1 00:00:02,202 --> 00:00:39,907 ♬~ 2 00:00:42,442 --> 00:00:47,981 栄華を極める平家一門に 衝撃が走りました。 3 00:00:47,981 --> 00:00:54,488 清盛も一目置いていた 嫡子 重盛の病が悪化したのです。 4 00:01:14,942 --> 00:01:19,613 (維盛) 申し訳ございません。 あるじ 重盛様は➡ 5 00:01:19,613 --> 00:01:23,116 お心のみ頂戴するとのことでございます。 6 00:01:23,116 --> 00:01:26,420 (朱鼻)しかし この者は当代の名医…。 7 00:01:26,420 --> 00:01:29,122 必ず 重盛様をおみたてするようにと➡ 8 00:01:29,122 --> 00:01:32,626 清盛様からの お声がかりでございますが…。 9 00:01:32,626 --> 00:01:39,933 重盛様は 一度言いだされると たとえ清盛様のお言葉でも…。 10 00:01:45,205 --> 00:01:49,176 死期を悟った重盛は 医師のみたてより➡ 11 00:01:49,176 --> 00:01:53,480 仏の教えに身を委ねることを 望んだのです。 12 00:01:55,315 --> 00:01:59,620 そして数日後 重盛の容体が急変します。 13 00:02:01,254 --> 00:02:03,757 父上…。 14 00:02:03,757 --> 00:02:06,093 (清盛)何じゃ? 重盛。 15 00:02:06,093 --> 00:02:14,801 私の病よりも 平家の行く末について➡ 16 00:02:14,801 --> 00:02:18,672 何とぞ お考えください…。 17 00:02:18,672 --> 00:02:22,275 何を言う。 平家の行く末を背負うのは➡ 18 00:02:22,275 --> 00:02:25,779 誰でもない お前じゃ! 19 00:02:25,779 --> 00:02:28,115 病など振り払って➡ 20 00:02:28,115 --> 00:02:30,951 早く わしを助けてくれ。 21 00:02:30,951 --> 00:02:34,154 よいな 待っているぞ! 22 00:02:35,789 --> 00:02:42,562 父上。 もう それは➡ 23 00:02:42,562 --> 00:02:46,967 無理でございます…。 うっ…。 24 00:02:46,967 --> 00:02:50,837 (時忠)重盛殿…。 重盛殿! 25 00:02:50,837 --> 00:02:58,311 母上… 父上のことを くれぐれも➡ 26 00:02:58,311 --> 00:03:06,053 お願いいたします…。 ああっ…。 27 00:03:06,053 --> 00:03:16,563 どうぞ 先立つ不孝を お許し… お許しく…。 28 00:03:21,101 --> 00:03:27,607 重盛殿! 重盛! 重盛…。 29 00:03:27,607 --> 00:03:34,781 うう… 重盛…。 30 00:03:34,781 --> 00:03:39,419 (二位の尼の泣き声) 31 00:03:39,419 --> 00:03:42,122 後年 怪物 清盛の➡ 32 00:03:42,122 --> 00:03:47,794 ただ一人のご意見番といわれた平 重盛➡ 33 00:03:47,794 --> 00:03:51,965 42歳の男盛りでした。 34 00:03:51,965 --> 00:04:01,641 バカ者… お前を失って わしは 誰に…。 35 00:04:01,641 --> 00:04:07,080 うっ うう…。 36 00:04:07,080 --> 00:04:13,587 (泣き声) 37 00:04:15,255 --> 00:04:21,394 しかし 平家一門は 重盛を失った悲しみに 浸ってはいられません。 38 00:04:21,394 --> 00:04:24,297 毎晩のように 放火事件が➡ 39 00:04:24,297 --> 00:04:29,603 それも 平家一門の屋敷ばかりで 起きていたからです。 40 00:04:34,274 --> 00:04:37,277 (火打ち石の音) 41 00:04:41,414 --> 00:04:46,219 ⚟火事だ!引け! ⚟火事だぞ~! 42 00:04:49,623 --> 00:04:51,825 待て! 43 00:04:53,493 --> 00:04:56,997 (弁慶)動くな 都を騒がす火付け強盗ども! 44 00:04:58,798 --> 00:05:02,235 貴様が… 義経か? ならば どうする? 45 00:05:02,235 --> 00:05:05,138 洛中を跋扈して火付けをなす 不届き者めが! 46 00:05:05,138 --> 00:05:07,107 比叡山 阿闍梨祐慶の弟子➡ 47 00:05:07,107 --> 00:05:10,577 弁慶に出合ったのが運の尽きじゃ。 観念せい! 48 00:05:10,577 --> 00:05:13,380 (刃音) 49 00:05:13,380 --> 00:05:16,082 うっ…。 50 00:05:26,760 --> 00:05:30,931 な… 何者だ!待て! 51 00:05:30,931 --> 00:05:35,769 (時忠)何者だ! ここを 平 時忠が屋敷と知っての狼藉か? 52 00:05:35,769 --> 00:05:39,272 それがしは 叡山の法師 弁慶。 53 00:05:39,272 --> 00:05:43,777 こよいの火付けの張本人 義経をお渡し申す! 54 00:05:45,412 --> 00:05:48,915 何!? 義経を捕らえたとな。 55 00:05:55,155 --> 00:06:02,729 こやつ まこと義朝の一子 義経か? 56 00:06:02,729 --> 00:06:14,241 ♬~ 57 00:06:14,241 --> 00:06:17,911 (義経)ここにお住まいだったのか 母上は。 58 00:06:17,911 --> 00:06:20,747 (正近)はい。 59 00:06:20,747 --> 00:06:24,050 つつがなく お暮らしであろうか。 60 00:06:31,258 --> 00:06:34,094 九郎殿とお見受けいたします。 61 00:06:34,094 --> 00:06:39,266 手前は 行家様の手の者でございます。 62 00:06:39,266 --> 00:06:41,201 どうして私がここにいると? 63 00:06:41,201 --> 00:06:45,939 九郎殿は必ず 常磐様のお屋敷跡に現れるゆえ➡ 64 00:06:45,939 --> 00:06:50,110 そこでお待ちするようにとの 殿の仰せにより…。 65 00:06:50,110 --> 00:06:54,914 うむ。 で 叔父上は今どこに? 66 00:07:14,234 --> 00:07:21,975 紀州熊野に居を構える新宮行家は 義経の父 義朝の弟。 67 00:07:21,975 --> 00:07:28,081 生まれついての策謀家で この時 琵琶湖のほとり 堅田の隠れ家で➡ 68 00:07:28,081 --> 00:07:32,285 都での反平家活動を指揮していました。 69 00:07:37,590 --> 00:07:39,926 お久しぶりでございました 叔父上。 70 00:07:39,926 --> 00:07:42,595 (行家)うむ。 ハハハハ。 71 00:07:42,595 --> 00:07:46,933 やはり 我慢できずに いで参ったな。 72 00:07:46,933 --> 00:07:49,402 お尋ねしたいことがあります。 ん? 73 00:07:49,402 --> 00:07:53,773 都で火付けを働いている 義経と名乗る者のことです。 74 00:07:53,773 --> 00:07:56,609 うむ… そのことか。 75 00:07:56,609 --> 00:08:04,050 あれは 平家のやつばらを動揺させるため お主の名を借りたのだ。 76 00:08:04,050 --> 00:08:08,221 義経を名乗っているのは せがれの行宗だ。 77 00:08:08,221 --> 00:08:10,223 ご子息の行宗殿? 78 00:08:10,223 --> 00:08:14,995 ああ… しかし昨晩 その行宗が➡ 79 00:08:14,995 --> 00:08:18,565 時忠の屋敷で 不覚にも捕まった。 80 00:08:18,565 --> 00:08:21,234 叔父上!まあ 案ずるな。 81 00:08:21,234 --> 00:08:23,903 救う手だては考えてある。 82 00:08:23,903 --> 00:08:25,839 どのような手だてか お聞かせください。 83 00:08:25,839 --> 00:08:28,575 お主は まだ戦を知らぬ。 84 00:08:28,575 --> 00:08:33,780 平家のヘロヘロ武者など この行家が 一駆けで 蹴散らしてくれるわ! 85 00:08:42,088 --> 00:08:44,924 (麻鳥)ハア ハア ハア…。 86 00:08:44,924 --> 00:08:50,797 まさか あの牛若様が打ち首だなんて! 87 00:08:50,797 --> 00:08:53,933 火付けの張本人が 牛若様だなんて➡ 88 00:08:53,933 --> 00:08:56,603 信じられない! ねえ うそでしょ? 89 00:08:56,603 --> 00:09:01,040 あれが火付けの張本人 義経か? ああ。 何でも 源氏の御曹司だそうな。 90 00:09:01,040 --> 00:09:04,077 ひどいやつだ 早く首を討たれるがいいや! 91 00:09:04,077 --> 00:09:07,714 そうだ そうだ!早く殺せ! やってしまえ! 92 00:09:07,714 --> 00:09:11,351 牛若様…。 93 00:09:11,351 --> 00:09:16,556 やっぱり 牛若様なの? そうなの!? 94 00:09:30,570 --> 00:09:33,072 (駆けてくる ひづめの音) 95 00:09:33,072 --> 00:09:35,375 (喊声) 96 00:09:37,744 --> 00:09:40,246 うわ! ああ! 97 00:09:40,246 --> 00:09:43,249 やはり 来たな。 (いななき) 98 00:09:48,121 --> 00:09:57,397 (斬り合う音と喚声) 99 00:09:57,397 --> 00:10:03,203 (行家)うっ! うわ~! 100 00:10:03,203 --> 00:10:06,206 おおっ! しとめたぞ! 101 00:10:07,941 --> 00:10:09,876 (ひづめの音) 102 00:10:09,876 --> 00:10:13,746 あっ! あの馬上のお方…。 103 00:10:13,746 --> 00:10:18,952 牛若様だ! あっちは偽者だ! 104 00:10:21,287 --> 00:10:23,289 (いななき) 105 00:10:25,291 --> 00:10:28,061 追え! 追うのだ! 追え~! 106 00:10:28,061 --> 00:10:30,563 (一同)お~! 107 00:10:39,439 --> 00:10:42,976 やはり 侮り過ぎましたね。 108 00:10:42,976 --> 00:10:46,446 うむ… 不覚であった。 109 00:10:46,446 --> 00:10:52,152 しかし惜しかった。 あと一歩で 行宗を取り戻せたものを! 110 00:10:52,152 --> 00:10:55,655 それは 私が…。 111 00:10:55,655 --> 00:10:59,826 おおっ 行宗を奪い返してくれるか? 112 00:10:59,826 --> 00:11:01,761 はっ。 113 00:11:01,761 --> 00:11:06,599 者ども! 義経殿に従って 時忠の屋敷に押し寄せよ! 114 00:11:06,599 --> 00:11:12,272 いや… 時忠殿は 話の分かる武将と聞いております。 115 00:11:12,272 --> 00:11:14,274 私一人で参ります。 116 00:11:14,274 --> 00:11:16,276 お待ちください! 117 00:11:16,276 --> 00:11:20,947 若には 行宗様の身代わりになるおつもりか! 118 00:11:20,947 --> 00:11:25,618 なりませぬ! こんなところで無駄死には…。 119 00:11:25,618 --> 00:11:30,123 のけ 正近! 義経の初陣ぞ! 120 00:11:30,123 --> 00:11:32,425 若…! 121 00:11:43,970 --> 00:11:48,441 それは 義経にとって まさに生まれて初めての➡ 122 00:11:48,441 --> 00:11:50,376 平家との対決でした。 123 00:11:50,376 --> 00:11:54,814 (時忠)九郎義経という その名乗りが本物なら…➡ 124 00:11:54,814 --> 00:12:00,153 勝手に鞍馬から逃げたお尋ね者 たとえ火付けと関わりなくとも➡ 125 00:12:00,153 --> 00:12:03,590 無事にこの館から 帰すわけにはいかぬぞ。 126 00:12:03,590 --> 00:12:05,525 分かっております。 127 00:12:05,525 --> 00:12:09,762 では なぜ わざわざ名乗り出た? 128 00:12:09,762 --> 00:12:13,399 時忠様は 平家ご一門の中では➡ 129 00:12:13,399 --> 00:12:17,103 人の苦しみが分かるお人と 聞いております。 130 00:12:17,103 --> 00:12:22,275 今 都は火付け騒ぎ 盗賊の跳梁跋扈によって…➡ 131 00:12:22,275 --> 00:12:24,277 庶民は塗炭の苦しみ。 132 00:12:24,277 --> 00:12:26,946 いずれも その方ら源氏の策略であろう! 133 00:12:26,946 --> 00:12:29,282 特に 叔父御 行家のな! 134 00:12:29,282 --> 00:12:33,620 さればこそ 臆面もなく参上したのでございます。 135 00:12:33,620 --> 00:12:36,956 私の願いを お聞き届けくださるならば➡ 136 00:12:36,956 --> 00:12:41,127 叔父上に 二度と洛内で騒ぎを起こさせませぬ。 137 00:12:41,127 --> 00:12:44,797 その願いとは? 138 00:12:44,797 --> 00:12:49,969 先に捕らえた もう一人の義経を 解き放していただきたい。 139 00:12:49,969 --> 00:12:52,438 ならぬ! そのような願いは聞けぬ! 140 00:12:52,438 --> 00:12:56,643 洛内で騒ぎが続けば 困るのは庶民だけではございますまい。 141 00:12:56,643 --> 00:13:01,914 このままでは 都を取り締まる 平家ご一門に対する不満が➡ 142 00:13:01,914 --> 00:13:04,617 いつ爆発するか分かりませぬ。 143 00:13:06,252 --> 00:13:09,555 (夕花)父上。 うむ。 144 00:13:19,265 --> 00:13:23,970 母上が お客様のおもてなしをするようにと。 145 00:13:25,605 --> 00:13:29,275 ちと わしの声が大きかったかの。 146 00:13:29,275 --> 00:13:33,146 はい。 娘の夕花です。 147 00:13:33,146 --> 00:13:36,049 九郎義経です。 148 00:13:36,049 --> 00:13:40,887 はっ… あの 義朝様のご子息の? 149 00:13:40,887 --> 00:13:43,589 はい。 150 00:13:46,626 --> 00:13:51,297 やがて この夕花姫が 義経の妻となることは➡ 151 00:13:51,297 --> 00:13:54,100 神のみぞ知る定めです。 152 00:13:55,802 --> 00:13:59,305 九郎様の母君 常磐様のお話を➡ 153 00:13:59,305 --> 00:14:02,075 母から よく聞かされております。 154 00:14:02,075 --> 00:14:04,911 母の話とは どのような? 155 00:14:04,911 --> 00:14:09,582 はい。 それは それは お美しい方と。➡ 156 00:14:09,582 --> 00:14:13,086 常磐様は 今 どちらに? 157 00:14:13,086 --> 00:14:18,591 館は焼かれ いずこにおられるのか 分かりません。 158 00:14:18,591 --> 00:14:23,930 これは… 申し訳ないことをお尋ねしました。 159 00:14:23,930 --> 00:14:28,267 いえ…。 160 00:14:28,267 --> 00:14:34,073 そうか… 常磐殿の館も焼かれたか。 161 00:14:34,073 --> 00:14:36,943 九郎殿。 はっ。 162 00:14:36,943 --> 00:14:41,114 相国様のお指図を仰ぐことにする。 163 00:14:41,114 --> 00:14:44,917 おもてなしを頼むぞ 夕花。 164 00:14:53,626 --> 00:14:57,130 ならぬ! 九郎の申し入れをのめば➡ 165 00:14:57,130 --> 00:15:01,000 源氏の残党に 平家が翻弄されたことになろう。 166 00:15:01,000 --> 00:15:06,572 火付けの偽義経ともども 九郎義経も即刻斬れ! 167 00:15:06,572 --> 00:15:10,443 はっ… 九郎もでございますか? 168 00:15:10,443 --> 00:15:15,248 生かしておけば 必ず平家に災いをもたらす。 169 00:15:15,248 --> 00:15:17,250 もはや哀れみは無用じゃ。 170 00:15:17,250 --> 00:15:23,389 しかし 元服間もない若者を恐れ 首をはねたとあっては➡ 171 00:15:23,389 --> 00:15:25,758 平家の名に関わりましょう。 172 00:15:25,758 --> 00:15:28,394 時忠…。 いや➡ 173 00:15:28,394 --> 00:15:32,098 よい手がありますぞ! ん? 174 00:15:32,098 --> 00:15:35,935 まずは 九郎の願いを聞き届け➡ 175 00:15:35,935 --> 00:15:39,806 偽義経に 二度と火付けはせぬことを誓わせます。 176 00:15:39,806 --> 00:15:44,644 そしてその上で 九郎を 叡山の荒法師に斬らせるのです。 177 00:15:44,644 --> 00:15:48,281 叡山の荒法師? 178 00:15:48,281 --> 00:15:50,950 平家は九郎に手を出しません。 179 00:15:50,950 --> 00:15:56,823 ですから 九郎は死んでも 九郎の平家に対する約定は生きています。 180 00:15:56,823 --> 00:15:58,825 ふむ…。 しかも➡ 181 00:15:58,825 --> 00:16:02,061 叡山の法師が 九郎を斬ったとなると➡ 182 00:16:02,061 --> 00:16:08,568 近頃 親密になった 叡山と源氏のつながりに ひびが入ります。 183 00:16:08,568 --> 00:16:12,905 まさに 一石三鳥でございますな。 184 00:16:12,905 --> 00:16:18,077 んん… 都合よく言うことを聞く 荒法師がいるのか? 185 00:16:18,077 --> 00:16:24,784 一人 手前の館に 転がり込んでおります。 186 00:16:29,589 --> 00:16:35,261 (大きなあくび) 187 00:16:35,261 --> 00:16:48,574 ♬~ 188 00:16:52,812 --> 00:16:56,649 もう一人の義経殿は 既に解き放った。 189 00:16:56,649 --> 00:17:01,053 洛内で騒ぎを起こさぬという約束 お忘れあるな。 190 00:17:01,053 --> 00:17:07,360 かたじけない… 義経 命に代えても守ります! 191 00:17:09,729 --> 00:17:14,600 あっ 義経殿… 五条の方から帰るがよい。 192 00:17:14,600 --> 00:17:17,370 裏の雑人門から一本道じゃ。 193 00:17:17,370 --> 00:17:20,907 は? 平家の公達どもが➡ 194 00:17:20,907 --> 00:17:25,778 表門で待ち伏せておるやもしれぬ。 念のためにな。 195 00:17:25,778 --> 00:17:30,583 重ね重ね かたじけない。 196 00:17:37,456 --> 00:17:41,928 (夕花)九郎様! 197 00:17:41,928 --> 00:17:43,863 (義経)夕花殿。 198 00:17:43,863 --> 00:17:46,599 途中 危のうございます。 199 00:17:46,599 --> 00:17:48,935 これを おかむりになれば…➡ 200 00:17:48,935 --> 00:17:52,238 九郎様とは気付かれませぬ。 201 00:17:54,807 --> 00:17:58,611 履物も こちらに代えられた方が…。 202 00:18:02,582 --> 00:18:08,721 なぜ 平家の姫君が 源氏の私に? 203 00:18:08,721 --> 00:18:14,427 女には 源氏も平家もございません。 204 00:18:16,062 --> 00:18:18,097 では。 205 00:18:18,097 --> 00:18:29,909 ♬~ 206 00:18:29,909 --> 00:18:32,745 時忠のわなが待っているとも知らず➡ 207 00:18:32,745 --> 00:18:38,250 義経は 五条の大橋に向かって 歩き始めました。 208 00:18:41,087 --> 00:19:57,296 ♬~