1 00:00:32,078 --> 00:00:35,081 (美雲)脱獄犯…。 えっ 一人で捕まえたんですか!? 2 00:00:35,081 --> 00:00:37,083 (和馬)ああ…。 3 00:00:37,083 --> 00:00:39,085 そうだったんですか…。 4 00:00:39,085 --> 00:00:42,085 ちょっと待ってて。 本部に連絡 入れてくる。 5 00:00:45,091 --> 00:00:48,091 男らしおすなぁ…。 6 00:00:51,097 --> 00:00:53,099 (美雲)この子…。 7 00:00:53,099 --> 00:00:57,103 (美雲)初めまして。 北条 美雲と申します。➡ 8 00:00:57,103 --> 00:01:00,106 この写真 あなたですよね? 9 00:01:00,106 --> 00:01:02,108 (杏)うん。 10 00:01:02,108 --> 00:01:05,111 この男性をご存じですか? 11 00:01:05,111 --> 00:01:07,113 パパだ。 (美雲)パパ? 12 00:01:07,113 --> 00:01:10,116 うん! 13 00:01:10,116 --> 00:01:12,118 あなた… お名前は? 14 00:01:12,118 --> 00:01:14,120 名前? 私の名前は…。 15 00:01:14,120 --> 00:01:17,120 (小夏)知らない人に教えたら 駄目だよ! 行こう! 16 00:01:19,125 --> 00:01:22,128 あの子…。 17 00:01:22,128 --> 00:01:26,128 まさか Lの娘との…。 18 00:01:31,070 --> 00:01:34,073 (バイブレーターの音) (猿彦)お嬢さま?➡ 19 00:01:34,073 --> 00:01:36,075 お嬢さま 今 どちらに?➡ 20 00:01:36,075 --> 00:01:40,079 聞こえてますか? お嬢さま! 21 00:01:40,079 --> 00:01:45,084 猿彦…。 Lは死んでなんかおへん…。 22 00:01:45,084 --> 00:01:51,090 のうのうと生きて 桜庭 和馬との間に…。 23 00:01:51,090 --> 00:01:54,093 危ないです。 歩道の脇に寄って座ってください。 24 00:01:54,093 --> 00:01:58,097 (英語のアナウンス) 25 00:01:58,097 --> 00:02:00,433 何? 何なん? これ…。 26 00:02:00,433 --> 00:02:02,435 (猿彦)お嬢さま! 27 00:02:02,435 --> 00:02:06,105 (警報音) 28 00:02:06,105 --> 00:02:08,775 ごめんなさい。 吹きかけます。 29 00:02:08,775 --> 00:02:12,111 えっ な… 何を? (英語のアナウンス) 30 00:02:12,111 --> 00:02:27,126 ♬~ 31 00:02:27,126 --> 00:02:29,128 (マツ)渉! (悦子)渉! 32 00:02:29,128 --> 00:02:31,064 (マツ)渉! 返事し! 33 00:02:31,064 --> 00:02:34,067 (華)お父さん! 何かあったの? (尊)分からない。 34 00:02:34,067 --> 00:02:36,067 渉 どうしたんだ? 何があった? 35 00:02:45,078 --> 00:02:49,078 ≪(尊)聞いてるのか? おい 渉! 36 00:02:52,085 --> 00:02:54,087 何でもない。 誤報。 37 00:02:54,087 --> 00:02:57,090 誤報? うん そう。 たまにある。 38 00:02:57,090 --> 00:02:59,092 (悦子)えっ? あったっけ? 誤報なんて。 39 00:02:59,092 --> 00:03:02,095 人は年を取ると 年々 記憶力が低下するといわれている。 40 00:03:02,095 --> 00:03:04,097 (マツ)脳の老化やな。 (悦子)老化!? 41 00:03:04,097 --> 00:03:06,099 何よ それ! 私のこと➡ 42 00:03:06,099 --> 00:03:08,101 年取ったクソババアだって 言いたいの!? 43 00:03:08,101 --> 00:03:10,770 全然 そんなこと言ってないから。 被害妄想やな。 44 00:03:10,770 --> 00:03:12,772 (尊)悦子 落ち着け。 (悦子)だって 渉が➡ 45 00:03:12,772 --> 00:03:15,108 ひどいこと言うのよ! 老化だなんて➡ 46 00:03:15,108 --> 00:03:18,111 私が一番聞きたくない言葉よ! (尊)渉は そこまで言ってない。 47 00:03:18,111 --> 00:03:20,113 幻聴やな。 (悦子)な… 何よ! 48 00:03:20,113 --> 00:03:22,115 耳まで老化してるっていうの!? 49 00:03:22,115 --> 00:03:24,117 (華)それ言ってるの 全部 おばあちゃんだから。 50 00:03:24,117 --> 00:03:27,120 俺 寝る。 何だか 胸が締め付けられて苦しい。 51 00:03:27,120 --> 00:03:29,122 お兄ちゃん 大丈夫? あっ 渉! 52 00:03:29,122 --> 00:03:32,058 まだ 話は終わってないわよ! お願い 訂正して! 53 00:03:32,058 --> 00:03:34,060 (悦子)あっ… 渉!? 54 00:03:34,060 --> 00:03:38,064 もういいでしょ。 でも ホントよかった 誤報で。 55 00:03:38,064 --> 00:03:41,067 ああ そうだな。 (悦子)渉 出てきなさい! 56 00:03:41,067 --> 00:03:43,069 (マツ)誤報 誤報 誤報。 (悦子)貸しなさい!➡ 57 00:03:43,069 --> 00:03:46,072 渉 訂正して! 渉! 58 00:03:46,072 --> 00:03:48,074 (猿彦)お嬢さま。 59 00:03:48,074 --> 00:03:53,079 本当に 何も覚えていないのですか? 60 00:03:53,079 --> 00:03:58,084 何や ものすごう大切なことを つかんだ気がすんのに➡ 61 00:03:58,084 --> 00:04:00,753 何で うちは あの場所に…。 ≪(男)ぶっ殺してやるよ! 62 00:04:00,753 --> 00:04:03,089 ≪(女)や… やめて! 63 00:04:03,089 --> 00:04:08,094 お嬢さまは 確かに言っておられました。➡ 64 00:04:08,094 --> 00:04:11,097 「Lは死んでなんかおへん」➡ 65 00:04:11,097 --> 00:04:15,101 「のうのうと生きて 桜庭 和馬との間に…」と。 66 00:04:15,101 --> 00:04:17,103 桜庭先輩と!? 67 00:04:17,103 --> 00:04:20,106 桜庭先輩との間に 何があったんや!? 68 00:04:20,106 --> 00:04:22,108 (猿彦)分かりません。 そこで 何者かに➡ 69 00:04:22,108 --> 00:04:24,110 襲撃されたのではないかと。 70 00:04:24,110 --> 00:04:28,114 そんな大事なことを 忘れてしまうやなんて…。 71 00:04:28,114 --> 00:04:31,050 ≪(男)ヘヘヘ! 俺は 生まれながらのモンスターだ!➡ 72 00:04:31,050 --> 00:04:33,052 俺とお前は ここで死ぬんだ! 73 00:04:33,052 --> 00:04:36,055 ≪(女)キャーッ! 74 00:04:36,055 --> 00:04:40,059 Lや… Lの仕業や! 75 00:04:40,059 --> 00:04:42,061 (猿彦)その可能性は 否定できないかと。 76 00:04:42,061 --> 00:04:45,064 猿彦。 何で うちが忘れてしもうたんか➡ 77 00:04:45,064 --> 00:04:48,064 隅々まで調べるんや。 78 00:04:51,070 --> 00:04:53,070 (尊)渉 起きてるか? 79 00:05:00,079 --> 00:05:03,082 おうちの人が働いてるの 見たことあるって人? 80 00:05:03,082 --> 00:05:05,084 (児童たち)はーい。 81 00:05:05,084 --> 00:05:07,086 (担任) はい 手を下ろしてください。➡ 82 00:05:07,086 --> 00:05:10,089 今度の課外授業は おうちの人の仕事を見学して➡ 83 00:05:10,089 --> 00:05:12,091 取材をしてきてもらおうと 思います。 84 00:05:12,091 --> 00:05:15,094 (歓声) 85 00:05:15,094 --> 00:05:17,096 (担任) 発表もしてもらいますからね。➡ 86 00:05:17,096 --> 00:05:21,096 分かったかな? (児童たち)はーい! 87 00:05:23,102 --> 00:05:25,104 「子どもさんかん日」? うん! 88 00:05:25,104 --> 00:05:28,107 パパの仕事を見に行けるの! 89 00:05:28,107 --> 00:05:30,109 あっ… ああ…。 90 00:05:30,109 --> 00:05:33,045 いや でも パパのお仕事は 危ないから➡ 91 00:05:33,045 --> 00:05:36,048 見に行けないと思うよ? そうだな…。 92 00:05:36,048 --> 00:05:39,051 パパ 事件を追ってるから 危ないと思うな。 93 00:05:39,051 --> 00:05:43,055 あっ でも おうちの人のお仕事に 行けない児童は➡ 94 00:05:43,055 --> 00:05:46,058 給食センターのお仕事が 見学できるみたい。 95 00:05:46,058 --> 00:05:48,060 楽しそうだね。 96 00:05:48,060 --> 00:05:51,063 杏? 97 00:05:51,063 --> 00:05:54,066 パパのお仕事が見たいよ! 98 00:05:54,066 --> 00:05:57,069 どうしても 見に行っちゃ駄目なの!? 99 00:05:57,069 --> 00:06:00,072 ごめんな…。 100 00:06:00,072 --> 00:06:02,074 ごめんね 杏…。 101 00:06:02,074 --> 00:06:05,077 ≪(物音) 102 00:06:05,077 --> 00:06:07,079 マスクメロン食べるか~? 103 00:06:07,079 --> 00:06:10,082 (悦子)せっかく頂いてきたのに 私たちだけじゃ食べ切れなくて。 104 00:06:10,082 --> 00:06:13,085 杏 どうしたんや? 105 00:06:13,085 --> 00:06:16,088 パパのお仕事 見ちゃいけないんだって。 106 00:06:16,088 --> 00:06:18,090 仕事? 小学校で➡ 107 00:06:18,090 --> 00:06:20,090 子どもさんかん日っていうのが あるみたいで。 108 00:06:22,094 --> 00:06:26,098 なるほどな… んっ? 109 00:06:26,098 --> 00:06:29,101 だったら ジイジたちの仕事を 見学してみるか? 110 00:06:29,101 --> 00:06:31,037 えっ? いいの? 111 00:06:31,037 --> 00:06:33,039 もちろんよ! ハラハラドキドキ➡ 112 00:06:33,039 --> 00:06:35,041 刺激的で と~っても楽しい仕事よ! 113 00:06:35,041 --> 00:06:37,043 (マツ)毎日がジェットコースターや! (杏)行きたい! 114 00:06:37,043 --> 00:06:40,046 ちょっと 何 言ってるの!? いいじゃないか。 115 00:06:40,046 --> 00:06:42,048 いずれ 杏にも現場を見せたいと 思っていたんだ。 116 00:06:42,048 --> 00:06:45,051 全然よくありません! そんなの絶対に駄目です! 117 00:06:45,051 --> 00:06:47,053 何でもかんでも駄目って 言ってたら➡ 118 00:06:47,053 --> 00:06:49,055 子供は成長しないのよ? はっ? 119 00:06:49,055 --> 00:06:51,057 《どの口が言ってるの?》 だからといって➡ 120 00:06:51,057 --> 00:06:53,059 尊さんたちの現場には 行かせません! 121 00:06:53,059 --> 00:06:57,063 どうして? ジイジたちのお仕事も 見ちゃ駄目なの? 122 00:06:57,063 --> 00:06:59,065 (尊)かわいそうだな 杏。 123 00:06:59,065 --> 00:07:01,067 親が何でもかんでも 口出しするのは➡ 124 00:07:01,067 --> 00:07:03,069 子供の可能性を摘み取る 最低な行為だ。 125 00:07:03,069 --> 00:07:06,072 《もっともらしい口 利かないでよ 泥棒のくせに》 126 00:07:06,072 --> 00:07:08,074 杏。 ジイジたちが 連れてってやるから大丈夫だ。 127 00:07:08,074 --> 00:07:10,076 (杏)うん! (悦子)杏にも➡ 128 00:07:10,076 --> 00:07:12,078 手伝ってもらおうかしら? ちょっと…。 129 00:07:12,078 --> 00:07:14,080 難しくない? (マツ)お茶の子さいさいや! 130 00:07:14,080 --> 00:07:17,083 さあ いよいよ 杏にも お披露目するときが来たな。➡ 131 00:07:17,083 --> 00:07:21,087 われわれ一家の大仕事を! (杏)楽しみ! 132 00:07:21,087 --> 00:07:24,090 《和君が怒りに震えてる》 133 00:07:24,090 --> 00:07:28,094 《大丈夫だよ 杏に泥棒なんて…》 134 00:07:28,094 --> 00:07:30,696 《そんなの絶対 私が許さないから!》 135 00:07:30,696 --> 00:07:40,696 ♬~ 136 00:10:05,084 --> 00:10:07,086 ノートよし。 鉛筆よし。 137 00:10:07,086 --> 00:10:10,089 ハンカチよし。 ティッシュよし。 華…。 138 00:10:10,089 --> 00:10:12,091 ホントに大丈夫だよね? 139 00:10:12,091 --> 00:10:15,094 うん。 念のため 私もついていくし。 140 00:10:15,094 --> 00:10:18,097 それに 今回ばかりは➡ 141 00:10:18,097 --> 00:10:21,097 本当に 杏のためだって 言ってくれたから。 142 00:10:24,103 --> 00:10:26,105 《いいかげんにしてよ!》 143 00:10:26,105 --> 00:10:28,107 《杏を泥棒の現場に 連れていくなんて➡ 144 00:10:28,107 --> 00:10:30,109 許さないからね!》 《仕方ないだろ》 145 00:10:30,109 --> 00:10:32,111 《和馬君がいる警察署に 連れてくわけにはいかないんだ》 146 00:10:32,111 --> 00:10:34,113 (悦子)《そうよ。 和馬君に子供がいるって➡ 147 00:10:34,113 --> 00:10:37,116 知られちゃっていいの?》 《それはそうだけど…》 148 00:10:37,116 --> 00:10:39,116 《華 安心しろ》 149 00:10:41,120 --> 00:10:43,789 (尊)《レンタルスペースに 連れてくだけだ》 150 00:10:43,789 --> 00:10:45,791 《えっ?》 151 00:10:45,791 --> 00:10:47,793 《俺たちの職場は ここだと 演じてやるんだ》 152 00:10:47,793 --> 00:10:50,129 《私たち一家は 物流関係の仕事を してるって設定でね》 153 00:10:50,129 --> 00:10:52,131 《優しい嘘やな》 154 00:10:52,131 --> 00:10:55,134 (尊)《全ては カワイイ孫 杏のためだ》 155 00:10:55,134 --> 00:10:57,136 《お父さん…》 156 00:10:57,136 --> 00:11:01,140 ならいいんだけど…。 うん。 157 00:11:01,140 --> 00:11:03,142 ≪♬(音楽) 158 00:11:03,142 --> 00:11:05,142 このメロディーは…。 159 00:11:09,148 --> 00:11:11,150 来た。 (円城寺)杏ちゃん➡ 160 00:11:11,150 --> 00:11:14,153 もう お出掛けかい? (杏)おじさん 誰? 161 00:11:14,153 --> 00:11:17,156 円城寺さん これから出掛けるところだから➡ 162 00:11:17,156 --> 00:11:19,158 今日のところは帰ってくれる? 163 00:11:19,158 --> 00:11:39,111 ♬~ 164 00:11:39,111 --> 00:11:59,131 ♬~ 165 00:11:59,131 --> 00:12:19,151 ♬~ 166 00:12:19,151 --> 00:12:36,751 ♬~ 167 00:12:50,115 --> 00:12:53,118 やっぱり うちだけやのうた。 168 00:12:53,118 --> 00:12:55,120 どういうことですか? 169 00:12:55,120 --> 00:12:57,122 過去に 桜庭 和馬が 関わっていた事件の➡ 170 00:12:57,122 --> 00:13:01,126 犯人たちの中に 一時的に記憶がなくなる➡ 171 00:13:01,126 --> 00:13:03,128 一過性全健忘を 発症していた者たちが➡ 172 00:13:03,128 --> 00:13:07,132 何人もいたんや。 (猿彦)お嬢さまと同じ症状が? 173 00:13:07,132 --> 00:13:10,135 しかも 発症した犯人たちの アジトからは➡ 174 00:13:10,135 --> 00:13:14,139 必ず 何かしらの紛失物が あったことが記載されてる。 175 00:13:14,139 --> 00:13:17,142 まさか Lが盗み取ったお宝では!? 176 00:13:17,142 --> 00:13:21,146 間違いおへん。 177 00:13:21,146 --> 00:13:24,146 北条さん? 何してるの? 178 00:13:26,151 --> 00:13:29,154 過去の事件資料…。 179 00:13:29,154 --> 00:13:32,154 どうして こんなものを? 180 00:13:40,099 --> 00:13:42,101 ここが ジイジたちの会社なの? 181 00:13:42,101 --> 00:13:45,104 ああ そうだ。 母さん 早いとこ開けてくれ。 182 00:13:45,104 --> 00:13:47,106 お茶の子さいさいや。 183 00:13:47,106 --> 00:13:49,106 《嘘でしょ? やめてよ!》 184 00:13:54,113 --> 00:13:57,116 開いたで。 《何 考えてるの!?》 185 00:13:57,116 --> 00:13:59,118 (杏)ママ どうしたの? 186 00:13:59,118 --> 00:14:01,120 ううん。 187 00:14:01,120 --> 00:14:04,123 杏が楽しそうにしてるの見たら つい…。 188 00:14:04,123 --> 00:14:06,125 こんなとこ 誰かに見られたら厄介よ。 189 00:14:06,125 --> 00:14:08,127 早く入りましょう。 190 00:14:08,127 --> 00:14:12,131 《厄介って… まさか これ 泥棒!?》 191 00:14:12,131 --> 00:14:14,133 ちょっと待ってくれ。 192 00:14:14,133 --> 00:14:18,137 その前に 杏 これを着けるんだ。 193 00:14:18,137 --> 00:14:20,139 (杏)手袋? どうして? 194 00:14:20,139 --> 00:14:22,141 ジイジたちは 高価な物を取り扱う➡ 195 00:14:22,141 --> 00:14:24,143 物流の仕事をしてるんだ。 196 00:14:24,143 --> 00:14:27,146 大切な商品に ベタベタと指紋をつけたら➡ 197 00:14:27,146 --> 00:14:29,148 お客さまの迷惑になる。 (杏)そうなんだ。 198 00:14:29,148 --> 00:14:32,084 《はっ? ただ 証拠を残さないためでしょ?》 199 00:14:32,084 --> 00:14:35,087 さっ 行くわよ。 (マツ)ドタドタ歩いたらあかんで。 200 00:14:35,087 --> 00:14:39,091 忍び足やで。 (杏)うん 分かった。 201 00:14:39,091 --> 00:14:42,094 杏 駄目! どうした? 華。 202 00:14:42,094 --> 00:14:44,096 どうしたじゃないでしょ? だましたの? 203 00:14:44,096 --> 00:14:46,098 うん? 何がだ? ここ 一日➡ 204 00:14:46,098 --> 00:14:48,100 借りてくれたんじゃなかったの? 借りたつもりだぞ? 205 00:14:48,100 --> 00:14:51,103 お金は? クレジット払いしか対応してなくてな。 206 00:14:51,103 --> 00:14:54,106 あいにく うちには一枚もない。 仕方なく 支払いは断念した。 207 00:14:54,106 --> 00:14:56,108 断念したって それじゃ不法侵入でしょ? 208 00:14:56,108 --> 00:14:59,111 だったら 華が後で支払っといてくれ。 209 00:14:59,111 --> 00:15:03,111 ママ! 来て! ジイジたちの会社 すごいよ! 210 00:15:06,118 --> 00:15:09,121 大変 申し訳ございませんでした。 211 00:15:09,121 --> 00:15:12,124 謝らなくていいから どうして 解決済みの➡ 212 00:15:12,124 --> 00:15:16,124 過去の事件を調べていたのか 説明してくれないか? 213 00:15:18,130 --> 00:15:21,133 北条さん? 214 00:15:21,133 --> 00:15:26,138 私は 疑念を抱いていました。 215 00:15:26,138 --> 00:15:31,076 桜庭先輩が いまだに Lの一族と つながっているんではないかと。 216 00:15:31,076 --> 00:15:36,081 えっ? 何 言ってるんだ。 そんなわけないじゃないか! 217 00:15:36,081 --> 00:15:39,084 Lの一族は もう死んだじゃないか…。 218 00:15:39,084 --> 00:15:41,086 生きています。 219 00:15:41,086 --> 00:15:43,088 おじいさまが そう はっきりと 告げたのです。 220 00:15:43,088 --> 00:15:49,094 私は今でも その言葉を信じ Lの一族を追い続けています。 221 00:15:49,094 --> 00:15:52,097 どうして 北条さんが? 222 00:15:52,097 --> 00:15:57,097 わが北条家とLの一族には 深い因縁があるんです。 223 00:15:59,104 --> 00:16:01,104 (杏)ママ 見て見て! 224 00:16:03,108 --> 00:16:05,110 どうだ? 立派なオフィスだろ。 225 00:16:05,110 --> 00:16:08,113 いつの間に? ゆうべ 用意しておいたのよ。 226 00:16:08,113 --> 00:16:11,116 一夜城やな。 (杏)ここは 誰の席なの? 227 00:16:11,116 --> 00:16:14,119 バアバの席だ。 その向かいが ジイジで➡ 228 00:16:14,119 --> 00:16:16,121 そして ここが ひいバアバの席だ。 229 00:16:16,121 --> 00:16:19,124 《すごい。 細かい設定まで ちゃんとできてる》 230 00:16:19,124 --> 00:16:21,126 ひいジイジの席もあるのよ。➡ 231 00:16:21,126 --> 00:16:25,130 ほら…。 (杏)行く! 232 00:16:25,130 --> 00:16:27,132 このフリースペースや。 233 00:16:27,132 --> 00:16:29,134 ひいジイジはな 世界中を旅しながら➡ 234 00:16:29,134 --> 00:16:32,071 珍しい宝飾品を探し歩いてるんだ。 235 00:16:32,071 --> 00:16:35,074 だから この仕事場には めったに やって来ない。 236 00:16:35,074 --> 00:16:38,077 《おじいちゃんの分まで? 設定に抜かりがない…》 237 00:16:38,077 --> 00:16:42,081 (杏)仕事をしてて楽しいときは どんなときですか? 238 00:16:42,081 --> 00:16:44,083 楽しいとき…。 239 00:16:44,083 --> 00:16:48,087 そうだな。 やはり 挑戦してるときだな。 240 00:16:48,087 --> 00:16:50,089 挑戦? (尊)うん。 241 00:16:50,089 --> 00:16:53,092 決まりきった仕事をしていたら いつかは廃れてしまう。 242 00:16:53,092 --> 00:16:55,094 常に上を目指して 挑戦していくことが➡ 243 00:16:55,094 --> 00:16:58,097 自分自身の成長にもつながるんだ。 244 00:16:58,097 --> 00:17:00,099 《メモらなくていいよ》 245 00:17:00,099 --> 00:17:02,101 《ただの泥棒のたわ言 なんだから…》 246 00:17:02,101 --> 00:17:04,103 思い出したわ。 247 00:17:04,103 --> 00:17:06,105 初めて この仕事をやった あの日のことを。 248 00:17:06,105 --> 00:17:09,108 あれは 雪が舞い散る大晦日のこと だったわ。 249 00:17:09,108 --> 00:17:11,110 《危ない!》 (悦子)私が目を付けたのは➡ 250 00:17:11,110 --> 00:17:13,112 超セレブが集まる パーティー会場。 251 00:17:13,112 --> 00:17:16,115 そこで 私は10カラットの…。 杏。 次の質問は? 252 00:17:16,115 --> 00:17:18,117 えっ? (マツ)ナイスブロックやな。 253 00:17:18,117 --> 00:17:23,122 じゃあ 次ね。 仕事をしていて 困っていることはありますか? 254 00:17:23,122 --> 00:17:25,124 タイムリーな質問だな。 (悦子)そうね。 255 00:17:25,124 --> 00:17:27,126 実は 今が一番 困ってるときなのよ。 256 00:17:27,126 --> 00:17:29,128 跡継ぎ問題や。 (杏)あとつぎ? 257 00:17:29,128 --> 00:17:32,064 今は その話はいいでしょ。 聞きたい! 258 00:17:32,064 --> 00:17:36,068 ジイジたちの仕事はな 先祖代々から受け継がれている➡ 259 00:17:36,068 --> 00:17:40,072 由緒正しき 伝統ある仕事なんだ。 《全然 正しくないでしょ》 260 00:17:40,072 --> 00:17:42,074 この仕事に誇りを持ち 守っていきたいと思ってる。 261 00:17:42,074 --> 00:17:45,077 《守らなくていい》 だが ジイジたちの仕事を➡ 262 00:17:45,077 --> 00:17:49,081 引き継いでくれる者がいない。 (杏)渉おじさんは? 263 00:17:49,081 --> 00:17:51,083 発明は すごいんだけどね 現場には向いてないのよ。 264 00:17:51,083 --> 00:17:55,087 部屋から出てけえへんしな。 (杏)じゃあ…。 265 00:17:55,087 --> 00:17:57,089 ママは? (尊)たまに手伝ってくれるけどな。 266 00:17:57,089 --> 00:18:00,092 文句ばかりで すぐに嫌がるのよ。 (マツ)親不孝やな。 267 00:18:00,092 --> 00:18:02,094 《杏の前で やめてよ!》 268 00:18:02,094 --> 00:18:05,097 このままだと せっかく築いた 伝統が終わってしまう…。 269 00:18:05,097 --> 00:18:08,100 ジイジ…。 もう この話はいいって! 270 00:18:08,100 --> 00:18:10,102 終わりにして! 何でよ? 271 00:18:10,102 --> 00:18:12,104 やっと あったまってきたとこじゃない。 272 00:18:12,104 --> 00:18:14,106 今日は 杏のために来たんでしょ。 273 00:18:14,106 --> 00:18:17,109 そうだな。 ここらで少し休憩するか。 274 00:18:17,109 --> 00:18:19,111 (マツ)杏 おやつ持ってきたで。 干し芋 食べるか? 275 00:18:19,111 --> 00:18:21,113 うん! (尊)華。 悪いが少し➡ 276 00:18:21,113 --> 00:18:23,115 席を外してもいいか? えっ? 277 00:18:23,115 --> 00:18:26,115 どこ行くの? 278 00:18:34,059 --> 00:18:36,061 ちょっと…。 279 00:18:36,061 --> 00:18:38,063 ママ どうしたの? 280 00:18:38,063 --> 00:18:40,065 あっ… えっ あの…。 281 00:18:40,065 --> 00:18:43,068 あれ? ジイジたちは? 282 00:18:43,068 --> 00:18:45,070 うん? どこ行っちゃったんだろうね? 283 00:18:45,070 --> 00:18:48,070 どこか 買い物にでも行ったのかな? 284 00:18:56,081 --> 00:18:58,083 私の家は ご存じのとおり➡ 285 00:18:58,083 --> 00:19:02,087 先祖代々 京都で 探偵業を営んでいました。➡ 286 00:19:02,087 --> 00:19:04,089 祖父は 昭和のホームズと呼ばれ➡ 287 00:19:04,089 --> 00:19:07,092 その跡を継いだ父も➡ 288 00:19:07,092 --> 00:19:11,096 平成のホームズと呼ばれるまでに 活躍していました。 289 00:19:11,096 --> 00:19:15,100 ですが そんなおじいさまや 父上でも➡ 290 00:19:15,100 --> 00:19:19,104 Lの一族だけは 捕まえることができずにいた。 291 00:19:19,104 --> 00:19:24,109 Lを追っていたのか。 秘密裏に依頼があったのです。 292 00:19:24,109 --> 00:19:28,113 元警視総監 巻 英輔から。 293 00:19:28,113 --> 00:19:34,052 (英輔)《見つけたぞ Lの一族》 294 00:19:34,052 --> 00:19:36,054 必死で Lを追っている最中に➡ 295 00:19:36,054 --> 00:19:40,054 父は過労で倒れ そのまま帰らぬ人に…。 296 00:19:42,060 --> 00:19:46,064 業を煮やした 巻 英輔は 依頼を取り下げ➡ 297 00:19:46,064 --> 00:19:50,068 独自のルートで Lを追い まんまとはめられ➡ 298 00:19:50,068 --> 00:19:52,070 過去の罪が公となった。 299 00:19:52,070 --> 00:19:55,073 (尊) 《ほ~ら 絶賛 生中継中だぞ》➡ 300 00:19:55,073 --> 00:19:58,076 《ご覧の皆さんに手の一つでも 振ってやったら どうだ?》 301 00:19:58,076 --> 00:20:01,079 《おい どういうことだ?》 302 00:20:01,079 --> 00:20:05,083 その後 Lを見つけられなかったとして➡ 303 00:20:05,083 --> 00:20:08,086 北条家の名声は揺らぎ➡ 304 00:20:08,086 --> 00:20:14,092 さらに 犯罪者 巻 英輔からの 依頼を受けていたとして➡ 305 00:20:14,092 --> 00:20:18,096 北条家の名は地に落ちた。 306 00:20:18,096 --> 00:20:21,099 それでも おじいさまは探偵業を続け➡ 307 00:20:21,099 --> 00:20:24,102 私に 探偵の手ほどきを してくれていました。 308 00:20:24,102 --> 00:20:27,105 (美雲)《この 嵐山竹林殺人事件の犯人は➡ 309 00:20:27,105 --> 00:20:30,108 殺害を楽しむ 快楽犯どす》 310 00:20:30,108 --> 00:20:32,110 (宗真)《ええやろ》 311 00:20:32,110 --> 00:20:39,117 いつの日か 死んだとされている Lの一族の尻尾をつかみ➡ 312 00:20:39,117 --> 00:20:42,120 北条家の汚名をすすぐ。 313 00:20:42,120 --> 00:20:48,126 そう考え 必死に追い続けていたんです。 314 00:20:48,126 --> 00:20:53,131 しかし おじいさまが 謎の放火事件に巻き込まれ➡ 315 00:20:53,131 --> 00:20:57,135 自害した。 自害? 316 00:20:57,135 --> 00:21:00,138 《おじいさま! おじいさま!》 317 00:21:00,138 --> 00:21:02,140 (猿彦) 《いけません! お嬢さま!》 318 00:21:02,140 --> 00:21:07,145 (美雲)《おじいさま!》 (宗真)《み… 美雲…》 319 00:21:07,145 --> 00:21:09,145 《うっ!》 320 00:21:13,151 --> 00:21:16,154 失意の底にたたき落とされた 母は➡ 321 00:21:16,154 --> 00:21:21,154 悪徳宗教団体にはまり 多額の借金を背負い…。 322 00:21:23,161 --> 00:21:26,161 北条家の家計は 火の車に…。 323 00:21:28,166 --> 00:21:35,107 私は今でも 借金返済のため 給料のほとんどを実家に送り➡ 324 00:21:35,107 --> 00:21:39,107 極貧生活を強いられています。 325 00:21:42,114 --> 00:21:46,114 全部 Lのせいなんや…。 326 00:21:48,120 --> 00:21:53,125 北条家を没落させ おじいさまを死に追いやった➡ 327 00:21:53,125 --> 00:21:55,125 Lの一族の…。 328 00:21:57,129 --> 00:22:00,129 北条さん…。 329 00:22:05,137 --> 00:22:08,140 私が東京へ来て キャリア警察官になったのも➡ 330 00:22:08,140 --> 00:22:12,144 全ては Lを捜すためです。 331 00:22:12,144 --> 00:22:17,149 まさか 俺がいる狛江署に 志願して来たのも? 332 00:22:17,149 --> 00:22:21,153 ええ。 桜庭先輩に近づくことが➡ 333 00:22:21,153 --> 00:22:24,153 Lへの最短ルートだと 判断したからです。 334 00:22:27,159 --> 00:22:31,096 (美雲) Lは死んでなんかおへん…。➡ 335 00:22:31,096 --> 00:22:36,096 のうのうと生きて 桜庭 和馬との間に…。 336 00:22:57,789 --> 00:23:01,126 (美雲)《私の家には おじいさまが調べ上げてきた➡ 337 00:23:01,126 --> 00:23:04,129 Lの一族に関する調査資料が あります》 338 00:23:04,129 --> 00:23:06,131 《それこそが➡ 339 00:23:06,131 --> 00:23:10,131 Lが家ごと焼き払ってでも 消したかったもの…》 340 00:23:13,138 --> 00:23:17,142 《桜庭先輩。 あした 本庁へ ご同行願えますか?》 341 00:23:17,142 --> 00:23:19,144 《えっ?》 342 00:23:19,144 --> 00:23:21,146 《Lの一族は生きている》 343 00:23:21,146 --> 00:23:24,146 《捜査開始の提言を しに行くのです》 344 00:23:27,152 --> 00:23:30,155 《来てくれますよね?》 345 00:23:30,155 --> 00:23:34,155 《本当に もう Lと縁が切れているのなら》 346 00:24:13,131 --> 00:24:15,166 (夫) <妻が妊娠。 わが家は自給自足を決意した> 347 00:24:15,166 --> 00:24:17,202 まずは井戸だ! 348 00:24:17,202 --> 00:24:20,605 <水は出なかった。 しかし僕の心には火がついた> 349 00:24:20,605 --> 00:24:24,342 <牛を飼い 稲を植え…> 350 00:24:24,342 --> 00:24:26,378 <鶏を飼った> 351 00:24:26,378 --> 00:24:28,547 自給自足 サイコー。 (妻)はぁ…。 352 00:24:28,547 --> 00:24:31,816 <石を削り 布を織り 時は流れた> 353 00:24:31,816 --> 00:24:34,853 <そして ある日 力尽きた> これだけ…。 354 00:24:34,853 --> 00:24:36,888 <というわけで わが家の自給自足は➡ 355 00:24:36,888 --> 00:24:38,924 電気だけ ということになった> 356 00:24:38,924 --> 00:24:41,126 <電気を自給自足する家。 大和ハウス> 357 00:25:14,092 --> 00:25:16,094 何 考えてるの!? 杏がいるのに 泥棒なんかしに行って! 358 00:25:16,094 --> 00:25:20,098 そんな目くじら立てないでよ。 しわができちゃうわよ~。 359 00:25:20,098 --> 00:25:23,101 できたっていい。 何が 杏のためよ。 360 00:25:23,101 --> 00:25:25,103 泥棒のついでに 杏を連れていっただけじゃない。 361 00:25:25,103 --> 00:25:29,107 その逆だ。 杏を連れてくついでに 泥棒に向かったんだ。 362 00:25:29,107 --> 00:25:32,043 どっちだっていい。 結局 今回は取れへんかったけどな。 363 00:25:32,043 --> 00:25:35,046 今まで 何度も何度も言ってきたよね? 364 00:25:35,046 --> 00:25:37,048 杏には この家の秘密は バラしちゃいけないって。 365 00:25:37,048 --> 00:25:41,052 お取り込み中ごめんなさい。 とても重大な話がある。 366 00:25:41,052 --> 00:25:43,054 何だ? 渉。 また婚活でもするのか? 367 00:25:43,054 --> 00:25:46,057 違う。 俺 もう結婚 諦めた。 368 00:25:46,057 --> 00:25:49,060 だったら何? 重大な話って。 369 00:25:49,060 --> 00:25:51,062 この家には もう住めない。➡ 370 00:25:51,062 --> 00:25:53,064 ていうか 今すぐ海外逃亡した方がいい。 371 00:25:53,064 --> 00:25:55,066 えっ? どういうこと? 372 00:25:55,066 --> 00:25:59,070 実は 昨日 和馬の同僚の女性に 杏がいることバレた。 373 00:25:59,070 --> 00:26:03,074 えっ? 同僚の女性って 誰にバレたの? 374 00:26:03,074 --> 00:26:08,079 この男性をご存じですか? パパだ。 375 00:26:08,079 --> 00:26:10,081 パパ? うん! 376 00:26:10,081 --> 00:26:12,083 北条 美雲さん。➡ 377 00:26:12,083 --> 00:26:14,085 てんとう虫が スプレー噴射したから➡ 378 00:26:14,085 --> 00:26:17,088 直近の記憶は消えている。 どうして この人が杏に近づくの? 379 00:26:17,088 --> 00:26:20,091 9年前 京都で起きた放火事件で➡ 380 00:26:20,091 --> 00:26:22,093 北条さんのおじいさんが 亡くなった。➡ 381 00:26:22,093 --> 00:26:26,097 当時の警察の見立てでは 調査資料を 何者かが消すために➡ 382 00:26:26,097 --> 00:26:28,099 家ごと燃やしたといわれている。➡ 383 00:26:28,099 --> 00:26:32,037 おじいさんは ずっと Lの一族を追っていた。➡ 384 00:26:32,037 --> 00:26:35,040 だからか 北条さんは放火事件の犯人は➡ 385 00:26:35,040 --> 00:26:37,042 Lの一族だと思っている。 386 00:26:37,042 --> 00:26:40,045 その話なら 親父に聞いたことがある。 387 00:26:40,045 --> 00:26:44,049 京都に 俺たちを脅かす 名探偵一家がいるとな。 388 00:26:44,049 --> 00:26:46,051 待って。 389 00:26:46,051 --> 00:26:49,054 そのころ おじいちゃんって 京都に行ってなかった? 390 00:26:49,054 --> 00:26:51,056 和君と この家で➡ 391 00:26:51,056 --> 00:26:53,058 暮らし始めたばっかりのころ だったから よく覚えてるの。 392 00:26:53,058 --> 00:26:55,060 《あれ? おじいさんは?》 393 00:26:55,060 --> 00:26:57,062 (マツ)《あっ しばらく 京都 行くいうて出ていったわ》 394 00:26:57,062 --> 00:27:00,065 《京都?》 そんな遠い話 忘れてしもうたわ。 395 00:27:00,065 --> 00:27:02,067 まさか…。 396 00:27:02,067 --> 00:27:05,070 おじいちゃん この事件に 関わってたりしないよね? 397 00:27:05,070 --> 00:27:08,073 ねえ 今 おじいちゃんは どこにいるの? 398 00:27:08,073 --> 00:27:10,075 分からない。 (悦子)昔から 放浪癖があるから➡ 399 00:27:10,075 --> 00:27:13,078 どこにいるのかは 誰も把握していないわ。 400 00:27:13,078 --> 00:27:17,082 お兄ちゃん! こんな大事なこと どうして黙ってたの? 401 00:27:17,082 --> 00:27:20,085 ごめん。 俺 ずっと この人に恋してた。➡ 402 00:27:20,085 --> 00:27:23,088 でも 相手は警察官。 俺は泥棒一家。➡ 403 00:27:23,088 --> 00:27:26,091 これは許されぬ 禁断の恋。➡ 404 00:27:26,091 --> 00:27:29,094 俺たちも 華たちと同じ道を たどってしまう。➡ 405 00:27:29,094 --> 00:27:32,030 悲しきロミオとジュリエット。➡ 406 00:27:32,030 --> 00:27:34,032 父さんたちに言えば 俺も反対されると思って➡ 407 00:27:34,032 --> 00:27:37,035 ちゅうちょした。 (尊)渉。 気持ちは分かるが➡ 408 00:27:37,035 --> 00:27:40,038 設定に酔い過ぎてる。 えっ? 409 00:27:40,038 --> 00:27:44,042 反対も何も 華と和馬君とは 全然 ケースが違うじゃない。 410 00:27:44,042 --> 00:27:46,044 ただの片思いでしょ? そうかもしれない。➡ 411 00:27:46,044 --> 00:27:49,047 向こうは 俺のこと タイプじゃない可能性高い。 412 00:27:49,047 --> 00:27:51,049 一人ロミジュリやな。 413 00:27:51,049 --> 00:27:53,051 もう 恋バナなんか してる場合じゃないでしょ。 414 00:27:53,051 --> 00:27:55,053 もし 北条さんに➡ 415 00:27:55,053 --> 00:27:57,055 私たちが生きてることを 暴かれたら➡ 416 00:27:57,055 --> 00:27:59,057 この生活は できなくなっちゃう。 417 00:27:59,057 --> 00:28:01,059 あのスプレーを強力にして➡ 418 00:28:01,059 --> 00:28:03,061 昔の記憶 全部 消しちゃえばいいんじゃない? 419 00:28:03,061 --> 00:28:06,064 それは無理。 記憶喪失になっちゃう。➡ 420 00:28:06,064 --> 00:28:08,066 人道的にも やっちゃいけない行為。 421 00:28:08,066 --> 00:28:10,068 えっ 駄目なの? 422 00:28:10,068 --> 00:28:12,070 えらい相手に 目 付けられてもうたな。 423 00:28:12,070 --> 00:28:14,072 どうしよう…。 424 00:28:14,072 --> 00:28:17,075 逃亡生活に 杏を 付き合わせるわけにはいかんやろ。 425 00:28:17,075 --> 00:28:23,081 もしものときは 和馬に杏を預けて 華だけ逃げるんや。 426 00:28:23,081 --> 00:28:27,081 えっ…。 (バイブレーターの音) 427 00:28:31,022 --> 00:28:37,028 Lの一族を調べ上げた調査資料が 家の中にあるそうです。 428 00:28:37,028 --> 00:28:41,032 (尊)家の中に…。 北条 美雲が そう言ったのか? 429 00:28:41,032 --> 00:28:45,036 はい。 (尊)なるほどな…。 430 00:28:45,036 --> 00:28:49,040 明日 北条さんと一緒に Lの一族の捜査を求めに➡ 431 00:28:49,040 --> 00:28:54,045 本庁へ行くことに。 何とか阻止してみますが…。 432 00:28:54,045 --> 00:28:59,045 (尊)いや 和馬君は 彼女と行動を共にしてればいい。 433 00:29:04,055 --> 00:29:08,059 俺は 明日 調査資料を奪いに行く。 434 00:29:08,059 --> 00:29:12,063 このことは 華と渉には 内緒にしておいてくれ。 435 00:29:12,063 --> 00:29:15,066 どうしてですか? 436 00:29:15,066 --> 00:29:29,080 ♬~ 437 00:29:29,080 --> 00:29:34,018 (宗真)《美雲。 わしに 万が一のことがあったときは…》 438 00:29:34,018 --> 00:29:37,021 《こいつを お前に託す》 439 00:29:37,021 --> 00:29:46,030 ♬~ 440 00:29:46,030 --> 00:29:48,032 ≪(男)ぶっ殺してやるよ! ≪(女)やめて! 441 00:29:48,032 --> 00:29:51,035 (壁に穴が開く音) (猿彦)あっ 穴 開いちゃった…。➡ 442 00:29:51,035 --> 00:29:53,037 よいしょ…。 いよいよでございますね。➡ 443 00:29:53,037 --> 00:29:56,040 お嬢さま。 (美雲)餌はまいた。 444 00:29:56,040 --> 00:29:59,043 その餌に Lは食い付くはずや。 445 00:29:59,043 --> 00:30:02,046 Lとの対決の始まりどす。 446 00:30:02,046 --> 00:30:06,050 しかし 相手は あのLです。➡ 447 00:30:06,050 --> 00:30:09,053 そう簡単に捕まえられるかは…。 448 00:30:09,053 --> 00:30:15,059 ≪(男)ヘヘヘ! 俺は 生まれながらのモンスターだ!➡ 449 00:30:15,059 --> 00:30:17,061 俺とお前は ここで死ぬんだ! 450 00:30:17,061 --> 00:30:20,064 お嬢さま!? ≪(女)キャーッ! 451 00:30:20,064 --> 00:30:22,064 これどす。 452 00:31:56,094 --> 00:31:59,097 (杏)「ジイジたちは…」 453 00:31:59,097 --> 00:32:01,099 ≪(ドアの開く音) ≪ただいま。 454 00:32:01,099 --> 00:32:03,101 おかえりなさい。 パパ おかえり! 455 00:32:03,101 --> 00:32:07,105 ただいま 杏。 今ね 作文 書いてるんだよ。 456 00:32:07,105 --> 00:32:09,107 あっ そうか。 書き終わったら パパにも見せてな。 457 00:32:09,107 --> 00:32:12,110 うん。 パパ お風呂入ろう。 待ってたの。 458 00:32:12,110 --> 00:32:15,110 あっ じゃ 先 入ってて。 うん。 459 00:32:23,121 --> 00:32:25,123 和君…。 460 00:32:25,123 --> 00:32:28,123 尊さんから聞いたよ。 461 00:32:30,128 --> 00:32:32,063 大丈夫だ 華。 462 00:32:32,063 --> 00:32:36,063 これまでも 何度だって 乗り越えてきたじゃないか。 463 00:32:40,071 --> 00:32:44,075 俺たちは これからも ずっと一緒だ。 464 00:32:44,075 --> 00:32:46,075 それが 俺たちの運命なんだ。 465 00:32:51,082 --> 00:32:53,084 (担任) では 南さん 発表お願いします。 466 00:32:53,084 --> 00:32:55,086 (小夏)はい。 467 00:32:55,086 --> 00:32:58,089 (小夏)「『お医者さんのお父さん』 南 小夏」➡ 468 00:32:58,089 --> 00:33:01,092 「私のお父さんは お医者さんをしています」➡ 469 00:33:01,092 --> 00:33:06,097 「病気の人のために 毎日 一生懸命 働いています」 470 00:33:06,097 --> 00:33:09,100 ≪今日 めちゃめちゃ早く帰れそう…。 471 00:33:09,100 --> 00:33:12,103 (栗栖)あれれ… どこ行くんすか? (美雲)本庁へ。 472 00:33:12,103 --> 00:33:14,105 (栗栖)本庁? えっ 何でですか? いや それは…。 473 00:33:14,105 --> 00:33:16,107 Lの一族の話をしに。 474 00:33:16,107 --> 00:33:18,109 (栗栖)Lの一族? えっ どういうことっすか? 475 00:33:18,109 --> 00:33:20,111 何で いまさら Lの一族の…。 476 00:33:20,111 --> 00:33:23,114 (美雲)行きましょう 桜庭先輩。 477 00:33:23,114 --> 00:33:26,114 次は 三雲さん。 (杏)はい。 478 00:33:31,055 --> 00:33:34,058 では 三雲さん 発表お願いします。 (杏)はい。➡ 479 00:33:34,058 --> 00:33:39,063 「『ジイジたちのお仕事』 三雲 杏」➡ 480 00:33:39,063 --> 00:33:43,067 「ジイジたちは 物流のお仕事をしています」➡ 481 00:33:43,067 --> 00:33:50,074 「物流とは 美術品や宝石や 骨董品を集めて運ぶ お仕事です」 482 00:33:50,074 --> 00:33:52,076 (杏)「奇麗なものや 値段が高いものを➡ 483 00:33:52,076 --> 00:33:56,080 取り扱っています。 会社に入るときは➡ 484 00:33:56,080 --> 00:33:59,083 商品に ベタベタ指紋がつかないように➡ 485 00:33:59,083 --> 00:34:02,086 手袋をしてから入ります」➡ 486 00:34:02,086 --> 00:34:07,091 「商品が汚れてしまったら お客さまの迷惑になるからです」 487 00:34:07,091 --> 00:34:09,091 (解錠音) 488 00:34:11,095 --> 00:34:15,099 「中に入ったら ドタドタしないように➡ 489 00:34:15,099 --> 00:34:19,103 忍び足で歩きます」➡ 490 00:34:19,103 --> 00:34:24,108 「お仕事をしていて 楽しいときは 挑戦をしているときだそうです」 491 00:34:24,108 --> 00:34:26,110 (杏)「常に上を目指すことで➡ 492 00:34:26,110 --> 00:34:29,113 自分自身の成長に つなげられるからだと➡ 493 00:34:29,113 --> 00:34:32,049 ジイジたちは言っていました」➡ 494 00:34:32,049 --> 00:34:37,054 「ジイジたちは 先祖代々から 物流のお仕事をしています」➡ 495 00:34:37,054 --> 00:34:40,057 「とても長い間 続けています」➡ 496 00:34:40,057 --> 00:34:45,057 「物流のお仕事が大好きで 守っていきたいと思っています」 497 00:34:47,064 --> 00:34:52,064 (杏)「でも 跡継ぎがいないことに とても困っています」 498 00:34:57,074 --> 00:35:01,074 (杏)「私は 何かできないかなと 考えました」 499 00:35:03,080 --> 00:35:06,083 (杏) 「だから 私が大きくなったら➡ 500 00:35:06,083 --> 00:35:09,086 ジイジたちのお仕事を 手伝いたいと思います」 501 00:35:09,086 --> 00:35:13,090 駄目! そんなの絶対 駄目! 502 00:35:13,090 --> 00:35:17,094 (担任)はい よくできました。 三雲さんに拍手。 503 00:35:17,094 --> 00:35:23,100 (拍手) 504 00:35:23,100 --> 00:35:43,054 ♬~ 505 00:35:43,054 --> 00:35:46,057 ♬~ 506 00:35:46,057 --> 00:35:49,060 (猿彦)お嬢さま。 507 00:35:49,060 --> 00:35:52,060 Lを仕留めました。 508 00:35:56,067 --> 00:35:59,070 (猿彦)拘束 完了。 509 00:35:59,070 --> 00:36:03,070 分かった。 北条さん? 510 00:36:05,076 --> 00:36:08,079 茶番は ここまでどす。 えっ? 511 00:36:08,079 --> 00:36:11,082 いっときでも あなたを信じ➡ 512 00:36:11,082 --> 00:36:15,082 胸をチクチクさせとった うちがアホどした。 513 00:36:20,091 --> 00:36:22,091 北条さん! 514 00:36:24,095 --> 00:36:28,099 ねえ 杏。 さっきは 発表中に➡ 515 00:36:28,099 --> 00:36:32,036 おっきな声 出しちゃって ごめんね。 516 00:36:32,036 --> 00:36:35,039 杏? 517 00:36:35,039 --> 00:36:39,043 どうして ジイジたちのお仕事を 手伝っちゃ駄目なの? 518 00:36:39,043 --> 00:36:41,045 えっ? ママは ジイジたちのお仕事が➡ 519 00:36:41,045 --> 00:36:46,050 嫌いなの? 物流っていってもね➡ 520 00:36:46,050 --> 00:36:48,052 とっても危ないお仕事なの。 521 00:36:48,052 --> 00:36:53,057 だから 心の優しい杏には 絶対できないことなの。 522 00:36:53,057 --> 00:36:56,060 お願い。 分かって。 523 00:36:56,060 --> 00:37:01,065 分からないよ! ジイジたちが かわいそうだよ! 524 00:37:01,065 --> 00:37:03,067 杏! 525 00:37:03,067 --> 00:37:07,071 ≪(悲鳴) 526 00:37:07,071 --> 00:37:09,073 (女性)泥棒! 527 00:37:09,073 --> 00:37:11,075 (男)どけ! 528 00:37:11,075 --> 00:37:21,075 ♬~ 529 00:37:26,090 --> 00:37:29,090 スーッ…。 530 00:37:31,028 --> 00:37:33,028 Lの呼吸。 531 00:37:43,040 --> 00:37:54,051 ♬~ 532 00:37:54,051 --> 00:37:56,053 杏! ママ。 533 00:37:56,053 --> 00:37:59,056 大丈夫だった? 534 00:37:59,056 --> 00:38:02,056 何があったの? 535 00:38:05,062 --> 00:38:08,065 ちょっと待って。 どこ行くの? 北条さん。 536 00:38:08,065 --> 00:38:11,068 あなたが まだ Lとつながっているのなら➡ 537 00:38:11,068 --> 00:38:16,073 家に調査資料があるといえば 必ず Lにも伝わるはず。 538 00:38:16,073 --> 00:38:21,078 そうなれば Lが盗みに来ると にらんだんです。 539 00:38:21,078 --> 00:38:24,081 まさか…。 540 00:38:24,081 --> 00:38:29,081 Lは たった今 私が仕掛けたわなに掛かりました。 541 00:38:34,024 --> 00:38:36,024 よろしくお願いします。 542 00:38:43,033 --> 00:38:46,036 じゃ 先に行くね。 543 00:38:46,036 --> 00:38:48,038 ヤバい。 父さんが捕まった。➡ 544 00:38:48,038 --> 00:38:50,038 すぐ戻ってきて。 545 00:40:39,083 --> 00:40:42,086 北条さん 待ってくれ! 俺の話を聞いてくれ! 546 00:40:42,086 --> 00:40:47,086 分かりました。 では その手を離してください。 547 00:40:49,093 --> 00:40:51,095 お話は いくらでも伺いましょう。 548 00:40:51,095 --> 00:40:54,095 事が全て終わった後に。 549 00:41:01,105 --> 00:41:04,108 お父さんが捕まったって どういうこと!? 550 00:41:04,108 --> 00:41:08,112 北条さんが住むアパートに 侵入して わなにはまった。 551 00:41:08,112 --> 00:41:13,117 ここって…。 前に私が住んでたとこ。 552 00:41:13,117 --> 00:41:15,119 お母さんと おばあちゃんは? 553 00:41:15,119 --> 00:41:18,122 いない。 連絡もつかない。 どうしよう 華。 554 00:41:18,122 --> 00:41:20,124 落ち着いて お兄ちゃん。 555 00:41:20,124 --> 00:41:23,127 今 中の様子は どうなってる? 556 00:41:23,127 --> 00:41:25,129 分からない。 俺が内緒で忍ばせた てんとう虫➡ 557 00:41:25,129 --> 00:41:28,129 倒れたときに壊れた。 558 00:41:33,070 --> 00:41:36,073 内緒でって…。 今回 父さん➡ 559 00:41:36,073 --> 00:41:39,076 俺にも何も言わずに盗みに入った。 えっ…。 560 00:41:39,076 --> 00:41:42,079 でも 俺 ゆうべ聞いてた。 561 00:41:42,079 --> 00:41:45,082 (尊)《俺は明日 調査資料を奪いに行く》➡ 562 00:41:45,082 --> 00:41:49,086 《このことは 華と渉には 内緒にしておいてくれ》 563 00:41:49,086 --> 00:41:51,086 《どうしてですか?》 564 00:41:53,090 --> 00:41:57,094 《逃亡生活になったところで 俺たちは どこでも生きていける》 565 00:41:57,094 --> 00:42:01,098 《だが 華と渉は そうもいかない》 566 00:42:01,098 --> 00:42:03,100 《ましてや 華には家族がある》 567 00:42:03,100 --> 00:42:06,103 《やっと 華が手に入れた 平穏な生活を➡ 568 00:42:06,103 --> 00:42:10,107 俺の手で守ってやりたいんだ》 569 00:42:10,107 --> 00:42:12,107 《だが…》 570 00:42:14,111 --> 00:42:18,115 《もしも 俺に 万が一があったときは➡ 571 00:42:18,115 --> 00:42:24,115 そのときは 華と杏のことを頼む》 572 00:42:29,126 --> 00:42:31,061 お父さん…。 573 00:42:31,061 --> 00:42:33,063 探偵一家のアジトに 侵入するのは危険。➡ 574 00:42:33,063 --> 00:42:37,067 それで 自分だけで行ったのかも。 575 00:42:37,067 --> 00:42:39,069 (電子音) 576 00:42:39,069 --> 00:42:41,071 あっ ヤバい。 警察 来た。➡ 577 00:42:41,071 --> 00:42:43,073 華 どうしよう。 完全に包囲されてる。➡ 578 00:42:43,073 --> 00:42:49,079 今は 俺たち2人しかいない。 侵入できるルートもない。 579 00:42:49,079 --> 00:42:54,084 いや 一つだけある。 侵入できるルートが。 580 00:42:54,084 --> 00:42:57,087 ≪(尊)《華》➡ 581 00:42:57,087 --> 00:43:00,087 《こっちだ。 屋根裏から逃げるぞ》 582 00:43:03,093 --> 00:43:07,097 今度は 私が助けに行く。 守ってみせる。 583 00:43:07,097 --> 00:43:11,101 お父さんを。 この生活を。 584 00:43:11,101 --> 00:43:31,055 ♬~ 585 00:43:31,055 --> 00:43:46,070 ♬~ 586 00:43:57,081 --> 00:43:59,083 はい。 桜庭さん! 587 00:43:59,083 --> 00:44:02,086 白金町のアパートで 立てこもり事件が発生しました! 588 00:44:02,086 --> 00:44:05,089 (サイレン) 589 00:44:05,089 --> 00:44:08,092 (警察官)危ないから近づかないで。 (美雲)狛江署の北条です。 590 00:44:08,092 --> 00:44:13,097 (パトカーのサイレン) 591 00:44:13,097 --> 00:44:24,097 ♬~ 592 00:44:42,059 --> 00:44:45,062 えっ? 593 00:44:45,062 --> 00:44:48,065 (尊)渉。 聞こえるか? 594 00:44:48,065 --> 00:44:51,068 父さん!? 595 00:44:51,068 --> 00:44:53,070 いつの間に 俺に てんとう虫を仕込んでたんだ? 596 00:44:53,070 --> 00:44:55,072 渉は ホント心配性ねぇ。 597 00:44:55,072 --> 00:44:57,074 心が優しいんや。 598 00:44:57,074 --> 00:45:00,077 母さんも ばあちゃんもいる。 えっ 意味 分かんない。➡ 599 00:45:00,077 --> 00:45:02,079 父さん 捕まったと思ってた。 600 00:45:02,079 --> 00:45:04,081 捕まったのは 俺たちの作戦だ。 601 00:45:04,081 --> 00:45:06,083 作戦? もっと意味 分かんない。 602 00:45:06,083 --> 00:45:11,088 発端は お前が見せた 不審な態度からだった。 603 00:45:11,088 --> 00:45:14,091 《何でもない。 誤報》 《誤報?》 604 00:45:14,091 --> 00:45:16,093 あのとき お前の様子が変だと感じた。➡ 605 00:45:16,093 --> 00:45:19,096 だから 勝手に調べさせてもらったぞ。 606 00:45:19,096 --> 00:45:21,098 (尊)《開けるぞ》 607 00:45:21,098 --> 00:45:29,106 ♬~ 608 00:45:29,106 --> 00:45:33,043 (尊)そして 杏と接触した 謎の女を見つけた。➡ 609 00:45:33,043 --> 00:45:36,046 なぜ お前が誤報と言って 彼女をかばったのか➡ 610 00:45:36,046 --> 00:45:39,046 すぐに分かった。 611 00:45:41,051 --> 00:45:43,053 (尊)《「愛は惜しみなく奪う」?》 612 00:45:43,053 --> 00:45:46,056 俺のポエム 勝手に見ないで。 マジ怒る。 613 00:45:46,056 --> 00:45:48,058 いやぁ なかなかいいポエムだったぞ。 614 00:45:48,058 --> 00:45:50,060 丸パクリやけどな。 (尊)お前は➡ 615 00:45:50,060 --> 00:45:54,064 彼女の素性を調べる中で 俺たち一族を調べ上げた➡ 616 00:45:54,064 --> 00:45:56,066 調査資料があることを知った。➡ 617 00:45:56,066 --> 00:45:58,068 そして その資料を 大切に保管してある➡ 618 00:45:58,068 --> 00:46:00,070 貸金庫の場所を突き止めていた。 619 00:46:00,070 --> 00:46:03,073 でも 私たちには すぐには言えなかったのよね。 620 00:46:03,073 --> 00:46:05,075 ロミジュリ設定に 酔っちゃってたから。 621 00:46:05,075 --> 00:46:07,077 一人ロミジュリやけどな。 (尊)だから 俺たちは➡ 622 00:46:07,077 --> 00:46:10,080 一度は その保管場所に 盗みに行ったんだ。 623 00:46:10,080 --> 00:46:12,082 (悦子)レンタルスペースを 提供しているビルの中にね➡ 624 00:46:12,082 --> 00:46:14,084 貸金庫のフロアもあってね。 625 00:46:14,084 --> 00:46:17,087 (マツ)杏を連れていったついでに 盗みに行ったんや。 626 00:46:17,087 --> 00:46:20,090 《華。 悪いが少し 席を外してもいいか?》 627 00:46:20,090 --> 00:46:23,093 《えっ?》 628 00:46:23,093 --> 00:46:25,095 (マツ)《お茶の子さいさいや》 (解錠音) 629 00:46:25,095 --> 00:46:28,098 (電子音) (マツ)《開いたで》 630 00:46:28,098 --> 00:46:30,100 (尊)《番号は1172だ》 631 00:46:30,100 --> 00:46:33,036 (操作音) 632 00:46:33,036 --> 00:46:35,038 《お茶の子さいさいや》 (エラー音) 633 00:46:35,038 --> 00:46:38,041 (尊)だが 貸金庫は 声紋認証に守られていて➡ 634 00:46:38,041 --> 00:46:40,043 すぐに破ることができなかった。 635 00:46:40,043 --> 00:46:43,046 そんなときだ 和馬君から話を聞いたのは。 636 00:46:43,046 --> 00:46:46,049 《Lの一族を 調べ上げた調査資料が➡ 637 00:46:46,049 --> 00:46:48,051 家の中にあるそうです》 638 00:46:48,051 --> 00:46:50,053 (尊)《北条 美雲が そう言ったのか?》 639 00:46:50,053 --> 00:46:52,055 《はい》 (尊)それが➡ 640 00:46:52,055 --> 00:46:54,057 家におびき出すための 彼女の作戦であることは➡ 641 00:46:54,057 --> 00:46:56,059 すぐに分かった。 642 00:46:56,059 --> 00:46:59,062 だから俺は あえて 彼女の作戦に乗り➡ 643 00:46:59,062 --> 00:47:01,062 あのアパートで 捕まってやったんだ。 644 00:47:03,066 --> 00:47:06,069 声紋を手に入れるためにな。 645 00:47:06,069 --> 00:47:09,072 (猿彦)うう…。 646 00:47:09,072 --> 00:47:11,074 お嬢さま…。 647 00:47:11,074 --> 00:47:24,087 ♬~ 648 00:47:24,087 --> 00:47:27,090 (解錠音) (電子音) 649 00:47:27,090 --> 00:47:30,093 さあ 開けてもらおうか。 650 00:47:30,093 --> 00:47:32,029 お嬢さま…。 (操作音) 651 00:47:32,029 --> 00:47:35,032 (背中をたたく音) (猿彦)ウィ…。 652 00:47:35,032 --> 00:47:37,032 (電子音) (解錠音) 653 00:47:45,042 --> 00:47:49,042 (尊)京都の名探偵が 最後に残した調査資料。 654 00:47:52,049 --> 00:47:56,049 これで 俺たちLの一族の秘密は守られた。 655 00:48:03,060 --> 00:48:06,063 あっ 俺 今 ヤバいことに気付いた。 656 00:48:06,063 --> 00:48:09,066 (尊)んっ? 華が アパートに助けに行っちゃった。 657 00:48:09,066 --> 00:48:12,069 えっ 華…。 658 00:48:12,069 --> 00:48:16,073 猿彦? どこにいるんや? 659 00:48:16,073 --> 00:48:18,075 猿彦! 660 00:48:18,075 --> 00:48:21,075 ≪(物音) 661 00:48:23,080 --> 00:48:25,082 Lの娘…。 662 00:48:25,082 --> 00:48:27,084 ≪(パトカーのサイレン) 663 00:48:27,084 --> 00:48:31,021 通報したんは うちらどす。 664 00:48:31,021 --> 00:48:35,025 捕らえたLを 万が一にも逃がさへんよう➡ 665 00:48:35,025 --> 00:48:38,025 このアパートを囲っといたんや。 666 00:48:41,031 --> 00:48:46,031 やっと見つけた! Lの一族! 667 00:48:48,038 --> 00:48:50,038 逃がしはしまへん! 668 00:48:55,045 --> 00:48:57,047 (尊)華 大丈夫か? 669 00:48:57,047 --> 00:49:01,051 華? 華! 670 00:49:01,051 --> 00:49:03,351 応答がない。 まずいぞ。 671 00:49:05,389 --> 00:49:08,058 ずっと…。 672 00:49:08,058 --> 00:49:13,063 ずっと この日のために 生きてきたんや。 673 00:49:13,063 --> 00:49:18,068 あんたらに殺された おじいさまの敵を➡ 674 00:49:18,068 --> 00:49:20,070 この手で取るために! 675 00:49:20,070 --> 00:49:24,074 違う。 私たちは そんなことしてない。 676 00:49:24,074 --> 00:49:27,077 しらばっくれる気か? 677 00:49:27,077 --> 00:49:29,079 おじいさまは➡ 678 00:49:29,079 --> 00:49:35,079 Lが生きてる証拠を つかんだ矢先に殺されたんや! 679 00:49:37,020 --> 00:49:42,020 証拠を隠滅しようとした Lの一族にな! 680 00:49:44,027 --> 00:49:48,031 違う。 違わへん! 681 00:49:48,031 --> 00:49:51,034 あんたの仲間は今 どこや? 682 00:49:51,034 --> 00:49:53,036 どこにおるんや? 683 00:49:53,036 --> 00:49:55,038 言え。 684 00:49:55,038 --> 00:49:57,040 言え! 685 00:49:57,040 --> 00:50:10,053 ♬~ 686 00:50:10,053 --> 00:50:14,057 人の人生 狂わしたくせして➡ 687 00:50:14,057 --> 00:50:17,060 自分は のうのうと生きて…。 688 00:50:17,060 --> 00:50:19,062 許さへん! 689 00:50:19,062 --> 00:50:22,062 絶対に許さへん! 690 00:50:27,070 --> 00:50:29,070 うっ…。 691 00:50:31,074 --> 00:50:33,074 ごめんなさい…。 692 00:50:37,080 --> 00:50:40,083 華! 大丈夫なのか? 応答しろ! 693 00:50:40,083 --> 00:50:43,083 うん 大丈夫。 今 逃げるところ。 694 00:50:45,088 --> 00:50:47,090 誤報? (警察官)はい。➡ 695 00:50:47,090 --> 00:50:49,092 このアパートに住む劇団員が➡ 696 00:50:49,092 --> 00:50:52,095 立てこもり事件物のせりふを 練習してたみたいで。 697 00:50:52,095 --> 00:50:54,097 そうそうそう 隣… 隣よ。 2階の。 698 00:50:54,097 --> 00:50:58,097 で 近所の人が勘違いして 通報を。 699 00:51:00,103 --> 00:51:03,103 サブタイ 長っ。 700 00:51:05,108 --> 00:51:08,111 (サイレン) 701 00:51:08,111 --> 00:51:11,114 ≪華… 華! 702 00:51:11,114 --> 00:51:13,114 こっちだ! 703 00:51:26,129 --> 00:51:36,072 ♬~ 704 00:51:36,072 --> 00:51:40,076 ≪(パトカーのサイレン) 705 00:51:40,076 --> 00:51:42,076 華。 706 00:51:46,082 --> 00:51:49,085 顔に何かしら吹きかけられ➡ 707 00:51:49,085 --> 00:51:52,085 記憶を消されたんは 調査済みどす。 708 00:51:58,094 --> 00:52:00,094 逃がさへんえ…。 709 00:52:02,098 --> 00:52:05,101 絶対に逃がしまへん! 710 00:52:05,101 --> 00:52:09,105 (美雲)絶対に逃がしまへん 絶対に逃がしまへん…。 711 00:52:09,105 --> 00:52:17,105 ♬~