1 00:00:39,197 --> 00:00:43,997 ♬~ 2 00:00:46,471 --> 00:00:48,406 確かなんだろうな? へい! あれは➡ 3 00:00:48,406 --> 00:00:51,209 どっから どう見ても 鼠です! よし! 4 00:00:51,209 --> 00:00:55,447 親分。 この手柄は 親分に お譲り しやすんで あっしは これで! 5 00:00:55,447 --> 00:00:58,483 何が 「あっしは これで」だ! この野郎! そういう事は➡ 6 00:00:58,483 --> 00:01:01,553 捕まえてから言いやがれ! (定吉)行きやす! 行きやすよ! 7 00:01:01,553 --> 00:01:08,727 ♬~ 8 00:01:08,727 --> 00:01:10,727 うん? 9 00:01:12,397 --> 00:01:18,397 はあ~ 全く…。 くだらない見えを張るね。 10 00:01:22,407 --> 00:01:26,278 (呼び子の音) 11 00:01:26,278 --> 00:01:29,478 何でえ 定! どこにも いねえじゃねえか! あれ? 12 00:01:37,355 --> 00:01:39,355 (2人)おっ! 13 00:01:43,028 --> 00:01:46,064 いた! いたぞ! 鼠だ! 14 00:01:46,064 --> 00:01:49,801 (呼び子の音) 15 00:01:49,801 --> 00:01:59,210 ♬~ 16 00:01:59,210 --> 00:02:02,010 こら 待ちやがれ! 17 00:02:05,717 --> 00:02:15,417 ♬~ 18 00:02:26,571 --> 00:02:30,909 どうも ありゃ 女だな…。 19 00:02:30,909 --> 00:02:33,445 兄さん! 兄さん! 20 00:02:33,445 --> 00:02:36,915 兄さん! 兄さん! 兄さん! 分かってる! 聞こえてるよ! 21 00:02:36,915 --> 00:02:39,784 猫よ! 猫が出たのよ! 猫? 22 00:02:39,784 --> 00:02:43,722 何だ 化け猫でも出たのか? そうよ。 すごい化け猫よ。 23 00:02:43,722 --> 00:02:46,858 材木商の蔵から 5百両 盗み出して➡ 24 00:02:46,858 --> 00:02:50,695 壁には 猫の足跡が描いてあったって。 25 00:02:50,695 --> 00:02:53,598 鼠に対抗して 猫って訳ね。 26 00:02:53,598 --> 00:02:57,369 で その猫っていうのは 何者なんだ? 27 00:02:57,369 --> 00:03:01,139 あとは 自分で見てみたら。 おい 飯 どうした? 28 00:03:01,139 --> 00:03:03,475 適当に食べて。 私 これから 道場だから。 29 00:03:03,475 --> 00:03:07,879 お前 買いに出たんじゃねえのか? 食べてきちゃったわよ! 30 00:03:07,879 --> 00:03:13,379 はあ…。 勝手なところは 猫そのものだな。 31 00:03:17,589 --> 00:03:22,060 鼠は 大名屋敷狙いだろ? 猫の狙いは 大店だ。 32 00:03:22,060 --> 00:03:24,896 互いの縄張りは荒らさねえって 分別よ。 33 00:03:24,896 --> 00:03:27,432 けどよ 鼠に対抗してんだったら 猫は どうして➡ 34 00:03:27,432 --> 00:03:29,868 俺たちみてえな貧乏人に 金をばらまかねえんだよ。 35 00:03:29,868 --> 00:03:32,670 そうだ そうだ! まきやがれ! まきやがれっていうんだ! なあ! 36 00:03:32,670 --> 00:03:42,013 (一同)まきやがれ! まきやがれ! 37 00:03:42,013 --> 00:03:44,048 バカ野郎! 38 00:03:44,048 --> 00:03:47,819 てめえら 盗っ人を肴に 何 盛り上がってんでえ! 39 00:03:47,819 --> 00:03:53,525 猫だか鼠だか知らねえが こっちは 寝れねえ夜が…➡ 40 00:03:53,525 --> 00:03:55,860 増えるばかりでえ…。 41 00:03:55,860 --> 00:03:59,364 おい! いつもの! (お染)はいよ! 42 00:03:59,364 --> 00:04:02,267 大変だ! て… 大変だ! どうした? 43 00:04:02,267 --> 00:04:05,870 む… む…。 お~い 落ち着け 落ち着け! 44 00:04:05,870 --> 00:04:08,907 向こうで 浪人が暴れてんだ! 何!? 45 00:04:08,907 --> 00:04:10,907 うりゃ~! 46 00:04:13,478 --> 00:04:16,147 どきやがれ! 47 00:04:16,147 --> 00:04:18,716 (呼び子の音) 48 00:04:18,716 --> 00:04:24,389 何だ? あの野郎! おい どけ! どけ どけ! 49 00:04:24,389 --> 00:04:26,724 どけって言ってんだろ! この野郎! 50 00:04:26,724 --> 00:04:32,230 て… てめえ 何やってんでえ? 何だ!? お前 斬られてえのか? 51 00:04:32,230 --> 00:04:35,667 ちょ… ちょっと待て! うわっ! うわっ! 52 00:04:35,667 --> 00:04:37,702 うわ~っ! 53 00:04:37,702 --> 00:04:40,338 話せば分かる! 54 00:04:40,338 --> 00:04:43,107 うりゃ~! すまねえ! 55 00:04:43,107 --> 00:04:49,047 もう もう もう もう… もう二度と 前には立たねえから! 56 00:04:49,047 --> 00:04:52,784 あっ! あっ! 逃げろ! 57 00:04:52,784 --> 00:05:11,536 ♬~ 58 00:05:11,536 --> 00:05:14,036 うりゃ~! うわっ! 59 00:05:16,708 --> 00:05:19,611 目が… 目が~! この野郎! 60 00:05:19,611 --> 00:05:24,582 もう大丈夫。 怖かったね。 痛いところ ない? うん。 61 00:05:24,582 --> 00:05:27,418 この野郎! 62 00:05:27,418 --> 00:05:29,721 お美代! 63 00:05:29,721 --> 00:05:33,157 ありがとうございます…。 ありがとうございます! 64 00:05:33,157 --> 00:05:35,157 いえ。 65 00:05:37,829 --> 00:05:40,029 それじゃ。 66 00:05:42,333 --> 00:05:46,204 お~ 娘さん! 待ってくれよ! 67 00:05:46,204 --> 00:05:50,208 てめえなんか 怖くねえんだよ! この野郎! 68 00:05:50,208 --> 00:05:54,045 いや~ 助かったぜ! 69 00:05:54,045 --> 00:06:01,352 しかし あの身のこなし ただの町の娘とは思えねえが…➡ 70 00:06:01,352 --> 00:06:05,857 あんた 一体 どこの…? 71 00:06:05,857 --> 00:06:09,360 おっと 親分 いいんですかい? あいつ 行っちゃいますよ。 72 00:06:09,360 --> 00:06:13,531 あん? バカ野郎! 待ちやがれ! 73 00:06:13,531 --> 00:06:16,134 あ~ ちょ… ちょっと待っててくれ。 74 00:06:16,134 --> 00:06:21,072 てめえ! 逃げんじゃねえよ! 75 00:06:21,072 --> 00:06:24,208 よし! もう大丈夫だ! 76 00:06:24,208 --> 00:06:27,245 行きな。 えっ? 77 00:06:27,245 --> 00:06:43,545 ♬~ 78 00:07:08,720 --> 00:07:12,190 お嬢様 そろそろ お時間です。 79 00:07:12,190 --> 00:07:16,390 ≪お里? はい。 失礼します。 80 00:07:26,204 --> 00:07:31,042 お里ちゃん お嬢様の帯を頼むよ。 はい。 81 00:07:31,042 --> 00:07:34,312 嫌! まだ 帰りたくない! 82 00:07:34,312 --> 00:07:42,654 お嬢様 旦那様がお帰りになる前に 戻りませんと…。 嫌! 83 00:07:42,654 --> 00:07:47,325 旦那様に 目をつけられたら 私は もう これっきり➡ 84 00:07:47,325 --> 00:07:51,195 お嬢様に会えなくなります。 85 00:07:51,195 --> 00:07:55,500 お嬢様を失ったら 私は この先➡ 86 00:07:55,500 --> 00:07:59,671 どう生きていったら いいのでしょう…。 87 00:07:59,671 --> 00:08:03,971 ごめんなさい。 わがまま 言ったわ。 88 00:08:05,543 --> 00:08:10,843 では 私は 先に 店に戻りますので…。 89 00:08:18,022 --> 00:08:24,222 いつも近くにいるのに 人目を 忍んでしか 会えないなんて…。 90 00:08:26,364 --> 00:08:30,334 会えば会ったで 寂しいの。 けど 会えなくなったら➡ 91 00:08:30,334 --> 00:08:33,805 もっと もっと 寂しいの。 そういうものでしょうか。 92 00:08:33,805 --> 00:08:36,841 そういうものなのよ。 93 00:08:36,841 --> 00:08:42,541 羨ましいわ。 お里は こんな 物思いとは 縁がなさそうだから。 94 00:08:44,315 --> 00:08:49,187 お嬢様! どうしたのかしら 私…。 95 00:08:49,187 --> 00:08:54,325 あの… お嬢様。 何? 96 00:08:54,325 --> 00:09:03,501 もしかして 遅れているのでは? その… 月のものが…。 97 00:09:03,501 --> 00:09:06,537 嫌らしいわね! 変な気 回さないでよ! 98 00:09:06,537 --> 00:09:10,007 あっ…。 99 00:09:10,007 --> 00:09:14,979 お里 血が…。 いえ こんなの 何て事ありません。 100 00:09:14,979 --> 00:09:17,181 ごめんなさい。 わざとじゃないのよ。 101 00:09:17,181 --> 00:09:19,717 分かってます。 さあ 参りましょう。 102 00:09:19,717 --> 00:09:25,123 旦那様が お帰りになる前に。 お里…。 103 00:09:25,123 --> 00:09:28,526 ありがとうございました! 104 00:09:28,526 --> 00:09:30,962 お帰りなさいませ! 105 00:09:30,962 --> 00:09:35,633 あ~ お帰り。 ただいま 戻りました。 106 00:09:35,633 --> 00:09:39,433 お帰りなさいませ お嬢様。 ただいま。 107 00:09:41,139 --> 00:09:43,639 お帰り。 ただいま。 108 00:09:51,149 --> 00:09:56,821 ♬~ 109 00:09:56,821 --> 00:10:01,993 猫の住みかは また随分と立派だね。 110 00:10:01,993 --> 00:10:22,680 ♬~ 111 00:10:22,680 --> 00:10:27,980 お里! お嬢様が お呼びだよ! はい…。 112 00:10:32,690 --> 00:10:36,690 お里 早く! 失礼致します。 113 00:10:39,197 --> 00:10:43,034 お里 これ よかったら もらってくれる? 114 00:10:43,034 --> 00:10:47,371 お嬢様… こんな高価な…! シ~ッ! 115 00:10:47,371 --> 00:10:51,709 お里 お願い! お前だけが頼りなのよ! 116 00:10:51,709 --> 00:10:56,047 久助さんとの事も 秘密を守ってくれて ありがとね。 117 00:10:56,047 --> 00:10:59,884 父や母に知れたら どうなる事か…。 118 00:10:59,884 --> 00:11:03,754 あの2人は 商いのために 自分たちの選んだ相手を➡ 119 00:11:03,754 --> 00:11:06,390 婿に取る事しか 考えてないんだから。 120 00:11:06,390 --> 00:11:09,090 お嬢様…。 121 00:11:11,562 --> 00:11:16,434 お前だけは いつも 私の味方でいてね! お願いよ! 122 00:11:16,434 --> 00:11:21,072 当たり前です。 大切なお嬢様ですから。 123 00:11:21,072 --> 00:11:23,772 お里…。 124 00:11:27,845 --> 00:11:29,845 は~っ! 125 00:11:32,083 --> 00:11:34,585 は~っ! や~っ! 126 00:11:34,585 --> 00:11:36,554 あっ! 127 00:11:36,554 --> 00:11:40,358 あっ 広之進! 広之進様 大丈夫? 128 00:11:40,358 --> 00:11:42,293 広之進様 大丈夫? 129 00:11:42,293 --> 00:11:45,696 イッテテテテテ…。 大丈夫? 130 00:11:45,696 --> 00:11:50,034 大丈夫です。 しかし 今日の小袖殿の剣は➡ 131 00:11:50,034 --> 00:11:53,905 また一段と さえておりましたね。 そうかしら? 132 00:11:53,905 --> 00:11:58,109 何かあったんですか? いえ 何も…。 133 00:11:58,109 --> 00:12:03,381 あっ もしかしたら ちょっとした 競争心みたいなものかしら。 134 00:12:03,381 --> 00:12:05,349 競争心? 135 00:12:05,349 --> 00:12:09,987 あの道場に 小袖殿にかなう者など いないと思いますけど。➡ 136 00:12:09,987 --> 00:12:14,725 う~ん… いない! 絶対 いない! 小袖殿が一番です! 137 00:12:14,725 --> 00:12:23,434 ♬~ 138 00:12:23,434 --> 00:12:26,737 いや 久助さん この前 お願いしたもの 出来てますか? 139 00:12:26,737 --> 00:12:29,140 はい どうぞ! 140 00:12:29,140 --> 00:12:34,512 小袖殿! 小袖殿も やはり ご婦人なんですね! 141 00:12:34,512 --> 00:12:37,014 ちょっと 見てまいりましょうか。 えっ? 142 00:12:37,014 --> 00:12:39,250 遠慮なさらずに どうぞ どうぞ! あっ いえ…。 143 00:12:39,250 --> 00:12:42,687 いらっしゃいませ! さあ 小袖殿 どうぞ どうぞ! 144 00:12:42,687 --> 00:12:46,557 だからって 買う必要ないだろう。 だって しかたないでしょ。 145 00:12:46,557 --> 00:12:49,560 広之進様に甘える訳にも いかないし。 146 00:12:49,560 --> 00:12:51,862 似合うでしょ? 147 00:12:51,862 --> 00:12:55,366 はあ…。 148 00:12:55,366 --> 00:12:59,236 それで その浪人は? うん…。 149 00:12:59,236 --> 00:13:02,773 豊後屋の手代 脅して 金をせしめてたか? 150 00:13:02,773 --> 00:13:06,644 それがね どうも そんなふうには見えなかったのよ。 151 00:13:06,644 --> 00:13:12,883 どういう事だ? あの手代 何か裏があるみたい。 152 00:13:12,883 --> 00:13:15,083 アチッ! 153 00:13:20,391 --> 00:13:25,091 あ~っ! 大変だ 大変だ! 154 00:13:28,733 --> 00:13:35,006 (呼び子の音) 155 00:13:35,006 --> 00:13:56,861 ♬~ 156 00:13:56,861 --> 00:14:00,161 その川は 見た目よりも深いぞ。 157 00:14:03,034 --> 00:14:06,003 一度 沈んだら ちょっとやそっとじゃ➡ 158 00:14:06,003 --> 00:14:08,839 引き上げる事は できねえ。 159 00:14:08,839 --> 00:14:13,339 言われなくても 分かってたみたいだな。 160 00:14:16,580 --> 00:14:22,720 鼠の旦那の縄張りは 荒らしてないはずですよ。 161 00:14:22,720 --> 00:14:28,020 金じゃないなら あんたの目的は 何だ? 162 00:14:32,530 --> 00:14:36,530 何のために こんな危ない橋を渡る? 163 00:15:04,695 --> 00:15:07,395 お忘れ物ですよ。 164 00:15:09,366 --> 00:15:15,873 大店の蔵を破り あんたは 一体 何を調べてる? 165 00:15:15,873 --> 00:15:18,909 話しちゃくれませんか? 166 00:15:18,909 --> 00:15:22,213 あなたには 関わりのない事。 167 00:15:22,213 --> 00:15:31,222 いや 鼠には どうしても 猫の動きが 気になるもんでね。 168 00:15:31,222 --> 00:15:35,422 あなたも 物好きなお人ですね。 169 00:15:42,333 --> 00:15:46,670 ♬~ 170 00:15:46,670 --> 00:15:50,970 ≪エイッ! ハッ! 171 00:15:53,010 --> 00:15:55,679 (お里)私は 江戸に来る前➡ 172 00:15:55,679 --> 00:16:00,679 さる片田舎の武家の家で 奉公しておりました。 173 00:16:04,855 --> 00:16:07,358 えっ? 174 00:16:07,358 --> 00:16:20,704 ♬~ 175 00:16:20,704 --> 00:16:23,107 お里は 筋がよいな。 176 00:16:23,107 --> 00:16:25,709 女中にしておくのは もったいない。 177 00:16:25,709 --> 00:16:31,215 よし。 もう一本 来い。 はい! 178 00:16:31,215 --> 00:16:33,817 (お里)けれど ある日…。 179 00:16:33,817 --> 00:16:36,153 無礼者! この青侍が! 180 00:16:36,153 --> 00:16:41,325 よくも 証拠もなく この私を愚弄してくれたな! 181 00:16:41,325 --> 00:16:46,163 平伏しろ。 さすれば 全て 水に流してやる。 182 00:16:46,163 --> 00:16:50,834 いいえ! 川村様が 不正な金を 商人から受け取り➡ 183 00:16:50,834 --> 00:16:54,338 私利私欲に溺れていたのは 明白! 184 00:16:54,338 --> 00:16:56,638 おのれ! 185 00:17:03,681 --> 00:17:09,381 (川村)この不届き者! 出会え~! 出会え~! 186 00:17:13,023 --> 00:17:19,530 結局 ご家老 川村様の 不正の証拠は 見つからず➡ 187 00:17:19,530 --> 00:17:25,703 刃傷沙汰を起こした ご主人様は…➡ 188 00:17:25,703 --> 00:17:28,572 腹を召されたのです。 189 00:17:28,572 --> 00:17:33,143 ご主人様! ご主人様! 190 00:17:33,143 --> 00:17:37,481 どうして…。 ご主人様! 191 00:17:37,481 --> 00:17:42,353 どうして…。 どうして! 192 00:17:42,353 --> 00:17:44,822 私が捜しているのは➡ 193 00:17:44,822 --> 00:17:50,628 ご家老と商人との間で 取り交わされた闇証文。 194 00:17:50,628 --> 00:17:57,128 ご主人様の正義を 殿様の前で明らかにするため。 195 00:18:03,507 --> 00:18:11,307 鼠の旦那 どうか 私の事は 放っておいて下さいな。 196 00:18:20,924 --> 00:18:24,695 ところで 豊後屋の手代が➡ 197 00:18:24,695 --> 00:18:30,501 浪人に 金を渡してるところを 見たという者がいる。 198 00:18:30,501 --> 00:18:34,701 あんたは それを知っていたのか? 199 00:18:36,640 --> 00:18:39,340 おう 久助さん! あっ こんにちは! 200 00:18:40,978 --> 00:18:43,278 こんにちは! 201 00:18:56,994 --> 00:19:03,867 ♬~ 202 00:19:03,867 --> 00:19:07,705 全く いい商売じゃねえか! 203 00:19:07,705 --> 00:19:11,008 嫁入り前の娘の体 いいようにしといて➡ 204 00:19:11,008 --> 00:19:13,043 小遣い もらえんだからな! 205 00:19:13,043 --> 00:19:17,348 ヘヘッ! ヘヘヘヘヘヘヘヘヘ! 206 00:19:17,348 --> 00:19:19,850 痛っ! 何しやがんだよ! 207 00:19:19,850 --> 00:19:23,687 てめえ もう一遍 言ってみろ! 何だと!? 208 00:19:23,687 --> 00:19:26,690 ≪(久助)てめえが あの小娘 手なずけられるんだったら➡ 209 00:19:26,690 --> 00:19:31,028 とっとと 代わってやるよ!➡ 210 00:19:31,028 --> 00:19:35,466 俺が どんなに苦労して あの店に 潜り込んだと思ってるんだ。 211 00:19:35,466 --> 00:19:38,068 半年かかって あの小娘 口説き落として➡ 212 00:19:38,068 --> 00:19:40,637 ようやく 旦那に 口利きさせたんだ! 213 00:19:40,637 --> 00:19:43,607 てめえに できるのか!? 何でえ! 214 00:19:43,607 --> 00:19:48,979 あ~ 分かってるよ! お前が いてこそだよ。 215 00:19:48,979 --> 00:19:53,679 で… どうなんだ? 例の金は。 216 00:19:57,321 --> 00:20:01,492 7日後に 大名家に納めた 着物のお代が入る。 217 00:20:01,492 --> 00:20:04,995 お~っ! ヘヘヘヘヘッ! うるせえ! 218 00:20:04,995 --> 00:20:10,667 いよいよだな。 おう。 219 00:20:10,667 --> 00:20:14,167 ≪(物音) 誰だ!? 220 00:20:29,052 --> 00:20:39,552 ♬~ 221 00:20:44,535 --> 00:20:49,673 戻りました。 お里 どこ行ってたんだい!? 222 00:20:49,673 --> 00:20:54,378 すいません。 その… お嬢様に お使いを頼まれまして。 223 00:20:54,378 --> 00:20:57,881 お前がいない間に とんでもない事になったよ。 224 00:20:57,881 --> 00:21:02,581 お嬢様が 階段から 足を滑らせて…。 えっ!? 225 00:21:04,288 --> 00:21:06,588 ≪こちらです。 226 00:21:10,394 --> 00:21:16,567 (お里)旦那様! お嬢様は? 大丈夫だ。 ケガは 大した事ない。 227 00:21:16,567 --> 00:21:21,071 (お里)そうですか。 よかった…。 228 00:21:21,071 --> 00:21:24,908 よくないよ! 229 00:21:24,908 --> 00:21:29,746 お里 どういう事なんだい? 230 00:21:29,746 --> 00:21:33,517 お峰のおなかの中に 子どもがいたなんて! 231 00:21:33,517 --> 00:21:38,388 一体 相手の男は 誰なんだい? お前 知ってるんだろ? 232 00:21:38,388 --> 00:21:43,861 お峰と ずっと一緒にいたんだから 知ってるんだろ? 233 00:21:43,861 --> 00:21:49,032 お里 黙ってないで はっきり お言い! お里! 234 00:21:49,032 --> 00:21:51,935 まあまあ まあまあ 落ち着けよ。 235 00:21:51,935 --> 00:21:54,905 落ち着いてなんか いられますか! 236 00:21:54,905 --> 00:21:58,905 ちょっと…。 おい! 237 00:22:09,419 --> 00:22:15,058 あっ 目が覚めました? 先生! 先生! 238 00:22:15,058 --> 00:22:17,758 ≪(千草)はい。 239 00:22:21,398 --> 00:22:26,236 どう? お峰さん 気分は。 先生 私…。 240 00:22:26,236 --> 00:22:29,139 今は ゆっくり寝て 体を休めなきゃ。 241 00:22:29,139 --> 00:22:33,639 何かを考えるのは そのあとでも遅くないわ。 242 00:22:35,679 --> 00:22:38,515 先生…➡ 243 00:22:38,515 --> 00:22:43,815 私 もう 子どもを産めない体に なってしまったのでしょうか? 244 00:22:46,123 --> 00:22:48,523 そんな事ありませんよ! 245 00:22:50,060 --> 00:22:56,366 女の体は とっても丈夫に できてるんですから! 246 00:22:56,366 --> 00:23:01,872 ねえ 先生。 そのとおりよ。➡ 247 00:23:01,872 --> 00:23:05,208 しっかり 栄養とって 元気にならなきゃね。 248 00:23:05,208 --> 00:23:08,111 お豊ちゃん お峰さんに お食事の用意を。 249 00:23:08,111 --> 00:23:10,611 はい。 ただいま。 250 00:23:14,885 --> 00:23:19,385 安心して。 あの子は正しいわ。 251 00:23:25,529 --> 00:23:29,729 (雷鳴) 252 00:23:32,936 --> 00:23:36,206 うわっ! もう なんて天気だよ! 253 00:23:36,206 --> 00:23:38,141 ヘヘヘヘヘヘヘ! 254 00:23:38,141 --> 00:23:42,346 ほら もう 勘弁しとくれよ! 店じまいだよ! 255 00:23:42,346 --> 00:23:44,615 おい もう一本 つけてくんな。 256 00:23:44,615 --> 00:23:50,854 はい 帰った 帰った! 冷てえじゃねえか。 257 00:23:50,854 --> 00:23:56,493 驚くなよ。 じきに 俺んとこに 大金が舞い込むんだ。 258 00:23:56,493 --> 00:23:58,862 だったら どうしたんだよ? 259 00:23:58,862 --> 00:24:04,034 そしたら あんた 俺の女に してやってもいいんだぜ。 260 00:24:04,034 --> 00:24:06,703 ふん! 痛っ! バカにすんな! 261 00:24:06,703 --> 00:24:09,503 間に合ってるよ! ケッ! 262 00:24:11,375 --> 00:24:19,675 ふん! 年増のくせに お高く とまりやがってよ! 263 00:24:23,387 --> 00:24:25,889 (足音) 264 00:24:25,889 --> 00:24:31,561 うん? 気が変わったのかい? 265 00:24:31,561 --> 00:24:33,997 ヘヘヘヘヘヘヘヘ! 266 00:24:33,997 --> 00:24:40,337 おっ! 何だ てめえかよ! よく ここが分かったな。 ヘヘヘヘヘ! 267 00:24:40,337 --> 00:24:43,373 お前の声が でけえからだ。 はっ? 268 00:24:43,373 --> 00:24:48,845 でけえ声は どこにいても よ~く聞こえるんだよ。 269 00:24:48,845 --> 00:24:51,081 お… おい…。 270 00:24:51,081 --> 00:24:53,181 うわ~っ! 271 00:24:56,887 --> 00:25:00,357 (雷鳴) 272 00:25:00,357 --> 00:25:05,857 お前みてえのが一緒だと いずれ 足がつくんだ。 273 00:25:08,865 --> 00:25:14,738 お前 店の者に頼まれたのか? 274 00:25:14,738 --> 00:25:21,445 俺の事 見張れってな。 誰の差し金だ? 275 00:25:21,445 --> 00:25:27,718 (お里)いえ 私は…。 ただ お嬢様の事が気がかりで。 276 00:25:27,718 --> 00:25:29,653 うりゃ~! あっ! 277 00:25:29,653 --> 00:25:44,935 ♬~ 278 00:25:44,935 --> 00:25:47,335 誰だ? お前。 279 00:25:50,507 --> 00:25:52,507 うわ~っ! 280 00:25:59,182 --> 00:26:01,182 クソ…。 281 00:26:02,853 --> 00:26:07,691 大丈夫か? はい。 診療所で診て頂こう。 282 00:26:07,691 --> 00:26:10,260 いえ。 あの男が 見張っているかもしれません! 283 00:26:10,260 --> 00:26:13,530 お嬢様に 危険が及びます! 284 00:26:13,530 --> 00:26:18,969 心配なんだな あの お嬢さんの事が。 285 00:26:18,969 --> 00:26:22,205 あの お嬢さん 「お里は来ないのか」と➡ 286 00:26:22,205 --> 00:26:25,205 何度も 先生に言っていたそうだ。 287 00:26:27,544 --> 00:26:33,817 人を疑う事を知らない 苦労知らずの お嬢様です。 288 00:26:33,817 --> 00:26:40,490 手前勝手で さんざん振り回されましたが…➡ 289 00:26:40,490 --> 00:26:46,690 何ででしょうかね… どうしても 捨て置く事ができないんです。 290 00:26:51,134 --> 00:26:54,037 あの男の裏を 知ってしまった以上➡ 291 00:26:54,037 --> 00:26:57,437 私が けりをつけなければなりません。 292 00:27:00,877 --> 00:27:06,577 いや… この先 俺に任せちゃくれねえか。 293 00:27:11,354 --> 00:27:14,554 鼠の旦那…。 294 00:27:22,365 --> 00:27:25,165 久助さん…。 295 00:27:30,707 --> 00:27:37,147 ねえ どうしてなの? どうして お里は 出ていってしまったの? 296 00:27:37,147 --> 00:27:40,650 あなたに 何か言い残さなかった? 297 00:27:40,650 --> 00:27:44,154 いや… 何も。 298 00:27:44,154 --> 00:27:52,662 ♬~ 299 00:27:52,662 --> 00:27:59,169 私たち お里を 苦しめていたのね…。 えっ? 300 00:27:59,169 --> 00:28:02,072 私の体が こんな事になって➡ 301 00:28:02,072 --> 00:28:06,343 きっと お里は 責任を感じてしまったのよ。 302 00:28:06,343 --> 00:28:09,779 母にも きつく責められたに違いないわ。 303 00:28:09,779 --> 00:28:13,679 お里は 何も悪くないのに…。 304 00:28:16,553 --> 00:28:21,491 お嬢様 お優しいんですね。 305 00:28:21,491 --> 00:28:26,696 一介の使用人の お里に そこまで…。 306 00:28:26,696 --> 00:28:32,969 父と母に 本当の事を話すわ。 お嬢様 それは…。 307 00:28:32,969 --> 00:28:39,142 きっと 今なら 父も母も分かってくれるわ。 308 00:28:39,142 --> 00:28:42,712 久助さん 私と一緒に この豊後屋を➡ 309 00:28:42,712 --> 00:28:47,884 やってくれるわよね? そしたら お里も➡ 310 00:28:47,884 --> 00:28:49,886 ここに戻ってきてくれるような 気がするのよ! 311 00:28:49,886 --> 00:28:54,758 待って下さい! えっ? 312 00:28:54,758 --> 00:28:59,629 あと2日… あと2日 お待ち下さい。 313 00:28:59,629 --> 00:29:04,729 それまでに きちんと 旦那様に お話しする準備を整えますから。 314 00:29:11,007 --> 00:29:13,207 でも…。 315 00:29:19,516 --> 00:29:23,516 分かったわ… 久助さん。 316 00:29:27,257 --> 00:29:31,027 全く 恩知らずな女だよ! 317 00:29:31,027 --> 00:29:33,663 よく こんな手紙一つで 出ていけたもんだ! 318 00:29:33,663 --> 00:29:37,463 お前が きつく責めたから いづらくなったんだろ。 319 00:29:39,135 --> 00:29:44,635 お峰といい お里といい 全く ろくな事ありゃしないよ! 320 00:30:13,837 --> 00:30:19,342 お父様 私たちの事を認めて下さい! 321 00:30:19,342 --> 00:30:21,378 (戸が開く音) 322 00:30:21,378 --> 00:30:24,214 おい 行くぞ! (2人)おう! 323 00:30:24,214 --> 00:30:40,630 ♬~ 324 00:30:40,630 --> 00:30:43,033 (お峰)久助さん! 325 00:30:43,033 --> 00:30:50,373 ♬~ 326 00:30:50,373 --> 00:30:54,673 久助さん 何をしているの? 327 00:30:59,549 --> 00:31:02,452 お峰…。 お母様…。 328 00:31:02,452 --> 00:31:08,058 久助… お前 なんて事を…。 329 00:31:08,058 --> 00:31:11,394 お父様! そこに置け。 330 00:31:11,394 --> 00:31:15,094 おい どういう事だ? 分からねえ。 331 00:31:20,103 --> 00:31:23,039 旦那様 これっぽちなはずは ねえだろう! 332 00:31:23,039 --> 00:31:26,876 これで全部だ! 信じてくれ 信じてくれ! 333 00:31:26,876 --> 00:31:30,580 あんたは 女房子どもの命より 金の方が大事なのか? 334 00:31:30,580 --> 00:31:33,049 お父様…。 335 00:31:33,049 --> 00:31:35,952 大名家から支払われるはずの お代は どうした? 336 00:31:35,952 --> 00:31:39,789 あれは 今日になって あと7日 待ってくれって➡ 337 00:31:39,789 --> 00:31:45,195 連絡があったんだ。 ホントだ! これで全部だ! 信じてくれ! 338 00:31:45,195 --> 00:31:52,368 フフフフフッ。 まさか こんな はした金のためにね…。 339 00:31:52,368 --> 00:31:56,668 この半年の苦労が バカみてえだ。 340 00:32:01,077 --> 00:32:03,577 やめて! うりゃ~! 341 00:32:05,915 --> 00:32:09,385 誰だ!? 何 言ってるんだ。 342 00:32:09,385 --> 00:32:12,722 たった半年の苦労で済んで よかったじゃねえか。 343 00:32:12,722 --> 00:32:18,528 (久助)何だ? 貴様。 安心しろ。 お前は もう 一生➡ 344 00:32:18,528 --> 00:32:23,366 人の顔色 うかがって 苦労する事はねえ。 345 00:32:23,366 --> 00:32:25,902 どうせ 死罪になる身だ。 346 00:32:25,902 --> 00:32:28,938 何!? 黙れ! 347 00:32:28,938 --> 00:32:35,178 ♬~ 348 00:32:35,178 --> 00:32:38,081 おい! お前ら 何やってんだ!? 349 00:32:38,081 --> 00:32:40,850 文吉みてえになるのは ごめんなんだよ! 350 00:32:40,850 --> 00:32:42,785 うっ…。 351 00:32:42,785 --> 00:32:44,721 誰だ!? 352 00:32:44,721 --> 00:32:48,024 ニャ~オ! 353 00:32:48,024 --> 00:32:51,060 何だ? 猫よ! 354 00:32:51,060 --> 00:32:53,830 バカ! あら? 355 00:32:53,830 --> 00:32:56,699 何だか あんまり知られてないみたいね。 356 00:32:56,699 --> 00:32:58,635 はあ…。 357 00:32:58,635 --> 00:33:31,534 ♬~ 358 00:33:31,534 --> 00:33:33,469 ニャ~。 359 00:33:33,469 --> 00:33:49,669 ♬~ 360 00:33:53,523 --> 00:33:55,723 「川村」…。 361 00:34:00,296 --> 00:34:02,632 ≪(呼び子の音) 362 00:34:02,632 --> 00:34:05,668 お嬢様 自分を甘やかす人間を➡ 363 00:34:05,668 --> 00:34:09,872 いい人だと思っては いけませんよ。 えっ? 364 00:34:09,872 --> 00:34:12,672 (呼び子の音) 急げ! こっちだ! 365 00:34:15,745 --> 00:34:23,945 はあ…。 動きやすいけど 息苦しいのが 玉にきずね。 366 00:34:34,664 --> 00:34:39,335 次郎吉さん…。 367 00:34:39,335 --> 00:34:44,507 この川底には 3千両ほどが沈んでおります。 368 00:34:44,507 --> 00:34:47,343 3千両…。 369 00:34:47,343 --> 00:34:53,149 証文を捜すため 目くらましに盗んだ お金です。 370 00:34:53,149 --> 00:34:56,549 私には 必要のないもの。 371 00:34:59,355 --> 00:35:03,860 託してもよろしいですか? 372 00:35:03,860 --> 00:35:09,032 これから あんた どうするつもりだ? 373 00:35:09,032 --> 00:35:15,032 いえ… 何も考えておりません。 374 00:35:17,707 --> 00:35:23,513 俺に 一つだけ 約束してくれないか。 375 00:35:23,513 --> 00:35:29,052 これからは 亡くなった ご主人様のためではなく➡ 376 00:35:29,052 --> 00:35:33,823 自分のために生きていくと。 377 00:35:33,823 --> 00:35:54,844 ♬~ 378 00:35:54,844 --> 00:35:58,614 これは…! あんたは 猫になって➡ 379 00:35:58,614 --> 00:36:02,352 夜の町を疾る必要は なかったんだ。 380 00:36:02,352 --> 00:36:06,856 捜していたのは すぐ足元にあったんだからな。 381 00:36:06,856 --> 00:36:14,356 豊後屋が 裏金に 手を染めていた…。 382 00:36:21,704 --> 00:36:26,476 豊後屋が そんな事をしなければ➡ 383 00:36:26,476 --> 00:36:34,984 ご主人様は 切腹に 追い込まれる事はなかった…。 384 00:36:34,984 --> 00:36:40,156 私は…➡ 385 00:36:40,156 --> 00:36:46,656 ご主人様の敵ともいえる家に 身を置いていた…。 386 00:36:48,865 --> 00:36:53,336 お里さん あんた…➡ 387 00:36:53,336 --> 00:36:56,636 ご主人様に惚れていたのか? 388 00:37:00,676 --> 00:37:03,676 はい…。 389 00:37:07,183 --> 00:37:11,354 そいつは やけるな…。 390 00:37:11,354 --> 00:37:13,654 えっ? 391 00:37:15,691 --> 00:37:22,231 元気でな。 それを どうするかは あんた次第だ。 392 00:37:22,231 --> 00:37:29,005 その証文が明るみになれば ご主人様の正義は 明らかになる。 393 00:37:29,005 --> 00:37:34,905 ただし 豊後屋は ただじゃ済まないだろうがな。 394 00:37:48,357 --> 00:37:54,997 ♬~ 395 00:37:54,997 --> 00:38:00,197 ≪(戸に石が当たる音) 396 00:38:04,006 --> 00:38:06,342 ≪(戸に石が当たる音) 397 00:38:06,342 --> 00:38:12,849 ♬~ 398 00:38:12,849 --> 00:38:15,349 お里! 399 00:38:18,187 --> 00:38:21,591 今まで どこに行ってたの? 何があったの? 400 00:38:21,591 --> 00:38:23,826 あなたに話したい事が 山ほどあるのよ! 401 00:38:23,826 --> 00:38:28,531 さあ 中に入って お里。 いえ…。 402 00:38:28,531 --> 00:38:34,770 私は お嬢様に お別れを言いに来たのです。 403 00:38:34,770 --> 00:38:40,170 この先 私がいては お嬢様のためにはなりません。 404 00:38:42,478 --> 00:38:47,250 お嬢様は これから 豊後屋の跡取り娘として➡ 405 00:38:47,250 --> 00:38:50,720 しっかり 店を継いでいかなくては なりません。 406 00:38:50,720 --> 00:38:55,291 旦那様や女将さんの力に ならなくてはいけません。 407 00:38:55,291 --> 00:38:58,160 お里… 何を言ってるの? 408 00:38:58,160 --> 00:39:03,360 いいえ。 ちゃんと お分かりになっているはず。 409 00:39:05,835 --> 00:39:10,706 大丈夫です。 お嬢様なら きっと やっていけます。 410 00:39:10,706 --> 00:39:13,576 お里…。 411 00:39:13,576 --> 00:39:27,690 ♬~ 412 00:39:27,690 --> 00:39:33,690 今まで お世話になりました。 413 00:39:36,299 --> 00:39:41,137 さようなら。 お元気で。 414 00:39:41,137 --> 00:39:58,137 ♬~ 415 00:40:18,507 --> 00:40:24,707 ご主人様 どうか怒らないで下さいね。 416 00:40:27,683 --> 00:40:32,983 どうやら 猫は 鼠に惚れていたみたいです。 417 00:40:38,327 --> 00:40:42,865 ≪兄さん! 兄さん! 418 00:40:42,865 --> 00:40:46,736 兄さん ちょっと! 分かってるよ。 聞こえてるよ。 419 00:40:46,736 --> 00:40:48,804 ねえ これ見た? 420 00:40:48,804 --> 00:40:51,574 「怪盗猫 大手柄。➡ 421 00:40:51,574 --> 00:40:55,444 豊後屋の押し込み強盗を 見事 退治」ですって! 422 00:40:55,444 --> 00:40:59,344 鼠の事は 全然 書かれてないみたい。 ほら。 423 00:41:01,550 --> 00:41:04,987 何よ! ふぬけになっちゃって! 424 00:41:04,987 --> 00:41:08,858 お里さんの事が心配なの? 425 00:41:08,858 --> 00:41:11,761 ≪(猫の鳴き声) あっ 猫! 426 00:41:11,761 --> 00:41:14,461 ≪(猫の鳴き声) 427 00:41:16,465 --> 00:41:18,401 (鳴き声) 428 00:41:18,401 --> 00:41:31,947 ♬~ 429 00:41:31,947 --> 00:41:34,047 (鳴き声) 430 00:41:39,689 --> 00:41:41,957 行っちゃった。 431 00:41:41,957 --> 00:41:45,194 心配 いらないな。 432 00:41:45,194 --> 00:41:51,694 猫は 逃げ足が速いと 決まってるんだ。 433 00:41:57,707 --> 00:41:59,642 小袖様を 大奥へ➡ 434 00:41:59,642 --> 00:42:02,378 ご奉公に お出し頂けないものかと 思いまして…。 私が? 435 00:42:02,378 --> 00:42:05,715 その方を守るために 妹を 送り込みたいという事ですか? 436 00:42:05,715 --> 00:42:07,983 妹の敵を討つまでは➡ 437 00:42:07,983 --> 00:42:10,653 幸せにはなれないと…。 誰かを斬れと言うのか? 438 00:42:10,653 --> 00:42:12,988 いつか 死ぬような事には ならないかとね。 439 00:42:12,988 --> 00:42:16,392 兄さんが捕まったら その時は 私が殺す! 440 00:42:16,392 --> 00:42:23,265 ♬「傷を負った瞳 そこに安らぎはないのか」 441 00:42:23,265 --> 00:42:27,570 ♬「涙のそばで生きるのか」 442 00:42:27,570 --> 00:42:32,408 ♬「ひとりで抱えながら」 443 00:42:32,408 --> 00:42:39,849 ♬「終わらない悲しみ ひととき忘れてみないか」 444 00:42:39,849 --> 00:42:44,019 ♬「その闇を切り裂いてやる」 445 00:42:44,019 --> 00:42:48,891 ♬「俺の胸で眠れ」 446 00:42:48,891 --> 00:42:53,195 ♬「千年恋慕 咲き乱れよう」 447 00:42:53,195 --> 00:42:58,534 ♬「散りゆくとて 悔いなどない」 448 00:42:58,534 --> 00:43:05,407 ♬「尽き果てるまで ともに生きよう」 449 00:43:05,407 --> 00:43:09,712 ♬「あらがうほど 運命は無情」 450 00:43:09,712 --> 00:43:14,884 ♬「ゆえに固く 結ぶ絆」 451 00:43:14,884 --> 00:43:24,059 ♬「腕に抱いて 交わす契りは」 452 00:43:24,059 --> 00:43:29,759 ♬「とこしえの愛」