1 00:00:01,602 --> 00:00:06,273 <天一坊は 将軍吉宗の御落胤であると➡ 2 00:00:06,273 --> 00:00:08,208 幕府に認められた。➡ 3 00:00:08,208 --> 00:00:11,144 そのころ 雲霧仁左衛門は➡ 4 00:00:11,144 --> 00:00:15,949 天一坊の背後に 米問屋の大店 柏屋と➡ 5 00:00:15,949 --> 00:00:20,821 更に 幕府内に潜む 大きな影がある事を見抜き➡ 6 00:00:20,821 --> 00:00:23,824 次なる狙いと見定めていた> 7 00:00:23,824 --> 00:00:29,296 いよいよ 次は 黒幕だ。 8 00:00:29,296 --> 00:00:41,608 ♬~ 9 00:00:45,312 --> 00:00:47,981 天一坊様に お目通りを。 10 00:00:47,981 --> 00:00:49,983 しばらく お待ち下され。 11 00:00:51,652 --> 00:00:54,321 (片岡) 子細にあらためましたるところ➡ 12 00:00:54,321 --> 00:00:57,224 これは 紛う事なく➡ 13 00:00:57,224 --> 00:01:01,595 上様より拝領の御脇差しと 判明致しました。 14 00:01:01,595 --> 00:01:03,897 お返し致します。 15 00:01:09,469 --> 00:01:13,173 お役目 ご苦労さまに存じまする。 16 00:01:16,143 --> 00:01:20,614 また 天一坊様の 上様へのお目見えは➡ 17 00:01:20,614 --> 00:01:24,952 来る来月十日という事に 相なりました。 18 00:01:24,952 --> 00:01:28,622 まことに ありがとう存じます。 19 00:01:28,622 --> 00:01:31,325 よろしゅうございましたな。 20 00:01:37,297 --> 00:01:40,968 父上に お会いするのを 楽しみにしておる。 21 00:01:40,968 --> 00:01:43,270 大儀であった。 22 00:01:44,838 --> 00:01:46,840 はっ。 23 00:01:48,642 --> 00:01:52,646 天一坊様! 天一坊様! 24 00:01:54,314 --> 00:01:56,249 天一坊様! 25 00:01:56,249 --> 00:01:59,653 次なる将軍とも目される 天一坊様に➡ 26 00:01:59,653 --> 00:02:05,959 是非 お見知りおきを頂こうと 思いまして 参上致しました。 27 00:02:07,461 --> 00:02:13,934 私どもは 魚を扱っております 商人でございます。 28 00:02:13,934 --> 00:02:15,869 魚をか。 29 00:02:15,869 --> 00:02:21,608 はい。 取れたての魚を 江戸に いち早く運んでおります。 30 00:02:21,608 --> 00:02:25,946 うん よい生業だ。 31 00:02:25,946 --> 00:02:29,816 魚は 生きのよさが肝心。 32 00:02:29,816 --> 00:02:34,621 多くの人が暮らす江戸へ 少しでも早く運ぶ道筋を➡ 33 00:02:34,621 --> 00:02:36,957 更に整えなくてはならぬと 思っている。 34 00:02:36,957 --> 00:02:39,626 (商人)まさに ご慧眼! 35 00:02:39,626 --> 00:02:44,498 民が豊かな暮らしができるよう 共に励もうぞ。 36 00:02:44,498 --> 00:02:48,969 はは~! ありがたきお言葉!➡ 37 00:02:48,969 --> 00:02:50,971 はは~! 38 00:02:54,307 --> 00:02:58,979 (片岡)天一坊様は 上様お目見えの日をもって➡ 39 00:02:58,979 --> 00:03:01,882 大名となられるであろう。 40 00:03:01,882 --> 00:03:04,785 これで 我々の仕事も終わりだな。 41 00:03:04,785 --> 00:03:08,255 そうでしょうか…。 うん? 42 00:03:08,255 --> 00:03:10,957 あ… いえ。 43 00:03:14,127 --> 00:03:17,264 (大膳)お望みの書物です。➡ 44 00:03:17,264 --> 00:03:21,134 「名君家訓」「集義和書」など そろえました。 45 00:03:21,134 --> 00:03:23,136 そうか。 46 00:03:27,274 --> 00:03:29,609 (足音) 47 00:03:29,609 --> 00:03:31,912 ⚟大膳様。 48 00:03:41,955 --> 00:03:44,858 先ほどの商人どもが これを。 49 00:03:44,858 --> 00:03:46,827 うん。 50 00:03:46,827 --> 00:04:03,577 ♬~ 51 00:04:03,577 --> 00:04:06,480 全ては 手はずどおり。 52 00:04:06,480 --> 00:04:11,918 うん それは よかった。 53 00:04:11,918 --> 00:04:17,257 そろそろ お会わせ頂いても よろしいのでは…。 54 00:04:17,257 --> 00:04:21,128 ん? 何の事かな? 55 00:04:21,128 --> 00:04:25,132 どなたか… 恐らく ご公儀の中に➡ 56 00:04:25,132 --> 00:04:28,869 通じていらっしゃる方が おられるのでは? 57 00:04:28,869 --> 00:04:31,605 ハハハハ…。 58 00:04:31,605 --> 00:04:37,944 大膳様には かないませんなあ…。 59 00:04:37,944 --> 00:04:42,816 物事には 順序というものがございまして➡ 60 00:04:42,816 --> 00:04:46,953 今しばらく お待ちを。 61 00:04:46,953 --> 00:04:50,824 天一坊様は 私の手の内にあるという事を➡ 62 00:04:50,824 --> 00:04:54,628 お忘れなく。 63 00:04:54,628 --> 00:04:57,330 しかと。 64 00:05:02,435 --> 00:05:05,906 (障子の開閉音) 65 00:05:05,906 --> 00:05:08,208 ふん つけあがりよって…。 66 00:05:11,578 --> 00:05:14,915 熊五郎が 柏屋を探っておりますが➡ 67 00:05:14,915 --> 00:05:20,220 公儀の誰と通じているかは なかなか 分かりません。 68 00:05:22,255 --> 00:05:24,558 そうか…。 69 00:05:33,600 --> 00:05:38,939 米の値が また上がったようだな。 70 00:05:38,939 --> 00:05:42,609 はい。 柏屋をはじめ 米問屋たちは➡ 71 00:05:42,609 --> 00:05:45,912 相変わらず暴利を貪っております。 72 00:05:49,282 --> 00:05:52,953 柏屋と通じている者が➡ 73 00:05:52,953 --> 00:05:57,290 米の値を 操っているのでしょうか…。 74 00:05:57,290 --> 00:06:01,294 フッ… かもしれんな。 75 00:06:05,565 --> 00:06:10,237 雲霧は 伊勢屋から まんまと金を奪い取って➡ 76 00:06:10,237 --> 00:06:12,906 しばらくは 動かないのではないかと➡ 77 00:06:12,906 --> 00:06:14,841 思っているのですが。 78 00:06:14,841 --> 00:06:20,247 いや… 雲霧は 必ず 次を考えているはずだ。 79 00:06:20,247 --> 00:06:23,583 手を緩めてはならん。 はっ! 80 00:06:23,583 --> 00:06:29,256 時に 長官は 天一坊様と お会いになったのですね。 81 00:06:29,256 --> 00:06:31,191 うむ。 82 00:06:31,191 --> 00:06:35,128 どのようなお方でしたか? 83 00:06:35,128 --> 00:06:39,266 聡明で まっすぐな強さがある。 84 00:06:39,266 --> 00:06:41,601 ほう…。 85 00:06:41,601 --> 00:06:44,504 しかし…➡ 86 00:06:44,504 --> 00:06:50,277 強さと同時に 一抹の弱さもな。 87 00:06:50,277 --> 00:06:54,614 …どういう事でしょうか? 88 00:06:54,614 --> 00:06:57,317 うん…。 89 00:06:58,952 --> 00:07:07,560 (子どもたちの遊ぶ声) 90 00:07:07,560 --> 00:07:10,463 (戸の開閉音) 91 00:07:10,463 --> 00:07:12,432 お出かけですか? 92 00:07:12,432 --> 00:07:17,237 ああ。 下谷の道場で 師範を探しているようだ。 93 00:07:17,237 --> 00:07:20,140 名乗りを上げてみようと 思ってな。 94 00:07:20,140 --> 00:07:22,575 旦那様…。 95 00:07:22,575 --> 00:07:27,280 仕官の話は しばらく忘れよう。 96 00:07:29,449 --> 00:07:32,919 ⚟障子 張り替え致しやす。 97 00:07:32,919 --> 00:07:37,223 ⚟よろず 張り替え~! 98 00:07:47,467 --> 00:07:51,771 武井 静様ですね? 99 00:07:53,606 --> 00:07:55,608 ええ…。 100 00:08:07,153 --> 00:08:09,556 これは…。 101 00:08:09,556 --> 00:08:16,229 昔 武井英輔様 つまり あなたのお父上に➡ 102 00:08:16,229 --> 00:08:18,565 大変お世話になった方から➡ 103 00:08:18,565 --> 00:08:23,436 いつか お渡しするように 預かっていたのです。 104 00:08:23,436 --> 00:08:26,239 その方は? 105 00:08:26,239 --> 00:08:31,111 先年 お亡くなりになりました。 106 00:08:31,111 --> 00:08:37,851 自分が どこの誰かは明かさず…➡ 107 00:08:37,851 --> 00:08:43,790 これを 英輔様の一人娘のあなたに 渡してくれというのが➡ 108 00:08:43,790 --> 00:08:48,495 その方のご遺言でした。 109 00:08:48,495 --> 00:08:52,932 あ… でも それだけで受け取る訳には。 110 00:08:52,932 --> 00:08:57,270 自分が 平穏に 生涯を過ごす事ができたのは➡ 111 00:08:57,270 --> 00:09:01,141 お父上のおかげだと おっしゃっておりました。 112 00:09:01,141 --> 00:09:06,880 これは その 恩返しなのです。 113 00:09:06,880 --> 00:09:08,882 はあ…。 114 00:09:11,551 --> 00:09:14,888 私は お届けに参っただけです。 115 00:09:14,888 --> 00:09:18,892 これで 失礼します。 116 00:09:24,230 --> 00:09:26,933 あの…。 117 00:09:31,104 --> 00:09:35,809 (戸の開閉音) 118 00:09:41,247 --> 00:09:43,917 (鳥の鳴き声) 119 00:09:43,917 --> 00:09:46,252 渡したよ。 120 00:09:46,252 --> 00:09:48,188 (熊五郎)すまねえ。 121 00:09:48,188 --> 00:09:50,590 いいのかい? 名乗らなくて。 122 00:09:50,590 --> 00:09:54,260 名乗った途端に あの金は 汚れた金になっちまう。 123 00:09:54,260 --> 00:09:57,163 どこの誰か知らない者の 恩返しとして➡ 124 00:09:57,163 --> 00:10:00,133 受け取ってくれれば…。 125 00:10:00,133 --> 00:10:03,269 …そうかい。 126 00:10:03,269 --> 00:10:11,611 フッ 所詮…➡ 127 00:10:11,611 --> 00:10:16,316 俺たちは 日陰者の身だからな。 128 00:10:18,284 --> 00:10:20,286 (石が水に落ちる音) 129 00:10:22,956 --> 00:10:24,958 静様…。 130 00:10:30,830 --> 00:10:35,301 ちょうど 50両あります。 131 00:10:35,301 --> 00:10:38,972 しかし…。 132 00:10:38,972 --> 00:10:44,844 その方が どこのどなたか…➡ 133 00:10:44,844 --> 00:10:50,316 それを捜すのは やめておこうと思います。 134 00:10:50,316 --> 00:10:54,187 亡くなった父上が 私たちのために➡ 135 00:10:54,187 --> 00:10:58,658 あの世から 贈ってくれたのではないかと➡ 136 00:10:58,658 --> 00:11:01,961 そんな気がしたのです。 137 00:11:07,467 --> 00:11:09,769 これがあれば…。 138 00:11:11,938 --> 00:11:16,643 まだ間に合います。 行ってらっしゃいませ。 139 00:11:48,308 --> 00:11:50,977 ⚟はい お待ち遠さま。 140 00:11:50,977 --> 00:11:55,848 天一坊ってのは どうも 眉唾だぜ。 141 00:11:55,848 --> 00:12:00,787 おい! めったな事を言うもんじゃねえぜ。 142 00:12:00,787 --> 00:12:05,491 天一坊が御落胤ってのは ご公儀が認めたんだ。 143 00:12:05,491 --> 00:12:08,928 天一坊の事は知らねえ。 144 00:12:08,928 --> 00:12:15,268 しかし その側近の 赤川大膳ってやつが どうも…。 145 00:12:15,268 --> 00:12:18,605 大膳が どうした? 146 00:12:18,605 --> 00:12:24,477 俺は あわよくば 天一坊に仕官しようと➡ 147 00:12:24,477 --> 00:12:26,479 常楽院に行った。➡ 148 00:12:26,479 --> 00:12:32,151 その時 大膳の面を見た。➡ 149 00:12:32,151 --> 00:12:37,290 どうも 田所膳兵衛に似てるんだ。 150 00:12:37,290 --> 00:12:40,627 何者だ? そいつは。 151 00:12:40,627 --> 00:12:47,500 上州で 俺が 笹岡一家の用心棒をしていた頃➡ 152 00:12:47,500 --> 00:12:49,969 その一家に➡ 153 00:12:49,969 --> 00:12:54,641 金儲けを教えてやるといって 取り入って➡ 154 00:12:54,641 --> 00:13:00,913 出させた3百両 自分のものにして 姿を消したやつだ。 155 00:13:00,913 --> 00:13:07,253 俺は 親分から田所を捕まえろと 命じられて 後を追った。 156 00:13:07,253 --> 00:13:12,592 どうやら 紀州に逃げたようだって とこまでは つかんだが➡ 157 00:13:12,592 --> 00:13:14,927 そこまでだった。 158 00:13:14,927 --> 00:13:19,599 ⚟確かに 赤川大膳が その田所某なのか? 159 00:13:19,599 --> 00:13:21,534 ⚟間違いない。 160 00:13:21,534 --> 00:13:23,936 (政蔵)酒に酔っての話とはいえ➡ 161 00:13:23,936 --> 00:13:27,807 嘘を言ってるようには 見えなかったんで➡ 162 00:13:27,807 --> 00:13:32,612 これは 安部様のお耳に 入れておこうと。 163 00:13:32,612 --> 00:13:38,284 その田所なる者は 紀州に逃げたというのか? 164 00:13:38,284 --> 00:13:40,286 (政蔵)へえ。 165 00:13:42,622 --> 00:13:46,492 紀州…。 166 00:13:46,492 --> 00:13:50,496 天一坊の生まれた所…。 167 00:13:55,201 --> 00:13:58,638 紀州で何が…。 168 00:13:58,638 --> 00:14:15,121 ♬~ 169 00:14:15,121 --> 00:14:19,258 お前たちに やってもらいたい事があるのだ。 170 00:14:19,258 --> 00:14:21,194 へえ。 171 00:14:21,194 --> 00:14:28,601 しかし これは 火付盗賊改の仕事ではない。 172 00:14:28,601 --> 00:14:32,271 山田や木村 井口にも 話はしておらん。 173 00:14:32,271 --> 00:14:35,942 へい 安部様の命とあらば。 174 00:14:35,942 --> 00:14:37,877 拾って頂いた命です。 175 00:14:37,877 --> 00:14:39,812 ご恩返しだと思って➡ 176 00:14:39,812 --> 00:14:41,814 何でもやらせて頂きます。 177 00:14:44,951 --> 00:14:47,854 紀州に行ってほしいのだ。 178 00:14:47,854 --> 00:14:50,156 紀州に…。 179 00:15:01,234 --> 00:15:04,904 ごちそうさま。 あっ ありがとうございました。 180 00:15:04,904 --> 00:15:10,576 ♬~ 181 00:15:10,576 --> 00:15:12,512 西へ? 182 00:15:12,512 --> 00:15:17,917 確かに 火付盗賊改の手下2人が 旅姿で。 183 00:15:17,917 --> 00:15:21,587 西…。 184 00:15:21,587 --> 00:15:24,924 紀州かもしれんな。 185 00:15:24,924 --> 00:15:27,593 紀州? 186 00:15:27,593 --> 00:15:32,465 恐らく 天一坊に関わる事だ。 187 00:15:32,465 --> 00:15:37,770 なぜ 火付盗賊改が 天一坊の事を…。 188 00:15:54,287 --> 00:15:57,957 田所膳兵衛って聞いた事ねえか? 189 00:15:57,957 --> 00:16:00,226 田所膳兵衛ねえ…。 190 00:16:00,226 --> 00:16:02,895 上州から流れてきたらしいんだ ここいらに。 191 00:16:02,895 --> 00:16:04,831 さあなあ。 192 00:16:04,831 --> 00:16:07,233 天一坊様の生まれ在所は この近くだと聞いたんだが。 193 00:16:07,233 --> 00:16:09,168 さあ…。 194 00:16:09,168 --> 00:16:11,103 誰か知ってそうなやつは いねえかい? 195 00:16:11,103 --> 00:16:13,105 申し訳ねえ 急いでるんだ。 196 00:16:13,105 --> 00:16:15,908 いやいや…。 おいおい…。 197 00:16:15,908 --> 00:16:17,844 しょうがねえな…。 198 00:16:17,844 --> 00:16:20,246 行こう。 へい。 199 00:16:20,246 --> 00:16:23,549 (子どもの遊ぶ声) 200 00:16:28,588 --> 00:16:31,257 務めがあるというのは よいものだ。 201 00:16:31,257 --> 00:16:34,594 本当に ようございました。 202 00:16:34,594 --> 00:16:38,931 そのうち 家が持てるぞ。 フフッ。 203 00:16:38,931 --> 00:16:40,933 (戸を開く音) 204 00:16:43,603 --> 00:16:47,907 行ってくる。 行ってらっしゃいませ。 205 00:16:51,477 --> 00:16:53,946 ⚟さあさあ 一大事 一大事! (政蔵)安部様。 206 00:16:53,946 --> 00:16:57,617 紀州で調べた末 天一坊様は➡ 207 00:16:57,617 --> 00:17:00,219 本物じゃありません。 偽物です。 208 00:17:00,219 --> 00:17:03,556 ⚟天一坊様が いよいよ お目見えとなった! 209 00:17:03,556 --> 00:17:08,227 詳しくは ここに書いてあるよ。 さあ 買った 買った! 210 00:17:08,227 --> 00:17:19,839 ♬~ 211 00:17:19,839 --> 00:17:23,776  回想 (政蔵)天一坊様は 本物じゃありません。 212 00:17:23,776 --> 00:17:26,579 お侍さん どうだい? 213 00:17:26,579 --> 00:17:29,248 またにしよう。 そうかい。 214 00:17:29,248 --> 00:17:31,250 何だい! 215 00:17:32,919 --> 00:17:36,589 ああ… ありさんの邪魔しちゃいけないよ。 216 00:17:36,589 --> 00:17:46,933 ♬~ 217 00:17:46,933 --> 00:17:50,269  回想 (政蔵)天一坊様は 本物じゃありません。➡ 218 00:17:50,269 --> 00:17:52,572 偽物です。 219 00:17:57,777 --> 00:17:59,812 ハハハハ! 220 00:17:59,812 --> 00:18:03,883 (式部)片岡様 お話が。 221 00:18:03,883 --> 00:18:05,885 (片岡)何だ? 222 00:18:11,757 --> 00:18:17,229 (式部)内々に 聞いて頂きたい事がございます。 223 00:18:17,229 --> 00:18:19,231 聞こう。 224 00:18:25,104 --> 00:18:29,575 天一坊様が 上様の御落胤であるというのは➡ 225 00:18:29,575 --> 00:18:33,446 真っ赤な偽りでございます。 226 00:18:33,446 --> 00:18:35,915 突然 何を言いだす!? 227 00:18:35,915 --> 00:18:40,252 実は ひそかに 手の者を紀州へやり➡ 228 00:18:40,252 --> 00:18:44,590 天一坊様 そして 側近の赤川大膳について➡ 229 00:18:44,590 --> 00:18:46,525 調べさせたのですが➡ 230 00:18:46,525 --> 00:18:49,261 その結果 分かった事でございます。 231 00:18:49,261 --> 00:18:51,597 勝手な事を! 232 00:18:51,597 --> 00:18:55,468 そなたは 江戸の火付盗賊改であろう。 233 00:18:55,468 --> 00:18:57,470 はい。 234 00:18:57,470 --> 00:19:01,474 もとより お叱りは覚悟の上。 235 00:19:03,542 --> 00:19:07,880 天一坊様 御落胤の事は 既に公儀の認めた事だ。 236 00:19:07,880 --> 00:19:10,216 それを今更 覆すとは…。 237 00:19:10,216 --> 00:19:13,886 片岡様。 ここで道を誤れば➡ 238 00:19:13,886 --> 00:19:18,224 大きく世を揺るがす事に なりかねません。 239 00:19:18,224 --> 00:19:24,096 どうか 一刻も早く ご公儀に この旨を。 240 00:19:24,096 --> 00:19:28,567 万が一 これが間違いであれば➡ 241 00:19:28,567 --> 00:19:31,904 この命 片岡様にお預け致しますゆえ➡ 242 00:19:31,904 --> 00:19:35,574 いかようにも。 243 00:19:35,574 --> 00:19:39,879 まずは 話を聞こう。 244 00:19:42,248 --> 00:19:44,583 はい。➡ 245 00:19:44,583 --> 00:19:50,256 紀州の寛兵衛という庄屋の家に 2人の娘がおりました。➡ 246 00:19:50,256 --> 00:19:54,126 一人は 寛兵衛の娘 お菊。➡ 247 00:19:54,126 --> 00:19:58,597 もう一人は この家で下働きをする おみつ。➡ 248 00:19:58,597 --> 00:20:02,468 おみつの家は もとは武家でしたが 没落し➡ 249 00:20:02,468 --> 00:20:07,273 困窮の末 この家に働きに出ていたのです。 250 00:20:07,273 --> 00:20:09,275 うっ…! 251 00:20:13,145 --> 00:20:15,614 どうなさいました? 252 00:20:15,614 --> 00:20:18,517 (式部) お菊は みごもっていました。 253 00:20:18,517 --> 00:20:21,287 怒らないから 正直に話しなさい。 254 00:20:21,287 --> 00:20:23,956 (式部) 父親は誰かと聞かれた お菊は➡ 255 00:20:23,956 --> 00:20:27,827 紀州家の吉宗様だと答えました。 256 00:20:27,827 --> 00:20:29,829 ええ? え…。 257 00:20:29,829 --> 00:20:33,632 (式部)紀州家に奉公に出た際 上様のお目に留まり➡ 258 00:20:33,632 --> 00:20:36,535 お手つきになったというのです。➡ 259 00:20:36,535 --> 00:20:40,306 上様から拝領したという 脇差しには➡ 260 00:20:40,306 --> 00:20:43,976 確かに 葵の御紋がありました。 261 00:20:43,976 --> 00:20:46,645 (お菊の父母)ああっ…! 262 00:20:46,645 --> 00:20:50,516 では その お菊が 天一坊様の母上…。 263 00:20:50,516 --> 00:20:55,654 いえ そうではありません。 264 00:20:55,654 --> 00:20:59,325 あっ… お菊! お菊! 265 00:20:59,325 --> 00:21:02,228 (式部) お菊は 難産の末 死にました。➡ 266 00:21:02,228 --> 00:21:05,598 そして 子どもも死産…。 267 00:21:05,598 --> 00:21:07,933 えっ? 268 00:21:07,933 --> 00:21:12,271 お菊の親は 無事 子どもが生まれた暁には➡ 269 00:21:12,271 --> 00:21:16,142 紀州家に 名乗り出るつもりでおりました。 270 00:21:16,142 --> 00:21:22,281 しかし そうなってしまっては いかんともし難く…。 271 00:21:22,281 --> 00:21:28,587 そして 子どもの父親の事は 闇に葬られたのです。 272 00:21:31,624 --> 00:21:36,328 では 天一坊様は一体…。 273 00:21:41,300 --> 00:21:43,235 次なる ご酒興は➡ 274 00:21:43,235 --> 00:21:46,639 朧月流の名手によります 篠笛でございます。 275 00:21:46,639 --> 00:21:48,641 ほう。 276 00:22:25,477 --> 00:22:32,952 天一坊様は もう一人の娘 使用人だった おみつの子です。 277 00:22:32,952 --> 00:22:36,288 どうなさいました? 278 00:22:36,288 --> 00:22:38,624 ええっ!? 279 00:22:38,624 --> 00:23:16,462 ♬~ 280 00:23:16,462 --> 00:23:18,931 (式部)おみつと赤子を置いて➡ 281 00:23:18,931 --> 00:23:22,268 父親は 怪我がもとで 亡くなったそうです。 282 00:23:22,268 --> 00:23:42,288 ♬~ 283 00:23:42,288 --> 00:23:47,159 (式部)おみつは 貧しさのあまり 何度も死のうとしました。➡ 284 00:23:47,159 --> 00:23:49,161 しかし その度に➡ 285 00:23:49,161 --> 00:23:53,299 我が子の泣き声を聞いて 思いとどまり…。 286 00:23:53,299 --> 00:23:57,169 (雷鳴) 287 00:23:57,169 --> 00:24:01,573 (式部)思い余った おみつは 我が子のために…。 288 00:24:01,573 --> 00:24:05,911 ♬~ 289 00:24:05,911 --> 00:24:22,928 (雷鳴) 290 00:24:22,928 --> 00:24:27,599 ♬~ 291 00:24:27,599 --> 00:24:29,535 (式部)この母には➡ 292 00:24:29,535 --> 00:24:35,941 この脇差しに 我が子の行く末を 委ねるよりほかなかったのです。 293 00:24:35,941 --> 00:24:51,290 ♬~ 294 00:24:51,290 --> 00:24:54,626 あなたは いつか 将軍様になるのよ。 295 00:24:54,626 --> 00:24:56,562 しょうぐんさま? 296 00:24:56,562 --> 00:25:01,233 そう。 天下で一番偉い人。 297 00:25:01,233 --> 00:25:36,935 ♬~ 298 00:25:43,275 --> 00:25:47,579 (風の音) 299 00:25:59,291 --> 00:26:02,895 しかし なぜ それが分かった? 300 00:26:02,895 --> 00:26:05,798 おみつが語ったのです。 301 00:26:05,798 --> 00:26:08,801 何? おみつが…。 302 00:26:12,237 --> 00:26:14,907 そんな事に…。 303 00:26:14,907 --> 00:26:18,777 おめえさんが 望んだ事じゃねえのかい? 304 00:26:18,777 --> 00:26:21,780 あの男です…。 305 00:26:21,780 --> 00:26:24,249 「あの男」? 306 00:26:24,249 --> 00:26:30,122 赤川大膳 まことの名を 田所膳兵衛。 307 00:26:30,122 --> 00:26:33,592 田所とおみつが会ったのは1年前。 308 00:26:33,592 --> 00:26:38,263 上州の侠客から金を奪って 逃げていた 田所は➡ 309 00:26:38,263 --> 00:26:43,602 次の儲け話を探していた時に おみつと出会いました。 310 00:26:43,602 --> 00:26:49,475 その時 おみつから 脇差しの話を聞いた田所は➡ 311 00:26:49,475 --> 00:26:55,180 半ば 奪うようにして 天一坊を江戸へ連れてきたのです。 312 00:26:59,618 --> 00:27:03,889 母上が来ない? なぜだ? 313 00:27:03,889 --> 00:27:06,558 長旅は ご無理との事。 314 00:27:06,558 --> 00:27:10,229 吉報をお待ちしていると 申されておりました。 315 00:27:10,229 --> 00:27:22,241 ♬~ 316 00:27:22,241 --> 00:27:25,911 (式部)母がいては嘘がばれる…。➡ 317 00:27:25,911 --> 00:27:29,781 伜のためと 田所は おみつを言いくるめ➡ 318 00:27:29,781 --> 00:27:33,085 天一坊から引き離したのです。 319 00:27:36,255 --> 00:27:39,591 ⚟お連れ致しました。 320 00:27:39,591 --> 00:27:41,593 通せ。 321 00:27:58,277 --> 00:28:01,580 2人にしてくれ。 ⚟はっ。 322 00:28:15,227 --> 00:28:18,564 (鐘の音) 323 00:28:18,564 --> 00:28:22,234 久しぶりだな。 324 00:28:22,234 --> 00:28:26,104 覚えていて下さりましたか。 325 00:28:26,104 --> 00:28:29,575 恩人を忘れはせぬ。 326 00:28:29,575 --> 00:28:32,911 ハハ… 恩人。 327 00:28:32,911 --> 00:28:37,783 そなたが いなければ ここには いなかった。 328 00:28:37,783 --> 00:28:40,586 (鐘の音) 329 00:28:40,586 --> 00:28:44,923 どうした? 330 00:28:44,923 --> 00:28:51,263 これより ここへ 盗賊改が参ります。 331 00:28:51,263 --> 00:28:54,933 …そうか。 332 00:28:54,933 --> 00:28:58,270 やはり 私は…。 333 00:28:58,270 --> 00:29:01,173 お逃げなされ。 334 00:29:01,173 --> 00:29:05,177 あなた様には 何の咎もない。 335 00:29:07,879 --> 00:29:14,753 「行けるところまで行く」 そう仰せになりましたな。 336 00:29:14,753 --> 00:29:18,457 もう よいのでは? 337 00:29:21,893 --> 00:29:25,230 逃げるつもりはない。 338 00:29:25,230 --> 00:29:30,535 知らせてくれた事 礼を言う。 339 00:29:34,906 --> 00:29:41,246 それから あの笛の音 よかったぞ。 340 00:29:41,246 --> 00:29:46,585 母を思い出した。 341 00:29:46,585 --> 00:29:49,254 (鐘の音) 342 00:29:49,254 --> 00:30:11,276 ♬~ 343 00:30:11,276 --> 00:30:14,279 (戸を閉める音) 344 00:30:19,618 --> 00:30:23,622 何事か!? 火付盗賊改である! 345 00:30:37,636 --> 00:30:40,305 火付盗賊改である。 346 00:30:40,305 --> 00:30:42,974 天一坊および 赤川大膳を➡ 347 00:30:42,974 --> 00:30:47,646 御落胤と偽りを申して ご公儀を謀ったかどで➡ 348 00:30:47,646 --> 00:30:49,981 召し捕りに参った。 349 00:30:49,981 --> 00:30:53,652 両名を ここへ連れてまいれ。 350 00:30:53,652 --> 00:30:56,321 何だと!? 何かの間違いであろう! 351 00:30:56,321 --> 00:30:58,657 明日 上様にお目見えするお方だぞ! 352 00:30:58,657 --> 00:31:00,592 間違いではない! 353 00:31:00,592 --> 00:31:03,261 嘘だ… 嘘だ 嘘だ! 354 00:31:03,261 --> 00:31:07,599 天一坊様をお守りするぞ! (浪人たち)おう! 355 00:31:07,599 --> 00:31:09,534 おりゃ~! 356 00:31:09,534 --> 00:31:15,474 ♬~ 357 00:31:15,474 --> 00:31:20,612 お前たちに用はない! 天一坊と大膳を出せ! 358 00:31:20,612 --> 00:31:26,284 ♬~ 359 00:31:26,284 --> 00:31:28,620 何事!? 盗賊改です! 360 00:31:28,620 --> 00:31:31,289 お二人を召し捕りに来たと…。 361 00:31:31,289 --> 00:31:34,960 何じゃと?⚟盗賊改だ! ⚟神妙に致せ! 362 00:31:34,960 --> 00:31:45,604 ♬~ 363 00:31:45,604 --> 00:31:47,539 や~! 364 00:31:47,539 --> 00:31:50,308 うっ…! おのれ! 365 00:31:50,308 --> 00:31:52,310 待て! 366 00:32:00,118 --> 00:32:03,421 この者たちは 何も知らぬ。 367 00:32:13,532 --> 00:32:15,534 (式部)天一坊。 368 00:32:17,936 --> 00:32:20,939 縛につけ。 369 00:32:24,609 --> 00:32:26,545 あ…! 370 00:32:26,545 --> 00:32:37,956 ♬~ 371 00:32:37,956 --> 00:32:39,891 赤川大膳を捜せ! 372 00:32:39,891 --> 00:32:41,827 はっ! 373 00:32:41,827 --> 00:32:50,535 ♬~ 374 00:32:50,535 --> 00:32:52,971 大膳様! 375 00:32:52,971 --> 00:32:55,874 逃げる気ですか? 376 00:32:55,874 --> 00:32:58,310 無礼者! 377 00:32:58,310 --> 00:33:01,580 だましたのですか!? 分かった! 378 00:33:01,580 --> 00:33:04,249 おとなしく お縄につこう。 379 00:33:04,249 --> 00:33:06,585 ⚟大膳を捜せ! 380 00:33:06,585 --> 00:33:09,921 うっ…! ⚟大膳を捜せ! 381 00:33:09,921 --> 00:33:12,257 ううっ…! 382 00:33:12,257 --> 00:33:33,545 ♬~ 383 00:33:33,545 --> 00:33:38,250 (小判が落ちる音) 384 00:33:43,622 --> 00:33:47,292 赤川様。 その方は? 385 00:33:47,292 --> 00:33:51,162 柏屋様から お助けするよう 仰せつかってまいりました。 386 00:33:51,162 --> 00:33:53,632 おお さようか。 では頼む。 387 00:33:53,632 --> 00:33:55,634 こちらへ。 388 00:33:57,502 --> 00:34:00,906 うっ! 389 00:34:00,906 --> 00:34:04,242 あ…。 390 00:34:04,242 --> 00:34:07,145 あっ! ああ…! 391 00:34:07,145 --> 00:34:27,465 ♬~ 392 00:34:27,465 --> 00:34:30,936 ⚟ごめんつかまつりまする。 393 00:34:30,936 --> 00:34:33,238 手はずどおりに。 394 00:34:34,806 --> 00:34:36,808 ご苦労。 395 00:34:41,579 --> 00:34:47,285 思ったよりは 早く気付かれてしまいましたな。 396 00:34:47,285 --> 00:34:51,623 あの天一坊 うまくいけば➡ 397 00:34:51,623 --> 00:34:57,295 上様に次ぐ力を手に入れる道具に 使えたが…➡ 398 00:34:57,295 --> 00:35:01,166 まあ よい。 所詮は捨て駒。 399 00:35:01,166 --> 00:35:04,569 よい余興でしたな。 400 00:35:04,569 --> 00:35:09,574 我らには これからが正念場だ。 401 00:35:11,242 --> 00:35:13,244 うん。 402 00:35:24,789 --> 00:35:28,259 斬られています。 403 00:35:28,259 --> 00:35:30,929 口封じか。 404 00:35:30,929 --> 00:35:32,931 何者に…。 405 00:35:38,803 --> 00:35:44,943 お気の毒だね…。 仲のいい2人だったのにね。 406 00:35:44,943 --> 00:35:52,250 (泣き声) 407 00:35:56,955 --> 00:36:30,822 ♬~ 408 00:36:30,822 --> 00:36:36,261 (泣き声) 409 00:36:36,261 --> 00:36:52,444 ♬~ 410 00:36:52,444 --> 00:36:54,779 そうか…。 411 00:36:54,779 --> 00:36:59,951 自分が 50両渡したばっかりに…。 412 00:36:59,951 --> 00:37:02,954 そう言って 自分を責めて…。 413 00:37:10,895 --> 00:37:13,798 お千代。 414 00:37:13,798 --> 00:37:19,904 熊五郎の事 気にかけてやってくれ。 415 00:37:19,904 --> 00:37:22,907 はい…。 416 00:37:41,926 --> 00:37:45,797 よっと! うう~! 417 00:37:45,797 --> 00:38:01,412 ♬~ 418 00:38:01,412 --> 00:38:06,117 ⚟あれが天一坊か。 なんて面だ。 419 00:38:06,117 --> 00:38:11,089 ⚟あれが 偽の御落胤か。 ⚟悪い人には見えないのにね。 420 00:38:11,089 --> 00:38:16,561 ⚟大それた事をしたもんだねえ。 421 00:38:16,561 --> 00:38:19,898 ⚟ふてえ野郎だな。 422 00:38:19,898 --> 00:39:02,207 ♬~ 423 00:39:02,207 --> 00:39:04,542 ふう…。 424 00:39:04,542 --> 00:39:07,879 ♬~ 425 00:39:07,879 --> 00:39:11,549 始め! はっ! 426 00:39:11,549 --> 00:39:33,238 ♬~ 427 00:39:33,238 --> 00:39:36,908 我こそは➡ 428 00:39:36,908 --> 00:39:41,779 次なる将軍 天一坊なり! 429 00:39:41,779 --> 00:39:43,781 はっ! はっ! 430 00:39:43,781 --> 00:39:46,584 うっ…! 431 00:39:46,584 --> 00:39:49,487 あなたは いつか 将軍様になるのよ。 432 00:39:49,487 --> 00:39:51,456 (天一坊)人は 何のために生きるのだろう…。 433 00:39:51,456 --> 00:39:53,458 行けるところまで行ってみるか。 434 00:39:53,458 --> 00:39:58,930 我は 吉宗公御落胤 天一坊である。 435 00:39:58,930 --> 00:40:30,228 ♬~ 436 00:40:55,653 --> 00:40:58,656 狙うは…。 437 00:41:05,263 --> 00:41:09,133 次なる盗め先は 柏屋の米問屋と決まった。 438 00:41:09,133 --> 00:41:11,135 ご謙遜を。 439 00:41:11,135 --> 00:41:15,273 雲霧一味を召し捕るべく 力を尽くす所存にございます! 440 00:41:15,273 --> 00:41:18,176 お金を受け取ったばかりに…。 441 00:41:18,176 --> 00:41:20,144 ああっ! や~! 442 00:41:20,144 --> 00:41:24,615 日陰者には 日陰者の理がある。 443 00:41:24,615 --> 00:41:27,285 我らに果たし状を突きつけたのだ。 444 00:41:27,285 --> 00:41:29,954 雲霧…。 445 00:41:29,954 --> 00:41:33,658 貴様の手下を このとおり召し捕った。 446 00:41:35,293 --> 00:42:55,006 ♬~