1 00:01:33,317 --> 00:01:35,319 (勇吾) [俺たち双子は 犯罪者と 刑事] 2 00:01:35,319 --> 00:01:39,290 [正反対の人生を 歩んでいた] 3 00:01:39,290 --> 00:01:42,310 [まるで 鏡のように] 4 00:01:42,310 --> 00:01:44,312 (勇吾)俺の 最後の復讐だ。 5 00:01:44,312 --> 00:01:47,315 (久能)やめろ! (詩織)1課長! 6 00:01:47,315 --> 00:01:51,319 (久能)お前の命には 代えられなかった。 7 00:01:51,319 --> 00:01:54,305 (赤城)1課長。 あなたには 失望しました。 8 00:01:54,305 --> 00:01:58,326 (春江)「こんな形でしか 伝えることが できなかった➡ 9 00:01:58,326 --> 00:02:02,330 ひきょうな母を 許してください」 10 00:02:02,330 --> 00:02:11,322 (春江)「勇吾。 圭吾。 あなたたちの 本当の父親は➡ 11 00:02:11,322 --> 00:02:14,322 皆川 耕作さんです」 12 00:02:23,317 --> 00:02:26,337 (皆川)長かったな。 13 00:02:26,337 --> 00:02:38,299 ♬~ 14 00:02:38,299 --> 00:02:42,336 (里美)終わったね。 15 00:02:42,336 --> 00:02:44,336 終わってない。 16 00:02:47,341 --> 00:02:54,315 どこまで 逃げても 終わらない。 どこまでも 追ってくる。 17 00:02:54,315 --> 00:02:59,320 圭吾は そういうやつだ。 18 00:02:59,320 --> 00:03:03,341 (皆川)それでも 逃げるだけだ。 19 00:03:03,341 --> 00:03:08,329 荷物を まとめとけ。 こっちも 準備しておく。 20 00:03:08,329 --> 00:03:11,349 いいか。 警察は 全力で➡ 21 00:03:11,349 --> 00:03:14,349 お前たちを 網に かけようとしてる。 22 00:03:16,354 --> 00:03:18,354 (里美)勇吾。 23 00:03:23,344 --> 00:03:28,344 (勇吾)逃げよう。 この世の果てまで。 24 00:04:06,337 --> 00:04:08,322 (尾見門)圭吾さん。➡ 25 00:04:08,322 --> 00:04:10,308 間違い ございませんでした。 圭吾さんが 生まれたころよりも➡ 26 00:04:10,308 --> 00:04:14,345 ずっと前から 栄一さんは 不妊症だったようです。➡ 27 00:04:14,345 --> 00:04:16,330 戸籍上は 父親ですが。 28 00:04:16,330 --> 00:04:20,330 (圭吾)母の 手紙どおりだとすれば…。 29 00:04:24,338 --> 00:04:27,358 「どうしても 子供が 欲しかったので➡ 30 00:04:27,358 --> 00:04:31,358 お父さんとも 話し合って 別の手段を」 31 00:04:35,299 --> 00:04:38,302 (尾見門)だとしたら どうして お母さまは ホントの父親が➡ 32 00:04:38,302 --> 00:04:40,304 皆川刑事だってことを 知ったんでしょうか? 33 00:04:40,304 --> 00:04:43,304 (圭吾)きっと 何かの きっかけが。 34 00:04:48,295 --> 00:04:51,295 勇吾の誘拐…。 35 00:04:54,301 --> 00:04:57,321 (さつき)はい。 お待たせ。➡ 36 00:04:57,321 --> 00:05:02,293 何だか ゆっくりと ご飯 食べるの 久しぶりね。 37 00:05:02,293 --> 00:05:05,312 (皆川)悪いな。 ずっと 捜査が 立て込んでて。 38 00:05:05,312 --> 00:05:08,315 (さつき)ううん。 じゃあ 頂きましょうか。 39 00:05:08,315 --> 00:05:12,315 (皆川)うん。 (さつき)いただきます。 40 00:05:20,311 --> 00:05:23,330 なあ。 さつき。 (さつき)うん? 41 00:05:23,330 --> 00:05:28,335 近いうち 海外旅行でも 行かないか? 42 00:05:28,335 --> 00:05:33,274 (さつき)どうしたの? 急に。 何かあった? 43 00:05:33,274 --> 00:05:39,263 忘れたいことが 多過ぎる。 (さつき)そうよね。➡ 44 00:05:39,263 --> 00:05:46,320 うーん。 じゃあ 私からの希望 一つ いい? 45 00:05:46,320 --> 00:05:50,320 (皆川)どうぞ。 (さつき)ご飯が おいしいところ。 46 00:05:54,295 --> 00:05:57,298 (皆川)じゃあ 国内にしとくか。 (さつき)うん。 47 00:05:57,298 --> 00:06:01,298 (皆川)温泉でも。 (さつき)うん。 やった。 48 00:06:04,305 --> 00:06:08,325 (バイブレーターの音) (さつき)うん。 おいしい。 49 00:06:08,325 --> 00:06:12,296 (バイブレーターの音) (皆川)あっ。 圭吾だ。➡ 50 00:06:12,296 --> 00:06:14,348 ちょっと 悪いな。 (さつき)うん。 51 00:06:14,348 --> 00:06:20,321 (バイブレーターの音) 52 00:06:20,321 --> 00:06:22,339 (皆川)どうした? 53 00:06:22,339 --> 00:06:25,326 お話ししたいことが あります。 54 00:06:25,326 --> 00:06:41,292 ♬~ 55 00:06:41,292 --> 00:06:56,307 ♬~ 56 00:06:56,307 --> 00:07:02,296 ♬~ 57 00:07:02,296 --> 00:07:07,318 母が 最後に残した 手紙です。 58 00:07:07,318 --> 00:07:21,315 ♬~ 59 00:07:21,315 --> 00:07:25,319 ずっと 疑問に思っていたことが ありました。 60 00:07:25,319 --> 00:07:28,305 警察内部の 裏切り者が➡ 61 00:07:28,305 --> 00:07:33,277 勇吾に 協力し続けた動機は 何なのか? 62 00:07:33,277 --> 00:07:38,277 警察の人間が 犯罪に加担する理由は 何なのか? 63 00:07:41,285 --> 00:07:46,285 勇吾の 父親だから。 64 00:07:51,278 --> 00:07:54,298 (皆川)ハハッ。➡ 65 00:07:54,298 --> 00:07:59,286 お前らしくないじゃないか。 圭吾。➡ 66 00:07:59,286 --> 00:08:04,291 それが 真実か どうか 証明するものは ない。➡ 67 00:08:04,291 --> 00:08:09,330 証拠が なければ 被疑者を 落とせんぞ。 68 00:08:09,330 --> 00:08:11,330 そうですね。 69 00:08:18,322 --> 00:08:20,324 (電子音) 70 00:08:20,324 --> 00:08:28,332 では 警察官としてではなく 勇吾の家族として 尋ねます。 71 00:08:28,332 --> 00:08:34,271 全ては あの日 ここから 始まりました。 72 00:08:34,271 --> 00:08:41,262 教えてくれませんか? 勇吾と 何があったのか? 73 00:08:41,262 --> 00:08:44,281 勇吾は 20年間 何を 考えていたのか? 74 00:08:44,281 --> 00:08:47,268 今 何を 考えているのか? 75 00:08:47,268 --> 00:08:52,268 知りたいんです。 勇吾のことを。 76 00:09:01,282 --> 00:09:06,287 ゆっくり 考えていこう。 何を? 77 00:09:06,287 --> 00:09:12,287 これからのこと。 まだ 何も 決まってないから。 78 00:09:14,295 --> 00:09:21,295 大丈夫。 2人なら やっていける。 79 00:09:25,322 --> 00:09:31,322 家族の僕には 知る権利がある。 80 00:09:45,275 --> 00:09:53,283 大学のころ…。 まだ 妻に出会う前に 一度だけ➡ 81 00:09:53,283 --> 00:09:59,283 知人から 頼まれて ドナーに なったことがある。 82 00:10:01,275 --> 00:10:03,275 ドナー? 83 00:10:05,295 --> 00:10:07,281 (皆川)いろんな事情で 子供を生むことが➡ 84 00:10:07,281 --> 00:10:14,281 できない方々のために なるならと 思って その手のバンクにな。 85 00:10:16,273 --> 00:10:20,294 そういう施設は ドナーも 利用する側も➡ 86 00:10:20,294 --> 00:10:24,298 お互いの素性は 明かされないはずです。 87 00:10:24,298 --> 00:10:28,298 20年前の 勇吾の誘拐事件…。 88 00:10:30,320 --> 00:10:34,274 (皆川)《大丈夫。 勇吾君は きっと 助かるさ》 89 00:10:34,274 --> 00:10:37,244 あなたが 捜査に加わったのは…。 90 00:10:37,244 --> 00:10:46,270 驚いたよ。 それは 本当に 偶然だった。 91 00:10:46,270 --> 00:10:54,244 そのときに 葛城家の 複雑な事情を知った。 92 00:10:54,244 --> 00:10:57,264 2人の 実の父親が 誘拐犯である可能性も➡ 93 00:10:57,264 --> 00:11:00,264 視野に入れて 調べた結果…。 94 00:11:02,269 --> 00:11:06,290 ドナーが 俺であることが 分かった。 95 00:11:06,290 --> 00:11:12,296 (栄一)《誘拐犯は 本当に 実の父親じゃないんですか?》 96 00:11:12,296 --> 00:11:14,314 (皆川)《はい》 97 00:11:14,314 --> 00:11:20,304 (栄一)《証拠は あるんですか? お願いです。 教えてください》 98 00:11:20,304 --> 00:11:23,290 (皆川)《しかし…》 99 00:11:23,290 --> 00:11:28,290 (春江)《どんなことでも 知る覚悟は できています》 100 00:11:31,315 --> 00:11:35,315 《私だからです》 101 00:11:39,306 --> 00:11:45,345 《実の父親が》 102 00:11:45,345 --> 00:11:50,334 (皆川)運命の いたずらにしては あまりに皮肉な 真実だ。➡ 103 00:11:50,334 --> 00:11:56,323 誘拐事件は 俺が与えられた 試練なのではないか?➡ 104 00:11:56,323 --> 00:11:59,326 そう 思った。 105 00:11:59,326 --> 00:12:06,350 捜査本部が 縮小された後も 俺は 諦めなかった。 106 00:12:06,350 --> 00:12:16,343 ♬~ 107 00:12:16,343 --> 00:12:26,386 ♬~ 108 00:12:26,386 --> 00:12:31,391 (皆川)《葛城 勇吾君だね?》 109 00:12:31,391 --> 00:12:33,391 (勇吾)《違います》 110 00:12:43,337 --> 00:12:45,337 (英里)《勇吾》 111 00:12:49,359 --> 00:12:52,362 (皆川) 《君が 吉崎 英里ちゃんか?》 112 00:12:52,362 --> 00:12:55,382 (英里)《勇吾を 捕まえないでください》 113 00:12:55,382 --> 00:12:58,352 《勇吾は 私を 守ってくれたんです》 114 00:12:58,352 --> 00:13:01,352 (皆川)《勇吾君》 115 00:13:04,341 --> 00:13:06,341 (皆川)《勇吾》 116 00:13:08,378 --> 00:13:13,378 (勇吾)《ほっといてよ。 何で 俺たちに構うんだよ?》 117 00:13:16,370 --> 00:13:26,370 《俺は 君の父親だからだ》 118 00:13:40,344 --> 00:13:43,344 《DNA鑑定の 結果だ》 119 00:13:45,349 --> 00:13:49,349 《DNAって 分かるか?》 120 00:13:54,341 --> 00:13:58,362 《君は 悪くない》 121 00:13:58,362 --> 00:14:05,362 《正当防衛を 主張すれば 罪に問われることはない》 122 00:14:08,388 --> 00:14:11,391 《家に 帰ることだって》 123 00:14:11,391 --> 00:14:14,361 《家には 帰らない》 124 00:14:14,361 --> 00:14:17,361 《決めたんだ》 125 00:14:19,366 --> 00:14:22,366 《復讐するって》 126 00:14:24,388 --> 00:14:30,394 《本当の父親なら 俺たちのこと 助けてくれるよね?》 127 00:14:30,394 --> 00:14:35,394 《俺たちの 味方だよね?》 128 00:14:40,354 --> 00:14:47,354 (皆川)誘拐犯の連中は すでに 消えた後だった。 129 00:14:50,330 --> 00:14:57,337 復讐だけが 勇吾の生きる目的になった。 130 00:14:57,337 --> 00:14:59,356 そして あなたは➡ 131 00:14:59,356 --> 00:15:03,360 誘拐犯に関する 捜査情報を 勇吾に流した。 132 00:15:03,360 --> 00:15:06,363 田島のことも 海野のことも。 133 00:15:06,363 --> 00:15:10,384 おかげで 俺たちは 20年前の 誘拐事件の黒幕を あぶり出し➡ 134 00:15:10,384 --> 00:15:12,384 逮捕した。 135 00:15:14,354 --> 00:15:17,357 (皆川)お前を 裏切ったつもりは ない。 136 00:15:17,357 --> 00:15:21,395 それが 勇吾の 望みでもあったからな。 137 00:15:21,395 --> 00:15:25,382 (皆川)《田島 修二の 居場所が 分かった》➡ 138 00:15:25,382 --> 00:15:29,403 《栄一さんが出た 番組宛てに 連絡を よこしたらしい》➡ 139 00:15:29,403 --> 00:15:33,403 《1億の懸賞金に 釣られたんだな》 140 00:15:35,292 --> 00:15:40,330 《一つだけ 約束してくれ》 141 00:15:40,330 --> 00:15:43,317 《これは 俺の復讐だ》 142 00:15:43,317 --> 00:15:48,355 《あんたは 自分の意志で 刑事として 動いてくれ》 143 00:15:48,355 --> 00:15:53,343 《圭吾に 協力することになってもか?》 144 00:15:53,343 --> 00:15:57,343 《双子の息子を 差別したくないだろ?》 145 00:15:59,333 --> 00:16:03,333 《これで 俺も 圭吾も 平等だ》 146 00:16:05,322 --> 00:16:08,342 (皆川)だから 覚悟していた。➡ 147 00:16:08,342 --> 00:16:13,363 もし お前が 俺の秘密に 気付いたときは➡ 148 00:16:13,363 --> 00:16:17,351 聞かれたことに 全て 答えようと。 149 00:16:17,351 --> 00:16:22,439 俺は 勇吾の父親であると 同時に➡ 150 00:16:22,439 --> 00:16:26,439 お前の父親でも あるからな。 やめてください! 151 00:16:28,345 --> 00:16:32,299 20年前に 無理やりにでも➡ 152 00:16:32,299 --> 00:16:36,303 吉崎を 殺した罪を 償わせていれば➡ 153 00:16:36,303 --> 00:16:39,303 勇吾の人生は こうは なってなかった。 154 00:16:41,308 --> 00:16:45,312 (皆川)それでは あいつの心までは 救えなかった。 155 00:16:45,312 --> 00:16:52,352 勇吾の望みを かなえることで あいつは 救われるんだ。 156 00:16:52,352 --> 00:16:57,340 勝手なこと 言わないでください。 たった 10歳の少年が➡ 157 00:16:57,340 --> 00:17:03,346 ただ 助かりたい 一心で その小さな手を 血に染めた。➡ 158 00:17:03,346 --> 00:17:09,346 お前が 警察に守られ 家族に守られてた あのときだ。 159 00:17:11,354 --> 00:17:18,354 (皆川)どれだけの 恐怖だったか? どれだけの 地獄だったか? 160 00:17:20,363 --> 00:17:23,363 (皆川)想像が つくか? 161 00:17:27,370 --> 00:17:33,293 (皆川)粉々になった あいつの心を つなぎ留めることが できたのは➡ 162 00:17:33,293 --> 00:17:36,293 復讐という 執念だけだ。 163 00:17:38,298 --> 00:17:41,298 勇吾のせいに するな。 164 00:17:43,303 --> 00:17:47,324 ホントは 勇吾を 僕たちの家に 帰したくなかったんだろ? 165 00:17:47,324 --> 00:17:52,329 自分が 父親として 頼られたかっただけだろ。 166 00:17:52,329 --> 00:17:56,329 父親としての人生を 手放したくなかっただけだろ。 167 00:17:59,319 --> 00:18:02,319 あなたは 呪われていたんだよ。 168 00:18:07,344 --> 00:18:09,344 勇吾と 話をさせてくれ。 169 00:20:01,324 --> 00:20:08,331 (バイブレーターの音) 170 00:20:08,331 --> 00:20:12,331 (皆川)今 話せるか? どうした? 171 00:20:14,321 --> 00:20:18,321 そこに 誰か いんのか? (皆川)ああ。 172 00:20:21,328 --> 00:20:23,328 (皆川)お前の弟だ。 173 00:20:37,294 --> 00:20:39,312 今 あの公園にいる。 174 00:20:39,312 --> 00:20:44,284 勇吾。 今すぐ ここに来い。 175 00:20:44,284 --> 00:20:50,284 お前の復讐は もう 終わった。 全ての罪を 償え。 176 00:20:52,292 --> 00:20:55,328 これが 最後だ。 177 00:20:55,328 --> 00:20:59,316 お前が 俺を捕まえるか? 178 00:20:59,316 --> 00:21:02,319 俺が お前から 逃げ切るか? 179 00:21:02,319 --> 00:21:05,322 圭吾。 180 00:21:05,322 --> 00:21:08,308 おい 勇吾。 181 00:21:08,308 --> 00:21:12,312 あいつは どこに いるんですか? すぐに 案内してください。 182 00:21:12,312 --> 00:21:19,336 明日の日没前 海浜島の漁港にいる。 183 00:21:19,336 --> 00:21:21,336 一人で来い。 184 00:21:23,356 --> 00:21:25,356 明日…。 185 00:21:27,344 --> 00:21:32,365 あいつは 何をする気なんですか? 186 00:21:32,365 --> 00:21:35,335 (皆川)自首するつもりかもな。➡ 187 00:21:35,335 --> 00:21:41,358 ああ。 言っとくが 任意同行に 応じるつもりはない。➡ 188 00:21:41,358 --> 00:21:44,361 家で 妻が待ってるからな。 189 00:21:44,361 --> 00:21:59,359 ♬~ 190 00:21:59,359 --> 00:22:03,363 勇吾。 荷物 これだけ? 191 00:22:03,363 --> 00:22:06,399 荷物が多いと 邪魔だからな。 192 00:22:06,399 --> 00:22:24,401 ♬~ 193 00:22:24,401 --> 00:22:30,390 こんな夜も 今日で 最後だ。 194 00:22:30,390 --> 00:22:46,322 ♬~ 195 00:22:46,322 --> 00:22:52,345 ♬~ 196 00:22:52,345 --> 00:22:57,383 (菅原)もう 大丈夫なのか? (詩織)はい。➡ 197 00:22:57,383 --> 00:23:01,387 ご迷惑を お掛けして 申し訳ありませんでした。 198 00:23:01,387 --> 00:23:04,357 (赤城)無理するな。➡ 199 00:23:04,357 --> 00:23:08,344 1課長のことで それどころじゃ ないだろ。 200 00:23:08,344 --> 00:23:13,383 (詩織)だからこそ 最後まで 見届けたいんです。 201 00:23:13,383 --> 00:23:18,383 父に そうさせてしまった 責任が 私にも あるので。 202 00:23:21,374 --> 00:23:24,377 (林田)管理官。 葛城 勇吾の➡ 203 00:23:24,377 --> 00:23:27,377 目撃情報が ありました。 (赤城)場所は? 204 00:23:39,325 --> 00:23:45,348 ねえ? 勇吾 どこに逃げる気? 205 00:23:45,348 --> 00:23:48,348 もう 二度と 元には戻れない場所だ。 206 00:23:58,344 --> 00:24:00,344 英里。 207 00:24:03,383 --> 00:24:06,386 悪かったな。 色々。 208 00:24:06,386 --> 00:24:11,374 えっ? 何で 謝るの? 209 00:24:11,374 --> 00:24:15,395 お前の人生を 俺が壊した。 210 00:24:15,395 --> 00:24:19,349 私は そんなふうには 思ってない。 211 00:24:19,349 --> 00:24:25,371 お前とは ここまでだ。 えっ? 212 00:24:25,371 --> 00:24:28,371 お前は 連れていかない。 213 00:24:31,394 --> 00:24:35,394 お前に残された道は 一つしかない。 214 00:24:37,350 --> 00:24:42,350 この 20年の 全てを 忘れることだ。 215 00:24:45,358 --> 00:24:53,358 誰に 何を聞かれても 思い出せないくらい。 216 00:24:56,386 --> 00:25:01,341 本気で 言ってるの? 217 00:25:01,341 --> 00:25:07,341 お前がいると 逃げられない。 足手まといなんだよ。 218 00:25:15,371 --> 00:25:21,361 俺は ずっと お前のことを 利用してたんだ。 219 00:25:21,361 --> 00:25:34,361 ♬~ 220 00:27:08,284 --> 00:27:11,287 勇吾は どうするの? 221 00:27:11,287 --> 00:27:16,325 行き先は? 誰の手も 借りずに➡ 222 00:27:16,325 --> 00:27:20,346 一人で 逃げ切れるわけない。 今までだって そうだったでしょ。 223 00:27:20,346 --> 00:27:22,346 もう そんな必要は ない。 224 00:27:29,338 --> 00:27:32,291 行かないで。 放してくれ。 225 00:27:32,291 --> 00:27:35,261 ねえ。 ずっと 一緒に いたんだよ。 226 00:27:35,261 --> 00:27:38,281 勇吾が 何 考えてるか 私 全部 分かる。 227 00:27:38,281 --> 00:27:42,285 一人で 抱え込もうと してるんでしょ。 228 00:27:42,285 --> 00:27:47,290 荷物が 少なかったのだって。 絶対に 行かせない。 229 00:27:47,290 --> 00:27:51,294 時間が ないんだよ。 もうすぐ 圭吾が ここに来る。 230 00:27:51,294 --> 00:27:55,281 だったら…。 私も 一緒に 連れてって。 231 00:27:55,281 --> 00:27:58,301 駄目だ。 私も 一緒に 行く。 232 00:27:58,301 --> 00:28:01,301 もう 何もかも 終わったんだって。 233 00:28:04,323 --> 00:28:13,323 どうして? ずっと 2人で いたじゃない。 一緒に。 234 00:28:21,307 --> 00:28:23,292 乗れ。 235 00:28:23,292 --> 00:28:35,271 ♬~ 236 00:28:35,271 --> 00:28:39,271 やめて。 勇吾。 237 00:28:41,277 --> 00:28:47,277 放して。 お願い。 勇吾! 238 00:28:49,285 --> 00:28:52,285 行かないで! 239 00:28:54,290 --> 00:28:56,290 じゃあな。 240 00:29:04,283 --> 00:29:08,287 勇吾! 行かないで。 241 00:29:08,287 --> 00:29:26,322 ♬~ 242 00:29:26,322 --> 00:29:29,322 勇吾! 243 00:29:34,247 --> 00:29:37,247 勇吾! 244 00:29:39,268 --> 00:29:41,270 勇吾! 勇吾! 245 00:29:41,270 --> 00:29:47,260 (皆川)おい。 無駄だ。 どうして 止めなかった? 246 00:29:47,260 --> 00:29:51,260 勇吾は。 勇吾は 死ぬつもりなんだよ。 247 00:29:57,303 --> 00:30:00,273 初めから こうするつもりだったんだろ? 248 00:30:00,273 --> 00:30:03,276 何で 勇吾を 見殺しにした? 249 00:30:03,276 --> 00:30:06,262 それでも あんた 父親かよ! 250 00:30:06,262 --> 00:30:13,302 勇吾の 最後の望みは 英里ちゃんの 幸せだ。 251 00:30:13,302 --> 00:30:17,290 彼女の未来のために あいつは➡ 252 00:30:17,290 --> 00:30:21,294 自分自身が 消えることを 望んだんだ。 253 00:30:21,294 --> 00:30:31,320 ♬~ 254 00:30:31,320 --> 00:30:45,234 ♬~ 255 00:30:45,234 --> 00:30:47,234 (詩織)里美さん!? 256 00:30:50,273 --> 00:30:53,276 (赤城)すぐに出せる 船を 探す。 お前は 海保に連絡しろ。 257 00:30:53,276 --> 00:30:55,261 (林田)はい。 258 00:30:55,261 --> 00:31:14,297 ♬~ 259 00:31:14,297 --> 00:31:19,285 勇吾! ホントに 悪かった! 260 00:31:19,285 --> 00:31:24,290 ごめん…。 ごめんね! 261 00:31:24,290 --> 00:31:37,286 ♬~ 262 00:31:37,286 --> 00:31:44,327 勇吾が 生きててくれて ホントに うれしかった! 263 00:31:44,327 --> 00:31:47,327 うれしかったよ! 勇吾。 264 00:31:53,336 --> 00:31:56,336 これで 終わりじゃないよな? 265 00:32:03,346 --> 00:32:06,346 俺たちは 分かり合えるはずだよ! 266 00:32:12,355 --> 00:32:15,358 勇吾! 267 00:32:15,358 --> 00:32:26,369 ♬~ 268 00:32:26,369 --> 00:32:29,369 (圭吾)《そろそろ 門限だし 帰ろ》 269 00:32:32,308 --> 00:32:36,295 《勇吾。 聞いてる?》 270 00:32:36,295 --> 00:32:39,295 《ああ。 帰ろっか》 271 00:32:42,301 --> 00:32:45,301 《勇吾。 早く 帰るぞ》 272 00:32:47,323 --> 00:32:49,308 《お父さん。 お母さん。 ただいま》 273 00:32:49,308 --> 00:32:55,331 (栄一)《おお。 勇吾。 おかえり》 274 00:32:55,331 --> 00:32:57,316 (春江)《おかえり》 275 00:32:57,316 --> 00:33:10,312 ♬~ 276 00:33:10,312 --> 00:33:12,312 勇吾! 277 00:33:16,369 --> 00:33:20,339 勇吾! 278 00:33:20,339 --> 00:33:34,303 ♬~ 279 00:33:34,303 --> 00:33:37,303 (爆発音) 280 00:34:09,338 --> 00:34:21,350 ♬~ 281 00:34:21,350 --> 00:34:26,322 ♬~ 282 00:34:26,322 --> 00:34:29,322 勇吾。 283 00:34:32,311 --> 00:34:36,311 (皆川)よせ。 もう 助からない。 284 00:34:39,285 --> 00:34:43,285 (皆川)圭吾。 もう 終わりだ。 285 00:34:45,307 --> 00:34:49,295 (皆川)勇吾が 望んだことなんだ。➡ 286 00:34:49,295 --> 00:34:52,295 最後まで あいつは 逃げ切った。 287 00:34:54,300 --> 00:34:56,335 あいつは 救われたんだ。 288 00:34:56,335 --> 00:35:11,317 ♬~ 289 00:35:11,317 --> 00:35:26,365 ♬~ 290 00:35:26,365 --> 00:35:41,365 ♬~ 291 00:37:16,308 --> 00:37:21,308 (赤城)吉崎 英里さん。 正直に 答えてください。 292 00:37:23,332 --> 00:37:27,332 (赤城)あなたは 葛城 勇吾の 犯行に 手を貸していたんですか? 293 00:37:30,356 --> 00:37:35,277 (赤城)あなたは 20年間 ずっと あの男と 一緒にいた。➡ 294 00:37:35,277 --> 00:37:38,263 あの男の 復讐を かなえることが➡ 295 00:37:38,263 --> 00:37:45,270 あなたの望みでも あったはずだ。 そうだろ! 296 00:37:45,270 --> 00:37:48,273 (赤城)お前たちの他に もう一人➡ 297 00:37:48,273 --> 00:37:52,273 捜査情報を 漏らした 警察関係者が いたはずだ。 298 00:37:54,330 --> 00:37:57,316 (赤城)誰だ? 299 00:37:57,316 --> 00:38:00,285 (TV)(わだ)警視庁によりますと 葛城 勇吾 容疑者が➡ 300 00:38:00,285 --> 00:38:03,322 乗船中に ボートを爆発させ➡ 301 00:38:03,322 --> 00:38:06,308 自殺を図ったものと みられています。 302 00:38:06,308 --> 00:38:11,296 (TV)(わだ)また 20年前の 緑坂南公園 男児誘拐事件に➡ 303 00:38:11,296 --> 00:38:15,300 現 捜査1課長が 関与していた件について➡ 304 00:38:15,300 --> 00:38:18,320 警視庁は 先ほど 会見を開き➡ 305 00:38:18,320 --> 00:38:20,322 今後 二度と このようなことが ないよう➡ 306 00:38:20,322 --> 00:38:23,322 服務規定の徹底に 務め…。 307 00:38:27,329 --> 00:38:29,314 (皆川)どこまで 連れていく気だ? 308 00:38:29,314 --> 00:38:33,235 心配しないでください。 逮捕状は ありません。 309 00:38:33,235 --> 00:38:51,253 ♬~ 310 00:38:51,253 --> 00:38:53,288 ここのアパートの 一室➡ 311 00:38:53,288 --> 00:38:56,288 あなたの名義で 借りられていました。 312 00:38:59,294 --> 00:39:01,296 よく 調べたな。 313 00:39:01,296 --> 00:39:04,296 中に 入れてもらえませんか? 314 00:39:06,301 --> 00:39:15,327 それは 警察官としてか? それとも 勇吾の弟としてか? 315 00:39:15,327 --> 00:39:18,313 両方です。 316 00:39:18,313 --> 00:39:21,313 僕には 真実と向き合う 責任がある。 317 00:39:30,309 --> 00:39:39,251 (皆川)この 20年 勇吾は 復讐のためだけに 生きた。 318 00:39:39,251 --> 00:39:42,251 他には 何にも なかった。 319 00:39:46,275 --> 00:39:49,261 復讐を終えた 今➡ 320 00:39:49,261 --> 00:39:54,261 あいつが 生きていたことを 示す痕跡は 何もない。 321 00:39:56,268 --> 00:39:59,288 人を あやめてしまった あの日から➡ 322 00:39:59,288 --> 00:40:06,311 葛城 勇吾は 執念によってのみ 存在していたんだ。 323 00:40:06,311 --> 00:40:09,281 亡霊のようにな。 324 00:40:09,281 --> 00:40:14,286 計算ずくと いうわけですか? うん? 325 00:40:14,286 --> 00:40:17,306 証拠は 全て 隠滅。 326 00:40:17,306 --> 00:40:22,294 あなたたちが 黙秘を続けるかぎり 真実は 闇の中だ。 327 00:40:22,294 --> 00:40:27,299 勇吾は 全ての けじめをつけて 自ら 命を絶った。 328 00:40:27,299 --> 00:40:31,299 あなたは 罪を償う気は ないんですか? 329 00:40:34,256 --> 00:40:39,228 俺が 刑務所に入ったところで ただの 税金の無駄遣いだ。 330 00:40:39,228 --> 00:40:45,267 ならば 一人でも多くの 犯罪者を 捕まえる。 331 00:40:45,267 --> 00:40:49,267 それが 俺の 警察官としての 贖罪だ。 332 00:40:54,259 --> 00:40:58,259 同じ目を してるなぁ。 333 00:41:01,283 --> 00:41:06,283 誘拐犯たちへの 復讐を 決意したときの 勇吾の目だ。 334 00:41:10,259 --> 00:41:12,277 今度は お前が やるか? 335 00:41:12,277 --> 00:41:18,277 兄の人生を 狂わせた 実の父親への 復讐。 336 00:41:21,270 --> 00:41:23,288 勇吾と 同じように お前だって 俺の…。 337 00:41:23,288 --> 00:41:27,326 勇吾にとっての 父親は あなただったのかも しれない。 338 00:41:27,326 --> 00:41:31,313 でも 僕の父親は 葛城 栄一だ。 339 00:41:31,313 --> 00:41:45,327 ♬~ 340 00:41:45,327 --> 00:41:48,327 (久能)全て 終わったか。 341 00:41:50,315 --> 00:41:56,315 葛城 勇吾が 亡くなって 捜査は 打ち切りになりました。 342 00:42:01,360 --> 00:42:03,360 (久能)詩織。 343 00:42:05,330 --> 00:42:08,330 (久能)本当に すまなかった。 344 00:42:14,339 --> 00:42:18,360 (詩織)後悔してますか?➡ 345 00:42:18,360 --> 00:42:25,367 犯罪に 手を染めてまで 娘を 救うべきじゃなかったって。 346 00:42:25,367 --> 00:42:43,318 ♬~ 347 00:42:43,318 --> 00:42:46,318 (詩織)辞表を提出した。 348 00:42:48,307 --> 00:42:56,307 もう一度 向き合っていかなければ ならない 大切なことが あるから。 349 00:43:01,353 --> 00:43:04,353 家族。 350 00:43:11,330 --> 00:43:14,333 (久能)詩織。 351 00:43:14,333 --> 00:43:26,328 ♬~ 352 00:43:26,328 --> 00:43:29,348 (赤城)しばらく 1課への 風当たりは 強そうですね。 353 00:43:29,348 --> 00:43:35,303 (菅原)ああ。 吉崎 英里の件は…。 (赤城)不起訴処分だそうですね。 354 00:43:35,303 --> 00:43:38,323 (菅原)検察も 及び腰に なったもんだ。 355 00:43:38,323 --> 00:43:40,292 (赤城)しかた ありませんよ。➡ 356 00:43:40,292 --> 00:43:42,310 共犯関係だったという 証拠は 何も ないですし➡ 357 00:43:42,310 --> 00:43:45,310 当の本人も 黙秘のままですから。 358 00:43:48,300 --> 00:43:53,321 (赤城)全て 筋書きだったのかも しれませんね。➡ 359 00:43:53,321 --> 00:43:57,342 認めたくは ありませんが あいつの 勝ちってことですね。 360 00:43:57,342 --> 00:44:05,342 ♬~ 361 00:46:08,323 --> 00:46:11,323 《逃げよう。 2人で》 362 00:46:18,316 --> 00:46:23,316 《こんな夜も 今日で 最後だ》 363 00:46:30,328 --> 00:46:37,285 《この 20年の 全てを 忘れることだ》 364 00:46:37,285 --> 00:46:51,266 ♬~ 365 00:46:51,266 --> 00:47:06,298 ♬~ 366 00:47:06,298 --> 00:47:19,344 ♬~ 367 00:47:19,344 --> 00:47:23,298 ≪(足音) 368 00:47:23,298 --> 00:47:36,244 ♬~ 369 00:47:36,244 --> 00:47:43,244 ♬~ 370 00:48:16,318 --> 00:48:25,310 一つだけ 聞かせてくれないか? 君は 勇吾のことを…。 371 00:48:25,310 --> 00:48:32,310 勇吾は 私の全てだった。 372 00:48:36,288 --> 00:48:44,288 あの人がいない 人生なんて 考えられなかった。 373 00:48:52,304 --> 00:48:58,304 忘れるなんて できない…。 374 00:49:23,301 --> 00:49:27,301 俺も背負うよ。 勇吾の罪を。 375 00:49:30,308 --> 00:49:33,261 君が知らない 勇吾を 俺が知っていて➡ 376 00:49:33,261 --> 00:49:36,261 俺が知らない 勇吾を 君が知ってる。 377 00:49:38,283 --> 00:49:42,270 俺たち 2人が 生きてるかぎり…。 378 00:49:42,270 --> 00:49:48,259 俺たちが 忘れないかぎり 勇吾は 消えることはない。 379 00:49:48,259 --> 00:50:01,272 ♬~ 380 00:50:01,272 --> 00:50:16,271 ♬~ 381 00:50:16,271 --> 00:50:21,309 [人は 鏡に 自分の姿を 見ることができる] 382 00:50:21,309 --> 00:50:26,314 [しかし その姿は 左右が反転した 姿であり➡ 383 00:50:26,314 --> 00:50:29,314 真実の自分では ない] 384 00:50:31,302 --> 00:50:35,240 [俺にとって それは…] 385 00:50:35,240 --> 00:50:37,242 勇吾。 386 00:50:37,242 --> 00:50:52,242 ♬~