1 00:01:22,265 --> 00:01:24,265 2 00:01:29,138 --> 00:01:49,158 ♬~ 3 00:01:49,158 --> 00:02:09,178 ♬~ 4 00:02:09,178 --> 00:02:29,132 ♬~ 5 00:02:29,132 --> 00:02:49,152 ♬~ 6 00:02:49,152 --> 00:03:09,172 ♬~ 7 00:03:09,172 --> 00:03:29,125 ♬~ 8 00:03:29,125 --> 00:03:49,145 ♬~ 9 00:03:49,145 --> 00:03:59,145 ♬~ 10 00:04:02,158 --> 00:04:05,161 (語り)<屋島の戦いから1か月後> 11 00:04:05,161 --> 00:04:09,165 <安徳帝を奉じ 西海に逃れた平家一門を追って➡ 12 00:04:09,165 --> 00:04:15,171 ここ 周防国 柳井の港は 源氏の軍勢であふれていた> 13 00:04:15,171 --> 00:04:19,171 <壇ノ浦決戦 前夜である> 14 00:04:24,113 --> 00:04:28,117 (弁慶) 殿には なぜ陸へ上がられませぬ? 15 00:04:28,117 --> 00:04:33,117 船暮らしも もはや ひと月余り さぞ お疲れでございましょうに 16 00:04:36,125 --> 00:04:40,129 明日は いよいよ決戦でござる 17 00:04:40,129 --> 00:04:44,129 少しは陸に上がって 英気を養われませんとな 18 00:04:46,135 --> 00:04:49,135 (義経)少しでも 船に慣れようと思うてのぅ 19 00:04:51,140 --> 00:04:56,145 平家は船戦に よほどの 自信を持っておるようじゃ 20 00:04:56,145 --> 00:05:01,145 我らをここまで誘い込んで 一気に逆転の構え 21 00:05:03,152 --> 00:05:06,155 それを打ち破るには➡ 22 00:05:06,155 --> 00:05:11,160 こちらも 手足のごとく 自在に船を扱わねばのぅ 23 00:05:11,160 --> 00:05:16,165 ウ~ン… いつもながらの殿のご慧眼 24 00:05:16,165 --> 00:05:18,167 恐れ入ります 25 00:05:18,167 --> 00:05:23,105 殊 戦にかけては この弁慶の 口を挟む余地はございませんな 26 00:05:23,105 --> 00:05:28,110 ハハッ… 「殊 戦にかけて」と 断りをつけたのぅ 27 00:05:28,110 --> 00:05:31,113 ほかのことは まるで 駄目だと言いたいのであろう 28 00:05:31,113 --> 00:05:36,118 いや これは またしてもご慧眼 恐れ入りました 29 00:05:36,118 --> 00:05:40,122 (笑い声) 30 00:05:40,122 --> 00:05:42,122 ≪(経春)殿! 31 00:05:44,126 --> 00:05:46,128 お邪魔いたしても よろしゅうござりましょうや 32 00:05:46,128 --> 00:05:48,130 (義経)何じゃ? 33 00:05:48,130 --> 00:05:53,135 櫛崎の関守 船所五郎政利どのが お目通りに 34 00:05:53,135 --> 00:05:57,135 まいったか すぐ連れてまいれ! (経春)はっ! 35 00:06:00,142 --> 00:06:03,145 櫛崎の関守と申さば➡ 36 00:06:03,145 --> 00:06:06,148 名を聞いただけで 海賊も震え上がるという あの… 37 00:06:06,148 --> 00:06:09,151 はっ… いつか この日もあろうかと➡ 38 00:06:09,151 --> 00:06:15,151 片岡兄弟に命じて ひそかに よしみを通じておき申した 39 00:06:20,162 --> 00:06:23,099 (義経)我らは もとより 坂東の武者なれば➡ 40 00:06:23,099 --> 00:06:26,102 馬上に弓矢を取るは得手なれど➡ 41 00:06:26,102 --> 00:06:31,107 船戦に不慣れであることは 西国の者は よく知っていよう 42 00:06:31,107 --> 00:06:34,110 潮の満ち干なども解し難い 43 00:06:34,110 --> 00:06:38,114 平家水軍がたむろする 長門の彦島は➡ 44 00:06:38,114 --> 00:06:42,118 殊のほか 干満の激しき所と聞く 45 00:06:42,118 --> 00:06:47,123 されば 明日の潮の満ち干は いかがであろうか 46 00:06:47,123 --> 00:06:53,123 この戦の勝敗の分かれ目は 正に これにあると思われるが 47 00:06:56,132 --> 00:07:02,138 (政利)九郎判官どの 我らに お任せくださるか 48 00:07:02,138 --> 00:07:05,141 かく申す 船所五郎政利 49 00:07:05,141 --> 00:07:08,144 元をたどれば 八幡公以来➡ 50 00:07:08,144 --> 00:07:13,149 代々 この長門の海門の警護に 当たる 源氏ゆかりの者にござる 51 00:07:13,149 --> 00:07:18,149 是非とも 源氏の旗のもとに お加えくだされ 52 00:07:29,098 --> 00:07:35,104 五郎政利 頼む 53 00:07:35,104 --> 00:07:37,106 ははっ! 54 00:07:37,106 --> 00:07:48,117 ♬~ 55 00:07:48,117 --> 00:07:52,121 <船所五郎の説明によれば➡ 56 00:07:52,121 --> 00:07:58,127 長門の海峡は 1日に2度 潮の流れが変わるという> 57 00:07:58,127 --> 00:08:02,131 <早朝から辰の刻半ば つまり 午前9時ごろまで➡ 58 00:08:02,131 --> 00:08:05,134 東から西へ流れていた潮が➡ 59 00:08:05,134 --> 00:08:08,137 午前10時ごろから 正午にかけて➡ 60 00:08:08,137 --> 00:08:12,141 逆に 西から東への 激しい流れに変わる> 61 00:08:12,141 --> 00:08:16,145 <更に夕方 今度は また逆に➡ 62 00:08:16,145 --> 00:08:20,145 東から西へ 流れが変わるというのである> 63 00:08:24,086 --> 00:08:31,093 …して 平家の拠点である彦島は? (政利)真西に当たります 64 00:08:31,093 --> 00:08:35,097 (忠信)されば 我らは東か (伊勢)分かりきったことを言うな 65 00:08:35,097 --> 00:08:38,100 犬が西向きゃ 尾っぽは東じゃろうが 66 00:08:38,100 --> 00:08:41,103 黙って聞け (伊勢たち)ンンッ… 67 00:08:41,103 --> 00:08:47,103 判官どのが知盛卿でおわさば いかがなされまする? 68 00:08:49,111 --> 00:08:54,116 されば 辰の刻に彦島を出で 落ち潮に乗って襲いかかり➡ 69 00:08:54,116 --> 00:08:58,120 流れが止まっている間に 一気に決着をつける 70 00:08:58,120 --> 00:09:00,122 ご明察! 71 00:09:00,122 --> 00:09:02,124 従って 我らは 敵の裏をかき➡ 72 00:09:02,124 --> 00:09:05,127 昼までは のらりくらりと逃げ回り➡ 73 00:09:05,127 --> 00:09:09,131 流れが変わったところで 攻撃に転ずる 74 00:09:09,131 --> 00:09:13,135 さすれば 早潮に乗って 敵を彦島に追い詰め➡ 75 00:09:13,135 --> 00:09:18,140 殲滅できるやもしれん いかがじゃ? 76 00:09:18,140 --> 00:09:21,143 勝敗は 一にかかって➡ 77 00:09:21,143 --> 00:09:25,080 潮の流れを いかに利用するかでござります 78 00:09:25,080 --> 00:09:31,086 そこまで お見通しならば もはや 我らが申し上げることは 79 00:09:31,086 --> 00:09:35,090 うむ… 三郎 (伊勢)ははっ! 80 00:09:35,090 --> 00:09:40,090 我らは明朝 柳井の津を出で 満珠 干珠の2島に集結する 81 00:09:42,097 --> 00:09:45,100 「合戦の始まりは午の刻」と 全軍に触れを出せ 82 00:09:45,100 --> 00:09:49,104 はっ! 心得て候 83 00:09:49,104 --> 00:09:52,107 西じゃ! (一同)おう! 84 00:09:52,107 --> 00:09:55,110 (兵士たち)よ~し! 85 00:09:55,110 --> 00:09:57,112 (兵士)腕が鳴るぞ! 86 00:09:57,112 --> 00:10:01,112 (笑い声) 87 00:10:05,120 --> 00:10:08,123 (知盛) お上は まだ起きておわすか? 88 00:10:08,123 --> 00:10:11,126 (右京大夫)はい 皆さま 知盛さまのおいでを➡ 89 00:10:11,126 --> 00:10:13,128 心待ちにいたしておられまする 90 00:10:13,128 --> 00:10:17,128 「知盛がまいった」と伝えてくれ (右京大夫)はい 91 00:10:19,134 --> 00:10:23,072 いや よい じきじきにまいる 資盛 おぬしは ここで 92 00:10:23,072 --> 00:10:25,072 (資盛)はっ! 93 00:10:32,081 --> 00:10:35,084 右京どの 94 00:10:35,084 --> 00:10:37,084 資盛さま 95 00:10:44,093 --> 00:10:47,096 体は大事ないか? 96 00:10:47,096 --> 00:10:52,096 疲れはせぬか? (右京大夫)資盛さまこそ 97 00:10:54,103 --> 00:11:00,109 (玉虫)右京さま 資盛さま ここは人目につきまする 98 00:11:00,109 --> 00:11:03,109 どこぞ… (資盛)うん 99 00:11:08,117 --> 00:11:10,119 (二位の尼)ならば 知盛 100 00:11:10,119 --> 00:11:13,122 お上の御座船も 合戦にまいると申すのか 101 00:11:13,122 --> 00:11:20,129 (知盛)さよう ここに残すも 心もとのうござれば 102 00:11:20,129 --> 00:11:26,135 (二位の尼)それにしても… のう? 建礼門院どの 103 00:11:26,135 --> 00:11:29,138 流れ矢でも飛んでまいったら… 104 00:11:29,138 --> 00:11:34,138 (建礼門院)どうせなら 皆 一緒のほうが心強い 105 00:11:37,146 --> 00:11:42,151 知盛どの 頼みまするぞ (知盛)はっ… 106 00:11:42,151 --> 00:11:45,154 ただ 大きな唐船では➡ 107 00:11:45,154 --> 00:11:49,158 お上の存在を わざわざ教えるようなもの 108 00:11:49,158 --> 00:11:52,161 船戦用の軍船を 御座船に変えますれば➡ 109 00:11:52,161 --> 00:11:57,161 方々も そちらのほうへ お乗りくだされ 110 00:12:01,170 --> 00:12:07,170 ご心配召さるな 全ては この知盛にお任せあれ 111 00:12:12,181 --> 00:12:16,185 (右京大夫)死んではなりませぬ 112 00:12:16,185 --> 00:12:22,124 資盛さまに もしものことがあったら➡ 113 00:12:22,124 --> 00:12:28,124 右京も壇ノ浦の渦に身を投げて 死にまする 114 00:12:39,141 --> 00:12:47,141 ならば… ならば 御身とわしは どこまでも一緒じゃのぅ 115 00:12:50,152 --> 00:12:52,154 はい 116 00:12:52,154 --> 00:12:59,161 そのひと言で 余の心も吹っ切れた 117 00:12:59,161 --> 00:13:03,165 これで 思う存分 戦える 118 00:13:03,165 --> 00:13:09,171 ♬~ 119 00:13:09,171 --> 00:13:13,175 資盛さま (資盛)右京 120 00:13:13,175 --> 00:13:26,121 ♬~ 121 00:13:26,121 --> 00:13:38,121 ♬~ 122 00:13:40,135 --> 00:13:47,135 (小玉虫)この海のどこかに ととさまも おじゃるのであろうか 123 00:13:49,144 --> 00:13:55,144 のう かかさま ととさまに会えましょうか 124 00:13:59,154 --> 00:14:07,162 (玉虫)ととさまに会えるとすれば それは 多分 お味方が… 125 00:14:07,162 --> 00:14:09,162 (小玉虫)お味方が? 126 00:14:12,167 --> 00:14:16,171 (玉虫) お味方が負け戦のときであろう 127 00:14:16,171 --> 00:14:22,110 (小玉虫)負けたら お上をはじめ… 128 00:14:22,110 --> 00:14:27,110 建礼門院さまたちは どうなされるのであろうか 129 00:14:30,118 --> 00:14:33,121 九郎どのの軍勢が➡ 130 00:14:33,121 --> 00:14:37,121 女子に無体な振る舞いを するとも思われぬが… 131 00:14:41,129 --> 00:14:44,132 それが戦の常ならば➡ 132 00:14:44,132 --> 00:14:48,136 覚悟しておかなければ なるまいのぅ 133 00:14:48,136 --> 00:14:52,136 覚悟? どのような? 134 00:14:57,145 --> 00:15:00,148 ご一門の方々と共に 135 00:15:00,148 --> 00:15:03,151 ととさまは… 136 00:15:03,151 --> 00:15:09,157 屋島の戦占いのとき こう申されました 137 00:15:09,157 --> 00:15:16,157 「何事があっても 最後まで 望みを捨ててはならぬ」と 138 00:15:18,166 --> 00:15:23,105 小玉虫には 確かに そう聞こえました 139 00:15:23,105 --> 00:15:31,113 それは 生きてさえあれば いつか 必ず会えるということでは? 140 00:15:31,113 --> 00:15:41,123 ♬~ 141 00:15:41,123 --> 00:15:43,125 もしも… 142 00:15:43,125 --> 00:15:49,131 ♬~ 143 00:15:49,131 --> 00:15:52,134 もしも ご一門の皆さまが➡ 144 00:15:52,134 --> 00:15:56,138 もはや これまでと お覚悟お決めになって➡ 145 00:15:56,138 --> 00:15:59,138 ご自害なさるようであれば… 146 00:16:02,144 --> 00:16:07,144 そなたと わらわだけが 生き残るわけにもまいるまい 147 00:16:09,151 --> 00:16:11,151 嫌じゃ! 148 00:16:13,155 --> 00:16:16,158 小玉虫は自害などしませぬ 149 00:16:16,158 --> 00:16:19,158 これ そのような大きな声で 150 00:16:21,163 --> 00:16:23,163 ととさまに… 151 00:16:26,101 --> 00:16:28,101 ととさまに会いたい 152 00:16:32,107 --> 00:16:35,107 ととさまに会うまでは死にませぬ 153 00:16:38,113 --> 00:16:41,116 小玉虫… 154 00:16:41,116 --> 00:16:55,116 ♬~ 155 00:16:57,132 --> 00:17:02,137 (はしゃぎ声) 156 00:17:02,137 --> 00:17:07,142 (兵士)平家の女はな この辺りの 遊び女とは ものが違うぞ 157 00:17:07,142 --> 00:17:13,148 わしはな 以前 都で 牛車に乗った 女官を見たことがあるがな 158 00:17:13,148 --> 00:17:20,155 そりゃ もう 色が白くてなぁ 天女も かくやの美女じゃった 159 00:17:20,155 --> 00:17:22,090 ハハハハッ… (兵士)おお… 160 00:17:22,090 --> 00:17:28,096 一期の思い出に わしも 御所の 女房とやらを抱いてみたいわい 161 00:17:28,096 --> 00:17:30,098 抱けるて 抱けるて (兵士)抱けるか 162 00:17:30,098 --> 00:17:32,098 (笑い声) 163 00:17:36,104 --> 00:17:39,107 ≪(頑入)姉者 姉者 164 00:17:39,107 --> 00:17:42,107 (千載)頑入かえ? 165 00:17:53,121 --> 00:17:56,124 (千載)そうか… 166 00:17:56,124 --> 00:18:01,124 あの船のどこかに 弁慶どのがおられるのか 167 00:18:03,131 --> 00:18:05,133 懐かしやのぅ 168 00:18:05,133 --> 00:18:09,137 (頑入)何が懐かしいものか 169 00:18:09,137 --> 00:18:11,139 あいつさえ おらなんだら➡ 170 00:18:11,139 --> 00:18:14,142 とうの昔に 遮那王は わしが殺していた 171 00:18:14,142 --> 00:18:18,146 従って 今の九郎判官義経もなかったのよ 172 00:18:18,146 --> 00:18:24,086 そなた 弁慶どのを恨んでるのか? (頑入)当然じゃろう 173 00:18:24,086 --> 00:18:27,089 あのとき 遮那王を殺していたら➡ 174 00:18:27,089 --> 00:18:30,092 わしは 知盛卿の家人に取り立てられ➡ 175 00:18:30,092 --> 00:18:34,096 今ごろは平家の船の上じゃ 176 00:18:34,096 --> 00:18:38,100 あいつのおかげで わしの一生は めちゃめちゃじゃ 177 00:18:38,100 --> 00:18:43,105 頑入 (頑入)今に見ていろ 178 00:18:43,105 --> 00:18:47,109 ろくな水軍も持たぬ九郎に 何ができよう 179 00:18:47,109 --> 00:18:51,113 奴をここまで引っ張ってきたは 知盛卿の計略よ 180 00:18:51,113 --> 00:18:53,115 平家が あひるなら➡ 181 00:18:53,115 --> 00:18:57,119 源氏は岸辺で きゃんきゃん ほえている犬みたいなものよ 182 00:18:57,119 --> 00:18:59,121 ハハハハッ… 183 00:18:59,121 --> 00:19:03,121 その犬が 勢いに任せて 船に乗ったところで 何ができる? 184 00:19:05,127 --> 00:19:10,132 明日は あいつら 海の藻くずと消えるのじゃ! 185 00:19:10,132 --> 00:19:17,132 (笑い声) 186 00:19:19,141 --> 00:19:23,141 所詮 戦は男の遊び 187 00:19:25,080 --> 00:19:29,080 どちらが勝っても むなしやのぅ 188 00:19:40,095 --> 00:19:44,099 おお… 弁慶 ご用にござりまするか 189 00:19:44,099 --> 00:19:48,103 先ほど 後白河院から 使いがまいった 190 00:19:48,103 --> 00:19:50,105 ほう… 191 00:19:50,105 --> 00:19:54,109 「戦には勝たずともよい」 192 00:19:54,109 --> 00:19:59,114 「ただ 主上だけは お救いせよ」と 193 00:19:59,114 --> 00:20:01,114 「勝たずともよい」… 194 00:20:04,119 --> 00:20:08,123 (笑い声) 195 00:20:08,123 --> 00:20:14,129 いやはや 後白河院らしき お言葉でござりまするな 196 00:20:14,129 --> 00:20:16,131 (笑い声) 197 00:20:16,131 --> 00:20:20,135 戦の前夜に 「勝たずともよい」とは なんたる申しようじゃ! 198 00:20:20,135 --> 00:20:24,072 まあまあ そうお腹を立てられな 199 00:20:24,072 --> 00:20:27,075 味方の士気にも関わりまするぞ 200 00:20:27,075 --> 00:20:30,078 まあ それがし➡ 201 00:20:30,078 --> 00:20:33,078 できるだけのことは やってみましょう 202 00:20:35,083 --> 00:20:39,087 どうやって主上をお救いする? 203 00:20:39,087 --> 00:20:46,094 今宵のうちに赤間まで こぎ出だし 戦乱に乗じて… 204 00:20:46,094 --> 00:20:53,101 それも考えた しかし 危険が多すぎる 205 00:20:53,101 --> 00:20:55,101 確かに 206 00:20:57,105 --> 00:21:02,110 しかし それしか方法はござりますまい 207 00:21:02,110 --> 00:21:09,117 ♬~ 208 00:21:09,117 --> 00:21:11,117 やってくれるか 209 00:21:14,122 --> 00:21:17,125 はい 210 00:21:17,125 --> 00:21:21,129 ただし 船を2艘 お貸しくだされ 211 00:21:21,129 --> 00:21:27,135 たった2艘でよいのか? それに 海に強き男を数名 212 00:21:27,135 --> 00:21:29,135 誰を選ぶ? 213 00:21:32,140 --> 00:21:35,140 まあ お任せあれ 214 00:21:38,146 --> 00:21:41,149 (知盛)聞けー! 215 00:21:41,149 --> 00:21:45,153 戦は今日を限りと心得たり 216 00:21:45,153 --> 00:21:49,157 おのおの 退く心 断じて あるべからず 217 00:21:49,157 --> 00:21:51,159 (一同)おう! 218 00:21:51,159 --> 00:21:56,164 (知盛)方々 命を惜しまず 名を惜しまれよ 219 00:21:56,164 --> 00:22:01,169 死して勇名をはせるか 生きて汚名を残さんか 220 00:22:01,169 --> 00:22:05,173 後世に名をとどむるは 今なり (一同)おう! 221 00:22:05,173 --> 00:22:09,177 (知盛)坂東の奴原 1人残らず蹴散らせ! 222 00:22:09,177 --> 00:22:13,181 心をひとつにして 源氏勢を水底に葬り去れ! 223 00:22:13,181 --> 00:22:17,185 今日の合戦 この一事にあり! 224 00:22:17,185 --> 00:22:21,189 いざー! (一同)おう! 225 00:22:21,189 --> 00:22:34,135 ♬~ 226 00:22:34,135 --> 00:22:46,135 ♬~ 227 00:22:48,149 --> 00:22:51,152 <元暦2年3月24日> 228 00:22:51,152 --> 00:22:55,156 <日本の合戦史上 最も悲劇的な海の戦いとして➡ 229 00:22:55,156 --> 00:22:59,160 語り伝えられる 平家滅亡のドラマは➡ 230 00:22:59,160 --> 00:23:04,165 今 正に その火蓋が 切って落とされようとしていた> 231 00:23:04,165 --> 00:23:06,165 (資盛)叔父上! 232 00:23:13,174 --> 00:23:17,174 御座船は もう乗りきれん そなたたちは別の船に 233 00:23:20,181 --> 00:23:24,119 玉虫とか申したのぅ 234 00:23:24,119 --> 00:23:26,119 はい 235 00:23:28,123 --> 00:23:32,127 もしものときは 女御たちを 手厚くもてなしてくれるよう➡ 236 00:23:32,127 --> 00:23:35,130 そなたの夫に伝えてくれ 237 00:23:35,130 --> 00:23:41,130 中納言さまは 我が父をご存じでござりますか? 238 00:23:50,145 --> 00:23:52,147 資盛 我らも船に戻ろう 239 00:23:52,147 --> 00:23:56,151 能登守が しびれを切らしていよう (資盛)はっ! 240 00:23:56,151 --> 00:23:58,151 (知盛)さらば 241 00:24:11,166 --> 00:24:13,166 さらばじゃ 242 00:24:20,175 --> 00:24:36,124 ♬~ 243 00:24:36,124 --> 00:24:40,128 <そのころ 海峡の 入り口に位置する➡ 244 00:24:40,128 --> 00:24:45,133 2つの小島 満珠 干珠に 集結していた源氏の軍船は➡ 245 00:24:45,133 --> 00:24:50,138 じっと息を殺して 平家の軍船を待ち受けていた> 246 00:24:50,138 --> 00:24:52,140 <まもなく この狭い海峡は➡ 247 00:24:52,140 --> 00:24:56,144 両軍の軍船で 埋め尽くされるはずであった> 248 00:24:56,144 --> 00:24:59,147 常陸坊 そなた 見たか? 249 00:24:59,147 --> 00:25:03,151 今月15日の夜半は月食であった 250 00:25:03,151 --> 00:25:05,153 さよう 251 00:25:05,153 --> 00:25:12,160 月食あるは 吉凶いずれにせよ 大事ありと聞き及ぶ 252 00:25:12,160 --> 00:25:19,167 さすれば 平家の滅亡か 主上の身に災いが降りかかるか 253 00:25:19,167 --> 00:25:22,103 あるいは 我らが敗れるか 254 00:25:22,103 --> 00:25:26,107 まずは そのうちのひとつに 間違いはあるまいのぅ 255 00:25:26,107 --> 00:25:31,107 ハハハハッ… (常陸坊)フフフフッ… 256 00:25:33,114 --> 00:25:36,117 思えば 平家追討は➡ 257 00:25:36,117 --> 00:25:39,120 そなたに 鞍馬寺へ預けられた日からの➡ 258 00:25:39,120 --> 00:25:41,120 わしの夢じゃった 259 00:25:45,126 --> 00:25:49,126 長かったのぅ (常陸坊)御曹司 260 00:25:53,134 --> 00:25:55,136 敵じゃ! 敵船じゃ! 261 00:25:55,136 --> 00:26:01,142 ♬~ 262 00:26:01,142 --> 00:26:05,146 いざ まいろうず! (一同)おう! 263 00:26:05,146 --> 00:26:16,157 ♬~ 264 00:26:16,157 --> 00:26:27,101 ♬~ 265 00:26:27,101 --> 00:26:34,108 <知盛は 義経よりも はるかに 壇ノ浦の潮流の変化に通じていた> 266 00:26:34,108 --> 00:26:37,111 <西から東へ たぎり落ちる早潮に乗って➡ 267 00:26:37,111 --> 00:26:40,114 源氏を 満珠 干珠の周辺に圧迫し➡ 268 00:26:40,114 --> 00:26:47,121 潮の流れが止まっている間に 一挙に敵を葬り去る作戦であった> 269 00:26:47,121 --> 00:26:54,121 <しかし その思惑を 義経は既に読んでいたのである> 270 00:26:57,131 --> 00:26:59,131 (知盛)放て! 271 00:27:02,136 --> 00:27:04,138 (伊勢)ひけ! 272 00:27:04,138 --> 00:27:09,143 ハハハッ… どんなもんだい ここまで届くかよ! 273 00:27:09,143 --> 00:27:12,146 ハハハハッ… ホ~ホホホッ… 274 00:27:12,146 --> 00:27:15,149 おっ… 危ねえ 危ねえ 275 00:27:15,149 --> 00:27:20,149 おのれ… のらりくらりと 追え 追え! 276 00:27:25,093 --> 00:27:30,093 それ 返せ! (兵士)心得た それ! 277 00:27:40,108 --> 00:27:43,111 弁慶どの (為春)始まり申した 278 00:27:43,111 --> 00:27:58,111 (いびき) 279 00:28:00,128 --> 00:28:04,132 (政利)ひけ ひけ! ひけ ひけ! 280 00:28:04,132 --> 00:28:07,135 彼奴ら 一向に乗ってこんのぅ 281 00:28:07,135 --> 00:28:10,138 (教経)潮の流れが変わるのを 待ってるのであるまいか? 282 00:28:10,138 --> 00:28:12,140 こしゃくな 283 00:28:12,140 --> 00:28:14,142 資盛 教経 そなたたちは➡ 284 00:28:14,142 --> 00:28:16,144 手ごろな船に乗り移って 戦を仕掛けよ 285 00:28:16,144 --> 00:28:19,147 いつまでも矢合わせをしていては 埒が明かん 行け! 286 00:28:19,147 --> 00:28:22,147 おう (教経)心得た 287 00:28:32,093 --> 00:28:37,098 ええい 追え! 逃すなー! 288 00:28:37,098 --> 00:28:40,101 敵も だいぶ 焦ってきたようでござりますな 289 00:28:40,101 --> 00:28:43,104 一段と攻めが激しくなり申した 290 00:28:43,104 --> 00:28:49,104 今しばらく… 今しばらく持ちこたえてくれれば 291 00:28:51,112 --> 00:28:53,112 射かけろー! 292 00:28:55,116 --> 00:28:58,116 ウワーッ! (兵士)アアッ! 293 00:29:00,121 --> 00:29:02,121 (いびき) 294 00:29:04,125 --> 00:29:08,125 (経春)弁慶どの 弁慶どの! 295 00:29:10,131 --> 00:29:14,135 アア… 何じゃ? 「何じゃ」ではござらん 296 00:29:14,135 --> 00:29:18,139 味方の旗色が悪うござる (為春)我々も打って出ましょう 297 00:29:18,139 --> 00:29:21,139 このままでは 源氏は負け申す 298 00:29:23,077 --> 00:29:27,077 いや 戦は殿に任しておけ 299 00:29:29,083 --> 00:29:35,083 (為春)弁慶どの まいりましょう! うん? いや まだまだ 300 00:29:37,091 --> 00:29:40,091 ウワッ! (兵士)ウワーッ! 301 00:29:47,101 --> 00:29:52,101 来い 九郎 知盛が意地を見せてやる! 302 00:29:56,110 --> 00:30:00,114 <襲うと見せては離れ 離れては襲い➡ 303 00:30:00,114 --> 00:30:03,117 敵を翻弄すること数刻> 304 00:30:03,117 --> 00:30:07,117 <やがて 運命の流れが変わる> 305 00:30:25,072 --> 00:30:29,076 よし 今だ こぎ出せ! 306 00:30:29,076 --> 00:30:31,078 よし! 307 00:30:31,078 --> 00:30:48,095 ♬~ 308 00:30:48,095 --> 00:30:50,097 時は今ぞ! 309 00:30:50,097 --> 00:30:53,100 いざー! (一同)おう! 310 00:30:53,100 --> 00:30:59,106 <それは実に 海を渡ってくる 疾風にも似た潮の急変であった> 311 00:30:59,106 --> 00:31:03,110 <源氏の軍船は あたかも 満を持していた矢のごとく➡ 312 00:31:03,110 --> 00:31:06,113 流れに乗って 激しく敵に襲いかかった> 313 00:31:06,113 --> 00:31:10,117 <舷々相摩する 肉薄戦の始まりである> 314 00:31:10,117 --> 00:31:12,119 (義経)ハアッ! 315 00:31:12,119 --> 00:31:28,135 ♬~ 316 00:31:28,135 --> 00:31:34,141 ハハハハッ… 我が殿に遅れるな 突っ込めー! 317 00:31:34,141 --> 00:31:50,157 ♬~ 318 00:31:50,157 --> 00:31:52,159 おっ! 319 00:31:52,159 --> 00:31:59,166 ♬~ 320 00:31:59,166 --> 00:32:02,169 (忠信) ええい ひるむな かかれ かかれ! 321 00:32:02,169 --> 00:32:10,177 ♬~ 322 00:32:10,177 --> 00:32:12,179 ヤーッ! 323 00:32:12,179 --> 00:32:23,124 ♬~ 324 00:32:23,124 --> 00:32:28,129 いずこじゃ? 九郎 いずこじゃ!? 325 00:32:28,129 --> 00:32:43,144 ♬~ 326 00:32:43,144 --> 00:32:45,144 ヤーッ! 327 00:32:49,150 --> 00:32:51,152 エイッ! 328 00:32:51,152 --> 00:32:53,152 ウワッ! 329 00:32:55,156 --> 00:32:57,158 ヤーッ! 330 00:32:57,158 --> 00:33:05,166 ♬~ 331 00:33:05,166 --> 00:33:09,170 経春 あの船だ 急げ! 332 00:33:09,170 --> 00:33:11,172 心得た! 333 00:33:11,172 --> 00:33:31,125 ♬~ 334 00:33:31,125 --> 00:33:33,125 ウワッ! 335 00:33:36,130 --> 00:33:39,130 (兵士)かかりおったぞ! (兵士)今じゃ! 336 00:33:47,141 --> 00:33:49,143 アアッ… 337 00:33:49,143 --> 00:33:51,145 (兵士たち)ウワーッ! 338 00:33:51,145 --> 00:33:53,147 (海に落ちる音) 339 00:33:53,147 --> 00:33:55,149 助けてくれ… 340 00:33:55,149 --> 00:33:57,151 謀りおったな 341 00:33:57,151 --> 00:34:01,155 アアッ… アア… 342 00:34:01,155 --> 00:34:03,155 アアッ… 343 00:34:05,159 --> 00:34:09,163 主上は いずれにおわす? 知らぬ 344 00:34:09,163 --> 00:34:13,167 ウワッ! ほかの船じゃ そうか 345 00:34:13,167 --> 00:34:15,169 アアッ! 346 00:34:15,169 --> 00:34:17,169 (海に落ちる音) 347 00:34:39,126 --> 00:34:43,130 だいぶ流されてしまいましたが… 348 00:34:43,130 --> 00:34:47,130 お味方は どうなりましたことやら 349 00:34:55,142 --> 00:34:58,142 《資盛さま》 350 00:35:04,151 --> 00:35:06,153 九郎は どこじゃ!? 351 00:35:06,153 --> 00:35:13,160 小松の新三位中将 平資盛 見参! 見参! 352 00:35:13,160 --> 00:35:17,164 (知盛)資盛! もはや勝負は見えた お上を守って逃げよ! 353 00:35:17,164 --> 00:35:22,103 叔父上こそ逃げよ 資盛は逃げぬ 354 00:35:22,103 --> 00:35:24,105 ここは わしと教経に任せよ 355 00:35:24,105 --> 00:35:26,107 ≪(兵士)ヤーッ! ウワッ! 356 00:35:26,107 --> 00:35:28,107 行け! 357 00:35:37,118 --> 00:35:40,121 資盛 (兵士)ヤーッ! 358 00:35:40,121 --> 00:35:42,123 (斬る音) 359 00:35:42,123 --> 00:35:49,130 ♬~ 360 00:35:49,130 --> 00:35:53,134 ご覧候え 叔父上 361 00:35:53,134 --> 00:35:59,140 資盛とて 恥を知る武士 362 00:35:59,140 --> 00:36:03,144 むざむざ 敵に首をかかれてなろうものか 363 00:36:03,144 --> 00:36:08,149 ♬~ 364 00:36:08,149 --> 00:36:10,151 御免! (斬る音) 365 00:36:10,151 --> 00:36:17,158 ♬~ 366 00:36:17,158 --> 00:36:21,158 資盛… 見事 367 00:36:24,098 --> 00:36:26,098 ウワーッ! 368 00:36:31,105 --> 00:36:33,105 あっ… 369 00:36:44,118 --> 00:36:46,118 ヤッ! 370 00:36:57,131 --> 00:37:01,131 そこにあるは 源九郎と覚えたり! 371 00:37:03,137 --> 00:37:08,142 知盛か! いかにも わしは源九郎義経なり! 372 00:37:08,142 --> 00:37:11,145 九郎! 勝負じゃ 373 00:37:11,145 --> 00:37:15,149 知盛が矢を受けてみよ 374 00:37:15,149 --> 00:37:17,149 いざ! 375 00:37:22,089 --> 00:37:24,089 (打ち払う音) 376 00:37:26,093 --> 00:37:29,096 この戦 既に勝敗は明らかなり! 377 00:37:29,096 --> 00:37:32,099 (教経)おのれ 九郎 378 00:37:32,099 --> 00:37:35,102 この教経が 汝の素っ首 落としてくれようぞ 379 00:37:35,102 --> 00:37:37,102 いくぞ! 380 00:37:48,115 --> 00:37:52,119 こしゃくな… ターッ! 381 00:37:52,119 --> 00:37:55,119 (教経)逃すな! 射殺せ! 382 00:38:00,127 --> 00:38:03,127 (兵士たち)ンンッ! (教経)ウウッ! 383 00:38:05,132 --> 00:38:07,132 ンンッ! 384 00:38:09,136 --> 00:38:13,140 馬鹿め 死出への旅の供をするか! 385 00:38:13,140 --> 00:38:16,143 来い! ヤーッ! 386 00:38:16,143 --> 00:38:18,143 (海に飛び込む音) 387 00:38:43,103 --> 00:38:48,108 ♬~ 388 00:38:48,108 --> 00:38:53,113 知盛 死ぬな! 戦は終わった! 389 00:38:53,113 --> 00:38:55,113 死ぬな! 390 00:38:57,117 --> 00:39:01,121 この世で見るべきものは 全て見たり 391 00:39:01,121 --> 00:39:04,124 何の命が惜しかろう 392 00:39:04,124 --> 00:39:06,126 弁慶! 393 00:39:06,126 --> 00:39:11,131 ♬~ 394 00:39:11,131 --> 00:39:13,131 さらばじゃ! 395 00:39:17,137 --> 00:39:19,139 邪魔だ どけ! 396 00:39:19,139 --> 00:39:29,083 ♬~ 397 00:39:29,083 --> 00:39:31,085 知盛… 398 00:39:31,085 --> 00:39:45,099 ♬~ 399 00:39:45,099 --> 00:39:58,099 ♬~ 400 00:40:01,115 --> 00:40:07,121 (女房たちの泣き声) 401 00:40:07,121 --> 00:40:14,128 (二位の尼)さあ いつまで 泣いておっても詮なきこと 402 00:40:14,128 --> 00:40:20,134 建礼門院どの 東男の辱めを受けたもうな 403 00:40:20,134 --> 00:40:23,070 方々も 404 00:40:23,070 --> 00:40:27,074 わらわは お上のお供をするゆえに➡ 405 00:40:27,074 --> 00:40:31,074 志を同じゅうする方々は 急ぎたまえ 406 00:41:11,118 --> 00:41:16,123 (安徳帝) 尼御前 いずこへまいるとな? 407 00:41:16,123 --> 00:41:19,126 都にござります 408 00:41:19,126 --> 00:41:25,132 都に戻るのか? (二位の尼)はい 409 00:41:25,132 --> 00:41:31,138 さあ このように お手を合わせて 410 00:41:31,138 --> 00:41:36,138 (二位の尼の泣き声) 411 00:41:38,145 --> 00:41:42,145 さあ 都にまいりましょう 412 00:41:44,151 --> 00:41:51,151 波の下にも 都はござりましょうほどに 413 00:41:54,161 --> 00:42:01,168 (泣き声) 414 00:42:01,168 --> 00:42:09,176 さあ 遅れては お上が寂しがりましょう 415 00:42:09,176 --> 00:42:18,185 ♬~ 416 00:42:18,185 --> 00:42:20,187 (海に飛び込む音) 417 00:42:20,187 --> 00:42:35,135 ♬~ 418 00:42:35,135 --> 00:42:51,135 ♬~ 419 00:43:00,160 --> 00:43:03,163 あっ! あれは御座船やもしれん 420 00:43:03,163 --> 00:43:06,163 経春 急げ! はっ! 421 00:43:14,174 --> 00:43:19,174 弁慶どの あれじゃ あそこに誰か おう! 422 00:43:31,124 --> 00:43:35,128 これ お気を確かに 確かに持たれよ 423 00:43:35,128 --> 00:43:38,131 これ 424 00:43:38,131 --> 00:43:41,131 (経春)あっ… 気がつかれた おお… 425 00:43:43,136 --> 00:43:49,142 帝は… 帝は… 426 00:43:49,142 --> 00:43:55,148 御身は どなたにておわします? 427 00:43:55,148 --> 00:44:01,154 入道相国… 清盛が娘… 428 00:44:01,154 --> 00:44:03,156 すると 建礼門院さま 429 00:44:03,156 --> 00:44:08,161 あっ… して 主上は いかがあそばされましたか? 430 00:44:08,161 --> 00:44:15,168 波の… 下にも… 431 00:44:15,168 --> 00:44:19,172 都の候て… 432 00:44:19,172 --> 00:44:26,113 な… 波の下にも 都の… 433 00:44:26,113 --> 00:44:41,128 ♬~ 434 00:44:41,128 --> 00:44:44,131 <暮色は刻々と深まり➡ 435 00:44:44,131 --> 00:44:50,137 今や 剣戟の響きも雄たけびも 途絶えた海上にあって➡ 436 00:44:50,137 --> 00:44:56,143 弁慶の無念さは このとき 果てしもなかった> 437 00:44:56,143 --> 00:45:04,151 <いとしい妻や娘の安否さえ いまだ不明のままであった> 438 00:45:04,151 --> 00:45:14,151 ♬~ 439 00:59:12,265 --> 00:59:13,132 440 00:59:13,132 --> 00:59:17,136 「時代劇専門チャンネル」の 全てが分かる番組情報誌 441 00:59:17,136 --> 00:59:19,136 『時代劇専門チャンネルガイド』 442 00:59:25,144 --> 00:59:27,146 番組表・コラム 443 00:59:27,146 --> 00:59:31,150 時代劇クロスワードなど読み応え十分! 444 00:59:31,150 --> 00:59:33,150 更に… 445 00:59:36,155 --> 00:59:38,155 いま お問い合わせ いただくと… 446 01:00:06,185 --> 01:00:08,187 そして もうひとつは ホームページ 447 01:00:08,187 --> 01:00:11,187 お申し込み お待ちしております