1 00:00:02,202 --> 00:00:08,141 ♬~(テーマ音楽) 2 00:00:08,141 --> 00:01:06,133 ♬~ 3 00:01:12,406 --> 00:01:15,609 (マリ子)「雨が降っています。➡ 4 00:01:15,609 --> 00:01:18,512 ひさしに当たる その雨音を聞きながら➡ 5 00:01:18,512 --> 00:01:25,285 私は今 お千代ねえやが お嫁に行った 晩のことを思い出しています。➡ 6 00:01:25,285 --> 00:01:31,792 結婚式を終えて 百道の家へ帰ってきたら 雨が降っていました。➡ 7 00:01:31,792 --> 00:01:35,662 お千代ねえやが行ってしまった あの晩の雨音が➡ 8 00:01:35,662 --> 00:01:41,501 それまで家族同様だっただけに 何やら寂しく心細く聞いたことを➡ 9 00:01:41,501 --> 00:01:44,705 私は 今でも覚えています」。 10 00:01:47,307 --> 00:01:51,178 「お千代ねえやには 初めて高男さんと2人だけで聞いた➡ 11 00:01:51,178 --> 00:01:53,981 雨音だったことでしょう。➡ 12 00:01:53,981 --> 00:01:58,652 それだけに もし 今 福岡が雨だったとしたら➡ 13 00:01:58,652 --> 00:02:01,922 一人で それを聞く お千代ねえやの気持ちは➡ 14 00:02:01,922 --> 00:02:05,258 私には痛いように分かります。➡ 15 00:02:05,258 --> 00:02:09,096 でも 元気を出してください。➡ 16 00:02:09,096 --> 00:02:12,599 たとえ 遠く離れていても お千代ねえやには➡ 17 00:02:12,599 --> 00:02:16,903 いつも 私たちがついていると思って 頑張ってください」。 18 00:02:21,942 --> 00:02:29,416 「ゆうべ お母様とみんなで 高男さんの無事をお祈りしました。➡ 19 00:02:29,416 --> 00:02:34,955 手柄なんか立てなくてもいい 一番乗りなぞしなくてもいいから➡ 20 00:02:34,955 --> 00:02:40,827 傷ついた人をかばい 家を焼かれ 親を亡くした子供たちをいたわって➡ 21 00:02:40,827 --> 00:02:45,332 無事に お千代ねえやの所へ 帰ってくることをです」。 22 00:02:52,305 --> 00:02:54,975 (千代)聞きんしゃったね あんた。 23 00:02:54,975 --> 00:03:02,082 ほんなこと お嬢様の言うとおり うちは手柄も勲章も要らんけん➡ 24 00:03:02,082 --> 00:03:06,787 きっと無事に帰ってきてつかあっせ。 なあ。 25 00:03:08,388 --> 00:03:13,260 (一平)ほんなこつ 死んだ者は損じゃ。 26 00:03:13,260 --> 00:03:16,263 ご隠居様。 うむ。 27 00:03:16,263 --> 00:03:23,403 いや わしも 日露戦争に従軍してな 戦争のむごいことは よう知っとる。 28 00:03:23,403 --> 00:03:26,940 なんぼ 頭抱えても 死ぬ者は死ぬ。 29 00:03:26,940 --> 00:03:32,813 真っ先かけて突進しても 弾の方で逃げていく者もいる。 30 00:03:32,813 --> 00:03:37,651 それが戦争ばい。 はい。 31 00:03:37,651 --> 00:03:40,954 ばってん あんたも つらかろうが➡ 32 00:03:40,954 --> 00:03:47,828 決して ひきょうな振る舞いばせんで ええ 無事ば祈んなさい。 33 00:03:47,828 --> 00:03:50,664 はい。 34 00:03:50,664 --> 00:03:54,134 (一平)高男さんは 大丈夫たい。 35 00:03:54,134 --> 00:03:57,804 ほんなことでしょうか? ああ そりゃあ 当たり前たい。 36 00:03:57,804 --> 00:04:03,076 こげん よか女房ば そう簡単に靖国の妻にしてたまるか。 37 00:04:03,076 --> 00:04:05,378 そう思ってるはずじゃ。➡ 38 00:04:05,378 --> 00:04:08,582 立派に 気張んなさいや。 39 00:04:13,253 --> 00:04:18,258 あんた きっと帰ってきてつかあっせ。➡ 40 00:04:18,258 --> 00:04:21,261 無事に。 41 00:04:21,261 --> 00:04:24,764 (トセ)絹代さん。 五銭玉 持ってきてちょうだい。 42 00:04:24,764 --> 00:04:26,700 (絹代)は~い。 43 00:04:26,700 --> 00:04:30,637 (トセ)私は とら年ですからね 年の数だけ縫わせていただきますよ。 44 00:04:30,637 --> 00:04:34,474 虎はね 「千里行って千里帰る」といって 縁起がいいんですよ。 45 00:04:34,474 --> 00:04:38,111 その とら年がね 五銭玉を ここへ縫い付けますからね。 46 00:04:38,111 --> 00:04:40,413 死線(四銭)を越える五銭玉ってね。 47 00:04:40,413 --> 00:04:43,617 その大和田さんって方は きっと無事に帰ってらっしゃいますよ。 48 00:04:43,617 --> 00:04:45,552 はい ありがとうございます。 49 00:04:45,552 --> 00:04:49,556 (絹代)お義母さん これ。 はい はい。 はい それじゃあ…。 50 00:04:51,791 --> 00:04:55,295 (国防婦人会の女たち) パーマネントは やめましょう!➡ 51 00:04:55,295 --> 00:04:59,166 ぜいたくは やめましょう! 何ですか? あなた方は。 52 00:04:59,166 --> 00:05:03,737 え~ 今 戦地では 兵隊さんたちが お国のために➡ 53 00:05:03,737 --> 00:05:06,373 一生懸命 戦っています。 54 00:05:06,373 --> 00:05:09,242 私たちは やまとなでしこなんですから➡ 55 00:05:09,242 --> 00:05:11,912 なにも 外国人のまねをして 頭を縮らせて➡ 56 00:05:11,912 --> 00:05:15,582 おしゃれをしている時ではない と思いますのよ。 57 00:05:15,582 --> 00:05:19,386 それで 是非 お宅でも そういう不心得者が来たら➡ 58 00:05:19,386 --> 00:05:23,590 パーマネントは やめるようにと 国策に協力していただきたいと思って➡ 59 00:05:23,590 --> 00:05:26,393 伺いましたのよ。 60 00:05:26,393 --> 00:05:28,328 よ~い はい。 61 00:05:28,328 --> 00:05:31,097 (国防婦人会の女たち) パーマネントは やめましょう!➡ 62 00:05:31,097 --> 00:05:34,401 外国人のまねは やめましょう! 63 00:05:34,401 --> 00:05:38,605 (はる)まあ なんて余計なことを言う 人たちなんでしょう。 64 00:05:38,605 --> 00:05:41,408 (マチ子)お母様だって パーマネントには 反対だったじゃありませんか。 65 00:05:41,408 --> 00:05:43,944 ええ 反対ですよ。 反対ですけれども➡ 66 00:05:43,944 --> 00:05:46,613 かけるも かけんも その人たちの自由でしょう。 67 00:05:46,613 --> 00:05:50,283 三郷さんのご商売の邪魔をする権利は 何もないはずよ。 68 00:05:50,283 --> 00:05:53,954 マリ子も 何で ちゃんと その人たちに 言うてやらんだったとですか? 69 00:05:53,954 --> 00:05:55,889 でも 私 びっくりしてしまって…。 70 00:05:55,889 --> 00:05:58,124 (はる)ただ黙って 逃げて帰ってきたというわけ? 71 00:05:58,124 --> 00:06:01,995 いいえ 国策に沿って 千人針を一針ずつ刺していただきました。 72 00:06:01,995 --> 00:06:03,930 まあ とんでもないことだわ。 73 00:06:03,930 --> 00:06:06,366 そんな出しゃばりさんたちに 刺してもらったら➡ 74 00:06:06,366 --> 00:06:09,069 当たらんでもいい弾が 高男さんに当たってしまいますよ。 75 00:06:09,069 --> 00:06:11,004 嫌よ そんな! (オネスト)そうです。 76 00:06:11,004 --> 00:06:14,875 そこまで 人の心を悪く取ってはいけません。 77 00:06:14,875 --> 00:06:16,810 でもございましょうが…。 (オネスト)いいえ。 78 00:06:16,810 --> 00:06:22,082 兵隊さんたちの無事を祈る気持ちは あなたたちと同じです。 79 00:06:22,082 --> 00:06:27,254 でも 私 髪の毛が縮れているだけで 外国人だという考え方は➡ 80 00:06:27,254 --> 00:06:29,189 悔しくてなりませんわ。 81 00:06:29,189 --> 00:06:33,760 戦争中だからこそ 人と人とが 助け合わなくてはならないのに。 82 00:06:33,760 --> 00:06:35,795 この間も あそこの町会長さんが➡ 83 00:06:35,795 --> 00:06:38,398 神父様は外国人だから 気を付けるようにって➡ 84 00:06:38,398 --> 00:06:41,935 触れ歩いていたそうではありませんか。 85 00:06:41,935 --> 00:06:45,405 私は外国人だから しかたありません。 86 00:06:45,405 --> 00:06:50,610 いいえ みんな生きとし生けるもの 人間には国境はない➡ 87 00:06:50,610 --> 00:06:54,414 みんな 神の子だ。 神父様は そうおっしゃいましたわ。 88 00:06:54,414 --> 00:06:58,952 そうです みんな神の子です。 89 00:06:58,952 --> 00:07:02,722 私は マチ子さんたちと➡ 90 00:07:02,722 --> 00:07:06,359 ゆっくり 神様の話 したことありません。 91 00:07:06,359 --> 00:07:10,563 今 話 させてください。 どうぞ。 92 00:07:10,563 --> 00:07:13,233 それは どうぞ。 93 00:07:13,233 --> 00:07:15,568 私の父 鍛冶屋です。 94 00:07:15,568 --> 00:07:22,342 鉄を溶かして すきや馬のげたを作る あの鍛冶屋です。➡ 95 00:07:22,342 --> 00:07:27,080 学問ありませんでしたけど すばらしい父でした。➡ 96 00:07:27,080 --> 00:07:31,952 こんな力こぶあって 村一番 力持ち。➡ 97 00:07:31,952 --> 00:07:37,090 でも 優しい 優しい男です。➡ 98 00:07:37,090 --> 00:07:42,395 父の所へ来ると どんな馬も じっとしていました。 99 00:07:42,395 --> 00:07:47,100 馬は知ってましたね 父が どんな鍛冶屋よりも気を付けて➡ 100 00:07:47,100 --> 00:07:49,602 ひづめを削ること。 101 00:07:49,602 --> 00:07:53,773 一番上手に 馬のげたを作ること。 102 00:07:53,773 --> 00:08:00,880 人も 花も 動物も 全てを愛していることを。➡ 103 00:08:00,880 --> 00:08:06,052 困っている人を 見ていること できませんでした。➡ 104 00:08:06,052 --> 00:08:09,923 けが人がいれば いつも飛んでいき➡ 105 00:08:09,923 --> 00:08:13,927 ひもじい人がいれば いつもパンを持っていきました。 106 00:08:13,927 --> 00:08:21,067 でも 育ち盛りの私 いつも おなかすいていますね。 107 00:08:21,067 --> 00:08:26,573 だから ある時 私は父に言いました。 108 00:08:26,573 --> 00:08:30,076 僕だって ひもじいのです。 109 00:08:30,076 --> 00:08:32,746 そしたら…。 そしたら? 110 00:08:32,746 --> 00:08:38,618 お尻 裸にして 岩みたいな手で たたきました。 111 00:08:38,618 --> 00:08:42,088 かわいそうに。 ノー ノー ノー ノー。 112 00:08:42,088 --> 00:08:46,760 神様は 教育の丘を2つ つくりました。 113 00:08:46,760 --> 00:08:48,795 つまり お尻をつくりました。 114 00:08:48,795 --> 00:08:54,100 だから 愛のためなら 遠慮は いらないのです。 115 00:08:54,100 --> 00:08:57,003 ビン バン ビン バン! 116 00:08:57,003 --> 00:09:03,710 (はる)そうですとも。 愛のためなら 私も 娘たちのお尻をたたきましたわ。 117 00:09:03,710 --> 00:09:07,547 ビン ビン。 それでいいのです。 118 00:09:07,547 --> 00:09:11,051 お尻をたたきながら 父は言いました。 119 00:09:11,051 --> 00:09:14,087 私には お前たちがいる。 120 00:09:14,087 --> 00:09:16,923 これは 一番幸せです。 121 00:09:16,923 --> 00:09:24,564 その幸せを感謝するために いつも多くの人と パンを分かち合い➡ 122 00:09:24,564 --> 00:09:27,467 苦しみを引き受けたいのだと➡ 123 00:09:27,467 --> 00:09:32,672 父は… 涙をこぼしていました。 124 00:09:35,208 --> 00:09:41,748 父は 感謝すること いつも 全てを分かち合うこと➡ 125 00:09:41,748 --> 00:09:47,620 喜びも 苦しみも いつも 全てを私に教えました。➡ 126 00:09:47,620 --> 00:09:52,459 そして 私を 神様の学校へ入れました。➡ 127 00:09:52,459 --> 00:09:58,932 もっと多くの人に 父の意志を伝えるためです。➡ 128 00:09:58,932 --> 00:10:02,402 そして 私は日本に来ました。 129 00:10:02,402 --> 00:10:07,607 それで お父様は何て? やっぱり お別れは つらかったでしょう? 130 00:10:07,607 --> 00:10:11,277 お~ その時 びっくりしました。 131 00:10:11,277 --> 00:10:17,784 教会から言われて うちに帰り 父と世界地図を広げて➡ 132 00:10:17,784 --> 00:10:21,287 そして 日本を探しました。 133 00:10:21,287 --> 00:10:27,093 ありましたね こんな小さいのが はりついてました。 134 00:10:27,093 --> 00:10:29,796 (笑い声) (オネスト)父が言いました。➡ 135 00:10:29,796 --> 00:10:35,602 ボール投げたら 海の向こうに落ちるぞ。 まあ! 136 00:10:35,602 --> 00:10:40,807 ごめんなさい。 私たち 日本のことを いつも➡ 137 00:10:40,807 --> 00:10:44,978 野蛮な ハラキリ フジヤマしか 知りませんでしたね。 138 00:10:44,978 --> 00:10:49,849 しかたありませんわ。 本当に 日本は 野蛮で小さな国なんですもの。 139 00:10:49,849 --> 00:10:55,455 でも そんな国へ来ることに 何の抵抗もなかったんですか? 140 00:10:55,455 --> 00:10:57,991 私も人間ですからね。 141 00:10:57,991 --> 00:11:01,594 でも 私は考えました。 142 00:11:01,594 --> 00:11:11,104 自分が必要とされている人間であることは 誇らしいことです。 143 00:11:11,104 --> 00:11:14,941 グッド バイの朝 父が言いました。 144 00:11:14,941 --> 00:11:19,112 お前を愛している。 別れは つらい。 145 00:11:19,112 --> 00:11:25,418 でも お前が多くの人を助けられる人間 ということを➡ 146 00:11:25,418 --> 00:11:28,955 私の誇りです。 147 00:11:28,955 --> 00:11:35,728 父は もう 私の助けがいる年だったのですね。 148 00:11:35,728 --> 00:11:39,599 今 たくさんの白い髪になりました。 149 00:11:39,599 --> 00:11:44,504 彼も クリンクリンの髪ですね。 150 00:11:44,504 --> 00:11:53,146 父は… 私は彼の勇気に打たれました。➡ 151 00:11:53,146 --> 00:11:59,319 「人間は 誰でも 自分の幸せの鍛冶屋である」。➡ 152 00:11:59,319 --> 00:12:05,091 それは 私の国のことわざです。➡ 153 00:12:05,091 --> 00:12:13,800 幸せになりたければ 自分を どんどん たたくことです。➡ 154 00:12:13,800 --> 00:12:17,804 マチ子さん マリ子さん➡ 155 00:12:17,804 --> 00:12:22,275 私は 本当に幸せになりたいのです。 156 00:12:22,275 --> 00:12:29,282 だから 神様の命じられた伝道を 続けているのです。 157 00:12:32,919 --> 00:12:42,662 「人間は 誰でも 自分の幸せの鍛冶屋である」。 158 00:12:42,662 --> 00:12:47,433 <いつもは すたこらと逃げ出していた 苦手の神父様でしたが➡ 159 00:12:47,433 --> 00:12:50,336 父を語った その話は 娘たちに➡ 160 00:12:50,336 --> 00:12:55,041 素直な深い感動を与えたようでした> 161 00:13:00,980 --> 00:13:02,949 (戸が開く音) (大造)ごめんください。 162 00:13:02,949 --> 00:13:05,251 神父様が? (大造)うん。 163 00:13:05,251 --> 00:13:07,754 ああ あっちにも こっちにも 頭突っ込むのは➡ 164 00:13:07,754 --> 00:13:10,390 もしかしたら スパイじゃないか って言うやつがいてね。 165 00:13:10,390 --> 00:13:14,761 そんな… だって お母様 あの神父様を 信じてらっしゃるんです。 166 00:13:14,761 --> 00:13:18,931 困ったな どうも…。 なにも おじ様が困ることありませんわ。 167 00:13:18,931 --> 00:13:22,602 私だって信じてます。 そりゃあ アフリカに行けって言われたら➡ 168 00:13:22,602 --> 00:13:24,937 困りますけど。 アフリカに!? 169 00:13:24,937 --> 00:13:28,408 アフリカに行くんですか? マリ子さん。 例えばの話です。 170 00:13:28,408 --> 00:13:32,278 ハハハッ びっくりするじゃないか。 いくら 例え話だってさ。 171 00:13:32,278 --> 00:13:36,115 だけど あの神父様は そうだったんです。 そうやって 日本に来たんです。 172 00:13:36,115 --> 00:13:38,618 そして みんなと一緒に幸せになるために➡ 173 00:13:38,618 --> 00:13:40,653 ご自分を トンテン たたいてらっしゃるんです。 174 00:13:40,653 --> 00:13:42,789 ほう~ トンテンね。 175 00:13:42,789 --> 00:13:46,959 お母様は東京へ来るなり あの神父様と意気投合してしまって➡ 176 00:13:46,959 --> 00:13:50,296 私たちには 自分のことは 自分でおやりだったでしょう。 177 00:13:50,296 --> 00:13:54,967 だから 時には 神様の方が大事なの? って思う時もありましたわ。 178 00:13:54,967 --> 00:13:58,638 だけど お母様が あの神父様の手足になりたい気持ちが➡ 179 00:13:58,638 --> 00:14:00,606 本当に よく分かるんです。 180 00:14:00,606 --> 00:14:03,376 だけどね 今は非常時なんだから。 181 00:14:03,376 --> 00:14:05,445 それも 分かります。 182 00:14:05,445 --> 00:14:09,182 だけど お母様は 人様に迷惑をかけるようなことだけは➡ 183 00:14:09,182 --> 00:14:11,117 絶対にしないと思うんです。 184 00:14:11,117 --> 00:14:14,987 だって 私たちにだって 人様に迷惑をかけてはいけないと➡ 185 00:14:14,987 --> 00:14:18,758 それは強く言ってきた人ですもの。 186 00:14:18,758 --> 00:14:23,096 だから おじ様が とても心配していたと 伝えておきますわ。 187 00:14:23,096 --> 00:14:26,399 頼みますよ。 本当に頼むからね。 188 00:14:26,399 --> 00:14:28,334 はい。 189 00:14:28,334 --> 00:14:44,817 ♬~ 190 00:14:44,817 --> 00:14:51,524  心の声 私は 一体 誰の幸せのために 絵を描いているのかしら…。