1 00:01:58,075 --> 00:02:02,079 <単身 南部盛岡藩を 脱藩して・ 2 00:02:02,079 --> 00:02:06,083 新選組に 身を投じた 吉村貫一郎は・ 3 00:02:06,083 --> 00:02:10,087 守銭奴 出稼ぎ浪人と 蔑まれながらも・ 4 00:02:10,087 --> 00:02:13,090 人を斬り 血に汚れて 得た金を・ 5 00:02:13,090 --> 00:02:19,096 貧困に苦しむ 故郷の妻子の元へ 送り続けていた> 6 00:02:19,096 --> 00:02:24,101 <だが 坂本龍馬 暗殺の 下手人という 疑いをかけられた・ 7 00:02:24,101 --> 00:02:30,107 新選組は 急激に 天下の嫌われ者となっていく> 8 00:02:30,107 --> 00:02:35,112 <分裂し 別派を立てて 去っていった 伊東甲子太郎を・ 9 00:02:35,112 --> 00:02:37,114 油小路に 襲撃するが・ 10 00:02:37,114 --> 00:02:41,118 そのとき 貫一郎の目の前に 立ちはだかったのは・ 11 00:02:41,118 --> 00:02:47,124 心を許した 理解者の一人 服部武雄であった> 12 00:02:47,124 --> 00:03:02,073 ・~ 13 00:03:02,073 --> 00:03:14,073 ・~ 14 00:03:16,087 --> 00:03:25,096 ・~ 15 00:03:25,096 --> 00:03:33,104 (吉村)おもさげながんす お許しえってくだんせえ 16 00:03:33,104 --> 00:03:35,104 (服部)ああっ… 17 00:03:40,111 --> 00:03:57,061 ・~ 18 00:03:57,061 --> 00:04:17,081 ・~ 19 00:04:17,081 --> 00:04:37,101 ・~ 20 00:04:37,101 --> 00:04:43,101 ・~ 21 00:04:55,119 --> 00:04:58,119 (篠原たち)開門! 開門! 22 00:05:00,057 --> 00:05:05,057 (篠原たち)開門 お願い申す! 開門! 開門 早く! 23 00:05:08,065 --> 00:05:14,065 (篠原)加納が… (藩士たち)ああっ… くそ 24 00:05:16,073 --> 00:05:18,075 ・(ふすまの開く音) 25 00:05:18,075 --> 00:05:20,075 (佐土山)大久保様 26 00:05:26,083 --> 00:05:31,088 (大久保)お一人は 命を落とされたか 27 00:05:31,088 --> 00:05:35,092 (篠原)無念です・ 28 00:05:35,092 --> 00:05:39,096 甘言をもって 伊東先生を 誘い出し・ 29 00:05:39,096 --> 00:05:43,100 酒を飲ませて 殺害 30 00:05:43,100 --> 00:05:49,106 (篠原)そればかりか そのご遺体を 油小路の辻に 置き捨てて・ 31 00:05:49,106 --> 00:05:53,110 我らを おびき出す手段に 使ったのです 32 00:05:53,110 --> 00:06:00,050 なんという非道 これが 侍のすることでしょうか 33 00:06:00,050 --> 00:06:06,056 (大久保)まともな侍など 新選組の中には ただの一人も 34 00:06:06,056 --> 00:06:09,059 いや しかし これで・ 35 00:06:09,059 --> 00:06:15,065 坂本龍馬暗殺の下手人は やつらと 決まったが 36 00:06:15,065 --> 00:06:18,068 龍馬の? 37 00:06:18,068 --> 00:06:23,073 そうだろう? 佐土山君 (佐土山)さよう 38 00:06:23,073 --> 00:06:25,075 伊東先生は かねてから・ 39 00:06:25,075 --> 00:06:29,079 龍馬暗殺は 新選組と 見抜いておられましたからな 40 00:06:29,079 --> 00:06:32,079 おそらくは 口封じに 41 00:06:36,086 --> 00:06:39,089 いかにも 42 00:06:39,089 --> 00:06:43,093 あの折 龍馬と共に 深手を負った 中岡慎太郎も・ 43 00:06:43,093 --> 00:06:47,097 下手人は 新選組と 44 00:06:47,097 --> 00:06:49,099 間違いなく 新選組であったと・ 45 00:06:49,099 --> 00:06:52,099 そう 証言したとのことで ございますゆえ 46 00:07:09,053 --> 00:07:14,053 (せき込み) 47 00:07:17,061 --> 00:07:19,061 どうだ 具合は 48 00:07:24,068 --> 00:07:27,071 食わねば 駄目だぞ 49 00:07:27,071 --> 00:07:31,071 力つけねば 治るものも 治らねえ ああ あつつ… 50 00:07:34,078 --> 00:07:37,078 (沖田)何があったんです? 51 00:07:40,084 --> 00:07:44,084 (沖田)さっきから ばたばたと 廊下が 随分 うるさかった 52 00:07:47,091 --> 00:07:49,091 (沖田)今は 静かです 53 00:07:53,097 --> 00:07:55,099 (沖田)どうしたんです? 54 00:07:55,099 --> 00:07:59,036 幹部の人たちが 局長室さ 集められた 55 00:07:59,036 --> 00:08:01,036 食え 56 00:08:05,042 --> 00:08:10,047 朝廷から 王政復古の大号令が出て・ 57 00:08:10,047 --> 00:08:17,047 京都守護職も 所司代も 廃止ってことになった うん 58 00:08:23,060 --> 00:08:30,060 新選組は どうなるんです? 59 00:08:32,069 --> 00:08:36,069 さて どうなるんだべか 60 00:08:43,080 --> 00:08:51,080 足元が崩れて 真っ暗なとこに 落ちてくような気分だな 61 00:09:00,030 --> 00:09:06,030 どうなっても 僕は 少しも 構いませんがね 62 00:09:10,040 --> 00:09:15,045 吉村先生 あなたは 考えなさいよ 63 00:09:15,045 --> 00:09:17,047 はあ 64 00:09:17,047 --> 00:09:21,051 大事な家族が いるじゃありませんか 65 00:09:21,051 --> 00:09:26,056 南部盛岡は 美しき国でござりやんす 66 00:09:26,056 --> 00:09:32,056 西に 岩手山が そびえ 南には 早池峰山でしたっけ 67 00:09:35,065 --> 00:09:39,069 大好きだったんですよ そんな あなたが 68 00:09:39,069 --> 00:09:46,076 僕だけじゃない 勇さんも 歳さんも そうです 69 00:09:46,076 --> 00:09:52,076 分かってるんですよ みんな あなたのことを 70 00:09:56,086 --> 00:09:58,086 沖田さん… 71 00:10:02,026 --> 00:10:05,029 みんな 家族がいませんからね 72 00:10:05,029 --> 00:10:10,034 僕にとっては 勇さんや 歳さんが 家族ですから… 73 00:10:10,034 --> 00:10:17,041 (せき込み) 74 00:10:17,041 --> 00:10:25,049 でも 考えてみれば 楽しかったな 75 00:10:25,049 --> 00:10:29,053 武州の田舎を 出てきてから この4年 76 00:10:29,053 --> 00:10:34,053 天下を動かしたような 気持ちだった 77 00:10:38,062 --> 00:10:44,062 勇さんや 歳さんも きっと そうだったと思いますよ 78 00:10:47,071 --> 00:10:54,071 それだけで 僕は もう いいな 79 00:11:04,021 --> 00:11:12,029 新選組のおかげで わしも 存分に 仕送りが 80 00:11:12,029 --> 00:11:18,035 新選組のおかげで 妻や わらしっこが・ 81 00:11:18,035 --> 00:11:24,035 飢え死にしねえで 済みました おぼっこも 産むことができました 82 00:11:26,043 --> 00:11:29,043 何もかも 新選組のおかげで 83 00:11:32,049 --> 00:11:34,049 (土方)新遊撃隊? 84 00:11:37,054 --> 00:11:40,057 (土方)新選組の名を 捨てろというのか 85 00:11:40,057 --> 00:11:45,062 (近藤)御老中 板倉伊賀守様からの お申し渡しだ・ 86 00:11:45,062 --> 00:11:49,066 この12日に 将軍 慶喜公は・ 87 00:11:49,066 --> 00:11:56,073 会津 桑名 両藩の兵を率いて 大坂城に移られる・ 88 00:11:56,073 --> 00:12:00,077 我らは 二条城に残る 水戸藩の遊撃隊と 合流し・ 89 00:12:00,077 --> 00:12:03,080 その警備に当たる 90 00:12:03,080 --> 00:12:08,085 (永倉)将軍家が なぜ 大坂城に 91 00:12:08,085 --> 00:12:10,087 (近藤)禁門の変以来の 勅勘が解けて・ 92 00:12:10,087 --> 00:12:13,090 長州勢が 京に なだれこんでくる・ 93 00:12:13,090 --> 00:12:17,094 京都守護職も 所司代も なくなった今・ 94 00:12:17,094 --> 00:12:19,096 京都に おられては 御身が危ないではないか 95 00:12:19,096 --> 00:12:22,099 まったく 当てが外れたな 96 00:12:22,099 --> 00:12:26,103 大政奉還の後は 議会制となって・ 97 00:12:26,103 --> 00:12:30,107 慶喜公 御自ら 議長になられる 腹づもりだったはずだ 98 00:12:30,107 --> 00:12:33,110 ところが 王政復古の大号令が 出てみりゃ・ 99 00:12:33,110 --> 00:12:38,115 有栖川熾仁親王のもとに 二親王と 九藩主 100 00:12:38,115 --> 00:12:41,118 慶喜公の名前なんざ 吹っ飛んでら 101 00:12:41,118 --> 00:12:44,121 (近藤)薩長の仕業だ 102 00:12:44,121 --> 00:12:47,124 徳川の 御味方だった 孝明天皇が お隠れになって・ 103 00:12:47,124 --> 00:12:52,129 岩倉具視らの 公家ばらと組んで 薩長が仕組んだことだ 104 00:12:52,129 --> 00:12:55,132 (永倉)そうなると 孝明天皇 毒殺の一件も・ 105 00:12:55,132 --> 00:12:59,069 まんざら ただの うわさ話では なかったのかもしれんな 106 00:12:59,069 --> 00:13:02,072 それにしても 慶喜公も 甘え 107 00:13:02,072 --> 00:13:08,078 神君家康公の再来と いわれながら 大したことはねえ 108 00:13:08,078 --> 00:13:14,078 歳! 我らは旗本であることを 忘れるな 109 00:13:17,087 --> 00:13:21,091 誠の武士ならば ご主君の 悪口は言わん 110 00:13:21,091 --> 00:13:27,097 新選組の名を捨てて 水戸っぽの風下に立ってもかい 111 00:13:27,097 --> 00:13:33,103 無論だ どのような局面に 立ち至ろうとも 私心を捨て・ 112 00:13:33,103 --> 00:13:40,103 殿の馬前に死することこそ 武士の本懐 もののふの道だ 113 00:14:02,065 --> 00:14:04,065 (近藤)御免 114 00:14:14,077 --> 00:14:18,081 (近藤)それがしは 新選組 局長 近藤 勇 115 00:14:18,081 --> 00:14:22,085 水戸藩の 御重役方と お見受けいたす 116 00:14:22,085 --> 00:14:26,089 こたびは 御留守居役の大任 御本懐の至りにござりましょう 117 00:14:26,089 --> 00:14:30,093 それがしも 御守衛役を 仰せつけられり身なれば・ 118 00:14:30,093 --> 00:14:34,097 以後 よろしく 御同心ください 119 00:14:34,097 --> 00:14:37,100 (工藤)これは 異なことを承る 120 00:14:37,100 --> 00:14:39,102 (工藤)二条城の留守は 確かに・ 121 00:14:39,102 --> 00:14:42,105 それがしが 将軍家より じきじきに 仰せつかった 122 00:14:42,105 --> 00:14:48,111 だが しかし 他に 御守衛役の人が あるとは 聞いておらん・ 123 00:14:48,111 --> 00:14:50,113 御遠慮くだされ 124 00:14:50,113 --> 00:14:53,116 これは したり 125 00:14:53,116 --> 00:14:56,119 それがしは 御老中 板倉伊賀守様の命によって・ 126 00:14:56,119 --> 00:14:59,056 はせ参じたのでござる 127 00:14:59,056 --> 00:15:05,056 言下に 我らが 加勢を不要と 仰せられるは いかなる御所存か! 128 00:15:07,064 --> 00:15:09,066 そもそも 二条城の 御留守居役は・ 129 00:15:09,066 --> 00:15:12,069 公辺の安危に関わる 重圧ではござらぬか 130 00:15:12,069 --> 00:15:16,073 されば 固きがうえにも 固く守るのが・ 131 00:15:16,073 --> 00:15:18,075 当然の次第にござろう (工藤)将軍家より じきじきに・ 132 00:15:18,075 --> 00:15:20,077 城を お預かりいたしたからには・ 133 00:15:20,077 --> 00:15:24,081 当藩は当藩だけの力をもって お守りする 134 00:15:24,081 --> 00:15:27,084 加えて 思う子細もござれば・ 135 00:15:27,084 --> 00:15:32,089 御貴殿らは 速やかに ご出城 願いたい 136 00:15:32,089 --> 00:15:35,092 思う子細とは 何でござる? 137 00:15:35,092 --> 00:15:39,096 (工藤)言わずとも 分かるであろう 138 00:15:39,096 --> 00:15:43,100 そこもとらが 文久以来 京において いたしたことを・ 139 00:15:43,100 --> 00:15:45,102 思い返してみるがよい 140 00:15:45,102 --> 00:15:48,105 ただ むやみに 人を斬り 血を流し・ 141 00:15:48,105 --> 00:15:52,109 ことさらに 薩長の恨みを買うた 142 00:15:52,109 --> 00:15:55,112 (山田)いや 実に 迷惑千万 143 00:15:55,112 --> 00:16:00,050 この ひとつきたらずの間でも 油小路の同志討ち騒ぎ・ 144 00:16:00,050 --> 00:16:03,053 天満屋での騒動と 枚挙に いとまがない 145 00:16:03,053 --> 00:16:07,057 全ては 武門の棟りょうたる 徳川家の旗本として・ 146 00:16:07,057 --> 00:16:10,060 君側の 奸賊どもを除き・ 147 00:16:10,060 --> 00:16:15,065 天皇様を守護し 奉らんがために 力の限り なしたることでござる 148 00:16:15,065 --> 00:16:20,070 (関川)旗本 いや 確かに うん・ 149 00:16:20,070 --> 00:16:24,074 天下御免の お旗本ではござったのう 150 00:16:24,074 --> 00:16:26,076 (山田)将軍家に おかれても・ 151 00:16:26,076 --> 00:16:30,080 思うさま 嗅ぎ回る野良犬に 手を焼いて・ 152 00:16:30,080 --> 00:16:34,084 あめ玉でも与えて なだめようと なされたのだろうが・ 153 00:16:34,084 --> 00:16:40,090 いやぁ 野良犬は やはり 野良犬 卑しき素性は 争えぬ 154 00:16:40,090 --> 00:16:44,094 侍気取りは 片腹 痛いわ 155 00:16:44,094 --> 00:16:49,099 (関川)長州の軍勢は 百姓 町人ばかりと申すが・ 156 00:16:49,099 --> 00:16:53,103 それならば 新選組こそ その先駆け・ 157 00:16:53,103 --> 00:16:57,040 屯所へ行けば 肥たごの においがすると 158 00:16:57,040 --> 00:16:59,042 (重役たち)フッ フフッ 159 00:16:59,042 --> 00:17:02,045 (関川)あっ いや これは 御無礼を 160 00:17:02,045 --> 00:17:05,048 (重役たち)フッ フフフ 161 00:17:05,048 --> 00:17:09,052 (工藤)身の程知らずめ 侍の皮をかぶった 猿芝居も・ 162 00:17:09,052 --> 00:17:13,056 もはや これまで 早々に 立ち去られよ 163 00:17:13,056 --> 00:17:16,056 どうするよ 近藤さん 164 00:17:18,061 --> 00:17:23,066 この3人を たたき斬って 新選組が 天下を相手に・ 165 00:17:23,066 --> 00:17:25,066 この二条城に 立て籠もるかい 166 00:17:28,071 --> 00:17:30,071 謀反は ならぬ 167 00:17:34,077 --> 00:17:38,081 お言葉のとおり 新選組は・ 168 00:17:38,081 --> 00:17:43,086 刀の なかごが 血で腐るほど 人を斬ってまいった 169 00:17:43,086 --> 00:17:50,093 同時に それ以上に 多くの 隊士の命を失ってまいった 170 00:17:50,093 --> 00:17:54,097 お手前方は 何をなされた 171 00:17:54,097 --> 00:18:00,036 徳川の御身を守るために お手前方は 何をなされた! 172 00:18:00,036 --> 00:18:12,048 ・~ 173 00:18:12,048 --> 00:18:14,050 我らは 新選組 174 00:18:14,050 --> 00:18:21,050 勝手ながら 新遊撃隊という御名は たった今 返上つかまつる 175 00:18:38,074 --> 00:18:40,076 ・(原田)おい みんな 176 00:18:40,076 --> 00:18:44,076 (原田)支度金を分配するぞ 並んでくれ 177 00:18:51,087 --> 00:18:56,092 <その日 屯所に ありったけの 資金が 突然 皆に分配されて・ 178 00:18:56,092 --> 00:18:59,029 隊士たちは 驚くとともに・ 179 00:18:59,029 --> 00:19:03,029 ある覚悟を 迫られることになりました> 180 00:19:13,043 --> 00:19:16,046 (二宮)こんな大金 初めてなんです (大石)うん? 181 00:19:16,046 --> 00:19:18,048 どうしたらいいんでしょう 182 00:19:18,048 --> 00:19:21,051 合戦になるのに 持ち歩くわけにもいかないし 183 00:19:21,051 --> 00:19:25,055 島原に行って なじみの女にでも くれてやったらどうだ 184 00:19:25,055 --> 00:19:29,055 木内も佐伯も そうすると言ってる 俺も そうする 185 00:19:35,065 --> 00:19:41,071 おい 今夜 奥方の元へ 帰んだろう 羨ましいぞ 186 00:19:41,071 --> 00:19:44,074 女房 子供が 近くに住んでるの お前だけだ 187 00:19:44,074 --> 00:19:49,079 たっぷり かわいがってやれ (原田)いや そうもいかんのだ 188 00:19:49,079 --> 00:19:53,083 2人目が もう いつ生まれるか 分からんのでな 189 00:19:53,083 --> 00:19:58,021 奥方は みごもっておられたのか (原田)ああ・ 190 00:19:58,021 --> 00:20:05,028 だが この金があれば 妻も 安心して 子が産めよう・ 191 00:20:05,028 --> 00:20:11,034 俺の命代だ 俺も 心おきなく 合戦で 命を捨てることができる・ 192 00:20:11,034 --> 00:20:16,039 ハハハ ハハハ 193 00:20:16,039 --> 00:20:33,056 ・~ 194 00:20:33,056 --> 00:20:36,059 ・(笑い声) 195 00:20:36,059 --> 00:20:43,066 ・~ 196 00:20:43,066 --> 00:20:48,071 ・~ 197 00:20:48,071 --> 00:20:53,071 ・(嘉一郎)はっ はっ はっ 198 00:20:55,078 --> 00:20:58,078 ・(嘉一郎)はっ はっ 199 00:21:01,017 --> 00:21:05,021 ・(嘉一郎)はっ はっ (しづ)嘉一 200 00:21:05,021 --> 00:21:07,023 (嘉一郎)はっ はっ 201 00:21:07,023 --> 00:21:19,035 ・~ 202 00:21:19,035 --> 00:21:27,035 ・~ 203 00:21:45,061 --> 00:21:48,064 来てくれて いがった 204 00:21:48,064 --> 00:21:55,064 この猫 あなたの お名前 頂いた猫 野良猫にするところだった なっ 205 00:21:57,073 --> 00:22:00,076 (みよ)大坂城に 行かはんのどすやろ・ 206 00:22:00,076 --> 00:22:02,078 将軍様のところへ 207 00:22:02,078 --> 00:22:04,080 そのはずだったんだども・ 208 00:22:04,080 --> 00:22:08,084 大坂城は 会津や桑名の軍勢で いっぺえだから・ 209 00:22:08,084 --> 00:22:12,088 伏見の奉行所に 本陣 置くことになりやんした 210 00:22:12,088 --> 00:22:17,088 (みよ)戦になるんどすか 大きな戦に 211 00:22:21,097 --> 00:22:31,107 (みよ)死んでしまはるんどすか 吉村先生も 二宮はんも みんな 212 00:22:31,107 --> 00:22:36,112 死ぬかもしれねえ 生き残るかもしれねえ 213 00:22:36,112 --> 00:22:39,112 それが 戦ってもんだ 214 00:22:42,118 --> 00:22:48,124 (みよ)盛岡に ご家族が おいやすやおへんか 215 00:22:48,124 --> 00:22:54,130 先生の 大事な大事な ご家族が おいやすやおへんか 216 00:22:54,130 --> 00:22:57,130 それでも 戦に 行かはるんどすか 217 00:23:01,070 --> 00:23:07,076 私のことより 八木源之丞殿の ことの方が 心配だ 218 00:23:07,076 --> 00:23:11,080 手前勝手に 屋敷 使って 酒も飯も 食い放題 219 00:23:11,080 --> 00:23:15,084 しめえには 血の雨 降らした 新選組を・ 220 00:23:15,084 --> 00:23:19,084 追い出しもしねえで 親代わりに 面倒 見てけた 221 00:23:21,090 --> 00:23:27,096 京の町から 新選組が出ていくと 薩長の軍勢が 入ってくる 222 00:23:27,096 --> 00:23:33,102 詮議 受けて ろう屋に入れられるかもしれねえ 223 00:23:33,102 --> 00:23:38,107 下手すると 首 斬られて うち潰されるかもしれねえ 224 00:23:38,107 --> 00:23:40,107 それを思うと… 225 00:23:45,114 --> 00:23:49,118 笑うてはりました うん? 226 00:23:49,118 --> 00:23:54,123 誰かが そう言うて 京を 離れることを 勧めはったんどす 227 00:23:54,123 --> 00:24:00,063 そしたら 信念を持って やったことや 228 00:24:00,063 --> 00:24:05,063 それで どないな目に遭うたかて それは天命や 言わはって 229 00:24:14,077 --> 00:24:19,077 男の人は みんな そうなんどすか 230 00:24:23,086 --> 00:24:28,086 悲しむ人がいても 平気なんどすか 231 00:24:31,094 --> 00:24:37,100 一生 そばにいたいと思ったほど 大好きな人が・ 232 00:24:37,100 --> 00:24:46,109 どこかに消えてしまっても それでも 平気なんどすか 233 00:24:46,109 --> 00:25:05,061 ・~ 234 00:25:05,061 --> 00:25:09,065 いっぺえ わらしっこ 産んでくだせえ 235 00:25:09,065 --> 00:25:11,067 いっぺえ いっぺえ 生きてくだせえ 236 00:25:11,067 --> 00:25:27,083 ・~ 237 00:25:27,083 --> 00:25:32,083 ・~ 238 00:25:45,101 --> 00:25:50,106 これより 将軍 慶喜公と 会津藩 松平公の おあす・ 239 00:25:50,106 --> 00:25:55,111 大坂城を守護しまいらせんがため 伏見奉行所へ 向かう 240 00:25:55,111 --> 00:25:57,046 出陣 241 00:25:57,046 --> 00:26:17,066 ・~ 242 00:26:17,066 --> 00:26:35,084 ・~ 243 00:26:35,084 --> 00:26:37,086 (せき) 244 00:26:37,086 --> 00:26:49,098 ・~ 245 00:26:49,098 --> 00:26:52,098 (二宮)八木さんです 八木源之丞さんです 246 00:27:02,045 --> 00:27:06,049 (八木)さあ みんな 天下の壮士の お通りや・ 247 00:27:06,049 --> 00:27:10,053 壬生義士の ご出陣やで 248 00:27:10,053 --> 00:27:12,055 (八木)しっかりと お見送りするんや・ 249 00:27:12,055 --> 00:27:16,059 お姿を 心に 刻みつけておくれやす・ 250 00:27:16,059 --> 00:27:19,059 ええか よろしおますな 251 00:27:23,066 --> 00:27:26,066 (八木)ほんまもんの お侍や 252 00:27:28,071 --> 00:27:32,075 天下一の お侍さんやで 253 00:27:32,075 --> 00:27:40,083 ・~ 254 00:27:40,083 --> 00:27:45,088 えい えい おー! (一同)えい えい おー! 255 00:27:45,088 --> 00:27:48,091 (一同)えい えい おー! 256 00:27:48,091 --> 00:28:07,043 ・~ 257 00:28:07,043 --> 00:28:11,047 ・~ 258 00:28:11,047 --> 00:28:18,047 <壬生の義士たちは こうして 天下の みなしごとなりました> 259 00:28:26,062 --> 00:28:28,064 (佐助)晴れの ご出陣とはいえ・ 260 00:28:28,064 --> 00:28:31,067 あれほど 京の町を 震え上がらせた・ 261 00:28:31,067 --> 00:28:36,072 新選組の方々の お姿が どこか 寂しげだった・ 262 00:28:36,072 --> 00:28:40,076 哀れだったと 見てきた者たちが 263 00:28:40,076 --> 00:28:45,081 (大野)その隊列の中に 貫一は いたのか? 264 00:28:45,081 --> 00:28:49,081 (佐助)はっ いや 分からねえども 多分 265 00:28:52,088 --> 00:28:55,091 (大野)いたろうな 266 00:28:55,091 --> 00:28:59,028 それが 貫一の定め 267 00:28:59,028 --> 00:29:04,028 新選組を選んだときから 決められていた やつの道だ 268 00:29:11,040 --> 00:29:15,044 <坂本龍馬の考えたとおりに 事が運べば・ 269 00:29:15,044 --> 00:29:18,044 血の一滴も流さずに 済んだはずです> 270 00:29:20,049 --> 00:29:23,052 <あくまで 武力による 倒幕を望む 薩長は・ 271 00:29:23,052 --> 00:29:28,057 さまざまな策を 巡らせて 徳川を 陥れる一方・ 272 00:29:28,057 --> 00:29:32,061 その軍勢は 着々と 山陽道を北上し・ 273 00:29:32,061 --> 00:29:36,061 大坂城に迫っておりました> 274 00:29:38,067 --> 00:29:41,070 <事件が起きたのは 近藤局長が・ 275 00:29:41,070 --> 00:29:44,073 軍議のために 大坂城を訪ねた帰り道・ 276 00:29:44,073 --> 00:29:49,073 竹田街道の 墨染に さしかかったときです> 277 00:29:56,085 --> 00:29:58,020 ああっ あっ… 278 00:29:58,020 --> 00:30:01,020 (大石)局長! ・ 近藤! 279 00:30:04,026 --> 00:30:07,029 ・ 近藤! 近藤! 280 00:30:07,029 --> 00:30:17,039 ・~ 281 00:30:17,039 --> 00:30:20,039 (隊士たち)局長 局長 282 00:30:24,046 --> 00:30:28,050 (隊士たち)局長 局長 さあ・ 283 00:30:28,050 --> 00:30:30,050 局長 大丈夫ですか (近藤)ああっ 284 00:30:36,058 --> 00:30:38,060 (隊士)おい (隊士)おう 285 00:30:38,060 --> 00:30:48,060 ・~ 286 00:30:56,078 --> 00:30:58,014 近藤先生 287 00:30:58,014 --> 00:31:00,014 (近藤)着物を脱がしてくれ はい 288 00:31:07,023 --> 00:31:10,026 血止めだ! 289 00:31:10,026 --> 00:31:12,026 ちょこっと 辛抱してくなんせ 290 00:31:14,030 --> 00:31:16,032 包帯 局長 291 00:31:16,032 --> 00:31:19,035 どうしたんだ? (近藤)鉄砲だ・ 292 00:31:19,035 --> 00:31:26,042 竹田街道の墨染辺りで やられた 全くの 不意打ちだ! 293 00:31:26,042 --> 00:31:29,042 護衛の者たちを 責めてはいかん (永倉)はっ 294 00:31:37,053 --> 00:31:40,056 (永倉)おお 大石 (大石)局長は? 295 00:31:40,056 --> 00:31:42,058 (原田)何とか 御無事だ (永倉)何者だ 296 00:31:42,058 --> 00:31:47,063 高台寺党の 生き残りです 篠原と 鈴木と 富山 297 00:31:47,063 --> 00:31:50,066 3人とも 始末いたしました (永倉)よし 298 00:31:50,066 --> 00:31:56,072 いや 驚くべき胆力 護衛の者どもを 気遣うばかりで・ 299 00:31:56,072 --> 00:31:59,075 痛いとも かゆいとも 申されん 300 00:31:59,075 --> 00:32:03,079 痛えとか 苦しいとか 吐かねえ 病人なんか かえって たちが悪い 301 00:32:03,079 --> 00:32:07,083 どこが どうなんだか さっぱり 分かりゃしねえじゃねえか 302 00:32:07,083 --> 00:32:11,087 いかにも ご本人は かすり傷だと 笑っておられるが・ 303 00:32:11,087 --> 00:32:15,091 あれが かすり傷なら 戦で死ぬ者など 一人もおらん 304 00:32:15,091 --> 00:32:18,091 (斎藤)それで どうするんだ 305 00:32:20,096 --> 00:32:22,098 (斎藤)合戦が できるのか?・ 306 00:32:22,098 --> 00:32:25,101 薩長の勢力は 既に 京を抑えて・ 307 00:32:25,101 --> 00:32:31,107 大坂城を目指して 鳥羽伏見の 両街道に 展開しつつある・ 308 00:32:31,107 --> 00:32:36,112 開戦は 目前だ 御大将の役目は 果たせるのか? 309 00:32:36,112 --> 00:32:39,115 (永倉)無論だ 我らが御大将は 近藤局長以外に ない 310 00:32:39,115 --> 00:32:42,118 (斎藤)現実を考えろ! 311 00:32:42,118 --> 00:32:48,124 (斎藤)今の局長に 戦場を 走り回ることが できるのか 312 00:32:48,124 --> 00:32:50,126 無理ではねえかな 313 00:32:50,126 --> 00:32:53,129 ここは ひとつ 養生してもらった方が・ 314 00:32:53,129 --> 00:32:55,131 後々のためには いいんではねえのすか 315 00:32:55,131 --> 00:33:02,131 俺も そう思うが 局長 御自身が 納得されようか 316 00:33:05,074 --> 00:33:09,078 (土方)よし 俺が 確かめよう 317 00:33:09,078 --> 00:33:12,081 傷の具合の 本当んところが 分かる 318 00:33:12,081 --> 00:33:15,084 元気がありゃ 突っぱねるだろうし・ 319 00:33:15,084 --> 00:33:19,084 素直に聞くとすりゃ よっぽど 苦しいんだぜ 320 00:33:39,108 --> 00:33:45,108 近藤さん ちょいと 相談があるんだがな 321 00:33:47,116 --> 00:33:51,120 実は 総司のことなんだが・ 322 00:33:51,120 --> 00:33:55,124 ここんところ 具合が あんまし よくねえんだ・ 323 00:33:55,124 --> 00:33:58,060 できれば 一旦 大坂まで 下がらせて・ 324 00:33:58,060 --> 00:34:02,060 御典医にでも 診せてやりてえ 325 00:34:08,070 --> 00:34:16,070 で 道中も物騒だし 寝たきりの 総司一人じゃ 心配なんだよ 326 00:34:18,080 --> 00:34:23,085 (土方)近藤さんに 一緒に ついてってもらいてえんだが・ 327 00:34:23,085 --> 00:34:25,087 どうだい 328 00:34:25,087 --> 00:34:37,099 ・~ 329 00:34:37,099 --> 00:34:57,052 ・~ 330 00:34:57,052 --> 00:35:06,061 ・~ 331 00:35:06,061 --> 00:35:09,064 くるめて 332 00:35:09,064 --> 00:35:14,069 ありがとうございます 吉村先生 なにを 333 00:35:14,069 --> 00:35:29,084 ・~ 334 00:35:29,084 --> 00:35:33,088 歳よ 頼んだぞ 335 00:35:33,088 --> 00:35:37,092 どんなことがあっても 将軍家を お守りする 336 00:35:37,092 --> 00:35:44,099 それが 武士道 それが 誠だ 337 00:35:44,099 --> 00:35:49,104 分かってるよ 近藤さん あんたの新選組だ 338 00:35:49,104 --> 00:35:52,107 決して 辱めるような まねは しねえ 339 00:35:52,107 --> 00:36:07,056 ・~ 340 00:36:07,056 --> 00:36:14,063 ・~ 341 00:36:14,063 --> 00:36:20,069 (永倉)局長! (隊士たち)局長! 342 00:36:20,069 --> 00:36:22,071 (永倉)必ず 戻ってきてくださいよ!・ 343 00:36:22,071 --> 00:36:25,074 待ってますよ! 344 00:36:25,074 --> 00:36:34,074 ・~ 345 00:36:36,085 --> 00:36:38,085 (指揮官)撃て 346 00:36:45,094 --> 00:36:47,096 <明くる 慶応4年・ 347 00:36:47,096 --> 00:36:53,102 この年は 9月8日に改元して 明治元年となりますが・ 348 00:36:53,102 --> 00:36:58,040 その正月3日 鳥羽伏見の街道筋において・ 349 00:36:58,040 --> 00:37:03,045 1万5, 000の幕府軍と 約 5, 000の 薩長軍との間で・ 350 00:37:03,045 --> 00:37:07,045 ついに 合戦の火蓋が 切られました> 351 00:37:36,078 --> 00:37:38,080 (隊士)うっ 352 00:37:38,080 --> 00:37:40,080 ばかたれが 353 00:38:12,047 --> 00:38:15,050 (永倉)ああ くそ・ 354 00:38:15,050 --> 00:38:19,054 副長 こうなったら・ 355 00:38:19,054 --> 00:38:23,058 暗くなってから 決死隊で 斬り込み かけよう・ 356 00:38:23,058 --> 00:38:25,060 こっちは 大砲 1門しかねえんだ・ 357 00:38:25,060 --> 00:38:28,063 撃ち合いじゃ てんで 戦になんねえ 358 00:38:28,063 --> 00:38:32,067 (原田)やろう この ありさまでは 俺は 生きて 局長に顔向けできん 359 00:38:32,067 --> 00:38:35,070 ・(砲撃音) 360 00:38:35,070 --> 00:38:37,072 (永倉)ぱんぱん 撃ちやがって この野郎 361 00:38:37,072 --> 00:38:41,072 ・(砲撃音) 362 00:39:18,046 --> 00:39:20,048 ・(砲撃音) 引け 引け 363 00:39:20,048 --> 00:39:29,048 ・(砲撃音) 364 00:39:41,069 --> 00:39:46,069 (永倉)くそ 駄目だ もう 駄目だ 365 00:39:49,077 --> 00:39:56,084 (永倉)こんなもんじゃよ もう 戦できねえんだよ・ 366 00:39:56,084 --> 00:40:03,025 一人一人の力じゃ もう 何も できねえんだ 367 00:40:03,025 --> 00:40:06,028 大坂へ 行こう 368 00:40:06,028 --> 00:40:11,033 ・(砲撃音) 369 00:40:11,033 --> 00:40:16,038 大坂城は 難攻不落だ 石垣は 砲弾をも通さん 370 00:40:16,038 --> 00:40:19,041 あの城で 将軍家が 持ちこたえておれば・ 371 00:40:19,041 --> 00:40:21,043 いずれ 江戸から 援軍が来る 372 00:40:21,043 --> 00:40:25,047 薩長の戦線は 延びきって 兵糧も 尽きる 373 00:40:25,047 --> 00:40:31,053 土壇場で 勝利は 必ず 幕府側に 転がり込む 374 00:40:31,053 --> 00:40:47,069 ・~ 375 00:40:47,069 --> 00:40:51,073 ほら 二宮 立て ほら しっかりしろ 376 00:40:51,073 --> 00:40:56,073 嫌です どのみち 私は死ぬんです 377 00:40:58,013 --> 00:41:02,017 もう ここで 死なせてください 378 00:41:02,017 --> 00:41:05,020 どのみち死ぬのは 誰でも 一緒だ 379 00:41:05,020 --> 00:41:11,020 いいか 諦めたら最後 石に けつまずいてでも死ぬ 380 00:41:22,037 --> 00:41:24,037 (田崎)あっ 381 00:41:27,042 --> 00:41:30,045 (田崎)新選組か (永倉)会津藩の 御家中か 382 00:41:30,045 --> 00:41:35,050 (田崎)いかにも 拙者 会津藩の 田崎清右衛門と申す者・ 383 00:41:35,050 --> 00:41:38,053 貴公ら 淀の城を 目指してるようだが・ 384 00:41:38,053 --> 00:41:42,057 城には 入れねえど (土方)なぜだ? 385 00:41:42,057 --> 00:41:47,062 (田崎)淀藩の裏切りだ 城門を閉ざして 一兵も入れん・ 386 00:41:47,062 --> 00:41:53,068 腹いせに 城下に 火を放ってやったわ ハハハ 387 00:41:53,068 --> 00:41:56,071 とにかく 我らは大坂城だ 全ては それからだ 388 00:41:56,071 --> 00:41:59,074 (田崎)大坂城 何をしに? 389 00:41:59,074 --> 00:42:03,078 無論のこと 籠城して 将軍家を お守り申し上げる覚悟だ 390 00:42:03,078 --> 00:42:08,083 (田崎)お手前方 まだ 何にも知らねえのか 391 00:42:08,083 --> 00:42:12,087 慶喜公は ゆんべのうちに ひそかに脱出 392 00:42:12,087 --> 00:42:15,090 大坂城は もぬけの殻だ (原田)なに!? 393 00:42:15,090 --> 00:42:19,094 (田崎)うそではない 鳥羽伏見での 敗戦を知るや・ 394 00:42:19,094 --> 00:42:22,097 すぐさま 軍艦 開陽丸に 乗り込んで・ 395 00:42:22,097 --> 00:42:26,101 江戸へ 落ちられたんだ・ 396 00:42:26,101 --> 00:42:30,101 馬印さえも 置き忘れていくような 慌て方だったそうだ 397 00:42:37,112 --> 00:42:41,116 腰抜けめ 腰抜けめ 腰抜けめ! 腰抜け! 398 00:42:41,116 --> 00:42:46,121 何が 神君家康公以来の 英傑じゃ 399 00:42:46,121 --> 00:42:50,125 まだ 戦は 始まったばかりだというに・ 400 00:42:50,125 --> 00:42:56,131 味方の兵どもを 置き去りにして 我一人 逃げきるとは! 401 00:42:56,131 --> 00:43:01,131 ああーっ! ああっ だっ ああっ 402 00:43:05,073 --> 00:43:12,080 (原田)くそ! 何のために 俺たちは 何のために… 403 00:43:12,080 --> 00:43:17,080 戦は 負けじゃ 負けじゃ! 404 00:43:26,094 --> 00:43:29,097 もはや これまでじゃ 405 00:43:29,097 --> 00:43:31,099 離せ 早まってはなんねえ 406 00:43:31,099 --> 00:43:33,101 離せ (二宮)永倉さん 407 00:43:33,101 --> 00:43:36,104 早まってはなんねえ (永倉)離せ 離せ 408 00:43:36,104 --> 00:43:38,106 (土方)自決は 許さん! 409 00:43:38,106 --> 00:43:40,106 しかしよ…! 410 00:43:44,112 --> 00:43:48,116 いかなる主君であろうと 主君は主君だ 411 00:43:48,116 --> 00:43:53,116 生きて忠誠を尽くすのが 臣下の道だ 412 00:43:57,059 --> 00:44:01,063 <後の明治天皇 睦仁新皇が・ 413 00:44:01,063 --> 00:44:07,069 仁和寺宮嘉彰親王を 幕府討伐の将軍に 任命して・ 414 00:44:07,069 --> 00:44:12,074 錦の御旗と 守り刀を授けたのは 信じられないことに・ 415 00:44:12,074 --> 00:44:19,081 鳥羽伏見の 開戦の翌日 正月4日のことでありました> 416 00:44:19,081 --> 00:44:23,085 <従って このとき 新選組は 朝敵と なりはてていたのですが・ 417 00:44:23,085 --> 00:44:29,091 その事実は まだ 隊士の誰も 知りませんでした> 418 00:44:29,091 --> 00:44:40,102 ・~ 419 00:44:40,102 --> 00:44:57,052 ・~ 420 00:44:57,052 --> 00:45:17,072 ・~ 421 00:45:17,072 --> 00:45:37,092 ・~ 422 00:45:37,092 --> 00:45:57,045 ・~ 423 00:45:57,045 --> 00:46:17,065 ・~ 424 00:46:17,065 --> 00:46:31,065 ・~ 425 00:46:39,087 --> 00:46:41,089 (永倉)我らが 賊軍になったっていうのか 426 00:46:41,089 --> 00:46:43,091 お前さまの おかげだ 427 00:46:43,091 --> 00:46:45,093 信義を全うするの道はねえ 428 00:46:45,093 --> 00:46:48,096 新選組隊士 吉村貫一郎 429 00:46:48,096 --> 00:46:50,096 徳川の殿軍ば お務めいたす!