1 00:00:43,356 --> 00:00:49,362 <90年代 次々と現れたIT起業家たち。 2 00:00:49,362 --> 00:00:51,347 ある者は 時代の寵児となり➡ 3 00:00:51,347 --> 00:00:54,534 ある者は 時代の狭間に消えていった。 4 00:00:54,534 --> 00:01:00,434 起業家たちの 知られざる実話に迫る> 5 00:01:02,425 --> 00:01:05,695 <今 渋谷に IT企業が集結している。 6 00:01:05,695 --> 00:01:09,599 日本の代表的なIT企業に加え➡ 7 00:01:09,599 --> 00:01:14,599 2019年 グーグル日本法人が 渋谷に戻ってきた> 8 00:01:21,861 --> 00:01:27,033 かつて ビットバレーと呼ばれた渋谷が 再び 輝きを増している。 9 00:01:27,033 --> 00:01:31,521 <ビットバレー 僕が高校生だったころ➡ 10 00:01:31,521 --> 00:01:35,391 渋谷は そう呼ばれ 熱狂と騒乱のなかにあった。 11 00:01:35,391 --> 00:01:41,047 あの時代の若きIT起業家たちは 何を考え 何を感じ➡ 12 00:01:41,047 --> 00:01:43,447 何をなし遂げようとしたのか> 13 00:01:47,937 --> 00:01:52,037 僕は 1人の記者として その真実を知りたいと思った。 14 00:01:55,862 --> 00:01:58,848 <27年前 1人の若者が➡ 15 00:01:58,848 --> 00:02:02,035 この街で 起業家になるべく動き出した。 16 00:02:02,035 --> 00:02:05,038 そのときは まだ大学生だった。 17 00:02:05,038 --> 00:02:07,738 その男…> 18 00:02:11,527 --> 00:02:17,200 <1998年に 株式会社サイバーエージェントを設立。 19 00:02:17,200 --> 00:02:20,169 2000年 26歳で東証マザーズ上場。 20 00:02:20,169 --> 00:02:25,391 これは 独立系企業としては 当時 史上最年少だった。 21 00:02:25,391 --> 00:02:29,362 サイバーエージェントは ネット広告事業をはじめ➡ 22 00:02:29,362 --> 00:02:31,862 ゲーム メディア事業などを展開> 23 00:02:34,867 --> 00:02:40,967 2018年 3月時点で 藤田の総資産は 1390億円。 24 00:02:45,028 --> 00:02:47,547 絵に描いたような 成功者に見える藤田。 25 00:02:47,547 --> 00:02:51,884 しかし 上場後 会社を手放さねばならないほど➡ 26 00:02:51,884 --> 00:02:54,684 追い詰められたことがあった。 27 00:02:58,541 --> 00:03:02,028 <ネットの掲示板には 藤田への誹謗中傷があふれ➡ 28 00:03:02,028 --> 00:03:05,428 会社を買ってほしいと 申し出るも…> 29 00:03:08,685 --> 00:03:11,704 <冷たく突き放された。 30 00:03:11,704 --> 00:03:17,026 藤田晋は いかにして 現在の地位を築いたのか。 31 00:03:17,026 --> 00:03:23,426 IT社長の象徴的存在 藤田晋を取材することにした> 32 00:03:25,535 --> 00:03:28,354 <1992年 福井から上京。 33 00:03:28,354 --> 00:03:31,357 東京の大学へ進学した藤田。 34 00:03:31,357 --> 00:03:36,262 大学もそこそこに 大好きだった 麻雀にのめり込むが➡ 35 00:03:36,262 --> 00:03:39,665 藤田は ずっと 起業家になることを目指していた。 36 00:03:39,665 --> 00:03:44,687 藤田は在学中 営業のアルバイトで経験を積んだ。 37 00:03:44,687 --> 00:03:48,858 そのなかで 起業したいという 思いを強くしていった。 38 00:03:48,858 --> 00:03:53,362 藤田は人材会社のインテリジェンスに就職。 39 00:03:53,362 --> 00:03:56,849 インテリジェンスの社長は 若き起業家として有名な➡ 40 00:03:56,849 --> 00:03:59,852 宇野康秀だった。 41 00:03:59,852 --> 00:04:06,042 藤田は入社1年目ながら トップの営業成績を収める。 42 00:04:06,042 --> 00:04:08,942 入社して1年 藤田はついに↴ 43 00:04:11,347 --> 00:04:14,347 <藤田が目をつけたのは IT業界だった> 44 00:04:17,520 --> 00:04:20,540 <ITに関しては まったくの素人だったが➡ 45 00:04:20,540 --> 00:04:25,211 ネット企業の営業代行を 新会社の根幹事業に決めた。 46 00:04:25,211 --> 00:04:27,580 藤田は その新しい業界に➡ 47 00:04:27,580 --> 00:04:30,633 ビジネスチャンスがあると 嗅ぎ取っていた> 48 00:04:30,633 --> 00:04:32,685 起業に向け動き始めた藤田。 49 00:04:32,685 --> 00:04:36,222 そんなとき 意外な人物から連絡が来る。 50 00:04:36,222 --> 00:04:43,679 それは 自分の勤務先 インテリジェンスの社長 宇野康秀だった。 51 00:04:43,679 --> 00:04:50,186 宇野の提案は インテリジェンスで 70%出資すること。 52 00:04:50,186 --> 00:04:56,192 藤田は 意外な提案に驚いたが その話をありがたく受けた。 53 00:04:56,192 --> 00:05:00,513 僕は 名もなきベンチャー企業で➡ 54 00:05:00,513 --> 00:05:03,683 日夜 営業の仕事をしていて➡ 55 00:05:03,683 --> 00:05:07,570 どんな商品でも なんとか 自分たちが食べられるだけの➡ 56 00:05:07,570 --> 00:05:10,373 会社は作れるという なんとなくの 手応えがあったんですよね。 57 00:05:10,373 --> 00:05:12,525 すごい会社を作るという発想は➡ 58 00:05:12,525 --> 00:05:14,710 最初の最初からあったんですけど。 59 00:05:14,710 --> 00:05:17,580 だから そういう意味では すごい会社を作るのに➡ 60 00:05:17,580 --> 00:05:20,850 ふさわしいドメインというのは 意識して➡ 61 00:05:20,850 --> 00:05:23,035 インターネット市場にはしたんですけど。 62 00:05:23,035 --> 00:05:26,522 インターネットっていう まさに黎明期でありましたので➡ 63 00:05:26,522 --> 00:05:30,359 まあ インターネットの時代が これから来るんだろうなと。 64 00:05:30,359 --> 00:05:32,512 ただ その黎明期であったゆえに➡ 65 00:05:32,512 --> 00:05:34,864 どういうものが どう進化していくのか。 66 00:05:34,864 --> 00:05:36,883 どういう技術が更に出てくるのか。 67 00:05:36,883 --> 00:05:39,202 それが これからも わからなくなっていくなと。 68 00:05:39,202 --> 00:05:41,354 営業であったり マーケティングであったり➡ 69 00:05:41,354 --> 00:05:44,690 その部分の必要性というのは 変わらないじゃないかと。 70 00:05:44,690 --> 00:05:49,362 そして その 私たちは比較的 営業に強いというような➡ 71 00:05:49,362 --> 00:05:52,365 自負があったものですから➡ 72 00:05:52,365 --> 00:05:55,535 インターネットサービスの 営業をやるという意味では➡ 73 00:05:55,535 --> 00:05:58,235 他に↴ 74 00:06:00,439 --> 00:06:02,341 まさに ちょっと トイレをしながらですね➡ 75 00:06:02,341 --> 00:06:04,360 思いついたんですけど。 76 00:06:04,360 --> 00:06:07,246 宇野さんが器が大きい人だ っていうのはわかってたので➡ 77 00:06:07,246 --> 00:06:09,515 守ってくれるだろうと 思いながら➡ 78 00:06:09,515 --> 00:06:12,852 その提案を 受けたという感じですね。 79 00:06:12,852 --> 00:06:15,688 記念すべき第1号オフィス。 80 00:06:15,688 --> 00:06:19,208 サイバーエージェントは ここから始まったのか。 81 00:06:19,208 --> 00:06:22,508 藤田も この階段を上ったのか。 82 00:06:25,848 --> 00:06:32,021 <1998年3月 藤田は 株式会社 サイバーエージェントを設立。 83 00:06:32,021 --> 00:06:35,341 たった3名での船出だった。 84 00:06:35,341 --> 00:06:38,394 「21世紀を代表する会社を創る」。 85 00:06:38,394 --> 00:06:41,447 藤田たちは 若さを武器に➡ 86 00:06:41,447 --> 00:06:43,532 とにかく がむしゃらに進み続けた。 87 00:06:43,532 --> 00:06:46,519 サイバーエージェントの基軸事業として➡ 88 00:06:46,519 --> 00:06:50,656 藤田は 自社で広告のシステムを 作ることを考えた> 89 00:06:50,656 --> 00:06:55,177 しかし エンジニアではない藤田に ノウハウはない。 90 00:06:55,177 --> 00:06:58,981 学生アルバイトが 何日も徹夜して作ったものは➡ 91 00:06:58,981 --> 00:07:02,852 とても 市場に出せるレベルではなかった。 92 00:07:02,852 --> 00:07:05,371 藤田は優秀なエンジニアを探した。 93 00:07:05,371 --> 00:07:07,373 そんなとき 藤田の脳裏に➡ 94 00:07:07,373 --> 00:07:10,873 あるベンチャーの名前が浮かんだ。 95 00:07:13,362 --> 00:07:15,364 <1996年に➡ 96 00:07:15,364 --> 00:07:17,366 東京大学の学生らによって➡ 97 00:07:17,366 --> 00:07:20,019 設立された会社だった。 98 00:07:20,019 --> 00:07:22,188 オン・ザ・エッヂの代表は↴ 99 00:07:22,188 --> 00:07:25,858 インテリジェンス時代に 堀江が作った採用管理システムを➡ 100 00:07:25,858 --> 00:07:28,027 よく販売していた。 101 00:07:28,027 --> 00:07:30,427 早速 六本木の事務所を訪ねた> 102 00:07:33,032 --> 00:07:36,218 <藤田から 説明を聞いた堀江は軽く言った。 103 00:07:36,218 --> 00:07:40,356 若干の不安を覚えたものの 藤田は堀江に託した。 104 00:07:40,356 --> 00:07:45,528 堀江の優れた技術は サイバークリックというシステムを作り出す。 105 00:07:45,528 --> 00:07:50,182 藤田の狙いどおり サイバークリックは飛ぶように売れた。 106 00:07:50,182 --> 00:07:54,353 藤田の予想を はるかに上回る快進撃だった。 107 00:07:54,353 --> 00:07:56,856 営業に強い藤田と技術屋の堀江。 108 00:07:56,856 --> 00:08:00,042 そのあと 2人は 絶妙なコンビとして➡ 109 00:08:00,042 --> 00:08:02,542 それぞれの会社を 成長させていく> 110 00:08:05,514 --> 00:08:07,950 会った瞬間に感じたんですよね。 111 00:08:07,950 --> 00:08:10,369 やっぱり そういう プログラミングの技術であったりとか➡ 112 00:08:10,369 --> 00:08:12,738 デザインであったりとか➡ 113 00:08:12,738 --> 00:08:16,292 そういう あやしいカルチャーすらも➡ 114 00:08:16,292 --> 00:08:19,378 おそらく そういう しっかりした 大企業と交渉するには➡ 115 00:08:19,378 --> 00:08:21,897 当時は もう明らかに不利なものなので➡ 116 00:08:21,897 --> 00:08:25,685 彼らも僕たちが 必要だろうなと思いましたし➡ 117 00:08:25,685 --> 00:08:28,371 我々も 足りないパーツだということで➡ 118 00:08:28,371 --> 00:08:32,358 彼と一緒に作ろうというふうに 思ったんですけど。 119 00:08:32,358 --> 00:08:34,894 ベースで やっぱり波長が合うと 思ってるんですけど➡ 120 00:08:34,894 --> 00:08:37,530 やっぱりタイプは真逆なので➡ 121 00:08:37,530 --> 00:08:41,183 たぶん僕と堀江さんが 学校で同じクラスだったら➡ 122 00:08:41,183 --> 00:08:43,519 友達にはなってないです。 123 00:08:43,519 --> 00:08:47,173 やっぱり組織が お互いカルチャーが真逆なので➡ 124 00:08:47,173 --> 00:08:49,675 我々は そういう技術者が なかなか➡ 125 00:08:49,675 --> 00:08:51,677 居つかない会社でもあったし➡ 126 00:08:51,677 --> 00:08:54,680 オン・ザ・エッヂは その逆だったので。 127 00:08:54,680 --> 00:08:56,849 すぐ簡単にできるって 言うんですよ。 128 00:08:56,849 --> 00:09:02,505 最たる例は 当時 彼 一番だった↴ 129 00:09:02,505 --> 00:09:05,674 ああいう検索エンジン作ろう という感じで言うんですよね。 130 00:09:05,674 --> 00:09:08,044 できるんだったら やろうということで➡ 131 00:09:08,044 --> 00:09:11,180 そういう できますよ と 作れます という➡ 132 00:09:11,180 --> 00:09:16,001 2人で言い合いながら バンバンやってったんですけど。 133 00:09:16,001 --> 00:09:20,189 <1999年 藤田は 『日経ベンチャー』が選ぶ➡ 134 00:09:20,189 --> 00:09:22,341 ベンチャー・オブ・ザ・イヤーの未公開部門で➡ 135 00:09:22,341 --> 00:09:24,343 第2位を獲得。 136 00:09:24,343 --> 00:09:28,347 注目の若手起業家として 認知された。 137 00:09:28,347 --> 00:09:30,447 ちなみに このとき1位だったのは…> 138 00:09:34,837 --> 00:09:39,859 <実は この三木谷が 藤田の人生の重要なキーマンになる> 139 00:09:39,859 --> 00:09:42,928 藤田は 大きなうねりを感じた。 140 00:09:42,928 --> 00:09:48,228 そういう時代の入り口に サイバーエージェントも立っていた。 141 00:09:56,842 --> 00:10:01,680 <独立系企業としては 最年少上場記録を更新した。 142 00:10:01,680 --> 00:10:04,834 藤田は 一躍 時代の寵児となった> 143 00:10:04,834 --> 00:10:08,337 当時 そのネットバブルで話題になり➡ 144 00:10:08,337 --> 00:10:12,875 かつ ナスダック・ジャパンができたり マザーズができたり➡ 145 00:10:12,875 --> 00:10:15,428 そういう世の中のムーブメントの中で➡ 146 00:10:15,428 --> 00:10:20,516 できる限り そこを捉えて もう宣伝機会だと思ってたので➡ 147 00:10:20,516 --> 00:10:24,716 最年少上場も そういう宣伝の 機会だと思ってたんですよね。 148 00:10:29,341 --> 00:10:34,346 このブームというか バブルが終わる前までに➡ 149 00:10:34,346 --> 00:10:37,833 上場を果たすとか 資金を調達するということが➡ 150 00:10:37,833 --> 00:10:41,687 今後の 生存できるかどうかを 左右するというのが➡ 151 00:10:41,687 --> 00:10:44,840 わかってたので とにかく急いでたんですよね。 152 00:10:44,840 --> 00:10:47,493 まったく 浮かれてはいなかったので➡ 153 00:10:47,493 --> 00:10:51,997 上場する責任とか 資金を 調達してしまったことへの➡ 154 00:10:51,997 --> 00:10:55,684 プレッシャーみたいなのを とんでもないこと➡ 155 00:10:55,684 --> 00:10:59,855 してしまったんじゃないか という雰囲気でしたね。 156 00:10:59,855 --> 00:11:05,344 <勢いそのままに 上場直前に新築の渋谷マークシティの➡ 157 00:11:05,344 --> 00:11:07,444 1フロアに本社を移転> 158 00:11:11,684 --> 00:11:14,036 <藤田は夢の実現に向け➡ 159 00:11:14,036 --> 00:11:17,823 熱狂のなか がむしゃらに 突き進んでいた。 160 00:11:17,823 --> 00:11:23,012 しかし このとき 藤田は まだ 気づいていなかった。 161 00:11:23,012 --> 00:11:25,998 膨らみすぎたネットバブルの波が➡ 162 00:11:25,998 --> 00:11:31,398 藤田とサイバーエージェントを 飲み込もうとしていたことを> 163 00:11:36,175 --> 00:11:39,578 公募価格は 1, 500万円。 164 00:11:39,578 --> 00:11:45,668 なのに 初値は 1, 520万円にしかならなかった。 165 00:11:45,668 --> 00:11:52,992 当時は 何倍にも跳ね上がるのが 普通だったんだけどな。 166 00:11:52,992 --> 00:11:55,844 とはいえ 上場したことで➡ 167 00:11:55,844 --> 00:12:00,416 サイバーエージェントには 巨額の資金が集まった。 168 00:12:00,416 --> 00:12:03,852 その額 なんと 225億円。 169 00:12:03,852 --> 00:12:05,838 起業から 2年➡ 170 00:12:05,838 --> 00:12:09,992 26歳の社長への期待は大きい。 171 00:12:09,992 --> 00:12:13,879 しかし このとき 大きく膨らんだネットバブルは➡ 172 00:12:13,879 --> 00:12:17,166 限界を迎えようとしていた。 173 00:12:17,166 --> 00:12:22,004 インターネット関連企業の株価が 値を下げ始めた。 174 00:12:22,004 --> 00:12:26,404 上場したばかりのサイバーエージェントも その波に飲み込まれた。 175 00:12:28,827 --> 00:12:30,846 株価は みるみる値を下げ➡ 176 00:12:30,846 --> 00:12:35,000 およそ 10分の1にまで下落。 177 00:12:35,000 --> 00:12:39,188 経験の浅い藤田には 対処方法がわからない。 178 00:12:39,188 --> 00:12:41,707 社員の士気を高めるため➡ 179 00:12:41,707 --> 00:12:45,160 自分の持ち株を社員に無償で配布。 180 00:12:45,160 --> 00:12:50,683 しかし 状況は変わらない。 181 00:12:50,683 --> 00:12:53,852 それまで 好意的だったマスコミが 懐疑の目を向け始める。 182 00:12:53,852 --> 00:12:56,155 牙を向く世論。 183 00:12:56,155 --> 00:12:59,008 誹謗中傷が溢れるネット。 184 00:12:59,008 --> 00:13:01,327 船出したばかりのサイバーエージェントは➡ 185 00:13:01,327 --> 00:13:06,165 市場という巨大な魔物に 押しつぶされそうになっていた。 186 00:13:06,165 --> 00:13:10,965 そんな藤田に 思いもよらない事態が起こる。 187 00:13:13,355 --> 00:13:15,357 <新聞を見ていた藤田は➡ 188 00:13:15,357 --> 00:13:21,497 村上世彰がサイバーエージェントの 大株主になっていることを知った。 189 00:13:21,497 --> 00:13:26,518 通称 村上ファンドを率いる村上世彰。 190 00:13:26,518 --> 00:13:31,190 モノ言う株主として マスコミの注目を浴びる村上が➡ 191 00:13:31,190 --> 00:13:33,390 サイバーエージェントの株を 買い集めていた> 192 00:15:05,350 --> 00:15:09,538 <通称 村上ファンドを率いる村上世彰。 193 00:15:09,538 --> 00:15:14,693 モノ言う株主として マスコミの注目を浴びる村上が➡ 194 00:15:14,693 --> 00:15:16,993 サイバーエージェントの 株を買い集めていた> 195 00:15:19,031 --> 00:15:24,119 オフィスを訪ねた藤田に 村上は こう告げた。 196 00:15:24,119 --> 00:15:26,538 単刀直入に言います。 197 00:15:26,538 --> 00:15:28,924 現金を使う計画がないのなら➡ 198 00:15:28,924 --> 00:15:31,724 一度 株主に戻したらどうですか。 199 00:15:34,179 --> 00:15:37,850 村上には 投資家としての信念があった。 200 00:15:37,850 --> 00:15:43,038 投資を通じて 上場企業の あるべき姿を問うということだ。 201 00:15:43,038 --> 00:15:46,008 藤田が経営するサイバーエージェントは➡ 202 00:15:46,008 --> 00:15:50,195 村上に言わせれば なんのために 上場したのか解せない。 203 00:15:50,195 --> 00:15:55,384 市場から集めた 200億円ものカネを持て余すだけ。 204 00:15:55,384 --> 00:15:58,520 株主として そこを正そうというのが➡ 205 00:15:58,520 --> 00:16:01,720 村上の意図だったのか。 206 00:16:03,892 --> 00:16:07,980 実際 村上の主張は 筋が通ったものなんだよな。 207 00:16:07,980 --> 00:16:11,867 当時のサイバーエージェントは 上場によって得た資金➡ 208 00:16:11,867 --> 00:16:15,721 160億円近くを保有していた。 209 00:16:15,721 --> 00:16:18,857 新事業の立ち上げには 時間がかかるため➡ 210 00:16:18,857 --> 00:16:22,361 まだ 使いみちは 決まっていなかった。 211 00:16:22,361 --> 00:16:24,513 そして 株価が暴落。 212 00:16:24,513 --> 00:16:28,033 時価総額は 80億円程度になると。 213 00:16:28,033 --> 00:16:32,371 つまり 買収すれば 差し引き➡ 214 00:16:32,371 --> 00:16:37,226 80億円の儲けが 出るという計算だった。 215 00:16:37,226 --> 00:16:40,295 株主となった村上ファンドは➡ 216 00:16:40,295 --> 00:16:43,015 株主に 一度 現金を 戻してみてはどうか➡ 217 00:16:43,015 --> 00:16:46,385 と言ってきたということなんだな。 218 00:16:46,385 --> 00:16:49,671 しかし 村上の意図は 単に株主に➡ 219 00:16:49,671 --> 00:16:53,692 還元を求める というものだけではなかった。 220 00:16:53,692 --> 00:16:56,578 上場企業は 株主還元だけでなく➡ 221 00:16:56,578 --> 00:17:02,017 成長投資に資金を回すべき というのが村上の信念だ。 222 00:17:02,017 --> 00:17:05,020 その点でも 資金を持て余していた➡ 223 00:17:05,020 --> 00:17:07,539 当時のサイバーエージェントの経営は➡ 224 00:17:07,539 --> 00:17:12,361 上場企業のあるべき姿からは かけ離れていた。 225 00:17:12,361 --> 00:17:15,961 村上としても 容認しがたかったんだろうな。 226 00:17:19,751 --> 00:17:23,539 それは まぁ その視点から見ると正しいので。 227 00:17:23,539 --> 00:17:26,408 ただ そんな人の 言うことを聞いてたら➡ 228 00:17:26,408 --> 00:17:30,863 そういう意味では 新しい会社が育たないですし➡ 229 00:17:30,863 --> 00:17:34,032 若い経営者の芽をどんどん 摘んでいくことになりますから。 230 00:17:34,032 --> 00:17:36,535 現に歴史を振り返ってみると➡ 231 00:17:36,535 --> 00:17:40,205 あのとき村上さんの 言い分を聞いていれば➡ 232 00:17:40,205 --> 00:17:42,691 サイバーエージェントも こうはなっていなかったし➡ 233 00:17:42,691 --> 00:17:46,845 僕という経営者の可能性も あそこで絶たれていたので。 234 00:17:46,845 --> 00:17:50,365 歴史が どっちが正しいか 証明してるんじゃないかと…。 235 00:17:50,365 --> 00:17:54,353 < ある日 何気なく 『会社四季報』を見た藤田は驚いた。 236 00:17:54,353 --> 00:17:58,523 藤田の持ち株比率は 34%から➡ 237 00:17:58,523 --> 00:18:02,194 22.6%に低下していた。 238 00:18:02,194 --> 00:18:06,548 社員に無償で持ち株を配布 していたことが影響していた> 239 00:18:06,548 --> 00:18:09,351 持ち株比率は依然 藤田が筆頭。 240 00:18:09,351 --> 00:18:16,258 しかし 熊谷正寿が率いる IT企業のGMOが21.4%と急迫。 241 00:18:16,258 --> 00:18:19,294 GMOの熊谷は 藤田とも交流のあった➡ 242 00:18:19,294 --> 00:18:22,531 IT業界の先輩経営者。 243 00:18:22,531 --> 00:18:24,516 藤田の起業を後押しした➡ 244 00:18:24,516 --> 00:18:27,019 宇野康秀の有線ブロードネットワークスと➡ 245 00:18:27,019 --> 00:18:30,706 村上ファンドが続いていると。 246 00:18:30,706 --> 00:18:34,092 宇野は このとき インテリジェンスを離れ➡ 247 00:18:34,092 --> 00:18:37,846 親がやっていた 有線を継ぎ上場していた。 248 00:18:37,846 --> 00:18:40,849 今は藤田が 筆頭株主だが➡ 249 00:18:40,849 --> 00:18:43,835 村上ファンドが 他の大株主と手を組むと➡ 250 00:18:43,835 --> 00:18:45,854 筆頭株主が入れ替わり➡ 251 00:18:45,854 --> 00:18:52,911 サイバーエージェントを傘下に 収めることができるということか。 252 00:18:52,911 --> 00:18:59,511 絶体絶命の藤田 どうする? 253 00:19:01,536 --> 00:19:05,436 <村上が他の株主と 手を組めばゲームセット> 254 00:20:38,333 --> 00:20:44,133 絶体絶命の藤田 どうする? 255 00:20:46,174 --> 00:20:50,874 <村上が他の株主と 手を組めばゲームセット> 256 00:20:52,864 --> 00:20:54,833 < どうせ買われるなら。 257 00:20:54,833 --> 00:20:59,755 藤田の脳裏に ある男の顔が浮かんだ> 258 00:20:59,755 --> 00:21:01,955 藤田は言った。 259 00:21:04,359 --> 00:21:06,659 宇野は言った。 260 00:21:09,498 --> 00:21:11,516 うなずく藤田。 261 00:21:11,516 --> 00:21:15,654 完全に起業家としての 情熱を失っていた。 262 00:21:15,654 --> 00:21:17,954 宇野の答えは…。 263 00:21:23,662 --> 00:21:27,682 万事休す。 264 00:21:27,682 --> 00:21:29,701 お前の会社なんて いらないという➡ 265 00:21:29,701 --> 00:21:31,736 言葉づかいであったかどうかは➡ 266 00:21:31,736 --> 00:21:34,022 自分も よく覚えていないんですけど。 267 00:21:34,022 --> 00:21:38,393 その当時の サイバーエージェントはそれこそ➡ 268 00:21:38,393 --> 00:21:41,513 キャッシュが非常に たくさんあってですね➡ 269 00:21:41,513 --> 00:21:45,333 私たちからすれば 非常に 魅力的な会社であったのも➡ 270 00:21:45,333 --> 00:21:47,833 事実なんですけど。 271 00:21:50,839 --> 00:21:53,008 それは あなたの会社なんだと。 272 00:21:53,008 --> 00:21:55,360 だから あなたの会社は あなたの会社で➡ 273 00:21:55,360 --> 00:21:59,030 僕はそれを僕の会社に するわけには いかないんだと。 274 00:21:59,030 --> 00:22:03,168 思ったというよりは 頭が真っ白になったような。 275 00:22:03,168 --> 00:22:11,693 自分なりにこう 腹を決めていったわけだから。 276 00:22:11,693 --> 00:22:16,331 それって どうなんだろうっていうことが➡ 277 00:22:16,331 --> 00:22:18,631 もう わからなくなっちゃった という感じですね。 278 00:22:22,287 --> 00:22:26,691 それを買って 新しく生まれたベンチャーが➡ 279 00:22:26,691 --> 00:22:30,345 ただ資本事情のなかで 飲み込まれていくと➡ 280 00:22:30,345 --> 00:22:33,348 そういう構造に したくなかったんですね。 281 00:22:33,348 --> 00:22:36,718 当時の日本のベンチャーの企業➡ 282 00:22:36,718 --> 00:22:39,271 それをもっと育つ 環境を作りたいというのが➡ 283 00:22:39,271 --> 00:22:43,024 自分のなかに やはり大きく あったからなんだと思います。 284 00:22:43,024 --> 00:22:45,493 < どん底の藤田のもとに➡ 285 00:22:45,493 --> 00:22:47,893 人を介して連絡をくれたのは…> 286 00:22:51,016 --> 00:22:55,020 <三木谷は サイバーエージェントに 関心を持っているという。 287 00:22:55,020 --> 00:22:57,839 突然の連絡に戸惑う藤田。 288 00:22:57,839 --> 00:23:00,175 藤田にはわからない。 289 00:23:00,175 --> 00:23:02,194 しかし 提携できれば➡ 290 00:23:02,194 --> 00:23:05,247 サイバーエージェントを乗っ取られる 危機は回避できる。 291 00:23:05,247 --> 00:23:07,666 わらにもすがる思いの藤田は➡ 292 00:23:07,666 --> 00:23:12,170 三木谷を知る元弁護士の 井上智治に仲介を頼んだ。 293 00:23:12,170 --> 00:23:15,840 三木谷と井上は 楽天創業時からのつきあいで➡ 294 00:23:15,840 --> 00:23:18,326 プロ野球の球団買収を進めるなど➡ 295 00:23:18,326 --> 00:23:21,830 三木谷の信頼の厚い人物だった> 296 00:23:21,830 --> 00:23:23,999 井上は 藤田に言った。 297 00:23:23,999 --> 00:23:28,370 「君は もう 前に出てこなくていいから」。 298 00:23:28,370 --> 00:23:32,941 井上は 交渉の一切を 託すように告げた。 299 00:23:32,941 --> 00:23:37,345 藤田は承諾するしかなかった。 300 00:23:37,345 --> 00:23:43,001 <数日後 井上の段取りで 藤田は三木谷と会った。 301 00:23:43,001 --> 00:23:46,371 三木谷は単刀直入に言った。 302 00:23:46,371 --> 00:23:50,191 「話は聞いている。 出資するつもりだ」。 303 00:23:50,191 --> 00:23:52,861 三木谷は 10億を投資して➡ 304 00:23:52,861 --> 00:23:55,347 サイバーエージェント株の10%を➡ 305 00:23:55,347 --> 00:23:57,382 買い取ってくれるという。 306 00:23:57,382 --> 00:23:59,851 提携すれば 乗っ取られる心配はなくなる。 307 00:23:59,851 --> 00:24:03,371 助かったと藤田は思った。 308 00:24:03,371 --> 00:24:08,443 どうして助けてくれたのか 藤田には わからなかった。 309 00:24:08,443 --> 00:24:12,864 実は 藤田の知らないところで こんな動きがあったという。 310 00:24:12,864 --> 00:24:17,018 井上は 三木谷に サイバーエージェントへの出資を提案。 311 00:24:17,018 --> 00:24:19,888 そのあとに村上と面会し➡ 312 00:24:19,888 --> 00:24:23,441 サイバーエージェントから 手を引いてほしいと申し出た。 313 00:24:23,441 --> 00:24:26,861 そして もう一人 水面下で動いている人物がいた。 314 00:24:26,861 --> 00:24:29,848 藤田を冷たくあしらった 宇野だった。 315 00:24:29,848 --> 00:24:34,019 宇野は旧知の仲だった村上と会い こう言った。 316 00:24:34,019 --> 00:24:37,038 「こんな株価になったことは 藤田にも責任がある。 317 00:24:37,038 --> 00:24:40,008 ただ これまでのつきあいに免じて➡ 318 00:24:40,008 --> 00:24:42,978 このあたりで 手を緩めてやってくれないか」。 319 00:24:42,978 --> 00:24:46,331 宇野は村上に頭を下げた> 320 00:24:46,331 --> 00:24:49,851 村上の呼びかけで行われた 和解の会。 321 00:24:49,851 --> 00:24:54,022 場所は 能舞台が見渡せる 高級料亭だった。 322 00:24:54,022 --> 00:24:58,009 藤田は 経営論を戦わせる 先輩陣の会話に➡ 323 00:24:58,009 --> 00:25:01,012 まったくついていけない。 324 00:25:01,012 --> 00:25:03,999 高級料理を味わう余裕はなかった。 325 00:25:03,999 --> 00:25:07,852 屈辱にまみれた宴会は終わった。 326 00:25:07,852 --> 00:25:10,822 10年以内に必ず追いつく。 327 00:25:10,822 --> 00:25:17,262 藤田は 心の中でリベンジを誓うのが 精いっぱいだった。 328 00:25:17,262 --> 00:25:20,682 やっぱその なんだろう… 走りながら考えるという➡ 329 00:25:20,682 --> 00:25:24,336 やっぱり 僕の基本的な考え方をもとに➡ 330 00:25:24,336 --> 00:25:27,839 20代 ずっとやって 当時 28か29かな…。 331 00:25:27,839 --> 00:25:30,639 28くらいか。 332 00:25:34,746 --> 00:25:37,332 あと10年後に 彼らの歳になったときに➡ 333 00:25:37,332 --> 00:25:41,169 追いつけるのかなというふうに 感じていたという感じです。 334 00:25:41,169 --> 00:25:45,340 < その後 藤田は 六本木ヒルズに引っ越した。 335 00:25:45,340 --> 00:25:49,327 隣人は なんと因縁の村上だった。 336 00:25:49,327 --> 00:25:54,749 根っからの資本家の村上と 藤田とは 価値観が違った。 337 00:25:54,749 --> 00:25:57,852 しかし 藤田はワインを飲みながら➡ 338 00:25:57,852 --> 00:26:01,689 村上の経営論に 耳を傾けるようになった。 339 00:26:01,689 --> 00:26:05,543 再出発を切った藤田とサイバーエージェント。 340 00:26:05,543 --> 00:26:09,881 先輩起業家たちから 藤田は多くのことを学んだ> 341 00:26:09,881 --> 00:26:13,017 将来を見据えて 中長期計画を立て➡ 342 00:26:13,017 --> 00:26:17,222 短期業績に左右されない経営を 心がけた。 343 00:26:17,222 --> 00:26:21,126 2003年 夏 藤田の忍耐が実り➡ 344 00:26:21,126 --> 00:26:24,529 サイバーエージェントの営業利益は 黒字転換。 345 00:26:24,529 --> 00:26:28,533 株価は上昇局面に入った。 346 00:26:28,533 --> 00:26:31,019 < そして現在 サイバーエージェントは➡ 347 00:26:31,019 --> 00:26:34,689 売上高 4, 536億円という➡ 348 00:26:34,689 --> 00:26:37,692 日本を代表する企業に成長した。 349 00:26:37,692 --> 00:26:40,061 念願だったメディア事業を展開し➡ 350 00:26:40,061 --> 00:26:43,698 ネットテレビのABEMAの育成に 力を入れている。 351 00:26:43,698 --> 00:26:47,352 この20年間 買われる側として直面した➡ 352 00:26:47,352 --> 00:26:51,523 M&Aには頼らず 藤田は独自の経営戦略で➡ 353 00:26:51,523 --> 00:26:54,542 サイバーエージェントを 成長させてきたのだ> 354 00:26:54,542 --> 00:26:58,696 挫折経験みたいなのが 人には必要だって言いますけど➡ 355 00:26:58,696 --> 00:27:02,200 そんなの無く 会社創って2年で上場して➡ 356 00:27:02,200 --> 00:27:05,687 最年少で 世の中にも注目されて っていうところから➡ 357 00:27:05,687 --> 00:27:09,357 一気にこう 逆回転みたいな 入ったことで➡ 358 00:27:09,357 --> 00:27:13,244 本当に 人間としても僕も成長できたし➡ 359 00:27:13,244 --> 00:27:16,030 会社としても幅ができて➡ 360 00:27:16,030 --> 00:27:19,030 簡単に言うと…。 361 00:27:23,438 --> 00:27:26,357 会社やってれば いろんなことで叩かれたりとか➡ 362 00:27:26,357 --> 00:27:28,359 トラブルを抱えたりとか➡ 363 00:27:28,359 --> 00:27:31,362 危機に陥ったりというのは あるんですけど➡ 364 00:27:31,362 --> 00:27:34,365 当時よりはマシだ っていうことで➡ 365 00:27:34,365 --> 00:27:38,036 なんか 克服できるな っていうふうに➡ 366 00:27:38,036 --> 00:27:40,688 感じられるように なったって感じですね。 367 00:27:40,688 --> 00:27:43,858 一歩踏み出そうと するときには➡ 368 00:27:43,858 --> 00:27:46,010 揚げ足をとる人とか➡ 369 00:27:46,010 --> 00:27:48,897 足を引っ張る人が たくさんいるので➡ 370 00:27:48,897 --> 00:27:51,199 やっぱり あとから振り返って➡ 371 00:27:51,199 --> 00:27:53,685 長い時間軸で 証明しないかぎりは➡ 372 00:27:53,685 --> 00:27:55,854 説明できないというか。 373 00:27:55,854 --> 00:27:58,022 そういう商売だと 思ってます。 374 00:27:58,022 --> 00:28:00,892 僕も若い頃言われて➡ 375 00:28:00,892 --> 00:28:04,946 そんな話聞きたくない と思ってましたけど➡ 376 00:28:04,946 --> 00:28:09,184 そんな甘いもんじゃないよって 教えてあげたいですね。 377 00:28:09,184 --> 00:28:12,353 だいたい 先輩というか 自分より大人が➡ 378 00:28:12,353 --> 00:28:15,023 そんな甘いもんじゃないって 言うじゃないですか。 379 00:28:15,023 --> 00:28:17,008 ホント それは そのとおりで➡ 380 00:28:17,008 --> 00:28:21,008 それでもやるんだという気持ちが 大事っていう感じですね。