1 00:00:03,170 --> 00:00:09,276 ♬~(テーマ音楽) 2 00:00:09,276 --> 00:01:06,567 ♬~ 3 00:01:18,979 --> 00:01:21,782 ⚟(はる)まあまあ ようこそ おいでくださいました。➡ 4 00:01:21,782 --> 00:01:24,117 さあ 座布団をお当てになって。 ⚟(智正)はあ どうも。 5 00:01:24,117 --> 00:01:26,053 ⚟(はる)マリ子 お茶ね。 (マリ子)はい。 6 00:01:26,053 --> 00:01:27,988 (智正)あっ どうぞ あの お構いなく。 7 00:01:27,988 --> 00:01:30,991 (はる)いいえ もう わざわざ遠くから おいでいただいたんですもの。 8 00:01:30,991 --> 00:01:33,293 お昼は? ええ 済ませてまいりました。 9 00:01:33,293 --> 00:01:35,295 あら それは残念ですわ。 10 00:01:35,295 --> 00:01:38,131 いえね 先日も 酒田さんたちがお見えになって➡ 11 00:01:38,131 --> 00:01:40,968 それは にぎやかでしたのよ。 ああ そうですか。 12 00:01:40,968 --> 00:01:43,437 いや その日に 私も 是非 お伺いしたかったんですが➡ 13 00:01:43,437 --> 00:01:47,641 あいにく 雑用があったもんですから。 ああ それは そうでしょうとも。 14 00:01:47,641 --> 00:01:52,512 あっ いえ お忙しいのは何よりでございますわ。 15 00:01:52,512 --> 00:01:54,982 どうぞ。 はあ。 16 00:01:54,982 --> 00:01:57,818 マリ子さん この度は 本当におめでとう。 17 00:01:57,818 --> 00:02:01,588 はい ありがとうございます。 でも どういうことになりますか。 18 00:02:01,588 --> 00:02:04,491 いや 大丈夫ですよ。 あなただったら挿絵の世界でも➡ 19 00:02:04,491 --> 00:02:08,095 きっと成功なさいます。 はい そうありたいと頑張ります。 20 00:02:08,095 --> 00:02:11,965 期待しておりますよ。 それから お手紙ありがとう。 21 00:02:11,965 --> 00:02:14,267 まあ マリ子が お手紙を? 22 00:02:14,267 --> 00:02:16,770 はい それで 早速 お伺いいたしました。 23 00:02:16,770 --> 00:02:20,107 それはそれは ありがとうございます。 24 00:02:20,107 --> 00:02:22,609 あの… 今日は マチ子さんは? 25 00:02:22,609 --> 00:02:26,113 田河先生の所です。 ヨウ子は あいにく 学校ですし。 26 00:02:26,113 --> 00:02:31,918 ああ… でも まあ 今日は ヨウ子さんが お留守の方が 私も気が楽です。 27 00:02:31,918 --> 00:02:35,622 (はる)まあ それを聞いたら ヨウ子が悲しみますわよ。 28 00:02:35,622 --> 00:02:39,292 いえ… まあ 酒田さんが お見えになったんなら➡ 29 00:02:39,292 --> 00:02:41,628 お聞き及びかと思いますが。 30 00:02:41,628 --> 00:02:44,297 じゃあ やっぱり? 31 00:02:44,297 --> 00:02:48,635 はあ まあ 酒田さんから どのように伝わったかは存じませんが➡ 32 00:02:48,635 --> 00:02:51,304 あの 大丈夫なんです。 33 00:02:51,304 --> 00:02:54,641 そんな つまらないことで 大事な仕事を控えた マリ子さんに➡ 34 00:02:54,641 --> 00:02:57,544 心配をかけちゃいけないと思って こうやって元気な顔を見せに➡ 35 00:02:57,544 --> 00:03:00,914 伺ったわけですから。 三郷さん…。 36 00:03:00,914 --> 00:03:04,384 よかったこと。 あんなに いいお母様とお嫁さんの仲が➡ 37 00:03:04,384 --> 00:03:08,255 うまくいかないはずがないと 思っておりましたもの。 38 00:03:08,255 --> 00:03:12,259 いえ 全く私の不徳の致すところでした。 39 00:03:12,259 --> 00:03:17,397 いいえ うわさなんて 全く無責任極まりないものですから。 40 00:03:17,397 --> 00:03:20,767 でも 酒田のおじ様だって 気になさったからこそ➡ 41 00:03:20,767 --> 00:03:25,639 心配で おっしゃったんだと思うわ。 (智正)そうですね そうです。➡ 42 00:03:25,639 --> 00:03:28,275 私も感謝しなければと思っております。 43 00:03:28,275 --> 00:03:31,278 まあ なんて広いお心なのでしょう。 44 00:03:31,278 --> 00:03:35,148 私など まだまだ修養が足りませんわ。 いいえ とんでもない! 45 00:03:35,148 --> 00:03:40,854 あの… 皆様の積極的な生き方こそ 私 お手本にしなければと思っております。 46 00:03:40,854 --> 00:03:45,692 いいえ 私どものは いわば 無手勝流の方でして。 47 00:03:45,692 --> 00:03:47,661 それも 号令をかけるだけ。 48 00:03:47,661 --> 00:03:50,130 夢中で飛んでいく 私たちの身にもなってください。 49 00:03:50,130 --> 00:03:54,301 (はる)まあ マチ子だけではなく このごろは あなたも結構言うのね。 50 00:03:54,301 --> 00:03:58,171 頼もしい限りじゃありませんか。 あらあら 三郷さんまで 娘たちの味方? 51 00:03:58,171 --> 00:04:01,374 (笑い声) さあ どうでしょうか? 52 00:04:01,374 --> 00:04:03,310 ⚟ごめんください。 はい。 53 00:04:03,310 --> 00:04:06,913 あら どなたかしら? 私が行きます。 54 00:04:06,913 --> 00:04:08,915 どうぞ。 55 00:04:12,719 --> 00:04:17,090 まあ 塚田さん! (塚田)ああ 随分分かりにくい所だな。 56 00:04:17,090 --> 00:04:21,261 どうも すいません。 裏隣の魚屋さんに 呼び出しをお願いしてありますから➡ 57 00:04:21,261 --> 00:04:23,196 私の方から出向きましたのに。 58 00:04:23,196 --> 00:04:26,600 いやいや 菊池先生のとこの帰りなんだ。 まあ。 59 00:04:26,600 --> 00:04:29,102 まあ いい絵を どんどん描いて じゃんじゃん 名をあげたら➡ 60 00:04:29,102 --> 00:04:31,138 無理しても 電話入れるこったな。 商売道具なんだから。 61 00:04:31,138 --> 00:04:34,407 はい そうできるように努力します。 62 00:04:34,407 --> 00:04:36,476 何だ 上がらせてもらえんのか? 仕事で来たんだから。 63 00:04:36,476 --> 00:04:42,616 あっ どうも申し訳ありません。 どうぞ。 うむ。 64 00:04:42,616 --> 00:04:46,119 それじゃあ あの 僕はこれで。 あら まだ よろしいじゃありませんか。 65 00:04:46,119 --> 00:04:49,990 ヨウ子も もうそろそろ帰ってまいりますし。 66 00:04:49,990 --> 00:04:54,795 いや 今のあなたにとっては 仕事が一番ですから。 67 00:04:54,795 --> 00:04:57,097 じゃあ 失礼します。 68 00:05:17,384 --> 00:05:19,319 どうぞ。 (はる)いらっしゃいませ。 69 00:05:19,319 --> 00:05:25,125 はあ。 えっ あの…。 (戸を閉める音) 70 00:05:25,125 --> 00:05:28,929 おい お母さんだろ? それとも 女中さん? 71 00:05:28,929 --> 00:05:32,399 母です。 それなら ご挨拶しとくのに。 72 00:05:32,399 --> 00:05:35,602 でも お仕事なら 妹も母も関係ないと おっしゃったのは➡ 73 00:05:35,602 --> 00:05:39,406 塚田さんじゃありませんか。 まあ それは そうなんだけども…。 74 00:05:39,406 --> 00:05:43,210 とにかく どうぞ。 ああ。 75 00:05:46,780 --> 00:05:48,815 あの それで? んっ? ああ。 76 00:05:48,815 --> 00:05:53,653 菊池先生がね これを君に渡してほしいと。 はい。 77 00:05:53,653 --> 00:05:56,289 連載物の題名が決まったんだ。 78 00:05:56,289 --> 00:05:59,292 「女性の戦い」 いいだろ? はあ。 79 00:05:59,292 --> 00:06:01,228 「はあ」…。 80 00:06:01,228 --> 00:06:05,899 いや… それに あの あらましの筋と 人物紹介を➡ 81 00:06:05,899 --> 00:06:08,568 わざわざ書いてくだすったんだ。 はい。 82 00:06:08,568 --> 00:06:12,239 忙しい人なんだからね 本来なら こんな細かいことは➡ 83 00:06:12,239 --> 00:06:14,908 してくださらないんだぞ。 そうなんですか。 84 00:06:14,908 --> 00:06:17,377 そうだとも。➡ 85 00:06:17,377 --> 00:06:19,746 いわば これは 君の初仕事だし➡ 86 00:06:19,746 --> 00:06:23,083 まあ 巻頭グラビアで 大々的に あんなに派手に飾っちまったもんだから➡ 87 00:06:23,083 --> 00:06:26,386 君に失敗させまいという 気を遣ってくだすったんだ。➡ 88 00:06:26,386 --> 00:06:30,090 本来なら 涙流して感謝すべきだろうな。 89 00:06:30,090 --> 00:06:34,261 どうも 申し訳ありません。 (塚田)申し訳ないってのは 何だい? 90 00:06:34,261 --> 00:06:36,930 いつか きっと これは 大変なことなんだろうと思う時が➡ 91 00:06:36,930 --> 00:06:40,400 来るのかもしれませんが 今は まだ実感が湧かなくて➡ 92 00:06:40,400 --> 00:06:44,104 涙が出ないものですから。 93 00:06:44,104 --> 00:06:48,275 いちいち そう白けるようなこと 言うんじゃないよ。はい。 94 00:06:48,275 --> 00:06:51,611 だからね 今日から 早速 それ よく読んで➡ 95 00:06:51,611 --> 00:06:55,949 主人公たちのイメージ つかんどくこと。 はい。 96 00:06:55,949 --> 00:06:57,984 仕事は山ほど抱えてらっしゃるが➡ 97 00:06:57,984 --> 00:07:01,721 原稿は 君のを優先的に書いてくださると 約束された。 98 00:07:01,721 --> 00:07:04,224 ありがとうございます。 99 00:07:04,224 --> 00:07:07,560 あの… 心の底から そう思ってくれよ。 100 00:07:07,560 --> 00:07:10,063 心の底から そう思ってます! 101 00:07:10,063 --> 00:07:11,998 ああ… よし。 102 00:07:11,998 --> 00:07:15,235 じゃあ 下描きができたら 社へ持ってきたまえ。 103 00:07:15,235 --> 00:07:19,072 やっぱり マチ子の言うとおりなんですね。 何だ? 104 00:07:19,072 --> 00:07:21,908 まず 鬼の塚田さんの目にかない➡ 105 00:07:21,908 --> 00:07:26,579 菊池先生が うんと言われなければ 私は 即刻クビなんですね。 106 00:07:26,579 --> 00:07:30,383 そうだ。 クビになりたくなかったら 全力を傾けること。 107 00:07:30,383 --> 00:07:34,587 もちろん その覚悟でいます。 よし じゃあ その覚悟でかかってくれ。 108 00:07:34,587 --> 00:07:36,623 あっ もう お帰りなんですか? ああ。 109 00:07:36,623 --> 00:07:39,392 新年号で 僕も仕事が山ほど待ってるんだ。 110 00:07:39,392 --> 00:07:41,461 手取り足取り 相談相手ってわけにはいかんぞ。 111 00:07:41,461 --> 00:07:44,664 君だって もうプロなんだから。 はい! 112 00:07:50,036 --> 00:07:53,773 ご苦労さまでございました。 あっ これは どうも申し遅れました。 113 00:07:53,773 --> 00:07:56,676 私…。 はい どうぞ。 114 00:07:56,676 --> 00:07:59,412 はあ。 115 00:07:59,412 --> 00:08:02,415 ⚟(朝男)マリ子さ~ん! 電話だよ~!➡ 116 00:08:02,415 --> 00:08:06,886 文学館の編集部って人からだ。 は~い! 117 00:08:06,886 --> 00:08:08,922 文学館の編集部って何でしょう? 118 00:08:08,922 --> 00:08:14,761 そんなこと 僕に聞いたって分からんだろ。 そっか…。 119 00:08:14,761 --> 00:08:16,896 感心してないで 早く行ったらどうだい。 120 00:08:16,896 --> 00:08:18,932 編集部ってのは 大体 気が短いのがそろってんだから。 121 00:08:18,932 --> 00:08:22,569 はい では失礼しました。 失礼いたしました。 122 00:08:22,569 --> 00:08:25,271 は~い 今行きます~! いや あれ…? 123 00:08:41,588 --> 00:08:44,391 ⚟(はる)マリ子~! マリ子~!➡ 124 00:08:44,391 --> 00:08:49,095 今度は女性の友社から電話ですよ。 125 00:08:49,095 --> 00:08:51,030 は~い! 126 00:08:51,030 --> 00:08:56,269 <菊池 寛氏との顔合わせが 「女性倶楽部」の巻頭を飾って以来➡ 127 00:08:56,269 --> 00:09:03,576 なぜか 出版社 雑誌社からの電話が 続々と魚朝の所にかかってきたのです> 128 00:09:05,879 --> 00:09:08,548 (マチ子)なんとかしてあげてよ お母様。 129 00:09:08,548 --> 00:09:10,884 今が一番大事な時だっていうのに➡ 130 00:09:10,884 --> 00:09:13,787 ああ いちいち 電話で呼び出されて 中断されてたら➡ 131 00:09:13,787 --> 00:09:15,755 マー姉ちゃん かわいそうですよ。 132 00:09:15,755 --> 00:09:20,560 だって みんな マリ子にかかってくる電話なんですもの。 133 00:09:20,560 --> 00:09:24,230 用件聞いとくだけだったら 代わりの者が出たって構わないんですよ。 134 00:09:24,230 --> 00:09:27,067 そうよ そうだわね。 そうですとも。 135 00:09:27,067 --> 00:09:30,103 だったら これからは あなたが出ておあげなさい。 136 00:09:30,103 --> 00:09:32,939 お母様 私だって仕事してんのよ。 137 00:09:32,939 --> 00:09:35,742 締め切り抱えた仕事持ってるんです。 138 00:09:35,742 --> 00:09:38,378 だったら ほかに誰もいないじゃありませんか。 139 00:09:38,378 --> 00:09:42,248 お母様がいるじゃありませんか。 私が? 140 00:09:42,248 --> 00:09:45,085 分かち合うものがなくて 近頃 お暇なんでしょ? 141 00:09:45,085 --> 00:09:47,020 だったら 協力してください。 142 00:09:47,020 --> 00:09:50,256 でないと 磯野家が沈没しても 私には責任負えません。 143 00:09:50,256 --> 00:09:54,127 それもそうだわね。 (戸の開閉音) 144 00:09:54,127 --> 00:09:57,397 どうしよう また雑誌社からの依頼よ。 145 00:09:57,397 --> 00:09:59,766 すごいじゃないの マー姉ちゃん。 146 00:09:59,766 --> 00:10:03,603 今や マー姉ちゃんは 大流行挿絵家よ! ちゃかさないでよ! 147 00:10:03,603 --> 00:10:05,638 せっかく マチ子が 台所代わってくれたのに➡ 148 00:10:05,638 --> 00:10:08,107 これじゃあ おちおち 構想も練ってられないわよ。 149 00:10:08,107 --> 00:10:13,613 大丈夫。 今後 電話は お母様が代わってくださるって! 150 00:10:13,613 --> 00:10:17,951 本当!? 本当ですよ。 お母様がついています。 151 00:10:17,951 --> 00:10:19,886 以後 あなたは 挿絵に専念なさい。 152 00:10:19,886 --> 00:10:22,288 アハハッ 感激 お母様ありがとう! 153 00:10:22,288 --> 00:10:25,625 <ところが えてして 良策というものは➡ 154 00:10:25,625 --> 00:10:29,629 裏目に出ることが ままあります> 155 00:10:31,798 --> 00:10:37,003 <はるが電話応対係となって 4日目のことです> 156 00:10:39,539 --> 00:10:44,144 片っ端から お受けしたって まさか!? ええ 片っ端から全部ですよ。 157 00:10:44,144 --> 00:10:46,079 全部って 一体…。 158 00:10:46,079 --> 00:10:48,982 4口だったかしら? あっ 5口だったわ。 159 00:10:48,982 --> 00:10:51,317 皆さん どうぞ よろしく って おっしゃるもんだから➡ 160 00:10:51,317 --> 00:10:54,154 快く かしこまりましたって 申し上げたのよ。 161 00:10:54,154 --> 00:10:58,024 そんな…。 誰が描くの そんなに全部! 162 00:10:58,024 --> 00:11:00,026 もちろん マリ子ですよ。 163 00:11:00,026 --> 00:11:01,961 (ヨウ子) それじゃ マー姉ちゃんが大変すぎます。 164 00:11:01,961 --> 00:11:05,765 そうよ 私には 手が2本しかないんですよ。 165 00:11:05,765 --> 00:11:08,268 大丈夫 順番に片づけていけば。 166 00:11:08,268 --> 00:11:12,105 順番といってもね 相手には 締め切りってものがあるんですよ。 167 00:11:12,105 --> 00:11:15,975 そうですよ 締め切りは守らなくてはいけません。 168 00:11:15,975 --> 00:11:18,411 お母様…。 169 00:11:18,411 --> 00:11:23,783 まあ こんな結構なお話なのに なんて情けない顔をするの。 170 00:11:23,783 --> 00:11:26,286 オネスト神父様のお言葉を忘れたの? 171 00:11:26,286 --> 00:11:28,288 やめて 今 神父様の話は。 172 00:11:28,288 --> 00:11:32,425 いいえ あなたたちも 素直に感動したはずよ。 173 00:11:32,425 --> 00:11:36,129 「人間は 自分の幸せをつくる 鍛冶屋である」。 174 00:11:36,129 --> 00:11:38,798 トンテン トンテン 自分の才能をたたき出して➡ 175 00:11:38,798 --> 00:11:40,833 どんどんと描きまくりなさい。 176 00:11:40,833 --> 00:11:45,972 不可能に挑戦せずして 何が生きがいがあると言えましょうか。 177 00:11:45,972 --> 00:11:48,007 あ…。 (ヨウ子)あっ マー姉ちゃん! 178 00:11:48,007 --> 00:11:50,810 マー姉ちゃん どうしたの!? 179 00:11:54,447 --> 00:11:56,516 ⚟(朝男)お~い 氷 氷 氷!➡ 180 00:11:56,516 --> 00:12:01,087 マッちゃん 氷持ってきたよ! 181 00:12:01,087 --> 00:12:05,391 すいません。 なに それで 熱は下がったのかい? 182 00:12:05,391 --> 00:12:07,927 明け方 測ったら 39度5分よ。 183 00:12:07,927 --> 00:12:10,964 何だって!? それじゃ 40度じゃねえか! 医者 何て言ってんだ? 184 00:12:10,964 --> 00:12:15,268 それが 注射が怖いって聞かないのよ。 そんなバカな! 185 00:12:15,268 --> 00:12:19,939 大丈夫ですよ これは子供の知恵熱と同じなんですから。 186 00:12:19,939 --> 00:12:22,842 しかしね 万が一 肺炎にでもなったら どうするんですかい!? 187 00:12:22,842 --> 00:12:26,412 いいえ これでも 私は あの子を21年間 育てたんだから➡ 188 00:12:26,412 --> 00:12:30,617 間違いはありまっしぇん。 今は 頑張るだけ頑張らせた方がいいんです。 189 00:12:30,617 --> 00:12:34,954 しかし あっしは知りませんよ。 私が知っとるから構いまっしぇん。 190 00:12:34,954 --> 00:12:38,625 また そんなこと言って。 もしものことがあったら お母様のせいよ。 191 00:12:38,625 --> 00:12:40,960 もちろん そうですよ。 192 00:12:40,960 --> 00:12:43,863 それで マリ子さんは おとなしく寝てるんでしょうね? 193 00:12:43,863 --> 00:12:46,766 マッちゃん姉ちゃま お願いだから 早く来て! 194 00:12:46,766 --> 00:12:48,701 どうしたの? マー姉ちゃんが。 195 00:12:48,701 --> 00:12:50,670 起きて 仕事始めだしたのよ! 196 00:12:50,670 --> 00:12:54,140 何だって!? ちょちょちょ…。 197 00:12:54,140 --> 00:12:56,943 だから 言わねえこっちゃねえんだよ! 198 00:12:59,812 --> 00:13:03,583 あら まあ まあ こんなに放り出して。 199 00:13:03,583 --> 00:13:05,585 あっ 冷たい。 200 00:13:12,925 --> 00:13:15,128 マー姉ちゃん…。 201 00:13:16,796 --> 00:13:19,599 <「幸せとは トンテン トンテン➡ 202 00:13:19,599 --> 00:13:24,270 自分を たたかなければ 生まれてはこない」。➡ 203 00:13:24,270 --> 00:13:30,977 その言葉が 知恵熱40度の危機を マリ子に乗り切らせたのでしょう> 204 00:13:34,280 --> 00:13:43,990 ♬~ 205 00:13:43,990 --> 00:14:50,189 ♬~