1 00:02:11,042 --> 00:02:31,062 ♬~ 2 00:02:31,062 --> 00:02:51,082 ♬~ 3 00:02:51,082 --> 00:03:11,035 ♬~ 4 00:03:11,035 --> 00:03:31,055 ♬~ 5 00:03:31,055 --> 00:03:41,055 ♬~ 6 00:03:49,073 --> 00:03:54,078 (頼母)拝殿 頼みというのは 他でもない➡ 7 00:03:54,078 --> 00:03:57,015 生き仏を斬ってはいただけまいか 8 00:03:57,015 --> 00:03:59,017 (一刀)生き仏? 9 00:03:59,017 --> 00:04:04,022 (頼母)さよう 藩内の誰にもできぬ この刺客 10 00:04:04,022 --> 00:04:08,022 何とぞ お願い申す 11 00:04:18,036 --> 00:04:22,040 恥ずかしながら 我が藩には 過ぎたるものが 2つある 12 00:04:22,040 --> 00:04:27,045 一つは 貧乏 そして 更に もう一つは➡ 13 00:04:27,045 --> 00:04:31,049 今 領内で 生き仏と あがめられる 三隅玄斉 14 00:04:31,049 --> 00:04:38,049 その玄斉は 医者であり 今は 城下の一角に 養生所を開きおり… 15 00:04:41,059 --> 00:04:44,062 (頼母)ほとんどの患者を 無料で治療するゆえに➡ 16 00:04:44,062 --> 00:04:47,065 生き仏と あがめられているが➡ 17 00:04:47,065 --> 00:04:53,071 もともと 玄斉は 我が殿 忠広公の勉学の師➡ 18 00:04:53,071 --> 00:04:58,071 殿の御信頼も厚いために 我々 家臣には 手が出せぬのだ 19 00:05:04,015 --> 00:05:07,018 その玄斉を なぜ 斬らねばならぬかは➡ 20 00:05:07,018 --> 00:05:09,020 いくつかの理由がある 21 00:05:09,020 --> 00:05:13,024 まず一つには 玄斉は 治療に出かけると称して➡ 22 00:05:13,024 --> 00:05:20,031 領内を くまなく回り 百姓 町民たちと接触している 23 00:05:20,031 --> 00:05:24,035 その上 治療費を取らぬ名医として➡ 24 00:05:24,035 --> 00:05:27,038 その名は 領内の隅々にまで行き渡り➡ 25 00:05:27,038 --> 00:05:32,043 神のごとく 生き仏のごとくに あがめられている 26 00:05:32,043 --> 00:05:36,047 従って 主君 忠広公より名が高く➡ 27 00:05:36,047 --> 00:05:40,051 このまま 民百姓の信頼を得てゆけば➡ 28 00:05:40,051 --> 00:05:45,056 行く末 御政道の妨げになることが 目に見えているからだ 29 00:05:45,056 --> 00:05:49,056 これが 斬らねばならぬ理由の第1 30 00:05:52,063 --> 00:05:55,066 しかも その名医 玄斉が➡ 31 00:05:55,066 --> 00:05:59,003 折に触れて 領民たちと語り合うものは 何か 32 00:05:59,003 --> 00:06:04,003 それは 藩の政に ほかならぬ 33 00:06:07,011 --> 00:06:10,014 (頼母)《先日は また ずんと田舎の方まで➡ 34 00:06:10,014 --> 00:06:13,017 出向かれたようだな》➡ 35 00:06:13,017 --> 00:06:17,021 《行くさきざきで 我が藩の租税 わけても 年貢について➡ 36 00:06:17,021 --> 00:06:23,027 他藩と比較されているようだが 一体 どのような心積もりで➡ 37 00:06:23,027 --> 00:06:25,027 そのようなことを されているのかな?》 38 00:06:28,032 --> 00:06:34,038 (頼母)《無論 我が藩の年貢が 決して 安いとは言い難い》➡ 39 00:06:34,038 --> 00:06:38,042 《しかし 民百姓からの租税なくしては➡ 40 00:06:38,042 --> 00:06:41,045 この高鍋藩は 成り立たず➡ 41 00:06:41,045 --> 00:06:45,045 ひいては 幕府も成り立たぬ道理は 分かるであろう》 42 00:06:47,051 --> 00:06:51,055 (頼母)《玄斉殿 確かに 貴殿の言われるとおり➡ 43 00:06:51,055 --> 00:06:56,060 民あっての藩 民あっての殿であり 我々ではあろう》 44 00:06:56,060 --> 00:06:57,995 《しかし 全て 民が先にあるのではない!》 45 00:06:57,995 --> 00:07:01,995 《何よりも まず 御政道が 先にあるのだ》 46 00:07:05,002 --> 00:07:08,005 (頼母)《貴殿が説く 人の道… 神仏の道》➡ 47 00:07:08,005 --> 00:07:11,008 《それは 確かに真理ではあろう》➡ 48 00:07:11,008 --> 00:07:14,011 《だが それだけでは 御政道は成り立たぬ》➡ 49 00:07:14,011 --> 00:07:16,013 《とはいえ それを聞く者は➡ 50 00:07:16,013 --> 00:07:19,016 それが 誠 御政道の真理として 耳を傾ける》➡ 51 00:07:19,016 --> 00:07:23,020 《これが 全てを危うくする もとなのだ》 52 00:07:23,020 --> 00:07:25,020 《玄斉殿》 53 00:07:29,026 --> 00:07:32,029 《よろしいな? この上 民百姓と➡ 54 00:07:32,029 --> 00:07:39,036 つまらぬ話し合いを続けられれば 貴殿のお命は 保証しかねる》 55 00:07:39,036 --> 00:07:42,039 《お分かりか?》 56 00:07:42,039 --> 00:07:46,043 《このこと とくと お伝えしておく》 57 00:07:46,043 --> 00:07:52,049 だが 玄斉は 一向に領民との 話し合いをやめようとはせぬ 58 00:07:52,049 --> 00:07:57,989 あの玄斉を放置しては やがて 藩内に事が起き 取り潰され➡ 59 00:07:57,989 --> 00:08:01,993 ひいては 領民たちの不幸を じゃっ起することになる 60 00:08:01,993 --> 00:08:09,000 それを防ぐためには 今 玄斉を斬るより 方策はない 61 00:08:09,000 --> 00:08:13,004 その生き仏を 斬れと言われるのか 62 00:08:13,004 --> 00:08:16,007 いかにも 63 00:08:16,007 --> 00:08:19,010 もし 玄斉が斬られれば➡ 64 00:08:19,010 --> 00:08:24,015 領民たちの玄斉に対する 信仰 信頼も色あせて➡ 65 00:08:24,015 --> 00:08:28,015 我が藩の御政道も 行き渡るというもの 66 00:08:32,023 --> 00:08:37,028 ここに 500両 用意してある 67 00:08:37,028 --> 00:08:42,028 仏の供養料として お受け取りいただきたい 68 00:08:45,036 --> 00:08:47,038 拝殿 69 00:08:47,038 --> 00:08:52,043 刺客たる者 冥府魔道に生きる者 70 00:08:52,043 --> 00:08:56,047 金さえもらえば 誰でも斬る 71 00:08:56,047 --> 00:08:59,984 それがしには 果たさねばならぬ念願がある 72 00:08:59,984 --> 00:09:03,988 そのためには 刺客の道を貫かねばならぬ 73 00:09:03,988 --> 00:09:05,990 だからこそ➡ 74 00:09:05,990 --> 00:09:08,993 たとえ 生き仏であろうとも 頼まれれば 斬る 75 00:09:08,993 --> 00:09:11,996 ただし 断っておくが➡ 76 00:09:11,996 --> 00:09:17,001 もし 今の申し状に うそ偽りがあり➡ 77 00:09:17,001 --> 00:09:20,004 隠し事があった場合は 78 00:09:20,004 --> 00:09:38,004 ♬~ 79 00:09:44,028 --> 00:09:46,030 (森村)御家老 80 00:09:46,030 --> 00:09:52,036 (頼母)おおかみは 引き受けた 引き受けさえすれば それでよい 81 00:09:52,036 --> 00:09:55,036 玄斉さえ 亡き者にすればな 82 00:10:26,003 --> 00:10:29,006 玄斉殿は 御在宅か? 83 00:10:29,006 --> 00:10:31,008 (お妙)はい 父に何か? 84 00:10:31,008 --> 00:10:35,012 診ていただきたい患者があり お尋ねいたした 85 00:10:35,012 --> 00:10:37,012 (鈴の音) 86 00:10:40,017 --> 00:10:52,017 ♬~ 87 00:11:02,973 --> 00:11:06,977 (玄斉)患者というのは お主かな? 88 00:11:06,977 --> 00:11:08,979 この子を診ていただきたい 89 00:11:08,979 --> 00:11:14,985 ほう 子供か… 今日は 初午でな➡ 90 00:11:14,985 --> 00:11:18,989 みんな出払うているが しかし まあ いいじゃろう 91 00:11:18,989 --> 00:11:25,996 医は仁術 仁術とは 休みのないものだ フフフ… 92 00:11:25,996 --> 00:11:31,996 坊… 来いよ どこが痛いのだ 93 00:11:35,005 --> 00:11:39,005 怖いことはない ここへ来なさい 94 00:11:42,012 --> 00:11:44,014 どこが悪いのだ? 95 00:11:44,014 --> 00:11:56,026 ♬~ 96 00:11:56,026 --> 00:12:00,030 そうか 97 00:12:00,030 --> 00:12:04,030 お主 わしを斬りに来たのだな? 98 00:12:08,038 --> 00:12:12,038 その体中から あふれる殺気 99 00:12:14,044 --> 00:12:20,044 それを悟られぬために 子供を連れてきたのだな? 100 00:12:25,055 --> 00:12:28,055 名だたる刺客とみたが 101 00:12:30,060 --> 00:12:34,064 お主には わしは斬れぬな 102 00:12:34,064 --> 00:12:38,068 わしは 逃げも隠れも 騒ぎもせぬ 103 00:12:38,068 --> 00:12:42,068 さあ 斬りたければ 斬れ 104 00:12:46,076 --> 00:12:50,076 フフフ… 105 00:12:52,082 --> 00:12:55,085 惜しむべし 106 00:12:55,085 --> 00:12:59,023 お主 せっかくの腕を持ちながら➡ 107 00:12:59,023 --> 00:13:03,027 殺気が 表に 表れすぎる 108 00:13:03,027 --> 00:13:07,027 斬れぬと言ったのは そこのことだ 109 00:13:10,034 --> 00:13:14,038 わしはな 剣術が苦手でな➡ 110 00:13:14,038 --> 00:13:18,042 刀は 一振りもできぬ 111 00:13:18,042 --> 00:13:25,049 ただし 相手が殺気を放つなら 振り下ろすこともできよう 112 00:13:25,049 --> 00:13:32,056 が… 無心のものを斬ることはできぬ 113 00:13:32,056 --> 00:13:39,063 例えば… 赤子じゃ 114 00:13:39,063 --> 00:13:44,068 その無心の赤子を斬ることが➡ 115 00:13:44,068 --> 00:13:49,073 刺客の道に 徹した者といえようが➡ 116 00:13:49,073 --> 00:13:53,073 悲しいかな 今のお主にはできぬ 117 00:13:55,079 --> 00:13:59,079 無心になりきれぬからだ 118 00:14:04,021 --> 00:14:11,028 来るがよい 人は なぜ 無心になりきれるか➡ 119 00:14:11,028 --> 00:14:14,028 それを お主に見せて進ぜよう 120 00:14:43,060 --> 00:14:56,073 ♬~ 121 00:14:56,073 --> 00:15:02,012 お主が 誰の手から放たれた 刺客であるかは➡ 122 00:15:02,012 --> 00:15:05,015 おおよその見当は付いている 123 00:15:05,015 --> 00:15:08,018 しかし➡ 124 00:15:08,018 --> 00:15:13,023 神に仕える者を お主は斬れるか 125 00:15:13,023 --> 00:15:18,028 そこまで 無心の境地に達し➡ 126 00:15:18,028 --> 00:15:22,028 刺客の道に徹せられるか 127 00:15:24,034 --> 00:15:30,040 もし そうなりえずに 斬ろうとするならば➡ 128 00:15:30,040 --> 00:15:34,044 それは もはや 人ではない 129 00:15:34,044 --> 00:15:36,044 悪魔だ 130 00:15:38,048 --> 00:15:43,048 悪魔になるか 人になるか 131 00:15:47,057 --> 00:15:52,062 お主の父は 迷っている うん? 132 00:15:52,062 --> 00:15:56,066 父が どうすればよいかは➡ 133 00:15:56,066 --> 00:16:01,066 この十字架が 教えてくださるだろう 134 00:16:03,007 --> 00:16:07,011 マリア様がな 135 00:16:07,011 --> 00:16:11,015 父に代わって祈るのだぞ うん? 136 00:16:11,015 --> 00:16:24,028 ♬~ 137 00:16:24,028 --> 00:16:27,031 《たとえ 神であろうと 信徒であろうと➡ 138 00:16:27,031 --> 00:16:32,036 刺客の道を貫くためには 斬らねばならぬ》 139 00:16:32,036 --> 00:16:38,042 《しかし わしに 神を斬ることができるか?》 140 00:16:38,042 --> 00:16:44,042 《神仏を斬ることが このわしに》 141 00:16:50,054 --> 00:16:52,054 誰だ! 142 00:16:54,058 --> 00:16:57,995 どうだ 拝一刀の所在が分かったか? 143 00:16:57,995 --> 00:17:00,998 それが 八方 手を尽くして 捜しておりますが➡ 144 00:17:00,998 --> 00:17:03,000 いまだ いずこへ消えたとも 145 00:17:03,000 --> 00:17:07,000 とにかく 玄斉と会ったまでは 確かめておりますが 146 00:17:09,006 --> 00:17:12,009 御家老 もしかすると 一刀めは➡ 147 00:17:12,009 --> 00:17:15,012 玄斉が キリシタンであることに気付き 148 00:17:15,012 --> 00:17:17,014 しかしな➡ 149 00:17:17,014 --> 00:17:21,018 玄斉が キリシタンであると 我々が告げれば➡ 150 00:17:21,018 --> 00:17:26,023 恐らく 一刀は その刺客を 引き受けはしなかったろう 151 00:17:26,023 --> 00:17:30,027 一刀とて 我が藩のことを 知らぬはずがない 152 00:17:30,027 --> 00:17:32,029 あの島原の乱の直後➡ 153 00:17:32,029 --> 00:17:36,033 領内の信者を ことごとく捕らえ その数 3万8, 000 154 00:17:36,033 --> 00:17:39,036 女子供といえども 全て処刑し➡ 155 00:17:39,036 --> 00:17:42,039 根絶やしを謀った 我が藩のことをな➡ 156 00:17:42,039 --> 00:17:45,042 無論 それは 我が藩だけのことではない➡ 157 00:17:45,042 --> 00:17:50,047 キリシタンは 天下の御法度 だからこそ 断罪もしてきたが➡ 158 00:17:50,047 --> 00:17:54,051 まだ その信者が 意外にも生き延びており➡ 159 00:17:54,051 --> 00:17:57,988 それが 生き仏とあがめられている 玄斉なのだ 160 00:17:57,988 --> 00:17:59,990 それを 我々が手にかけては➡ 161 00:17:59,990 --> 00:18:02,993 殿をはじめ 領民全ての 怒りを買う 162 00:18:02,993 --> 00:18:06,997 そうなっては キリシタンの弾圧は難しい 163 00:18:06,997 --> 00:18:10,000 だからこそ 一刀に 何としてでも 玄斉を斬らせ➡ 164 00:18:10,000 --> 00:18:13,003 領民たちの怒りを一刀へ向け➡ 165 00:18:13,003 --> 00:18:16,006 その上で 口を封じるために 一刀を斬る 166 00:18:16,006 --> 00:18:21,006 それ以外に キリシタンを 抑える方法はないのだ 167 00:18:23,013 --> 00:18:25,015 しかし 一刀め➡ 168 00:18:25,015 --> 00:18:31,015 一体 あやつは 何を考え 何をしようとしているのだ 169 00:18:38,028 --> 00:18:43,028 <そのころ 一刀は 人里離れた所にいた> 170 00:18:48,038 --> 00:18:51,041 <だが 今の一刀の胸中にあるものは➡ 171 00:18:51,041 --> 00:18:55,045 家老たちの危惧とは 全て関わりなく➡ 172 00:18:55,045 --> 00:18:58,045 ただ一つのことが 渦巻いていた> 173 00:19:01,985 --> 00:19:07,991 (玄斉)《神に仕える者を お主は 斬れるか?》➡ 174 00:19:07,991 --> 00:19:11,995 《そこまで 無心の境地に達し➡ 175 00:19:11,995 --> 00:19:15,999 刺客の道に徹せられるか?》 176 00:19:15,999 --> 00:19:36,019 ♬~ 177 00:19:36,019 --> 00:19:49,032 ♬~ 178 00:19:49,032 --> 00:19:53,036 《神を斬り その信徒を➡ 179 00:19:53,036 --> 00:19:56,974 斬れる者があるとするなれば➡ 180 00:19:56,974 --> 00:20:00,978 それは 無心の境地に達した者》 181 00:20:00,978 --> 00:20:05,983 《もし そうなりえずに斬るなれば➡ 182 00:20:05,983 --> 00:20:08,986 それは もはや人ではない》 183 00:20:08,986 --> 00:20:10,988 《悪魔だ》 184 00:20:10,988 --> 00:20:14,992 《悪魔でなければ 斬れるものではない》 185 00:20:14,992 --> 00:20:17,995 《玄斉を斬るは ただ一つ》 186 00:20:17,995 --> 00:20:21,999 《己を忘れ 無と己を一つになし➡ 187 00:20:21,999 --> 00:20:26,003 この世に生を受けて 今日まで会得した➡ 188 00:20:26,003 --> 00:20:32,009 技も 知識も 歳月も 全て無に帰し➡ 189 00:20:32,009 --> 00:20:37,014 仏に会うては 仏を殺し 父母に会うては 父母を殺し➡ 190 00:20:37,014 --> 00:20:41,018 子に会うては 子を殺し➡ 191 00:20:41,018 --> 00:20:44,021 しかして 何の感情も抱かぬ➡ 192 00:20:44,021 --> 00:20:49,026 無心の境地に至らなければ➡ 193 00:20:49,026 --> 00:20:53,030 刺客の道を 貫くことはできぬ》 194 00:20:53,030 --> 00:20:59,970 《仏に会うては 仏を殺し 父母に会うては 父母を殺し➡ 195 00:20:59,970 --> 00:21:04,970 子に会うては 子を殺し》 196 00:21:14,985 --> 00:21:19,990 <一刀の顔に かすかな変化が起きていた> 197 00:21:19,990 --> 00:21:24,995 <その変化が 何を意味するものであったか➡ 198 00:21:24,995 --> 00:21:28,999 それは 一刀自身以外 知る由もない> 199 00:21:28,999 --> 00:21:32,999 (鳥の鳴き声) 200 00:22:12,042 --> 00:22:32,062 ♬~ 201 00:22:32,062 --> 00:22:52,082 ♬~ 202 00:22:52,082 --> 00:23:12,035 ♬~ 203 00:23:12,035 --> 00:23:22,045 ♬~ 204 00:23:22,045 --> 00:23:24,045 (大五郎)ちゃん 205 00:23:28,051 --> 00:23:30,051 ちゃん 206 00:23:33,056 --> 00:23:53,056 ♬~ 207 00:23:59,015 --> 00:24:03,019 ≪(森村)御家老 御家老!➡ 208 00:24:03,019 --> 00:24:06,022 一刀めが 現れましたぞ (頼母)何! 209 00:24:06,022 --> 00:24:08,024 (森村) 見張りの者の知らせによれば➡ 210 00:24:08,024 --> 00:24:12,028 一刀は 突然 荒れ寺に現れ そこを出ると 養生所に赴き➡ 211 00:24:12,028 --> 00:24:16,032 玄斉が 出かけていると知ると その行き先を聞き出し… 212 00:24:16,032 --> 00:24:18,034 (頼母)出向いていったと申すのだな (森村)はい 213 00:24:18,034 --> 00:24:20,036 (頼母)早速に手配をせい 214 00:24:20,036 --> 00:24:22,038 もし 一刀が 玄斉さえ 血祭りに挙げれば➡ 215 00:24:22,038 --> 00:24:24,040 一気に キリシタンどもを ひっ捕らえろ 216 00:24:24,040 --> 00:24:27,043 一刀を見張る者 キリシタンを捕らえる者の➡ 217 00:24:27,043 --> 00:24:30,043 二手に分かれ 早速 町々へ討って出るのだ 218 00:24:32,048 --> 00:24:36,052 <島原の乱以降 徳川幕府の命により➡ 219 00:24:36,052 --> 00:24:38,054 各地の キリシタン弾圧は➡ 220 00:24:38,054 --> 00:24:43,059 いっそう 執ように 厳しく 繰り返されていた> 221 00:24:43,059 --> 00:24:49,065 <それは キリシタンの法は 死を顧みず➡ 222 00:24:49,065 --> 00:24:53,069 火に入るも恐れず 水に入るも溺れず➡ 223 00:24:53,069 --> 00:24:58,008 身より 血を出して死をなすことを 成仏と立つるゆえに➡ 224 00:24:58,008 --> 00:25:03,008 キリシタンを 恐るべき邪教として 排斥していたからである> 225 00:25:06,016 --> 00:25:08,018 <そして このように➡ 226 00:25:08,018 --> 00:25:13,023 宗門改め 人別改めを行うとともに➡ 227 00:25:13,023 --> 00:25:18,023 訴人嘱託員制度を設け キリシタン狩りを続けていた> 228 00:25:26,036 --> 00:25:33,043 <このために キリシタンの信者は 根絶やしされたかに見えたが➡ 229 00:25:33,043 --> 00:25:37,047 信仰に生きる人々は 頑として廃教せず➡ 230 00:25:37,047 --> 00:25:41,051 地に潜むように ひそかに信仰を続け➡ 231 00:25:41,051 --> 00:25:44,054 表面上は 仏教その他を装いながら➡ 232 00:25:44,054 --> 00:25:49,054 ついに 明治初年に至るまで 隠し続けたのである> 233 00:26:19,022 --> 00:26:26,029 (子供たち) ♬ かごめ かごめ 籠の中の鳥は➡ 234 00:26:26,029 --> 00:26:30,033 ♬ いついつ 出やる➡ 235 00:26:30,033 --> 00:26:37,040 ♬ 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った➡ 236 00:26:37,040 --> 00:26:41,040 ♬ 後ろの正面 誰? 237 00:26:49,052 --> 00:26:55,052 (男の子)お前 乗れるのか? おい 乗れるのか 乗ってみろ ほら 238 00:26:56,993 --> 00:26:58,995 (子供たち)やい 欲しいだろ 239 00:26:58,995 --> 00:27:00,997 みんな 行こう (子供たち)行こう 240 00:27:00,997 --> 00:27:05,001 (男の子)あっち行って 遊ぼう (女の子)うん 行きましょう 241 00:27:05,001 --> 00:27:07,001 (鈴の音) 242 00:27:13,009 --> 00:27:15,009 (おもよ)あげる 243 00:27:18,014 --> 00:27:20,014 (おもよ)はい 244 00:27:22,018 --> 00:27:27,018 あっちへ行かない? あったかいわよ うん 245 00:27:30,026 --> 00:27:33,029 あんまり遠くへ行っては いけませんよ 246 00:27:33,029 --> 00:27:36,032 はい じゃ 行こう 247 00:27:36,032 --> 00:27:56,052 ♬~ 248 00:27:56,052 --> 00:27:59,989 ♬~ 249 00:27:59,989 --> 00:28:02,992 フフッ フフッ 250 00:28:02,992 --> 00:28:23,012 ♬~ 251 00:28:23,012 --> 00:28:38,027 ♬~ 252 00:28:38,027 --> 00:28:44,033 ♬ ああ 参ろうやな 253 00:28:44,033 --> 00:28:50,039 ♬ 参ろうやな 254 00:28:50,039 --> 00:28:56,045 ♬ パライソの寺にぞ 255 00:28:56,045 --> 00:29:00,984 ♬ 参ろうやな 256 00:29:00,984 --> 00:29:05,989 ♬ パライソの寺とは 257 00:29:05,989 --> 00:29:11,995 ♬ 申するやな 258 00:29:11,995 --> 00:29:15,999 ♬ 広いな 寺とは 259 00:29:15,999 --> 00:29:20,999 ♬ 申するやな 260 00:29:38,021 --> 00:29:51,034 ♬~ 261 00:29:51,034 --> 00:29:54,034 (前島)先生! (玄斉)ここで 待っておれ 262 00:29:56,973 --> 00:30:16,993 ♬~ 263 00:30:16,993 --> 00:30:18,993 ♬~ 264 00:30:25,001 --> 00:30:27,003 そうか… 265 00:30:27,003 --> 00:30:31,003 無心の境地をつかんで斬るか 266 00:30:40,016 --> 00:30:43,016 それも 神の… 267 00:31:22,992 --> 00:31:27,997 (森村)拝一刀 おのれは よくも 玄斉殿を!➡ 268 00:31:27,997 --> 00:31:30,997 我らが 代わって 天罰を加えてくれる! 269 00:31:46,015 --> 00:31:49,015 (森村)ううっ ああーっ! 270 00:32:01,030 --> 00:32:04,030 父上が!? (前島)はっ! さあ すぐに 271 00:32:08,037 --> 00:32:12,041 (岸田)お嬢様 お嬢様! 奉行所の手の者が! 272 00:32:12,041 --> 00:32:18,047 (捕り方)御用だ! 神妙にしろ (石川)宗門改めだ 御用の筋だ➡ 273 00:32:18,047 --> 00:32:20,049 神妙にしろ! 274 00:32:20,049 --> 00:32:22,051 (岸田)お嬢様 (石川)逃がすな! 275 00:32:22,051 --> 00:32:25,051 屋敷の者は 一人残らず ひっ捕らえろ (捕り方)はっ! 276 00:32:27,056 --> 00:32:31,056 (捕り方たち)御用だ! 277 00:32:33,062 --> 00:32:35,062 (捕り方)神妙にしろ 278 00:32:42,071 --> 00:32:44,071 (捕り方)神妙にしろい 279 00:32:46,075 --> 00:32:48,075 (岸田)お嬢様! 280 00:32:53,082 --> 00:32:55,082 (捕り方)御用だ! (石川)神妙にせい! 281 00:32:59,022 --> 00:33:02,022 (捕り方)神妙にしろ! 282 00:33:04,027 --> 00:33:08,031 (捕り方)ありました 地下座敷に このような物が 283 00:33:08,031 --> 00:33:11,034 まさに マリア観音だ 284 00:33:11,034 --> 00:33:13,034 こやつ! 285 00:33:18,041 --> 00:33:21,044 やっぱり!➡ 286 00:33:21,044 --> 00:33:25,048 確か 孫娘がいたはずだ 捕らえたか!➡ 287 00:33:25,048 --> 00:33:29,052 近くにいるはずだ ひっ捕らえろ (捕り方たち)はっ! 288 00:33:29,052 --> 00:33:31,052 (捕り方たち)立てい 289 00:33:33,056 --> 00:33:36,056 おもよ! (岸田)お嬢様! 290 00:33:44,067 --> 00:33:46,067 おもよ! 291 00:33:50,073 --> 00:33:52,073 ≪(お妙)おもよ! 292 00:33:55,078 --> 00:33:59,015 ≪(お妙)おもよ! (おもよ)はーい➡ 293 00:33:59,015 --> 00:34:01,015 またね 294 00:34:03,019 --> 00:34:06,022 (おもよ)さようなら 295 00:34:06,022 --> 00:34:08,022 (お妙)おもよ! 296 00:34:11,027 --> 00:34:13,029 (おもよ)あーっ! 297 00:34:13,029 --> 00:34:18,034 ああっ (おもよ)あっ! かか様➡ 298 00:34:18,034 --> 00:34:23,039 かか様 かか様! 299 00:34:23,039 --> 00:34:29,045 この子を 伯父の大村在の 理左衛門に この子を…➡ 300 00:34:29,045 --> 00:34:33,049 大村在の理左衛門に 301 00:34:33,049 --> 00:34:35,051 (おもよ)かか様! 302 00:34:35,051 --> 00:34:38,054 (おもよの泣き声) 303 00:34:38,054 --> 00:34:40,056 何だ わっぱ! どけ 304 00:34:40,056 --> 00:34:45,061 <おもよとは あん餅 1つの縁であった> 305 00:34:45,061 --> 00:34:50,066 <しかし いまわの際に おもよの母が 何を頼んだかを➡ 306 00:34:50,066 --> 00:34:53,066 知る子であった> 307 00:34:57,006 --> 00:35:01,010 おのれも やはりキリシタン ひっ捕らえろ (捕り方)はっ 308 00:35:01,010 --> 00:35:03,010 (男性)先生… 309 00:35:07,016 --> 00:35:09,018 (男性)先生… 310 00:35:09,018 --> 00:35:24,018 ♬~ 311 00:35:30,039 --> 00:35:32,039 (捕り方)もたもたしないで 歩け! 312 00:35:41,050 --> 00:35:45,054 (捕り方)おい 急げ 急げ ほら 313 00:35:45,054 --> 00:35:50,059 (捕り方)さあ 急ぐんだ ほれ! (捕り方)歩け! 314 00:35:50,059 --> 00:35:53,059 (捕り方)ええい! さっさと歩け 315 00:35:55,064 --> 00:35:58,000 (捕り方)さあ 前を向いて歩くんだ! 316 00:35:58,000 --> 00:36:17,019 ♬~ 317 00:36:17,019 --> 00:36:19,021 ♬~ 318 00:36:19,021 --> 00:36:21,023 よく聞け➡ 319 00:36:21,023 --> 00:36:25,027 その方らは 本日の手入れによって 召し捕られたが➡ 320 00:36:25,027 --> 00:36:28,030 何ら 胸に覚えのない者も 中にはおろう➡ 321 00:36:28,030 --> 00:36:34,036 だが キリシタンには 見せたい物がある➡ 322 00:36:34,036 --> 00:36:36,036 これだ 323 00:36:38,040 --> 00:36:42,044 (頼母)たとえ 玄斉一族が キリシタンであろうとも➡ 324 00:36:42,044 --> 00:36:46,048 その養生所の者ども また 出入りの者が➡ 325 00:36:46,048 --> 00:36:50,052 ことごとく 信者であるわけもなかろう➡ 326 00:36:50,052 --> 00:36:54,056 踏んでもらおう キリシタンでなくば➡ 327 00:36:54,056 --> 00:36:57,994 その悪魔の像を 踏みにじることは できるはずだ 328 00:36:57,994 --> 00:37:01,994 踏め! 踏ませろ (石川)はっ! それ 329 00:37:07,003 --> 00:37:09,003 踏まんか! 330 00:37:11,007 --> 00:37:13,009 (石川)踏まんか! 踏まねば おのれは➡ 331 00:37:13,009 --> 00:37:17,009 キリシタンであることを 認めたも同様なのだぞ 踏め! 332 00:37:22,018 --> 00:37:24,020 (石川)無礼者め! 333 00:37:24,020 --> 00:37:26,022 (捕り方)立ちませい 334 00:37:26,022 --> 00:37:28,022 (石川)踏め! 踏まんか! 335 00:37:31,027 --> 00:37:34,030 (石川)おのれ!➡ 336 00:37:34,030 --> 00:37:38,034 おのれらは 殿のお許しを得て 療養所を開いておりながら➡ 337 00:37:38,034 --> 00:37:42,038 おのれ! おのれ! 338 00:37:42,038 --> 00:37:44,040 じい… (喜助)おもよ様 339 00:37:44,040 --> 00:37:48,044 かか様が かか様が… (喜助)おもよ様 340 00:37:48,044 --> 00:37:54,050 おもよ様… おもよ様のかか様も おじい様もな➡ 341 00:37:54,050 --> 00:37:57,987 一足先に パライソのお寺へ 参られましたのじゃぞ 342 00:37:57,987 --> 00:38:02,992 私たちも一緒に パライソの寺へ行きますのじゃ 343 00:38:02,992 --> 00:38:04,992 何! 344 00:38:09,999 --> 00:38:14,003 踏め! 踏めば 命だけは 助けてやる 345 00:38:14,003 --> 00:38:16,003 踏め! 踏まんか! 346 00:38:23,012 --> 00:38:26,015 (頼母)おのれ! 347 00:38:26,015 --> 00:38:29,018 この中で キリシタンでないものはおらぬか 348 00:38:29,018 --> 00:38:32,021 申し立てい! 申し立てれば 即刻 許して遣わずぞ 349 00:38:32,021 --> 00:38:34,021 申し立てい! 350 00:38:36,025 --> 00:38:38,027 (石川)引っ立てい! 351 00:38:38,027 --> 00:38:42,031 (捕り方)立て! (石川)貴様! 貴様もキリシタンか 352 00:38:42,031 --> 00:38:45,031 引っ立てい! 貴様もか! 353 00:38:47,036 --> 00:38:51,040 (石川)貴様! 立てい 引っ立てい! 354 00:38:51,040 --> 00:38:54,043 (捕り方)立つんだ (捕り方)立てい! 355 00:38:54,043 --> 00:38:56,979 (石川)この わっぱ! 356 00:38:56,979 --> 00:38:58,981 踏め! 357 00:38:58,981 --> 00:39:00,983 おのれが 神とあがめる この悪魔を➡ 358 00:39:00,983 --> 00:39:02,985 踏んで踏んで 踏みつけるんだ 359 00:39:02,985 --> 00:39:05,988 (頼母)わっぱ 踏め➡ 360 00:39:05,988 --> 00:39:08,991 踏めば 命だけは助けてやる 361 00:39:08,991 --> 00:39:11,994 分かるな? 踏んでみい 362 00:39:11,994 --> 00:39:13,994 踏め! 363 00:39:18,000 --> 00:39:20,002 (頼母)踏まんか! 364 00:39:20,002 --> 00:39:32,014 ♬~ 365 00:39:32,014 --> 00:39:34,016 (石川)踏みましたぞ 366 00:39:34,016 --> 00:39:36,018 しかし このような信者が 367 00:39:36,018 --> 00:39:39,021 (頼母)石川 そのわっぱは どこで捕らえてきたのだ 368 00:39:39,021 --> 00:39:42,024 (石川)はい あの玄斉の娘と共におり➡ 369 00:39:42,024 --> 00:39:46,028 あまつさえ 刃向こうとし これを身に着けておりました 370 00:39:46,028 --> 00:39:48,030 (頼母)たわけ! おおかた どこぞで それを拾うて➡ 371 00:39:48,030 --> 00:39:50,032 首に掛けていたのであろう 372 00:39:50,032 --> 00:39:53,035 誠の信者は 決して 踏み絵には応じぬものだ 373 00:39:53,035 --> 00:39:55,037 そのような わっぱは たたき出せ 374 00:39:55,037 --> 00:39:56,972 (捕り方)静かにせい! ほら 375 00:39:56,972 --> 00:39:58,972 とっとと うせやがれ 376 00:40:02,978 --> 00:40:05,981 (捕り方) こら 分からんか! 行け! 377 00:40:05,981 --> 00:40:10,981 (お妙) 《この子を 大村在の理左衛門に》 378 00:40:12,988 --> 00:40:16,988 大村在の理左衛門 379 00:40:22,998 --> 00:40:24,998 大五郎! ちゃん! 380 00:40:27,002 --> 00:40:30,005 あの… あの… 381 00:40:30,005 --> 00:40:35,010 そうか 頼まれたことを 果たすというのだな 382 00:40:35,010 --> 00:40:41,016 大村在の理左衛門 383 00:40:41,016 --> 00:40:43,018 そこへ 届けてくれというのか? 384 00:40:43,018 --> 00:41:02,972 ♬~ 385 00:41:02,972 --> 00:41:10,980 ♬~ 386 00:41:10,980 --> 00:41:12,982 (捕り方)早く歩け! 387 00:41:12,982 --> 00:41:33,002 ♬~ 388 00:41:33,002 --> 00:41:53,022 ♬~ 389 00:41:53,022 --> 00:42:13,042 ♬~ 390 00:42:13,042 --> 00:42:18,047 ♬~ 391 00:42:18,047 --> 00:42:24,053 大村在の理左衛門 大村在の理左衛門 392 00:42:24,053 --> 00:42:30,053 大村在の理左衛門 大村在の理左衛門… 393 00:42:51,080 --> 00:42:56,085 おもよ様 パライソの寺へ参るのですぞ➡ 394 00:42:56,085 --> 00:42:58,020 お歌いなされ 395 00:42:58,020 --> 00:43:03,025 サン・ジュワン様の歌を お歌いなされ 396 00:43:03,025 --> 00:43:09,031 (信者たち)♬ ああ 参ろうやな➡ 397 00:43:09,031 --> 00:43:16,038 ♬ 参ろうやな➡ 398 00:43:16,038 --> 00:43:21,043 ♬ パライソの寺にぞ➡ 399 00:43:21,043 --> 00:43:28,050 ♬ 参ろうやな➡ 400 00:43:28,050 --> 00:43:33,055 ♬ パライソの寺とは➡ 401 00:43:33,055 --> 00:43:41,063 ♬ 申するやな➡ 402 00:43:41,063 --> 00:43:46,068 ♬ 広いな寺とは➡ 403 00:43:46,068 --> 00:43:53,075 ♬ 申するやな➡ 404 00:43:53,075 --> 00:43:59,014 ♬ 広いな 狭いは➡ 405 00:43:59,014 --> 00:44:03,018 ♬ 我が胸に➡ 406 00:44:03,018 --> 00:44:09,024 ♬ あるぞやな 407 00:44:09,024 --> 00:44:13,028 見張りの者は 目を離すな 信徒の気違いどもが➡ 408 00:44:13,028 --> 00:44:15,030 どのような手だてを用いて 押しかけるやもしれん➡ 409 00:44:15,030 --> 00:44:21,030 怪しい者を見たら 撃て 誰彼かまわぬ 撃ち殺すのだ 410 00:44:23,038 --> 00:44:26,038 (信徒たち)さんたまりあ! 411 00:44:29,044 --> 00:44:33,048 (喜助) 天にまします 我らが みおや 412 00:44:33,048 --> 00:44:38,053 み名を 尊びたまえ 413 00:44:38,053 --> 00:44:41,056 (岸田)み世 来たりたまえ 414 00:44:41,056 --> 00:44:44,059 天において おぼし召す 415 00:44:44,059 --> 00:44:47,062 (前島)地において あらせたまえ 416 00:44:47,062 --> 00:44:53,068 我らが 日々の御養いを 今日 我らに与えたまえ 417 00:44:53,068 --> 00:44:57,068 (お咲)さんたまりあ (おもよ)あーめん 418 00:45:01,009 --> 00:45:03,009 (石川)御家老! (頼母)むっ 419 00:45:07,015 --> 00:45:12,020 あのわっぱ… あのわっぱだけか 誰か他には! 420 00:45:12,020 --> 00:45:14,020 (風を切る音) 421 00:45:18,026 --> 00:45:20,026 突け! 殺せ! 422 00:45:51,059 --> 00:45:53,059 うわっ! 423 00:46:09,011 --> 00:46:11,011 ちゃん! 424 00:46:25,027 --> 00:46:43,045 ♬~ 425 00:46:43,045 --> 00:46:47,045 行くのよ パライソのお寺に 426 00:46:56,992 --> 00:46:58,994 お寺… 427 00:46:58,994 --> 00:47:19,014 ♬~ 428 00:47:19,014 --> 00:47:28,023 ♬~ 429 00:47:28,023 --> 00:47:32,027 大村在の理左衛門 430 00:47:32,027 --> 00:47:36,031 大村在の理左衛門… 431 00:47:36,031 --> 00:47:40,035 <この日は 2月3日であった> 432 00:47:40,035 --> 00:47:43,038 <それは 春を呼ぶ節句であり➡ 433 00:47:43,038 --> 00:47:48,043 明日の幸せを願い 邪気を払う日であるという> 434 00:47:48,043 --> 00:47:55,050 <しかし この父と子は 一体 どんな邪気を払ったのであろうか> 435 00:47:55,050 --> 00:48:01,050 <そして 箱車の中の 物言わぬ もう一人の子も> 436 00:48:10,999 --> 00:48:14,002 <拝一刀は 弁天来をしとめてほしいと➡ 437 00:48:14,002 --> 00:48:16,004 刺客の依頼を受けた> 438 00:48:16,004 --> 00:48:19,007 <弁天来とは 江戸から 囚人護送役に呼ばれた➡ 439 00:48:19,007 --> 00:48:22,010 左 3兄弟の呼び名である> 440 00:48:22,010 --> 00:48:27,015 <刺客を依頼した女は 弁天来に 護送される囚人の姉であった> 441 00:48:27,015 --> 00:48:30,018 <拝一刀は 弁天来の後を追った> 442 00:48:30,018 --> 00:48:32,020 <だが 一刀より早く➡ 443 00:48:32,020 --> 00:48:34,020 弁天来に襲いかかる侍の一団 次回…>