1 00:00:20,187 --> 00:00:22,310 (中嶋敬太)国府が出所して すぐ→ 2 00:00:22,310 --> 00:00:24,979 従兄のウチに立ち寄ってることが 分かりました。→ 3 00:00:24,979 --> 00:00:27,315 で 今 直季が追いかけてます。→ 4 00:00:27,315 --> 00:00:30,315 何か分かったら すぐ知らせますんで。 5 00:00:36,324 --> 00:00:40,328 (濱崎輝一郎)じゃあ また 報告 待ってるよ。 6 00:00:40,328 --> 00:00:42,328 濱崎さん。 7 00:00:44,332 --> 00:00:50,004 (敬太)国府の情報や 直季の行動を 知ろうとするのは なぜですか? 8 00:00:50,004 --> 00:00:54,676 言ったじゃないか 実那子を守るためだって。 9 00:00:54,676 --> 00:00:58,676 (敬太)うーん… ホントに それだけかなぁ。 10 00:01:02,850 --> 00:01:04,850 (輝一郎)中嶋。 11 00:01:06,621 --> 00:01:09,621 余計な詮索はするな。 12 00:01:11,292 --> 00:01:14,692 どうも すいません。 13 00:01:18,633 --> 00:01:22,633 (伊藤直季)教えてください。 彼と どんな話 したんですか? 14 00:01:28,309 --> 00:01:33,309 (国府和彦)ケン! ケン! ≪父ちゃん。 15 00:01:37,986 --> 00:01:40,686 ≪バナナだー。 16 00:01:45,660 --> 00:01:49,330 (和彦)事件から 10年くらい 経ったころかな。 17 00:01:49,330 --> 00:01:56,004 俺 被害に遭った人たちに 線香の1本をあげたくて→ 18 00:01:56,004 --> 00:02:00,008 吉春の弁護士から 教えてもらったんだよ。 19 00:02:00,008 --> 00:02:04,612 実那子が引き取られた 伯父の家ですか? 20 00:02:04,612 --> 00:02:07,615 その娘の引っ越し先は 分かんないけど→ 21 00:02:07,615 --> 00:02:11,953 でも 短大 出た後→ 22 00:02:11,953 --> 00:02:16,624 都内の植物園か何かに 就職が決まったらしいって→ 23 00:02:16,624 --> 00:02:18,626 そう言ってた。 24 00:02:18,626 --> 00:02:23,226 それを 出所した吉春さんに 教えたんですか? 25 00:02:26,634 --> 00:02:29,934 じゃ 知ってるってことか…。 26 00:02:32,306 --> 00:02:34,976 (大庭実那子) [公判の資料を読んでも→ 27 00:02:34,976 --> 00:02:38,312 どうしても 理解できないことがあった] 28 00:02:38,312 --> 00:02:41,649 [3人を殺した国府吉春は→ 29 00:02:41,649 --> 00:02:45,319 2階から下りてきた わたしに 気づいたという] 30 00:02:45,319 --> 00:02:46,988 [なら…→ 31 00:02:46,988 --> 00:02:51,325 なら なぜ 国府は わたしに何もせず→ 32 00:02:51,325 --> 00:02:55,329 犯行現場から逃げ出したのか…] 33 00:02:55,329 --> 00:02:59,333 (祥子)実那子 悪いけど お昼 先 行くね。→ 34 00:02:59,333 --> 00:03:04,133 行きましょう。 あっ 誰か来たら ここ よろしく。 35 00:03:05,506 --> 00:03:08,276 [家に 誰か訪ねてきた?] 36 00:03:08,276 --> 00:03:11,612 [つまり 事件の第一発見者] 37 00:03:11,612 --> 00:03:15,283 [だから 国府は わたしを殺すことを諦め→ 38 00:03:15,283 --> 00:03:21,289 慌てて 玄関の靴を持ち 裏口から 逃げ出した] 39 00:03:21,289 --> 00:03:23,958 [でも この資料では→ 40 00:03:23,958 --> 00:03:28,296 第一発見者は 国府となっている] 41 00:03:28,296 --> 00:03:33,634 [だとすると… 犯人は 別にいる] 42 00:03:33,634 --> 00:03:36,304 [それなら どうして 国府は→ 43 00:03:36,304 --> 00:03:39,974 裁判で 無実を主張しなかったのか…] 44 00:03:39,974 --> 00:03:59,994 ♬~ 45 00:03:59,994 --> 00:04:17,178 ♬~ 46 00:04:17,178 --> 00:04:27,955 ♬『カムフラージュ』 47 00:04:27,955 --> 00:04:45,640 ♬~ 48 00:04:45,640 --> 00:04:57,985 ♬~ 49 00:04:57,985 --> 00:05:10,598 ♬~ 50 00:05:10,598 --> 00:05:27,949 ♬~ 51 00:05:27,949 --> 00:05:45,633 ♬~ 52 00:05:45,633 --> 00:05:57,979 ♬~ 53 00:05:57,979 --> 00:06:17,932 ♬~ 54 00:06:17,932 --> 00:06:32,632 ♬~ 55 00:06:50,819 --> 00:06:53,946 (玉置和良)傷害事件で 実刑 くらったとき→ 56 00:06:53,946 --> 00:06:56,949 同じ房に 国府がいたんだ。 57 00:06:56,949 --> 00:07:00,619 (和良)1か月前 あいつは ここに現れた。 58 00:07:00,619 --> 00:07:04,957 まさか 保護司のとこから 姿くらまして やって来たとは→ 59 00:07:04,957 --> 00:07:06,959 俺は思わなかったからよ。 60 00:07:06,959 --> 00:07:10,959 (敬太) しばらく 居候させてやったと。 61 00:07:12,965 --> 00:07:15,301 いや。 62 00:07:15,301 --> 00:07:17,970 女房がいるんだ あいつには。→ 63 00:07:17,970 --> 00:07:23,309 一種の獄中結婚だ。 籍は まだ入れてない。 64 00:07:23,309 --> 00:07:26,709 (敬太)どこに いるんですか? その奥さんは。 65 00:07:36,655 --> 00:07:38,324 (和良)妹だ。 66 00:07:38,324 --> 00:07:41,724 じゃ 奥さんていうのは…。 67 00:07:44,663 --> 00:07:48,963 こいつんとこからも いなくなりやがった。 68 00:07:55,341 --> 00:08:00,041 (敬太) あの… 居場所に心当たりは? 69 00:08:01,680 --> 00:08:04,016 (国府吉春) 《「俺には会っていない」→ 70 00:08:04,016 --> 00:08:08,020 「何をしようとしてるのか 見当もつかない」→ 71 00:08:08,020 --> 00:08:13,320 調べに来た人間がいても そう答えてくれないか》 72 00:08:18,697 --> 00:08:21,997 旦那さん 何か言ってませんでした? 73 00:08:24,036 --> 00:08:27,706 (玉置春絵) 「いつか 所帯を持とう」って→ 74 00:08:27,706 --> 00:08:30,042 そう言ってくれました。 75 00:08:30,042 --> 00:08:32,711 ほかには? 76 00:08:32,711 --> 00:08:36,715 (春絵)《何をするつもり?》 《しばらく 別の人間になる》 77 00:08:36,715 --> 00:08:39,051 《どういう意味?》 78 00:08:39,051 --> 00:08:44,056 《すべてが終わったら 所帯を持とう》 79 00:08:44,056 --> 00:08:48,756 「別の人間になる」って そう言ったんですか? 80 00:08:50,996 --> 00:08:56,296 恐らく そこらのドヤ街で 誰かから 戸籍 買うつもりだろう。 81 00:09:01,674 --> 00:09:03,674 あの…。 82 00:09:05,678 --> 00:09:08,678 まだ 何か隠してません? 83 00:09:11,350 --> 00:09:15,750 旦那さんが 刑務所に戻るような ことになっても いいんですか? 84 00:09:25,364 --> 00:09:27,032 地獄…。 85 00:09:27,032 --> 00:09:28,732 え? 86 00:09:30,369 --> 00:09:34,707 「あいつに ふさわしい地獄を 考えているんだ」って。 87 00:09:34,707 --> 00:09:38,707 あいつって誰ですか? 分かりません。 88 00:10:58,294 --> 00:11:01,594 (佐久間由理) 彼女 まだ帰ってないみたいね。 89 00:11:03,299 --> 00:11:05,299 何の用だよ? 90 00:11:07,070 --> 00:11:10,070 用ないんだったら 早く帰れよ。 91 00:11:15,411 --> 00:11:18,414 わたし…→ 92 00:11:18,414 --> 00:11:21,414 直季に抱かれに来たの。 93 00:11:23,086 --> 00:11:26,422 手が届かないものなんて どうだっていいじゃない。 94 00:11:26,422 --> 00:11:29,425 手が届くものを 力いっぱい 抱き締めればいいのよ。 95 00:11:29,425 --> 00:11:33,096 お前 プライドねえの? あるわよ。 96 00:11:33,096 --> 00:11:39,435 直季をこれほど愛してる女は わたししか いないっていうプライド。 97 00:11:39,435 --> 00:11:47,735 ≪(車の音) 98 00:11:51,047 --> 00:11:53,347 (由理)あの人だ。 99 00:11:56,052 --> 00:11:58,054 ごめんな ゆっくりしてられなくて。 100 00:11:58,054 --> 00:12:01,057 疲れが たまってるんだから 無理しないでね。 101 00:12:01,057 --> 00:12:02,725 (輝一郎)ああ。 102 00:12:02,725 --> 00:12:05,125 (ブラインドを開ける音) 103 00:12:09,065 --> 00:12:12,068 こんばんはー。 104 00:12:12,068 --> 00:12:14,368 何やってんだよ。 105 00:12:17,407 --> 00:12:21,107 (輝一郎)あぁ あいつ 女がいるのか。 106 00:12:23,413 --> 00:12:25,415 じゃあね。 107 00:12:25,415 --> 00:12:27,715 (輝一郎)おやすみ。 108 00:12:32,422 --> 00:12:34,757 (由理)彼女と彼氏が 泊まっていく夜は→ 109 00:12:34,757 --> 00:12:39,095 ここで どんな気分? 部屋の明かりが消えたのを見て→ 110 00:12:39,095 --> 00:12:41,764 頭かきむしって ヤケ酒でも…? 帰れよ。 111 00:12:41,764 --> 00:12:43,433 嫌よ。 帰れよ! 112 00:12:43,433 --> 00:12:46,733 嫌よ! 抱かれに来たって言ったでしょ! 113 00:12:50,607 --> 00:12:54,043 ここじゃ わたしを抱けない? 操を立ててんの? 114 00:12:54,043 --> 00:12:57,643 ほかの男に いつも 抱かれてる女なのに。 115 00:13:02,051 --> 00:13:04,351 義理堅いのね。 116 00:13:19,402 --> 00:13:24,073 早く脱げよ。 抱かれに来たんだろ? 117 00:13:24,073 --> 00:13:26,373 早く脱げよ! 118 00:13:29,746 --> 00:13:33,146 なに トロトロやってんだよ! ほら! 119 00:13:35,084 --> 00:13:38,087 ここで 抱きゃあ いいんだろ? 120 00:13:38,087 --> 00:13:40,757 なに 泣いてんだよ!! 121 00:13:40,757 --> 00:13:43,426 ふざけんな! 122 00:13:43,426 --> 00:14:01,044 ♬~ 123 00:14:01,044 --> 00:14:13,389 ♬~ 124 00:14:13,389 --> 00:14:31,074 ♬~ 125 00:14:31,074 --> 00:14:37,080 ♬~ 126 00:14:37,080 --> 00:14:41,380 (由理)あたし 初めて分かった。 127 00:14:43,419 --> 00:14:46,756 人を好きになるって→ 128 00:14:46,756 --> 00:14:51,856 痛いよね… すごく。 129 00:14:56,366 --> 00:15:02,038 その痛み あたし 耐えられるかな…。 130 00:15:02,038 --> 00:15:11,381 ♬~ 131 00:15:11,381 --> 00:15:14,717 直季は耐えられそう? 132 00:15:14,717 --> 00:15:31,067 ♬~ 133 00:15:31,067 --> 00:15:40,410 ♬~ 134 00:15:40,410 --> 00:15:42,412 おやすみ。 135 00:15:42,412 --> 00:15:56,025 ♬~ 136 00:15:56,025 --> 00:15:58,625 (ため息) 137 00:16:19,048 --> 00:16:22,718 ♬~ 138 00:16:22,718 --> 00:16:24,720 (輝一郎)あ…! 139 00:16:24,720 --> 00:16:36,065 ♬~ 140 00:16:36,065 --> 00:16:51,765 ♬~ 141 00:16:54,684 --> 00:17:11,033 ♬~ 142 00:17:11,033 --> 00:17:24,714 ♬~ 143 00:17:24,714 --> 00:17:40,114 ♬~ 144 00:17:51,908 --> 00:17:54,508 バニラ・エッセンス…。 145 00:18:06,355 --> 00:18:10,359 やっぱり… やっぱり 生きてたんだね。 146 00:18:10,359 --> 00:18:12,361 (濱崎麻紀子)そうよ。 147 00:18:12,361 --> 00:18:15,031 (輝一郎)どうして 今になって? 148 00:18:15,031 --> 00:18:18,034 (麻紀子)会いたくなかった? 149 00:18:18,034 --> 00:18:20,369 (輝一郎)今まで どこにいたんだ!? 150 00:18:20,369 --> 00:18:25,374 あなたのこと ずっと見てた。→ 151 00:18:25,374 --> 00:18:30,046 実那子さん きれいな女性になったわね。 152 00:18:30,046 --> 00:18:32,048 何するつもり? 153 00:18:32,048 --> 00:18:35,348 あのころ あなたに言ったわよね。 154 00:18:38,387 --> 00:18:40,723 ♬~ 155 00:18:40,723 --> 00:18:42,391 母さん! 156 00:18:42,391 --> 00:18:54,070 ♬~ 157 00:18:54,070 --> 00:18:56,739 (麻紀子)《しっかりしなさい→ 158 00:18:56,739 --> 00:19:00,409 お前の心に届いたものを 描けばいいの》 159 00:19:00,409 --> 00:19:03,746 (輝一郎)《だって…》 (麻紀子)《だって 何?》 160 00:19:03,746 --> 00:19:08,751 《お母さんの顔が…→ 161 00:19:08,751 --> 00:19:11,751 お母さんじゃないみたい なんだもん》 162 00:19:21,430 --> 00:19:24,430 《覚えておきなさい》 163 00:19:26,102 --> 00:19:29,772 《心に何も届かないときは→ 164 00:19:29,772 --> 00:19:33,109 心を惑わす人間が いるってことを》 165 00:19:33,109 --> 00:19:39,709 《お前の心を惑わす人間は お母さんが許さない》 166 00:19:41,784 --> 00:19:47,790 (輝一郎) 心を惑わす人間は 許さない…。 167 00:19:47,790 --> 00:19:58,968 ♬~ 168 00:19:58,968 --> 00:20:01,568 母さん どこにいたんだ…? 169 00:20:03,973 --> 00:20:09,973 15年前の あの夜 どこにいたんだ? 170 00:21:48,404 --> 00:21:52,408 実那子が13歳のときに 群馬から いなくなって→ 171 00:21:52,408 --> 00:21:56,408 東京の中学校に通ってるっての 俺 知ってたんだ。 172 00:21:58,781 --> 00:22:01,784 近所の神社でさ 祭りがあると→ 173 00:22:01,784 --> 00:22:05,455 実那子 必ず金魚すくいやんだけど また これが うまいんだよ。 174 00:22:05,455 --> 00:22:07,457 手つきなんか プロ。 175 00:22:07,457 --> 00:22:10,793 全部 俺が教えたことなんだけどさ。 176 00:22:10,793 --> 00:22:14,793 もちろん 実那子は 自分の腕だって信じてて。 177 00:22:16,799 --> 00:22:22,472 俺 そういうの見てて なんか うれしくなってきちゃってさ。 178 00:22:22,472 --> 00:22:28,072 俺の記憶が 実那子の記憶になってる。 179 00:22:29,812 --> 00:22:32,815 俺たちは 同じものを 心の中に持ってるって→ 180 00:22:32,815 --> 00:22:36,115 なんか そういう感動なんだよ。 181 00:22:39,489 --> 00:22:42,492 実那子さ 高校2年のときかな→ 182 00:22:42,492 --> 00:22:45,495 初めて 男と つきあうようになって。 183 00:22:45,495 --> 00:22:48,831 相手は 野球部のサード。 184 00:22:48,831 --> 00:22:51,501 日曜日の日とか 練習試合とか行ってさ→ 185 00:22:51,501 --> 00:22:53,669 レモンのスライスとか スポーツドリンクとか いろんなもん持って→ 186 00:22:53,669 --> 00:22:56,672 応援しに行くんだよ。 187 00:22:56,672 --> 00:23:00,972 俺も その つまんねえ試合 最後まで見てさ。 188 00:23:03,112 --> 00:23:05,448 あっ。 189 00:23:05,448 --> 00:23:09,118 夕日の当たる帰り道で 2人で 手なんか つなぎやがって→ 190 00:23:09,118 --> 00:23:12,518 俺 後ろから 石 投げてやろうかと思ったもん。 191 00:23:15,458 --> 00:23:21,130 電話ボックスの中で 1人で泣いたときもあったな。 192 00:23:21,130 --> 00:23:26,802 あれが 実那子にとって 最初の失恋だったんだ。 193 00:23:26,802 --> 00:23:31,807 でも 俺は 慰めることも 何もできなかった。 194 00:23:31,807 --> 00:23:35,478 高校卒業して 短大入って。 195 00:23:35,478 --> 00:23:40,483 でも 俺は まだ ニキビ面の高校生。 196 00:23:40,483 --> 00:23:44,153 実那子さー ああ見えて結構 自分から率先して→ 197 00:23:44,153 --> 00:23:46,822 合コンとか出るタイプでさ。 198 00:23:46,822 --> 00:23:49,492 でも 酒 強いもんだから→ 199 00:23:49,492 --> 00:23:54,430 結局 酔いつぶれた友達の 面倒とか見るはめになって→ 200 00:23:54,430 --> 00:23:58,768 いいなぁと思ってた男とは ツーショットに なれないんだよね。 201 00:23:58,768 --> 00:24:02,772 「ごめーん ユウコ ゲロゲロになったから アパートまで 送って帰る」 202 00:24:02,772 --> 00:24:05,107 「ご苦労さん 俺ら もう1軒 行くからさ」 203 00:24:05,107 --> 00:24:07,807 大体 そういうパターンなんだ。 204 00:24:09,779 --> 00:24:17,453 で 実那子の後ろ姿に バイバーイって 手 振って→ 205 00:24:17,453 --> 00:24:20,453 俺は 高崎線の終電。 206 00:24:26,796 --> 00:24:30,496 青春時代 ささげちゃったよ。 207 00:24:36,472 --> 00:24:38,808 (実那子) 夏物は全部しまったから→ 208 00:24:38,808 --> 00:24:41,143 あと 要らないものあったら 送って。 209 00:24:41,143 --> 00:24:43,145 (輝一郎)ごめんな。 このままだと本当に→ 210 00:24:43,145 --> 00:24:45,147 式まで 引っ越しできそうも ないからさ。 211 00:24:45,147 --> 00:24:48,150 (実那子)ううん。 (輝一郎)あぁ 奥のクロゼットの雑誌→ 212 00:24:48,150 --> 00:24:49,819 処分しちゃっていいや。 (実那子)うん。 213 00:24:49,819 --> 00:24:52,154 (輝一郎) まったく ひどい会社だよ。→ 214 00:24:52,154 --> 00:24:54,090 週刊誌に あんなこと書かれたのに→ 215 00:24:54,090 --> 00:24:58,790 「君の裁量で 保管倉庫の絵を なんとか さばけ」って…。 216 00:25:02,431 --> 00:25:04,767 コーヒーでも入れようか?→ 217 00:25:04,767 --> 00:25:07,467 どうした? 218 00:25:10,106 --> 00:25:13,109 (実那子)これ…。 219 00:25:13,109 --> 00:25:15,809 勝手に見ちゃって ごめん。 220 00:25:20,783 --> 00:25:25,121 東北の大学だっていうのは 聞いてたけど→ 221 00:25:25,121 --> 00:25:29,521 まさか 国府吉春と 同じ大学だったなんて。 222 00:25:31,794 --> 00:25:36,465 (輝一郎)いつか 話さなきゃ いけないって 思ってたよ。 223 00:25:36,465 --> 00:25:39,802 (実那子)どういうこと? 224 00:25:39,802 --> 00:25:44,140 国府は 俺の同級生だった。→ 225 00:25:44,140 --> 00:25:46,809 同じ学生寮で暮らしてた。→ 226 00:25:46,809 --> 00:25:50,479 国府と 実那子のお姉さんが つきあってたことも知ってた。 227 00:25:50,479 --> 00:25:56,085 それに… 小学生だった実那子に→ 228 00:25:56,085 --> 00:25:59,085 俺 何度か会ったことが あるよ。 229 00:26:00,756 --> 00:26:04,427 (実那子) 《国府さーん! 国府さーん!》 230 00:26:04,427 --> 00:26:06,429 (輝一郎) 《国府は大学から呼び出し》 231 00:26:06,429 --> 00:26:09,098 (実那子) 《せっかく お姉ちゃんから→ 232 00:26:09,098 --> 00:26:12,435 ラブレター預かってきたのに》 233 00:26:12,435 --> 00:26:15,438 《実那子ちゃんは 恋のキューピッドだな》 234 00:26:15,438 --> 00:26:17,738 《そうよ》 235 00:26:21,444 --> 00:26:24,447 今まで 黙ってて悪かった。→ 236 00:26:24,447 --> 00:26:28,784 3年前に 実那子に会って つきあい始めたとき→ 237 00:26:28,784 --> 00:26:32,788 ひょっとしたら あのときの子 じゃないかって思ったよ。 238 00:26:32,788 --> 00:26:35,124 じゃ あのとき→ 239 00:26:35,124 --> 00:26:38,127 国府に 家族を殺された女の子だって→ 240 00:26:38,127 --> 00:26:40,796 もう そのときに分かってたのね? 241 00:26:40,796 --> 00:26:42,798 ああ。→ 242 00:26:42,798 --> 00:26:45,801 でも 事件を忘れて 生きてる実那子には→ 243 00:26:45,801 --> 00:26:49,472 話すべきじゃないって思ったんだ。 244 00:26:49,472 --> 00:26:52,141 記憶の埋め込みなんてことが 実那子にされてたなんて→ 245 00:26:52,141 --> 00:26:54,541 俺 本当に知らなかったんだ。 246 00:26:58,748 --> 00:27:01,417 (輝一郎)あのころの実那子は→ 247 00:27:01,417 --> 00:27:06,088 国府とお姉さんの幸せを 心から祈ってたよ。 248 00:27:06,088 --> 00:27:11,761 クリスマスに駆け落ちするつもりだった 2人を 一生懸命 応援してた。 249 00:27:11,761 --> 00:27:14,764 駆け落ち? 250 00:27:14,764 --> 00:27:17,099 でも 実現しなかったんだ→ 251 00:27:17,099 --> 00:27:21,437 イブの夜に あんな事件があったから。→ 252 00:27:21,437 --> 00:27:23,773 新聞で 事件のこと知って…。→ 253 00:27:23,773 --> 00:27:25,775 俺 驚いたよ。 254 00:27:25,775 --> 00:27:27,777 あの日は ちょうど→ 255 00:27:27,777 --> 00:27:31,781 おふくろの失踪宣告が 成立する日だったから。 256 00:27:31,781 --> 00:27:36,786 俺 横浜の実家に帰って 朝まで 親父と飲んでたんだ。→ 257 00:27:36,786 --> 00:27:43,125 でも あの日 俺が 福島に残ってたら…→ 258 00:27:43,125 --> 00:27:47,463 国府のすること 止められたかもしれないって。 259 00:27:47,463 --> 00:27:51,463 それだけは 今でも後悔してる。 260 00:27:57,473 --> 00:28:02,478 ねぇ わたしって→ 261 00:28:02,478 --> 00:28:05,815 どういう女の子だった? 262 00:28:05,815 --> 00:28:08,150 あぁ…→ 263 00:28:08,150 --> 00:28:10,820 あのころの実那子…。 264 00:28:10,820 --> 00:28:15,157 あぁ あのころの実那子は→ 265 00:28:15,157 --> 00:28:18,160 男の子の遊びが好きな 女の子だったな。 266 00:28:18,160 --> 00:28:21,497 寮の裏庭で よくキャッチボールしたよ。 267 00:28:21,497 --> 00:28:24,834 あたし カーブとか投げた? 268 00:28:24,834 --> 00:28:28,134 だって それ 俺が教えたんだ。 269 00:28:29,839 --> 00:28:32,174 そうだったんだ。 270 00:28:32,174 --> 00:28:34,176 安心していいよ 実那子。 271 00:28:34,176 --> 00:28:37,179 伊藤直季のお父さんが 実那子に与えた記憶は→ 272 00:28:37,179 --> 00:28:41,179 驚くほど 実際の実那子の記憶と よく似てる。 273 00:28:43,185 --> 00:28:48,524 ねぇ もっと教えて。 あたしは どんな子だった? 274 00:28:48,524 --> 00:28:51,861 そうだな…。 275 00:28:51,861 --> 00:28:55,464 実那子は 人の世話をするのが好きで→ 276 00:28:55,464 --> 00:28:59,134 そのせいで 自分は ちょっと 損をしちゃうっていう→ 277 00:28:59,134 --> 00:29:01,136 そんな子だったな。 278 00:29:01,136 --> 00:29:04,473 あ… 通信簿を 見せてもらったことあるけど→ 279 00:29:04,473 --> 00:29:07,476 保健体育が「5」で 国語が「5」で→ 280 00:29:07,476 --> 00:29:11,814 先生からの通信欄に 「クラスを仕切るのはいいですが→ 281 00:29:11,814 --> 00:29:14,483 級長の男の子のことを もう少し 立ててあげましょう」って→ 282 00:29:14,483 --> 00:29:16,485 書かれてた。 283 00:29:16,485 --> 00:29:20,485 そういうところ 今も あんまり変わんないよな。 284 00:29:22,157 --> 00:29:24,157 どういう意味よ。 285 00:29:28,163 --> 00:29:30,499 大丈夫だよ。 286 00:29:30,499 --> 00:29:35,504 実那子を苦しめる過去は もう これ以上 どこにもないから。 287 00:29:35,504 --> 00:29:37,504 うん。 288 00:29:40,175 --> 00:29:43,178 コーヒー 入れようか。 ああ。 289 00:29:43,178 --> 00:29:50,519 ♬~ 290 00:29:50,519 --> 00:29:54,519 ♬~ 291 00:30:26,635 --> 00:30:29,304 おはよう。 292 00:30:29,304 --> 00:30:32,307 福島学院大って…。 293 00:30:32,307 --> 00:30:36,978 そう 国府と同じ。 294 00:30:36,978 --> 00:30:39,578 同級生だったんだって。 295 00:30:42,984 --> 00:30:44,653 (実那子)あなた以外にも→ 296 00:30:44,653 --> 00:30:49,053 昔のあたしを知ってる人が 身近に いたってことなの。 297 00:30:51,326 --> 00:30:53,662 それじゃ 何? 298 00:30:53,662 --> 00:30:57,666 彼は そのころから ずっと知ってる女の子と→ 299 00:30:57,666 --> 00:31:01,066 偶然 3年前に再会したってこと? 300 00:31:03,004 --> 00:31:03,886 あたしたちは→ 301 00:31:03,911 --> 00:31:09,306 そういう深いところで つながってたんだな って初めて分かった。 302 00:31:12,681 --> 00:31:18,081 あたし 幸せになれそうな気がする。 303 00:31:21,857 --> 00:31:24,157 (実那子)ごちそうさま。 304 00:31:42,372 --> 00:31:43,700 あ…。 仕事中? 305 00:31:43,700 --> 00:31:45,622 いや。 どうぞ。 306 00:31:52,287 --> 00:31:53,372 どうぞ。 307 00:31:56,713 --> 00:32:01,718 国府について どれだけ調べたか 知りたいんですか? 308 00:32:01,718 --> 00:32:03,387 まあね。 309 00:32:03,387 --> 00:32:05,687 同級生だもんね。 310 00:32:07,391 --> 00:32:10,991 実那子から聞いたのか? ええ。 311 00:32:20,712 --> 00:32:26,051 3年前 彼女と 異臭事件の起こったコンサート会場で→ 312 00:32:26,076 --> 00:32:30,414 知り合ったのって あれ 偶然ですか? 313 00:32:30,414 --> 00:32:33,083 君は どう思う? 314 00:32:33,083 --> 00:32:38,783 いや 運命って あまり軽はずみに 信用しないタチなんで。 315 00:32:42,693 --> 00:32:45,362 どんなものでも 光の当て方で→ 316 00:32:45,362 --> 00:32:47,698 全く別のものに 見えたりするんだろ? 317 00:32:47,698 --> 00:32:50,398 それが仕事ですから。 318 00:32:52,035 --> 00:32:55,038 君が 実那子に 当ててやりたかった光って→ 319 00:32:55,038 --> 00:32:57,038 どんな光なんだ? 320 00:32:58,709 --> 00:33:05,716 あなたは 国府に家族を殺された 女の子だと知っていて→ 321 00:33:05,716 --> 00:33:08,716 3年前 実那子と再会した。 322 00:33:10,387 --> 00:33:13,056 そのとおりだよ。 323 00:33:13,056 --> 00:33:17,728 寮で一緒だった国府が 実那子の家族を殺して→ 324 00:33:17,728 --> 00:33:20,728 実那子を独りぼっちにした。 325 00:33:22,399 --> 00:33:28,071 そのことで 俺も 少し 責任 感じてたからね。 326 00:33:28,071 --> 00:33:32,743 あぁ 群馬の森で 実那子が 君のお父さんから→ 327 00:33:32,743 --> 00:33:35,078 何かの治療を受けたことも 知ってた。 328 00:33:35,078 --> 00:33:38,081 ただ どんな治療を受けて→ 329 00:33:38,081 --> 00:33:41,418 3か月後 伯父さんの所に戻ったか そこまでは分からなかったけどね。 330 00:33:41,418 --> 00:33:45,022 じゃ ウチにも 来たことあるんですか? 331 00:33:45,022 --> 00:33:48,025 ああ。 332 00:33:48,025 --> 00:33:53,425 俺は そうやって 実那子の人生を ずっと見守ってきたんだ。 333 00:33:55,032 --> 00:33:58,368 だから コンサート会場の異臭事件で 出会ったのも→ 334 00:33:58,368 --> 00:34:01,371 出会うべくして出会ったって 言えるのかもしれない。 335 00:34:01,371 --> 00:34:05,042 要するに 2人は 別々の角度から→ 336 00:34:05,042 --> 00:34:07,711 実那子をずーっと見てたって ことですか? 337 00:34:07,711 --> 00:34:10,380 ああ。 338 00:34:10,380 --> 00:34:13,383 だから 君の話を初めて聞いたとき→ 339 00:34:13,383 --> 00:34:16,683 こいつ 他人じゃないなって感じ したよ。 340 00:34:20,057 --> 00:34:22,726 ここには まだいるのか? 341 00:34:22,726 --> 00:34:25,395 心配しなくても お2人の結婚式が終わって→ 342 00:34:25,395 --> 00:34:28,065 新婚生活が始まるころには いなくなりますよ。 343 00:34:28,065 --> 00:34:31,065 そこまで 俺 自虐的じゃないから。 344 00:34:35,739 --> 00:34:40,077 国府のことで あんまり 突っ走らないほうが いいぞ。 345 00:34:40,077 --> 00:34:41,745 忠告ですか? 346 00:34:41,745 --> 00:34:44,348 国府の性格は よく分かってるつもりだ。 347 00:34:44,348 --> 00:34:47,684 あいつは カッとなると 手がつけられなくて。 348 00:34:47,684 --> 00:34:51,688 学生のときにも 居酒屋で ほかの学部の連中とケンカになって→ 349 00:34:51,688 --> 00:34:56,026 相手に 大ケガさせたことがある。 350 00:34:56,026 --> 00:34:58,695 そういう国府の性格を→ 351 00:34:58,695 --> 00:35:01,698 貴美子さんが 変えようとしてた やさきに→ 352 00:35:01,698 --> 00:35:05,035 あの事件を起こしたんだよ。 353 00:35:05,035 --> 00:35:10,040 まぁ そろそろ法務省が動きだして 国府を何とかしてくれるだろう。 354 00:35:10,040 --> 00:35:12,740 だといいんですけどね。 355 00:35:14,378 --> 00:35:16,378 邪魔したね。 356 00:35:18,382 --> 00:35:21,051 濱崎さん。 357 00:35:21,051 --> 00:35:25,389 俺 どうしても 1つ 引っかかることがあるんですよ。 358 00:35:25,389 --> 00:35:30,060 国府は 実那子に指一本 触れずに 逃走してますよね。 359 00:35:30,060 --> 00:35:32,062 もう すでに 3人も殺してる国府が→ 360 00:35:32,062 --> 00:35:35,732 どうして 実那子だけ 殺せなかったんでしょう? 361 00:35:35,732 --> 00:35:40,404 考えられるとしたら その場に誰かが来た…。 362 00:35:40,404 --> 00:35:44,408 だから 犯人は 逃走せざるをえなかった。 363 00:35:44,408 --> 00:35:47,077 その場に来た人間なんて 誰も いないよ。 364 00:35:47,077 --> 00:35:51,081 いや いますよ。 国府がいます。 本人が そう言ってるだけだ。 365 00:35:51,081 --> 00:35:55,085 でも もし 国府が犯人だとしたら→ 366 00:35:55,085 --> 00:35:57,087 生き証人の実那子の前で→ 367 00:35:57,087 --> 00:36:00,757 第一発見者を 装ったことになりますよね。 368 00:36:00,757 --> 00:36:05,457 じゃ 君は 真犯人は別にいるって言うのか? 369 00:36:07,097 --> 00:36:10,434 いや それは… 分かりません。 370 00:36:10,434 --> 00:36:18,108 ♬~ 371 00:36:18,108 --> 00:36:20,110 仕事中に悪かったね。 372 00:36:20,110 --> 00:36:37,510 ♬~ 373 00:37:00,919 --> 00:37:03,219 (雷鳴) 374 00:37:11,930 --> 00:37:16,930 (雷鳴) 375 00:37:33,886 --> 00:37:38,891 (由理)婚約者の方と 早く幸せになってください。 376 00:37:38,891 --> 00:37:44,563 その幸せを 直季に 見せつけてやってください。→ 377 00:37:44,563 --> 00:37:48,263 もっと傷つけて 直季を。 378 00:37:53,906 --> 00:37:58,577 (実那子)あなたの気持ち 分からなくはないけど→ 379 00:37:58,577 --> 00:38:01,977 でも 誤解してる。 はい。 380 00:38:07,920 --> 00:38:11,924 彼の あたしに対する感情は 愛なんかじゃない。 381 00:38:11,924 --> 00:38:14,927 言い切れます? 382 00:38:14,927 --> 00:38:18,263 義務感みたいなものよ。 383 00:38:18,263 --> 00:38:21,600 それは たぶん 最初は 初恋だったかもしれないけど→ 384 00:38:21,600 --> 00:38:25,270 15年間も あたしの後ろ姿を 見つめ続けてきて→ 385 00:38:25,270 --> 00:38:28,273 こうなったら 最後まで 見つめてやろうっていう→ 386 00:38:28,273 --> 00:38:29,942 自分への義務感よ。 387 00:38:29,942 --> 00:38:32,942 (由理) だから 愛なんじゃないですか。 388 00:38:37,115 --> 00:38:40,415 あなたの気持ちは どうなんですか? 389 00:38:42,120 --> 00:38:44,556 あたしは→ 390 00:38:44,556 --> 00:38:49,227 12月には 結婚して 家族をつくる。 391 00:38:49,227 --> 00:38:53,899 それしか考えてない。 直季のことは 全く考えませんか? 392 00:38:53,899 --> 00:38:56,234 最初は気味の悪い人だと思った。 393 00:38:56,234 --> 00:38:59,237 わたしの幸せを乱す人だと思った。 憎んでもいた。 394 00:38:59,237 --> 00:39:04,576 でも こういう人なんだって いうのが分かって…。 395 00:39:04,576 --> 00:39:07,976 でも だからといって 好きにはならない。 396 00:39:09,581 --> 00:39:11,583 本当よ。 397 00:39:11,583 --> 00:39:20,926 (雷鳴) 398 00:39:20,926 --> 00:39:24,930 ♬~ 399 00:39:24,930 --> 00:39:27,599 (由理)どうしたの? 400 00:39:27,599 --> 00:39:35,774 ♬~ 401 00:39:35,774 --> 00:39:54,793 ♬~ 402 00:39:54,793 --> 00:39:56,561 (雷鳴) 403 00:39:56,561 --> 00:40:00,232 (由理)ちょっと! ねぇ 大丈夫? ちょっと!→ 404 00:40:00,232 --> 00:40:06,238 ねぇ 大丈夫? どうしちゃったの? 大丈夫? 405 00:40:06,238 --> 00:40:25,590 ♬~ 406 00:40:25,590 --> 00:40:27,926 お前 何しに行ったんだよ? 407 00:40:27,926 --> 00:40:31,526 (輝一郎)彼女が そばにいてくれて 助かったんだよ。 408 00:40:37,102 --> 00:40:40,402 (輝一郎)また フラッシュバックが 起きたのかもしれない。 409 00:40:42,541 --> 00:40:45,544 (輝一郎) 今度は 何を見たんだろうな。 410 00:40:45,544 --> 00:40:48,880 国府じゃない 誰か… かもしれない。 411 00:40:48,880 --> 00:40:51,550 国府じゃない 誰か? 412 00:40:51,550 --> 00:40:54,250 本当の犯人です。 413 00:40:56,888 --> 00:41:02,227 犯人は 実那子が狙いだった。 414 00:41:02,227 --> 00:41:06,898 実那子を殺すために 嵐のクリスマスイブに やって来た。 415 00:41:06,898 --> 00:41:12,237 (麻紀子)《お前の心を惑わす 人間は お母さんが許さない》 416 00:41:12,237 --> 00:41:15,907 犯人は 実那子を守ろうとする 家族3人を次々に殺した。 417 00:41:15,907 --> 00:41:18,910 でも 肝心の実那子は→ 418 00:41:18,910 --> 00:41:22,914 殺せないまま 逃げざるをえなかった。 419 00:41:22,914 --> 00:41:26,251 国府が来たからです。 420 00:41:26,251 --> 00:41:30,922 誰が何のために 実那子を 殺そうとしたって言うんだ。 421 00:41:30,922 --> 00:41:32,858 分かりません。 422 00:41:32,858 --> 00:41:36,194 分からないなら いいかげんなことを言うな! 423 00:41:36,194 --> 00:41:39,494 (看護師) あの… お目覚めになりました。 424 00:41:41,199 --> 00:41:43,199 実那子! 425 00:41:45,203 --> 00:41:48,206 外傷がなくて よかったよ。 426 00:41:48,206 --> 00:41:51,209 思い出したくないなら それでもいいけど→ 427 00:41:51,209 --> 00:41:55,547 今度も また 何か見たんじゃないのか?→ 428 00:41:55,547 --> 00:42:00,218 話して楽になれるなら 話してくれないか? 429 00:42:00,218 --> 00:42:03,218 どうしたんだ? 実那子。 430 00:42:04,890 --> 00:42:07,893 わたし 見たの。 431 00:42:07,893 --> 00:42:09,493 何を? 432 00:42:12,564 --> 00:42:15,567 家族を殺した犯人。 433 00:42:15,567 --> 00:42:17,967 国府だろ? 434 00:42:19,905 --> 00:42:21,905 ううん。 435 00:42:25,577 --> 00:42:29,977 じゃ 誰だったんだ? 436 00:42:31,917 --> 00:42:34,217 実那子…。 437 00:42:35,854 --> 00:42:38,454 (実那子)わたし。 438 00:42:40,192 --> 00:42:43,892 鏡に映ってる わたし。 439 00:42:47,199 --> 00:42:51,199 あたしは 手に刃物を持ってた。 440 00:42:54,873 --> 00:42:58,473 あたしの服には 血が付いてた。 441 00:43:12,891 --> 00:43:16,561 家族を殺したのは…→ 442 00:43:16,561 --> 00:43:18,563 わたしよ。 443 00:43:18,563 --> 00:43:20,232 いや そんなバカなこと! 444 00:43:20,232 --> 00:43:22,901 (実那子)だから 国府吉春が わたしを捜してるんじゃない?→ 445 00:43:22,901 --> 00:43:26,905 自分に罪を着せた真犯人に 復讐するために。→ 446 00:43:26,905 --> 00:43:29,908 そう考えると つじつまが合う。→ 447 00:43:29,908 --> 00:43:32,911 どうして あたしだけ 生き残ってたのか→ 448 00:43:32,911 --> 00:43:35,580 どうして あたしは殺されずに済んだのか。 449 00:43:35,580 --> 00:43:39,251 それは あたしが犯人だからよ! 450 00:43:39,251 --> 00:43:41,253 12歳の女の子に そんなこと できるはず…。 451 00:43:41,253 --> 00:43:44,256 ない? ねぇ ない? 本当に ない? 452 00:43:44,256 --> 00:43:48,927 あたしは… あたしは刃物を持って→ 453 00:43:48,927 --> 00:43:52,264 大人の背中に忍び寄るような 子供だったのかもしれないのよ! 454 00:43:52,264 --> 00:43:54,266 そんな子じゃなかったよ! 実那子は! 455 00:43:54,266 --> 00:43:58,270 輝一郎に 何が分かるのよ!!→ 456 00:43:58,270 --> 00:44:05,277 あなたたちに… あなたたちに 何が分かるのよ。 457 00:44:05,277 --> 00:44:17,289 ♬~ 458 00:44:17,289 --> 00:44:19,289 調べてやるよ。 459 00:44:20,959 --> 00:44:25,630 実那子が どんな女の子だったか 俺が調べてきてやるよ。 460 00:44:25,630 --> 00:44:28,633 実那子は心配しなくていいからさ 何にも。 461 00:44:28,633 --> 00:44:32,433 濱崎さんとの結婚の準備 進めてりゃいいよ。 462 00:44:41,246 --> 00:44:43,581 俺 行ってくるから。 463 00:44:43,581 --> 00:44:45,281 どこ行くんだ? 464 00:44:46,918 --> 00:44:50,922 福島県御倉市… 実那子の故郷。 465 00:44:50,922 --> 00:45:10,922 ♬~ 466 00:45:12,610 --> 00:45:22,287 (国府)♬「I'm dreaming of a white Christmas」 467 00:45:22,287 --> 00:45:29,627 ♬「Just like the ones I used to know」 468 00:45:29,627 --> 00:45:40,805 (ハミング) 469 00:45:40,805 --> 00:45:51,105 (ハミング)