1 00:00:12,077 --> 00:00:17,082 ♬~ 2 00:00:17,082 --> 00:00:19,751 (ナレーター)<徳川の威信が 凋落の兆しを見せ始めた➡ 3 00:00:19,751 --> 00:00:21,753 将軍 家慶のころ➡ 4 00:00:21,753 --> 00:00:24,422 外様大名 薩摩藩を中心に➡ 5 00:00:24,422 --> 00:00:28,426 西国13藩が 不穏の動きを見せ始めた> 6 00:00:28,426 --> 00:00:32,764 <時の老中 水野忠邦の命を受けた 武部仙十郎は➡ 7 00:00:32,764 --> 00:00:35,433 この謀議壊滅を急いだ> 8 00:00:35,433 --> 00:00:40,105 <なぜか江戸をあとに西へ向かう 無頼の徒 眠狂四郎は➡ 9 00:00:40,105 --> 00:00:44,109 知らず知らずのうちに その渦中に巻き込まれていた> 10 00:00:44,109 --> 00:00:49,114 ♬~ 11 00:00:49,114 --> 00:00:53,451 (狂四郎)眠狂四郎と 覚えておいていただこう 12 00:00:53,451 --> 00:01:01,126 ♬~ 13 00:01:01,126 --> 00:01:14,406 《(笑い声)》 14 00:01:14,406 --> 00:01:16,741 《(読経)》 15 00:01:16,741 --> 00:01:31,756 《(笑い声)》 16 00:01:31,756 --> 00:01:35,427 《(読経)》 17 00:01:35,427 --> 00:01:41,099 《(笑い声)》 18 00:01:41,099 --> 00:01:47,439 《(斬る音)》 19 00:01:47,439 --> 00:01:54,779 《(笑い声)》 20 00:01:54,779 --> 00:01:56,781 《(斬る音)》 21 00:01:56,781 --> 00:02:01,786 《(笑い声)》 22 00:02:01,786 --> 00:02:04,456 《(斬る音)》 23 00:02:04,456 --> 00:02:24,409 ♬~ 24 00:02:24,409 --> 00:02:39,758 ♬~ 25 00:02:39,758 --> 00:02:41,760 (美代)助けて! 26 00:02:41,760 --> 00:02:43,762 (男)ハハハハッ… (美代)ああっ 27 00:02:43,762 --> 00:02:46,431 (男)ハハハッ うらあ! (男)ハハハハッ… 28 00:02:46,431 --> 00:02:48,767 (男)ハハハハッ (男)ハハハッ おい 29 00:02:48,767 --> 00:02:52,437 (美代)ああっ! (男)いよっ 30 00:02:52,437 --> 00:02:56,107 (男)ハハハハッ このアマ 31 00:02:56,107 --> 00:02:59,110 (男)いいかげんに諦めろ 32 00:02:59,110 --> 00:03:02,113 (美代)ああ やめて! (男)来い! 33 00:03:02,113 --> 00:03:05,116 (美代)やめて! (男)ハハハハッ 34 00:03:05,116 --> 00:03:07,719 (美代)いやだ! (男)おっ いいとこあるぜ おめえ 35 00:03:07,719 --> 00:03:09,719 (美代)いや!➡ 36 00:03:11,723 --> 00:03:16,323 いや! (男)往生際の悪いアマだぜ 37 00:03:17,729 --> 00:03:19,729 (美代)いや! 38 00:03:21,733 --> 00:03:23,733 あっ! 39 00:03:28,740 --> 00:03:31,340 (男)うっ! (男)うっ! 40 00:03:33,745 --> 00:03:36,080 なんだ てめえは!? (源之進)昼寝の邪魔だ 出てけ 41 00:03:36,080 --> 00:03:38,082 何を!? 42 00:03:38,082 --> 00:03:40,082 (切る音) (男)うわっ! 43 00:03:51,095 --> 00:03:56,434 怪我はないか? (美代)あっ はい 44 00:03:56,434 --> 00:03:59,437 ありがとうございました 45 00:03:59,437 --> 00:04:03,441 女の1人旅は危険が多い くれぐれも気をつけるんだな 46 00:04:03,441 --> 00:04:05,777 はい 47 00:04:05,777 --> 00:04:08,713 あの お侍さまは どちらまで?➡ 48 00:04:08,713 --> 00:04:14,052 もし差し支えがなければ お供させていただきたいと 49 00:04:14,052 --> 00:04:19,057 ♬~ 50 00:04:19,057 --> 00:04:23,657 もしや お侍さま お目がご不自由なのでは? 51 00:04:38,409 --> 00:04:41,412 この橋を渡れば いよいよ浜松だぞ 52 00:04:41,412 --> 00:04:43,748 奴は今日は この宿に宿を取る 53 00:04:43,748 --> 00:04:47,752 よし 奴の泊まり先を見届けてから 道場へ行く 54 00:04:47,752 --> 00:04:50,755 (家臣たち)うむ 55 00:04:50,755 --> 00:04:52,757 (美代)はい! 56 00:04:52,757 --> 00:04:57,762 ♬~ 57 00:04:57,762 --> 00:05:04,062 今度は栗を切ってご覧に入れます はい! 58 00:05:06,371 --> 00:05:08,706 (どよめき) 59 00:05:08,706 --> 00:05:12,377 (藤江たちの笑い声) 60 00:05:12,377 --> 00:05:14,712 (藤江)今のはイカサマだ! (男たち)そうだ そうだ! 61 00:05:14,712 --> 00:05:16,714 (男性)イカサマだって? (男性)本物でえ 62 00:05:16,714 --> 00:05:19,717 何がイカサマなんですよ! 冗談はよしてください! 63 00:05:19,717 --> 00:05:25,390 その布を拙者に見せてもらいたい (源之進)いや これは… 64 00:05:25,390 --> 00:05:27,725 (藤江)宙に放った柿を 65 00:05:27,725 --> 00:05:31,062 次から次へと このように見事に切るのは 66 00:05:31,062 --> 00:05:34,732 その目隠しに 仕掛けがあるとしか思えない 67 00:05:34,732 --> 00:05:37,068 (男性)おう 目隠し取ってみろ! (男性)どうしたんだ? 68 00:05:37,068 --> 00:05:41,368 (男性)早く取れ! (美代)この人はね この人の目はね 69 00:05:57,088 --> 00:05:59,757 この騙り者め 70 00:05:59,757 --> 00:06:05,057 おい 女 さっきと同じように その柿を放ってみろ! 71 00:06:18,042 --> 00:06:21,642 (男性)はあ すげえ 72 00:06:23,381 --> 00:06:27,051 剣の修行を多少でもした者ならば 誰にでもできる 73 00:06:27,051 --> 00:06:31,055 なぜなら この布は透き通っておる (男性たち)えっ? 74 00:06:31,055 --> 00:06:33,725 目隠しの役をしておらぬからだ 75 00:06:33,725 --> 00:06:36,728 (男性)イカサマだ! 銭を返せ! (男性)銭返せ 銭! 76 00:06:36,728 --> 00:06:40,028 (男性)このイカサマ野郎 銭返せ! (藤江)待て待て! 77 00:06:41,399 --> 00:06:44,402 拙者は 浜松宿の先で 78 00:06:44,402 --> 00:06:48,072 道場を営んでおる 藤江権十郎と申す➡ 79 00:06:48,072 --> 00:06:53,077 こんな子どもだましの大道芸で 銭を得るなど もってのほか➡ 80 00:06:53,077 --> 00:06:56,414 早々に この浜松宿を立ち去られい! 81 00:06:56,414 --> 00:06:58,416 (男性) おい みんな 銭を取り返すんだ 82 00:06:58,416 --> 00:07:01,085 (男性)そうだ! (男性)金だ! 83 00:07:01,085 --> 00:07:03,755 待ってください! 84 00:07:03,755 --> 00:07:06,955 でも… (藤江たちの笑い声) 85 00:07:08,693 --> 00:07:11,696 (男性)よくも だましやがったな! 86 00:07:11,696 --> 00:07:14,699 (男性)イカサマ野郎! このイカサマ野郎! 87 00:07:14,699 --> 00:07:17,035 (男性)野郎め! (男性)二度と来るな! 88 00:07:17,035 --> 00:07:19,335 (男性)出ていきやがれ! (男性)この野郎め! 89 00:07:26,711 --> 00:07:31,716 <水上源之進 それに美代どの> 90 00:07:31,716 --> 00:07:41,726 ♬~ 91 00:07:41,726 --> 00:07:43,728 どうかなさいましたか? 92 00:07:43,728 --> 00:07:49,067 (源之進)誰かが私を見つめて いるような気がしたのだが 93 00:07:49,067 --> 00:07:52,070 気のせいでは? 94 00:07:52,070 --> 00:07:57,075 フッ まだまだ心の修行が できておらんな 拙者も 95 00:07:57,075 --> 00:08:11,355 ♬~ 96 00:10:23,421 --> 00:10:38,436 ♬~ 97 00:10:38,436 --> 00:10:40,436 《(斬る音)》 98 00:10:43,441 --> 00:10:46,444 (女性) どうもお待たせいたしました 99 00:10:46,444 --> 00:10:49,447 あの 何日ぐらいお泊まりでしょうか? 100 00:10:49,447 --> 00:10:52,450 あす たつつもりだ そうでございますか 101 00:10:52,450 --> 00:10:55,453 なんせ女郎屋の近くの旅籠は 大繁盛だというのに 102 00:10:55,453 --> 00:10:59,753 この辺ときたら もう 閑古鳥が鳴いてる始末でしてね 103 00:11:02,393 --> 00:11:04,729 (美代)お疲れになったでしょ 104 00:11:04,729 --> 00:11:23,748 ♬~ 105 00:11:23,748 --> 00:11:26,417 今の2人は夫婦者か? 106 00:11:26,417 --> 00:11:29,086 2~3日前から お泊まりなんですがね 107 00:11:29,086 --> 00:11:32,089 仲のよいご夫婦で 目のご不自由な旦那さまに 108 00:11:32,089 --> 00:11:36,093 よく尽くしていらっしゃいますよ あの奥さまは 109 00:11:36,093 --> 00:11:38,693 じゃ お侍さん ごゆっくり 110 00:11:41,766 --> 00:11:45,366 (ふすまの開閉音) 111 00:11:46,437 --> 00:11:49,774 かねてより うわさに聞いておった眠狂四郎が 112 00:11:49,774 --> 00:11:54,111 浜松に来ておるとは フフッ 望むところだ 113 00:11:54,111 --> 00:11:59,116 それで 礼金のほうでござるが 眠狂四郎を生け捕りにした場合 114 00:11:59,116 --> 00:12:01,786 500両 (藤江)ご… 500両? 115 00:12:01,786 --> 00:12:04,789 狂四郎の首をはねたるときは 300両 116 00:12:04,789 --> 00:12:07,124 300両? 117 00:12:07,124 --> 00:12:11,462 狂四郎という男 薩摩にとって そんなに危険な男なのか? 118 00:12:11,462 --> 00:12:14,799 さよう (藤江)いやあ 金ではない 119 00:12:14,799 --> 00:12:19,470 拙者 薩摩に逗留のみぎり 世話になったお礼だ 120 00:12:19,470 --> 00:12:25,476 島本氏 貴殿らの申し入れ しかと承知つかまつった 121 00:12:25,476 --> 00:12:27,478 ハァ 122 00:12:27,478 --> 00:12:29,478 かたじけない 123 00:12:36,487 --> 00:12:41,826 ♬~ 124 00:12:41,826 --> 00:12:46,163 どうです? 痛みは取れましたか? 125 00:12:46,163 --> 00:12:48,463 だいぶ楽になったようだ 126 00:12:50,501 --> 00:12:53,504 すまんな 美代どの 127 00:12:53,504 --> 00:12:56,173 拙者と道連れになったばかりに 128 00:12:56,173 --> 00:12:58,843 そなたにまで 迷惑をかけてしまって 129 00:12:58,843 --> 00:13:01,178 いいんですよ 私のほうが源之進さまに 130 00:13:01,178 --> 00:13:03,778 勝手について来たのですし➡ 131 00:13:07,118 --> 00:13:09,118 それに… 132 00:13:11,122 --> 00:13:13,457 源之進さまは 133 00:13:13,457 --> 00:13:19,130 昔 私が知っていた あるお方に とても感じが似ているのです 134 00:13:19,130 --> 00:13:23,467 それは光栄な話だが 135 00:13:23,467 --> 00:13:27,805 それで美代どのは その男を追って 旅をしているのか? 136 00:13:27,805 --> 00:13:31,142 どうして それを? (源之進)おかしなものでな 137 00:13:31,142 --> 00:13:34,478 日増しに目が悪くなるにつれて 138 00:13:34,478 --> 00:13:38,149 人の心が 読めるようになったというか 139 00:13:38,149 --> 00:13:42,449 何か けだもののような勘が 働くようになってな 140 00:13:45,156 --> 00:13:50,156 (犬の吠え声) 141 00:14:01,772 --> 00:14:04,108 (男性) ああ もし 何をなさいます!? 142 00:14:04,108 --> 00:14:06,110 (男)どけい! (男性)あっ! 143 00:14:06,110 --> 00:14:08,446 (男)どけい! (女性)旦那さま! 144 00:14:08,446 --> 00:14:18,456 ♬~ 145 00:14:18,456 --> 00:14:30,468 ♬~ 146 00:14:30,468 --> 00:14:33,471 何者だ!? 土足で他人の部屋に 上がり込んでくるとは 147 00:14:33,471 --> 00:14:35,806 何? (男)昼間の大道芸人か 148 00:14:35,806 --> 00:14:40,144 (藤江)どうした!? おぬしら まだいたのか➡ 149 00:14:40,144 --> 00:14:43,814 昼間も言ったはずだ とっとと この町から消えうせろ! 150 00:14:43,814 --> 00:14:46,814 (男)ああっ あっ あっ! 151 00:14:49,153 --> 00:14:51,822 (藤江)貴様 何者だ!? 152 00:14:51,822 --> 00:14:54,122 ただの大道芸人 153 00:14:56,494 --> 00:15:01,432 昼間のあの目隠しは あってもなくても よかったのだが 154 00:15:01,432 --> 00:15:05,102 つまり 私は目が見えんのだ 155 00:15:05,102 --> 00:15:09,106 厚手の布で おぬしと勝負をしても よかったのだが 156 00:15:09,106 --> 00:15:13,777 道場主であるおぬしに 恥をかかせてもな 157 00:15:13,777 --> 00:15:17,114 それに 拙者には もっと大事なことがある 158 00:15:17,114 --> 00:15:19,116 (男)先生! 159 00:15:19,116 --> 00:15:21,452 眠狂四郎は どこにもいません (藤江)何? 160 00:15:21,452 --> 00:15:24,452 眠狂四郎? (美代)狂四郎さまが この町に? 161 00:15:27,458 --> 00:15:31,795 おぬしらが捜しているのは 本当に眠狂四郎どのなのか? 162 00:15:31,795 --> 00:15:34,798 (藤江)貴様の知ったことか➡ 163 00:15:34,798 --> 00:15:38,135 貴様 狂四郎を知っているのか? 164 00:15:38,135 --> 00:15:40,471 (源之進)いささかの因縁でな 165 00:15:40,471 --> 00:15:48,479 ♬~ 166 00:15:48,479 --> 00:15:52,483 狂四郎は必ず俺が斬る 167 00:15:52,483 --> 00:15:55,152 なぜ源之進さまは狂四郎さまを? 168 00:15:55,152 --> 00:15:58,155 おぬしこそ なぜ 狂四郎どのを知っているのだ? 169 00:15:58,155 --> 00:16:03,755 ♬~ 170 00:16:08,766 --> 00:16:10,766 (藤江)何奴!?➡ 171 00:16:13,103 --> 00:16:16,774 眠… 眠狂四郎だな? 172 00:16:16,774 --> 00:16:21,779 関わり合いのない人々に 迷惑をかけたくない 173 00:16:21,779 --> 00:16:24,114 だから ここで おぬしらを待っていた 174 00:16:24,114 --> 00:16:26,116 (藤江)斬れ! 斬れ! 175 00:16:26,116 --> 00:16:36,126 ♬~ 176 00:16:36,126 --> 00:16:38,796 (藤江)引けい! 引けい 引けい! 177 00:16:38,796 --> 00:16:50,796 ♬~ 178 00:16:51,809 --> 00:16:55,479 (源之進) 4年前 私は眠狂四郎どのに➡ 179 00:16:55,479 --> 00:17:02,086 一介の剣客として 彼の円月殺法に 立ち合いを申し入れた➡ 180 00:17:02,086 --> 00:17:07,086 そのときの この傷が 私をめしいにしてしまったのだ 181 00:17:10,094 --> 00:17:14,431 以来 藩を追われ浪々の身となり 182 00:17:14,431 --> 00:17:21,105 いま一度 私は円月殺法と 立ち合うために修行をしてきた 183 00:17:21,105 --> 00:17:24,775 その4年間が どんなに苦しいものであったか 184 00:17:24,775 --> 00:17:28,779 美代どのには分かるまい 185 00:17:28,779 --> 00:17:33,450 その狂四郎どのが この宿場に 186 00:17:33,450 --> 00:17:36,450 いや この同じ宿にいたとは 187 00:17:38,789 --> 00:17:41,792 不覚であった 188 00:17:41,792 --> 00:17:45,462 なぜ きゃつらより 早く見つけ出せなかったのか 189 00:17:45,462 --> 00:18:02,413 ♬~ 190 00:18:02,413 --> 00:18:07,713 しかし なぜ狂四郎どのをそれまでに? 191 00:18:12,089 --> 00:18:16,760 私は 江戸でも指折りの 192 00:18:16,760 --> 00:18:21,765 両替商の娘として育ちました 193 00:18:21,765 --> 00:18:28,765 2年ほど前 ふとしたことから 狂四郎さまに出会ったのです 194 00:18:30,774 --> 00:18:36,074 それから たびたびの逢瀬が続きました 195 00:18:38,449 --> 00:18:43,749 ほんとに楽しく幸せでした 196 00:18:46,457 --> 00:18:51,128 ところが 半年ほどたった ある日 197 00:18:51,128 --> 00:18:55,128 あの人は突然 私の前から消えてしまったのです 198 00:18:57,134 --> 00:18:59,434 旅に出たとのことでした 199 00:19:02,072 --> 00:19:08,746 それからの私は 狂四郎さま恋しさに 200 00:19:08,746 --> 00:19:12,750 一目 会いたさに 201 00:19:12,750 --> 00:19:16,754 とうとう家を出て 202 00:19:16,754 --> 00:19:20,754 旅から旅への その日暮らしに なってしまったのです 203 00:19:24,094 --> 00:19:28,098 つらかったことや 204 00:19:28,098 --> 00:19:31,769 苦しかったことが 205 00:19:31,769 --> 00:19:34,069 今では憎しみに 206 00:19:38,108 --> 00:19:42,112 今は憎しみまでに… 207 00:19:42,112 --> 00:19:44,112 (泣き声) 208 00:19:45,115 --> 00:19:49,119 生々流転 209 00:19:49,119 --> 00:19:51,789 生者必滅 210 00:19:51,789 --> 00:20:04,689 ♬~ 211 00:24:09,413 --> 00:24:15,713 (鳥の鳴き声) 212 00:24:19,756 --> 00:24:25,095 ハァハァ この大事なときに また目が痛くなるとは 213 00:24:25,095 --> 00:24:27,097 ハァ しかし 寝ているわけには… 214 00:24:27,097 --> 00:24:29,766 いけませんよ 寝ていなければ 215 00:24:29,766 --> 00:24:32,366 とにかく お医者さまを 呼んでまいりますから 216 00:24:36,440 --> 00:24:38,440 寝ててくださいね 217 00:24:46,450 --> 00:24:48,450 んっ 218 00:24:52,723 --> 00:24:55,023 (美代)よろしくお願いいたします 219 00:25:03,066 --> 00:25:12,743 ♬~ 220 00:25:12,743 --> 00:25:19,082 (美代)この半年間 ずいぶんと 狂四郎さまをお捜ししました➡ 221 00:25:19,082 --> 00:25:22,085 あなたが江戸を出て以来➡ 222 00:25:22,085 --> 00:25:27,424 あなたのうわさを頼りに こうして東海道を➡ 223 00:25:27,424 --> 00:25:32,763 その半年 私がどんな思いでいたか➡ 224 00:25:32,763 --> 00:25:36,063 狂四郎さまには お分かりになりますまい 225 00:25:40,437 --> 00:25:43,774 なぜ私を捨てて 江戸を出たのです? 226 00:25:43,774 --> 00:25:50,447 ♬~ 227 00:25:50,447 --> 00:25:52,449 ハァ 228 00:25:52,449 --> 00:26:08,465 ♬~ 229 00:26:08,465 --> 00:26:14,805 狂四郎さまに何があったのか 知るよしもありません 230 00:26:14,805 --> 00:26:20,477 でも 私は あなたを忘れられなかった 231 00:26:20,477 --> 00:26:26,149 気が付いてみると あなたを追って 旅に出ておりました 232 00:26:26,149 --> 00:26:32,489 その半年間 旅のつらさや苦しさの果て 233 00:26:32,489 --> 00:26:35,492 幾度 死のうかと… 234 00:26:35,492 --> 00:26:38,092 (泣き声) 憎い 235 00:26:39,830 --> 00:26:41,832 あなたが憎い 236 00:26:41,832 --> 00:26:48,505 ♬~ 237 00:26:48,505 --> 00:26:50,507 ああ 238 00:26:50,507 --> 00:26:56,780 ♬~ 239 00:26:56,780 --> 00:27:02,118 (泣き声) 240 00:27:02,118 --> 00:27:04,788 私は あなたを殺すつもりだったのに 241 00:27:04,788 --> 00:27:08,124 ああ なぜ… 242 00:27:08,124 --> 00:27:11,127 なぜ! 243 00:27:11,127 --> 00:27:13,129 (泣き声) 244 00:27:13,129 --> 00:27:19,803 ♬~ 245 00:27:19,803 --> 00:27:22,103 狂四郎さま 246 00:27:24,140 --> 00:27:30,140 美代を いま一度 抱いてくださいませ 247 00:27:31,815 --> 00:27:35,819 そなたの望みをかなえることは たやすい 248 00:27:35,819 --> 00:27:42,492 だが 今 そなたに必要な男は 私ではないはずだ 249 00:27:42,492 --> 00:27:49,165 また そなたを必要とする男も 私ではない 250 00:27:49,165 --> 00:27:59,109 ♬~ 251 00:27:59,109 --> 00:28:15,792 ♬~ 252 00:28:15,792 --> 00:28:23,392 (すすり泣き) 253 00:28:37,814 --> 00:28:39,814 (戸が閉まる音) 254 00:28:43,820 --> 00:28:46,823 断る! 255 00:28:46,823 --> 00:28:49,159 (源之進)狂四郎を捕らえたなどと うそを申して➡ 256 00:28:49,159 --> 00:28:53,430 拙者をここに連れ出したのは その話のためか? 257 00:28:53,430 --> 00:28:56,766 そうでもせねば おぬしと話ができなかったからだ 258 00:28:56,766 --> 00:29:01,771 しかし 水上どの おぬしが円月殺法を破ることと 259 00:29:01,771 --> 00:29:04,441 狂四郎の薩摩入りを 阻止するために 260 00:29:04,441 --> 00:29:07,110 我らがきゃつを斬ることと いかほどの違いがある? 261 00:29:07,110 --> 00:29:10,113 ばかを申せ 262 00:29:10,113 --> 00:29:13,783 純粋に剣の道で技を競い合うのと 263 00:29:13,783 --> 00:29:20,123 どこかの藩の政治がらみで 人を殺すのでは 雲泥の差がある 264 00:29:20,123 --> 00:29:25,795 これ以上の問答は無用だ 帰らせてもらおう 265 00:29:25,795 --> 00:29:28,465 そうはさせんぞ! 266 00:29:28,465 --> 00:29:32,135 我ら西国13藩の秘密を 話した以上 267 00:29:32,135 --> 00:29:36,473 このまま 黙って帰すわけにはゆかぬか 268 00:29:36,473 --> 00:29:40,810 だが その腕で拙者が 斬れるかどうか 試してみるか? 269 00:29:40,810 --> 00:29:44,147 何!? (島本)待て 270 00:29:44,147 --> 00:29:46,149 水上どの 271 00:29:46,149 --> 00:29:51,154 なればこそ おぬしの剣の力を 借りたいと申しておるのだ 272 00:29:51,154 --> 00:29:53,423 礼金のほうも はずむぞ 273 00:29:53,423 --> 00:30:00,430 ほう 今度は金で 拙者の剣を買おうというのか 274 00:30:00,430 --> 00:30:04,100 そのほうが おぬしの 納得がいくのではないのか? 275 00:30:04,100 --> 00:30:06,102 水上どの (源之進)黙れ! 276 00:30:06,102 --> 00:30:10,106 おぬしらの たくらみに 加担するような剣は持たん 277 00:30:10,106 --> 00:30:14,110 狂四郎どのとは拙者が戦うのだ 278 00:30:14,110 --> 00:30:19,783 もし邪魔立てすれば おぬしらを斬る 279 00:30:19,783 --> 00:30:33,129 (太鼓の音) 280 00:30:33,129 --> 00:30:35,131 フフフフッ… 281 00:30:35,131 --> 00:30:52,749 (太鼓の音) 282 00:30:52,749 --> 00:30:57,087 ハハハハッ… 目の見えぬご仁の耳は目だ 283 00:30:57,087 --> 00:31:00,757 その目を塞がれては 身動きひとつもできまい! 284 00:31:00,757 --> 00:31:03,093 ハハハハッ… (男)やっ! 285 00:31:03,093 --> 00:31:07,764 (太鼓の音) 286 00:31:07,764 --> 00:31:09,766 (小柄を投げる音) 287 00:31:09,766 --> 00:31:11,766 (男)あっ ううっ! (藤江)狂四郎! 288 00:31:13,770 --> 00:31:15,770 (男)うっ! 源之進どの! 289 00:31:17,440 --> 00:31:19,440 (斬る音) (男)うっ! 290 00:31:22,445 --> 00:31:24,447 (斬る音) (男)ううっ! 291 00:31:24,447 --> 00:31:26,447 (斬る音) (男)ああっ! 292 00:31:36,459 --> 00:31:40,463 まさか こんな形で おぬしと巡り会えるとは 293 00:31:40,463 --> 00:31:42,799 考えもせなんだった 294 00:31:42,799 --> 00:31:44,801 源之進どの 295 00:31:44,801 --> 00:31:48,805 私とおぬしの試合は あのとき すでに終わっている 296 00:31:48,805 --> 00:31:55,078 もう私のことは忘れて 目の養生をしたほうがいい 297 00:31:55,078 --> 00:31:58,414 私の目は もう治らない 298 00:31:58,414 --> 00:32:01,414 それは 私が いちばんよく知っている 299 00:32:04,420 --> 00:32:11,094 確かに私は そなたの円月殺法に挑み 負けた 300 00:32:11,094 --> 00:32:13,394 その結果が このめしいだ 301 00:32:15,431 --> 00:32:20,770 だが 今の私には 生あるかぎり 302 00:32:20,770 --> 00:32:24,370 眠狂四郎の円月殺法を 破ることしかない 303 00:32:28,111 --> 00:32:33,783 もはや ここまで来てしまった以上 ぜひとも ひと手お願いしたい 304 00:32:33,783 --> 00:32:36,783 無益な戦いはしたくない 305 00:32:39,122 --> 00:32:42,458 剣の道を志す者として 306 00:32:42,458 --> 00:32:48,058 いま一度 私の剣を 受けていただきたい ぜひとも 307 00:32:53,069 --> 00:32:56,072 生々流転 308 00:32:56,072 --> 00:32:59,742 生者必滅 309 00:32:59,742 --> 00:33:02,342 それも この世の習わし 310 00:33:05,081 --> 00:33:09,752 明朝 卯の刻 この河原で 311 00:33:09,752 --> 00:33:28,752 ♬~ 312 00:38:34,744 --> 00:38:37,747 (藤江) これだけの弓の名手がそろえば 313 00:38:37,747 --> 00:38:39,749 狂四郎も手が出まい 314 00:38:39,749 --> 00:38:41,649 腕は確かだろうな? 315 00:38:51,694 --> 00:38:56,032 これなら1人100両も高くはないわ 316 00:38:56,032 --> 00:39:00,332 狂四郎め 今度こそ息の根を止めてやる 317 00:39:02,038 --> 00:39:04,040 (男性)おっ? 318 00:39:04,040 --> 00:39:06,042 (男)おう! 319 00:39:06,042 --> 00:39:08,377 (男)おい どうだ? (男)おらん 320 00:39:08,377 --> 00:39:11,377 よし (男)行け! 321 00:39:16,719 --> 00:39:19,388 あしたの朝 狂四郎さまと? 322 00:39:19,388 --> 00:39:22,058 僅かではあったが 323 00:39:22,058 --> 00:39:26,395 美代どのには 道中いろいろお世話になり 324 00:39:26,395 --> 00:39:28,695 礼の申し上げようもない 325 00:39:32,735 --> 00:39:35,071 なぜ… 326 00:39:35,071 --> 00:39:38,741 なぜ そんなに 剣の道が大事なのですか? 327 00:39:38,741 --> 00:39:42,641 今度こそ 狂四郎さまに殺されるかも 328 00:39:44,013 --> 00:39:47,350 それも天命だ 329 00:39:47,350 --> 00:39:50,353 剣の道を志す者として 330 00:39:50,353 --> 00:39:54,353 円月殺法を破ることだけが 私に与えられた宿命なのだ 331 00:39:55,691 --> 00:40:01,364 私には分かりません 天命だとか宿命だとか 332 00:40:01,364 --> 00:40:03,664 そんなこと分かりません 333 00:40:04,700 --> 00:40:07,700 美代どのには 私の気持ちは分からんのだ 334 00:40:11,374 --> 00:40:15,378 私は狂四郎どのが憎くて 戦うのではない 335 00:40:15,378 --> 00:40:19,048 あの人の持つ円月殺法を 破りたいのだ 336 00:40:19,048 --> 00:40:24,387 それも正々堂々と1対1で なんの邪魔もなく戦いたいのだ 337 00:40:24,387 --> 00:40:28,387 そのためにこそ この4年間の辛苦があったのだ 338 00:40:29,725 --> 00:40:31,727 源之進さま! 339 00:40:31,727 --> 00:40:38,727 美代どのは 狂四郎どのを 今でも慕っておられるのでは? 340 00:40:42,405 --> 00:40:45,741 今の美代は違います 341 00:40:45,741 --> 00:40:50,341 今の私は あなたに死んでほしくないのです 342 00:40:53,082 --> 00:40:57,420 私は生まれ変わったのです 343 00:40:57,420 --> 00:41:03,759 源之進さま あなたも生き方を変えてください 344 00:41:03,759 --> 00:41:06,762 この宿場を出ましょう 今すぐに 345 00:41:06,762 --> 00:41:11,062 どこへでもいい あなたと2人で 暮らしてゆけるならば 346 00:41:13,102 --> 00:41:15,771 勝手な私のお願いを 347 00:41:15,771 --> 00:41:19,371 源之進さま お聞きください 348 00:41:24,113 --> 00:41:26,449 源之進さま 349 00:41:26,449 --> 00:41:31,049 美代どの 分かってくだされ 350 00:41:32,788 --> 00:41:39,128 私は狂四郎どのの円月殺法と もう一度だけ戦わねばならんのだ 351 00:41:39,128 --> 00:41:46,402 もし私が狂四郎どのと戦わずして 生き続けたとしても 352 00:41:46,402 --> 00:41:50,702 それは 私の生きた骸でしかないのだ 353 00:41:53,409 --> 00:41:57,079 生きていてほしい 354 00:41:57,079 --> 00:41:59,749 死なないで 355 00:41:59,749 --> 00:42:03,085 死なないで! 356 00:42:03,085 --> 00:42:06,756 私も円月殺法に勝ちたい 357 00:42:06,756 --> 00:42:08,756 そして 美代どのと… 358 00:42:12,762 --> 00:42:14,764 源之進さま 359 00:42:14,764 --> 00:42:34,784 ♬~ 360 00:42:34,784 --> 00:42:54,737 ♬~ 361 00:42:54,737 --> 00:43:04,747 ♬~ 362 00:43:04,747 --> 00:43:19,762 ♬~ 363 00:43:19,762 --> 00:43:25,062 美代どの すまぬが 今夜は一人にしてくれぬか? 364 00:43:40,115 --> 00:43:43,052 美代どの 365 00:43:43,052 --> 00:43:49,391 もし あしたの朝 生きて帰れたら そなたの言うとおりにしよう 366 00:43:49,391 --> 00:43:51,691 私も剣を捨てる 367 00:44:05,741 --> 00:44:09,078 源之進さま 368 00:44:09,078 --> 00:44:11,378 死んでほしくない 369 00:44:17,753 --> 00:44:20,756 そうか 狂四郎が町にいないと? 370 00:44:20,756 --> 00:44:24,426 そんなはずはない! 狂四郎は必ず この町にいるはずだ 371 00:44:24,426 --> 00:44:28,097 草の根を分けても 今夜中に必ず奴を捜し出すのだ 372 00:44:28,097 --> 00:44:30,097 (男たち)はっ! (男)先生! 373 00:44:32,101 --> 00:44:34,701 何? 水上の女が? 374 00:44:41,710 --> 00:44:44,380 何か用か? (美代)あんたたち 375 00:44:44,380 --> 00:44:47,980 ほんとに 眠狂四郎を殺すことができるの? 376 00:44:51,053 --> 00:44:56,392 ♬~ 377 00:44:56,392 --> 00:45:00,396 (源之進の声)《私は狂四郎どのが 憎くて戦うのではない》 378 00:45:00,396 --> 00:45:03,732 《あの人の持つ 円月殺法を破りたいのだ》 379 00:45:03,732 --> 00:45:09,071 《それも正々堂々と1対1で なんの邪魔もなく戦いたいのだ》 380 00:45:09,071 --> 00:45:12,671 《そのためにこそ この4年間の辛苦があったのだ》 381 00:45:15,077 --> 00:45:19,748 《美代どの 分かってくだされ》 382 00:45:19,748 --> 00:45:24,420 《この私が もし狂四郎どのと 戦わずして生き続けたとしても➡ 383 00:45:24,420 --> 00:45:27,720 それは 私の生きた骸でしかないのだ》 384 00:45:29,758 --> 00:45:31,758 ハッ… 385 00:45:34,096 --> 00:45:43,996 (風の音) 386 00:46:00,723 --> 00:46:02,723 来たぞ 387 00:46:33,088 --> 00:46:36,091 (美代)やめて~! 388 00:46:36,091 --> 00:46:40,391 やめて! 狂四郎さま 弓矢が! 389 00:46:42,364 --> 00:46:44,366 あっ! 390 00:46:44,366 --> 00:46:53,709 ♬~ 391 00:46:53,709 --> 00:46:55,711 や~っ! 392 00:46:55,711 --> 00:46:57,713 (斬る音) (男)うっ! 393 00:46:57,713 --> 00:47:10,726 ♬~ 394 00:47:10,726 --> 00:47:12,728 (刺す音) あっ! ううっ 395 00:47:12,728 --> 00:47:25,407 ♬~ 396 00:47:25,407 --> 00:47:28,077 (脇差を投げる音) ううっ! 397 00:47:28,077 --> 00:47:30,079 (男)野郎! 398 00:47:30,079 --> 00:47:38,754 ♬~ 399 00:47:38,754 --> 00:47:40,754 (力み声) 400 00:47:42,024 --> 00:47:45,027 たあっ! 401 00:47:45,027 --> 00:47:47,029 (斬る音) (藤江)ああっ! 402 00:47:47,029 --> 00:47:53,368 ♬~ 403 00:47:53,368 --> 00:47:55,368 (斬る音) (男)ううっ! 404 00:47:58,040 --> 00:48:01,376 あっ 405 00:48:01,376 --> 00:48:03,378 あっ (源之進)美代どの➡ 406 00:48:03,378 --> 00:48:07,378 美代どの! (美代)あっ 源之進さま 407 00:48:10,719 --> 00:48:13,388 美代どの 408 00:48:13,388 --> 00:48:15,988 これは いったい どういうことだ? 美代どの 409 00:48:17,059 --> 00:48:22,064 狂四郎さま 源之進さま 410 00:48:22,064 --> 00:48:28,403 お許しください 私が浅はかでございました 411 00:48:28,403 --> 00:48:34,703 美代が狂四郎さまを敵の手に 412 00:48:36,411 --> 00:48:39,414 もういい 何も言うな 413 00:48:39,414 --> 00:48:51,026 ♬~ 414 00:48:51,026 --> 00:48:53,026 うっ 415 00:51:02,424 --> 00:51:05,761 (源之進)美代どの しっかりするんだ 美代どの 416 00:51:05,761 --> 00:51:07,761 美代どの 417 00:51:10,098 --> 00:51:28,784 ♬~ 418 00:51:28,784 --> 00:51:33,055 これで手当てをしてやるがいい 419 00:51:33,055 --> 00:51:35,057 (源之進)かたじけない 420 00:51:35,057 --> 00:51:47,402 ♬~ 421 00:51:47,402 --> 00:51:51,073 うっ うっ 422 00:51:51,073 --> 00:52:00,082 ♬~ 423 00:52:00,082 --> 00:52:04,082 ハァ 源之進さま 424 00:52:06,088 --> 00:52:08,757 美代どの 425 00:52:08,757 --> 00:52:11,760 傷が治ったら そなたが言ったとおり 426 00:52:11,760 --> 00:52:15,060 私も生き方を変えてみたい 427 00:52:17,099 --> 00:52:20,699 一緒に暮らそう (美代)フフッ 428 00:52:23,772 --> 00:52:25,772 源之進さま 429 00:52:32,781 --> 00:52:36,451 さあ もうひと眠りしなさい 430 00:52:36,451 --> 00:52:39,751 目が覚めたら きっと傷も治ってる 431 00:52:45,460 --> 00:53:05,480 ♬~ 432 00:53:05,480 --> 00:53:15,157 ♬~ 433 00:53:15,157 --> 00:53:17,157 美代どのが死んだ 434 00:53:20,495 --> 00:53:24,166 美代どのは 私に そなたとの試合をやめて 435 00:53:24,166 --> 00:53:28,503 一緒に暮らそうと言ってくれた 436 00:53:28,503 --> 00:53:32,107 私は迷った 437 00:53:32,107 --> 00:53:36,707 剣の道に生きるか 人の道に生き 生まれ変わるか 438 00:53:38,780 --> 00:53:42,117 もし美代どのが生きていたら 439 00:53:42,117 --> 00:53:45,417 私は本当に 生き方を変えたかもしれない 440 00:53:47,789 --> 00:53:54,389 だが 今の私は美代どののためにも おぬしと戦わねばならない 441 00:53:56,465 --> 00:54:02,137 結局 私は剣の道に生きるしかないのだ 442 00:54:02,137 --> 00:54:18,737 ♬~ 443 00:54:52,454 --> 00:55:02,464 ♬~ 444 00:55:02,464 --> 00:55:18,813 ♬~ 445 00:55:18,813 --> 00:55:20,813 んっ! 446 00:55:22,817 --> 00:55:24,819 (斬る音) うっ! 447 00:55:24,819 --> 00:55:36,719 ♬~ 448 00:55:57,452 --> 00:56:17,472 ♬~ 449 00:56:17,472 --> 00:56:31,152 ♬~ 450 00:56:31,152 --> 00:56:51,106 ♬~ 451 00:56:51,106 --> 00:57:11,126 ♬~ 452 00:57:11,126 --> 00:57:31,146 ♬~ 453 00:57:31,146 --> 00:57:51,099 ♬~ 454 00:57:51,099 --> 00:58:00,442 ♬~ 455 00:59:35,403 --> 00:59:38,740 (ナレーター) <生まれたままの無垢な女 おもん> 456 00:59:38,740 --> 00:59:43,411 <流され 男が通り過ぎ行くこの肌> 457 00:59:43,411 --> 00:59:50,418 <流れの中で狂四郎に男を見たとき 天女の笑顔が> 458 00:59:50,418 --> 00:59:55,690 <あしたの夢に 流れが変わる女の定め> 459 00:59:55,690 --> 01:00:00,361 冥土の土産に 円月殺法をご覧に入れよう