1 00:00:34,849 --> 00:00:38,236 (倉木)俺達が見てるのは 2 00:00:38,236 --> 00:00:41,673 真実の断片にしかすぎない 3 00:00:41,673 --> 00:00:45,473 本当の真実とは ほど遠いものだ 4 00:00:46,678 --> 00:00:52,178 俺は本当の真実を すべて知りたいだけだ 5 00:00:53,668 --> 00:00:57,072 もう ゆがめられた真実は 6 00:00:57,072 --> 00:00:59,672 見飽きた 7 00:01:01,493 --> 00:01:04,879 妻は俺を 愛してくれていた 異常なほどに 8 00:01:04,879 --> 00:01:08,683 (新谷)俺が何をしたんだ (赤井)本当に記憶がないのか? 9 00:01:08,683 --> 00:01:13,338 (津城)金串を首に刺されそうに? それはおかしな話だな 10 00:01:13,338 --> 00:01:17,509 事故で記憶をなくして 妹のことを何も覚えてないんです 11 00:01:17,509 --> 00:01:21,513 俺にはホントに妹がいるのか? (瞳)宏美 宏美って子 12 00:01:21,513 --> 00:01:24,182 (大杉)あれは女の人? (みゆき)違う➡ 13 00:01:24,182 --> 00:01:27,335 お化け 人をバラバラにしてた 14 00:01:27,335 --> 00:01:29,821 バラバラ? (美希)私は あの日 15 00:01:29,821 --> 00:01:32,674 新谷宏美をつけていました 16 00:01:32,674 --> 00:01:36,974 (中神)次は新谷をやります 私にやらせてください 17 00:01:39,347 --> 00:01:43,018 思い出したか? お前は必ず百舌の早贄にされる 18 00:01:43,018 --> 00:01:46,838 仲間になる気はありませんよ まさか 私もありません➡ 19 00:01:46,838 --> 00:01:50,008 我々も 誰が爆弾を筧に仕掛けたのか➡ 20 00:01:50,008 --> 00:01:52,877 謎の女が誰なのか 分かっていないんです 21 00:01:52,877 --> 00:01:56,831 (葵美)私が絶対に あなたの 記憶を戻す手伝いをします 22 00:01:56,831 --> 00:02:00,352 ありがとう これを見たら何か思い出すかも 23 00:02:00,352 --> 00:02:04,673 (東)お前が巻き込んだよ 殺してから再会させてやる 24 00:02:04,673 --> 00:02:08,159 新谷さん やめろ やめろ やめろ! 25 00:02:08,159 --> 00:02:11,863 こんな かわい子ちゃんを 巻き添えにするなんて 26 00:02:11,863 --> 00:02:15,363 (新谷)離せ! 悪いやつだな お前は! 27 00:02:18,186 --> 00:02:20,986 (新谷)中島さん 28 00:02:23,341 --> 00:02:28,346 中島さん 大丈夫ですか? 29 00:02:28,346 --> 00:02:32,846 アルバム 返さないと… 30 00:02:35,103 --> 00:02:38,403 巻き込んでしまって すいません 31 00:02:44,846 --> 00:02:47,198 少し眠ります 32 00:02:47,198 --> 00:02:49,498 えッ? 33 00:02:53,171 --> 00:02:57,971 おやすみなさい 新谷さん 34 00:03:03,882 --> 00:03:06,382 おやすみなさい 35 00:03:08,853 --> 00:03:11,853 (ドアが開く) 36 00:03:16,010 --> 00:03:19,610 (中神)ハハハハハ… 37 00:03:21,683 --> 00:03:24,983 どうだ 思い出したか? 38 00:03:26,237 --> 00:03:31,176 も~う 仕方ないやつだな お前は 39 00:03:31,176 --> 00:03:34,179 よし じゃあ思い出させてやるよ 40 00:03:34,179 --> 00:03:36,681 やめろ やめろ! 41 00:03:36,681 --> 00:03:39,181 ≪(中神)ハハハハハハッ 42 00:04:44,349 --> 00:04:48,149 我々は 大きな勘違いをしていたようだ 43 00:04:52,040 --> 00:04:55,140 ≪(新谷)あああッ ああ… 44 00:05:03,852 --> 00:05:06,452 意識戻せ (美竹)はい 45 00:05:11,676 --> 00:05:14,345 (中神)絵本➡ 46 00:05:14,345 --> 00:05:19,501 うわッ 何だよ きったねえな➡ 47 00:05:19,501 --> 00:05:22,921 おい 女 こいつから➡ 48 00:05:22,921 --> 00:05:26,858 何か預かってねえか? 49 00:05:26,858 --> 00:05:30,845 (小林)おねえちゃん 返事ぐらいしようよ➡ 50 00:05:30,845 --> 00:05:32,845 あらッ 51 00:05:40,855 --> 00:05:44,855 (朝岡)あ~あ こりゃダメだ 52 00:05:46,511 --> 00:05:48,513 (朝岡)面倒だな 53 00:05:48,513 --> 00:05:52,513 (小林)お前が殴りすぎたんだよ! 54 00:05:54,852 --> 00:05:57,652 運んどけ (朝岡)はい 55 00:06:03,027 --> 00:06:07,027 どうやら 死んじゃったみたい 56 00:06:09,000 --> 00:06:13,421 ああ~ッ! 57 00:06:13,421 --> 00:06:15,356 あ~ッ! 58 00:06:15,356 --> 00:06:20,856 かわいそうにな お前の巻き添えになったせいでな 59 00:06:21,863 --> 00:06:25,183 この病院で処理しとくよ あ~ッ! 60 00:06:25,183 --> 00:06:30,483 跡形もなく溶かしちゃうんだよ 61 00:06:32,790 --> 00:06:35,393 ああ~ッ! 62 00:06:35,393 --> 00:06:40,493 あ~ッ! あ~ッ! 63 00:08:51,162 --> 00:08:53,815 <百舌の早贄> 64 00:08:53,815 --> 00:08:59,315 <それは百舌という鳥が行う 奇妙な習性のことをいう> 65 00:09:00,988 --> 00:09:06,594 <百舌は 捕らえた獲物を枝に串刺しにし> 66 00:09:06,594 --> 00:09:09,894 <食べることなく 飛び去るのだ> 67 00:09:10,832 --> 00:09:14,886 <この習性には 多くの説があるが> 68 00:09:14,886 --> 00:09:20,186 <何のために行われているのかは いまだに分かっていない> 69 00:09:23,327 --> 00:09:27,982 <当たり前だ 分かるはずがない> 70 00:09:27,982 --> 00:09:30,818 <他のやつらに> 71 00:09:30,818 --> 00:09:33,818 <俺達の衝動が> 72 00:09:43,564 --> 00:09:46,317 <百舌> 73 00:09:46,317 --> 00:09:51,506 <この名前は この世界で二人しか知らない> 74 00:09:51,506 --> 00:09:54,506 《(新谷)宏美は百舌だ》 75 00:09:56,577 --> 00:09:59,677 <(宏美)和彦がつけてくれた名前> 76 00:10:13,327 --> 00:10:17,427 《(父親) 宏美はホントに かわいいな》 77 00:10:27,825 --> 00:10:32,914 ≪(津城)記憶喪失になって 戻ってきたのは新谷和彦じゃない 78 00:10:32,914 --> 00:10:37,068 ちょっと待ってください もう一度 確認させてください 79 00:10:37,068 --> 00:10:40,471 じゃあ 我々が追っていたのは 誰なんですか? 80 00:10:40,471 --> 00:10:44,375 俺が見た男は 写真の新谷和彦だった 81 00:10:44,375 --> 00:10:47,812 我々は固定観念に とらわれていたんですよ➡ 82 00:10:47,812 --> 00:10:51,499 指紋が一致したなら間違いない 83 00:10:51,499 --> 00:10:54,499 つまり 戻ってきたのは… 84 00:11:01,309 --> 00:11:04,495 新谷宏美だ 85 00:11:04,495 --> 00:11:07,481 わけが分からん! 86 00:11:07,481 --> 00:11:12,653 新谷宏美は 新谷和彦の一卵性双生児の弟だ 87 00:11:12,653 --> 00:11:14,655 弟? 88 00:11:14,655 --> 00:11:18,326 おい だが お前が追ってたのは 女だったんだろ? 89 00:11:18,326 --> 00:11:20,645 外見は女でした 90 00:11:20,645 --> 00:11:22,830 (津城)だが 我々は➡ 91 00:11:22,830 --> 00:11:25,830 新谷宏美の素顔を 知りませんでした 92 00:11:28,169 --> 00:11:30,669 そう… 93 00:11:34,175 --> 00:11:37,275 新谷宏美という人物は… 94 00:11:40,982 --> 00:11:45,486 和彦の弟が女装していたんだ 95 00:11:45,486 --> 00:11:48,086 何だって? 96 00:11:50,157 --> 00:11:52,457 間違いない 97 00:11:53,644 --> 00:11:56,831 記憶喪失で現れた男の指紋が 98 00:11:56,831 --> 00:12:00,331 新谷宏美の指紋と 一致したんですからね 99 00:12:26,644 --> 00:12:30,564 《≪(教師)じゃあ 各班ごとに 色や形 大きさなど➡》 100 00:12:30,564 --> 00:12:33,701 《カエルが どんな様子か よ~く観察して》 101 00:12:33,701 --> 00:12:36,170 《気づいたことを 先生に教えてください》 102 00:12:36,170 --> 00:12:38,506 《(子供達)は~い》 103 00:12:38,506 --> 00:12:41,659 《≪(男の子)うわ~ッ》 《(女の子達)キャーッ》 104 00:12:41,659 --> 00:12:44,228 《どうした?》 《どうしたの?》 105 00:12:44,228 --> 00:12:46,728 《キャーッ!》 106 00:12:50,501 --> 00:12:53,087 《(教師) どうしてあんなことを?》 107 00:12:53,087 --> 00:12:56,007 《(宏美)刺したかったの》 108 00:12:56,007 --> 00:12:58,476 《お前達の家庭は複雑だ》 109 00:12:58,476 --> 00:13:02,663 《お前のお父さんが 男のお前に 宏美って名前つけたり》 110 00:13:02,663 --> 00:13:05,599 《そんな格好させたり》 《おかしいの?》 111 00:13:05,599 --> 00:13:08,319 《おかしいっていうか お前が自分のことを》 112 00:13:08,319 --> 00:13:11,822 《女の子だって思ってるんだったら 話は別だけど》 113 00:13:11,822 --> 00:13:15,142 《思ってないよ》 《どうして お父さんに言わないの》 114 00:13:15,142 --> 00:13:18,980 《≪(新谷)父に名前を変えろと 言えばすむと思いますか》 115 00:13:18,980 --> 00:13:21,315 《えッ?》 《宏美の名前は》 116 00:13:21,315 --> 00:13:24,485 《生まれてくる前に死んだ 姉の名前なんです》 117 00:13:24,485 --> 00:13:27,672 《宏美が もし 名前を変えたいなんて言ったら》 118 00:13:27,672 --> 00:13:30,992 《父は宏美を 家から追い出すかもしれません》 119 00:13:30,992 --> 00:13:34,178 《先生は宏美が ホントは男だっていうことを》 120 00:13:34,178 --> 00:13:37,278 《みんなに気づかれないように してください》 121 00:13:41,318 --> 00:13:45,506 《(宏美)お兄ちゃん 私って出来損ないなの?》 122 00:13:45,506 --> 00:13:47,806 《(新谷)そんなことない》 123 00:13:49,527 --> 00:13:53,497 《私は 女の子でいればいいの?》 124 00:13:53,497 --> 00:13:57,485 《ああ つらいだろうけど 今はな》 125 00:13:57,485 --> 00:14:01,985 《でも私 女の子嫌いじゃないよ》 126 00:14:03,090 --> 00:14:05,690 《宏美》 127 00:14:06,994 --> 00:14:10,381 《お前のことは 何があっても俺が守ってやる》 128 00:14:10,381 --> 00:14:12,681 《うん》 129 00:14:15,052 --> 00:14:18,552 《(寺門)はいはい ご飯だよ》 130 00:14:44,698 --> 00:14:47,798 <俺は抑えきれなかった> 131 00:14:49,487 --> 00:14:53,487 <日に日に大きくなっていく 自分の衝動を…> 132 00:15:44,175 --> 00:15:47,475 《(宏美が何度も刺している)》 133 00:15:52,817 --> 00:15:55,317 《(新谷)宏美》 134 00:15:58,839 --> 00:16:03,339 《俺達が帰ってきたら お父さんは死んでいた いいな》 135 00:16:04,311 --> 00:16:07,348 <父親を殺したことにより> 136 00:16:07,348 --> 00:16:11,168 <俺は自分の衝動を 完全に止めることが> 137 00:16:11,168 --> 00:16:13,968 <できなくなってしまった> 138 00:16:23,147 --> 00:16:26,667 お前達が新谷和彦をマークして 139 00:16:26,667 --> 00:16:29,703 新谷宏美に たどり着いたときには 140 00:16:29,703 --> 00:16:32,323 妹だと思ってたんだよな? 141 00:16:32,323 --> 00:16:37,161 はい 何週間も監視していましたが 142 00:16:37,161 --> 00:16:40,164 男性とは気づきませんでした 143 00:16:40,164 --> 00:16:44,318 一体 何のために 新谷宏美は女装してたんだ 144 00:16:44,318 --> 00:16:49,473 分からない だが 状況から見て新谷宏美は 145 00:16:49,473 --> 00:16:54,328 偽装や身元を隠すために 女装していたわけではなく 146 00:16:54,328 --> 00:16:58,328 常習的に女装していたんだろう 147 00:17:04,838 --> 00:17:08,492 《やめろ やめてくれ➡》 148 00:17:08,492 --> 00:17:11,495 《何なんだよ お前は➡》 149 00:17:11,495 --> 00:17:13,795 《やめろ 来るな!》 150 00:17:26,827 --> 00:17:29,827 《お前の獲物は俺が決める》 151 00:17:38,038 --> 00:17:44,038 <それでも そんな自分を 和彦は受け入れてくれた> 152 00:17:45,646 --> 00:17:49,316 <それから和彦は 衝動を止められない俺が> 153 00:17:49,316 --> 00:17:53,003 <無差別殺人犯として 逮捕されないように> 154 00:17:53,003 --> 00:17:55,873 <裏組織の連中と手を組み> 155 00:17:55,873 --> 00:18:00,473 <殺し屋として扱い コントロールしてくれた> 156 00:18:16,493 --> 00:18:19,880 <和彦が持ってくる殺しの依頼は> 157 00:18:19,880 --> 00:18:25,653 <何一つ殺人事件として 表沙汰になることはなく> 158 00:18:25,653 --> 00:18:29,506 <俺は人殺しの百舌として> 159 00:18:29,506 --> 00:18:32,806 <多くの人間を殺した> 160 00:18:36,163 --> 00:18:38,832 <そして和彦は 依頼者達にも> 161 00:18:38,832 --> 00:18:42,269 <自分が 犯行を行っているように見せて> 162 00:18:42,269 --> 00:18:45,155 <俺の正体を隠し続けてくれた> 163 00:18:45,155 --> 00:18:47,157 《(東)頼んだぞ》 164 00:18:47,157 --> 00:18:49,827 <完璧だったんだ> 165 00:18:49,827 --> 00:18:53,427 <あの爆弾事件が起きるまでは> 166 00:19:05,809 --> 00:19:09,146 じゃあ 俺達の前に現れた記憶喪失の男は 167 00:19:09,146 --> 00:19:12,516 新谷和彦だと思っていたが 実は女装のとれた 168 00:19:12,516 --> 00:19:15,002 新谷宏美だったってのか? 169 00:19:15,002 --> 00:19:17,602 そういうことになります 170 00:19:20,474 --> 00:19:25,312 事件当日 君は 新谷宏美を追っていたんだな? 171 00:19:25,312 --> 00:19:27,998 はい 172 00:19:27,998 --> 00:19:31,402 私は新谷宏美を尾行し 173 00:19:31,402 --> 00:19:34,902 宏美は筧のあとをつけていました 174 00:19:36,990 --> 00:19:40,661 宏美は筧を追って あの喫茶店に入り 175 00:19:40,661 --> 00:19:43,514 私も店内に入りました 176 00:19:43,514 --> 00:19:48,318 筧は写真を見ながら 店内を見渡していました 177 00:19:48,318 --> 00:19:51,872 すると すでに店内にいた 178 00:19:51,872 --> 00:19:56,472 サングラスをかけた謎の女が 筧に手をあげました 179 00:20:06,153 --> 00:20:09,022 筧は その女の前に座り 180 00:20:09,022 --> 00:20:13,122 宏美は 筧と距離をとった席に座りました 181 00:20:21,301 --> 00:20:24,321 <殺しの依頼を受けてから一週間> 182 00:20:24,321 --> 00:20:28,642 <筧は全く隙を見せなかった> 183 00:20:28,642 --> 00:20:31,662 <尾行するのは 難しくはなかったが> 184 00:20:31,662 --> 00:20:36,200 <やみくもに仕掛けるわけには いかなかった> 185 00:20:36,200 --> 00:20:40,700 <逃げることも計算して おかなければならないからだ> 186 00:20:42,990 --> 00:20:46,593 <だが もう我慢の限界だった> 187 00:20:46,593 --> 00:20:49,593 《(筧)ちょっとトイレに》 188 00:20:54,384 --> 00:20:57,004 筧が席を立ち トイレに向かい 189 00:20:57,004 --> 00:21:01,304 新谷も そのあとを追って トイレに向かいました 190 00:21:05,729 --> 00:21:09,900 <俺は トイレに向かう筧の背中を見て> 191 00:21:09,900 --> 00:21:15,000 <もしチャンスがあれば ひと思いに 殺ってしまおうと決意した> 192 00:21:17,007 --> 00:21:20,007 (水が流れる音が聞こえる) 193 00:21:27,484 --> 00:21:31,505 《もしもし はいはい 今トイレなんで5分後に…》 194 00:21:31,505 --> 00:21:33,824 《5分後に かけ直します》 195 00:21:33,824 --> 00:21:37,124 <失敗が さらに俺をいらだたせた> 196 00:21:39,663 --> 00:21:42,666 二人が 視界から見えなくなったので 197 00:21:42,666 --> 00:21:46,666 私もトイレに向かおうか 迷っていました 198 00:21:51,975 --> 00:21:57,475 その間 しばらく君は謎の女から 目を離していたということだな 199 00:21:59,716 --> 00:22:01,716 はい 200 00:22:03,654 --> 00:22:06,523 トイレに向かおうと思ったとき 201 00:22:06,523 --> 00:22:10,823 新谷宏美だけが トイレから戻ってきました 202 00:22:12,496 --> 00:22:15,365 <俺がトイレから戻ってくると> 203 00:22:15,365 --> 00:22:18,965 <女が 筧のカバンに何かを入れていた> 204 00:22:20,170 --> 00:22:25,170 <カバンを元の位置に戻すと 女は席を立とうとした> 205 00:22:30,147 --> 00:22:32,666 宏美が戻ってくると 206 00:22:32,666 --> 00:22:36,266 謎の女が 伝票を持って立ち上がりました 207 00:22:43,143 --> 00:22:49,243 <女が動き出した 女を追えという 直感に突き動かされた> 208 00:22:53,337 --> 00:22:59,042 謎の女が店を出ると 宏美も その女を追って店を出ました 209 00:22:59,042 --> 00:23:01,979 <女の様子に 何か異常なものを感じ> 210 00:23:01,979 --> 00:23:07,167 <それが筧の弱点を突く 手がかりになるような予感がした> 211 00:23:07,167 --> 00:23:10,153 <どうせ 筧のねぐらは分かっている> 212 00:23:10,153 --> 00:23:14,308 <この女の素性を探れば この膠着した局面を打開する> 213 00:23:14,308 --> 00:23:17,494 <ヒントが つかめるかもしれない> 214 00:23:17,494 --> 00:23:23,594 <喫茶店を出た女は すぐに 近くの雑居ビルに入っていった> 215 00:23:34,645 --> 00:23:39,483 そのビルの前で 新谷宏美は どれぐらい待ってたんだ? 216 00:23:39,483 --> 00:23:42,169 10分ほどです 217 00:23:42,169 --> 00:23:45,469 その間 人の出入りは? 218 00:23:50,494 --> 00:23:53,513 ビルから 何人かの人が出てきましたが 219 00:23:53,513 --> 00:23:56,613 謎の女の姿は ありませんでした 220 00:24:07,678 --> 00:24:11,478 やがて 宏美もビルに入っていきました 221 00:24:29,666 --> 00:24:33,670 <各フロアの廊下には人影がなく> 222 00:24:33,670 --> 00:24:36,970 <ビル全体が息絶えていた> 223 00:25:11,825 --> 00:25:14,478 <サングラスとコートに 気を取られ> 224 00:25:14,478 --> 00:25:17,981 <それ以外の女に 注意を払わなかったのは> 225 00:25:17,981 --> 00:25:20,484 <大失敗だった> 226 00:25:20,484 --> 00:25:23,653 <ビルから出てきた 何人かの女の中に> 227 00:25:23,653 --> 00:25:26,690 <あの女が いたはずだった> 228 00:25:26,690 --> 00:25:30,861 <筧が まだ喫茶店に 残っていればいいがと念じながら> 229 00:25:30,861 --> 00:25:34,498 <道を急いだ> 230 00:25:34,498 --> 00:25:39,486 ビルから出た宏美は また 喫茶店の方へ歩いていきました 231 00:25:39,486 --> 00:25:44,641 そして喫茶店へ戻ると ちょうど 筧が店から出てきました 232 00:25:44,641 --> 00:25:48,141 宏美は再び 筧を追いかけました 233 00:25:49,646 --> 00:25:52,482 《(クラクション)》 234 00:25:52,482 --> 00:25:56,653 <筧の足取りは どこかヤケクソだった> 235 00:25:56,653 --> 00:26:00,323 <かなり 頭にきているように見えた> 236 00:26:00,323 --> 00:26:03,009 <頭にきた人間は> 237 00:26:03,009 --> 00:26:06,609 <必ず どこかでミスを犯すものだ> 238 00:26:21,661 --> 00:26:27,317 《(沼田)ちょいちょい 三人揃って どこ行くんですか?》 239 00:26:27,317 --> 00:26:30,337 <女達が ホームレスに絡まれていた> 240 00:26:30,337 --> 00:26:33,437 《向こうに いいとこあるんだよ》 《≪(筧)おい!》 241 00:26:35,809 --> 00:26:40,109 <それを見た筧が突然 走りだした> 242 00:26:47,537 --> 00:26:49,837 <そして…> 243 00:27:15,332 --> 00:27:18,318 《(男) 救急車呼んでくれ 救急車!➡》 244 00:27:18,318 --> 00:27:21,818 《救急車 早く!》 245 00:27:25,492 --> 00:27:28,144 <俺は何が起こったのか分からず> 246 00:27:28,144 --> 00:27:31,144 <フラフラと立ち上がった> 247 00:27:33,266 --> 00:27:37,437 <筧は跡形もなく消え去っていた> 248 00:27:37,437 --> 00:27:43,009 <俺は自分の手で筧を殺せなかった いらだちを抑えて> 249 00:27:43,009 --> 00:27:45,862 <ICチップを回収するために> 250 00:27:45,862 --> 00:27:51,162 <ちらばるガレキをどけて 筧の体の一部を探した> 251 00:27:57,507 --> 00:28:01,507 《(泣いている)》 252 00:28:03,663 --> 00:28:07,263 少女の泣き声がしました 253 00:28:08,668 --> 00:28:13,968 あの女の子の絵は 新谷宏美だったんだな 254 00:28:19,145 --> 00:28:21,145 あれが? 255 00:28:27,003 --> 00:28:30,803 《(みゆきが泣いている)》 256 00:29:18,989 --> 00:29:22,325 <筧の上着から所持品を見つけ> 257 00:29:22,325 --> 00:29:25,425 <俺は その場をあとにした> 258 00:29:48,985 --> 00:29:51,285 《大丈夫?》 259 00:29:56,660 --> 00:29:59,960 周りのほこりが晴れる頃に私は… 260 00:30:06,369 --> 00:30:09,969 完全に新谷宏美を見失いました 261 00:33:00,143 --> 00:33:04,297 <俺は爆弾事件で 筧が死んだということと> 262 00:33:04,297 --> 00:33:07,967 <回収したものの隠し場所を 報告するために> 263 00:33:07,967 --> 00:33:11,871 <すぐ 和彦に会いにいった> 264 00:33:11,871 --> 00:33:15,658 <だが アパートに着くと> 265 00:33:15,658 --> 00:33:19,158 <和彦が赤井達と出てきた> 266 00:33:20,813 --> 00:33:25,134 <まるで連れ出すように和彦を 囲んでいた赤井達のあとを> 267 00:33:25,134 --> 00:33:27,136 <俺は追った> 268 00:33:27,136 --> 00:33:30,640 《≪(女)お茶にビールに…》 《≪(赤井)おねえちゃん➡》 269 00:33:30,640 --> 00:33:33,977 《好きなの頼め》 《(桜樹)ありがとうございます》 270 00:33:33,977 --> 00:33:39,465 <和彦の顔には これといった 緊張や恐怖の色はなかった> 271 00:33:39,465 --> 00:33:44,487 <しかし 俺の本能が 何か危険を告げていた> 272 00:33:44,487 --> 00:33:47,874 <どこへ行こうとしているのか 分からないが> 273 00:33:47,874 --> 00:33:52,128 <少なくとも これは和彦の 意思によるものではないと> 274 00:33:52,128 --> 00:33:54,428 <そう直感した> 275 00:33:59,469 --> 00:34:03,269 《よいしょ》 《はい 行きましょうか》 276 00:34:25,311 --> 00:34:29,111 《はあ~ッ ボロがよ!》 277 00:34:34,153 --> 00:34:37,724 <本能的に分かった> 278 00:34:37,724 --> 00:34:41,224 <このままでは和彦が殺されると> 279 00:34:44,464 --> 00:34:47,984 《(及川)ICチップのありかも 聞いてないですよ》 280 00:34:47,984 --> 00:34:50,336 《(赤井)うるせえ》 281 00:34:50,336 --> 00:34:53,336 <最悪の事態を想像した> 282 00:35:00,313 --> 00:35:03,633 <崖には誰もいなかった> 283 00:35:03,633 --> 00:35:08,137 <俺は和彦が 突き落とされたのだと思った> 284 00:35:08,137 --> 00:35:13,309 <だが 奈落の底に落ちたと 思っていた和彦は助かっていた> 285 00:35:13,309 --> 00:35:15,478 《(宏美)兄ちゃん!》 286 00:35:15,478 --> 00:35:18,798 <木の枝に挟み込まれて> 287 00:35:18,798 --> 00:35:21,818 <その姿は まるで> 288 00:35:21,818 --> 00:35:25,118 <百舌の早贄のように見えた> 289 00:35:39,352 --> 00:35:41,352 《兄ちゃん!》 290 00:35:47,327 --> 00:35:50,427 《宏美…》 《兄ちゃん!》 291 00:35:51,814 --> 00:35:54,901 《お前に謝らなきゃいけないことが あるんだ》 292 00:35:54,901 --> 00:35:57,401 《そんなのいいから 早く!》 293 00:35:58,638 --> 00:36:01,438 《許してくれ…》 294 00:36:15,705 --> 00:36:18,005 《百舌…》 295 00:36:26,966 --> 00:36:30,153 <東達は爆弾事件のあと> 296 00:36:30,153 --> 00:36:33,005 <和彦を連れ出し> 297 00:36:33,005 --> 00:36:36,125 <崖から墜落死させた> 298 00:36:36,125 --> 00:36:38,978 <筧が死んだのを確認して> 299 00:36:38,978 --> 00:36:43,478 <永遠に 和彦の口を封じようとしたんだ> 300 00:36:59,148 --> 00:37:01,948 (桜樹)泣いてんの? 301 00:37:03,820 --> 00:37:05,820 (桜樹)なあ 302 00:37:07,974 --> 00:37:10,274 泣いてんのか 303 00:37:13,796 --> 00:37:16,296 おい 304 00:37:36,469 --> 00:37:40,156 お前達は 死んでも償えない罪を犯した 305 00:37:40,156 --> 00:37:43,209 お前達は永遠に呪われる 306 00:37:43,209 --> 00:37:45,509 俺にな 307 00:37:58,741 --> 00:38:01,360 ≪(中神)とばすなよ 308 00:38:01,360 --> 00:38:03,960 (物音) 309 00:38:06,816 --> 00:38:09,152 何だ?➡ 310 00:38:09,152 --> 00:38:12,638 何だ? 何だ何だ?➡ 311 00:38:12,638 --> 00:38:15,658 何だ? 312 00:38:15,658 --> 00:38:18,644 (東)記憶が戻ったってことか… 313 00:38:18,644 --> 00:38:20,944 ☎(朝岡)うッ! 314 00:38:39,482 --> 00:38:43,603 (宏美)ハハハハハ…➡ 315 00:38:43,603 --> 00:38:46,903 ハハハハハ… 316 00:40:31,177 --> 00:40:33,977 (白石)うわ~ッ! 317 00:40:48,978 --> 00:40:51,778 (小林)チックショウ 318 00:41:20,826 --> 00:41:23,826 (小林が刺される) 319 00:41:35,491 --> 00:41:38,477 (中神)フフ ハハハハハ…➡ 320 00:41:38,477 --> 00:41:41,297 ハハハハハ…➡ 321 00:41:41,297 --> 00:41:44,316 ハハハハハ…➡ 322 00:41:44,316 --> 00:41:48,137 何着てんだ おい ハハハハッ➡ 323 00:41:48,137 --> 00:41:51,237 この変態野郎! 324 00:43:30,473 --> 00:43:33,973 ヒヒヒ ハハハハ… 325 00:43:34,977 --> 00:43:37,577 野郎… 326 00:46:53,826 --> 00:46:56,328 ハハハハハ… 327 00:46:56,328 --> 00:47:00,828 似合ってるよ かわいいよ 328 00:47:11,326 --> 00:47:14,126 ヘヘヘヘヘッ 329 00:47:20,803 --> 00:47:23,303 タイプかも 330 00:47:29,795 --> 00:47:33,595 あれッ あれッ あれッ… 331 00:50:38,217 --> 00:50:41,017 化け物が よみがえったのか… 332 00:51:23,812 --> 00:51:26,112 新谷は どこに向かった? 333 00:51:27,316 --> 00:51:30,316 俺達とは全く違う目的で やつは動いてる 334 00:51:31,353 --> 00:51:34,473 ≪(津城)まずは 新谷宏美の足取りをつかむ 335 00:51:34,473 --> 00:51:37,476 完全に行方が分からない 消えた? 336 00:51:37,476 --> 00:51:41,476 百舌も私も 衝動に駆られてるんだね 337 00:51:43,131 --> 00:51:47,586 記憶が戻って 一番にすることは ICチップだ 338 00:51:47,586 --> 00:51:50,489 警部 ダルマを信じていますか? 339 00:51:50,489 --> 00:51:52,989 夢でダルマを見たのか? 340 00:51:55,143 --> 00:51:57,629 もしかして お前も見たことがあるのか? 341 00:51:57,629 --> 00:52:01,667 やっかいなことでも抱えてんの? ああ 最上級のな 342 00:52:01,667 --> 00:52:05,304 室井警視監はグラークα作戦を ご存じですよね? 343 00:52:05,304 --> 00:52:07,906 あの作戦は極秘だ 知ってるだろ 344 00:52:07,906 --> 00:52:12,594 (津城)あなたの力で 公安警察の闇を暴きませんか? 345 00:52:12,594 --> 00:52:14,980 全部作りもんに見えてきたよ 346 00:52:14,980 --> 00:52:19,580 真実を知るまでは 俺は空っぽのままなんです 347 00:52:22,554 --> 00:52:25,554 初めまして 新谷宏美君