1 00:00:01,032 --> 00:00:07,205 ♬~ 2 00:00:07,205 --> 00:00:11,842 おしんには 竜三と雄と 親子3人が➡ 3 00:00:11,842 --> 00:00:16,047 肩を寄せ合って暮らせる日の 来るのが 夢であった。 4 00:00:16,047 --> 00:00:19,417 …が 果たして その日が来るのか➡ 5 00:00:19,417 --> 00:00:23,717 神ならぬ身には 知る由もなかった。 6 00:00:38,035 --> 00:00:41,335 (剛男)ここか…。 7 00:00:43,374 --> 00:00:48,546 あれ… もしかして 千夏ちゃん? 8 00:00:48,546 --> 00:00:50,848 (千夏)はい。 9 00:00:50,848 --> 00:00:53,384 やっぱり 千夏ちゃんかい! 10 00:00:53,384 --> 00:00:55,319 (戸が開く音) (千夏)ただいま。 11 00:00:55,319 --> 00:00:57,722 (千遥)お帰り。 あっ なつおばさん。 12 00:00:57,722 --> 00:01:01,225 (なつ)お帰りなさい。 (咲太郎)千夏ちゃんか! 13 00:01:01,225 --> 00:01:05,563 あ… この人は 私と お母さんのお兄ちゃん。 14 00:01:05,563 --> 00:01:07,498 咲太郎おじさんだ。 15 00:01:07,498 --> 00:01:10,198 こんにちは。 16 00:01:12,870 --> 00:01:15,773 あ… 父さん!? 柴田さん! 17 00:01:15,773 --> 00:01:19,076 いや いや いや いや びっくりしたもね。 18 00:01:19,076 --> 00:01:22,580 千遥ちゃんの子かい 子どもの頃のなつに そっくりだもな。 19 00:01:22,580 --> 00:01:24,882 すぐ分かったわ。 本当だな。 20 00:01:24,882 --> 00:01:26,817 ご無沙汰してます。 21 00:01:26,817 --> 00:01:31,255 千遥ちゃん… 私も心配になって つい来てしまったわ。 22 00:01:31,255 --> 00:01:33,691 父さん…。 23 00:01:33,691 --> 00:01:36,360 それで 話し合いは もう済んだのか? 24 00:01:36,360 --> 00:01:42,233 うん。 分かってもらえたわ。 ああ…。 25 00:01:42,233 --> 00:01:49,373 千夏 これからも ここで暮らせることになったから。 26 00:01:49,373 --> 00:01:53,044 本当? うん。 27 00:01:53,044 --> 00:01:59,344 これからは おじさんも おばさんも み~んな 千夏ちゃんの家族だからな。 28 00:02:02,720 --> 00:02:04,722 はい。 29 00:02:04,722 --> 00:02:08,059 そうかい… それは よかった。 30 00:02:08,059 --> 00:02:09,994 あっ…➡ 31 00:02:09,994 --> 00:02:15,194 これを 富士子ちゃんが 千遥ちゃんに返してくれって。 32 00:02:17,568 --> 00:02:21,739 千遥ちゃんの忘れ物だわ。 33 00:02:21,739 --> 00:02:24,439 ありがとうございます。 34 00:02:26,077 --> 00:02:28,412 お姉ちゃん。 35 00:02:28,412 --> 00:02:31,082 これを お姉ちゃんに。 36 00:02:31,082 --> 00:02:33,517 いいのに それは。 37 00:02:33,517 --> 00:02:36,317 やっと返せるのが うれしいから。 38 00:02:38,189 --> 00:02:40,825 分かった。 ありがとう。 39 00:02:40,825 --> 00:02:43,527 それから これ。 40 00:02:43,527 --> 00:02:47,198 それは…。 41 00:02:47,198 --> 00:02:52,703 やっと3人に届いたんだね その手紙。 42 00:02:52,703 --> 00:02:55,206 はい…。 43 00:02:55,206 --> 00:02:57,206 うん…。 44 00:02:58,843 --> 00:03:05,383 軍隊の検閲を通さない お父さんの本当の手紙だ。➡ 45 00:03:05,383 --> 00:03:08,383 君たちへの思いが込められてる。 46 00:03:10,054 --> 00:03:18,396 奥原さんの思いは こうして しっかり 3人に受け継がれていたんだね。 47 00:03:18,396 --> 00:03:26,070 ♬~ 48 00:03:26,070 --> 00:03:31,876 柴田君よ 本当に君のおかげだよ。 49 00:03:31,876 --> 00:03:34,512 ありがとう。 50 00:03:34,512 --> 00:03:46,123 ♬~ 51 00:03:46,123 --> 00:03:55,366 ♬「重い扉を押し開けたら 暗い道が続いてて」 52 00:03:55,366 --> 00:04:05,042 ♬「めげずに歩いたその先に 知らなかった世界」 53 00:04:05,042 --> 00:04:14,385 ♬「氷を散らす風すら 味方にもできるんだなあ」 54 00:04:14,385 --> 00:04:23,727 ♬「切り取られることのない 丸い大空の色を」 55 00:04:23,727 --> 00:04:33,170 ♬「優しいあの子にも教えたい」 56 00:04:33,170 --> 00:04:42,970 ♬「ルルル…」 57 00:04:50,354 --> 00:04:54,024 う~ん うまい! 58 00:04:54,024 --> 00:04:57,528 父さん。 (剛男)うん? 今日はうちに泊まってって。 59 00:04:57,528 --> 00:05:01,699 私は これから 会社に戻らなくちゃいけないんだけど。 60 00:05:01,699 --> 00:05:04,535 これから仕事かい? うん。 61 00:05:04,535 --> 00:05:08,038 今の作品が終わるまでは しかたないの。 62 00:05:08,038 --> 00:05:12,209 いつまで続くんだ? 来年の6月までだから…。 63 00:05:12,209 --> 00:05:14,245 はあ~…。 64 00:05:14,245 --> 00:05:22,219 あっ そうだ 千遥 千夏ちゃん 夏休みになったら 一緒に十勝に行こう。 65 00:05:22,219 --> 00:05:25,122 えっ? (剛男)そうだ。 千遥ちゃん➡ 66 00:05:25,122 --> 00:05:28,993 また 是非 十勝さ おいで。 みんな待ってるから。 67 00:05:28,993 --> 00:05:33,864 あ… そうですね。 改めて お礼とおわびに伺いたいです。 68 00:05:33,864 --> 00:05:36,734 なんも おわびなんて いらないから。 69 00:05:36,734 --> 00:05:40,170 とかち? 十勝は ソラのいるような所。 70 00:05:40,170 --> 00:05:44,808 わあ 行きたい! したら じいちゃんも喜ぶさ。 71 00:05:44,808 --> 00:05:47,511 千遥ちゃんのこと 誰よりも心配してたから。 72 00:05:47,511 --> 00:05:49,813 おじいさんが…。 うん。 73 00:05:49,813 --> 00:05:52,349 じいちゃん 元気? 74 00:05:52,349 --> 00:05:55,819 それがな 元気というか…➡ 75 00:05:55,819 --> 00:05:59,690 このところ 穏やかでな。 穏やか? 76 00:05:59,690 --> 00:06:02,192 (剛男)まあ もう90だから…。 77 00:06:02,192 --> 00:06:06,697 泰樹さんも 90歳ですか。 (剛男)今年で 91だ。 78 00:06:06,697 --> 00:06:17,207 ♬~ 79 00:06:17,207 --> 00:06:21,507 (照男)じいちゃん 便利になったべ。 80 00:06:23,080 --> 00:06:25,082 実は じいちゃん➡ 81 00:06:25,082 --> 00:06:29,553 もっと 牛を増やそうと思えば 増やせるんだわ。➡ 82 00:06:29,553 --> 00:06:33,424 古い牛舎を建て替えて ミルカーを パイプラインにすれば➡ 83 00:06:33,424 --> 00:06:36,794 人 増やさんでも もっと牛を増やせる。 84 00:06:36,794 --> 00:06:39,496 そうしたいんだけど いいかな?➡ 85 00:06:39,496 --> 00:06:43,496 まあ そうすぐって話ではないんだ。 86 00:06:46,003 --> 00:06:51,803 (泰樹)好きにやれ。 お前に任せる。 87 00:06:54,345 --> 00:06:57,181 じいちゃん…。 88 00:06:57,181 --> 00:07:02,019 (砂良)よかったね。 うん…。 89 00:07:02,019 --> 00:07:10,694 ♬~ 90 00:07:10,694 --> 00:07:15,032 (富士子)父さん こんなとこにいたのかい。 91 00:07:15,032 --> 00:07:19,370 なつが 次の夏は帰ってくるって。 92 00:07:19,370 --> 00:07:24,241 もしかしたら 千遥ちゃんも一緒に。 うれしいしょ? 93 00:07:24,241 --> 00:07:28,441 それまでは 元気でいなくちゃね。 94 00:07:30,080 --> 00:07:38,155 ねえ 父さん 一度 お医者さんに診てもらわない? 95 00:07:38,155 --> 00:07:41,955 本当に元気だって分かったら 安心でしょ。 96 00:07:44,928 --> 00:07:48,128 もう十分じゃ。 97 00:07:52,503 --> 00:07:55,806 (剛男)「そっくり聞いていました。➡ 98 00:07:55,806 --> 00:08:01,512 妹のグレーテルは 涙を出して シクン シクン やりながら➡ 99 00:08:01,512 --> 00:08:05,312 兄さんのヘンゼルに向かって…」。 100 00:08:13,824 --> 00:08:19,024 寝たわ。 あ… ありがとう。 助かったわ。 101 00:08:20,597 --> 00:08:26,370 なつは 寝なくて大丈夫なのか? 寝てる場合じゃないから。 102 00:08:26,370 --> 00:08:31,975 大変なんだな。 まあ 特に この作品はね…。 103 00:08:31,975 --> 00:08:35,312 イッキュウさんは ずっと 会社に寝泊まりしてるのかい。 104 00:08:35,312 --> 00:08:40,784 うん… 放送がある日は帰ってくるけど 優とは会社で会ってるし。 105 00:08:40,784 --> 00:08:43,654 仕事がない時間がないんだな。 106 00:08:43,654 --> 00:08:47,157 気付けばね…。 107 00:08:47,157 --> 00:08:53,030 いつも 優を急がせてる。 そうか。 ありがとう。 108 00:08:53,030 --> 00:08:59,169 優のためには… まあ こんな生活を 変えなくちゃいけないんだけど➡ 109 00:08:59,169 --> 00:09:02,206 今は どうしようもなくて…。 110 00:09:02,206 --> 00:09:08,679 優には その気持ち… なつの愛情は ちゃんと伝わってるさ。 111 00:09:08,679 --> 00:09:11,682 うん そうかな…。 112 00:09:11,682 --> 00:09:14,351 優を信じろ。 113 00:09:14,351 --> 00:09:19,690 子どもに期待し過ぎるのもいけないし 期待しないのもいけない。 114 00:09:19,690 --> 00:09:23,560 ただ 勝手に信じてやるぐらいが ちょうどいいんでないのかい。 115 00:09:23,560 --> 00:09:28,699 父さんは いつだって 子どもを信じてくれてたもね。 116 00:09:28,699 --> 00:09:33,137 頼りない父親だけどな。 ううん そんなことないよ。 117 00:09:33,137 --> 00:09:37,474 父さんは 強くて優しい人だわ。 118 00:09:37,474 --> 00:09:42,646 じいちゃんと同じように 開拓者の魂が宿ってるからね。 119 00:09:42,646 --> 00:09:45,549 いやいや…。 まあ そのことは➡ 120 00:09:45,549 --> 00:09:52,322 照男兄ちゃんや夕見 明美ちゃんや私に ちゃんと伝わってるから。 121 00:09:52,322 --> 00:09:54,258 ありがとう…。 122 00:09:54,258 --> 00:09:57,795 なつの生き方も ちゃんと伝わってるさ。 123 00:09:57,795 --> 00:10:00,998 そうだといいけど…。 124 00:10:00,998 --> 00:10:23,998 ♬~ 125 00:10:30,694 --> 00:10:34,031 ただいま。 お帰り。 お帰りなさい。 126 00:10:34,031 --> 00:10:37,901 (砂良)千遥ちゃん 本当によかったですね。 127 00:10:37,901 --> 00:10:44,041 心配なのは なつだ。 なつが どうかしたの? 128 00:10:44,041 --> 00:10:47,911 いや あんなに大変な仕事だとは 思わんかったわ。 129 00:10:47,911 --> 00:10:51,782 ほとんど寝てないんだわ。 寝てない? 130 00:10:51,782 --> 00:10:54,718 イッキュウさんは ほとんど 会社に泊まりっ放しで➡ 131 00:10:54,718 --> 00:10:59,590 なつは 優のために家事をしながら うちで仕事をしてるんだ。➡ 132 00:10:59,590 --> 00:11:03,393 それが 6月まで続くそうだ。 (富士子)えっ…。 133 00:11:03,393 --> 00:11:07,264 優ちゃんは 拓男と同じだから 春から小学校でしょ。 134 00:11:07,264 --> 00:11:09,867 そこなんだわ 問題は! 135 00:11:09,867 --> 00:11:13,737 小学校に上がれば 保育園のように 長くは預けられなくなるべ。 136 00:11:13,737 --> 00:11:17,241 優ちゃんは 学校から うちに帰るしかない。 137 00:11:17,241 --> 00:11:20,878 したら 誰かが うちにいてやるしかないべさ。 138 00:11:20,878 --> 00:11:25,249 どうするの? 家政婦を 今 探してるらしい。 139 00:11:25,249 --> 00:11:28,752 家政婦? お金持ちみたい。 140 00:11:28,752 --> 00:11:30,687 (拓男)カセイフって? 141 00:11:30,687 --> 00:11:34,524 (地平)知らない人が 家で働いてくれるんだべ。 142 00:11:34,524 --> 00:11:38,362 富士子。 ん? 143 00:11:38,362 --> 00:11:41,832 お前 行ってやれ。 144 00:11:41,832 --> 00:11:45,702 なつを助けてやれ。 145 00:11:45,702 --> 00:11:48,205 私が 東京に行くのかい!? 146 00:11:48,205 --> 00:11:51,842 それは 僕も ちょっと思った。 147 00:11:51,842 --> 00:11:58,548 そりゃ 助けてやりたいけど… 拓男も入学だしね。 148 00:11:58,548 --> 00:12:03,854 拓男のことなら心配ないべ。 な? はい。 大丈夫です。 149 00:12:03,854 --> 00:12:08,692 したけど 私には アイスクリーム屋のこともあるし…。 150 00:12:08,692 --> 00:12:11,228 それなら 私がやっておきます。 151 00:12:11,228 --> 00:12:13,263 (照男)アイスクリームを売るとしたって 夏だべ。 152 00:12:13,263 --> 00:12:16,099 それまでに なつの仕事も終わるんだべさ。 終わる。 153 00:12:16,099 --> 00:12:18,799 助けてやれ。 154 00:12:20,737 --> 00:12:25,242 分かりました。 私が行きます。 155 00:12:25,242 --> 00:12:30,113 そういうわけで 昭和50年の春が近づいた頃。 156 00:12:30,113 --> 00:12:33,951 優ちゃん! (優)あっ おばあちゃん! 157 00:12:33,951 --> 00:12:37,521 富士子さんが上京してきました。 158 00:12:37,521 --> 00:12:39,721 元気だったかい? うん。 159 00:12:42,359 --> 00:12:48,031 (陽平)おばさん! あっ 陽平さん お久しぶり。 160 00:12:48,031 --> 00:12:51,535 (坂場)あっ。 あっ 母さん。 161 00:12:51,535 --> 00:12:54,371 お義母さん。 2人とも元気かい? 162 00:12:54,371 --> 00:12:58,709 ここまで来てもらっちゃって ごめんね。 駅から タクシー乗ったから。 163 00:12:58,709 --> 00:13:02,546 もう本当 助かったわ。 母さん ありがとう。 164 00:13:02,546 --> 00:13:06,850 (麻子)柴田さん ロケハンの時には ありがとうございました。 165 00:13:06,850 --> 00:13:09,720 皆さん 頑張ってますね。 166 00:13:09,720 --> 00:13:14,224 (下山)ご無沙汰してます。 下山です。 で うちの妻です。 167 00:13:14,224 --> 00:13:18,862 あっ 茜さんでしょ! 優が 大変お世話になりました。 168 00:13:18,862 --> 00:13:21,732 (茜)あ… いえ 私は何も。 169 00:13:21,732 --> 00:13:27,237 あの これ 土産といったらなんだけど 皆さんで。 170 00:13:27,237 --> 00:13:29,873 北海道のジャガイモとバターです。 171 00:13:29,873 --> 00:13:32,342 (神地)あっ それ ちょうど描きたかったんです! 172 00:13:32,342 --> 00:13:35,178 ジャガイモにバター! モモッチ 早速 試そうよ。 173 00:13:35,178 --> 00:13:38,815 (桃代)そうね。 バターが溶ける時の 色も見たいし 食べてみたい! 174 00:13:38,815 --> 00:13:41,685 すいません 頂きます。 ちょっと…! 175 00:13:41,685 --> 00:13:45,685 じゃ ごゆっくり。 すみません。 すいません。 176 00:13:48,825 --> 00:13:52,696 ねえ 母さん じいちゃんに怒られなかった? 177 00:13:52,696 --> 00:13:55,699 なつを甘やかすなって…。 178 00:13:55,699 --> 00:13:59,836 じいちゃんが言ったのさ。 なつを助けてやれって。 179 00:13:59,836 --> 00:14:02,739 じいちゃんが…? うん。 180 00:14:02,739 --> 00:14:55,692 ♬~ 181 00:14:55,692 --> 00:15:01,565 なつよ 感謝を込めて…。 182 00:15:01,565 --> 00:15:06,065 来週に続けよ。 183 00:15:34,581 --> 00:15:40,681 京王線で ぶらり旅。 思いも寄らない生き物と遭遇! 184 00:15:42,322 --> 00:15:45,622 ユージさんが 手にしているのはタカ! 185 00:15:47,460 --> 00:15:49,560 (佐藤)みんな そう言うんですよね ホントにね。 186 00:15:52,265 --> 00:15:55,168 「もう あなた そんな暇あるなら 子どもの面倒見てよ」って➡ 187 00:15:55,168 --> 00:15:57,168 言われちゃいます。 あ ホントに?