1 00:00:00,501 --> 00:00:02,436 {\an8}イヤ~~~! 2 00:00:02,636 --> 00:00:04,739 {\an8}(伊東千紘) 本社採用の新人研修ですが→ 3 00:00:04,805 --> 00:00:08,743 {\an8}今年は 外部よりエキスパートを お招きすることになりました。 4 00:00:08,809 --> 00:00:11,245 (眞子) 椿 眞子です。 5 00:00:11,312 --> 00:00:14,749 (伊東千紘) 研修中の新入社員 30人以上が退職願を…。 6 00:00:14,815 --> 00:00:16,751 (大沢) 私のほうにも連絡が来たよ。 7 00:00:16,817 --> 00:00:19,754 (伊東千紘) どうして そこまで彼女に? (大沢) 椿さんはね→ 8 00:00:19,820 --> 00:00:23,257 今の共亜火災に一番必要なものを もたらしてくれる。 9 00:00:23,324 --> 00:00:25,760 (喜多村) 容赦なく 人を切り捨てる→ 10 00:00:25,826 --> 00:00:27,762 ミス デビル。 11 00:00:27,828 --> 00:00:31,265 (斉藤博史) 僕は こんな ゲームみたいなことをして→ 12 00:00:31,332 --> 00:00:34,335 誰かの人生を変えるために ここにいるんじゃ ない。 13 00:00:36,337 --> 00:00:38,272 (眞子) あなたには…。 14 00:00:38,339 --> 00:00:40,775 会社を辞める権利があります。 15 00:00:40,841 --> 00:00:44,845 {\an8}(博史) 失礼します 今日から 配属になりました 斉藤…。 16 00:00:48,349 --> 00:00:50,284 (博史) ど… どうして? 17 00:00:50,351 --> 00:00:52,286 (眞子) 私が任命されたの。 18 00:00:52,353 --> 00:00:54,789 {\an8}この新たに設立された→ 19 00:00:54,855 --> 00:00:58,859 {\an8}人材活用ラボの室長として。 20 00:01:03,297 --> 00:01:05,232 (博史) ど… どうして…。 21 00:01:05,299 --> 00:01:07,234 (沖津) ん? 何が。 22 00:01:07,301 --> 00:01:08,736 (博史) あの人です! 23 00:01:08,803 --> 00:01:11,238 椿さん どうして ここに…。 (沖津) チッ ん~。 24 00:01:11,305 --> 00:01:14,742 {\an8}あの奥の美人 新人研修で何やったよ? 25 00:01:14,809 --> 00:01:18,245 {\an8}(博史) 新入社員50人を10人にした。 26 00:01:18,312 --> 00:01:21,248 ビンゴ! そのクビ切り役としての腕→ 27 00:01:21,315 --> 00:01:23,250 社長に買われたってことだろ。 28 00:01:23,317 --> 00:01:24,752 (博史) えっ けど ここは→ 29 00:01:24,819 --> 00:01:26,754 「人材活用ラボ」って。 30 00:01:26,821 --> 00:01:28,255 {\an8}(キーボードを打つ音) 31 00:01:28,322 --> 00:01:31,759 {\an8}(栞奈)「社内における 優秀な人材の活用を模索→ 32 00:01:31,826 --> 00:01:34,261 {\an8}研究することを目的として設立」。 33 00:01:34,328 --> 00:01:36,764 {\an8}(栞奈) 部長クラスに送信された メールは こんな感じ。 34 00:01:36,831 --> 00:01:40,267 {\an8}(沖津) そんなの建前! このご時世だぞ? 35 00:01:40,334 --> 00:01:44,772 リストラ社員の下調べとか そんなことさせられるんだって。 36 00:01:44,839 --> 00:01:46,774 ってか 何で そんなメール見れんの? 37 00:01:46,841 --> 00:01:48,275 ええ いろいろ。 38 00:01:48,342 --> 00:01:50,277 {\an8}(優梨子) はっ! そのために私達が→ 39 00:01:50,344 --> 00:01:52,279 {\an8}集められたんでしょ? 40 00:01:52,346 --> 00:01:54,782 {\an8}(国本) まぁ 僕は 何でもいいけどね。 41 00:01:54,849 --> 00:01:56,784 {\an8}(沖津) ぴったり過ぎるだろ? 42 00:01:56,851 --> 00:01:58,786 あの悪魔みたいな女がさ→ 43 00:01:58,853 --> 00:02:00,721 クビ切り部署のトップ。 44 00:02:00,788 --> 00:02:04,225 全然 表情を変えずに 切り捨てるんだよ。 45 00:02:04,291 --> 00:02:08,229 あんな人間の下で働くなんてよ たまんねえよな~。 46 00:02:08,295 --> 00:02:12,233 {\an8}(喜多村) 彼女が 室長に就任したそうですね。 47 00:02:12,299 --> 00:02:14,735 (伊東千紘) はい。 (喜多村) あ~ あなたもね→ 48 00:02:14,802 --> 00:02:17,738 いろいろ思うところ あるんでしょうけど。 49 00:02:17,805 --> 00:02:21,242 あくまで この人材活用ラボってのはね→ 50 00:02:21,308 --> 00:02:25,246 まぁ 人事部内の組織ですからね。 51 00:02:25,312 --> 00:02:27,748 だから 人事部長である あなたが→ 52 00:02:27,815 --> 00:02:30,251 上役であることに 変わりは ないわけだから。 53 00:02:30,317 --> 00:02:33,754 まぁ しっかりと やってほしいなと思います。 54 00:02:33,821 --> 00:02:36,824 (伊東千紘) はい ありがとうございます。 (喜多村) はい。 55 00:02:40,327 --> 00:02:42,263 (瑞希) お聞きして よろしいですか? 56 00:02:42,329 --> 00:02:43,764 ん? 57 00:02:43,831 --> 00:02:46,333 (瑞希) どうして彼らが メンバーになったのでしょうか? 58 00:02:47,835 --> 00:02:50,337 今に分かる時が来るよ。 59 00:02:59,346 --> 00:03:00,714 (博史) ハァ…。 60 00:03:00,781 --> 00:03:03,717 {\an8}(関内) 斉藤 疲れた顔してるな。 61 00:03:03,784 --> 00:03:06,720 {\an8}(博史) え? あっ… いや まぁ。 62 00:03:06,787 --> 00:03:09,223 {\an8}(南雲) ダメだよ 新入社員は もっと こう→ 63 00:03:09,290 --> 00:03:11,225 {\an8}エネルギッシュ!みたいな感じで 行かないと。 64 00:03:11,292 --> 00:03:13,227 {\an8}(博史) 何だよ それ。 (真冬) 賛成だけど。 65 00:03:13,294 --> 00:03:16,230 {\an8}けど 南雲君 研修で あれだけ心配かけといて→ 66 00:03:16,297 --> 00:03:18,232 {\an8}ケロっとし過ぎじゃない? 67 00:03:18,299 --> 00:03:20,234 その節は 大変 失礼いたしました。 68 00:03:20,301 --> 00:03:23,237 ですが おかげさまで もう すっかり元気になりました。 69 00:03:23,304 --> 00:03:25,739 (博史) よかったよ ケガも大したことなくて。 70 00:03:25,806 --> 00:03:27,741 ホントだよ 奇跡だよ。 71 00:03:27,808 --> 00:03:30,244 でも 膝のケガは結構エグい感じで パックリ行ってますけど。 72 00:03:30,311 --> 00:03:32,246 見ます? 見る? 見ない? >> 見ない 見ない…。 73 00:03:32,313 --> 00:03:34,248 (伊東千紘) いいわね にぎやかで。 74 00:03:34,315 --> 00:03:36,250 (博史) 伊東部長。 75 00:03:36,317 --> 00:03:39,320 (伊東千紘) 会長がお待ちです 行きましょうか。 76 00:03:53,834 --> 00:03:56,270 (喜多村) はい。 (伊東千紘) 失礼いたします。 77 00:03:56,337 --> 00:03:58,272 (喜多村) はい。 (伊東千紘) 新入社員の方々を→ 78 00:03:58,339 --> 00:04:00,274 お連れいたしました。 >> あ~ どうもどうも ようこそ。 79 00:04:00,341 --> 00:04:02,209 (博史) 失礼します。 (真冬) 失礼いたします。 80 00:04:02,276 --> 00:04:04,712 (喜多村) はい どうも ようこそ。 >> わぁ~ すごい! 81 00:04:04,778 --> 00:04:06,714 こんな会長室だったなんて。 >> ハハハ。 82 00:04:06,780 --> 00:04:09,717 まぁ 年寄りのね 道楽ですね。 83 00:04:09,783 --> 00:04:12,720 それに あなた方のような 新入社員がね→ 84 00:04:12,786 --> 00:04:14,722 この会長室に初めて来て→ 85 00:04:14,788 --> 00:04:17,224 驚く顔を見るのが私の楽しみ。 86 00:04:17,291 --> 00:04:19,727 アハハハ…! 87 00:04:19,793 --> 00:04:21,729 ようこそ ようこそ はい。 88 00:04:21,795 --> 00:04:23,230 (柴崎) どうぞ。 89 00:04:23,297 --> 00:04:25,733 窮屈じゃないかな? 狭くて ごめんなさいね。 90 00:04:25,799 --> 00:04:27,735 いえ そんな。 >> アハハ。 91 00:04:27,801 --> 00:04:29,737 藤堂さんだよね? >> はっ…。 92 00:04:29,803 --> 00:04:32,239 あなたは どこの部署に 配属になりましたか? 93 00:04:32,306 --> 00:04:35,743 覚えてくださって光栄です 私は総務です。 94 00:04:35,809 --> 00:04:38,245 総務か いや~ 総務はね→ 95 00:04:38,312 --> 00:04:41,248 会社の中枢ですからね 頑張ってね。 96 00:04:41,315 --> 00:04:43,250 ありがとうございます。 (喜多村) はい。 97 00:04:43,317 --> 00:04:45,252 関内君だよね? >> はい。 98 00:04:45,319 --> 00:04:48,255 あなたは どこですか? ぼ… 僕は経理です。 99 00:04:48,322 --> 00:04:52,259 経理… 経理も会社の中枢だよ 頑張れ! 100 00:04:52,326 --> 00:04:54,261 (南雲) はい! >> はい。 101 00:04:54,328 --> 00:04:56,764 南雲陽一と申します 営業部に配属されまして→ 102 00:04:56,830 --> 00:04:58,766 エネルギッシュに 頑張っております。 103 00:04:58,832 --> 00:05:01,201 お~ いいねいいね そうか。 104 00:05:01,268 --> 00:05:05,205 営業もね 会社の中枢ですよ 頑張れ~! 105 00:05:05,272 --> 00:05:08,208 (伊東千紘) 会長 中枢が たくさん あり過ぎかと。 106 00:05:08,275 --> 00:05:10,711 あ~ そうか 3人とも中枢に行っちゃった。 107 00:05:10,778 --> 00:05:14,214 ハハハ そうかそうか ハハハ… そうかそうか。 108 00:05:14,281 --> 00:05:16,216 え~ 斉藤君だよね? (博史) はい。 109 00:05:16,283 --> 00:05:18,218 斉藤君は どこの部署ですか? 110 00:05:18,285 --> 00:05:21,722 (博史) 僕は じ… 人材活用ラボに。 111 00:05:21,789 --> 00:05:24,725 人材活用ラボ お~ そうかそうか。 112 00:05:24,792 --> 00:05:26,727 (博史) はい。 (喜多村) 頑張ってね。 113 00:05:26,794 --> 00:05:29,730 あそこはね 新設の部署ですからね。 114 00:05:29,797 --> 00:05:33,734 大仰な言い方をすればね あなた方の頑張り次第で→ 115 00:05:33,801 --> 00:05:36,737 この共亜火災保険の 歴史にですね→ 116 00:05:36,804 --> 00:05:40,741 人材活用ラボの名を 刻み込むことができるわけだから。 117 00:05:40,808 --> 00:05:42,242 頑張れ! 118 00:05:42,309 --> 00:05:44,812 (博史) 頑張ります。 (喜多村) あ~ いいね。 119 00:05:46,313 --> 00:05:49,249 (博史) 第2営業部… ですか? 120 00:05:49,316 --> 00:05:51,251 (眞子) 社内研修に行ってもらいます。 121 00:05:51,318 --> 00:05:55,756 人事部員たるもの 社内のことをよく知る必要がある。 122 00:05:55,823 --> 00:05:57,758 (博史) 承知しました。 123 00:05:57,825 --> 00:05:59,760 頑張って来ます。 (眞子) もちろん→ 124 00:05:59,827 --> 00:06:03,764 ただの研修じゃないことは 分かりますね? 125 00:06:05,265 --> 00:06:08,202 (眞子) あなたは 第2営業部から→ 126 00:06:08,268 --> 00:06:12,272 リストラとなる人物を 1人 選び出す。 127 00:06:14,274 --> 00:06:17,711 (眞子) つまり そこにいる誰かの 会社人生を→ 128 00:06:17,778 --> 00:06:20,714 終わらせる… ということ。 129 00:06:20,781 --> 00:06:24,218 (博史) どうして 新入社員の僕が そんなことを…。 130 00:06:24,284 --> 00:06:26,286 (眞子) 決まってるじゃない。 131 00:06:27,788 --> 00:06:32,226 (眞子) あなたが… 優秀だからよ。 132 00:06:32,292 --> 00:06:34,795 ネクタイが曲がってる。 133 00:06:40,300 --> 00:06:42,236 (眞子) 期待してるわ。 134 00:06:42,302 --> 00:06:45,806 博史君。 135 00:06:47,808 --> 00:06:49,743 (博史) ⟨悪魔は時々→ 136 00:06:49,810 --> 00:06:51,745 僕を見て ほほ笑む⟩ 137 00:06:51,812 --> 00:06:53,747 ⟨僕は ただ→ 138 00:06:53,814 --> 00:06:55,749 視線を合わせないことに→ 139 00:06:55,816 --> 00:06:57,317 必死で…⟩ 140 00:06:57,317 --> 00:07:12,266 ♪~ 141 00:07:31,285 --> 00:07:33,220 {\an8}(博史) 失礼します 浅岡部長。 142 00:07:33,287 --> 00:07:35,722 {\an8}(浅岡) あ~! 君が斉藤君か。 (博史) はい。 143 00:07:35,789 --> 00:07:39,226 {\an8}>> 話は聞いてるよ。 (博史) よろしくお願いします。 144 00:07:39,293 --> 00:07:42,229 {\an8}(浅岡) おい みんな ちょっと聞いてくれ。 145 00:07:42,296 --> 00:07:44,731 今日から うちで研修することになった→ 146 00:07:44,798 --> 00:07:46,733 人事部の斉藤君だ。 147 00:07:46,800 --> 00:07:50,237 新入社員だから 温かく厳しく 教えてやってほしい。 148 00:07:50,304 --> 00:07:52,739 期間は2週間と短いので…。 149 00:07:52,806 --> 00:07:56,743 (博史)《つまり 僕は2週間で この部署の誰をクビにするか→ 150 00:07:56,810 --> 00:07:59,746 決めなきゃいけないってこと》 151 00:07:59,813 --> 00:08:02,683 (夏月) まずは会議資料をまとめるのを 手伝ってもらおうかな。 152 00:08:02,749 --> 00:08:06,186 (博史) はい。 >> ここが あなたのデスクね。 153 00:08:06,253 --> 00:08:08,188 あっ 自己紹介が まだだったわね。 154 00:08:08,255 --> 00:08:10,691 小早川です よろしく。 (博史) よろしくお願いします。 155 00:08:10,757 --> 00:08:13,193 {\an8}いろいろな部署を回るのは 人事部のあなたにとって→ 156 00:08:13,260 --> 00:08:16,263 {\an8}いい経験になるわね。 (博史) はい 頑張ります。 157 00:08:17,764 --> 00:08:20,200 児島君 何度言ったら分かるんだ。 158 00:08:20,267 --> 00:08:23,203 こんな見積書で 相手を口説けると思ってるのか? 159 00:08:23,270 --> 00:08:26,206 (児島) すいません。 >> 数字も間違いだらけだし。 160 00:08:26,273 --> 00:08:28,275 早く作り直して。 161 00:08:35,282 --> 00:08:48,295 (キーボードを打つ音) 162 00:08:50,931 --> 00:08:54,368 (喜多村) 大沢社長 あなた ボウリング お好きですか? 163 00:08:54,935 --> 00:08:56,870 (大沢) ボウリングですか? (喜多村) うん。 164 00:08:56,937 --> 00:08:58,872 随分 長いことやってませんね。 165 00:08:58,939 --> 00:09:00,874 あ~ そう ハハハ…。 (大沢) ええ。 166 00:09:00,941 --> 00:09:02,309 あの ご存じ? 167 00:09:02,376 --> 00:09:04,811 ボウリングのね 起源をたどってくとね→ 168 00:09:04,878 --> 00:09:07,314 古代エジプトまで 行っちゃうみたいですよ。 169 00:09:07,381 --> 00:09:09,316 はぁ~! >> うん。 170 00:09:09,383 --> 00:09:11,818 何でも 宗教の儀式だったみたいね。 171 00:09:11,885 --> 00:09:14,821 このピンがね 悪魔なんですよ。 172 00:09:14,888 --> 00:09:18,825 ほいで この悪魔を…。 173 00:09:18,892 --> 00:09:21,828 こうやって倒すことができたら→ 174 00:09:21,895 --> 00:09:24,331 災いは やって来ないという。 175 00:09:24,398 --> 00:09:28,835 うちの会社にも とびっきり美人の 悪魔が入って来た…。 176 00:09:28,902 --> 00:09:31,338 椿さんのことですか? (喜多村) うん。 177 00:09:31,405 --> 00:09:33,840 彼女は何者ですか? 178 00:09:33,907 --> 00:09:36,343 どうして うちの会社に 入ったのかしら? 179 00:09:36,410 --> 00:09:38,345 答えは簡単です。 180 00:09:38,412 --> 00:09:40,847 彼女は とても優秀な コンサルタントであり→ 181 00:09:40,914 --> 00:09:43,350 今の共亜火災に必要なんです。 182 00:09:43,417 --> 00:09:46,853 だから 私が招き入れました。 183 00:09:46,920 --> 00:09:48,922 クビ切り役として? 184 00:09:51,925 --> 00:09:54,861 つまり 会長も その役目が→ 185 00:09:54,928 --> 00:09:57,864 必要と お考えということですね? 186 00:09:57,931 --> 00:10:00,367 ハハハハ どうだろうね? 187 00:10:00,434 --> 00:10:02,803 ヘヘヘヘ…。 >> フフっ。 188 00:10:02,869 --> 00:10:05,305 今日は予定が非常に 詰まってまして→ 189 00:10:05,372 --> 00:10:08,308 申し訳ありませんが これで 失礼します ごちそうさまでした。 190 00:10:08,375 --> 00:10:10,377 (喜多村) いやいや わざわざ ありがとう。 191 00:10:13,880 --> 00:10:15,816 (喜多村) 柴ちゃん 柴ちゃん。 (ドアが閉まる音) 192 00:10:15,882 --> 00:10:18,819 こうなったら 直接 彼女から話を聞きたいね。 193 00:10:18,885 --> 00:10:20,821 {\an8}(柴崎) かしこまりました。 (喜多村) 何とかして~。 194 00:10:20,887 --> 00:10:22,823 {\an8}はい。 (喜多村) ワン ツー スリー…。 195 00:10:22,889 --> 00:10:25,325 9頭身はあるよな。 (柴崎) ご本人の前で それは…。 196 00:10:25,392 --> 00:10:27,394 あっ そう。 (柴崎) はい。 197 00:10:32,399 --> 00:10:33,834 (博史) ハァ…。 198 00:10:33,900 --> 00:10:36,903 この中から選べって いわれてもな。 199 00:10:40,407 --> 00:10:42,342 (博史)《小早川さん→ 200 00:10:42,409 --> 00:10:44,845 優しい人だな》 201 00:10:44,911 --> 00:10:48,348 《あの 悪魔みたいな人とは えらい違いだ》 202 00:10:48,415 --> 00:10:51,418 (足音) 203 00:10:53,920 --> 00:10:55,355 フフフ…。 204 00:10:55,422 --> 00:10:57,858 (博史) あっ…。 >> どう? ちゃんとやってる? 205 00:10:57,924 --> 00:11:00,861 えっと… 人材活用ラボ。 206 00:11:00,927 --> 00:11:03,296 (博史) うん まぁ。 207 00:11:03,363 --> 00:11:06,299 でも正直 リストラ候補を 選ぶんで大変だけど。 208 00:11:06,366 --> 00:11:08,802 >> リストラ? (博史) あ~! 209 00:11:08,869 --> 00:11:11,805 何でも… 何でもない。 210 00:11:11,872 --> 00:11:15,308 そっちは どう? 総務部は。 211 00:11:15,375 --> 00:11:19,312 うん… とにかく忙しくて大変かな。 212 00:11:19,379 --> 00:11:21,314 覚えなきゃいけないこと たくさんあるし。 213 00:11:21,381 --> 00:11:23,316 (博史) そっか。 214 00:11:23,383 --> 00:11:26,820 《いいな 俺も そういう 普通のことで悩みたい》 215 00:11:26,887 --> 00:11:30,323 ねぇ いろいろ話したいし 今度 ごはんでも食べに行こうよ。 216 00:11:30,390 --> 00:11:34,394 (博史)《えっ 2人っきりで… 食事?》 217 00:11:35,395 --> 00:11:36,830 どうかした? 218 00:11:36,897 --> 00:11:38,832 (博史) あ~ 何でも。 219 00:11:38,899 --> 00:11:41,401 >> じゃあ 連絡するから。 (博史) うん。 220 00:11:49,409 --> 00:11:51,845 (博史)《バ~カ 向こうは ただの同期としか→ 221 00:11:51,912 --> 00:11:53,914 思ってないんだから》 222 00:11:57,918 --> 00:11:59,352 (眞子) 失礼します。 223 00:11:59,419 --> 00:12:02,289 おっ うわ~ わざわざ すいませんね おいでいただいて。 224 00:12:02,355 --> 00:12:04,791 カッコいいな 今日も。 225 00:12:04,858 --> 00:12:06,793 えっと 1頭身 2頭身…。 226 00:12:06,860 --> 00:12:08,795 (柴崎) 会長 セクハラとなりますので。 227 00:12:08,862 --> 00:12:10,797 あ~ そうかそうか。 (眞子) ご用件は? 228 00:12:10,864 --> 00:12:12,799 私 あの~→ 229 00:12:12,866 --> 00:12:16,303 話が回りくどいですよって よく この→ 230 00:12:16,369 --> 00:12:19,806 秘書の柴ちゃんからも 言われるんですけれども。 231 00:12:19,873 --> 00:12:22,809 え~ 率直に伺いますね。 232 00:12:22,876 --> 00:12:25,812 えっと あなたは→ 233 00:12:25,879 --> 00:12:27,814 ボウリングは お好きですか? 234 00:12:27,881 --> 00:12:29,816 (せき込み) (喜多村) あ~ そうか。 235 00:12:29,883 --> 00:12:31,318 ボウリングから持って来ようと 思ったんだけど→ 236 00:12:31,384 --> 00:12:34,321 あ~ そうか はい すいません ちゃんと伺いますね。 237 00:12:34,387 --> 00:12:36,823 私は一応ね あの~→ 238 00:12:36,890 --> 00:12:40,327 隠居の身では ありますけれども。 239 00:12:40,393 --> 00:12:43,830 まぁ 私の経営哲学というか→ 240 00:12:43,897 --> 00:12:47,834 1つ 心に決めていることが ありましてね その…。 241 00:12:47,901 --> 00:12:49,836 (眞子)「全ての社員は家族である」。 242 00:12:49,903 --> 00:12:53,340 あっ いや~ さすがですね。 243 00:12:53,406 --> 00:12:55,842 そうなんですよ。 244 00:12:55,909 --> 00:13:00,847 私にとって 全ての社員は 家族なんです。 245 00:13:00,914 --> 00:13:06,286 私の息子であり 娘であるんです。 246 00:13:06,353 --> 00:13:09,789 まぁ できの悪いコもいますよ。 247 00:13:09,856 --> 00:13:14,294 だけどね 子供ってのは かわいいもんですよ。 248 00:13:14,361 --> 00:13:17,797 ですから その かわいい子供達をね→ 249 00:13:17,864 --> 00:13:21,301 あなたが切り捨てる ということになると→ 250 00:13:21,368 --> 00:13:25,806 私も 心穏やかには ちょっといられないかなというか。 251 00:13:25,872 --> 00:13:30,310 (眞子) ですが 悪いコには お仕置きが必要では? 252 00:13:30,377 --> 00:13:32,812 あっ そうか へぇ~。 253 00:13:32,879 --> 00:13:36,816 いや~ でもね→ 254 00:13:36,883 --> 00:13:40,820 お仕置きをするとしても→ 255 00:13:40,887 --> 00:13:42,822 それは→ 256 00:13:42,889 --> 00:13:47,327 親である私がすることで→ 257 00:13:47,394 --> 00:13:50,397 少なくとも あなたじゃないでしょう。 258 00:13:52,899 --> 00:13:54,835 アハハ。 259 00:13:54,901 --> 00:13:57,837 何か ボウリングの話 したら したくなっちゃったな~。 260 00:13:57,904 --> 00:14:00,840 ハハ… 今度 一緒に 行きませんか? ボウリング。 261 00:14:00,907 --> 00:14:03,276 私ね ちなみにスコアはね…。 262 00:14:03,343 --> 00:14:06,846 (眞子) 結構です。 >> あっ… あ そう。 263 00:14:08,348 --> 00:14:09,849 (ドアが閉まる音) 264 00:14:12,352 --> 00:14:17,791 📱(振動音) 265 00:14:17,857 --> 00:14:19,793 (博史) もしもし。 266 00:14:19,859 --> 00:14:22,796 {\an8}(斉藤 修) どうだ仕事は 順調か? 267 00:14:22,862 --> 00:14:24,297 {\an8}📱 博史うん…。 268 00:14:24,364 --> 00:14:27,300 まぁ 何とか。 📱(修) 時間の無駄だ。 269 00:14:27,367 --> 00:14:29,369 強がるのは なしな。 270 00:14:30,370 --> 00:14:32,305 (博史) ちょっと しんどいかな。 271 00:14:32,372 --> 00:14:35,308 📱(修) しんどくない新入社員 なんて どこにいるんだ。 272 00:14:35,375 --> 00:14:37,811 新設された部署に 配属されたんだろ? 273 00:14:37,878 --> 00:14:39,813 (博史) うん。 274 00:14:39,879 --> 00:14:45,318 正直 他の同期が うらやましいっていうか。 275 00:14:45,385 --> 00:14:47,821 あれ 何で知ってんの? 276 00:14:47,888 --> 00:14:49,823 📱 そのこと。 277 00:14:49,889 --> 00:14:51,825 かあさんに話したんだろ? 278 00:14:51,891 --> 00:14:54,327 それで俺が…。 📱(博史) いや。 279 00:14:54,394 --> 00:14:57,330 話してないと思うけど…。 280 00:14:57,397 --> 00:15:00,834 {\an8}(斉藤 茜) ねぇ 東京の満員電車 って すごいんでしょ? 281 00:15:00,900 --> 00:15:02,769 ギュ~ギュ~詰めで 足つかなくて→ 282 00:15:02,836 --> 00:15:04,771 体 浮いちゃうんでしょ? 283 00:15:04,838 --> 00:15:08,775 (博史) あ~ もう浮く浮く 浮くよ 俺なんて もう毎日 浮いてる。 284 00:15:08,842 --> 00:15:12,846 ウソ ヤバい ちょっと乗ってみたいかも! 285 00:15:18,852 --> 00:15:21,288 あ~ 斉藤君 斉藤君 これ シュレッダーかけといて。 286 00:15:21,354 --> 00:15:23,290 (博史) はい。 >> よろしく。 287 00:15:23,356 --> 00:15:25,292 じゃあ そっち終わったら これも。 (博史) 分かりました。 288 00:15:25,358 --> 00:15:28,795 ⟨第2営業部に来て 5日がたった⟩ 289 00:15:28,862 --> 00:15:33,300 ⟨正直 忙し過ぎて 誰かを選ぶどころじゃないけど⟩ 290 00:15:33,366 --> 00:15:35,802 何か 君って不思議だよね。 291 00:15:35,869 --> 00:15:37,304 (博史) え? 292 00:15:37,370 --> 00:15:39,306 うちの部に すぐ なじんで。 293 00:15:39,372 --> 00:15:41,308 普通 新人来ると 結構 気ぃ使って→ 294 00:15:41,374 --> 00:15:44,811 仕事 振れないんだけどさ 君にはジャンジャン。 295 00:15:44,878 --> 00:15:46,813 (博史) いや 昔から→ 296 00:15:46,880 --> 00:15:48,815 そんな感じっていうか。 >> え? 297 00:15:48,882 --> 00:15:51,818 (博史) 実家でも よく妹から こき使われていて。 298 00:15:51,885 --> 00:15:54,321 ハハハっ 何か 目に浮かぶ。 299 00:15:54,387 --> 00:15:56,323 これから いろんな部署 回るんでしょ? 300 00:15:56,389 --> 00:15:59,326 あなたなら どこに行っても 大丈夫じゃないかな。 301 00:15:59,392 --> 00:16:01,328 (博史) そんなことは…。 (夏月) フフフ…。 302 00:16:01,394 --> 00:16:03,263 (眞子) 随分と…。 (夏月) あっ。 303 00:16:03,330 --> 00:16:06,266 (眞子) 伸び伸びと 仕事をしているようですね。 304 00:16:06,333 --> 00:16:08,268 (博史) 椿さん。 305 00:16:08,335 --> 00:16:10,270 (眞子) この部署のことも→ 306 00:16:10,337 --> 00:16:12,839 だいぶ分かって来たのでは? 307 00:16:14,841 --> 00:16:16,776 (眞子) 斉藤の上司の椿です。 308 00:16:16,843 --> 00:16:18,845 どうも。 309 00:16:23,850 --> 00:16:25,785 (眞子) 浅岡部長。 310 00:16:25,852 --> 00:16:27,787 斉藤が お世話になっていますので→ 311 00:16:27,854 --> 00:16:30,290 ひと言 ご挨拶をと思いまして。 312 00:16:30,357 --> 00:16:31,791 あ~ どうも。 313 00:16:31,858 --> 00:16:34,794 優秀な人材なんで 助かってますよ。 314 00:16:34,861 --> 00:16:37,797 (眞子) そう言っていただければ 斉藤も喜びます。 315 00:16:37,864 --> 00:16:39,866 では。 316 00:16:51,878 --> 00:16:55,815 (夏月) あなたの上司って なかなか独特な人ね。 317 00:16:55,882 --> 00:16:58,318 (博史) あ~ いや~。 318 00:16:58,385 --> 00:17:00,387 まぁ…。 319 00:17:02,822 --> 00:17:04,758 おい 児島君。 320 00:17:04,824 --> 00:17:06,760 頼んでおいた提案書は? 321 00:17:06,826 --> 00:17:08,762 (児島) あっ 明日には何とか。 322 00:17:08,828 --> 00:17:12,265 勘弁してくれよ それじゃ間に合わないじゃないか。 323 00:17:12,332 --> 00:17:14,334 すいません。 >> チッ。 324 00:17:14,334 --> 00:17:25,845 ♪~ 325 00:17:25,845 --> 00:17:28,782 (眞子) 児島昭利さん… ですか? 326 00:17:28,848 --> 00:17:31,785 (博史) はい そうです。 327 00:17:31,851 --> 00:17:34,287 リストラ候補を挙げるなら→ 328 00:17:34,354 --> 00:17:36,790 その人が 一番いいんじゃないかと。 329 00:17:36,856 --> 00:17:38,858 (眞子) その根拠は? 330 00:17:41,361 --> 00:17:43,797 (博史) あ… 明らかに→ 331 00:17:43,863 --> 00:17:47,801 児島さんは 仕事ができないというか。 332 00:17:47,867 --> 00:17:52,305 浅岡部長から… 他の社員からも怒られていて。 333 00:17:52,372 --> 00:17:55,308 完全に あの部から浮いてるんです。 334 00:17:55,375 --> 00:17:57,377 (眞子) では…。 335 00:17:58,878 --> 00:18:02,315 (眞子) 児島氏をリストラする。 336 00:18:02,382 --> 00:18:04,317 それで よろしいですね? 337 00:18:04,384 --> 00:18:06,319 (博史) 僕が決めるんですか? 338 00:18:06,386 --> 00:18:07,320 (眞子) ええ。 339 00:18:07,387 --> 00:18:12,325 (博史) いや あの あくまで僕は 候補を挙げるだけっていうか。 340 00:18:12,392 --> 00:18:14,828 実際 決めるのは 椿さんかと。 341 00:18:14,894 --> 00:18:18,331 (眞子) いえ あなたです。 342 00:18:18,398 --> 00:18:20,333 児島氏は 2005年入社。 343 00:18:20,400 --> 00:18:23,336 経理部 商品部を経て 第2営業部に配属となっています。 344 00:18:23,403 --> 00:18:27,340 出身は横浜 最終学歴は 関東第一大学・経済学部 卒業。 345 00:18:27,407 --> 00:18:29,342 昨年度の年収は 772万。 346 00:18:29,409 --> 00:18:31,845 2011年に 同僚だった女性社員と結婚。 347 00:18:31,911 --> 00:18:33,847 現在 4歳の娘がいます。 348 00:18:33,913 --> 00:18:37,350 住所は 東京都板橋区大山 2014年に 2LDKの新築マンションを→ 349 00:18:37,417 --> 00:18:40,854 4200万円で購入 ローンが残り27年。 350 00:18:40,920 --> 00:18:43,356 (博史) どうして… そんなことまで。 351 00:18:43,423 --> 00:18:45,358 (眞子) 児島夫人は現在 専業主婦。 352 00:18:45,425 --> 00:18:47,360 児島家の収入は 児島昭利氏にかかっています。 353 00:18:47,427 --> 00:18:49,863 職を失えば ローンの支払いが滞り→ 354 00:18:49,929 --> 00:18:52,932 生活費が枯渇することは 容易に想像できます。 355 00:18:54,934 --> 00:18:58,872 (眞子) あなたは あなたの決断で→ 356 00:18:58,938 --> 00:19:02,809 児島昭利氏をリストラする。 357 00:19:02,876 --> 00:19:04,811 それで よろしいですね? 358 00:19:04,878 --> 00:19:07,814 (博史) あの ちょっと待ってもらっても いいですか? 359 00:19:07,881 --> 00:19:10,316 何だか 自分が本当に→ 360 00:19:10,383 --> 00:19:13,887 児島さんの人生を 終わらせるような気がして。 361 00:19:15,388 --> 00:19:17,323 (眞子) なるほど。 362 00:19:17,390 --> 00:19:19,325 つまり あなたは→ 363 00:19:19,392 --> 00:19:23,329 自分の言葉に 何の責任も持たずに 発言している。 364 00:19:23,396 --> 00:19:26,833 そういうわけですね。 (博史) いや そんなつもりじゃ…。 365 00:19:26,900 --> 00:19:28,835 (眞子) じゃあ どんなつもりだと? 366 00:19:28,902 --> 00:19:30,837 あなたが 共亜火災保険の社員であり→ 367 00:19:30,904 --> 00:19:34,340 給与が発生している以上 会社に貢献する義務があります。 368 00:19:34,407 --> 00:19:37,343 何もしないで のうのうと 給与を貰うなんて許されない。 369 00:19:37,410 --> 00:19:39,345 それが嫌だというのなら→ 370 00:19:39,412 --> 00:19:41,848 退職願を出して 去る。 371 00:19:41,915 --> 00:19:44,417 その選択をしてください。 372 00:19:49,923 --> 00:19:52,358 (眞子) ごめんなさいね。 373 00:19:52,425 --> 00:19:55,862 正論過ぎる意見で 何の面白みもない。 374 00:19:55,929 --> 00:19:58,364 だけど あなたのような人には→ 375 00:19:58,431 --> 00:20:01,434 正論をぶつけるのが 一番いい。 376 00:20:04,871 --> 00:20:08,308 (博史)《もう一度 誰を選ぶか しっかり考えないと》 377 00:20:08,374 --> 00:20:14,814 📱(振動音) 378 00:20:14,881 --> 00:20:16,816 (博史) もしもし。 379 00:20:16,883 --> 00:20:20,320 ねぇ 斉藤君 今日 時間あったら ごはん どう? 380 00:20:20,386 --> 00:20:22,322 (博史) えっ…。 381 00:20:22,388 --> 00:20:25,325 あっ いいけど。 📱>> あ~ よかった。 382 00:20:25,391 --> 00:20:27,827 じゃあ お店に直接 来てくれる? 383 00:20:27,894 --> 00:20:29,829 前から行きたかった所があって。 384 00:20:29,896 --> 00:20:31,831 (博史) うん 分かった。 385 00:20:31,898 --> 00:20:34,334 《ちょっとくらい いいだろう》 386 00:20:34,400 --> 00:20:37,904 《彼女に会って 少しでも癒やされれば…》 387 00:20:38,905 --> 00:20:41,341 >> よう 斉藤 お疲れ! >> 疲れた顔してんね。 388 00:20:41,407 --> 00:20:43,843 (博史) 何で お前らまでいるんだよ。 389 00:20:43,910 --> 00:20:47,347 え? もしかして 藤堂さんと 2人って思ってたとか? 390 00:20:47,413 --> 00:20:49,349 (博史) そんなんじゃないから。 (真冬) 何? 何の話? 391 00:20:49,415 --> 00:20:51,351 (博史) いや別に何でも… 何でもない。 392 00:20:51,417 --> 00:20:53,853 >> でっ どう? 仕事は。 >> 人材活用ラボって→ 393 00:20:53,920 --> 00:20:55,855 結局 何をする所なわけ? 394 00:20:55,922 --> 00:20:58,358 (博史) 何って…。 395 00:20:58,424 --> 00:21:00,360 まぁ いろいろ。 396 00:21:00,426 --> 00:21:02,795 人事のこと全般みたいな。 397 00:21:02,862 --> 00:21:04,797 ふ~ん 頑張ってるんだ。 398 00:21:04,864 --> 00:21:06,799 (博史) 必死だけど…。 399 00:21:06,866 --> 00:21:08,801 今日も上司に散々 説教された。 400 00:21:08,868 --> 00:21:10,803 どんな人なの? その上司。 401 00:21:10,870 --> 00:21:14,307 (博史) コンサルタントの 椿さん。 402 00:21:14,374 --> 00:21:16,309 (関内:南雲:真冬) え!? >> それ ホント? 403 00:21:16,376 --> 00:21:18,811 あの悪魔みたいな? >> っていうか 悪魔そのものだろ! 404 00:21:18,878 --> 00:21:22,315 (博史) そうなんだよ その悪魔が なぜか俺の上司なの。 405 00:21:22,382 --> 00:21:24,317 それで さっきもさ→ 406 00:21:24,384 --> 00:21:27,820 「何もしないで のうのうと 給料 貰うなんて許されない」→ 407 00:21:27,887 --> 00:21:30,323 …とか説教されて。 (南雲) それは正論だろ。 408 00:21:30,390 --> 00:21:32,325 椿さんが正しい。 >> だね。 409 00:21:32,392 --> 00:21:33,826 うん。 410 00:21:33,893 --> 00:21:36,829 (博史) そこは も… もっと こう 味方になってよ! 411 00:21:36,896 --> 00:21:38,898 (南雲) ハハハ…。 (関内) なれません。 412 00:21:39,899 --> 00:21:42,402 (ノック) (伊東千紘) ちょっと いいかしら? 413 00:21:44,904 --> 00:21:48,841 (伊東千紘) 斉藤博史君が第2営業部に 行っていると聞きました。 414 00:21:48,908 --> 00:21:52,345 まさか 彼を使ってリストラ候補を 選んでるんじゃないわよね? 415 00:21:52,412 --> 00:21:55,848 (眞子) だとしたら 何だと? (伊東千紘) アッハハハ…。 416 00:21:55,915 --> 00:21:58,851 あきれた アハハハ。 417 00:21:58,918 --> 00:22:01,788 (眞子) 新入社員だからこそ できる仕事もあります。 418 00:22:01,854 --> 00:22:05,291 それに 人材の育成も→ 419 00:22:05,358 --> 00:22:07,293 私の重要な仕事です。 420 00:22:07,360 --> 00:22:10,296 (伊東千紘) 育成? 育成って→ 421 00:22:10,363 --> 00:22:14,300 あなたみたいな クビ切り役を もう一人つくるっていうこと? 422 00:22:14,367 --> 00:22:17,370 (博史) カンパイ! (真冬:関内:南雲) カンパ~イ! 423 00:22:20,373 --> 00:22:24,310 (伊東千紘) あなたのやり方では この会社は決して上を向かない。 424 00:22:24,377 --> 00:22:28,314 マイナスを切り捨てるより 今あるプラスを最大限に生かす。 425 00:22:28,381 --> 00:22:30,817 これも人事の重要な仕事よ。 426 00:22:30,883 --> 00:22:34,821 (眞子) 否定はしません 考え方の違いでしょう。 427 00:22:34,887 --> 00:22:37,824 (伊東千紘) 社長と結び付いていようと 関係ない。 428 00:22:37,890 --> 00:22:41,394 私は 人事部長として 社員を守るわ。 429 00:22:50,403 --> 00:22:52,839 (博史) 確認 お願いします。 >> はい ありがとう。 430 00:22:52,905 --> 00:22:55,408 あっ これ コピー10部 お願い。 (博史) はい。 431 00:22:57,410 --> 00:22:58,845 (博史) ハァ…。 432 00:22:58,911 --> 00:23:03,282 《誰を選べばいいのか 正直 全然分からないよ》 433 00:23:03,349 --> 00:23:05,284 《けど やらなきゃ マズいし…》 434 00:23:05,351 --> 00:23:10,356 《っていうか 何で俺が こんなに 苦しまなきゃいけないんだ》 435 00:23:18,364 --> 00:23:20,366 (博史) 何だ? 436 00:23:25,371 --> 00:23:27,306 (博史)「小早川夏月は→ 437 00:23:27,373 --> 00:23:30,877 浅岡部長からセクハラ…」!? 438 00:23:46,392 --> 00:23:49,328 (浅岡) あ~ 小早川君。 (夏月) はい。 439 00:23:49,395 --> 00:23:51,330 この間の企画書 なかなか良かったよ。 440 00:23:51,397 --> 00:23:53,332 (夏月) あ… ありがとうございます。 441 00:23:53,399 --> 00:23:55,401 また この調子で頼むよ。 442 00:23:57,904 --> 00:23:59,405 (博史) あっ! 443 00:24:02,842 --> 00:24:04,777 (博史) あっ すいません。 444 00:24:04,844 --> 00:24:06,846 何でもないです。 445 00:24:15,254 --> 00:24:17,190 何? 話って。 446 00:24:17,256 --> 00:24:18,691 (博史) いや…。 447 00:24:18,758 --> 00:24:22,695 直接 聞くのは どうかなって 思ったんですけど…。 448 00:24:22,762 --> 00:24:25,698 けど 他に思い付かなくって。 449 00:24:25,765 --> 00:24:27,700 すいません。 >> ん? 450 00:24:27,767 --> 00:24:31,704 (博史) その… 小早川さんが…。 451 00:24:31,771 --> 00:24:34,207 えっ 何? 452 00:24:34,273 --> 00:24:38,711 (博史) セクハラを受けてるって話が ありまして。 453 00:24:38,778 --> 00:24:41,214 浅岡部長から。 454 00:24:41,280 --> 00:24:44,717 その… それが もし もし本当だったら→ 455 00:24:44,784 --> 00:24:47,787 とんでもないことだなって。 456 00:24:50,289 --> 00:24:52,225 フッ フフフ…。 457 00:24:52,291 --> 00:24:56,729 え~? やだ 何それ 完全なデマ。 458 00:24:56,796 --> 00:24:58,731 (博史) え? 459 00:24:58,798 --> 00:25:00,733 そうなんですか。 (夏月) そうよ。 460 00:25:00,800 --> 00:25:02,668 浅岡部長 強引だからね。 461 00:25:02,735 --> 00:25:06,672 きっと敵も多くて 彼のこと はめようとしてんじゃない? 462 00:25:06,739 --> 00:25:10,243 セクハラなんて あるわけないでしょ フフっ。 463 00:25:11,744 --> 00:25:14,680 (博史) そ… そうですよね 僕も そうは思ってたんですけど…。 464 00:25:14,747 --> 00:25:16,182 (夏月) もういいかな? 465 00:25:16,249 --> 00:25:19,185 あなたも うちの部署にいるの あと少しなんだから。 466 00:25:19,252 --> 00:25:21,187 しっかりね。 467 00:25:21,254 --> 00:25:22,755 (博史) はい。 468 00:25:26,259 --> 00:25:27,760 (博史) ハァ…。 469 00:25:29,762 --> 00:25:32,698 (沖津) ん? あれ どうしたんだ? お前。 470 00:25:32,765 --> 00:25:35,201 (博史) 沖津さん。 471 00:25:35,268 --> 00:25:37,203 (沖津の鼻歌) 472 00:25:37,270 --> 00:25:40,206 (沖津) はいよ。 (博史) どうも。 473 00:25:40,273 --> 00:25:42,208 >> え? (博史) え? 474 00:25:42,275 --> 00:25:44,710 え? 475 00:25:44,777 --> 00:25:46,712 (博史) あ~ すいません。 476 00:25:46,779 --> 00:25:49,715 幾らですか? >> 150円。 477 00:25:49,782 --> 00:25:51,717 (博史) 150円。 (せき払い) 478 00:25:51,784 --> 00:25:53,719 (小銭が落ちる音) (博史) あっ すいません。 479 00:25:53,786 --> 00:25:56,222 (沖津) で? 何があったんだ? 480 00:25:56,289 --> 00:26:00,726 (博史) あの 第2営業部に小早川さんって 方がいるんですけど…。 481 00:26:00,793 --> 00:26:04,730 (沖津) あ~ 小早川さんな あ~ いいよな~。 482 00:26:04,797 --> 00:26:09,235 割と美人で 優しそうな感じでさ。 483 00:26:09,302 --> 00:26:12,738 お前 手ぇ出すなよ? 確か旦那も うちの会社だから。 484 00:26:12,805 --> 00:26:15,741 (博史) 出さないですよ っていうか よく知ってますね。 485 00:26:15,808 --> 00:26:18,244 大したことないって。 486 00:26:18,311 --> 00:26:21,247 で? その小早川さんが? (缶を開ける音) 487 00:26:21,314 --> 00:26:23,749 (博史) その小早川さんが…→ 488 00:26:23,816 --> 00:26:27,753 浅岡部長から セクハラ受けてるって 話があったんですけど。 489 00:26:27,820 --> 00:26:32,758 浅岡部長か… あ~ どうかな~? 490 00:26:32,825 --> 00:26:34,760 あの人 仕事できるし→ 491 00:26:34,827 --> 00:26:39,265 二枚目だから女性社員の人気も 高いけど…。 492 00:26:39,332 --> 00:26:43,769 中途で うちに入ってるから おかしなことしないと思うけどな。 493 00:26:43,836 --> 00:26:46,772 (博史) 大したことありますよ その情報能力。 494 00:26:46,839 --> 00:26:48,774 ん? そうか? 495 00:26:48,841 --> 00:26:53,779 (博史) まぁ そうですよね 小早川さんも セクハラないって言ってたし。 496 00:26:53,846 --> 00:26:57,783 まぁ つまり あれか? 浅岡部長がセクハラしてたら→ 497 00:26:57,850 --> 00:27:00,286 迷わずクビ切れたって そういうことか? 498 00:27:00,353 --> 00:27:02,288 (博史) いや そんな そんな ひどいことは…。 499 00:27:02,355 --> 00:27:06,726 まぁ でも リストラする候補が いないんだったら→ 500 00:27:06,792 --> 00:27:09,228 しょうがないんじゃねえの? 501 00:27:09,295 --> 00:27:10,796 (博史) はぁ。 502 00:27:16,402 --> 00:27:21,340 (博史)《確かに 沖津さんの言う通りだ 浅岡部長のセクハラは デマ》 503 00:27:21,407 --> 00:27:24,844 《正直 誰を選ぶべきかは 分からない》 504 00:27:24,910 --> 00:27:27,913 《だったら それを 逆手に取って…》 505 00:27:31,917 --> 00:27:33,853 (眞子) 何ですか? これは。 506 00:27:33,919 --> 00:27:36,856 (博史) 第2営業部に関する資料です。 507 00:27:36,922 --> 00:27:39,859 第2営業部は優秀な部です。 508 00:27:39,925 --> 00:27:43,362 これまで一度も 赤字を出したこともない。 509 00:27:43,429 --> 00:27:46,866 それを踏まえて 僕が出した結論は→ 510 00:27:46,932 --> 00:27:50,369 リストラをする必要は なし ということです。 511 00:27:50,436 --> 00:27:52,371 (眞子) なるほど。 512 00:27:52,438 --> 00:27:54,874 よくまとまってます。 513 00:27:54,940 --> 00:27:57,376 表面的には。 514 00:27:57,443 --> 00:28:00,880 (博史) 成績を残していない児島氏も 周りのレベルが高いので→ 515 00:28:00,946 --> 00:28:02,815 そう見えるだけといえます。 516 00:28:02,882 --> 00:28:05,317 他部署の同期の成績と 比べた場合→ 517 00:28:05,384 --> 00:28:07,820 明らかに劣るということは ありません。 518 00:28:07,887 --> 00:28:12,324 それに 浅岡部長がセクハラをしている という情報がありましたが→ 519 00:28:12,391 --> 00:28:15,327 それは デマだということが 分かりました。 520 00:28:15,394 --> 00:28:19,832 (眞子) そう セクシュアルハラスメントは デマ…。 521 00:28:19,899 --> 00:28:26,338 (博史) はい なので 第2営業部から リストラを出す必要はないかなと。 522 00:28:26,405 --> 00:28:30,409 (眞子) では この映像は どう説明を? 523 00:28:31,410 --> 00:28:34,847 📱(夏月) こういうの困るんです 何度もメール送って来て。 524 00:28:34,914 --> 00:28:37,850 📱(浅岡) 何度もって そっちが返事して来ないからだろ。 525 00:28:37,917 --> 00:28:40,920 📱(夏月) あんなメール 返しようもないじゃないですか! 526 00:28:42,421 --> 00:28:45,357 📱 何で? 君さえよければ→ 527 00:28:45,424 --> 00:28:47,860 こっちは すぐにでも ホテル行くんだからさ→ 528 00:28:47,927 --> 00:28:49,862 分かるだろ? 529 00:28:49,929 --> 00:28:51,363 📱 やめてください。 530 00:28:51,430 --> 00:28:53,365 (博史) この映像は? 531 00:28:53,432 --> 00:28:56,368 📱(浅岡) うちの部が 営業の花形だってことは→ 532 00:28:56,435 --> 00:28:58,370 もちろん分かってるよね? 533 00:28:58,437 --> 00:29:01,874 📱 今更 他の部署に行くのは→ 534 00:29:01,941 --> 00:29:04,810 寂しいと思うけどな~。 535 00:29:04,877 --> 00:29:09,315 📱 今たっぷり出てる残業代も→ 536 00:29:09,381 --> 00:29:11,383 どっか行っちゃうよ? 537 00:29:14,887 --> 00:29:16,322 ハァ…。 538 00:29:16,388 --> 00:29:21,393 (博史) すいません こんな映像 本人に見せて。 539 00:29:24,396 --> 00:29:30,402 (博史) けど 浅岡部長から セクハラされてるんですよね? 540 00:29:35,407 --> 00:29:41,347 実はね… 私 ガンを患ってる夫がいるの。 541 00:29:41,413 --> 00:29:42,848 (博史) え? 542 00:29:42,915 --> 00:29:47,853 この会社の人 経理で ずっと休職扱い。 543 00:29:47,920 --> 00:29:50,856 かなり進行してる。 544 00:29:50,923 --> 00:29:54,360 食い止めるには 最新の化学療法が必要で→ 545 00:29:54,426 --> 00:29:57,863 保険が利かないから高額なの。 546 00:29:57,930 --> 00:30:00,366 (博史) そうだったんですか。 547 00:30:00,432 --> 00:30:03,302 ねっ 分かるでしょ? 548 00:30:03,369 --> 00:30:06,805 ここで セクハラされてるとかで 騒いで→ 549 00:30:06,872 --> 00:30:08,807 おかしなことになったら困るの。 550 00:30:08,874 --> 00:30:12,878 (博史) だけど このままじゃ小早川さんが…。 551 00:30:14,380 --> 00:30:18,317 (博史) 会社に訴えましょう ここに証拠があるし。 552 00:30:18,384 --> 00:30:22,321 その… うまく説明できないけど→ 553 00:30:22,388 --> 00:30:24,323 僕の上の人が→ 554 00:30:24,390 --> 00:30:27,826 浅岡部長を辞めさせることに 協力してくれるはずなんです。 555 00:30:27,893 --> 00:30:30,896 あとは あなた自身が証言すれば。 556 00:30:34,900 --> 00:30:37,903 (博史) 僕は あなたを救いたいんです。 557 00:30:46,412 --> 00:30:48,847 分かった。 558 00:30:48,914 --> 00:30:52,918 彼がしたこと ちゃんと告発する。 559 00:30:56,422 --> 00:30:57,856 (眞子) 浅岡部長…。 560 00:30:57,923 --> 00:31:00,859 (博史) 小早川さんから 証言をもらえることになりました。 561 00:31:00,926 --> 00:31:04,296 セクハラ上司なんて 必要ありませんから。 562 00:31:04,363 --> 00:31:10,803 (眞子) では 第2営業部からは 部長の浅岡氏をリストラ対象とする。 563 00:31:10,870 --> 00:31:12,871 それで よろしいですね? 564 00:31:14,373 --> 00:31:16,375 (博史) はい。 565 00:31:22,381 --> 00:31:34,326 (心電計の音) 566 00:31:34,326 --> 00:31:36,428 あなた…。 (心電計の音) 567 00:31:36,428 --> 00:31:43,335 (心電計の音) 568 00:31:43,402 --> 00:31:45,404 (雷鳴) 569 00:31:50,409 --> 00:31:52,411 (優梨子) 頼まれていた資料です。 570 00:31:56,915 --> 00:31:59,919 (雷鳴) 571 00:32:04,356 --> 00:32:07,359 (雷鳴) 572 00:32:10,863 --> 00:32:13,299 \お待たせしました/ >> ありがとう。 573 00:32:13,365 --> 00:32:20,306 (足音) 574 00:32:20,372 --> 00:32:22,808 (眞子) お隣よろしいですか? 575 00:32:22,875 --> 00:32:24,877 (浅岡) これは 斉藤君の…。 576 00:32:29,381 --> 00:32:33,385 あぁ どうぞどうぞ 奇遇ですね。 577 00:32:34,887 --> 00:32:36,822 (眞子) よく来られるんですか? 578 00:32:36,889 --> 00:32:39,325 ええ 気に入ってるお店なんですよ。 579 00:32:39,391 --> 00:32:42,328 (眞子) 私は 雨宿りで入ったんですけど→ 580 00:32:42,394 --> 00:32:46,332 ツイてましたね お話がしたかったんです。 581 00:32:46,398 --> 00:32:48,334 またまた そんなことを。 582 00:32:48,400 --> 00:32:54,340 (眞子) 本当ですよ もちろん仕事のこともですが…。 583 00:32:54,406 --> 00:32:56,909 それ以外のことも いろいろと。 584 00:32:56,909 --> 00:33:02,414 ♪~ 585 00:33:22,534 --> 00:33:23,969 (ノック) 586 00:33:24,036 --> 00:33:26,038 (博史) 失礼します。 587 00:33:35,047 --> 00:33:37,483 (眞子) それでは始めます。 588 00:33:37,549 --> 00:33:39,985 これからのことは…。 589 00:33:40,052 --> 00:33:42,488 (電子音) (眞子) 全て録音させていただきます。 590 00:33:42,554 --> 00:33:45,491 (博史) 小早川夏月さん。 591 00:33:45,557 --> 00:33:49,995 あなたは 第2営業部の浅岡部長から→ 592 00:33:50,062 --> 00:33:52,498 セクハラ被害を受けている。 593 00:33:52,564 --> 00:33:55,567 それは事実ですね? 594 00:34:02,074 --> 00:34:05,010 いえ そんな事実はありません。 595 00:34:05,077 --> 00:34:07,012 (博史) 小早川さん! 596 00:34:07,079 --> 00:34:11,517 ちゃんと証言するって そう言ったじゃないですか! 597 00:34:11,583 --> 00:34:13,519 (眞子) なるほど。 598 00:34:13,585 --> 00:34:18,023 セクハラなど なかった 彼が一方的に騒いでいた。 599 00:34:18,090 --> 00:34:21,026 そういうことで よろしいですね? 600 00:34:21,093 --> 00:34:23,028 (博史) ちょっと待ってください! 601 00:34:23,095 --> 00:34:28,033 小早川さん 一体どうしたんですか? 602 00:34:28,100 --> 00:34:31,537 (眞子) セクハラは なかった。 (博史) でも証拠の映像は…。 603 00:34:31,603 --> 00:34:33,105 (眞子) お黙り!! 604 00:34:35,107 --> 00:34:38,110 (眞子) セクハラは なかった。 605 00:34:41,613 --> 00:34:44,049 (眞子) ということにしてでも→ 606 00:34:44,116 --> 00:34:47,119 隠したいことが あったんですものね。 607 00:34:48,620 --> 00:34:51,056 (博史) それは どういう…? 608 00:34:51,123 --> 00:34:56,628 (眞子) 旦那さんの治療には 莫大な費用が掛かりますから。 609 00:35:06,572 --> 00:35:10,008 (博史) これは何の書類ですか? 610 00:35:10,075 --> 00:35:12,511 (眞子) 小早川夏月さん。 611 00:35:12,578 --> 00:35:16,515 あなたは 売上成績を伸ばすために→ 612 00:35:16,582 --> 00:35:19,585 不正を行っていましたね? 613 00:35:21,587 --> 00:35:24,523 (眞子) 顧客との契約をいったん解除し→ 614 00:35:24,590 --> 00:35:26,525 また再契約をさせる。 615 00:35:26,592 --> 00:35:32,030 そうすれば 倍の契約を取って 来たように見せ掛けられる。 616 00:35:32,097 --> 00:35:37,035 これが証拠の書類です。 617 00:35:37,102 --> 00:35:39,037 (博史) そんな…。 618 00:35:39,104 --> 00:35:43,609 (眞子) 私も私なりに あなたのことを 調べていましたので。 619 00:35:45,611 --> 00:35:49,548 (眞子) あなたはセクハラを 告発することによって→ 620 00:35:49,615 --> 00:35:53,051 自分に注目が集まることを 恐れていた。 621 00:35:53,118 --> 00:35:59,558 注目されれば この不正が 明るみに出る危険性が高まるから。 622 00:35:59,625 --> 00:36:04,997 全ては ガンに むしばまれている 旦那さんの治療費のためでしょう。 623 00:36:05,063 --> 00:36:10,068 (心電計の音) 624 00:36:12,070 --> 00:36:14,006 (眞子) 同情はします。 625 00:36:14,072 --> 00:36:17,009 ですが あなたが行って来たことは→ 626 00:36:17,075 --> 00:36:21,013 重大な就業規則違反。 627 00:36:21,079 --> 00:36:26,084 人事部の人間として 見過ごすわけにはいきません。 628 00:36:34,593 --> 00:36:36,595 (眞子) 小早川夏月さん。 629 00:36:38,597 --> 00:36:43,602 (眞子) あなたには この会社を辞める 権利があります。 630 00:36:46,104 --> 00:36:48,106 (眞子) どうされますか? 631 00:37:05,057 --> 00:37:06,558 (はなをすする音) 632 00:37:10,562 --> 00:37:12,564 ハァ…。 633 00:37:53,105 --> 00:37:55,140 (キーボードを打つ音) 634 00:37:55,140 --> 00:37:57,109 悪魔。 (キーボードを打つ音) 635 00:37:59,111 --> 00:38:03,615 (キーボードを打つ音) 636 00:38:07,052 --> 00:38:09,488 (博史) 小早川さん! あの…! 637 00:38:09,554 --> 00:38:12,491 あの…! 638 00:38:12,557 --> 00:38:17,996 僕は あなたをどうしても助けたくて。 639 00:38:18,063 --> 00:38:20,999 それで…。 640 00:38:21,066 --> 00:38:25,570 けど 何も… 何もできなくて。 641 00:38:27,072 --> 00:38:30,575 (博史) だから その…。 642 00:38:30,575 --> 00:38:49,094 ♪~ 643 00:38:49,094 --> 00:38:52,531 (博史)《いいはずがない こんなんで いいはずが…》 644 00:38:52,597 --> 00:38:55,534 《たとえ 小早川さんが 間違っていたとしても→ 645 00:38:55,600 --> 00:38:58,537 もっと別のやり方があったはず》 646 00:38:58,603 --> 00:39:00,105 椿さん! 647 00:39:07,045 --> 00:39:09,548 📱(振動音) 648 00:39:17,556 --> 00:39:23,562 (足音) 649 00:39:27,065 --> 00:39:29,000 うれしいな。 650 00:39:29,067 --> 00:39:34,573 会社でも私に会いたいだなんて。 651 00:39:39,077 --> 00:39:43,014 昨日は もう少しっていうところで 帰っちゃったからね。 652 00:39:43,081 --> 00:39:45,016 寂しかったよ。 653 00:39:45,083 --> 00:39:48,086 その分 今日は…。 654 00:39:51,089 --> 00:39:52,023 ん? 655 00:39:52,090 --> 00:39:54,092 ぐっ! がっ! 656 00:39:59,097 --> 00:40:01,099 あ~ 痛っ! 657 00:40:03,101 --> 00:40:04,970 何すんだ! 痛っ! 658 00:40:05,036 --> 00:40:10,041 (眞子) これでセクハラがあったことは 私の身を持って証明できました。 659 00:40:13,044 --> 00:40:15,480 (眞子) 証拠もバッチリ。 660 00:40:15,547 --> 00:40:18,483 >> お前…! (眞子) お分かりですよね? 661 00:40:18,550 --> 00:40:21,486 これ以上の愚行を 繰り返すようでしたら→ 662 00:40:21,553 --> 00:40:24,489 どうなるのか? 663 00:40:24,556 --> 00:40:28,059 お仕事 頑張ってください。 664 00:40:37,569 --> 00:40:39,070 ハァ…。 665 00:40:53,585 --> 00:40:55,587 (伊東千紘) ハァ…。 666 00:41:01,593 --> 00:41:05,964 (伊東千紘) 報告書 読ませてもらったわ。 667 00:41:06,031 --> 00:41:09,968 (眞子) そうですか。 (伊東千紘) ねぇ あなた→ 668 00:41:10,035 --> 00:41:12,471 初めから知ってたんじゃないの? 669 00:41:12,537 --> 00:41:15,974 小早川さんが不正を 働いていることも知っていた。 670 00:41:16,041 --> 00:41:18,476 だけど下手に動けば気付かれて→ 671 00:41:18,543 --> 00:41:20,979 証拠を消されてしまうかも しれない。 672 00:41:21,046 --> 00:41:24,482 だから警戒されない 新入社員の斉藤君を送って→ 673 00:41:24,549 --> 00:41:27,552 その間に証拠を 固めてたんじゃないの? 674 00:41:29,054 --> 00:41:31,556 (眞子) 買いかぶり過ぎですよ。 675 00:41:38,563 --> 00:41:43,001 (博史) ⟨小早川さんが会社を辞めてから 1週間たった⟩ 676 00:41:43,068 --> 00:41:48,006 ⟨僕は そう簡単に気持ちを 切り替えられるわけもなくて…⟩ 677 00:41:48,073 --> 00:41:50,509 (夏月) 斉藤君? 678 00:41:50,575 --> 00:41:53,511 (博史) 小早川さん どうして今日は…。 679 00:41:53,578 --> 00:41:55,513 荷物取りに。 680 00:41:55,580 --> 00:41:58,583 (博史) そうなんですね。 (夏月) うん。 681 00:42:01,586 --> 00:42:07,459 (博史) あの あの… この間は ホントに すいませんでした。 682 00:42:07,525 --> 00:42:11,963 僕が軽はずみだったっていうか。 683 00:42:12,030 --> 00:42:14,466 もっと 他に方法が あったんじゃないかなって…。 684 00:42:14,532 --> 00:42:17,969 私 今 幸せよ。 685 00:42:18,036 --> 00:42:19,471 (博史) え? 686 00:42:19,538 --> 00:42:25,477 気付いたの 今の私と夫に必要なのは→ 687 00:42:25,543 --> 00:42:29,481 残された時間を大切に大切に→ 688 00:42:29,547 --> 00:42:32,550 一緒に過ごすことなんだって。 689 00:42:35,553 --> 00:42:39,057 会社辞めて ようやく そのことに。 690 00:42:40,558 --> 00:42:43,995 フフっ あの怖い人のおかげかもね。 691 00:42:44,062 --> 00:42:45,563 (博史) え? 692 00:42:47,565 --> 00:43:02,580 ♪~ じゃあ 頑張って。 693 00:43:02,580 --> 00:43:06,451 {\an8}(喜多村の声) 子供の頃ね 母親が作ってくれる→ 694 00:43:06,518 --> 00:43:08,954 {\an8}ぜんざいが もう大好きでね。 695 00:43:09,020 --> 00:43:11,456 {\an8}まぁ 今で言う スイーツなんていうものは→ 696 00:43:11,523 --> 00:43:13,458 {\an8}ない時代でしたからね。 697 00:43:13,525 --> 00:43:16,461 {\an8}だから ぜんざい作ってもらった時は→ 698 00:43:16,528 --> 00:43:18,463 {\an8}もう うれしくて うれしくてね。 699 00:43:18,530 --> 00:43:21,967 {\an8}一気に かき込んでね お腹パンパンにして。 700 00:43:22,033 --> 00:43:24,970 {\an8}結果 苦しくて苦しくて 悶絶してました ハハハ…。 701 00:43:25,036 --> 00:43:28,473 {\an8}(柴崎) 会長 お話が やはり 回りくどいかと。 702 00:43:28,540 --> 00:43:31,476 {\an8}あ~ 失礼失礼 失礼しました。 703 00:43:31,543 --> 00:43:36,982 {\an8}いや 私は まぁ 何を言いたいかっていうとね→ 704 00:43:37,048 --> 00:43:40,986 {\an8}一見 幸せそうに 見えることでもね→ 705 00:43:41,052 --> 00:43:43,989 {\an8}果たして本当に幸せなのかどうか。 706 00:43:44,055 --> 00:43:46,992 {\an8}まぁ 逆もしかりということでね。 707 00:43:47,058 --> 00:43:50,996 {\an8}あなたは そういったことを予見して→ 708 00:43:51,062 --> 00:43:55,000 {\an8}動いてたんじゃないのかなと 思えて来たんですが。 709 00:43:55,066 --> 00:43:59,004 {\an8}(眞子) 今日は午後に 早退を申請しておりますので→ 710 00:43:59,070 --> 00:44:01,006 {\an8}失礼いたします。 711 00:44:01,072 --> 00:44:04,009 {\an8}あ~ そう いや それは残念だね。 712 00:44:04,075 --> 00:44:06,511 {\an8}いつでも来てくださいね。 713 00:44:06,578 --> 00:44:11,082 {\an8}あっ ちなみにさ 今日どちらに お出掛けですか? 714 00:44:13,585 --> 00:44:15,520 (眞子) 斧ヶ崎に。 715 00:44:15,587 --> 00:44:17,589 斧ヶ崎。 716 00:44:26,097 --> 00:44:29,034 何者なんですか? 717 00:44:29,100 --> 00:44:31,102 あなたは。 718 00:44:40,612 --> 00:44:42,547 (大沢の声) 元気そうだな。 719 00:44:42,614 --> 00:44:46,051 \ああ おかげさまでな/ 720 00:44:46,117 --> 00:44:48,620 \どうしたんだよ 急に/ 721 00:44:52,123 --> 00:44:54,626 何かあったのか? 722 00:44:57,128 --> 00:45:02,133 今日は 息子さんの話をしに来たんだ。 723 00:45:08,073 --> 00:45:13,011 (博史) ⟨僕は その時 知るはずもなかった⟩ 724 00:45:13,078 --> 00:45:17,582 ⟨あの人が うちの会社に来た 本当の理由を⟩ 725 00:45:19,084 --> 00:45:21,519 (博史) ⟨そして 僕自身も→ 726 00:45:21,586 --> 00:45:25,023 とてつもなく大きな渦に→ 727 00:45:25,090 --> 00:45:27,592 のみ込まれようと していることを⟩