1 00:00:00,600 --> 00:00:02,420 (山田)俺とチームのみんなで カバーできるので 2 00:00:02,420 --> 00:00:05,180 今日は先に帰ってください。 3 00:00:05,180 --> 00:00:08,570 《藍:あれ…? 立てない。 4 00:00:08,570 --> 00:00:11,670 凪沙くん 捜しに行かないと》 5 00:00:16,600 --> 00:00:19,480 (玄関ドアの開閉音) 6 00:00:19,480 --> 00:00:20,680 (凪沙)ただいま。 7 00:00:28,730 --> 00:00:29,830 ただいま。 8 00:00:34,050 --> 00:00:37,650 えっ? 大丈夫? 9 00:00:42,070 --> 00:00:44,890 おかえり…。 10 00:00:44,890 --> 00:00:47,580 夕飯 食べた? 11 00:00:47,580 --> 00:00:51,090 食べたよ。 12 00:00:51,090 --> 00:00:52,790 よかった…。 13 00:00:55,370 --> 00:01:04,790 ~ 14 00:01:04,790 --> 00:01:09,290 《藍:あれ? 前にも こんなことが…》 15 00:01:13,580 --> 00:01:17,220 ごめんね。 また運んでもらっちゃって。 16 00:01:17,220 --> 00:01:20,750 謝らなくていいよ。 17 00:01:20,750 --> 00:01:22,250 俺のほうが…。 18 00:01:26,820 --> 00:01:29,510 あったかくして寝てれば 大丈夫だから。 19 00:01:29,510 --> 00:02:13,510 ~ 20 00:02:32,060 --> 00:02:33,260 おはよう。 21 00:02:35,670 --> 00:02:39,370 大丈夫? うん。 22 00:02:39,370 --> 00:02:43,420 ゆうべは ありがとう…。 23 00:02:43,420 --> 00:02:46,420 黙って出かけて ごめん…。 24 00:02:59,910 --> 00:03:04,970 まだ熱あるよ。 体温計 取ってくる。 25 00:03:04,970 --> 00:03:27,020 ~ 26 00:03:27,020 --> 00:03:29,040 どうしたの? 27 00:03:29,040 --> 00:03:33,040 体温計は… ここだよ。 28 00:03:41,190 --> 00:03:44,690 休みなよ 会社。 29 00:03:44,690 --> 00:03:49,030 熱が出たときくらい 仕事しなくていいと思う。 30 00:03:49,030 --> 00:03:52,100 《うっ… ど正論》 31 00:03:52,100 --> 00:03:56,780 うん。 まあ そうよね そのとおり。 32 00:03:56,780 --> 00:03:58,500 《これで会社に行くって言うと 33 00:03:58,500 --> 00:04:03,710 この子の見本として よろしくない気がする》 34 00:04:03,710 --> 00:04:06,550 俺も学校 休もうか? 35 00:04:06,550 --> 00:04:09,450 えっ… と なんで? 36 00:04:09,950 --> 00:04:11,970 看病。 えっ! 37 00:04:11,970 --> 00:04:14,500 家に一人だと なんかあったときに…。 38 00:04:14,500 --> 00:04:17,190 いやいやいやいや… しなくていいわよ。 39 00:04:17,190 --> 00:04:19,380 全然 大丈夫だから。 40 00:04:19,380 --> 00:04:23,380 君は学生なんだから 学校行くほうが大事でしょう。 41 00:04:26,840 --> 00:04:29,640 ホントに一人で大丈夫? 42 00:04:29,640 --> 00:04:31,160 大丈夫。 43 00:04:31,160 --> 00:04:32,510 ホントに休む? 44 00:04:32,510 --> 00:04:35,810 会社に連絡して 休みます。 45 00:04:38,600 --> 00:04:43,440 ほら 早く支度しないと 学校 遅刻するよ。 46 00:04:43,440 --> 00:04:45,800 うん…。 47 00:04:45,800 --> 00:04:46,800 ほら! 48 00:05:00,620 --> 00:05:03,140 《藍:疑ってる?》 49 00:05:03,140 --> 00:05:06,140 ちゃんと休むから心配しないで。 50 00:05:17,280 --> 00:05:22,330 はい。 いってらっしゃい。 51 00:05:22,330 --> 00:05:24,830 はい。 いってきます。 52 00:05:30,250 --> 00:05:32,250 いってらっしゃい。 53 00:05:35,800 --> 00:05:38,800 (玄関ドアの開閉音) 54 00:06:04,600 --> 00:06:10,000 《出勤するより 欠勤するほうがストレス。 55 00:06:10,000 --> 00:06:13,960 どうしようかな…》 56 00:06:13,960 --> 00:06:17,060 (上司)気にしないで。 お大事に。 57 00:06:17,060 --> 00:06:23,460 はい すみません。 ありがとうございます。 58 00:06:23,460 --> 00:06:25,980 《お大事にか。 59 00:06:25,980 --> 00:06:29,350 私が抜けても 誰かがカバーする。 60 00:06:29,350 --> 00:06:33,840 会社はそういうもんだって いつになったらわかるの》 61 00:06:35,840 --> 00:06:37,440 ベッドで寝てよう。 62 00:06:47,700 --> 00:06:50,660 寝てるか…。 63 00:06:50,660 --> 00:06:54,260 (柊平)遠野 具合でも悪いのか? 64 00:06:54,260 --> 00:06:55,990 えっ? どうして? 65 00:06:55,990 --> 00:06:57,810 (こころ)さっきの美術の授業 66 00:06:57,810 --> 00:07:02,650 絵を描くの 全然進んでなかったから。 67 00:07:02,650 --> 00:07:06,050 俺は別に。 でも 68 00:07:06,050 --> 00:07:07,910 一緒に住んでる人が…。 69 00:07:07,910 --> 00:07:13,910 病気なのか? 熱出して 会社休んでて。 70 00:07:17,330 --> 00:07:19,650 あの人は大人で 71 00:07:19,650 --> 00:07:21,880 遅くまで働いて 72 00:07:21,880 --> 00:07:24,240 俺の面倒見てくれて 73 00:07:24,240 --> 00:07:28,280 いつも しっかりしてるけど。 74 00:07:28,280 --> 00:07:31,580 今日は… 小さく見えて。 75 00:07:35,980 --> 00:07:41,380 腕も肩も 俺よりも細いんだって 今更 気付いて。 76 00:07:47,160 --> 00:07:51,340 お前 今から帰ったら? 77 00:07:51,340 --> 00:07:54,640 心配なんだろ。 家の人のこと。 78 00:07:54,640 --> 00:07:57,940 でも 学校行くよう言われたから。 79 00:07:57,940 --> 00:08:00,560 普通 大人はそう言うよ。 80 00:08:00,560 --> 00:08:02,660 でも お前は 本当はどうしたいんだよ? 81 00:08:09,720 --> 00:08:16,050 《熱出したときって どうして こんなに心細いんだろう…》 82 00:08:16,050 --> 00:08:23,750 ~ 83 00:08:31,580 --> 00:08:35,780 凪沙くん? 学校終わったの? 84 00:08:35,780 --> 00:08:39,410 いや 早退してきた。 85 00:08:39,410 --> 00:08:45,540 そうたい… えっ なんで? 86 00:08:45,540 --> 00:08:48,240 何かできることないかなって。 87 00:08:48,240 --> 00:08:50,340 え~ でも授業。 88 00:08:57,360 --> 00:09:03,220 まあ… やっちゃったものは しようがないか。 89 00:09:03,220 --> 00:09:07,770 あっ じゃあ お水取ってきてもらってもいい? 90 00:09:07,770 --> 00:09:09,070 わかった。 91 00:09:14,570 --> 00:09:17,700 《叱ったほうがいいかな…。 92 00:09:17,700 --> 00:09:22,090 でも 悪いことしたのとも 違うしな~…》 93 00:09:22,090 --> 00:09:36,720 ~ 94 00:09:36,720 --> 00:09:38,920 水だけでいいのかな。 95 00:09:38,920 --> 00:09:51,310 ~ 96 00:09:51,310 --> 00:09:55,580 《そもそも 私が熱を出さなきゃ あの子だって…。 97 00:09:55,580 --> 00:10:01,580 はぁ… ふがいない。 ああ でも…》 98 00:10:03,290 --> 00:10:08,430 《俺… 何も知らない。 99 00:10:08,430 --> 00:10:11,400 台所のどこに何があるか。 100 00:10:11,400 --> 00:10:13,420 薬の場所。 101 00:10:13,420 --> 00:10:15,610 洗濯のしかた。 102 00:10:15,610 --> 00:10:18,570 家事は あの人がやってくれてる。 103 00:10:18,570 --> 00:10:23,470 俺は 言われたことをするだけ…》 104 00:10:26,560 --> 00:10:30,190 凪沙くん? どうしたの? 105 00:10:30,190 --> 00:10:31,190 ごめん。 106 00:10:35,350 --> 00:10:40,350 おじや作ろうと思ったんだけど…。 部屋戻ろう。 107 00:10:43,890 --> 00:10:45,890 気にしなくていいからね。 108 00:10:49,280 --> 00:10:52,280 はい。 ありがと。 109 00:10:58,880 --> 00:11:03,350 えっと…。 110 00:11:03,350 --> 00:11:08,470 ごめんなさい 迷惑かけて。 111 00:11:08,470 --> 00:11:11,670 授業 最後まで 受けたかったでしょう。 112 00:11:11,670 --> 00:11:15,840 やっぱり 心配させた私が悪いから。 113 00:11:15,840 --> 00:11:17,540 そんなこと…。 114 00:11:20,590 --> 00:11:23,790 俺のほうが 迷惑じゃない? 115 00:11:27,700 --> 00:11:31,930 アンタは ちゃんとした大人で 116 00:11:31,930 --> 00:11:36,110 責任感 強そうだし 117 00:11:36,110 --> 00:11:42,270 仕事が大変なのに 俺をここに住まわせてくれて…。 118 00:11:42,270 --> 00:11:44,470 無理させてるんじゃないかって。 119 00:11:48,370 --> 00:11:51,970 ずっと 聞きたかった…。 120 00:11:54,770 --> 00:11:57,630 《藍:ホントに ふがいない。 121 00:11:57,630 --> 00:12:02,540 君の居場所をつくるつもりで やってきたけど…》 122 00:12:02,540 --> 00:12:05,840 ううん。 無理なんてしてないわ。 123 00:12:08,240 --> 00:12:11,770 《藍:迷惑をかけたら 居場所を失うんじゃないかって 124 00:12:11,770 --> 00:12:15,470 不安な気持ち よくわかるのに 125 00:12:15,470 --> 00:12:20,320 この子の気持ちは 想像できてなかった》 126 00:12:20,320 --> 00:12:26,750 でも 一緒にいて 一つも迷惑を かけないなんて無理よね。 127 00:12:26,750 --> 00:12:30,830 平気だって言ったけど 正直 君が帰ってきて 128 00:12:30,830 --> 00:12:33,860 ホッとする気持ちもあったの。 129 00:12:33,860 --> 00:12:37,830 強くない私でも 見てくれてる人がいる。 130 00:12:37,830 --> 00:12:42,110 それだけで 結構 元気出る。 131 00:12:42,110 --> 00:12:45,610 人間 持ちつ持たれつ。 132 00:12:45,610 --> 00:12:51,000 つまり 迷惑とか考えなくていいってこと。 133 00:12:51,000 --> 00:12:57,560 じゃあ アンタも しんどいときは しんどいって言って。 134 00:12:57,560 --> 00:12:59,560 俺も迷惑じゃないから。 135 00:13:04,130 --> 00:13:07,170 そうね。 なるべくね。 136 00:13:08,170 --> 00:13:16,970 ~ 137 00:13:39,220 --> 00:13:43,100 (柊平)遠野。 よっ! 138 00:13:43,100 --> 00:13:47,240 (凪沙)昨日はありがとう。 治って会社に行ってる。 139 00:13:47,240 --> 00:13:48,990 (柊平)俺は なんもしてないよ。 140 00:13:48,990 --> 00:13:53,990 でも よかったな 元気になって。 うん。 141 00:13:53,990 --> 00:13:57,710 あのさ…。 んっ? 142 00:13:57,710 --> 00:14:01,070 大人って どうすればなれるの? 143 00:14:01,070 --> 00:14:05,320 はぁ? どうした 急に。 144 00:14:05,320 --> 00:14:08,510 俺は まだ子どもだけど 145 00:14:08,510 --> 00:14:12,050 大人も大きいわけじゃないんだ って思って。 146 00:14:12,050 --> 00:14:14,740 んっ? 147 00:14:14,740 --> 00:14:19,800 守られるだけじゃなくて… 俺も 148 00:14:19,800 --> 00:14:22,800 守れるようになりたいと思って。 149 00:14:27,030 --> 00:14:30,230 《凪沙:焦る気持ちを 追い越すように 150 00:14:30,230 --> 00:14:33,230 季節は変わり 夏が来た》 151 00:14:39,020 --> 00:14:47,170 大人ねぇ…。 まずは 金銭的に自立しなきゃだろ? 152 00:14:47,170 --> 00:14:52,290 あとは勉強。 社会に出たらさ 答えのないことを 153 00:14:52,290 --> 00:14:54,790 ずっと考えなきゃいけない みたいだからさ 154 00:15:01,790 --> 00:15:06,120 (玄関ドアの開閉音) 155 00:15:06,120 --> 00:15:09,800 ただいま~。 おかえりなさい。 156 00:15:09,800 --> 00:15:16,020 まだ起きてたの? あんまり無理しすぎないようにね。 157 00:15:16,020 --> 00:15:20,020 《最近 よく勉強してる…》 158 00:15:30,640 --> 00:15:36,190 ねぇ そういえば来週の花火大会 お友達と行くの? 159 00:15:36,190 --> 00:15:41,110 行かない。 興味ないし 人混み苦手だし。 160 00:15:41,110 --> 00:15:43,810 気持ちはわかるけど…。 161 00:15:43,810 --> 00:15:48,680 10代の思い出 なくなっちゃうよ? 私みたいに…。 162 00:15:48,680 --> 00:15:51,180 死にはしなさそうだし いいよ。 163 00:15:55,590 --> 00:16:00,130 じゃあ… 今年は私と見ない? 164 00:16:00,130 --> 00:16:03,060 あっ もちろん 君が嫌じゃ なかったらでいいんだけど 165 00:16:03,060 --> 00:16:06,020 特等席があるんだ。 166 00:16:06,020 --> 00:16:11,580 嫌じゃないけど… アンタは俺とでいいの? 167 00:16:11,580 --> 00:16:14,270 他に誰か…。 168 00:16:14,270 --> 00:16:18,980 あいにくですが 誰もおりませんので。 169 00:16:29,100 --> 00:16:31,390 (藍)じゃあ凪沙くん また夜にね。 170 00:16:31,390 --> 00:16:33,690 いってきます。 いってらっしゃい。 171 00:16:36,580 --> 00:16:40,760 いただきま~す。 (鹿目)いただきま~す。 172 00:16:40,760 --> 00:16:44,460 んっ! うん! 173 00:16:44,460 --> 00:16:48,190 (鹿目)ずっと誘おうと 思ってたんだけど忙しくてさ。 174 00:16:48,190 --> 00:16:51,390 そうなんだ。 急に誘われて驚いた。 175 00:16:56,210 --> 00:17:01,630 《藍:でも つきあってる相手とか いる… わよね?》 176 00:17:01,630 --> 00:17:04,820 そういえばさ 遠野との生活はどう? 177 00:17:04,820 --> 00:17:11,220 う~ん… 保護者としては… 50点くらい? 178 00:17:11,220 --> 00:17:15,930 そんなに? まあ でも確かに 179 00:17:15,930 --> 00:17:20,380 子どもと向き合うのって 簡単じゃないよね。 180 00:17:20,380 --> 00:17:23,680 俺も いまだに悩んだりするし。 181 00:17:23,680 --> 00:17:25,770 でも 子どもも 182 00:17:25,770 --> 00:17:29,710 大人と どう関わっていいか 悩んでるはずだからさ。 183 00:17:29,710 --> 00:17:31,760 《それは…》 184 00:17:31,760 --> 00:17:34,250 無理させてるんじゃ ないかって 185 00:17:34,250 --> 00:17:36,940 《本当にそう》 186 00:17:36,940 --> 00:17:39,510 だから 森川さんはすごい。 187 00:17:39,510 --> 00:17:42,260 遠野としっかり 2人で暮らしてて。 188 00:17:42,260 --> 00:17:45,400 あ~ それは違うの。 189 00:17:45,400 --> 00:17:48,630 う~ん むしろ あの子が年下だから 190 00:17:48,630 --> 00:17:50,450 成り立ってるんだと思う。 191 00:17:50,450 --> 00:17:54,050 14も下だと わかんなくて当然でしょ。 192 00:17:54,050 --> 00:17:58,260 だから 立ち止まって 相手のことも考えられる。 193 00:17:58,260 --> 00:18:01,730 あの子は あの子なりに 気を遣ってくれてるみたいだし。 194 00:18:01,730 --> 00:18:06,230 お互い気遣い合えてるなら いい関係なのかもね。 195 00:18:06,230 --> 00:18:10,990 そうかな~ ずっと探り探りよね。 196 00:18:10,990 --> 00:18:18,260 ほら 私って 人との関わりを 避けてきた人間だから。 197 00:18:18,260 --> 00:18:22,060 もう昔から人間関係においては 失敗ばっかり。 198 00:18:24,460 --> 00:18:28,800 人は 何度も失敗する生き物なんだよ。 199 00:18:28,800 --> 00:18:30,890 どんなに完璧な人でも 200 00:18:30,890 --> 00:18:35,570 失敗するし 挫折もするし 絶望だってする…。 201 00:18:35,570 --> 00:18:38,930 人生は そういうものの積み重ね。 202 00:18:38,930 --> 00:18:41,460 でも 人は学習能力があるから 203 00:18:41,460 --> 00:18:45,230 学習して だんだんうまく対処していく。 204 00:18:45,230 --> 00:18:49,470 それが大人になるっていうこと。 205 00:18:49,470 --> 00:18:51,630 10代のときにしか できないこともあれば 206 00:18:51,630 --> 00:18:54,030 大人になったからこそ できることもあると思う。 207 00:18:57,120 --> 00:18:59,940 さすが学校の先生。 208 00:18:59,940 --> 00:19:01,830 ごめん ごめん…。 209 00:19:01,830 --> 00:19:03,850 まあ 受け売りなんだけどね。 210 00:19:03,850 --> 00:19:08,900 俺もたまに 昔の失敗思い出して うわ~ってなるときあるもん。 211 00:19:08,900 --> 00:19:13,850 アハ… 何それ フフ…。 212 00:19:13,850 --> 00:19:17,320 でも 恋愛は失敗してなさそうだけど? 213 00:19:17,320 --> 00:19:22,870 それはない。 彼女もいないし デートだって1年ぶりだし。 214 00:19:22,870 --> 00:19:25,870 え~ そうなの? うん…。 215 00:19:42,670 --> 00:19:47,680 《また急な仕事が入った? 216 00:19:47,680 --> 00:19:52,030 花火なんて もともと興味なかったし》 217 00:19:52,030 --> 00:19:56,690 ただいま~。 (玄関ドアの開く音) 218 00:19:56,690 --> 00:19:58,330 ごめん 遅くなって! 219 00:19:58,330 --> 00:20:00,750 花火に行くお客さん多くて 大変だった! 220 00:20:00,750 --> 00:20:02,770 すぐ焼きそば作るから。 221 00:20:02,770 --> 00:20:07,010 焼きそば? 俺も手伝う。 222 00:20:07,010 --> 00:20:08,680 えっ! うん。 223 00:20:10,380 --> 00:20:12,680 はい。 はい ありがと。 224 00:20:18,830 --> 00:20:23,640 今日 会う友達と 花火見てくるのかと思った。 225 00:20:23,640 --> 00:20:27,490 えっ? 友達とはいつでも会えるけど 226 00:20:27,490 --> 00:20:32,100 花火は 今日しか見られないじゃない。 227 00:20:32,100 --> 00:20:33,000 うん。 228 00:20:37,010 --> 00:20:39,610 はぁ… よし! 時間ギリギリセーフ! 229 00:20:42,400 --> 00:20:43,230 よし。 230 00:20:46,030 --> 00:20:49,030 で 特等席というのはね…。 231 00:20:55,390 --> 00:20:57,790 ここの屋上のこと。 232 00:21:04,890 --> 00:21:09,760 あ…。 (打ち上げ花火の上がる音) 233 00:21:09,760 --> 00:21:11,280 (打ち上げ花火の音) 234 00:21:11,280 --> 00:21:14,660 あ…。 あ…。 235 00:21:14,660 --> 00:21:23,570 (打ち上げ花火の音) 236 00:21:23,570 --> 00:21:29,940 俺 料理できるようになりたい。 えっ? 237 00:21:29,940 --> 00:21:33,140 いいよ 教えてあげる。 238 00:21:37,910 --> 00:21:43,240 《藍:失敗 挫折 絶望…。 239 00:21:43,240 --> 00:21:47,820 人生にはいろいろあるけど それだけじゃない。 240 00:21:47,820 --> 00:21:53,370 花火に感動したり 好きな料理を作ったり 241 00:21:53,370 --> 00:21:55,560 君には ほんの少しでも 242 00:21:55,560 --> 00:21:59,300 希望を重ねて 大人になってほしい。 243 00:21:59,300 --> 00:22:02,700 私に そのお手伝いができれば…》 244 00:22:12,840 --> 00:22:15,440 《んっ? お姉ちゃん…?》 245 00:22:24,650 --> 00:22:28,660 《藍:いつか この暮らしは終わる…。 246 00:22:28,660 --> 00:22:30,360 わかってたはずなのに…》