1 00:00:02,202 --> 00:00:04,137 (木づちの音) 2 00:00:04,137 --> 00:00:08,141 それでは 開廷します。 3 00:00:08,141 --> 00:00:13,614 これから始まるのは ちょっと不思議な裁判。 4 00:00:13,614 --> 00:00:17,284 裁かれる被告人は 王妃。 5 00:00:25,158 --> 00:00:28,295 私は 大平まみ 大学生。 6 00:00:28,295 --> 00:00:32,165 今回 裁判員の一人に選ばれた。 7 00:00:32,165 --> 00:00:35,168 私たち裁判員の下す判決が➡ 8 00:00:35,168 --> 00:00:40,641 被告人の これからの人生を 大きく左右する。 9 00:00:40,641 --> 00:00:43,544 責任重大だ! 10 00:00:43,544 --> 00:00:51,852 ♬~ 11 00:00:53,654 --> 00:00:58,325 検察官 今回の「白雪姫」裁判で➡ 12 00:00:58,325 --> 00:01:02,930 王妃が どんな罪を 犯したというのか 述べて下さい。 13 00:01:02,930 --> 00:01:07,434 はい。 起訴状を読み上げます。 14 00:01:07,434 --> 00:01:11,939 「白雪姫の美しさに嫉妬を募らせた 被告人の王妃は➡ 15 00:01:11,939 --> 00:01:16,610 白雪姫を殺す事を決意しました。➡ 16 00:01:16,610 --> 00:01:19,947 王妃は リンゴ売りのおばあさんに変装し➡ 17 00:01:19,947 --> 00:01:23,283 森で暮らす白雪姫を訪ねました。➡ 18 00:01:23,283 --> 00:01:26,620 そして 白雪姫に 毒を塗ったリンゴを食べさせ➡ 19 00:01:26,620 --> 00:01:29,523 殺そうとしました。➡ 20 00:01:29,523 --> 00:01:31,491 白雪姫は 偶然➡ 21 00:01:31,491 --> 00:01:34,294 現場を通りかかった王子に 救われたものの➡ 22 00:01:34,294 --> 00:01:37,965 一時 意識不明の重体に 陥りました。➡ 23 00:01:37,965 --> 00:01:39,900 王妃が犯した罪は➡ 24 00:01:39,900 --> 00:01:46,306 刑法第199条 第203条の 殺人未遂罪にあたります」。 25 00:01:46,306 --> 00:01:52,646 被告人 今 検察官が読み上げた 事実に 間違いはありませんか? 26 00:01:52,646 --> 00:01:54,982 まるで違います。 27 00:01:54,982 --> 00:01:59,853 私は 白雪姫に 会いに行ってなんかいません。 28 00:01:59,853 --> 00:02:03,790 (裁判長) 弁護人の意見は いかがですか? 29 00:02:03,790 --> 00:02:08,929 王妃は 犯人ではありません。 無実です。 30 00:02:08,929 --> 00:02:14,801 王妃は 犯行を全面否定か…。 31 00:02:14,801 --> 00:02:19,439 もし 王妃が犯人じゃないのに 有罪にしてしまったら➡ 32 00:02:19,439 --> 00:02:23,276 無実の人を刑務所に送る事になる。 33 00:02:23,276 --> 00:02:28,582 王妃は 本当に 白雪姫を 殺そうとしたんだろうか…。 34 00:02:32,285 --> 00:02:39,159 まず 検察側は 被害者である 白雪姫を証人に呼んだ。 35 00:02:39,159 --> 00:02:42,996 あなたは 森で暮らす前 どこで暮らしていましたか? 36 00:02:42,996 --> 00:02:47,467 お城です。 王妃と一緒に暮らしていました。 37 00:02:47,467 --> 00:02:51,972 王妃には 小さい頃から いつも いじめられていました。➡ 38 00:02:51,972 --> 00:02:55,308 王妃は 毎晩 魔法の鏡に➡ 39 00:02:55,308 --> 00:02:58,979 「この世で一番美しいのは誰?」と 聞いていました。 40 00:02:58,979 --> 00:03:03,250 鏡が「それは白雪姫です」と 答えると➡ 41 00:03:03,250 --> 00:03:07,587 いつも 荒れ狂い 私を罵りました。 42 00:03:07,587 --> 00:03:09,923 「あなたの美しさが憎い!➡ 43 00:03:09,923 --> 00:03:14,261 あなたさえ いなければ 私が一番なのに!」って…。 44 00:03:14,261 --> 00:03:17,597 そのあと あなたは お城を出ましたね? 45 00:03:17,597 --> 00:03:22,936 半年前から 森の小屋で 1人で暮らしています。 46 00:03:22,936 --> 00:03:28,275 では 次に 事件当日について お聞きしますね。 47 00:03:28,275 --> 00:03:31,611 あなたは リンゴ売りのおばあさんが 王妃だとは➡ 48 00:03:31,611 --> 00:03:33,547 気付かなかったんですか? 49 00:03:33,547 --> 00:03:36,283 最初は 気付きませんでした。 50 00:03:36,283 --> 00:03:39,119 すっかり おばあさんの声でしたから。➡ 51 00:03:39,119 --> 00:03:42,022 それに 大きなフードを すっぽり かぶって➡ 52 00:03:42,022 --> 00:03:45,292 鼻も 魔女のように 大きかったんです。 53 00:03:45,292 --> 00:03:47,627 なるほど…。 54 00:03:47,627 --> 00:03:51,965 王妃は変装して あなたを 油断させるつもりだったんですね。 55 00:03:51,965 --> 00:03:54,634 はい。 おばあさんに➡ 56 00:03:54,634 --> 00:03:58,305 「めったに手に入らない おいしいリンゴだ」と言われて➡ 57 00:03:58,305 --> 00:04:00,574 思わず ドアを開けてしまいました。 58 00:04:00,574 --> 00:04:04,244 あなたは リンゴが お好きですか? 59 00:04:04,244 --> 00:04:07,147 はい。 この世で一番好きなんです。 60 00:04:07,147 --> 00:04:10,584 それで 王妃は リンゴを…。 61 00:04:10,584 --> 00:04:12,919 リンゴを食べたら どうなりましたか? 62 00:04:12,919 --> 00:04:17,591 胸が急に苦しくなって➡ 63 00:04:17,591 --> 00:04:20,494 何だか 意識が朦朧としてきました。➡ 64 00:04:20,494 --> 00:04:25,465 もがき苦しむ私を見て おばあさんが高笑いをしたんです。 65 00:04:25,465 --> 00:04:29,603 それが あの恐ろしい王妃の声で…。 66 00:04:29,603 --> 00:04:33,774 その後 私は気を失いました。 67 00:04:33,774 --> 00:04:39,579 気が付くと 王妃の姿はなくて 隣の国の王子がいました。 68 00:04:39,579 --> 00:04:44,284 王子が現れなければ あなたは 死ぬところだったんですね…。 69 00:04:44,284 --> 00:04:50,157 はい。 今 思い出しても ぞっとします。 70 00:04:50,157 --> 00:04:55,629 弁護人 反対尋問を どうぞ。 はい。 71 00:04:55,629 --> 00:05:00,901 あなたは おばあさんの高笑いを聞いて➡ 72 00:05:00,901 --> 00:05:04,771 おばあさんが王妃だと 気付いたんですね? 73 00:05:04,771 --> 00:05:06,773 はい そうです。 74 00:05:06,773 --> 00:05:11,411 でも その時 既に 毒が回って➡ 75 00:05:11,411 --> 00:05:15,248 意識が 朦朧としていたんですよね? 76 00:05:15,248 --> 00:05:20,921 そんな状況の中で まともな判断が できるもんでしょうか? 77 00:05:20,921 --> 00:05:23,824 王妃の高笑いは 今も 悪夢に うなされるほど➡ 78 00:05:23,824 --> 00:05:28,094 頭に こびりついているんです! 79 00:05:28,094 --> 00:05:35,836 では 次に あなたを助けた 王子について伺います。 80 00:05:35,836 --> 00:05:41,641 あなたは 事件前から 王子の事を知っていましたか? 81 00:05:41,641 --> 00:05:44,544 王子に会ったのは その時が初めてです。 82 00:05:44,544 --> 00:05:47,948 ほう~ 「初めて」ですか。 83 00:05:47,948 --> 00:05:51,284 (白雪姫)はい…。 ほう~。 84 00:05:51,284 --> 00:05:54,187 あなたは 広い森の中で➡ 85 00:05:54,187 --> 00:05:59,159 偶然 王子に助けられた。 86 00:05:59,159 --> 00:06:03,563 お美しい上に運もお強いんですね。 (机をたたく音) 87 00:06:03,563 --> 00:06:08,235 異議あり! 美しい事以外 本件には関係ありません! 88 00:06:08,235 --> 00:06:10,904 以上です。 89 00:06:10,904 --> 00:06:18,245 確かに 白雪姫は すごい偶然で 王子に命を救われた。 90 00:06:18,245 --> 00:06:23,950 でも 何で 弁護人は 王子について 聞いたんだろう…。 91 00:06:27,921 --> 00:06:36,263 次に検察官が呼んだ証人は 以前 お城で働いていた狩人だ。 92 00:06:36,263 --> 00:06:39,933 白雪姫が お城を出た 事件の半年前➡ 93 00:06:39,933 --> 00:06:43,603 あなたは 王妃に何か命じられましたか? 94 00:06:43,603 --> 00:06:48,275 白雪姫を森へ連れ出して殺せって 言われたよ。 95 00:06:48,275 --> 00:06:50,210 (どよめき) 96 00:06:50,210 --> 00:06:53,146 「白雪姫を殺せ」と! 97 00:06:53,146 --> 00:06:56,616 あなたは その命令を実行しましたか? 98 00:06:56,616 --> 00:07:01,221 何の罪もねえ白雪姫を 殺せっこねえじゃない。 99 00:07:01,221 --> 00:07:03,890 で 森へ逃がしてやったんだ。 100 00:07:03,890 --> 00:07:07,227 王妃には 何と伝えたんですか? 101 00:07:07,227 --> 00:07:11,564 「白雪姫を殺した」って うそをついたよ。 102 00:07:11,564 --> 00:07:14,467 白雪姫が生きてるって バレたら➡ 103 00:07:14,467 --> 00:07:16,903 王妃に…➡ 104 00:07:16,903 --> 00:07:20,774 王妃に 何をされるか 分かったもんじゃねえからな。 105 00:07:20,774 --> 00:07:24,778 今回の事件も 王妃の仕業だと思いますか? 106 00:07:24,778 --> 00:07:29,249 いや~ それは分かんねえけどさ➡ 107 00:07:29,249 --> 00:07:36,122 王妃は 嫉妬と執念の塊みたいな 人だって事だけは言えるね。 108 00:07:36,122 --> 00:07:42,262 じゃあ もし 白雪姫が 生きている事を王妃が知ったら➡ 109 00:07:42,262 --> 00:07:45,565 息の根を止めに行くかも! 110 00:07:47,133 --> 00:07:52,272 あなたは 王妃が 白雪姫を殺すよう命じた事を➡ 111 00:07:52,272 --> 00:07:54,607 誰かに話しましたか? 112 00:07:54,607 --> 00:07:58,278 ああ 白雪姫には言ったよ。 113 00:07:58,278 --> 00:08:02,148 つまり 白雪姫は➡ 114 00:08:02,148 --> 00:08:09,222 王妃が自分の命を奪おうと している事を知ってしまった…。 115 00:08:09,222 --> 00:08:15,562 王妃に 特別な感情を抱いても 不思議ではありませんね。 116 00:08:15,562 --> 00:08:18,898 特別な感情…? 117 00:08:18,898 --> 00:08:24,771 では 事件の3日前の事について お伺いします。 118 00:08:24,771 --> 00:08:29,075 あなたは 森の中で 何か見たそうですね。 119 00:08:30,910 --> 00:08:32,846 ああ ああ ああ! 120 00:08:32,846 --> 00:08:36,583 森で狩りをしてたら 白雪姫を見かけたよ。 121 00:08:36,583 --> 00:08:40,920 白雪姫は 何をしていましたか? 122 00:08:40,920 --> 00:08:45,258 若い男と 切り株に腰掛けて おしゃべりしてたよ。 123 00:08:45,258 --> 00:08:47,594 ほう~。 124 00:08:47,594 --> 00:08:53,266 その若い男って… この人ですか? 125 00:08:53,266 --> 00:08:56,936 ああ よ~く似てるね~。 126 00:08:56,936 --> 00:08:59,272 ほう~。 127 00:08:59,272 --> 00:09:03,543 あなたは この人が白雪姫の命を助けた➡ 128 00:09:03,543 --> 00:09:06,880 王子だという事を 知っていましたか?(どよめき) 129 00:09:06,880 --> 00:09:11,751 へえ~ そうなんだ。 ちょっと! 勝手な事言わないで! 130 00:09:11,751 --> 00:09:16,222 白雪姫と王子って 事件の前から 知り合いだったの? 131 00:09:16,222 --> 00:09:20,093 じゃあ 何で初めて会ったなんて➡ 132 00:09:20,093 --> 00:09:24,397 うそをつく必要が あったんだろう…。 133 00:09:29,235 --> 00:09:33,106 いよいよ 被告人の王妃への質問だ。 134 00:09:33,106 --> 00:09:36,109 まずは 弁護人から。 135 00:09:36,109 --> 00:09:41,581 では 犯行に使われたリンゴについて 伺います。 136 00:09:41,581 --> 00:09:47,454 リンゴには あなたの指紋は 一つも ついていませんでした。 137 00:09:47,454 --> 00:09:52,225 当然です。 私は 触っていないんですから。 138 00:09:52,225 --> 00:09:56,930 ところが 犯行に使われた ケープと付け鼻には➡ 139 00:09:56,930 --> 00:09:59,833 あなたの指紋がついていた。 140 00:09:59,833 --> 00:10:01,801 これは 一体 どういう事でしょう? 141 00:10:01,801 --> 00:10:08,274 当然ですよ。 私の持ち物なんですから。 142 00:10:08,274 --> 00:10:13,947 それであれば あなたの指紋がついていて当然だ。 143 00:10:13,947 --> 00:10:18,284 でも なぜ そんなものを お持ちだったんですか? 144 00:10:18,284 --> 00:10:23,156 お城で行われる仮装パーティー用に 買ったんです。 145 00:10:28,928 --> 00:10:34,634 では どうして あなたの仮装パーティー用の衣装が➡ 146 00:10:34,634 --> 00:10:36,970 犯行に使われたのか…? 147 00:10:36,970 --> 00:10:41,841 誰かが こっそり 部屋から持ち出したのよ。 148 00:10:41,841 --> 00:10:44,844 部屋から持ち出す? ええ。 149 00:10:44,844 --> 00:10:51,317 事件のあった夜 夕食を食べて お茶を飲んだ途端➡ 150 00:10:51,317 --> 00:10:57,190 すっごい眠気が襲ってきたの。 それで 朝まで ぐっすり! 151 00:10:57,190 --> 00:11:02,262 誰か お茶に 眠り薬でも 入れたんじゃないかしら。 152 00:11:02,262 --> 00:11:05,932 誰かに はめられたんですね! 153 00:11:05,932 --> 00:11:10,803 あなたを はめたのは誰か 思い当たる人は いますか? 154 00:11:10,803 --> 00:11:13,606 さあ 誰かしら。 155 00:11:13,606 --> 00:11:18,478 お城の者は みんな 私の事を嫌っていますから。 156 00:11:18,478 --> 00:11:24,951 でも 白雪姫の事は みんな大好き。 157 00:11:24,951 --> 00:11:31,958 昔から あの子の言う事なら 何だって聞くのよね~。 158 00:11:33,626 --> 00:11:39,299 えっ? つまり 白雪姫が お城の人と手を組んで➡ 159 00:11:39,299 --> 00:11:42,202 王妃を犯人に仕立てたって事? 160 00:11:42,202 --> 00:11:47,974 若い男と 切り株に腰掛けて おしゃべりしてたよ。 161 00:11:47,974 --> 00:11:51,778 もしかして 王子も その仲間? 162 00:11:54,847 --> 00:11:58,318 では 事件があった日➡ 163 00:11:58,318 --> 00:12:00,587 あなたが朝まで ぐっすり眠っていたという➡ 164 00:12:00,587 --> 00:12:03,256 アリバイを 証明できる人は いますか? 165 00:12:03,256 --> 00:12:05,191 いいえ おりません。 166 00:12:05,191 --> 00:12:07,193 アリバイは ないという事ですね。 167 00:12:10,129 --> 00:12:14,267 ところで あなた リンゴが お好きですか? 168 00:12:14,267 --> 00:12:16,202 好きではありません。 169 00:12:16,202 --> 00:12:20,940 あれ~? おかしいですね~。 170 00:12:20,940 --> 00:12:23,843 あなたのパソコンの検索履歴を 調べたところ➡ 171 00:12:23,843 --> 00:12:25,812 事件の5日前に➡ 172 00:12:25,812 --> 00:12:30,283 「おいしいりんご」と 検索した跡があったんですけど➡ 173 00:12:30,283 --> 00:12:33,953 リンゴが お好きでないのに なぜ調べたんですか? 174 00:12:33,953 --> 00:12:38,625 異議あり! 本件とは関係ありません! 175 00:12:38,625 --> 00:12:41,294 私が食べるためですわ。 176 00:12:41,294 --> 00:12:45,164 リンゴが お好きでないと おっしゃいましたよね? 177 00:12:49,168 --> 00:12:53,306 でも 白雪姫と 同じものが好きだなんて➡ 178 00:12:53,306 --> 00:12:59,646 私のプライドが許さない。 だから こっそり取り寄せたの。 179 00:12:59,646 --> 00:13:03,916 そんなの言い逃れよ! そのリンゴを私に食べさせたのよ! 180 00:13:03,916 --> 00:13:05,852 (木づちの音) 静粛に! 181 00:13:05,852 --> 00:13:11,357 もう~ 認めなさいよ! この ばばあ! 182 00:13:14,927 --> 00:13:17,764 あんたが私を はめたくせに! 183 00:13:17,764 --> 00:13:20,600 あんたが私を 殺そうとしたんでしょうが! 184 00:13:20,600 --> 00:13:23,636 やめなさい! 185 00:13:23,636 --> 00:13:25,938 (木づちの音) 静粛に! 186 00:13:25,938 --> 00:13:28,608 あら~。 187 00:13:28,608 --> 00:13:34,113 王妃と白雪姫 どちらを信用すればいいんだろう。 188 00:13:37,950 --> 00:13:42,622 裁判員の皆さん。 王妃の殺意は明白であり➡ 189 00:13:42,622 --> 00:13:45,958 王妃の犯行を裏付ける証拠は 十分に そろっています。 190 00:13:45,958 --> 00:13:50,630 更に 王妃の犯行当日のアリバイは ありません。 191 00:13:50,630 --> 00:13:54,801 白雪姫が 王妃をはめたという主張は➡ 192 00:13:54,801 --> 00:13:58,638 罪を逃れるための たわ言にすぎません。 193 00:13:58,638 --> 00:14:01,541 王妃は有罪です。 194 00:14:01,541 --> 00:14:03,476 裁判員の皆さん。 195 00:14:03,476 --> 00:14:10,583 犯行に使われたリンゴには 王妃の指紋はありません。 196 00:14:10,583 --> 00:14:16,456 犯人の高笑いが 王妃の声だったと 白雪姫は証言しましたが➡ 197 00:14:16,456 --> 00:14:22,929 意識が遠のく中での記憶を どこまで信じられるでしょうか。 198 00:14:22,929 --> 00:14:27,600 王妃を犯人だとする証拠は 不十分です。 199 00:14:27,600 --> 00:14:31,270 王妃は無罪です。 200 00:14:31,270 --> 00:14:34,941 これで全ての審理が終わりました。 201 00:14:34,941 --> 00:14:40,613 これから 裁判員の皆さんと 判決を話し合います。 202 00:14:40,613 --> 00:14:45,485 王妃は 白雪姫を 殺そうとしたんだろうか。 203 00:14:45,485 --> 00:14:49,956 それとも 無罪なんだろうか。 204 00:14:49,956 --> 00:14:52,759 どっちなんだろう。