1 00:00:03,070 --> 00:00:08,842 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:08,842 --> 00:01:23,850 ♬~ 3 00:01:27,187 --> 00:01:29,856 <銚子でも有数の醤油醸造元➡ 4 00:01:29,856 --> 00:01:33,727 「入兆」の11代目当主 坂東久兵衛は➡ 5 00:01:33,727 --> 00:01:37,597 出身地の紀州湯浅に 正妻 千代を持ち➡ 6 00:01:37,597 --> 00:01:43,203 工場のある銚子に 妾の るいを 囲っていた。➡ 7 00:01:43,203 --> 00:01:45,539 明治から 大正にかけての事であり➡ 8 00:01:45,539 --> 00:01:49,710 醤油屋は 資産家だから 別に 珍しい事ではない> 9 00:01:49,710 --> 00:02:06,159 ♬~ 10 00:02:06,159 --> 00:02:10,030 <日本の味とも言える 醤油は 大豆と小麦➡ 11 00:02:10,030 --> 00:02:12,833 そして 塩と水で出来ている。➡ 12 00:02:12,833 --> 00:02:17,170 関東の醤油は この小麦を 加えた事により➡ 13 00:02:17,170 --> 00:02:20,073 江戸時代 急速に 人気を得たと言われ➡ 14 00:02:20,073 --> 00:02:25,679 醤油の命の 「色 味 香り」のうち 重要な「香り」は➡ 15 00:02:25,679 --> 00:02:28,181 この 小麦によるものである> 16 00:02:28,181 --> 00:02:43,196 ♬~ 17 00:02:43,196 --> 00:02:47,067 <醤油造りは まず 煎った小麦を 細かく砕き➡ 18 00:02:47,067 --> 00:02:52,539 それと 軟らかく蒸した大豆を 混ぜ合わせる事から 始まる。➡ 19 00:02:52,539 --> 00:02:57,711 そして 温度が下がったところで 「種麹」を 少しずつ振りかける> 20 00:02:57,711 --> 00:03:08,155 ♬~ 21 00:03:08,155 --> 00:03:12,325 <「麹室」。 穴蔵のような この室の中で➡ 22 00:03:12,325 --> 00:03:17,164 三昼夜 温度 湿度に 気を配りながら 麹菌を繁殖させ➡ 23 00:03:17,164 --> 00:03:21,034 巨大な仕込み桶で 塩水と混ぜ合わせる。➡ 24 00:03:21,034 --> 00:03:23,670 こうして 出来たものが 「もろみ」である> 25 00:03:23,670 --> 00:03:26,173 ♬~ 26 00:03:26,173 --> 00:03:29,676 <「醤油醸造は 農業だ」 といわれるように➡ 27 00:03:29,676 --> 00:03:35,182 仕込みが終わると 半年以上 もろみの発酵を待つ事になる。➡ 28 00:03:35,182 --> 00:03:41,054 久兵衛は その間 紀州へ帰って 家族と過ごすのが 常であった。➡ 29 00:03:41,054 --> 00:03:45,192 しかし 昭和2年 経営の合理化を図る久兵衛は➡ 30 00:03:45,192 --> 00:03:52,065 紀州の本宅を整理し 家族ともども 銚子に 骨を埋める決心をした> 31 00:03:52,065 --> 00:03:56,203 ♬~ 32 00:03:56,203 --> 00:04:02,008 (小鳥のさえずりと 子供たちの声) 33 00:04:02,008 --> 00:04:07,147 (清次)うめえなあ。 で どうだった? 旦那のご機嫌は。 34 00:04:07,147 --> 00:04:11,017 (古川るい)うん 上々でしたよ。 そうだろうなあ。 35 00:04:11,017 --> 00:04:13,653 かをるの事は 目に入れても痛くねえんだよ。 36 00:04:13,653 --> 00:04:17,524 それなのに この子ったら もう 逆らってばっかり…。 37 00:04:17,524 --> 00:04:20,427 逆らった? 私は ハラハラしどおし。 38 00:04:20,427 --> 00:04:24,164 そりゃ よぐねえよ。 今が 一番 でえじな時だど。 39 00:04:24,164 --> 00:04:27,000 旦那が 引き取って下さった事が どんなに ふけえ愛情か➡ 40 00:04:27,000 --> 00:04:29,836 じっくり 考えてみな。 (古川かをる)私 自信がない。 41 00:04:29,836 --> 00:04:32,672 ふん 珍しく 弱音吐くじゃねえか。 42 00:04:32,672 --> 00:04:36,009 律子さんに 冷たい目で見られて 足が すくんじゃった。 43 00:04:36,009 --> 00:04:38,912 律子さん? ほら 紀州のお嬢様で➡ 44 00:04:38,912 --> 00:04:41,181 東京の女子大に 行ってらっしゃるの。 45 00:04:41,181 --> 00:04:43,216 うん そう言ってたな。 旦那様がね➡ 46 00:04:43,216 --> 00:04:45,352 私たちに引き合わせて下さったの。 47 00:04:45,352 --> 00:04:49,189 おお そりゃ よかったじゃねえか。 で 何か 話 したか? 48 00:04:49,189 --> 00:04:52,092 ひと言も 口をきいてもらえなかったんです。 49 00:04:52,092 --> 00:04:55,061 ひと言も? 私を見下げてるのよ。 50 00:04:55,061 --> 00:04:58,899 そんな事はねえよ! 曲がりなりにも 血を分けた➡ 51 00:04:58,899 --> 00:05:01,468 姉妹だろうが…。 伯父さんには 分からないんです。 52 00:05:01,468 --> 00:05:04,304 あの場の雰囲気…。 うん。 53 00:05:04,304 --> 00:05:07,641 そんな時 嫌な顔するんじゃねえど。 54 00:05:07,641 --> 00:05:11,144 向こうは 姉さんだからな。 目上だからな。 55 00:05:11,144 --> 00:05:15,649 嫌な顔なんか してません。 何事も我慢だ。 56 00:05:15,649 --> 00:05:18,151 お前が 誠意を尽くせば 必ず 分かってもらえる。 57 00:05:18,151 --> 00:05:21,054 世の中ってのは そういうもんだ。 58 00:05:21,054 --> 00:05:24,024 ⚟(戸を開ける音) (馬場ツエ)奥さん 大変です! 59 00:05:24,024 --> 00:05:27,661 (るい)何ですか 騒々しい。 表に お嬢様が…。 60 00:05:27,661 --> 00:05:29,596 お嬢さんなら ここに いるじゃねえか。 61 00:05:29,596 --> 00:05:31,531 そうじゃなくて! 本家の…。 62 00:05:31,531 --> 00:05:34,534 え~っ!? まさか! 63 00:05:37,170 --> 00:05:42,342 (坂東律子)ごめんください。 64 00:05:42,342 --> 00:05:44,277 いらっしゃいませ。 お嬢様…。 65 00:05:44,277 --> 00:05:46,680 遊びに来たのよ。 お邪魔かしら? 66 00:05:46,680 --> 00:05:49,716 めっそうもない。 むさくるしい所ございますが➡ 67 00:05:49,716 --> 00:05:52,185 どうぞ お上がりくださいませ。 68 00:05:52,185 --> 00:05:54,688 ありがとう。 それじゃ ちょっとだけ。 69 00:05:58,058 --> 00:06:01,995 (梅木健作)お嬢様…。 ああ あなたは 帰っていいわ。 70 00:06:01,995 --> 00:06:04,130 そうは まいりません。 71 00:06:04,130 --> 00:06:07,167 途中で見失ったと おっしゃい。 旦那様に叱られます。 72 00:06:07,167 --> 00:06:10,303 それじゃ 「ここにいる」って言いなさい。 73 00:06:10,303 --> 00:06:12,806 犬みたいに つきまとわないで! (戸を閉める音) 74 00:06:15,642 --> 00:06:17,677 樽屋の 古川清次でございます。 75 00:06:17,677 --> 00:06:21,147 私は るいの兄でして かをるの伯父にあたります。 76 00:06:21,147 --> 00:06:24,484 「入兆」の旦那には 20年も 目をかけて頂きまして➡ 77 00:06:24,484 --> 00:06:29,823 手前どもが おまんま頂けるんは 全て 旦那のおかげでございます。 78 00:06:29,823 --> 00:06:32,659 父も あなたに 感謝すべきだと思います。 79 00:06:32,659 --> 00:06:36,329 は? 樽がなくては お醤油は売れないでしょう? 80 00:06:36,329 --> 00:06:38,999 あっ いや~ これは どうも➡ 81 00:06:38,999 --> 00:06:42,669 もったいないお言葉を頂きまして 痛み入ります。 82 00:06:42,669 --> 00:06:44,604 かをるさん。 はい? 83 00:06:44,604 --> 00:06:48,541 私は明日 東京へ帰ります。 84 00:06:48,541 --> 00:06:52,045 もし よかったら 2人で 散歩しません? 85 00:06:55,181 --> 00:06:58,018 ぜひ お供させてもらいなさい。 86 00:06:58,018 --> 00:07:00,921 (清次)あっ おねげえいたしやす。 かをるは まだ ねんねで➡ 87 00:07:00,921 --> 00:07:02,989 失礼な事を 申し上げるかもしれませんが➡ 88 00:07:02,989 --> 00:07:05,992 田舎者ですので 大目に見ておくんなせえ。 89 00:07:07,694 --> 00:07:09,663 (電車の警笛) 90 00:07:09,663 --> 00:07:14,301 <この日の律子は 別人のように朗らかであった。➡ 91 00:07:14,301 --> 00:07:18,638 かをるは 狐に つままれたような 気持ちになった> 92 00:07:18,638 --> 00:07:21,675 (律子)わ~っ! 「君ヶ浜」っていうの? 93 00:07:21,675 --> 00:07:25,512 すてきな名前ねえ。 竹久夢二は ここで➡ 94 00:07:25,512 --> 00:07:28,815 長谷川カタさんに 会ったんです。 「宵待草」のモデルになった人でしょ? 95 00:07:28,815 --> 00:07:33,153 そうです。 今でも恋愛関係が続いてるかしら。 96 00:07:33,153 --> 00:07:36,656 さあ どうでしょうか。 こういう風景には➡ 97 00:07:36,656 --> 00:07:40,493 情熱的なロマンスが よく似合うわ。 98 00:07:40,493 --> 00:07:43,530 ここの出身で 有名なのは 国木田独歩です。 99 00:07:43,530 --> 00:07:49,169 へえ~。この辺は 冬 暖かくて 夏は 涼しいんです。 100 00:07:49,169 --> 00:07:52,072 だから 芸術家も よく来ます。 101 00:07:52,072 --> 00:07:58,345 若山牧水とか 佐藤春夫とか 尾崎紅葉 田山花袋…。 102 00:07:58,345 --> 00:08:02,849 あなた 文学に 詳しいのね。 いいえ 聞きかじりです。 103 00:08:04,617 --> 00:08:06,953 (坂東久兵衛)バカもん! 行き先が分からんで➡ 104 00:08:06,953 --> 00:08:09,856 済むと思ってんのか!? 申し訳ございません。 すぐ…。 105 00:08:09,856 --> 00:08:13,126 もう 遅い! どうなさったんですか? 106 00:08:13,126 --> 00:08:16,629 律子が 見合いを スッポカしよった。 え~っ!? 107 00:08:16,629 --> 00:08:18,565 いや 正式の見合いやないけども➡ 108 00:08:18,565 --> 00:08:21,468 かるた会でな それとのう 会わそう思て…。 109 00:08:21,468 --> 00:08:23,403 それを 察知して 逃亡しくさった。 110 00:08:23,403 --> 00:08:25,338 あいだ~ とんだ事になりましたなあ。 111 00:08:25,338 --> 00:08:28,641 おかしいとは 思ったんですよ。 律子さんが こんなとこ➡ 112 00:08:28,641 --> 00:08:30,577 お見えになるはずが ないんですから。 113 00:08:30,577 --> 00:08:34,814 お前がな ボヤボヤしてるよってや! このボケ! 114 00:08:34,814 --> 00:08:39,319 (波の音) あなた お父さん どう思ってるの? 115 00:08:39,319 --> 00:08:42,822 立派な人だと思う? くだらない人だと思う? 116 00:08:42,822 --> 00:08:44,758 くだらない人だとは 思いません。 私が 聞いてるのは➡ 117 00:08:44,758 --> 00:08:46,993 日頃の行状についてじゃなくて➡ 118 00:08:46,993 --> 00:08:50,663 「入兆」の経営者としての お父さんよ。 119 00:08:50,663 --> 00:08:53,700 「入兆」では 貧しい人たちが汗水たらして➡ 120 00:08:53,700 --> 00:08:57,437 安い賃金で働いてるでしょう? その上に あぐらをかいて➡ 121 00:08:57,437 --> 00:09:00,106 自動車を乗り回したり 愛人を囲ったり…。 122 00:09:00,106 --> 00:09:03,943 そのお金は どこから出たの? 労働者から 搾取したものでしょ。 123 00:09:03,943 --> 00:09:06,613 ああいう経営者は 抹殺されるべきなのよ。 124 00:09:06,613 --> 00:09:09,115 ♬~ 125 00:09:09,115 --> 00:09:12,619 福沢諭吉の言葉を知ってるでしょ。 126 00:09:12,619 --> 00:09:17,957 「天は 人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」。 127 00:09:17,957 --> 00:09:21,461 でも 経営者がいないと 「入兆」は つぶれると思います。 128 00:09:21,461 --> 00:09:24,297 つぶれたって かまわないわ。 どうしてですか? 129 00:09:24,297 --> 00:09:28,635 60人の従業員と その家族は 食べていけなくなりますよ。 130 00:09:28,635 --> 00:09:32,505 「人はパンのみにて生くるに非ず」。 131 00:09:32,505 --> 00:09:35,141 律子さんは お父様を 憎んでらっしゃるんですか? 132 00:09:35,141 --> 00:09:37,811 憎んではいないわ。 133 00:09:37,811 --> 00:09:40,647 むしろ 愛していると 言っていいでしょうね。 134 00:09:40,647 --> 00:09:44,150 それじゃあ どうして 呪うような事 おっしゃるんです? 135 00:09:44,150 --> 00:09:47,654 父親としての存在と 社会的な存在とは 別なの。 136 00:09:47,654 --> 00:09:51,524 ♬~ 137 00:09:51,524 --> 00:09:55,395 資本主義の時代は もうすぐ終わるの。 138 00:09:55,395 --> 00:10:00,166 これから 昭和とともに 新しい時代が来るんだわ。 139 00:10:00,166 --> 00:10:10,176 ♬~ 140 00:10:10,176 --> 00:10:13,680 (電車が停止する音) 141 00:10:25,658 --> 00:10:28,361 ⚟(女の悲鳴) 142 00:10:28,361 --> 00:10:33,700 (女たちの悲鳴と 男の怒声) 143 00:10:33,700 --> 00:10:36,202 (むつ)助けて~! (男)騒ぐんじゃねえや! 144 00:10:36,202 --> 00:10:38,138 (男)さあ けえるんだ! 145 00:10:38,138 --> 00:10:43,076 (女たちの悲鳴と 男の怒声) 146 00:10:43,076 --> 00:10:47,213 助けて 助けて下さい! (男)まだ痛い目に あいてえのか!? 147 00:10:47,213 --> 00:10:52,051 (女たちの悲鳴と 男の怒声) 148 00:10:52,051 --> 00:10:55,088 乱暴しないで! 何だと? 149 00:10:55,088 --> 00:10:57,557 女を殴るなんて 卑怯よ。 150 00:10:57,557 --> 00:10:59,893 (牛太郎) 生意気 言うんじゃねえよ。 151 00:10:59,893 --> 00:11:05,498 こいつらは 廓から 足抜きしようとしたんだ。 152 00:11:05,498 --> 00:11:09,369 ああ? ヘヘヘ。 何なら お前ら 代わりに来っか? 153 00:11:09,369 --> 00:11:13,673 ええ? そんなら こいつら 逃がしてもいいぞ。 154 00:11:13,673 --> 00:11:16,676 うん? (弥太郎)やめといたれや。 155 00:11:19,178 --> 00:11:24,684 (用心棒)何だ てめえは? (弥太郎)人呼んで ラッパの弥太郎。 156 00:11:24,684 --> 00:11:26,719 ⚟気取るんじゃねえや。 157 00:11:26,719 --> 00:11:29,556 おなご どついて おもろいか? 158 00:11:29,556 --> 00:11:31,558 てめえの 知ったこっちゃねえや。 159 00:11:31,558 --> 00:11:34,694 こいつらには ゼニが かかってんだ! 160 00:11:34,694 --> 00:11:37,030 なんぼや? (牛太郎)あれ? ヘヘッ。➡ 161 00:11:37,030 --> 00:11:39,699 おめえ 身請けでもする気かよ。 162 00:11:39,699 --> 00:11:41,734 ゼニ ない。 (牛太郎)ふざけんな! こら~。 163 00:11:41,734 --> 00:11:45,572 (むつ)助けて下さい! よっしゃ! 164 00:11:45,572 --> 00:11:50,710 (用心棒)この野郎 邪魔すっと 腕 へし折っど! 165 00:11:50,710 --> 00:11:53,513 おもろいなあ…。 166 00:11:56,516 --> 00:11:59,218 わし ケンカ 大好きや。 167 00:11:59,218 --> 00:12:02,655 ぬかしやがったな。 やっちまえ! 168 00:12:02,655 --> 00:12:05,158 (怒声) 169 00:12:05,158 --> 00:12:09,028 (たたく音) 170 00:12:09,028 --> 00:12:13,032 (怒声) 171 00:12:13,032 --> 00:12:15,668 起きやがれ! (たたく音) 172 00:12:15,668 --> 00:12:17,604 (たたく音) 173 00:12:17,604 --> 00:12:20,607 へっ うへっ! あっ ちょっと たんま たんま! 174 00:12:22,342 --> 00:12:24,344 (蹴る音) 175 00:12:26,212 --> 00:12:28,214 (たたきつける音) うっ! 176 00:12:30,683 --> 00:12:35,188 ふん 上方野郎が! ここを どこだと 思ってやがんだ。 177 00:12:35,188 --> 00:12:37,690 ほれ! 行くぞ おら! 178 00:12:37,690 --> 00:12:39,692 (女たちの悲鳴) 179 00:12:43,196 --> 00:12:45,131 あなた 大丈夫? ああ…。 180 00:12:45,131 --> 00:12:47,634 ひどい鼻血…。 181 00:12:51,070 --> 00:12:53,573 おおきに…。大丈夫ですか? 大丈夫です。 182 00:12:57,210 --> 00:12:59,712 女は 男の奴隷じゃないのよ。 絶対 許せないわ。 183 00:12:59,712 --> 00:13:01,648 廓の事ですか? そうよ。 184 00:13:01,648 --> 00:13:05,518 自由を束縛されて 体を売らなきゃならないなんて➡ 185 00:13:05,518 --> 00:13:07,820 これも みんな 貧しさのせいだわ。 186 00:13:07,820 --> 00:13:10,523 世の中を 変えなくちゃいけないのよ。 187 00:13:13,159 --> 00:13:16,162 ⚟(弥太郎)ねえちゃん! ねえちゃん! 188 00:13:18,031 --> 00:13:23,503 どっか 働くとこ ないか? わし 腹 減ってなあ。 189 00:13:23,503 --> 00:13:25,838 自分で探しなさい。 190 00:13:25,838 --> 00:13:30,710 冷たい事 言うなよ おい。 銚子は 流れ者の天国やろが。 191 00:13:30,710 --> 00:13:37,550 わしな… なんぼでも 拾ってくれるとこあるやろが…。 192 00:13:37,550 --> 00:13:40,053 (ため息) 193 00:13:46,159 --> 00:13:49,696 (弥太郎)待てや! ねえちゃん! 194 00:13:49,696 --> 00:13:52,598 なあ…。 195 00:13:52,598 --> 00:13:54,600 腹 減った~…。 196 00:14:17,757 --> 00:14:19,692 (小畑兵造)あっ! 197 00:14:19,692 --> 00:14:27,166 ♬~ 198 00:14:27,166 --> 00:14:30,670 今日は ありがとうございました。 こちらこそ。 199 00:14:30,670 --> 00:14:32,605 寄っていったら いかが? いえ 私は…。 200 00:14:32,605 --> 00:14:34,540 (小畑)お嬢様…。 201 00:14:34,540 --> 00:14:37,176 (神山平六)どこへ 行ってらしたんですか? 202 00:14:37,176 --> 00:14:40,680 君ヶ浜のほうへ…。 無断で外出されたら 困りますね。 203 00:14:40,680 --> 00:14:44,183 旦那様 大変な ご立腹ですよ。 204 00:14:44,183 --> 00:14:46,119 そう… ウフフフ。 205 00:14:46,119 --> 00:14:51,124 ♬~