1 00:02:11,090 --> 00:02:31,110 ♬~ 2 00:02:31,110 --> 00:02:51,130 ♬~ 3 00:02:51,130 --> 00:03:11,084 ♬~ 4 00:03:11,084 --> 00:03:31,104 ♬~ 5 00:03:31,104 --> 00:03:41,104 ♬~ 6 00:03:52,125 --> 00:03:55,128 (藩主) 何? 子供を連れた刺客だと? 7 00:03:55,128 --> 00:04:02,068 (内膳)人呼んで 子連れ狼 元 公儀介しゃく人 拝一刀と➡ 8 00:04:02,068 --> 00:04:05,071 一子 大五郎にございます➡ 9 00:04:05,071 --> 00:04:08,074 依頼された仕事は 必ず やり遂げ➡ 10 00:04:08,074 --> 00:04:12,078 後日 証拠となるものは 一切 残しませぬ➡ 11 00:04:12,078 --> 00:04:15,081 それがし やっとのことで 手づるをつかみ➡ 12 00:04:15,081 --> 00:04:18,084 連絡を取ることができました 13 00:04:18,084 --> 00:04:23,089 (藩主)城代家老の その方が じきじきに刺客を雇うと申すのか 14 00:04:23,089 --> 00:04:29,095 (内膳)他に 手だてはございませぬ 殿… 何とぞ この内膳に お任せを 15 00:04:29,095 --> 00:04:34,100 (藩主)よし 谷村 3万5, 000石の命運➡ 16 00:04:34,100 --> 00:04:38,104 その方と子連れ狼の手に委ねる➡ 17 00:04:38,104 --> 00:04:44,104 子連れ狼 その不敵な呼び名 気に入った 18 00:04:47,113 --> 00:04:49,113 (大五郎)あっ! 19 00:05:04,063 --> 00:05:08,067 <信濃 高島 谷村藩> 20 00:05:08,067 --> 00:05:11,070 <領地の大部分は ががたる岩山に覆われ➡ 21 00:05:11,070 --> 00:05:15,074 3万5, 000石は 名のみの貧乏藩である> 22 00:05:15,074 --> 00:05:18,077 <しかし 財政は 堅実に維持され➡ 23 00:05:18,077 --> 00:05:23,082 領民は 重税にあえぐこともなく 平安な日々を送っていた> 24 00:05:23,082 --> 00:05:26,085 <その裏には 城代家老を中心とする➡ 25 00:05:26,085 --> 00:05:31,085 藩政担当者の なみなみならぬ 苦心が潜んでいたのである> 26 00:05:37,096 --> 00:05:40,099 (井上)何者だ (朽木)雲山 天山 27 00:05:40,099 --> 00:05:44,103 (天山・雲山)はっ (朽木)やれ ただし1人は泳がせろ 28 00:05:44,103 --> 00:06:04,056 ♬~ 29 00:06:04,056 --> 00:06:21,073 ♬~ 30 00:06:21,073 --> 00:06:26,078 (内膳)それがし 当 谷村藩 城代家老 加戸内膳 31 00:06:26,078 --> 00:06:33,085 3万5, 000石の 命運懸けて 貴殿に依頼したき儀とは➡ 32 00:06:33,085 --> 00:06:37,089 隣接する天領の代官 若井半兵衛➡ 33 00:06:37,089 --> 00:06:43,095 いや 既に罷免され 江戸に送らるる身の上だが➡ 34 00:06:43,095 --> 00:06:47,099 この人物を 斬っていただきたい (一刀)理由は? 35 00:06:47,099 --> 00:06:53,105 当藩が 岩山ばかりの 貧乏藩にもかかわらず➡ 36 00:06:53,105 --> 00:06:56,108 領民を 重税にあえがせることもなく➡ 37 00:06:56,108 --> 00:07:01,047 どうにか 堅実な財政を維持してきたこと➡ 38 00:07:01,047 --> 00:07:04,050 御存じか? 39 00:07:04,050 --> 00:07:07,053 その秘密を明かそう 40 00:07:07,053 --> 00:07:10,056 隠し金山でござる 41 00:07:10,056 --> 00:07:14,060 金鉱は 公儀に届け出るのが定め 42 00:07:14,060 --> 00:07:19,065 それを この5年間 隠し通すことができたのは➡ 43 00:07:19,065 --> 00:07:25,071 隣接の代官 若井半兵衛殿が 我が藩の窮状を理解され➡ 44 00:07:25,071 --> 00:07:29,075 見ぬふりをしてくれた おかげでござった 45 00:07:29,075 --> 00:07:34,080 ところが 最近 公儀も 何か嗅ぎつけたもようでのう 46 00:07:34,080 --> 00:07:39,085 若井殿は 罷免の上 江戸へ引き立てられ➡ 47 00:07:39,085 --> 00:07:43,089 厳重に 取り調べられることと相なった 48 00:07:43,089 --> 00:07:47,093 その口から 隠し金山のことが漏れれば➡ 49 00:07:47,093 --> 00:07:52,098 谷村藩 取り潰しは必定 さよう 50 00:07:52,098 --> 00:07:58,037 藩と領民の安泰のため 何とぞ 貴殿のお力をもって➡ 51 00:07:58,037 --> 00:08:02,041 若井殿の口を 封じていただきたく➡ 52 00:08:02,041 --> 00:08:07,041 刺客依頼の 500両 これに 53 00:08:14,053 --> 00:08:16,053 何か? 54 00:08:22,061 --> 00:08:24,061 (戸波)おっ? 55 00:08:30,069 --> 00:08:34,069 井上 いかがいたした しっかりいたせ! 56 00:08:36,075 --> 00:08:38,075 (戸波)しっかりいたせ 57 00:08:40,079 --> 00:08:46,085 (内膳)しっかりせい 井上 若井殿の模様は? 58 00:08:46,085 --> 00:08:51,090 (井上)明朝 江戸へ向けて➡ 59 00:08:51,090 --> 00:08:53,092 代官所を出発 60 00:08:53,092 --> 00:08:57,029 (内膳)して 道筋は? 61 00:08:57,029 --> 00:09:03,035 (井上)下諏訪を抜けて 甲州街道へ 62 00:09:03,035 --> 00:09:05,037 (内膳)よく調べた 63 00:09:05,037 --> 00:09:10,042 だが お主と同行した藩士たちは? 64 00:09:10,042 --> 00:09:15,047 (井上)異形の者たちに 不… 不意をつかれて➡ 65 00:09:15,047 --> 00:09:19,051 全員 斬り死にを 66 00:09:19,051 --> 00:09:21,051 「異形の者たち」とは? 67 00:09:23,055 --> 00:09:25,057 (井上)高野かさをかぶり➡ 68 00:09:25,057 --> 00:09:30,057 「山」と染め抜いた 頭布を… 69 00:09:33,065 --> 00:09:38,070 (戸波)井上 井上! (内膳)井上 しっかりせい 70 00:09:38,070 --> 00:09:40,072 どこへ行かれる 71 00:09:40,072 --> 00:09:43,075 この男の血をしるべに 追っ手が 72 00:09:43,075 --> 00:09:45,077 (内膳)うーむ なんと 73 00:09:45,077 --> 00:09:51,083 拙者との接触 人に知られては まずかろう 74 00:09:51,083 --> 00:09:53,085 顔を出されるな 75 00:09:53,085 --> 00:10:13,039 ♬~ 76 00:10:13,039 --> 00:10:18,044 ♬~ 77 00:10:18,044 --> 00:10:22,048 一刀 覚えているか? 78 00:10:22,048 --> 00:10:24,050 朽木十内 79 00:10:24,050 --> 00:10:29,055 (朽木)そうだ お主が 公儀介しゃく人をしていた間➡ 80 00:10:29,055 --> 00:10:33,059 幾たびか 剣の手合わせもした十内だ➡ 81 00:10:33,059 --> 00:10:37,063 お主が 今 刺客の道を 歩んでいることは知っている 82 00:10:37,063 --> 00:10:42,068 舟の中の依頼人 何者だ 83 00:10:42,068 --> 00:10:44,070 依頼人などおらぬ 84 00:10:44,070 --> 00:10:48,074 舟の中は わし一人だ 85 00:10:48,074 --> 00:10:50,076 (朽木)あらためい (山目付けたち)はっ 86 00:10:50,076 --> 00:11:09,028 ♬~ 87 00:11:09,028 --> 00:11:11,028 ♬~ 88 00:11:15,034 --> 00:11:19,034 もう よいであろう 誰か 代わってくれぬか 89 00:11:26,045 --> 00:11:28,047 (内膳)朽木十内とは? 90 00:11:28,047 --> 00:11:31,050 公儀山目付け支配頭 91 00:11:31,050 --> 00:11:33,052 山目付けといえば➡ 92 00:11:33,052 --> 00:11:38,057 諸国の山々を監視する 特別加役の隠し目付け 93 00:11:38,057 --> 00:11:41,060 恐るべき手だれの集まり 94 00:11:41,060 --> 00:11:43,062 特に 朽木十内は➡ 95 00:11:43,062 --> 00:11:49,068 一伝流抜刀術 直参中屈指の刺客 96 00:11:49,068 --> 00:11:53,072 そのような連中を 繰り込んでくるとは 97 00:11:53,072 --> 00:11:58,077 公儀は 若井殿の護送に よほど本腰を 98 00:11:58,077 --> 00:12:02,081 さよう 山忍びの術にたけた あの連中を相手に➡ 99 00:12:02,081 --> 00:12:08,087 護送の囚人を襲うのは まさに 至難の業 100 00:12:08,087 --> 00:12:13,092 では 拝殿 貴殿は この依頼 101 00:12:13,092 --> 00:12:16,095 3万5, 000石の命運➡ 102 00:12:16,095 --> 00:12:21,100 一介の浪人に託すという 藩主の決断 103 00:12:21,100 --> 00:12:23,100 お引き受け申す 104 00:12:43,122 --> 00:12:55,134 ♬~ 105 00:12:55,134 --> 00:12:58,070 (志津) 父上 びくなど提げて どちらへ 106 00:12:58,070 --> 00:13:02,074 (内膳) 釣りに決まってるではないか 107 00:13:02,074 --> 00:13:06,074 お前こそ なぜ いちいち わしの行き先を詮索するのだ 108 00:13:15,087 --> 00:13:20,092 (内膳)志津 また若井殿のことを 109 00:13:20,092 --> 00:13:24,096 江戸に送られて お調べを受ける夫の身の上➡ 110 00:13:24,096 --> 00:13:26,098 思わずにはいられましょうか 111 00:13:26,098 --> 00:13:30,102 若井殿は もう 夫ではあるまい 112 00:13:30,102 --> 00:13:35,107 父上 若井が 私を離別して 実家へ戻したのは➡ 113 00:13:35,107 --> 00:13:39,111 谷村藩に 累を及ぼすまいとの心遣い 114 00:13:39,111 --> 00:13:43,115 父上や 私を大事と 思ってくれればこそでございます 115 00:13:43,115 --> 00:13:47,119 (内膳)ならば その厚意 ありがたく受けておこう 116 00:13:47,119 --> 00:13:52,124 (志津)父上 5年前に 私が 若井に嫁いだときのお言葉➡ 117 00:13:52,124 --> 00:13:54,124 お忘れでございますか? 118 00:13:56,128 --> 00:14:00,065 (志津)若井殿は 花も実もある あっぱれな武士 119 00:14:00,065 --> 00:14:04,069 どこまでも ついていけよ そう おっしゃったではありませんか➡ 120 00:14:04,069 --> 00:14:08,073 あれは うわべだけの 空言だったのですか? 121 00:14:08,073 --> 00:14:13,078 父上の目的は 隠し金山に気付いた 若井の口を封じること 122 00:14:13,078 --> 00:14:15,080 それ以外には なかったのですか? 123 00:14:15,080 --> 00:14:17,082 (内膳)そうではない 124 00:14:17,082 --> 00:14:20,085 若井殿は 妻女のえにしで➡ 125 00:14:20,085 --> 00:14:24,085 職責を 怠るような人物ではあるまい 126 00:14:29,094 --> 00:14:36,101 若井殿が 隠し金山に気付きながら あえて 口を閉ざしてくれたのは➡ 127 00:14:36,101 --> 00:14:42,107 それが 谷村藩の領民を 救っていると信じていればこそ 128 00:14:42,107 --> 00:14:46,111 公儀代官には 珍しい器量のお人だ 129 00:14:46,111 --> 00:14:50,111 その若井を なぜ 葬ろうとなさいます 130 00:14:54,119 --> 00:14:59,058 刺客を雇って 若井の命を絶とうとの御相談 131 00:14:59,058 --> 00:15:01,060 私 聞いてしまいました 132 00:15:01,060 --> 00:15:03,062 (内膳)志津 133 00:15:03,062 --> 00:15:07,066 父上は 若井を お信じになれないのですか? 134 00:15:07,066 --> 00:15:12,071 あれだけの器量のお人が 御公儀のお調べで 口を割るとでも 135 00:15:12,071 --> 00:15:17,076 そうは思わぬ だが 万一ということも 136 00:15:17,076 --> 00:15:19,078 (志津)万一? 137 00:15:19,078 --> 00:15:23,082 (内膳)公儀の調べは しゅん烈 極まるものだろう 138 00:15:23,082 --> 00:15:28,087 その筋の玄人が 秘術を尽くして責め抜けば 139 00:15:28,087 --> 00:15:31,090 (志津)言いませぬ 若井は 決して言いませぬ 140 00:15:31,090 --> 00:15:37,090 万に一つ その一つで 谷村藩の命運が絶たれる 141 00:15:40,099 --> 00:15:45,104 (内膳)その恐れがある以上 若井殿を江戸に送ることはできぬ 142 00:15:45,104 --> 00:15:49,104 何としても 何としてもだ 143 00:15:52,111 --> 00:15:55,114 (戸波)御城代 お玄関に 先刻の山目付けが 144 00:15:55,114 --> 00:15:57,114 (内膳)何? 145 00:16:02,054 --> 00:16:07,059 それがしが 当藩 城代家老 加戸内膳でござる 146 00:16:07,059 --> 00:16:14,066 公儀山目付け支配頭 朽木十内 お見知りおきを 147 00:16:14,066 --> 00:16:16,068 (内膳)げせませんのう 148 00:16:16,068 --> 00:16:20,072 公儀の方々が 何故に この谷村藩へ 149 00:16:20,072 --> 00:16:25,077 (朽木) 隣接天領の代官 若井半兵衛を➡ 150 00:16:25,077 --> 00:16:28,080 江戸に引き立てるためでござる 151 00:16:28,080 --> 00:16:33,085 (内膳)なるほど しかし 当藩とは 何の関わりもござるまい 152 00:16:33,085 --> 00:16:38,090 (朽木)何の関わりもないと 言い切れますかな? 153 00:16:38,090 --> 00:16:43,095 御当家の御息女は 若井半兵衛に嫁がれ➡ 154 00:16:43,095 --> 00:16:46,098 当年 5歳の男の子まで 155 00:16:46,098 --> 00:16:50,102 (内膳)それは あくまで私事 156 00:16:50,102 --> 00:16:54,106 しかも 娘 志津は 若井殿に離別を申し渡され➡ 157 00:16:54,106 --> 00:16:58,043 みつき前より 当家に戻っております 158 00:16:58,043 --> 00:17:01,046 (朽木) 志津殿は 実家に戻られても➡ 159 00:17:01,046 --> 00:17:06,051 一子 小太郎殿は 若井家の嫡男 160 00:17:06,051 --> 00:17:12,057 それ故 親子ともども 江戸に送ることになり申した 161 00:17:12,057 --> 00:17:15,060 (内膳) ふびんなれど やむをえますまい 162 00:17:15,060 --> 00:17:18,063 小太郎も もう 当家とは縁なき子 163 00:17:18,063 --> 00:17:21,066 (朽木) 縁なき子を なぜ かくまわれる 164 00:17:21,066 --> 00:17:24,069 (内膳)かくまう? ばかな 165 00:17:24,069 --> 00:17:27,072 (朽木)覚えはないと言われるか 166 00:17:27,072 --> 00:17:30,075 (内膳)ない 御公儀 とが人の子をかくまって➡ 167 00:17:30,075 --> 00:17:32,077 藩に累を及ぼす 168 00:17:32,077 --> 00:17:36,081 いやしくも 城代家老の加戸内膳➡ 169 00:17:36,081 --> 00:17:39,084 そのような愚を あえて犯すはずはござるまい 170 00:17:39,084 --> 00:17:44,089 (朽木)しかし 母御の気持ちは また別でござろう? 171 00:17:44,089 --> 00:17:46,091 (内膳)志津の? 172 00:17:46,091 --> 00:17:51,096 (朽木)小太郎殿は 幼少のことゆえ ろうにも入れず➡ 173 00:17:51,096 --> 00:17:56,101 代官所の中を 自由に遊ばせておいたところ 174 00:17:56,101 --> 00:17:59,037 (内膳)逃げたのか? (朽木)この谷村領に向かって➡ 175 00:17:59,037 --> 00:18:06,044 いっさんに走る姿を 何人もの百姓が目撃した由 176 00:18:06,044 --> 00:18:09,047 (内膳)志津 志津! 177 00:18:09,047 --> 00:18:11,049 (内膳)志津! (志津)父上! 178 00:18:11,049 --> 00:18:15,053 (内膳) 小太郎を この方々に引き渡すぞ 179 00:18:15,053 --> 00:18:17,055 行かせません! 小太郎は 私の子供です 180 00:18:17,055 --> 00:18:21,059 (内膳)いや 半兵衛殿もな 既に覚悟はしておられよう➡ 181 00:18:21,059 --> 00:18:25,063 小太郎は 幼くとも若井殿の嫡男 182 00:18:25,063 --> 00:18:30,068 なっ 行ってくれ じいの頼みを聞いてくれ 183 00:18:30,068 --> 00:18:33,071 (小太郎)じい様 嫌だ! 184 00:18:33,071 --> 00:18:36,074 小太郎を引き渡した以上➡ 185 00:18:36,074 --> 00:18:40,078 この件についての とがめはござるまい 186 00:18:40,078 --> 00:18:45,083 ただし この先 いらざる手出しなどをすると 187 00:18:45,083 --> 00:18:47,085 (内膳)手出しとは? 188 00:18:47,085 --> 00:18:52,090 (朽木)例えば 刺客を雇って 若井の口を封ずるなど 189 00:18:52,090 --> 00:18:57,029 当藩に そのようなことをする いわれはござらぬ 190 00:18:57,029 --> 00:19:02,034 さようか だが 当方には➡ 191 00:19:02,034 --> 00:19:07,034 小太郎がおることを しかと覚えておかれよ 192 00:19:09,041 --> 00:19:11,043 (志津)小太郎! (内膳)行くな 志津 193 00:19:11,043 --> 00:19:15,047 藩のためだ 諦めてくれ 194 00:19:15,047 --> 00:19:18,050 小太郎 195 00:19:18,050 --> 00:19:35,067 ♬~ 196 00:19:35,067 --> 00:19:37,067 ≪(小太郎)父上! 197 00:19:39,071 --> 00:19:42,074 (小太郎)父上! (役人)さあ ほれ 198 00:19:42,074 --> 00:19:45,077 (若井)小太郎 小太郎! 199 00:19:45,077 --> 00:19:47,077 (小太郎)父上! 200 00:19:49,081 --> 00:19:52,084 (朽木) やはり 母親の元に走っていた 201 00:19:52,084 --> 00:19:58,084 おかげで それがしは 谷村藩の手応えを確かめたがのう 202 00:20:00,025 --> 00:20:02,027 そのために わざと小太郎を泳がせたのか 203 00:20:02,027 --> 00:20:05,030 (朽木)離別とは形のみ 204 00:20:05,030 --> 00:20:12,030 そこもとと妻女の間は 今なお 固い絆で結ばれているとみた 205 00:20:14,039 --> 00:20:21,046 (朽木)その絆で 谷村藩の秘密 あくまでも隠し通すつもりか? 206 00:20:21,046 --> 00:20:24,049 秘密とは (朽木)とぼけるな➡ 207 00:20:24,049 --> 00:20:28,053 山ばかりの貧乏藩で 年貢も上げず➡ 208 00:20:28,053 --> 00:20:33,058 堅実な財政を維持している そのいわれだ 209 00:20:33,058 --> 00:20:37,062 それは 城代家老 加戸内膳殿の 手腕でござろう 210 00:20:37,062 --> 00:20:41,066 (朽木)フフフ… そのような たわ言で➡ 211 00:20:41,066 --> 00:20:46,071 目付け筋を ごまかせるとでも思うのか 212 00:20:46,071 --> 00:20:49,074 そこもとらの拷問が どれほど過酷なものであるか➡ 213 00:20:49,074 --> 00:20:51,076 よく存じている➡ 214 00:20:51,076 --> 00:20:53,078 しかし 拙者の口から➡ 215 00:20:53,078 --> 00:20:58,016 谷村藩 取り潰しの口実を 引き出すことは 決してできまい 216 00:20:58,016 --> 00:21:01,019 拷問が この子に及んでもか? 217 00:21:01,019 --> 00:21:06,024 (若井)小太郎! そんなつもりで江戸へ! 218 00:21:06,024 --> 00:21:09,027 (朽木)おのが身に受ける 責め苦は耐え抜いても➡ 219 00:21:09,027 --> 00:21:13,031 子責めの苦痛に打ち勝った親は かってない 220 00:21:13,031 --> 00:21:17,035 (若井)卑劣な (朽木)それが 我らの役目よ➡ 221 00:21:17,035 --> 00:21:22,035 江戸到着までの間に よく考えておくがよい 222 00:21:33,051 --> 00:21:37,051 父上! 父上! 223 00:21:39,057 --> 00:21:41,057 小太郎 224 00:21:47,065 --> 00:21:51,069 (雲山)若井半兵衛 かなり ろうばいしておりましたな 225 00:21:51,069 --> 00:21:57,075 (朽木)これで 必ず吐く 後は 拝一刀対策だ 226 00:21:57,075 --> 00:22:01,079 (天山)下諏訪から甲州街道へ 入る辺りが 注意を要しましょう 227 00:22:01,079 --> 00:22:04,082 (朽木)誰しも そう思う 228 00:22:04,082 --> 00:22:09,087 だが 人の思う所に現れる 一刀ではない 229 00:22:09,087 --> 00:22:11,089 (雲山)では どこに 230 00:22:11,089 --> 00:22:13,091 (朽木)まず ここだ 231 00:22:13,091 --> 00:22:15,093 (天山)ここに? (朽木)この代官所だ 232 00:22:15,093 --> 00:22:21,099 (雲山)まさか ろう内の若井を 斬ることなど 到底 不可能です 233 00:22:21,099 --> 00:22:23,101 (天山)ろう屋は おろか➡ 234 00:22:23,101 --> 00:22:26,104 厳重に門を閉ざした この代官所の中に➡ 235 00:22:26,104 --> 00:22:28,106 一歩も踏み込めるはずは ありません 236 00:22:28,106 --> 00:22:32,110 不可能を可能にするのが一刀 237 00:22:32,110 --> 00:22:39,117 子連れ狼め 既に この辺りに潜んでおるやもしれぬ 238 00:22:39,117 --> 00:22:42,120 見回りを出せ お主ら 2人は この中庭➡ 239 00:22:42,120 --> 00:22:47,120 ろうの入り口を固めて動くな (天山・雲山)はっ 240 00:22:50,128 --> 00:22:53,131 (天山)一刀を捜せ! 二手に分かれろ 行け 241 00:22:53,131 --> 00:22:55,133 (山目付けたち)はっ 242 00:22:55,133 --> 00:23:12,083 ♬~ 243 00:23:12,083 --> 00:23:15,083 (山目付け) あの わっぱは 子連れ狼の 244 00:23:18,089 --> 00:23:21,089 (山目付け)わっぱ おやじはどこだ 245 00:23:24,095 --> 00:23:26,095 (山目付け)うん? 246 00:24:26,091 --> 00:24:30,091 大五郎 しばしの辛抱ぞ 247 00:24:42,107 --> 00:25:02,060 ♬~ 248 00:25:02,060 --> 00:25:22,080 ♬~ 249 00:25:22,080 --> 00:25:33,091 ♬~ 250 00:25:33,091 --> 00:25:36,094 (雲山)おい 251 00:25:36,094 --> 00:25:39,097 はかまに血が付いているぞ 252 00:25:39,097 --> 00:25:41,099 先ほど 犬を斬った 253 00:25:41,099 --> 00:25:43,099 (雲山)犬か 254 00:25:45,103 --> 00:25:47,105 (天山)待て 255 00:25:47,105 --> 00:25:50,108 (天山)その刀は 胴太貫!➡ 256 00:25:50,108 --> 00:25:53,108 拝一刀だ! 出合え! 257 00:26:11,062 --> 00:26:13,062 (雲山)ううっ 258 00:26:31,082 --> 00:26:35,082 刺客 子連れ狼 259 00:26:39,090 --> 00:26:43,090 ≪(朽木)一刀 これを見ろ 260 00:26:47,098 --> 00:26:53,104 (朽木)お主が 若井を斬れば この子の命もないぞ 261 00:26:53,104 --> 00:26:56,104 その子は? (若井)それがしの一子 小太郎 262 00:26:58,043 --> 00:27:00,045 斬れるか? 一刀 263 00:27:00,045 --> 00:27:05,050 猟師も 子連れの獲物は 撃たぬというぞ➡ 264 00:27:05,050 --> 00:27:08,053 まして お主は 子連れ狼 265 00:27:08,053 --> 00:27:11,056 おのが身の上に照らして 斬れまい 266 00:27:11,056 --> 00:27:15,056 一刀 いかに 267 00:27:18,063 --> 00:27:20,065 子かせか 268 00:27:20,065 --> 00:27:26,071 朽木十内 貴様らしい手だ 269 00:27:26,071 --> 00:27:28,071 (朽木)俺の役目よ 270 00:27:31,076 --> 00:27:33,078 (朽木)お主も知るとおり➡ 271 00:27:33,078 --> 00:27:38,083 俺は 役目のためとあれば 大人と子供の区別はつけぬ 272 00:27:38,083 --> 00:27:42,087 そこが お主たちと違うところよ 273 00:27:42,087 --> 00:28:01,039 ♬~ 274 00:28:01,039 --> 00:28:03,041 (朽木)手向かうな!➡ 275 00:28:03,041 --> 00:28:09,041 これ以上 人数を減らされては 若井の護送が手薄となる 276 00:28:15,053 --> 00:28:17,053 父上! 277 00:29:13,044 --> 00:29:15,044 ちゃん 食べろ 278 00:29:24,055 --> 00:29:26,057 子連れ狼 279 00:29:26,057 --> 00:29:30,061 子故に 刺客の約定をたがえたか 280 00:29:30,061 --> 00:29:32,063 代官所に斬り込みながら➡ 281 00:29:32,063 --> 00:29:37,068 土壇場で 刀を引いたこと 聞き及んだぞ 282 00:29:37,068 --> 00:29:43,074 若井半兵衛に子供がいること 聞いていなかった 283 00:29:43,074 --> 00:29:47,078 その子の母親が あなたの娘だということもな 284 00:29:47,078 --> 00:29:52,078 それは 私事 刺客の依頼に関わりはない 285 00:29:54,085 --> 00:29:59,085 あなたは 孫が斬られてもよいのか? 286 00:30:02,026 --> 00:30:04,028 (志津)よいはずありません➡ 287 00:30:04,028 --> 00:30:07,031 たとえ 父上は よいと言われても 私は 決して 288 00:30:07,031 --> 00:30:10,034 志津 つけてきたのか 289 00:30:10,034 --> 00:30:13,037 小太郎の母でございます 290 00:30:13,037 --> 00:30:16,040 あの子故に 刀を引いてくださったこと➡ 291 00:30:16,040 --> 00:30:19,043 心より お礼を申し上げます➡ 292 00:30:19,043 --> 00:30:23,047 若井の命を絶つ御依頼 どうぞ なかったことに 293 00:30:23,047 --> 00:30:27,051 何を言う! 公儀はな 小太郎を責め道具にして➡ 294 00:30:27,051 --> 00:30:32,056 若井殿に 口を割らそうと たくらんでいるに相違ない 295 00:30:32,056 --> 00:30:36,060 藩の秘密が漏れるおそれは 一段と強まったのだぞ 296 00:30:36,060 --> 00:30:40,064 (志津)でも 若井を斬れば 小太郎も斬られます 297 00:30:40,064 --> 00:30:43,067 父上は なぜ 夫を救おうとはなさいませぬ 298 00:30:43,067 --> 00:30:47,071 (内膳)公儀 隠し目付けの手から 救い出せると思うか? 299 00:30:47,071 --> 00:30:49,073 拝様のお力なら 300 00:30:49,073 --> 00:30:54,078 (内膳)たとえ できたとしても どこまでも追われるは必定 301 00:30:54,078 --> 00:30:59,017 (志津)どこまでも逃れます 何とぞ お力添えを 302 00:30:59,017 --> 00:31:03,021 拙者は 引き受けた仕事 変更はせぬ 303 00:31:03,021 --> 00:31:06,024 (志津)では あくまでも 若井を? 304 00:31:06,024 --> 00:31:08,024 斬る 305 00:31:15,033 --> 00:31:18,033 (志津)斬らせません 決して 斬らせません! 306 00:31:20,038 --> 00:31:26,044 拝殿 今の ひと言を聞いて安心いたした 307 00:31:26,044 --> 00:31:28,044 信じて 待つ 308 00:31:34,052 --> 00:31:39,057 ひい ふう みい よう いつ むう 309 00:31:39,057 --> 00:31:42,057 なな この とお 310 00:31:54,072 --> 00:32:14,092 ♬~ 311 00:32:14,092 --> 00:32:17,095 ♬~ 312 00:32:17,095 --> 00:32:19,097 お離し! (手下)そうはいかねえ 313 00:32:19,097 --> 00:32:21,099 役人も近寄らねえ この山に どうしてやって来た! 314 00:32:21,099 --> 00:32:24,102 山越えの旅人はな 下の宿場で組をつくって➡ 315 00:32:24,102 --> 00:32:28,106 用心棒付きで やって来るんだ 316 00:32:28,106 --> 00:32:30,108 もっとも どんな用心棒が来たって同じこと 317 00:32:30,108 --> 00:32:33,111 こっちには 甲源流 免許皆伝の… 318 00:32:33,111 --> 00:32:36,114 (志津)その 黒川主水様に会いに来たのです 319 00:32:36,114 --> 00:32:39,117 (手下)何 お頭に!? (志津)案内してください 320 00:32:39,117 --> 00:32:59,070 ♬~ 321 00:32:59,070 --> 00:33:15,086 ♬~ 322 00:33:15,086 --> 00:33:17,088 (手下)野郎! 323 00:33:17,088 --> 00:33:37,108 ♬~ 324 00:33:37,108 --> 00:33:47,118 ♬~ 325 00:33:47,118 --> 00:33:49,118 (黒川)志津殿 326 00:34:05,069 --> 00:34:08,072 若井半兵衛を救えというのか 327 00:34:08,072 --> 00:34:10,074 俺から そなたを奪った男を 328 00:34:10,074 --> 00:34:12,076 (志津)お願いでございます 329 00:34:12,076 --> 00:34:15,079 このような お頼み あなた様の他には 330 00:34:15,079 --> 00:34:19,083 (黒川) 断る… 俺はな そなた故に➡ 331 00:34:19,083 --> 00:34:24,088 谷村藩 350石の禄を捨てて この山に身をうずめたのだ➡ 332 00:34:24,088 --> 00:34:29,088 俺と そなたとの約束は 幼なじみの たわ言にすぎなかった 333 00:34:31,095 --> 00:34:33,097 今更 繰り言を並べるつもりはない 334 00:34:33,097 --> 00:34:38,102 だがな かっての恋敵のために➡ 335 00:34:38,102 --> 00:34:42,106 危ない橋を渡るほど お人よしではないのだ 336 00:34:42,106 --> 00:34:45,109 若井と 小太郎を救ってくだされば➡ 337 00:34:45,109 --> 00:34:50,114 私 ここで一生あなたと暮らします (黒川)何? 338 00:34:50,114 --> 00:34:54,118 (志津) 若井は 私に去り状をくれました 339 00:34:54,118 --> 00:34:56,120 良い方を見つけて めおとになれと 340 00:34:56,120 --> 00:34:59,120 (黒川) 俺と めおとになるというのか? 341 00:35:01,058 --> 00:35:06,063 (黒川)そなたが 野盗の俺と? フッ ばかな 342 00:35:06,063 --> 00:35:09,066 信じてはいただけませぬか (黒川)信じられるはずがない 343 00:35:09,066 --> 00:35:12,069 では 証しを 344 00:35:12,069 --> 00:35:14,069 証し? 345 00:35:33,090 --> 00:35:37,094 (朽木)大目付け筋よりの 問い合わせがあった➡ 346 00:35:37,094 --> 00:35:44,101 谷村藩 3万5, 000石の秘密 早馬で知らせよとのことだ 347 00:35:44,101 --> 00:35:48,105 (若井)知らぬ➡ 348 00:35:48,105 --> 00:35:51,108 谷村藩の秘密など それがし 一向に 349 00:35:51,108 --> 00:35:58,049 (朽木)お主の子を 明日から 水も 食べ物も与えずにおけば? 350 00:35:58,049 --> 00:36:01,052 もつかな? 江戸まで 351 00:36:01,052 --> 00:36:04,052 (若井)おのれ! そのような 352 00:36:06,057 --> 00:36:13,064 お主を 江戸に護送することだけが 拙者の目的ではない 353 00:36:13,064 --> 00:36:18,069 その間に 口を割らせることもだ➡ 354 00:36:18,069 --> 00:36:21,072 フフフ… 355 00:36:21,072 --> 00:36:41,092 ♬~ 356 00:36:41,092 --> 00:36:55,106 ♬~ 357 00:36:55,106 --> 00:36:57,041 (黒川)若井殿 早く! (若井)そこもとは? 358 00:36:57,041 --> 00:37:00,044 誰でもいい 宿外れで 志津殿が 馬を引いて待っている 359 00:37:00,044 --> 00:37:02,046 (若井)志津が? (黒川)行かれい 360 00:37:02,046 --> 00:37:04,048 そして 志津殿に伝えてくれ 361 00:37:04,048 --> 00:37:07,051 山には戻るな 親子3人 どこまでも落ち延びろとな 362 00:37:07,051 --> 00:37:10,051 (若井)かたじけない 小太郎 ≪(朽木)待て! 363 00:37:12,056 --> 00:37:14,056 (若井)小太郎! 364 00:37:17,061 --> 00:37:20,064 (朽木)こやつは わしが引き受ける 365 00:37:20,064 --> 00:37:22,064 若井と 小太郎を逃がすな (山目付けたち)はっ! 366 00:37:59,036 --> 00:38:01,036 (黒川)うっ! 367 00:38:10,047 --> 00:38:12,049 あなたは… 待っても無駄だ 368 00:38:12,049 --> 00:38:16,053 若井殿も小太郎も来ぬ 369 00:38:16,053 --> 00:38:19,056 山賊たちは ことごとく斬られた 370 00:38:19,056 --> 00:38:23,060 山目付けたちが 宿場の近辺を捜索している 371 00:38:23,060 --> 00:38:25,062 見つからぬうちに 引き揚げるがよい 372 00:38:25,062 --> 00:38:31,062 いいえ 私は どこまでも若井と小太郎を 373 00:38:37,074 --> 00:38:39,076 さあ 374 00:38:39,076 --> 00:38:58,028 ♬~ 375 00:38:58,028 --> 00:39:00,030 ♬~ 376 00:39:00,030 --> 00:39:02,032 (小太郎)水が欲しい 377 00:39:02,032 --> 00:39:04,032 (若井)小太郎! 我慢せい 378 00:39:07,037 --> 00:39:09,037 (小太郎)水が… 379 00:39:15,045 --> 00:39:18,045 (小太郎)水! 水を下さい 380 00:39:20,050 --> 00:39:22,052 (若井)やってくれ 水を!➡ 381 00:39:22,052 --> 00:39:25,055 小太郎に水を 382 00:39:25,055 --> 00:39:38,068 ♬~ 383 00:39:38,068 --> 00:39:41,071 どうだ 口を割る気になったか 384 00:39:41,071 --> 00:39:45,071 (若井)頼む 小太郎に水を 385 00:40:04,028 --> 00:40:10,034 評定所の調べの場では 谷村藩の秘密 包まず申し立てる➡ 386 00:40:10,034 --> 00:40:13,034 そう報告してよいのだな? 387 00:40:16,040 --> 00:40:18,042 そのかわり 小太郎は! 388 00:40:18,042 --> 00:40:21,045 (朽木)水も与える 食べ物も与える 389 00:40:21,045 --> 00:40:27,051 そこもとが 全てを明かせば 自由の身にもしてやろう 390 00:40:27,051 --> 00:40:30,054 口約束では 不安だ 391 00:40:30,054 --> 00:40:35,059 そのかわり 小太郎には とがめの及ばぬこと➡ 392 00:40:35,059 --> 00:40:37,061 その筋の確かな保証を 393 00:40:37,061 --> 00:40:39,063 (朽木)よかろう 394 00:40:39,063 --> 00:40:43,063 江戸に着いたら 上司の墨付きを取ってやろう 395 00:40:46,070 --> 00:40:48,072 (朽木)これでよい 396 00:40:48,072 --> 00:40:52,076 後は 江戸まで無事に護送するだけだ 397 00:40:52,076 --> 00:40:54,076 行くぞ! 398 00:41:03,020 --> 00:41:17,034 ♬~ 399 00:41:17,034 --> 00:41:19,036 おのれ 子連れ狼! 400 00:41:19,036 --> 00:41:22,036 大五郎 火を付けろ 401 00:41:27,044 --> 00:41:31,044 爆薬は真上だ 散れ! 402 00:41:53,070 --> 00:41:55,072 (朽木)前だ! 403 00:41:55,072 --> 00:42:15,092 ♬~ 404 00:42:15,092 --> 00:42:20,097 ♬~ 405 00:42:20,097 --> 00:42:23,100 (朽木)一刀 謀ったな 406 00:42:23,100 --> 00:42:40,117 ♬~ 407 00:42:40,117 --> 00:42:45,117 若井殿! 子供は預かった 安心せい! 408 00:42:53,130 --> 00:42:55,130 しまった! 409 00:43:02,072 --> 00:43:05,072 かたじけない 一刀殿 410 00:43:16,086 --> 00:43:19,089 (志津)小太郎! (小太郎)母上! 411 00:43:19,089 --> 00:43:21,089 (志津)よく まあ 無事で 412 00:43:28,098 --> 00:43:30,098 ちゃん 413 00:43:34,104 --> 00:43:38,108 (内膳) 拝殿 約束が違うではないか➡ 414 00:43:38,108 --> 00:43:42,112 小太郎を助けてくれと 頼んだ覚えはない➡ 415 00:43:42,112 --> 00:43:47,117 それがしは そこもとを刺客として雇ったのだ 416 00:43:47,117 --> 00:43:51,121 刺客の目的は 既に果たした 417 00:43:51,121 --> 00:43:56,126 何? 北から南 西から東 418 00:43:56,126 --> 00:43:59,126 風が変われば 事態も変わる 419 00:44:01,065 --> 00:44:07,071 北風に身をさらすよりは 春の訪れを告げる こちに託す 420 00:44:07,071 --> 00:44:12,071 それが 子を持つ父の情でござろう 421 00:44:25,089 --> 00:44:31,095 「風も変われば 事態も変わる」 何のことでございましょう? 422 00:44:31,095 --> 00:44:37,101 判ずるところ 北風とは 公儀の厳しい調べ 423 00:44:37,101 --> 00:44:43,107 春を告げる こちとは 母親の温かい手 424 00:44:43,107 --> 00:44:47,111 では 小太郎を私に託して 425 00:44:47,111 --> 00:44:53,117 (内膳)若井殿自身は 公儀の調べを避けて自害➡ 426 00:44:53,117 --> 00:44:57,054 それが 子を持つ父の情け 427 00:44:57,054 --> 00:45:01,058 さもあろう 子連れ狼 428 00:45:01,058 --> 00:45:18,075 ♬~ 429 00:45:18,075 --> 00:45:23,080 (内膳)子供を助けることによって 刺客の目的を果たす➡ 430 00:45:23,080 --> 00:45:26,083 さすがだのう 拝一刀 431 00:45:26,083 --> 00:45:29,086 (志津)でも この子の父は… 432 00:45:29,086 --> 00:45:34,091 (内膳)江戸に送られれば どの道 助からぬ命➡ 433 00:45:34,091 --> 00:45:38,095 お前の手で 小太郎を立派に育てることが➡ 434 00:45:38,095 --> 00:45:41,098 何よりの供養となろうぞ 435 00:45:41,098 --> 00:45:56,098 ♬~ 436 00:46:02,052 --> 00:46:06,056 ♬ 一条 戻り橋 二条の きぐすり屋 437 00:46:06,056 --> 00:46:10,060 ♬ 三条 酒屋に 四条の芝居 438 00:46:10,060 --> 00:46:15,065 ♬ 五条橋 弁慶に 六条の本願寺 439 00:46:15,065 --> 00:46:19,065 ♬ 七条 米相場に 八条の大百姓 440 00:46:32,082 --> 00:46:35,082 (朽木)若井は 舌をかんで死んだ 441 00:46:38,088 --> 00:46:43,093 俺が 二重にかけた かせを よくぞ破った 442 00:46:43,093 --> 00:46:46,093 この勝負 貴様の勝ちだ 443 00:46:55,105 --> 00:46:58,105 だが 最後の勝負が残っている 444 00:47:00,043 --> 00:47:06,043 貴様の水鴎流と 俺の一伝抜刀流だ 445 00:47:09,052 --> 00:47:11,052 うわっ! 446 00:47:13,056 --> 00:47:33,076 ♬~ 447 00:47:33,076 --> 00:47:39,082 ♬~ 448 00:47:39,082 --> 00:47:42,085 <北から南 西から東> 449 00:47:42,085 --> 00:47:47,090 <風は変わっても 子連れ狼の身の上に変わりはない> 450 00:47:47,090 --> 00:47:51,094 <拝一刀と大五郎の箱車に 吹きつける風は➡ 451 00:47:51,094 --> 00:47:58,094 昨日も今日も また あしたも 厳しく冷たい北風であった> 452 00:48:10,047 --> 00:48:12,049 <飯塚藩に危険が迫る> 453 00:48:12,049 --> 00:48:14,051 <将軍 御寵愛の綾乃局 一行が➡ 454 00:48:14,051 --> 00:48:17,054 労がい湯治のために 通過するという> 455 00:48:17,054 --> 00:48:19,056 <万全の警備を考えて➡ 456 00:48:19,056 --> 00:48:24,061 目付け家老 氏家雄之進は 拝一刀に その任を依頼した> 457 00:48:24,061 --> 00:48:28,065 <一刀の心の中に去来する者は 外山喜久馬か 和久陣内か> 458 00:48:28,065 --> 00:48:30,067 <親と子の不安な日々に➡ 459 00:48:30,067 --> 00:48:35,067 家老の娘 志保の大五郎に対する 心遣いだけが美しく光る 次回…>