1 00:00:02,202 --> 00:00:39,206 ♬~ 2 00:00:41,441 --> 00:00:44,311 平家打倒の旗揚げをした木曽義仲は➡ 3 00:00:44,311 --> 00:00:49,182 まず信濃の平家党 笠原頼直に その矛先を向けます。 4 00:00:49,182 --> 00:00:51,685 (いななき) 5 00:00:53,453 --> 00:00:57,824 突っ込め! 頼直ら信濃の平家を蹴散らすのだ! 6 00:00:57,824 --> 00:01:00,394 木曽の小わっぱを生かして帰すな! 7 00:01:00,394 --> 00:01:03,931 長年の平家のご恩に報いるのは 今ぞ! 8 00:01:03,931 --> 00:01:06,934 (いななき) (一同)お~! 9 00:01:14,575 --> 00:01:22,616 (斬り合う音) 10 00:01:22,616 --> 00:01:24,551 (斬る音) 11 00:01:24,551 --> 00:01:26,486 (斬り合う音) 12 00:01:26,486 --> 00:01:28,488 (斬る音) 13 00:01:31,291 --> 00:01:33,226 見事じゃ。 14 00:01:33,226 --> 00:01:36,630 義仲殿 見参! 15 00:01:36,630 --> 00:01:38,966 (義仲)こしゃくな! 16 00:01:38,966 --> 00:01:41,301 うう~! くっ くっ…。 17 00:01:41,301 --> 00:01:43,236 (刀音) 18 00:01:43,236 --> 00:01:47,441 待て! 待て! 19 00:01:47,441 --> 00:02:00,754 ♬~ 20 00:02:00,754 --> 00:02:03,657 しまった…! 21 00:02:03,657 --> 00:02:05,659 (いななき) 22 00:02:07,527 --> 00:02:10,831 (葵)殿! ご助勢つかまつる。 23 00:02:13,333 --> 00:02:16,269 うっ…! (いななき) 24 00:02:16,269 --> 00:02:18,271 おのれ! 25 00:02:18,271 --> 00:02:20,774 うわ~! わあ~! 26 00:02:26,279 --> 00:02:29,583 しっかりせい! ああ…。 27 00:02:40,627 --> 00:02:45,132 女武者!? その方の名は? 28 00:02:45,132 --> 00:02:47,968 葵と申します。 29 00:02:47,968 --> 00:02:50,003 葵とな。 30 00:02:50,003 --> 00:02:54,441 この度の戦で お味方をつかまつりました➡ 31 00:02:54,441 --> 00:03:00,580 栗田寺別当 範覚の娘にございます。 32 00:03:00,580 --> 00:03:03,483 あっ ああ… うっ…。 33 00:03:03,483 --> 00:03:07,354 駄目だ。 ここで抜いたら血が止まらぬ。 34 00:03:07,354 --> 00:03:09,556 わしが手当てしてやる。 35 00:03:13,093 --> 00:03:17,264 合戦は義仲軍の大勝利に終わりました。 36 00:03:17,264 --> 00:03:21,134 そして この時より 義仲の傍らには➡ 37 00:03:21,134 --> 00:03:24,938 美しい女武者 葵の姿が常にありました。 38 00:03:24,938 --> 00:03:28,608 殿! 葵! 39 00:03:28,608 --> 00:03:30,544 (斬る音) 40 00:03:30,544 --> 00:03:33,413 戦場でも➡ 41 00:03:33,413 --> 00:03:37,284 そして 寝所でも。 42 00:03:37,284 --> 00:03:41,121 殿。 ん? 43 00:03:41,121 --> 00:03:45,992 葵は 義仲様の何でございます? 44 00:03:45,992 --> 00:03:52,132 フフフ 頼りになる戦仲間じゃ。 45 00:03:52,132 --> 00:03:56,937 それに 義仲の想い人でもある。 46 00:03:59,639 --> 00:04:06,246 葵は 戦にも恋にも 命を懸けております。 47 00:04:06,246 --> 00:04:10,750 ご覚悟なさりませ。 ホホホホ…。 48 00:04:12,385 --> 00:04:16,089 フフフ かわいいやつ。 49 00:04:17,924 --> 00:04:20,260 (巴)義高。 (義高)はい! 50 00:04:20,260 --> 00:04:23,930 父上は戦場で 命を懸けて戦っておられます。 51 00:04:23,930 --> 00:04:26,266 はい。 我らも➡ 52 00:04:26,266 --> 00:04:29,269 日頃の稽古を怠ってはなりませぬ。 53 00:04:29,269 --> 00:04:32,405 さっ 打ちかかってまいれ! 54 00:04:32,405 --> 00:04:34,341 おう! 55 00:04:34,341 --> 00:04:36,943 たあ~! 56 00:04:36,943 --> 00:04:38,879 とう! うっ…。 57 00:04:38,879 --> 00:04:41,281 ま… 参りました 母上! 58 00:04:41,281 --> 00:04:44,284 義高! 戦場で「参った」はありません! 59 00:04:44,284 --> 00:04:48,054 それは死ぬことですぞ! 60 00:04:48,054 --> 00:04:51,992 さっ 得物を拾って もう一度! 61 00:04:51,992 --> 00:04:53,994 はい! 62 00:04:53,994 --> 00:04:58,698 (清盛)何!? 頼朝は 石橋山で死んでおらぬと? 63 00:04:58,698 --> 00:05:02,903 (時忠)はい 大庭景親からの知らせによりますと➡ 64 00:05:02,903 --> 00:05:07,073 三浦義明や千葉介常胤を味方につけ➡ 65 00:05:07,073 --> 00:05:11,578 鎌倉で関東の源氏を集めておると。 66 00:05:11,578 --> 00:05:15,248 むう…。 頼朝を許し➡ 67 00:05:15,248 --> 00:05:19,920 伊豆の地に 20年も放っておいたのは わしじゃ。 68 00:05:19,920 --> 00:05:22,389 思えば あの時…。 69 00:05:22,389 --> 00:05:25,258  回想  出家の身ゆえ申すのではありませぬが➡ 70 00:05:25,258 --> 00:05:27,928 ここで慈悲の心を持つことが➡ 71 00:05:27,928 --> 00:05:32,098 後の世の因果に関わります 清盛殿。➡ 72 00:05:32,098 --> 00:05:35,402 平家の永世繁栄を願うならば➡ 73 00:05:35,402 --> 00:05:39,773 どうぞ その子らを生かしてやってたもれ。 74 00:05:39,773 --> 00:05:43,577 これ このとおりじゃ。 75 00:05:45,412 --> 00:05:48,315  心の声 とんだ慈悲の心であったか。 76 00:05:48,315 --> 00:05:51,117 (宗盛)それに 父上。 何だ? 77 00:05:51,117 --> 00:05:54,788 もう一つ 木曽でございますが。 78 00:05:54,788 --> 00:05:58,124 放っておけ! 頼朝の討伐が先決じゃ。 79 00:05:58,124 --> 00:06:04,898 頼朝を討てば 平家の力に恐れをなし 木曽の謀反など 立ち消えてしまうわ! 80 00:06:04,898 --> 00:06:06,833 はっ! 81 00:06:06,833 --> 00:06:12,539 ともかく これ以上 頼朝に 勝手なまねをさせておくわけにはいかん! 82 00:06:16,376 --> 00:06:20,180 (義時)御台所様のお着きでございま~す! 83 00:06:38,598 --> 00:06:44,104 (政子)殿。 お迎えをいただいて夢かと思いました。 84 00:06:44,104 --> 00:06:48,408 (頼朝)政子… 待ちかねていた。 85 00:06:48,408 --> 00:06:50,777 よう無事で。 86 00:06:50,777 --> 00:06:53,813 はい。 87 00:06:53,813 --> 00:06:56,950 やっと2人だけになれました。 88 00:06:56,950 --> 00:07:00,353 苦労をかけたのう。 89 00:07:00,353 --> 00:07:05,225 お会いしたい一心で 秋戸ノ郷から飛んでまいりました。 90 00:07:05,225 --> 00:07:10,563 聞いたぞ… 腹の子が流れたと。 91 00:07:10,563 --> 00:07:13,366 申し訳ございません…。 92 00:07:13,366 --> 00:07:20,140 全て わしの咎だ。 そちに無理をさせたからな。 93 00:07:20,140 --> 00:07:23,910 政子。 はい。 94 00:07:23,910 --> 00:07:27,247 明日 出陣する。 95 00:07:27,247 --> 00:07:32,118 えっ… またすぐお別れなのですか? 96 00:07:32,118 --> 00:07:34,587 うむ。 97 00:07:34,587 --> 00:07:39,392 許してくれ まだまだ戦は続く…。 98 00:07:39,392 --> 00:07:42,095 源氏は産声を上げたばかりじゃ。 99 00:07:42,095 --> 00:07:48,401 きっと平家は 私を討つために 大軍を差し向けるに違いないのだ。 100 00:07:48,401 --> 00:07:56,943 あなた 私のことなどに構わず 存分にお力をお振るいください。 101 00:07:56,943 --> 00:08:01,781 政子は もう あなたに恨み言は申しませぬ。 102 00:08:01,781 --> 00:08:07,554 御台所としての役目を 立派に やり遂げる覚悟でございます。 103 00:08:07,554 --> 00:08:10,590 政子…。 104 00:08:10,590 --> 00:08:19,165 清盛は 治承4年 西暦1180年9月 頼朝追討の大号令を発します。 105 00:08:19,165 --> 00:08:23,903 平 維盛を大将に 副将には平 忠度を任じ➡ 106 00:08:23,903 --> 00:08:27,107 大軍2万が東へ下ります。 107 00:08:31,578 --> 00:08:34,247 実盛。 (実盛)はっ。 108 00:08:34,247 --> 00:08:36,916 (宗盛)そちは 東国へ帰らぬのか? 109 00:08:36,916 --> 00:08:41,755 これは… いきなり何を仰せでござります? 110 00:08:41,755 --> 00:08:43,790 東国では頼朝のもと➡ 111 00:08:43,790 --> 00:08:46,926 続々と源氏が はせ参じているというぞ。 112 00:08:46,926 --> 00:08:49,262 頼朝の父 義朝殿は➡ 113 00:08:49,262 --> 00:08:54,100 そちの元のあるじではないか。 はっ。 しかし…。 114 00:08:54,100 --> 00:08:58,271 遠慮はいらぬ。 元源氏の血が立ち騒ぐのを➡ 115 00:08:58,271 --> 00:09:01,875 無理に抑えていられては わしも つらい。 116 00:09:01,875 --> 00:09:04,544 いずれ たもとを分かつものならば…。 117 00:09:04,544 --> 00:09:09,048 殿! これは 情けなきお言葉。 118 00:09:09,048 --> 00:09:14,220 それがしには 源氏も平家もござりませぬ。 119 00:09:14,220 --> 00:09:16,923 情けない…。 120 00:09:18,725 --> 00:09:24,898 殿にお仕えして20年… つつがなく過ごせた この年月を➡ 121 00:09:24,898 --> 00:09:28,568 何よりも大切に思う それがしでござります。 122 00:09:28,568 --> 00:09:33,072 たとえ 凡夫よ不忠者よと罵られても➡ 123 00:09:33,072 --> 00:09:35,575 迷いはござりませぬ! 124 00:09:35,575 --> 00:09:38,244 分かった 実盛。 125 00:09:38,244 --> 00:09:41,581 ならば改めて頼みがある。 126 00:09:41,581 --> 00:09:44,918 聞いてくれるか? 何なりと。 127 00:09:44,918 --> 00:09:50,256 この度 維盛を大将 忠度殿を副将として➡ 128 00:09:50,256 --> 00:09:54,761 頼朝討伐の兵を 東国へ向けることになった。 129 00:09:54,761 --> 00:09:57,263 その方は もともと坂東の者➡ 130 00:09:57,263 --> 00:10:01,101 わしに代わって 若き者どもの助けをしてくれぬか。 131 00:10:01,101 --> 00:10:04,604 はっ。 しかし…。 132 00:10:04,604 --> 00:10:07,640 (宗盛)どうした。 気が向かぬのか? 133 00:10:07,640 --> 00:10:14,948 いえ… この戦は時を得ておりませぬ。 何と!? 134 00:10:14,948 --> 00:10:20,420 第一 街道一円は大凶作 飢えた民でいっぱいでございます。 135 00:10:20,420 --> 00:10:24,624 とても兵糧の調達は無理かと。 136 00:10:24,624 --> 00:10:26,659 今更 作戦は変えられぬ。 137 00:10:26,659 --> 00:10:30,130 相模の大庭 伊豆の伊東 両軍に➡ 138 00:10:30,130 --> 00:10:34,000 頼朝の背後をつかせることまで 決まっておるのじゃ。しかし…。 139 00:10:34,000 --> 00:10:38,805 何はともあれ 維盛たちと行動を共にしてくれ。 140 00:10:38,805 --> 00:10:42,675 頼む このとおりだ。 141 00:10:42,675 --> 00:10:45,378 かしこまりました。 142 00:10:49,315 --> 00:10:51,818 (麻丸 円)お帰りなさい。 (麻鳥)うん。 143 00:10:51,818 --> 00:10:55,455 (蓬子)あなた また大きな戦が始まるのですか? 144 00:10:55,455 --> 00:10:58,658 いや 保元や平治の戦のように➡ 145 00:10:58,658 --> 00:11:00,927 都が合戦の場となるわけではない。 146 00:11:00,927 --> 00:11:02,862 大丈夫だよ。 147 00:11:02,862 --> 00:11:06,733 本当に そうでしょうか? 本当に そうでしょうか? 148 00:11:06,733 --> 00:11:10,236 アハハ! 大丈夫 大丈夫。 149 00:11:11,938 --> 00:11:15,608 (麻丸)ほら見ろ 戦なんかあるもんか! 150 00:11:15,608 --> 00:11:18,511 これ 麻丸 どこへ行くんです!➡ 151 00:11:18,511 --> 00:11:20,780 またケンカなどするのでは ありませんよ! 152 00:11:20,780 --> 00:11:23,283 ヘヘッ! 153 00:11:23,283 --> 00:11:29,789 神様… どうぞ この都で戦が起こりませんように。 154 00:11:29,789 --> 00:11:33,493 もう戦は こりごりでございます。 155 00:11:38,965 --> 00:11:41,301 治承4年10月➡ 156 00:11:41,301 --> 00:11:43,236 平家軍2万の先ぽうは➡ 157 00:11:43,236 --> 00:11:48,041 富士川を挟んで 頼朝軍の6,000と対じしました。 158 00:11:54,814 --> 00:12:00,587 (頼朝)よいか この合戦の勝敗は お前たちが握っている。 159 00:12:00,587 --> 00:12:03,389 維盛の本軍が到着する前に➡ 160 00:12:03,389 --> 00:12:09,596 相模の大庭 伊豆の伊東を倒すのだ。 よいな。 161 00:12:11,130 --> 00:12:13,132 行け! 162 00:12:19,405 --> 00:12:54,641 ♬~(雅楽) 163 00:12:54,641 --> 00:12:59,445 (笑い声) 164 00:12:59,445 --> 00:13:03,916 (維盛) ん? おう 実盛殿ではないか。➡ 165 00:13:03,916 --> 00:13:08,121 鎧など脱ぎ こちらに来て くつろぐがよい。 166 00:13:13,259 --> 00:13:17,130 御大将に申し上げます。 何じゃ? 167 00:13:17,130 --> 00:13:22,602 速やかに 先ぽう隊を引き揚げて 陣立てをお直しください。 168 00:13:22,602 --> 00:13:26,105 何!? 先ぽう隊を引き揚げろだと! はい。 169 00:13:26,105 --> 00:13:29,942 (忠清)フハハハハ…! 170 00:13:29,942 --> 00:13:32,612 弱気なご老人よ! 171 00:13:32,612 --> 00:13:38,951 我ら2万のお味方に 相模の大庭 伊豆の伊東が呼応すれば➡ 172 00:13:38,951 --> 00:13:42,822 頼朝に勝ち目はござらぬわい! 173 00:13:42,822 --> 00:13:48,127 その大庭 伊東 両軍とも 既に敗れましたぞ! 174 00:13:48,127 --> 00:13:50,063 (忠度)まことか!? 175 00:13:50,063 --> 00:13:53,933 手負いの者の急な知らせにより 探りを入れましたところ➡ 176 00:13:53,933 --> 00:13:58,771 大庭 伊東殿 共に 頼朝軍に捕らえられたと。 177 00:13:58,771 --> 00:14:00,773 (忠清)実盛殿! 178 00:14:00,773 --> 00:14:04,577 お主は頼朝の回し者か! 何!? 179 00:14:04,577 --> 00:14:09,449 聞けば そなたは 元義朝の家臣とか。 180 00:14:09,449 --> 00:14:14,087 味方を混乱させるための 流言飛語と取られても➡ 181 00:14:14,087 --> 00:14:16,756 しかたござらぬぞ! 182 00:14:16,756 --> 00:14:21,094 おもとが しかと確かめられたのか? 183 00:14:21,094 --> 00:14:25,398 いや 手の者が見届けてまいりました。 184 00:14:25,398 --> 00:14:31,771 フハハハ。 それは その者が おおかた 影におびえて逃げ帰ったものでござろう。 185 00:14:31,771 --> 00:14:34,607 うん。 こよいは 月もない 闇夜じゃからのう。 186 00:14:34,607 --> 00:14:37,110 (忠度)お待ちくだされ。 187 00:14:37,110 --> 00:14:39,145 その者の話を聞きたいが? 188 00:14:39,145 --> 00:14:44,283 それが… 初めての戦場に恐れをなしたものか➡ 189 00:14:44,283 --> 00:14:46,953 姿を消しましてござりまする。 190 00:14:46,953 --> 00:14:52,425 (笑い声) 191 00:14:52,425 --> 00:14:56,129 忠清殿の申すとおり 口から出任せを並べ立てて➡ 192 00:14:56,129 --> 00:14:58,164 逃げ出したもののようじゃ。➡ 193 00:14:58,164 --> 00:15:02,368 我らは このまま富士川まで進み 頼朝を討つ! 194 00:15:02,368 --> 00:15:04,303 (一同)お~! 195 00:15:04,303 --> 00:15:07,206 取り越し苦労じゃ。 実盛殿。 196 00:15:07,206 --> 00:15:11,077 しかし…。 (忠清)戦のことは我らに任せ➡ 197 00:15:11,077 --> 00:15:15,915 早くお休みなされ お年もお年でござろうに。 198 00:15:15,915 --> 00:15:18,951 元源氏の武者殿! 199 00:15:18,951 --> 00:15:23,790 (笑い声) 200 00:15:23,790 --> 00:15:38,271 ♬~ 201 00:15:38,271 --> 00:15:43,142 その足で 実盛は老骨にムチ打って 福原を目指します。 202 00:15:43,142 --> 00:15:48,815 何としても手を打たねばならないと 考えたからです。 203 00:15:48,815 --> 00:15:51,417 何! 実盛が帰ってきた!? 204 00:15:51,417 --> 00:15:54,120 はっ! 早馬にて。 205 00:15:54,120 --> 00:15:56,622 ここに呼べ! 206 00:15:56,622 --> 00:15:59,425 ⚟(実盛)宗盛様! 207 00:16:03,229 --> 00:16:05,164 どうした 実盛! 208 00:16:05,164 --> 00:16:07,900 戦の最中の陣抜けは打ち首ぞ! 209 00:16:07,900 --> 00:16:14,240 宗盛様 このままでは お味方は 総崩れでございます! 210 00:16:14,240 --> 00:16:16,909 まだ合戦もせぬうちから何を言いだす! 211 00:16:16,909 --> 00:16:19,946 既に大庭 伊東が 敗れました! 212 00:16:19,946 --> 00:16:23,382 ま… まことか!? 213 00:16:23,382 --> 00:16:27,920 この実盛めに 5,000の兵を賜りませ! 214 00:16:27,920 --> 00:16:31,791 これから取って返し 頼朝の陣の背後をつきます! 215 00:16:31,791 --> 00:16:34,594 一刻も早く戻らねば お味方は…。 216 00:16:34,594 --> 00:16:37,930 宗盛一人では決められぬ。 217 00:16:37,930 --> 00:16:39,866 相国様に申し上げてみる。 218 00:16:39,866 --> 00:16:41,801 ははっ! 219 00:16:41,801 --> 00:16:43,803 大庭 伊東が敗れたなど➡ 220 00:16:43,803 --> 00:16:47,640 維盛や侍大将の忠清からは 知らせてこぬぞ。 221 00:16:47,640 --> 00:16:51,410 (宗盛) しかし 実盛の言葉に うそはないと。 222 00:16:51,410 --> 00:16:53,779 斎藤実盛と申すは➡ 223 00:16:53,779 --> 00:16:57,416 元 源 義朝の家臣でござろう…。 224 00:16:57,416 --> 00:17:02,889 そのような武者の言葉 信じてよいものか? 225 00:17:02,889 --> 00:17:12,365 ♬~ 226 00:17:12,365 --> 00:17:16,869 結論が出ぬまま 数日が無駄に流れました。 227 00:17:21,908 --> 00:17:27,246 ♬~(雅楽) 228 00:17:27,246 --> 00:17:34,754 (定綱)殿。 さすが平家の公達… 戦場にも管弦を欠かさぬとは➡ 229 00:17:34,754 --> 00:17:36,689 恐れ入りましたな。 230 00:17:36,689 --> 00:17:39,091 ハハハハ…。 231 00:17:39,091 --> 00:17:45,398 相模の大庭も伊豆の伊東も 降伏したのを まだ知らぬようじゃな。 232 00:17:45,398 --> 00:17:48,935 (時政)戦に目が利く者が おらぬのでござろう。 233 00:17:48,935 --> 00:17:53,406 フフフ。 まだか? 定綱。 234 00:17:53,406 --> 00:17:57,410 (定綱)殿! あれを。 235 00:18:05,551 --> 00:18:12,224 よし! 先ぽうが川を渡ったぞ。 合図じゃ! 236 00:18:12,224 --> 00:18:14,226 はっ! 237 00:18:14,226 --> 00:18:30,576 ♬~ 238 00:18:30,576 --> 00:18:35,748 戦闘開始の矢合わせもせずに 頼朝軍は動きました。 239 00:18:35,748 --> 00:18:41,087 迎え撃つ維盛軍は…。 240 00:18:41,087 --> 00:19:57,296 ♬~