1 00:02:27,522 --> 00:02:34,196 ・~ 2 00:02:34,196 --> 00:02:38,700 <人とともに 生きていく事の 尊さを知った 武蔵は・ 3 00:02:38,700 --> 00:02:42,704 お通や 又八に 会いたいと 思っていた。・ 4 00:02:42,704 --> 00:02:49,044 また お通も 武蔵の行方を求めて 幾たびの苦難を 乗り越え・ 5 00:02:49,044 --> 00:02:54,382 旅してきた。 ただ 武蔵に会うために> 6 00:02:54,382 --> 00:02:56,051 (又八)お通…? 7 00:02:56,051 --> 00:02:58,553 お通 8 00:02:58,553 --> 00:03:00,555 お通~・ 9 00:03:00,555 --> 00:03:20,555 ・~(テーマ音楽) 10 00:05:46,521 --> 00:05:51,526 <山を越え 江戸に延びる街道に ようやく達する頃・ 11 00:05:51,526 --> 00:05:57,031 武蔵は 病に さいなまれていた。・ 12 00:05:57,031 --> 00:06:02,031 高い熱と 全身の痛みが 武蔵を苦しめていた> 13 00:06:10,044 --> 00:06:20,054 ・~ 14 00:06:20,054 --> 00:06:23,558 < ふと 目に映った桜の花が・ 15 00:06:23,558 --> 00:06:28,496 武蔵に 幼い日の さまざまな思い出を 蘇らせた> 16 00:06:28,496 --> 00:06:32,500 ・~ 17 00:06:32,500 --> 00:06:37,005 (お通)待って 武蔵 又八さん 待って 18 00:06:37,005 --> 00:06:39,007 (武蔵 又八)やあっ やあ~っ 19 00:06:39,007 --> 00:06:44,512 ・~ 20 00:06:44,512 --> 00:06:48,012 待って 武蔵 又八さん 待って 21 00:06:50,018 --> 00:06:53,021 < ふるさと・美作 宮本村で・ 22 00:06:53,021 --> 00:06:59,021 武蔵は 幼友達の 又八や お通と いつも 緒に過ごした> 23 00:07:03,531 --> 00:07:06,534 < しかし 関ヶ原の戦いが・ 24 00:07:06,534 --> 00:07:10,534 この三人の運命を 大きく変えていった> 25 00:07:12,540 --> 00:07:14,542 (宮本武蔵)又やんは・ 26 00:07:14,542 --> 00:07:18,546 俺に いろんな事を 教えてくれた 27 00:07:18,546 --> 00:07:20,546 お前も そうだよ 28 00:07:25,553 --> 00:07:28,553 お通も 同じ星を 見てるのかな? 29 00:07:31,993 --> 00:07:33,993 お通に会いてえ… 30 00:07:36,998 --> 00:07:39,501 お通を抱きてえ~ 31 00:07:39,501 --> 00:07:41,501 あ~ 32 00:07:43,505 --> 00:07:46,508 (お杉)お通…・ 33 00:07:46,508 --> 00:07:52,514 お前は わしが 買うてやったんじゃ。・ 34 00:07:52,514 --> 00:07:58,520 器量もいいし しっかりとした 体つきに 育ったから・ 35 00:07:58,520 --> 00:08:02,524 又八の 嫁にしてやろうと思った 36 00:08:02,524 --> 00:08:07,529 ・~ 37 00:08:07,529 --> 00:08:11,533 <関ヶ原から逃げのびた 二人を 待っていたのは・ 38 00:08:11,533 --> 00:08:13,535 人の侍との出会い…・ 39 00:08:13,535 --> 00:08:18,039 そして 野盗たちとの 激しい戦いであった> 40 00:08:18,039 --> 00:08:20,041 来るぞ 41 00:08:20,041 --> 00:08:26,981 ・~ 42 00:08:26,981 --> 00:08:29,484 (野盗たちの喚声) 43 00:08:29,484 --> 00:08:36,491 ・~ 44 00:08:36,491 --> 00:08:38,493 放て 45 00:08:38,493 --> 00:08:47,502 ・~ 46 00:08:47,502 --> 00:08:49,502 (お甲)又八さ~ん 47 00:08:51,506 --> 00:08:54,509 (銃声) 48 00:08:54,509 --> 00:08:56,511 (お甲)お願いが あるの 49 00:08:56,511 --> 00:08:58,511 何だよ? 50 00:09:00,515 --> 00:09:03,017 亭主 殺してくれない? 51 00:09:03,017 --> 00:09:05,017 え~っ・ 52 00:09:08,523 --> 00:09:11,025 あの人を殺して・ 53 00:09:11,025 --> 00:09:13,027 私と逃げておくれ 54 00:09:13,027 --> 00:09:17,527 何で お甲って人に かまったりするんだ? 55 00:09:19,534 --> 00:09:23,037 生きて 村へは 帰れんかもしれんじゃないか 56 00:09:23,037 --> 00:09:25,039 そんなの 言い訳だ。・ 57 00:09:25,039 --> 00:09:29,978 又やんは 何でも すぐ 言い訳をする 58 00:09:29,978 --> 00:09:32,981 年下のくせに 偉そうに言うな 59 00:09:32,981 --> 00:09:55,503 ・~ 60 00:09:55,503 --> 00:09:58,506 (半兵衛)武蔵 61 00:09:58,506 --> 00:10:01,509 死ぬな・ 62 00:10:01,509 --> 00:10:04,512 生きろ。・ 63 00:10:04,512 --> 00:10:07,515 生きろ…。・ 64 00:10:07,515 --> 00:10:11,019 生きろ…。・ 65 00:10:11,019 --> 00:10:13,021 生きろ… 66 00:10:13,021 --> 00:10:20,528 ・~ 67 00:10:20,528 --> 00:10:25,028 (叫び声) 68 00:10:26,968 --> 00:10:29,971 又や~ん 69 00:10:29,971 --> 00:10:32,473 俺と お前だけだ 死ぬな~・ 70 00:10:32,473 --> 00:10:34,475 どんな事をしても・ 71 00:10:34,475 --> 00:10:36,475 生きていようと思え 72 00:10:49,991 --> 00:10:51,993 又やん…。 73 00:10:51,993 --> 00:10:56,497 ・~ 74 00:10:56,497 --> 00:11:01,502 <今 武蔵にとって 誰よりも 気がかりな お通と又八は・ 75 00:11:01,502 --> 00:11:05,006 江戸で つ屋根の下にいた。・ 76 00:11:05,006 --> 00:11:08,509 身も心も傷ついた お通を・ 77 00:11:08,509 --> 00:11:12,513 又八は つきっきりで 看病していた> 78 00:11:12,513 --> 00:11:18,019 ・~ 79 00:11:18,019 --> 00:11:20,021 美作へ帰れ 又やん 80 00:11:20,021 --> 00:11:23,024 「そのうちに 帰るから」ってな・ 81 00:11:23,024 --> 00:11:25,026 頼んだぞ 武蔵。・ 82 00:11:25,026 --> 00:11:28,463 帰って おふくろと お通を 安心させてやってくれ 83 00:11:28,463 --> 00:11:30,465 お前が 村へ帰れ 84 00:11:30,465 --> 00:11:32,467 頼んだぞ 85 00:11:32,467 --> 00:11:34,469 帰れ 86 00:11:34,469 --> 00:11:43,478 ・~ 87 00:11:43,478 --> 00:11:45,980 又やんは・ 88 00:11:45,980 --> 00:11:50,985 途中で出会った お甲という 女と緒に 京へ出たんだ 89 00:11:50,985 --> 00:11:53,485 緒に行こう お通 90 00:11:57,492 --> 00:12:00,495 あ~っ 91 00:12:00,495 --> 00:12:03,498 (お杉)いい気味じゃ 武蔵・ 92 00:12:03,498 --> 00:12:07,502 お役人様が 今に お前を 成敗にくる 93 00:12:07,502 --> 00:12:14,509 俺を おびき寄せるために 笛を吹いたのか? お通 94 00:12:14,509 --> 00:12:17,011 そうじゃ そうじゃ・ 95 00:12:17,011 --> 00:12:23,017 お通の笛に踊らされて のこのこ 出てきた お前が 阿呆じゃ・ 96 00:12:23,017 --> 00:12:25,517 阿呆じゃ 阿呆じゃ~ 97 00:12:27,522 --> 00:12:31,025 < ふとした事から 村人を 殺めた武蔵を・ 98 00:12:31,025 --> 00:12:34,025 村が 許すはずも なかった> 99 00:12:38,032 --> 00:12:40,032 あ~… 100 00:12:44,539 --> 00:12:46,539 武蔵… 101 00:12:57,552 --> 00:12:59,554 逃げて 武蔵 102 00:12:59,554 --> 00:13:02,557 緒に行こう お通 103 00:13:02,557 --> 00:13:04,557 お通 104 00:13:06,561 --> 00:13:09,564 ・武蔵を 捕まえろ 105 00:13:09,564 --> 00:13:12,064 逃げて 武蔵 106 00:13:16,571 --> 00:13:22,076 ・~ 107 00:13:22,076 --> 00:13:24,579 お通…。・ 108 00:13:24,579 --> 00:13:27,079 武蔵を 逃がしたのか? 109 00:13:29,016 --> 00:13:32,016 どうして 緒に 行かなかった? 110 00:13:35,022 --> 00:13:38,025 私は…・ 111 00:13:38,025 --> 00:13:42,530 この村で 生きてきたんです。・ 112 00:13:42,530 --> 00:13:46,033 この村に…・ 113 00:13:46,033 --> 00:13:50,538 守られて 生きてきたんです。・ 114 00:13:50,538 --> 00:13:54,041 私は 強くない。・ 115 00:13:54,041 --> 00:13:58,546 武蔵みたいに 刀を持って 強くは なれないんです 116 00:13:58,546 --> 00:14:00,546 (茂介)や~っ 117 00:14:02,550 --> 00:14:04,550 えいっ 118 00:14:06,554 --> 00:14:08,554 や~っ 119 00:14:12,059 --> 00:14:14,061 茂介さん… 120 00:14:14,061 --> 00:14:19,066 ・~ 121 00:14:19,066 --> 00:14:22,069 お前は…・ 122 00:14:22,069 --> 00:14:25,573 何を守るんだ…?・ 123 00:14:25,573 --> 00:14:27,508 武蔵 124 00:14:27,508 --> 00:14:31,012 ・~ 125 00:14:31,012 --> 00:14:33,014 (弥二郎)兄者… 126 00:14:33,014 --> 00:14:35,016 (兵たち)や~っ 127 00:14:35,016 --> 00:14:37,518 武蔵~ 128 00:14:37,518 --> 00:14:39,520 逃げて 武蔵 129 00:14:39,520 --> 00:14:41,522 わ~っ 130 00:14:41,522 --> 00:14:43,522 わ~っ 131 00:14:46,027 --> 00:14:48,029 来い 132 00:14:48,029 --> 00:14:56,037 ・~ 133 00:14:56,037 --> 00:14:58,039 あ~っ 134 00:14:58,039 --> 00:15:00,041 お通 135 00:15:00,041 --> 00:15:08,549 ・~ 136 00:15:08,549 --> 00:15:10,551 来い 137 00:15:10,551 --> 00:15:21,562 ・~ 138 00:15:21,562 --> 00:15:23,562 あ~っ 139 00:15:27,001 --> 00:15:29,003 うむっ 140 00:15:29,003 --> 00:15:36,510 ・~ 141 00:15:36,510 --> 00:15:38,510 お通~っ 142 00:15:41,015 --> 00:15:43,015 あ~っ 143 00:15:52,526 --> 00:15:55,029 (輝政)新免武蔵か? 144 00:15:55,029 --> 00:15:57,531 そうだ 145 00:15:57,531 --> 00:15:59,531 池田輝政である 146 00:16:02,536 --> 00:16:06,540 わが家臣を 殺した咎により・ 147 00:16:06,540 --> 00:16:08,542 死罪 申しつく 148 00:16:08,542 --> 00:16:14,548 俺は 向かってくる奴を 斬っただけだ 149 00:16:14,548 --> 00:16:19,053 しかし その方が 伏して望むなら・ 150 00:16:19,053 --> 00:16:21,055 そなたの命…・ 151 00:16:21,055 --> 00:16:23,055 この者に 預けよう 152 00:16:27,495 --> 00:16:29,495 和尚… 153 00:16:31,499 --> 00:16:34,001 <幽閉された 姫路城で・ 154 00:16:34,001 --> 00:16:38,506 沢庵和尚から 文の道 武の道を 説かれた武蔵だが・ 155 00:16:38,506 --> 00:16:41,509 ただ 反発する ばかりであった> 156 00:16:41,509 --> 00:16:43,509 わ~っ 157 00:16:47,515 --> 00:16:49,515 わ~っ 158 00:16:56,524 --> 00:17:00,027 強いと思うな 武蔵・ 159 00:17:00,027 --> 00:17:03,527 強いと思うと その時に 勢いは止まる 160 00:17:06,033 --> 00:17:08,536 強いと 思うておるのか?・ 161 00:17:08,536 --> 00:17:11,536 それで 強いと 思うておるのか・ 162 00:17:13,541 --> 00:17:16,544 弱い。・ 163 00:17:16,544 --> 00:17:18,544 お前は 弱い 164 00:17:22,550 --> 00:17:25,052 (無二斎) 強いと 思ってるのか・ 165 00:17:25,052 --> 00:17:27,052 (鞭で打つ音) 166 00:17:28,989 --> 00:17:30,989 それでも 強いつもりか・ 167 00:17:32,993 --> 00:17:34,995 強いと思ってるのか・ 168 00:17:34,995 --> 00:17:38,999 (鞭で打つ音) 169 00:17:38,999 --> 00:17:40,999 強いのか・ 170 00:17:47,508 --> 00:17:49,510 え~いっ 171 00:17:49,510 --> 00:17:52,012 俺は 城を出る 172 00:17:52,012 --> 00:18:12,533 ・~ 173 00:18:12,533 --> 00:18:14,535 (沢庵)待て 武蔵・ 174 00:18:14,535 --> 00:18:16,535 お通は 生きとる 175 00:18:19,039 --> 00:18:21,039 お通は すぐ傍におる 176 00:18:25,546 --> 00:18:29,483 お前が 本当に強うなるのを・ 177 00:18:29,483 --> 00:18:31,483 待っておる 178 00:18:33,487 --> 00:18:35,489 俺は 強い・ 179 00:18:35,489 --> 00:18:37,491 強いんだ 弱い 180 00:18:37,491 --> 00:18:40,494 もっと もっと 強くなって 会いに行く・ 181 00:18:40,494 --> 00:18:43,998 お通が 生きているなら そう伝えてくれ~ 182 00:18:43,998 --> 00:18:47,501 武蔵 人では強うなれん・ 183 00:18:47,501 --> 00:18:50,004 人では 強うなれんぞ 184 00:18:50,004 --> 00:18:56,510 ・~ 185 00:18:56,510 --> 00:18:58,512 ありがとうございました 186 00:18:58,512 --> 00:19:13,512 ・~ 187 00:19:36,483 --> 00:19:38,986 (清十郎)新免武蔵か? 188 00:19:38,986 --> 00:19:40,988 そうだ 189 00:19:40,988 --> 00:19:44,491 当主・吉岡清十郎だ 190 00:19:44,491 --> 00:19:46,991 お手合わせ 願いたい 191 00:19:49,496 --> 00:19:53,000 <「強くなりたい」… その心で・ 192 00:19:53,000 --> 00:19:58,000 武蔵は 剣の名門 吉岡道場に 闘いを挑んだ> 193 00:20:02,009 --> 00:20:04,009 や~っ 194 00:20:09,516 --> 00:20:11,516 や~っ や~っ 195 00:20:22,529 --> 00:20:25,532 待て 武蔵 お通は 緒か?・ 196 00:20:25,532 --> 00:20:27,468 何があった? 197 00:20:27,468 --> 00:20:30,471 お通とは… 別れた 198 00:20:30,471 --> 00:20:33,474 お前…・ 199 00:20:33,474 --> 00:20:35,474 お通を 捨てたのか? 200 00:20:37,478 --> 00:20:41,478 連れ出しておいて お通を 捨てたのか・ 201 00:20:43,484 --> 00:20:45,486 武蔵~っ・ 202 00:20:45,486 --> 00:20:47,488 弥二郎 203 00:20:47,488 --> 00:20:49,490 兄者の仇だ え~い 204 00:20:49,490 --> 00:20:51,490 弥二郎 よせ 205 00:21:06,507 --> 00:21:08,507 又やん…? 206 00:21:19,019 --> 00:21:21,019 ゆっくり休むといい。 207 00:21:23,524 --> 00:21:27,461 お前には 何度も びっくりさせられてきたが…。 208 00:21:27,461 --> 00:21:34,468 最初は 「武蔵と緒に 村を出た」って聞かされた時だ。 209 00:21:34,468 --> 00:21:36,470 でも まさか…・ 210 00:21:36,470 --> 00:21:39,470 京で会うとは 思わなかった…。 211 00:21:44,478 --> 00:21:47,481 俺と緒に 村へ帰ろう 212 00:21:47,481 --> 00:21:50,984 嫌なのか? 213 00:21:50,984 --> 00:21:53,987 私は もう 村へは帰れない 214 00:21:53,987 --> 00:21:55,989 なぜだ? 215 00:21:55,989 --> 00:22:00,994 村を捨てた人間を 許してはくれないわ…。・ 216 00:22:00,994 --> 00:22:04,498 おふくろ様も…・ 217 00:22:04,498 --> 00:22:07,000 村の人たちも… 218 00:22:07,000 --> 00:22:09,503 俺が お前を 連れて帰る。・ 219 00:22:09,503 --> 00:22:11,505 お前は 俺の許嫁だ 220 00:22:11,505 --> 00:22:14,508 駄目よ なぜ 駄目だ・・ 221 00:22:14,508 --> 00:22:17,010 俺が 俺の許嫁を 連れて帰る。・ 222 00:22:17,010 --> 00:22:20,514 村の人間に 文句は言わせない 223 00:22:20,514 --> 00:22:24,518 今になって そんな事を言うなら…・ 224 00:22:24,518 --> 00:22:28,522 なぜ 私を 捕まえていてくれなかったの?・ 225 00:22:28,522 --> 00:22:30,524 帰ってきて・ 226 00:22:30,524 --> 00:22:34,524 私を 捕まえていてくれなかったの・ 227 00:22:36,530 --> 00:22:46,540 ・~ 228 00:22:46,540 --> 00:22:52,045 <武蔵を求めて お通は 人 孤独な旅を続けた…> 229 00:22:52,045 --> 00:22:59,052 ・~ 230 00:22:59,052 --> 00:23:03,557 < そして 吉岡清十郎に負けた 武蔵は・ 231 00:23:03,557 --> 00:23:08,562 悔しさを かみしめながら 山にこもり 修行を続けた> 232 00:23:08,562 --> 00:24:03,562 ・~ 233 00:24:07,554 --> 00:24:12,059 <己を どこまで磨き 高められたのか…・ 234 00:24:12,059 --> 00:24:17,059 武蔵は 槍の名門 奈良の 宝蔵院を目指した> 235 00:24:20,567 --> 00:24:22,567 (阿厳)う~む 236 00:24:31,512 --> 00:24:33,512 う~む 237 00:24:35,516 --> 00:24:38,016 え~や~ 238 00:24:40,020 --> 00:24:43,524 <立ち合いを 武芸者に開放する・ 239 00:24:43,524 --> 00:24:50,524 宝蔵院の自信に満ちた態度は 多くの武芸者を惹きつけていた> 240 00:24:57,538 --> 00:24:59,540 えや~っ 241 00:24:59,540 --> 00:25:01,540 やあ~っ 242 00:25:14,555 --> 00:25:17,057 あの落首を書いたのは・ 243 00:25:17,057 --> 00:25:19,059 俺じゃない・ 244 00:25:19,059 --> 00:25:23,063 立ち合ってくれた 宝蔵院に 感謝こそすれ・ 245 00:25:23,063 --> 00:25:25,063 恨みは ない 246 00:25:27,000 --> 00:25:32,005 <つの勝負が 次から次へ 争いを引き寄せる。・ 247 00:25:32,005 --> 00:25:37,511 闘う者の宿命を 武蔵は 身に染みて感じていた> 248 00:25:37,511 --> 00:25:39,511 や~っ・ 249 00:25:42,015 --> 00:25:46,520 <知らず知らず 武蔵は 二刀で構えていた。・ 250 00:25:46,520 --> 00:25:52,526 後に武蔵が完成させる 「二天流」 の原点が ここに あった> 251 00:25:52,526 --> 00:26:02,035 ・~ 252 00:26:02,035 --> 00:26:08,041 <次なる闘いは 宝蔵院で 武蔵を待っていた。・ 253 00:26:08,041 --> 00:26:13,046 「天下無双の槍の使い手」と 称された 二代目当主・胤舜が・ 254 00:26:13,046 --> 00:26:15,048 その相手である> 255 00:26:15,048 --> 00:26:27,995 ・~ 256 00:26:27,995 --> 00:26:30,998 力だけでは 勝てんぞ 新免武蔵 257 00:26:30,998 --> 00:26:50,017 ・~ 258 00:26:50,017 --> 00:27:01,028 ・~(笛) 259 00:27:01,028 --> 00:27:07,034 <旅の途中 柳生兵庫助に 窮地を救われた お通は・ 260 00:27:07,034 --> 00:27:12,039 柳生の里で 平穏な時を過ごしていた。・ 261 00:27:12,039 --> 00:27:18,045 ふるさと・美作を離れて 初めて 味わう 心静かな日々であった> 262 00:27:18,045 --> 00:27:23,545 ・~(笛) 263 00:27:27,487 --> 00:27:29,990 たのもう~ 264 00:27:29,990 --> 00:27:36,496 < その頃 武蔵も 柳生の地を踏んでいた。・ 265 00:27:36,496 --> 00:27:40,996 柳生石舟斎との立ち合いを 求めての事である> 266 00:27:43,003 --> 00:27:45,005 これは? 267 00:27:45,005 --> 00:27:47,007 (石舟斎)袋竹刀じゃ 268 00:27:47,007 --> 00:27:49,009 「袋竹刀」? 269 00:27:49,009 --> 00:27:53,013 割り竹に なめした皮を かぶせたものでな…・ 270 00:27:53,013 --> 00:27:56,016 皮肌が 蟇蛙に似ておるから・ 271 00:27:56,016 --> 00:27:59,516 ここでは 「蟇肌竹刀」と呼ぶ者もある 272 00:28:02,522 --> 00:28:06,022 さ… 思い切り かかってくるがよい 273 00:28:29,983 --> 00:28:31,985 どうした?・ 274 00:28:31,985 --> 00:28:35,985 立ち合いが しとうて ここへ来たのであろう? 275 00:28:51,004 --> 00:28:53,004 たあ~っ 276 00:29:01,014 --> 00:29:04,518 勝つ事は 人を止める。・ 277 00:29:04,518 --> 00:29:08,522 負ける事は 人を進める。・ 278 00:29:08,522 --> 00:29:11,525 お主が 宝蔵院で勝った事が・ 279 00:29:11,525 --> 00:29:16,025 己の太刀筋を決め それを わしに読まれた 280 00:29:18,031 --> 00:29:20,534 竹刀を構えている時に・ 281 00:29:20,534 --> 00:29:22,536 鳥の声が 聞こえたか?・ 282 00:29:22,536 --> 00:29:26,473 「勝負の最中に 風の音を聞け」…・ 283 00:29:26,473 --> 00:29:30,477 我が師に そう教わった。・ 284 00:29:30,477 --> 00:29:34,481 わしが あの時 負けておらねば・ 285 00:29:34,481 --> 00:29:40,481 師の言葉の意味を 心の底から 理解する事は できなかったろう 286 00:29:44,491 --> 00:29:50,497 風の音 鳥の声 水の味…・ 287 00:29:50,497 --> 00:29:52,999 それらを知らずして・ 288 00:29:52,999 --> 00:29:58,505 ただ 剣の腕だけを磨いても 無意味だぞ 新免武蔵 289 00:29:58,505 --> 00:30:12,505 ・~ 290 00:30:15,522 --> 00:30:20,527 <京の町で 又八は 幾度も 人に騙され・ 291 00:30:20,527 --> 00:30:22,527 落ちぶれ果てていた> 292 00:30:31,972 --> 00:30:34,474 (朱実) これ 何て読むの? 293 00:30:34,474 --> 00:30:36,977 「新免宮本武蔵」 294 00:30:36,977 --> 00:30:40,480 「たけぞう」って 読むだろう? あの字 295 00:30:40,480 --> 00:30:42,482 そうだね 296 00:30:42,482 --> 00:30:46,982 (男)へえ~ 吉岡が 果たし合いを受けよったで 297 00:30:52,492 --> 00:30:57,492 <京に戻った武蔵は 再び 吉岡清十郎に挑んだ> 298 00:31:04,504 --> 00:31:06,506 二の太刀は無用。・ 299 00:31:06,506 --> 00:31:09,009 それが 吉岡憲法の流儀だ 300 00:31:09,009 --> 00:31:11,009 わ~っ 301 00:31:14,014 --> 00:31:16,516 ・~ 302 00:31:16,516 --> 00:31:18,516 あっ 303 00:31:28,962 --> 00:31:30,962 これまで~ 304 00:31:32,966 --> 00:31:44,477 ・~(琵琶) 305 00:31:44,477 --> 00:31:49,482 (吉野太夫)あなたは そうやって 何に 構えておられるのです?・ 306 00:31:49,482 --> 00:31:52,982 ここには 敵なぞ いないのですよ 307 00:31:57,991 --> 00:32:01,494 「何に」という訳ではない。・ 308 00:32:01,494 --> 00:32:05,994 自分自身の油断を 戒めているのだ 309 00:32:08,001 --> 00:32:13,506 (吉野太夫)女の私には 兵法の道は 分かりませぬが・ 310 00:32:13,506 --> 00:32:18,511 あなたの所作や まなざしを うかがっていると・ 311 00:32:18,511 --> 00:32:23,511 今にも 斬られて死ぬ人に 見えてくるのですよ 312 00:32:39,032 --> 00:32:42,035 武蔵か・ 313 00:32:42,035 --> 00:32:44,037 いかにも 314 00:32:44,037 --> 00:32:46,037 遅い 315 00:32:50,543 --> 00:32:52,545 俺を なめるのか・ 316 00:32:52,545 --> 00:33:06,059 ・~ 317 00:33:06,059 --> 00:33:08,059 や~っ 318 00:33:14,067 --> 00:33:16,069 あっ 319 00:33:16,069 --> 00:33:29,516 ・~ 320 00:33:29,516 --> 00:33:32,519 (藤次)武蔵…。 321 00:33:32,519 --> 00:33:35,021 当主・清十郎が破れ 322 00:33:35,021 --> 00:33:38,525 舎弟の伝七郎も 討たれた今… 323 00:33:38,525 --> 00:33:41,027 我々 吉岡門としては 324 00:33:41,027 --> 00:33:45,031 お主を そのままに しておく訳には いかんのだ。 325 00:33:45,031 --> 00:33:48,034 3日後の朝 寅の下刻… 326 00:33:48,034 --> 00:33:50,537 場所は 瓜生山の麓 327 00:33:50,537 --> 00:33:52,537 乗寺村下り松 328 00:33:54,541 --> 00:33:57,541 承知だな…? 武蔵 329 00:34:00,046 --> 00:34:02,046 承知した 330 00:34:07,053 --> 00:34:09,055 刀を 331 00:34:09,055 --> 00:34:11,555 研いで頂きたいのですが 332 00:34:14,060 --> 00:34:16,560 何のための刀です? 333 00:34:18,565 --> 00:34:21,568 吉岡門と 334 00:34:21,568 --> 00:34:24,070 闘わなければなりません 335 00:34:24,070 --> 00:34:27,507 私が研いでも お役に立ちません 336 00:34:27,507 --> 00:34:29,509 なぜですか? 337 00:34:29,509 --> 00:34:34,013 闘うための刀を 研ぐ気がないからです 338 00:34:34,013 --> 00:34:36,516 刀というものは 339 00:34:36,516 --> 00:34:39,519 闘うためのものです 340 00:34:39,519 --> 00:34:42,021 戦とは無縁の 341 00:34:42,021 --> 00:34:47,026 戯れ者の言葉と お受け取り下さい。 342 00:34:47,026 --> 00:34:50,029 人を殺めるのではなく 343 00:34:50,029 --> 00:34:52,031 人の心を打つ… 344 00:34:52,031 --> 00:34:55,034 そんな刀を 作り上げたい。 345 00:34:55,034 --> 00:34:57,537 刀に 美しさを与え 346 00:34:57,537 --> 00:35:01,541 人を斬る事を 拒ませる… 347 00:35:01,541 --> 00:35:05,541 それが 私の 目指すところなのです 348 00:35:07,547 --> 00:35:10,547 (妙秀) 宮本様… 宮本様 349 00:35:12,552 --> 00:35:14,554 これを… 350 00:35:14,554 --> 00:35:17,557 これを お持ちなさい。 351 00:35:17,557 --> 00:35:21,060 光悦が 研いだ刀ではない。 352 00:35:21,060 --> 00:35:25,560 お侍が 置いたきりで 取りに来ない刀です 353 00:35:27,500 --> 00:35:31,004 なぜ 俺に 刀を? 354 00:35:31,004 --> 00:35:33,006 あなたの母上なら 355 00:35:33,006 --> 00:35:37,010 きっと そうなさると思って 356 00:35:37,010 --> 00:35:41,510 死んでほしくないのですよ 私も あなたに 357 00:35:43,516 --> 00:35:45,518 生きて… 358 00:35:45,518 --> 00:35:50,518 いつか 美しいものを 分かる心を 持ってほしい 359 00:36:00,533 --> 00:36:04,037 <闘いの場となる乗寺下り松。 360 00:36:04,037 --> 00:36:07,040 その地形や 太陽の方向を 361 00:36:07,040 --> 00:36:10,040 武蔵は 念入りに確かめた> 362 00:36:17,050 --> 00:36:19,050 誰だ 363 00:36:21,054 --> 00:36:24,057 ~ 364 00:36:24,057 --> 00:36:26,557 佐々木小次郎 365 00:36:28,494 --> 00:36:30,494 お主が? 366 00:36:32,498 --> 00:36:35,001 お主に 「逃げろ」と 言いに来た 367 00:36:35,001 --> 00:36:37,003 何? 368 00:36:37,003 --> 00:36:42,008 吉岡が集めた手勢 80名余り。 鉄砲 10丁。 369 00:36:42,008 --> 00:36:45,511 お主人で 立ち向かえる 相手ではない。 370 00:36:45,511 --> 00:36:49,015 お主が どんなに 強くても。 371 00:36:49,015 --> 00:36:54,020 園藤次は 総大将を 立てる気でいる。 372 00:36:54,020 --> 00:36:57,523 清十郎の甥に当たる… 373 00:36:57,523 --> 00:37:00,026 10歳の子供だ 374 00:37:00,026 --> 00:37:02,028 「子供」? 375 00:37:02,028 --> 00:37:04,030 総大将を斬らねば 376 00:37:04,030 --> 00:37:09,035 手数を 何人 斬ったところで 戦は 終わらぬ…。 377 00:37:09,035 --> 00:37:12,035 それが 園藤次のねらいだ 378 00:37:14,040 --> 00:37:18,044 <総大将とはいえ 子供を斬れるのか… 379 00:37:18,044 --> 00:37:20,544 武蔵の心は 揺れた…> 380 00:37:24,050 --> 00:37:26,050 又やん? 381 00:37:31,991 --> 00:37:33,993 俺は 江戸へ行く。 382 00:37:33,993 --> 00:37:36,996 緒に行こう 383 00:37:36,996 --> 00:37:38,996 嫌だ 384 00:37:41,501 --> 00:37:45,505 聞けば 吉岡が仕掛けているのは まるで 戦だ。 385 00:37:45,505 --> 00:37:47,507 お前に 勝ち目はない。 386 00:37:47,507 --> 00:37:51,511 お前の事だから 卑怯者と 言われるのが嫌で 387 00:37:51,511 --> 00:37:54,514 死ぬ覚悟で 立ち向かうつもりだろうが 388 00:37:54,514 --> 00:37:57,517 そんな逸り気は やめたほうがいい 389 00:37:57,517 --> 00:38:01,020 又やん 何だ? 390 00:38:01,020 --> 00:38:04,524 野盗と戦った時の事を 覚えているか? 391 00:38:04,524 --> 00:38:06,526 覚えている 392 00:38:06,526 --> 00:38:08,528 あの時… 393 00:38:08,528 --> 00:38:14,033 半兵衛という侍に 言われた事がある 394 00:38:14,033 --> 00:38:16,035 何を? 395 00:38:16,035 --> 00:38:20,039 「生きる」という事は 396 00:38:20,039 --> 00:38:22,542 必死なものだ。 397 00:38:22,542 --> 00:38:26,979 「死ぬ」という事は 398 00:38:26,979 --> 00:38:29,482 もっと 必死なものだ。 399 00:38:29,482 --> 00:38:31,484 「生きよう」と思え。 400 00:38:31,484 --> 00:38:37,490 最後の最後まで どんなに追い詰められても・ 401 00:38:37,490 --> 00:38:40,993 「生きていよう」と思え 402 00:38:40,993 --> 00:38:44,497 ・~ 403 00:38:44,497 --> 00:38:49,001 そうすれば いつか 必ず…・ 404 00:38:49,001 --> 00:38:52,004 命より 大切なものが 見つかる 405 00:38:52,004 --> 00:38:55,007 ・~ 406 00:38:55,007 --> 00:38:57,007 (城太郎)師匠 407 00:38:59,011 --> 00:39:02,515 お通さんていう人が 会いにきたよ 408 00:39:02,515 --> 00:39:09,021 ・~ 409 00:39:09,021 --> 00:39:11,023 お通・ 410 00:39:11,023 --> 00:39:29,475 ・~ 411 00:39:29,475 --> 00:39:31,475 武蔵… 412 00:39:34,480 --> 00:39:36,482 私は…・ 413 00:39:36,482 --> 00:39:41,487 ずっと…・ 414 00:39:41,487 --> 00:39:43,990 武蔵を 捜してたの 415 00:39:43,990 --> 00:39:51,998 ・~ 416 00:39:51,998 --> 00:39:55,501 今は 会えん… お通~ 417 00:39:55,501 --> 00:40:02,501 ・~ 418 00:40:10,016 --> 00:40:12,518 (うわごと) 武蔵…。 419 00:40:12,518 --> 00:40:14,518 何か言ったか? お通。 420 00:41:06,506 --> 00:41:08,506 ・(門人)武蔵だ~ 421 00:41:18,518 --> 00:41:21,521 や~っ 422 00:41:21,521 --> 00:41:23,523 あ~っ 423 00:41:23,523 --> 00:41:25,523 あ~っ 424 00:41:27,460 --> 00:41:29,462 気が付いたか? 425 00:41:29,462 --> 00:41:31,964 ああ…。 426 00:41:31,964 --> 00:41:34,467 お通… しっかりしろ。 427 00:41:34,467 --> 00:41:37,470 どうしたんだ? 428 00:41:37,470 --> 00:41:41,474 俺だよ… 又八だ。 429 00:41:41,474 --> 00:41:43,474 ほら 顔を見ろ…。 430 00:41:51,484 --> 00:41:53,484 おお… お通 431 00:41:56,489 --> 00:41:58,489 え…? 432 00:42:04,497 --> 00:42:08,000 < どうしてやる事も できなかった…。・ 433 00:42:08,000 --> 00:42:11,504 お通の心を 闇へ追い込んだ訳を・ 434 00:42:11,504 --> 00:42:14,504 又八は まだ 知らずにいた> 435 00:42:16,509 --> 00:42:18,509 お通…。 436 00:42:27,520 --> 00:42:31,524 行くのですか? 437 00:42:31,524 --> 00:42:35,027 申し訳ありません 438 00:42:35,027 --> 00:42:39,027 私に 謝る事なんか ないのですよ お通さん 439 00:42:44,537 --> 00:42:49,542 気になる人が いるのですね? 440 00:42:49,542 --> 00:42:53,045 はい。・ 441 00:42:53,045 --> 00:42:57,545 この雨の中を どうしているのだろうと… 442 00:42:59,552 --> 00:43:01,554 きっと…・ 443 00:43:01,554 --> 00:43:07,560 人で 雨に濡れて 歩いているのでは ないかと…。・ 444 00:43:07,560 --> 00:43:09,562 私は…・ 445 00:43:09,562 --> 00:43:13,562 あの人に 言いたい事が あるのです 446 00:43:15,568 --> 00:43:17,570 「私は…・ 447 00:43:17,570 --> 00:43:23,075 人で 生きてきたのではない。・ 448 00:43:23,075 --> 00:43:26,512 又八さんや 武蔵が いたから・ 449 00:43:26,512 --> 00:43:32,018 生きてこられたんです。・ 450 00:43:32,018 --> 00:43:36,522 人は 人では 生きていけない」。・ 451 00:43:36,522 --> 00:43:39,525 その事を…・ 452 00:43:39,525 --> 00:43:44,030 私は あの人に 言ってあげたいのです。・ 453 00:43:44,030 --> 00:43:47,533 言わなければ ならないのです 454 00:43:47,533 --> 00:43:52,538 ・~ 455 00:43:52,538 --> 00:43:56,542 < お通の 言いたい言葉も 伝えたい心も・ 456 00:43:56,542 --> 00:43:59,545 いまだ 武蔵には 届いてはいない> 457 00:43:59,545 --> 00:44:05,551 ・~ 458 00:44:05,551 --> 00:44:15,561 <武蔵は思う… 「お通は 今 どんな夢を見ているのだろう」。・ 459 00:44:15,561 --> 00:44:20,566 「又八は どこで 眠っているのだろう」> 460 00:44:20,566 --> 00:44:30,509 ・~ 461 00:44:30,509 --> 00:44:37,016 <江戸に行こう。 そして 又八を捜そう。・ 462 00:44:37,016 --> 00:44:41,020 又八に 会いたい…。 お通に 会いたい…。・ 463 00:44:41,020 --> 00:44:44,523 疼くような 思いを胸に・ 464 00:44:44,523 --> 00:44:48,027 武蔵は 江戸を目指して 歩き始めた…> 465 00:44:48,027 --> 00:44:50,027 ・~