1 00:00:02,202 --> 00:00:08,609 ♬~(テーマ音楽) 2 00:00:08,609 --> 00:01:06,800 ♬~ 3 00:01:09,636 --> 00:01:12,773 (はる) まあ どうぞ お気を付けあそばして。 4 00:01:12,773 --> 00:01:14,708 (一平)うむ うむ。 ああ ああ。 5 00:01:14,708 --> 00:01:17,110 (マリ子)大丈夫です。 私が ちゃんと ついてまいりますから。 6 00:01:17,110 --> 00:01:20,013 (マチ子)それが一番の心配の種だけど。 まあ。 7 00:01:20,013 --> 00:01:22,916 (加津子)そいじゃあ よろしくお願いいたします。 はい。 8 00:01:22,916 --> 00:01:24,985 (ウメ) せっかく おいでなすったんだから➡ 9 00:01:24,985 --> 00:01:29,623 あんたさんも もっと ゆっくりしていらっしゃりゃあいいのに。 10 00:01:29,623 --> 00:01:34,428 そんかわりな 加津子のことは よろしゅうお願いいたしますばい。 11 00:01:34,428 --> 00:01:38,298 本当にいいんですか? 加津子を残していって 軍平さん。 12 00:01:38,298 --> 00:01:41,301 (軍平)よかですとも。 そんかわり 加津子➡ 13 00:01:41,301 --> 00:01:44,171 お義母さんには しっかり孝養ば尽くして 帰ってきんしゃい。 14 00:01:44,171 --> 00:01:48,442 そんかわり あんたも おかしかおなごに 気ば遣わんでつかあっせ。 15 00:01:48,442 --> 00:01:51,645 (軍平)アホか お前は! (ウメ)本当ですよね。➡ 16 00:01:51,645 --> 00:01:55,983 こんなのに振り向く女が どこにおる…。 えっ!? 17 00:01:55,983 --> 00:01:58,885 本当のこと言っちゃった 私… ごめんなさいね。 18 00:01:58,885 --> 00:02:01,788 お義母さん…。 よかよか。 19 00:02:01,788 --> 00:02:06,259 わしがな しっかりと目ば光らせとるけん。 うん。 20 00:02:06,259 --> 00:02:08,595 それでは 植辰さん よろしゅうお願いいたします。 21 00:02:08,595 --> 00:02:12,399 (植辰)へい 任せておくんなさいまし。 それじゃあ 行ってまいります。 22 00:02:12,399 --> 00:02:15,769 お元気で! あんたさんも お元気で! 23 00:02:15,769 --> 00:02:18,605 はあ はあ はあ。 福岡へ帰ったら 連中集めて➡ 24 00:02:18,605 --> 00:02:22,109 あん結婚式の様子ば よう 報告してやりますけんな。 25 00:02:22,109 --> 00:02:24,778 そうたい そうたい! アハハッ! アハハッ! 26 00:02:24,778 --> 00:02:27,280 それじゃあ。 お気を付けて。 27 00:02:27,280 --> 00:02:30,283 じゃあ 行ってまいります。 (はる)お気を付けて。 28 00:02:34,621 --> 00:02:37,524 ⚟磯野さん。 はい。 29 00:02:37,524 --> 00:02:41,495 郵便です。 どうも ご苦労さま。 30 00:02:41,495 --> 00:02:46,967 あら 三郷さんからだわ。 まあ。➡ 31 00:02:46,967 --> 00:02:49,870 「切符まで お送りいただきましたのに➡ 32 00:02:49,870 --> 00:02:53,640 ヨウ子さんの晴れのお式に 出席できなかったこと➡ 33 00:02:53,640 --> 00:02:57,144 本当に申し訳なく思っております。➡ 34 00:02:57,144 --> 00:03:00,580 実は 上京の支度も すっかりできた時➡ 35 00:03:00,580 --> 00:03:07,354 突然 開拓仲間の一人が 病気で倒れてしまったのです」。 36 00:03:07,354 --> 00:03:12,092 (智正)「ここでは お互い助け合わないと 生きていかれない土地ですので➡ 37 00:03:12,092 --> 00:03:17,597 ご連絡する暇もなく 病人を 100キロ近くある病院まで馬で運び➡ 38 00:03:17,597 --> 00:03:21,101 今日やっと小屋へ 戻ってきたところです。➡ 39 00:03:21,101 --> 00:03:25,972 そんな事情で ヨウ子さんの花嫁姿を 見ることは かないませんでしたが➡ 40 00:03:25,972 --> 00:03:31,278 おかげさまで 病人は危機を脱し 今では快方へと向かっておりますので➡ 41 00:03:31,278 --> 00:03:36,783 何とぞ お許しくださいますよう お願いいたします。➡ 42 00:03:36,783 --> 00:03:41,588 欠席のおわびに スズランの押し花を ヨウ子さんに贈ります」。 43 00:03:43,557 --> 00:03:48,395 (智正)「ここ北海道は 今 遅い春がやって来て➡ 44 00:03:48,395 --> 00:03:53,133 雪が解けると同時に 一斉に いろいろな花が咲き始めます。➡ 45 00:03:53,133 --> 00:03:56,970 その中でも かれんで香り高い この花が➡ 46 00:03:56,970 --> 00:04:01,274 最もヨウ子さんにふさわしい と思った次第です」。 47 00:04:09,082 --> 00:04:11,384 そうだったんですか…。 48 00:04:11,384 --> 00:04:17,090 ええ。 三郷さんらしくて 本当に うれしいじゃありませんか。 49 00:04:17,090 --> 00:04:19,760 三郷さんには また改めて ゆっくり来ていただけたら➡ 50 00:04:19,760 --> 00:04:22,095 ヨウ子だって喜ぶでしょうしね。 51 00:04:22,095 --> 00:04:25,599 ヨウ子もだけど 道子ちゃんも ホッとしたでしょうね。 52 00:04:25,599 --> 00:04:30,470 ええ。 それでね お式の日に 大宗さんに大変ご心配をかけたから➡ 53 00:04:30,470 --> 00:04:34,608 お知らせに行ってもいいかと言うから お使いがてら行かせましたよ。 54 00:04:34,608 --> 00:04:40,413 よかった。 あの子だって どんなに 三郷さんに会いたかったでしょうね。 55 00:04:40,413 --> 00:04:42,783 (はる) それで そっちの方は どうだったの? 56 00:04:42,783 --> 00:04:45,418 はい おじいちゃまは とても喜んで➡ 57 00:04:45,418 --> 00:04:49,956 おめでたの時は 是非呼んでほしいって 何度も何度も。そう。 58 00:04:49,956 --> 00:04:52,425 電話で ヨウ子の声を聞かせてくれるなど➡ 59 00:04:52,425 --> 00:04:54,795 正史さんって とても お優しい いい方だって➡ 60 00:04:54,795 --> 00:04:58,298 おじ様も涙ぐんでましたわ。 61 00:04:58,298 --> 00:05:03,069 おっとりしていらっしゃるようだけれども さすがに新聞記者でいらっしゃるのね。 62 00:05:03,069 --> 00:05:05,372 正史さんが 気を遣ってくださらなかったら➡ 63 00:05:05,372 --> 00:05:09,743 ヨウ子だって うちに電話をしたくたって なかなか そうはいきませんでしたよ。 64 00:05:09,743 --> 00:05:13,380 それは認めますけど おっとりだなんて とんでもない。 65 00:05:13,380 --> 00:05:17,083 正史さんには 随分 悩まされたことは もう お忘れになったの? 66 00:05:17,083 --> 00:05:19,119 あら そうだったわね。 67 00:05:19,119 --> 00:05:22,255 フフッ そうですとも。 68 00:05:22,255 --> 00:05:27,394 <そのころ 江東区の一角では➡ 69 00:05:27,394 --> 00:05:29,763 本人たちも気付かぬうちに➡ 70 00:05:29,763 --> 00:05:35,569 もう一つのロマンスの芽が 生まれようとしておりました> 71 00:05:35,569 --> 00:05:39,105 (道子)大宗さん! 大宗さん! 72 00:05:39,105 --> 00:05:42,609 (均)ん… あら? みっちゃん! 73 00:05:42,609 --> 00:05:44,644 いや あ…。 74 00:05:44,644 --> 00:05:47,113 (道子)随分汚いんですね このお部屋は。 75 00:05:47,113 --> 00:05:49,783 いや みっちゃんが来るって分かってたら ちゃんと掃除してたのにな。 76 00:05:49,783 --> 00:05:51,818 構いません お掃除なら私がしますから。 えっ? 77 00:05:51,818 --> 00:05:54,287 えっと ほうきと はたきは どこですか? (均)いいよ いいよ。➡ 78 00:05:54,287 --> 00:05:56,957 それよりね まあ まあ… お茶でも沸かすからさ さあ座って。 79 00:05:56,957 --> 00:06:00,827 そうはいきません。 三郷のおじさんも ご本を読みだしたら 最後➡ 80 00:06:00,827 --> 00:06:03,063 いつも 「いいよ いいよ」と おっしゃってましたけど➡ 81 00:06:03,063 --> 00:06:05,732 私は絶対に許しませんでしたから。 82 00:06:05,732 --> 00:06:08,635 じゃあ お布団を先に。 うわっ! 83 00:06:08,635 --> 00:06:11,605 ちょっと みっちゃん… 本当に いいからさ。 84 00:06:11,605 --> 00:06:16,243 弱ったな こりゃ…。 まあ 随分 お隣と近いんですね。 85 00:06:16,243 --> 00:06:19,913 この辺りはね 下町だからね。 下町ですか。 86 00:06:19,913 --> 00:06:23,383 この辺の人はね 親切で 心の優しい人ばっかりだよ。 87 00:06:23,383 --> 00:06:25,919 ああ それで あんな看板 出てたんですね。 88 00:06:25,919 --> 00:06:27,854 看板? はい。 通りの入り口に➡ 89 00:06:27,854 --> 00:06:32,259 「抜けられます」って掛かっていました。 ああ~ あれね。 90 00:06:32,259 --> 00:06:35,762 この紙は片づけてよろしいんですね? う… うん あの…。 91 00:06:35,762 --> 00:06:37,697 ご本 じゃあ これ そろえます。 92 00:06:37,697 --> 00:06:39,933 嫌 ネズミ! ネズミ? 93 00:06:39,933 --> 00:06:42,602 いや これ 焼き芋だよ。 焼き…。 94 00:06:42,602 --> 00:06:46,406 やだ 大宗さん! あ~ もう 駄目駄目。 95 00:06:46,406 --> 00:06:49,309 私 奥様と マチ子先生のお許しを頂いて➡ 96 00:06:49,309 --> 00:06:51,278 これから ちょくちょく お掃除に参りますから。 97 00:06:51,278 --> 00:06:53,280 そんな…。 そうします そうします。 98 00:06:53,280 --> 00:06:56,783 これは こちらで よろしいんですか? うん いいんだけども ちょっと…。 99 00:06:56,783 --> 00:06:58,718 これはね…。 100 00:06:58,718 --> 00:07:00,654 あ~ 邪魔です。 101 00:07:00,654 --> 00:07:03,356 私 片づけるの大好きなんですよね。 102 00:07:03,356 --> 00:07:08,728 ハハハ しかし みっちゃんは現金だね。 何がですか? 103 00:07:08,728 --> 00:07:11,631 えっ? だって 三郷さんの様子が分かった途端に➡ 104 00:07:11,631 --> 00:07:13,900 そんなに はつらつとしちゃってさ。 105 00:07:13,900 --> 00:07:20,073 あ… この間は いろいろご心配いただいて 本当にありがとうございました。 106 00:07:20,073 --> 00:07:22,008 いやいや なんの なんの。 107 00:07:22,008 --> 00:07:26,579 おじさんのことを心配していながら 何だか おじさんに慰められている➡ 108 00:07:26,579 --> 00:07:28,915 そんな気がしました。 えっ? 109 00:07:28,915 --> 00:07:32,385 何か 全然似てないのに どっか似てるんですよね➡ 110 00:07:32,385 --> 00:07:36,589 大宗さんと三郷おじさんって。 ああ そう。 111 00:07:36,589 --> 00:07:38,925 優しいところかな? 112 00:07:38,925 --> 00:07:41,962 それとも 2人とも お年だからかな? 113 00:07:41,962 --> 00:07:47,634 そんな… お言葉ですけどね 僕は三郷さんよりも ずっと若いよ。 114 00:07:47,634 --> 00:07:49,836 あっ そうなんですか。 115 00:07:55,275 --> 00:08:01,581 <さて ヨウ子が 新婚旅行から帰ってくる日になりました> 116 00:08:04,718 --> 00:08:09,356 私が 今やったばっかりだから 触んないでいい。 117 00:08:09,356 --> 00:08:12,726 こういう感じだったわね…。 118 00:08:12,726 --> 00:08:14,661 あ~ 今直したんだから…。 119 00:08:14,661 --> 00:08:18,365 何よ~ いいじゃない~! どうして そうやって…。 120 00:08:18,365 --> 00:08:20,300 何をしてるんです 2人で。 121 00:08:20,300 --> 00:08:23,203 あっ お母様…。 いいえ 別に何も…。 122 00:08:23,203 --> 00:08:25,138 何でしょうね~。 123 00:08:25,138 --> 00:08:27,574 ここはね さっき お琴さんと2人で ちゃんと見ましたから➡ 124 00:08:27,574 --> 00:08:30,076 手落ちはないはずよ。 あっ それは…。 125 00:08:30,076 --> 00:08:33,947 それにね 第一 このお部屋は 今日からは島村家なんですからね。 126 00:08:33,947 --> 00:08:36,850 勝手に出入りすることは 慎んでもらわないと。 127 00:08:36,850 --> 00:08:39,586 ですから ヨウ子たちが帰ってくる前にと思って…。 128 00:08:39,586 --> 00:08:42,489 私だって そうです。 だったら さっさと遠慮なさい。 129 00:08:42,489 --> 00:08:44,457 今 ヨウ子たちが帰ってきましたよ。 130 00:08:44,457 --> 00:08:47,160 えっ!? 大変! 131 00:09:00,540 --> 00:09:03,209 お帰りなさいませ。 お帰りなさいませ。 132 00:09:03,209 --> 00:09:05,145 (正史)ただいま 帰りました。 133 00:09:05,145 --> 00:09:07,080 (ヨウ子) いろいろ ありがとうございました。 134 00:09:07,080 --> 00:09:09,716 ご旅行中 雨に降られず 本当に ようございましたこと。 135 00:09:09,716 --> 00:09:12,619 (正史)はい おかげさまで。 あっ そうそう。 136 00:09:12,619 --> 00:09:15,522 毎晩 お電話でのお心遣い ありがとうございました。 137 00:09:15,522 --> 00:09:18,324 いえ とんでもない。 138 00:09:24,898 --> 00:09:27,367 どうしたの? 一体。 はあ? 139 00:09:27,367 --> 00:09:29,903 あの 何がでしょうか? (正史)変ですよ。➡ 140 00:09:29,903 --> 00:09:31,838 何だか とても よそよそしくて。 141 00:09:31,838 --> 00:09:34,774 いえ そんなことは ございませんのですけれど➡ 142 00:09:34,774 --> 00:09:37,377 ヨウ子は もう あなたの奥さんでいらっしゃいますし。 143 00:09:37,377 --> 00:09:39,446 マー姉ちゃん! 大丈夫だよ。 144 00:09:39,446 --> 00:09:43,082 お二人とも ちょっと 緊張していらっしゃるだけなんだから。 145 00:09:43,082 --> 00:09:45,585 緊張ですって? (正史)そうですよね。➡ 146 00:09:45,585 --> 00:09:49,456 僕の奥さんでも ヨウ子さんは お二人の妹に変わりないんですから。 147 00:09:49,456 --> 00:09:52,091 ええ それは まあ そうですけど…。 148 00:09:52,091 --> 00:09:54,394 ほら ご覧なさい。 何よ? 149 00:09:54,394 --> 00:09:56,930 ヨウ子は 島村ヨウ子さんだから 正史さんの前では➡ 150 00:09:56,930 --> 00:09:58,965 あまり なれなれしくしてはいけない って言ったけど。 151 00:09:58,965 --> 00:10:01,267 そういうふうに言ったの マチ子の方じゃない。 152 00:10:01,267 --> 00:10:03,203 何言って… 私が そんな つらいこと 言うわけないでしょう。 153 00:10:03,203 --> 00:10:06,940 じゃあ 一体誰よ? 言ったの…。 まあまあ あんまり興奮なさらないで。 154 00:10:06,940 --> 00:10:11,778 いえ 興奮なんかしてるんじゃないんです。 緊張してるんです。 155 00:10:11,778 --> 00:10:16,649 あなたでしょう? まあ 何をごちゃごちゃ言うとるの? 156 00:10:16,649 --> 00:10:20,420 お母様じゃない! 何のことだか分からないけれど➡ 157 00:10:20,420 --> 00:10:24,791 さあ 2人とも 一度 お宅へ行って ゆっくりして着替えて➡ 158 00:10:24,791 --> 00:10:27,427 それから また ご一緒に お茶でも頂きましょうか。 159 00:10:27,427 --> 00:10:32,131 はい。 じゃあ ちょっと失礼してきます。 ヨウ子さん。はい。 160 00:10:32,131 --> 00:10:35,635 (はる)お琴さん 道子さん スーツケースをお運びしてちょうだいね。 161 00:10:41,808 --> 00:10:45,645 何よ 隣の部屋なのに お宅だって。 162 00:10:45,645 --> 00:10:49,516 そうよ。 元はといえば 売れないB5版の「サザエさん」を➡ 163 00:10:49,516 --> 00:10:52,152 山と積んであった部屋じゃない。 ねえ~! 164 00:10:52,152 --> 00:10:54,187 ちょっと! 絶対 ヒトラーの…➡ 165 00:10:54,187 --> 00:10:56,322 ワンマンなんかに負けちゃ駄目よ ペースなんか! 166 00:10:56,322 --> 00:10:58,258 そうよ! 正史さんが言ったとおり➡ 167 00:10:58,258 --> 00:11:00,593 ヨウ子が お嫁さんに行ったって 私たちの妹に変わりないんだもの! 168 00:11:00,593 --> 00:11:02,629 もちろん! 169 00:11:02,629 --> 00:11:05,932 <とは言うものの 本当のところ➡ 170 00:11:05,932 --> 00:11:08,968 どう つきあっていいのか よく分からないのが➡ 171 00:11:08,968 --> 00:11:13,106 この2人の本音だったのでは ないでしょうか。➡ 172 00:11:13,106 --> 00:11:17,977 ところが その翌朝が 一騒動でした> 173 00:11:17,977 --> 00:11:37,297 (物音) 174 00:11:37,297 --> 00:11:39,966 お姉ちゃん… マー姉ちゃん! 175 00:11:39,966 --> 00:11:42,302 どうしたの? やめて…。 176 00:11:42,302 --> 00:11:46,306 変な音しなかった? 変な音…? 177 00:11:46,306 --> 00:11:48,975 変な音!? 聞こえなかった? 178 00:11:48,975 --> 00:11:51,010 廊下を忍び足で歩いてるような。 179 00:11:51,010 --> 00:11:54,847 マッちゃん…。 し~ し~ し~! 180 00:11:54,847 --> 00:11:57,317 だって 今何時よ 一体? 181 00:11:57,317 --> 00:11:59,986 5時。 お琴さんたちだって まだ起きるはずないわ。 182 00:11:59,986 --> 00:12:02,255 ねえ 正史さん呼ぼう。 あの人 男ですもの。 183 00:12:02,255 --> 00:12:04,591 駄目よ 今日一日 お休みだもの。 かわいそうじゃないの。 184 00:12:04,591 --> 00:12:07,627 ええ~… だったら どうしたらいいのよ? 185 00:12:07,627 --> 00:12:10,263 私 ちょっと… ちょっと見てくる。 186 00:12:10,263 --> 00:12:14,267 ねえ やめなさいよ マチ子。 ねっ? 大丈夫よ。 187 00:12:14,267 --> 00:12:18,471 ちょっと やめなさいよ… だって そんなことしたって… ねえ! 188 00:12:31,551 --> 00:12:35,121 みんな起きて 泥棒よ! 泥棒! 189 00:12:35,121 --> 00:12:38,157 どこですか 泥棒は! ま… 正史さん あなた…。 190 00:12:38,157 --> 00:12:41,628 (正史)大丈夫! 僕は男です! お義姉さんは2階へ行っててください! 191 00:12:41,628 --> 00:12:43,563 (道子)はよ! どこですか 泥棒は! 192 00:12:43,563 --> 00:12:45,498 (お琴) おけがはありませんか? マチ子先生! 193 00:12:45,498 --> 00:12:47,500 黙って! 静かに! 194 00:12:47,500 --> 00:12:51,804 マチ子さんから事情を聞き 泥棒の侵入経路を推理します。 195 00:12:51,804 --> 00:12:55,141 ちょちょ… ちょっと待って。 今 玄関開けて出たの あなた? 196 00:12:55,141 --> 00:12:58,444 そうですが…。 何のために? 今 5時よ。 197 00:12:58,444 --> 00:13:00,380 新聞取りによ。 えっ? 198 00:13:00,380 --> 00:13:02,315 ええ これは習慣でしてね。 199 00:13:02,315 --> 00:13:04,250 一とおり 全部に目を通してから また寝ます。 200 00:13:04,250 --> 00:13:06,252 しかし そんなことより泥棒は…。 201 00:13:06,252 --> 00:13:10,590 い… いいのよ もう解決したわよ。 しかし! 202 00:13:10,590 --> 00:13:15,762 それじゃあ マチ子の聞いた足音って 正史さんだったの。 203 00:13:15,762 --> 00:13:19,098 お休みなさい。 マチ子お義姉さん! 204 00:13:19,098 --> 00:13:22,001 あ~ いいの いいの。 マチ子の早とちり。 205 00:13:22,001 --> 00:13:25,405 だけど こういうことは 早めに言ってもらわないと困るわよ。 206 00:13:25,405 --> 00:13:27,340 はあ。 そうじゃないと あなた 今頃➡ 207 00:13:27,340 --> 00:13:31,344 マチ子の一撃を受けて ここらに ひっくり返ってたかもしれないわよ。 208 00:13:33,279 --> 00:13:36,416 すると…? ええ そう。 209 00:13:36,416 --> 00:13:39,952 つまり マチ子は あなたを泥棒だと思ったわけ。 210 00:13:39,952 --> 00:13:43,790 さあ もう一度 お休みなさい。 風邪ひきますよ。 はい。 211 00:13:43,790 --> 00:13:47,960 はあ~ それじゃあ 鍵かけといてね。 お騒がせいたしました。 212 00:13:47,960 --> 00:13:50,763 (正史)あっ どうも…。 213 00:13:56,302 --> 00:13:59,305 だから 言ったじゃありませんか 私が取りに行くって。 214 00:13:59,305 --> 00:14:01,908 しかし これは僕の仕事だもの。 215 00:14:01,908 --> 00:14:03,843 でも みんなを起こしてしまったじゃない。 216 00:14:03,843 --> 00:14:06,746 だけど みんなが 僕のことを泥棒と思うなんて…。 217 00:14:06,746 --> 00:14:08,781 それは当たり前よ。 218 00:14:08,781 --> 00:14:10,917 (正史)毎日のことだから 僕がやりますよ。 219 00:14:10,917 --> 00:14:13,820 いいえ もう こんなことがあったら困ります。 220 00:14:13,820 --> 00:14:24,931 ♬~ 221 00:14:24,931 --> 00:14:28,267 さあ 寝よう 寝よう。 222 00:14:28,267 --> 00:14:31,571 はい。 はい。 223 00:14:33,139 --> 00:14:35,608 (笑い声) 224 00:14:35,608 --> 00:14:38,945 はい! (笑い声) 225 00:14:38,945 --> 00:14:41,280 <そうです。➡ 226 00:14:41,280 --> 00:14:46,619 磯野家の生活に 20年ぶりで男性が加わったのですから➡ 227 00:14:46,619 --> 00:14:52,325 いちいち こんなことで 驚いていてはいけなかったのです>