1 00:00:34,427 --> 00:00:36,763 (仁左衛門)1万両 取り戻す。 2 00:00:36,763 --> 00:00:40,433 <仁左衛門を裏切った 暁の星右衛門は➡ 3 00:00:40,433 --> 00:00:46,105 息子を守るために 1万両を磯部に渡した。➡ 4 00:00:46,105 --> 00:00:52,779 しかし 磯部は関口に命じて 星右衛門を殺害する> 5 00:00:52,779 --> 00:00:57,116 (式部)藤堂家江戸家老の 磯部主膳が怪しい。 6 00:00:57,116 --> 00:01:00,787 <一方 道場で おようは➡ 7 00:01:00,787 --> 00:01:07,487 関口に襲われ かばった高瀬と共に殺される> 8 00:01:09,796 --> 00:01:15,468 <雲霧一党は 復讐を誓うのであった> 9 00:01:15,468 --> 00:01:20,807 狙うは 藤堂家江戸上屋敷。 10 00:01:20,807 --> 00:01:32,807 ♬~ 11 00:01:42,428 --> 00:02:47,293 ♬~ 12 00:02:47,293 --> 00:02:52,765 フフフフフ まんまと乗せられてきおったわ。 13 00:02:52,765 --> 00:02:56,465 お主という餌に 引き寄せられてな。 14 00:03:04,377 --> 00:03:07,377 これが 最後じゃ。 15 00:03:46,419 --> 00:03:49,719 (藤兵衛)大胆不敵な…。 16 00:03:52,759 --> 00:03:57,059 恐らく 藤堂家にも同じものを。 17 00:04:03,770 --> 00:04:06,270 どちらへ? 18 00:04:10,109 --> 00:04:12,809 踏み絵を踏ませるのだ。 19 00:04:28,795 --> 00:04:33,399 ご家老 火付盗賊改 安部式部殿が➡ 20 00:04:33,399 --> 00:04:36,399 お目通り願いたいと 参っておりますが。 21 00:04:42,408 --> 00:04:44,408 通せ。 22 00:04:57,757 --> 00:05:02,428 火付盗賊改 安部式部でござる。 23 00:05:02,428 --> 00:05:08,101 藤堂家江戸家老 磯部主膳でございます。 24 00:05:08,101 --> 00:05:15,401 火付盗賊改の長官が 大名家に 何用あって参られました? 25 00:05:17,110 --> 00:05:22,782 関口雄介という男 ご存じですな? 26 00:05:22,782 --> 00:05:29,122 関口雄介? さあ 存じませんな。 27 00:05:29,122 --> 00:05:32,024 そんなはずはござらぬ。 28 00:05:32,024 --> 00:05:37,396 関口は 磯部殿の 手となり足となって動いてきた➡ 29 00:05:37,396 --> 00:05:40,066 忠実な手下ではありませぬか。 30 00:05:40,066 --> 00:05:42,969 それは 何かのお間違いでは。 31 00:05:42,969 --> 00:05:49,075 そのような者 身どもには 心当たりがございませぬ。 32 00:05:49,075 --> 00:05:52,945 関口は人をあやめた大罪人。 33 00:05:52,945 --> 00:05:57,750 おかくまいなどなされては 藤堂家のお名に傷がつきますぞ。 34 00:05:57,750 --> 00:06:02,421 仮に 当家が その男を かくまっていたとして➡ 35 00:06:02,421 --> 00:06:09,021 火付盗賊改に 何がおできになりますかな? 36 00:06:12,765 --> 00:06:19,105 では 関口は この屋敷にはおらぬと? 37 00:06:19,105 --> 00:06:21,440 ≪(磯部)さよう。 38 00:06:21,440 --> 00:06:25,440 ≪(式部)今のお言葉 しかと 承り申した。 39 00:06:27,113 --> 00:06:30,783 ≪(式部) 今ひとつ 用件がござる。➡ 40 00:06:30,783 --> 00:06:34,053 このようなものが。 41 00:06:34,053 --> 00:06:38,925 当家にも 同じものが届いております。 42 00:06:38,925 --> 00:06:46,232 ならば 話が早い。 雲霧仁左衛門は 必ず現れます。 43 00:06:46,232 --> 00:06:51,737 我ら 火付盗賊改が この屋敷内をお守り致す。 44 00:06:51,737 --> 00:06:57,076 ありがたきお言葉なれど 当家にも 手だれが そろっておりますゆえ➡ 45 00:06:57,076 --> 00:07:02,949 雲霧ごとき盗賊 恐るるに足りませぬ。 46 00:07:02,949 --> 00:07:08,421 雲霧をなめてかかると 痛い目に遭いますぞ。 47 00:07:08,421 --> 00:07:12,291 痛い目に遭うているのは 貴殿でござろう。 48 00:07:12,291 --> 00:07:16,095 火付盗賊改を名乗っていながら➡ 49 00:07:16,095 --> 00:07:20,766 一向に 雲霧を捕らえる事ができぬとは。 50 00:07:20,766 --> 00:07:24,637 手に余るのならば 我らが ひっ捕らえて➡ 51 00:07:24,637 --> 00:07:27,640 そちらに引き渡しても よろしいが。 52 00:07:27,640 --> 00:07:29,640 藤兵衛。 53 00:07:31,377 --> 00:07:35,047 本当に それでよいのですな? 54 00:07:35,047 --> 00:07:37,347 心配ご無用。 55 00:07:40,720 --> 00:07:46,020 お役目 ご苦労に存じまする。 56 00:07:51,731 --> 00:07:55,401 間違いない 関口は この屋敷内にいる。 57 00:07:55,401 --> 00:07:57,336 はあ。 58 00:07:57,336 --> 00:08:06,746 ♬~ 59 00:08:06,746 --> 00:08:09,649 いかがなされました? 60 00:08:09,649 --> 00:08:12,084 いや。 61 00:08:12,084 --> 00:08:23,095 ♬~ 62 00:08:23,095 --> 00:08:26,966 間もなく ご当主 和泉守様が 参勤交代で出府され➡ 63 00:08:26,966 --> 00:08:29,969 屋敷内の警固は 一層 厳しくなります。 64 00:08:29,969 --> 00:08:34,373 いくら雲霧とはいえ…。 65 00:08:34,373 --> 00:08:39,245 それをするのが 雲霧仁左衛門という男だ。 66 00:08:39,245 --> 00:08:41,945 必ず動く。 67 00:08:46,952 --> 00:08:49,952 必ずや。 68 00:08:59,598 --> 00:09:03,402 (磯部)殿におかれましては お変わりなく➡ 69 00:09:03,402 --> 00:09:05,738 お喜びを申し上げまする。 70 00:09:05,738 --> 00:09:10,076 (和泉守)久しぶりじゃな。 変わりはないか? 磯部。 71 00:09:10,076 --> 00:09:14,747 はい。 老中の件も うまく運んでおります。 72 00:09:14,747 --> 00:09:16,682 そうか うむ。 73 00:09:16,682 --> 00:09:21,087 近々 殿のお名で 盛大に茶会を催します。 74 00:09:21,087 --> 00:09:26,759 茶会には ご老中をはじめ 幕閣の皆様をお招きし➡ 75 00:09:26,759 --> 00:09:30,429 そこで 土産をお渡し致します。 76 00:09:30,429 --> 00:09:32,365 土産? 77 00:09:32,365 --> 00:09:37,703 手に致せば 誰もが喜ぶ 土産でございます。 78 00:09:37,703 --> 00:09:42,041 これで 老中の座は殿のもの。 79 00:09:42,041 --> 00:09:44,944 うむ よきにはからえ。 80 00:09:44,944 --> 00:09:47,913 それより 鰻じゃ! はっ。 81 00:09:47,913 --> 00:09:49,913 ハハハハハハハ。 82 00:09:53,386 --> 00:09:55,886 (和泉守)おお~。 83 00:10:02,061 --> 00:10:03,996 うまい! 84 00:10:03,996 --> 00:10:07,233 鰻は江戸に限る! うん! 85 00:10:07,233 --> 00:10:15,741 ♬~ 86 00:10:15,741 --> 00:10:18,441 これ 丁重に。 はい。 87 00:10:20,613 --> 00:10:24,083 なかなか 手際がよいですね。 88 00:10:24,083 --> 00:10:26,419 (お千代)ありがとうございます。 89 00:10:26,419 --> 00:10:29,119 お前たちも お千代を見習って。 90 00:10:35,094 --> 00:10:38,964 お茶会の支度は 滞りなく進んでおります。 91 00:10:38,964 --> 00:10:41,267 うむ。➡ 92 00:10:41,267 --> 00:10:45,104 茶会が楽しみじゃのう。 93 00:10:45,104 --> 00:11:03,122 ♬~ 94 00:11:03,122 --> 00:11:06,422 ≪ご家老 万事滞りなく。 95 00:11:16,669 --> 00:11:20,139 茶会? ご老中や お歴々を招いて➡ 96 00:11:20,139 --> 00:11:23,139 盛大にやるとか。 97 00:11:27,012 --> 00:11:32,084 その日だ 雲霧が狙うのは。 間違いない。 98 00:11:32,084 --> 00:11:34,019 はっ。 99 00:11:34,019 --> 00:11:37,957 雲霧が真に狙っているのは 金ではない。 100 00:11:37,957 --> 00:11:41,093 では 何を? 101 00:11:41,093 --> 00:11:43,793 武士の面目だ。 102 00:11:45,431 --> 00:11:48,334 面目? うむ。 103 00:11:48,334 --> 00:11:51,103 わしはな 藤兵衛➡ 104 00:11:51,103 --> 00:11:54,773 此度は 雲霧の動きが よく読めるのじゃ。 105 00:11:54,773 --> 00:11:59,445 雲霧が何を考えているのか。 106 00:11:59,445 --> 00:12:15,461 ♬~ 107 00:12:15,461 --> 00:12:20,799 磯部は 茶会で 賄をばらまくつもりかと。 108 00:12:20,799 --> 00:12:25,499 関口は 屋敷に かくまわれています。 109 00:12:28,674 --> 00:12:32,374 盗賊改は どう動くでしょうか? 110 00:12:37,283 --> 00:12:40,283 式部は分かっておる。 111 00:12:44,423 --> 00:12:49,123 わしが何を考えているか。 112 00:13:09,114 --> 00:13:13,114 同じ お顔…。 113 00:13:15,988 --> 00:13:20,988 1年半前 お別れした時と。 114 00:13:42,014 --> 00:13:44,014 ささ。 115 00:13:57,429 --> 00:14:01,429 戸田様 ようこそ おいで下さいました。 116 00:14:03,102 --> 00:14:05,402 ささ こちらに。 117 00:14:18,651 --> 00:14:21,351 何か動きはあったか? 118 00:14:23,422 --> 00:14:27,126 ご老中をはじめ 茶会の客は皆 中に入りました。 119 00:14:27,126 --> 00:14:29,426 怪しい者は 今のところ。 120 00:14:36,402 --> 00:14:43,075 ♬~ 121 00:14:43,075 --> 00:14:45,375 これは…。 122 00:14:48,414 --> 00:14:50,714 (藤兵衛)長官。 123 00:14:54,753 --> 00:15:00,426 よいか 屋敷内で何が起ころうと 我らには 一切 関わりはない。 124 00:15:00,426 --> 00:15:05,097 しかし 屋敷から一歩でも出たら 我らの持ち場じゃ。 125 00:15:05,097 --> 00:15:08,967 誰であろうが 容赦なく召し捕れ。 126 00:15:08,967 --> 00:15:11,437 (一同)はっ。 127 00:15:11,437 --> 00:15:13,737 それは? 128 00:15:16,108 --> 00:15:19,144 雲霧は 既に中だ。 129 00:15:19,144 --> 00:15:21,780 (政蔵)いつの間に…。 130 00:15:21,780 --> 00:15:38,063 ♬~ 131 00:15:38,063 --> 00:15:41,734 どうぞ ごゆるりと おくつろぎ下さい。 132 00:15:41,734 --> 00:16:07,034 ♬~ 133 00:16:13,432 --> 00:16:16,335 お殿様から 言いつかってまいりました。 134 00:16:16,335 --> 00:16:20,305 鰻を食べて精をつけよと 仰せでございます。 135 00:16:20,305 --> 00:16:22,605 おお ありがたい! 136 00:16:25,043 --> 00:16:27,043 さあ。 137 00:16:29,448 --> 00:16:34,052 お殿様からの下されものです。 どうぞ。 138 00:16:34,052 --> 00:16:38,352 殿の仰せじゃ。 遠慮なく頂こう。 はっ。 139 00:16:49,067 --> 00:16:58,410 ♬~ 140 00:16:58,410 --> 00:17:03,282 ♬~ 141 00:17:03,282 --> 00:17:09,421 ♬~ 142 00:17:09,421 --> 00:17:14,927 (戸田)今日の茶会には 江戸で5本の指に入る俳人➡ 143 00:17:14,927 --> 00:17:18,427 松本犀星が参っておると聞いたが。 144 00:17:22,100 --> 00:17:27,439 (和泉守)申し訳ありませぬ。 犀星は 急な病にて➡ 145 00:17:27,439 --> 00:17:31,310 代わりに 門人の 小林正道が参っております。 146 00:17:31,310 --> 00:17:33,245 (戸田)ほう。 147 00:17:33,245 --> 00:17:48,060 ♬~ 148 00:17:48,060 --> 00:17:55,400 せっかくじゃ。 正道とやら 一句 詠んでみよ。 149 00:17:55,400 --> 00:17:57,336 はい。 150 00:17:57,336 --> 00:18:35,707 ♬~ 151 00:18:35,707 --> 00:18:44,383 「蔦もみぢ はてはあらずや 冬の霧」。 152 00:18:44,383 --> 00:18:47,719 (ざわめき) 153 00:18:47,719 --> 00:18:51,590 (戸田)さすがじゃのう。 見事な句じゃ! 154 00:18:51,590 --> 00:19:07,590 ♬~ 155 00:19:09,975 --> 00:19:15,275 本日は わざわざのおいで まことに ありがとうございます。 156 00:19:17,082 --> 00:19:22,382 (磯部)土産でございます。 お口に合いますかどうか。 157 00:19:34,566 --> 00:19:38,370 うん うん。 158 00:19:38,370 --> 00:19:40,670 うん。 159 00:19:44,710 --> 00:19:49,381 お主のおかげで 一段と華やかになった。 160 00:19:49,381 --> 00:19:51,717 礼を言うぞ。 161 00:19:51,717 --> 00:19:54,717 めっそうもない事にございます。 162 00:19:56,388 --> 00:20:00,058 茶を一服 飲んでまいらぬか? 163 00:20:00,058 --> 00:20:04,730 わしも 俳諧が好きでのう。 164 00:20:04,730 --> 00:20:08,430 では お言葉に甘えて。 165 00:20:15,374 --> 00:20:18,674 お前は先に。 166 00:20:26,985 --> 00:20:31,423 小林正道と申したな? 167 00:20:31,423 --> 00:20:33,759 はい。 168 00:20:33,759 --> 00:20:36,459 正しき道か。 169 00:20:38,430 --> 00:20:42,300 大層な名じゃのう。 170 00:20:42,300 --> 00:20:47,105 何事も 正しき道が大事。 171 00:20:47,105 --> 00:20:52,444 人も 政も。 172 00:20:52,444 --> 00:20:56,114 藤堂家は どうじゃ? 173 00:20:56,114 --> 00:20:59,451 正しき道を歩んでおるか? 174 00:20:59,451 --> 00:21:04,451 はてさて いかがなものにござりましょう。 175 00:21:06,792 --> 00:21:12,130 安心を致せ。 毒など入っておらぬ。 176 00:21:12,130 --> 00:21:26,311 ♬~ 177 00:21:26,311 --> 00:21:30,811 お主が詠んだ句には 毒が盛られていたがな。 178 00:21:32,751 --> 00:21:38,090 「蔦もみぢ はてはあらずや 冬の霧」。 179 00:21:38,090 --> 00:21:43,962 勢いのある者も いずれは滅びるという事か。 180 00:21:43,962 --> 00:21:48,100 そのとおりにございます。 181 00:21:48,100 --> 00:21:53,800 蔦は 我が藤堂家の紋所。 182 00:21:55,774 --> 00:21:59,444 それを知っての事か? 183 00:21:59,444 --> 00:22:01,444 はい。 184 00:22:03,115 --> 00:22:09,788 面白い。 気に入ったぞ 小林正道。 185 00:22:09,788 --> 00:22:12,088 いや…。 186 00:22:14,126 --> 00:22:16,426 雲霧仁左衛門。 187 00:22:17,996 --> 00:22:20,465 うあ~っ! 188 00:22:20,465 --> 00:22:22,801 うっ うう~っ! 189 00:22:22,801 --> 00:22:25,137 あ~っ! 190 00:22:25,137 --> 00:22:42,621 ♬~ 191 00:22:42,621 --> 00:22:44,621 (関口)うあっ! 192 00:22:48,760 --> 00:22:50,695 ああ~っ! 193 00:22:50,695 --> 00:22:58,770 ♬~ 194 00:22:58,770 --> 00:23:00,705 や~っ! 195 00:23:00,705 --> 00:23:23,705 ♬~ 196 00:23:25,463 --> 00:23:29,134 わしは お前を殺さぬ。 197 00:23:29,134 --> 00:23:51,134 ♬~ 198 00:23:53,091 --> 00:23:55,760 おのれ 雲霧…。 199 00:23:55,760 --> 00:23:58,060 関口! 200 00:24:10,108 --> 00:24:12,444 どこだ? 201 00:24:12,444 --> 00:24:17,115 出てこい 雲霧! 202 00:24:17,115 --> 00:24:19,050 (足音) 203 00:24:19,050 --> 00:24:35,066 ♬~ 204 00:24:35,066 --> 00:24:38,403 火付盗賊改である。 205 00:24:38,403 --> 00:24:42,703 関口雄介 神妙に致せ! 206 00:24:45,277 --> 00:24:47,412 うわ~っ! 207 00:24:47,412 --> 00:24:54,286 ♬~ 208 00:24:54,286 --> 00:24:56,421 あ~っ! (式部)藤兵衛! 209 00:24:56,421 --> 00:25:41,421 ♬~ 210 00:25:45,403 --> 00:25:47,403 (戸が開く音) 211 00:25:50,275 --> 00:25:52,744 (治平)お頭。 212 00:25:52,744 --> 00:25:57,415 ありがとうございました! これで おようも…。 213 00:25:57,415 --> 00:26:03,115 (泣き声) 214 00:26:08,059 --> 00:26:13,059 (泣き声) 215 00:26:17,102 --> 00:26:19,102 ん? 216 00:26:21,773 --> 00:26:23,773 ん? 217 00:26:25,643 --> 00:26:27,943 ん!? 218 00:26:34,719 --> 00:26:36,719 んっ!? 219 00:26:38,590 --> 00:26:41,290 何じゃ これは!? 220 00:26:43,061 --> 00:26:45,563 今 何と申した? 221 00:26:45,563 --> 00:26:50,402 小判の切り餅ではなく 本物の切り餅が…。 222 00:26:50,402 --> 00:26:52,737 ご老中は 大層 お怒りで…。 223 00:26:52,737 --> 00:26:55,073 どういう事じゃ!? 224 00:26:55,073 --> 00:26:58,410 菓子折の中には 金子を詰めたのではないのか? 225 00:26:58,410 --> 00:27:00,710 はい 間違いなく。 226 00:27:08,420 --> 00:27:10,720 ≪(石が落ちる音) どけ! はっ! 227 00:27:12,757 --> 00:27:15,057 畳を上げろ。 はっ! 228 00:27:29,107 --> 00:27:31,376 おい! 229 00:27:31,376 --> 00:27:34,279 何か しゃべったら どうだ! 230 00:27:34,279 --> 00:27:36,279 貴様~! 231 00:27:44,923 --> 00:27:47,725 外してくれ。 232 00:27:47,725 --> 00:27:49,725 (2人)はっ。 233 00:28:02,073 --> 00:28:07,773 お前が殺した高瀬は かわいがっていた配下だった。 234 00:28:10,748 --> 00:28:16,448 わしは 今 誰よりも お前を斬り捨てたい。 235 00:28:18,089 --> 00:28:23,428 だが わしの刀では お前を斬らぬ。 236 00:28:23,428 --> 00:28:27,128 雲霧と同じようにな。 237 00:28:31,236 --> 00:28:38,436 剣は 力だけではない。 心で使う剣もある。 238 00:28:40,378 --> 00:28:47,078 雲霧の剣は 肉も骨も斬らずに 心を斬る。 239 00:28:49,387 --> 00:28:52,290 お前も斬られたのじゃ。 240 00:28:52,290 --> 00:28:55,590 剣客としての誇りをな。 241 00:29:00,398 --> 00:29:03,698 関口雄介。 242 00:29:05,270 --> 00:29:09,270 お前も ひとかどの剣客であろう。 243 00:29:11,042 --> 00:29:18,042 最期ぐらいは 見失った自らの心に 従ってみては どうだ? 244 00:29:28,092 --> 00:29:31,362 お構いなし? 245 00:29:31,362 --> 00:29:33,698 何故でございますか? 246 00:29:33,698 --> 00:29:40,698 藤堂家には 遠縁にあたるご老中 戸田山城守様がついておる。 247 00:29:42,373 --> 00:29:48,713 大ごとにしたくないというのが ほかの ご老中方の本音なのじゃ。 248 00:29:48,713 --> 00:29:51,713 それでは 政の筋が通りませぬ。 249 00:29:53,585 --> 00:29:58,389 お主の気持ちも 分かる。 250 00:29:58,389 --> 00:30:04,729 磯部が関口という男を使い 人をあやめた事も➡ 251 00:30:04,729 --> 00:30:09,400 盗賊から 1万両 受け取った事も➡ 252 00:30:09,400 --> 00:30:12,700 証拠がなければ…。 253 00:30:14,272 --> 00:30:16,972 証拠なら ございます。 254 00:30:20,411 --> 00:30:23,748 (磯部)賄のための金子を 用立てるため➡ 255 00:30:23,748 --> 00:30:28,086 昵懇にしている商人に 申し渡しました。 256 00:30:28,086 --> 00:30:30,421 今しばらく お待ち下さい。 257 00:30:30,421 --> 00:30:34,092 うむ。 よきにはからえ。 258 00:30:34,092 --> 00:30:37,962 それにしても うまいのう。 259 00:30:37,962 --> 00:30:40,431 ≪磯部様 磯部様! 260 00:30:40,431 --> 00:30:43,334 騒々しい。 何事じゃ? 261 00:30:43,334 --> 00:30:48,034 大目付の芳賀越中守様が お見えでございます。 262 00:30:50,775 --> 00:30:53,678 磯部! 殿。 263 00:30:53,678 --> 00:30:56,280 身どもに お任せを。 264 00:30:56,280 --> 00:31:07,792 ♬~ 265 00:31:07,792 --> 00:31:13,464 大目付 芳賀越中守である。 266 00:31:13,464 --> 00:31:15,800 ははっ。 267 00:31:15,800 --> 00:31:22,473 江戸家老 磯部主膳は その方か? 268 00:31:22,473 --> 00:31:24,409 はい。 269 00:31:24,409 --> 00:31:30,348 お主は 盗賊 暁の星右衛門なる者から➡ 270 00:31:30,348 --> 00:31:36,020 1万両を奪い それを 藤堂家が老中職を得るための➡ 271 00:31:36,020 --> 00:31:39,424 賄にしたと聞いておるが。 272 00:31:39,424 --> 00:31:44,762 はて 何の事やら。 身に覚えがございません。 273 00:31:44,762 --> 00:31:53,462 ♬~ 274 00:31:59,310 --> 00:32:06,310 この者は 火付盗賊改 安部式部じゃ。 275 00:32:07,985 --> 00:32:10,685 火付盗賊改? 276 00:32:19,664 --> 00:32:24,964 磯部殿 貴殿に 問いただしたい事があり申す。 277 00:32:26,804 --> 00:32:29,474 何なりと。 278 00:32:29,474 --> 00:32:36,080 ただし 某が間違っていれば 腹を切る。 279 00:32:36,080 --> 00:32:41,753 そのかわり お主の申す事に偽りがあれば➡ 280 00:32:41,753 --> 00:32:44,453 腹を召されよ。 281 00:32:47,091 --> 00:32:49,026 承知つかまつった。 282 00:32:49,026 --> 00:32:55,767 先日 お主は 関口雄介は 当家にはおらぬと断言したのを➡ 283 00:32:55,767 --> 00:32:58,436 覚えておられるか? 284 00:32:58,436 --> 00:33:01,105 しつこうござるのう。 285 00:33:01,105 --> 00:33:05,105 知らぬものは知り申さぬ。 286 00:33:18,656 --> 00:33:21,956 (式部)関口雄介でござる。 287 00:33:24,128 --> 00:33:28,828 関口は 洗いざらい白状しましたぞ。 288 00:33:30,468 --> 00:33:36,073 (式部)お主は 盗賊 暁の星右衛門を脅し➡ 289 00:33:36,073 --> 00:33:39,944 1万両を巻き上げた後➡ 290 00:33:39,944 --> 00:33:42,947 関口に命じて斬り捨てた。 291 00:33:42,947 --> 00:33:45,247 (星右衛門)うわっ あっ…。 292 00:33:47,084 --> 00:33:51,956 そして その1万両を 老中就任のための賄として➡ 293 00:33:51,956 --> 00:33:54,826 茶会で配った。 294 00:33:54,826 --> 00:33:58,095 ハハハハハ…。 295 00:33:58,095 --> 00:34:00,031 何が おかしい? 296 00:34:00,031 --> 00:34:02,331 ハハハハハ…! 297 00:34:03,968 --> 00:34:06,604 笑止千万。 298 00:34:06,604 --> 00:34:10,104 全ては その男の たわ言でござる。 299 00:34:11,776 --> 00:34:15,476 証拠が どこにあり申す? 300 00:34:17,114 --> 00:34:19,450 (式部)いま一度 聞く。➡ 301 00:34:19,450 --> 00:34:23,120 1万両 受け取っていないと申すか? 302 00:34:23,120 --> 00:34:25,420 いかにも。 303 00:34:27,792 --> 00:34:32,396 さあ 腹をお召しなされ。 304 00:34:32,396 --> 00:34:35,396 安部式部殿。 305 00:34:39,270 --> 00:34:41,270 (ため息) 306 00:34:44,408 --> 00:34:48,108 腹を切るのは お主の方じゃ。 307 00:34:57,755 --> 00:35:07,098 ♬~ 308 00:35:07,098 --> 00:35:11,969 これは お主が 盗賊 暁の星右衛門から➡ 309 00:35:11,969 --> 00:35:15,969 1万両を受け取ったという 証文じゃ。 310 00:35:23,648 --> 00:35:26,450 これでも しらを切るか。 311 00:35:26,450 --> 00:35:28,953 磯部主膳! 312 00:35:28,953 --> 00:36:08,426 ♬~ 313 00:36:08,426 --> 00:36:12,096 お願いつかまつります。 314 00:36:12,096 --> 00:36:22,440 ♬~ 315 00:36:22,440 --> 00:36:25,740 (和泉守)藤堂家のためじゃ。 316 00:36:29,313 --> 00:36:33,050 磯部 頼む! 317 00:36:33,050 --> 00:36:46,750 ♬~ 318 00:36:48,399 --> 00:36:51,099 お頭。 319 00:37:43,054 --> 00:37:50,054 この世には 敵同士の立場に 身を置かねばならぬ事もある。 320 00:37:53,064 --> 00:37:56,064 それを お返し致す。 321 00:38:06,410 --> 00:38:10,110 かたじけのうございます。 322 00:38:12,083 --> 00:38:17,083 お主とは 酒を酌み交わす仲に なれたやもしれぬの。 323 00:38:18,756 --> 00:38:21,456 まさしく。 324 00:38:30,101 --> 00:40:07,801 ♬~ 325 00:40:34,959 --> 00:40:36,961 おい! 326 00:40:36,961 --> 00:40:41,261 (お松)あ~あ 悪い事しちゃ駄目だねえ。 327 00:40:43,100 --> 00:40:46,100 買い出し行ってくらあ。 行ってらっしゃい! 328 00:40:48,973 --> 00:41:22,473 ♬~ 329 00:41:22,473 --> 00:41:25,376 お姉ちゃん! は~い。 330 00:41:25,376 --> 00:42:04,081 ♬~ 331 00:42:04,081 --> 00:42:07,785 ♬~ 332 00:42:07,785 --> 00:42:16,460 ♬~ 333 00:42:16,460 --> 00:42:25,469 ♬~ 334 00:42:25,469 --> 00:42:38,415 ♬~ 335 00:42:38,415 --> 00:42:44,755 ♬~ 336 00:42:44,755 --> 00:42:54,431 ♬~ 337 00:42:54,431 --> 00:43:25,731 ♬~