1 00:00:02,202 --> 00:00:42,442 ♬~ 2 00:00:42,442 --> 00:00:47,648 権力を巡る骨肉の争いは とどまるところを知りません。 3 00:00:47,648 --> 00:00:52,319 清盛が 叔父 忠正を 敵に回す覚悟を決めた一方で➡ 4 00:00:52,319 --> 00:00:56,623 更に苦しい決断を 強いられた者がおりました。 5 00:01:01,395 --> 00:01:03,764 (義朝)父上には どうあっても➡ 6 00:01:03,764 --> 00:01:06,400 崇徳様の新院方にお味方すると? 7 00:01:06,400 --> 00:01:12,272 (爲義)崇徳院はともかく わしは 頼長様には長年の恩義がある。 8 00:01:12,272 --> 00:01:16,777 その頼長様を 今更 裏切るわけにはいかぬ。 9 00:01:16,777 --> 00:01:21,114 しかし こたびの蜂起は 頼長様に非があること➡ 10 00:01:21,114 --> 00:01:23,784 誰の目にも明らかではございませぬか。 11 00:01:23,784 --> 00:01:25,819 理非などは どうでもよい。 12 00:01:25,819 --> 00:01:30,290 わしは 恩義にもとることだけはしたくない。 13 00:01:30,290 --> 00:01:37,064 ならば 父上とは たもとを分かつしかございませぬ。 14 00:01:37,064 --> 00:01:39,800 (爲朝)兄者 何を言いだすのだ! 15 00:01:39,800 --> 00:01:44,671 私は 後白河様の内裏方にお味方いたします。 16 00:01:44,671 --> 00:01:49,142 何!? 私も 一介の武士として➡ 17 00:01:49,142 --> 00:01:51,812 己の信念に従いたいのです。 18 00:01:51,812 --> 00:01:54,314 裏切り者! ならば ここで死ね! 19 00:01:54,314 --> 00:01:57,150 (爲義)控えい 爲朝! 20 00:01:57,150 --> 00:02:01,588 義朝 お前の思うとおりにするがよい。 21 00:02:01,588 --> 00:02:03,924 なんと…。 フッ…。 22 00:02:03,924 --> 00:02:08,395 存外 これが 最良の策なのやもしれぬ。 23 00:02:08,395 --> 00:02:10,464 二派に分かれて戦えば➡ 24 00:02:10,464 --> 00:02:16,103 どちらが勝っても 源氏の血脈が絶えることはないからの。 25 00:02:16,103 --> 00:02:19,139 父上…。 26 00:02:19,139 --> 00:02:24,611 (常磐)では あなた様は 内裏方にお味方を? 27 00:02:24,611 --> 00:02:26,647 (義朝)俺は そうと決めた。 28 00:02:26,647 --> 00:02:33,320 でも お父上の爲義様や弟君の爲朝様は 頼長様の新院方に。 29 00:02:33,320 --> 00:02:37,958 (義朝)彼らは彼らだ。 俺は俺だ。 今更 どうにもならぬ。 30 00:02:37,958 --> 00:02:44,831 (常磐の泣き声) 31 00:02:44,831 --> 00:02:49,136 常磐…。 なぜですか…。 32 00:02:49,136 --> 00:02:51,438 血を分けた父と子が➡ 33 00:02:51,438 --> 00:02:55,308 なぜ 命を懸けて戦わねばならないのですか。 34 00:02:55,308 --> 00:03:05,118 常磐。 俺は 父と爲朝を 夜を徹して説得した。 35 00:03:05,118 --> 00:03:11,591 「頼長に だまされてはならぬ。 あの男は 崇徳上皇を操り➡ 36 00:03:11,591 --> 00:03:16,763 前にも増して 政を己がものにしようと しているのだ」とな。 37 00:03:16,763 --> 00:03:20,934 2人とも ついには それを分かってくれなかった。 38 00:03:20,934 --> 00:03:27,407 だが… 俺は 武士の誇りが これ以上 踏みにじられるのは➡ 39 00:03:27,407 --> 00:03:29,776 我慢ならぬ!➡ 40 00:03:29,776 --> 00:03:34,281 常磐。 せめて お前にだけは➡ 41 00:03:34,281 --> 00:03:37,951 この俺の気持ちを 分かってもらいたいのだ。 42 00:03:37,951 --> 00:03:41,288 (すすり泣き) 43 00:03:41,288 --> 00:03:44,291 分かりました。 44 00:03:44,291 --> 00:03:50,964 あなたの行くところへ 黙ってついてまいります。 45 00:03:50,964 --> 00:03:52,999 常磐…。 46 00:03:52,999 --> 00:03:55,802 私の願いは ただ一つでございます。 47 00:04:10,750 --> 00:04:14,387 おお 今若も乙若も➡ 48 00:04:14,387 --> 00:04:18,258 よう眠っておるわ。 49 00:04:18,258 --> 00:04:22,762 (蓬子)はい 最前までは むずがっておられましたが➡ 50 00:04:22,762 --> 00:04:25,265 今は ぐっすりと。 51 00:04:25,265 --> 00:04:27,934 蓬子 外してたもれ。 52 00:04:27,934 --> 00:04:29,936 はい。 53 00:04:37,277 --> 00:04:52,626 ♬~ 54 00:04:52,626 --> 00:04:58,798 せめて この2人の子供にだけは➡ 55 00:04:58,798 --> 00:05:02,769 つらい思いをさせないでくださいまし。 56 00:05:02,769 --> 00:05:11,912 それが… それだけが 私の願いでございます。 57 00:05:11,912 --> 00:05:19,719 分かっておる。 分かっておるぞ 常磐。 58 00:05:22,088 --> 00:05:25,592 世に言う 保元の乱の幕開けです。 59 00:05:25,592 --> 00:05:30,931 それは 皇室と藤原貴族 そして 源平の身内同士が➡ 60 00:05:30,931 --> 00:05:33,400 敵味方に分かれて戦った➡ 61 00:05:33,400 --> 00:05:38,405 文字どおり 骨肉あい食む 血みどろの戦いでした。 62 00:05:52,419 --> 00:05:54,487 (西行)清盛殿。 63 00:05:54,487 --> 00:05:56,957 おお 西行殿か。 64 00:05:56,957 --> 00:06:03,363 清盛殿 もはや 戦を止めることは かなわぬのか? 65 00:06:03,363 --> 00:06:08,201 西行殿 ひたすらに平穏を願う そこもとの心根➡ 66 00:06:08,201 --> 00:06:11,071 清盛とて 分からぬわけではない。 67 00:06:11,071 --> 00:06:17,844 だが 真の平穏を手に入れるためには 戦を避けて通るわけにはいかぬ。 68 00:06:17,844 --> 00:06:19,846 御免。 69 00:06:35,262 --> 00:06:38,765 (文覚)いよいよ始まるか。 70 00:06:38,765 --> 00:06:42,402 どうせやるなら でっかくやれ。 71 00:06:42,402 --> 00:06:46,906 この腐れ切った世の中は 一度は ぶち壊さねばならぬのだ。 72 00:06:50,277 --> 00:06:56,783 (忠通)清盛殿! よくぞ… よくぞ我らに加わってくれた。 73 00:06:56,783 --> 00:07:01,621 (信西) こたびのこと 我ら終生忘却つかまつらん。 74 00:07:01,621 --> 00:07:05,892 微力ながら 平 清盛 力をお貸しいたします。 75 00:07:05,892 --> 00:07:11,564 恩に着ますぞ。 帝も さぞや お喜びになられることであろう。 76 00:07:11,564 --> 00:07:17,270 まっ こよいは ゆっくり休息するがよい。 はっ。 77 00:07:21,908 --> 00:07:23,843 (義朝)清盛殿。 78 00:07:23,843 --> 00:07:26,379 おお 義朝殿。 79 00:07:26,379 --> 00:07:28,448 お久しぶりにござる。 80 00:07:28,448 --> 00:07:31,918 あれから 早 十数年もたちましたな。 81 00:07:31,918 --> 00:07:35,255 月日のたつのは早いものでござる。 82 00:07:35,255 --> 00:07:37,257 それにしても 義朝殿➡ 83 00:07:37,257 --> 00:07:41,928 父上やご兄弟と やいばを交える こたびの内裏方への参加➡ 84 00:07:41,928 --> 00:07:44,264 ご心中 お察しいたす。 85 00:07:44,264 --> 00:07:50,070 これも 武士の習い。 清盛殿とて 思いは同じでござろう? 86 00:07:50,070 --> 00:07:54,274 いずれにせよ 明日の先陣を賜るのは源氏と平家。 87 00:07:54,274 --> 00:07:57,110 心おきなく戦いましょうぞ。 88 00:07:57,110 --> 00:08:01,948 (朱鼻)清盛様 新院方は 既に加茂川まで繰り出し➡ 89 00:08:01,948 --> 00:08:05,719 対岸に陣をひきましたぞ。 90 00:08:05,719 --> 00:08:10,890 すると 明日は 加茂川を挟んでの決戦となる。 91 00:08:10,890 --> 00:08:14,227 清盛殿 されば 今夜のうちに➡ 92 00:08:14,227 --> 00:08:18,565 我ら源氏の手勢を 川の上流に 潜ませておくというのは いかがかな。 93 00:08:18,565 --> 00:08:22,902 うむ。 されば 川のこちらには平家の陣を。 94 00:08:22,902 --> 00:08:26,239 朱鼻 よく知らせてくれたな。 95 00:08:26,239 --> 00:08:28,174 なんの なんの。 96 00:08:28,174 --> 00:08:32,379 何しろ 私は あなた様に勝っていただかないと➡ 97 00:08:32,379 --> 00:08:36,082 この先 何かと 差し障りがございますでな。 98 00:08:37,751 --> 00:08:42,055 (いななき) 99 00:08:48,928 --> 00:08:50,864 (矢が飛び交う音) 100 00:08:50,864 --> 00:08:53,266 うっ ああ! 101 00:08:53,266 --> 00:08:55,201 うわ~! 102 00:08:55,201 --> 00:08:57,137 (喚声) 103 00:08:57,137 --> 00:09:02,709 (爲朝)我こそは 源氏の総大将 源 爲義が八男➡ 104 00:09:02,709 --> 00:09:05,612 鎮西八郎爲朝なり! 105 00:09:05,612 --> 00:09:11,217 我と思わん者は 我が弓の前に立て! 106 00:09:11,217 --> 00:09:13,420 あっ! ああ…。 (いななき) 107 00:09:18,558 --> 00:09:21,361 ハハハハハハハハ! 108 00:09:21,361 --> 00:09:23,897 ほかに死にたい者はおらんか! 109 00:09:23,897 --> 00:09:26,800 (重盛)鎮西八郎殿に もの申す! 110 00:09:26,800 --> 00:09:32,906 我こそは 平家の総大将 平 清盛が嫡男 重盛なり! 111 00:09:32,906 --> 00:09:35,809 お相手いた~す! 112 00:09:35,809 --> 00:09:39,779 おお! 見事な若武者ぶりだのう。 113 00:09:39,779 --> 00:09:45,385 (忠正)爲義殿! 重盛を倒せば 平家の士気は一挙に萎えますぞ。 114 00:09:45,385 --> 00:09:49,255 あれぞ まさしく 清盛が不退転の決意の表れと見た。 115 00:09:49,255 --> 00:09:53,927 こちらも それに応えずばなるまい。 爲朝! 116 00:09:53,927 --> 00:09:56,262 (いななき) 117 00:09:56,262 --> 00:10:00,100 見事 重盛のしるしを挙げてまいれ! 118 00:10:00,100 --> 00:10:02,402 はっ! (いななき) 119 00:10:02,402 --> 00:10:09,275 小わっぱな重盛が 武勇の誉れ高い爲朝に勝てるはずがない。 120 00:10:09,275 --> 00:10:12,479 これも 戦の習いじゃ。 121 00:10:15,615 --> 00:10:19,953 (木工助)和子 残念ながら 重盛様では…。 122 00:10:19,953 --> 00:10:22,622 爲朝が相手では勝負にならぬ。 123 00:10:22,622 --> 00:10:25,825 ええ! 我に続け! 124 00:10:31,130 --> 00:10:36,836 どうか 主人と重盛の命を守らせたまえ。 125 00:10:39,439 --> 00:10:41,975 (重盛)爲朝! うわ! 126 00:10:41,975 --> 00:10:44,878 (爲朝)重盛! ふびんだが 命はもらった! 127 00:10:44,878 --> 00:10:49,149 (斬り合う音) 128 00:10:49,149 --> 00:10:51,818 爲朝 わしが相手だ! 129 00:10:51,818 --> 00:10:56,155 (爲朝)おお 清盛! 願ってもない! たあ~! 130 00:10:56,155 --> 00:11:20,480 (斬り合う音と喚声) 131 00:11:20,480 --> 00:11:25,785 源 義朝 ここにあり! それ~! 132 00:11:27,954 --> 00:11:34,427 あなた 幼いこの子たちのためにも➡ 133 00:11:34,427 --> 00:11:38,298 どうか…➡ 134 00:11:38,298 --> 00:11:42,302 どうか 生きてお帰りに…。 135 00:11:47,006 --> 00:11:52,145 (喚声) 136 00:11:52,145 --> 00:11:55,982 ええ 引くな! 踏みとどまって戦え! 137 00:11:55,982 --> 00:11:58,885 今だ! 攻め込め! 138 00:11:58,885 --> 00:12:03,890 (喚声) 139 00:12:07,594 --> 00:12:11,598 義朝殿。 おお 清盛殿。 140 00:12:16,936 --> 00:12:21,240 父上。 うん。 141 00:12:23,109 --> 00:12:28,915 上皇様 もはや 戦いの帰すうは 見えましてござります。 142 00:12:28,915 --> 00:12:31,618 負けか? 143 00:12:31,618 --> 00:12:33,553 はい。 144 00:12:33,553 --> 00:12:36,289 はあ~ バカな。 145 00:12:36,289 --> 00:12:39,192 まだ 負けと決まったわけでは…。 146 00:12:39,192 --> 00:12:42,962 ひっ。もはや 手だてはございませぬ。 147 00:12:42,962 --> 00:12:45,632 この爲義が 防ぎ矢つかまつりますれば➡ 148 00:12:45,632 --> 00:12:48,668 お二方には 早々に落ち延びなされませ。 149 00:12:48,668 --> 00:12:53,306 た… 爲義 もはや 和議はならぬのか? 150 00:12:53,306 --> 00:12:58,144 我らのために あまたの武士が 討ち死にを遂げております。 151 00:12:58,144 --> 00:13:01,347 和議は論外にございます。 152 00:13:02,915 --> 00:13:07,120 (爲義)敵が迫ってまいります。 ささっ 早く! 153 00:13:13,393 --> 00:13:19,198 我こそは 源氏の総大将 源 爲義なるぞ! 154 00:13:19,198 --> 00:13:22,769 見事討ち取って 手柄とせい! 155 00:13:22,769 --> 00:13:26,406 (後白河)何? 勝利は確実とな? 156 00:13:26,406 --> 00:13:30,777 (忠通)はい。 新院方は 既に総崩れとなり➡ 157 00:13:30,777 --> 00:13:36,949 崇徳院様と頼長も落ちられ 源氏の大将 源 爲義も➡ 158 00:13:36,949 --> 00:13:40,620 いずれかに落ち延びたとか。 159 00:13:40,620 --> 00:13:46,292 勝ちを収めたからには 敗者には 恩情をもって接するがよい。 160 00:13:46,292 --> 00:13:49,128 (信西)恐れながら それはなりませぬ。 161 00:13:49,128 --> 00:13:52,799 何と? (信西)ここで恩情を与えれば➡ 162 00:13:52,799 --> 00:13:56,636 彼らは 再び 謀反のはかりごとを巡らせましょう。 163 00:13:56,636 --> 00:14:01,374 ここは 秋霜烈日の非情をもって 事に当たらねばなりませぬ。 164 00:14:01,374 --> 00:14:07,180 しかし…。 ここは この信西にお任せ願いまする。 165 00:14:13,920 --> 00:14:19,726 (崇徳)ハア ハア ハア…。➡ 166 00:14:19,726 --> 00:14:29,402 ああ 切ない…。 朕は もう歩めぬ。 167 00:14:29,402 --> 00:14:35,208 ああ… ああ~…。 168 00:14:35,208 --> 00:14:40,947 水… 水じゃ。 水が欲しい。 169 00:14:40,947 --> 00:14:45,118 誰か… 水を持っておらぬか? 170 00:14:45,118 --> 00:14:48,621 (麻鳥)水なら ここにございます。 171 00:14:48,621 --> 00:14:53,493 おお 水守りの麻鳥ではないか。 172 00:14:53,493 --> 00:14:56,963 はい。 173 00:14:56,963 --> 00:14:59,799 これは 上皇様のお好きな➡ 174 00:14:59,799 --> 00:15:03,803 柳の水でございます。 (崇徳)おお~。 175 00:15:05,905 --> 00:15:08,574 (水を飲む音) 176 00:15:08,574 --> 00:15:13,446 はあ~ おいしい。 177 00:15:13,446 --> 00:15:17,917 この世に これに勝る甘露があろうか。 178 00:15:17,917 --> 00:15:23,589 はあ~。 だが 麻鳥➡ 179 00:15:23,589 --> 00:15:27,393 お前が どうしてここに? 180 00:15:27,393 --> 00:15:29,929 はい。 181 00:15:29,929 --> 00:15:33,399 御所は焼かれ 柳の水も➡ 182 00:15:33,399 --> 00:15:37,103 内裏方の武者たちによって 荒らされました。 183 00:15:37,103 --> 00:15:40,606 やむなく立ち退く途中 ご一行を見かけ➡ 184 00:15:40,606 --> 00:15:43,643 後をお慕いして 参ったのでございます。 185 00:15:43,643 --> 00:15:53,953 ああ… 誰もが朕を見捨てる中に お前のような者もいる。 186 00:15:53,953 --> 00:15:59,625 麻鳥 お前のことは決して忘れぬぞ。 187 00:15:59,625 --> 00:16:02,061 崇徳様…。 188 00:16:02,061 --> 00:16:08,568 (崇徳)さあ 頼長 この水を飲むがよい。 189 00:16:08,568 --> 00:16:11,904 頼長…? 190 00:16:11,904 --> 00:16:16,075 はっ… 頼長! 191 00:16:16,075 --> 00:16:20,746 (泣き声) 192 00:16:20,746 --> 00:16:23,649 ⚟いたぞ! あそこだ! 193 00:16:23,649 --> 00:16:28,254 (内裏方の追っ手の声) 194 00:16:28,254 --> 00:16:34,060 ♬~ 195 00:16:37,964 --> 00:16:41,801 清盛殿 まずは祝着でござったのう。 196 00:16:41,801 --> 00:16:45,271 いや まだ喜ぶわけにはまいりますまい。 197 00:16:45,271 --> 00:16:49,108 逃れた爲義殿や忠正の 処遇も気になりますが➡ 198 00:16:49,108 --> 00:16:53,779 新たに権力の座についた忠通様と信西様が どう出るか。 199 00:16:53,779 --> 00:16:56,616 予断は許しませぬ。 200 00:16:56,616 --> 00:17:01,888 武士の時代は いまだしでござるのう。 201 00:17:01,888 --> 00:17:06,092 されば清盛殿 我らはここで。 202 00:17:15,735 --> 00:17:20,573 (綾麿)清盛殿! いやいや 清盛殿。 203 00:17:20,573 --> 00:17:23,609 こたびの戦勝 おめでとうござります。 204 00:17:23,609 --> 00:17:28,080 これは 些少ながら 私よりのお祝いにございます。 205 00:17:28,080 --> 00:17:33,252 うん? 綾麿殿は 新院側につかれたのではなかったかな? 206 00:17:33,252 --> 00:17:35,187 とんでもございません。 207 00:17:35,187 --> 00:17:38,591 公家の身には 戦は とんと苦手。 208 00:17:38,591 --> 00:17:42,261 私は 最初から中立を守っておりました。 209 00:17:42,261 --> 00:17:45,598 ハハ… さようか。 210 00:17:45,598 --> 00:17:50,770 なかなか 変わり身の早い 御仁のようでござるな 綾麿殿は。 211 00:17:50,770 --> 00:17:53,606 は? あ… うん…。 212 00:17:53,606 --> 00:17:58,277 ⚟清盛! 命はもらった! たあ~! 213 00:17:58,277 --> 00:18:00,713 バカ者! 214 00:18:00,713 --> 00:18:06,886 死ね! せめて 貴様に一太刀浴びせずば 俺の気持ちが収まらぬわ! 215 00:18:06,886 --> 00:18:09,789 うわ~! 216 00:18:09,789 --> 00:18:15,895 離せ 離せ! え~い 離さぬか! うう~! 217 00:18:15,895 --> 00:18:19,098 む… 無念じゃ。 218 00:18:23,636 --> 00:18:28,608 己の権力に執着した頼長は 非業の最期を遂げ➡ 219 00:18:28,608 --> 00:18:34,080 また 武勇を誇った爲朝も そして 崇徳上皇も捕らえられ➡ 220 00:18:34,080 --> 00:18:37,783 保元の乱は終息しました。 221 00:18:41,387 --> 00:19:57,196 ♬~