1 00:02:11,089 --> 00:02:31,109 ♬~ 2 00:02:31,109 --> 00:02:51,129 ♬~ 3 00:02:51,129 --> 00:03:11,082 ♬~ 4 00:03:11,082 --> 00:03:31,102 ♬~ 5 00:03:31,102 --> 00:03:41,102 ♬~ 6 00:04:04,068 --> 00:04:06,068 (一刀)大五郎 7 00:04:13,077 --> 00:04:16,080 目を閉じよ 8 00:04:16,080 --> 00:04:36,100 ♬~ 9 00:04:36,100 --> 00:04:56,120 ♬~ 10 00:04:56,120 --> 00:05:12,120 ♬~ 11 00:05:24,082 --> 00:05:27,085 (八束)いかに冥府魔道 修羅の境地を日常とする➡ 12 00:05:27,085 --> 00:05:32,090 拝一刀とは申せ 我ら裏柳生の 手だれ 25名を相手に死闘➡ 13 00:05:32,090 --> 00:05:34,092 いや たとえ 勝ちは制しても➡ 14 00:05:34,092 --> 00:05:36,094 死生の間 体力気力の消耗は 避け難し➡ 15 00:05:36,094 --> 00:05:39,097 されば 回復の機を与えず 決死の者こぞいて➡ 16 00:05:39,097 --> 00:05:43,101 2の攻め 3の攻めと繰り返し 応接に いとまなからしめれば➡ 17 00:05:43,101 --> 00:05:50,108 必ずや 拝一刀をしとめ 柳生封廻状を奪い返すことは➡ 18 00:05:50,108 --> 00:05:53,111 何とぞ 我らに お申しつけくださいませ 19 00:05:53,111 --> 00:05:56,114 (門弟たち)何とぞ お館様! 20 00:05:56,114 --> 00:06:00,051 (烈堂)ならぬ うぬらの手に負える相手ではない 21 00:06:00,051 --> 00:06:03,054 (門弟)お願い お許しを願いまする 22 00:06:03,054 --> 00:06:07,058 (門弟)裏柳生一門の面目に懸けて お願いいたします 23 00:06:07,058 --> 00:06:09,058 (烈堂)ならぬと申せば ならぬ! 24 00:06:13,064 --> 00:06:17,068 (烈堂)策略をもってして敗れず 衆をもってして果たせず➡ 25 00:06:17,068 --> 00:06:20,071 まして 一門の面目などをもってして➡ 26 00:06:20,071 --> 00:06:24,075 やつの冥府魔道の境地を 抜くことができると思うか➡ 27 00:06:24,075 --> 00:06:27,078 愚か者め!➡ 28 00:06:27,078 --> 00:06:32,083 今はただ 忍のとき 29 00:06:32,083 --> 00:06:38,089 (烈堂)我が病を癒やし 柳生一門の兵を養う 30 00:06:38,089 --> 00:06:42,093 その時を 稼がねばならぬ➡ 31 00:06:42,093 --> 00:06:46,097 だが 今もし➡ 32 00:06:46,097 --> 00:06:50,101 きゃつの境地を 抜くものがあるとすれば➡ 33 00:06:50,101 --> 00:06:54,105 それは 五車の術 34 00:06:54,105 --> 00:06:58,042 (八束)五車の術… と申しますと? 35 00:06:58,042 --> 00:07:05,049 (烈堂)柳生草術の極意 喜び 怒り 悲しみ 楽しみ 恐れ➡ 36 00:07:05,049 --> 00:07:07,051 人に備わる 5つの心の動き➡ 37 00:07:07,051 --> 00:07:13,057 すなわち 喜車 怒車 哀車 楽車 恐車 38 00:07:13,057 --> 00:07:17,061 この 五車を自由に駆使する術だ 39 00:07:17,061 --> 00:07:22,066 そのためには 己の心の動きを顔に表さぬ➡ 40 00:07:22,066 --> 00:07:27,071 不動不乱の修行が先決 41 00:07:27,071 --> 00:07:31,075 月玉… 月玉でございますか 42 00:07:31,075 --> 00:07:36,080 月玉の父 遠矢甚左衛門は 公儀隠密の密命を受け➡ 43 00:07:36,080 --> 00:07:41,085 信州高遠藩の城下に 草となって土着し➡ 44 00:07:41,085 --> 00:07:47,091 生まれたせがれに 不動不乱の 修行を課せた その上で➡ 45 00:07:47,091 --> 00:07:50,094 五車の術を授けた 46 00:07:50,094 --> 00:07:57,034 八束 拝一刀に月玉を差し向けい 47 00:07:57,034 --> 00:08:00,037 (八束)お言葉にはございまするが 仰せの月玉は➡ 48 00:08:00,037 --> 00:08:04,041 高遠藩城下 長明寺の 住職になりおわせながら➡ 49 00:08:04,041 --> 00:08:09,046 3年前 草の任務を忘れ 隠密の任を放棄し➡ 50 00:08:09,046 --> 00:08:14,051 高遠藩城下より 女連れにて逐電 いまだ 行方知れずの者にして 51 00:08:14,051 --> 00:08:16,053 捜し出せ (八束)はっ 52 00:08:16,053 --> 00:08:19,056 捜し出して その方から改めて➡ 53 00:08:19,056 --> 00:08:23,060 拝一刀 ちゅう殺の役目を 申しつけい 54 00:08:23,060 --> 00:08:28,065 拝一刀をしとめ 柳生封廻状を取り戻せば➡ 55 00:08:28,065 --> 00:08:32,069 草の任務を裏切った罪は問わぬと (八束)はっ➡ 56 00:08:32,069 --> 00:08:35,072 委細 承知つかまりました 57 00:08:35,072 --> 00:08:41,078 月玉の五車の術をもってすれば 必ず勝てる 58 00:08:41,078 --> 00:08:46,078 今は まさに この一手あるのみ! 59 00:08:57,028 --> 00:09:03,034 (女性)アハハ… 何言ってんだよ ばか➡ 60 00:09:03,034 --> 00:09:07,034 あっ そう へえ ちょっとあんた 頂戴な 61 00:09:09,040 --> 00:09:11,040 おしな いるかい? (おしな)あいよ 62 00:09:13,044 --> 00:09:15,046 お前さん 国は 高遠だったね 63 00:09:15,046 --> 00:09:18,049 さあね 忘れちまった (女性たち)アハハ… 64 00:09:18,049 --> 00:09:21,052 (女性)あら あんた 生まれ故郷なんてあったのかい? 65 00:09:21,052 --> 00:09:23,054 (女性)何言ってんだよ そういうあんたは どうなんだよ 66 00:09:23,054 --> 00:09:26,057 あたし? あたしゃ これでも江戸 67 00:09:26,057 --> 00:09:29,060 へえ 江戸を見直したよ アハハ… 68 00:09:29,060 --> 00:09:34,065 (女性)お前 また… ほら (女性)お黙り! 69 00:09:34,065 --> 00:09:38,069 お前さんに会いたいって みえてるよ お坊さんが 70 00:09:38,069 --> 00:09:57,021 ♬~ 71 00:09:57,021 --> 00:10:03,027 昼遊びかい もう一人 相方呼ぼうか? 72 00:10:03,027 --> 00:10:07,027 (八束)どうやら月玉じゃなくて 気の毒をしたようだな 73 00:10:10,034 --> 00:10:13,037 (女性)お客さん お泊まりですか? お湯が沸いてますよ➡ 74 00:10:13,037 --> 00:10:16,040 さあ どうぞ どうぞ 75 00:10:16,040 --> 00:10:20,044 ほれたのは 私だったけど➡ 76 00:10:20,044 --> 00:10:24,048 筋書き書いたのは あいつだったのさ 77 00:10:24,048 --> 00:10:29,053 つまり 私は だしに使われただけ➡ 78 00:10:29,053 --> 00:10:32,056 私は ぐずが大っ嫌い➡ 79 00:10:32,056 --> 00:10:36,060 ほれたが最後 とことん体当たりの口でね➡ 80 00:10:36,060 --> 00:10:41,065 ハッ それまでだって 生娘だったわけじゃないけど➡ 81 00:10:41,065 --> 00:10:46,070 だから あの人は そんな私を選んでしむけたのさ 82 00:10:46,070 --> 00:10:53,077 ちきしょう… ちょっと 酔ってもいいでしょ? 83 00:10:53,077 --> 00:10:57,014 それから すぐに うわさになって➡ 84 00:10:57,014 --> 00:11:01,014 狭いとこなんだからさ 高遠ってとこは 85 00:11:03,020 --> 00:11:07,024 男は それまで 堅物で通ってた坊さんだったし➡ 86 00:11:07,024 --> 00:11:13,030 ぱーっと派手に うわさが立って 世間様に顔向けがならないから➡ 87 00:11:13,030 --> 00:11:18,035 いっそのこと よそ行って 所帯を持とうってことになって➡ 88 00:11:18,035 --> 00:11:21,035 そんとき 私だって本気だった 89 00:11:23,040 --> 00:11:29,046 だけど あの人ったら それまでだって それからだって➡ 90 00:11:29,046 --> 00:11:33,050 一度だって 私のこと かわいがっちゃ くれないんだから 本当に➡ 91 00:11:33,050 --> 00:11:38,055 はたごに泊まったって 私は 床の中➡ 92 00:11:38,055 --> 00:11:43,060 あの人は 夜っぴて 柱に寄りかかったまま➡ 93 00:11:43,060 --> 00:11:45,060 私は 女なのにさ 94 00:12:00,077 --> 00:12:03,080 で… 別れたのか? 95 00:12:03,080 --> 00:12:08,085 ひとつきたち ふたつきたって やっと あいつの本心が分かったのさ 96 00:12:08,085 --> 00:12:14,091 フッ 何のことありゃしない あの人が高遠 逃げ出して➡ 97 00:12:14,091 --> 00:12:17,094 行方をくらますための 口実に使われただけ 98 00:12:17,094 --> 00:12:20,094 そういう筋書きだったのさ 99 00:12:22,099 --> 00:12:26,103 一緒に暮らしたのは たったの みつき 100 00:12:26,103 --> 00:12:30,107 今更 高遠にも帰れやしないし 101 00:12:30,107 --> 00:12:35,107 女衒の甘口に乗っかって 半ば やけっぱちで とうとう 102 00:12:38,115 --> 00:12:41,118 (おしな)でも よく私が ここだって分かったね 103 00:12:41,118 --> 00:12:45,122 お主 この店で 伊勢参りからの帰りの➡ 104 00:12:45,122 --> 00:12:49,126 高遠の男に 会ったことはないのか? 105 00:12:49,126 --> 00:12:55,132 (おしな)ああ ハハハッ あいつが しゃべったのか 106 00:12:55,132 --> 00:13:02,072 本当に男ってね せっかく私が かわいがってやったのに ばか野郎 107 00:13:02,072 --> 00:13:07,072 月玉… 月玉は どこにいる? 108 00:13:11,081 --> 00:13:14,081 まだ 未練があるとみえるな 109 00:13:16,086 --> 00:13:18,086 あいつに未練なんか 110 00:13:21,091 --> 00:13:23,091 あいつに たたっ返しておくれよ 111 00:13:26,096 --> 00:13:29,099 別れるときの あいつの言いぐさ 112 00:13:29,099 --> 00:13:35,105 好きになったのは誠 これが その証しにって… 113 00:13:35,105 --> 00:13:40,105 私が欲しいのは かんざしや 着物なんかじゃないんだ 114 00:13:45,115 --> 00:13:48,118 月玉は どこにいる 115 00:13:48,118 --> 00:13:54,124 信州佐久郡 沓掛宿から 浅間に入って 3里 116 00:13:54,124 --> 00:13:57,061 ふどう寺っていう山寺 117 00:13:57,061 --> 00:14:02,066 そこで 大勢のガキどもと暮らしてるよ 118 00:14:02,066 --> 00:14:06,070 (三留)ガキ? それは何だ 119 00:14:06,070 --> 00:14:10,074 捨て子や 親なしっ子を集めて養ってる 120 00:14:10,074 --> 00:14:14,078 フッ 物好きなやつの道楽さ➡ 121 00:14:14,078 --> 00:14:18,082 ねえ あんたたち あいつに何の用? 122 00:14:18,082 --> 00:14:22,082 あいつを ばらしに来たんでしょ? ばらしておくれよ 123 00:14:29,093 --> 00:14:34,093 (おしな)あんたたちも あいつの 仲間なんだろ? 隠密なんでしょ? 124 00:14:45,109 --> 00:14:50,114 隠密だと? 月玉が そう申したのか? 125 00:14:50,114 --> 00:14:53,117 だから別れてくれって言ったよ 126 00:14:53,117 --> 00:14:58,055 隠密の苦しみは 自分の代だけにしたいって 127 00:14:58,055 --> 00:15:02,059 ましてや 裏切り者を道連れにして➡ 128 00:15:02,059 --> 00:15:06,063 非業の目に 遭わせたくないんだってさ 129 00:15:06,063 --> 00:15:11,068 だけどさ だからって女の心を 踏みにじっていいのかよ 130 00:15:11,068 --> 00:15:16,073 身勝手も あんまりじゃないか ねえ そうだろ?➡ 131 00:15:16,073 --> 00:15:21,078 あいつ 私が どんなに頼んだって 口説いたって➡ 132 00:15:21,078 --> 00:15:24,081 死んじまうからって言ったって➡ 133 00:15:24,081 --> 00:15:28,081 ちきしょう… 悔しいよ 134 00:15:33,090 --> 00:15:38,090 (男性)人殺し! 人殺し… 135 00:15:43,100 --> 00:15:47,100 (子供たち)アハハ… (子供)大丈夫かよ アハッ 136 00:15:50,107 --> 00:15:54,107 (子供)みんな 行くぞ! (子供たち)おう! 137 00:15:56,113 --> 00:16:01,051 (与平)この辺では 先年の 浅間の噴火の折に➡ 138 00:16:01,051 --> 00:16:05,055 みなしごが 大勢でけましてな➡ 139 00:16:05,055 --> 00:16:09,059 月玉様は その子らを拾うてこられて➡ 140 00:16:09,059 --> 00:16:16,066 今日では もう 20人 その子らに 己の食は減らしても➡ 141 00:16:16,066 --> 00:16:20,070 ひもじい思いをさせまいと➡ 142 00:16:20,070 --> 00:16:25,075 しばらくの間は えらい御苦労でな➡ 143 00:16:25,075 --> 00:16:29,079 この近在では 月玉様のことを➡ 144 00:16:29,079 --> 00:16:34,084 行基菩薩様の再来じゃと 申しております➡ 145 00:16:34,084 --> 00:16:37,087 わしらは せめて 代わり番に➡ 146 00:16:37,087 --> 00:16:41,091 賄いの手伝いなど させてもろうております 147 00:16:41,091 --> 00:16:47,097 (与平)あいにく 月玉様は 今日は たく鉢に回っておいでで 148 00:16:47,097 --> 00:16:51,101 月玉様 戻っておいでだよ おっつけ もう山門の下辺りだ 149 00:16:51,101 --> 00:16:53,101 (与平)ああ そうか 150 00:16:55,105 --> 00:17:10,053 ♬~ 151 00:17:10,053 --> 00:17:12,053 (月玉)どなただ 152 00:17:18,061 --> 00:17:20,063 そもさん 月玉 153 00:17:20,063 --> 00:17:23,066 捜し当てるのに だいぶ苦労したぞ➡ 154 00:17:23,066 --> 00:17:28,071 身寄りなき子供たちの守り本尊 行基菩薩の再来が➡ 155 00:17:28,071 --> 00:17:32,075 柳生忍群の裏切り者とはな フフッ➡ 156 00:17:32,075 --> 00:17:38,075 釈迦如来も御存じあるまいよ フフフ… 157 00:17:46,089 --> 00:17:51,089 (八束)さすがだな 月玉 もうよい 刀を納めろ 158 00:17:55,098 --> 00:18:00,037 (八束)フフフ… 挨拶代わりだ 許せ➡ 159 00:18:00,037 --> 00:18:03,040 さて 月玉➡ 160 00:18:03,040 --> 00:18:10,047 その方に改めて 烈堂様よりの お指図を申し伝える➡ 161 00:18:10,047 --> 00:18:15,052 子連れ狼こと 拝一刀 元 公儀介しゃく人 162 00:18:15,052 --> 00:18:19,056 その方も知っておろう その拝一刀を葬り➡ 163 00:18:19,056 --> 00:18:23,060 きゃつが所持する 柳生封廻状を奪い返すべきこと 164 00:18:23,060 --> 00:18:25,060 (三留)月玉 返答いたせ! 165 00:18:27,064 --> 00:18:33,064 (月玉)お指図は もはや無用だ 私は 柳生とは縁を切った 166 00:18:36,073 --> 00:18:42,079 うぬは 五戒七生の柳生忍びの者 草の使命を忘れ 逐電をした 167 00:18:42,079 --> 00:18:47,084 柳生忍群の裏切りは 死をもってあがなうのが定法 168 00:18:47,084 --> 00:18:49,084 覚悟の上であったろうな 169 00:18:55,092 --> 00:18:58,028 もし お指図どおり 拝一刀を討ち果たせば➡ 170 00:18:58,028 --> 00:19:02,032 裏切りの罪は問わぬ これは烈堂様 格別のおぼし召しだ 171 00:19:02,032 --> 00:19:07,037 その おぼし召しも無用 (三留)こやつ! 172 00:19:07,037 --> 00:19:12,042 忍びを裏切ったのは 生ある間に➡ 173 00:19:12,042 --> 00:19:15,045 せめて 人らしゅう生きたいという一念 174 00:19:15,045 --> 00:19:21,051 また 身寄りなき幼子を 養い育てて暮らすのも➡ 175 00:19:21,051 --> 00:19:25,055 この顔に せめて 人らしゅう➡ 176 00:19:25,055 --> 00:19:29,059 喜びや 悲しみの心を 通わせたいためだ 177 00:19:29,059 --> 00:19:35,065 今 人らしゅう死ねるなら それも本望 178 00:19:35,065 --> 00:19:40,070 だが ただ殺されはせぬ 179 00:19:40,070 --> 00:19:46,070 ほざくな 月玉! うぬには あの声が聞こえぬとみえるな 180 00:19:50,080 --> 00:19:54,084 (子供)残った! 残った… 181 00:19:54,084 --> 00:19:57,020 (八束)お指図に従えばよし 従わぬとあらば➡ 182 00:19:57,020 --> 00:20:02,025 血祭りに まず 小わっぱの首を 2つ 3つ たたき斬ってみせよう 183 00:20:02,025 --> 00:20:06,029 それでも 指図に従えぬと申すのか 184 00:20:06,029 --> 00:20:08,031 (月玉)ひきょうだ (八束)忍びの分際で➡ 185 00:20:08,031 --> 00:20:13,036 ひきょうとは笑止だぞ フフフ… 186 00:20:13,036 --> 00:20:18,041 それとも ただの脅しだと思うのか? 187 00:20:18,041 --> 00:20:20,041 これを見ろ 188 00:20:30,053 --> 00:20:37,060 おしな… まさか おしなを 189 00:20:37,060 --> 00:20:40,063 あの女に罪はない 190 00:20:40,063 --> 00:20:44,063 隠密の素性を悟られては 生かしてはおけぬ 191 00:20:48,071 --> 00:20:50,071 返答しろ 192 00:20:56,079 --> 00:21:01,018 ≪(子供たち)月玉様! 月玉様! 193 00:21:01,018 --> 00:21:07,024 (子供たち)月玉様 月玉様… 194 00:21:07,024 --> 00:21:12,024 (子供たち)遊ぼう! 遊ぼう… 195 00:21:19,036 --> 00:21:24,036 かわいい子だのう 年は いくつかの? 196 00:21:28,045 --> 00:21:32,049 (八束)この子らが かわいくば 素直に お指図を受けい 197 00:21:32,049 --> 00:21:37,049 それとも 目の前で地獄を見るか どうだ 月玉 198 00:22:41,118 --> 00:22:44,121 あの もし 199 00:22:44,121 --> 00:22:47,121 これ 欲しいんでしょ? 200 00:22:52,129 --> 00:22:56,133 ウフッ まあ お利口さんね ほら 201 00:22:56,133 --> 00:22:59,069 (笛) 202 00:22:59,069 --> 00:23:02,072 ねっ? はい (大五郎)どうもありがとう 203 00:23:02,072 --> 00:23:07,077 かたじけない めっそうもない ただの拾い物です 204 00:23:07,077 --> 00:23:12,082 お名前は? 大五郎 205 00:23:12,082 --> 00:23:17,087 お年は? ウフッ まあ なんてかわいい 206 00:23:17,087 --> 00:23:20,090 お姉さんのこと 覚えててくださいね うん 207 00:23:20,090 --> 00:23:23,093 そう うれしい 208 00:23:23,093 --> 00:23:27,093 それじゃ さようなら さようなら 209 00:23:30,100 --> 00:23:35,100 (笛) 210 00:23:43,113 --> 00:23:46,116 (女性)あーっ! 211 00:23:46,116 --> 00:24:05,068 ♬~ 212 00:24:05,068 --> 00:24:07,070 ♬~ 213 00:24:07,070 --> 00:24:11,074 (月玉)《うぬら親子に 関わる者の全てが こうなる》➡ 214 00:24:11,074 --> 00:24:15,074 《拝一刀 覚悟せい》 215 00:24:43,106 --> 00:24:45,106 行ってくるがよい 216 00:25:00,056 --> 00:25:05,061 ハハハ… 坊や それじゃ日が暮れて あしたになっちまうぜ 217 00:25:05,061 --> 00:25:08,061 おう 貸しな おじちゃん くんでやるから なっ 218 00:25:11,067 --> 00:25:13,067 うっ! 219 00:25:17,073 --> 00:25:19,073 大五郎! 220 00:25:28,084 --> 00:25:30,086 (月玉)《いかに 拝一刀》➡ 221 00:25:30,086 --> 00:25:35,091 《思い知るがよい 柳生五車の術を…》➡ 222 00:25:35,091 --> 00:25:38,094 《うぬら親子を 衆生から断ち切り➡ 223 00:25:38,094 --> 00:25:44,094 ぎりぎり現世の 孤独地獄に 追い込んでみせようぞ》 224 00:25:52,108 --> 00:25:55,111 (男性)♬ ほら 一ぱい目には いものめし➡ 225 00:25:55,111 --> 00:26:01,051 ♬ ほら 二はい目には 握りめし 三杯目には ささげめし➡ 226 00:26:01,051 --> 00:26:08,058 ♬ ほら 四杯目には しそのめし ほら 五杯目には 五目めし➡ 227 00:26:08,058 --> 00:26:14,064 ♬ えい 六つ 麦飯 とろろ汁 ほら 七はい目には ひえのめし➡ 228 00:26:14,064 --> 00:26:20,070 ♬ ほら 八杯目には 蓮のめし 九杯目には くこのめし➡ 229 00:26:20,070 --> 00:26:25,070 ♬ ほら 十で 唐人飴は どうじゃいな 230 00:26:39,089 --> 00:26:44,094 (男性)へい ありがとうごさいやした ヘヘッ 231 00:26:44,094 --> 00:26:47,097 (男性)♬ ほら 一ぱい目には いものめし➡ 232 00:26:47,097 --> 00:26:51,097 ♬ ほら 二はい目には 握りめし… 233 00:26:58,041 --> 00:27:18,061 ♬~ 234 00:27:18,061 --> 00:27:20,063 ♬~ 235 00:27:20,063 --> 00:27:22,065 大五郎! 236 00:27:22,065 --> 00:27:42,085 ♬~ 237 00:27:42,085 --> 00:27:52,095 ♬~ 238 00:27:52,095 --> 00:27:54,097 (女性)お客さん どうぞ さあ 239 00:27:54,097 --> 00:27:56,099 (男性)おっ お客さん 手前どもに お泊まりを 240 00:27:56,099 --> 00:27:58,034 (女性) お客さん お風呂も沸いてますよ 241 00:27:58,034 --> 00:28:02,038 (男性)いらっしゃいませ どうぞ (女性)手前どもの名物の➡ 242 00:28:02,038 --> 00:28:04,040 とろろ汁も おいしゅうございますよ 243 00:28:04,040 --> 00:28:06,042 (女性)さあ 坊や 泊まりましょ (男性)次の宿は➡ 244 00:28:06,042 --> 00:28:08,044 山越えでございますよ こんな お子連れでは➡ 245 00:28:08,044 --> 00:28:14,050 とてもとても 行けやしませんよ どうぞ お客さん 246 00:28:14,050 --> 00:28:17,050 どういうつもりなんだろうな 247 00:28:23,059 --> 00:28:26,059 (鳥の鳴き声) 248 00:28:49,085 --> 00:28:51,087 お頼み申す 249 00:28:51,087 --> 00:28:57,026 夜分 恐れ入るが 子連れの旅にて難渋いたしておる 250 00:28:57,026 --> 00:29:01,026 食べ物を少々 分けてくださらぬか 251 00:29:26,055 --> 00:29:38,067 ♬~ 252 00:29:38,067 --> 00:29:42,071 卑劣なり柳生! 姿を見せい! 253 00:29:42,071 --> 00:29:44,071 尋常に勝負をせい! 254 00:29:50,079 --> 00:29:54,083 冥府魔道に生きる 拝一刀 修羅の地獄は かねての覚悟 255 00:29:54,083 --> 00:30:00,023 だが 我ら以外の者を殺害するとは 許せぬ 256 00:30:00,023 --> 00:30:02,025 許せぬぞ! 257 00:30:02,025 --> 00:30:21,044 ♬~ 258 00:30:21,044 --> 00:30:23,044 父御かな? 259 00:30:30,053 --> 00:30:33,056 いやいや この子がいらないと言うのを➡ 260 00:30:33,056 --> 00:30:36,059 わしが無理に持たせたんじゃ 261 00:30:36,059 --> 00:30:40,063 それに 父御の許しがなければ 食べないと申してのう 262 00:30:40,063 --> 00:30:44,063 よく しつけられたとみえる 263 00:30:47,070 --> 00:30:51,074 いずれへ行かれるのかのう 264 00:30:51,074 --> 00:30:57,013 されば あてもない旅でござる 265 00:30:57,013 --> 00:31:10,013 ♬~ 266 00:31:16,032 --> 00:31:21,032 さあ 父御のお許しがあった ゆっくり おあがり 267 00:31:26,042 --> 00:31:28,042 しばらく 268 00:31:31,047 --> 00:31:33,047 お願いがござる 269 00:31:36,052 --> 00:31:40,056 さあ もっとお食べ もっと 270 00:31:40,056 --> 00:31:43,059 これは みんな 阿弥陀様のお下がりじゃから➡ 271 00:31:43,059 --> 00:31:49,059 いくら食べても おなかは壊さぬ 遠慮はいらぬぞ 272 00:31:51,067 --> 00:31:54,070 由ありげゆえ尋ねぬが➡ 273 00:31:54,070 --> 00:31:59,075 よほど ひもじい思いをしたとみえるな 274 00:31:59,075 --> 00:32:06,082 いや よいよい 一晩とは言わず 幾晩でもお泊まり 275 00:32:06,082 --> 00:32:13,082 わしも 旅のお方から 諸国のお話を聞くのが楽しみでな 276 00:32:16,092 --> 00:32:20,096 折り入って お願いがござる 何なりと 277 00:32:20,096 --> 00:32:24,096 我らの寝間を 和上と同じ部屋に していただきたい 278 00:32:26,102 --> 00:32:28,104 是非 279 00:32:28,104 --> 00:32:32,108 うーん 心得た 280 00:32:32,108 --> 00:32:37,113 まあ 寺の寝心地は 良いとは申されんからのう 281 00:32:37,113 --> 00:32:41,117 夜具は 子供にだけ それがしは 不要でござる 282 00:32:41,117 --> 00:32:46,122 泥棒よけの寝ずの番かのう? ハハハッ 283 00:32:46,122 --> 00:32:51,127 まあ 当寺で 金めのものといえば 御本尊様だけじゃ 284 00:32:51,127 --> 00:32:56,127 もったいなや なんまんだぶ なんまんだぶ… 285 00:33:07,076 --> 00:33:13,082 子供の寝顔は観音様じゃの どれ 286 00:33:13,082 --> 00:33:16,085 いずれへ 夜の勤行じゃ 287 00:33:16,085 --> 00:33:19,085 ここは 開けておこうかのう 288 00:33:26,095 --> 00:33:32,101 ≪(読経) 289 00:33:32,101 --> 00:33:52,121 (読経) 290 00:33:52,121 --> 00:33:54,123 (読経) 291 00:33:54,123 --> 00:34:14,076 (読経) 292 00:34:14,076 --> 00:34:33,095 (読経) 293 00:34:33,095 --> 00:34:41,103 ♬~ 294 00:34:41,103 --> 00:34:43,103 和上 295 00:34:46,108 --> 00:34:49,108 和上 和上! 296 00:34:57,053 --> 00:35:00,056 和上 297 00:35:00,056 --> 00:35:06,062 (月玉)《拝一刀 うぬは 死に神だ 呪いだ》➡ 298 00:35:06,062 --> 00:35:09,065 《まだ 分からぬのか》➡ 299 00:35:09,065 --> 00:35:13,069 《この上 孤独地獄に落ち込みたいのか》➡ 300 00:35:13,069 --> 00:35:17,073 《飢渇地獄を味わいたいのか》➡ 301 00:35:17,073 --> 00:35:20,076 《五車の術を逃げる道は ただ一つ》➡ 302 00:35:20,076 --> 00:35:24,080 《柳生封廻状を渡せ》➡ 303 00:35:24,080 --> 00:35:26,080 《渡せ!》 304 00:35:29,085 --> 00:35:49,105 ♬~ 305 00:35:49,105 --> 00:36:03,105 ♬~ 306 00:36:53,102 --> 00:36:55,102 ちゃーん! 307 00:37:25,067 --> 00:37:30,072 (月玉)《このまま 山に こもられては 術が使えぬ》 308 00:37:30,072 --> 00:37:33,072 《さすがは 拝一刀》 309 00:37:44,086 --> 00:37:49,091 <一刀親子に関わり合った者を 全て殺し 恐怖におののかせ➡ 310 00:37:49,091 --> 00:37:54,096 ついには 発狂させるという 柳生草術五車を破るには➡ 311 00:37:54,096 --> 00:37:57,033 他人と関わり合いを 持たなくて済む状況➡ 312 00:37:57,033 --> 00:38:04,033 すなわち 山深くこもるのが 最良の策だと知る 一刀であった> 313 00:38:41,077 --> 00:39:01,030 ♬~ 314 00:39:01,030 --> 00:39:21,050 ♬~ 315 00:39:21,050 --> 00:39:24,050 ♬~ 316 00:39:35,064 --> 00:39:41,070 大五郎 もうしばらくの辛抱で 里へ下りられる 317 00:39:41,070 --> 00:39:43,070 それまで我慢するのだ 318 00:39:45,074 --> 00:39:50,079 根比べだ 分かるな 319 00:39:50,079 --> 00:39:53,082 うん 320 00:39:53,082 --> 00:39:55,082 よく降るな 321 00:39:57,019 --> 00:40:00,019 この雨は さぞかし… 322 00:40:08,030 --> 00:40:11,033 (月玉)《小才なり 拝一刀》 323 00:40:11,033 --> 00:40:15,037 《たき火の明かりに 私の心を揺さぶるつもりか》 324 00:40:15,037 --> 00:40:19,041 《魚を焼く匂いに 私を誘い出すつもりか》 325 00:40:19,041 --> 00:40:22,044 《これしきの苦痛を与えて➡ 326 00:40:22,044 --> 00:40:25,047 五車の術を 防ごうというつもりか》 327 00:40:25,047 --> 00:40:27,047 《負けはせぬぞ!》 328 00:40:29,051 --> 00:40:31,053 《うぬは 知るまい》 329 00:40:31,053 --> 00:40:38,060 《孤独 飢渇 修羅の苦痛に耐えて 修練を重ねた私を➡ 330 00:40:38,060 --> 00:40:44,060 どのような情けにも動かぬ 私の心を うぬは知るまい》 331 00:40:49,071 --> 00:40:55,077 (甚左衛門)《恐れるな 月玉 目をそらしてはならぬぞ!》➡ 332 00:40:55,077 --> 00:40:58,013 《恐れを顔に出してはならぬ》➡ 333 00:40:58,013 --> 00:41:05,020 《恐れを忘れよ 心を忘れよ》➡ 334 00:41:05,020 --> 00:41:10,020 《そうすれば 顔は動かぬ 心の働きを止めよ!》 335 00:41:23,038 --> 00:41:43,058 ♬~ 336 00:41:43,058 --> 00:42:03,078 ♬~ 337 00:42:03,078 --> 00:42:09,078 ♬~ 338 00:42:38,113 --> 00:42:58,067 ♬~ 339 00:42:58,067 --> 00:43:11,067 ♬~ 340 00:43:37,106 --> 00:43:57,059 ♬~ 341 00:43:57,059 --> 00:44:17,079 ♬~ 342 00:44:17,079 --> 00:44:25,079 ♬~ 343 00:45:20,075 --> 00:45:22,077 うっ! 344 00:45:22,077 --> 00:45:34,077 ♬~ 345 00:45:36,091 --> 00:45:43,091 お… お願い 拝一刀殿 お願いを… 346 00:45:53,108 --> 00:45:59,047 水のそばへ 顔を見たい 347 00:45:59,047 --> 00:46:06,054 せめて 死に際の顔を 並の人らしゅう 348 00:46:06,054 --> 00:46:08,054 頼む… 349 00:46:37,085 --> 00:46:42,090 ああ うれしや 350 00:46:42,090 --> 00:46:48,096 この顔 この顔こそ 351 00:46:48,096 --> 00:47:03,045 ♬~ 352 00:47:03,045 --> 00:47:09,051 おしな… おしなだね 353 00:47:09,051 --> 00:47:12,054 待っていておくれ 354 00:47:12,054 --> 00:47:17,054 すぐに行くよ すぐに… 355 00:47:28,070 --> 00:47:34,076 <善人なおもて往生を遂ぐ いわんや悪人をや> 356 00:47:34,076 --> 00:47:39,081 <夕日の光は 済度成仏した月玉の魂を迎える➡ 357 00:47:39,081 --> 00:47:43,085 西方浄土の 弥陀の光でもあろうか> 358 00:47:43,085 --> 00:47:48,090 <その光を後に 煩悩具足の拝一刀➡ 359 00:47:48,090 --> 00:47:52,094 風しょうしょうと肌を刺す 冥府魔道の果てに➡ 360 00:47:52,094 --> 00:47:57,032 真実報土の往生を 遂げることができるかどうか> 361 00:47:57,032 --> 00:47:59,032 <子連れ狼よ> 362 00:48:10,045 --> 00:48:12,047 <公儀隠密の子を産んだ 家老の娘 きくは➡ 363 00:48:12,047 --> 00:48:16,051 労咳にかかり いおりに その身を横たえていた> 364 00:48:16,051 --> 00:48:18,053 <時雨時に必ず帰ると 言い残して去った➡ 365 00:48:18,053 --> 00:48:21,056 隠密の言葉を信じて 待ち続ける娘> 366 00:48:21,056 --> 00:48:24,059 <その娘の夫を斬らねばならぬ 家老の➡ 367 00:48:24,059 --> 00:48:28,063 察するに 余りある胸中を酌んで 一刀は 時雨を待つ> 368 00:48:28,063 --> 00:48:32,067 <何も知らず 大五郎と 無心に遊ぶ 鈴之助の父を➡ 369 00:48:32,067 --> 00:48:34,067 果たして 一刀は斬れるか 次回…> 370 00:50:04,192 --> 00:50:05,060 371 00:50:05,060 --> 00:50:08,063 (小林)皆さん お元気ですか 小林綾子です 372 00:50:08,063 --> 00:50:14,069 日本には 古くから 神社仏閣に伝わる行事や飾り物 373 00:50:14,069 --> 00:50:19,074 季節によって味わう旬な食べ物や その土地に伝わる風習など 374 00:50:19,074 --> 00:50:25,080 幸運を呼び込むために縁起を担ぐ さまざまな物や行いがあります 375 00:50:25,080 --> 00:50:30,085 皆さんの周りにも きっとある 幸運を呼ぶ縁起物 376 00:50:30,085 --> 00:50:34,089 この番組では そんな縁起物を ご紹介していきます 377 00:50:34,089 --> 00:50:37,089 さて 今日の縁起物は? 378 00:50:49,104 --> 00:50:54,109 香りと色で 春を感じさせてくれる桜餅 379 00:50:54,109 --> 00:50:58,113 桜の葉で餅を包む工夫は 江戸時代に始まったそうです 380 00:50:58,113 --> 00:51:02,117 ちなみに 桜餅は 2種類あることをご存じですか 381 00:51:02,117 --> 00:51:06,054 関東で多いといわれている桜餅は 382 00:51:06,054 --> 00:51:11,059 小麦粉などの生地を焼いた皮で あんを巻いたクレープ状のお餅 383 00:51:11,059 --> 00:51:13,061 一方 関西の桜餅は➡ 384 00:51:13,061 --> 00:51:18,066 道明寺粉で皮を作り あんを包んだ饅頭状のお餅で➡ 385 00:51:18,066 --> 00:51:22,070 道明寺粉の 粒々した食感が特徴です 386 00:51:22,070 --> 00:51:24,072 桜餅といえば➡ 387 00:51:24,072 --> 00:51:29,077 餅を包んでいる塩漬けの桜の葉の 存在が欠かせません 388 00:51:29,077 --> 00:51:33,081 正式には 葉を取って食べるのが 推奨されているそうです 389 00:51:33,081 --> 00:51:36,084 もちろん 食べても 問題はないそうですよ 390 00:51:36,084 --> 00:51:39,084 私は 時々 食べちゃうかな 391 00:51:44,092 --> 00:51:48,096 突然ですが 皆さんは 竹の子 お好きですか 392 00:51:48,096 --> 00:51:51,099 歯ごたえがよく 食べ飽きない風味で➡ 393 00:51:51,099 --> 00:51:54,102 私は もう大好きです 394 00:51:54,102 --> 00:51:57,105 昔から 出世運がアップする 縁起のよい食べ物として➡ 395 00:51:57,105 --> 00:51:59,107 愛されてきました 396 00:51:59,107 --> 00:52:03,111 竹の子は すくすくと まっすぐに 太陽に向かって伸びるため➡ 397 00:52:03,111 --> 00:52:08,049 神さまのご加護が得られやすいと 考えられていました 398 00:52:08,049 --> 00:52:11,052 また竹の子は 成長が早いため➡ 399 00:52:11,052 --> 00:52:14,055 竹の子のように 早く成長してほしいと➡ 400 00:52:14,055 --> 00:52:17,058 親が子供に 竹の子を食べさせたそうです 401 00:52:17,058 --> 00:52:22,063 そのほかにも めったに 病気にならない 子だくさんなど 402 00:52:22,063 --> 00:52:25,066 さまざまな効果があると 信じられていました 403 00:52:25,066 --> 00:52:28,069 おいしくて こんなに たくさんのご利益があるなら➡ 404 00:52:28,069 --> 00:52:30,071 食べないとですよね 405 00:52:30,071 --> 00:52:35,071 私は 竹の子ご飯が好きかなぁ ん~… 406 00:52:40,081 --> 00:52:44,085 突然ですが 皆さんは お茶はお好きですか 407 00:52:44,085 --> 00:52:51,092 ♪ 夏も近づく八十八夜 408 00:52:51,092 --> 00:52:54,095 この歌 一度は 聞いたことがありますよね 409 00:52:54,095 --> 00:52:59,095 『茶摘み』 でも 「八十八夜」とは 何のことでしょうか 410 00:53:04,039 --> 00:53:08,043 つまり 5月の初めごろのことをいいます 411 00:53:08,043 --> 00:53:13,048 節目の日とされる八十八夜は 末広がりの八が2つあることから 412 00:53:13,048 --> 00:53:15,050 縁起がよいとされてきました 413 00:53:15,050 --> 00:53:18,053 そのため 八十八夜に摘み取られるお茶は➡ 414 00:53:18,053 --> 00:53:21,056 不老長寿の縁起物として重宝され 415 00:53:21,056 --> 00:53:27,062 その新茶を飲むと 1年を災いなく 過ごせるといわれています 416 00:53:27,062 --> 00:53:31,066 また 「八十八夜の別れ霜」という 言葉があり➡ 417 00:53:31,066 --> 00:53:35,070 八十八夜以降は 霜の心配がなくなるので➡ 418 00:53:35,070 --> 00:53:39,074 農家では茶摘みや農作業を 始める時期でもありました 419 00:53:39,074 --> 00:53:44,079 縁起もよく さわやかな香りと 甘みもある新茶を飲んで➡ 420 00:53:44,079 --> 00:53:46,079 今年1年を元気に過ごしましょう 421 00:53:51,086 --> 00:53:56,091 七月七日といえば 七夕の日ですよね 422 00:53:56,091 --> 00:53:59,094 江戸時代には旧暦の七月七日は➡ 423 00:53:59,094 --> 00:54:03,098 もうひとつの大切な仕事が あったそうなんですが… 424 00:54:03,098 --> 00:54:06,034 それは 「井戸替え」です 425 00:54:06,034 --> 00:54:09,037 夏に 疫病が 流行するのを防ぐために➡ 426 00:54:09,037 --> 00:54:13,041 この時期に 井戸の中の掃除をしました 427 00:54:13,041 --> 00:54:17,045 「井戸浚え」 「晒井戸」とも呼ばれ➡ 428 00:54:17,045 --> 00:54:21,049 「つるつる」という落語や 歌舞伎にも登場するほど➡ 429 00:54:21,049 --> 00:54:24,052 夏の風物詩でもあったようです 430 00:54:24,052 --> 00:54:29,057 井戸の水を全て出して 井戸職人を中を掃除するのですが 431 00:54:29,057 --> 00:54:35,063 深~い井戸の中に入っての作業は 時に危険を伴ったそうです 432 00:54:35,063 --> 00:54:38,066 一方 水をくむときに➡ 433 00:54:38,066 --> 00:54:41,069 井戸に落としてしまった 髪飾りなども見つかるので➡ 434 00:54:41,069 --> 00:54:45,069 その日を楽しみに していた女性もいたそうですよ 435 00:54:50,078 --> 00:54:55,083 江戸時代から続く 夏の風物詩のひとつ 花火 436 00:54:55,083 --> 00:55:01,089 中でも 線香花火は 古くから 日本人に愛されていますが 437 00:55:01,089 --> 00:55:04,025 実は 国産の線香花火の製造は➡ 438 00:55:04,025 --> 00:55:07,028 一度 途絶えてしまったそうなんですが 439 00:55:07,028 --> 00:55:09,030 職人さんの手によって➡ 440 00:55:09,030 --> 00:55:13,034 今は 純国産の線香花火を 楽しめるようになりました 441 00:55:13,034 --> 00:55:17,038 1本1本 手作業で作られているため➡ 442 00:55:17,038 --> 00:55:20,041 表情や持続時間も 微妙に異なります 443 00:55:20,041 --> 00:55:24,041 また 純国産線香花火の 燃え方は… 444 00:55:32,053 --> 00:55:35,056 …と変化していきます 445 00:55:35,056 --> 00:55:37,058 この美しい変化は➡ 446 00:55:37,058 --> 00:55:41,062 はかなく消えゆく 人の一生が表現されているそうで 447 00:55:41,062 --> 00:55:45,062 この辺りは日本人ならではの 感性ですよね 448 00:55:50,071 --> 00:55:55,076 皆さんは 9月9日の 「重陽の節句」をご存じでしょうか 449 00:55:55,076 --> 00:55:59,080 大人の雛祭りとも いわれていますが… 450 00:55:59,080 --> 00:56:02,083 重陽は 菊の節句として伝わり➡ 451 00:56:02,083 --> 00:56:06,020 菊酒や 食用菊を 盛り込んだ料理・和菓子をたしなみ 452 00:56:06,020 --> 00:56:08,022 健康を祈願します 453 00:56:08,022 --> 00:56:14,028 また 行事として 「後の雛」という 風習も江戸時代から生まれ➡ 454 00:56:14,028 --> 00:56:19,028 3月に飾った雛人形を9月に もう一度 出すことで… 455 00:56:25,039 --> 00:56:27,041 桃の節句と違い➡ 456 00:56:27,041 --> 00:56:32,046 重陽は 菊が主役の節句なので 少し落ち着い雰囲気 457 00:56:32,046 --> 00:56:35,049 そして お酒に菊の花びらを浮かべて➡ 458 00:56:35,049 --> 00:56:38,052 長寿を願い飲む菊酒が 定番だそうで➡ 459 00:56:38,052 --> 00:56:43,052 正に大人の雛祭りといえますね 460 00:56:48,062 --> 00:56:52,066 突然ですが おはぎはお好きですか 461 00:56:52,066 --> 00:56:55,069 では ぼたもちは いかがでしょう? 462 00:56:55,069 --> 00:57:00,074 うん? おはぎと ぼたもちって 似ていますよね 463 00:57:00,074 --> 00:57:03,077 違いってあるんでしょうか… 464 00:57:03,077 --> 00:57:06,014 おはぎと ぼたもち その違いは➡ 465 00:57:06,014 --> 00:57:09,017 作られる季節によって 名前を変えていたそうです 466 00:57:09,017 --> 00:57:13,021 春のお彼岸に食べるのが 「ぼたもち」 467 00:57:13,021 --> 00:57:16,024 牡丹の咲く時期に 食べられたことから➡ 468 00:57:16,024 --> 00:57:20,028 「牡丹餅」と呼ばれていたのが 「ぼたもち」になったそうです 469 00:57:20,028 --> 00:57:24,032 一方 秋のお彼岸に 食べるのが 「おはぎ」です 470 00:57:24,032 --> 00:57:27,035 その由来は もちろん 萩です 471 00:57:27,035 --> 00:57:32,040 おはぎに使用する粒あんを 秋に咲く萩の花に見立て➡ 472 00:57:32,040 --> 00:57:34,042 こう呼ばれるようになりました 473 00:57:34,042 --> 00:57:37,045 同じものでも 季節によって 呼び方を変えるって➡ 474 00:57:37,045 --> 00:57:39,045 風流ですよねえ 475 00:57:45,053 --> 00:57:50,058 秋の味覚の最高峰とも言えるのが 松茸ではないでしょうか 476 00:57:50,058 --> 00:57:54,062 ウ~ン! このいい香りが たまりませ~ん! 477 00:57:54,062 --> 00:57:57,065 日本では 昔から親しまれ➡ 478 00:57:57,065 --> 00:58:01,069 『日本書紀』に 庶民から 天皇への献上品として➡ 479 00:58:01,069 --> 00:58:05,006 栗・鮎 そして 松茸を送ったそうです 480 00:58:05,006 --> 00:58:10,011 また 『万葉集』では 「秋の香りのよさ」と詠まれ➡ 481 00:58:10,011 --> 00:58:13,014 吉田兼好は 『徒然草』の中で➡ 482 00:58:13,014 --> 00:58:17,018 3大珍味の ひとつとして挙げています 483 00:58:17,018 --> 00:58:20,021 その後も 松尾芭蕉をはじめとする➡ 484 00:58:20,021 --> 00:58:23,024 江戸時代の俳人たちにも 詠まれてきました 485 00:58:23,024 --> 00:58:27,028 江戸時代では 庶民の食べ物だったそうで 486 00:58:27,028 --> 00:58:32,033 お吸い物や焼き物など さまざまな 料理で愛されていました 487 00:58:32,033 --> 00:58:37,033 ちなみに 私は 松茸の土瓶蒸しが大好きで~す 488 00:58:42,043 --> 00:58:47,048 皆さんは 冬の訪れの風物詩 亥の子餅って ご存じですか 489 00:58:47,048 --> 00:58:50,051 大変 ご利益もあり➡ 490 00:58:50,051 --> 00:58:53,054 紫式部の 『源氏物語』にも 登場するそうですが 491 00:58:53,054 --> 00:58:58,059 いのししの子供・ウリ坊の形に かたどった和菓子 492 00:58:58,059 --> 00:59:02,063 亥の月の 亥の日 亥の刻に➡ 493 00:59:02,063 --> 00:59:04,999 亥の子餅を食べると 無病息災となり 494 00:59:04,999 --> 00:59:09,003 また 子供をたくさん産む いのししにあやかって➡ 495 00:59:09,003 --> 00:59:12,006 子孫繁栄を願う意味が あるそうです 496 00:59:12,006 --> 00:59:16,010 平安時代に 中国から日本に伝わり 497 00:59:16,010 --> 00:59:19,013 亥の子祝いとして 貴族の間に広まり➡ 498 00:59:19,013 --> 00:59:23,017 紫式部の 『源氏物語』に 登場するほど➡ 499 00:59:23,017 --> 00:59:25,019 身近なイベントだったようです 500 00:59:25,019 --> 00:59:29,023 江戸時代になると 亥の子祝いの日に➡ 501 00:59:29,023 --> 00:59:33,027 亥の子餅を食べ いろりや こたつなどを使い始めると➡ 502 00:59:33,027 --> 00:59:37,031 火事が起きないという風習が 広まりました 503 00:59:37,031 --> 00:59:39,033 いかがでしたでしょうか 504 00:59:39,033 --> 00:59:44,038 まだまだ 私たちの知らないものや 意外なものにも➡ 505 00:59:44,038 --> 00:59:48,042 さまざまな縁起担ぎの意味が 込められているようですね 506 00:59:48,042 --> 00:59:51,045 身近にある そんな縁起物 507 00:59:51,045 --> 00:59:54,048 皆さんも お店や神社で探してみたり 508 00:59:54,048 --> 00:59:58,052 幸せを呼び込んでみては いかがでしょうか 509 00:59:58,052 --> 01:00:02,052 それでは またお会いしましょう 小林綾子でした