1 00:00:02,202 --> 00:00:40,007 ♬~ 2 00:00:42,643 --> 00:00:47,147 以仁王と源三位頼政が はかなく命を散らせ➡ 3 00:00:47,147 --> 00:00:52,019 清盛に刃向かう者は 都から姿を消しました。 4 00:00:52,019 --> 00:00:59,159 その時 老いてなお 夢を求めてやまぬ この一大権力者の胸を満たしたものは➡ 5 00:00:59,159 --> 00:01:02,863 やはり あの福原でした。 6 00:01:07,968 --> 00:01:11,271 (清盛)よ~し 決めたぞ! 7 00:01:11,271 --> 00:01:14,775 (経盛)兄上 何をご決断なされました? 8 00:01:14,775 --> 00:01:17,110 この福原じゃ! 9 00:01:17,110 --> 00:01:19,613 ここを 新しい都と定める! 10 00:01:19,613 --> 00:01:25,118 ええっ!? この福原を 都に…。 11 00:01:25,118 --> 00:01:29,957 ハハハハハ… 何じゃ その顔は。 12 00:01:29,957 --> 00:01:34,294 この港が出来上がれば 宋との交易は盛んになり➡ 13 00:01:34,294 --> 00:01:37,965 必ずや 未曽有の繁栄を もたらすに違いない。 14 00:01:37,965 --> 00:01:41,802 ここを都とせずして どこを都にする! 15 00:01:41,802 --> 00:01:46,640 そうじゃ。 何もかも新しくするのじゃ! 16 00:01:46,640 --> 00:01:52,312 新しい革袋からは 腐った酒は生まれまい! 17 00:01:52,312 --> 00:01:58,185 それはまさに 老政治家 清盛の執念であり 見果てぬ夢でした。 18 00:01:58,185 --> 00:02:00,120 しかし…。 19 00:02:00,120 --> 00:02:05,592 父上 遷都のこと 何とぞ お考え直しください! 20 00:02:05,592 --> 00:02:08,095 主上も いまだご幼少におわせられ➡ 21 00:02:08,095 --> 00:02:12,265 ここで御所をお移りになるなどは お避けになった方が賢明かと…。 22 00:02:12,265 --> 00:02:14,267 何度言えば分かる! 23 00:02:14,267 --> 00:02:19,406 宋との交易を盛んにすれば 京の都の10倍は栄えるのだぞ! 24 00:02:19,406 --> 00:02:23,944 それは 国を富まし ひいては 民の一人一人を潤すのだ! 25 00:02:23,944 --> 00:02:25,879 (知盛)父上! 26 00:02:25,879 --> 00:02:31,685 400年栄えた京の都を捨て 何もない福原に 新しい都を築くなど…➡ 27 00:02:31,685 --> 00:02:36,123 御所はもとより 洛中洛外 怨嗟の声に満ち満ちております。 28 00:02:36,123 --> 00:02:38,625 言いたい者には言わせておけ! 29 00:02:38,625 --> 00:02:43,296 福原遷都となれば 福原築港に 何かと難色を示しておいでの➡ 30 00:02:43,296 --> 00:02:47,300 後白河の君とて 無視することはできまい。 31 00:02:47,300 --> 00:02:53,940 よいな。 ここで一気に 福原をもり立て 平家の名を 国中にとどろかすのだ! 32 00:02:53,940 --> 00:02:57,144 (二位の尼)あなた。 私は➡ 33 00:02:57,144 --> 00:03:00,747 ここ六波羅に 残らせていただきます。 34 00:03:00,747 --> 00:03:02,683 なぜだ! 35 00:03:02,683 --> 00:03:07,921 私は この都で生まれ この家で 子供たちを育てました。 36 00:03:07,921 --> 00:03:12,759 ですから この家で死にとうございます。 37 00:03:12,759 --> 00:03:15,796 許さぬ! わしと一緒に来るのだ! 38 00:03:15,796 --> 00:03:21,468 でも 私までが 福原に移ってしまっては…➡ 39 00:03:21,468 --> 00:03:25,105 重盛のお墓を 誰が守るのですか? 40 00:03:25,105 --> 00:03:29,276 重盛の墓も やがては福原に移す。 41 00:03:29,276 --> 00:03:34,114 この京という所はな 攻めやすく守り難い地形じゃ。 42 00:03:34,114 --> 00:03:37,784 こんな所に 重盛の墓を 置いていくわけにはいかぬわい! 43 00:03:37,784 --> 00:03:43,290 では その時 私もついてまいりましょう。 44 00:03:43,290 --> 00:03:48,962 それまでは そばにいてやりとうございます。 45 00:03:48,962 --> 00:03:51,264 勝手にせい! 46 00:03:55,135 --> 00:03:58,638 (蓬子)あら お戻りだったんですか? 47 00:03:58,638 --> 00:04:02,375 (麻鳥)蓬子 大変なことを聞いてきたよ。 48 00:04:02,375 --> 00:04:05,579 何です? 大変なこととは。 49 00:04:05,579 --> 00:04:09,249 清盛様が 遷都をお決めになったのだ。 50 00:04:09,249 --> 00:04:12,152 都が 福原に移るのだ。 51 00:04:12,152 --> 00:04:17,958 え? 都が変わるなんて そんなことがあるのですか。 52 00:04:17,958 --> 00:04:20,961 天子様を福原にお移しし➡ 53 00:04:20,961 --> 00:04:26,099 国費をつぎ込んで 福原を 立派な都にしようということらしい。 54 00:04:26,099 --> 00:04:30,403 そんな… 先には 法皇様をお閉じ込めになり➡ 55 00:04:30,403 --> 00:04:33,106 今度は都移しとは…。 56 00:04:33,106 --> 00:04:36,977 まるで 清盛様は 魔物に取りつかれたみたい…。 57 00:04:36,977 --> 00:04:42,115 でもな 世の中を取りしきるお方が 決めたことだ。 58 00:04:42,115 --> 00:04:47,320 私たちは それに従うしかないのだよ。 59 00:04:48,989 --> 00:04:52,759 その福原への遷都は決行されました。 60 00:04:52,759 --> 00:04:55,128 主上の行幸に続き➡ 61 00:04:55,128 --> 00:05:00,634 中宮 貴族たちの牛車も 福原を指して進みます。 62 00:05:06,573 --> 00:05:11,745 (泣き声) 63 00:05:11,745 --> 00:05:17,450 おう よしよし… 家の者と はぐれてしまったのか。 64 00:05:20,453 --> 00:05:22,756 おじさんの家においで。 65 00:05:22,756 --> 00:05:27,260 落ち着いたら お前の身内を捜してやるからの。 66 00:05:27,260 --> 00:05:33,066 親に はぐれた子供たち 打ち捨てられた老人や病人たち。 67 00:05:33,066 --> 00:05:38,605 都移しで つらい目に遭ったのは やはり 一番弱い者たちでした。 68 00:05:38,605 --> 00:05:43,276 そして この混乱が ようやく収まりかけた頃➡ 69 00:05:43,276 --> 00:05:47,781 東国 伊豆の地では…。 70 00:05:47,781 --> 00:06:01,228 ♬~ 71 00:06:01,228 --> 00:06:06,366 娘 政子を 頼朝に いわば強奪された時政でしたが➡ 72 00:06:06,366 --> 00:06:08,435 平家をたたくという大義を前に➡ 73 00:06:08,435 --> 00:06:11,204 そのわだかまりも消えました。 74 00:06:11,204 --> 00:06:13,240 (頼朝)今より 箱根を越え➡ 75 00:06:13,240 --> 00:06:17,577 三浦一族や東国の源氏を 我が旗のもとに集める! 76 00:06:17,577 --> 00:06:22,382 (時政) しかる後 東国の平家を一気にたたく! 77 00:06:22,382 --> 00:06:26,086 まず関東を 源氏の国とするのだ。 78 00:06:26,086 --> 00:06:30,957 さあ ご一同 佐殿 御旗揚げの勝ちどきじゃ! 79 00:06:30,957 --> 00:06:34,594 (一同)エイ エイ オ~!➡ 80 00:06:34,594 --> 00:06:38,398 エイ エイ オ~! 81 00:06:38,398 --> 00:06:44,938 しかし 頼朝旗揚げの報に 関東の平家は 迅速に動きました。 82 00:06:44,938 --> 00:06:49,609 まず 相模の大庭景親が 大軍をもって東から➡ 83 00:06:49,609 --> 00:06:54,414 伊豆の伊東祐親の軍が 背後から 頼朝に迫ったのです。 84 00:06:54,414 --> 00:06:57,617 箱根越えを断念した頼朝軍は➡ 85 00:06:57,617 --> 00:07:02,322 石橋山に慌ただしく陣をしくのが やっとでした。 86 00:07:04,357 --> 00:07:08,228 三浦は… 三浦は まだ来ぬか? 87 00:07:08,228 --> 00:07:12,232 大庭の軍勢に阻まれて来れぬのであろう。 88 00:07:20,573 --> 00:07:22,509 不吉な。 89 00:07:22,509 --> 00:07:24,711 殿! 90 00:07:27,247 --> 00:07:29,182 一陣が破られました…。 91 00:07:29,182 --> 00:07:32,919 本陣に 敵が迫っております! 92 00:07:32,919 --> 00:07:37,924 来たか! 殿をお守りしろ! 殿を! 93 00:07:39,592 --> 00:07:51,104 ♬~ 94 00:07:51,104 --> 00:07:54,107 佐殿 見参! 95 00:07:56,276 --> 00:08:00,580 (斬り合う音) 96 00:08:02,882 --> 00:08:07,721 (斬り合う音) 97 00:08:07,721 --> 00:08:09,923 うわ~! 98 00:08:12,592 --> 00:08:14,594 ううっ… うわ~! 99 00:08:14,594 --> 00:08:16,730 (斬る音) 100 00:08:16,730 --> 00:08:19,232 (定綱)殿~! 101 00:08:19,232 --> 00:08:21,735 (政子)あっ…。 102 00:08:21,735 --> 00:08:24,571 ⚟御免! 103 00:08:24,571 --> 00:08:26,506 文覚様!? 104 00:08:26,506 --> 00:08:29,442 この時 文覚は伊豆にいます。 105 00:08:29,442 --> 00:08:33,913 頼朝の旗揚げを 自分の目で しかと見るためでした。 106 00:08:33,913 --> 00:08:38,585 頼朝殿が 石橋山で敗れたそうじゃ。 107 00:08:38,585 --> 00:08:42,255 えっ! して 頼朝様は? 108 00:08:42,255 --> 00:08:44,591 父上 兄上たちは? 109 00:08:44,591 --> 00:08:50,263 頼朝殿 時政殿 義時殿の生死は分からぬ。 110 00:08:50,263 --> 00:08:54,267 しかし 宗時殿は討ち死にと。 111 00:08:54,267 --> 00:08:56,269 兄上が! 112 00:09:03,910 --> 00:09:08,214 う~ん。 ああ…。 113 00:09:10,583 --> 00:09:13,386 (ささが揺れる音) 114 00:09:16,890 --> 00:09:19,793 (頼朝)おお 定綱か。 115 00:09:19,793 --> 00:09:24,631 殿! ご無事で! (頼朝)ああ。 116 00:09:24,631 --> 00:09:26,633 定綱。 117 00:09:31,905 --> 00:09:34,908 殿…。 118 00:09:43,082 --> 00:09:45,985 ん? 119 00:09:45,985 --> 00:09:49,489 殿 誰か来ます。 120 00:09:56,930 --> 00:10:02,101 おお あの洞に しばらく潜もうぞ。 121 00:10:02,101 --> 00:10:04,104 はっ。 122 00:10:09,776 --> 00:10:16,483 (ひづめの音) 123 00:10:19,285 --> 00:10:21,621 (景親)くまなく捜せ! 124 00:10:21,621 --> 00:10:25,959 佐殿は まだこの山に潜んでおるぞ。 (2人)はっ! 125 00:10:25,959 --> 00:10:29,629 ん? あれなる洞を調べよ! 126 00:10:29,629 --> 00:10:31,631 (2人)はっ! 127 00:10:36,302 --> 00:10:38,238 ⚟(ひづめの音) 128 00:10:38,238 --> 00:10:41,174 (景時)おお これは大庭殿。 129 00:10:41,174 --> 00:10:43,810 おお 梶原殿か。 130 00:10:43,810 --> 00:10:45,845 佐殿は見つかりましたかな? 131 00:10:45,845 --> 00:10:48,681 とんと どこへ潜んだものか…。 132 00:10:48,681 --> 00:10:51,451 今 そこの洞を調べるところじゃ。 133 00:10:51,451 --> 00:10:55,655 おお 深そうな洞じゃ。 うん 拙者が調べ申そう。 134 00:10:57,991 --> 00:11:00,960 もはや… これまでか。 135 00:11:00,960 --> 00:11:24,417 ♬~ 136 00:11:24,417 --> 00:11:28,955 ん? いかがなされた。 何かご不審か! 137 00:11:28,955 --> 00:11:35,828 い… いや ほれ このとおり ねずみ一匹おらんな。 138 00:11:35,828 --> 00:11:38,665 お前たちも 一応調べよ! 139 00:11:38,665 --> 00:11:40,667 待て! 140 00:11:40,667 --> 00:11:44,437 この梶原景時の言葉を 信じられぬと仰せか! 141 00:11:44,437 --> 00:11:48,308 いや… 念には念をのことでござる。 142 00:11:48,308 --> 00:11:50,243 念には及ばず! 143 00:11:50,243 --> 00:11:52,178 梶原景時も武士。 144 00:11:52,178 --> 00:11:56,649 拙者の言葉を疑うのなら それなりの覚悟はござろうな! 145 00:11:56,649 --> 00:12:00,620 そんな むきにならずとも…。 146 00:12:00,620 --> 00:12:05,325 もうよい 行くぞ! (いななき) 147 00:12:14,133 --> 00:12:21,608 殿! あの梶原と申す平家の侍… わざと我々を見逃しましたぞ。 148 00:12:21,608 --> 00:12:28,381 ああ。 あの者 わしに恩を売ったのだ。 149 00:12:28,381 --> 00:12:31,884 他日の果報を預けたのだ。 150 00:12:40,627 --> 00:12:44,130 (定綱)殿! 151 00:12:44,130 --> 00:12:47,033 舟を手に入れました。 さあ 早く。 152 00:12:47,033 --> 00:12:49,035 うん。 153 00:13:04,450 --> 00:13:06,452 政子! 154 00:13:06,452 --> 00:13:08,454 文覚殿? 155 00:13:08,454 --> 00:13:12,191 頼朝様! ご無事でしたか。 156 00:13:12,191 --> 00:13:16,763 そなた… どうして ここに!? 157 00:13:16,763 --> 00:13:19,399 その身重の体で…。 158 00:13:19,399 --> 00:13:23,603 どうしても 殿のご無事を 確かめたかったのでございます。 159 00:13:23,603 --> 00:13:25,538 この子のためにも。 160 00:13:25,538 --> 00:13:32,312 無事ならば この真鶴の浜より きっと三浦を目指されると推察したが…。 161 00:13:32,312 --> 00:13:36,282 頼朝殿に会えてよかったの。 はい! 162 00:13:36,282 --> 00:13:42,622 しかし 平家の兵にでも見つかったら ただでは済まぬのだぞ! 163 00:13:42,622 --> 00:13:51,331 あなたには お旗揚げが大切でも 女の身には 恋こそ全てでございます。 164 00:13:51,331 --> 00:13:55,134 殿! そろそろ舟に。 165 00:14:02,742 --> 00:14:08,548 政子… しばらくは この世に わしのあることを忘れてくれ。 166 00:14:08,548 --> 00:14:10,616 頼朝様! 167 00:14:10,616 --> 00:14:14,921 今の私は 恋などに構ってはおられぬ! 168 00:14:19,092 --> 00:14:23,596 ええ… ええ 忘れます! 169 00:14:23,596 --> 00:14:30,269 あなた様は この海の水よりも冷たいお人です。 170 00:14:30,269 --> 00:14:34,107 よく分かりました! 171 00:14:34,107 --> 00:14:38,945 (泣き声) 172 00:14:38,945 --> 00:14:47,286 政子殿… 頼朝殿は もはや そなた一人のものではなくなったのじゃ。 173 00:14:47,286 --> 00:14:51,157 平家の横暴に苦しむ 全ての者たちにとって➡ 174 00:14:51,157 --> 00:14:56,629 今 頼朝殿は ただ一つの光明なのじゃ。 175 00:14:56,629 --> 00:15:02,935 それが 時の流れと わしは思うておりますぞ。 176 00:15:05,438 --> 00:15:11,744 こうして 頼朝は 相模の海に 運命を委ねました。 177 00:15:11,744 --> 00:15:15,748 さて 同じ頃 木曽では…。 178 00:15:24,757 --> 00:15:28,628 いよいよ 平家を倒すため 立ち上がる時が来た!➡ 179 00:15:28,628 --> 00:15:33,766 聞けば 伊豆の頼朝殿も 旗揚げされたという。 180 00:15:33,766 --> 00:15:38,104 頼朝殿は頼朝殿で 存分にやるがいい。 181 00:15:38,104 --> 00:15:43,910 義仲は義仲で 信濃 越中 加賀を 斬り取って 都へ上る! 182 00:15:43,910 --> 00:15:45,845 (一同)お~! 183 00:15:45,845 --> 00:15:49,282 頼朝殿との対面は 都の真ん中でしようぞ! 184 00:15:49,282 --> 00:15:51,284 (一同)お~! 185 00:15:58,424 --> 00:16:01,894 殿 いよいよでございますね。 186 00:16:01,894 --> 00:16:05,364 うん。 しばらく 戦場が我が家じゃ。 187 00:16:05,364 --> 00:16:11,170 殿。 思えば早いものでございます。 188 00:16:11,170 --> 00:16:13,105 何がじゃ? 189 00:16:13,105 --> 00:16:18,911 殿が ご元服あそばしたのが つい昨日のように思い出されます。 190 00:16:18,911 --> 00:16:20,847 うむ…。 191 00:16:20,847 --> 00:16:26,786 幼い頃から 義仲と巴は 実のきょうだいとして育ったのです。 192 00:16:26,786 --> 00:16:32,258 義仲 元服のその日まで…。 193 00:16:32,258 --> 00:16:36,762 (兼遠)うむ… よき武者ぶりじゃ。➡ 194 00:16:36,762 --> 00:16:40,399 これより 木曽次郎義仲と 名乗られるがよい。 195 00:16:40,399 --> 00:16:44,770 はい。 父上 ありがとうございます。 196 00:16:44,770 --> 00:16:48,941 義仲… いや 義仲様。 197 00:16:48,941 --> 00:16:50,977 はっ…? 198 00:16:50,977 --> 00:16:55,615 実は あなた様は 私の本当の息子ではありませぬ。 199 00:16:55,615 --> 00:16:59,285 ち… 父上!? 何とおっしゃった! 200 00:16:59,285 --> 00:17:04,724 あなた様の本当の父は 帯刀先生義賢様。 201 00:17:04,724 --> 00:17:06,659 義賢…。 202 00:17:06,659 --> 00:17:10,530 (兼遠)先の平治の乱で命を落とされた 源氏の棟梁…➡ 203 00:17:10,530 --> 00:17:14,901 義朝様のご舎弟にあたられる方です。 204 00:17:14,901 --> 00:17:18,371 義仲様は 源氏の御曹司。 205 00:17:18,371 --> 00:17:22,909 我が一族 これより 生きるも死ぬるも➡ 206 00:17:22,909 --> 00:17:27,079 義仲様の行く所 地の果てまでもお供いたします! 207 00:17:27,079 --> 00:17:31,250 私が 源氏の御曹司…。 208 00:17:31,250 --> 00:17:38,257 兄への憧憬の念は そのまま 夫への強い愛となって…。 209 00:17:41,594 --> 00:17:44,597 今も 巴の中に生きているのです。 210 00:17:46,465 --> 00:17:50,102 (義高)父上! 211 00:17:50,102 --> 00:17:52,038 私も お供を! 212 00:17:52,038 --> 00:17:57,610 ハハハハハ… さすが義仲の子じゃ。 血が騒ぐか。 213 00:17:57,610 --> 00:17:59,545 義高。 はい。 214 00:17:59,545 --> 00:18:04,417 私こそ 殿と一緒に出陣したいのに こたびは許されませぬ。 215 00:18:04,417 --> 00:18:07,720 幼いあなたは我慢なさい。 216 00:18:07,720 --> 00:18:09,722 はい…。 217 00:18:11,357 --> 00:18:14,560 ハッ! 出陣! 218 00:18:20,366 --> 00:18:24,236 殿! ご武運長久を! 219 00:18:24,236 --> 00:18:28,074 義仲は 旗揚げ第1戦の相手として➡ 220 00:18:28,074 --> 00:18:32,578 信濃の平家党 笠原頼直を攻めます。 221 00:18:32,578 --> 00:18:35,614 そして 木曽に義仲ありと➡ 222 00:18:35,614 --> 00:18:40,252 その名が 都に響き渡ることになるのです。 223 00:18:40,252 --> 00:19:57,263 ♬~