1 00:00:02,202 --> 00:00:39,406 ♬~ 2 00:00:45,312 --> 00:00:49,316 義仲上洛とともに 後白河法皇は➡ 3 00:00:49,316 --> 00:00:54,021 宗盛以下 平家164人の官職を解きます。 4 00:00:54,021 --> 00:00:59,860 そして その平家一門は 福原の港を離れ➡ 5 00:00:59,860 --> 00:01:03,864 九州 筑紫の太宰府を目指して 進んでいます。 6 00:01:06,400 --> 00:01:11,238 瀬戸内の港々で 武器 食料を補給しながら➡ 7 00:01:11,238 --> 00:01:15,042 およそ2か月の つらい船旅でした。 8 00:01:24,284 --> 00:01:28,622 しかし ようようの思いで到着した太宰府で➡ 9 00:01:28,622 --> 00:01:31,425 宗盛たちを待っていたのは…。 10 00:01:31,425 --> 00:01:34,795 (頼資)この地に御所をお造りするなど➡ 11 00:01:34,795 --> 00:01:37,431 お断りいたします。 12 00:01:37,431 --> 00:01:39,800 (知盛)何!? 断るだと? 13 00:01:39,800 --> 00:01:43,637 (維盛)恐れ多くも 帝を奉じ奉って ここに参っているのだぞ。 14 00:01:43,637 --> 00:01:46,673 しかし ご一門の方々は➡ 15 00:01:46,673 --> 00:01:50,410 既に 位階官職を解かれておられます。 16 00:01:50,410 --> 00:01:54,815 それに 皆様をお迎えしてはならぬと➡ 17 00:01:54,815 --> 00:01:59,152 法皇様からのお達しが 参っております。 18 00:01:59,152 --> 00:02:04,391 (時忠)黙れ 頼資! なんじは 誰のおかげで国司になれたのじゃ。 19 00:02:04,391 --> 00:02:07,094 皆 平家の力であろうが! 20 00:02:07,094 --> 00:02:11,765 (頼資)昔は昔 今は今でございます。 21 00:02:11,765 --> 00:02:17,571 (教経)おのれ~。 やい! 鼻豊後! うう~ な… 何と!? 22 00:02:17,571 --> 00:02:21,775 貴様の鼻がでかいのは 保身のにおいを嗅ぎ分けるためじゃな? 23 00:02:21,775 --> 00:02:24,111 う~ ええい お黙りなさい! 24 00:02:24,111 --> 00:02:27,781 早々に お立ち退きなくば 兵馬にかけても追い出しますぞ! 25 00:02:27,781 --> 00:02:33,286 おのれ~! 落人と見て 我ら平家を侮るか!➡ 26 00:02:33,286 --> 00:02:38,158 許せん~! えい! ああ~! 27 00:02:38,158 --> 00:02:41,661 よう覚えておられよ! 28 00:02:45,799 --> 00:02:51,438 しかし 今 攻められたら ちと やっかいぞ。 29 00:02:51,438 --> 00:02:54,341 主上は お風邪のご様子。 30 00:02:54,341 --> 00:02:58,645 武者どもにも 船旅の疲れが濃い。 31 00:03:07,387 --> 00:03:12,926 宗盛が危惧したとおり その夜のうちに 頼資の軍勢は➡ 32 00:03:12,926 --> 00:03:16,263 夜討ちをかけてきます。 33 00:03:16,263 --> 00:03:25,405 (せきこみ) 34 00:03:25,405 --> 00:03:28,108 お苦しそうじゃな。 35 00:03:28,108 --> 00:03:31,978 何分 海の上でのお暮らしが 長うございましたから➡ 36 00:03:31,978 --> 00:03:35,615 潮風が お体に障ったのでございましょう。 37 00:03:35,615 --> 00:03:37,617 ⚟宗盛殿! 38 00:03:40,420 --> 00:03:45,726 宗盛殿 頼資軍の襲撃じゃ。 何? 39 00:03:49,963 --> 00:03:54,434 ご心配なく。 すぐに追い払います。 40 00:03:54,434 --> 00:04:01,074 (喚声) 41 00:04:01,074 --> 00:04:03,910 うわっ! 42 00:04:03,910 --> 00:04:08,248 早く! 早く 帝を御座船へ お移しせよ! 43 00:04:08,248 --> 00:04:17,757 (喚声) 44 00:04:17,757 --> 00:04:20,594 追え! 追うのじゃ~! 45 00:04:20,594 --> 00:04:22,629 海へ追い落とせ~! 46 00:04:22,629 --> 00:04:26,266 (頼資軍)お~! 47 00:04:26,266 --> 00:04:29,169 ⚟(喚声) 48 00:04:29,169 --> 00:04:31,138 ハァハァ…。 49 00:04:31,138 --> 00:04:33,140 はっ。 50 00:04:34,941 --> 00:04:39,412 敵ではござらぬ。 我らは 清盛様に恩顧を受けし者。 51 00:04:39,412 --> 00:04:41,781 では 父上に…。 52 00:04:41,781 --> 00:04:44,284 お味方でございます。 53 00:04:44,284 --> 00:04:46,953 西国には いまだ平家のご恩を忘れず➡ 54 00:04:46,953 --> 00:04:51,625 再び ご一門を 福原に京にと祈る者も 多いはず。➡ 55 00:04:51,625 --> 00:04:55,962 さあ 船までお守りいたしまする。 おお~ 助かる。 56 00:04:55,962 --> 00:04:58,999 ありがたい。 ありがたい。 57 00:04:58,999 --> 00:05:02,002 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 58 00:05:11,444 --> 00:05:13,747 (せきこみ) 59 00:05:21,087 --> 00:05:27,594 太宰府に裏切られたとあっては この辺りの者は 皆 敵に回るであろうな。 60 00:05:27,594 --> 00:05:30,397 いや そうは思えませぬ。 61 00:05:30,397 --> 00:05:35,235 現に昨夜も お味方に参じた者が 何十人もおりました。 62 00:05:35,235 --> 00:05:40,407 そうじゃ。 平家の力は こんなものではない。 63 00:05:40,407 --> 00:05:46,279 兄上 私の所領 屋島に内裏を… 陣を張ったら いかがでしょう。 64 00:05:46,279 --> 00:05:50,083 それは名案。 屋島なれば 京にも遠くない。 65 00:05:50,083 --> 00:05:52,986 法皇様をお味方にする 手はずもつきましょう。 66 00:05:52,986 --> 00:05:58,625 瀬戸内の勢力を糾合すれば 源氏とて 恐るるに足りませぬ! 67 00:05:58,625 --> 00:06:02,062 (笑い声) 68 00:06:02,062 --> 00:06:05,365 (義仲)何? 朝日将軍? 69 00:06:05,365 --> 00:06:08,235 (行家)おめでとうござりまする。 70 00:06:08,235 --> 00:06:11,905 わしの働きかけが やっと実を結びましてな。 71 00:06:11,905 --> 00:06:15,775 征夷大将軍ではなく 朝日将軍か…。 72 00:06:15,775 --> 00:06:19,779 ハハハハ。 将軍の称号には 変わりはありませぬぞ。 73 00:06:19,779 --> 00:06:24,251 いや めでたい めでたい! (巴)朝日将軍…。 74 00:06:24,251 --> 00:06:27,921 殿。 朝日将軍などという称号は➡ 75 00:06:27,921 --> 00:06:32,259 唐にも本朝にも前例はございません。 76 00:06:32,259 --> 00:06:35,929 では 早速に お礼の参内をなさるがよろしかろう。 77 00:06:35,929 --> 00:06:38,265 しかし…。 おいでなされませ。 78 00:06:38,265 --> 00:06:42,135 何にしましても 将軍の位を賜ったからには➡ 79 00:06:42,135 --> 00:06:45,038 お礼を申し上げねば済みますまい。 80 00:06:45,038 --> 00:06:51,244 分かった。 参ればよいのであろう 参れば。 81 00:06:56,616 --> 00:07:01,888 (基房)ご苦労でした。 きっと お伝え申し上げます。 82 00:07:01,888 --> 00:07:04,724 院には お出かけでございましてな。 83 00:07:04,724 --> 00:07:09,062 三種の神器は 平家に持ち出されたとは申せ➡ 84 00:07:09,062 --> 00:07:16,236 この都に 一日も早く 帝をお立てにならねばなりませぬゆえ。 85 00:07:16,236 --> 00:07:18,571 そのためのお出かけでござるか。 86 00:07:18,571 --> 00:07:26,079 その件につきましては この義仲 少々存念がございます。 87 00:07:26,079 --> 00:07:28,581 ほう~ おもとが? 88 00:07:28,581 --> 00:07:34,454 諸国源氏に 平家討伐の令旨を下された 以仁王の皇子様 北陸宮こそ➡ 89 00:07:34,454 --> 00:07:37,290 新しい帝にふさわしいかと。 90 00:07:37,290 --> 00:07:40,593 北陸宮? はい! 91 00:07:40,593 --> 00:07:45,098 それがしが 加賀に おかくまい申し上げております。 92 00:07:45,098 --> 00:07:49,269 いや… そのことなれば 既に いんににおいて➡ 93 00:07:49,269 --> 00:07:52,172 法皇様が ご裁可を下されております。 94 00:07:52,172 --> 00:07:54,140 ご裁可を? 95 00:07:54,140 --> 00:07:58,778 先の高倉帝の第四皇子様じゃ。 96 00:07:58,778 --> 00:08:02,749 お待ちください。 それは 承服いたしかねます。 97 00:08:02,749 --> 00:08:06,052 義仲殿! 分というものがございましょう! 98 00:08:06,052 --> 00:08:11,725 武士の身で皇位のことに口を挟むなど せん越と申すべきでは? 99 00:08:11,725 --> 00:08:14,627 なにが せん越だ! 100 00:08:14,627 --> 00:08:20,734 王位をお決めになるのに この義仲を招かぬこそ 無礼千万! 101 00:08:20,734 --> 00:08:24,237 義仲は不承知でござる! 不承知! 102 00:08:24,237 --> 00:08:26,239 (大きな足音) 103 00:08:26,239 --> 00:08:28,742 なんという無礼な。 104 00:08:28,742 --> 00:08:34,614 いや しかし… あのように怒らせては ちと まずかろうぞ。 105 00:08:34,614 --> 00:08:39,753 木曽殿! 木曽殿 お待ちあれ! 106 00:08:39,753 --> 00:08:49,462 ♬~(雅楽) 107 00:08:49,462 --> 00:09:06,713 ♬~ 108 00:09:06,713 --> 00:09:09,749 さすが 都でござるな。 109 00:09:09,749 --> 00:09:13,486 日頃は 田舎の女舞いしか 目にしておらぬ我ら。 110 00:09:13,486 --> 00:09:17,724 まことに感服いたしました。 111 00:09:17,724 --> 00:09:25,365 いや しかし 義仲殿のおそばには 美しい女武者が何人もおられますとか。 112 00:09:25,365 --> 00:09:28,067 これは… ハハハ 参りました。 113 00:09:28,067 --> 00:09:30,570 (笑い声) 114 00:09:30,570 --> 00:09:34,073 木曽の女武者も評判でございますが➡ 115 00:09:34,073 --> 00:09:39,746 こちらの冬姫様のお美しさも 都で知らぬ者はござりませぬぞ。 116 00:09:39,746 --> 00:09:42,649 おお 関白殿に そのような姫君が。 117 00:09:42,649 --> 00:09:48,455 まあ そのお美しさは都一。 いや この国一番でございましょう。 118 00:09:48,455 --> 00:09:52,091 やがては 帝のお妃にも上がられる お家柄。 119 00:09:52,091 --> 00:09:55,929 関白殿も さきざき楽しみなことで ござりまするな。 120 00:09:55,929 --> 00:09:57,964 いや~ いやいや そのような。 121 00:09:57,964 --> 00:10:03,803 基房殿 その冬姫殿に 是非 お引き合わせ願いたい。 122 00:10:03,803 --> 00:10:05,939 な… なんと。 123 00:10:05,939 --> 00:10:09,609 義仲殿。 白拍子ではあるまいに この都には➡ 124 00:10:09,609 --> 00:10:14,414 姫が宴の席に出るなどという習わしは ございませぬぞ。 125 00:10:14,414 --> 00:10:17,116 さようか。 126 00:10:17,116 --> 00:10:22,288 それは 失礼つかまつった。 では…➡ 127 00:10:22,288 --> 00:10:24,624 帰るぞ! はっ。 128 00:10:24,624 --> 00:10:26,960 お待ちください! 129 00:10:26,960 --> 00:10:32,432 せっかくお招きして ご不快なお気持ちを 土産に お帰しはできませぬ。 130 00:10:32,432 --> 00:10:36,302 し… しばらく お待ちを。 131 00:10:36,302 --> 00:10:39,973 私は嫌でございます。 132 00:10:39,973 --> 00:10:42,308 武者たちの前に出るなど➡ 133 00:10:42,308 --> 00:10:45,211 私にはできませぬ。 134 00:10:45,211 --> 00:10:48,982 どうぞ 父上 お許しを。 135 00:10:48,982 --> 00:10:56,322 しかし 木曽… いや 朝日将軍の たっての所望なのじゃ。 136 00:10:56,322 --> 00:11:00,927 う~ん。 お招きしたのは私だし…。 137 00:11:00,927 --> 00:11:08,101 朝日将軍様は どこかで姫様を お見かけなのでございましょうか。 138 00:11:08,101 --> 00:11:11,971 いや 姫の顔は知らぬはず。 139 00:11:11,971 --> 00:11:15,275 関白様。 うん? 140 00:11:39,632 --> 00:11:44,137 娘 冬子でございます。 141 00:11:44,137 --> 00:11:55,315 ♬~(琴) 142 00:11:55,315 --> 00:12:06,593 ♬~ 143 00:12:06,593 --> 00:12:16,302  心の声  これこそ 都の… 高貴な女か。 う~ん。 144 00:12:24,410 --> 00:12:28,948 何!? あの夜の冬姫は偽者じゃと!? 145 00:12:28,948 --> 00:12:34,420 はあ 琴を奏でたのは 冬姫殿の侍女だそうでございます。 146 00:12:34,420 --> 00:12:37,624 そのようなことが何で分かった? 147 00:12:37,624 --> 00:12:41,294 関白家の召し使いが 酒に酔って 得意げに話しておりましたのを➡ 148 00:12:41,294 --> 00:12:45,164 聞きとがめ 金をつかませて 詳しく聞き出しました。 149 00:12:45,164 --> 00:12:52,639 おのれ~。 わしを偽姫で愚弄するとは。 基房め 許さん! 150 00:12:52,639 --> 00:12:54,641 ⚟(覚明)お待ちください 殿。 151 00:12:59,812 --> 00:13:02,782 何じゃ? 早く申せ! 152 00:13:02,782 --> 00:13:08,521 法皇様が 頼朝殿へ ご書状をお送りなされたそうです。 153 00:13:08,521 --> 00:13:11,457 院が? 頼朝へ? 154 00:13:11,457 --> 00:13:14,761 至急上洛せよとの ご勅書だそうです。 155 00:13:14,761 --> 00:13:18,264 なぜじゃ! なぜ 頼朝に…。 156 00:13:18,264 --> 00:13:21,768 いまだ 平家の勢力侮り難しと おぼし召し➡ 157 00:13:21,768 --> 00:13:24,804 鎌倉勢を屋島に向かわせる み心でしょうか。 158 00:13:24,804 --> 00:13:29,942 殿 これは 一日も早く 殿の手で…。 159 00:13:29,942 --> 00:13:33,613 分かっておる。 屋島の平家を滅ぼした者こそ➡ 160 00:13:33,613 --> 00:13:37,483 名実ともに源氏の棟梁でございます。 161 00:13:37,483 --> 00:13:40,953 頼朝などに つけいる隙を与えぬぞ! 162 00:13:40,953 --> 00:13:43,856 その方たちは残って 頼朝に備えよ。 163 00:13:43,856 --> 00:13:47,427 水島付近の源氏の手勢に 早馬にて伝えい。 164 00:13:47,427 --> 00:13:52,799 屋島の平家を討伐するゆえ 軍兵と船をそろえて わしの到着を待てと。 165 00:13:52,799 --> 00:13:54,801 (3人)ははあ~。 166 00:13:59,138 --> 00:14:05,378 そうか。 義仲は やっと 屋島討伐へ出たか。 167 00:14:05,378 --> 00:14:10,083 あの無法者がおらぬ間に 早速に 新帝ご即位の儀を。 168 00:14:13,086 --> 00:14:19,959 数日後 先の高倉天皇の第四皇子 尊成親王が即位されます。 169 00:14:19,959 --> 00:14:25,398 御年4歳。 後鳥羽帝と申されるお方です。 170 00:14:25,398 --> 00:14:28,935 屋島に安徳帝 京に後鳥羽帝➡ 171 00:14:28,935 --> 00:14:33,606 2人の天子が並び立つことに なったのです。 172 00:14:33,606 --> 00:14:39,946 屋島に構えた平家は 義仲に対する西国武士の不満を吸収し➡ 173 00:14:39,946 --> 00:14:43,783 その勢いは 日増しに盛んになっていました。 174 00:14:43,783 --> 00:14:48,488 ここには もう 負け犬 平家の姿はありません。 175 00:14:52,125 --> 00:14:54,794 申し上げます! 176 00:14:54,794 --> 00:14:57,296 義仲軍が 都を出て こちらへ。 177 00:14:57,296 --> 00:15:00,733 既に先陣は 水島に陣を敷いております。 178 00:15:00,733 --> 00:15:06,906 ござんなれ 義仲。 これまでの恥をそそぐ好機到来ぞ! 179 00:15:06,906 --> 00:15:09,242 (一同)お~! 180 00:15:09,242 --> 00:15:15,047 (ほら貝と喊声) 181 00:15:15,047 --> 00:15:20,586 (喚声) 182 00:15:20,586 --> 00:15:22,522 うわ~ ああ~! 183 00:15:22,522 --> 00:15:24,524 (斬る音) うおっ! 184 00:15:26,259 --> 00:15:30,129 義仲! 義仲は どこにいる! 185 00:15:30,129 --> 00:15:33,132 (斬る音)うお! ああ~! 186 00:15:33,132 --> 00:15:38,271 者ども! 引き揚げじゃ! (一同)お~! 187 00:15:38,271 --> 00:15:41,174 義仲! 188 00:15:41,174 --> 00:15:46,145 教経殿! 引き揚げじゃ! 189 00:15:46,145 --> 00:15:48,915 おお。 190 00:15:48,915 --> 00:16:12,138 ♬~ 191 00:16:12,138 --> 00:16:15,374 追え! 屋島まで追うのじゃ! 192 00:16:15,374 --> 00:16:18,077 ⚟殿~! 193 00:16:18,077 --> 00:16:20,580 用意した船は 残らず焼き払われ➡ 194 00:16:20,580 --> 00:16:24,083 もはや この浜には 一そうの船もありませぬ! 195 00:16:24,083 --> 00:16:26,586 なんと…! 196 00:16:26,586 --> 00:16:39,165 ♬~ 197 00:16:39,165 --> 00:16:42,869 そのころ 鎌倉では…。 198 00:16:45,271 --> 00:16:50,109 法皇様から また上洛のご催促じゃ。 199 00:16:50,109 --> 00:16:56,415 こたびは 何と? 「木曽軍の都における狼藉許し難い。➡ 200 00:16:56,415 --> 00:17:01,888 急ぎ上洛の上 義仲を討て」とある。 201 00:17:01,888 --> 00:17:06,559 それは 義仲殿討伐の院宣ではございませぬか。 202 00:17:06,559 --> 00:17:11,230 そうなるのう。 ハハハハハハハ。 203 00:17:11,230 --> 00:17:20,740 しかも ゆくゆくは 征夷大将軍の称号を この頼朝に賜ると ほのめかしておられる。 204 00:17:20,740 --> 00:17:24,377 即刻 ご出陣なされまするか。 205 00:17:24,377 --> 00:17:29,181 いや まだ わしは動かぬ。 は? 206 00:17:31,150 --> 00:17:33,586 九郎を呼べ! 207 00:17:33,586 --> 00:17:44,263 ♬~ 208 00:17:44,263 --> 00:17:46,465 ⚟(弁慶)殿! 209 00:17:49,135 --> 00:17:53,973 殿。 頼朝様より 火急のお召しにございます。 210 00:17:53,973 --> 00:17:57,410 何やら 都で また異変がありましたようで。 211 00:17:57,410 --> 00:17:59,412 うん! 212 00:18:01,414 --> 00:18:10,089 歴史が 義経を 鎌倉の一隅から 表舞台へと呼び出します。 213 00:18:10,089 --> 00:19:27,099 ♬~