1 00:01:36,226 --> 00:01:41,231 (葉子)ああ。 うわぁ。 2 00:01:41,231 --> 00:01:43,233 (葉子)奇麗。 3 00:01:43,233 --> 00:01:46,236 (大塚)晴れて よかったね。 うん。 4 00:01:46,236 --> 00:01:50,207 あっ。 恵真。 恵真も おいで。 5 00:01:50,207 --> 00:01:53,207 よいしょ。 ほら。 6 00:01:55,245 --> 00:01:57,247 (恵真)あっ。 えっ? 7 00:01:57,247 --> 00:02:01,268 恵真。 ほら。 走ったら 危ないよ。 (大塚)恵真。 8 00:02:01,268 --> 00:02:05,255 はい。 どうぞ。 (大塚)おおー。➡ 9 00:02:05,255 --> 00:02:08,241 あっ。 カワイイね これ。 でしょう? 10 00:02:08,241 --> 00:02:11,278 (大塚)お顔だよ。 お顔。➡ 11 00:02:11,278 --> 00:02:13,263 ちょっと。 写真 撮らして。 写真。 12 00:02:13,263 --> 00:02:16,263 (大塚)せーの。 はい。 13 00:02:18,268 --> 00:02:21,254 (女性)こんにちは。 お元気ですか? 14 00:02:21,254 --> 00:02:24,274 (男性)先生みたいな 美人さんが 来てくれて➡ 15 00:02:24,274 --> 00:02:28,261 みんな 喜んでるよ。 お役に立てて 何よりです。 16 00:02:28,261 --> 00:02:31,281 (男性)今度 うちの孫が 来るから 連れてくるよ。➡ 17 00:02:31,281 --> 00:02:34,200 先生みたいに 美人で 天使みたいな子でね。 18 00:02:34,200 --> 00:02:37,237 天使ですか。 19 00:02:37,237 --> 00:02:39,239 はい。 今日は もう いいですよ。 20 00:02:39,239 --> 00:02:41,207 血圧 上がらないように 気を付けてくださいね。 21 00:02:41,207 --> 00:02:44,227 (男性)はい。 どうも ありがとう。 22 00:02:44,227 --> 00:03:04,247 ♬~ 23 00:03:04,247 --> 00:03:08,234 (春枝)2時間ぐらい お昼寝して 後は 元気に遊んでた。 24 00:03:08,234 --> 00:03:10,220 ありがとうございます。 25 00:03:10,220 --> 00:03:12,238 (男性)ホント 素晴らしい デビュー作に なりましたね。➡ 26 00:03:12,238 --> 00:03:16,259 もう 増刷 決定なんで。 おめでとうございます! 27 00:03:16,259 --> 00:03:18,278 (難波)ありがとうございます。 28 00:03:18,278 --> 00:03:22,265 (男性)ファンレター 来てるんで 渡しておきますね。 はい。➡ 29 00:03:22,265 --> 00:03:25,268 あっ。 これ。➡ 30 00:03:25,268 --> 00:03:28,268 何か ちょっと ヤバそうな ファンが できたみたいですよ。 31 00:03:38,198 --> 00:03:41,217 (男性)しかし ほんの数年前まで➡ 32 00:03:41,217 --> 00:03:44,204 最終選考に 引っ掛かる程度だった 難波君…。➡ 33 00:03:44,204 --> 00:03:49,242 いや。 難波先生が こうも 伸びるとはね。➡ 34 00:03:49,242 --> 00:03:53,213 何か きっかけでも あったんですか? 35 00:03:53,213 --> 00:03:56,249 (難波)実は もう 次の構想があって。 36 00:03:56,249 --> 00:03:59,219 (男性)いいですね。 どんな話ですか? 37 00:03:59,219 --> 00:04:02,238 (難波)病院を 舞台にした 物語です。 38 00:04:02,238 --> 00:04:04,224 じゃあ 会議 終わったら すぐ 帰ってくるね。 39 00:04:04,224 --> 00:04:06,226 社長出勤で 早退して 大丈夫? 40 00:04:06,226 --> 00:04:08,244 社長だもん。 41 00:04:08,244 --> 00:04:11,247 でも 社員が 頑張ってくれるから➡ 42 00:04:11,247 --> 00:04:13,249 俺なんか 飾りみたいなもんだよ。 43 00:04:13,249 --> 00:04:18,254 いってくるね。 (恵真)いってらっしゃい。 44 00:04:18,254 --> 00:04:20,254 おうち 入ろうか。 45 00:04:23,259 --> 00:04:36,189 ♬~ 46 00:04:36,189 --> 00:04:38,191 ≪(恵真)ママ。 47 00:04:38,191 --> 00:04:44,214 あっ。 はいはい。 あら。 起きちゃった? はい。 48 00:04:44,214 --> 00:04:56,226 ♬「君の声が 聞こえているよ」 49 00:04:56,226 --> 00:05:06,226 ♬「僕の声は どこへ 行…」 50 00:05:17,247 --> 00:05:21,251 《人の命を 左右できる 私は ここでは 神なんです》 51 00:05:21,251 --> 00:05:23,236 《書いて 教えて》 52 00:05:23,236 --> 00:05:26,239 《私の お父さんが 最後に 何を言いたかったのか?》 53 00:05:26,239 --> 00:05:29,259 《その患者は 生きていても 誰の役にも立たない人間です》 54 00:05:29,259 --> 00:05:32,195 《大河内先生は 人殺しです》 55 00:05:32,195 --> 00:05:34,197 《助けて…》 56 00:05:34,197 --> 00:05:36,199 《難波さんの 復讐のシナリオって こんなもんですか》 57 00:05:36,199 --> 00:05:38,184 《今すぐ 白衣を 脱いでくれませんか?》 58 00:05:38,184 --> 00:05:40,220 《力ずくで 脱がしてみなさい》 59 00:05:40,220 --> 00:05:43,206 (神父)《あなたからも また 悪の においが します》 60 00:05:43,206 --> 00:05:45,208 《どうして あなたは そんな人間なんですか?》 61 00:05:45,208 --> 00:05:47,193 《私が知りたい…》 62 00:05:47,193 --> 00:05:49,195 《先生は 悪魔ではなく 人間です》 63 00:05:49,195 --> 00:05:51,197 《ああー!?》 64 00:05:51,197 --> 00:05:53,216 (叫び声) 65 00:05:53,216 --> 00:06:02,216 ♬~ 66 00:06:07,247 --> 00:06:13,219 「その犯した罪の 償いとして➡ 67 00:06:13,219 --> 00:06:16,222 家畜を あるじの元へ 連れていき➡ 68 00:06:16,222 --> 00:06:21,227 いけにえと しなければならない」 69 00:06:21,227 --> 00:06:26,249 「獣を 撃ち殺した者は その罪を 償い➡ 70 00:06:26,249 --> 00:06:29,269 人を 撃ち殺した者は…」 71 00:06:29,269 --> 00:06:47,269 ♬~ 72 00:07:31,231 --> 00:07:33,231 神父さま。 73 00:07:36,152 --> 00:07:40,206 (神父)私は もう 神父では ありません。 74 00:07:40,206 --> 00:07:44,177 はい。 神父さま。 体調は 今…。 75 00:07:44,177 --> 00:07:49,215 このとおり 元気です。 76 00:07:49,215 --> 00:07:53,202 教会に行ったら よく こちらに いらっしゃると 聞いて。 77 00:07:53,202 --> 00:07:59,192 (神父)日の光を 浴びながら 小さな善行をして。➡ 78 00:07:59,192 --> 00:08:05,192 今の私は それで 満足です。 79 00:08:07,200 --> 00:08:10,236 (神父)満足です。 80 00:08:10,236 --> 00:08:23,216 ♬~ 81 00:08:23,216 --> 00:08:26,202 僕は 逃げたんです。 82 00:08:26,202 --> 00:08:30,223 神父さまを 利用しようと していたのに➡ 83 00:08:30,223 --> 00:08:32,223 一人だけ 逃げたんです。 84 00:08:34,160 --> 00:08:37,163 怖くなったんです。 85 00:08:37,163 --> 00:08:43,169 大河内先生じゃなくて 自分が 怖くなって。 86 00:08:43,169 --> 00:08:48,157 一刻も早く あの病院を 離れたかった。 87 00:08:48,157 --> 00:08:52,178 あれから ずっと あそこでの 出来事を 忘れようと➡ 88 00:08:52,178 --> 00:08:55,178 逃げ続けてきました。 89 00:09:00,186 --> 00:09:03,189 神父さま。 90 00:09:03,189 --> 00:09:07,226 あれから 何があったのか 教えてもらえませんか? 91 00:09:07,226 --> 00:09:15,226 いまさら 勝手ですけど 知りたいんです。 自分のために。 92 00:09:19,188 --> 00:09:22,191 (神父)私の退院後 しばらくして➡ 93 00:09:22,191 --> 00:09:28,214 あの人が 教会を 訪ねてきました。 94 00:09:28,214 --> 00:09:35,171 その姿は 以前とは違い つき物が 落ちたようでした。 95 00:09:35,171 --> 00:09:41,171 《私を ここに 入れていただいて ありがとうございます》 96 00:09:44,163 --> 00:09:47,183 《初めての経験でした》 97 00:09:47,183 --> 00:09:52,188 《人を 死なせるのを ちゅうちょしたのも》 98 00:09:52,188 --> 00:09:55,208 《泣いたのも》 99 00:09:55,208 --> 00:09:58,194 《どうして あんなことに なったのか➡ 100 00:09:58,194 --> 00:10:01,197 自分でも 分かりません》 101 00:10:01,197 --> 00:10:07,186 《あれが 何の涙だったのか 分からないんです》 102 00:10:07,186 --> 00:10:10,206 《でも…》 103 00:10:10,206 --> 00:10:18,181 《あれ以来 私の 悪への衝動が 薄れてしまったんです》 104 00:10:18,181 --> 00:10:21,200 《どうしてでしょうね?》 105 00:10:21,200 --> 00:10:27,206 《私の中の 積もりに 積もった 悪魔という ほこりが➡ 106 00:10:27,206 --> 00:10:29,225 あの涙と 一緒に➡ 107 00:10:29,225 --> 00:10:32,145 流れ出ていって しまったんでしょうか?》 108 00:10:32,145 --> 00:10:36,145 (神父)《今 心の痛みを 感じますか?》 109 00:10:38,167 --> 00:10:40,169 《分かりません》 110 00:10:40,169 --> 00:10:44,173 《あんなに 追い求めていた 涙を 流せたのに➡ 111 00:10:44,173 --> 00:10:46,192 全然 満足しないんです》 112 00:10:46,192 --> 00:10:53,166 《むしろ すごく むなしくて》 113 00:10:53,166 --> 00:11:00,166 《愛を 得てください。 愛は 人を救います》 114 00:11:02,191 --> 00:11:09,198 《あなたが これから すべきことは 償いです》 115 00:11:09,198 --> 00:11:12,198 《償い…》 116 00:11:14,170 --> 00:11:19,208 (神父)それから しばらく 音沙汰が なかったのですが➡ 117 00:11:19,208 --> 00:11:24,213 間もなく 私が 教会を 離れようとしているとき➡ 118 00:11:24,213 --> 00:11:27,216 再び 訪れてきました。 119 00:11:27,216 --> 00:11:29,202 《以前 神父さまに 言われたとおり➡ 120 00:11:29,202 --> 00:11:32,205 善いことを しようと 思うんです》 121 00:11:32,205 --> 00:11:34,207 《病院の少ない地域で 診療所を 開いて➡ 122 00:11:34,207 --> 00:11:37,226 人の役に立つ仕事をします》 123 00:11:37,226 --> 00:11:40,229 《医師を 続けるのですね?》 124 00:11:40,229 --> 00:11:47,236 《私 白衣は 脱ぎません。 子供を産もうと 思うんです》 125 00:11:47,236 --> 00:11:50,223 《なぜ そうしたいと 思ったのですか?》 126 00:11:50,223 --> 00:11:55,228 《子供は 何より カワイイと 聞きました》 127 00:11:55,228 --> 00:11:58,247 《それも 善いことだと 思うんです》 128 00:11:58,247 --> 00:12:02,235 (神父)その決断に 至るまでに 何があったのか➡ 129 00:12:02,235 --> 00:12:05,235 私には 分かりません。 130 00:12:07,223 --> 00:12:11,260 もう 神父ではない 私には 関係のないことですが。 131 00:12:11,260 --> 00:12:15,264 すいません。 僕のせいで。 132 00:12:15,264 --> 00:12:18,267 あなたのせいでは ありません。➡ 133 00:12:18,267 --> 00:12:22,238 私が 神父を辞めたのは➡ 134 00:12:22,238 --> 00:12:27,276 人の 善の心が 信じられなくなったからです。➡ 135 00:12:27,276 --> 00:12:31,264 私の本心を 言いましょうか?➡ 136 00:12:31,264 --> 00:12:36,202 あの人が 改心など するはずが ないでしょう。 137 00:12:36,202 --> 00:12:42,202 あれは 生まれついての 悪魔です。 138 00:12:44,243 --> 00:12:50,243 あの人に 会うのですか? そのつもりです。 139 00:12:52,235 --> 00:12:57,206 慎重に 見定めてください。 140 00:12:57,206 --> 00:13:01,227 今は おそらく 眠っているであろう 悪魔が➡ 141 00:13:01,227 --> 00:13:04,227 覚醒していないか。 142 00:15:37,183 --> 00:15:46,208 ♬~ 143 00:15:46,208 --> 00:15:48,194 お変わりないですね。 144 00:15:48,194 --> 00:15:52,214 恵真のこと いつも ありがとうございます。 145 00:15:52,214 --> 00:15:58,204 (春枝)いいのよ。 私も 楽しいし 気も紛れるからね。 146 00:15:58,204 --> 00:16:02,224 (春枝)あっ そうだ。 干し芋 いっぱい 作ったのよ。 147 00:16:02,224 --> 00:16:06,224 持ってって。 ねっ。 今 入れてくるから。 148 00:16:08,230 --> 00:16:16,230 達郎さん。 あれ お借りしても いいですか? 149 00:16:18,224 --> 00:16:21,243 (恵真)わんわん? ううん。 ネズミさん。 150 00:16:21,243 --> 00:16:24,230 (恵真)わんわん? そう。 それ わんわんね。 151 00:16:24,230 --> 00:16:26,248 ≪(割れる音) 152 00:16:26,248 --> 00:16:30,236 ちょっと 一人で 遊んでてね。 (恵真)うん。 153 00:16:30,236 --> 00:16:46,236 ♬~ 154 00:16:52,191 --> 00:16:57,191 (照美)先生。 その節は お世話になりました。 155 00:17:02,184 --> 00:17:04,220 娘から 離れてください。 156 00:17:04,220 --> 00:17:08,207 (照美)人に あんなことが できる 悪魔みたいな あんたが➡ 157 00:17:08,207 --> 00:17:11,210 親になるなんてね。 何が望みですか? 158 00:17:11,210 --> 00:17:14,213 (照美)あんたのせいで リッチに 暮らすどころか➡ 159 00:17:14,213 --> 00:17:19,235 借金取りから 逃げ回る生活よ。➡ 160 00:17:19,235 --> 00:17:21,220 なのに あんたは➡ 161 00:17:21,220 --> 00:17:24,240 御曹司と 結婚して 幸せな生活?➡ 162 00:17:24,240 --> 00:17:27,226 ふん。 冗談じゃないわ。 163 00:17:27,226 --> 00:17:30,212 お金が望みなら あげます。 164 00:17:30,212 --> 00:17:33,182 そこの 私の かばんの中に 財布が 入っています。 165 00:17:33,182 --> 00:17:35,184 それでも 足りなければ 家から…。 166 00:17:35,184 --> 00:17:37,186 (照美)金だけの問題じゃ ないのよ! 167 00:17:37,186 --> 00:17:43,175 (照美)私を こけにした 償いを してもらわないとね。 168 00:17:43,175 --> 00:17:46,195 娘から 離れてください。 169 00:17:46,195 --> 00:17:50,232 (照美)そんなに カワイイんだ。 この悪魔の子が。 170 00:17:50,232 --> 00:17:53,185 離れなさい! 171 00:17:53,185 --> 00:17:57,206 (照美)じゃあ 土下座して。➡ 172 00:17:57,206 --> 00:17:59,206 土下座しなさいよ! 173 00:18:04,180 --> 00:18:15,224 ♬~ 174 00:18:15,224 --> 00:18:18,227 うっ!? 175 00:18:18,227 --> 00:18:25,201 あんたが犯した罪に 支払う報酬は 死よ。 176 00:18:25,201 --> 00:18:27,219 殺さないで。 177 00:18:27,219 --> 00:18:34,219 (照美)目には 目を。 針には 針を。 178 00:18:38,197 --> 00:18:46,222 お願いします。 私 まだ 死ねないの。 179 00:18:46,222 --> 00:18:49,191 お願いします。 殺さないでください。 180 00:18:49,191 --> 00:18:53,195 私も。 娘も。 181 00:18:53,195 --> 00:18:59,168 (照美)ハハハ…!➡ 182 00:18:59,168 --> 00:19:06,191 先生も 自分が 死ぬのは 怖いんだ? ハハハ!➡ 183 00:19:06,191 --> 00:19:12,191 また すぐ 来るから。 まとまった お金 用意しときなさい。 184 00:19:14,233 --> 00:19:18,233 あんたの家族 めちゃくちゃに してやる。 185 00:19:26,211 --> 00:19:32,211 恵真。 大丈夫だよ。 186 00:19:36,155 --> 00:19:39,174 ≪いらっしゃいませ。 187 00:19:39,174 --> 00:19:41,176 (吉田)難波君。 (渡来)難波さん。 188 00:19:41,176 --> 00:19:43,178 ご無沙汰してます。 189 00:19:43,178 --> 00:19:45,164 (吉田)《これは?》 190 00:19:45,164 --> 00:19:49,184 《どうするかは お任せします》 191 00:19:49,184 --> 00:19:52,154 (吉田)《おい。 難波君?》 192 00:19:52,154 --> 00:19:57,176 先輩に押し付けて 逃げてしまって すいませんでした。 193 00:19:57,176 --> 00:20:02,197 (吉田)いや。 元気そうで よかった。 194 00:20:02,197 --> 00:20:06,197 (吉田)どうだ? 白衣より こっちの方が 似合うだろ? 195 00:20:11,190 --> 00:20:16,211 (吉田)難波君から預かった 録音を 俺は 上に渡した。 196 00:20:16,211 --> 00:20:20,199 大河内先生は それで 病院を 首になったんだ。 197 00:20:20,199 --> 00:20:25,187 [スピーカ]《神父さまの寿命は 病気でも 神でもなく➡ 198 00:20:25,187 --> 00:20:28,207 私が 決めてあげますから》 199 00:20:28,207 --> 00:20:30,242 (事務長)《この録音》➡ 200 00:20:30,242 --> 00:20:34,242 《大河内先生。 何か 弁解することは ありますか?》 201 00:20:37,149 --> 00:20:40,152 (事務長)《外科部長》 (吉田)《はい》 202 00:20:40,152 --> 00:20:42,171 (事務長)《あなたたちは 同じ医局にいて➡ 203 00:20:42,171 --> 00:20:45,140 本当に 何も 気付かなかったんですか?》 204 00:20:45,140 --> 00:20:49,178 (吉田)《いや。 そのう》 《私は…》 205 00:20:49,178 --> 00:20:52,178 《誰かに 気付かれるような ミスは しません》 206 00:20:56,185 --> 00:20:59,154 《全部 私 一人で やりました》 207 00:20:59,154 --> 00:21:03,192 (事務長)《今すぐ この病院から 出ていけ》 208 00:21:03,192 --> 00:21:07,196 《お世話になりました》 (吉田)《お疲れさまでした》 209 00:21:07,196 --> 00:21:13,202 (泣き声) 210 00:21:13,202 --> 00:21:18,207 《愛が 人を救うらしいです》 211 00:21:18,207 --> 00:21:21,210 (吉田)《えっ?》 212 00:21:21,210 --> 00:21:27,216 《部長たちも 自分に 正直に 生きたら どうですか?》 213 00:21:27,216 --> 00:21:30,219 (吉田)あの言葉が 俺に➡ 214 00:21:30,219 --> 00:21:34,223 新たな人生を 始める決意を させてくれたんだ。 215 00:21:34,223 --> 00:21:37,226 今は 養育費の支払いが 大変だけどね。 216 00:21:37,226 --> 00:21:41,213 (渡来)私も 慰謝料を払う責任が あるので➡ 217 00:21:41,213 --> 00:21:45,217 病院に とどまって 医師を続けています。 218 00:21:45,217 --> 00:21:50,239 (吉田)難波君。 小説 書くとき よかったら ここ 使ってくれ。➡ 219 00:21:50,239 --> 00:21:53,242 難波君なら 一日中 いたって 構わない。 220 00:21:53,242 --> 00:21:56,245 ありがとうございます。 221 00:21:56,245 --> 00:22:00,249 あのう。 病院を辞めてからの 大河内先生のこと➡ 222 00:22:00,249 --> 00:22:02,249 何か 知りませんか? 223 00:22:05,237 --> 00:22:08,240 大河内先生が 辞めた後➡ 224 00:22:08,240 --> 00:22:11,260 病院で また ひどい事件が 起きたんです。 225 00:22:11,260 --> 00:22:13,260 事件? 226 00:22:17,249 --> 00:22:21,236 (浅川)やったのは 竹居 京子ちゃんです。➡ 227 00:22:21,236 --> 00:22:24,256 定期治療のために また 入院してたんですけど➡ 228 00:22:24,256 --> 00:22:29,256 仲良くなった 同じ病室の 女の子を 屋上から。 229 00:22:33,215 --> 00:22:36,235 あの子は 今 どこに? 230 00:22:36,235 --> 00:22:39,235 (浅川)どこかの病院の 精神科に 入院してるそうです。 231 00:22:41,240 --> 00:22:44,209 (浅川)あっ。 あの子の お父さんが➡ 232 00:22:44,209 --> 00:22:47,212 今日 ここに 来ると思いますよ。 お父さん? 233 00:22:47,212 --> 00:22:51,233 (浅川)今日…。 亡くなった子の 月命日なので。 234 00:22:51,233 --> 00:23:03,233 ♬~ 235 00:24:41,209 --> 00:24:46,198 竹居さんが 事件後に大河内先生と 話していたと 聞いて。 236 00:24:46,198 --> 00:24:48,200 差し支えなければ➡ 237 00:24:48,200 --> 00:24:51,200 どんな話をしたか 教えていただけませんか? 238 00:24:54,222 --> 00:25:01,213 (竹居)京子は 大河内 葉子という 医者に 心を 支配されてたんです。 239 00:25:01,213 --> 00:25:05,213 (竹居)まるで 悪魔に 取りつかれたかのように。 240 00:25:08,220 --> 00:25:15,260 事件から 毎日 私は ここへ 手を合わせに 来ました。 241 00:25:15,260 --> 00:25:21,233 すると ある日 あの人が いたんです。 242 00:25:21,233 --> 00:25:24,233 ≪(竹居)《あなたが 大河内先生ですか?》 243 00:25:28,240 --> 00:25:30,225 《あっ》 244 00:25:30,225 --> 00:25:32,177 (竹居)《京子に 何をしたんですか?》 245 00:25:32,177 --> 00:25:34,179 《えっ?》 246 00:25:34,179 --> 00:25:37,182 (竹居)《京子が 言ってるんです》➡ 247 00:25:37,182 --> 00:25:40,185 《「勇気を持って 悪を実行できた」》➡ 248 00:25:40,185 --> 00:25:43,185 《「葉子先生。 褒めてくれるかな?」って》 249 00:25:47,175 --> 00:25:50,195 (竹居)《あなたのせいじゃ ないんですか?》➡ 250 00:25:50,195 --> 00:25:54,195 《あなたのせいで 京子は こんな 恐ろしいことを》 251 00:25:57,219 --> 00:25:59,219 《そうかもしれません》 252 00:26:01,206 --> 00:26:06,228 《すみません。 こんなつもりじゃ なかったんです》 253 00:26:06,228 --> 00:26:12,228 《京子ちゃんに 伝えてください。 「この道は 大変だよ」って》 254 00:26:14,236 --> 00:26:19,241 《何だ? その 人ごとみたいな 言い方》 255 00:26:19,241 --> 00:26:24,229 《私の妻は 精神を病んで 一家心中を たくらんだんだ》 256 00:26:24,229 --> 00:26:26,214 《私も その方が 楽だったかもしれない》 257 00:26:26,214 --> 00:26:29,251 《けど 私は 生きなければならない》 258 00:26:29,251 --> 00:26:31,236 《苦しんで 生きることが➡ 259 00:26:31,236 --> 00:26:37,175 亡くなった子に対する 唯一の償いなんだ》 260 00:26:37,175 --> 00:26:39,175 《償い》 261 00:26:41,246 --> 00:26:45,167 《あなたは 何も 感じないんですか?》 262 00:26:45,167 --> 00:26:48,203 《あなた それでも 人間ですか?》 263 00:26:48,203 --> 00:26:51,189 《子供って カワイイですか?》 264 00:26:51,189 --> 00:26:54,209 《そんなに 大切なものなんですか?》 265 00:26:54,209 --> 00:26:57,229 《当たり前だろ》 266 00:26:57,229 --> 00:27:03,229 《何があっても 京子は 私の娘なんだ!》 267 00:27:05,220 --> 00:27:08,223 どうしました? 268 00:27:08,223 --> 00:27:14,229 ありがとうございました。 お礼は 必ず。 失礼します。 269 00:27:14,229 --> 00:27:18,229 ♬~ 270 00:27:20,218 --> 00:27:35,183 ♬~ 271 00:27:35,183 --> 00:27:39,171 (芳賀)難波さん。 やっと 会いに来てくれた。 272 00:27:39,171 --> 00:27:41,189 ひげ ないんですね。 273 00:27:41,189 --> 00:27:45,193 小説 読みましたよ。 読むのに 時間かかったけど➡ 274 00:27:45,193 --> 00:27:50,198 面白かったです。 感想 送ったんですよ。 275 00:27:50,198 --> 00:27:56,188 見ました。 何ですか? 666って。 276 00:27:56,188 --> 00:28:02,210 (芳賀)俺の囚人番号です。 すごくないですか?➡ 277 00:28:02,210 --> 00:28:05,197 悪魔の数字ってやつですよ。 278 00:28:05,197 --> 00:28:08,216 しかし ホントに 先生に なっちゃうんだもん。 279 00:28:08,216 --> 00:28:10,235 すごいな。 運が 良かったんです。 280 00:28:10,235 --> 00:28:13,238 (芳賀)難波さんが いいものを 書けるように なったのは➡ 281 00:28:13,238 --> 00:28:17,209 大河内先生に 出会ったからじゃ ないですか?➡ 282 00:28:17,209 --> 00:28:20,209 俺にも 印税 分けてほしいな。 283 00:28:22,247 --> 00:28:27,219 芳賀さん。 大河内先生に 最後に会ったの いつですか? 284 00:28:27,219 --> 00:28:32,174 (芳賀)逮捕される前です。 先生に お別れを 言いに行ったら➡ 285 00:28:32,174 --> 00:28:38,163 何と 妊娠してるって。 よく 怒りませんでしたね? 286 00:28:38,163 --> 00:28:42,167 (芳賀)むしろ わくわくしました。 第2章の スタートですから。 287 00:28:42,167 --> 00:28:44,169 どういう意味ですか? 288 00:28:44,169 --> 00:28:49,174 先生が いい人になって 善いことをしてると 思ってます? 289 00:28:49,174 --> 00:28:54,179 (芳賀)思ってないんですよね? だから 俺に 会いに来た。 290 00:28:54,179 --> 00:28:58,200 先生は 償いをするって 言ってました。 291 00:28:58,200 --> 00:29:05,207 俺が聞いたのは それだけです。 償い? 292 00:29:05,207 --> 00:29:09,194 今は 時が満ちるのを 待ってるんです。 293 00:29:09,194 --> 00:29:16,194 先生がしようと しているのは 悪魔的 贖罪です。 294 00:29:19,237 --> 00:29:22,207 大塚さん。 うん? 295 00:29:22,207 --> 00:29:26,228 私の お願い 一つ 聞いてもらえる? 296 00:29:26,228 --> 00:29:31,216 何? いまさら また 針 刺させてとか 言わないでよ。 297 00:29:31,216 --> 00:29:34,169 私の前から いなくなってほしいの。 298 00:29:34,169 --> 00:29:39,191 恵真を連れて。 えっ? 299 00:29:39,191 --> 00:29:43,178 あした 私が起きたら➡ 300 00:29:43,178 --> 00:29:46,181 大塚さんも 恵真も いなくなってる。 301 00:29:46,181 --> 00:29:50,181 別れも 理由も 何も言わず。 302 00:29:52,187 --> 00:29:55,187 どうして そんなこと? 303 00:30:01,179 --> 00:30:04,179 大塚さんには 無理か。 304 00:30:08,186 --> 00:30:12,190 結婚するとき 言ったよね? 305 00:30:12,190 --> 00:30:17,212 もし また 葉子さんに 悪の衝動が 芽生えたら。 306 00:30:17,212 --> 00:30:20,181 人間で いられなくなるときが 来たら➡ 307 00:30:20,181 --> 00:30:27,181 僕が 殺すって。 うん。 308 00:30:30,208 --> 00:30:36,208 私は 普通の人間に なれるのかな? 309 00:30:39,134 --> 00:30:42,153 葉子さんは 今のまんまで いいよ。 310 00:30:42,153 --> 00:30:47,125 私を 信用しちゃ 駄目。 信用は してない。 311 00:30:47,125 --> 00:30:51,179 でも ずっと そばにいるって 決めたから。 312 00:30:51,179 --> 00:30:56,179 葉子さんが 破滅したとしても 一緒にいる。 313 00:30:59,170 --> 00:31:04,209 その日は 近いかもしれないね。 314 00:31:04,209 --> 00:31:08,209 じゃあ 準備しておくよ。 315 00:31:12,183 --> 00:31:17,205 帰ろう。 恵真が ママに 会いたがってるよ。 316 00:31:17,205 --> 00:31:20,205 大塚さん。 うん? 317 00:31:23,211 --> 00:31:29,200 悪魔と呼ばれた 私を 愛してくれて ありがとう。 318 00:31:29,200 --> 00:31:46,200 ♬~ 319 00:31:56,244 --> 00:32:04,244 ♬~ 320 00:32:07,205 --> 00:32:10,241 ≪(足音) 321 00:32:10,241 --> 00:32:12,241 どうぞ。 322 00:32:16,281 --> 00:32:20,285 望みどおり 自分の病院が 持てたんですね? 323 00:32:20,285 --> 00:32:23,285 望んでたより ずいぶん 小さい病院ですけど。 324 00:32:28,259 --> 00:32:33,181 それで 何の用ですか? 難波先生。 325 00:32:33,181 --> 00:32:38,219 まず 浅川先生からの 伝言です。 326 00:32:38,219 --> 00:32:41,189 「葉子さんの おかげで 外科部長になれました」 327 00:32:41,189 --> 00:32:43,208 「ありがとうございます」と。 328 00:32:43,208 --> 00:32:45,226 (浅川)畠山さん。 (畠山)はい。 329 00:32:45,226 --> 00:32:48,213 最近 看護師 緩んでるよ。 (畠山)すみません。 気を付けます。 330 00:32:48,213 --> 00:32:52,217 (浅川)さて 今日も 張り切って 診察 行きますか。 331 00:32:52,217 --> 00:32:55,220 そう。 よかった。 332 00:32:55,220 --> 00:32:58,239 芳賀さんにも 会ってきました。 333 00:32:58,239 --> 00:33:01,226 今の先生の写真を 送ってほしいと。 334 00:33:01,226 --> 00:33:03,226 変わらないですね あの人。 335 00:33:08,233 --> 00:33:11,236 ヨウコの ヨウは…。 336 00:33:11,236 --> 00:33:15,256 (刑務官)666番。 私語は 禁止だ。 (芳賀)すいません。 337 00:33:15,256 --> 00:33:22,256 芳賀さんは 言ってました。 先生が 悪魔的 贖罪をすると。 338 00:34:57,208 --> 00:35:02,208 子供のときから ずっと 普通でいたいと 思ってた。 339 00:35:04,215 --> 00:35:07,218 でも 普通って 何? 340 00:35:07,218 --> 00:35:13,208 うれしいときには 喜んで 悲しいときには 涙を流す。 341 00:35:13,208 --> 00:35:16,244 でも 怒ったときに 誰かを 傷つけるのは➡ 342 00:35:16,244 --> 00:35:19,247 みんなが 駄目だっていう。 343 00:35:19,247 --> 00:35:22,247 それが 正直な反応なのに。 344 00:35:24,269 --> 00:35:28,269 私は それが分からない 人間だった。 345 00:35:31,276 --> 00:35:37,276 でも あのとき 涙を流して 私の中で 何かが変わったんです。 346 00:35:39,200 --> 00:35:46,207 その後 京子ちゃんが 友達を死なせたって 聞いて➡ 347 00:35:46,207 --> 00:35:49,207 また 私の心が 揺れました。 348 00:35:51,212 --> 00:35:56,212 もしかしたら これが 罪悪感なのかなって。 349 00:35:58,202 --> 00:36:01,205 ある人に 言われたんです。 350 00:36:01,205 --> 00:36:07,228 償いとは 苦しんで 生きることだって。 351 00:36:07,228 --> 00:36:12,233 大切なものを 壊されると 苦しいんですよね? 352 00:36:12,233 --> 00:36:14,252 じゃあ 私は➡ 353 00:36:14,252 --> 00:36:17,221 大切なものを つくるところから 始めないと いけない。 354 00:36:17,221 --> 00:36:21,221 それで 子供を 産んでみたんです。 355 00:36:23,227 --> 00:36:27,231 最初は 不安でした。 356 00:36:27,231 --> 00:36:31,219 無償の愛なんて 愛することに 何の疑問も 感じない人の➡ 357 00:36:31,219 --> 00:36:34,219 奇麗事だって 思ってたから。 358 00:36:36,207 --> 00:36:45,199 でもね カワイイの。 もう びっくりしちゃった。 359 00:36:45,199 --> 00:36:50,204 いつになっても 今が 一番 カワイイって思う。 360 00:36:50,204 --> 00:36:53,191 あっ。 最近ね やっと 言葉を覚えて➡ 361 00:36:53,191 --> 00:36:58,196 犬を見るたび 私の顔 見て ワンワンって 教えてくれるの。 362 00:36:58,196 --> 00:37:03,217 猫でも タヌキでも 何でも ワンワンみたい。 363 00:37:03,217 --> 00:37:08,222 そんなわけで 私にも 大切なものが できました。 364 00:37:08,222 --> 00:37:11,225 今 幾つですか? 1歳10カ月。 365 00:37:11,225 --> 00:37:17,231 生後 666日。 ええ。 366 00:37:17,231 --> 00:37:22,236 それを 壊さないといけないときが 来たんです。 367 00:37:22,236 --> 00:37:25,206 だって それが 償うって いうことなんでしょ? 368 00:37:25,206 --> 00:37:30,206 私は 行動に移せる人間だから。 369 00:37:32,163 --> 00:37:37,168 悪魔だと 言う割には まだまだ 甘いな。 370 00:37:37,168 --> 00:37:41,205 お父さんは 見抜いていたんです。 371 00:37:41,205 --> 00:37:46,205 先生が 悪魔になりきれない 普通の人間だと。 372 00:37:48,196 --> 00:37:51,199 いや。 373 00:37:51,199 --> 00:37:54,199 早く それに 気付いてほしいと 願っていたんです。 374 00:37:58,189 --> 00:38:01,189 先生のことを 小説に 書きたいんです。 375 00:38:03,211 --> 00:38:10,201 小説家は 自分の生みだした ヒロインに 恋をします。 376 00:38:10,201 --> 00:38:14,205 今 自分が 同じような気持ちを 持ってしまってることを➡ 377 00:38:14,205 --> 00:38:17,205 否定できません。 378 00:38:20,228 --> 00:38:26,217 だけど あなたが したことは 許されない。 379 00:38:26,217 --> 00:38:29,220 絶対に 許されません。 380 00:38:29,220 --> 00:38:34,175 あなたには 償う資格すら ありません。 381 00:38:34,175 --> 00:38:39,197 罪悪感を抱えて 生きてください。 382 00:38:39,197 --> 00:38:45,197 届かない 希望の光を追って 苦しんで 生き続けるんです。 383 00:38:50,174 --> 00:38:55,196 あした ここに 来てくれませんか? 384 00:38:55,196 --> 00:38:59,196 話の続きを しましょう。 385 00:39:01,185 --> 00:39:03,221 あした…。 386 00:39:03,221 --> 00:39:08,221 あしたも 何も変わらない日が 来ますよ。 387 00:39:18,202 --> 00:39:23,224 ≪(はしゃぐ声) 388 00:39:23,224 --> 00:39:25,226 あっ。 ママ 帰ってきた。 おかえり。 389 00:39:25,226 --> 00:39:27,211 (恵真)おかえり。 390 00:39:27,211 --> 00:39:29,230 よかったね。 恵真。 ただいま。 391 00:39:29,230 --> 00:39:36,137 ♬~ 392 00:39:36,137 --> 00:39:40,158 (吉田)頑張れよ。 ありがとうございます。 393 00:39:40,158 --> 00:39:56,174 ♬~ 394 00:39:56,174 --> 00:40:11,189 ♬~ 395 00:40:11,189 --> 00:40:22,189 ♬~ 396 00:42:18,199 --> 00:42:31,195 ♬~ 397 00:42:31,195 --> 00:42:38,195 ♬~ 398 00:42:47,178 --> 00:43:01,142 ♬「君の声が 聞こえているよ」 399 00:43:01,142 --> 00:43:15,189 ♬「僕の声は どこへ 行くのだろう」 400 00:43:15,189 --> 00:43:28,235 ♬「かわいた 闇の中 どこにも 光なく」 401 00:43:28,235 --> 00:43:43,235 ♬「冷たい 水の中 どこにも 命なく」 402 00:43:46,153 --> 00:44:00,153 ♬「君の声が 聞こえないから」 403 00:44:03,170 --> 00:44:18,170 ♬「僕の声は 君を探している」 404 00:44:35,119 --> 00:44:46,130 ♬~ 405 00:44:46,130 --> 00:45:01,162 ♬~ 406 00:45:01,162 --> 00:45:16,177 ♬~ 407 00:45:16,177 --> 00:45:23,177 ♬~ 408 00:45:29,190 --> 00:45:34,128 そっちから 連絡が来ると 思わなかったわ。 409 00:45:34,128 --> 00:45:42,128 それで? 私が 納得する金額って 幾ら 用意できたの? 410 00:45:44,121 --> 00:45:49,121 言っとくけど これ以上 近づかないわよ。 411 00:45:54,148 --> 00:45:59,153 恵真のこと 何て言ったか 覚えてますか? 412 00:45:59,153 --> 00:46:01,153 はあ? 413 00:46:05,159 --> 00:46:13,159 私の娘を 悪魔の子なんて 呼ばないで! 414 00:46:30,201 --> 00:46:32,201 ≪(恵真)パパ。 415 00:46:38,125 --> 00:46:42,112 パパ。 今日 お仕事 お休みするから➡ 416 00:46:42,112 --> 00:46:45,112 一緒に 遊ぼうか? (恵真)うん。 417 00:46:49,136 --> 00:46:55,136 ママが帰るまで 一緒に 待とう。 うん。 418 00:46:58,162 --> 00:47:00,162 (竹居)こんにちは。 419 00:47:02,116 --> 00:47:04,151 (竹居)先月 通り魔事件が あったもので➡ 420 00:47:04,151 --> 00:47:08,155 パトロールしてるんです。 (神父)ご苦労さまです。 421 00:47:08,155 --> 00:47:15,155 (竹居)いえ。 いつも ごみ拾い ご苦労さまです。 じゃあ。 422 00:47:17,164 --> 00:47:20,134 (神父)あのう。 423 00:47:20,134 --> 00:47:25,134 その 通り魔事件の犯人は なぜ そんなことを? 424 00:47:29,159 --> 00:47:33,159 理由は ないそうです。 誰でも よかったと。 425 00:47:35,099 --> 00:47:41,105 (竹居)どうして 世の中 こんなに 苦しんでる人ばかりなんですかね。 426 00:47:41,105 --> 00:47:43,105 (神父)苦しいですね。 427 00:47:45,109 --> 00:47:50,130 (竹居)いえ。 逃げるわけには いかないんで。 428 00:47:50,130 --> 00:47:59,130 ♬~ 429 00:48:24,181 --> 00:48:31,155 <自分の罪に 何の後悔も持たず 他人の苦しみにも 無感覚で➡ 430 00:48:31,155 --> 00:48:34,091 いつも しらけた心を 持っている> 431 00:48:34,091 --> 00:48:37,144 <そんな人間は あなただけじゃない> 432 00:48:37,144 --> 00:48:42,132 <表向きは 常識のある 人間のふりを しているが➡ 433 00:48:42,132 --> 00:48:47,104 心の しんは 冷えた砂漠より 冷たい> 434 00:48:47,104 --> 00:48:51,141 <この世は そんな人間で あふれている> 435 00:48:51,141 --> 00:48:53,141 ≪(ドアの開く音) 436 00:48:57,131 --> 00:49:01,135 <それを 自覚している あなたは➡ 437 00:49:01,135 --> 00:49:05,135 人より 少し 正直なだけなのです> 438 00:49:09,143 --> 00:49:12,146 (吉田)いらっしゃいませ。 お久しぶりです。 439 00:49:12,146 --> 00:49:14,146 (男性)いつもの モーニング。 440 00:49:17,151 --> 00:49:19,153 (従業員)いらっしゃいませ。 お待ちしておりました。 441 00:49:19,153 --> 00:49:21,155 お久しぶりです。 442 00:49:21,155 --> 00:49:31,165 ♬~ 443 00:49:31,165 --> 00:49:38,105 ♬~ 444 00:49:38,105 --> 00:49:40,107 すいません。 (従業員)はい。 445 00:49:40,107 --> 00:49:42,076 もう1枚 下さい。 (従業員)かしこまりました。 446 00:49:42,076 --> 00:49:45,112 あっ。 クーポン 全部 使っちゃいます。 447 00:49:45,112 --> 00:49:47,112 (従業員)ありがとうございます。 448 00:49:54,121 --> 00:49:56,123 (看護師)ねえねえ。 (看護師)うん? 449 00:49:56,123 --> 00:49:58,108 (看護師)刑務所に いたっていう噂 ホントかな? 450 00:49:58,108 --> 00:50:02,146 (看護師)さっきも 言ってたよ。 自分は 娘を殺したんだって。 451 00:50:02,146 --> 00:50:05,115 (看護師)娘さんが 入院費 払ってんのにね。➡ 452 00:50:05,115 --> 00:50:08,135 一度も 見舞い 来たことないけど。 453 00:50:08,135 --> 00:50:10,137 (看護師)ふびんね。 454 00:50:10,137 --> 00:50:14,137 (看護師)年の割に 体は健康だから まだまだ 生きるよ。 455 00:50:21,165 --> 00:50:31,158 ♬~ 456 00:50:31,158 --> 00:50:46,089 ♬~ 457 00:50:46,089 --> 00:51:02,105 ≪♬「君の声が 聞こえているよ」 458 00:51:02,105 --> 00:51:17,105 ≪♬「僕の声は どこへ 行くのだろう」