:34,112 まげて 御老中様方に いまひとつ お願いの儀がございます 249 00:27:34,112 --> 00:27:37,115 (阿部)ほう それは? 250 00:27:37,115 --> 00:27:42,120 (烈堂)この度の立ち合いは 公儀介しゃく人の選定のみならず➡ 251 00:27:42,120 --> 00:27:48,126 柳生新陰流と 水鴎流の剣名 優劣を競う御前試合➡ 252 00:27:48,126 --> 00:27:52,130 しかるに 軍兵衛の不始末によって 拝殿は勝負を捨てられ➡ 253 00:27:52,130 --> 00:27:57,068 真の勝負 決着は いまだ ついてはおりませぬ➡ 254 00:27:57,068 --> 00:28:02,073 従いまして その決着を 何とぞ いま一度 上様の御前にて 255 00:28:02,073 --> 00:28:05,076 (諏訪守)お言葉ながら 柳生殿➡ 256 00:28:05,076 --> 00:28:08,079 明らかに勝負は見えたとする 我らが評定に➡ 257 00:28:08,079 --> 00:28:10,081 誤りがあると申されるのか? 258 00:28:10,081 --> 00:28:12,083 (烈堂)諏訪守様 259 00:28:12,083 --> 00:28:17,088 なるほど 軍兵衛は 上様に切っ先を向け申した 260 00:28:17,088 --> 00:28:19,090 しかし➡ 261 00:28:19,090 --> 00:28:24,095 もし そのように 拝殿が しむけたとしたら どうなされる 262 00:28:24,095 --> 00:28:28,099 (諏訪守)何! (烈堂)立ち合いは五分 技量も五分 263 00:28:28,099 --> 00:28:31,102 それを勝たんとすれば つばぜり合いのうちに➡ 264 00:28:31,102 --> 00:28:33,104 その体勢を上様に向け➡ 265 00:28:33,104 --> 00:28:38,109 窮余の一策をとらんとするも 考えられること 266 00:28:38,109 --> 00:28:42,113 柳生殿! 一門の総帥とも思われぬ その言い訳➡ 267 00:28:42,113 --> 00:28:45,116 ひきょう未練と言われても 致し方ないことだぞ 268 00:28:45,116 --> 00:28:48,119 何がひきょう 何が未練 269 00:28:48,119 --> 00:28:52,119 つかぬ決着を ついたとされることこそ 一門の恥 270 00:28:54,125 --> 00:28:59,064 御老中様 何とぞ この烈堂の衷心よりの願い➡ 271 00:28:59,064 --> 00:29:01,066 お聞き届けくださいませ 272 00:29:01,066 --> 00:29:03,068 (阿部)うむ… 273 00:29:03,068 --> 00:29:09,074 確かに 烈堂殿の言い条 一理なしとは言いきれぬが 274 00:29:09,074 --> 00:29:14,079 御老中! この松平 重ねて柳生殿に伺いたい 275 00:29:14,079 --> 00:29:17,082 烈堂殿は 何故に それほどまでにして➡ 276 00:29:17,082 --> 00:29:22,087 御公儀介しゃく人の要職に 固執される その理由は! 277 00:29:22,087 --> 00:29:29,094 諏訪殿 それこそ 思い過ごしも甚だしいお言葉 278 00:29:29,094 --> 00:29:34,099 この柳生烈堂 何故もって 御公儀介しゃく人のお役目に➡ 279 00:29:34,099 --> 00:29:39,104 固執などいたしましょう 要は部門の決着 280 00:29:39,104 --> 00:29:44,109 それをこそ おつけ願いたいと申しておる➡ 281 00:29:44,109 --> 00:29:49,114 従って たとえ 我らが敗れるとも遺恨はない 282 00:29:49,114 --> 00:29:52,117 むしろ 拝殿は 見事 我ら柳生を打ち破ってこそ➡ 283 00:29:52,117 --> 00:29:54,119 真の介しゃく人と申すもの 284 00:29:54,119 --> 00:30:00,058 御老中 何とぞ この烈堂の願い まげて お取り上げのほどを 285 00:30:00,058 --> 00:30:04,062 たってと申されるなら 言上せぬでもないが➡ 286 00:30:04,062 --> 00:30:06,064 しかし 烈堂殿 287 00:30:06,064 --> 00:30:11,069 軍兵衛亡き後 誰が 拝一刀の相手をする 288 00:30:11,069 --> 00:30:15,073 (烈堂)未熟なれど この老骨が お相手致す 289 00:30:15,073 --> 00:30:17,075 何! 290 00:30:17,075 --> 00:30:23,075 この柳生烈堂 一門に代わって 拝殿と立ち合い申す 291 00:30:32,090 --> 00:30:36,094 松平様 (諏訪守)上様は➡ 292 00:30:36,094 --> 00:30:40,098 いたく 軍兵衛の死に 感じ入られたという話だ➡ 293 00:30:40,098 --> 00:30:44,102 さすが 徳川の礎に恥じぬ 柳生であると➡ 294 00:30:44,102 --> 00:30:47,105 望外な お言葉まで賜ってな 295 00:30:47,105 --> 00:30:50,108 して 立ち合いの儀は? 296 00:30:50,108 --> 00:30:55,113 もちろん それも お許しになられた 297 00:30:55,113 --> 00:30:57,048 それも あしただ 298 00:30:57,048 --> 00:30:59,050 拝 その方 どうしても➡ 299 00:30:59,050 --> 00:31:03,054 あの烈堂と 立ち合わねばならなくなったぞ 300 00:31:03,054 --> 00:31:08,059 拝一刀 覚悟はできております 301 00:31:08,059 --> 00:31:10,061 そうか 302 00:31:10,061 --> 00:31:14,065 しかし それにしても あの烈道め 303 00:31:14,065 --> 00:31:18,069 あのような詭弁を弄して 御老中 阿部様はおろか➡ 304 00:31:18,069 --> 00:31:23,074 上様まで手玉に取り どこまで かん計を巡らすのか 305 00:31:23,074 --> 00:31:27,078 いや それよりも 先ほどの軍兵衛の首➡ 306 00:31:27,078 --> 00:31:32,083 従容として死に就いた 覚悟の様を表していた 307 00:31:32,083 --> 00:31:35,086 介しゃく人の要職を その方に持ち去られ➡ 308 00:31:35,086 --> 00:31:40,091 無念やる方ない 柳生軍兵衛の首とは思われぬ 309 00:31:40,091 --> 00:31:43,094 何故 柳生殿は➡ 310 00:31:43,094 --> 00:31:48,099 それほどまでに この私を… 311 00:31:48,099 --> 00:31:54,099 拝 それには深い訳がある 312 00:32:01,112 --> 00:32:05,116 今は たとえ そちであっても 他言はできぬ 313 00:32:05,116 --> 00:32:09,120 わしは あることを調べておる 314 00:32:09,120 --> 00:32:12,123 それが終わったときに➡ 315 00:32:12,123 --> 00:32:16,127 柳生の陰謀は 白日の下にさらされるのだ 316 00:32:16,127 --> 00:32:19,130 「柳生の陰謀」 うむ 317 00:32:19,130 --> 00:32:21,132 その陰謀を貫くためには どうしても➡ 318 00:32:21,132 --> 00:32:24,135 御公儀介しゃく人の座を 手に入れなくてはならぬ 319 00:32:24,135 --> 00:32:29,135 だからこそ 必ず そちを追い落とそうと謀ってくる 320 00:32:31,142 --> 00:32:34,145 油断するなよ 拝 321 00:32:34,145 --> 00:32:37,148 たとえ あしたの試合に勝ったとしても➡ 322 00:32:37,148 --> 00:32:41,148 決して柳生に 心を許してはならぬ よいな 323 00:33:04,109 --> 00:33:08,113 (烈堂) 《こざかしいぞ 松平諏訪》➡ 324 00:33:08,113 --> 00:33:11,116 《うぬが 若年寄りの座にいるかぎり➡ 325 00:33:11,116 --> 00:33:14,119 我らにとっては 目の上のこぶ》➡ 326 00:33:14,119 --> 00:33:17,122 《フフフ…》➡ 327 00:33:17,122 --> 00:33:20,125 《公儀介しゃく人の地位は➡ 328 00:33:20,125 --> 00:33:24,125 必ずや 柳生の手に落としてみせる》 329 00:33:34,139 --> 00:33:36,139 策は なれり 330 00:33:38,143 --> 00:33:44,143 ハハハ… 331 00:33:49,154 --> 00:33:55,160 (太鼓) 332 00:33:55,160 --> 00:34:02,160 (小六)柳生心陰流 柳生烈堂殿 333 00:34:07,105 --> 00:34:13,105 (小六)水鴎流 拝一刀殿 334 00:34:26,124 --> 00:34:28,124 始め! 335 00:34:51,149 --> 00:35:11,102 ♬~ 336 00:35:11,102 --> 00:35:31,122 ♬~ 337 00:35:31,122 --> 00:35:51,142 ♬~ 338 00:35:51,142 --> 00:36:11,095 ♬~ 339 00:36:11,095 --> 00:36:22,095 ♬~ 340 00:36:44,128 --> 00:36:46,130 うう… 341 00:36:46,130 --> 00:36:50,130 (烈堂)諏訪殿! 許されい 342 00:36:54,138 --> 00:36:56,140 見苦しいぞ 諏訪 343 00:36:56,140 --> 00:36:59,140 はじかれた つえごとき かわせなくて何とする 344 00:37:04,082 --> 00:37:09,082 (将軍)拝一刀 見事であった 345 00:37:16,094 --> 00:37:19,094 柳生も 老いたのう 346 00:37:26,104 --> 00:37:42,120 ♬~ 347 00:37:42,120 --> 00:37:46,124 拝… 無念じゃ 348 00:37:46,124 --> 00:37:51,129 しかし あのつえを かわせなんだは それがしの不覚 349 00:37:51,129 --> 00:37:56,134 だが 烈堂は 明らかに 秘密露見を恐れて➡ 350 00:37:56,134 --> 00:38:01,072 こ… このわしを 諏訪守様 351 00:38:01,072 --> 00:38:06,077 その秘密とは? それは 何事でござりまする 352 00:38:06,077 --> 00:38:09,080 御じょう箱じゃ 353 00:38:09,080 --> 00:38:16,087 あの 六十余州から 日々 幕閣へ集まる御じょう箱じゃ 354 00:38:16,087 --> 00:38:18,087 御じょう箱!? 355 00:38:23,094 --> 00:38:29,100 よいか 拝 その全ての御じょう箱の中に➡ 356 00:38:29,100 --> 00:38:33,104 柳生の秘密が 隠されているために➡ 357 00:38:33,104 --> 00:38:38,109 わしは その全貌を つかむことができなかった 358 00:38:38,109 --> 00:38:45,116 しかし 柳生が あの公用通信たる 御じょう箱を➡ 359 00:38:45,116 --> 00:38:49,120 私事に用いていることに 間違いはない 360 00:38:49,120 --> 00:38:54,125 わしが それを突き止めたればこそ➡ 361 00:38:54,125 --> 00:38:58,062 立ち合いに名を借りて 烈堂めは 362 00:38:58,062 --> 00:39:02,066 諏訪守様 その秘密とは? 363 00:39:02,066 --> 00:39:07,071 何とぞ 私めに いまひと言 364 00:39:07,071 --> 00:39:12,076 あの御じょう箱の中に… 拝… 365 00:39:12,076 --> 00:39:17,081 あの御じょう箱の中… 366 00:39:17,081 --> 00:39:19,081 諏訪守様! 367 00:40:35,092 --> 00:40:37,092 (高山)見ろ 368 00:40:39,096 --> 00:40:42,099 (高山)おお これは 369 00:40:42,099 --> 00:40:45,102 (荒木)道中陣の! (別所)すると 370 00:40:45,102 --> 00:40:48,105 (高山) おお 確かに あの森の向こうに➡ 371 00:40:48,105 --> 00:40:50,107 小屋と 用水池があったはずだぞ 372 00:40:50,107 --> 00:40:55,112 (荒木)そうだ すると やはり これは拝一刀の 373 00:40:55,112 --> 00:40:58,049 間違いない よし 軍兵衛様へ早く 374 00:40:58,049 --> 00:41:00,049 (荒木・高山)おう 375 00:41:19,070 --> 00:41:39,090 ♬~ 376 00:41:39,090 --> 00:41:56,090 ♬~ 377 00:42:11,122 --> 00:42:15,126 しばらくだな 拝一刀 378 00:42:15,126 --> 00:42:19,130 軍兵衛か やはり生きていたのか 379 00:42:19,130 --> 00:42:23,134 フフフ… 380 00:42:23,134 --> 00:42:27,138 そう むざむざと死にはせぬ 381 00:42:27,138 --> 00:42:31,142 お主の命を しとめるまではな 382 00:42:31,142 --> 00:42:37,148 これは 刺客の依頼主を招く 道中陣ではのうて➡ 383 00:42:37,148 --> 00:42:42,153 死に神を招く さいの河原の石だったな 384 00:42:42,153 --> 00:42:48,159 一刀 今日こそ 水鴎流と 柳生新陰流の決着をつけてやる 385 00:42:48,159 --> 00:42:51,162 将軍に やいばを向けたなぞ➡ 386 00:42:51,162 --> 00:42:55,162 愚にもつかぬ言い訳は もはや この場では通らんぞ 387 00:43:01,105 --> 00:43:04,108 あの御前試合のときでさえ➡ 388 00:43:04,108 --> 00:43:06,110 俺は うぬを 完膚なきまでに打ち破った 389 00:43:06,110 --> 00:43:11,115 にもかかわらず あのとき 俺は 貴様に負けたとされたのだ 390 00:43:11,115 --> 00:43:17,121 そうだったな 遠い昔のことだ 391 00:43:17,121 --> 00:43:20,124 一刀 聞けば 1殺 500両の大金で➡ 392 00:43:20,124 --> 00:43:23,127 刺客を 引き受けているというではないか 393 00:43:23,127 --> 00:43:27,131 俺はな 公儀のため 徳川家のため この剣を振るってきた 394 00:43:27,131 --> 00:43:31,135 これは 正義のための剣なのだ 貴様の剣は 金のため➡ 395 00:43:31,135 --> 00:43:34,138 せいぜい 私怨のためだけの剣ではないか 396 00:43:34,138 --> 00:43:38,142 私怨か そのとおりだ 軍兵衛 397 00:43:38,142 --> 00:43:40,144 しかし その私事の恨みが➡ 398 00:43:40,144 --> 00:43:46,150 おのれの言う 正義よりも どれほど根強く 恐ろしいか➡ 399 00:43:46,150 --> 00:43:51,155 俺は 柳生に見せてやる ほざくな 一刀 400 00:43:51,155 --> 00:43:56,160 既に 公儀介しゃく人の地位は 柳生が この手に握ってきた 401 00:43:56,160 --> 00:43:59,096 ここで うぬを斬れば 全ては終わり➡ 402 00:43:59,096 --> 00:44:02,099 柳生の地位は 不動のものになっていく 403 00:44:02,099 --> 00:44:04,099 来い 一刀 404 00:45:12,102 --> 00:45:32,122 ♬~ 405 00:45:32,122 --> 00:45:52,142 ♬~ 406 00:45:52,142 --> 00:46:06,142 ♬~ 407 00:46:08,092 --> 00:46:11,092 うっ… あっ… 408 00:46:18,102 --> 00:46:23,107 一刀 初太刀を投げるとは 409 00:46:23,107 --> 00:46:28,112 初太刀を… アハハ… 410 00:46:28,112 --> 00:46:33,112 一刀 もう 貴様の手に剣はないぞ 411 00:46:49,133 --> 00:47:09,086 ♬~ 412 00:47:09,086 --> 00:47:20,097 ♬~ 413 00:47:20,097 --> 00:47:23,100 おのれ 一刀! 414 00:47:23,100 --> 00:47:29,100 必ず いつか おのれの命を この烈堂が 申し受ける! 415 00:47:39,116 --> 00:47:44,121 <暗殺剣 柳生軍兵衛を 初太刀で倒した 拝一刀> 416 00:47:44,121 --> 00:47:49,126 <怨念の激しさを 柳生一族に たたきつけた 子連れ狼> 417 00:47:49,126 --> 00:47:53,130 <しかもなお 2人の行く手には 柳生の陰謀が➡ 418 00:47:53,130 --> 00:47:59,130 この日の雨のごとく 冷たい炎となって待ち構えている>