1 00:02:31,073 --> 00:02:35,077 ・~ 2 00:02:35,077 --> 00:02:38,080 (新免武蔵) 叩きのめされるより・ 3 00:02:38,080 --> 00:02:41,583 叩きのめす ほうになれ。・ 4 00:02:41,583 --> 00:02:43,585 這いつくばるより・ 5 00:02:43,585 --> 00:02:46,585 這いつくばらせる ほうになれ 6 00:02:49,091 --> 00:02:52,094 死んでいくより・ 7 00:02:52,094 --> 00:02:54,094 生き残るほうになれ 8 00:02:56,098 --> 00:03:00,102 吉岡に 這いつくばったままでは・ 9 00:03:00,102 --> 00:03:02,602 俺は 生きてはいけない 10 00:03:04,606 --> 00:03:19,121 ・~(テーマ音楽) 11 00:03:19,121 --> 00:03:31,621 ・~ 12 00:04:39,067 --> 00:04:42,067 (雷鳴) 13 00:05:44,566 --> 00:05:51,066 (風の音) 14 00:05:59,581 --> 00:06:02,083 俺に 恐れをなして・ 15 00:06:02,083 --> 00:06:04,583 姿を現さんのか 武蔵。 16 00:06:10,091 --> 00:06:13,094 (清十郎)怖気づいたか 武蔵 17 00:06:13,094 --> 00:06:15,096 どこだ・ 18 00:06:15,096 --> 00:06:17,096 どこにおる・ 19 00:06:21,102 --> 00:06:23,104 ここだ 20 00:06:23,104 --> 00:06:25,104 吉岡清十郎 21 00:06:28,109 --> 00:06:32,047 ずっと そこに おったのか? 22 00:06:32,047 --> 00:06:34,049 そうだ。 23 00:06:34,049 --> 00:06:37,552 俺が いらだつのを 待っていたか? 24 00:06:37,552 --> 00:06:42,057 お主が 人で来るか どうか・ 25 00:06:42,057 --> 00:06:45,560 様子を 見ていたのだ。 26 00:06:45,560 --> 00:06:48,563 俺を 信じて なかったか・ 27 00:06:48,563 --> 00:06:52,567 道場の稽古とは 違う。 28 00:06:52,567 --> 00:06:57,072 安易に 相手を信ずれば・ 29 00:06:57,072 --> 00:07:01,076 己が 命を 落とす事になる。 30 00:07:01,076 --> 00:07:08,083 (強い風の音) 31 00:07:08,083 --> 00:07:10,085 甘いぞ 武蔵 32 00:07:10,085 --> 00:07:13,088 やすやすと 風上を渡すと 思うか? 33 00:07:13,088 --> 00:07:23,088 (強い風の音) 34 00:07:39,047 --> 00:07:41,049 二の太刀は 無用。 35 00:07:41,049 --> 00:07:43,051 それが 吉岡憲法の流儀だ 36 00:07:43,051 --> 00:07:45,551 や~っ 37 00:08:01,069 --> 00:08:03,069 うわ~ 38 00:08:08,076 --> 00:08:14,082 ・~ 39 00:08:14,082 --> 00:08:18,086 二の太刀を 見せるのか…? 40 00:08:18,086 --> 00:08:20,086 吉岡清十郎 41 00:08:25,093 --> 00:08:27,095 これまで 42 00:08:27,095 --> 00:08:51,553 ・~ 43 00:08:51,553 --> 00:08:53,553 誰じゃ? 44 00:08:57,058 --> 00:08:59,058 朱実…。 45 00:09:01,062 --> 00:09:03,565 うちの奴らを呼べ 朱実。 46 00:09:03,565 --> 00:09:10,071 ・~ 47 00:09:10,071 --> 00:09:12,073 朱実 48 00:09:12,073 --> 00:09:23,084 ・~ 49 00:09:23,084 --> 00:09:30,024 (清十郎を捜す声) 50 00:09:30,024 --> 00:09:32,024 (伝七郎)兄上 51 00:09:35,029 --> 00:09:37,031 (小橋)大丈夫ですか? 若先生。 52 00:09:37,031 --> 00:09:39,033 触るな 53 00:09:39,033 --> 00:09:41,536 (太田黒)肩を 砕かれたのですか? 54 00:09:41,536 --> 00:09:43,538 戸板を 持ってこい。 55 00:09:43,538 --> 00:09:46,541 その辺の家に行って 戸板を 持ってこい 56 00:09:46,541 --> 00:09:48,541 待て 57 00:09:50,545 --> 00:09:52,547 立って下さい 兄上。 58 00:09:52,547 --> 00:09:54,549 立てんのだ…。 59 00:09:54,549 --> 00:09:57,051 たかが 右手1本。 60 00:09:57,051 --> 00:10:01,055 左の手を振れば 歩けない事はない。 61 00:10:01,055 --> 00:10:04,058 伝七郎…。 62 00:10:04,058 --> 00:10:07,061 そろそろ 百姓も 起きてる頃…。 63 00:10:07,061 --> 00:10:11,065 「吉岡流の当主が 戸板に乗って 戻った」と 噂されては・ 64 00:10:11,065 --> 00:10:13,067 吉岡の名が 地に落ちる。 65 00:10:13,067 --> 00:10:16,567 急いで 忠庵先生を 蓮台寺まで 呼んでこい。 66 00:10:20,074 --> 00:10:22,076 (門弟たち)若 67 00:10:22,076 --> 00:10:24,078 (太田黒) 静かにしろ 68 00:10:24,078 --> 00:10:27,582 肩の骨が 微塵に砕けている。 69 00:10:27,582 --> 00:10:30,018 このまま ほうっておくと・ 70 00:10:30,018 --> 00:10:34,022 内部に溢れている血が 臓物を侵し・ 71 00:10:34,022 --> 00:10:36,024 頭に上がってくる。 72 00:10:36,024 --> 00:10:38,026 どうすれば…? 73 00:10:38,026 --> 00:10:41,029 すぐに 腕を 斬り落とすのだ。 74 00:10:41,029 --> 00:10:46,029 それが 命を救う 唯の道。 75 00:10:48,036 --> 00:10:51,036 (藤次)俺が斬ろうか? 伝七郎。 76 00:10:53,041 --> 00:10:55,543 私が 斬ります。 77 00:10:55,543 --> 00:10:58,046 これは…・ 78 00:10:58,046 --> 00:11:00,046 弟の私が やるべき事。 79 00:11:02,050 --> 00:11:04,050 やれるのか? お主に。 80 00:11:29,077 --> 00:11:33,514 兄上…・ 81 00:11:33,514 --> 00:11:35,514 覚悟 82 00:11:37,518 --> 00:11:42,023 (藤次)伝七郎はな… 見すると 優男に見えるが・ 83 00:11:42,023 --> 00:11:44,525 清十郎よりも ずっと 腕が立つ。 84 00:11:44,525 --> 00:11:50,031 (お甲)伝七郎が 武蔵を倒したら あんたの出る幕は なくなるわね。 85 00:11:50,031 --> 00:11:53,034 あ… 小次郎は? 86 00:11:53,034 --> 00:11:58,039 この間 「銭を貸してくれ」と 頼みにきてね。 どうした? 87 00:11:58,039 --> 00:12:00,541 二つ返事で 貸してやったよ。 88 00:12:00,541 --> 00:12:02,543 あの女を 店に出せば・ 89 00:12:02,543 --> 00:12:05,546 そんな金 すぐ取り戻せる。 90 00:12:05,546 --> 00:12:08,049 悪だな お前は。 91 00:12:08,049 --> 00:12:10,549 あんたほどじゃ ないけどね。 92 00:12:12,553 --> 00:12:15,056 (朱実)また 2人で 悪だくみ? 93 00:12:15,056 --> 00:12:18,059 親に向かって 何て事 言うんだよ。 94 00:12:18,059 --> 00:12:21,062 親だから よく分かってるのよ。 95 00:12:21,062 --> 00:12:26,067 この子… 清十郎が 肩をやられて もがいているところを・ 96 00:12:26,067 --> 00:12:28,569 じっと 見てやったんだって。 97 00:12:28,569 --> 00:12:30,571 何? 98 00:12:30,571 --> 00:12:33,074 いい気味だった…。 99 00:12:33,074 --> 00:12:35,076 すっとしたよ。 100 00:12:35,076 --> 00:12:37,578 悪だな この娘も。 101 00:12:37,578 --> 00:12:40,078 私の子だからね…。 102 00:12:44,686 --> 00:12:47,588 (小次郎)俺に 「吉岡の指南役になれ」と? 103 00:12:47,588 --> 00:12:49,590 そうだ。 104 00:12:49,590 --> 00:12:51,592 お主は どうする? 105 00:12:51,592 --> 00:12:54,092 俺は 道場を もらい受ける。 106 00:12:57,098 --> 00:12:59,600 断る。 107 00:12:59,600 --> 00:13:02,603 なぜだ? 108 00:13:02,603 --> 00:13:05,606 吉岡道場のような ちっぽけなものは・ 109 00:13:05,606 --> 00:13:07,606 俺は 欲しくないだけだ。 110 00:13:09,610 --> 00:13:12,613 お主 何を考えておる? 111 00:13:12,613 --> 00:13:14,615 「何を」とは? 112 00:13:14,615 --> 00:13:18,119 何を考えて生きておる? 何も。 113 00:13:18,119 --> 00:13:23,124 何も考えていなくても 生きてれば 金がいるだろう? 114 00:13:23,124 --> 00:13:25,126 このままだと・ 115 00:13:25,126 --> 00:13:28,126 連れの女を 店に出す事になるぞ。 116 00:13:32,567 --> 00:13:35,069 あっ 117 00:13:35,069 --> 00:13:38,072 ああ…。 118 00:13:38,072 --> 00:13:41,075 兄上…。 119 00:13:41,075 --> 00:13:43,578 何だ? 120 00:13:43,578 --> 00:13:46,080 申し訳ありませんでした。 121 00:13:46,080 --> 00:13:48,082 何が? 122 00:13:48,082 --> 00:13:52,587 兄上を 不自由な身に してしまいました。 123 00:13:52,587 --> 00:13:55,587 医者が そうしろと 言ったんだろう? 124 00:14:00,094 --> 00:14:03,097 命を賭してでも 125 00:14:03,097 --> 00:14:06,100 武蔵という男を 斬ってみせます。 126 00:14:06,100 --> 00:14:08,102 何? 127 00:14:08,102 --> 00:14:10,104 兄上の仇は 128 00:14:10,104 --> 00:14:14,108 この私が とってみせます 129 00:14:14,108 --> 00:14:16,108 伝七郎…。 130 00:14:37,064 --> 00:15:30,051 ~ 131 00:15:30,051 --> 00:15:32,053 (老尼)光悦…。 132 00:15:32,053 --> 00:15:34,055 光悦 133 00:15:34,055 --> 00:15:36,057 光悦 134 00:15:36,057 --> 00:15:42,057 ~ 135 00:15:59,080 --> 00:16:02,080 「光悦… 殿」と いうのは? 136 00:16:06,087 --> 00:16:08,089 (光悦)私ですが…。 137 00:16:08,089 --> 00:16:10,091 これを… 138 00:16:10,091 --> 00:16:12,593 落としていかれたのは? 139 00:16:12,593 --> 00:16:15,096 母です。 140 00:16:15,096 --> 00:16:20,601 どうして 驚かれたのか 俺には 分かりかねるが 141 00:16:20,601 --> 00:16:24,105 母上様が 俺の顔を見て 142 00:16:24,105 --> 00:16:27,105 急に お逃げなされた。 143 00:16:30,044 --> 00:16:33,047 母様…。 144 00:16:33,047 --> 00:16:35,047 母様 145 00:16:44,058 --> 00:16:48,062 この 御牢人は 悪い方ではありません。 146 00:16:48,062 --> 00:16:50,062 さ さ… どうぞ。 147 00:16:58,573 --> 00:17:05,079 母は いきなり 血生臭いものが 目の前に 現れたような… 148 00:17:05,079 --> 00:17:08,079 そんな恐ろしさを 感じたようです。 149 00:17:10,084 --> 00:17:14,084 (妙秀)まことに すまぬ事を 致しました。 150 00:17:23,598 --> 00:17:28,102 何を 描いて おられるのです? 151 00:17:28,102 --> 00:17:30,037 水です。 152 00:17:30,037 --> 00:17:32,039 「水」? 153 00:17:32,039 --> 00:17:36,043 そこの 水ですが… 154 00:17:36,043 --> 00:17:38,546 なかなか…。 155 00:17:38,546 --> 00:17:46,053 この子は まだまだ 水を 敵として にらんでいるのです。 156 00:17:46,053 --> 00:17:51,058 「水の気持にならねば 水は 描けない」… 157 00:17:51,058 --> 00:17:54,562 いつも そう 申しているのですよ。 158 00:17:54,562 --> 00:17:57,064 (光悦)母は 手厳しいんです。 159 00:17:57,064 --> 00:17:59,567 この年になった息子でも 160 00:17:59,567 --> 00:18:03,571 まだ 「この子」呼ばわりですから。 161 00:18:03,571 --> 00:18:10,077 お前なんか まだまだ 小僧ですよ。 オホホ…。 162 00:18:10,077 --> 00:18:14,077 あ… ま ま 茶でも 服 いかがですか? 163 00:18:32,533 --> 00:18:37,038 吉岡道場の当主と 試合をなさったのは 164 00:18:37,038 --> 00:18:40,541 あなたでしたか? 165 00:18:40,541 --> 00:18:43,044 はい。 166 00:18:43,044 --> 00:18:46,044 母が 恐れるはずです。 167 00:18:55,556 --> 00:18:58,059 あの… 168 00:18:58,059 --> 00:19:02,059 ここで 何を して おられるのです? 169 00:19:05,566 --> 00:19:11,072 美しいものを 探しているのですよ。 170 00:19:11,072 --> 00:19:14,075 「美しいもの」? 171 00:19:14,075 --> 00:19:16,077 その茶碗… 172 00:19:16,077 --> 00:19:18,577 美しくは ありませんか? 173 00:19:20,581 --> 00:19:23,584 見るだけではなく 手に取って… 174 00:19:23,584 --> 00:19:27,588 撫でながら ゆったりと 話をすると 175 00:19:27,588 --> 00:19:30,088 美しさが 見えてくるんです。 176 00:19:32,026 --> 00:19:35,029 (妙秀)闘う心からは 177 00:19:35,029 --> 00:19:38,032 美しさは 生まれぬ。 178 00:19:38,032 --> 00:19:40,534 闘わぬ心… 179 00:19:40,534 --> 00:19:45,034 遊びの心から 美しさは 生まれるのですよ。 180 00:19:52,546 --> 00:19:56,050 遊び里も 見にいく気は ありませんか? 181 00:19:56,050 --> 00:19:58,052 「遊び里」? 182 00:19:58,052 --> 00:20:01,555 母に 「案内しろ」と 言われています。 183 00:20:01,555 --> 00:20:03,557 お母上様がですか? 184 00:20:03,557 --> 00:20:09,563 あなたの事を 「ひたすら 草原を 走り抜けてきた男だ」と。 185 00:20:09,563 --> 00:20:14,068 「まるで 信長様のようだ」と。 186 00:20:14,068 --> 00:20:16,070 「信長」? 187 00:20:16,070 --> 00:20:20,074 母は 若い頃の信長様に 会った事があります。 188 00:20:20,074 --> 00:20:25,074 あなたのように 血の臭いを させていたらしい。 189 00:20:29,517 --> 00:20:35,022 「信長様のような 修羅の道を歩ませたくない」と 190 00:20:35,022 --> 00:20:39,026 母は 思ったのでしょう。 191 00:20:39,026 --> 00:20:41,026 では 私は これで…。 192 00:20:48,035 --> 00:20:59,035 ~(鼻歌) 193 00:21:14,562 --> 00:21:17,062 (城太郎)吉岡の奴らが 来てるよ。 194 00:21:20,067 --> 00:21:22,570 (植田)武蔵…。 195 00:21:22,570 --> 00:21:24,570 何だ? 196 00:21:27,575 --> 00:21:31,011 御舎弟・伝七郎殿からの そこもとへの書状… 197 00:21:31,011 --> 00:21:33,011 お渡し申す。 198 00:21:41,522 --> 00:21:44,024 (太田黒) 果たし状だ。 199 00:21:44,024 --> 00:21:46,026 場所は 蓮華王院裏。 200 00:21:46,026 --> 00:21:49,029 時刻は 明日 戌の下刻。 201 00:21:49,029 --> 00:21:51,029 いいな? 202 00:21:56,036 --> 00:21:58,038 承知した。 203 00:21:58,038 --> 00:22:02,038 これは 仇討ちゆえ 真剣での勝負となる。 204 00:22:04,044 --> 00:22:06,044 承知の上で来い 武蔵 205 00:22:31,572 --> 00:22:34,074 (お杉)病人かのう? 206 00:22:34,074 --> 00:22:36,074 (権六)そうらしいな。 207 00:22:43,083 --> 00:22:45,083 (女)タケゾウ…。 208 00:22:48,088 --> 00:22:50,090 (女)タケゾウ…。 209 00:22:50,090 --> 00:22:52,090 聞いたか? 権じい。 210 00:23:00,100 --> 00:23:02,102 お通 211 00:23:02,102 --> 00:23:04,104 (男1)お知り合いですか? 212 00:23:04,104 --> 00:23:06,106 長年 捜しておった女子じゃ。 213 00:23:06,106 --> 00:23:08,108 (男2)それは 助かった。 214 00:23:08,108 --> 00:23:10,611 私どもは 旅の途中で 知り合った者。 215 00:23:10,611 --> 00:23:12,613 (女)旅の疲れが 出たらしくて 216 00:23:12,613 --> 00:23:16,116 京に着いたとたんに 寝込んで 困っていたところです。 217 00:23:16,116 --> 00:23:19,119 (男1)わしらは それぞれ 行く所がある。 218 00:23:19,119 --> 00:23:21,121 お知り合いとは 幸いじゃ。 219 00:23:21,121 --> 00:23:24,625 (男2)この お人は あなた方に お任せします。 220 00:23:24,625 --> 00:23:27,628 「知り合い」というても これは 仇じゃ。 221 00:23:27,628 --> 00:23:31,065 伜を裏切った にっくき仇じゃ 222 00:23:31,065 --> 00:23:53,087 ~ 223 00:23:53,087 --> 00:23:57,591 「修羅の道」… か。 224 00:23:57,591 --> 00:24:11,605 ~ 225 00:24:11,605 --> 00:24:13,605 (平蔵)お前 名は? 226 00:24:16,110 --> 00:24:18,612 又八だが…。 227 00:24:18,612 --> 00:24:20,614 俺と 組む気は ないか? 228 00:24:20,614 --> 00:24:22,616 何をする? 229 00:24:22,616 --> 00:24:25,119 盗人だ。 何 230 00:24:25,119 --> 00:24:27,621 呉服屋の 茶屋四郎次郎… 231 00:24:27,621 --> 00:24:31,058 土倉の角倉 金座の後藤…。 232 00:24:31,058 --> 00:24:34,061 京には 金持ちが ごろごろしてるんだよ。 233 00:24:34,061 --> 00:24:37,064 そこから 金を奪う気は ないか? 234 00:24:37,064 --> 00:24:40,567 そういう話には 飽き飽きしてんだ 俺は。 235 00:24:40,567 --> 00:24:45,067 では 生 ここで終わる気か? 236 00:24:47,074 --> 00:24:49,074 この連中と…。 237 00:25:13,100 --> 00:25:15,100 あ…。 238 00:25:17,104 --> 00:25:19,104 し~っ。 239 00:25:21,108 --> 00:25:24,611 (小声で)どうした? 240 00:25:24,611 --> 00:25:26,611 どうしたんだ? 241 00:25:39,059 --> 00:25:41,562 だ だ 誰だ? 242 00:25:41,562 --> 00:25:45,065 (絃三)お主らと同じだ。 243 00:25:45,065 --> 00:25:47,067 ぬ 盗人か? 244 00:25:47,067 --> 00:25:49,067 …のようなもんだ。 245 00:25:51,071 --> 00:25:53,073 何をする・ 246 00:25:53,073 --> 00:25:55,075 屋根を転がれば・ 247 00:25:55,075 --> 00:25:58,075 後は どんぶらこと 淀川よ。 248 00:26:00,080 --> 00:26:02,082 俺の頼みを聞けば・ 249 00:26:02,082 --> 00:26:06,086 お前は このまま生かしてやる。 250 00:26:06,086 --> 00:26:08,088 聞かなければ? 251 00:26:08,088 --> 00:26:12,088 淀川に ゆらりと 1人旅。 252 00:26:14,094 --> 00:26:17,097 何をすればいい? 253 00:26:17,097 --> 00:26:23,103 この屋根裏から 下の様子を 見ていろ。 254 00:26:23,103 --> 00:26:25,606 その穴からな。 255 00:26:25,606 --> 00:26:29,543 誰が来るか 何が起きるか…・ 256 00:26:29,543 --> 00:26:33,046 逃さず見ていろ。 257 00:26:33,046 --> 00:26:35,046 何のために? 258 00:26:37,050 --> 00:26:42,556 お前が 知っていなくては ならんのはな…・ 259 00:26:42,556 --> 00:26:46,556 「逃げると死ぬ」という事だ。 260 00:26:57,070 --> 00:26:59,072 (権六)よっ…。 261 00:26:59,072 --> 00:27:01,575 ありがとうございます。 262 00:27:01,575 --> 00:27:04,077 (お杉)わしが 救うて やらなかったら・ 263 00:27:04,077 --> 00:27:08,081 お前は 生きておらなかった。 264 00:27:08,081 --> 00:27:12,085 ありがとう ございます… おふくろ様。 265 00:27:12,085 --> 00:27:17,090 お前なんぞに 「母親」呼ばわり される事は ないわ。 266 00:27:17,090 --> 00:27:19,593 育ててやった この わしに・ 267 00:27:19,593 --> 00:27:26,600 よくぞ 後ろ足で 砂を かけるような事を してくれたの。 268 00:27:26,600 --> 00:27:29,102 お許し下され。 269 00:27:29,102 --> 00:27:31,038 斬れ 権じい 270 00:27:31,038 --> 00:27:33,040 え…? 271 00:27:33,040 --> 00:27:35,042 伜・又八を裏切り・ 272 00:27:35,042 --> 00:27:39,046 育ての親の わしを 村の笑い者にしてくれた・ 273 00:27:39,046 --> 00:27:41,548 憎い女子じゃ。 斬れ 権じい 274 00:27:41,548 --> 00:27:43,550 そんな事 言うたかて…。 275 00:27:43,550 --> 00:27:47,054 お前が できぬなら わしが 成敗してやる 276 00:27:47,054 --> 00:27:50,054 待て 落ちつけ…。 277 00:27:59,566 --> 00:28:02,069 でも なあ お通…。 278 00:28:02,069 --> 00:28:08,075 恋しい武蔵は 死んだぞよ。 279 00:28:08,075 --> 00:28:10,077 五条の橋の袂に・ 280 00:28:10,077 --> 00:28:14,581 吉岡門との 果たし合いの札が 立っておった。 281 00:28:14,581 --> 00:28:17,584 どこで 果たし合いを したか分からぬが・ 282 00:28:17,584 --> 00:28:23,590 吉岡門が 悠々と引き揚げて くるのを 見た者がおる。 283 00:28:23,590 --> 00:28:31,031 「武蔵は殺された」との もっぱらの噂よ。 284 00:28:31,031 --> 00:28:35,035 京に 名の轟いた 吉岡道場が・ 285 00:28:35,035 --> 00:28:39,039 わしの代わりに 武蔵を成敗してくれたわ。 286 00:28:39,039 --> 00:28:43,039 めでたい事じゃ ワッハッハッ…。 287 00:29:02,062 --> 00:29:04,064 俺は…・ 288 00:29:04,064 --> 00:29:07,067 どこへ行っても この 袷枚。 289 00:29:07,067 --> 00:29:12,572 そのほうが 自分らしくて 気ままなのですが…。 290 00:29:12,572 --> 00:29:16,576 そのように 薄汚れた着物では・ 291 00:29:16,576 --> 00:29:23,083 きらびやかな席に 雑巾が 置いてあるように見えますよ。 292 00:29:23,083 --> 00:29:28,088 これとて ただ 垢が ついていないだけの着物。 293 00:29:28,088 --> 00:29:31,588 気兼ねなく 着ておいでなさいませ。 294 00:29:36,530 --> 00:29:38,530 さ こちらへ。 295 00:29:40,534 --> 00:29:42,534 どうぞ。 296 00:29:54,047 --> 00:29:56,547 ・(光悦)よろしいですか? (妙秀)どうぞ。 297 00:30:01,054 --> 00:30:04,554 う~ん… なかなか お似合いだ。 298 00:30:06,560 --> 00:30:08,562 はい。 299 00:30:08,562 --> 00:30:11,064 色里が いちばん いいのは・ 300 00:30:11,064 --> 00:30:14,568 たそがれどきの 通い道という。 301 00:30:14,568 --> 00:30:16,570 さ…。 302 00:30:16,570 --> 00:30:18,572 行ってきなされ。 303 00:30:18,572 --> 00:30:20,572 参りましょう。 304 00:30:23,076 --> 00:30:25,076 さあさあ どうぞ。 305 00:30:27,080 --> 00:30:30,016 母は なかなか 厳しい人でね…。 306 00:30:30,016 --> 00:30:32,018 そうですか。 307 00:30:32,018 --> 00:30:34,521 私の弟を 家に 寄せつけません。 308 00:30:34,521 --> 00:30:36,523 なぜ? 309 00:30:36,523 --> 00:30:41,528 病で 顔が醜くなった妻を 離縁した男が いましてね…。 310 00:30:41,528 --> 00:30:44,531 弟は その男と つきあっていた。 311 00:30:44,531 --> 00:30:48,034 「人でなしと つきあう者 すなわち 人でなし。・ 312 00:30:48,034 --> 00:30:52,534 わが子にあらず」と 弟を勘当したのです。 313 00:30:55,542 --> 00:30:58,044 武蔵殿。 はい。 314 00:30:58,044 --> 00:31:02,549 男が 後を つけてきますが…。 315 00:31:02,549 --> 00:31:04,549 吉岡の者です。 316 00:31:24,070 --> 00:31:27,073 小菊 真澄 采女…。 317 00:31:27,073 --> 00:31:29,509 (女たち)は~い。 318 00:31:29,509 --> 00:31:32,012 よ~し こっちへ おいで。 319 00:31:32,012 --> 00:31:35,012 (灰屋) これ 酒を持って参れ。 320 00:31:40,520 --> 00:31:42,522 (光悦)これ なあに? 321 00:31:42,522 --> 00:31:45,025 (禿1)う さ ぎ。 322 00:31:45,025 --> 00:31:48,028 当たり。 323 00:31:48,028 --> 00:31:50,030 これは 何の鳥じゃ? 324 00:31:50,030 --> 00:31:52,032 (禿2)は と。 325 00:31:52,032 --> 00:31:54,034 違った。 326 00:31:54,034 --> 00:31:56,036 「からす」じゃ。 327 00:31:56,036 --> 00:31:58,538 (笑い声) 328 00:31:58,538 --> 00:32:00,540 光悦殿 329 00:32:00,540 --> 00:32:02,542 何です? 330 00:32:02,542 --> 00:32:06,046 俺は…・ 331 00:32:06,046 --> 00:32:08,048 ここでは 落ち着きません。 332 00:32:08,048 --> 00:32:11,051 お~ 武蔵が 退屈をしておる。 333 00:32:11,051 --> 00:32:13,053 それ 酒を勧めろ。 334 00:32:13,053 --> 00:32:15,055 さあ さあ…。 335 00:32:15,055 --> 00:32:17,057 俺は…・ 336 00:32:17,057 --> 00:32:20,060 不調法なので…。 337 00:32:20,060 --> 00:32:22,062 酒を飲んでは…・ 338 00:32:22,062 --> 00:32:27,567 修行の妨げになる。 心が乱れる。 志が弱くなる…。 339 00:32:27,567 --> 00:32:30,570 今 そんな事を 考えていたのでは・ 340 00:32:30,570 --> 00:32:33,573 大した遊び人には なれぬぞ。 341 00:32:33,573 --> 00:32:38,078 色里では 年も 名も 地位も 名誉も・ 342 00:32:38,078 --> 00:32:41,581 ・「すべて無用で」 343 00:32:41,581 --> 00:32:49,089 ・「ここでは 私は 水落」 344 00:32:49,089 --> 00:32:52,592 ・「手前は 船橋」 345 00:32:52,592 --> 00:32:54,592 (笑い声) 346 00:32:57,097 --> 00:33:01,101 あ… 吉野太夫は どうした? 347 00:33:01,101 --> 00:33:05,105 (太夫1)かんがん様のお座敷が 長引いているのですよ。 348 00:33:05,105 --> 00:33:07,607 私が 文を書こう。 349 00:33:07,607 --> 00:33:10,110 それが ようございます。 350 00:33:10,110 --> 00:33:13,110 硯箱を。 (禿)あ~い。 351 00:33:15,615 --> 00:33:18,118 何と書く? 352 00:33:18,118 --> 00:33:20,118 うん…。 353 00:33:25,125 --> 00:33:27,627 「わが庵へ・ 354 00:33:27,627 --> 00:33:33,066 うつせ吉野の ひと本を」。 355 00:33:33,066 --> 00:33:37,070 よし 後は わしが継ごう…。 356 00:33:37,070 --> 00:33:43,076 「花は高嶺の 雲寒からめ」。 357 00:33:43,076 --> 00:33:45,579 これを 持っていけば…・ 358 00:33:45,579 --> 00:33:51,084 公家の奴ばらも 吉野を よこすだろう。 359 00:33:51,084 --> 00:33:53,084 おい。 360 00:33:58,091 --> 00:34:00,594 (禿1)あら 雪 361 00:34:00,594 --> 00:34:03,096 (灰屋)何… 「雪」じゃと? 362 00:34:03,096 --> 00:34:05,096 おう 雪じゃ 雪じゃ 363 00:34:14,608 --> 00:34:17,110 ・(灰屋)さあさ… 皆 庭へ出よう。 364 00:34:17,110 --> 00:34:44,070 ・~ 365 00:34:44,070 --> 00:34:47,070 (吉野太夫) 何をなさっているのです? 366 00:34:52,579 --> 00:34:57,579 (禿)光悦様の お客様~。 367 00:35:01,588 --> 00:35:06,092 みんな 「雪だ 雪だ」と・ 368 00:35:06,092 --> 00:35:10,096 どこかへ 行ってしまったのだ。 369 00:35:10,096 --> 00:35:15,101 あの方たちは 興に乗ると 何をするやら 分かりませぬ。 370 00:35:15,101 --> 00:35:18,101 さ… お座敷に 戻りましょう。 371 00:35:21,107 --> 00:35:23,109 すまぬが…・ 372 00:35:23,109 --> 00:35:25,612 握り飯を くれぬか? 373 00:35:25,612 --> 00:35:28,114 「握り飯」? 374 00:35:28,114 --> 00:35:32,114 これから 行かねばならぬ所がある。 375 00:35:36,056 --> 00:35:39,559 この お方を 離れに お通ししておあげ。 376 00:35:39,559 --> 00:35:41,559 あ~い。 377 00:35:43,563 --> 00:35:46,566 少しの間 待っていて下さい。 378 00:35:46,566 --> 00:36:01,566 ・~ 379 00:36:37,050 --> 00:36:40,053 廓の外で うろうろ しているのは・ 380 00:36:40,053 --> 00:36:43,053 あなたを つけてきた 者たちですね? 381 00:36:48,561 --> 00:36:52,065 「俺は 逃げぬ」…・ 382 00:36:52,065 --> 00:36:55,065 表の者に そう伝えてくれ。 383 00:37:01,074 --> 00:37:04,077 きれいでしょう? 384 00:37:04,077 --> 00:37:08,081 牡丹の木なのですよ。 385 00:37:08,081 --> 00:37:10,081 そうか。 386 00:37:13,086 --> 00:37:17,086 ほれ… こんなに いい匂い。 387 00:37:28,101 --> 00:37:36,543 ・~(琵琶) 388 00:37:36,543 --> 00:37:41,047 ・「いかにせん」 389 00:37:41,047 --> 00:37:49,556 ・~ 390 00:37:49,556 --> 00:37:57,063 ・「都の春も」 391 00:37:57,063 --> 00:38:01,067 ・~ 392 00:38:01,067 --> 00:38:06,072 ・「惜しけれど」 393 00:38:06,072 --> 00:38:10,076 ・~ 394 00:38:10,076 --> 00:38:27,093 ・「なれし吾妻の花や散るらん」 395 00:38:27,093 --> 00:38:40,093 ・~ 396 00:38:43,042 --> 00:38:46,546 武蔵様。 397 00:38:46,546 --> 00:38:48,548 何だ? 398 00:38:48,548 --> 00:38:53,553 あなたは そうやって 何に 構えておられるのです? 399 00:38:53,553 --> 00:38:56,553 ここには 敵など いないのですよ。 400 00:39:01,060 --> 00:39:04,564 「何に」という訳ではない。 401 00:39:04,564 --> 00:39:08,067 自分自身の油断を・ 402 00:39:08,067 --> 00:39:10,067 戒めているのだ。 403 00:39:25,585 --> 00:39:28,588 何をする・ 404 00:39:28,588 --> 00:39:30,523 女の私には・ 405 00:39:30,523 --> 00:39:35,028 兵法の道は 分かりませぬが・ 406 00:39:35,028 --> 00:39:39,032 あなたの所作や まなざしを うかがっていると・ 407 00:39:39,032 --> 00:39:45,038 今にも 斬られて死ぬ人に 見えてくるのですよ。 408 00:39:45,038 --> 00:39:47,540 何? 409 00:39:47,540 --> 00:39:51,044 これから 真剣勝負を なさろうという方が・ 410 00:39:51,044 --> 00:39:54,547 そんな事で よいのでしょうか? 411 00:39:54,547 --> 00:39:56,549 俺が・ 412 00:39:56,549 --> 00:40:01,054 未熟者だと 笑うのか・ 413 00:40:01,054 --> 00:40:03,056 あなたは・ 414 00:40:03,056 --> 00:40:07,560 先程 私が弾いた琵琶の音を 聴いておられましたか? 415 00:40:07,560 --> 00:40:12,560 琵琶の音と 俺の兵法と 何のかかわりがある? 416 00:40:14,567 --> 00:40:18,571 四つの絃しかない この琵琶から・ 417 00:40:18,571 --> 00:40:23,576 なぜ さまざまな音色が 自由自在に鳴るのか・ 418 00:40:23,576 --> 00:40:28,576 私は あなた様に お聴かせしたかったのです。 419 00:40:30,516 --> 00:40:35,021 琵琶が さまざまな音色を出すのは・ 420 00:40:35,021 --> 00:40:39,025 胴の中にある この横木。 421 00:40:39,025 --> 00:40:43,029 その両端の力を ほどよく そぎ取ってある…・ 422 00:40:43,029 --> 00:40:46,032 緩みから出るもの。 423 00:40:46,032 --> 00:40:48,034 張りつめて・ 424 00:40:48,034 --> 00:40:53,039 緩みが 微塵もない琵琶を弾くと・ 425 00:40:53,039 --> 00:40:58,039 絃が 切れ… 胴は 裂けてしまうのです。 426 00:41:00,046 --> 00:41:03,049 それが…・ 427 00:41:03,049 --> 00:41:05,049 俺だと いうのか? 428 00:41:07,053 --> 00:41:09,555 はい。 429 00:41:09,555 --> 00:41:11,557 おこがましい…・ 430 00:41:11,557 --> 00:41:14,557 女の 取り越し苦労ですが。 431 00:41:16,562 --> 00:41:20,066 光悦様も それを お感じになったから・ 432 00:41:20,066 --> 00:41:25,071 あなたを ここに お連れしたのでは ありませぬか? 433 00:41:25,071 --> 00:41:37,016 ・~ 434 00:41:37,016 --> 00:41:39,519 光悦殿に 伝えてくれ…。 435 00:41:39,519 --> 00:41:44,023 「俺は 修羅の道に 行かねばなりませぬ」と 436 00:41:44,023 --> 00:41:46,025 行かせませぬ 437 00:41:46,025 --> 00:41:50,530 ・~ 438 00:41:50,530 --> 00:41:54,534 美しいものを感じる心もなく・ 439 00:41:54,534 --> 00:41:59,038 あなたは 修羅の道に 歩まれるのですか? 440 00:41:59,038 --> 00:42:01,040 これは…・ 441 00:42:01,040 --> 00:42:04,043 俺が 望んだ道。 442 00:42:04,043 --> 00:42:08,047 修羅であろうと なかろうと・ 443 00:42:08,047 --> 00:42:10,550 俺は 行かねばならんのだ 444 00:42:10,550 --> 00:42:31,571 ・~ 445 00:42:31,571 --> 00:42:35,074 美しさとは・ 446 00:42:35,074 --> 00:42:37,577 そんなに…・ 447 00:42:37,577 --> 00:42:40,077 大層なものなのか? 448 00:42:42,582 --> 00:42:45,585 はい。 449 00:42:45,585 --> 00:42:49,088 あなたが 行こうとなされている・ 450 00:42:49,088 --> 00:42:52,091 修羅の道よりも・ 451 00:42:52,091 --> 00:42:55,595 ずっと ずっと 大層なものです。 452 00:42:55,595 --> 00:43:05,095 ・~ 453 00:43:22,121 --> 00:44:22,615 ・~ 454 00:44:22,615 --> 00:44:26,118 武蔵…。 455 00:44:26,118 --> 00:44:31,557 <「武蔵死す」の知らせに お通が 悲しみにくれている頃…・ 456 00:44:31,557 --> 00:44:38,064 武蔵は 吉岡伝七郎との闘いに 向かっていた。・ 457 00:44:38,064 --> 00:44:41,067 その闘いの先に あるものは・ 458 00:44:41,067 --> 00:44:45,071 武蔵にとって そして お通にとっても・ 459 00:44:45,071 --> 00:44:49,075 思いもよらない 修羅の道だったのである> 460 00:44:49,075 --> 00:44:54,075 ・~