1 00:01:57,252 --> 00:02:00,121 2 00:02:00,121 --> 00:02:04,125 ♪(鞍馬天狗)鞍馬の山の… 3 00:02:04,125 --> 00:02:08,129 (ナレーター)<紋は天狗の羽団扇 剣は伊藤一刀流> 4 00:02:08,129 --> 00:02:14,135 <正義の刃に命を懸けて この世の悪は許しておけぬ> 5 00:02:14,135 --> 00:02:18,135 <いざ 見参! 鞍馬天狗> 6 00:02:27,148 --> 00:02:45,148 ・~ 7 00:02:47,168 --> 00:02:57,111 ・~ 8 00:02:57,111 --> 00:03:00,111 (るい)お待たせいたしました 9 00:03:04,118 --> 00:03:06,120 お待たせいたしました 10 00:03:06,120 --> 00:03:08,122 (男性)いいけつ (るい)やめてください! 11 00:03:08,122 --> 00:03:12,126 ハハッ… ええやないか ええ? 減るもんじゃあるめえし 12 00:03:12,126 --> 00:03:14,128 こないな店で 気取って どないするねん 13 00:03:14,128 --> 00:03:17,131 (男性)そうだ そうだ (客たちの笑い声) 14 00:03:17,131 --> 00:03:20,131 (男性) やることやってんだろうが ええ? 15 00:03:22,136 --> 00:03:24,136 もし! 16 00:03:26,140 --> 00:03:29,140 すいません お人違いでございました 17 00:03:33,147 --> 00:03:36,150 (万造)ヘヘヘヘッ… (るい)万造さん 18 00:03:36,150 --> 00:03:39,153 あの男が帰ってきよったと 思たんかいな? 19 00:03:39,153 --> 00:03:41,155 あかん あかん 20 00:03:41,155 --> 00:03:45,159 京にはな きれいな女子が ようけ おんねやさかいに 21 00:03:45,159 --> 00:03:49,163 ところで 金の工面は ついたんやろな? 22 00:03:49,163 --> 00:03:52,166 もう少し待ってください (万造)あと30両やで 23 00:03:52,166 --> 00:03:55,169 酒場勤めで返せる金かいな 24 00:03:55,169 --> 00:03:59,107 おるいはん 死んだ父親の借金で・ 25 00:03:59,107 --> 00:04:03,111 若いあんたが 苦労することあらへんがな 26 00:04:03,111 --> 00:04:06,114 わしの女なったらな 借金は棒引きにしたるよって 27 00:04:06,114 --> 00:04:08,114 なっ? (るい)そのお話は また… 28 00:04:10,118 --> 00:04:15,123 ええ女子やなぁ たまらんな ハハハッ… 29 00:04:15,123 --> 00:04:20,128 (お兼)ねえ 旦那 いっそのこと お店は吉兵衛さんに任せて・ 30 00:04:20,128 --> 00:04:25,133 2人で どっか涼しいとこ行って のんびりしませんか? フフフッ… 31 00:04:25,133 --> 00:04:35,143 ・~ 32 00:04:35,143 --> 00:04:39,147 (典膳)守屋くん (守屋)倉田さん 33 00:04:39,147 --> 00:04:41,147 どうしたんだ? こんな所で 34 00:04:44,152 --> 00:04:46,154 山城屋か 35 00:04:46,154 --> 00:04:50,158 ここの主は 勤王方に しばしば 資金を用立ててくれるそうだな 36 00:04:50,158 --> 00:04:52,160 今日も そのことで? 37 00:04:52,160 --> 00:04:55,163 あっ いや そうではないのです この先に ちょっと用事が 38 00:04:55,163 --> 00:04:58,163 では 先を急ぎますので… 39 00:05:03,104 --> 00:05:05,106 (お兼)どなたですか? 40 00:05:05,106 --> 00:05:11,112 守屋小四郎 長浜出身の同志でな 真面目な男だ 41 00:05:11,112 --> 00:05:15,112 ふ~ん… でも なんだか深刻そうでしたね 42 00:05:38,139 --> 00:05:42,139 (伊平)旦那はん 守屋さまが お見えでございます 43 00:05:51,152 --> 00:05:58,092 実は 先日の件で もう一度 お願いに上がったのですが… 44 00:05:58,092 --> 00:06:03,097 (山城屋)そのことやったら お断りしたやおへんか 45 00:06:03,097 --> 00:06:06,100 大義のためなら ともかく 46 00:06:06,100 --> 00:06:11,100 私事のために お金は お貸しできまへんな 47 00:06:21,115 --> 00:06:23,117 (役人)ほら 下がれ 48 00:06:23,117 --> 00:06:25,119 (宮坂)どけどけ! 49 00:06:25,119 --> 00:06:30,124 ・~ 50 00:06:30,124 --> 00:06:34,128 (新八)下手人は 守屋って奴に間違えねえんだな? 51 00:06:34,128 --> 00:06:39,133 へい きっと旦那はんが 借金を断りはったからどす 52 00:06:39,133 --> 00:06:41,135 悲鳴を聞いて 駆けつけたときには・ 53 00:06:41,135 --> 00:06:45,135 もう 守屋さまのお姿は どこにも 54 00:06:50,144 --> 00:06:52,146 この銭箱には いくら入ってたんだ? 55 00:06:52,146 --> 00:06:55,149 500両くらいや ありまへんやろか 56 00:06:55,149 --> 00:06:58,085 よし 下手人が分かってりゃ 造作もねえ事件だ 57 00:06:58,085 --> 00:07:00,087 俺に任しときな すぐに ひっ捕らえてやる 58 00:07:00,087 --> 00:07:03,090 (宮坂)その必要はない (新八)あなたは? 59 00:07:03,090 --> 00:07:09,096 (宮坂)京都所司代与力 宮坂半兵衛 この一件 我々に預けてもらおう 60 00:07:09,096 --> 00:07:12,099 しかし これは町方の役目では? 61 00:07:12,099 --> 00:07:16,103 奉行の許しは既に得てある よいな? 62 00:07:16,103 --> 00:07:20,107 (お兼)へえ~ 所司代の与力がね (新八)ああ 63 00:07:20,107 --> 00:07:23,110 行き先は 守屋の国元の 長浜に違いねえってんで・ 64 00:07:23,110 --> 00:07:25,112 手勢を7人も連れて 追っかけていきやがった 65 00:07:25,112 --> 00:07:28,115 (お兼)フッ… じゃ あんたの出る幕じゃないね 66 00:07:28,115 --> 00:07:32,119 あ~あ… せっかく 手柄立てられると思ったのに 67 00:07:32,119 --> 00:07:34,121 (吉兵衛) かえって良かったんちゃうか? 68 00:07:34,121 --> 00:07:37,124 お前に任しといたら 下手人 捕まえるころには・ 69 00:07:37,124 --> 00:07:39,124 俺は もう 60のじじいになっとるわな 70 00:07:41,128 --> 00:07:43,130 (杉作) おいらは30だね ハハハッ… 71 00:07:43,130 --> 00:07:46,133 チェッ… 馬鹿にして! (吉兵衛)ハハハッ… 72 00:07:46,133 --> 00:07:49,136 いっそ同心辞めて うちの 飯炊きにでもなったら どうや? 73 00:07:49,136 --> 00:07:52,139 そりゃいいや! 新八さん 十手より・ 74 00:07:52,139 --> 00:07:55,142 火吹き竹のほうが 似合うんじゃねえのか? 75 00:07:55,142 --> 00:07:58,079 (新八)みんなで いじめて… (吉兵衛)ハハハッ… 76 00:07:58,079 --> 00:08:02,083 どうも 守屋さんの様子 ただ事じゃないと思ったら… 77 00:08:02,083 --> 00:08:05,086 人間 欲が絡むと怖いもんですね 78 00:08:05,086 --> 00:08:08,089 だが 所司代の動き 妙だと思わんか? 79 00:08:08,089 --> 00:08:11,092 妙って何がですか? 80 00:08:11,092 --> 00:08:14,095 知らせを受けて すぐに奉行の許可を得るとは・ 81 00:08:14,095 --> 00:08:17,098 あまりにも手際がよすぎる 82 00:08:17,098 --> 00:08:20,101 そういえば 浪人1人捕まえるのに・ 83 00:08:20,101 --> 00:08:25,101 何人もの手勢を連れてくなんて ちょっと大げさですよね 84 00:08:28,109 --> 00:08:31,109 何かあるな これは 85 00:08:35,116 --> 00:08:38,119 ・(村岡)待て! 86 00:08:38,119 --> 00:08:40,119 (村岡)待て! 87 00:08:42,123 --> 00:08:45,126 守屋小四郎だな? (守屋)いかにも 88 00:08:45,126 --> 00:08:48,129 (村岡)山城屋を殺し 500両を奪った下手人として・ 89 00:08:48,129 --> 00:08:52,133 貴様を捕縛する (守屋)山城屋を? 何のことだ? 90 00:08:52,133 --> 00:08:56,133 (村岡)言い訳無用! 神妙にお縄を受けろ それ! 91 00:08:58,072 --> 00:09:01,075 (宮坂) 手向かいするか 斬り捨てい! 92 00:09:01,075 --> 00:09:18,092 ・~ 93 00:09:18,092 --> 00:09:21,095 ウワッ! アアーッ! 94 00:09:21,095 --> 00:09:24,098 (宮坂) 捜せ! 必ず息の根を止めるのだ 95 00:09:24,098 --> 00:09:26,098 (配下たち)はっ! 96 00:09:28,102 --> 00:09:32,102 (宮坂)捜せ! 捜せ! 97 00:09:40,114 --> 00:09:44,118 奴には女がいると聞いておる 居場所を捜すんだ 98 00:09:44,118 --> 00:09:46,118 はっ… 99 00:09:49,123 --> 00:09:52,126 ・(るい) 女将さん お先に失礼します 100 00:09:52,126 --> 00:09:54,126 ・(女将)はい ご苦労さん 101 00:09:59,066 --> 00:10:04,071 (万造)ヘヘヘヘッ… 今日という今日は帰しまへんで 102 00:10:04,071 --> 00:10:08,075 えっ? ちょ… (るい)いや! いや! 103 00:10:08,075 --> 00:10:13,080 わしもな 辛抱たまらんねや なっ? ええやろ? ええやろうて 104 00:10:13,080 --> 00:10:17,084 アイタタタ… もっと痛い目に遭いたいか? 105 00:10:17,084 --> 00:10:21,088 イタタ! か… 堪忍や! 堪忍 106 00:10:21,088 --> 00:10:23,088 ハァハァハァ… 107 00:10:27,094 --> 00:10:31,098 大丈夫ですか? るいさん あなたさまは 一体… 108 00:10:31,098 --> 00:10:35,102 私は倉田典膳 守屋くんの友人です 109 00:10:35,102 --> 00:10:38,102 小四郎さまの? 110 00:10:40,107 --> 00:10:46,113 あの人が そのような悪いことを… 疑われても無理ないのは確かです 111 00:10:46,113 --> 00:10:49,116 でも なぜ それを私に? 112 00:10:49,116 --> 00:10:53,120 守屋くんには 将来を約束した人が いると聞いていました 113 00:10:53,120 --> 00:10:59,059 京を出たとなれば その人の所へ来るのではないかと 114 00:10:59,059 --> 00:11:01,061 それは考えられません 115 00:11:01,061 --> 00:11:05,065 もう終わったことなのですから 終わった? 116 00:11:05,065 --> 00:11:12,072 はい あの人は私より 大義に 生きることを選んだのですから 117 00:11:12,072 --> 00:11:15,075 学者だった私の父のもとには・ 118 00:11:15,075 --> 00:11:19,079 毎日のように若い方たちが 話を聞きに見えていました 119 00:11:19,079 --> 00:11:23,083 小四郎さまは その中でも特に熱心で・ 120 00:11:23,083 --> 00:11:26,086 父のお気に入りだったのです 121 00:11:26,086 --> 00:11:32,092 ・~ 122 00:11:32,092 --> 00:11:35,095 ご熱心ですのね 123 00:11:35,095 --> 00:11:40,100 本当は あなたの 入れてくれたお茶が飲みたくて・ 124 00:11:40,100 --> 00:11:42,102 こうして ぐずぐず残っていたんです 125 00:11:42,102 --> 00:11:44,104 まあ! 126 00:11:44,104 --> 00:11:52,112 ・~ 127 00:11:52,112 --> 00:11:54,114 いただきます 128 00:11:54,114 --> 00:12:01,121 ・~ 129 00:12:01,121 --> 00:12:04,124 やっぱり おいしい (るい)フフッ… 130 00:12:04,124 --> 00:12:07,127 (るい) 毎日 顔を合わせているうちに・ 131 00:12:07,127 --> 00:12:10,130 私たちは 次第に惹かれ合うようになって・ 132 00:12:10,130 --> 00:12:15,135 やがては 将来の約束を交わしました 133 00:12:15,135 --> 00:12:18,138 机上の学問が 何の役に立ちます? 134 00:12:18,138 --> 00:12:22,142 命懸けで働いてこそ 新しい世が 生まれるんではないのですか? 135 00:12:22,142 --> 00:12:25,145 (るい)争いの渦中に飛び込めば・ 136 00:12:25,145 --> 00:12:29,149 生きて帰ってこれるかも 定かではありません 137 00:12:29,149 --> 00:12:34,154 でも 小四郎さまは 私が止めるのも聞かず・ 138 00:12:34,154 --> 00:12:38,154 長浜を出ていってしまったのです 139 00:12:42,162 --> 00:12:47,167 男として信じる道を生きたいと 願う気持ちは分かります 140 00:12:47,167 --> 00:12:49,169 でも 小四郎さまは・ 141 00:12:49,169 --> 00:12:53,173 残される女の気持ちなど 少しも考えては くださらなかった 142 00:12:53,173 --> 00:12:59,113 しかし あなたは 今でも守屋くんのことを… 143 00:12:59,113 --> 00:13:04,118 5年の間 一度として 便りをくれたこともないのです 144 00:13:04,118 --> 00:13:08,118 もう忘れるよりほかに すべはありません 145 00:13:11,125 --> 00:13:14,125 失礼いたします 146 00:14:02,109 --> 00:14:06,113 るいさん (るい)小四郎さま! 147 00:14:06,113 --> 00:14:13,120 驚かせて すまぬ 訳あって追われているのだ 148 00:14:13,120 --> 00:14:15,122 訳は存じております 149 00:14:15,122 --> 00:14:18,125 えっ? 誰から聞いたんです? 150 00:14:18,125 --> 00:14:21,128 倉田典膳とおっしゃる方からです 151 00:14:21,128 --> 00:14:25,132 倉田さん? 倉田さんが なぜ… 152 00:14:25,132 --> 00:14:27,134 小四郎さま 153 00:14:27,134 --> 00:14:30,137 人を殺めて お金を奪ったと いうのは誠でございますか? 154 00:14:30,137 --> 00:14:36,137 違う! 私は ただ これをそなたに… 155 00:14:38,145 --> 00:14:40,147 やはり いたか 守屋 156 00:14:40,147 --> 00:14:43,147 かまわぬ 斬り捨てい! (大倉たち)はっ! 157 00:14:50,157 --> 00:14:54,161 (るい)小四郎さま こちらへ (守屋)オリャ! 158 00:14:54,161 --> 00:14:58,098 (宮坂)逃がすな! 追えー! (村岡)待てー! 159 00:14:58,098 --> 00:15:01,101 待てー! (配下)待て! 160 00:15:01,101 --> 00:15:03,101 死ねー! 161 00:15:07,107 --> 00:15:09,109 (斬りつける音) 162 00:15:09,109 --> 00:15:12,112 (るい)小四郎さま! (守屋)るいさん! 163 00:15:12,112 --> 00:15:15,115 るいさん 逃げろ! (配下たち)ウワッ! 164 00:15:15,115 --> 00:15:18,118 (宮坂)追えー! (村岡)待てー! 165 00:15:18,118 --> 00:15:21,121 何奴・ 倉田典膳 166 00:15:21,121 --> 00:15:25,125 典膳? 貴様が天狗か! 167 00:15:25,125 --> 00:15:29,129 どけい! ここを通すわけにはゆかん 168 00:15:29,129 --> 00:15:31,131 (宮坂)ええい 斬れ! 169 00:15:31,131 --> 00:15:41,141 ・~ 170 00:15:41,141 --> 00:15:43,143 (宮坂)ひ… ひけ! 171 00:15:43,143 --> 00:15:48,143 ・~ 172 00:16:01,095 --> 00:16:05,095 ウッ… (るい)さあ 傷のお手当てを 173 00:16:10,104 --> 00:16:13,104 (袖口を裂く音) 174 00:16:23,117 --> 00:16:25,119 懐かしいな 175 00:16:25,119 --> 00:16:31,125 あのころ よく 琵琶湖を眺めに2人で ここへ 176 00:16:31,125 --> 00:16:33,125 小四郎さま… 177 00:16:36,130 --> 00:16:40,134 私は不器用な男だ 178 00:16:40,134 --> 00:16:42,136 勤王運動と そなた・ 179 00:16:42,136 --> 00:16:46,140 2つを両立させることは できないと思っていた 180 00:16:46,140 --> 00:16:51,145 しかし どうしても そなたを 忘れることができなかった 181 00:16:51,145 --> 00:16:56,145 私も 本当は ずっと あなたの お帰りをお待ちしておりました 182 00:16:58,085 --> 00:17:01,088 (小判の音) 183 00:17:01,088 --> 00:17:03,090 これは? 184 00:17:03,090 --> 00:17:10,097 ・~ 185 00:17:10,097 --> 00:17:14,101 風の便りで 先生が亡くなり・ 186 00:17:14,101 --> 00:17:18,105 残った借金で そなたが 苦しんでることを知ったのだ 187 00:17:18,105 --> 00:17:25,112 私は なんとか力になりたくて 山城屋から この30両を借りた 188 00:17:25,112 --> 00:17:27,114 しかし それが いつの間にか・ 189 00:17:27,114 --> 00:17:33,120 山城屋を殺し 500両を 奪ったことにされてしまったのだ 190 00:17:33,120 --> 00:17:37,120 るいさん 信じてくれ! 191 00:17:41,128 --> 00:17:43,128 るいさん 192 00:17:47,134 --> 00:17:49,134 (鶏の鳴き声) 193 00:18:11,091 --> 00:18:15,095 るいさん! 倉田さま お待ちしておりました 194 00:18:15,095 --> 00:18:18,098 私も ゆうべから捜していました 守屋くんは無事ですか? 195 00:18:18,098 --> 00:18:21,101 ええ そのことで あなたさまにお願いが… 196 00:18:21,101 --> 00:18:26,106 では あなたに30両を渡すのが 守屋くんの目的だったのですか 197 00:18:26,106 --> 00:18:29,109 (るい)それも 山城屋さんから きちんと お借りしたお金 198 00:18:29,109 --> 00:18:33,113 あの人は 無実の罪を着せられているのです 199 00:18:33,113 --> 00:18:37,117 るいさん 守屋くんは 一度は あなたを捨てた 200 00:18:37,117 --> 00:18:41,121 それでも信じるというのですね? 201 00:18:41,121 --> 00:18:45,125 小四郎さまが この5年を どれほど一途に生きてきたのか 202 00:18:45,125 --> 00:18:49,129 それに気づかず恨んだのは 女の身勝手 203 00:18:49,129 --> 00:18:51,131 恥ずかしいと思ってます 204 00:18:51,131 --> 00:18:54,134 それを聞いて 私もうれしい 205 00:18:54,134 --> 00:18:57,070 私も 守屋くんの潔白を信じています 206 00:18:57,070 --> 00:19:01,070 倉田さま どうか あの人を助けてあげてください 207 00:19:04,077 --> 00:19:07,080 まだ つかめんのか? 守屋の行方は 208 00:19:07,080 --> 00:19:11,084 (大倉)はぁ… 守屋には天狗がついています 209 00:19:11,084 --> 00:19:14,087 たとえ行方が つかめても ひと筋縄では… 210 00:19:14,087 --> 00:19:17,090 しかし この機会を逃す手はない 211 00:19:17,090 --> 00:19:20,093 どのような手段を 用いてもかまわん 212 00:19:20,093 --> 00:19:24,097 守屋ともども憎き天狗を 葬り去るのだ (2人)はっ! 213 00:19:24,097 --> 00:19:27,100 (村岡)宮坂さん 214 00:19:27,100 --> 00:19:31,104 こやつが女の居所を知っていると (宮坂)なに? どこだ? 215 00:19:31,104 --> 00:19:35,104 言うたら ご褒美いただけまっか? 216 00:19:37,110 --> 00:19:42,115 ヘヘヘヘッ… あっ この先の旅籠ですねんけどね 217 00:19:42,115 --> 00:19:46,119 わて もっとええこと知ってまんねん 218 00:19:46,119 --> 00:19:49,122 どんなことだ? (万造)へい 219 00:19:49,122 --> 00:19:54,127 昔 あの2人が逢い引きに使うてた お堂でんがな ヘヘヘヘッ… 220 00:19:54,127 --> 00:19:59,066 ・~ 221 00:19:59,066 --> 00:20:01,068 (守屋)ヤーッ! 222 00:20:01,068 --> 00:20:03,070 血迷うな 私だ 223 00:20:03,070 --> 00:20:08,075 倉田さん! どうして ここが… るいさんが知らせてくれたんだ 224 00:20:08,075 --> 00:20:12,075 なんとしても 君を 助けたい一心でな るいさんが… 225 00:20:22,089 --> 00:20:25,092 (村岡)おい! (るい)あなた方… 226 00:20:25,092 --> 00:20:28,095 助けて いや… いや! 227 00:20:28,095 --> 00:20:32,099 山城屋は 確かに金を貸してくれたのだな? 228 00:20:32,099 --> 00:20:36,103 はい 一度は断られたのですが・ 229 00:20:36,103 --> 00:20:41,108 思い切って るいさんのことを 打ち明けたところ… 230 00:20:41,108 --> 00:20:45,112 そうどすか お侍のお嬢はんが居酒屋で… 231 00:20:45,112 --> 00:20:47,114 そら つろうおすやろな 232 00:20:47,114 --> 00:20:51,118 分かりました 30両 お貸ししまひょ 233 00:20:51,118 --> 00:20:53,120 かたじけない 234 00:20:53,120 --> 00:20:55,122 なるほど 235 00:20:55,122 --> 00:20:57,057 どうやら 誠の下手人は・ 236 00:20:57,057 --> 00:21:00,060 それを知って 君を利用したらしいな 237 00:21:00,060 --> 00:21:07,067 守屋くん そのとき 山城屋の ほかに誰かいなかったか? 238 00:21:07,067 --> 00:21:11,071 (山城屋)私事のために お金は お貸しできまへんな 239 00:21:11,071 --> 00:21:18,078 ・~ 240 00:21:18,078 --> 00:21:21,081 伊平が… 241 00:21:21,081 --> 00:21:25,085 伊平? 山城屋の番頭です 242 00:21:25,085 --> 00:21:30,090 そういえば 君が下手人だと 証言したのも番頭だったそうだ 243 00:21:30,090 --> 00:21:34,094 しかし あの男が山城屋を殺したとは… 244 00:21:34,094 --> 00:21:38,094 うん 必ず後ろに黒幕がいるはずだ 245 00:21:50,110 --> 00:21:53,113 (宮坂)《女の身柄は預かった》 246 00:21:53,113 --> 00:21:57,117 《返してほしくば 下坂浜の地蔵の前に来い》 247 00:21:57,117 --> 00:21:59,117 倉田さん! 248 00:22:07,127 --> 00:22:09,127 (村岡)来ました 249 00:22:20,140 --> 00:22:25,145 来たか 刀を捨てろ 250 00:22:25,145 --> 00:22:28,148 (るい)いけません 小四郎さま 私にかまわず逃げて! 251 00:22:28,148 --> 00:22:33,153 ハハハハッ… 大罪人にしては よい覚悟だ 252 00:22:33,153 --> 00:22:38,158 何を言う 私は断じて罪など犯していない 253 00:22:38,158 --> 00:22:41,161 今となっては どちらでもよいことよ 254 00:22:41,161 --> 00:22:44,164 おぬしの命さえ もらえば 我々の仕事は片づくのだ 255 00:22:44,164 --> 00:22:48,168 ・ ついに本音を吐いたな 256 00:22:48,168 --> 00:22:51,168 宮坂半兵衛 257 00:22:53,173 --> 00:22:57,110 現れたな 天狗 258 00:22:57,110 --> 00:23:00,113 番頭 伊平と結託し・ 259 00:23:00,113 --> 00:23:03,116 守屋くんを陥れることが できたのは おぬししかいない 260 00:23:03,116 --> 00:23:09,122 つまり おぬしこそ 山城屋を殺し 500両を奪った誠の下手人だ 261 00:23:09,122 --> 00:23:13,126 (宮坂) さすがは天狗 血の巡りはよいな 262 00:23:13,126 --> 00:23:16,126 だが 誘いに乗ったのが運の尽き 263 00:23:18,131 --> 00:23:23,131 下手に動けば 女の命はない 諦めて あの世に行け 264 00:23:28,141 --> 00:23:30,141 (斬りつける音) (るい)小四郎さま! 265 00:23:33,146 --> 00:23:36,149 (るい)小四郎さま! 266 00:23:36,149 --> 00:23:38,151 (縄を切る音) 267 00:23:38,151 --> 00:23:40,153 私利私欲のために・ 268 00:23:40,153 --> 00:23:46,159 罪もない人の命を奪った 貴様の所業 天が許さん 269 00:23:46,159 --> 00:23:50,163 おとなしく土に還れ 270 00:23:50,163 --> 00:23:54,167 なにぃ? (村岡)おのれー! 271 00:23:54,167 --> 00:24:09,115 ・~ 272 00:24:09,115 --> 00:24:11,117 (斬る音) 273 00:24:11,117 --> 00:24:24,130 ・~ 274 00:24:24,130 --> 00:24:26,132 (斬る音) 275 00:24:26,132 --> 00:24:29,132 アアッ! ウウッ… 276 00:24:41,147 --> 00:24:44,150 守屋くん かたじけない 277 00:24:44,150 --> 00:24:47,150 大丈夫か? はい 278 00:24:49,155 --> 00:24:53,155 これのおかげで助かりました 279 00:25:03,103 --> 00:25:05,105 いい眺めだ 280 00:25:05,105 --> 00:25:10,110 争いのない平和な世の中が来れば もっと美しく見えることだろう 281 00:25:10,110 --> 00:25:14,110 そのためにも 今 我々が頑張らねば 282 00:25:16,116 --> 00:25:18,118 京に戻るつもりなのか? 283 00:25:18,118 --> 00:25:21,121 はっ… (るい)私がお願いいたしました 284 00:25:21,121 --> 00:25:23,123 一緒に京へ上り・ 285 00:25:23,123 --> 00:25:27,127 小四郎さまのお務めを 陰ながら お手伝いしたいと 286 00:25:27,127 --> 00:25:30,130 それは心強い 287 00:25:30,130 --> 00:25:33,133 では 京で待っているぞ はい 288 00:25:33,133 --> 00:25:35,135 <そのころ 京では・ 289 00:25:35,135 --> 00:25:40,140 知らせを受けた新八の手で 伊平が捕らえられていた> 290 00:25:40,140 --> 00:25:46,146 <5年の歳月を経て 再び結ばれた若い2人の姿に・ 291 00:25:46,146 --> 00:25:50,150 すがすがしい感動を覚えつつ・ 292 00:25:50,150 --> 00:25:55,150 心も新たに 京への帰路に就く天狗であった> 293 00:25:57,090 --> 00:26:02,095 ・『泣くなよ』 294 00:26:02,095 --> 00:26:09,102 ・~ 295 00:26:09,102 --> 00:26:15,108 ・ 泣くなよ 泣くなよ 泣くなよ 296 00:26:15,108 --> 00:26:25,118 ・ 俺まで 哀しくなるから 297 00:26:25,118 --> 00:26:31,124 ・ 不幸な女にしたくない 298 00:26:31,124 --> 00:26:35,128 ・ さよならの訳 尋ねずに 299 00:26:35,128 --> 00:26:38,131 ・ ワインを揺らすひとだから 300 00:26:38,131 --> 00:26:44,137 ・ 哀しみ染めてその頬に 301 00:26:44,137 --> 00:26:51,144 ・ 涙の雫 光るけど 302 00:26:51,144 --> 00:26:57,083 ・ 生命のすべて 愛と名付けて 303 00:26:57,083 --> 00:27:03,089 ・ ふたり夜をつらぬいた 304 00:27:03,089 --> 00:27:10,096 ・ 泣くなよ 泣くなよ 泣くなよ 305 00:27:10,096 --> 00:27:18,104 ・ 俺まで 哀しくなるから 306 00:27:18,104 --> 00:27:26,104 ・~ 307 00:27:28,114 --> 00:27:31,117 <闇を裂き 鋭く敵を倒す・ 308 00:27:31,117 --> 00:27:33,119 オランダカルタ> 309 00:27:33,119 --> 00:27:38,119 <恐るべき武器で迫りくる 謎の暗殺者の次なる標的は?>