1 00:02:11,088 --> 00:02:31,108 ♬~ 2 00:02:31,108 --> 00:02:51,128 ♬~ 3 00:02:51,128 --> 00:03:11,081 ♬~ 4 00:03:11,081 --> 00:03:31,101 ♬~ 5 00:03:31,101 --> 00:03:40,101 ♬~ 6 00:03:42,112 --> 00:03:59,062 ♬~ 7 00:03:59,062 --> 00:04:05,068 <裏柳生の首領 烈堂と立ち合い 大五郎とはぐれた 拝一刀は➡ 8 00:04:05,068 --> 00:04:12,068 我が子 大五郎の行方を求めて まだ 箱根山中をさまよっていた> 9 00:04:17,080 --> 00:04:19,082 (一刀)大五郎! 10 00:04:19,082 --> 00:04:35,098 ♬~ 11 00:04:35,098 --> 00:04:41,104 <しかし 一刀は 固く心の中で信じていた> 12 00:04:41,104 --> 00:04:45,108 <大五郎は 必ず どこかで生き延びている> 13 00:04:45,108 --> 00:04:48,111 <そう信じなければ もはや 生きる望みも➡ 14 00:04:48,111 --> 00:04:52,111 断たなければならぬ 一刀であった> 15 00:05:16,073 --> 00:05:31,088 ♬~ 16 00:05:31,088 --> 00:05:33,090 柳生か… 17 00:05:33,090 --> 00:05:53,110 ♬~ 18 00:05:53,110 --> 00:05:55,112 《そうか》 19 00:05:55,112 --> 00:05:59,112 《恐らく この御仁が 1人を斬り…》 20 00:06:01,051 --> 00:06:21,071 ♬~ 21 00:06:21,071 --> 00:06:23,073 ♬~ 22 00:06:23,073 --> 00:06:27,077 大五郎を かばおうとして 23 00:06:27,077 --> 00:06:31,081 《しかし 柳生は 一体 何人で来たか》 24 00:06:31,081 --> 00:06:37,087 《もし 2人以上であれば 大五郎の命は…》 25 00:06:37,087 --> 00:06:39,087 大五郎! 26 00:06:43,093 --> 00:06:45,093 大五郎! 27 00:06:51,101 --> 00:06:56,101 大五郎… 大五郎… 28 00:07:23,066 --> 00:07:29,072 <恐らく 我が子 大五郎を 守って死んだであろう その人と➡ 29 00:07:29,072 --> 00:07:32,075 敵とはいえ 倒れた者を だびに付すのは➡ 30 00:07:32,075 --> 00:07:35,075 侍としての礼儀であった> 31 00:07:37,080 --> 00:07:40,083 <だが 夜の火は 危険である> 32 00:07:40,083 --> 00:07:45,088 <それは 柳生に 己の所在を知らせることになる> 33 00:07:45,088 --> 00:07:51,094 <しかし この火に柳生が気付き もし 大五郎が生きているならば➡ 34 00:07:51,094 --> 00:07:54,097 同じく この火に 気付いてくれることを➡ 35 00:07:54,097 --> 00:07:58,034 併せて祈る 一刀であった> 36 00:07:58,034 --> 00:08:18,054 ♬~ 37 00:08:18,054 --> 00:08:38,074 ♬~ 38 00:08:38,074 --> 00:08:54,074 ♬~ 39 00:09:41,071 --> 00:09:45,075 (烈堂)門下の者 2人を だびに付してくれたようだが➡ 40 00:09:45,075 --> 00:09:51,081 礼儀には 礼儀をもって 返さねばなるまい➡ 41 00:09:51,081 --> 00:09:56,086 どうじゃ 一刀 柳生封廻状を 返す気にはならぬか?➡ 42 00:09:56,086 --> 00:10:00,086 さすれば うぬら親子が どこで 生き長らえようと 見逃してやる 43 00:10:04,027 --> 00:10:07,030 そうか 44 00:10:07,030 --> 00:10:14,037 大五郎は まだ うぬらの手に 落ちてはおらぬのだな 45 00:10:14,037 --> 00:10:17,040 封廻状の秘密を暴き➡ 46 00:10:17,040 --> 00:10:22,045 うぬら柳生を 完膚なきまでに たたきのめすのが➡ 47 00:10:22,045 --> 00:10:25,048 我ら親子の怨念 48 00:10:25,048 --> 00:10:31,048 その封廻状を やすやす返すと思うのか? 49 00:10:33,056 --> 00:10:36,059 (烈堂)そうか 50 00:10:36,059 --> 00:10:41,064 では おのれが子の大五郎は どうなってもよいのだな➡ 51 00:10:41,064 --> 00:10:46,064 だが 門弟を だびに付してくれた礼もある 52 00:10:48,071 --> 00:10:52,075 (烈堂)よし 3日の間 待って遣わそう➡ 53 00:10:52,075 --> 00:10:56,079 その間に 封廻状を戻すがよいか 戻さぬがよいか➡ 54 00:10:56,079 --> 00:10:59,079 よく 考えてみるのだな 55 00:11:01,017 --> 00:11:06,022 3日の猶予 それが 柳生の礼と思え 56 00:11:06,022 --> 00:11:12,028 しかし もし 封廻状を返さず 3日後の夜が明ければ➡ 57 00:11:12,028 --> 00:11:17,033 柳生は 再び 全ての力を挙げて うぬを追う 58 00:11:17,033 --> 00:11:23,039 大五郎も 決して そのままには しておかぬことを心するのだな 59 00:11:23,039 --> 00:11:25,039 去れい! 60 00:11:47,063 --> 00:11:50,066 ひきょうなり 烈堂! 61 00:11:50,066 --> 00:12:06,082 ♬~ 62 00:12:06,082 --> 00:12:12,088 ひきょうか フフフ… 63 00:12:12,088 --> 00:12:17,093 柳生の剣は 天下 六十余州を治める無双の剣 64 00:12:17,093 --> 00:12:22,098 同時に 公儀刺客御用を務める暗殺剣だ 65 00:12:22,098 --> 00:12:25,101 その我らに 刃向かう者は いかなる手段を用いようと➡ 66 00:12:25,101 --> 00:12:28,104 これを葬る 67 00:12:28,104 --> 00:12:31,104 今更 ひきょう呼ばわりも あるまいが 68 00:12:39,115 --> 00:12:42,118 行くぞ 一刀 69 00:12:42,118 --> 00:12:48,118 うぬも なかなか使えるが まだまだ わしの敵ではない 70 00:12:50,126 --> 00:12:52,128 来い! 71 00:12:52,128 --> 00:13:12,081 ♬~ 72 00:13:12,081 --> 00:13:32,101 ♬~ 73 00:13:32,101 --> 00:13:52,121 ♬~ 74 00:13:52,121 --> 00:13:55,124 ♬~ 75 00:13:55,124 --> 00:13:58,061 死ね!➡ 76 00:13:58,061 --> 00:14:00,061 ああーっ! 77 00:14:02,065 --> 00:14:05,068 ああっ! 78 00:14:05,068 --> 00:14:09,068 (門弟たち)烈堂様! 烈堂様… 79 00:14:20,083 --> 00:14:22,083 一刀を斬れ! 80 00:15:06,062 --> 00:15:08,064 烈堂! 81 00:15:08,064 --> 00:15:28,084 ♬~ 82 00:15:28,084 --> 00:15:48,104 ♬~ 83 00:15:48,104 --> 00:16:07,056 ♬~ 84 00:16:07,056 --> 00:16:09,056 ♬~ 85 00:16:26,075 --> 00:16:32,081 <父に はぐれた大五郎は 幼い足で 父の姿を捜し求め➡ 86 00:16:32,081 --> 00:16:37,086 既に 小田原近くまで さまよっていた> 87 00:16:37,086 --> 00:16:39,088 <しかし この雨は➡ 88 00:16:39,088 --> 00:16:45,094 童の肌と心には いてつくような冷たさだった> 89 00:16:45,094 --> 00:16:48,097 <果たして 父は生きているのか> 90 00:16:48,097 --> 00:16:51,100 <それすらも 分からぬ子であったが➡ 91 00:16:51,100 --> 00:16:54,103 もし 父が 生きているとするならば➡ 92 00:16:54,103 --> 00:16:56,105 その父の姿が どこにあるか➡ 93 00:16:56,105 --> 00:17:01,043 おぼろげながらにも 知る子であった> 94 00:17:01,043 --> 00:17:05,047 <それは 父が刺客の仕事を 果たしたあとで➡ 95 00:17:05,047 --> 00:17:10,052 必ず 仏の前に座し 何を祈るか知らずとも➡ 96 00:17:10,052 --> 00:17:12,054 寺に父の姿があることを➡ 97 00:17:12,054 --> 00:17:16,058 いつとも知れず 知らされていた子であった> 98 00:17:16,058 --> 00:17:36,078 ♬~ 99 00:17:36,078 --> 00:17:56,098 ♬~ 100 00:17:56,098 --> 00:18:03,098 ♬~ 101 00:19:23,052 --> 00:19:29,052 (雲海)この寺のあるじだ 怪しい者ではない 102 00:19:36,065 --> 00:19:40,069 この辺りの子ではないな? 103 00:19:40,069 --> 00:19:43,072 どこから来た 104 00:19:43,072 --> 00:19:48,077 いや わしは そなたを とがめているのではないぞ 105 00:19:48,077 --> 00:19:50,077 どこから来た 106 00:19:56,085 --> 00:20:00,085 母御は 一緒ではなかったのか? 107 00:20:03,025 --> 00:20:06,028 母御は どうした 108 00:20:06,028 --> 00:20:09,028 父御が 一緒か? 109 00:20:11,033 --> 00:20:15,033 そうか して 父御は? 110 00:20:17,039 --> 00:20:20,042 はぐれたのか? 111 00:20:20,042 --> 00:20:27,049 おお そうか それは難儀なことだな 112 00:20:27,049 --> 00:20:31,049 ほう 雨にぬれたな 113 00:20:33,055 --> 00:20:35,057 体に毒だぞ 114 00:20:35,057 --> 00:20:41,057 何ぞ 着替えもあろう さあ こっちへ来い さっ さあさあ 115 00:20:46,068 --> 00:20:51,073 うむ 坊 腹がすいたであろう うん? 116 00:20:51,073 --> 00:20:54,073 さあ わしと一緒に来い 117 00:21:00,016 --> 00:21:02,016 ああ 来い 118 00:21:06,022 --> 00:21:09,022 これ これ! 119 00:21:11,027 --> 00:21:30,027 ♬~ 120 00:21:39,055 --> 00:21:41,055 (物音) 121 00:21:50,066 --> 00:21:56,066 御住職… 一夜の宿を お願い申す 122 00:22:06,082 --> 00:22:11,087 いきなり 棒を持って 身構えたときの目の光は➡ 123 00:22:11,087 --> 00:22:15,091 子供ながら… 御住職 124 00:22:15,091 --> 00:22:21,097 その子は 大五郎とは申しませんでしたか? 125 00:22:21,097 --> 00:22:25,101 年は 3歳 目は大きく 126 00:22:25,101 --> 00:22:29,105 名は聞かなかった うむ 127 00:22:29,105 --> 00:22:36,112 目は大きく 髪を ちょこんと結んで 128 00:22:36,112 --> 00:22:40,116 して その子は いずれの方角へ 129 00:22:40,116 --> 00:22:42,118 見定めなかった 130 00:22:42,118 --> 00:22:48,118 あの子は 父の私が 寺へ泊まることを知っています 131 00:22:50,126 --> 00:22:54,126 何としても 止めておけば よかったな 132 00:23:03,072 --> 00:23:06,075 幸い 傷は そう深くはない 133 00:23:06,075 --> 00:23:10,079 まあ 4~5日 ここで養生されるのだな 134 00:23:10,079 --> 00:23:14,083 子供のことは わしも 寺の者に頼んで 捜してみよう 135 00:23:14,083 --> 00:23:18,087 案外 すぐに 所在が知れるかもしれぬ 136 00:23:18,087 --> 00:23:21,090 まずは 案ずることなく 養生されるがよい 137 00:23:21,090 --> 00:23:24,093 かたじけない 御住職 138 00:23:24,093 --> 00:23:28,097 申し訳ないが 当たり箱と紙を拝借願いたい 139 00:23:28,097 --> 00:23:31,100 何をされるのかな 140 00:23:31,100 --> 00:23:34,103 その子が もし我が子であるなら➡ 141 00:23:34,103 --> 00:23:38,107 大五郎に 私の所在を知らせたい 142 00:23:38,107 --> 00:23:40,109 ほう 143 00:23:40,109 --> 00:23:47,116 僅か 3歳の幼子に 文字が読めると 144 00:23:47,116 --> 00:23:54,123 文字は 読めずとも 我が子ならば 必ず分かる形がある 145 00:23:54,123 --> 00:23:56,125 必ず分かる 146 00:23:56,125 --> 00:24:15,125 ♬~ 147 00:24:31,093 --> 00:24:37,099 (大五郎)《♬ 一条 戻り橋 二条の きぐすり屋》 148 00:24:37,099 --> 00:24:42,104 《♬ 三条 酒屋に 四条の芝居》 149 00:24:42,104 --> 00:24:46,108 《♬ 五条橋 弁慶に 六条の本願寺》 150 00:24:46,108 --> 00:24:52,114 《♬ 七条 米相場に 八条の大百姓 大百姓》 151 00:24:52,114 --> 00:25:12,067 ♬~ 152 00:25:12,067 --> 00:25:32,087 ♬~ 153 00:25:32,087 --> 00:25:52,107 ♬~ 154 00:25:52,107 --> 00:26:01,050 ♬~ 155 00:26:01,050 --> 00:26:05,054 <この絵こそ 悲しい宿命に生きる 父と子が➡ 156 00:26:05,054 --> 00:26:08,054 二人だけに通じ合える 迷子札である> 157 00:26:10,059 --> 00:26:13,062 <もし この絵に あの子が目を留めるなら➡ 158 00:26:13,062 --> 00:26:19,068 この絵の箱車の進む方向に 父がいることを教えている> 159 00:26:19,068 --> 00:26:23,072 <そして この絵を貼るということは➡ 160 00:26:23,072 --> 00:26:25,074 我が子を呼び寄せるとともに➡ 161 00:26:25,074 --> 00:26:31,080 柳生を招く恐れのあることを知る 一刀であった> 162 00:26:31,080 --> 00:26:34,083 <しかし 大五郎と会うためには➡ 163 00:26:34,083 --> 00:26:38,087 それをも あえて 覚悟して待つ父であった> 164 00:26:38,087 --> 00:26:58,040 ♬~ 165 00:26:58,040 --> 00:27:03,040 ♬~ 166 00:27:31,073 --> 00:27:51,093 ♬~ 167 00:27:51,093 --> 00:28:04,039 ♬~ 168 00:28:04,039 --> 00:28:08,043 大五郎 逃げんのか? 169 00:28:08,043 --> 00:28:28,063 ♬~ 170 00:28:28,063 --> 00:28:48,083 ♬~ 171 00:28:48,083 --> 00:28:51,083 ♬~ 172 00:29:04,032 --> 00:29:07,035 (雲海)傷の方は いかがかな? 173 00:29:07,035 --> 00:29:12,040 おかげさまにて もう さほど不自由は感じませぬ 174 00:29:12,040 --> 00:29:14,042 それは よかった 175 00:29:14,042 --> 00:29:20,048 子供のことは 近在の人たちへも しかと 頼んでおいた 176 00:29:20,048 --> 00:29:23,051 見かけたら すぐ 知らせてくれるよう 177 00:29:23,051 --> 00:29:27,055 お心遣い かたじけのう存じます 178 00:29:27,055 --> 00:29:33,061 父を捜し求める子供の姿を 思い浮かべると➡ 179 00:29:33,061 --> 00:29:38,066 胸が締めつけられる思いがする 180 00:29:38,066 --> 00:29:41,069 御住職 御覧願いたい物がございます 181 00:29:41,069 --> 00:29:44,069 ほう 何かな 182 00:29:54,082 --> 00:29:58,020 我ら親子が 命を懸けて手に入れた物 183 00:29:58,020 --> 00:30:01,023 しかし 何度 読み返してみても➡ 184 00:30:01,023 --> 00:30:05,027 その中に潜んでいるはずの 秘密が分かりませぬ 185 00:30:05,027 --> 00:30:12,034 その文は 京都所司代より 老中へ宛てた公文書 186 00:30:12,034 --> 00:30:15,037 一見 何の変哲もない書状に見えるが➡ 187 00:30:15,037 --> 00:30:21,043 必ず その中に秘密が隠されている 188 00:30:21,043 --> 00:30:23,045 文字の配列に細工があるか➡ 189 00:30:23,045 --> 00:30:27,049 あるいは その紙に細工が施されているか➡ 190 00:30:27,049 --> 00:30:33,055 あれこれと考え 試してもみましたが 191 00:30:33,055 --> 00:30:39,055 火にあぶり 水にも浸してみたのかな? 192 00:30:41,063 --> 00:30:45,067 火は もとより 水にも つけてみましたが➡ 193 00:30:45,067 --> 00:30:49,067 何の変化もない 浮いて出る文字もない 194 00:30:52,074 --> 00:30:58,074 火 水にも 何らの変化もないとすると… 195 00:31:00,015 --> 00:31:03,018 墨質かな? 196 00:31:03,018 --> 00:31:05,020 墨質? 197 00:31:05,020 --> 00:31:10,025 うむ 何かの仏典で読んだことがある 198 00:31:10,025 --> 00:31:14,029 一旦 書いた文字が いつまでも消えぬよう➡ 199 00:31:14,029 --> 00:31:21,036 また 虫などにも食われぬよう 墨の質に細工を施す 200 00:31:21,036 --> 00:31:28,043 異国の高僧が 苦心して 編み出したと書いてあったが 201 00:31:28,043 --> 00:31:45,060 ♬~ 202 00:31:45,060 --> 00:31:47,060 (雲海)拝殿 203 00:31:51,066 --> 00:31:53,066 御住職 204 00:31:55,070 --> 00:31:57,072 これは? 205 00:31:57,072 --> 00:32:01,076 光ごけじゃ 光ごけ? 206 00:32:01,076 --> 00:32:07,082 うむ 光ごけなる草を御存知であろう 207 00:32:07,082 --> 00:32:13,088 恐らく これは その こけを墨質に混じ➡ 208 00:32:13,088 --> 00:32:18,093 それにて書いた書状であろう 209 00:32:18,093 --> 00:32:24,099 光文字 光文字じゃ 210 00:32:24,099 --> 00:32:30,099 しかし 何故 光文字で この文面を 211 00:32:32,107 --> 00:32:34,109 《なぜだ》 212 00:32:34,109 --> 00:32:38,113 《なぜ 柳生は 夜光文字を 使わねばならないのか》 213 00:32:38,113 --> 00:32:44,113 《それさえ分かれば 封廻状の秘密は…》 214 00:33:22,090 --> 00:33:25,093 (出淵)こ… これは! 215 00:33:25,093 --> 00:33:32,100 (烈堂)ハハハ… おおかみの子が迷い込んできた 216 00:33:32,100 --> 00:33:36,100 (烈堂)出淵 この子は逃げぬ (出淵)はっ 217 00:33:42,110 --> 00:33:45,113 (烈堂)さすがは おおかみの子だ➡ 218 00:33:45,113 --> 00:33:50,113 殺すには惜しい 殺すには惜しいが… 219 00:33:56,124 --> 00:34:01,124 (烈堂)分かったのか 一刀の居所が (出淵)はっ! 220 00:34:03,064 --> 00:34:05,066 ちゃん… 221 00:34:05,066 --> 00:34:09,070 (烈堂)突き止めたのか? (出淵)はっ この絵をたどりまして 222 00:34:09,070 --> 00:34:11,072 (烈堂)間違いないな? 223 00:34:11,072 --> 00:34:15,072 (出淵)門弟 1人 胴太貫に命を落としました 224 00:34:20,081 --> 00:34:23,081 拝一刀! 225 00:34:26,087 --> 00:34:31,092 (出淵)あっ! (烈堂)出淵 追わずともよい 226 00:34:31,092 --> 00:34:33,094 (出淵)は… 227 00:34:33,094 --> 00:34:39,100 大五郎は この絵を見た 我らの話を聞いた 228 00:34:39,100 --> 00:34:42,100 行く先は知れておる 229 00:34:44,105 --> 00:34:49,105 大五郎を 一刀に会わせてやるがよい 230 00:34:57,052 --> 00:35:04,059 大五郎と 父が会うときは➡ 231 00:35:04,059 --> 00:35:06,059 父と子が死ぬときだ 232 00:35:10,065 --> 00:35:12,067 抜かるな! 233 00:35:12,067 --> 00:35:32,087 ♬~ 234 00:35:32,087 --> 00:35:46,101 ♬~ 235 00:35:46,101 --> 00:35:48,101 ちゃーん! 236 00:36:04,052 --> 00:36:07,055 (雲海)拝殿 237 00:36:07,055 --> 00:36:12,055 空耳かもしれませぬが 何か 大五郎の声が 238 00:36:16,064 --> 00:36:36,084 ♬~ 239 00:36:36,084 --> 00:36:56,104 ♬~ 240 00:36:56,104 --> 00:37:00,104 ♬~ 241 00:37:28,069 --> 00:37:31,072 大五郎! 242 00:37:31,072 --> 00:37:33,074 ちゃん! 243 00:37:33,074 --> 00:37:46,087 ♬~ 244 00:37:46,087 --> 00:37:48,089 ちゃーん! 245 00:37:48,089 --> 00:37:53,094 来てはならん! 来るな 大五郎 来るな! 246 00:37:53,094 --> 00:37:55,094 ちゃん! 247 00:38:03,038 --> 00:38:06,041 大五郎! 248 00:38:06,041 --> 00:38:10,045 柳生ともあろう者が 子供を人質に取らねば➡ 249 00:38:10,045 --> 00:38:13,045 拝一刀に立ち向かえぬか! 250 00:38:15,050 --> 00:38:18,053 柳生の誇りは うせたのか 251 00:38:18,053 --> 00:38:24,059 (出淵)人質ではない お前を斬る! しかる後に 大五郎も斬る 252 00:38:24,059 --> 00:38:26,061 ちゃーん! 253 00:38:26,061 --> 00:38:46,081 ♬~ 254 00:38:46,081 --> 00:38:49,084 ♬~ 255 00:38:49,084 --> 00:38:52,087 (侍)何やつだ!➡ 256 00:38:52,087 --> 00:38:54,087 子供を斬るぞ! 257 00:38:58,026 --> 00:39:00,028 あっ! 258 00:39:00,028 --> 00:39:20,048 ♬~ 259 00:39:20,048 --> 00:39:22,048 ♬~ 260 00:39:27,055 --> 00:39:29,055 ちゃん! 261 00:39:47,075 --> 00:39:50,075 会えましたな 262 00:39:57,018 --> 00:39:59,018 御住職… 263 00:40:04,025 --> 00:40:11,025 坊… 父御のそばを離れるでないぞ 264 00:40:16,037 --> 00:40:36,057 ♬~ 265 00:40:36,057 --> 00:40:48,069 ♬~ 266 00:40:48,069 --> 00:40:51,072 <江戸へ向かう 拝一刀には➡ 267 00:40:51,072 --> 00:40:56,077 もう一か所 どうしても 立ち寄らねばならぬ所があった> 268 00:40:56,077 --> 00:41:01,015 <江の島を望む相模川 その ほとりの末寺であった> 269 00:41:01,015 --> 00:41:17,031 ♬~ 270 00:41:17,031 --> 00:41:24,031 <この地は 一刀の妻 そして 大五郎の母 あざみの在所である> 271 00:41:28,042 --> 00:41:33,047 <一刀が この地に来るのは 3年ぶりのことであった> 272 00:41:33,047 --> 00:41:52,047 ♬~ 273 00:42:12,086 --> 00:42:32,106 ♬~ 274 00:42:32,106 --> 00:42:52,126 ♬~ 275 00:42:52,126 --> 00:42:58,066 ♬~ 276 00:42:58,066 --> 00:43:04,072 <この子にとっては 初めて詣でる 母の墓前であった> 277 00:43:04,072 --> 00:43:21,089 ♬~ 278 00:43:21,089 --> 00:43:26,094 <しかし この子は 今 手を合わせている この墓に➡ 279 00:43:26,094 --> 00:43:29,097 母の霊が 眠っていることを 知らなかった> 280 00:43:29,097 --> 00:43:33,101 <父は 子が 幼いために何も語らず➡ 281 00:43:33,101 --> 00:43:38,101 子もまた 母の姿も顔も知らなかった> 282 00:43:41,109 --> 00:43:45,113 喜んでいるだろう お前を見てな 283 00:43:45,113 --> 00:43:50,113 あのときは まだ お前も赤子だった 284 00:43:52,120 --> 00:43:58,120 あざみ 大五郎は もう 3歳になったぞ 285 00:45:25,079 --> 00:45:45,099 ♬~ 286 00:45:45,099 --> 00:46:05,052 ♬~ 287 00:46:05,052 --> 00:46:12,059 ♬~ 288 00:46:12,059 --> 00:46:14,061 (坂田)おのれ! 一刀! 289 00:46:14,061 --> 00:46:17,064 (烈堂)やめい! (坂田)しかし 烈堂様 290 00:46:17,064 --> 00:46:23,064 既に 勝機は去った 今 一刀を討つことはかなわぬ 291 00:46:25,072 --> 00:46:28,075 (烈堂)それにしても 敵ながら見事 292 00:46:28,075 --> 00:46:32,079 恐るべき 一刀の太刀業じゃ 293 00:46:32,079 --> 00:46:36,079 我ら柳生を これほどまでに 倒した者は 古今にない 294 00:46:38,085 --> 00:46:43,090 さすが 冥府魔道に生きんとする 一刀じゃ 295 00:46:43,090 --> 00:46:49,096 しかし 一刀 まだ この烈堂は倒れぬぞ 296 00:46:49,096 --> 00:46:53,100 いつか 必ず おのれの命を申し受ける 297 00:46:53,100 --> 00:46:56,103 いつか 必ず 298 00:46:56,103 --> 00:47:00,103 聞こえるか! 拝一刀! 299 00:47:02,043 --> 00:47:07,048 <果たして 拝一刀親子の執念は かなえられるのか> 300 00:47:07,048 --> 00:47:13,054 <そして 烈堂との雌雄 柳生封廻状の秘密は…> 301 00:47:13,054 --> 00:47:16,057 <それは この川の流れと共に➡ 302 00:47:16,057 --> 00:47:21,062 いつ果てるとも知れぬ 冥府魔道の行く手に似ていた> 303 00:47:21,062 --> 00:47:33,062 ♬~ 304 00:47:47,088 --> 00:47:49,090 <魔道きこくの道> 305 00:47:49,090 --> 00:47:54,090 <打倒 柳生の悲願を胸中に りん烈と生き抜く親子…> 306 00:47:57,031 --> 00:48:00,034 <左眼を失い 病の床に伏していた烈堂は➡ 307 00:48:00,034 --> 00:48:05,039 しょう腹の子 出淵庄兵衛と 妹 鞘香を召し出した> 308 00:48:05,039 --> 00:48:08,042 (庄兵衛)お館様! (烈堂)鞘香には➡ 309 00:48:08,042 --> 00:48:11,045 わしの子を産ませる 310 00:48:11,045 --> 00:48:16,045 (庄兵衛)しかし 鞘香は お館様の実の子でございますぞ! 311 00:48:20,054 --> 00:48:25,059 <実の父を父とも呼べず 妹 鞘香を館に残し➡ 312 00:48:25,059 --> 00:48:31,065 喰代柳生の総力を結集して 一刀との雌雄を決せんとする> 313 00:48:31,065 --> 00:48:36,065 <次回よりの新番組 子連れ狼 「喰代柳生」に御期待ください>