1 00:01:22,358 --> 00:01:24,358 2 00:01:29,231 --> 00:01:49,251 ♬~ 3 00:01:49,251 --> 00:02:09,271 ♬~ 4 00:02:09,271 --> 00:02:29,224 ♬~ 5 00:02:29,224 --> 00:02:49,244 ♬~ 6 00:02:49,244 --> 00:03:09,264 ♬~ 7 00:03:09,264 --> 00:03:29,218 ♬~ 8 00:03:29,218 --> 00:03:49,238 ♬~ 9 00:03:49,238 --> 00:03:59,238 ♬~ 10 00:04:04,253 --> 00:04:08,257 (語り)<頼朝は ついに牙をむいた> 11 00:04:08,257 --> 00:04:13,262 <弁慶は 急を聞いて駆けつける> 12 00:04:13,262 --> 00:04:18,267 (弁慶)我こそは 熊野国の住人 武蔵坊弁慶なり! 13 00:04:18,267 --> 00:04:20,269 (義経)弁慶 14 00:04:20,269 --> 00:04:22,269 (土佐坊)ヤーッ! 15 00:04:26,208 --> 00:04:28,208 (土佐坊の悲鳴) 16 00:04:31,213 --> 00:04:34,216 <事を収めると 弁慶は➡ 17 00:04:34,216 --> 00:04:38,220 再び 玉虫 小玉虫のもとへと 帰ってきた> 18 00:04:38,220 --> 00:04:44,226 (笑い声) 19 00:04:44,226 --> 00:04:48,230 <頼朝は すぐに二の矢を放った> 20 00:04:48,230 --> 00:04:54,236 <北条時政を総大将とする大軍が 都に向けて進発したのである> 21 00:04:54,236 --> 00:04:57,239 <再び戦が始まる> 22 00:04:57,239 --> 00:05:02,244 <都は騒然とした空気に包まれた> 23 00:05:02,244 --> 00:05:07,249 <弁慶は こんな騒ぎの外にいた> 24 00:05:07,249 --> 00:05:09,249 (小玉虫)かかさま 25 00:05:11,253 --> 00:05:13,255 (小玉虫) ととさまは こんなときに➡ 26 00:05:13,255 --> 00:05:15,257 きのこなど採っていて よいのですか? 27 00:05:15,257 --> 00:05:18,260 (玉虫)ととさまは 戻りたくとも➡ 28 00:05:18,260 --> 00:05:21,263 判官さまの お許しが出ないと 戻れないのじゃ 29 00:05:21,263 --> 00:05:25,200 戻ってほしいのか? (小玉虫)それは嫌じゃけど➡ 30 00:05:25,200 --> 00:05:28,203 判官さまが お困りなら 助けるべきじゃ 31 00:05:28,203 --> 00:05:31,206 ならば ととさまに そう言えばよい 32 00:05:31,206 --> 00:05:36,206 娘に言われて動くようでは 動かぬほうがましです 33 00:05:42,217 --> 00:05:45,220 <文治元年11月> 34 00:05:45,220 --> 00:05:50,225 <義経追討の院宣が下され 朝敵となった義経は➡ 35 00:05:50,225 --> 00:05:56,225 西国へ落ちる決意をし 弁慶のもとを訪れた> 36 00:05:58,233 --> 00:06:01,236 (笑い声) 37 00:06:01,236 --> 00:06:05,240 (玉虫)ほんに 小玉虫は口達者になったのぅ 38 00:06:05,240 --> 00:06:09,244 ととさまに似たのか (小玉虫)フフフフッ… 39 00:06:09,244 --> 00:06:23,192 ♬~ 40 00:06:23,192 --> 00:06:27,196 (伊勢)さあ みんな 急いでくれ 一刻の猶予もならんのじゃ 41 00:06:27,196 --> 00:06:31,200 おい それは殿の大事な物じゃ 気をつけてな 42 00:06:31,200 --> 00:06:35,204 よし… 大丈夫か? 43 00:06:35,204 --> 00:06:38,207 (忠信)おっ… (伊勢)気をつけぬか 44 00:06:38,207 --> 00:06:40,207 (ため息) 45 00:06:42,211 --> 00:06:46,215 (伊勢)喜三太 喜三太 こりゃ何だ? 46 00:06:46,215 --> 00:06:48,217 (喜三太)殿のお馬の餌でござるよ 47 00:06:48,217 --> 00:06:50,219 これは 持って逃げるほど 大事な物なのか? 48 00:06:50,219 --> 00:06:54,223 あの馬は 好き嫌いが激しいのです アア… 49 00:06:54,223 --> 00:06:56,225 (桶をたたく音) 50 00:06:56,225 --> 00:06:59,228 ならば 馬と夫婦になれ! …たく 51 00:06:59,228 --> 00:07:02,231 あ~あ… 52 00:07:02,231 --> 00:07:04,233 痛え! この野郎! 53 00:07:04,233 --> 00:07:08,237 (忠信)三郎どの 侍頭が そういらだっては なりませぬぞ 54 00:07:08,237 --> 00:07:12,241 忠信 都落ちは 全部 おぬしのせいなんだぞ 55 00:07:12,241 --> 00:07:14,243 補陀洛寺で武蔵坊を 見逃してさえいなければ… 56 00:07:14,243 --> 00:07:17,246 また そのことでござるか 申し訳ござらんな 57 00:07:17,246 --> 00:07:20,249 チッ… ハァ… (常陸坊)三郎 58 00:07:20,249 --> 00:07:23,185 忠信に あのことを申すな 気にしておる 59 00:07:23,185 --> 00:07:27,189 気にする奴かよ 60 00:07:27,189 --> 00:07:31,193 ところで 先ほど 殿が おひとりで お出かけになったぞ 61 00:07:31,193 --> 00:07:34,196 ほう… 殿は きっと 武蔵坊を連れて➡ 62 00:07:34,196 --> 00:07:36,198 お帰りになるぞ (常陸坊)さあ… 63 00:07:36,198 --> 00:07:38,200 (経春)三郎どの (伊勢)おう 64 00:07:38,200 --> 00:07:42,204 (経春)若の前さまが お呼びじゃ (伊勢)あっ… そうか 65 00:07:42,204 --> 00:07:49,204 いやぁ… 困ったのぅ ハァ… 66 00:07:53,215 --> 00:07:56,218 (伊勢)静どのを お連れになるんであれば➡ 67 00:07:56,218 --> 00:07:59,221 若の前さま お連れになればよいのだ 68 00:07:59,221 --> 00:08:04,226 もともと鎌倉から来られたお方 お残しになるが いたわりじゃ 69 00:08:04,226 --> 00:08:07,226 俺だったら 絶対 連れてくけどな 70 00:08:14,236 --> 00:08:16,238 (伊勢)若の前さま 71 00:08:16,238 --> 00:08:20,242 出発までには 必ず 殿のお許しをいただきますので➡ 72 00:08:20,242 --> 00:08:22,242 しばらく お待ちくだされ 73 00:08:24,179 --> 00:08:27,182 (若の前)もう よいのです 74 00:08:27,182 --> 00:08:33,188 わらわがいては 皆の足かせになる 75 00:08:33,188 --> 00:08:36,188 そうでございましょう? 76 00:08:40,195 --> 00:08:44,199 でも いつか… 77 00:08:44,199 --> 00:08:46,201 いつか? 78 00:08:46,201 --> 00:08:50,205 いつかでよいのです 79 00:08:50,205 --> 00:08:54,205 迎えに来ていただけますか? 三郎さま 80 00:08:57,212 --> 00:09:01,216 はい! 必ずや お迎えに上がります 81 00:09:01,216 --> 00:09:08,223 伊勢三郎義盛 命に懸けても お誓い申す 82 00:09:08,223 --> 00:09:15,223 そのときは また 歌のお稽古いたしましょうな 83 00:09:17,232 --> 00:09:22,232 はい いたしましょう 84 00:09:34,182 --> 00:09:42,190 <義経一行 総勢200余名は 今の兵庫県 大物浦から船に乗り➡ 85 00:09:42,190 --> 00:09:45,193 西国行きという名目はあったが➡ 86 00:09:45,193 --> 00:09:50,198 実際は 鎌倉に追われての 逃避行の始まりである> 87 00:09:50,198 --> 00:09:55,203 <だが 船は 折からの嵐のために難破し➡ 88 00:09:55,203 --> 00:09:58,206 一行は散り散りになった> 89 00:09:58,206 --> 00:10:01,209 <義経は 和泉の浦に打ち上げられたが➡ 90 00:10:01,209 --> 00:10:07,209 このとき 義経に従う者は 30名に足らぬまでに減っていた> 91 00:10:09,217 --> 00:10:15,223 (景時)稀に見る大嵐だったとか それで生き延びるとは➡ 92 00:10:15,223 --> 00:10:19,227 九郎どのも なかなかに しぶとうござる 93 00:10:19,227 --> 00:10:24,166 海が墓ならば 花を 手向ける手間さえ省けたものを 94 00:10:24,166 --> 00:10:31,173 (頼朝)いや… 生きておってくれて良かった 95 00:10:31,173 --> 00:10:34,176 「良かった」とは? 96 00:10:34,176 --> 00:10:40,182 殿は今後 九郎どのを どのように扱われるおつもりぞ? 97 00:10:40,182 --> 00:10:44,186 まさか… (頼朝)無論 そのままにはおかぬ 98 00:10:44,186 --> 00:10:48,190 はっ… して どのように? 99 00:10:48,190 --> 00:10:51,193 それは 都の時政に任せてある 100 00:10:51,193 --> 00:10:54,196 時政どのは都にて御用繁多 101 00:10:54,196 --> 00:10:56,198 九郎どのばかりに かまけては おられませぬ 102 00:10:56,198 --> 00:11:00,202 また 副将の土肥実平どのは 名高い九郎どの贔屓 103 00:11:00,202 --> 00:11:04,206 なんでも 武蔵坊弁慶を 自分の家人にしようと➡ 104 00:11:04,206 --> 00:11:07,209 日参しているありさま 105 00:11:07,209 --> 00:11:11,213 九郎どの探索の任には 不向きと存ずる 106 00:11:11,213 --> 00:11:13,215 だから? 107 00:11:13,215 --> 00:11:19,221 本来ならば それがしが都に赴き 九郎どのを召し捕るところ 108 00:11:19,221 --> 00:11:28,230 だが それでは 鎌倉の守りが心もとなくなり申す 109 00:11:28,230 --> 00:11:33,235 ここに控えしは 我が家人で 後藤新兵衛と申しまする 110 00:11:33,235 --> 00:11:39,241 新兵衛は 知勇に優れし我が家人中の白眉 111 00:11:39,241 --> 00:11:45,241 それがしに代わり 九郎どの追補の 任にお命じいただきたい 112 00:11:47,249 --> 00:11:54,256 (頼朝)よかろう 後藤新兵衛とやら 励むがよい 113 00:11:54,256 --> 00:11:56,256 (新兵衛)はっ! 114 00:12:04,266 --> 00:12:07,269 (実平)あっ… またお邪魔した 115 00:12:07,269 --> 00:12:11,273 (玉虫)弁慶は娘と共に 山に入って留守をしておりまする 116 00:12:11,273 --> 00:12:13,275 (実平)それは残念 117 00:12:13,275 --> 00:12:17,279 いかがかな? 玉虫どの わしの所に来てくれる話 118 00:12:17,279 --> 00:12:20,282 弁慶 少しは 考え直してくれた様子か? 119 00:12:20,282 --> 00:12:23,218 土肥さまのご厚情は➡ 120 00:12:23,218 --> 00:12:25,220 とてもありがたいとは 申しておりますが… 121 00:12:25,220 --> 00:12:27,222 (実平)ハハハハッ… 122 00:12:27,222 --> 00:12:31,226 どのように誘っても 来てはくれぬと分かっていても➡ 123 00:12:31,226 --> 00:12:34,229 弁慶ほどの男 野に埋もれさせておくのは➡ 124 00:12:34,229 --> 00:12:38,233 あまりに惜しいと ついつい欲が出てしまう 125 00:12:38,233 --> 00:12:43,238 弁慶は土肥さまのお立場を 案じておりまする 126 00:12:43,238 --> 00:12:47,242 いや 鎌倉どののお許しは得てのこと 127 00:12:47,242 --> 00:12:49,244 待たせてもらいますぞ 128 00:12:49,244 --> 00:12:51,246 では 中でお待ちくださいませ 白湯でも差し上げましょうほどに 129 00:12:51,246 --> 00:12:53,248 いやいや ここで結構じゃ 130 00:12:53,248 --> 00:12:59,254 ♬~ 131 00:12:59,254 --> 00:13:05,260 <義経一行は 天王寺付近をさまよっていた> 132 00:13:05,260 --> 00:13:08,263 <行き先が定まらない> 133 00:13:08,263 --> 00:13:13,263 <どこであれ 安全な場所だけを求め続けた> 134 00:13:17,272 --> 00:13:23,211 <恩賞目当ての野武士 野盗の群れが一行を悩ました> 135 00:13:23,211 --> 00:13:32,220 ♬~ 136 00:13:32,220 --> 00:13:39,227 <厳しい逃避行に 脱落する者も続々と出てくる> 137 00:13:39,227 --> 00:13:41,229 お志だ さあ 持ってけ 138 00:13:41,229 --> 00:13:45,229 (従者)ありがとうございます ありがとうございます 139 00:13:49,237 --> 00:13:53,237 (義経)さあ 静 水じゃ 140 00:13:55,243 --> 00:13:59,247 (静の せき) 水を飲め 141 00:13:59,247 --> 00:14:04,247 ハァハァ ハァハァ… 142 00:14:10,258 --> 00:14:12,258 (せき) 143 00:14:14,262 --> 00:14:18,262 (義経)大丈夫か? さあ 144 00:14:20,268 --> 00:14:22,268 さあ 145 00:14:41,222 --> 00:14:46,227 おう… 忠信 今 何人だ? 146 00:14:46,227 --> 00:14:51,232 殿を含めて13名でござる 147 00:14:51,232 --> 00:14:54,235 3人 逃げたか (忠信)ああ 148 00:14:54,235 --> 00:14:59,235 ハァ… 武蔵坊がいりゃあな 149 00:15:01,242 --> 00:15:04,245 (伊勢の ため息) 150 00:15:04,245 --> 00:15:09,250 三郎 その嫌みは申すな 151 00:15:09,250 --> 00:15:12,253 忠信は本当に気に病んどる 152 00:15:12,253 --> 00:15:17,253 分かってるよ あとで謝っとく 153 00:15:24,199 --> 00:15:28,203 女子は静どのだけになったな 154 00:15:28,203 --> 00:15:32,207 まったく よくついてくるわ 感心するぜ 155 00:15:32,207 --> 00:15:37,212 殿が惚れるのも もっともだ 156 00:15:37,212 --> 00:15:40,215 身ごもっておるのではないかな? 157 00:15:40,215 --> 00:15:45,220 うん? 身ごもってる? (常陸坊)殿のややじゃ 158 00:15:45,220 --> 00:15:47,222 そんなこと どうして分かるんだよ? 159 00:15:47,222 --> 00:15:49,222 まず間違いはない 160 00:15:51,226 --> 00:15:55,230 そんなことまで分かるのか 見直したぜ 常陸坊 161 00:15:55,230 --> 00:15:59,234 わしだって お経ばかり読んでるわけじゃない 162 00:15:59,234 --> 00:16:03,238 殿は ご存じか? (常陸坊)まあ 知るまい 163 00:16:03,238 --> 00:16:06,241 申し上げるか? 164 00:16:06,241 --> 00:16:10,245 お2人だけのことじゃ 触れずにおけ 165 00:16:10,245 --> 00:16:13,248 (鷲尾)三郎どの (伊勢)おう 鷲尾 166 00:16:13,248 --> 00:16:17,252 伊勢路も熊野路も その間道も 鎌倉の兵で びっしりでござる 167 00:16:17,252 --> 00:16:20,255 なに!? 168 00:16:20,255 --> 00:16:22,255 びっしりか… (鷲尾)はい 169 00:16:24,192 --> 00:16:26,192 どうする? 常陸坊 170 00:16:28,196 --> 00:16:30,198 吉野のお山に入るしかない 171 00:16:30,198 --> 00:16:34,202 冗談じゃねえよ 見ろよ このありさま ええ? 172 00:16:34,202 --> 00:16:38,206 あんな険しい しかも 雪だらけのあの山を➡ 173 00:16:38,206 --> 00:16:41,209 登れるわけねえじゃねえか (常陸坊)三郎 174 00:16:41,209 --> 00:16:45,209 武蔵坊は そんな泣き言は言わんぞ 175 00:16:53,221 --> 00:17:13,241 ♬~ 176 00:17:13,241 --> 00:17:33,194 ♬~ 177 00:17:33,194 --> 00:17:46,207 ♬~ 178 00:17:46,207 --> 00:17:59,220 ♬~ 179 00:17:59,220 --> 00:18:02,223 (静)アッ! 180 00:18:02,223 --> 00:18:06,223 (義経)静 大丈夫か? 181 00:18:08,229 --> 00:18:11,232 もう少しじゃ 頑張れ 182 00:18:11,232 --> 00:18:23,232 ♬~ 183 00:19:07,221 --> 00:19:12,226 (鷲尾)三郎どの (伊勢)おう 鷲尾 184 00:19:12,226 --> 00:19:14,226 うん 185 00:19:20,234 --> 00:19:25,234 そうか… 分かった 186 00:20:00,208 --> 00:20:06,214 いいか? みんな 追っ手が そこまで来てる 187 00:20:06,214 --> 00:20:12,220 そこで 誰か1人 ここで 敵を食い止めて 時を稼ぐしかねえ 188 00:20:12,220 --> 00:20:15,220 (忠信たち)ならば 拙者が (伊勢)待て待て 189 00:20:17,225 --> 00:20:20,225 みんな いい面してるぜ 190 00:20:22,163 --> 00:20:27,168 死にてえ奴ばかりだと思ったから くじを作った 191 00:20:27,168 --> 00:20:31,172 ただし 常陸坊と鷲尾は外す 192 00:20:31,172 --> 00:20:34,175 なぜじゃ? (伊勢)いや 待て 193 00:20:34,175 --> 00:20:39,180 常陸坊は吉野の寺に顔が利く それに 鷲尾は山の玄人だ 194 00:20:39,180 --> 00:20:44,180 絶対に欠かせねえ 侍頭の命令だ 195 00:20:48,189 --> 00:20:52,193 矢じりのついてねえのが 1本だけある 196 00:20:52,193 --> 00:20:54,193 それが当たりだ 197 00:21:00,201 --> 00:21:04,205 それから このことは殿には絶対 内緒だ 198 00:21:04,205 --> 00:21:08,205 知れば ご自身も残ると言いだす 199 00:21:10,211 --> 00:21:15,216 外れた奴は すっとぼけて先に行く 200 00:21:15,216 --> 00:21:19,216 分かったな? じゃ 引け! 201 00:21:34,235 --> 00:21:39,240 どうやら 当たったのは俺らしいな (忠信)いや おぬしも引かれよ 202 00:21:39,240 --> 00:21:41,242 (伊勢) 当たりの矢は これしかなかろうが 203 00:21:41,242 --> 00:21:43,242 (義経)敵が近いのか? 204 00:21:47,248 --> 00:21:49,250 いや 大丈夫でござる 205 00:21:49,250 --> 00:21:54,250 しかし 殿 そろそろ ご出発 なされたほうが よろしいかと 206 00:21:57,258 --> 00:22:00,261 苦労をかけて すまんな 三郎 207 00:22:00,261 --> 00:22:07,268 いえ 侍頭ならば 当然の務め 208 00:22:07,268 --> 00:22:10,268 さあ お早く 209 00:22:13,274 --> 00:22:15,276 さあ 210 00:22:15,276 --> 00:22:22,216 ♬~ 211 00:22:22,216 --> 00:22:27,221 三郎 (伊勢)忠信 212 00:22:27,221 --> 00:22:42,236 ♬~ 213 00:22:42,236 --> 00:22:47,241 さあ 急げ 急がぬか! 214 00:22:47,241 --> 00:23:07,261 ♬~ 215 00:23:07,261 --> 00:23:24,261 ♬~ 216 00:23:54,242 --> 00:23:56,244 ≪(忠信)三郎! 217 00:23:56,244 --> 00:23:58,246 なんだ!? 忠信 218 00:23:58,246 --> 00:24:00,248 わしがやる! (伊勢)えっ? 219 00:24:00,248 --> 00:24:02,248 何を… ウワッ! 220 00:24:06,254 --> 00:24:09,254 (忠信)オリャー! 221 00:24:12,260 --> 00:24:16,264 あの野郎… 俺の先 越しやがって 222 00:24:16,264 --> 00:24:18,266 よせ! (伊勢)なんだ!? 常陸坊 223 00:24:18,266 --> 00:24:20,268 やめろ 三郎 落ち着くんだ (伊勢)離せ! 224 00:24:20,268 --> 00:24:23,268 三郎! (伊勢)忠信! 225 00:24:26,207 --> 00:24:30,207 落ち着くんだ 三郎! (伊勢)離せ 離せ! 226 00:24:32,213 --> 00:24:34,215 (殴る音) ウワッ! 227 00:24:34,215 --> 00:24:37,218 ウウッ… 忠信! 228 00:24:37,218 --> 00:24:40,221 ここは忠信に任せろ! 229 00:24:40,221 --> 00:24:44,225 戻れ! 戻れ! 戻れ! 230 00:24:44,225 --> 00:24:51,232 忠信! 忠信! 忠信! 231 00:24:51,232 --> 00:25:00,232 ♬~ 232 00:25:09,250 --> 00:25:11,250 (忠信)ソリャー! 233 00:25:13,254 --> 00:25:15,254 (新兵衛)逃すな! 234 00:25:17,258 --> 00:25:19,258 (斬る音) 235 00:26:22,189 --> 00:26:26,189 忠信は どうした? 236 00:26:31,198 --> 00:26:33,198 忠信は!? 237 00:26:35,202 --> 00:26:40,202 (泣き声) 238 00:26:53,220 --> 00:27:06,233 ♬~ 239 00:27:06,233 --> 00:27:19,246 ♬~ 240 00:27:19,246 --> 00:27:21,248 まいろう 241 00:27:21,248 --> 00:27:41,202 ♬~ 242 00:27:41,202 --> 00:28:01,222 ♬~ 243 00:28:01,222 --> 00:28:21,242 ♬~ 244 00:28:21,242 --> 00:28:41,195 ♬~ 245 00:28:41,195 --> 00:29:01,215 ♬~ 246 00:29:01,215 --> 00:29:14,228 ♬~ 247 00:29:14,228 --> 00:29:26,228 ♬~ 248 00:29:47,194 --> 00:29:49,194 殿… 249 00:29:51,198 --> 00:29:53,198 どうした? 250 00:29:57,204 --> 00:30:05,212 ここで… お別れいたしまする 251 00:30:05,212 --> 00:30:07,212 わらわは足手まとい 252 00:30:11,218 --> 00:30:14,221 つまらぬことを申すでない 253 00:30:14,221 --> 00:30:18,225 わしが どこまでも背負っていく 254 00:30:18,225 --> 00:30:24,225 ご家来衆にも迷惑をかけて 心苦しゅうてなりませぬ 255 00:30:27,167 --> 00:30:30,170 それは違うぞ 256 00:30:30,170 --> 00:30:35,170 そなたが残れば かえって皆が意気阻喪する 257 00:30:37,177 --> 00:30:40,177 忠信を見よ 258 00:30:43,183 --> 00:30:49,189 わしの家人には 弱い者を切り捨てて➡ 259 00:30:49,189 --> 00:30:53,189 自分だけが生きようと するような者は1人もおらん 260 00:30:58,198 --> 00:31:00,198 ありがたいことだ 261 00:31:03,203 --> 00:31:10,203 おなかに… 殿のややがおりまする 262 00:31:15,215 --> 00:31:17,215 誠か? 263 00:31:27,227 --> 00:31:29,227 静… 264 00:31:34,234 --> 00:31:37,237 ならば なおさら 離せるものか 265 00:31:37,237 --> 00:31:42,242 なりませぬ この寒さでござります 266 00:31:42,242 --> 00:31:47,242 山を下りねば ややが死にまする 267 00:31:49,249 --> 00:31:54,249 離れていては心配でたまらん 268 00:32:05,265 --> 00:32:10,270 殿… ご安心を 269 00:32:10,270 --> 00:32:15,275 静は 石にかじりついても生き延びて➡ 270 00:32:15,275 --> 00:32:18,275 丈夫なややを産んでみせまする 271 00:32:20,280 --> 00:32:23,280 一緒にいたいのじゃ 272 00:32:29,223 --> 00:32:31,223 お聞き分けください 273 00:32:34,228 --> 00:32:39,228 父親が だだをこねては ややに笑われます 274 00:32:50,244 --> 00:33:10,264 ♬~ 275 00:33:10,264 --> 00:33:30,217 ♬~ 276 00:33:30,217 --> 00:33:42,229 ♬~ 277 00:33:42,229 --> 00:33:53,240 ♬~ 278 00:33:53,240 --> 00:33:57,244 <吉野山の深い雪> 279 00:33:57,244 --> 00:34:04,251 <これこそ 義経と静の 今生の別れの舞台であった> 280 00:34:04,251 --> 00:34:15,251 ♬~ 281 00:35:00,240 --> 00:35:03,240 ≪(馬の いななき) 282 00:35:11,251 --> 00:35:13,251 ≪(物音) 283 00:35:31,204 --> 00:35:33,204 忠信! 284 00:35:36,209 --> 00:35:38,211 弁慶どの… 285 00:35:38,211 --> 00:35:40,211 しっかりしろ! 286 00:35:43,216 --> 00:35:48,221 小玉虫 小玉虫 起きてたもれ 小玉虫! 287 00:35:48,221 --> 00:35:51,224 手を貸せ 玉虫 あい 288 00:35:51,224 --> 00:35:54,224 (忠信)結構でござる (玉虫)アッ! 289 00:35:57,230 --> 00:36:01,234 弁慶どの… 口上を申し上げる 290 00:36:01,234 --> 00:36:05,234 忠信 まず横になれ お聞きあれ! 291 00:36:14,247 --> 00:36:24,191 今 我が殿には 雪の吉野で難渋しておられる 292 00:36:24,191 --> 00:36:31,191 このままでは… 殿のご命運は尽き申す 293 00:36:33,200 --> 00:36:41,200 曲げて… 曲げて 弁慶どのに お願い申す 294 00:36:43,210 --> 00:36:51,218 何とぞ… 殿のもとに お戻りくだされ 295 00:36:51,218 --> 00:36:53,220 何とぞ… 296 00:36:53,220 --> 00:36:55,222 (せき) 297 00:36:55,222 --> 00:37:00,222 忠信 しっかりせい! 298 00:37:04,231 --> 00:37:10,237 殿を救えるのは… もはや… 299 00:37:10,237 --> 00:37:13,237 弁慶どのだけでござる 300 00:37:15,242 --> 00:37:21,248 戻ると… 約束してくだされ 301 00:37:21,248 --> 00:37:24,184 約束してくださるまでは… 302 00:37:24,184 --> 00:37:30,184 忠信… 帰りませぬぞ 303 00:37:34,194 --> 00:37:37,194 忠信… 304 00:37:39,199 --> 00:37:42,202 約束を… 305 00:37:42,202 --> 00:38:02,222 ♬~ 306 00:38:02,222 --> 00:38:12,232 ♬~ 307 00:38:12,232 --> 00:38:14,232 うん 308 00:38:16,236 --> 00:38:18,236 約束する 309 00:38:22,175 --> 00:38:29,182 これで… 安心じゃ 310 00:38:29,182 --> 00:38:37,190 ♬~ 311 00:38:37,190 --> 00:38:42,190 忠信 しっかりせい! 312 00:38:44,197 --> 00:38:46,199 忠信! 313 00:38:46,199 --> 00:39:01,214 ♬~ 314 00:39:01,214 --> 00:39:15,228 ♬~ 315 00:39:15,228 --> 00:39:18,231 いつ おたちか? 316 00:39:18,231 --> 00:39:23,170 ♬~ 317 00:39:23,170 --> 00:39:28,175 野辺の送りを済ませてからじゃ 318 00:39:28,175 --> 00:39:43,190 ♬~ 319 00:39:43,190 --> 00:39:57,204 ♬~ 320 00:39:57,204 --> 00:39:59,206 (ため息) 321 00:39:59,206 --> 00:40:05,206 ♬~ 322 00:40:10,217 --> 00:40:15,222 (小玉虫) あれ? こんな物 どうして? 323 00:40:15,222 --> 00:40:19,226 (玉虫)都の市で かかさまが買うた 324 00:40:19,226 --> 00:40:23,163 賢い妻は いつも備えを忘れぬものじゃ 325 00:40:23,163 --> 00:40:27,163 かかさまは寂しゅうないの? 326 00:40:30,170 --> 00:40:34,174 寂しいのを笑って耐える 327 00:40:34,174 --> 00:40:37,174 それが女子の美しさを生むのです 328 00:40:41,181 --> 00:40:44,184 小玉虫も 別れるときに➡ 329 00:40:44,184 --> 00:40:47,184 めそめそ泣いたりしては いけませぬぞ 330 00:41:33,233 --> 00:41:35,235 ハアッ! 331 00:41:35,235 --> 00:41:52,252 ♬~ 332 00:41:52,252 --> 00:41:56,256 かかさま 333 00:41:56,256 --> 00:42:03,263 笑顔で送り出すというのは 難しゅうございますね 334 00:42:03,263 --> 00:42:09,269 かかさまは 慣れているから平気なもんじゃ 335 00:42:09,269 --> 00:42:15,275 さあ これからは2人して… 336 00:42:15,275 --> 00:42:22,215 ととさまの留守を守らねば のう 337 00:42:22,215 --> 00:42:36,229 ♬~ 338 00:42:36,229 --> 00:42:44,229 (泣き声) 339 00:42:59,252 --> 00:43:02,255 <弁慶は ついに立った> 340 00:43:02,255 --> 00:43:06,259 <雪の吉野 目指して ひた走る> 341 00:43:06,259 --> 00:43:12,265 ♬~ 342 00:43:12,265 --> 00:43:15,268 為春どの 気を確かに持て! (家臣)為春どの! 343 00:43:15,268 --> 00:43:25,268 ♬~ 344 00:43:29,215 --> 00:43:35,221 <義経主従は 吉野の雪の中で 朽ち果てようとしていた> 345 00:43:35,221 --> 00:43:40,221 (常陸坊の読経) 346 00:43:45,231 --> 00:43:47,231 (鷲尾)誰か来る 347 00:43:59,245 --> 00:44:04,245 追っ手か? (鷲尾)1人だ 348 00:44:06,252 --> 00:44:08,252 1人? 349 00:44:10,256 --> 00:44:13,256 弁慶 350 00:44:15,261 --> 00:44:17,261 まさか… 351 00:44:25,205 --> 00:44:28,208 ありえません 352 00:44:28,208 --> 00:44:31,211 いや… 353 00:44:31,211 --> 00:44:35,215 ありゃ ひょっとして… 354 00:44:35,215 --> 00:44:55,235 ♬~ 355 00:44:55,235 --> 00:45:14,235 ♬~ 356 00:51:42,375 --> 00:51:43,242 357 00:51:43,242 --> 00:51:47,246 「時代劇専門チャンネル」の 全てが分かる番組情報誌 358 00:51:47,246 --> 00:51:49,246 『時代劇専門チャンネルガイド』 359 00:51:55,254 --> 00:51:57,256 番組表・コラム 360 00:51:57,256 --> 00:52:01,260 時代劇クロスワードなど読み応え十分! 361 00:52:01,260 --> 00:52:03,260 更に… 362 00:52:06,265 --> 00:52:08,265 いま お問い合わせ いただくと… 363 00:52:36,295 --> 00:52:38,297 そして もうひとつは ホームページ 364 00:52:38,297 --> 00:52:41,297 お申し込み お待ちしております