1 00:02:10,148 --> 00:02:12,150 <小高い丘の 城跡の・ 2 00:02:12,150 --> 00:02:15,153 崩れかけた あずまやで・ 3 00:02:15,153 --> 00:02:19,157 その子は 父を待っていた> 4 00:02:19,157 --> 00:02:21,159 <この日の 朝には・ 5 00:02:21,159 --> 00:02:23,161 帰るはずの父であった> 6 00:02:23,161 --> 00:02:28,166 <それが 3つ目の朝となり 4つ目の夜が来て・ 7 00:02:28,166 --> 00:02:31,169 5つ目の朝が雨だった> 8 00:02:31,169 --> 00:02:51,189 ・~ 9 00:02:51,189 --> 00:03:11,142 ・~ 10 00:03:11,142 --> 00:03:31,162 ・~ 11 00:03:31,162 --> 00:03:51,182 ・~ 12 00:03:51,182 --> 00:03:57,121 ・~ 13 00:03:57,121 --> 00:04:04,128 <近江国 比良山中に 永願寺と呼ばれる古刹がある> 14 00:04:04,128 --> 00:04:11,135 <今や 公儀手配の大罪人として 柳生をはじめ 諸藩 諸代官・ 15 00:04:11,135 --> 00:04:17,141 賞金稼ぎの群れに追われる 拝一刀 大五郎親子は・ 16 00:04:17,141 --> 00:04:20,141 その目を逃れて ここにいた> 17 00:04:59,117 --> 00:05:02,117 (戸の開く音) 18 00:05:49,167 --> 00:05:55,173 (九郎兵衛) 拙者 膳所藩 大番頭 白井勇衛門 19 00:05:55,173 --> 00:05:57,108 お見知りおきを 20 00:05:57,108 --> 00:06:02,113 (一刀)刺客 子連れ狼 21 00:06:02,113 --> 00:06:05,116 約束した時刻は 夜中のはず 22 00:06:05,116 --> 00:06:10,121 遅参したる訳を伺いたい 23 00:06:10,121 --> 00:06:16,127 ごもっとも… いや 貴殿に 刺客をお願いするつもりならば・ 24 00:06:16,127 --> 00:06:18,129 約束は たがえはせぬ 25 00:06:18,129 --> 00:06:22,133 このような所まで 御足労を煩わして申し訳ないが・ 26 00:06:22,133 --> 00:06:26,133 刺客の儀 お取り消し願いたい 27 00:06:29,140 --> 00:06:35,146 これは さ少なれど 違約料として 50両 28 00:06:35,146 --> 00:06:42,153 甚だ 勝手な申し状なれど まげて お許し願いたい 29 00:06:42,153 --> 00:06:49,160 金子を届けに ただ それだけのために参られたのか? 30 00:06:49,160 --> 00:06:52,163 (九郎兵衛)あ… いや 元 公儀介しゃく人・ 31 00:06:52,163 --> 00:06:58,102 拝一刀殿とあらば 粗略に扱うことは なかなかに 32 00:06:58,102 --> 00:07:02,106 一介の浪人に成り下がった それがしに・ 33 00:07:02,106 --> 00:07:06,106 なぜ それほどまで 34 00:07:08,112 --> 00:07:10,112 伺おう 35 00:07:12,116 --> 00:07:17,121 拝殿 それほどまでに申されては 是非もない 36 00:07:17,121 --> 00:07:24,128 全ては 柳生… 柳生を恐れる 我ら小藩の苦しさだ・ 37 00:07:24,128 --> 00:07:27,131 昨夜遅く 我が藩にも・ 38 00:07:27,131 --> 00:07:31,135 柳生烈堂殿よりの 通達がもたらされた 39 00:07:31,135 --> 00:07:36,140 元 公儀介しゃく人 拝一刀 ならびに 一子 大五郎・ 40 00:07:36,140 --> 00:07:42,146 右の者 公儀手配の大罪人につき 領内に立ち寄りたる際は・ 41 00:07:42,146 --> 00:07:48,152 直ちに捕縛し 江戸表へ知らせるようにと・ 42 00:07:48,152 --> 00:07:52,156 かくなっては そこもとの 誰であるかを知る我らが・ 43 00:07:52,156 --> 00:07:55,159 刺客を依頼することは かのうまい 44 00:07:55,159 --> 00:07:58,095 万一 それが柳生に知れれば 公儀に反し・ 45 00:07:58,095 --> 00:08:02,099 弓を引いたる者として とがめられるは 必定 46 00:08:02,099 --> 00:08:08,105 それよりも 一刻も早く この領内を立ち去られるよう 47 00:08:08,105 --> 00:08:13,110 そこもとのことを思えばこそ それを知らせに参ったのだ 48 00:08:13,110 --> 00:08:16,113 拝殿 御案内いたす 49 00:08:16,113 --> 00:08:18,115 この山の間道を抜けて 落ち延びられい 50 00:08:18,115 --> 00:08:24,121 そうすることが 今のそこもとには 何よりと 51 00:08:24,121 --> 00:08:27,121 さあ 一刻も早う 52 00:08:40,137 --> 00:08:43,140 何者だ 53 00:08:43,140 --> 00:08:46,143 およそ 侍たる者が・ 54 00:08:46,143 --> 00:08:51,148 その魂の刀に 足を掛けるわけがない 55 00:08:51,148 --> 00:08:55,148 何者だ 名乗れ! 56 00:09:34,125 --> 00:09:39,130 さすが 拝一刀 よくぞ見抜いた 57 00:09:39,130 --> 00:09:44,135 いかにも 膳所藩 大番頭とは 真っ赤な偽り 58 00:09:44,135 --> 00:09:50,135 我ら 幕府隠密 黒くわ衆だ 59 00:10:06,090 --> 00:10:13,090 おのれ… 黒くわ 最後の一人 莅戸九郎兵衛 60 00:10:31,115 --> 00:10:33,115 うっ! 61 00:10:41,125 --> 00:10:48,132 お主 黒くわ一族 最後の一人と言ったな 62 00:10:48,132 --> 00:10:53,137 そうよ… わしをもって・ 63 00:10:53,137 --> 00:10:59,076 公儀探索方の黒くわ一族は絶える 64 00:10:59,076 --> 00:11:02,079 しかし なぜ・ 65 00:11:02,079 --> 00:11:08,085 初手から 黒くわであることを明かした? 66 00:11:08,085 --> 00:11:10,087 死ぬるためよ 67 00:11:10,087 --> 00:11:14,091 たとえ お主を 間道へ誘い込んだとしても・ 68 00:11:14,091 --> 00:11:18,095 所詮 歯の立つ相手ではない 69 00:11:18,095 --> 00:11:24,101 さりとて 柳生の命を受けたからには・ 70 00:11:24,101 --> 00:11:26,103 見逃すわけには 71 00:11:26,103 --> 00:11:31,108 だから こうして 我ら黒くわ 最後の者が集まって・ 72 00:11:31,108 --> 00:11:35,112 死ぬるために 73 00:11:35,112 --> 00:11:37,112 無念だ 74 00:11:40,117 --> 00:11:43,120 公儀探索方であるべき我らが・ 75 00:11:43,120 --> 00:11:49,126 あたら 柳生と お主の確執のために・ 76 00:11:49,126 --> 00:11:52,129 滅びてゆく 77 00:11:52,129 --> 00:11:58,129 その無念さが お主に分かるか! 78 00:12:00,137 --> 00:12:02,139 (せきこみ) 79 00:12:02,139 --> 00:12:09,146 いや 全ての元は 柳生にある 事の起こりは 全て柳生 80 00:12:09,146 --> 00:12:16,153 己が一門の繁栄のために 術策をもって お主を追い落とし・ 81 00:12:16,153 --> 00:12:20,157 我ら 黒くわをも その配下に付けた 82 00:12:20,157 --> 00:12:27,164 無論 配下にならざるをえなかった 我らの弱さ・ 83 00:12:27,164 --> 00:12:31,168 それもある だが・ 84 00:12:31,168 --> 00:12:38,175 真に恨まねばならぬ相手は 柳生なのだ 85 00:12:38,175 --> 00:12:40,177 黒くわには・ 86 00:12:40,177 --> 00:12:46,183 既に 柳生に 一矢報いる力とてない 87 00:12:46,183 --> 00:12:49,186 だからこそ・ 88 00:12:49,186 --> 00:12:54,191 お主の手にかかって死にに来た 89 00:12:54,191 --> 00:13:00,130 その 黒くわ 最後の一人として・ 90 00:13:00,130 --> 00:13:03,133 お主に頼みたい 91 00:13:03,133 --> 00:13:08,138 今の柳生を倒す手だては 一つしかない 92 00:13:08,138 --> 00:13:15,145 それは お主の手にある 柳生封廻状 93 00:13:15,145 --> 00:13:18,145 その謎を解くのだ 94 00:13:22,152 --> 00:13:24,154 その謎とは? 95 00:13:24,154 --> 00:13:29,159 そ… それは言えぬ なぜだ! 96 00:13:29,159 --> 00:13:31,161 黒くわ 最後の者として・ 97 00:13:31,161 --> 00:13:35,165 黒くわに関わりあることは 言えんのだ 98 00:13:35,165 --> 00:13:40,170 もし それが 黒くわの口から 漏れたとあっては・ 99 00:13:40,170 --> 00:13:44,174 末代までの恥辱 100 00:13:44,174 --> 00:13:51,181 我ら 忍びの者 たとえ 絶えゆく者であっても・ 101 00:13:51,181 --> 00:13:54,184 名だけは…・ 102 00:13:54,184 --> 00:14:00,184 黒くわの名だけは 惜しみたい 103 00:14:05,129 --> 00:14:10,134 一刀 柳生封廻状の謎を解き・ 104 00:14:10,134 --> 00:14:13,137 それを天下に披露して・ 105 00:14:13,137 --> 00:14:20,144 柳生と真っ向から戦え! さもなくば・ 106 00:14:20,144 --> 00:14:26,144 お主ら親子の命は 瞬く間に… 107 00:14:28,152 --> 00:14:34,158 絹の雲 美しきかな 108 00:14:34,158 --> 00:14:40,164 絹の雲 我ら忍びに似て・ 109 00:14:40,164 --> 00:14:45,169 天下の空に たなびき・ 110 00:14:45,169 --> 00:14:47,171 散る 111 00:14:47,171 --> 00:15:07,124 ・~ 112 00:15:07,124 --> 00:15:14,131 ・~ 113 00:15:14,131 --> 00:15:16,131 絹の雲 114 00:15:25,142 --> 00:15:28,142 柳生烈堂… 115 00:15:34,151 --> 00:15:54,171 ・~ 116 00:15:54,171 --> 00:15:59,171 ・~ 117 00:16:03,113 --> 00:16:07,113 (平)おお これはこれは 118 00:16:11,121 --> 00:16:13,121 (風を切る音) 119 00:16:16,126 --> 00:16:19,126 (可)これは 御支配様 120 00:16:26,136 --> 00:16:32,142 (トネ)誰じゃ! 出ておじゃれ 隠れておっても においで分かる 121 00:16:32,142 --> 00:16:37,147 花の香りに混じった そのにおい 122 00:16:37,147 --> 00:16:39,147 出てこねば! 123 00:16:41,151 --> 00:16:44,151 御支配様… 124 00:16:57,100 --> 00:17:03,100 (尾太) 御支配様 お久しゅうございます 125 00:17:09,112 --> 00:17:15,118 しかし 浮世を遠く離れた この黒くわの里に・ 126 00:17:15,118 --> 00:17:19,118 何用があって お越しされましたかな? 127 00:17:26,129 --> 00:17:29,132 (烈堂)平 (平)へい 128 00:17:29,132 --> 00:17:31,134 (烈堂)老けたのう 129 00:17:31,134 --> 00:17:36,139 (平)御支配様も その目は いかがなされましたぞな 130 00:17:36,139 --> 00:17:40,143 (烈堂)これか… よい・ 131 00:17:40,143 --> 00:17:42,145 可… (可)はい 132 00:17:42,145 --> 00:17:45,148 (烈堂) 黒くわの里の住み心地はどうじゃ 133 00:17:45,148 --> 00:17:49,152 (可)ふぬけになるほど 静かで 穏やかで・ 134 00:17:49,152 --> 00:17:53,156 誠 極楽とは このような所かと 135 00:17:53,156 --> 00:17:56,159 (烈堂)根次 (根次)はっ 136 00:17:56,159 --> 00:17:59,096 うぬらと別れて もう 何年になるかのう 137 00:17:59,096 --> 00:18:03,100 (根次)16年余にござりまする 138 00:18:03,100 --> 00:18:06,103 御支配様のおつむも すっかり白うなられて 139 00:18:06,103 --> 00:18:12,109 (烈堂)16年か 昨日のことのようであったが 140 00:18:12,109 --> 00:18:15,112 尾太 (尾太)へい 141 00:18:15,112 --> 00:18:18,115 立ち居振る舞いに 不自由はないか? 142 00:18:18,115 --> 00:18:23,120 (尾太)ござりませぬ 先ほど お見せしたとおり 143 00:18:23,120 --> 00:18:30,127 うむ 見事だ… 誰も昔と変わらぬな 144 00:18:30,127 --> 00:18:33,130 トネ 145 00:18:33,130 --> 00:18:36,133 さすがに もう 男は欲しゅうないであろう 146 00:18:36,133 --> 00:18:43,140 すずめ百までと申しますぞな 御支配様 ヒヒヒ… 147 00:18:43,140 --> 00:18:50,140 (烈堂)そうか ともあれ うぬらも達者で何よりじゃ 148 00:18:52,149 --> 00:18:56,153 天庭のこっきに曇りあり 149 00:18:56,153 --> 00:19:02,092 よほど 心配のことが おありなさるんじゃろうのう・ 150 00:19:02,092 --> 00:19:05,095 御支配様 151 00:19:05,095 --> 00:19:07,095 分かるか 152 00:19:09,099 --> 00:19:15,105 黒くわの最後の一人 莅戸九郎兵衛も死んだぞ・ 153 00:19:15,105 --> 00:19:22,112 従って この黒くわの里で 余生を送ることのできる者は・ 154 00:19:22,112 --> 00:19:27,117 もう 一人も おらぬようになってしもうたわ 155 00:19:27,117 --> 00:19:31,121 かつて 黒くわ者であった お主らの他にはな 156 00:19:31,121 --> 00:19:35,125 柳生も生き残ったのは わしだけじゃ 157 00:19:35,125 --> 00:19:40,130 備前 蔵人 軍兵衛 158 00:19:40,130 --> 00:19:57,080 ・~ 159 00:19:57,080 --> 00:20:03,086 更には 喰代の庄兵衛 鞘香まで失うた 160 00:20:03,086 --> 00:20:17,100 ・~ 161 00:20:17,100 --> 00:20:23,106 今の柳生は このわし ただ一人 162 00:20:23,106 --> 00:20:30,113 この わしとても 余命いくばくもありはすまい 163 00:20:30,113 --> 00:20:37,120 この生あるうちに 何としてでも 拝一刀を倒さねばならぬ・ 164 00:20:37,120 --> 00:20:39,120 何としてもじゃ 165 00:20:41,124 --> 00:20:46,124 さればこそ わしは こうして ここへ来た 166 00:20:48,131 --> 00:20:51,131 是非とも うぬら 5人の腕を借りたいからじゃ 167 00:20:53,136 --> 00:20:58,075 いまだかつて 破れたことのない・ 168 00:20:58,075 --> 00:21:02,079 車剣の うぬらの腕をな・ 169 00:21:02,079 --> 00:21:06,083 なあ どうじゃ 170 00:21:06,083 --> 00:21:09,086 いかなる敵と出会おうとも・ 171 00:21:09,086 --> 00:21:13,090 うぬらは 車剣の術を駆使して 生き延びてきた 172 00:21:13,090 --> 00:21:18,095 だからこそ この里で 余生を送ることもできている 173 00:21:18,095 --> 00:21:24,095 その腕を いま一度 わしのために 役立ててはくれぬか 174 00:21:27,104 --> 00:21:29,106 どうじゃ! 175 00:21:29,106 --> 00:21:31,108 お断りいたします (烈堂)何! 176 00:21:31,108 --> 00:21:35,112 (平) わしらは 一生を黒くわにささげ・ 177 00:21:35,112 --> 00:21:39,116 明日という日のない 忍び暮らし・ 178 00:21:39,116 --> 00:21:44,121 血の雨 白刃地獄を 生きてまいりましたぞな 179 00:21:44,121 --> 00:21:47,124 (可)妻もめとらず 子もなさず・ 180 00:21:47,124 --> 00:21:52,129 己が身一つで 今日は 北陸 あしたは 上方と・ 181 00:21:52,129 --> 00:21:59,136 他国の空の下 死に神と共に暮らして 50年 182 00:21:59,136 --> 00:22:02,139 (トネ)そうじゃ 50年たてば・ 183 00:22:02,139 --> 00:22:07,144 黒くわのおきてで その任を解かれ・ 184 00:22:07,144 --> 00:22:10,147 今までの苦労を報いられて・ 185 00:22:10,147 --> 00:22:16,153 この黒くわの里で 余生を送らせてもらえるのじゃ 186 00:22:16,153 --> 00:22:20,157 (根次)わしらは やっと その お許しをもらえましたのじゃ 187 00:22:20,157 --> 00:22:26,163 いや わしらの手で 己の後生を買いましたのじゃ 188 00:22:26,163 --> 00:22:33,170 (平)そうじゃとも! いかに 御支配様でも おきては おきて・ 189 00:22:33,170 --> 00:22:36,173 わしらに 命ずることは できませぬはずじゃ 190 00:22:36,173 --> 00:22:39,176 (烈堂)命じているのではない 191 00:22:39,176 --> 00:22:42,179 だから こうして頼んでおるのじゃ (可)御支配様・ 192 00:22:42,179 --> 00:22:46,183 わしらは もはや 忍びではございませぬ 193 00:22:46,183 --> 00:22:49,186 老いさらばえた 一介の世捨て人 194 00:22:49,186 --> 00:22:52,189 柳生一門が 総掛かりとなり・ 195 00:22:52,189 --> 00:22:58,128 黒くわの者が 全て倒れても なお討てぬ 拝一刀を・ 196 00:22:58,128 --> 00:23:01,131 いかで わしらが討てましょうや 197 00:23:01,131 --> 00:23:05,135 そうじゃ わしらは ただの年寄りじゃ 198 00:23:05,135 --> 00:23:08,138 世捨て人よのう 199 00:23:08,138 --> 00:23:11,141 (烈堂)そうか 200 00:23:11,141 --> 00:23:16,146 尾太… お前は どう思う 201 00:23:16,146 --> 00:23:21,151 皆と同じでござります 202 00:23:21,151 --> 00:23:26,156 それに もう 人を殺すことも・ 203 00:23:26,156 --> 00:23:29,159 忘れてしまいました 204 00:23:29,159 --> 00:23:36,159 御覧のとおりの じいでござります 205 00:23:42,172 --> 00:23:47,177 (トネ)忘れるのじゃ 尾太 206 00:23:47,177 --> 00:23:53,183 お前は 生きている わしらも 大事にしようぞ・ 207 00:23:53,183 --> 00:23:57,183 残り少ない命じゃもののう 208 00:24:25,148 --> 00:24:27,148 ・(烈堂)尾太! 209 00:24:32,155 --> 00:24:35,155 きっと 参ると思うていた 210 00:24:41,164 --> 00:24:43,166 (尾太)御支配様・ 211 00:24:43,166 --> 00:24:48,171 九郎兵衛は… 誠 莅戸九郎兵衛は・ 212 00:24:48,171 --> 00:24:54,177 拝一刀に討たれましたのか?・ 213 00:24:54,177 --> 00:24:56,179 御支配様 214 00:24:56,179 --> 00:25:02,118 そうだ 残る 5人の黒くわ者と一緒にな 215 00:25:02,118 --> 00:25:06,122 あの九郎兵衛が… 216 00:25:06,122 --> 00:25:11,122 あれほどの手だれの者が 217 00:25:13,129 --> 00:25:18,134 して その九郎兵衛の最期は・ 218 00:25:18,134 --> 00:25:23,139 いかがなるもので ござりましたでしょうか 219 00:25:23,139 --> 00:25:28,144 せめて その最期のさまだけなりとも・ 220 00:25:28,144 --> 00:25:30,146 この尾太に 221 00:25:30,146 --> 00:25:33,149 (烈堂) 《聞きたくば 拝一刀に聞け》 222 00:25:33,149 --> 00:25:37,153 (尾太)《九郎兵衛が そのような 倒れ方をするはずがない》 223 00:25:37,153 --> 00:25:42,158 《もし 一太刀も浴びせることなく 倒れたとすれば・ 224 00:25:42,158 --> 00:25:49,165 それは きっと 何かがあったからでござります》 225 00:25:49,165 --> 00:25:53,169 (烈堂)《女々しいぞ 尾太! 恥を知れ 恥を!》・ 226 00:25:53,169 --> 00:25:59,109 《何が 黒くわか 何が 柳生に対する不平ごとか!》 227 00:25:59,109 --> 00:26:05,115 《九郎兵衛は 私めの子にござります!》 228 00:26:05,115 --> 00:26:08,118 《たとえ 親子として 名乗り合うことはなかろうとも・ 229 00:26:08,118 --> 00:26:11,121 私めが 他国の女子に・ 230 00:26:11,121 --> 00:26:16,126 生ませた子にござります!》 231 00:26:16,126 --> 00:26:21,131 《人目を忍ぶ黒くわ者とはいえ・ 232 00:26:21,131 --> 00:26:26,136 私めには その行く末だけが・ 233 00:26:26,136 --> 00:26:30,140 生きがいでござりました》 234 00:26:30,140 --> 00:26:34,144 《厳しい修業も・ 235 00:26:34,144 --> 00:26:38,148 飲まず食わずに耐えることも・ 236 00:26:38,148 --> 00:26:42,152 あらゆる武術も 忍びの術も・ 237 00:26:42,152 --> 00:26:46,156 皆 私めが・ 238 00:26:46,156 --> 00:26:50,160 手を取って・ 239 00:26:50,160 --> 00:26:53,163 さすが 我が子・ 240 00:26:53,163 --> 00:26:58,163 やがては 頭領となるべき器よと》 241 00:27:00,103 --> 00:27:06,109 《ただ それだけを心待ちに》 242 00:27:06,109 --> 00:27:12,109 《それを! おのれ拝一刀!》 243 00:27:14,117 --> 00:27:19,117 《御支配様 一刀は どこに!》 244 00:27:28,131 --> 00:27:30,133 (トメ)せり なずな 245 00:27:30,133 --> 00:27:36,139 (平) ごぎょう はこべ ほとけのざ・ 246 00:27:36,139 --> 00:27:43,146 すずな すずしろ 命草か 247 00:27:43,146 --> 00:27:48,151 (トネ)生きるのじゃ 無駄に命を捨てることはない・ 248 00:27:48,151 --> 00:27:51,151 生きることじゃ 249 00:28:04,100 --> 00:28:08,104 (可)見殺しにしちゃ 寝覚めが悪うてのう 250 00:28:08,104 --> 00:28:14,104 (根次) そうだて 行こうか 急がねばのう 251 00:28:19,115 --> 00:28:24,120 急がねば あの拝一刀を逃がしてしまうぞな 252 00:28:24,120 --> 00:28:27,123 平… すまぬ 253 00:28:27,123 --> 00:28:31,127 ああ どうせ長い命ではあるまいし 254 00:28:31,127 --> 00:28:35,131 死ぬんなら 悔いなく死のう 255 00:28:35,131 --> 00:28:39,135 車剣の五人じゃもののう 256 00:28:39,135 --> 00:28:55,135 ・~ 257 00:29:23,112 --> 00:29:25,112 (大五郎)うーん… 258 00:29:36,125 --> 00:29:38,127 うーん… 259 00:29:38,127 --> 00:29:58,081 ・~ 260 00:29:58,081 --> 00:30:18,101 ・~ 261 00:30:18,101 --> 00:30:30,101 ・~ 262 00:30:46,129 --> 00:31:06,082 ・~ 263 00:31:06,082 --> 00:31:20,096 ・~ 264 00:31:20,096 --> 00:31:22,096 おお あっ! 265 00:31:55,131 --> 00:32:00,131 腹いっぱい食べておけ 夜は まだまだ寒いぞ 266 00:32:06,142 --> 00:32:08,144 (可)どうじゃ (平)おお・ 267 00:32:08,144 --> 00:32:11,147 今夜は あの小屋に泊まるとみえるが 268 00:32:11,147 --> 00:32:15,151 あの男 よほどできるぞ 269 00:32:15,151 --> 00:32:18,154 うむ まず無類じゃ 270 00:32:18,154 --> 00:32:21,157 尾太を支えたときの あの息遣い 271 00:32:21,157 --> 00:32:25,161 鵜の毛で突いたほどの 隙もなかった 272 00:32:25,161 --> 00:32:27,163 やるか 尾太 (トネ)尾太・ 273 00:32:27,163 --> 00:32:32,168 あの男は 今まで出会った どの相手よりも 274 00:32:32,168 --> 00:32:37,173 (尾太)恐ろしゅうなったのか (トネ)何を ばかな… じゃが 275 00:32:37,173 --> 00:32:40,176 (根次)どちらが勝つかのう 276 00:32:40,176 --> 00:32:45,181 恐らく 5人でかかれば五分と五分 277 00:32:45,181 --> 00:33:05,134 ・~ 278 00:33:05,134 --> 00:33:25,154 ・~ 279 00:33:25,154 --> 00:33:45,174 ・~ 280 00:33:45,174 --> 00:33:50,179 ・~ 281 00:33:50,179 --> 00:33:53,179 《うわーっ!》 282 00:34:04,126 --> 00:34:11,126 (可)わしらが死んで あの親子も死ぬじゃろう 283 00:34:13,135 --> 00:34:17,139 多分 そうなるじゃろうのう 284 00:34:17,139 --> 00:34:22,144 (平)しかし かわいい子供じゃった 285 00:34:22,144 --> 00:34:25,147 (可)わしらに孫があれば あのくらいじゃ 286 00:34:25,147 --> 00:34:30,152 (トネ)子があれば あの男ぐらいじゃろうのう 287 00:34:30,152 --> 00:34:36,158 やめろ! あの男に わしの子は殺されたのだ 288 00:34:36,158 --> 00:34:56,178 ・~ 289 00:34:56,178 --> 00:35:16,132 ・~ 290 00:35:16,132 --> 00:35:19,132 ・~ 291 00:35:36,152 --> 00:35:56,172 ・~ 292 00:35:56,172 --> 00:36:01,110 ・~ 293 00:36:01,110 --> 00:36:04,113 (根次)なぜだ (尾太)足場が悪すぎる 294 00:36:04,113 --> 00:36:08,117 何を今更 (尾太)この向こうに 松林がある・ 295 00:36:08,117 --> 00:36:10,117 そこで必ず 296 00:36:21,130 --> 00:36:23,132 (平)尾太が見えん (根次)尾太がおらん 297 00:36:23,132 --> 00:36:25,132 (トネ)えっ? 298 00:36:33,142 --> 00:36:50,159 ・~ 299 00:36:50,159 --> 00:36:54,163 拝一刀 300 00:36:54,163 --> 00:36:59,101 莅戸九郎兵衛ゆかりの者だ 301 00:36:59,101 --> 00:37:06,108 果たし合いの前に 確かめておきたいことがある 302 00:37:06,108 --> 00:37:10,112 九郎兵衛が むざむざ討たれた訳が・ 303 00:37:10,112 --> 00:37:14,116 何か あったはず 304 00:37:14,116 --> 00:37:18,120 聞かせてくれ 黒くわの者たちは・ 305 00:37:18,120 --> 00:37:24,126 なぜ 一人も余さず お主に討たれたか・ 306 00:37:24,126 --> 00:37:26,128 その訳を 307 00:37:26,128 --> 00:37:31,133 莅戸九郎兵衛殿の ゆかりの方と言われたな 308 00:37:31,133 --> 00:37:33,135 いかにも 309 00:37:33,135 --> 00:37:35,137 お父上か 310 00:37:35,137 --> 00:37:37,139 知っておろう 一刀! 311 00:37:37,139 --> 00:37:41,143 九郎兵衛殿は 自ら死ぬために・ 312 00:37:41,143 --> 00:37:45,147 残る黒くわ衆を率いてまいられた 313 00:37:45,147 --> 00:37:48,150 死ぬ… ために? 314 00:37:48,150 --> 00:37:53,155 我らが絶える全ての元は 柳生にある 315 00:37:53,155 --> 00:37:56,158 真に倒すべき相手は 柳生であると 316 00:37:56,158 --> 00:38:03,099 九郎兵衛は そのように 317 00:38:03,099 --> 00:38:08,104 そして 最期に辞世の句を 318 00:38:08,104 --> 00:38:14,110 なんと! 「絹の雲 美しきかな・ 319 00:38:14,110 --> 00:38:19,115 絹の雲 我ら忍びに似て・ 320 00:38:19,115 --> 00:38:26,122 天下に たなびき散る」と… 321 00:38:26,122 --> 00:38:29,125 そうか 322 00:38:29,125 --> 00:38:34,125 九郎兵衛は そう お主に 323 00:38:36,132 --> 00:38:38,134 拝一刀! 324 00:38:38,134 --> 00:38:40,136 今日こそ おのれの命は もらったぞ! 325 00:38:40,136 --> 00:38:43,139 おのれの やいばに 倒れし者の無念・ 326 00:38:43,139 --> 00:38:47,143 受けてみよ! 327 00:38:47,143 --> 00:38:50,146 (平)尾太! (根次)尾太! 328 00:38:50,146 --> 00:38:55,151 (尾太)どけ! 我らは 既に黒くわではないぞ・ 329 00:38:55,151 --> 00:38:59,088 私闘だ これは 私の恨みの果たし合いだ・ 330 00:38:59,088 --> 00:39:03,092 手を引いてくれ! (根次・可)尾太! 331 00:39:03,092 --> 00:39:08,097 (尾太)拝一刀! 莅戸九郎兵衛は 我が子・ 332 00:39:08,097 --> 00:39:13,102 逆縁ながら その恨み 父たる者が貫くぞ!・ 333 00:39:13,102 --> 00:39:18,102 元黒くわ小頭 新庄尾太! 334 00:39:32,121 --> 00:39:37,121 (一同)尾太… 335 00:39:39,128 --> 00:39:43,132 いいのだ… これで 336 00:39:43,132 --> 00:39:46,135 これで もう・ 337 00:39:46,135 --> 00:39:51,135 車剣を使うこともない 338 00:39:54,143 --> 00:39:59,143 拝一刀! 頼む 339 00:40:09,091 --> 00:40:13,095 (尾太)柳生を倒す・ 340 00:40:13,095 --> 00:40:17,095 手だて 1つ 341 00:40:19,101 --> 00:40:26,101 封廻状 な… 謎を 342 00:40:29,111 --> 00:40:36,118 その鍵は 既に九郎兵衛が・ 343 00:40:36,118 --> 00:40:39,121 謎を… 344 00:40:39,121 --> 00:40:41,123 何! 345 00:40:41,123 --> 00:40:47,129 頼む 我らが願い 346 00:40:47,129 --> 00:40:50,132 九郎兵衛の・ 347 00:40:50,132 --> 00:40:55,137 最後の言葉を・ 348 00:40:55,137 --> 00:41:00,075 思い出してくれ 349 00:41:00,075 --> 00:41:06,081 「絹の雲 美しきかな」 350 00:41:06,081 --> 00:41:08,081 「絹の雲」 351 00:41:10,085 --> 00:41:13,088 (一同)尾太! 352 00:41:13,088 --> 00:41:17,088 (一同)尾太 353 00:41:19,094 --> 00:41:21,094 (平)尾太 354 00:41:31,106 --> 00:41:33,106 ちゃん 355 00:41:37,112 --> 00:41:57,132 ・~ 356 00:41:57,132 --> 00:42:17,152 ・~ 357 00:42:17,152 --> 00:42:37,172 ・~ 358 00:42:37,172 --> 00:42:48,183 ・~ 359 00:42:48,183 --> 00:42:50,183 絹… 360 00:42:52,187 --> 00:42:54,189 絹だ 361 00:42:54,189 --> 00:43:14,143 ・~ 362 00:43:14,143 --> 00:43:26,143 ・~ 363 00:43:40,169 --> 00:43:44,169 まず これを 御鑑定いただきとう存じます 364 00:43:47,176 --> 00:43:50,179 (藤右衛門)この文が 何か絹と? 365 00:43:50,179 --> 00:43:54,183 さよう 絹に関わりあることまでは 分かりましたが・ 366 00:43:54,183 --> 00:43:58,120 それが どう関わりあるかを お教え願いたい 367 00:43:58,120 --> 00:44:04,126 (藤右衛門)はて… 例えば 紙質 紙のすき方に・ 368 00:44:04,126 --> 00:44:08,126 何か絹と (藤右衛門)すき方でございますか 369 00:44:10,132 --> 00:44:14,136 (藤右衛門) はて… 私には とんと見当が・ 370 00:44:14,136 --> 00:44:18,140 紙でのうて 織物のことならば 多少は分かりはいたしましょうが 371 00:44:18,140 --> 00:44:20,142 (藤右衛門) そのようなことなれば・ 372 00:44:20,142 --> 00:44:23,145 詳しい者を お引き合わせいたしましょう 373 00:44:23,145 --> 00:44:26,148 蚕の徳兵衛と申しましてな 374 00:44:26,148 --> 00:44:29,151 この土地では 指折りの繭玉作りの名人ゆえ・ 375 00:44:29,151 --> 00:44:33,155 あるいは お役に立つかもしれません 376 00:44:33,155 --> 00:44:53,175 ・~ 377 00:44:53,175 --> 00:44:56,178 ・~ 378 00:44:56,178 --> 00:45:01,116 (徳兵衛)おおっ! 光る… 字が光りますのう 379 00:45:01,116 --> 00:45:05,120 これは 光ごけを墨に混ぜて 書かれた文字 380 00:45:05,120 --> 00:45:10,120 それが 何か絹と関わりが? 381 00:45:19,134 --> 00:45:23,134 (徳兵衛)この紙 桑の匂いがする 382 00:45:32,147 --> 00:45:36,147 間違えねえ 桑っ葉の味がする 383 00:45:42,157 --> 00:46:02,110 ・~ 384 00:46:02,110 --> 00:46:22,130 ・~ 385 00:46:22,130 --> 00:46:42,150 ・~ 386 00:46:42,150 --> 00:46:46,154 ・~ 387 00:46:46,154 --> 00:46:50,154 これが 柳生封廻状 388 00:46:54,162 --> 00:46:56,164 《烈堂》 389 00:46:56,164 --> 00:47:03,164 《ついに 柳生封廻状の秘密 見破ったぞ》 390 00:47:07,109 --> 00:47:11,113 <拝一刀親子は 江戸へ向かった> 391 00:47:11,113 --> 00:47:17,119 <宿敵 烈堂を求め 今こそ 対決の場を求め> 392 00:47:17,119 --> 00:47:20,122 <だが この親子を待ち受けるものは・ 393 00:47:20,122 --> 00:47:25,127 幾多の苦難 血の海である> 394 00:47:25,127 --> 00:47:29,131 <果たして 親子は 江戸へ入れるか> 395 00:47:29,131 --> 00:47:36,131 <冥府魔道 その道のりは まだ はるかに遠く続いていた> 396 00:47:45,147 --> 00:47:49,151 <女郎の生活に疲れ果て 足抜けする お仙> 397 00:47:49,151 --> 00:47:52,154 <その お仙の後を追う 追っ手の者たち> 398 00:47:52,154 --> 00:47:54,156 <追い詰めた お仙のそばに・ 399 00:47:54,156 --> 00:47:58,093 手配の子連れ狼がいるのを見て 皆 恐れをなす> 400 00:47:58,093 --> 00:48:02,097 <だが 追っ手の中に おおかみの賞金に目がくらみ・ 401 00:48:02,097 --> 00:48:06,101 <ひそかに お仙と子連れ狼を狙う 3人のやくざ> 402 00:48:06,101 --> 00:48:10,101 <次回 「子連れ狼」 母なる味に 御期待ください> 403 00:48:34,129 --> 00:48:36,164 ・~ (八木莉可子)ファミマの~! (吉田鋼太郎)プリン! 404 00:48:36,164 --> 00:48:38,200 定番のとろける~? プリン・・・! 405 00:48:38,200 --> 00:48:40,769 新作はサンドの? プリン!? 406 00:48:40,769 --> 00:48:43,071 <ぷるあま&ほろにが さらに新感覚も!> うま! うま! 407 00:48:43,071 --> 00:48:45,107 <ファミマの最高!プリンスイーツ登場!> 408 00:48:45,107 --> 00:48:47,142 (2人)≪プリンの沼にどっぷりん≫