1 00:00:33,231 --> 00:00:35,800 <大奥総取締 滝山と➡ 2 00:00:35,800 --> 00:00:39,304 その寵愛を受ける 山川安左衛門は➡ 3 00:00:39,304 --> 00:00:42,207 生き別れた姉と弟であった> 4 00:00:42,207 --> 00:00:46,644 (三好)滝山殿の願いは 山川の出世のみにあらず。 5 00:00:46,644 --> 00:00:50,315 土屋の お家再興にござりましょう? 6 00:00:50,315 --> 00:00:53,218 <その秘密を知った三好出羽守は➡ 7 00:00:53,218 --> 00:00:58,189 滝山から 大奥 隠し金の存在を暴き出す。➡ 8 00:00:58,189 --> 00:01:04,829 一方 三好と手を組む呉服問屋 桔梗屋に 狙いを定めた雲霧一党だったが➡ 9 00:01:04,829 --> 00:01:08,333 安部式部の手によって阻まれてしまう。➡ 10 00:01:08,333 --> 00:01:15,106 更に 手傷を負った七松と梅は 一党を離れることになった> 11 00:01:15,106 --> 00:01:28,353 ♬~ 12 00:01:28,353 --> 00:01:30,653 (お松)頼んだよ。 へい。 13 00:01:33,191 --> 00:01:35,991 ありがとうございました。 14 00:01:44,836 --> 00:01:49,036 (熊五郎) 梅からの最後のつなぎです。 15 00:02:01,986 --> 00:02:05,286 [ 回想 ] (紗江)大事なつなぎだ。 頼んだよ。 16 00:02:07,325 --> 00:02:09,260 (梅)はい。 17 00:02:09,260 --> 00:02:11,260 (悲鳴) 18 00:02:14,098 --> 00:02:20,672 火付盗賊改の山川安左衛門は もともとは➡ 19 00:02:20,672 --> 00:02:25,009 旗本の土屋という家に生まれた。 20 00:02:25,009 --> 00:02:26,944 土屋…。 21 00:02:26,944 --> 00:02:31,282 父親が 殿中で 何か不始末をしでかしたそうで。 22 00:02:31,282 --> 00:02:35,953 父親は切腹 家は断絶 一家は ばらばらに…。 23 00:02:35,953 --> 00:02:41,292 一家とは? 母親と 姉が一人。 24 00:02:41,292 --> 00:02:45,630 母親は 心労が重なって自害。 25 00:02:45,630 --> 00:02:50,130 安左衛門は 山川家に養子に入ったとか。 26 00:02:52,136 --> 00:02:59,644 それが 大奥御広敷用人となって 今じゃ 盗賊改。 27 00:02:59,644 --> 00:03:02,980 大した出世だ。 28 00:03:02,980 --> 00:03:05,817 その姉は今? 29 00:03:05,817 --> 00:03:10,317 もはや 言うまでもあるまい。 30 00:03:34,779 --> 00:03:38,649 [ 心の声 ] 何故 三好は 土屋家のことを知り➡ 31 00:03:38,649 --> 00:03:43,488 山川殿を弟だと分かった? 32 00:03:43,488 --> 00:03:48,126 大奥に 誰か通じている者が…。 33 00:03:48,126 --> 00:03:50,126 ≪(紗江)失礼いたします。 34 00:03:54,298 --> 00:03:57,301 時に 花を生けるのも よいのう。 35 00:03:57,301 --> 00:04:00,438 心が安らぐ。 36 00:04:00,438 --> 00:04:03,808 滝山様は 日々 お疲れでございますゆえ。 37 00:04:03,808 --> 00:04:05,743 とかく 女というは➡ 38 00:04:05,743 --> 00:04:12,817 親を支え 夫を支え 子を支え 気が休まるところがない。 39 00:04:12,817 --> 00:04:15,720 じゃがのう 紗江。 40 00:04:15,720 --> 00:04:17,688 はい。 41 00:04:17,688 --> 00:04:20,992 この大奥だけは さにあらず。 42 00:04:20,992 --> 00:04:27,765 ここにいれば おのが才覚一つで 男たちを操ることができる。 43 00:04:27,765 --> 00:04:34,065 大名であろうが 大商人であろうが 皆 はいつくばって挨拶に来る。 44 00:04:37,108 --> 00:04:41,612 時に 梅は お城下がりになったそうじゃのう。 45 00:04:41,612 --> 00:04:43,548 そのようにございます。 46 00:04:43,548 --> 00:04:45,950 訳を問わなんだのか? 47 00:04:45,950 --> 00:04:50,288 そなたは 梅をかわいがっていたように見えたが。 48 00:04:50,288 --> 00:04:55,626 にわかなことにて…。 申し訳ござりませぬ。 49 00:04:55,626 --> 00:04:58,326 さようか…。 50 00:05:01,499 --> 00:05:05,799 (木刀を打ち込む音) (新八)やあ! ぬうっ うっ…。 51 00:05:07,805 --> 00:05:11,305 ぬお! はっ はっ…。 52 00:05:17,148 --> 00:05:22,019 やあ! うっ…。 (息遣い) 53 00:05:22,019 --> 00:05:24,319 やあ! ぐわっ…。 54 00:05:31,395 --> 00:05:33,331 (式部)どうした? 55 00:05:33,331 --> 00:05:37,631 心の乱れが 太刀筋に出ていたぞ。 56 00:05:40,137 --> 00:05:45,910 申し訳ございませぬ。 山川様のことが腹に据えかね…。 57 00:05:45,910 --> 00:05:48,279 [ 回想 ] (山川)あやつが雲霧仁左衛門じゃ! 58 00:05:48,279 --> 00:05:52,149 かかれ! (一同)おお! 59 00:05:52,149 --> 00:05:54,149 (指を鳴らす音) 60 00:05:57,788 --> 00:06:00,625 お宝は頂戴いたす。 61 00:06:00,625 --> 00:06:05,296 桔梗屋の一件 まんまと 雲霧の罠に はまっておきながら➡ 62 00:06:05,296 --> 00:06:07,632 一切のお咎めなし。 63 00:06:07,632 --> 00:06:14,138 若年寄の三好様も 一体 何を考えておられるのか。 64 00:06:14,138 --> 00:06:16,073 怒るな。 65 00:06:16,073 --> 00:06:19,273 怒れば 相手の術中にはまる。 66 00:06:21,012 --> 00:06:23,147 一歩下がって眺めておれば➡ 67 00:06:23,147 --> 00:06:29,147 そのうち 必ず… 必ず 馬脚を現す。 68 00:06:37,395 --> 00:06:42,233 此度の一件 面目次第もござりませぬ。 69 00:06:42,233 --> 00:06:46,404 今後 再び あのような醜態をなせば➡ 70 00:06:46,404 --> 00:06:48,773 もはや 庇いきれんぞ。 71 00:06:48,773 --> 00:06:51,073 はっ 決して。 72 00:06:54,579 --> 00:06:59,784 滝山殿が お見えになったようだな。 73 00:06:59,784 --> 00:07:04,288 その方に じかに会うて 言いたいことがあると…。 74 00:07:04,288 --> 00:07:06,958 滝山様が 私に…。 75 00:07:06,958 --> 00:07:10,628 まず お叱りは免れまい。 76 00:07:10,628 --> 00:07:14,966 参るぞ。 お待ちくださいませ。 77 00:07:14,966 --> 00:07:17,301 三好様は ご遠慮くださいませ。 78 00:07:17,301 --> 00:07:20,805 何!? わしに来るなと言うのか? 79 00:07:20,805 --> 00:07:23,641 滝山様の仰せにございます。 80 00:07:23,641 --> 00:07:26,544 何じゃと? 81 00:07:26,544 --> 00:07:28,844 (紗江)山川様…。 82 00:07:46,964 --> 00:07:49,767 ≪山川様をお連れいたしました。 83 00:07:49,767 --> 00:07:57,467 (戸が開く音) 84 00:08:06,951 --> 00:08:14,251 (戸が閉まる音) 85 00:08:18,562 --> 00:08:25,362 滝山様 度重なる失態… お許しを。 86 00:08:31,242 --> 00:08:35,042 もう わしは帰ったと 滝山殿に言うておけ! 87 00:08:44,689 --> 00:08:49,627 (滝山) 瀬をはやみ 岩にせかるる 瀧川の➡ 88 00:08:49,627 --> 00:08:54,098 われても末に 逢はむとぞ思ふ。 89 00:08:54,098 --> 00:08:56,898 崇徳院のお歌じゃ。 90 00:09:20,124 --> 00:09:25,429 貝合わせの貝じゃ。 同じ物を そなたも持っていよう。 91 00:09:25,429 --> 00:09:28,132 この一枚は 上の句➡ 92 00:09:28,132 --> 00:09:32,002 そなたが持つ物は 下の句。 93 00:09:32,002 --> 00:09:49,754 ♬~ 94 00:09:49,754 --> 00:09:52,089 た… 確かに➡ 95 00:09:52,089 --> 00:09:56,594 私が 幼き頃より 所持しておりまする貝には➡ 96 00:09:56,594 --> 00:09:59,930 「われても末に 逢はむとぞ思ふ」の一文が。 97 00:09:59,930 --> 00:10:06,704 瀧川の流れは 岩に裂かれても きっとまた 一つに戻る。 98 00:10:06,704 --> 00:10:09,940 その思いが分かるか? 99 00:10:09,940 --> 00:10:12,240 安左…。 100 00:10:14,411 --> 00:10:19,617 我が父の名は 土屋源五右衛門。 母の名は すゑ。 101 00:10:19,617 --> 00:10:23,420 えっ…。 102 00:10:23,420 --> 00:10:29,620 それでは 滝山様は 私の…。 103 00:10:31,162 --> 00:10:37,001 そなたが幼き頃に別れた 姉の町じゃ。 104 00:10:37,001 --> 00:10:45,142 ♬~ 105 00:10:45,142 --> 00:10:47,142 姉上! 106 00:10:48,979 --> 00:10:51,448 安左衛門。 107 00:10:51,448 --> 00:10:59,657 ♬~ 108 00:10:59,657 --> 00:11:01,957 姉上! 109 00:11:08,666 --> 00:11:11,335 ≪(滝山)お前の行方を捜しました。 110 00:11:11,335 --> 00:11:18,209 山川の家の養子と知れた時は どれほど うれしかったことか…。 111 00:11:18,209 --> 00:11:21,011 では 私が…➡ 112 00:11:21,011 --> 00:11:25,811 身にそぐわぬ 名高き学問所や 剣術道場に入門できたのは…。 113 00:11:27,484 --> 00:11:32,984 代々 無役であった山川の家にあって 私が お役につけたのも…。 114 00:11:34,625 --> 00:11:39,496 姉上… 申し訳ござりませぬ。 115 00:11:39,496 --> 00:11:43,634 これほどまでのお力添えにもかかわらず この 体たらく…。 116 00:11:43,634 --> 00:11:46,437 気にすることはない。 117 00:11:46,437 --> 00:11:53,143 されど 若年寄様からも 大層なお叱りを…。 118 00:11:53,143 --> 00:11:56,647 あの男の狙いは 老中への出世。 119 00:11:56,647 --> 00:12:03,420 かつて 罪に問われた家の出でありながら 陰で 弟を庇い続けた秘密を知って➡ 120 00:12:03,420 --> 00:12:06,657 あの男は しめたと思うた。 121 00:12:06,657 --> 00:12:11,328 私の弱みを握ったとな…。 122 00:12:11,328 --> 00:12:14,665 だが 三好に頼らずとも➡ 123 00:12:14,665 --> 00:12:20,170 私の地位と財力を使えば そなたを当主にし➡ 124 00:12:20,170 --> 00:12:23,970 土屋家の再興も 決して 夢ではない。 125 00:12:26,944 --> 00:12:31,782 姉上… 姉上のご恩に報いるためにも➡ 126 00:12:31,782 --> 00:12:36,482 雲霧は 必ずや この手で捕らえてみせましょう! 127 00:12:38,122 --> 00:12:41,922 それでこそ 我が弟じゃ! 128 00:12:51,669 --> 00:12:57,975 私が作らせた 亡き父上と母上の像じゃ。 129 00:12:57,975 --> 00:13:04,175 安左衛門… 父上も母上も喜んでおるであろう。 130 00:13:07,151 --> 00:13:09,351 姉上…。 131 00:13:23,467 --> 00:13:26,003 紗江 いかがいたした? 132 00:13:26,003 --> 00:13:28,339 三好様がお帰りでございます。 133 00:13:28,339 --> 00:13:31,608 何? 134 00:13:31,608 --> 00:13:34,308 大層な お怒りでございました。 135 00:13:35,946 --> 00:13:39,946 それは 三好めの仕業か? 136 00:13:43,821 --> 00:13:46,290 申し訳ございません。 137 00:13:46,290 --> 00:13:48,625 つけあがりよって…。 138 00:13:48,625 --> 00:13:52,625 紗江 ご苦労であった。 下がってよいぞ。 139 00:14:00,237 --> 00:14:03,173 紗江ともあろう者が…。 140 00:14:03,173 --> 00:14:06,176 何か お気にかかることでも? 141 00:14:06,176 --> 00:14:08,645 紗江は なぎなたの使い手じゃ。 142 00:14:08,645 --> 00:14:11,548 その気になれば 三好など…。 143 00:14:11,548 --> 00:14:19,656 ♬~ 144 00:14:19,656 --> 00:14:21,992 (藤兵衛)雲霧め…。 145 00:14:21,992 --> 00:14:26,663 桔梗屋の一件以来 今のところ 何の動きもございませぬが➡ 146 00:14:26,663 --> 00:14:32,469 次は 一体 どう出るつもりなのか? 147 00:14:32,469 --> 00:14:36,340 (式部)西海屋 そして 桔梗屋➡ 148 00:14:36,340 --> 00:14:41,840 雲霧が襲った商人は いずれも 大奥御用達であったな。 149 00:14:43,614 --> 00:14:50,287 とすれば 次の狙いは大奥。 150 00:14:50,287 --> 00:14:53,624 いや いかに雲霧とはいえ➡ 151 00:14:53,624 --> 00:14:56,126 江戸城に忍び込むなど…。 152 00:14:56,126 --> 00:15:00,998 いや やりかねんぞ。 153 00:15:00,998 --> 00:15:07,798 変幻自在 まさに 雲のごとき 霧のごとき男だ。 154 00:15:13,977 --> 00:15:38,102 ♬~ 155 00:15:38,102 --> 00:15:41,138 [ 回想 ] (滝山)安左衛門。 156 00:15:41,138 --> 00:15:47,611 この大奥には 代々 ため込んできた 隠し金があるのじゃ。 157 00:15:47,611 --> 00:15:58,311 ♬~ 158 00:16:03,427 --> 00:16:10,427 (風の音と物音) 159 00:16:20,644 --> 00:17:09,344 ♬~ 160 00:17:11,795 --> 00:17:15,632 (伝次郎) 紗江からの文に 何か新しいことが? 161 00:17:15,632 --> 00:17:21,805 隠し金の見当も おおよそ ついてきたようだ。 162 00:17:21,805 --> 00:17:26,677 恐らく 滝山は 大奥に ため込んだ金を➡ 163 00:17:26,677 --> 00:17:30,981 山川のために 使おうとしているのでは? 164 00:17:30,981 --> 00:17:32,950 やりかねねえな。 165 00:17:32,950 --> 00:17:37,254 汚れた金で 尻を拭こうという算段だ。 166 00:17:37,254 --> 00:17:41,454 紗江に 何か累が及ぶことは? 167 00:17:43,126 --> 00:17:50,926 長年のつとめだ。 紗江も心得てはいるだろうが…。 168 00:18:04,281 --> 00:18:07,184 さてと…。 169 00:18:07,184 --> 00:18:32,909 ♬~ 170 00:18:32,909 --> 00:18:36,246 ご代参のお疲れを 癒やしていただこうと➡ 171 00:18:36,246 --> 00:18:42,119 紅紫流家元 三田村玄斉殿を お招きしております。 172 00:18:42,119 --> 00:18:53,819 ♬~ 173 00:18:58,402 --> 00:19:03,240 自在に。 闊達に。 思うがままに。 174 00:19:03,240 --> 00:19:08,940 花には ご自身の生き方が 出るものにござります。 175 00:19:17,821 --> 00:19:20,123 ほう…。 176 00:19:20,123 --> 00:19:25,796 その一挿し 支え合う心と心 まさに➡ 177 00:19:25,796 --> 00:19:30,596 肉親の情を思わせまするな。 178 00:19:33,370 --> 00:19:40,577 この中に 命がある。 現し世がある。 179 00:19:40,577 --> 00:19:47,751 飾り気のないものが 何より大切にござりまする。 180 00:19:47,751 --> 00:20:10,774 ♬~ 181 00:20:10,774 --> 00:20:14,644 こちらの方が よろしいかと。 182 00:20:14,644 --> 00:20:28,959 ♬~ 183 00:20:28,959 --> 00:20:31,628 ≪三好様 困ります。 ≪ええい どけ! 184 00:20:31,628 --> 00:20:35,132 ≪滝山殿に話がある! ≪困ります 三好様! 185 00:20:35,132 --> 00:20:39,970 ≪三好様 お待ちください… 三好様! 186 00:20:39,970 --> 00:20:42,305 ≪駄目です お待ちください! 187 00:20:42,305 --> 00:20:46,143 三好様! 三好様! 188 00:20:46,143 --> 00:20:49,045 困ります お待ちください! 189 00:20:49,045 --> 00:20:51,745 三好様…。 190 00:20:57,754 --> 00:21:01,158 三好殿 無礼であろう。 191 00:21:01,158 --> 00:21:07,330 大奥をお訪ねしましたが 全く会えずじまいでござりました。 192 00:21:07,330 --> 00:21:14,830 さて ご相談したままになっておりました お話の件ですが…。 193 00:21:21,878 --> 00:21:24,678 滝山殿。 194 00:21:33,290 --> 00:21:39,796 おや… 今日は 山川は おらんようですな! 195 00:21:39,796 --> 00:21:43,300 滝山殿。 196 00:21:43,300 --> 00:21:48,171 お頭 滝山の方は いかがでしたか? 197 00:21:48,171 --> 00:21:55,312 顔は しかと拝んだ。 あとは 紗江からのつなぎを待つ。 198 00:21:55,312 --> 00:22:01,812 とはいえ 汚れた金に ハエは群がるもんだ。 199 00:22:03,653 --> 00:22:07,824 どうやって追っ払いましょう? 200 00:22:07,824 --> 00:22:13,824 そうさなあ… ハハハ。 201 00:22:15,465 --> 00:22:21,004 (いななき) (富の市)アハハハ… おいしょ…。 202 00:22:21,004 --> 00:22:22,939 ありがとうございました。 203 00:22:22,939 --> 00:22:26,639 ≪また お待ちしており… あっ これは これは…。 204 00:22:29,179 --> 00:22:31,948 アハハハ… 取れたてかい? 205 00:22:31,948 --> 00:22:35,418 ああ そりゃもう。 今朝 取れたもんばっかりで…。 206 00:22:35,418 --> 00:22:38,321 そうかい。 それじゃあ頂こうかねえ。 207 00:22:38,321 --> 00:22:41,124 大根もあるし 青菜もあるし… うん。 208 00:22:41,124 --> 00:22:43,627 青菜も青々としてるね。 おう。 209 00:22:43,627 --> 00:22:47,430 (2人の笑い声) (いななき) 210 00:22:47,430 --> 00:22:50,333 (山川)何? 雲霧の一味が桔梗屋に? 211 00:22:50,333 --> 00:22:55,171 (儀兵衛)へい あの面 以前に見覚えがございやす。 212 00:22:55,171 --> 00:22:59,042 間違いないな 儀兵衛! へい。 213 00:22:59,042 --> 00:23:01,042 間違えございやせんよ…。 214 00:23:04,314 --> 00:23:09,986 いや… しかし 雲霧は 桔梗屋に押し込んで しくじったばかりだ。 215 00:23:09,986 --> 00:23:14,986 そこを また襲うとは…。 216 00:23:17,460 --> 00:23:21,998 ♬~(三味線) 217 00:23:21,998 --> 00:23:23,934 おっしゃ 俺の番だぜ。 218 00:23:23,934 --> 00:23:25,869 おら! ああっ…。 219 00:23:25,869 --> 00:23:29,472 ああ おにいさん おにいさん…。 (留造)やあやあ やあやあ➡ 220 00:23:29,472 --> 00:23:32,375 雲霧のうわさ 聞いたかい? 221 00:23:32,375 --> 00:23:35,946 雲霧? あの大泥棒の? 222 00:23:35,946 --> 00:23:38,415 桔梗屋 狙ってるらしいぜ。 223 00:23:38,415 --> 00:23:41,117 ええ!? 桔梗屋を? 本当なのかい? 224 00:23:41,117 --> 00:23:43,053 考えてもみねえ。 225 00:23:43,053 --> 00:23:48,792 雲霧は 名のある大店 次々に襲ったが 最後の桔梗屋で しくじった。 226 00:23:48,792 --> 00:23:52,295 なるほど このまま引っ込んでるわけはねえか。 227 00:23:52,295 --> 00:23:54,230 おいおい 悪仲間の間じゃ お前➡ 228 00:23:54,230 --> 00:23:57,167 このうわさで持ちきりだぜ! ヘヘッ。 229 00:23:57,167 --> 00:23:59,970 まあまあ まあまあ まあ 見てろ。 なっ? 230 00:23:59,970 --> 00:24:04,441 雲霧は 近いうち きっとやるぜ。 この2~3日のうちだな。 231 00:24:04,441 --> 00:24:06,977 (サイコロの音) (留造)ああっ! 232 00:24:06,977 --> 00:24:10,313 (笑い声) (留造)また おめえの勝ちじゃねえか! 233 00:24:10,313 --> 00:24:14,651 (山川)間違いない。 雲霧ほどの盗賊ならば➡ 234 00:24:14,651 --> 00:24:18,651 ただ一度のしくじりでも 許せぬのが道理だ。 235 00:24:20,523 --> 00:24:24,828 このことは 安部式部には知られぬようにしろ。 236 00:24:24,828 --> 00:24:27,328 出し抜くおつもりで? 237 00:24:28,999 --> 00:24:33,199 雲霧一党は この手で捕らえてみせる。 238 00:24:35,605 --> 00:24:38,508 何? 山川様が 配下を引き連れて➡ 239 00:24:38,508 --> 00:24:41,008 いずこかへ? 240 00:24:43,346 --> 00:24:47,217 へい。 夜も明けぬうちから そっと…。 241 00:24:47,217 --> 00:24:49,152 行き先も知れぬのか? 242 00:24:49,152 --> 00:24:51,788 すいやせん。 243 00:24:51,788 --> 00:24:54,788 誰に聞いても 何も知らねえと言うばかりで。 244 00:24:56,660 --> 00:25:00,660 また何か 怪しげな画策を してるのでしょうか。 245 00:25:03,500 --> 00:25:10,300 まさか 雲霧に 踊らされているのではあるまいな…。 246 00:25:15,979 --> 00:25:18,014 ≪肩の力 抜いて ほら➡ 247 00:25:18,014 --> 00:25:20,150 ゴマの香りが逃げるだろ。 あっ はい すいません。 248 00:25:20,150 --> 00:25:22,986 はい 越後屋さんの口利きだろ。 話 聞いてるよ。 249 00:25:22,986 --> 00:25:25,822 はい。 お膳の隅まで拭くんだよ。 250 00:25:25,822 --> 00:25:28,324 まきと申します。 251 00:25:28,324 --> 00:25:31,227 一とおりのことは できますので 三好様のお役に立てるかと…。 252 00:25:31,227 --> 00:25:33,163 は~ そりゃよかった。 253 00:25:33,163 --> 00:25:38,935 よろしく頼んだよ。 はい お願いします。 254 00:25:38,935 --> 00:25:42,605 (桔梗屋)雲霧が また 手前どもの金蔵を…。 255 00:25:42,605 --> 00:25:49,279 これは 千載一遇の機会。 待ち受けて 一網打尽にしてやる。 256 00:25:49,279 --> 00:25:56,052 一網打尽だと? 此度も また 煮え湯を飲まされるのではあるまいな。 257 00:25:56,052 --> 00:25:59,989 待ち受けると申しましても 相手は雲霧。 258 00:25:59,989 --> 00:26:01,991 恐ろしゅうございます。 259 00:26:01,991 --> 00:26:04,828 怖がることはない。 蔵の中には➡ 260 00:26:04,828 --> 00:26:08,298 盗賊改の手の者が 身を潜めて待ち伏せる。 261 00:26:08,298 --> 00:26:11,801 勝負は こちらの勝ちだ。 262 00:26:11,801 --> 00:26:15,972 はあ…。 桔梗屋が恐れるのも無理はない。 263 00:26:15,972 --> 00:26:22,972 いくら御託を並べても その方一人では 心もとないからのう。 264 00:26:26,449 --> 00:26:29,819 では どうしろと? 265 00:26:29,819 --> 00:26:35,091 天下一の盗人 雲霧仁左衛門。 266 00:26:35,091 --> 00:26:38,962 かくなる上は このわしが 奴をお縄にして➡ 267 00:26:38,962 --> 00:26:42,462 獄門台へ送ってやろう。 268 00:26:44,267 --> 00:26:50,940 よいか。 雲霧が現れたなら すぐさま 使いの者をよこせ。 269 00:26:50,940 --> 00:26:55,411 さすれば 即座に 手の者を引き連れて駆けつけよう。 270 00:26:55,411 --> 00:26:57,347 ハハハハ! 271 00:26:57,347 --> 00:27:04,154 安堵いたしたか。 はい それならば…。 272 00:27:04,154 --> 00:27:08,992 いずれにしても この一件 安部式部の耳には入れとうございません。 273 00:27:08,992 --> 00:27:12,829 決して騒ぎ立てず 常と変わらぬご様子で。 274 00:27:12,829 --> 00:27:17,529 わしに指図いたすか。 指図などと…。 275 00:27:20,436 --> 00:27:25,642 常福寺にて 滝山殿から 何を言われたか知らぬが➡ 276 00:27:25,642 --> 00:27:27,842 図に乗るでないぞ。 277 00:27:29,445 --> 00:27:37,187 忘れるな。 そなたを今日まで 引き立ててまいったのは➡ 278 00:27:37,187 --> 00:27:39,387 この わしだ。 279 00:27:43,126 --> 00:27:47,826 (鐘の音) 280 00:27:56,940 --> 00:28:03,413 (鐘の音) 281 00:28:03,413 --> 00:28:10,620 もう3日になりますが 雲霧は現れませんな。 282 00:28:10,620 --> 00:28:13,656 ≪(鐘の音) 283 00:28:13,656 --> 00:28:19,295 うわさは うわさ。 もう来ないのではないかと…。 284 00:28:19,295 --> 00:28:24,968 いや 雲霧は必ず来る。 285 00:28:24,968 --> 00:28:27,871 ここは根比べだ。 286 00:28:27,871 --> 00:28:30,440 (荒い息遣い) 287 00:28:30,440 --> 00:28:36,746 (犬の吠え声) 288 00:28:36,746 --> 00:28:40,383 はあ はあ はあ…。 289 00:28:40,383 --> 00:28:42,452 (門をたたく音) ご開門! 290 00:28:42,452 --> 00:28:44,921 (門をたたく音) ご開門! 291 00:28:44,921 --> 00:28:47,257 桔梗屋の使いの者でございます! 292 00:28:47,257 --> 00:28:51,757 (門をたたく音) ご開門 お願い申します! 293 00:28:53,396 --> 00:28:59,102 今… たった今 雲霧仁左衛門が! 294 00:28:59,102 --> 00:29:04,274 何… 雲霧が現れたと!? (一同)はっ! 295 00:29:04,274 --> 00:29:07,277 よし。 馬 引けい! 296 00:29:07,277 --> 00:29:09,412 (一同)はっ! 297 00:29:09,412 --> 00:29:14,951 ♬~ 298 00:29:14,951 --> 00:29:16,886 ≪(いななき) 299 00:29:16,886 --> 00:29:37,073 ♬~ 300 00:29:37,073 --> 00:29:40,109 (いななき) (大戸をたたく音) 301 00:29:40,109 --> 00:29:42,879 (大戸をたたく音) 302 00:29:42,879 --> 00:29:46,082 何事で!? (三好)雲霧だ。 303 00:29:46,082 --> 00:29:50,582 雲霧はどうした? く… 雲霧って…。 304 00:29:54,257 --> 00:29:56,926 三好様 どうなさいました? 305 00:29:56,926 --> 00:29:58,926 どうとは 何だ? 306 00:30:05,935 --> 00:30:09,405 どうとは 何だ? どうとは 何だ! 307 00:30:09,405 --> 00:30:12,942 どうとは 何だ!? 308 00:30:12,942 --> 00:30:18,114 雲霧が現れたと 知らせをよこしたではないか! 309 00:30:18,114 --> 00:30:20,049 (指を鳴らす音) 310 00:30:20,049 --> 00:30:52,349 ♬~ 311 00:30:58,454 --> 00:31:01,991 (三好)ない。 312 00:31:01,991 --> 00:31:04,894 ない。 313 00:31:04,894 --> 00:31:09,194 ない… 何にもない。 314 00:31:14,003 --> 00:31:18,474 まさか… まさか わしの屋敷に…。 315 00:31:18,474 --> 00:31:21,674 なぜだ! 316 00:31:23,846 --> 00:31:28,718 貴様… だましたな。 317 00:31:28,718 --> 00:31:32,555 わしを罠に… 罠にかけおって! 318 00:31:32,555 --> 00:31:35,425 うわあ~! 319 00:31:35,425 --> 00:31:38,294 見苦しゅうござりますぞ! ぬああ! 320 00:31:38,294 --> 00:31:40,229 うわっ… うあ…。 321 00:31:40,229 --> 00:31:42,799 (いななき) うう…。 322 00:31:42,799 --> 00:31:45,435 うう…。 323 00:31:45,435 --> 00:31:48,137 ぬう…。 324 00:31:48,137 --> 00:31:55,311 うああ…! 325 00:31:55,311 --> 00:32:10,011 (わめき声) 326 00:32:13,162 --> 00:32:16,999 (木村)長官 家人は全て 眠らされておりました。 327 00:32:16,999 --> 00:32:21,170 (井口)何やら 薬を 行灯の火に くべたもようでございます。 328 00:32:21,170 --> 00:32:23,840 してやられましたな。 329 00:32:23,840 --> 00:32:26,742 読まれたのだ 雲霧にな。 330 00:32:26,742 --> 00:32:31,414 確かに。 抜け駆けをするゆえ このような…。 331 00:32:31,414 --> 00:32:33,783 まずいことになりましたな。 332 00:32:33,783 --> 00:32:40,423 盗賊改を支配する 若年寄ともあろうお方が この醜態。 333 00:32:40,423 --> 00:32:44,623 きっと 厳しき御沙汰が。 334 00:32:56,639 --> 00:33:22,865 ♬~ 335 00:33:22,865 --> 00:33:26,636 (滝山)ハハハハ ひどい話じゃ。 336 00:33:26,636 --> 00:33:28,571 神も仏もない。 337 00:33:28,571 --> 00:33:33,409 襲うた方は捨て置き 襲われた方を処罰なさるとは。 338 00:33:33,409 --> 00:33:37,113 それにしても まさか 切腹とは…。 339 00:33:37,113 --> 00:33:39,949 上様が お怒りなのじゃ。 340 00:33:39,949 --> 00:33:44,420 取り締まるべき立場の者が 手もなく 盗賊にだまされるとは➡ 341 00:33:44,420 --> 00:33:47,123 言語道断であると。 342 00:33:47,123 --> 00:33:53,629 だが 安左… これで 邪魔者が一人 自ら消えてくれた。 343 00:33:53,629 --> 00:33:58,134 この上は 必ずや 雲霧を捕らえよ。 344 00:33:58,134 --> 00:34:01,934 土屋家の新たな主になるためにな。 345 00:34:04,006 --> 00:34:09,645 まず おのが足元を照らさねばのう。 346 00:34:09,645 --> 00:34:15,345 姉上…。 念には念を入れねばのう。 347 00:34:19,989 --> 00:34:23,326 儀式で使う品々は これでよい。 348 00:34:23,326 --> 00:34:26,829 承知いたしました。 349 00:34:26,829 --> 00:34:33,269 そなたとは もう10年になるのかのう… この大奥で。 350 00:34:33,269 --> 00:34:35,938 そうでございます。 351 00:34:35,938 --> 00:34:39,275 ハッ… そうじゃ そうじゃ 覚えておるか 紗江? 352 00:34:39,275 --> 00:34:42,778 2人で 岩瀬を追い詰めた時のことを。 353 00:34:42,778 --> 00:34:45,114 [ 回想 ] (岩瀬)滝山 下がりゃ! 354 00:34:45,114 --> 00:34:50,987 ♬~ 355 00:34:50,987 --> 00:34:54,824 岩瀬様 お覚悟を! 356 00:34:54,824 --> 00:34:57,124 はあ…。 357 00:35:00,296 --> 00:35:04,800 フッフフフ… 勇ましいことであったのう。 358 00:35:04,800 --> 00:35:07,837 お恥ずかしいかぎりでございます。 359 00:35:07,837 --> 00:35:14,143 私が このような立場になれたのも 紗江 そなたのおかげじゃ。 360 00:35:14,143 --> 00:35:17,943 いえ そのようなことは…。 361 00:35:20,016 --> 00:35:27,657 近頃 そなた 何か心配事でもあるのか。 私に隠し事をしておらぬか? 362 00:35:27,657 --> 00:35:32,094 まさか 隠し事など 何も。 363 00:35:32,094 --> 00:35:34,764 さようか…。 364 00:35:34,764 --> 00:35:39,635 私が至らぬゆえ お気を煩わせてしまいました。 365 00:35:39,635 --> 00:35:42,405 申し訳ござりませぬ。 366 00:35:42,405 --> 00:35:47,109 取り越し苦労であったか。 許せ。 367 00:35:47,109 --> 00:35:49,909 とんでもないことでございます。 368 00:35:51,947 --> 00:35:55,818 そうじゃ 忘れておった。 369 00:35:55,818 --> 00:35:59,518 匂い袋を求めてきてくれぬか? 370 00:36:01,957 --> 00:36:04,293 匂い袋…。 371 00:36:04,293 --> 00:36:10,433 私の好みを知っているのは やはり そなたしか おらぬ。 372 00:36:10,433 --> 00:36:29,151 ♬~ 373 00:36:29,151 --> 00:36:31,087 どうした? 見失った。 374 00:36:31,087 --> 00:36:33,756 こっちには来ていないぞ。 まだ近くにいるはずだ。 375 00:36:33,756 --> 00:36:35,791 ええい 捜せ! 376 00:36:35,791 --> 00:36:50,606 ♬~ 377 00:36:50,606 --> 00:36:52,541 お頭…。 378 00:36:52,541 --> 00:37:07,156 ♬~ 379 00:37:07,156 --> 00:37:12,628 滝山の振る舞い いささか気になる。 380 00:37:12,628 --> 00:37:15,131 大奥から身を引くがよい。 381 00:37:15,131 --> 00:37:22,004 お頭 あと少しでございます。 あと少しで 首尾は整います。 382 00:37:22,004 --> 00:37:24,640 おつとめを続けさせてください。 383 00:37:24,640 --> 00:37:27,440 紗江。 384 00:37:30,146 --> 00:37:33,646 お頭が与えてくれた命。 385 00:37:36,385 --> 00:37:38,885 己が生きてきた証しのためにも。 386 00:37:43,159 --> 00:37:45,394 (友蔵)ほい といっ。 387 00:37:45,394 --> 00:37:47,463 紗江 お前は筋がいいから➡ 388 00:37:47,463 --> 00:37:50,232 稽古を積めば すぐに俺のようになれるさ。 389 00:37:50,232 --> 00:37:52,432 さあ やってみろ。 390 00:37:57,773 --> 00:38:00,973 あっ! ああ…。 391 00:38:02,945 --> 00:38:07,245 取ってくるから心配するな。 フフ…。 392 00:38:09,718 --> 00:38:14,657 ≪(岩瀬)アッハハハ… アハハハ…。 393 00:38:14,657 --> 00:38:38,781 ♬~ 394 00:38:38,781 --> 00:38:42,251 うわっ… うああ! 395 00:38:42,251 --> 00:38:44,186 はっ! 396 00:38:44,186 --> 00:38:49,592 うああ… ああ… うう…。 397 00:38:49,592 --> 00:38:54,096 わらわは この寺へ いつものとおり代参に来たのじゃ。 398 00:38:54,096 --> 00:38:58,096 おかしな うわさが立たぬよう 始末しておけ! 399 00:39:00,769 --> 00:39:03,969 岩瀬様 抜かりなく。 400 00:39:06,108 --> 00:39:08,944 くっ… うう! 401 00:39:08,944 --> 00:39:13,144 ふっ! うああっ…! 402 00:39:19,955 --> 00:39:25,294 (泣き声) あれは お前の親か? 403 00:39:25,294 --> 00:39:29,298 身寄りのない私を 今まで育ててくれた人。 404 00:39:29,298 --> 00:39:32,101 親方を殺したのは誰? 405 00:39:32,101 --> 00:39:37,239 (泣き声) 406 00:39:37,239 --> 00:39:40,075 大奥…。 407 00:39:40,075 --> 00:39:42,745 おおおく? 408 00:39:42,745 --> 00:39:57,259 ♬~ 409 00:39:57,259 --> 00:40:02,765 あの日から お頭は 私を 実の娘のように慈しみ➡ 410 00:40:02,765 --> 00:40:05,465 育ててくださいました。 411 00:40:07,102 --> 00:40:09,902 ご恩は 一生忘れません。 412 00:40:11,607 --> 00:40:14,276 その ご恩に報いるためにも➡ 413 00:40:14,276 --> 00:40:18,576 大奥での おつとめだけは 果たしとうございます。 414 00:40:23,419 --> 00:40:28,958 どうか 大奥へ戻らせてください。 415 00:40:28,958 --> 00:40:39,435 ♬~ 416 00:40:39,435 --> 00:40:45,307 何よりも 命大事と心得よ。 417 00:40:45,307 --> 00:41:04,007 ♬~ 418 00:41:11,000 --> 00:41:13,669 お頭の おっしゃったとおりで ござんした。 419 00:41:13,669 --> 00:41:16,572 後をつけてたのが3人。 420 00:41:16,572 --> 00:41:20,442 江戸城を出てから 代わる代わるに ずっと。 421 00:41:20,442 --> 00:41:24,346 紗江に 抜かりはありませんでしたが…。 422 00:41:24,346 --> 00:41:44,046 ♬~ 423 00:41:46,301 --> 00:41:50,806 白子屋? 大奥の隠し金を10万両… 私が? 424 00:41:50,806 --> 00:41:54,677 大奥の金は 桔梗屋が 運び出すのを手伝うようだ。 425 00:41:54,677 --> 00:41:58,681 ここが勝負の分かれ目じゃ。 何としても勝たねばならぬ。 426 00:41:58,681 --> 00:42:03,981 身の回りに怪しい者がおらぬか いま一度 調べるのじゃ。 427 00:42:06,288 --> 00:43:26,088 ♬~ 428 00:45:36,164 --> 00:45:40,302 空から見れば読み解ける➡ 429 00:45:40,302 --> 00:45:44,640 歴史の物語があります。 430 00:45:44,640 --> 00:45:49,978 「空旅中国」。 431 00:45:49,978 --> 00:45:54,316 悠久の文化 薫る道➡ 432 00:45:54,316 --> 00:45:58,316 空からたどってみましょう。