1 00:00:34,035 --> 00:00:38,540 (仁左衛門)すぐに 江戸を出ろ。 さもなくば 容赦はせぬぞ。 2 00:00:38,540 --> 00:00:42,777 <盗賊 雲霧一党は 仮牢前に 火を放ち➡ 3 00:00:42,777 --> 00:00:48,283 その隙に乗じて 因果小僧六之助を連れ去った。➡ 4 00:00:48,283 --> 00:00:52,086 火付盗賊改方長官 安部式部は➡ 5 00:00:52,086 --> 00:00:55,957 雲霧仁左衛門の早業に 驚くと同時に➡ 6 00:00:55,957 --> 00:01:00,795 周囲に 雲霧一党への 内通者がいるのではないかと➡ 7 00:01:00,795 --> 00:01:04,132 疑いを持ち始めていた> 8 00:01:04,132 --> 00:01:18,232 ♬~ 9 00:01:45,873 --> 00:01:50,473 (藤兵衛)日誌を見る限りでは 不審な点は 見当たりませぬ。 10 00:01:53,047 --> 00:01:56,451 (式部)だが どう考えても➡ 11 00:01:56,451 --> 00:02:01,422 あの時刻に 賄所から 火が出たのは解せぬ。 12 00:02:01,422 --> 00:02:06,861 はい。 たとえ 雲霧が 当方を狙っていたとしても➡ 13 00:02:06,861 --> 00:02:09,731 厳しい見張りの目を盗み➡ 14 00:02:09,731 --> 00:02:14,369 裏手より忍び入る事など まず 考えられませぬ。 15 00:02:14,369 --> 00:02:22,510 まことに残念ながら 賊は 屋敷内にいたとしか思われませぬ。 16 00:02:22,510 --> 00:02:27,949 火が出たのは 八ツ半過ぎ頃。➡ 17 00:02:27,949 --> 00:02:30,985 その時刻に 居所の分からぬ者は おったか? 18 00:02:30,985 --> 00:02:34,188 はい。 1人だけ。 19 00:02:34,188 --> 00:02:39,888 (式部)誰だ? 与力の岡田甚之助。 20 00:02:42,330 --> 00:02:44,732 岡田…。 21 00:02:44,732 --> 00:02:48,332 (井口)もう少し 眉毛を濃く。 22 00:02:50,838 --> 00:02:52,938 (木村)どれ。 23 00:02:55,276 --> 00:02:58,179 まあ こんなところだろう。 よし。 24 00:02:58,179 --> 00:03:01,115 俺が 山田様にお目にかけてくる。 うん。 25 00:03:01,115 --> 00:03:05,015 わしには 見せてくれぬのか? 26 00:03:17,031 --> 00:03:19,031 どうぞ。 27 00:03:22,170 --> 00:03:27,041 どこといって 目立つところのない顔だな。➡ 28 00:03:27,041 --> 00:03:30,545 こんな どこにでもある顔を 貼り出したところで➡ 29 00:03:30,545 --> 00:03:33,981 何の役にも立たんだろう。 30 00:03:33,981 --> 00:03:40,181 第一 こいつが六之助だという事は はっきりしているのか? 31 00:03:51,899 --> 00:04:01,099 ≪(金魚屋)金魚~ え~ 金魚~。 32 00:04:05,446 --> 00:04:07,682 わしをつけて どうしようというのだ? 33 00:04:07,682 --> 00:04:11,052 旦那…。 いえいえ あっしゃあ つけてた訳じゃ…。 34 00:04:11,052 --> 00:04:13,755 言え! 誰に頼まれた? 35 00:04:13,755 --> 00:04:17,091 誰に頼まれたって訳じゃ ありません。 36 00:04:17,091 --> 00:04:20,595 どうも 不思議に思いましてね。 37 00:04:20,595 --> 00:04:22,530 何が 不思議だ? 38 00:04:22,530 --> 00:04:28,870 いえ。 その… 旦那の遊ぶ金が どこから出てるのか。 39 00:04:28,870 --> 00:04:33,674 どの旦那方も みんな 金に困っておいでなのに➡ 40 00:04:33,674 --> 00:04:37,545 旦那は 結構 酒も飲むし➡ 41 00:04:37,545 --> 00:04:40,281 女遊びのほうも…。 42 00:04:40,281 --> 00:04:42,316 それを不思議に思ったのか? 43 00:04:42,316 --> 00:04:45,816 へえ。 ただ それだけの事で…。 44 00:04:48,022 --> 00:04:51,626 内密にするか? えっ? 45 00:04:51,626 --> 00:04:57,265 ♬~ 46 00:04:57,265 --> 00:04:59,867 古道具屋? 47 00:04:59,867 --> 00:05:09,076 ♬~ 48 00:05:09,076 --> 00:05:15,316 ああ… 今日は ろくな物が見つからぬな。 49 00:05:15,316 --> 00:05:21,022 見てのとおり 俺は 掘り出し物を 見つけては 他の店へ高く売る。 50 00:05:21,022 --> 00:05:23,424 それで 金をこしらえておる。 51 00:05:23,424 --> 00:05:25,393 どうだ? まだ ついてくるか? 52 00:05:25,393 --> 00:05:27,895 いえいえ。 もう 結構でございます。 53 00:05:27,895 --> 00:05:29,931 俺は まだまだ 何か見つけるまで歩くが。 54 00:05:29,931 --> 00:05:34,702 どうぞ しっかり お稼ぎなさいませ。 へえ。 55 00:05:34,702 --> 00:05:46,714 ♬~ 56 00:05:46,714 --> 00:05:51,114 (セミの声) 57 00:05:55,489 --> 00:05:57,489 ≪(岡田)八重。 58 00:06:07,068 --> 00:06:09,270 ♬~ 59 00:06:09,270 --> 00:06:13,040 お頭からのつなぎです。 60 00:06:13,040 --> 00:06:16,640 しばらく 慎重にされるよう。 61 00:06:18,913 --> 00:06:23,050 お八重さんは 当分 預かります。 62 00:06:23,050 --> 00:06:37,450 ♬~ 63 00:06:41,969 --> 00:06:43,969 や~っ! 64 00:06:47,174 --> 00:06:49,174 お~っ! だ~っ! 65 00:06:52,113 --> 00:06:54,113 わ~っ! 66 00:06:58,452 --> 00:07:00,452 だ~っ! 67 00:07:06,527 --> 00:07:08,527 や~っ! 68 00:07:20,107 --> 00:07:23,107 次は 4人まとめて かかってこい。 69 00:07:27,882 --> 00:07:33,421 (式部)岡田 おぬしも どうだ? 70 00:07:33,421 --> 00:07:38,793 いえ。 そこの4人のような 甘えた事はできませぬ。 71 00:07:38,793 --> 00:07:44,598 何! 岡田様 甘えた事とは 何事ですか!? 72 00:07:44,598 --> 00:07:49,437 長官じきじきに 稽古を願うとは 何事だ! 73 00:07:49,437 --> 00:07:51,505 武芸を鍛えたければ➡ 74 00:07:51,505 --> 00:07:56,544 長官に甘えずとも 俺が 稽古をつけてやる。 75 00:07:56,544 --> 00:08:01,782 申されましたな! (岡田)1人ずつ かかってこい。 76 00:08:01,782 --> 00:08:05,353 俺が いかに 薄のろで 役立たずでも➡ 77 00:08:05,353 --> 00:08:07,355 お前らごときには 負けんぞ。 (男たち)何! 78 00:08:07,355 --> 00:08:11,125 待てい! 79 00:08:11,125 --> 00:08:14,625 薄のろで 役立たずとは 何だ? 80 00:08:19,266 --> 00:08:23,871 高瀬! 井口! 木村! 81 00:08:23,871 --> 00:08:29,744 その方ら 日頃 さように 仲間の陰口をきいているのか?➡ 82 00:08:29,744 --> 00:08:32,044 どうなんじゃ!? 83 00:08:37,018 --> 00:08:40,488 与力 同心 密偵の間で 陰口をたたき➡ 84 00:08:40,488 --> 00:08:44,925 仲間を貶めるようなまねは 一切許さん! 85 00:08:44,925 --> 00:08:47,695 (男たち)はっ。 競い合うのは よい。 86 00:08:47,695 --> 00:08:54,068 だが 互いに いがみ合うていては お役目は務まらん。 87 00:08:54,068 --> 00:08:56,637 よいな!? 88 00:08:56,637 --> 00:08:58,939 (男たち)はっ! 89 00:08:58,939 --> 00:09:02,777 手前にも 心得違いがございました。 90 00:09:02,777 --> 00:09:06,477 その事は おわび申し上げます。 91 00:09:08,582 --> 00:09:11,919 この岡田甚之助にも➡ 92 00:09:11,919 --> 00:09:18,559 山田藤兵衛同様に 役目を仰せつけ下さりますよう。 93 00:09:18,559 --> 00:09:26,600 ♬~ 94 00:09:26,600 --> 00:09:29,136 (町人1)なになに? 「この者➡ 95 00:09:29,136 --> 00:09:34,608 盗賊 雲霧仁左衛門なる 極悪非道の仲間にて候。➡ 96 00:09:34,608 --> 00:09:38,813 召し捕り致し者に 金50両」? 97 00:09:38,813 --> 00:09:42,783 (町人たち)50両かよ? 「所在申し達せし者に 金20両。➡ 98 00:09:42,783 --> 00:09:45,219 これ 相渡し候」だとよ。 99 00:09:45,219 --> 00:09:50,958 (町人2)へえ。 捕らえた者には 金50両たぁ 豪儀だぜ。 100 00:09:50,958 --> 00:09:53,558 (町人3)大概なお礼だな。 101 00:10:02,937 --> 00:10:06,207 ≪(子供)待て 待て! 102 00:10:06,207 --> 00:10:10,744 (子供たちの笑い声) 103 00:10:10,744 --> 00:10:13,447 六の体は 動けるようになったのか? 104 00:10:13,447 --> 00:10:16,951 (吉五郎)そろそろ 傷も癒える事かと。 105 00:10:16,951 --> 00:10:21,388 お袋の墓参りだけは行かせてくれ などと 申しておりました。 106 00:10:21,388 --> 00:10:23,691 ハハハ…。 107 00:10:23,691 --> 00:10:27,628 名古屋の松屋善兵衛のほうは その後 どうだ? 108 00:10:27,628 --> 00:10:31,999 今日 つなぎを致しましたのは その事でございます。 109 00:10:31,999 --> 00:10:37,138 そろそろ お千代の出番では ないかと存じます。 110 00:10:37,138 --> 00:10:40,007 こちらに 2つ下さい。 (主人)お2つ? 111 00:10:40,007 --> 00:10:42,007 ありがとうございます。 112 00:10:44,812 --> 00:10:48,582 会うと申したか… 松屋が。 113 00:10:48,582 --> 00:10:53,220 はい。 昨日の事でございます。 114 00:10:53,220 --> 00:10:57,925 ♬~ 115 00:10:57,925 --> 00:11:03,664 <この男が 尾張名古屋の薬種問屋 松屋善兵衛。➡ 116 00:11:03,664 --> 00:11:10,571 雲霧仁左衛門が 2年前から 狙いをつけていた豪商である> 117 00:11:10,571 --> 00:11:13,307 早いものですな。 はい。 118 00:11:13,307 --> 00:11:17,111 あれから もう2年たちました。 119 00:11:17,111 --> 00:11:20,014 吉原で ならず者に絡まれて➡ 120 00:11:20,014 --> 00:11:23,751 困っているところを 桔梗屋さんに助けられて。 121 00:11:23,751 --> 00:11:30,291 お近づきのしるしやら お礼やらで 立ち寄ったのが この店。 122 00:11:30,291 --> 00:11:38,032 ああ そういえば あの時も ここに こうして 虎の尾の花が。 123 00:11:38,032 --> 00:11:42,736 おう そうでございましたかな? 124 00:11:42,736 --> 00:11:47,575 近頃は すっかりと 物忘れがひどうなりましてな。 125 00:11:47,575 --> 00:11:52,413 それでいながら 女のほうだけは やめられません。 126 00:11:52,413 --> 00:11:55,382 ハハハ…。 127 00:11:55,382 --> 00:12:00,020 名古屋には 2人も 妾がおります。 128 00:12:00,020 --> 00:12:02,022 それでいながら➡ 129 00:12:02,022 --> 00:12:07,761 もう この女に決めたという気に なりませんのです。 130 00:12:07,761 --> 00:12:10,464 業というしかありません フフフ…。 131 00:12:10,464 --> 00:12:13,968 いやいや いやいや。 私は そうは思えません。 132 00:12:13,968 --> 00:12:18,739 松屋さんは 心底 真面目なお方。 133 00:12:18,739 --> 00:12:21,642 真面目ですか? 134 00:12:21,642 --> 00:12:26,447 はい。 一生 ほれ抜く事のできる➡ 135 00:12:26,447 --> 00:12:30,618 これだという人を 探しておられるだけの事。 136 00:12:30,618 --> 00:12:34,355 いや~ よく言って下さった。 137 00:12:34,355 --> 00:12:37,258 言い訳がましくて 口に出さなかったが➡ 138 00:12:37,258 --> 00:12:42,096 本当は そのとおりなのです。 139 00:12:42,096 --> 00:12:45,466 松屋さん。 140 00:12:45,466 --> 00:12:50,271 うん。 松屋さんに ぴったりの人がおりますよ。 141 00:12:50,271 --> 00:12:53,007 私に ぴったりの? 142 00:12:53,007 --> 00:12:56,477 お公家さんの若後家に➡ 143 00:12:56,477 --> 00:12:59,977 会ってみる気はありませんか? 144 00:13:05,219 --> 00:13:08,088 (お松)我ながら うまいもんだね。 145 00:13:08,088 --> 00:13:12,693 さあ できたよ。 146 00:13:12,693 --> 00:13:15,896 七化けとは よく言ったもんだね。 147 00:13:15,896 --> 00:13:20,534 どっから見ても お公家の若後家様だ。 148 00:13:20,534 --> 00:13:22,536 フフフ…。 149 00:13:22,536 --> 00:13:26,073 おう。 ようできた。 150 00:13:26,073 --> 00:13:28,273 お頭。 151 00:13:33,347 --> 00:13:36,250 昨夜も話したとおりじゃ。 152 00:13:36,250 --> 00:13:39,119 頼んだぞ。 153 00:13:39,119 --> 00:13:42,022 こたびばかりは 自信がありませぬ。 154 00:13:42,022 --> 00:13:47,428 いや。 これは お前でのうては できぬ仕事だ。 155 00:13:47,428 --> 00:13:51,298 とはいっても。 心配無用。 156 00:13:51,298 --> 00:13:57,938 どのような時も お前には この雲霧がついておる。 157 00:13:57,938 --> 00:14:01,608 お頭。 私は…。 158 00:14:01,608 --> 00:14:04,845 こたびの仕事が終わったら➡ 159 00:14:04,845 --> 00:14:10,484 二度と お前に 引き込みの役目はさせぬ。 160 00:14:10,484 --> 00:14:23,664 ♬~ 161 00:14:23,664 --> 00:14:26,266 うれしゅうございます。 162 00:14:26,266 --> 00:14:40,666 ♬~ 163 00:14:50,391 --> 00:14:53,591 おい。 何か用があるのかよ? 164 00:14:57,831 --> 00:15:02,669 (伊助)人相書きの事で 話があるんだ。 何! 165 00:15:02,669 --> 00:15:05,706 約束してくれるか? えっ! 166 00:15:05,706 --> 00:15:09,042 俺の事は 一切 聞かねえ事。➡ 167 00:15:09,042 --> 00:15:11,478 居場所は知らねえが➡ 168 00:15:11,478 --> 00:15:14,815 あの男の事なら いろいろ知ってんだ。 169 00:15:14,815 --> 00:15:18,252 20両 今日 渡してくんねえ。 170 00:15:18,252 --> 00:15:22,256 手前の名前も言わねえ奴に 褒美など やれる訳ねえだろう! 171 00:15:22,256 --> 00:15:28,395 待て。 約束は守ろう。 172 00:15:28,395 --> 00:15:33,133 ただし 居場所を知らぬ者に 20両は出せぬ。 173 00:15:33,133 --> 00:15:37,037 いくらなら出せるんで? 174 00:15:37,037 --> 00:15:39,640 10両 出してやる。 175 00:15:39,640 --> 00:15:43,811 そのかわり お前の言う事に ほんの僅かでも 嘘があれば➡ 176 00:15:43,811 --> 00:15:46,580 即刻 首をはねる。 177 00:15:46,580 --> 00:15:51,418 話せ。 あの人相書きの男は 誰だと思うんだ? 178 00:15:51,418 --> 00:15:54,855 ヘヘヘ… いいネタだぜ。 179 00:15:54,855 --> 00:15:58,692 あいつは 六之助という男だ。 180 00:15:58,692 --> 00:16:03,330 ヘヘヘ… あいつはな 因果小僧…。 181 00:16:03,330 --> 00:16:07,067 因果小僧六之助。 182 00:16:07,067 --> 00:16:11,772 おい… 知ってるのか? 183 00:16:11,772 --> 00:16:14,408 それから? 184 00:16:14,408 --> 00:16:34,108 ♬~ 185 00:16:40,534 --> 00:16:43,334 俺のお袋の墓に…。 186 00:16:49,376 --> 00:16:52,876 もし。 娘さん。 187 00:16:55,549 --> 00:17:00,949 お前さん 誰の墓に参っていなさるんで? 188 00:17:04,057 --> 00:17:06,057 (おしの)あの…。 189 00:17:08,529 --> 00:17:10,529 (男1)いたぞ! 190 00:17:13,333 --> 00:17:15,269 やっと 見つけたぜ この野郎が! 191 00:17:15,269 --> 00:17:17,738 (男2)こら! こら! (男3)おい 待て! こら!➡ 192 00:17:17,738 --> 00:17:21,675 逃げるんじゃねえよ。 (五郎蔵)こんな所に いたのかい? 193 00:17:21,675 --> 00:17:25,946 この本所の五郎蔵を忘れたとは 言わせねえぞ。 連れてけ! 194 00:17:25,946 --> 00:17:29,046 (男たち)へえ! こら 来な! おい! 195 00:17:31,318 --> 00:17:36,089 こら! 何だ!? 手前は! 痛い 痛い…。 196 00:17:36,089 --> 00:17:38,325 野郎! なめやがって。 やれ! 197 00:17:38,325 --> 00:17:40,260 えい! 野郎! 198 00:17:40,260 --> 00:17:42,260 野郎! クソッ! 199 00:17:51,471 --> 00:17:53,971 早く やらねえか! 200 00:18:01,048 --> 00:18:04,351 (五郎蔵)こら! 早く追わねえか! こら! 201 00:18:04,351 --> 00:18:08,255 (男たち)こら 待て! 待て こら! (五郎蔵)追え! 202 00:18:08,255 --> 00:18:10,691 おい! 乗せてくんな! (船頭)おい 駄目だ 駄目だ! 203 00:18:10,691 --> 00:18:14,561 そうか。 すまねえな。 え~! 204 00:18:14,561 --> 00:18:18,832 (男たち)待て! 待て こら! 205 00:18:18,832 --> 00:18:21,401 待て 泥棒! 206 00:18:21,401 --> 00:18:31,078 ♬~ 207 00:18:31,078 --> 00:18:34,948 すまねえな。 辛抱しろよ。 208 00:18:34,948 --> 00:18:57,070 ♬~ 209 00:18:57,070 --> 00:19:01,608 (六之助)さあ 着いた。 足元 気を付けな。 210 00:19:01,608 --> 00:19:04,208 よし こっちだ。 211 00:19:06,747 --> 00:19:09,683 段差 気を付けな。 212 00:19:09,683 --> 00:19:13,583 よし。 よっ! ヨイショ。 213 00:19:17,324 --> 00:19:19,726 すまねえな。 214 00:19:19,726 --> 00:19:21,662 奥の部屋 借りるぜ。 215 00:19:21,662 --> 00:19:26,600 よし。 もう一つ 段差。 よし。 216 00:19:26,600 --> 00:19:30,500 また 面倒背負ってきやがった。 217 00:19:54,027 --> 00:19:57,431 (六之助)ここを 知られたくなかったんでな。➡ 218 00:19:57,431 --> 00:20:00,233 勘弁してくれよ。 219 00:20:00,233 --> 00:20:06,139 いえ。 危ないところを 助けて頂いて。 220 00:20:06,139 --> 00:20:08,539 あの連中は 何だい? 221 00:20:15,749 --> 00:20:18,049 俺は…。 222 00:20:20,554 --> 00:20:23,154 …新吉っていうんだい。 223 00:20:25,392 --> 00:20:29,162 新吉さん? 224 00:20:29,162 --> 00:20:31,562 お前さんの名前は? 225 00:20:36,903 --> 00:20:40,674 しの。 226 00:20:40,674 --> 00:20:42,674 しの。 227 00:20:45,812 --> 00:20:48,682 おしのちゃんか。 228 00:20:48,682 --> 00:20:53,587 あの墓場には 追われて 隠れていたのかい? 229 00:20:53,587 --> 00:20:56,087 それとも 墓参りか? 230 00:20:58,425 --> 00:21:01,925 おっかさんのお墓参りに。 231 00:21:04,164 --> 00:21:08,001 おっかさん…。 232 00:21:08,001 --> 00:21:13,406 で お前の名が おしの。 233 00:21:13,406 --> 00:21:18,044 ♬~ 234 00:21:18,044 --> 00:21:21,381 [ 心の声 ] (六之助)そんな バカな事があるもんか。➡ 235 00:21:21,381 --> 00:21:27,954 妹のおしのは あん時 死んじまったと聞いている。 236 00:21:27,954 --> 00:21:33,760 あの墓は 15年前の深川の大火で 焼け死んじまった➡ 237 00:21:33,760 --> 00:21:37,297 深川門前の 甚助長屋の連中の墓で➡ 238 00:21:37,297 --> 00:21:43,904 まあ 身寄り頼りのねえ連中だけを 集めて 葬ったもんだ。 239 00:21:43,904 --> 00:21:48,304 はい。 知っています。 240 00:21:51,444 --> 00:21:58,051 それで お前のお袋さんの名前は? 241 00:21:58,051 --> 00:22:02,756 ♬~ 242 00:22:02,756 --> 00:22:05,192 おみね。 243 00:22:05,192 --> 00:22:07,127 おみね…。 244 00:22:07,127 --> 00:22:18,839 ♬~ 245 00:22:18,839 --> 00:22:25,278 ♬~(三味線) 246 00:22:25,278 --> 00:22:30,050 (吉五郎)松屋さん。 お千代様を お連れしました。 247 00:22:30,050 --> 00:22:32,953 おおっ! 248 00:22:32,953 --> 00:22:34,988 桔梗屋さん。 249 00:22:34,988 --> 00:22:47,200 ♬~(三味線) 250 00:22:47,200 --> 00:22:52,806 こちらが お話を致しました 松屋善兵衛様。 251 00:22:52,806 --> 00:22:58,378 名古屋の薬種問屋のご主人です。 252 00:22:58,378 --> 00:23:02,682 松屋善兵衛でございます。 253 00:23:02,682 --> 00:23:05,385 千代でございます。 254 00:23:05,385 --> 00:23:09,623 どうぞ お見知りおきを。 255 00:23:09,623 --> 00:23:12,959 ♬~ 256 00:23:12,959 --> 00:23:16,296 なんと美しい…。 257 00:23:16,296 --> 00:23:20,033 ♬~ 258 00:23:20,033 --> 00:23:21,968 ≪(おしの)物心ついた時は➡ 259 00:23:21,968 --> 00:23:26,406 卯助って甘酒屋の人と 一緒にいて。➡ 260 00:23:26,406 --> 00:23:30,277 その人の事 ずっと…➡ 261 00:23:30,277 --> 00:23:34,748 おとっつぁんだと思ってたの。 262 00:23:34,748 --> 00:23:36,748 うん。 263 00:23:38,952 --> 00:23:41,652 そのおとっつぁん…。 264 00:23:44,190 --> 00:23:49,896 長患いの上に 死んでしまって。 265 00:23:49,896 --> 00:23:52,496 うん。 それで…。 266 00:23:54,567 --> 00:23:58,238 いまわの際に おとっつぁん➡ 267 00:23:58,238 --> 00:24:04,077 「お前に 本当の事を教えてやる」って。 268 00:24:04,077 --> 00:24:09,916 「お前の二親は お前が 赤ん坊の頃に➡ 269 00:24:09,916 --> 00:24:21,461 上総の国から 江戸へ出て 深川の甚助長屋に住み すぐに➡ 270 00:24:21,461 --> 00:24:26,861 火事に遭って 死んでしまったんだ」って。 271 00:24:30,870 --> 00:24:37,570 15年前… 15年前の今日…。 272 00:24:53,994 --> 00:25:26,326 ♬~(三味線) 273 00:25:26,326 --> 00:25:29,195 どうぞ。 はい。 274 00:25:29,195 --> 00:25:45,078 ♬~ 275 00:25:45,078 --> 00:25:50,278 で お前を襲った男たちは 一体? 276 00:25:54,320 --> 00:25:58,925 おとっつぁん 長患いで 働けなかった頃に➡ 277 00:25:58,925 --> 00:26:03,096 お金を借りていたのです。 278 00:26:03,096 --> 00:26:09,769 それで 借金のかたに お前を 連れていこうとしたって訳かい? 279 00:26:09,769 --> 00:26:12,205 はい。 280 00:26:12,205 --> 00:26:14,441 なんて野郎どもだ! 281 00:26:14,441 --> 00:26:20,613 でも 向こうには おとっつぁんが 書かされた証文があります。 282 00:26:20,613 --> 00:26:23,416 ≪(六之助)その高利貸しが➡ 283 00:26:23,416 --> 00:26:27,353 あの墓場で見かけた野郎だな? 284 00:26:27,353 --> 00:26:29,522 はい。➡ 285 00:26:29,522 --> 00:26:31,558 本所の五郎蔵。 286 00:26:31,558 --> 00:26:35,862 子分が 50人もいるっていう…。 287 00:26:35,862 --> 00:26:38,262 本所の五郎蔵。 288 00:26:40,233 --> 00:26:44,104 新吉さんも あのお墓へ お参りだったのでしょう?➡ 289 00:26:44,104 --> 00:26:49,804 だったら 新吉さんも 15年前に あの甚助長屋に? 290 00:26:59,619 --> 00:27:01,619 お… 俺は…。 291 00:27:05,024 --> 00:27:09,624 あの墓石の隣の墓に お参りしていたんだ。 292 00:27:18,204 --> 00:27:24,043 これ 卯助おとっつぁんが 渡してくれたんです。 293 00:27:24,043 --> 00:27:29,043 私が 迷い子になった時に 持っていた お守りです。 294 00:27:35,688 --> 00:27:43,263 ♬~ 295 00:27:43,263 --> 00:27:50,470 (六之助の忍び泣き) 296 00:27:50,470 --> 00:27:53,006 新吉さん。 297 00:27:53,006 --> 00:28:01,648 うう… かわいそうで かわいそうで…。 298 00:28:01,648 --> 00:28:06,886 (泣き声) 299 00:28:06,886 --> 00:28:13,026 ♬~ 300 00:28:13,026 --> 00:28:15,026 やっ! 301 00:28:21,668 --> 00:28:24,168 安部の殿様だ。 302 00:28:27,440 --> 00:28:31,344 いろいろと 役に立った。 礼を申す。 303 00:28:31,344 --> 00:28:34,214 へへっ! 304 00:28:34,214 --> 00:28:39,452 これまでの事は 不問に付す故 何者か 申せ。 305 00:28:39,452 --> 00:28:44,324 伊助。 いろはの伊助と申しやす。 306 00:28:44,324 --> 00:28:47,493 盗人だな? へえ。 307 00:28:47,493 --> 00:28:53,393 住まいは? 本所横網の与兵衛長屋で。 308 00:28:56,035 --> 00:28:58,135 受け取れ。 約束だ。 309 00:29:01,841 --> 00:29:04,444 こいつは…。 あとは➡ 310 00:29:04,444 --> 00:29:10,116 我々の仕事を手伝う気が あるか ないかだ。 311 00:29:10,116 --> 00:29:27,533 ♬~ 312 00:29:27,533 --> 00:29:29,469 (吉五郎)その女は? 313 00:29:29,469 --> 00:29:34,669 よほど疲れたらしく ぐっすり眠っています。 314 00:29:38,194 --> 00:29:42,031 小頭! おしのは 妹に違えねえんだ。 315 00:29:42,031 --> 00:29:46,831 本所の五郎蔵をやっつけて 妹を 楽にしてやりてえ! 316 00:29:51,774 --> 00:29:53,774 小頭! 317 00:29:58,014 --> 00:30:02,652 あの小娘といい このところ 金の取りはぐれが多いぜ。 318 00:30:02,652 --> 00:30:04,587 全くで。 319 00:30:04,587 --> 00:30:07,523 全くで? バカヤロー! 320 00:30:07,523 --> 00:30:10,059 うなずく間があったら 取り立ててこねえか! 321 00:30:10,059 --> 00:30:12,059 痛い! あっ! 322 00:30:19,669 --> 00:30:25,475 おしのって娘の話 嘘じゃないようですが。 323 00:30:25,475 --> 00:30:47,730 ♬~ 324 00:30:47,730 --> 00:30:51,434 何か 急な手配りでもあるのか? 325 00:30:51,434 --> 00:30:55,671 いや。 特にない。 326 00:30:55,671 --> 00:30:59,308 ならば どうだ? これから 一杯やらぬか? 327 00:30:59,308 --> 00:31:03,246 いや。 まだ やる事が残っている故。 328 00:31:03,246 --> 00:31:05,415 そうか。 329 00:31:05,415 --> 00:31:14,090 ♬~ 330 00:31:14,090 --> 00:31:17,660 吉五郎どんは どう考える? 331 00:31:17,660 --> 00:31:21,230 何となく 気に入らねえんで。 332 00:31:21,230 --> 00:31:24,567 話が うまく出来過ぎてると? 333 00:31:24,567 --> 00:31:30,373 (吉五郎)へえ。 命日に 墓場で出会った事も…? 334 00:31:30,373 --> 00:31:34,243 お守り札に 命日に 甘酒屋の卯助に。 335 00:31:34,243 --> 00:31:38,781 どうも 平仄が合い過ぎて 気に入らねえ。 336 00:31:38,781 --> 00:31:43,219 俺の ただの勘で 六之助には悪いんだが。 337 00:31:43,219 --> 00:31:48,891 フン。 この事は 吉五郎どんに任せる。 338 00:31:48,891 --> 00:31:55,431 お千代 松屋善兵衛との 次の約束は いつだえ? 339 00:31:55,431 --> 00:31:57,800 3日のあと。 340 00:31:57,800 --> 00:32:03,439 もう すっかり気に入って お千代様 お千代様で。 ハハハ…。 341 00:32:03,439 --> 00:32:06,539 いろいろ 支度がありますので。 342 00:32:26,762 --> 00:32:30,566 かわいそうに。 疲れ切っているのね。 343 00:32:30,566 --> 00:32:36,566 無理もねえ。 3日も逃げ回っていたというから。 344 00:32:47,950 --> 00:32:50,186 小頭は どう言っているんだ? 345 00:32:50,186 --> 00:32:52,788 もう少し 待ってろって。 346 00:32:52,788 --> 00:32:57,593 小頭には 小頭の考えがあるんだ。 落ち着けよ。 347 00:32:57,593 --> 00:32:59,529 待てねえ! おい! 348 00:32:59,529 --> 00:33:02,465 お前一人じゃ どうにもなんねえだろう! 349 00:33:02,465 --> 00:33:04,934 小頭の言う事を聞いて➡ 350 00:33:04,934 --> 00:33:07,034 待つんだ! 351 00:33:09,372 --> 00:33:14,710 小頭にゃ 人の情けが分からねえのか! 352 00:33:14,710 --> 00:33:18,310 六! 六! 353 00:33:42,772 --> 00:33:45,472 (戸をたたく音) 354 00:33:48,144 --> 00:33:50,244 岡田様。 355 00:33:52,715 --> 00:33:55,284 六之助は どこにいる? ちょっと 外へ。 356 00:33:55,284 --> 00:33:58,084 六さんが どうかしましたか!? 357 00:34:03,593 --> 00:34:08,731 何かあったんですかい? 何やら 様子がおかしい。 358 00:34:08,731 --> 00:34:12,201 暁の星右衛門のところに いるとかいう➡ 359 00:34:12,201 --> 00:34:14,737 いろはの伊助を知っているか? 360 00:34:14,737 --> 00:34:21,544 あいつが 何か? 盗賊改へ お前を売りに来た。 361 00:34:21,544 --> 00:34:24,513 長官じきじきに 褒美をやったぐらいだ。 362 00:34:24,513 --> 00:34:28,618 よほどいいネタを しゃべったと見える。 363 00:34:28,618 --> 00:34:34,323 本所横網の与兵衛長屋の伊助だ。 気を付けろ。 364 00:34:34,323 --> 00:34:40,196 ♬~ 365 00:34:40,196 --> 00:34:42,565 伊助? 366 00:34:42,565 --> 00:34:47,503 そいつは もしかしたら お前のガキの時分の…➡ 367 00:34:47,503 --> 00:34:50,439 同じ 甚助長屋にいたんじゃ…。 368 00:34:50,439 --> 00:34:52,608 おい! 369 00:34:52,608 --> 00:35:04,220 ♬~ 370 00:35:04,220 --> 00:35:06,689 あいつ 密偵だったんだ! 371 00:35:06,689 --> 00:35:08,624 クソッ! 372 00:35:08,624 --> 00:35:15,865 ♬~ 373 00:35:15,865 --> 00:35:17,800 ≪(六之助)待て~っ! 374 00:35:17,800 --> 00:35:20,269 ♬~ 375 00:35:20,269 --> 00:35:22,204 待て こら! 376 00:35:22,204 --> 00:35:28,010 ♬~ 377 00:35:28,010 --> 00:35:29,979 おい このアマ! 378 00:35:29,979 --> 00:35:33,482 人の気持ちを ずたずたにしやがって! 379 00:35:33,482 --> 00:35:40,923 ♬~ 380 00:35:40,923 --> 00:35:42,858 ヤッ! 381 00:35:42,858 --> 00:35:47,697 ♬~ 382 00:35:47,697 --> 00:35:49,665 殿様。 383 00:35:49,665 --> 00:35:53,636 ♬~ 384 00:35:53,636 --> 00:35:57,206 安部式部の屋敷の者か。 385 00:35:57,206 --> 00:36:00,109 ♬~ 386 00:36:00,109 --> 00:36:03,979 あ~っ! あ~っ! あ~っ! 387 00:36:03,979 --> 00:36:06,515 あ~っ! 388 00:36:06,515 --> 00:36:08,851 ♬~ 389 00:36:08,851 --> 00:36:15,051 畜生! 畜生! 畜生~っ! 390 00:36:22,798 --> 00:36:28,137 静かすぎるな 吉五郎。 391 00:36:28,137 --> 00:36:32,074 大勢の人間が 息を潜めて 潜んでるのが➡ 392 00:36:32,074 --> 00:36:38,674 手に取るように見える。 ハハハ…。 393 00:36:59,769 --> 00:37:03,973 お前の勘働きも 大したもんだな。 394 00:37:03,973 --> 00:37:10,479 安部式部は 我らをはめるつもりだったか。 395 00:37:10,479 --> 00:37:13,916 といって このままじゃ 戻れません。 396 00:37:13,916 --> 00:37:15,885 あの向こう見ずが➡ 397 00:37:15,885 --> 00:37:19,355 どんなむちゃを しでかすか 分かったもんじゃない。 398 00:37:19,355 --> 00:37:22,355 (戸をたたく音) 399 00:37:27,897 --> 00:37:29,897 お頭。 400 00:37:39,508 --> 00:37:41,708 (物音) 401 00:37:44,079 --> 00:37:46,015 六! 402 00:37:46,015 --> 00:37:48,584 手前! 403 00:37:48,584 --> 00:37:53,422 よくも 俺の昔を売って コケにしてくれやがったな! 404 00:37:53,422 --> 00:37:57,222 待ってくれ! 昔なじみじゃねえか! 405 00:37:59,328 --> 00:38:01,528 許せねえ! 406 00:38:04,667 --> 00:38:06,667 や~っ! 407 00:38:10,406 --> 00:38:12,406 や~っ! 408 00:38:15,144 --> 00:38:20,082 旦那 明るくなってきましたぜ。 409 00:38:20,082 --> 00:38:24,482 旦那! て… 大変でございます! 410 00:38:31,427 --> 00:38:35,297 ♬~ 411 00:38:35,297 --> 00:38:37,233 クソッ! 412 00:38:37,233 --> 00:38:58,254 ♬~ 413 00:38:58,254 --> 00:39:00,354 雲霧仁左衛門。 414 00:39:02,458 --> 00:39:04,458 必ずや…。 415 00:39:34,990 --> 00:39:42,131 お頭 松屋善兵衛が 名古屋へ戻ります。 416 00:39:42,131 --> 00:39:49,038 それで どうでも 私を 名古屋へ連れていくと。 417 00:39:49,038 --> 00:39:51,338 そうか。 418 00:40:00,883 --> 00:40:04,153 いよいよ 名古屋へ? 419 00:40:04,153 --> 00:40:06,088 うん。 420 00:40:06,088 --> 00:40:11,927 吉五郎どん 一世一代の大仕事じゃ。 421 00:40:11,927 --> 00:40:16,632 諸国に散ってる一党に つなぎをつけてくれ。 422 00:40:16,632 --> 00:40:18,567 はい。 423 00:40:18,567 --> 00:40:34,116 ♬~ 424 00:40:34,116 --> 00:40:37,953 <その月初め 江戸の雲霧一党は➡ 425 00:40:37,953 --> 00:40:42,758 それぞれ 東海道を 名古屋に向けて出立した> 426 00:40:42,758 --> 00:40:45,661 ささ お食べ。 427 00:40:45,661 --> 00:40:51,567 ♬~ 428 00:40:51,567 --> 00:40:55,337 (松屋)ハハハ…。 429 00:40:55,337 --> 00:41:37,680 ♬~ 430 00:41:37,680 --> 00:41:41,250 (式部)雲霧仁左衛門自身 江戸から姿をくらまし➡ 431 00:41:41,250 --> 00:41:44,720 街道筋で 新たな盗みを たくらんでるのかもしれぬ。 432 00:41:44,720 --> 00:41:49,058 (松屋)私は この人を 女房にする事にした。 433 00:41:49,058 --> 00:41:52,361 お千代。 土蔵が 7つか…。 434 00:41:52,361 --> 00:41:56,665 (吉五郎)ありきたりに 土蔵の中に 隠しているとは思えませんが。 435 00:41:56,665 --> 00:41:58,634 (お京)因果小僧六之助を 見つけました! 436 00:41:58,634 --> 00:42:00,836 六之助? 本当か? 437 00:42:00,836 --> 00:42:03,505 待て~! 438 00:42:03,505 --> 00:42:06,709 安部式部が 気付くやもしれんな。 439 00:42:06,709 --> 00:43:26,009 ♬~