1 00:00:02,202 --> 00:00:39,406 ♬~ 2 00:00:42,009 --> 00:00:45,746 源氏の一ノ谷攻めと 時を同じくして➡ 3 00:00:45,746 --> 00:00:50,317 後白河法皇は 平家に和議の密使を差し向けます。 4 00:00:50,317 --> 00:00:54,821 それは 表向きは あくまでも平家を油断させ➡ 5 00:00:54,821 --> 00:00:59,526 源氏の作戦を助けるという 名目だったのですが…。 6 00:01:03,931 --> 00:01:05,866 和議? 7 00:01:05,866 --> 00:01:09,803 院は 平家に和議を申し入れられるのですか? 8 00:01:09,803 --> 00:01:16,643 そうじゃ。 平家をだまして油断させ 我ら源氏に 勝ちをもたらすためじゃ。 9 00:01:16,643 --> 00:01:20,280 (景時)まことにありがたい おぼし召しではないか。 10 00:01:20,280 --> 00:01:25,619 戦嫌いの平家は 恐らく 安心して 酒宴に明け暮れいたそう。 11 00:01:25,619 --> 00:01:30,791 そこへ攻め込めば 赤子の手をひねるようなものではないか。 12 00:01:30,791 --> 00:01:34,428 ただし その間に 三種の神器の在りかを探り出し➡ 13 00:01:34,428 --> 00:01:37,631 一気に取り戻せとの 厳しいお達しじゃ。 14 00:01:37,631 --> 00:01:41,301 そのお役は 院じきじきに➡ 15 00:01:41,301 --> 00:01:45,138 既に 九郎義経殿に お命じになられておられる。 16 00:01:45,138 --> 00:01:48,642 のう 九郎殿。 17 00:01:48,642 --> 00:01:50,677 はっ。 18 00:01:50,677 --> 00:01:53,814 (景時)では まず九郎殿から➡ 19 00:01:53,814 --> 00:01:57,651 この戦 軍を いかに進めるべきか➡ 20 00:01:57,651 --> 00:02:00,554 考えを述べられよ。 はっ。 21 00:02:00,554 --> 00:02:04,758 兄上は 2,000の兵をもって 本隊となされ➡ 22 00:02:04,758 --> 00:02:07,260 生田口より攻めていただきます。 23 00:02:07,260 --> 00:02:13,767 私は この山裾から 敵の背後に回り 挟み撃ちいたします。 24 00:02:13,767 --> 00:02:17,404 なんと 一ノ谷を背後から襲うのか。 25 00:02:17,404 --> 00:02:24,778 はっ。 一ノ谷の平家は背後の険しい山々を 防御の頼りとしております。 26 00:02:24,778 --> 00:02:28,415 その険しさゆえに 守りに油断が生じまする。 27 00:02:28,415 --> 00:02:33,954 それはよきお考え。 う~ん まさに名案でござる。 28 00:02:33,954 --> 00:02:39,292 いや そうなると 一ノ谷こそ 勝敗を左右する戦場となるは必定。 29 00:02:39,292 --> 00:02:41,228 腕の見せどころじゃな。 30 00:02:41,228 --> 00:02:45,432 ご両所は 範頼様の陣でござろう。 31 00:02:45,432 --> 00:02:49,970 相手は 一ノ谷の平家ではなく 生田の主力じゃ。 32 00:02:49,970 --> 00:02:51,905 うう…。 33 00:02:51,905 --> 00:02:56,643 わしも 九郎殿の策は上策と思いまする。 34 00:02:56,643 --> 00:02:59,146 いかがですかな? 梶原殿。 35 00:02:59,146 --> 00:03:04,951 ん… う~ん まあ 作戦としては 悪くはあるまい。 36 00:03:04,951 --> 00:03:08,755 では 九郎の策をとろう。 37 00:03:12,793 --> 00:03:17,264 (景時)では 鎌倉殿の名を辱めぬよう➡ 38 00:03:17,264 --> 00:03:20,467 存分に働いてくれ。 39 00:03:22,102 --> 00:03:25,605 何を偉そうに。 景時ごときが。 40 00:03:25,605 --> 00:03:30,811 全くだ。 我ら御家人を 自分の家臣とでも思っておるのか! 41 00:03:40,420 --> 00:03:45,792 殿 何か お気にかかることが おありのようですが。 42 00:03:45,792 --> 00:03:51,131 うん。 院の和議じゃ。 43 00:03:51,131 --> 00:03:56,803 もしかしたら それは 院のご本心かもしれぬと思うてな。 44 00:03:56,803 --> 00:04:04,244 ご本心? 源氏が敗れた時の布石ということですか? 45 00:04:04,244 --> 00:04:09,116 つまり 我らが勝とうと負けようと 院には同じこと。 46 00:04:09,116 --> 00:04:12,586 要は 三種の神器を取り戻せばよい。 47 00:04:12,586 --> 00:04:15,288 弁慶。 ああ…。 48 00:04:18,925 --> 00:04:21,762 畠山殿が 急ぎ お目通りをと。 49 00:04:21,762 --> 00:04:25,065 何? 畠山殿が。 50 00:04:27,267 --> 00:04:32,105 重忠 今日より 九郎殿の き下に加えていただきたい。 51 00:04:32,105 --> 00:04:34,941 いや… それは…。 (重忠)範頼様のお許しは➡ 52 00:04:34,941 --> 00:04:39,279 既に頂いてござる。 お待ちくだされ 畠山殿。 53 00:04:39,279 --> 00:04:42,783 こたびの戦は まさに 命懸けのものと存ずる。 54 00:04:42,783 --> 00:04:47,120 かかる折こそ 己の信ずる将をいただき➡ 55 00:04:47,120 --> 00:04:51,992 己の望む戦場で戦いたいと思うは 当然でござろう! 56 00:04:51,992 --> 00:04:54,694 ⚟同感! 同感! 57 00:04:56,429 --> 00:05:01,568 わしも たった今 範頼様に願い出て お許しを得てまいった。 58 00:05:01,568 --> 00:05:07,440 ご同輩 共に 九郎義経殿のもとで 存分に働こうぞ! 59 00:05:07,440 --> 00:05:09,910 (重忠)おおっ。 60 00:05:09,910 --> 00:05:22,622 ♬~ 61 00:05:22,622 --> 00:05:26,426 後白河法皇への疑惑。 62 00:05:28,762 --> 00:05:35,101 しかし 義経は その思いを 誰にも打ち明けることはできません。 63 00:05:35,101 --> 00:05:38,605 この戦いから逃げることもできません。 64 00:05:41,608 --> 00:05:43,543 分かっていることは➡ 65 00:05:43,543 --> 00:05:49,282 この戦いの勝利のみが 唯一 進む道だということでした。 66 00:05:49,282 --> 00:05:55,789 (重忠)いや~ 強行軍だが さして疲れもせん。 ハハハ。 67 00:05:55,789 --> 00:05:58,825 これは あやつの顔を見ずに 済んでおるせいかな? 68 00:05:58,825 --> 00:06:03,063 フフハハハハ まさにそれじゃ。 69 00:06:03,063 --> 00:06:06,366 あの景時めの声が 聞こえぬだけでもよい。 70 00:06:06,366 --> 00:06:09,069 (騒ぐ声) 71 00:06:09,069 --> 00:06:11,004 (範頼)ええ やめい!➡ 72 00:06:11,004 --> 00:06:13,740 むくつけき踊りなど見ておれぬ。 73 00:06:13,740 --> 00:06:15,675 (一同)ははっ。 74 00:06:15,675 --> 00:06:19,546 それにしても 畠山重忠と土肥実平! 75 00:06:19,546 --> 00:06:22,749 総大将たるわしを ないがしろにしおって➡ 76 00:06:22,749 --> 00:06:25,252 このままには捨ておけぬぞ! 77 00:06:25,252 --> 00:06:29,089 鎌倉には きっとお知らせしておきまする。 78 00:06:29,089 --> 00:06:37,597 これは 恐らく九郎殿の差し金で 両名を自軍に誘ったものと思われます。 79 00:06:37,597 --> 00:06:41,268 平家は まだ何も知りません。 80 00:06:41,268 --> 00:06:47,774 ああ…。 物見の知らせによれば 範頼率いる源氏の本隊は➡ 81 00:06:47,774 --> 00:06:52,946 まだ 洛外の大江山の辺りに とどまっておるそうな。 82 00:06:52,946 --> 00:06:58,418 瀬田 宇治川で木曽と戦ったばかりゆえ 兵 馬も多く傷つき➡ 83 00:06:58,418 --> 00:07:02,055 すぐには 次の合戦に挑めぬのでございましょう。 84 00:07:02,055 --> 00:07:04,958 (宗盛)ただ…。 何か? 85 00:07:04,958 --> 00:07:10,230 一方の義経の動きが つかめぬそうじゃ。 86 00:07:10,230 --> 00:07:13,566 (教経) 範頼 義経ともに いつでもござんなれ! 87 00:07:13,566 --> 00:07:16,469 この教経が たたき潰してくれましょうぞ! 88 00:07:16,469 --> 00:07:20,907 (経盛)いいや 源氏を侮ってはなるまじ。 89 00:07:20,907 --> 00:07:26,713 くどいようじゃが 船戦に誘い込むのが 一番の策じゃと…。 90 00:07:26,713 --> 00:07:28,648 何を言われる。 91 00:07:28,648 --> 00:07:32,919 ただいまの兵たちの勢い はせ参じる近在の武者の数➡ 92 00:07:32,919 --> 00:07:38,391 全て 流れは我らにござる。 それを ここで海に退けとは…。 93 00:07:38,391 --> 00:07:42,929 やはり 陣抜けされた敦盛殿の父君だけのこと➡ 94 00:07:42,929 --> 00:07:44,964 情けない策でござるな。 95 00:07:44,964 --> 00:07:50,103 (宗盛)これ 教経殿 叔父上に無礼であろう。 96 00:07:50,103 --> 00:07:52,305 失礼つかまつる。 97 00:08:02,048 --> 00:08:04,551 う~ん…。 98 00:08:04,551 --> 00:08:09,422 まあ 勘当しても せがれはせがれ。 99 00:08:09,422 --> 00:08:14,894 バカにされても 致し方ありませぬな ハハハ…。 100 00:08:14,894 --> 00:08:17,097 (ため息) 101 00:08:19,065 --> 00:08:22,902 (建礼門院)一ノ谷に 仮御所をお建てになったと聞きましたが。 102 00:08:22,902 --> 00:08:27,574 (宗盛)はい 急ごしらえではございますが なんとか…。 103 00:08:27,574 --> 00:08:30,243 (安徳帝)わ~い! わ~い! 104 00:08:30,243 --> 00:08:33,246 (女房)お待ちくださいませ! お危のうございます。 105 00:08:33,246 --> 00:08:36,383 あっ 宗盛じゃ 宗盛じゃ。 アハハ! 106 00:08:36,383 --> 00:08:41,921 お~ ホホホ これはこれは いつもながらお元気な。 107 00:08:41,921 --> 00:08:44,591 えいっ。 おっ おうおうおう…。 108 00:08:44,591 --> 00:08:46,526 (安徳帝)アッハハハハハ。 109 00:08:46,526 --> 00:08:48,461 勝ったぞ 勝ったぞ~。➡ 110 00:08:48,461 --> 00:08:52,265 アハハハハハ。 (女房)ああ お待ちください! 111 00:08:52,265 --> 00:08:55,268 ハッハッハハハハハ。 112 00:08:55,268 --> 00:08:59,773 いや お元気なのは 大いに結構でございます。 113 00:08:59,773 --> 00:09:05,578 帝が 打ち沈んでおられては 全軍の士気に響きますから。 114 00:09:05,578 --> 00:09:07,580 (建礼門院)宗盛殿。 115 00:09:07,580 --> 00:09:11,051 帝を 戦の旗印になさるのは おやめください。 116 00:09:11,051 --> 00:09:13,086 は? 117 00:09:13,086 --> 00:09:15,355 仮御所までお建てになり➡ 118 00:09:15,355 --> 00:09:20,226 是が非でも 修羅のただ中へ お連れするおつもりか? 119 00:09:20,226 --> 00:09:22,562 なりませぬ。 120 00:09:22,562 --> 00:09:27,434 私は帝をお守りして この船から降りませぬ。 121 00:09:27,434 --> 00:09:31,905 お… お待ちください 建礼門院様。 122 00:09:31,905 --> 00:09:36,076 一ノ谷という所は 背後に山々が重なり➡ 123 00:09:36,076 --> 00:09:39,946 海に面しては 十重二十重にお味方がお守りする➡ 124 00:09:39,946 --> 00:09:43,383 安心この上ない要害でございます。 125 00:09:43,383 --> 00:09:47,587 2月4日の相国様ご法要が済み次第➡ 126 00:09:47,587 --> 00:09:52,091 何とぞ 一ノ谷の仮御所へお移りを。 127 00:09:52,091 --> 00:09:54,394 いいえ! 128 00:09:54,394 --> 00:09:57,931 何がどうありましょうとも 嫌でございます。 129 00:09:57,931 --> 00:10:05,405 ご法要が済んだ後も 帝と神器を奉じて この船にとどまります。 130 00:10:05,405 --> 00:10:09,943 三種の神器とは 代々の天皇が受け継がれる➡ 131 00:10:09,943 --> 00:10:17,817 八咫鏡 天叢雲剣 八尺瓊勾玉の 3種の宝物のことで➡ 132 00:10:17,817 --> 00:10:21,621 正統な帝の権威の象徴なのです。 133 00:10:27,360 --> 00:10:29,963 (正近)どうなされたのだ 殿は。➡ 134 00:10:29,963 --> 00:10:34,834 終日 ひと言も 口をおききにならぬ。 135 00:10:34,834 --> 00:10:39,672 和議の申し入れが 平家を油断させるためだけでなく➡ 136 00:10:39,672 --> 00:10:44,444 法皇様のご本心としたら 何とする? うん? 137 00:10:44,444 --> 00:10:47,647 我らが命懸けで挑もうとしている この戦は➡ 138 00:10:47,647 --> 00:10:50,683 全く意味がなくなってしまう。 139 00:10:50,683 --> 00:10:54,487 全軍が無駄死にに終わるかどうかの 瀬戸際なのじゃ。 140 00:11:12,272 --> 00:11:38,131 (読経) 141 00:11:38,131 --> 00:11:42,802 さあ 敦盛。 142 00:11:42,802 --> 00:12:22,775 (読経) 143 00:12:22,775 --> 00:12:25,478 (鈴の音) 144 00:12:27,947 --> 00:12:34,721 (二位の尼)これにて ご法会は無事に終わりました。 145 00:12:34,721 --> 00:12:40,126 さて 亡き相国様は➡ 146 00:12:40,126 --> 00:12:45,999 経よりも管弦がお好きな人でありました。 147 00:12:45,999 --> 00:12:50,003 誰ぞ 管弦を。 148 00:12:51,738 --> 00:13:02,248 では 建礼門院様には琴を 経正殿には琵琶を。 149 00:13:02,248 --> 00:13:04,183 ははっ。 150 00:13:04,183 --> 00:13:07,587 それに… おお! 151 00:13:07,587 --> 00:13:12,392 笛は経盛殿に お務め願おうか。 152 00:13:12,392 --> 00:13:17,764 いや 経盛は もはや老人。 息が続きませぬ。 153 00:13:17,764 --> 00:13:20,266 ああ ここは お許しあれ。 154 00:13:20,266 --> 00:13:24,137 いやいや 笛は やはり 笛のお家柄。 155 00:13:24,137 --> 00:13:26,406 経盛殿でのうては。 156 00:13:26,406 --> 00:13:32,779 う~ん… いや それほどまでの お言葉を頂くなれば➡ 157 00:13:32,779 --> 00:13:38,084 わしよりも巧みの笛を推したいのじゃが。 158 00:13:47,627 --> 00:13:49,562 はっ…。 159 00:13:49,562 --> 00:13:54,267 そなたが務めるのだ 敦盛。 160 00:13:57,136 --> 00:14:02,108 しっかりと吹くのだぞ。 はっ。 161 00:14:02,108 --> 00:14:06,746 父上 これは家伝来の青葉の笛! 162 00:14:06,746 --> 00:14:11,617 今日よりは そちのものぞ。 163 00:14:11,617 --> 00:14:13,820 父上…。 164 00:14:17,256 --> 00:14:25,932 相国様が望まれるのは 何よりも一門の結束です。 165 00:14:25,932 --> 00:14:30,103 敦盛の勘当は これで解けました。➡ 166 00:14:30,103 --> 00:14:36,109 方々も それでよろしゅうございますな? 167 00:14:38,611 --> 00:14:47,120 ♬~(笛) 168 00:14:47,120 --> 00:14:54,994 ここは 清盛夢の跡 福原に近い輪田ノ岬。 169 00:14:54,994 --> 00:15:00,666 平家一門の思いが込められた 管弦法要でありました。 170 00:15:00,666 --> 00:15:30,163 ♬~(雅楽) 171 00:15:31,931 --> 00:15:34,834 ついに 大江山の範頼の軍が➡ 172 00:15:34,834 --> 00:15:39,806 生田に陣取る平家の主力に向かって 進撃を開始します。 173 00:15:39,806 --> 00:15:44,410 よいか! 約束の総掛かりは7日の早暁ぞ。 174 00:15:44,410 --> 00:15:48,281 遅るるな! (一同)お~! 175 00:15:48,281 --> 00:15:52,952 そして 既に そのころ 義経は➡ 176 00:15:52,952 --> 00:15:58,457 一ノ谷の背後にあたる 三草山に迫っていました。 177 00:16:05,531 --> 00:16:10,369 何者だ! この辺りの者ではなかろう。 178 00:16:10,369 --> 00:16:12,738 弁慶殿。 179 00:16:12,738 --> 00:16:16,909 おお お前か。 はい。 180 00:16:16,909 --> 00:16:20,780 弁慶は かつての僧兵仲間を何人か➡ 181 00:16:20,780 --> 00:16:26,252 一ノ谷の平家軍の中へ 間者として潜り込ませていたのです。 182 00:16:26,252 --> 00:16:31,090 (弁慶)何? 帝は 御座船にお乗りになったままか。 183 00:16:31,090 --> 00:16:36,596 はい。 法要の後 慌ただしく 御座船に戻られてございます。 184 00:16:36,596 --> 00:16:41,100 三種の神器も 恐らくは…。 185 00:16:43,469 --> 00:16:48,608 なんたることだ…。 もはや 万策尽きたか。 186 00:16:48,608 --> 00:16:50,543 (弁慶)殿…。 187 00:16:50,543 --> 00:16:58,284 万策尽き果てた義経の前に ただ一つ ひらめくものがありました。 188 00:16:58,284 --> 00:17:01,053 (実平)鵯越。 うん。 189 00:17:01,053 --> 00:17:05,725 鵯越を逆落としに 平家の陣の中央を突破し➡ 190 00:17:05,725 --> 00:17:10,563 輪田浜に出て 速やかに御座船を押さえ奉る。 191 00:17:10,563 --> 00:17:15,234 三種の神器を取り戻すには もはや その一手あるのみじゃ。 192 00:17:15,234 --> 00:17:20,106 しかし 鵯越と申さば 聞こえた難所とか。 193 00:17:20,106 --> 00:17:26,245 難所なればこそ 「死中に活を求める」ことができよう。 194 00:17:26,245 --> 00:17:32,118 確かに これは 成就すれば 一気に勝ちを制することができようが…。 195 00:17:32,118 --> 00:17:35,588 (三郎)獣しか通らぬ鵯越を いかにして? 196 00:17:35,588 --> 00:17:40,092 獣が通わば 馬とて通えるはず。 197 00:17:40,092 --> 00:17:43,763 分かりました やりましょう。 198 00:17:43,763 --> 00:17:46,399 わしらは 何をすれば? 199 00:17:46,399 --> 00:17:49,101 ご両所は 兵800を率いて西へ。 200 00:17:49,101 --> 00:17:54,607 山裾を回って 一ノ谷の西門を攻めていただく。 201 00:17:54,607 --> 00:18:00,212 後白河法皇からの和議の使者が 平家の陣に着いたのは➡ 202 00:18:00,212 --> 00:18:03,049 その明くる日のことでした。 203 00:18:03,049 --> 00:18:08,354 後白河院のお使いとして参りました。 204 00:18:08,354 --> 00:19:27,166 ♬~