1 00:00:02,202 --> 00:00:04,771 ♬~ 2 00:00:04,771 --> 00:00:06,807 (指を鳴らす音) <享保の頃➡ 3 00:00:06,807 --> 00:00:14,114 江戸市中はもとより 各地で縦横無尽に 盗み働きをしていた一味があった。➡ 4 00:00:14,114 --> 00:00:20,621 一人も傷つけず 大金を奪い 雲か霧のように消えてしまうところから➡ 5 00:00:20,621 --> 00:00:24,124 人呼んで 雲霧一党。➡ 6 00:00:24,124 --> 00:00:29,930 その頭の名は 雲霧仁左衛門という> 7 00:00:34,301 --> 00:00:38,171 (犬の吠え声と拍子木の音) 8 00:00:38,171 --> 00:00:44,945 火の用心 さっしゃりましょう。 9 00:00:44,945 --> 00:00:48,649 (拍子木の音) 10 00:00:48,649 --> 00:00:52,819 火の用心➡ 11 00:00:52,819 --> 00:00:57,324 さっしゃりましょう。 (足音) 12 00:00:57,324 --> 00:01:00,627 (拍子木の音) 13 00:01:13,106 --> 00:01:15,943 火付盗賊改 安部式部である! 14 00:01:15,943 --> 00:01:20,814 一味の者 神妙に縛につけ! 15 00:01:20,814 --> 00:01:23,417 それ! かかれ! (一同)はっ! 16 00:01:23,417 --> 00:01:49,977 ♬~ 17 00:01:49,977 --> 00:01:52,012 ああっ! 18 00:01:52,012 --> 00:01:59,686 ♬~ 19 00:01:59,686 --> 00:02:03,924 火付盗賊改 藤巻直七郎である! 20 00:02:03,924 --> 00:02:05,859 なっ 何だと!? 21 00:02:05,859 --> 00:02:08,261 (新八)それ! 一人残らず捕らえよ! 22 00:02:08,261 --> 00:02:10,764 俺に続け! (一同)はっ! 23 00:02:10,764 --> 00:02:38,425 ♬~ 24 00:02:38,425 --> 00:02:41,294 あっ…。 覆面を剥げ! 25 00:02:41,294 --> 00:02:43,230 ぐっ…。 26 00:02:43,230 --> 00:02:45,632 はあ はあ…。 27 00:02:45,632 --> 00:02:51,972 見事じゃ。はっ。 だが こやつらは雲霧一党ではない。 28 00:02:51,972 --> 00:02:55,175 連れていけ! (一同)はっ! 29 00:02:57,310 --> 00:03:01,081 ⚟(拍子木の音) 30 00:03:01,081 --> 00:03:11,091 火の用心 さっしゃりましょう。 31 00:03:11,091 --> 00:03:15,095 (拍子木の音) 32 00:03:17,597 --> 00:03:23,904 「火に用心」 さっしゃりましょう。 33 00:03:25,472 --> 00:03:28,608 (拍子木の音) ♬~ 34 00:03:28,608 --> 00:03:39,319 ♬~ 35 00:03:44,424 --> 00:03:46,359 (式部)盗人どもは➡ 36 00:03:46,359 --> 00:03:49,629 そなたの姿を見て 震え上がっていよう。 37 00:03:49,629 --> 00:03:52,966 兄者に そう言っていただけると うれしゅうございます。 38 00:03:52,966 --> 00:03:56,837 兄者は よせ。 小さい頃からの癖でございまして。 39 00:03:56,837 --> 00:03:58,839 アッハハハ…。 ハハハ…。 40 00:03:58,839 --> 00:04:05,912 弟も同然のそなただが 今では 火付盗賊改の加役を務める身だ。 41 00:04:05,912 --> 00:04:12,252 はっ。 亡き父も 私が兄者… いや 安部殿のご推挙をもって➡ 42 00:04:12,252 --> 00:04:17,124 火付盗賊改の任に就いたことを 喜んでおりましょう。 43 00:04:17,124 --> 00:04:23,396 いや さぞかし 案じておいでであろう。 はて? 44 00:04:23,396 --> 00:04:29,102 正義を貫くためなら 我が身をも顧みず 猪突猛進。 45 00:04:29,102 --> 00:04:32,005 それでは 命がいくつあっても足りぬとな。 46 00:04:32,005 --> 00:04:36,977 ハハ… ハハハハハハ! これは恐れ入ります。 47 00:04:36,977 --> 00:04:42,616 どうぞ この先 亡き父の分も 見守ってやってくださりませ。 48 00:04:42,616 --> 00:04:47,120 困った男だ。 (2人)ハハハ…。 49 00:04:47,120 --> 00:04:50,023 して 安部殿➡ 50 00:04:50,023 --> 00:04:55,796 雲霧仁左衛門とは どのような男なのです? 51 00:04:55,796 --> 00:04:59,432 どのような男か。 52 00:04:59,432 --> 00:05:03,904 まっ ただの盗人だ。 53 00:05:03,904 --> 00:05:11,578 だが あやつだけは 何があっても この手で捕らえたい。 54 00:05:11,578 --> 00:05:14,080 そう思わせる男だ。 55 00:05:20,253 --> 00:05:24,090 (熊五郎)盗賊改に長官が2人? 56 00:05:24,090 --> 00:05:30,397 (伝次郎)江戸の町も大きくなって 一組じゃ 手が回らねえらしい。 57 00:05:30,397 --> 00:05:36,603 藤巻直七郎… 相当の腕利きだ。 58 00:05:36,603 --> 00:05:38,605 フッ…。 59 00:05:41,107 --> 00:05:44,978  回想 火付盗賊改 藤巻直七郎である! 60 00:05:44,978 --> 00:05:52,619 ♬~ 61 00:05:52,619 --> 00:05:58,124 これからは 安部式部が 2人いるってことで…。 62 00:06:00,360 --> 00:06:03,230 そういうことだ。 63 00:06:03,230 --> 00:06:07,234 我らも つとめがいが あるというものだな。 64 00:06:22,082 --> 00:06:27,254 <江戸城は 大きく3つに分けられる。➡ 65 00:06:27,254 --> 00:06:31,591 政や儀式を執り行う 表。➡ 66 00:06:31,591 --> 00:06:35,262 将軍の住まう 中奥。➡ 67 00:06:35,262 --> 00:06:39,099 将軍の正妻である御台所や側室などの➡ 68 00:06:39,099 --> 00:06:42,969 生活の場 大奥。➡ 69 00:06:42,969 --> 00:06:46,973 ここには 3,000人もの女たちが暮らし➡ 70 00:06:46,973 --> 00:06:53,647 表の政と拮抗する権勢を誇っていた> 71 00:06:53,647 --> 00:06:58,285 (滝山) 政岡殿 質素倹約に励んでおろうな。 72 00:06:58,285 --> 00:07:02,222 はい 仰せのとおりに。 73 00:07:02,222 --> 00:07:08,228 <その総取締を務めるのが 滝山である> 74 00:07:10,363 --> 00:07:13,066 (西海屋)西海屋にございます。 75 00:07:15,235 --> 00:07:20,040 どれも お勧めできるものばかりでございます。 76 00:07:20,040 --> 00:07:24,577 お買い求めいただきますれば 幸いに存じます。 77 00:07:24,577 --> 00:07:29,249 残らず頂きましょう …と言いたいところじゃが➡ 78 00:07:29,249 --> 00:07:33,253 上様が 奥向きに 質素倹約をお命じになられておいでの今➡ 79 00:07:33,253 --> 00:07:35,588 そうもまいりませぬ。 80 00:07:35,588 --> 00:07:41,094 これは 恐れ入ります。 81 00:07:41,094 --> 00:07:46,800 その反物は打掛に。 帯には…。 82 00:07:50,270 --> 00:07:54,274 山川殿ならば どれを選びまする? 83 00:07:54,274 --> 00:07:57,610 私が選ぶなど 恐れ多いことにござりまする。 84 00:07:57,610 --> 00:08:02,882 構いませぬ。 選んでみてくだされ。 85 00:08:02,882 --> 00:08:05,185 それならば…。 86 00:08:12,559 --> 00:08:16,229 これにござりましょうか。 87 00:08:16,229 --> 00:08:18,898 私の見立てと同じ。 88 00:08:18,898 --> 00:08:23,236 山川殿は 物の値打ちの分かるお人じゃな。 89 00:08:23,236 --> 00:08:26,139 とんでもないことにござりまする。 90 00:08:26,139 --> 00:08:30,110 今 選んだ物だけを 頂戴いたしましょう。 91 00:08:30,110 --> 00:08:32,912 かしこまりました。 92 00:08:43,923 --> 00:08:46,760 お帰りなさいませ。 お帰りなさいまし。 93 00:08:46,760 --> 00:08:49,462 番頭さん。 はい。 94 00:08:51,264 --> 00:08:53,266 いつもの金子を 用意しておきなさい。 95 00:08:53,266 --> 00:08:55,268 はい。 96 00:08:58,138 --> 00:09:04,344 な~… いいから こっち。 はい はい…。 97 00:09:12,352 --> 00:09:15,889 (お千代)どうぞ ご一服なさってくだせ。 98 00:09:15,889 --> 00:09:20,059 こいつは かっちけねえ。 おい みんな 一服だ! 99 00:09:20,059 --> 00:09:22,729 (一同)へい! 100 00:09:22,729 --> 00:09:24,731 よいしょ。 101 00:09:29,903 --> 00:09:35,575 さあさあ お熱いの どうぞ。 (七松)どうも どうも。 102 00:09:35,575 --> 00:09:38,077 ああ…。 フフフ…。 103 00:09:41,448 --> 00:09:45,585 お千代さん あんた ぐずぐずしてちゃあいけないよ。 104 00:09:45,585 --> 00:09:48,254 後で ちょいと お使いを頼まれておくれな。 105 00:09:48,254 --> 00:09:53,927 ほい。 ほい? 「ほい」じゃなくて 「はい」! 106 00:09:53,927 --> 00:09:56,830 ほい。 なっ ほいほい… こっ…。 107 00:09:56,830 --> 00:10:02,035 ん~…。 ヘヘヘ… あっ すまねえな。 108 00:10:11,344 --> 00:10:14,280 (治平)お~い お連れしたぜ! 109 00:10:14,280 --> 00:10:20,153 (お松)はいよ! ふう… よいしょ。 110 00:10:20,153 --> 00:10:23,656 あい… さっ どうぞ。 111 00:10:33,133 --> 00:10:36,035 船頭さん。 んっ?ご苦労さんだったねえ。 112 00:10:36,035 --> 00:10:38,538 うん。 (2人)フフフ…。 113 00:10:43,143 --> 00:10:49,449 狙うは 呉服問屋 西海屋。 114 00:10:49,449 --> 00:10:55,455 長年 大奥に出入りして 富を貪ってきた御用商人だ。 115 00:10:58,458 --> 00:11:02,095 (熊五郎) こいつが西海屋の絵図面ですかい。 116 00:11:02,095 --> 00:11:05,131 なかなか立派な お店だ。 117 00:11:05,131 --> 00:11:08,601 随分と お宝が眠っていそうだねえ。 118 00:11:08,601 --> 00:11:12,105 建て増した離れってえのは…。 119 00:11:17,610 --> 00:11:20,947 この塀に 今 七松が仕掛けを…。 120 00:11:20,947 --> 00:11:24,617 人の目を盗みながら? 大丈夫かねえ。 121 00:11:24,617 --> 00:11:28,621 (治平)七松のことだ。 抜かりはねえよ。 122 00:11:37,197 --> 00:11:41,634 (三好)もうけ損のうたようじゃの。 123 00:11:41,634 --> 00:11:45,972 質素倹約は 上様のご意向とはいえ➡ 124 00:11:45,972 --> 00:11:54,447 滝山様が総取締になられて この方 大奥へ お納めしていた品が➡ 125 00:11:54,447 --> 00:11:58,318 以前の半分にもならぬ ありさまでございます。 126 00:11:58,318 --> 00:12:03,590 滝山殿は 大奥で改革を進め➡ 127 00:12:03,590 --> 00:12:06,893 上様から絶大なる信を得ておる。 128 00:12:08,461 --> 00:12:15,201 大奥での人望も厚く あの女には何も言えぬ。 129 00:12:15,201 --> 00:12:20,406 とは申しましても 手前どもは これまで➡ 130 00:12:20,406 --> 00:12:26,946 大奥を通じて 商いの幅を 広げてまいったのでございます。 131 00:12:26,946 --> 00:12:30,283 大奥に頼らずとも お主には➡ 132 00:12:30,283 --> 00:12:36,089 両替商に 薬種問屋 酒問屋があるではないか。 133 00:12:36,089 --> 00:12:40,293 三好様…。 案ずるな。 134 00:12:40,293 --> 00:12:46,432 滝山殿の権勢を うまく利用すれば 商いの幅も広がろう。 135 00:12:46,432 --> 00:12:54,307 なるほど… 手前どもが もうかれば 三好様にも お金が渡る。 136 00:12:54,307 --> 00:13:00,380 さすれば 身共の老中昇進も 見えてこよう。 137 00:13:00,380 --> 00:13:06,586 しかし あのお方に どのように取り入るおつもりで…。 138 00:13:06,586 --> 00:13:14,293 滝山殿とて女。 美しいものには心が動かされよう。 139 00:13:21,601 --> 00:13:23,803 おしげ様…。 140 00:13:26,105 --> 00:13:29,008 おしげ様… どこに おいでにございます? 141 00:13:29,008 --> 00:13:32,779 (紗江) おしげ様は まだ見つかりませぬか? 申し訳ござりませぬ。 142 00:13:32,779 --> 00:13:35,415 (山川)おしげ様なら これに…。 (猫の鳴き声) 143 00:13:35,415 --> 00:13:38,785 (滝山)おお 山川殿。 144 00:13:38,785 --> 00:13:41,287 見つけてくだされたか。 145 00:13:41,287 --> 00:13:46,426 おしげ様におかれましては この縁の下にて お休みの由。 146 00:13:46,426 --> 00:13:49,128 手間を取らせましたなあ。 147 00:13:49,128 --> 00:13:52,165 ごめんくださりませ。 148 00:13:52,165 --> 00:13:57,170 村雨 浪路 下がってよい。 (浪路 村雨)はい。 149 00:14:01,708 --> 00:14:03,710 (鳴き声) 150 00:14:07,080 --> 00:14:10,950 滝山様は 山川様を いたくお気に入りのようで。 151 00:14:10,950 --> 00:14:13,386 日頃は 凛とした大奥総取締が➡ 152 00:14:13,386 --> 00:14:17,590 山川様の前では 随分と まなじりが下がって… フフ。 153 00:14:30,603 --> 00:14:35,608 「瀬をはやみ 岩にせかるる 瀧川の」…。 154 00:14:42,782 --> 00:14:46,419 滝山様 若年寄様がお越しにございます。 155 00:14:46,419 --> 00:14:48,921 三好殿が? 156 00:14:51,958 --> 00:14:57,130 我が支配である 御広敷用人 山川安左衛門は➡ 157 00:14:57,130 --> 00:14:59,432 しっかりと務めておりましょうか? 158 00:14:59,432 --> 00:15:02,435 はい 申し分ござりませぬ。 159 00:15:02,435 --> 00:15:07,907 御広敷用人のままにしておくには まことに惜しい方にございます。 160 00:15:07,907 --> 00:15:09,842 そこまで仰せなら➡ 161 00:15:09,842 --> 00:15:15,081 山川を しかるべきお役につけるよう 考えねばなりませぬな。 162 00:15:15,081 --> 00:15:17,984 是が非でも そのように…。 163 00:15:17,984 --> 00:15:22,989 某からも お薦めしたき御仁が…。 164 00:15:24,791 --> 00:15:28,928 <高家とは 帝や公家の接待➡ 165 00:15:28,928 --> 00:15:35,935 儀式典礼をつかさどる 由緒ある幕府の役職である> 166 00:15:38,938 --> 00:15:44,110 滝山殿に 貴殿のことを推挙いたした。 167 00:15:44,110 --> 00:15:47,947 やがて 御沙汰が下されるはず。 168 00:15:47,947 --> 00:15:52,819 (丹波守)では 奥向きの祭事典礼を 某に お任せいただけると? 169 00:15:52,819 --> 00:15:56,122 まずは そのように…。 170 00:15:56,122 --> 00:15:58,157 かたじけのうござる。 171 00:15:58,157 --> 00:16:02,895 これまで 高家の中では虐げられてきた この大沢丹波守。 172 00:16:02,895 --> 00:16:08,367 この後は 三好殿のお役に立つよう 相努めまする。 173 00:16:08,367 --> 00:16:13,072 まずは 西海屋と 懇意にしてやってくだされ。 174 00:16:14,907 --> 00:16:18,411 どうぞ よしなに。 175 00:16:20,379 --> 00:16:28,087 西海屋 この先は 持ちつ持たれつ 参ろうではないか。 176 00:16:33,926 --> 00:16:38,931 (錫杖の音) 177 00:16:41,400 --> 00:16:43,402 ちょいと。 178 00:16:49,141 --> 00:16:55,781 この通りを抜ければ 堀は 目と鼻の先。 179 00:16:55,781 --> 00:17:37,256 ♬~ 180 00:17:37,256 --> 00:17:40,593 はあ… 危ねえ 危ねえ。 181 00:17:40,593 --> 00:17:44,764 ここんとこ 盗賊改が 一組 増えやがったおかげで➡ 182 00:17:44,764 --> 00:17:48,968 見回りが厳しくなったぜ。 ああ。 183 00:17:54,774 --> 00:17:59,645 火付盗賊改方から 西海屋の裏手まで駆けつけるのに➡ 184 00:17:59,645 --> 00:18:03,215 半刻ばかり かかりそうだな。 185 00:18:03,215 --> 00:18:08,421 それぐらいあれば お宝を運び出すのには十分さ。 186 00:18:10,890 --> 00:18:13,726 ちょいと! あんた どこまで掃いてんだよ! 187 00:18:13,726 --> 00:18:15,761 さっさと済ませておくれ! 188 00:18:15,761 --> 00:18:19,231 旦那様 今夜も 遅くなられるんですかいねえ? 189 00:18:19,231 --> 00:18:22,568 余計なこと言うんじゃないよ! ほい。 190 00:18:22,568 --> 00:18:25,371 「ほ」じゃなくて 「は」! 191 00:18:25,371 --> 00:18:29,175 すんません。 んっ…! 192 00:18:35,915 --> 00:18:38,250 見回り ご苦労。 193 00:18:38,250 --> 00:18:41,587 何か気になることはあるか? はっ。 194 00:18:41,587 --> 00:18:46,392 実は 夜な夜な 怪しい連中が 集まっている寮を見かけました。 195 00:18:46,392 --> 00:18:49,595 そこで 何が行われている? それが…➡ 196 00:18:49,595 --> 00:18:52,498 殿中の装束を身に着けた男がいて➡ 197 00:18:52,498 --> 00:18:55,267 遊女をはべらせて 騒いでいるようでございます。 198 00:18:55,267 --> 00:18:59,772 その寮の持ち主は? 御用商人の西海屋でございます。 199 00:18:59,772 --> 00:19:02,341 西海屋…。 200 00:19:02,341 --> 00:19:05,211 ⚟(丹波守)ハハハハハ…! 201 00:19:05,211 --> 00:19:12,551 皆 見るがよい! これが狩衣じゃ。 202 00:19:12,551 --> 00:19:19,058 殿中で これを許されているのは 大名と高家くらいのものなのじゃぞ。 203 00:19:19,058 --> 00:19:21,560 まあ それは それは➡ 204 00:19:21,560 --> 00:19:26,232 冥土の土産に 拝ませていただきますでげす。 205 00:19:26,232 --> 00:19:30,102 どうじゃ 女ども…。 さあさあ さあさあ。 206 00:19:30,102 --> 00:19:34,573 (丹波守)お前たちも着てみるか? (遊女たち)わあ! 207 00:19:34,573 --> 00:19:36,909 (襖が開く音) おっ? 208 00:19:36,909 --> 00:19:41,914 火付盗賊改 藤巻直七郎である! 209 00:19:44,583 --> 00:19:47,586 これは一体 何の騒ぎじゃ? 210 00:19:49,755 --> 00:19:53,926 火付盗賊改ごときに とやかく言われる筋合いはない。 211 00:19:53,926 --> 00:19:58,097 黙れ! 怪しき者どもめ 詮議いたしてくれん。 212 00:19:58,097 --> 00:20:01,934 無礼者めが! 213 00:20:01,934 --> 00:20:07,740 西海屋 礼儀知らずの役人に 我が名を教えてやれ。 214 00:20:07,740 --> 00:20:12,111 かしこまりました。 215 00:20:12,111 --> 00:20:19,985 藤巻様 このお方は 大沢丹波守様にあらせられまするぞ。 216 00:20:19,985 --> 00:20:24,123 大沢丹波守… 高家の? 217 00:20:24,123 --> 00:20:31,297 いかにも高家 大沢丹波守じゃ。 218 00:20:31,297 --> 00:20:37,970 高家を務める身が 殿中の装束のまま このような乱痴気騒ぎをするのは➡ 219 00:20:37,970 --> 00:20:41,640 いかがなものか…。 控えよ! 220 00:20:41,640 --> 00:20:44,543 この大沢丹波守を詮議したいと 申すなら➡ 221 00:20:44,543 --> 00:20:51,984 まず 若年寄 三好出羽守殿を通じて 申し立てをいたせ。 222 00:20:51,984 --> 00:20:55,688 ヘッヘッヘ… ハハッ。 223 00:20:57,323 --> 00:21:00,593 長官 今日のところは このまま引き上げましょう。 224 00:21:00,593 --> 00:21:03,262 おお それは よい分別じゃ。 225 00:21:03,262 --> 00:21:07,933 それとも 藤巻様 これより 一献差し上げましょうか? 226 00:21:07,933 --> 00:21:11,604 アハ~ それも一興よのう。 227 00:21:11,604 --> 00:21:15,941 「枯れ木も山のにぎわい」じゃ。 228 00:21:15,941 --> 00:21:23,415 (笑い声) 229 00:21:23,415 --> 00:21:30,122 藤巻直七郎… 面白い男ではないか。 230 00:21:30,122 --> 00:21:33,793 思い込んだら どこまでも正義を貫く…。 231 00:21:33,793 --> 00:21:37,997 敵に回したら 面倒な男です。 232 00:21:39,598 --> 00:21:47,339 それにしても 高家か何か知らねえが 大沢丹波守 あきれたものですね。 233 00:21:47,339 --> 00:21:53,145 フッフフ… 金の出どころは➡ 234 00:21:53,145 --> 00:21:55,948 西海屋か…。 235 00:22:05,090 --> 00:22:13,399 本日 お目通りを願いましたのは 高家の大沢丹波守殿の件にござりまする。 236 00:22:13,399 --> 00:22:18,237 丹波守殿は 御用商人の西海屋に籠絡され➡ 237 00:22:18,237 --> 00:22:23,075 高家にあるまじき振る舞い 目に余るものがござりまする。 238 00:22:23,075 --> 00:22:25,010 控えよ。 239 00:22:25,010 --> 00:22:30,616 高家にあるまじき振る舞い… 火付盗賊改ごときが僭越であろう。 240 00:22:30,616 --> 00:22:35,487 さりながら 此度の一件 見過ごしにはできませぬ。 241 00:22:35,487 --> 00:22:39,124 何とぞ 三好様のお力をもって…。 242 00:22:39,124 --> 00:22:42,795 ええい 黙りおろう! 243 00:22:42,795 --> 00:22:46,298 見過ごしにできぬのは お主の出過ぎた振る舞いじゃ! 244 00:22:46,298 --> 00:22:51,170 三好様…。 この上は 火付盗賊改を任せておけぬ。 245 00:22:51,170 --> 00:22:56,942 任を解くゆえ しばし 屋敷で謹慎をいたせ! 246 00:22:56,942 --> 00:22:59,311 下がれ! 247 00:22:59,311 --> 00:23:26,105 ♬~ 248 00:23:26,105 --> 00:23:28,774 (小判の音) 249 00:23:28,774 --> 00:23:36,515 ♬~ 250 00:23:36,515 --> 00:23:38,784 (唾を飲み込む音) 251 00:23:38,784 --> 00:23:46,959 ♬~ 252 00:23:46,959 --> 00:23:52,431 (式部)藤巻直七郎は 正義をたがえる男ではござりませぬ。 253 00:23:52,431 --> 00:23:58,137 お役罷免の儀 いま一度 お考え直しのほどを願いまする。 254 00:23:58,137 --> 00:24:03,375 そなたは 藤巻の父親から 薫陶を受けた身。 255 00:24:03,375 --> 00:24:08,247 庇うてやりたい思いは分かるが これはもう 決まったことじゃ。 256 00:24:08,247 --> 00:24:16,255 さりながら 藤巻の組を欠くことになれば 火付盗賊改の務めに障りが出ましょう。 257 00:24:16,255 --> 00:24:19,258 あの礼儀知らずを このまま 任に就けておく方が➡ 258 00:24:19,258 --> 00:24:21,393 障りが出るというものじゃ。 259 00:24:21,393 --> 00:24:26,932 三好様…。 式部 この上 差し出口を挟むと➡ 260 00:24:26,932 --> 00:24:31,136 そなたの身にも障りが出ようぞ。 261 00:24:36,642 --> 00:24:41,847 雲霧一党を捕らえんとしていたやさきに このような…。 262 00:24:43,782 --> 00:24:48,287 面目次第もござりませぬ。 263 00:24:48,287 --> 00:24:53,158 今は耐えて 時節を待つのじゃ。 264 00:24:53,158 --> 00:24:56,028 この度の沙汰には裏がある。 265 00:24:56,028 --> 00:25:00,933 それを見極めるまでは 下手に騒いではならぬ。 266 00:25:00,933 --> 00:25:03,369 悔しゅうござる。 267 00:25:03,369 --> 00:25:10,909 今 この時も 不届き者が 世の中に のさばっていると申すに…。 268 00:25:10,909 --> 00:25:14,113 くれぐれも早まるなよ。 269 00:25:19,385 --> 00:25:24,590 藤巻様がお役を解かれるとは 得心が いきませぬ。 270 00:25:26,158 --> 00:25:28,927 どうも気になる。 271 00:25:28,927 --> 00:25:32,398 …と申されますと? 272 00:25:32,398 --> 00:25:37,770 藤巻直七郎は 西海屋と大沢丹波守の秘事に触れて➡ 273 00:25:37,770 --> 00:25:40,272 役を解かれた。 274 00:25:40,272 --> 00:25:44,143 あの御用商人は 若年寄の三好様に取り入り➡ 275 00:25:44,143 --> 00:25:48,414 そこから 高家の大沢丹波守様とつながり➡ 276 00:25:48,414 --> 00:25:52,785 大きな富を築いているとか申します。 277 00:25:52,785 --> 00:25:57,623 三好様はというと 大奥総取締に近づき➡ 278 00:25:57,623 --> 00:26:01,060 その権威を うまく使うておるようじゃ。 279 00:26:01,060 --> 00:26:02,995 いずれにせよ そこには➡ 280 00:26:02,995 --> 00:26:06,732 汚れた金が 流れているのでございましょう。 281 00:26:06,732 --> 00:26:08,734 いかにも。 282 00:26:10,903 --> 00:26:14,573 とすれば その汚れた金の 匂いを嗅ぎつけ➡ 283 00:26:14,573 --> 00:26:18,744 寄ってくる者が おるやもしれぬな。 284 00:26:18,744 --> 00:26:21,780 雲霧…。 285 00:26:21,780 --> 00:26:26,919 何より あやつが好みそうな 金の流れだとは思わぬか? 286 00:26:26,919 --> 00:26:29,588 となれば 的は西海屋。 287 00:26:29,588 --> 00:26:32,491 もう既に 狙いを つけているかもしれませぬ。 288 00:26:32,491 --> 00:26:37,796 ほう… とは申せ これは わしの勘に過ぎぬ。 289 00:26:40,933 --> 00:26:47,739 表立って動けば 商いの邪魔になると 文句を言われるのが落ちだ。 290 00:26:49,608 --> 00:26:55,280 ひとまず 手の者を そっと見張らせておきましょう。 291 00:26:55,280 --> 00:26:58,183 うん… いつでも動けるように➡ 292 00:26:58,183 --> 00:27:03,355 近くの寺に 配下の者を伏せておくがよい。はっ。 293 00:27:03,355 --> 00:27:06,558 建て増した離れの 脇の塀に 2か所➡ 294 00:27:06,558 --> 00:27:09,461 ここと ここに 仕掛けが施してありやす。 295 00:27:09,461 --> 00:27:14,233 その塀から忍び込み 一旦 仕掛けを元に戻す。 296 00:27:14,233 --> 00:27:18,070 つとめが済めば また そこから外へ出る。 297 00:27:18,070 --> 00:27:22,374 そして 堀端へ お宝を運ぶ。 298 00:27:22,374 --> 00:27:28,080 その間 西海屋は 外で眠らせておけ。お指図のとおりに。 299 00:27:28,080 --> 00:27:32,918 店の者たちは うちの中で眠らせてやれ。 300 00:27:32,918 --> 00:27:37,389 そのことなら あねさんに これを…。 301 00:27:37,389 --> 00:27:40,592 何だい それは? 油だ。 302 00:27:40,592 --> 00:27:44,796 これを行灯に ともせばいいんだね。 303 00:27:48,100 --> 00:27:52,604 堀端へ お宝を運ぶ。 304 00:27:52,604 --> 00:27:56,408 この間が勝負となろう。 305 00:27:56,408 --> 00:28:00,412 火付盗賊改の長官は2人。 306 00:28:00,412 --> 00:28:03,715 心して かかれ。 (一同)へい。 307 00:28:10,088 --> 00:28:12,090 いらっしゃい。 308 00:28:16,228 --> 00:28:26,738 ♬~ 309 00:28:26,738 --> 00:28:31,610 あらま 「馬子にも衣装」だね… 漁師の留造さん。 310 00:28:31,610 --> 00:28:34,079 からかわねえでおくれよ。 ヘヘヘ…。 311 00:28:34,079 --> 00:28:40,586 はい 出来たよ。 うん 控えよ。 312 00:28:40,586 --> 00:28:42,521 ウフフ…。 ハハ…。 313 00:28:42,521 --> 00:28:46,458 西海屋を そっと見張るってえのは 何だか気乗りしませんね。 314 00:28:46,458 --> 00:28:48,927 口はばってえこと言ってんじゃねえや。 315 00:28:48,927 --> 00:28:51,263 ですが 西海屋は 藤巻様を追い込んだ➡ 316 00:28:51,263 --> 00:28:53,932 あっしたちにとっちゃあ 憎い敵じゃあござんせんか。 317 00:28:53,932 --> 00:28:56,401 まあ そいつはそうだが。 318 00:28:56,401 --> 00:29:02,874 バカ野郎。 俺たちは 言われたとおりに動いてりゃいいんだよ。 319 00:29:02,874 --> 00:29:04,876 (2人)へい。 320 00:29:15,220 --> 00:29:18,557 (留造)某は 高家 大沢家家中➡ 321 00:29:18,557 --> 00:29:21,226 室井玄蕃と申す。 322 00:29:21,226 --> 00:29:24,930 大沢様の お使いのお方で…。 323 00:29:27,032 --> 00:29:32,237 裏手から そっと 同道 願えぬか? 324 00:29:32,237 --> 00:30:28,126 ♬~ 325 00:30:28,126 --> 00:30:33,332 さて… 着いたぞ。 326 00:30:38,770 --> 00:30:41,973 ここは 一体…。 327 00:30:41,973 --> 00:30:45,310 ここが お屋敷だよ。 328 00:30:45,310 --> 00:30:47,813 (殴る音) うっ…。 329 00:30:47,813 --> 00:30:59,524 ♬~ 330 00:30:59,524 --> 00:31:04,029 ん~… お千代さん どこ行ったんだろうねえ。 331 00:31:07,599 --> 00:31:11,303 んっ…。(骨が鳴る音) ああ…。 332 00:31:14,106 --> 00:31:19,611 何だか 眠たくなってきたよ…。 333 00:31:19,611 --> 00:31:23,615 おしかさん まだ お片づけが残っていますよ。 334 00:31:25,283 --> 00:31:28,954 ほ~い ほい…。 335 00:31:28,954 --> 00:31:50,242 ♬~ 336 00:31:50,242 --> 00:31:55,046 あれ…? (いびき) 337 00:31:58,016 --> 00:32:02,020 弁治… 弁治! 338 00:32:08,927 --> 00:32:13,632 (鐘の音) 339 00:32:22,274 --> 00:32:26,978 (鐘の音) 340 00:32:38,290 --> 00:32:40,792 (腹が鳴る音) 341 00:32:40,792 --> 00:32:44,629 しょうがねえな。 342 00:32:44,629 --> 00:32:49,134 ⚟そば上がったよ お待たせ。 343 00:32:49,134 --> 00:32:52,037 おっ… 親分。 344 00:32:52,037 --> 00:32:55,040 食うか。 へい。おい。 345 00:32:57,008 --> 00:33:39,784 ♬~ 346 00:33:39,784 --> 00:33:41,720 (伝次郎)堀端へ運ぶ。 347 00:33:41,720 --> 00:33:46,658 ♬~ 348 00:33:46,658 --> 00:33:50,662 いつまで食ってやんだ… 全く。 349 00:33:54,799 --> 00:33:59,504 出やがった! 粂三 弁治! (2人)へい! 350 00:34:06,745 --> 00:34:12,250 (呼び子の音) 長官の読みどおりだったぜ。 351 00:34:12,250 --> 00:34:16,755 雲霧め… 参るぞ! (一同)はっ! 352 00:34:16,755 --> 00:34:43,415 ♬~ 353 00:34:43,415 --> 00:34:50,188 おのれ… 神妙にいたさぬか! 354 00:34:50,188 --> 00:35:11,076 ♬~ 355 00:35:11,076 --> 00:35:14,579 ここから投げるのか? 近寄れば気付かれちまうよ。 356 00:35:14,579 --> 00:35:18,083 (雄たけび) 待て! 357 00:35:18,083 --> 00:35:29,694 ♬~ 358 00:35:29,694 --> 00:35:31,630 おっ! 何だ!? 359 00:35:31,630 --> 00:35:35,266 ヘッ こいつは 大したもんだ。 ハハハ…。 360 00:35:35,266 --> 00:35:39,270 出せ! 急いで出せ! 急げ! 361 00:35:52,617 --> 00:35:55,320 (直七郎)おとなしく縛につけ。 362 00:35:57,489 --> 00:36:01,292 畜生… また いやがったか。 363 00:36:15,840 --> 00:36:17,776 あっ! ああっ! 364 00:36:17,776 --> 00:36:20,779 ああっ! うっ…。 365 00:36:25,617 --> 00:36:28,319 (木材が倒れる音) 366 00:36:35,193 --> 00:36:37,195 お頭…。 367 00:36:39,397 --> 00:36:41,399 うっ…。 368 00:36:48,773 --> 00:36:54,112 もう一人の火付盗賊改…。 369 00:36:54,112 --> 00:36:58,783 いや ただの通りすがりの者だ。 370 00:36:58,783 --> 00:37:05,056 だが 盗人を見かけたら放っておけぬ。 371 00:37:05,056 --> 00:37:10,562 まして 雲霧とならば。 372 00:37:10,562 --> 00:37:31,249 ♬~ 373 00:37:31,249 --> 00:37:34,085 (橋が崩れる音) 374 00:37:34,085 --> 00:37:40,091 ♬~ 375 00:37:43,762 --> 00:37:47,065 誰か… 誰か! 助けてくれ! 376 00:37:48,633 --> 00:37:51,402 ああっ… うっ…。 377 00:37:51,402 --> 00:37:54,606 大沢様! 丹波守様! 378 00:37:54,606 --> 00:38:01,045 三好様! (カラスの鳴き声)かっ… あっ…。 379 00:38:01,045 --> 00:38:04,849 誰か! 誰でもいいよ! おい! 380 00:38:22,433 --> 00:39:06,344 ♬~ 381 00:39:06,344 --> 00:39:09,881 (式部) まことに 面目次第もござりませぬ。 382 00:39:09,881 --> 00:39:15,053 早くに 藤巻の代わりを 決めておくべきであった。 383 00:39:15,053 --> 00:39:18,890 藤巻を戻してはくださりませぬか。 384 00:39:18,890 --> 00:39:22,227 それは ならぬ。 385 00:39:22,227 --> 00:39:29,534 案ずるな。 藤巻などより よほど すぐれた者を遣わすほどにのう。 386 00:39:33,938 --> 00:39:36,074  回想 悔しゅうござる。 387 00:39:36,074 --> 00:39:43,748 今 この時も 不届き者が 世の中に のさばっていると申すに…。 388 00:39:43,748 --> 00:39:46,784 くれぐれも早まるなよ。 389 00:39:46,784 --> 00:40:22,287 ♬~ 390 00:40:22,287 --> 00:40:27,125  回想 もう一人の火付盗賊改…。 391 00:40:27,125 --> 00:40:30,995 いや ただの通りすがりの者だ。 392 00:40:30,995 --> 00:40:36,134 盗人を見かけたら放っておけぬ。 393 00:40:36,134 --> 00:40:41,005 まして 雲霧とならば。 394 00:40:41,005 --> 00:40:52,684 ♬~ 395 00:40:52,684 --> 00:40:56,154 これをやろう。 (2人)ありがとう。 396 00:40:56,154 --> 00:41:15,273 ♬~ 397 00:41:15,273 --> 00:41:18,276 梅は 幼い頃の私に似ている。 398 00:41:18,276 --> 00:41:21,145 女一人で生きる覚悟が浮かんでいる。 399 00:41:21,145 --> 00:41:23,147 そなたの目と同じじゃ。 400 00:41:23,147 --> 00:41:26,884 賊は一人残らず 地獄に送ってやるわ。 401 00:41:26,884 --> 00:41:33,091 積み上げた金は やがて どこかへ崩れ落ちる。 402 00:41:35,293 --> 00:42:55,106 ♬~