1 00:00:02,202 --> 00:00:42,442 ♬~ 2 00:00:42,442 --> 00:00:45,979 藤原貴族の専制は続きます。 3 00:00:45,979 --> 00:00:49,850 相も変わらず 隠忍自重を強いられている清盛は➡ 4 00:00:49,850 --> 00:00:55,155 そんなさなか 父 忠盛の奇妙な行動に気付きました。 5 00:01:08,235 --> 00:01:15,242 (虫の声) 6 00:01:20,280 --> 00:01:32,859 (虫の声) 7 00:01:32,859 --> 00:01:35,295 (清盛)ああっ…。 8 00:01:35,295 --> 00:01:38,298 はっ… これは 有子殿! 9 00:01:38,298 --> 00:01:42,069 き… 清盛! 何として お前が…。 10 00:01:42,069 --> 00:01:46,006 父上 これは とんだ失礼を。 11 00:01:46,006 --> 00:01:49,643 このところ 父上が 夜な夜な ひそかに外出なされるのを➡ 12 00:01:49,643 --> 00:01:53,513 不審に思い 後をつけさせていただいたのですが➡ 13 00:01:53,513 --> 00:01:58,151 いや これは… さようなこととは つゆ知らず…。 14 00:01:58,151 --> 00:02:00,087 ハハハハハハ…。 15 00:02:00,087 --> 00:02:03,924 き 清盛 これ… 笑うとは無礼であろう。 16 00:02:03,924 --> 00:02:09,396 いやいや あの しかし… ハハ… どうにも ばつの悪いことよのう 有子。 17 00:02:09,396 --> 00:02:13,600 (有子)フフフ… 忠盛様。 18 00:02:13,600 --> 00:02:17,404 清盛 老いらくの恋と笑わば笑え。 19 00:02:17,404 --> 00:02:21,942 わしは 正式に 有子を妻として迎えるつもりだ。 20 00:02:21,942 --> 00:02:24,778 それは まことにおめでとうございます。 21 00:02:24,778 --> 00:02:28,115 父上 有子殿。 22 00:02:28,115 --> 00:02:34,287 忠盛の後妻となり 後年 池ノ禪尼として 歴史に名をとどめるのは➡ 23 00:02:34,287 --> 00:02:36,790 この有子なのです。 24 00:02:42,629 --> 00:02:44,564 (鈴の音) 25 00:02:44,564 --> 00:02:47,968 義清殿! 26 00:02:47,968 --> 00:02:51,638 (義清)ああ 清盛殿か。 27 00:02:51,638 --> 00:02:55,976 その僧形は なぜでござる? 28 00:02:55,976 --> 00:02:58,011 はい。 29 00:02:58,011 --> 00:03:04,785 今日 共に喜びを分かち合った者が 明日は はかなくなる。 30 00:03:04,785 --> 00:03:07,387 それが人の世と知って➡ 31 00:03:07,387 --> 00:03:10,590 ほかの生き方が できなくなってしまいましてな。 32 00:03:10,590 --> 00:03:16,930 ただ 仏の道をたどることに ささやかな喜びを見いだしております。 33 00:03:16,930 --> 00:03:19,399 仏の道を…。 34 00:03:19,399 --> 00:03:22,769 名は 西行と改めました。 35 00:03:22,769 --> 00:03:27,774 清盛殿… えにしあらば また。 36 00:03:32,779 --> 00:03:36,616 はあ… 世は さまざまよのう。 37 00:03:36,616 --> 00:03:39,519 まことに 世はさまざま。 38 00:03:39,519 --> 00:03:44,357 かしこき辺りにおかれても 悲運に哭く御方がおられます。 39 00:03:44,357 --> 00:03:48,628 (崇徳) 母上 かかる横暴がございましょうか。 40 00:03:48,628 --> 00:03:52,432 父上は 私の子 重仁を差し置いて➡ 41 00:03:52,432 --> 00:03:56,303 己の寵姫 美福門院に産ませた体仁を➡ 42 00:03:56,303 --> 00:04:02,242 皇太子 すなわち 次の帝と定められたのです。 43 00:04:02,242 --> 00:04:07,948 (待賢門院)それを申し上げたところで 耳に留められる方ではありませぬ。 44 00:04:07,948 --> 00:04:15,789 今のあのお方は 美福門院に お心の全てを奪われておいでなのです。 45 00:04:15,789 --> 00:04:19,392 それに… あのお方は➡ 46 00:04:19,392 --> 00:04:23,096 いまだに そなたと私を 憎んでいらっしゃるのです。 47 00:04:23,096 --> 00:04:29,970 そなたが 私と白河様との間に 生まれた子だと思い込まれて。 48 00:04:29,970 --> 00:04:34,608 私は 母上を信じております。 49 00:04:34,608 --> 00:04:42,949 それにしても あらぬうわさを信じて 母上と私を遠ざける父上が…➡ 50 00:04:42,949 --> 00:04:45,986 私は 憎い! 51 00:04:45,986 --> 00:04:57,297 ♬~ 52 00:04:57,297 --> 00:05:01,902 永治元年 西暦1141年12月。 53 00:05:01,902 --> 00:05:04,938 鳥羽上皇との確執に敗れた崇徳帝は➡ 54 00:05:04,938 --> 00:05:09,643 22歳の若さで 退位を余儀なくされました。 55 00:05:09,643 --> 00:05:12,245 代わって 帝の座につかれたのは➡ 56 00:05:12,245 --> 00:05:16,249 鳥羽上皇と美福門院との間に お生まれになった➡ 57 00:05:16,249 --> 00:05:20,453 僅か3歳の近衛帝です。 58 00:05:25,258 --> 00:05:29,963 そして 8年の歳月が流れます。 59 00:05:33,133 --> 00:05:37,604 さいの目と 加茂の流れと 僧兵には逆らえぬと➡ 60 00:05:37,604 --> 00:05:40,407 後白河院が お漏らしになったように➡ 61 00:05:40,407 --> 00:05:46,613 当時の僧兵の勢力には 朝廷や武士の力を 上回るものがありました。 62 00:05:46,613 --> 00:05:48,648 (如空坊)聞けい! 63 00:05:48,648 --> 00:05:55,789 過日の祇園祭において 我が叡山の僧3名が➡ 64 00:05:55,789 --> 00:06:01,228 検非違使の庁の武士どもに 言いがかりをつけられた末➡ 65 00:06:01,228 --> 00:06:04,130 袋だたきにされた! 66 00:06:04,130 --> 00:06:08,001 何条 これを見逃しえようぞ! 67 00:06:08,001 --> 00:06:10,570 しかり! まさに しかり! 68 00:06:10,570 --> 00:06:13,473 検非違使の横暴 許せぬ! 69 00:06:13,473 --> 00:06:19,913 (実相坊)軟弱な藤原一族どもの したい放題 やりたい放題も➡ 70 00:06:19,913 --> 00:06:22,949 もはや限度を超えた! 71 00:06:22,949 --> 00:06:31,391 なれば これより都に繰り出し 帝に 事の次第を訴えようではないか! 72 00:06:31,391 --> 00:06:34,094 (一同)お~! 73 00:06:35,762 --> 00:06:40,600 (頼長)何! 叡山の僧兵が強訴に!? 74 00:06:40,600 --> 00:06:43,103 はい。 その数 約3,000。 75 00:06:43,103 --> 00:06:46,773 間もなく山を下り 明日にも 都大路に繰り出してくるものと。 76 00:06:46,773 --> 00:06:49,276 なんと! 口実とするところは➡ 77 00:06:49,276 --> 00:06:51,211 先日のケンカ沙汰にございますが➡ 78 00:06:51,211 --> 00:06:54,114 恐らく それを理由に この京の乗っ取りを! 79 00:06:54,114 --> 00:06:56,049 む 無体な! 80 00:06:56,049 --> 00:06:59,286 そのような暴挙を許してはならぬ…。 81 00:06:59,286 --> 00:07:06,059 綾麿 直ちに検非違使の役人を集め 僧兵どもを追い払え! 82 00:07:06,059 --> 00:07:10,730 恐れながら頼長様 検非違使の役人を残らず集めても➡ 83 00:07:10,730 --> 00:07:13,633 せいぜい1,000人足らず。 84 00:07:13,633 --> 00:07:18,605 3,000の僧兵どもを相手に 到底かなうとは思えませぬ。 85 00:07:18,605 --> 00:07:23,743 ほう…。 ここは曲げて 彼らの要求を聞き➡ 86 00:07:23,743 --> 00:07:26,780 なんとか なだめるが至当と心得ます。 87 00:07:26,780 --> 00:07:29,549 いいや それはなりませぬ! 88 00:07:29,549 --> 00:07:31,484 恐れながら申し上げます。 89 00:07:31,484 --> 00:07:36,089 一度 僧兵の言いなりになれば 彼らは図に乗って ますます増長➡ 90 00:07:36,089 --> 00:07:38,758 やがては抑え切れなくなること 必定にございます。 91 00:07:38,758 --> 00:07:43,096 ええい 控えい! その方ごときの出るところではないわ! 92 00:07:43,096 --> 00:07:47,934 清盛 綾麿様のおっしゃるとおりだ。 ここは控えい。 93 00:07:47,934 --> 00:07:52,272 いいえ 左大臣様 事を決するのは力。 94 00:07:52,272 --> 00:07:55,108 要は いかにして 僧兵を追い払うかでございます。 95 00:07:55,108 --> 00:07:58,978 ほう… ハハハハハ。 96 00:07:58,978 --> 00:08:06,052 それだけ言い張るからには 何か 頼るものがあるのじゃろう。 97 00:08:06,052 --> 00:08:09,556 清盛… やってみるがよい。 98 00:08:09,556 --> 00:08:11,491 ははっ! 99 00:08:11,491 --> 00:08:20,567 ♬~ 100 00:08:20,567 --> 00:08:24,371 (実相坊)ん? 何だ あれは。 101 00:08:24,371 --> 00:08:28,074 (如空坊)貴様 何者だ? 102 00:08:28,074 --> 00:08:31,578 これなるは鳥羽院の武士 平 清盛である! 103 00:08:31,578 --> 00:08:34,914 清盛? 知らぬな。 104 00:08:34,914 --> 00:08:38,251 聞け 叡山の宗徒ども! 105 00:08:38,251 --> 00:08:40,754 これより先は 一歩たりとも進むことはならぬ。 106 00:08:40,754 --> 00:08:45,625 ハハハハ。 片腹痛いぞ 清盛とやら。 107 00:08:45,625 --> 00:08:50,764 たった一人で 我らを押しとどめるつもりか? 108 00:08:50,764 --> 00:08:53,666 一人ではない! 見ろ! 109 00:08:53,666 --> 00:08:56,569 ん? 110 00:08:56,569 --> 00:08:59,939 んっ… んん…。 111 00:08:59,939 --> 00:09:06,746 黙って引けばよし さもなくば その方ら 一人残らず射殺してくれる! 112 00:09:06,746 --> 00:09:10,550 う うぬっ… 引け! 113 00:09:10,550 --> 00:09:13,053 引け 引け! 114 00:09:15,889 --> 00:09:19,559 (いななき) 115 00:09:19,559 --> 00:09:25,365 帝も 殊の外 お喜びになられての。 116 00:09:25,365 --> 00:09:30,737 清盛 本日をもって その方を➡ 117 00:09:30,737 --> 00:09:36,543 安芸守に任ずとの仰せじゃ。➡ 118 00:09:36,543 --> 00:09:41,915 今後とも 帝をお助け申し上げ➡ 119 00:09:41,915 --> 00:09:46,753 よき働きを見せてくれよ。 120 00:09:46,753 --> 00:09:51,091 はっ! 本日は これにて。 121 00:09:51,091 --> 00:10:00,800 ♬~ 122 00:10:00,800 --> 00:10:05,405 頼長様 武士に力をつけさせると➡ 123 00:10:05,405 --> 00:10:11,611 やがては 彼らが 我らに取って代わるやもしれませぬぞ。 124 00:10:11,611 --> 00:10:13,546 フフフフフ。 125 00:10:13,546 --> 00:10:20,286 このわしが それを考えておらぬと思うてか。 126 00:10:20,286 --> 00:10:24,290 は? 帝の仰せゆえ➡ 127 00:10:24,290 --> 00:10:30,630 一度は 甘い夢を見させてやったが…。 128 00:10:30,630 --> 00:10:34,501 (乗円坊)何? 追い返された? 129 00:10:34,501 --> 00:10:39,639 (実相坊)我らが威光の前に 黙って道を開くと思いきや➡ 130 00:10:39,639 --> 00:10:43,510 清盛なる武将が 我らが行く手を。 131 00:10:43,510 --> 00:10:50,650 清盛… 平家の嫡男と聞いているが 侮れぬ男のようじゃのう。 132 00:10:50,650 --> 00:10:55,522 ははっ。 とは申せ このまま引き下がるわけには。 133 00:10:55,522 --> 00:10:57,524 無論じゃ! 134 00:10:57,524 --> 00:11:02,095 このままでは 我ら叡山の面目に関わる…。 135 00:11:02,095 --> 00:11:05,131 ご神輿を使え。 136 00:11:05,131 --> 00:11:07,967 ご ご神輿を! 137 00:11:07,967 --> 00:11:13,273 ご神輿とは 神の象徴 絶対なるものの標識。 138 00:11:13,273 --> 00:11:17,777 これを 禁門に振り込まれると 帝といえども きざはしを下り➡ 139 00:11:17,777 --> 00:11:21,948 礼拝しなければならないと されておりました。 140 00:11:21,948 --> 00:11:27,287 (時子)あなた… 安芸守にご任官 おめでとうございます。 141 00:11:27,287 --> 00:11:29,622 (時忠)おめでとうございます! うむ。 142 00:11:29,622 --> 00:11:33,293 (経盛)これをきっかけに 我ら平家も 隆盛に向かうやも。 143 00:11:33,293 --> 00:11:38,131 清盛 それもこれも ひとえに お前の双肩にかかっているのだ。➡ 144 00:11:38,131 --> 00:11:40,166 頼んだぞ。 はい! 145 00:11:40,166 --> 00:11:43,636 (朱鼻) いや ともあれ めでたい めでたい! 146 00:11:43,636 --> 00:11:49,809 清盛様のご出世を祝って この朱鼻 ひとさし舞わせていただきますぞ! 147 00:11:49,809 --> 00:11:57,550 よっと ほっ よっ…。 (笑い声) 148 00:11:57,550 --> 00:12:00,453 (木工助)和子 和子 一大事にございます! 149 00:12:00,453 --> 00:12:03,923 またぞろ叡山の僧兵どもが 押し出してまいりました! 150 00:12:03,923 --> 00:12:05,858 何? しかも こたびは➡ 151 00:12:05,858 --> 00:12:08,261 更に 人数を加えたのみならず➡ 152 00:12:08,261 --> 00:12:12,265 恐れ多くも その先頭に ご神輿を押し立てております。 153 00:12:12,265 --> 00:12:15,134 清盛 まずいことになった。 154 00:12:15,134 --> 00:12:19,973 相手がご神輿とあっては うかつには手を出せぬぞ。 155 00:12:19,973 --> 00:12:24,110 しかし 捨て置けば 禁門に乗り込み 狼藉の限りを! 156 00:12:24,110 --> 00:12:26,779 洛中に 騒乱が起こるは必定。➡ 157 00:12:26,779 --> 00:12:31,117 兄上 一体どうすれば? あなた…。 158 00:12:31,117 --> 00:12:34,621 阻止する。 何としても阻止せずにはおかぬ! 159 00:12:34,621 --> 00:12:45,264 ♬~ 160 00:12:45,264 --> 00:12:52,171 (如空坊)行け! このご神輿ある限り 我らが行く手を阻む者はおらぬ! 161 00:12:52,171 --> 00:12:54,641 (一同)お~! 162 00:12:54,641 --> 00:12:56,576 止まれ! 163 00:12:56,576 --> 00:12:59,145 これ以上 先へ進むことは許さぬ! 164 00:12:59,145 --> 00:13:01,914 また貴様か! 165 00:13:01,914 --> 00:13:06,085 だが この度は 前のようにはいかぬ。 166 00:13:06,085 --> 00:13:08,755 これを見よ! 167 00:13:08,755 --> 00:13:13,259 (実相坊) 恐れ多くも ご神輿の御前なるぞ! 168 00:13:13,259 --> 00:13:18,131 手をつけ! ええい 土下座をせぬか! 169 00:13:18,131 --> 00:13:23,770 和子! それ以上進めば ご神輿を射る! 170 00:13:23,770 --> 00:13:28,274 ご神輿は 神の象徴である! 171 00:13:28,274 --> 00:13:33,112 それを射れば 貴様は 血へどを吐いて死ぬのだ! 172 00:13:33,112 --> 00:13:36,149 それでも 見事射るか!? 173 00:13:36,149 --> 00:13:41,788 血へど? 吐いてみたいわ! 174 00:13:41,788 --> 00:13:43,790 えいっ! 175 00:13:46,659 --> 00:13:51,297 ああっ…。 なんと…。 176 00:13:51,297 --> 00:13:53,966 俺は このとおり無事だ! 177 00:13:53,966 --> 00:13:58,438 ハハハハハ ご神輿の正体 見たぞ! 178 00:13:58,438 --> 00:14:05,244 やつは化け物だ…。 引け! 引け! 引け~! 179 00:14:05,244 --> 00:14:08,915 勝った! 俺は勝った! 180 00:14:08,915 --> 00:14:12,785 戦に勝ち 迷信に勝ったのだ! 181 00:14:12,785 --> 00:14:20,259 清盛 とんでもないことをしてくれたな。 は? 182 00:14:20,259 --> 00:14:28,601 叡山の悪僧どもを この京から追い払った功は認めよう。 183 00:14:28,601 --> 00:14:37,310 だが それを消してしもうたのは その方の不遜極まる振る舞いじゃ。 184 00:14:37,310 --> 00:14:41,180 左大臣様 不遜とは 一体 何を指すのでございましょう? 185 00:14:41,180 --> 00:14:43,950 このしれ者めが! 186 00:14:43,950 --> 00:14:48,821 恐れ多くも ご神輿に 矢を射込んだ振る舞いが➡ 187 00:14:48,821 --> 00:14:52,625 不遜ではないと申すのか! 188 00:14:52,625 --> 00:14:56,496 (綾麿)清盛! もったいなくも 帝には➡ 189 00:14:56,496 --> 00:15:00,733 それを聞いて 御熱をお出しになられたのだぞ。 190 00:15:00,733 --> 00:15:05,605 しかし 僧兵たちを食い止めるためには あのようにするより ほかに手だてが…。 191 00:15:05,605 --> 00:15:08,474 ええ 黙れ 黙れ! 192 00:15:08,474 --> 00:15:11,744 その方が ご神輿を射た報いが➡ 193 00:15:11,744 --> 00:15:18,618 天変地異となって この京に現れたら何とする! 194 00:15:18,618 --> 00:15:23,089 しかし…。 かかる神をも恐れぬ振る舞いを➡ 195 00:15:23,089 --> 00:15:27,760 野放しにしては示しがつかぬ…。 196 00:15:27,760 --> 00:15:38,104 清盛 その方の職を解き 一切の外出を禁じる! 197 00:15:38,104 --> 00:15:45,411 忠盛 父親として その方も同罪! 198 00:15:45,411 --> 00:15:48,781 左大臣様 それがしは ともかく➡ 199 00:15:48,781 --> 00:15:50,716 父には 何の関わりもないはずでございます! 200 00:15:50,716 --> 00:15:54,287 清盛! かしこまりました。 201 00:15:54,287 --> 00:16:00,293 お申し渡しのほど 謹んでお受けいたします。 202 00:16:08,734 --> 00:16:13,606 それがしは 源 義朝と申す者。 203 00:16:13,606 --> 00:16:16,476 清盛殿に 御意を得たい! 204 00:16:16,476 --> 00:16:21,914 ほう それでは 義朝殿が私の後任に? 205 00:16:21,914 --> 00:16:26,085 さよう。 左大臣殿より 安芸守に任ずると…。 206 00:16:26,085 --> 00:16:30,957 しかし それが いささか 気詰まりでしてな。 207 00:16:30,957 --> 00:16:33,259 と言われると? 208 00:16:33,259 --> 00:16:37,096 まるで それがしが そこもとを追い出したような…。 209 00:16:37,096 --> 00:16:40,766 清盛殿 それがしは 断じて そのような画策は。 210 00:16:40,766 --> 00:16:42,702 分かっております。 211 00:16:42,702 --> 00:16:46,939 そんなことより まずは めでたいではござらぬか。 212 00:16:46,939 --> 00:16:50,409 は? 少なくとも 安芸守の役職は➡ 213 00:16:50,409 --> 00:16:53,779 藤原一族の手に渡ることはなかった。 214 00:16:53,779 --> 00:16:58,651 同じ武士として これは めでたいことでござろう。 215 00:16:58,651 --> 00:17:03,589 そう言っていただければ それがしの心も休まる。 216 00:17:03,589 --> 00:17:08,227 清盛殿… いずれ武士の時代が来るその日まで➡ 217 00:17:08,227 --> 00:17:10,730 共に手を取り合ってまいりましょうぞ。 218 00:17:10,730 --> 00:17:14,066 喜んで…。 219 00:17:14,066 --> 00:17:19,272 されば清盛殿 それがしはこれで。 220 00:17:27,580 --> 00:17:31,450 時子 どうした 何を怒っている? 221 00:17:31,450 --> 00:17:34,453 怒るのが当たり前でございましょう。 222 00:17:34,453 --> 00:17:39,592 命を懸けて帝をお守りしたあなたが どうして このような目に…。 223 00:17:39,592 --> 00:17:42,261 ハハハハハハ…。 224 00:17:42,261 --> 00:17:44,764 運 不運は世の習いだ。 225 00:17:44,764 --> 00:17:48,634 俺は こんなことでは少しもめげぬぞ。 あなた…。 226 00:17:48,634 --> 00:17:52,271 なに いずれは平家の時代が来る。 227 00:17:52,271 --> 00:17:54,273 俺が来させる! 228 00:17:54,273 --> 00:18:00,079 そうでなければ それを言い暮らしている あの朱鼻めが かわいそうではないか。 229 00:18:00,079 --> 00:18:02,882 ハハハハハ…。 230 00:18:02,882 --> 00:18:07,887 あなたというお人は… フフフフ。 231 00:18:13,893 --> 00:18:18,064 清盛… 祝うてくれい。 232 00:18:18,064 --> 00:18:21,567 人殺しの遠藤盛遠➡ 233 00:18:21,567 --> 00:18:26,072 文覚と名を変えての 新しい門出だ! 234 00:18:26,072 --> 00:18:31,377 荒行を終えた文覚は 10年近い諸国放浪を経て➡ 235 00:18:31,377 --> 00:18:37,083 今 百鬼夜行の京の都に戻ってきました。 236 00:18:40,586 --> 00:19:56,595 ♬~