1 00:00:03,070 --> 00:00:09,176 ♬~(テーマ音楽) 2 00:00:09,176 --> 00:01:26,887 ♬~ 3 00:01:36,029 --> 00:01:38,332 <鬼の編集者 塚田から➡ 4 00:01:38,332 --> 00:01:42,703 菊池 寛の小説を 読める限り読んでこいという宿題に➡ 5 00:01:42,703 --> 00:01:47,574 マリ子は 文字どおり 死に物狂いで突進していたのです> 6 00:01:47,574 --> 00:02:41,261 ♬~ 7 00:02:50,437 --> 00:02:52,739 (マリ子)寝ちゃったんだ 私…。 8 00:03:09,856 --> 00:03:12,692 (はる) ねえ まだ起こさなくてもいいかしら? 9 00:03:12,692 --> 00:03:15,295 (マチ子)4時に目ぇ覚ました時 まだ読んでましたから➡ 10 00:03:15,295 --> 00:03:19,166 もう少し寝かしといた方が いいんじゃないですか。 11 00:03:19,166 --> 00:03:21,168 (はる)でも どうして あんなふうに 菊池先生のものばかり➡ 12 00:03:21,168 --> 00:03:25,672 読ませられるのかしら? 入社試験でもあるまいしね。 13 00:03:25,672 --> 00:03:28,008 だったとしたら どういうことになるの? 14 00:03:28,008 --> 00:03:31,845 職業婦人ってことになるんでしょう。 まあ マリ子が? 15 00:03:31,845 --> 00:03:35,715 でも 大丈夫。 その前に 必ず落第しますから。 16 00:03:35,715 --> 00:03:40,854 だって 読ませた以上 論文か何か書け って言うに決まってるもん。 17 00:03:40,854 --> 00:03:44,191 そうね。 あの子は小学校の時から➡ 18 00:03:44,191 --> 00:03:47,861 つづり方は あんまり得意な方ではなかったから。 19 00:03:47,861 --> 00:03:51,198 いざとなれば 結構 口から出任せ言えるくせに➡ 20 00:03:51,198 --> 00:03:54,534 文となると全然駄目っていうのも変よね。 21 00:03:54,534 --> 00:03:57,437 「天は二物を与えず」と言いますでしょう。 22 00:03:57,437 --> 00:04:00,974 あの子には 絵を描く方が向いているんでしょうね。 23 00:04:00,974 --> 00:04:04,845 だったら どうして お母様は その筆を折らせるようなことなさったの? 24 00:04:04,845 --> 00:04:06,847 それは 神の試練です。 25 00:04:06,847 --> 00:04:10,484 また始まった。 またとは どういうこと? 26 00:04:10,484 --> 00:04:13,153 お母様 都合が悪くなると すぐ神様のとこへ➡ 27 00:04:13,153 --> 00:04:15,088 逃げ込んでおしまいになるでしょ。 28 00:04:15,088 --> 00:04:18,959 だって 神は いつでも 私たちと一緒にいてくださるのよ。 29 00:04:18,959 --> 00:04:23,296 随分 えこひいきの神様だこと。 えっ? 30 00:04:23,296 --> 00:04:28,001 お母様のそばだと 神様も 随分 居心地がいいと思いますよ。 31 00:04:28,001 --> 00:04:29,936 マチ子。 32 00:04:29,936 --> 00:04:32,873 おはようございます。 (2人)おはよう。 33 00:04:32,873 --> 00:04:35,175 随分 頑張ったじゃない ゆうべは。 34 00:04:35,175 --> 00:04:38,011 でも 途中で つんのめっちゃった。 ウフフフッ! 35 00:04:38,011 --> 00:04:40,914 (はる)徹夜なんだったんでしょう? 36 00:04:40,914 --> 00:04:43,316 お恥ずかしい 途中で起こしてくれればよかったのに。 37 00:04:43,316 --> 00:04:46,019 それが ヨウ子が 頑として起こすなって言い張ったのよ。 38 00:04:46,019 --> 00:04:50,690 ヨウ子が? 心配しながら出ていきましたよ。 39 00:04:50,690 --> 00:04:53,527 2人が起きたのも全然知らなくて…。 40 00:04:53,527 --> 00:04:56,429 おなかすいたでしょ? もう お昼なんだから。 41 00:04:56,429 --> 00:04:58,398 うん すぐ食べれる。 さあ さあ➡ 42 00:04:58,398 --> 00:05:00,967 じゃあ おみそ汁 温めてあげましょうね。 すいません。 43 00:05:00,967 --> 00:05:04,805 あっ じゃあ お膳出しとく。 44 00:05:04,805 --> 00:05:07,007 ありがとう。 45 00:05:12,679 --> 00:05:16,383 あ~! 頑張ろ! 46 00:05:18,151 --> 00:05:21,154 磯野さ~ん。 47 00:05:21,154 --> 00:05:24,457 磯野さ~ん。 ⚟は~い! 48 00:05:26,660 --> 00:05:28,695 あっ え~っと お宅は➡ 49 00:05:28,695 --> 00:05:32,165 下谷区上野桜木町から引っ越してきた 磯野さんですね? 50 00:05:32,165 --> 00:05:36,169 はい そうです。 じゃあ 磯野マリ子さんに速達です。 51 00:05:36,169 --> 00:05:39,472 はい どうも ご苦労さまでした。 はい。 52 00:05:43,310 --> 00:05:45,846 トミ子さんだ! 53 00:05:45,846 --> 00:05:49,316 トミ子さんからよ! トミ子さんからの手紙! 54 00:05:49,316 --> 00:05:51,384 ねえ ねえ これ もしかしたら 写真じゃないかしら? 55 00:05:51,384 --> 00:05:54,688 んっ? はさみ はさみ! 56 00:05:54,688 --> 00:05:56,690 あっ そうか そうか。 57 00:05:59,025 --> 00:06:01,027 はい はい。 マリ子。 58 00:06:07,834 --> 00:06:10,971 まあ きれ…。 59 00:06:10,971 --> 00:06:13,473 はい マー姉ちゃん。 60 00:06:17,844 --> 00:06:20,146 トミ子さん…。 61 00:06:20,146 --> 00:06:22,649 きれいだ~。 62 00:06:22,649 --> 00:06:25,485 本当にきれい。 63 00:06:25,485 --> 00:06:32,259 <できることなら 一目 この目で じかに見たかった マリ子でした> 64 00:06:32,259 --> 00:06:35,495 まあ こちらの旦那様も立派なこと。 65 00:06:35,495 --> 00:06:39,366 よく お似合いだわね。 本当。 66 00:06:39,366 --> 00:06:43,837 残念でしょう マー姉ちゃん 婚礼に出席できなくて。 67 00:06:43,837 --> 00:06:47,307 いつか行かれなかった訳は 分かってもらえると思うもん。 68 00:06:47,307 --> 00:06:52,679 そうですとも。 それに あなたの時は 来てもらえばいいわけだから。 69 00:06:52,679 --> 00:06:55,181 私の時? そうですよ。 70 00:06:55,181 --> 00:06:58,084 いずれは あなたたちだって 結婚するんでしょうし。 71 00:06:58,084 --> 00:07:00,120 するんでしょうね きっと。 72 00:07:00,120 --> 00:07:03,890 それにしても 今の我が家の現状じゃあ ピンと来ないわね。 73 00:07:03,890 --> 00:07:07,260 いいのよ 別に どうしても お嫁さんに行きたいわけじゃなし。 74 00:07:07,260 --> 00:07:11,131 第一 相手がいないのに お嫁さんなんて ピンと来ないもの。 75 00:07:11,131 --> 00:07:13,133 アハハ それもそうね。 (はる)そうですとも。 76 00:07:13,133 --> 00:07:17,837 (笑い声) 77 00:07:20,640 --> 00:07:23,276 お母様 それ どういうおつもりで おっしゃったの? 78 00:07:23,276 --> 00:07:25,979 どういうつもりって どういうこと? 79 00:07:29,082 --> 00:07:32,018 どうでもいいけれど そろそろ時間じゃないの? マリ子。 80 00:07:32,018 --> 00:07:34,020 えっ? 3時までに行くんでしょう? 81 00:07:34,020 --> 00:07:36,856 あっ いけない! 大急ぎで支度しなくちゃ。 82 00:07:36,856 --> 00:07:39,859 何しろ 鬼の塚田さんだそうだから。 83 00:07:39,859 --> 00:07:42,295 少し早めに行っといた方が 間違いないんじゃない? 84 00:07:42,295 --> 00:07:45,165 それじゃあ 私 腕時計 合わしておく。 あっ 恩に着ます。 85 00:07:45,165 --> 00:07:48,501 だって 4日間 猛勉強したのが 無駄になったら大変だもん。 86 00:07:48,501 --> 00:07:51,171 それじゃあ お母様 トミ子さんへのお返事は…。 87 00:07:51,171 --> 00:07:53,173 はい 私が下書きを書いておきましょう。 88 00:07:53,173 --> 00:07:57,844 わあ! これで我が家も ようやく 協力態勢ばっちりね! 89 00:07:57,844 --> 00:08:00,447 ありがとうございます! 90 00:08:00,447 --> 00:08:03,249 <ということで出かけた陽談社で➡ 91 00:08:03,249 --> 00:08:08,955 鬼の塚田は 何を言おうと 待ち構えていたのでしょうか> 92 00:08:16,463 --> 00:08:19,499 (給仕)あっ 「女性倶楽部」の編集部 お願いいたします。 93 00:08:19,499 --> 00:08:24,304 はい 塚田さんにお客様です。 磯野さん。 94 00:08:41,988 --> 00:08:45,658 あの 先日は 大変失礼いたしました。 95 00:08:45,658 --> 00:08:48,294 (塚田)別に失礼なんか 君 しなかったじゃないか。 はあ? 96 00:08:48,294 --> 00:08:52,165 まあ いいから 座りたまえ。 はい 失礼しま…➡ 97 00:08:52,165 --> 00:08:54,667 磯野マリ子 座ります。 98 00:08:58,505 --> 00:09:03,343 で 読んだね? はい 読みました。どうだった? 99 00:09:03,343 --> 00:09:07,213 初期のものは別として 「真珠夫人」以降の「第二の接吻」など➡ 100 00:09:07,213 --> 00:09:11,451 涙が止まらなくて困りました。 う~ん 例えば どういう点で? 101 00:09:11,451 --> 00:09:15,121 えっと 女の人の心情が よく分かるからです。 102 00:09:15,121 --> 00:09:17,791 これは泣いた所とは違いますけれど➡ 103 00:09:17,791 --> 00:09:21,661 「真珠夫人」の中に 「男性は女性を もてあそんでよいもの。➡ 104 00:09:21,661 --> 00:09:24,264 女性は男性を もてあそんでは悪いもの。➡ 105 00:09:24,264 --> 00:09:27,133 そういった間違った男性本位の道徳に➡ 106 00:09:27,133 --> 00:09:30,637 私は一身を賭しても 反抗したいと思っていますの。➡ 107 00:09:30,637 --> 00:09:34,140 今の世の中は 国家までが 国家の法律までが➡ 108 00:09:34,140 --> 00:09:39,479 そういった男性本位の道徳に 助けているんでございますもの」。 109 00:09:39,479 --> 00:09:44,350 そんな会話が とっても強烈的な印象で… はい。 110 00:09:44,350 --> 00:09:49,656 ほう すると君は そういう言葉に 共鳴するタイプのお嬢さんか。 111 00:09:49,656 --> 00:09:53,526 いえ 共鳴も何も うちには男性がおりませんから➡ 112 00:09:53,526 --> 00:09:57,297 そういう間違った考え方を 押しつけられた生活はしていません。 113 00:09:57,297 --> 00:10:00,166 だけど そうですね…➡ 114 00:10:00,166 --> 00:10:02,101 なんて頭がいい人なんだろうって➡ 115 00:10:02,101 --> 00:10:06,940 こういう女性もいるんだなって もう びっくり仰天っていう感じです。 116 00:10:06,940 --> 00:10:09,843 まあ あの人は 小説による啓もうってことを➡ 117 00:10:09,843 --> 00:10:14,180 常に実行しようとしてる人だからな。 そうなんですか。 118 00:10:14,180 --> 00:10:16,683 まあ 君が そういう受け取り方するっていうのも➡ 119 00:10:16,683 --> 00:10:21,187 あの人にとっちゃ ねらいどおりなんだろうな。 はあ。 120 00:10:21,187 --> 00:10:24,090 じゃあね その点を強調するつもりだから➡ 121 00:10:24,090 --> 00:10:27,527 君も そのつもりで申し上げたらいい。 はい。 122 00:10:27,527 --> 00:10:30,330 えっ あの 誰にですか? 123 00:10:30,330 --> 00:10:32,265 菊池先生にだよ。 124 00:10:32,265 --> 00:10:35,201 でも 私 何の面識もございませんし…。 125 00:10:35,201 --> 00:10:37,203 (塚田)だから これから会いに行くんだ 2人で。 126 00:10:37,203 --> 00:10:41,708 ええっ!? (塚田)あのね うちの「女性倶楽部」にね➡ 127 00:10:41,708 --> 00:10:44,544 この新年号から 菊池先生が新連載を始められる。 128 00:10:44,544 --> 00:10:47,347 だから 君が その挿絵を担当するんだよ。 129 00:10:47,347 --> 00:10:50,717 ええ~っ!? 130 00:10:50,717 --> 00:10:53,753 いちいち そう カラスが鳴くような声 出すんじゃないよ。 131 00:10:53,753 --> 00:10:58,892 はい。 はあ… あっ…。 132 00:10:58,892 --> 00:11:02,762 (塚田)全くの新人である君をだな 推薦するってことは➡ 133 00:11:02,762 --> 00:11:06,699 僕にとっても かなりな冒険なんだからね。 そう思います。 134 00:11:06,699 --> 00:11:10,537 いや あのね 大事な話なんだから 最後まで聞くんだよ! 135 00:11:10,537 --> 00:11:13,306 はい。 136 00:11:13,306 --> 00:11:15,241 いや だからね あの…➡ 137 00:11:15,241 --> 00:11:18,845 この前 君が持ってきた挿絵のサンプルや 何か そのほかのものを持って➡ 138 00:11:18,845 --> 00:11:21,181 菊池先生のとこに ご相談に上がったら➡ 139 00:11:21,181 --> 00:11:24,183 先生は 君と積極的に組むことを ご承知になったんだ。 140 00:11:24,183 --> 00:11:27,053 あひゃ~…!? (塚田)だからね だから➡ 141 00:11:27,053 --> 00:11:29,322 これから 先生の所に ご挨拶に お伺いするんだ。➡ 142 00:11:29,322 --> 00:11:31,524 君に異存はないね? 143 00:11:35,695 --> 00:11:38,331 どうしたんだい? 144 00:11:38,331 --> 00:11:42,035 うっ… 一旦… 家に帰って よろしいでしょうか? 145 00:11:42,035 --> 00:11:43,970 うちに? 何しに? 146 00:11:43,970 --> 00:11:46,206 はい あの 着物を着替えてきたいです。 147 00:11:46,206 --> 00:11:50,043 それに あの 髪の毛も なんとかしなくちゃ…。 148 00:11:50,043 --> 00:11:51,978 バカ! 子供みたいなこと言うんじゃないよ! 149 00:11:51,978 --> 00:11:56,549 だって あんまり急なんですもの! 150 00:11:56,549 --> 00:11:58,751 意地悪! 151 00:12:02,822 --> 00:12:06,159 <のんき者のマリ子が慌てるほどに➡ 152 00:12:06,159 --> 00:12:10,163 当時の菊池 寛氏は まさに文壇の大御所で➡ 153 00:12:10,163 --> 00:12:15,868 その名は全国に鳴り響いていたのです> 154 00:12:15,868 --> 00:12:18,738 (朝男 タマ)奥さん! (朝男)マッちゃん!(タマ)マチ子さん! 155 00:12:18,738 --> 00:12:21,708 (朝男)電話だ 電話だ…! (タマ)大変ですよ! 大変!➡ 156 00:12:21,708 --> 00:12:24,310 朝男 こっちだ! こっち こっち…! 157 00:12:24,310 --> 00:12:26,245 (朝男)奥さん! (タマ)奥さん!➡ 158 00:12:26,245 --> 00:12:28,848 マチ子さん! (朝男)マッちゃん 電話だ 電話だ…! 159 00:12:28,848 --> 00:12:31,517 は~い! どうもお世話さまです。 160 00:12:31,517 --> 00:12:33,453 いやいや 電話 もう切れちゃったんだけどね。 161 00:12:33,453 --> 00:12:36,022 (はる)あら。 あら 一体誰からの電話ですか? 162 00:12:36,022 --> 00:12:38,524 (タマ)決まってるでしょう マリ子さんからですよ。 163 00:12:38,524 --> 00:12:41,194 あら マー姉ちゃんから? 急ぎの電話らしくてね➡ 164 00:12:41,194 --> 00:12:43,129 「もう 連れていかれちゃう」っつってたよ。 165 00:12:43,129 --> 00:12:46,699 連れていかれるって 一体 どこへ? それが変なんだよ。 166 00:12:46,699 --> 00:12:51,037 男の声がさ 電話の後ろでね 車が来てるとか何とかしてさ➡ 167 00:12:51,037 --> 00:12:53,339 それで これ ちょっと ただごとじゃねえと思ったからね➡ 168 00:12:53,339 --> 00:12:55,274 「何があったんだ!」って どなったんだけどさ。 169 00:12:55,274 --> 00:12:58,177 どなったけど どうなんですか? いや 当のマリ子さんはね➡ 170 00:12:58,177 --> 00:13:01,648 半泣きで オロオロしちゃって そのうち 電話が切れちゃったんだよ。 171 00:13:01,648 --> 00:13:03,983 嫌だわ マー姉ちゃんったら。 172 00:13:03,983 --> 00:13:07,654 ねえ もしや 誘拐っていうんじゃないだろうね! 173 00:13:07,654 --> 00:13:10,990 誘拐だ!? だって 活動写真でやってたもの。 174 00:13:10,990 --> 00:13:14,293 車でさ 無理やり連れていかれて 金をよこせって。 175 00:13:14,293 --> 00:13:17,196 バカ! めったなこと言うんじゃねえよ。 176 00:13:17,196 --> 00:13:21,668 大丈夫ですよ うちにはね お金が全然ございませんので。 177 00:13:21,668 --> 00:13:25,304 だけど ひとつき前には どんだけあるかと 人は思ったと思うわ。 178 00:13:25,304 --> 00:13:27,373 そうそう… そうだよ そういうこともあるからな。 179 00:13:27,373 --> 00:13:31,177 こりゃ えれえことになったぞ。 (タマ)ねえ 金を出さなかったらさ➡ 180 00:13:31,177 --> 00:13:34,847 殺されちまうんだろう? 誘拐ってのは! そりゃ 殺されちゃうよ…。 181 00:13:34,847 --> 00:13:38,184 バカ 何言ってんだよ! うそよ そんなこと 絶対ない! 182 00:13:38,184 --> 00:13:40,186 いや しかしさ 確かに電話で 「連れていかれちゃう」って…。 183 00:13:40,186 --> 00:13:42,522 (はる)キャ~! どうしたの お母様!? 184 00:13:42,522 --> 00:13:44,457 猫が お魚… タイくわえて ほら あっち! 185 00:13:44,457 --> 00:13:48,394 何 タイだ!?ああ~! 朝男 ほら 早く早く…! 186 00:13:48,394 --> 00:13:53,700 どこだ! こら~! 187 00:13:53,700 --> 00:14:08,347 ♬~ 188 00:14:08,347 --> 00:14:12,151 <さまざまな混乱を引き起こして マリ子は 今➡ 189 00:14:12,151 --> 00:14:17,490 芥川 直木の両賞を設立した大作家 菊池 寛の屋敷へ➡ 190 00:14:17,490 --> 00:14:21,194 鬼の塚田に拉致されていたのです> 191 00:14:27,500 --> 00:14:55,495 ♬~